JP2007242764A - 基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送待ち時間を短縮してスループットを向上させる。
【解決手段】ボート31上のウエハ1を処理する処理室21、処理室21に連設され真空排気される待機室12、待機室12に待機室側ゲートバルブ46で連設された真空置換室44、ボート31と真空置換室44との間でウエハ1を移載する負圧ウエハ移載装置38、真空置換室44と正圧側ゲートバルブ48で連設された正圧移載室62、正圧移載室62と真空置換室44との間でウエハ1を移載する正圧ウエハ移載装置63を備えたCVD装置10において、待機室側ゲートバルブ46が開き負圧ウエハ移載装置38でウエハ搬出可能前に、ツィーザ39を待機室側ゲートバルブ46の最接近位置Aに待機させる。また、正圧側ゲートバルブ48が開き正圧ウエハ移載装置63でウエハ搬入可能前に、ツィーザ64を正圧側ゲートバルブ48の最接近位置Bに待機させる。
【選択図】図1
【解決手段】ボート31上のウエハ1を処理する処理室21、処理室21に連設され真空排気される待機室12、待機室12に待機室側ゲートバルブ46で連設された真空置換室44、ボート31と真空置換室44との間でウエハ1を移載する負圧ウエハ移載装置38、真空置換室44と正圧側ゲートバルブ48で連設された正圧移載室62、正圧移載室62と真空置換室44との間でウエハ1を移載する正圧ウエハ移載装置63を備えたCVD装置10において、待機室側ゲートバルブ46が開き負圧ウエハ移載装置38でウエハ搬出可能前に、ツィーザ39を待機室側ゲートバルブ46の最接近位置Aに待機させる。また、正圧側ゲートバルブ48が開き正圧ウエハ移載装置63でウエハ搬入可能前に、ツィーザ64を正圧側ゲートバルブ48の最接近位置Bに待機させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、基板処理装置に関し、特に、ワークである基板のボートへの移載技術に係り、例えば、半導体集積回路装置(以下、ICという。)の製造方法において、半導体素子を含む集積回路が作り込まれる半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に絶縁膜や金属膜および半導体膜を成膜する縦形拡散・CVD装置に利用して有効な技術に関する。
ICの高集積化が進む中で、ウエハに形成される自然酸化膜を極力少なくすることが要求されている。自然酸化膜を極力少なくするにはウエハを大気に接触させないことが重要になる。
そこで、ウエハが大気に接触するのを極力防止するために、窒素ガス中または真空中においてウエハを搬送するように構成した基板処理装置が開発されている。
そこで、ウエハが大気に接触するのを極力防止するために、窒素ガス中または真空中においてウエハを搬送するように構成した基板処理装置が開発されている。
ICの製造方法において、自然酸化膜が表面に形成されるのを防止してウエハに酸化シリコンや窒化シリコンや金属等を成膜する基板処理装置として、特許文献1に記載されたバッチ式縦形ホットウオール形CVD装置がある。
このバッチ式縦形ホットウオール形CVD装置は、ボートに保持されたウエハを処理する処理室と、処理室の下方に連設されて真空排気される待機室(ロードロック室)と、待機室と第一のゲートバルブを介して連設された真空置換室(予備室)と、待機室のボートと真空置換室との間でウエハを移載する第一のウエハ移載装置と、真空置換室と第二のゲートバルブを介して連設された大気室(正圧移載室)と、ウエハを大気室と真空置換室との間で移載する第二のウエハ移載装置(正圧ウエハ移載装置)とを備えている。
このバッチ式縦形ホットウオール形CVD装置によれば、ウエハが大気(空気や水分)に接触する機会を殆ど無くすことができるので、ウエハに自然酸化膜が形成されるのを防止することができる。
特開2003−163252号公報
このバッチ式縦形ホットウオール形CVD装置は、ボートに保持されたウエハを処理する処理室と、処理室の下方に連設されて真空排気される待機室(ロードロック室)と、待機室と第一のゲートバルブを介して連設された真空置換室(予備室)と、待機室のボートと真空置換室との間でウエハを移載する第一のウエハ移載装置と、真空置換室と第二のゲートバルブを介して連設された大気室(正圧移載室)と、ウエハを大気室と真空置換室との間で移載する第二のウエハ移載装置(正圧ウエハ移載装置)とを備えている。
このバッチ式縦形ホットウオール形CVD装置によれば、ウエハが大気(空気や水分)に接触する機会を殆ど無くすことができるので、ウエハに自然酸化膜が形成されるのを防止することができる。
