JP2014063810A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマからの遮蔽のためのカバーの昇降機構を不要としたプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】ロードロック部4のカセット21には搬送キャリア13とカバー17が出し入れ可能に収納されている。搬送キャリア13は、基板14の保持シート15とフレーム16とを備える。搬送装置25の支持フォーク26は、搬送キャリア13とカバー17を、搬送キャリア13の上方にカバー17が位置する状態でカセット21から取り出し、プラズマ処理部2のステージ35に載置する。基板14のプラズマ処理中、フレーム16と保持シート15はカバー17によりプラズマから遮蔽される。プラズマ処理後、支持フォーク26は、搬送キャリア13とカバー17をステージ35から受け取り、カセット21に順に戻す。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
特許文献1のプラズマ処理装置は、ダイシング、クリーニング等のプラズマ処理の対象物(例えばウエハないし半導体基板)を貼着した粘着シートと、この粘着シートが取り付けられたフレームとを備える搬送キャリアを備える。この搬送キャリアが、プラズマ処理部のステージ上に載置され、対象物がプラズマ処理される。また、このプラズマ処理装置は、プラズマ処理中にフレーム及び粘着シート(対象物とフレームの間の領域)を覆うカバーを備える。カバーによりフレームと粘着シートをプラズマから遮蔽することで、フレームへのプラズマ集中、粘着シートの熱変形、ガス化した粘着成分の再付着による対象物の汚染等が低減ないし緩和される。
特許文献1に開示されたカバーは、プラズマ処理部に常時配置され、昇降機構によって昇降する。詳細には、カバーは、搬送キャリアの搬入出時にはステージから離れた上昇位置に位置し、プラズマ処理時にフレームと粘着シートを覆う降下位置に位置する。しかし、プラズマ処理部内にカバーの昇降装置を設けると、プラズマ処理部の構造の複雑化は避けられない。また、プラズマ処理部内にカバー用の昇降装置が存在すると、プラズマ処理部内のガスの流れの均一化ないし円滑化が妨げられ、処理性能向上の点で不利である。
特許文献2には、搬送キャリアをさらに別のカバー型キャリアに保持して搬送可能としたプラズマ処理装置が開示されている。フレーム及び粘着シート(対象物とフレームの間の領域)はカバー型キャリアで覆われるため、プラズマから遮蔽される。個々の搬送キャリアにカバー型キャリア(特許文献1のカバーに相当する部材)が取り付けられているので、プラズマ処理部内にカバーを常時配置する必要はなく、カバー用の昇降装置は不要である。しかし、個々の搬送キャリア毎にカバー型キャリアを設けるので、搬送キャリアと同数の多数のカバー型キャリアが必要であり、高コスト化を招く。
特開2009−94436号公報 特開2006−66602号公報
本発明は、高コスト化を招くことなく、プラズマからの遮蔽のためのカバーの昇降機構を不要としたプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供することを課題とする。
本発明の第1の態様は、対象物に対してプラズマ処理を実行するプラズマ処理部と、前記対象物を保持した保持シートと、前記保持シートが取り付けられたフレームとを備える搬送キャリアを、出し入れ可能に収納した第1の収納部と、前記保持シートと前記フレームとを覆うための本体と、前記本体に厚み方向に貫通するように形成された、前記対象物を露出させるための窓部とを備えるカバーを、出し入れ可能に収納した第2収納部と、前記搬送キャリアと前記カバーとを、前記搬送キャリア上に前記カバーが位置するように保持して搬送可能な搬送装置と、前記搬送装置を制御して、前記第1の収納部から前記対象物がプラズマ処理前である前記搬送キャリアを取り出させた後、前記取り出された搬送キャリア上に位置するように前記第2の収納部から前記カバーを取り出させ、前記搬送キャリアを前記カバーと共に前記プラズマ処理部へ搬入させ、かつ前記対象物がプラズマ処理済みとなった前記搬送キャリアを前記カバーと共に前記プラズマ処理部から搬出させ、前記第2の収納部に前記カバーを収納させた後、前記第1の収納部に前記搬送キャリアを収納させる制御装置とを備える、プラズマ処理装置を提供する。
搬送装置によって第2の収納部から取り出されたカバーは、第1の搬送部から取り出された搬送キャリア上に位置する状態でプラズマ処理部に搬入される。プラズマ処理部での対象物に対するプラズマ処理中、カバーの本体は、搬送キャリアの保持シートとフレームをプラズマから遮蔽する。プラズマ処理後、カバーは搬送装置によって搬送キャリアと共にプラズマ処理部から搬出され、第2の収納部に戻される。従って、プラズマ処理部内にカバーを常時配置し、搬送キャリアの搬入出時に昇降装置によって昇降させる必要がない。
プラズマ処理部内にカバーの昇降装置を設ける必要がないので、プラズマ処理部の構成が簡素化される。また、昇降装置がないので、プラズマ処理部内におけるプロセスガスの流れを均一化ないし円滑化し、処理性能を向上できる。さらに、昇降装置に連結する必要がないので、カバーの外形寸法を小型化できる。カバーの外形寸法小型化の結果、プラズマ処理部内においてプロセスガスの流路面積を確保でき、プラズマ処理部内におけるプロセスガスの流れを均一化ないし円滑化できる。プロセスガスの流れの円滑化により、対象物に対するプラズマ処理の特性を向上できる。
プラズマ処理後に第2の収納部に戻されたカバーは、次の搬送キャリア(対象物はプラズマ処理前)と共にプラズマ処理部に搬入される。つまり、カバーは繰り返して使用されるので、個々の搬送キャリアについて個別にカバーを設ける必要がない。そのため、搬送キャリアと同数の多数のカバーを準備する必要がなく、高コスト化を避けることができる。
