JP3176153B2 - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP3176153B2
JP3176153B2 JP30817792A JP30817792A JP3176153B2 JP 3176153 B2 JP3176153 B2 JP 3176153B2 JP 30817792 A JP30817792 A JP 30817792A JP 30817792 A JP30817792 A JP 30817792A JP 3176153 B2 JP3176153 B2 JP 3176153B2
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智 柿崎
利一 狩野
昭一郎 泉
幹夫 小泉
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重夫 福田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコン等のウェーハよ
りIC等の半導体素子を製造する半導体製造装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】IC等の半導体素子を製造する工程の1
つに、シリコンウェーハの表面に各種の薄膜を生成する
化学気相成長工程(Chemical Vapor D
eposition :以下CVDと略称する)、或は
拡散工程がある。
【0003】以下、従来の半導体製造装置を、縦型炉を
有する縦型CVD装置を例にとって説明する。
【0004】一般にウェーハの取扱、搬送は、所定数
(例えば25枚)のウェーハをウェーハカセットに装填
し、該ウェーハカセットを搬送している。従来の半導体
製造装置は、装置内に1つのカセットストッカを具備
し、該カセットストッカに1バッチ分の前記ウェーハカ
セットを収納し、収納したウェーハカセットからウェー
ハを取出し処理している。
【0005】図11、図12に於いて従来の縦型CVD
装置を説明する。
【0006】筐体1内には反応炉2が設けられ、又反応
炉2の下方にはボート昇降機構3が設けられている。
又、該ボート昇降機構3と並列にウェーハ移載機構4が
設けられ、該ウェーハ移載機構4に近接してカセットス
トッカ5が設けられ、更に該カセットストッカ5の真上
に配設されたバッファカセットストッカ21、該バッフ
ァカセットストッカ21、前記カセットストッカ5に隣
接し、且掛渡り設けられたウェーハカセット授受機構2
2を具備している。
【0007】前記ボート昇降機構3はウェーハが水平姿
勢で多段に装填されたボート6を前記反応炉2に装入、
引出すものであり、前記ボート6が載置されるボート受
け(図示せず)をガイドロッド7で昇降自在に支持し、
更に前記ボート受けはスクリューロッド8に連結され、
モータによるスクリューロッド8の回転で前記ボート6
を昇降させ得る様になっている。
【0008】前記カセットストッカ5は、ウェーハ9が
装填されたウェーハカセット10を授受し、且一時保管
する為のものであり、本例では2列、5段にウェーハカ
セットを収納可能となっており、該カセットストッカ5
は水平方向に移動可能となっている。
【0009】前記ウェーハ移載機構4は、ガイドロッド
11に昇降自在に支持された昇降ブロック12と、該昇
降ブロック12に螺合し、モータ13によって回転され
るスクリューロッド14と、前記昇降ブロック12に設
けられたウェーハハンドリングヘッド15とから成る。
該ウェーハ移載機構4は、前記ウェーハハンドリングヘ
ッド15のウェーハハンドリングと前記昇降ブロック1
2の昇降により、前記カセットストッカ5のウェーハカ
セット10からウェーハ9を前記ボート6に移載し、又
逆に該ボート6から前記カセットストッカ5にウェーハ
9を移載する。
【0010】前記バッファカセットストッカ21は、前
記カセットストッカ5と同様な構成を有し、次バッチの
ウェーハを装填したウェーハカセット(以下、特に説明
のない場合は未処理ウェーハを装填したウェーハカセッ
トを未処理ウェーハカセットと略称する)がバッファカ
セットストッカ21内の収納箇所全てに、或いは一部に
収納される。
【0011】前記バッファカセットストッカ21と前記
反応炉2との間にはクリーンユニット29が配設され
る。尚、図中30は排気ファンである。
【0012】前記ウェーハカセット授受機構22は、半
導体製造装置外部から搬送された未処理ウェーハカセッ
ト10を受取り、前記カセットストッカ5とバッファカ
セットストッカ21に未処理ウェーハカセット10を移
載し、更にバッファカセットストッカ21の未処理ウェ