しかしながら、前記したバッチ式縦形ホットウオール形CVD装置においては、ウエハの搬入時には真空置換室が真空雰囲気から大気圧雰囲気に復帰するまでの間は、ウエハ移載装置によるウエハの搬送が実行されず、かつまた、ウエハ搬出時には真空置換室が大気圧雰囲気から真空圧雰囲気に置換するまでの間は、ウエハ移載装置によるウエハの搬送が実行されないために、スループットの向上が妨げられるという問題点がある。
本発明の目的は、基板の搬送待ち時間を短縮してスループットを向上させることができる基板処理装置を提供することにある。
前記した課題を解決するための手段のうち代表的なものは、次の通りである。
(1)基板保持具に保持された基板を処理する処理室と、
前記処理室の下方に連設されて真空排気される待機室と、
前記待機室と第一のゲートバルブを介して連設された真空置換室と、
前記待機室の前記基板保持具と前記真空置換室との間で第一の基板支持具にて前記基板を支持しつつ移載する第一の基板移載装置と、
前記真空置換室と第二のゲートバルブを介して連設された大気室と、
前記基板を第二の基板支持具にて支持しつつ前記大気室と前記真空置換室との間で授受する第二の基板移載装置とを備えており、
前記待機室から前記真空置換室へ処理済みの基板を搬出する際には、前記第一のゲートバルブが開いて前記第一の基板支持具にて前記基板が搬出可能となる前に、前記第一のゲートバルブに対向する位置に前記処理済みの基板を前記第一の基板支持具が支持しつつ待機するように前記第一の基板移載装置を制御し、
および/または、
前記大気室から前記真空置換室へ未処理基板を搬入する際には、
前記第二のゲートバルブを開いて前記第二の基板支持具にて前記基板が搬入可能となる前に、前記第二のゲートバルブに対向する位置に前記未処理基板を前記第二の基板支持具にて支持しつつ待機するように前記第二の基板移載装置を制御することを特徴とする基板処理装置。
(1)基板保持具に保持された基板を処理する処理室と、
前記処理室の下方に連設されて真空排気される待機室と、
前記待機室と第一のゲートバルブを介して連設された真空置換室と、
前記待機室の前記基板保持具と前記真空置換室との間で第一の基板支持具にて前記基板を支持しつつ移載する第一の基板移載装置と、
前記真空置換室と第二のゲートバルブを介して連設された大気室と、
前記基板を第二の基板支持具にて支持しつつ前記大気室と前記真空置換室との間で授受する第二の基板移載装置とを備えており、
前記待機室から前記真空置換室へ処理済みの基板を搬出する際には、前記第一のゲートバルブが開いて前記第一の基板支持具にて前記基板が搬出可能となる前に、前記第一のゲートバルブに対向する位置に前記処理済みの基板を前記第一の基板支持具が支持しつつ待機するように前記第一の基板移載装置を制御し、
および/または、
前記大気室から前記真空置換室へ未処理基板を搬入する際には、
前記第二のゲートバルブを開いて前記第二の基板支持具にて前記基板が搬入可能となる前に、前記第二のゲートバルブに対向する位置に前記未処理基板を前記第二の基板支持具にて支持しつつ待機するように前記第二の基板移載装置を制御することを特徴とする基板処理装置。
前記した手段によれば、第一のゲートバルブが開くと同時に基板を待機室から真空置換室へ搬出させることができ、また、第二のゲートバルブが開くと同時に基板を大気室から真空置換室へ搬入させることができるので、基板の搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
本実施の形態において、図1、図2および図3に示されているように、本発明に係る基板処理装置は縦形バッチ式ホットウオール形減圧CVD(以下、CVD装置という。)として構成されており、このCVD装置はICの製造方法にあってウエハに絶縁膜や金属膜および半導体膜を形成する成膜工程に使用されるようになっている。
なお、本実施の形態に係るCVD装置においてはウエハ搬送用のキャリアとしてはFOUP(front opening unified pod 。以下、ポッドという。)が使用されている。
また、以下の説明において、前後左右は図1を基準とする。すなわち、ポッドオープナ70側が前側、その反対側すなわち待機室12側が後側、第一のウエハ移載装置38側が左側、第二のウエハ移載装置63側が右側とする。
また、以下の説明において、前後左右は図1を基準とする。すなわち、ポッドオープナ70側が前側、その反対側すなわち待機室12側が後側、第一のウエハ移載装置38側が左側、第二のウエハ移載装置63側が右側とする。