前記第1の収納部は、それぞれ前記搬送キャリアが収納された多段配置の複数の第1の棚部を備え、前記第2の収納部は、前記第1の棚部と共に多段配置され、前記カバーが収納された少なくとも1個の第2の棚部を備える。特に、前記第1の棚部と前記第2の棚部が単一のカセットに設けることが好ましい。搬送キャリアのための第1の棚部(搬送キャリア)とカバーのための第2の棚部とを同じカセットに設けることで、装置構成を簡素化できる。
前記搬送装置は、前記搬送キャリアと前記カバーを同時に載置可能な支持部を備える。具体的には、前記支持部は、前記搬送キャリアを載置するための第1の載置部と、この第1の部分よりも外側かつ上方に位置する前記カバーを載置するための第2の載置部とを備える。好ましくは、前記第1の載置部と前記第2の載置部の高さの差は、前記第1の載置部に載置された前記搬送キャリアと前記第2の載置部に載置された前記カバーとの間に隙間が形成されるように設定される。
前記第2の収納部は複数の前記カバーを取り出し可能に収納し、複数の前記カバーのうちの1個が前記プラズマ処理部内で前記搬送キャリアの前記保持シートと前記フレームのプラズマからの遮蔽に使用されている間に、他の前記カバーが冷却されることが好ましい。例えば、プラズマ処理装置は、前記搬送装置が収納された搬送部と、前記搬送部に対する不活性ガスの注入と排気を行うガス冷却機構とを備え、前記制御装置は、複数の前記カバーのうちの1個が前記プラズマ処理部内にある間に、前記搬送装置に他の前記カバーを前記第2の収納部から取り出させて前記搬送部に移動させ、前記冷却機構に前記搬送部に対する前記不活性ガスの注入と排気を実行させた後、前記搬送装置に他の前記カバーを前記搬送部から前記第2の収納部に戻させる。この構成により、1個のカバーが搬送キャリアの対象物に対するプラズマ処理のためにプラズマ処理部内にある間に、他のカバーを冷却して温度上昇を抑制できる。その結果、カバーから対象物への輻射熱を抑制できる。
本発明の第2の態様は、プラズマ処理の対象物を保持した保持シートと、前記保持シートが取り付けられたフレームとを備える搬送キャリアを第1の収納部から取り出し、前記保持シートと前記フレームとを覆うための本体と、前記本体に厚み方向に貫通するように形成された窓部とを備えるカバーを、前記取り出した搬送キャリア上に位置するように、第2の収納部から取り出し、前記搬送キャリアを前記カバーと共にプラズマ処理部へ搬入し、前記カバーの前記本体が前記保持シートと前記フレームとを覆い、前記カバーの前記窓部から前記対象物が露出するように、前記カバーと共に前記搬送キャリアをプラズマ処理部内のステージに載置し、前記プラズマ処理部内でプラズマを発生させて前記対象物をプラズマ処理する、プラズマ処理方法を提供する。前記対象物のプラズマ処理後、前記搬送キャリアは前記カバーと共に前記プラズマ処理部の前記ステージから持ち上げられ、前記プラズマ処理部から搬出され、前記カバーが前記第2の収納部に戻され、前記搬送キャリアが前記第1の収納部に戻される。
本発明によれば、搬送装置によって第2の収納部から取り出されたカバーは、第1の搬送部から取り出された搬送キャリア上に位置する状態でプラズマ処理部に搬入される。プラズマ処理部内にカバーの昇降装置を設ける必要がないので、プラズマ処理部の構成が簡素化される。また、昇降装置がないので、プラズマ処理部内におけるプロセスガスの流れを均一化ないし円滑化し、処理性能を向上できる。さらに、昇降装置に連結する必要がないので、カバーの外形寸法を小型化できる。カバーの外形寸法小型化の結果、プラズマ処理部内においてプロセスガスの流路面積を確保でき、プラズマ処理部内におけるプロセスガスの流れを均一化ないし円滑化できる。プロセスガスの流れの円滑化により、対象物に対するプラズマ処理の特性を向上できる。
プラズマ処理後に第2の収納部に戻されたカバーは、次の搬送キャリア(対象物はプラズマ処理前)と共にプラズマ処理部に搬入される。つまり、カバーは繰り返して使用されるので、個々の搬送キャリアについて個別にカバーを設ける必要がない。そのため、搬送キャリアと同数の多数のカバーを準備する必要がなく、高コスト化を避けることができる
本発明の第1実施形態に係るプラズマ処理装置の模式図。 プラズマ処理部の模式図。 カセット及び搬送装置の模式的な斜視図。 図3のIV-IV線での断面図。 搬送キャリアとカバーを保持した状態の搬送装置の支持フォークの平面図。 図5のVI-VI線での断面図。 搬送キャリア及びカバーのカセットからの取出動作の概略を説明するための斜視図。 搬送キャリア及びカバーのカセットへの収納動作の概略を説明するための斜視図。 搬送キャリア及びカバーの取り出し時のカセット及び搬送装置の動作を説明するための模式図。 搬送キャリア及びカバーの収納時のカセット及び搬送装置の動作を説明するための模式図。 搬送キャリア及びカバーのステージへの配置時の動作を説明するための模式的な斜視図。 搬送キャリア及びカバーが載置された状態のステージの平面図。 図12のXIII-XIII線での断面図。 カバーの代案を示す図12と同様の断面図。 第1実施形態に係るプラズマ処理装置の動作を示すフローチャート。 搬送キャリア及びカバーのカセットからの取出時の動作を説明するための模式図。 搬送キャリア及びカバーのプラズマ処理部への搬入時の動作を説明するための模式図。 カバーの冷却時の動作を説明するための模式図。 搬送キャリア及びカバーのプラズマ処理部からの搬出時の動作を説明するための模式図。 搬送キャリア及びカバーのカセットへの収納時の動作を説明するための模式図。 本発明の第2実施形態に係るプラズマ処理装置が備えるカセットの図6と同様の断面図。 第2実施形態に係るプラズマ処理装置の動作を示すフローチャート。
(第1実施形態)
