JP2002289666A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2002289666A
JP2002289666A JP2001089113A JP2001089113A JP2002289666A JP 2002289666 A JP2002289666 A JP 2002289666A JP 2001089113 A JP2001089113 A JP 2001089113A JP 2001089113 A JP2001089113 A JP 2001089113A JP 2002289666 A JP2002289666 A JP 2002289666A
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carrier
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JP2001089113A
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Tamotsu Tanifuji
保 谷藤
Kazunari Sakata
一成 坂田
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TATの短縮、装置の小型化および多品種少
量生産を可能とする。 【解決手段】 複数の被処理体wを保持具2に搭載して
熱処理炉6への搬入搬出を行なうための搬送作業室3
に、複数の被処理体wを多段に収容可能なパスボックス
10を介して被処理体wの移載作業室4を接続し、該移
載作業室4の前部に複数の被処理体wを収容した運搬容
器16を載置する載置台17を設置し、前記移載作業室
4に載置台17上の運搬容器16とパスボックス10と
の間で被処理体wの移載を行なう第1の移載機構11を
設け、前記搬送作業室3にパスボックス10と保持具2
との間で被処理体wの移載を行なう第2の移載機構12
を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造においては、被処理体
例えば半導体ウエハに例えば酸化、拡散、CVD等の各
種の処理を施す工程があり、このような処理を行う装置
として例えば熱処理装置が用いられている。この熱処理
装置としては、一度に多数枚のウエハの熱処理が可能な
バッチ式の縦型熱処理装置が知られている。この熱処理
装置は、多数例えば150枚程度のウエハをボート(保
持具)に多段に搭載して熱処理炉への搬入搬出を行なう
ためのローディングエリア(搬送作業室)と、このロー
ディングエリア内のボートにウエハを供給するために複
数例えば25枚のウエハを収容可能なキャリア(運搬容
器)を必要な数だけ保管および搬送可能な搬送保管室と
を備えている。
【0003】ローディングエリア内を清浄に保つため
に、ローディングエリアと搬送保管室とは隔壁で仕切ら
れ、この隔壁にはキャリアを載置するキャリアステージ
と、このキャリアステージ上のキャリア内からウエハを
取出すための開口部と、この開口部を開閉自在に塞ぐ扉
とが設けられている。また、前記搬送保管室には、キャ
リアを出し入れるキャリアポート(出入口)と、その近
傍に設けられたキャリア載置台と、複数個のキャリアを
保管する保管棚と、これらキャリア載置台、保管棚およ
び前記キャリアステージとの間でキャリアの搬送を行う
キャリア搬送機構とが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の熱処理装置においては、熱処理を開始するに際
して複数個のキャリアを搬送保管室内に搬入して保管棚
に運び、この保管棚からキャリアステージにキャリアを
運んでボートに対するウエハの移載を行い、熱処理が終
了したら、空のキャリアを保管棚からキャリアステージ
に運んで熱処理後のウエハをキャリア内に戻し、そのキ
ャリアをキャリアポートのキャリア載置台まで運んで搬
出しなければならず、キャリアもしくはウエハを装置内
に搬入してから搬出するまでの所要時間であるTAT
(Turn Around Time)が多くかかるという問題があっ
た。
【0005】また、多数例えば150枚程度のウエハを
熱処理する構造上、熱処理炉部分の筐体の高さが高くな
る傾向があり、しかもウエハサイズの大口径化に伴うキ
ャリアの大型化や搬送保管室の大型化と相俟って、熱処
理装置全体が大型化する問題があった。更に、前記熱処
理装置では、多品種少量(変量を含む)生産に不向きで
あった。
【0006】本発明は、前記事情を考慮してなされたも
ので、TATの短縮、装置の小型化および多品種少量生
産が可能な熱処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
の発明は、複数の被処理体を保持具に搭載して熱処理炉
への搬入搬出を行なうための搬送作業室に、複数の被処