図1および図2に示されているように、CVD装置10は大気圧未満の圧力(以下、負圧という。)を維持可能な気密性能を有する筐体(以下、耐圧筐体という。)11を備えており、耐圧筐体11はボートが処理室に対して待機するロードロック方式の待機室12を構成している。
なお、ロードロック方式とは、ゲートバルブ等の隔離バルブを用いて処理室と被処理物の搬入搬出室とを隔離し、処理室への空気の流入を防止したり、温度、圧力等の外乱を小さくして品質の安定化を図る方式、である。
耐圧筐体11には待機室12を負圧に排気するための排気管13と、待機室12を大気圧に戻したりウエハを冷却したりする際に不活性ガス(窒素ガス等)を供給する不活性ガス供給管14とがそれぞれ接続されている。
なお、ロードロック方式とは、ゲートバルブ等の隔離バルブを用いて処理室と被処理物の搬入搬出室とを隔離し、処理室への空気の流入を防止したり、温度、圧力等の外乱を小さくして品質の安定化を図る方式、である。
耐圧筐体11には待機室12を負圧に排気するための排気管13と、待機室12を大気圧に戻したりウエハを冷却したりする際に不活性ガス(窒素ガス等)を供給する不活性ガス供給管14とがそれぞれ接続されている。
図2に示されているように、耐圧筐体11の天井壁にはボート搬入搬出口15が開設されており、ボート搬入搬出口15はロードロック方式の隔離バルブとしてのシャッタ16によって開閉されるように構成されている。
耐圧筐体11の上にはヒータユニット17が垂直方向に設置されており、ヒータユニット17の内部にはプロセスチューブ18が配置されている。ヒータユニット17はプロセスチューブ18の内部を均一または所定の温度分布に加熱するように構成されている。
プロセスチューブ18はアウタチューブ19とインナチューブ20とを備えている。
アウタチューブ19は石英(SiO2 )または炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料が使用されて、上端が閉塞し下端が開放した円筒形状に形成されている。インナチューブ20は石英または炭化シリコン等の耐熱性材料が使用されて、上下両端が開放した円筒形状に形成されており、アウタチューブ19の内部に同心円に配置されている。
インナチューブ20の中空部によって、基板保持具に保持された基板を処理する処理室21が形成されている。
プロセスチューブ18は耐圧筐体11の天井壁の上にマニホールド22を介して支持されており、マニホールド22は耐圧筐体11のボート搬入搬出口15に同心円に配置されている。
マニホールド22の上端部にはプロセスチューブ18の内部を排気する排気管23が、アウタチューブ19とインナチューブ20との隙間に連通するように接続されている。
プロセスチューブ18はアウタチューブ19とインナチューブ20とを備えている。
アウタチューブ19は石英(SiO2 )または炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料が使用されて、上端が閉塞し下端が開放した円筒形状に形成されている。インナチューブ20は石英または炭化シリコン等の耐熱性材料が使用されて、上下両端が開放した円筒形状に形成されており、アウタチューブ19の内部に同心円に配置されている。
インナチューブ20の中空部によって、基板保持具に保持された基板を処理する処理室21が形成されている。
プロセスチューブ18は耐圧筐体11の天井壁の上にマニホールド22を介して支持されており、マニホールド22は耐圧筐体11のボート搬入搬出口15に同心円に配置されている。
マニホールド22の上端部にはプロセスチューブ18の内部を排気する排気管23が、アウタチューブ19とインナチューブ20との隙間に連通するように接続されている。
図1に示されているように、待機室12の後側左側面にはボートを昇降させるためのボートエレベータ24が設置されている。
図1および図2に示されているように、ボートエレベータ24のアーム25の先端部には支持台26が設置されており、支持台26はシールキャップ27およびボート受け台30をそれぞれ水平に支持している。
シールキャップ27は炉口になる耐圧筐体11のボート搬入搬出口15をシールするように構成されている。シールキャップ27には処理ガスやパージガス等のガスを供給するガス供給管28が配管されている。
図2に示されているように、ボート受け台30は回転軸29の上端において水平に支持されており、回転軸29は支持台26に内蔵されたモータ(図示せず)によって回転されるようになっている。
ボート受け台30はボート31を垂直に立脚して支持するようになっている。