図1及び図2は本発明の実施形態に係るプラズマ処理装置の一例であるドライエッチング装置1を示す。このドライエッチング装置1は、対象物の一例であるウエハないし基板14に対するドライエッチングを実行するプラズマ処理部2と、プラズマ処理部2に隣接して設けられて搬送部3を備える。搬送部3には搬送装置25が収容されている。また、搬送部3に隣接して、ロードロック部4が設けられている。搬送部3はプラズマ処理部2とロードロック部4に連通している。搬送部3とプラズマ処理部2の連通口5Aと、搬送部3とロードロック部4の連通口5Bとには、これらを開閉するためのゲートバルブ6A,6Bが設けられている。搬送部3とロードロック部4は、仕切バルブ7A,7Bを介して不活性ガス源の一例である窒素ガス源8に接続され、仕切バルブ9A,9Bを介して真空排気部10に接続されている。
図1及び図2にのみ模式的に示す制御装置11は、プラズマ処理部2に加え、搬送部3(特に搬送装置25)、及びロードロック部4(特に後述するカセット21のリフター20)を含むドライエッチング装置1全体を統括的に制御し、基板14に対するプラズマ処理(ドライエッチング)を実行する。
ドライエッチング装置1は、対象物である基板14を搬送キャリア13に保持した状態でプラズマ処理を実行する。搬送キャリア13は平面視で概ね円形であり、基板14(本実施形態では円形)を着脱可能に保持する保持シート15を備える。保持シート15としては、例えば、弾性的に伸展可能であって粘着力により基板14を保持するが、紫外線の照射によって化学的特性が変化して粘着力が大幅に減少する粘着テープ(いわゆるUVテープ)を使用できる。保持シート15は柔軟でそれ自体のみでは容易に撓んで一定形状を保持できない。そのため、保持シート15の外周縁に、本実施形態では環状で厚みの薄いフレーム16が貼着されている。フレーム16は例えば金属からなり、保持シート15の形状を保持できる剛性を有する。後に詳述するように、搬送キャリア13はロードロック部4に収容されたカセット21に出し入れ可能に収容され、搬送装置25により、ロードロック部4、搬送部3、及びプラズマ処理部2内を搬送される。
ドライエッチング装置1は、搬送キャリア13の保持シート15(基板14とフレーム16の間の領域、以下、保持シート15の露出部分と呼ぶ)とフレーム16とを上方から覆ってプラズマから遮蔽し、基板14のみをプラズマに露出させるための2枚の同一形状のカバー17を備える。カバー17は概ね薄厚円環状で、保持シート15の露出部分とフレーム16を覆うための本体17aを備え、本体17aの中央部には基板14を露出させるための円形の窓部17bが厚み方向に貫通して形成されている。後に詳述するように、カバー17は、ロードロック部4に収容されたカセット21に出し入れ可能に収納され、搬送キャリア13と共に、ロードロック部4、搬送部3、及びプラズマ処理部2内を搬送される。カバー17の平面視での外形寸法(外径)は、搬送キャリア13のフレーム16を最外周部まで覆うように、搬送キャリア13の外形寸法(外径)よりも大きく設定されている。
図6を参照すると、カバー17の本体17aは、最外周部の下面から下向きに突出する被支持部17cを備える。被支持部17cは下端が平坦な環状である。また、本体17aの下面には、一定幅で環状の主逃げ溝17dが被支持部17cに隣接して設けられている。さらに、この主逃げ溝17dの底部には一定幅で環状の補助逃げ溝17eが設けられている。
図1及び図2に加えて図3及び図4をさらに参照し、ロードロック部4について説明する。
ロードロック部4には、リフター20により昇降されるカセット21が収容されている。図1に示すように、ロードロック部4には、カセット21の搬入出口4aと、この搬入出口4aを開閉するためのゲート4bが設けられている。図4に最も明瞭に示すように、カセット21は複数の棚部を備える。本実施形態におけるカセット21は、最下段から8段のキャリア棚部(第1の棚部)22を備える。個々のキャリア棚部22には、1枚の搬送キャリア13が水平な姿勢で出し入れ可能に収納される。これらのキャリア棚部22が本発明における第1の収納部を構成している。また、カセット21は、最上段のキャリア棚部22の上にさらに多段配置された2段のカバー棚部(第2の棚部)23A,23Bを備える。個々のカバー棚部23A,23Bには、1枚のカバー17が水平な姿勢で出し入れ可能に収納される。これらのカバー棚部23A,23Bが本発明における第2の収納部を構成している。
カセット21は天板21aと底板21bとの間に側壁21cと奥壁21dとを備える。側壁21cと奥壁21dから、キャリア棚部22とカバー棚部23A,23Bとが水平に突出している。キャリア棚部22の側壁21c及び奥壁21dからの突出量は、搬送キャリア13のフレーム16が上面に載置されるように設定されている。カバー棚部23A,23Bの側壁21c及び奥壁21dからの突出量は、カバー17の最外周部の被支持部17cが上面に載置されるように設定されている。図8に最も明瞭に示すように、8段のキャリア棚部22は同一の配置ピッチPで設けられ、2段のカバー棚部23A,23Bもキャリア棚部22と同一の配置ピッチPで設けられている。リフター20はキャリア棚部22及びカバー棚部23A,23BのピッチPの1/2のピッチでカセット21を昇降させることができる。カセット21の搬送部3(搬送装置25)と対向する側の側部(図3において右側)に、すべてのキャリア棚部22及びカバー棚部23A,23Bを含む大面積の開口部21eが設けられている。この開口部21eを介して、後述する搬送装置25の支持フォーク26がカセット21の内部に対して進入及び退出する。
図1及び図2に加えて図3、図5、及び図6をさらに参照し、搬送部3について説明する。
搬送部3に収容された搬送装置25は、本実施形態ではシングルアーム型の搬送ロボットである。具体的には、搬送装置25は、搬送キャリア13とカバー17との両方を同時に載置して支持可能な1個の支持フォーク(支持部)26を備える。支持フォーク26は基部26aと、この基部26aから間隔をあけて概ね平行に延びた一対のフィンガー部26bとを備える。支持フォーク26の基部26aは水平面内で2方向に直動可能な2リンク式の水平移動機構27に連結され、この水平移動機構27は鉛直方向に延びる旋回軸28に搭載されている。旋回軸28はそれ自体の軸線回りの回転が可能である。従って、支持フォーク26は、一定の水平面内での2方向の直動と旋回とが可能である。