理体を多段に収容可能なパスボックスを介して被処理体
の移載作業室を接続し、該移載作業室の前部に複数の被
処理体を収容した運搬容器を載置する載置台を設置し、
前記移載作業室に載置台上の運搬容器とパスボックスと
の間で被処理体の移載を行なう第1の移載機構を設け、
前記搬送作業室にパスボックスと保持具との間で被処理
体の移載を行なう第2の移載機構を設けたことを特徴と
する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の熱処理
装置において、前記運搬容器には蓋が着脱自在に設けら
れ、前記載置台には前記蓋を開閉する蓋開閉機構が設け
られていることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1記載の熱処理
装置において、前記第1の移載機構には前記載置台上の
運搬容器内の被処理体の位置および数を検出する検出部
が設けられていることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1記載の熱処理
装置において、前記移載作業室にはノッチを有する被処
理体を多段に載置してノッチを整列させるノッチ整列機
構が設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1記載の熱処理
装置において、前記移載作業室には複数のダミー被処理
体を一時的に保管しておくダミー保管部が設けられてい
ることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項1記載の熱処理
装置において、前記移載作業室にはダミー被処理体用の
運搬容器を前記載置台上から一時的に退避させておく退
避機構が設けられていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。図1は本発明の実施の形態を
示す熱処理装置の概略的縦断面図、図2は同熱処理装置
の概略的横断面図である。
【0014】これらの図において、1は縦型熱処理装置
の外郭を形成する筐体で、この筐体内には、複数例えば
36枚程度の被処理体例えば半導体ウエハwを保持具で
あるボート2に搭載して熱処理炉への搬入(ロード)、
搬出(アンロード)を行なうための搬送作業室であるロ
ーディングエリア3と、ウエハwの移載作業を行うため
の移載作業室(ウエハハンドリングエリアともいう)4
とが隔壁5を介して設けられている。
【0015】前記ローディングエリア3は、ウエハwの
パーティクル汚染を抑制ないし防止するために、外気の
入りにくい密閉された空間とされている。また、ローデ
ィングエリア3は、大気仕様になっていても良いが、ウ
エハwの自然酸化膜の形成を防止するために、内部雰囲
気を不活性ガス例えば窒素ガスNで置換する機能を有
する不活性ガスパージ仕様になっていても良い。
【0016】前記ローディングエリア3の上方には、縦
型の熱処理炉6が設置されている。この熱処理炉6は、
下端部が炉口として開口した図示しない縦長の処理容器
(反応管)と、この処理容器の周囲に設けられた図示し
ないヒータとから主に構成されている。熱処理炉6の下
部には、後述の蓋体7が下方へ開放された時に炉内の熱
がローディングエリア3内に放出するのを防止するため
に、炉口を塞ぐシャッター8が開閉自在に設けられてい
る。
【0017】前記ローディングエリア3には、前記熱処
理炉6の炉口を開閉する蓋体7が昇降機構(ボートエレ
ベータともいう)9を介して昇降可能に設けられ、この
蓋体7上に前記ボート2が載置されている。ボート2
は、例えば25枚の製品ウエハの他に、ダミーウエハお
よびモニターウエハを合せて最大36枚のウエハwを上
下方向に所定間隔で多段に搭載保持可能になっている。
【0018】前記隔壁5には、複数例えば36枚程度の
ウエハwを多段に収容可能なパスボックス10が隔壁5
を貫通する状態で設けられている。このパスボックス1
0は、後述する第1の移載機構11と第2の移載機構1
2との間でウエハwの遣り取りを行うインターフェース
としての機能を有している。パスボックス10内には、
複数例えば36枚程度のウエハwを上下方向に所定間隔
で多段に支持する棚13が設けられている。また、パス
ボックス10は、ローディングエリア3側と移載作業室
4側が開口しており、移載作業室4側からローデインエ
リア3側へ、あるいは、ローディングエリア3側から移
載作業室4側へ、ウエハwの通過が可能になっている。
【0019】パスボックス10は、ローディングエリア
3が不活性ガスパージ仕様の場合、両側にドア14,1
5が設けられ、パスボックス10内を不活性ガス例えば
で置換する機能を有する構成とされていることが好
ましい。また、パスボックス10は、熱処理後、アンロ
ードされたウエハwを冷却する冷却機構を有する構成と
されていることが、TATの短縮を図る上で好ましい。
【0020】前記移載作業室4の前部外側には、複数例