ーハカセット10を前記カセットストッカ5に移載する
機能を有する。
【0013】該ウェーハカセット授受機構22について
説明する。
【0014】前記カセットストッカ5、前記バッファカ
セットストッカ21は縦型CVD装置の内部前面に臨む
位置に設けられている。
【0015】2本のガイドロッド23は前記カセットス
トッカ5、前記バッファカセットストッカ21の側方に
位置し、且両カセットストッカ5、バッファカセットス
トッカ21に掛渡り、平行に立設され、又、該2本のガ
イドロッド23の間にはスクリューロッド24が回転自
在に設けられ、該スクリューロッド24は、該スクリュ
ーロッド24の上端に設けられた昇降モータ25と連結
してある。
【0016】前記カセットストッカ5、前記バッファカ
セットストッカ21と縦型CVD装置前面との間に位置
する様に、昇降ベース26を配設し、該昇降ベース26
を前記ガイドロッド23に摺動自在に設け、更に該昇降
ベース26を前記スクリューロッド24に連結する。
【0017】前記昇降ベース26上には前記カセットス
トッカ5、前記バッファカセットストッカ21のウェー
ハカセット収納列の各列に対応する様、2組のカセット
移載ユニット27が設けられている。
【0018】該カセット移載ユニット27はL字状に構
成したカセット受台28を有し、該カセット受台28は
水平な回転軸を中心に90°回転可能になっていると共
にリンク機構に支持され、前記カセットストッカ5、前
記バッファカセットストッカ21に対して前進後退可能
になっている。
【0019】以下、図13を参照してウェーハ処理の流
れを説明する。尚、ウェーハ処理の流れは、前記カセッ
トストッカ5、前記バッファカセットストッカ21が共
に空の状態からスタートしたとする。
【0020】ウェーハ9を装填したウェーハカセット1
0は、成膜処理を実施する迄、酸化防止ガスが充填され
た箱等に収納、保管されており、実際に成膜処理をする
際に前記箱から取出される。
【0021】未処理ウェーハカセット10が前記ウェー
ハカセット授受機構22を介して前記カセットストッカ
5、前記バッファカセットストッカ21に収納される。
【0022】前記カセットストッカ5への未処理ウェー
ハカセット10の収納が完了した時点で、前記ウェーハ
移載機構4によりカセットストッカ5からボート6への
ウェーハ9の移載が開始される。
【0023】前記ボート6に所定数のウェーハ9が移載
し終わると、前記ボート昇降機構3がボート6を前記反
応炉2に挿入する。尚、前記カセットストッカ5には空
のウェーハカセット10が残置される。
【0024】前記反応炉2内でのウェーハ9の成膜が完
了すると、前記ボート昇降機構3によってボート6が下
方に引出される。前記ウェーハ移載機構4はボート6の
ウェーハ9を前記空のウェーハカセット10に移載す
る。
【0025】処理済みのウェーハ9が空のウェーハカセ
ット10に移載し終わると、前記カセットストッカ5は
水平方向に移動する。該カセットストッカ5の水平方向
の移動で、該カセットストッカ5内の未処理ウェーハカ
セット10が収納されている列と前記ウェーハハンドリ
ングヘッド15が対峙し、未処理ウェーハ9の前記ボー
ト6への移載が可能となる。
【0026】カセットストッカ5の未処理ウェーハ9の
移載作動と併行して、処理済みのウェーハ9が装填され
たウェーハカセット10(以下、処理済みのウェーハ9
が装填されたウェーハカセット10を処理済みウェーハ
カセット10と略記する)が前記ウェーハカセット授受
機構22によって搬出される。
【0027】処理済みウェーハカセット10の搬出によ
り、前記カセットストッカ5に空き収納箇所が生じる。
【0028】前記ウェーハカセット授受機構22は、こ
の空き収納箇所に前記バッファカセットストッカ21か
ら未処理ウェーハカセット10を移載する。更に、この
移載作動で生じたバッファカセットストッカ21の空き
収納箇所には、前記ウェーハカセット授受機構22が外
部から未処理ウェーハカセット10を受取り、順次収納
していく。
【0029】而して、ウェーハ9の処理が進むと、未処
理ウェーハカセット10は外部より前記バッファカセッ
トストッカ21に搬入され、処理済みウェーハカセット
10は前記カセットストッカ5から外部へ搬出され、更
に、未処理ウェーハカセット10がバッファカセットス
トッカ21からカセットストッカ5へ移載され、連続的
な未処理ウェーハカセット10の搬入、連続的な処理済
みウェーハカセット10の搬出が行われる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上記した様に、従来の