図5及び図6に示すように、支持フォーク26の基部26aとフィンガー部26bには、平面視で概ね部分円弧状の一定幅の水平な平坦面であるキャリア載置部(第1の載置部)26cが設けられている。キャリア載置部26cの内側に隣接して凹部26dが設けられている。この凹部26dの底面はキャリア載置部26cよりも下方に位置している。キャリア載置部26cの外側に隣接して、平面視で概ね部分円弧状で一定幅の水平な平坦面であるカバー載置部(第2の載置部)26eが設けられている。カバー載置部26eはキャリア載置部26cよりも上方に位置している。
図6に示すように、キャリア載置部26cには搬送キャリア13のフレーム16を載置できる。一対のフィンガー部26bの間には間隔が設けられ、かつキャリア載置部26cの内側には凹部26dが設けられている。そのため、フレーム16をキャリア載置部26cに載置したとき、搬送キャリア13の保持シート15の下面の大部分の領域と、支持フォーク26の上面との間には間隔がある。言い換えれば、搬送キャリア13は実質的にフレーム16の部分のみが支持フォーク26によって下面側から支持される。
図6に示すように、カバー載置部26eにはカバー17を載置できる。カバー17の被支持部17cの下端面がカバー載置部26eの上に載置される。カバー載置部26eに載置されたカバー17は、キャリア載置部26cに載置された搬送キャリア13に対して、下面全体に間隔があいた状態で上方に位置している。特に、キャリア載置部26cに載置された搬送キャリア13のフレーム16は、上端が主逃げ溝17dと対向することで、カバー17の下面に対して非接触となる。支持フォーク26のキャリア載置部26cとカバー載置部26eの高さ位置の差は、被支持部17cの突出量及び主逃げ溝17dの深さに応じ、支持フォーク26に搬送キャリア13とカバー17を同時に載置したときに、カバー17の下面側全体が搬送キャリア13に対して非接触となるように設定されている。
支持フォーク26はキャリア載置部26cの外側とカバー載置部26eの外側に傾斜面26f,26gを備える。これらの傾斜面26f,26gは、後述する支持フォーク26への搬送キャリア13及びカバー17の載置時に、キャリア載置部26c及びカバー載置部26eに対して正しい姿勢で載置されるように、搬送キャリア13及びカバー17を案内する機能を有する。
カセット21に対する搬送装置25の支持フォーク26の進退とリフター20によるカセット21の昇降動作とにより、個々のキャリア棚部22に対する搬送キャリア13の出し入れと、個々のカバー棚部23A,23Bに対するカバー17の出し入れが実行される。カセット21からの搬送キャリア13及びカバー17の取り出し時には、まず、支持フォーク26によってカセット21から搬送キャリア13が取り出され(図7参照)、続いて、搬送装置25の支持フォーク26(搬送キャリア13を載置済み)によってカセット21からカバー17が取り出される(図8参照)。これとは逆に、カセット21への搬送キャリア13及びカバー17の収納時には、まず、支持フォーク26(搬送キャリア13とカバー17の両方が載置されている)からカバー17がカセット21に収納され(図8)、続いて、搬送キャリア13が支持フォーク26からカセット21に収納される。
図9を参照して、カセット21から搬送キャリア13及びカバー17を取り出す動作を説明する。
まず、取り出し対象の搬送キャリア13の下側に支持フォーク26が進入する(ステップ1)。具体的には、取り出し対象の搬送キャリア13とその一段下側の搬送キャリア13の中間の高さ位置に、支持フォーク26が進入する。次に、ステップ2に示すように、カセット21がピッチPの1/2(以下、1/2Pと表記する)だけ降下することで、支持フォーク26のキャリア載置部26cに搬送キャリア13のフレーム16が載置される。続いて、カセット21がさらに1/2Pだけ降下することで、搬送キャリア13が支持フォーク26によって持ち上げられてカセット21のキャリア棚部22から浮き上がる(ステップ3)。つまり、カセット21のキャリア棚部22から支持フォーク26に搬送キャリア13が受け渡される。この際、図6に示す傾斜面26fで案内されることで、搬送キャリア13は確実に水平な姿勢で支持フォーク26のキャリア載置部26cに載置される。搬送キャリア13が載置された支持フォーク26は、いったんカセット21から退出する(ステップ4)。
次に、カセット21が所定量だけ降下した後、搬送キャリア13が載置された支持フォーク26が再びカセット21内に進入する(ステップ5)。この再進入時には、支持フォーク26は2枚のカバー17のいずれか一方(この例では上側のカバー棚部23Aに収納されたカバー17)の1/2Pだけ下方の高さ位置に進入する。次に、カセット21が1/2Pだけ降下することで、支持フォーク26のカバー載置部26eにカバー17が載置される(ステップ6)。続いて、カセット21がさらに1/2Pだけ降下することで、支持フォーク26によって持ち上げられたカバー17がカバー棚部23Aから浮き上がる(ステップ7)。つまり、カバー棚部23Aから支持フォーク26にカバー17が受け渡される。この際、図6に示す傾斜面26gで案内されることで、カバー17は確実に水平な姿勢で支持フォーク26のカバー載置部26eに載置される。最後に、搬送キャリア13とカバー17の両方を支持した支持フォーク26が、カセット21から退出する(ステップ8)。
図10を参照して、カセット21に搬送キャリア13及びカバー17を収納する動作を説明する。
まず、カバー棚部23A,23Bのうちカバー17が載置されていない方(この例ではカバー棚部23A)の上側に、搬送キャリア13及びカバー17とカバー17が載置された支持フォーク26が進入する(ステップ1)。具体的には、カバー棚部23Aの1/2Pだけ上方に支持フォーク26が進入する。次に、ステップ2に示すように、カセット21が1/2Pだけ上昇することで支持フォーク26がカバー棚部23Aに対して相対的に降下し、カバー17の被支持部17cがカバー棚部23A上に載置される(ステップ2)。続いて、カセット21がさらに1/2Pだけ上昇することでカバー17は支持フォーク26から離れる(ステップ3)。つまり、支持フォーク26からカバー棚部23Aにカバー17が受け渡される。カバー17をカバー棚部23Aに受け渡した支持フォーク26は、いったんカセット21から退出する(ステップ4)。