えば25枚程度のウエハwを収容した運搬容器であるキ
ャリア16を載置する載置台(ロードポートともいう)
17が設置されている。載置台17上には、左右にキャ
リア16が2個載置可能になっている。前記載置台17
上には、先ずダミーウエハdwを収容したキャリア16
が1個供給され、そのキャリア16内からダミーウエハ
dwを後述のダミー保管部18に移し、空のキャリア1
6を後述の退避機構により退避させた後、製品ウエハを
収容したキャリア16と、モニターウエハを収容したキ
ャリア16とが1個ずつ計2個供給されるか、あるい
は、製品ウエハとモニターウエハを収容したキャリア1
6が2個供給される。載置台17上には、例えば頭上搬
送機構等により自動で、または、作業員により手動でキ
ャリアが供給16される。
【0021】キャリア16としては、蓋無し運搬容器で
あっても良いが、ウエハwのパーティクル汚染を防止す
るために、ウエハ出入口として開口した前面部に蓋16
aをラッチ機構を介して着脱可能に取付けた蓋付運搬容
器であることが好ましい。キャリア16内には、複数枚
のウエハwが上下方向に所定間隔で多段に支持されてい
る。
【0022】図3は載置台を示す図で、(a)は正面
図、(b)は縦断面図である。この載置台17は、キャ
リア16を載せて前後方向に進退移動可能な可動台19
を有し、この可動台19上には、キャリア16を位置決
めする位置決めピン20や、キャリア16を固定する固
定機構21等が設けられている。可動台17上にキャリ
ア16を載せると、固定機構21によりキャリア16が
固定され、キャリア16が後述の蓋開閉機構22のドア
23の位置まで前進移動されるようになっている。
【0023】載置台17には、キャリア16の蓋16a
を開閉する蓋開閉機構22が設けられている。この開閉
機構22は、筐体1の前面部に載置台17上のキャリア
16と対向して設けられた図示しない開口部を開閉可能
に覆うドア23と、キャリア16から取外した蓋16a
をドア23と共に下方へ退避させるべくドア23を昇降
させる昇降機構24とを備えている。ドア23は、蓋1
6aに設けられたラッチ機構の施解錠を行うラッチキー
25と、蓋16aを吸着保持する吸引部26とを有して
いる。
【0024】そして、前記移載作業室4には、載置台1
7上のキャリア16とパスボックス10との間でウエハ
wの移載を行なう第1の移載機構11が設けられ、前記
ローディングエリア3には、パスボックス10とボート
2との間でウエハwの移載を行なう第2の移載機構12
が設けられている。第1の移載機構11と第2の移載機
構12は、第1の移載機構11が左右移動機構27およ
びウエハマッピングのための検知部28を有する点を除
けば第1の移載機構11と略同じ構成であるため、第1
の移載機構11についてのみ説明し、第2の移載機構1
2の説明は省略する。
【0025】図4は第1の移載機構を示す図である。こ
の第1の移載機構11は、複数例えば5枚のウエハwを
多段に支持可能な複数例えば5枚のフォーク29(支持
板)を有する移載アーム30を備えている。この移載ア
ーム30は、進退移動可能、水平回動可能、上下移動可
能および左右移動可能に構成されている。
【0026】具体的には、移載アーム30は、単独で進
退移動可能な中央のフォーク29と、進退移動およびピ
ッチ変換が可能な4本のフォーク29とを備えている。
移載アーム30は、これらのフォーク29を進退移動す
る図示しない進退移動機構を内蔵した基台31を有して
いる。この基台31は、上下移動機構32の昇降アーム
33に水平回動機構34を介して水平回動可能に設けら
れ、この上下移動機構32の下方には、この上下移動機
構32を左右方向に平行移動可能な左右移動機構27が
設けられている。
【0027】また、前記第1の移載機構11において
は、移載アーム30の基台31の先端部に、ウエハマッ
ピングのためにキャリア16内のウエハwの位置および
数を検知する検知部(ウエハカウンタともいう)28が
設けられている。図5は第1の移載機構に設けた検知部
で被処理体を検知している状態を示す概略的平面図であ
る。この検知部28は、前記基台31の先端両側部から
前方へ進退移動可能に設けられたアーム35と、これら
両アーム35の先端に相対向して設けられた投光素子3
6および受光素子37と備えている。これら投光素子3
6と受光素子37との間にウエハwが位置して光路を遮
ることによりウエハwを検知する。アーム35をキャリ
ア16内に挿入して、上下移動機構32により下方また
は上方に移動させる走査でキャリア16内のウエハwの
位置および枚数を検知することができる。
【0028】前記移載作業室4におけるパスボックス1
0の横には、周縁部にノッチ(切欠部)を有するウエハ
wを複数例えば5枚程度上下方向に多段に載置してノッ
チを整列させるノッチ整列機構38が設けられている。
また、前記移載作業室4における前記ノッチ整列機構3
8の下方には、先行で供給される複数例えば25枚程度