半導体製造装置では、バッファカセットストッカを設
け、処理済みのウェーハが装填されたウェーハカセット
と未処理のウェーハが装填されたウェーハカセットを入
替える間もウェーハの処理が休止しない様にすることに
より、ウェーハ処理効率の向上が実現する。しかし、成
膜処理待機時間は、通常少なくとも1時間以上であり、
バッファカセットストッカ内のウェーハカセットに収納
されているウェーハは、この間大気雰囲気中の酸素に晒
されることとなり、ウェーハ表面には自然酸化膜が形成
されてしまう。ウェーハ表面に形成された自然酸化膜は
成膜処理の精度を著しく低下させ、製品品質に悪影響を
与える。
【0031】本発明は斯かる実情に鑑み、従来の半導体
製造装置と同等、若しくはそれ以上のスループットを得
られると共に、待機中の未処理ウェーハが大気雰囲気中
の酸素の影響を受けることなく目的の生成膜、酸化膜を
高品質で生成し得る様にするものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェーハを収
納するウェーハカセットを搭載するカセットストッカ
と、加熱手段を備えた反応炉と、反応炉に反応ガスを導
入する反応ガス導入手段と、反応炉内の排気ガスを排気
するガス排気手段と、ウェーハを支持するボートと、未
処理ウェーハを保管するバッファカセットストッカと、
ボートを反応炉に装入・引出すボート昇降手段と、ボー
トとカセットストッカに搭載したウェーハカセットの間
でウェーハの移載を行うウェーハ移載手段と、バッファ
カセットストッカとカセットストッカの間でウェーハカ
セットを移載するウェーハカセット移載手段と、バッフ
ァカセットストッカを収納し開閉自在な蓋を有し、蓋が
閉じた場合には酸化防止領域を形成する酸化防止手段を
備えたものである。
【0033】
【作用】待機中の未処理ウェーハが収納されたウェーハ
カセットを搭載したバッファカセットストッカに於い
て、該バッファカセットストッカを酸化防止手段の内部
に入れ、該酸化防止手段の内部を酸化防止ガスで置換
し、ウェーハ表面に自然酸化膜が形成されるのを防止す
る。
【0034】
【実施例】以下、図1に於いて本発明の実施例を説明す
る。
【0035】尚、図1中図11、図12中で示したもの
と同一のものには同符号を付し、その説明は省略する。
【0036】本実施例では、上記した従来例の構成に前
記バッファカセットストッカ21を収納し、密閉な酸化
防止領域を形成するバッファカセットストッカ収納機構
31を設ける。該バッファカセットストッカ収納機構3
1は、ウェーハカセットが出入れ可能な様に開閉可能に
なっている。
【0037】図1に於いて示す筐体1、反応炉2、ボー
ト昇降機構3、ウェーハ移載機構4、カセットストッカ
5、ウェーハハンドリングヘッド15、ウェーハカセッ
ト授受機構22等は同様な構成であるので詳細な説明を
省略し、以下は図2〜図6を参照して前記バッファカセ
ットストッカ収納機構31及びバッファカセットストッ
カ21を説明する。
【0038】前記バッファカセットストッカ21はフレ
ーム40に支柱41を複数立設し、該支柱41に所要段
の棚板42を掛渡すことにより構成される。前記バッフ
ァカセットストッカ21の両側の側面と上面を覆うカバ
ー43を設ける。前記バッファカセットストッカ21の
背面にクリーンユニット44を設ける。該クリーンユニ
ット44は、清浄な空気を供給することもできるが、こ
こではバッファカセットストッカ21の内部に酸化防止
ガスを給排する機能を有し、図示しないが、酸化防止ガ
ス供給手段と、ガス排気手段を有している。
【0039】前記フレーム40と前記カバー43と前記
クリーンユニット44とで構成される箱体の前面を全て
覆い、且開閉可能な蓋49を設ける。よって前記フレー
ム40と、前記カバー43と、前記クリーンユニット4
4と前記蓋49によって前記バッファカセットストッカ
21を密閉する領域が形成される。この領域に該クリー
ンユニット44を介して酸化防止ガスが送込まれること
で、酸化防止領域が形成される。
【0040】前記カバー43の上面に矩形の支持枠45
を前方に向って突出する様に設ける。該支持枠45に2
本のガイドロッド46を前後方向に掛渡して設け、該2
本のガイドロッド46に前記蓋49を摺動自在に設け
る。該蓋49によって前記酸化防止領域の前面開口部を
閉塞、開放可能とする。
【0041】前記蓋49は、前記ガイドロッド46にそ
れぞれ摺動自在に嵌合したスライドブロック47と、該
スライドブロック47に懸架した矩形形状の吊枠48
と、該吊枠48に設けられた蓋板59から構成されてい
る。
【0042】前記蓋49の周縁と、前記カバー43の周