次に、カセット21が所定量だけ上昇した後、搬送キャリア13が載置された支持フォーク26が再びカセット21内に進入する(ステップ5)。この再進入時には、支持フォーク26は搬送キャリア13が収納されていないキャリア棚部22のいずれか(この例では最上段のキャリア棚部22)より1/2Pだけ上方の高さ位置に進入する。次に、ステップ6で示すように、カセット21が1/2Pだけ上昇することで、支持フォーク26が最上段のキャリア棚部22に向けて相対的に降下し、搬送キャリア13がキャリア棚部22に載置される。続いて、カセット21がさらに1/2Pだけ上昇することで、搬送キャリア13は支持フォーク26から離れる(ステップ7)。つまり、支持フォーク26から最上段のキャリア棚部22に搬送キャリア13が受け渡される。最後に、支持フォーク26が、カセット21から退出する(ステップ8)。
図2及び図11から図13を参照してプラズマ処理部2を説明する。本実施の形態のプラズマ処理装置は上部電極と下部電極とを有する平行平板電極型のプラズマ処理装置である。プラズマ処理部2は頂壁側に上部電極31を備える。上部電極31はアース接続されている。また、上部電極31にはプロセスガス供給口33が設けられている。プロセスガス供給部34から供給されるプロセスガスは、プロセスガス供給口33からプラズマ処理部2内に噴出される。一方、プラズマ処理部2の底壁側には、本実施形態では平面視で円形のステージ35が設けられている。ステージ35は下部電極36とその周囲の外周に設けられたテーブル部37とを備える。下部電極36は高周波電源32に電気的に接続されている。また、プラズマ処理部2には、基板14を下部電極36の上端面に着脱可能に保持する基板保持機構38(例えば静電チャック)と、温調された冷媒の循環により下部電極36を冷却する冷却機構39とを備える。プラズマ処理部2の下部に設けられた排気口40には、吸引排気のための真空排気部41が接続されている。上下方向に昇降可能な複数の突上げピン(突上げ部材)42がステージ35を貫通するように設けられている。突上げピン42は昇降駆動部43により昇降駆動され、上端がステージ35内に収納される降下位置と、上端がステージ35の上面よりも上方に位置する上昇位置との間を移動可能である。
搬送装置25によってカセット21から取り出された搬送キャリア13及びカバー17は、ロードロック部4から搬送部3を介してプラズマ処理部2内に搬入され、ステージ35上に載置される。図11を参照すると、搬送キャリア13及びカバー17をステージ35に載置する際には、まず、搬送装置25の支持フォーク26(搬送キャリア13及びカバー17が載置されている)が、ステージ35の上方に進入する。次に、突上げピン42が上昇し、搬送キャリア13のフレーム16の下面を押し上げる。その結果、搬送キャリア13は支持フォーク26のキャリア載置部26cから浮き上がる。つまり、搬送キャリア13が支持フォーク26から突上げピン42に受け渡される。突上げピン42で押し上げられたカバー17の上部が、搬送キャリア13のフレーム16に設けられた主逃げ溝17dの底部に当接する。そのため、突上げピン42の上昇に伴ってカバー17がフレーム16の上に載置された状態となり、搬送キャリア13と共に支持フォーク26から突上げピン42に受け渡される。搬送キャリア13とカバー17が突上げピン42に受け渡された後、支持フォーク26はステージ35の上方から退避する。支持フォーク26の退避後、突上げピン42が降下位置となり、搬送キャリア13とカバー17がステージ35上に載置される。基板14に対するプラズマ処理後、図11に示す動作とは逆順序の動作により、ステージ35から支持フォーク26に搬送キャリア13とカバー17が受け渡される。
図12及び図13は、ステージ35上に載置された搬送キャリア13及びカバー17を示す。ステージ35上に載置された搬送キャリア13の保持シート15の露出部分とフレーム16は、上方からカバー17の本体17aで覆われる。基板14は窓部17bを介してカバー17から露出する。保持シート15上の基板14は下部電極36上に配置され、フレーム16はテーブル部37上に配置される。カバー17は、被支持部17cの下端がテーブル部37の上面に当接すると共に、主逃げ溝17dの底部がフレーム16の上部に当接することで、カバー17を上方から覆った状態でステージ35上に保持される。
プラズマ処理時の基板14は、基板保持機構38により保持シート15を介して下部電極36の上面に密接した状態で保持される。プロセスガス供給部34からプロセスガス供給口33を介してプロセスガスを導入しつつ、真空排気部41により排気し、プラズマ処理部2内が所定の圧力に維持される。その後、高周波電源32から下部電極36に高周波電力を供給してプラズマ処理部2内にプラズマを発生させ、カバー17の窓部17bから露出している基板14に照射する。また、冷却機構39により下部電極36が冷却され、下部電極36との熱伝導によりステージ35も冷却される。搬送キャリア13のフレーム16と保持シート15の露出部分はカバー17の本体17aによって覆われることで、プラズマから遮蔽される。
プラズマ処理中のカバー17は、冷却機構39により冷却されるステージ35に被支持部17cが当接しているので、ステージ35との熱伝導により冷却される。また、カバー17と搬送キャリア13のフレーム16は、カバー17の本体17aに設けられた主逃げ溝17dの底部でのみ当接している。その上、主逃げ溝17dには補助逃げ溝17eを設けているので、フレーム16とカバー17の接触面積は最小限に抑えられている。これらによりプラズマ処理中にカバー17が高温に加熱されてもカバー17からフレーム16への熱伝達は制限されてフレーム16の温度上昇が最小限に抑制されるので、高温になったフレーム16によって保持シート15がダメージを受けることがなく、これにより保持シート15のダメージに起因するトラブルを回避することができる。