のダミーウエハdwを一時的に保管(ストック)してお
くダミー保管部18が設けられている。このダミー保管
部18は、複数枚のダミーウエハdwを上下方向に所定
間隔で支持する棚を備えている。
【0029】更に、前記移載作業室4における第1の移
載機構11の上方には、ダミーウエハ用のキャリア16
を前記載置台17上から一時的に退避させておく退避機
構40および退避エリア41が設けられている。この退
避エリア41は、移載作業室4内から仕切壁42により
仕切られていると共に、前方に臨んで開放されている。
前記退避機構40は、リンク機構からなるアーム43
と、このアーム43の先端に設けられキャリア16の上
端支持部16bを保持する保持部44とを備えている。
【0030】退避機構40は、退避中はキャリア16を
保持したままとなる。また、退避機構40は、一台で載
置台17上の左右の可動台19の何れかに載置されるダ
ミーウエハ用のキャリア16を退避可能とするために、
退避エリア41内を左右方向に移動可能に設けられてい
る。
【0031】図6は作業領域内の空気の流れを説明する
説明図である。移載作業室4における第1の移載機構1
1の上方には、清浄な空気を下方およびノッチ整列機構
38側の後方へ送風する第1の空気清浄器45が配置さ
れ、ダミー保管部18の後部には、ノッチ整列機構38
側へ送風された空気を回収して前方へ送風する第2の空
気清浄器46が配置されることが、ノッチ整列機構38
やダミー保管部18のウエハ等を清浄な状態で管理する
上で好ましい。
【0032】次に、以上の構成からなる縦型熱処理装置
の作用を述べる。先ず、先行して、ダミーウエハdwを
収容したキャリア16を載置台17上に供給し、そのキ
ャリア16内からダミーウエハdwを第1の移載機構1
1によりダミー保管部18に移載した後、その空のキャ
リア16を退避機構40により退避させる。次に、載置
台17上に例えば製品ウエハを収容したキャリア16
と、モニターウエハを収容したキャリア16とを供給し
て左右に並置し、これらのキャリア16および前記ダミ
ー保管部18から所定のウエハを第1の搬送機構11に
より所定枚数ずつパスボックス10内の棚13に移載す
る。
【0033】前記載置台17の可動台19上にキャリア
16を載置すると、固定機構21がそのキャリア16を
固定し、キャリア16をドア23の位置まで前進させ、
キャリア16が蓋付の場合、その蓋16aが蓋開閉機構
22により取外されてドア23と共に下方へ退避され
る。キャリア16が蓋付でない場合は、ドア23のみが
下方へ退避される。次いで、第1の移載機構11に設け
られている検知部28のアーム35をキャリア16内に
挿入し、検知部28を下方または上方へ移動走査して載
置台17上のキャリア16内のウエハwの位置および枚
数を検出し、マッピングを行う。また、キャリア16か
らパスボックス10への製品ウエハの移載時に、必要と
される場合には、製品ウエハをノッチ整列機構38に移
載し、ノッチを所定方向に整列させてから、パスボック
ス10へ移載する。
【0034】前記パスボックス10がローディングエリ
アと同じ不活性ガスパージ仕様である場合、パスボック
ス10の移載作業室4側のドア14を開け、パスボック
ス10内に所定枚数例えば36枚のウエハを移載したな
ら、ドア14を閉め、パスボックス10内を不活性ガス
例えばNで置換する。置換後、パスボックス10のロ
ーディングエリア3側のドア15を開け、第2の移載機
構12によりパスボックス10内からウエハwを複数枚
ずつ取出してローデイングエリア3で待機するボート2
に移載する。パスボックス10内のウエハwを全てボー
ト2に搭載したなら、パスボックス10のドア15を閉
め、ボート2を昇降機構9により上昇移動させて熱処理
炉6内にロードし、ウエハwに対する所定の熱処理を開
始する。
【0035】熱処理が終了したなら、ボート2をアンロ
ードし、パスボックス10のドア15を開け、第2の移
載機構12によりボート2からパスボックス10内に熱
処理後のウエハwを全て移載し、ドア15を閉める。そ
して、パスボックス10内に不活性ガス例えばN2を流
しつつ冷却機構によりウエハwを所定時間冷却して例え
ば600℃程度から60℃程度に降温させたなら、パス
ボックス10内を大気で置換してから移載作業室4側の
ドア14を開け、第1の移載機構11によりパスボック
ス10内から載置台17上のキャリア16内に熱処理後
の製品ウエハおよびモニターウエハを移載すると共に、
ダミーウエハdwをダミー保管部18に移載する。
【0036】載置台17上のキャリア16内に製品ウエ
ハおよびモニターウエハそれぞれ全て戻したなら、蓋開
閉機構22によりキャリア16の蓋16aを閉め、可動
台19を後退させて固定機構21によるキャリア16の
固定を解除したなら、載置台17上からキャリア16を
運び去る。そして、退避機構40により退避されている
キャリア16を載置台17上に戻し、そのキャリア16