図2に示されているように、基板保持具としてのボート31は複数枚(例えば、25枚、50枚、100枚、125枚、150枚ずつ等)のウエハ1をその中心を揃えて水平に支持した状態で、プロセスチューブ18の処理室21に対してボートエレベータ24による支持台26の昇降に伴って搬入搬出するように構成されている。
図1および図2に示されているように、ボートエレベータ24のアーム25の先端部には支持台26が設置されており、支持台26はシールキャップ27およびボート受け台30をそれぞれ水平に支持している。
シールキャップ27は炉口になる耐圧筐体11のボート搬入搬出口15をシールするように構成されている。シールキャップ27には処理ガスやパージガス等のガスを供給するガス供給管28が配管されている。
図2に示されているように、ボート受け台30は回転軸29の上端において水平に支持されており、回転軸29は支持台26に内蔵されたモータ(図示せず)によって回転されるようになっている。
ボート受け台30はボート31を垂直に立脚して支持するようになっている。
図2に示されているように、基板保持具としてのボート31は複数枚(例えば、25枚、50枚、100枚、125枚、150枚ずつ等)のウエハ1をその中心を揃えて水平に支持した状態で、プロセスチューブ18の処理室21に対してボートエレベータ24による支持台26の昇降に伴って搬入搬出するように構成されている。
図1に示されているように、待機室12の前後方向の略中央部における右側面付近には、ボートチェンジャ32が設置されている。ボートチェンジャ32は第一アーム33と第二アーム34とを備えており、第一アーム33および第二アーム34は各回動軸によって水平面内で往復回動されるようにそれぞれ構成されている。また、第一アーム33および第二アーム34はボート31を横から掬い取って保持し得るように構成されている。
そして、待機室12の前部右隅部には、ウエハ1をボート31に対して装填および脱装するステージ(以下、着脱ステージという。)35が設定されており、着脱ステージ35の後方にはボート31が退避する退避ステージ36が設定されている。
ボートチェンジャ32は第一アーム33によってボート31を保持して、着脱ステージ35と支持台26のボート受け台30との間で搬送し受け渡すように構成されている。ボートチェンジャ32は第二アーム34によってボート31を保持して、支持台26のボート受け台30と退避ステージ36との間で搬送し受け渡すように構成されている。
ボートチェンジャ32は第一アーム33によってボート31を保持して、着脱ステージ35と支持台26のボート受け台30との間で搬送し受け渡すように構成されている。ボートチェンジャ32は第二アーム34によってボート31を保持して、支持台26のボート受け台30と退避ステージ36との間で搬送し受け渡すように構成されている。
図1および図2に示されているように、待機室12の前部左隅部にはウエハ移載装置用エレベータ37が待機室12の外側に設置されて、エレベータ37の昇降する部分が待機室12の天井壁を貫通して、待機室12の内側でアーム25と接続されており、ウエハ移載装置用エレベータ37は待機室12内とは隔離されて気密シールされており、第一の基板移載装置としてのウエハ移載装置(以下、負圧ウエハ移載装置という。)38を昇降させるように構成されている。
負圧ウエハ移載装置38はスカラ形ロボット(selective compliance assembly robot arm SCARA)によって構成されており、負圧(例えば真空状態)下でウエハ1を移載するように設定されている。負圧ウエハ移載装置38は第一の基板支持具としてのツィーザ39によってウエハ1を保持しつつ搬送するように構成されている。
なお、待機室12の背面壁には保守点検口40が保守点検時にボートを搬入搬出し得るように大きく開設されており、通常時においては保守点検口40は扉41によって閉塞されている。
負圧ウエハ移載装置38はスカラ形ロボット(selective compliance assembly robot arm SCARA)によって構成されており、負圧(例えば真空状態)下でウエハ1を移載するように設定されている。負圧ウエハ移載装置38は第一の基板支持具としてのツィーザ39によってウエハ1を保持しつつ搬送するように構成されている。
なお、待機室12の背面壁には保守点検口40が保守点検時にボートを搬入搬出し得るように大きく開設されており、通常時においては保守点検口40は扉41によって閉塞されている。
図1、図2および図4に示されているように、待機室12の正面壁における負圧ウエハ移載装置38に対向する部分には、ウエハ搬入搬出口42がウエハを出し入れし得るように開設されている。