図14はカバー17の代案を示す。この代案では、図13の補助逃げ溝17eに代えて、突起17fを本体17aの主逃げ溝17dの底部に設けている。この突起17fの下端でのみカバー17と搬送キャリア13のフレーム16とが当接し、これによってフレーム16とカバー17の接触面積が最小限に抑制されている。
次に、図15に示すフローチャートを参照して、本実施形態のドライエッチング装置1により実行されるドライエッチング方法を説明する。
搬送キャリア13(基板14はプラズマ処理されていない)とカバー17を収容したカセット21をロードロック部4に搬入出口4aから搬入した後、まずロードロック部4を排気する。具体的には、仕切バルブ9Bを開弁して真空排気部10によりロードロック部4内を排気する(ステップS1)。次に、搬送装置11の支持フォーク26により、搬送キャリア13をカセット21から取り出し(ステップS2)、続けてカバー17をカセット21から取り出す(ステップS3)。
図15のステップS2,S3の動作について、図16を参照して説明する。旋回軸28によって搬送部3内で支持フォーク26がロードロック部4に向けられ、連通口5Bのゲートバルブ6Bが開放される(状態1)。次に、水平移動機構27により支持フォーク26が直進し、連通口5Bを介してロードロック部4に入ってカセット21内に進入する。そして、図9を参照して説明した動作により、支持フォーク26のキャリア載置部26c(図6参照)に1枚の搬送キャリア13が載置される(状態2)。搬送キャリア13が載置された支持フォーク26は水平移動機構27により直進し、カセット21から退出して連通口5Bを介して搬送部3に戻る(状態3)。次に、搬送キャリア13が載置された支持フォーク26が水平移動機構27により直進してカセット21内に進入し、図9を参照して説明した動作により、支持フォーク26のカバー載置部26eに1枚のカバー17が載置される(状態4)。搬送キャリア13とカバー17が載置された支持フォーク26は、水平移動機構27により直進して搬送部3に戻る(状態5)。次に、支持フォーク26は旋回軸28によりプラズマ処理部2に向けられ、搬送部3とロードロック部4の連通口5Bはゲートバルブ6Bにより閉鎖される(状態6)。
図15のステップS4では、支持フォーク26に載置された搬送キャリア13とカバー17がプラズマ処理部2内に搬入され、ステージ35上に載置される。この動作を図17を参照して説明する。搬送キャリア13とカバー17が載置された支持フォーク26はプラズマ処理部2を向いている(状態1)。ゲートバルブ6Aが開放され、水平移動機構27により支持フォーク26が直進し、連通口5Aを介してプラズマ処理部2に進入する(状態2)。また、図11を参照して説明した動作により、支持フォーク26からステージ35に搬送キャリア13とカバー17が受け渡される。搬送キャリア13とカバー17がステージ13に載置された後、支持フォーク26は水平移動機構27により直進し、連通口5Aを介して搬送部3に戻る(状態3)。その後、ゲートバルブ6Aが閉鎖される。
搬送キャリア13とカバー17のステージ35への載置(ステップS4)の完了後、プラズマ処理部2内で基板14に対するプラズマ処理が実行される(ステップS5)。
本実施形態では、プラズマ処理(ステップS5)の開始から終了までの間に、2枚のカバー17のうちプラズマの遮蔽のために使用されていないもの(2枚のカバー17のうちプラズマ処理部2ではなくカセット21に収納されているもの)を冷却する(ステップS9〜S13)。
まず、カバー17がカセット21から取り出される(ステップS9)。具体的には、図18に示すように、旋回軸28によりフォーク26がロードロック部4に向けられ、ゲートバルブ6Bが開放される(状態1)。続いて、水平移動機構26により支持フォーク26が直進し、連通口5Bからロードロック部4に入ってカセット21内に進入し、カバー17が支持フォーク26のカバー載置部26e(図6参照)に載置される(状態2)。カバー17が載置された支持フォーク26は水平移動機構26により直進して、搬送部3に戻る(状態3)。また、搬送部3とロードロック部4の間のゲートバルブ6Bが閉鎖される(状態4)。
カバー17が載置された搬送部3に移動してゲートバルブ6Bが閉鎖された後、搬送部3内が排気される(ステップS9)。具体的には、仕切バルブ9Aが開放され真空排気部10により搬送部3内が排気される(ステップS10)。次に、搬送部3内に窒素ガスが注入される(ステップS11)。具体的には、仕切バルブ7Aが開放されて窒素ガス源8から搬送部3内に窒素ガスが注入される。次に、搬送部3から窒素ガスが排気される(ステップS12)。具体的には、仕切バルブ9Aが開放され真空排気部10により搬送部3内の窒素ガスが排気される。窒素ガスの注入と排気により、搬送部3内で支持フォーク26に載置されているカバー17が冷却される。窒素ガスの排気後、カバー17がカセット21に収納される。具体的には、ゲートバルブ6Bが開放された後、水平移動機構26により支持フォーク26が連通口5Bを介してロードロック部4に入り、カセット21に進入する(図18の状態5)。また、図10を参照して説明した動作により、支持フォーク26からカセット21のカバー棚部23A,23Bのいずれか一方にカバー17が受け渡される。カバー17がカセット21に収納された後、水平移動機構27により支持フォーク26が直進して搬送部3に戻る(図18の状態6)。