内にダミー保管部18からダミーウエハdwを第1の移
載機構11により戻したなら、蓋開閉機構22によりキ
ャリア16の蓋16aを閉め、載置台16上から当該キ
ャリア16を運び去り、以下同様のサイクルで熱処理を
繰り返せば良い。
【0037】以上の構成からなる縦型熱処理装置によれ
ば、複数枚のウエハwをボート2に搭載して熱処理炉6
への搬入搬出を行なうためのローディングエリア3に、
複数枚のウエハwを多段に収容可能なパスボックス10
を介してウエハwの移載作業室4を接続し、この移載作
業4室の前部に複数枚のウエハwを収容したキャリア1
6を載置する載置台17を設置し、前記移載作業室4に
載置台17上のキャリア16とパスボックス10との間
でウエハwの移載を行なう第1の移載機構11を設け、
前記ローディングエリア3にパスボックス10とボート
2との間でウエハwの移載を行なう第2の移載機構12
を設けているため、複数個のキャリアを搬送保管する搬
送保管室を備え、多数枚のウエハを搭載するボートを使
用する従来の縦型熱処理装置に比して、TATの短縮、
装置の小型化および多品種少量生産が可能になる。
【0038】前記パスボックス10がアンロードされた
ウエハwを冷却する冷却機構を備えていれば、パスボッ
クス10内の通過過程で複数枚のウエハwをバッチ処理
的に強制的に冷却降温させることが可能となり、自然放
熱降温を行う従来のバッチ式熱処理装置や枚葉式冷却機
構を有する枚葉式熱処理装置と異なり、バッチ処理にお
けるTATの更なる短縮が図れる。前記載置台17には
蓋付キャリア16の蓋16aを開閉する蓋開閉機構22
が設けられているため、キャリア16として蓋付キャリ
アを用いることができ、ウエハwのパーティクル汚染の
抑制効果を高めることができる。前記第1の移載機構1
1には前記載置台17上のキャリア16内のウエハwの
位置および数を検知する検知部28が設けられているた
め、第1の移載機構11の動きを利用してキャリア16
内のウエハwの位置および数を検知することができ、載
置台17にウエハの検知機構を別途設ける必要が無く、
装置のコンパクト化およびコストの低減が図れる。
【0039】前記移載作業室4にはノッチを有するウエ
ハwを多段に載置してノッチを整列させるノッチ整列機
構38が設けられているため、ウエハwのノッチ整列を
必要に応じて容易に行うことができる。また、前記ノッ
チ整列機構38が移載作業室4に配置されているため、
ローディングエリア3に配置されている場合と異なり、
ウエハwやノッチ整列機構38が熱の影響や汚染を受け
にくい。
【0040】前記移載作業室4には複数のダミーウエハ
dwを一時的に保管しておくダミー保管部18が設けら
れているため、載置台17上にダミーウエハ用のキャリ
ア16をいつまでも置いておく必要がなくなり、載置台
17のコンパクト化が図れる。前記移載作業室4にはダ
ミーウエハ用のキャリア16を前記載置台17上から一
時的に退避させておく退避機構40が設けられているた
め、載置台17をキャリアを2個置くコンパクトなもの
とすることができる。
【0041】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。本発明の熱処理装置は、酸
化、拡散、CVD、アニール等の熱処理が可能である。
被処理体としては、半導体ウエハ以外に、例えばLCD
基板やガラス基板等であってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な効果を奏することができる。
【0043】(1)請求項1の発明によればは、複数の
被処理体を保持具に搭載して熱処理炉への搬入搬出を行
なうための搬送作業室に、複数の被処理体を多段に収容
可能なパスボックスを介して被処理体の移載作業室を接
続し、該移載作業室の前部に複数の被処理体を収容した
運搬容器を載置する載置台を設置し、前記移載作業室に
載置台上の運搬容器とパスボックスとの間で被処理体の
移載を行なう第1の移載機構を設け、前記搬送作業室に
パスボックスと保持具との間で被処理体の移載を行なう
第2の移載機構を設けているため、TATの短縮、装置
の小型化および多品種少量生産が可能になる。
【0044】(2)請求項2の発明によれば、前記載置
台には蓋付運搬容器の蓋を開閉する蓋開閉機構が設けら
れているため、運搬容器として蓋付運搬容器を用いるこ
とができ、被処理体のパーティクル汚染の抑制効果を高
めることができる。
【0045】(3)請求項3の発明によれば、前記第1
の移載機構には前記載置台上の運搬容器内の被処理体の
位置および数を検知する検知部が設けられているため、
第1の移載機構の動きを利用して運搬容器内の被処理体
の位置および数を検知することができ、載置台に被処理
体の検知機構を別途設ける必要が無く、装置のコンパク
ト化およびコストの低減が図れる。
【0046】(4)請求項4の発明によれば、前記移載
作業室にはノッチを有する被処理体を多段に載置してノ