縁の当接する部分に、シリコンチューブ等のシール手段
50を貼設する。
【0043】前記2つのスライドブロック47の間に開
閉シリンダ51を設ける。該開閉シリンダ51のシリン
ダチューブ52を前記支持枠45に固着し、シリンダロ
ッド53を前記吊枠48に連結し、該開閉シリンダ51
を伸縮することで、前記蓋49を前記カバー43に対し
て開閉可能とする。
【0044】前記支持枠45の前記吊枠48と当たる場
所には緩衝器55を設ける。
【0045】前記フレーム40に、スイングシリンダ5
4を設ける。該スイングシリンダ54のロッド56は伸
縮すると共に回転するものであり、該ロッド56の先端
にはロックプレート57が固着されている。
【0046】前記吊枠48の下部の水平な部分、且前記
ロックプレート57と対峙する位置に鉤座58を設け、
該鉤座58と前記ロックプレート57とを係合可能とす
る。
【0047】又、前記カバー43の酸化防止領域の適宜
な位置に酸素濃度検出手段(図示せず)を設け、該酸素
濃度検出手段で検出した酸素の濃度に応じ、図示しない
酸化防止ガス流量制御手段によって前記酸化防止領域に
供給する酸化防止ガスの流量を制御する。
【0048】以下作動を説明する。
【0049】図1〜図4及び図6は、前記蓋49が開い
た状態を示している。
【0050】前記昇降モータ25が駆動され、昇降ベー
ス26を介してカセット移載ユニット27を下降させ、
該カセット移載ユニット27を前記カセットストッカ5
の最上段の棚に対峙させる。
【0051】前記開閉シリンダ51を伸長させ、図示の
様に蓋49を前記カバー43から離反させ前記酸化防止
領域を開放する。
【0052】搬送機、或いは操作者によって未処理ウェ
ーハ9が装填されたウェーハカセット10が前記カセッ
ト移載ユニット27のカセット受台28に載置される。
該カセット受台28に載置される未処理ウェーハカセッ
ト10の姿勢は垂直であり、装填されたウェーハ9が脱
落することが防止される。次に前記カセット受台28が
90°未満の回転角度で回転する。回転角度が90°未
満であるので、前記ウェーハ9が滑り落ちることが防止
される。
【0053】前記カセット受台28が前記リンク機構の
作動で前記カセットストッカ5内に前進し、前記カセッ
ト受台28の回転角度が90°となる様に追加の回転を
する。前記昇降ベース26を若干下降させることで、未
処理ウェーハカセット10をカセットストッカ5の棚に
移載する。前記カセット受台28を後退させて、カセッ
トストッカ5の1段目に対する未処理ウェーハカセット
10の収納作業が完了する。
【0054】前記昇降モータ25が駆動して前記カセッ
ト移載ユニット27をカセットストッカ5の2段目の位
置迄下降させる。而して2段目に対するウェーハカセッ
ト10の収納作業を開始する。
【0055】斯かる収納作業を繰返し、カセットストッ
カ5の予定した収納場所全てに対して行い、更に前記バ
ッファカセットストッカ21に対しても収納作業を同様
に行う。尚、作業の状況によってはカセットストッカ
5、バッファカセットストッカ21に空き収納箇所を残
しておくことは言う迄もない。
【0056】バッファカセットストッカ21に未処理ウ
ェーハカセット10が収納し終わると前記開閉シリンダ
51が縮短し、前記スライドブロック47を引寄せる。
該スライドブロック47の移動により、前記蓋49が開
いた状態から、閉じた状態へと移動する。
【0057】前記蓋49が、前記フレーム40と前記カ
バー43と前記クリーンユニット44とで構成する前記
酸化防止領域の開口部を閉塞する場合に、まず、前記吊
枠48が前記緩衝器55に当たることによって、前記吊
枠48と該蓋49の衝撃が和らげられる。
【0058】又、該蓋49が前記酸化防止領域の開口部
を閉塞すると、前記スイングシリンダ54が作動し、前
記ロッド56が回転し、その先端にある前記ロックプレ
ート57が前記鉤座58に係合し、蓋49を前記カバー
43に押圧した状態でロックする。その結果、前記シー
ル手段50が変形し、前記酸化防止領域は密閉される。
【0059】密閉された前記酸化防止領域に該クリーン
ユニット44の、前記酸化防止ガス供給手段から酸化防
止ガスが供給され、もとよりあった酸素を含む大気は、
該クリーンユニット44の前記ガス排気手段により他へ
排気される。而して、該酸化防止領域は酸化防止ガスに
置換されることになる。
【0060】前記酸化防止領域の酸素濃度は、前記酸素
濃度検出手段によって検出されており、その検出した酸
素濃度によって供給する酸化防止ガスの流量を前記酸化
防止ガス流量制御手段によって制御している。
【0061】前記カセットストッカ5に未処理ウェーハ