基板14に対するプラズマ処理(ステップS5)の終了後、搬送装置11の支持フォーク26により、プラズマ処理部2から搬送キャリア13とカバー17が搬出される(ステップS6)。具体的には、ゲートバルブ6Aが開放され(図19の状態1)、続いて水平移動機構27により支持フォーク26が直進して連通口5Aを介してプラズマ処理部2に進入する(図19の状態2)。また、図11に示す動作とは逆順序の動作により、ステージ35から支持フォーク26に搬送キャリア13とカバー17が受け渡される。搬送キャリア13とカバー17が載置された支持フォーク26は水平移動機構27により直進して連通口5Aを介してプラズマ処理部2から搬送部3に移動する(図19の状態3)。その後、ゲートバルブ6Aが閉鎖されると共に、旋回軸28により支持フォーク26がロードロック部4に向けられる(図19の状態4)。
次に、支持フォーク26に載置されたカバー13がカセット21に収納され(状態7)、さらに支持フォーク26に載置された搬送キャリア13(基板14はプラズマ処理済みである)がカセット21に収納される。
図15のステップS7,S8の動作について、図20を参照して説明する。旋回軸28によって搬送部3内で支持フォーク26がロードロック部4に向けられ、ゲートバルブ6Bが開放される(状態1)。次に、水平移動機構27により支持フォーク26が直進し、連通口5Bを介しロードロック部4に入ってカセット21内に進入する。そして、図10を参照して説明した動作により、支持フォーク26のカバー載置部26e(図6参照)からカセット21のカバー棚部23A,23Bのいずれか一方(カバー17が収納されていないもの)に、カバー17が受け渡される(状態2)。次に、搬送キャリア13のみが載置された支持フォーク26は水平移動機構27により直進して連通口5Bを介して搬送部3に戻る(状態3)。次に、搬送キャリア13が載置された支持フォーク27が水平移動機構27により直進してカセット21内に進入する。そして、図10を参照して説明した動作により、支持フォーク26のキャリア載置部26cからカセット21のいずれかのキャリア棚部22(搬送キャリア13が収納されていないもの)に、搬送キャリア13が受け渡される(状態4)。次に、支持フォーク26は水平移動機構27により直進して搬送部3に戻る(状態5)。
カセット21に収容されたすべての搬送キャリア13について基板14がプラズマ処理済みとなるまで、図15のステップS2〜S13の動作が繰り返される。
本実施形態のドライエッチング装置1は、以下の特徴を有する。
カバー17は、搬送キャリア14と共にカセット21から取り出されてプラズマ処理部2に搬入され、基板14のプラズマ処理終了後、搬送キャリア14と共にカセット21に戻される。つまり、基板14に対するプラズマ処理中に搬送キャリア14の保持シート15とフレーム16をプラズマから遮蔽するカバー17はプラズマ処理部2内に常時配置されているのではなく、搬送キャリア14をステージ35に対する載置時及び取り外し時に昇降させる必要がない。従って、プラズマ処理部2内にカバー17の昇降装置を設ける必要がないので、プラズマ処理部2の構成が簡素化される。また、昇降装置がないので、プラズマ処理部2内におけるプロセスガスの流れを均一化ないし円滑化し、処理性能を向上できる。さらに、昇降装置に連結する必要がないので、カバー17の外形寸法を小型化できる。カバー17の外形寸法小型化の結果、プラズマ処理部2内においてプロセスガスの流路面積を確保でき、プラズマ処理部17内におけるプロセスガスの流れを均一化ないし円滑化できる。プロセスガスの流れの円滑化により、対象物に対するプラズマ処理の特性を向上できる。
プラズマ処理後にカセット21に戻されたカバー17は、その後、別の搬送キャリア13(基板14はプラズマ処理前)と共にプラズマ処理部2に搬入される。つまり、カバー17は繰り返して使用されるので、個々の搬送キャリア13について個別にカバーを設ける必要がない。そのため、搬送キャリア13と同数の多数のカバーを準備する必要がなく、高コスト化を避けることができる。
カバー17を搬送キャリア13と共通のカセット21に収納している点で、装置構成が簡素化されている。つまり、カバー17を搬送キャリア13とは別のカセット等に出し入れ可能に収納する構成も可能であるが、このような構成と比較して、単一のカセット21に搬送キャリア13とカバー17の両方を収納する本実施形態は装置構成が簡易である。
図15のステップS9〜S13に示すように、1枚のカバー17が基板14のプラズマ処理中に搬送キャリア13の保持シート15とフレーム16をプラズマから遮蔽するため使用されている間、他のカバー17を冷却する。つまり、2枚のカバー17は交互に冷却される。この冷却によりカバー17の温度上昇を抑制できるため、基板14のプラズマ処理中に搬送キャリア13の保持シート15とフレーム16をプラズマから遮蔽する際にカバー17から基板14への輻射熱を抑制できる。また、基板14のプラズマ処理中、カバー17はステージ35との熱伝導によって冷却され、この冷却によってもカバー17の温度上昇が抑制される。
(第2実施形態)
図21は本発明の第2実施形態に係るドライエッチング装置のカセット21を示す。カセット21を除くドライエッチング装置の構成(例えば図1及び図2参照)は、第1実施形態と同様である。本実施形態におけるカセット21は、カバー17を水平な姿勢で出し入れ可能に収納したカバー棚部23が1段のみである点が第1実施形態と異なる。言い換えれば、第1実施形態ではカバー17は2枚あったのに対し、本実施形態ではカバー17は1枚のみである。図22は第2実施形態のドライエッチング装置の動作を示す。図22のステップS1〜S8は、第1実施形態の動作を示す図15のステップS1〜S8と同一である。カバー17は1枚のみであるので、図15のステップS9〜S13の動作、すなわち基板14に対するプラズマ処理中に、プラズマの遮蔽のために使用されていないカバー17を冷却する動作は実行されない。
第2実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様である。
本発明は実施形態に限定されない。例えば、本実施の形態では平行平板電極型のプラズマ処理装置であるがICP方式や他方式のプラズマ処理装置であってもよいことは言うまでもない。また、カバー17を搬送キャリア13と同一のカセット21ではなく別の収納部に出し入れ可能に収納してもよい。このようなカバー専用の収納部の収容部をロードロック部4とは別に設けてもよい。