ッチを整列させるノッチ整列機構が設けられているた
め、被処理体のノッチ整列を必要に応じて容易に行うこ
とができる。
【0047】(5)請求項5の発明によれば、前記移載
作業室には複数のダミー被処理体を一時的に保管してお
くダミー保管部が設けられているため、載置台上にダミ
ー被処理体用の運搬容器をいつまでも置いておく必要が
なくなり、載置台のコンパクト化が図れる。
【0048】(6)請求項6の発明によれば、前記移載
作業室にはダミー被処理体用の運搬容器を前記載置台上
から一時的に退避させておく退避機構が設けられている
ため、載置台を運搬容器を2個置くコンパクトなものと
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す熱処理装置の概略的
縦断面図である。
【図2】同熱処理装置の概略的横断面図である。
【図3】載置台を示す図で、(a)は正面図、(b)は
縦断面図である。
【図4】第1の移載機構を示す図である。
【図5】第1の移載機構に設けた検知部で被処理体を検
知している状態を示す概略的平面図である。
【図6】作業領域内の空気の流れを説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
2 ボート(保持具) 3 ローディングエリア(搬送作業室) 4 移載作業室 6 熱処理炉 10 パスボックス 11 第1の移載機構 12 第2の移載機構 16 キャリア(運搬容器) 17 載置台 18 ダミー保管部 22 蓋開閉機構 28 検知部 38 ノッチ整列機構 40 退避機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/22 511 H01L 21/22 511J 21/31 21/31 E Fターム(参考) 4K055 EA01 EA03 EA05 5F031 CA02 CA11 DA01 DA08 DA17 EA14 FA01 FA03 FA07 FA09 FA11 FA15 FA25 GA04 GA19 GA43 GA47 GA48 GA49 HA61 JA02 JA05 JA13 JA23 JA43 KA14 MA15 MA17 MA28 NA02 NA04 NA07 NA10 NA16 5F045 DP19 EB08 EN04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被処理体を保持具に搭載して熱処
    理炉への搬入搬出を行なうための搬送作業室に、複数の
    被処理体を多段に収容可能なパスボックスを介して被処
    理体の移載作業室を接続し、該移載作業室の前部に複数
    の被処理体を収容した運搬容器を載置する載置台を設置
    し、前記移載作業室に載置台上の運搬容器とパスボック
    スとの間で被処理体の移載を行なう第1の移載機構を設
    け、前記搬送作業室にパスボックスと保持具との間で被
    処理体の移載を行なう第2の移載機構を設けたことを特
    徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記運搬容器には蓋が着脱自在に設けら
    れ、前記載置台には前記蓋を開閉する蓋開閉機構が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の熱処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の移載機構には前記載置台上の
    運搬容器内の被処理体の位置および数を検知する検知部
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記移載作業室にはノッチを有する被処
    理体を多段に載置してノッチを整列させるノッチ整列機
    構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記移載作業室には複数のダミー被処理
    体を一時的に保持しておくダミー保持部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  6. 【請求項6】 前記移載作業室にはダミー被処理体用の
    運搬容器を前記載置台上から一時的に退避させておく退
    避機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の熱処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100961583B1 (ko) * 2004-06-30 2010-06-07 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 종형 열처리 장치 및 그 운용 방법

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