カセット10が収納し終わると、前記ウェーハ移載機構
4によってカセットストッカ5のウェーハ9が前記ボー
ト6に移載され、更にボート6はボート昇降機構3によ
って前記反応炉2に装入される。
【0062】該反応炉2の炉内は加熱手段20によって
所定の温度に加熱されており、更に炉内の大気成分は排
気手段18によって排気され、更に反応ガス導入手段1
7によって、目的の成膜に用いる反応ガス16を炉内に
導入する。
【0063】更に反応ガスはウェーハ9処理中所定の流
量で、前記反応炉2内に導入され、前記排気手段18よ
り処理後のガスが排気される。
【0064】前記反応炉2内に導入された反応ガスは、
炉内の熱によって反応、分解し、ウェーハ9の表面に堆
積し、所定の薄膜が成膜される。
【0065】成膜処理が完了すると、ボート6がボート
昇降機構3によって引出され、更に処理済みのウェーハ
9は前記ウェーハ移載機構4により前記カセットストッ
カ5の空のウェーハカセット10に移載される。処理済
みのウェーハ9が空のウェーハカセット10に移載し終
わると、前記カセットストッカ5は水平方向に移動す
る。該カセットストッカ5の水平方向の移動で、該カセ
ットストッカ5内の未処理ウェーハカセット10が収納
されている列と前記ウェーハハンドリングヘッド15が
対峙し、未処理ウェーハ9の前記ボート6への移載が可
能となる。
【0066】カセットストッカ5の未処理ウェーハ9の
移載作動と併行して、処理済みのウェーハ9が装填され
た処理済みウェーハカセット10は、前記ウェーハカセ
ット授受機構22によって縦型CVD装置外に取出さ
れ、更に次工程以後の処理に送られる。
【0067】処理済みウェーハカセット10がカセット
ストッカ5より取出され、該カセットストッカ5に空の
収納箇所が生じると、前記ウェーハカセット授受機構2
2によって前記バッファカセットストッカ21からカセ
ットストッカ5への未処理ウェーハカセット10の移載
が行われる。更に、この移載作動で生じたバッファカセ
ットストッカ21の空き収納箇所には、前記ウェーハカ
セット授受機構22が外部から未処理ウェーハカセット
10を受取り、順次収納していく。
【0068】前記酸化防止ガス供給手段からの酸化防止
ガスの供給、及びガス排気手段からのガス排気を止め、
前記スイングシリンダ54の回転により前記ロックプレ
ート57が前記鉤座58から離脱され、前記開閉シリン
ダ51が伸長して前記蓋49が開かれる。前記緩衝器5
5は該蓋49が開く際の衝撃を抑えている。
【0069】前記バッファカセットストッカ21から前
記ウェーハカセット授受機構22によって前記未処理ウ
ェーハカセット10は、空になった前記カセットストッ
カ5に移載される。以後同様の処理が繰返される。
【0070】尚、前記バッファカセットストッカ21は
縦型CVD装置が成膜処理中であっても、縦型CVD装
置の外部から未処理ウェーハカセット10を装置内に搬
入することができ、装置の外での待ち時間を無くし、若
しくは待ち時間を大幅に短縮する。又、該バッファカセ
ットストッカ21に待機中のウェーハも、大気中の酸素
の影響を受けることがなくなり、ウェーハの自然酸化に
よる自然酸化膜が生成されない。
【0071】図7に他のバッファカセットストッカ収納
機構60の例を示す。
【0072】該バッファカセットストッカ収納機構60
では前記バッファカセットストッカ収納機構31で示し
たクリーンユニット44を用いることなく前記カバー4
3によってバッファカセットストッカ21の背面も覆っ
たものであり、該カバー43の背面の上部に酸化防止ガ
ス供給手段61を設け、又前記カバー43の下部にガス
排気手段を62を設けたものである。
【0073】本バッファカセットストッカ収納機構60
に於いても、前記カバー43、蓋49によって密閉な酸
化防止領域が形成され、前記酸化防止ガス供給手段61
により酸化防止ガスを供給し、該酸化防止領域を酸化防
止ガスに置換することで、バッファカセットストッカ2
1内のウェーハ9の自然酸化を防止する。
【0074】バッファカセットストッカ21、蓋49の
開閉機構についての具体的構成は、前記図2〜図5で示
したものと同様であるので、同一の構成要素には同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0075】先の2つの実施例は蓋49がバッファカセ
ットストッカ21に対し垂直を保ったまま水平方向に開
閉するスライド方式としたが、他に図8に示す様に蓋4
9のいずれか一辺を中心に回転可能としてもよく、又、
図9に示す様にバッファカセットストッカ21に対し垂
直方向に移動して開閉をしてもよく、図10に示す様に