1 ドライエッチング処理装置
2 プラズマ処理部
3 搬送部
4 ロードロック部
4a 搬入出口
4b ゲート
5A,5B 連通口
6A,6B ゲートバルブ
7A,7B,9A,9B 仕切バルブ
8 窒素ガス源
10 真空排気部
11 制御装置
13 搬送キャリア
14 基板
15 保持シート
16 フレーム
17 カバー
17a 本体
17b 窓部
17c 被支持部
17d 主逃げ溝
17e 補助逃げ溝
17f 突起
20 リフター
21 カセット
21a 天板
21b 底板
21c 側壁
21d 奥壁
21e 開口部
22 キャリア棚部
23A,23B カバー棚部
25 搬送装置
26 支持フォーク
26a 基部
26b フィンガー部
26c キャリア載置部
26d 凹部
26e カバー載置部
26f,26g 傾斜面
27 水平移動機構
28 旋回軸
31 上部電極
32 高周波電源
33 プロセスガス供給口
34 プロセスガス供給部
35 ステージ
36 下部電極
37 テーブル部
38 基板保持機構
39 冷却機構
40 排気口
41 真空排気部
42 突上げピン
43 昇降駆動部

Claims (10)

  1. 対象物に対してプラズマ処理を実行するプラズマ処理部と、
    前記対象物を保持した保持シートと、前記保持シートが取り付けられたフレームとを備える搬送キャリアを、出し入れ可能に収納した第1の収納部と、
    前記保持シートと前記フレームとを覆うための本体と、前記本体に厚み方向に貫通するように形成された、前記対象物を露出させるための窓部とを備えるカバーを、出し入れ可能に収納した第2収納部と、
    前記搬送キャリアと前記カバーとを、前記搬送キャリア上に前記カバーが位置するように保持して搬送可能な搬送装置と、
    前記搬送装置を制御して、前記第1の収納部から前記対象物がプラズマ処理前である前記搬送キャリアを取り出させた後、前記取り出された搬送キャリア上に位置するように前記第2の収納部から前記カバーを取り出させ、前記搬送キャリアを前記カバーと共に前記プラズマ処理部へ搬入させ、かつ前記対象物がプラズマ処理済みとなった前記搬送キャリアを前記カバーと共に前記プラズマ処理部から搬出させ、前記第2の収納部に前記カバーを収納させた後、前記第1の収納部に前記搬送キャリアを収納させる制御装置と
    を備える、プラズマ処理装置。
  2. 前記第1の収納部は、それぞれ前記搬送キャリアが収納された多段配置の複数の第1の棚部を備え、
    前記第2の収納部は、前記第1の棚部と共に多段配置され、前記カバーが収納された少なくとも1個の第2の棚部を備える、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第1の棚部と前記第2の棚部が単一のカセットに設けられている、請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記搬送装置は、前記搬送キャリアと前記カバーを同時に載置可能な支持部を備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記支持部は、前記搬送キャリアを載置するための第1の載置部と、この第1の部分よりも外側かつ上方に位置する前記カバーを載置するための第2の載置部とを備える、請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記第1の載置部と前記第2の載置部の高さの差は、前記第1の載置部に載置された前記搬送キャリアと前記第2の載置部に載置された前記カバーとの間に隙間が形成されるように設定されている、請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記第2の収納部は複数の前記カバーを取り出し可能に収納し、
    複数の前記カバーのうちの1個が前記プラズマ処理部内で前記搬送キャリアの前記保持シートと前記フレームのプラズマからの遮蔽に使用されている間に、他の前記カバーが冷却される、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記搬送装置が収納された搬送部と、
    前記搬送部に対する不活性ガスの注入と排気を行うガス冷却機構と
    を備え、
    前記制御装置は、複数の前記カバーのうちの1個が前記プラズマ処理部内にある間に、前記搬送装置に他の前記カバーを前記第2の収納部から取り出させて前記搬送部に移動させ、前記冷却機構に前記搬送部に対する前記不活性ガスの注入と排気を実行させた後、前記搬送装置に他の前記カバーを前記搬送部から前記第2の収納部に戻させる、請求項7に記載のプラズマ処理装置。
  9. プラズマ処理の対象物を保持した保持シートと、前記保持シートが取り付けられたフレームとを備える搬送キャリアを第1の収納部から取り出し、
    前記保持シートと前記フレームとを覆うための本体と、前記本体に厚み方向に貫通するように形成された窓部とを備えるカバーを、前記取り出した搬送キャリア上に位置するように、第2の収納部から取り出し、
    前記搬送キャリアを前記カバーと共にプラズマ処理部へ搬入し、
    前記カバーの前記本体が前記保持シートと前記フレームとを覆い、前記カバーの前記窓部から前記対象物が露出するように、前記カバーと共に前記搬送キャリアをプラズマ処理部内のステージに載置し、
    前記プラズマ処理部内でプラズマを発生させて前記対象物をプラズマ処理する、プラズマ処理方法。
  10. 前記対象物のプラズマ処理後、前記搬送キャリアを前記カバーと共に前記プラズマ処理部の前記ステージから持ち上げて、前記プラズマ処理部から搬出し、
    前記カバーを前記第2の収納部に戻し、
    前記搬送キャリアを前記第1の収納部に戻す、請求項9に記載のプラズマ処理方法。
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