蓋49を分割し、分割したそれぞれを回転可能としても
よい。更に、上記した実施例では自然酸化の防止に酸化
防止ガスを用いていたが、他に不活性ガスを利用しても
よい。
【0076】尚、上記実施例ではバッファカセットスト
ッカ21は、カセットストッカ5と同様な構成である
が、勿論カセットストッカ5と異なる構成であってもよ
い。
【0077】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、未処理
ウェーハカセットと処理済みウェーハカセットとの変換
作業を効率よく行うことができると共に待機中にウェー
ハが大気中の酸素によって自然酸化するのが抑制され、
無用の自然酸化膜の生成を防止することができ、半導体
素子の製造に於ける品質、歩留まりの向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の斜視図である。
【図2】同前実施例に於けるバッファカセット収納機構
の斜視図である。
【図3】該バッファカセット収納機構の側面図である。
【図4】該バッファカセット収納機構の平面図である。
【図5】第3図のA−A矢視図である。
【図6】同前実施例の作動説明図である。
【図7】他のバッファカセット収納機構の斜視図であ
る。
【図8】更に他のバッファカセット収納機構の説明図で
ある。
【図9】更に又他のバッファカセット収納機構の説明図
である。
【図10】更に他のバッファカセット収納機構の説明図
である。
【図11】従来例の左上方より見た斜視図である。
【図12】従来例の右上方より見た斜視図である。
【図13】従来例の作動説明図である。
【符号の説明】
2 反応炉 3 ボート昇降機構 4 ウェーハ移載機構 5 カセットストッカ 6 ボート 9 ウェーハ 10 ウェーハカセット 17 反応ガス導入手段 18 排気手段 20 加熱手段 21 バッファカセットストッカ 49 蓋 61 酸化防止ガス供給手段
フロントページの続き (72)発明者 小泉 幹夫 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 保坂 英二 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 渡辺 誠治 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 福田 重夫 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際 電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−41446(JP,A) 特開 平5−226454(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハを収納するウェーハカセットを
    搭載するカセットストッカと、加熱手段を備えた反応炉
    と、反応炉に反応ガスを導入する反応ガス導入手段と、
    反応炉内の排気ガスを排気するガス排気手段と、ウェー
    ハを支持するボートと、未処理ウェーハを保管するバッ
    ファカセットストッカと、ボートを反応炉に装入・引出
    すボート昇降手段と、ボートとカセットストッカに搭載
    したウェーハカセットの間でウェーハの移載を行うウェ
    ーハ移載手段と、バッファカセットストッカとカセット
    ストッカの間でウェーハカセットを移載するウェーハカ
    セット移載手段と、バッファカセットストッカを収納し
    開閉自在な蓋を有し、蓋が閉じた場合には酸化防止領域
    を形成する酸化防止手段を備えたことを特徴とする半導
    体製造装置。
  2. 【請求項2】 酸化防止領域に酸化防止ガス供給手段と
    ガス排気手段を有した請求項1の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 酸化防止領域に酸素濃度検出手段を備え
    た請求項1の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 酸素濃度検出手段の検出結果に基づき、
    酸化防止ガスの流量を決定する制御手段を備えた請求項
    3の半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 バッファカセットストッカを収納する前
    記酸化防止手段の少なくとも一部をクリーンユニットと
    した請求項の半導体製造装置。
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