耐圧筐体11の前側におけるウエハ搬入搬出口42に隣接する位置には、負圧を維持可能な気密性能を有する第二の耐圧筐体43が隣接して設置されており、この第二の耐圧筐体43によって真空置換室44が形成されている。
第二の耐圧筐体(以下、真空置換室筐体という。)43のウエハ搬入搬出口42に対向する部位には、ウエハ搬入搬出口45が開設されている。双方のウエハ搬入搬出口42、45は第一のゲートバルブ(以下、待機室側ゲートバルブという。)46によって開閉されるようになっている。
真空置換室筐体43の右面壁にはウエハ搬入搬出口47が開設されており、このウエハ搬入搬出口47は第二のゲートバルブ48によって開閉されるようになっている。
耐圧筐体11の前側におけるウエハ搬入搬出口42に隣接する位置には、負圧を維持可能な気密性能を有する第二の耐圧筐体43が隣接して設置されており、この第二の耐圧筐体43によって真空置換室44が形成されている。
第二の耐圧筐体(以下、真空置換室筐体という。)43のウエハ搬入搬出口42に対向する部位には、ウエハ搬入搬出口45が開設されている。双方のウエハ搬入搬出口42、45は第一のゲートバルブ(以下、待機室側ゲートバルブという。)46によって開閉されるようになっている。
真空置換室筐体43の右面壁にはウエハ搬入搬出口47が開設されており、このウエハ搬入搬出口47は第二のゲートバルブ48によって開閉されるようになっている。
真空置換室筐体43には真空置換室44を負圧に排気し、真空状態にまで排気可能とするための排気管49が接続されており、排気管49には開閉弁50が介設されている。
また、真空置換室筐体43には、真空置換室44を大気圧に戻したりウエハを冷却したりする際に不活性ガス(窒素ガス等)を供給する不活性ガス供給管51が接続されており、不活性ガス供給管51には開閉弁52が介設されている。
さらに、真空置換室筐体43には、真空置換室44内の圧力をそれぞれ測定する真空計53と大気圧センサ54とが接続されている。
真空置換室44内にはウエハ1を保持するホルダ55が三個、周方向に等間隔に設置されている。これらのホルダ55はピン形状に形成されており、真空置換室44の底面に垂直に立脚されることにより、ウエハ1の外縁部に下から係合して、ウエハ1を水平に保持するようになっている。
ところで、真空置換室44は排気管49から真空引きされ大気圧状態から真空状態へ、不活性ガス供給管51から不活性ガスが供給され、真空状態から大気圧状態への復帰がそれぞれ実行されるので、真空引き、大気圧状態復帰時間および不活性ガス使用量という観点からしても、その容積は小さければ小さい程よい。
真空置換室44の容積が最小となる場合を考えると、図4に示されているように、真空置換室44の二つのウエハ搬入搬出口45、47が開設されていない一つのコーナ部を、ウエハ1の外形に沿って円形に形成し、デッドスペースを無くすことが好ましい。
また、真空置換室筐体43には、真空置換室44を大気圧に戻したりウエハを冷却したりする際に不活性ガス(窒素ガス等)を供給する不活性ガス供給管51が接続されており、不活性ガス供給管51には開閉弁52が介設されている。
さらに、真空置換室筐体43には、真空置換室44内の圧力をそれぞれ測定する真空計53と大気圧センサ54とが接続されている。
真空置換室44内にはウエハ1を保持するホルダ55が三個、周方向に等間隔に設置されている。これらのホルダ55はピン形状に形成されており、真空置換室44の底面に垂直に立脚されることにより、ウエハ1の外縁部に下から係合して、ウエハ1を水平に保持するようになっている。
ところで、真空置換室44は排気管49から真空引きされ大気圧状態から真空状態へ、不活性ガス供給管51から不活性ガスが供給され、真空状態から大気圧状態への復帰がそれぞれ実行されるので、真空引き、大気圧状態復帰時間および不活性ガス使用量という観点からしても、その容積は小さければ小さい程よい。
真空置換室44の容積が最小となる場合を考えると、図4に示されているように、真空置換室44の二つのウエハ搬入搬出口45、47が開設されていない一つのコーナ部を、ウエハ1の外形に沿って円形に形成し、デッドスペースを無くすことが好ましい。
耐圧筐体11の前側には大気圧付近の圧力(以下、正圧という。)を維持可能な気密性能を有する筐体61が隣接して設置されており、この筐体61によってウエハ移載室(以下、正圧移載室という。)62が形成されている。
真空置換室筐体43は正圧移載室62内に設置されており、真空置換室44は正圧移載室62と第二のゲートバルブ(以下、正圧側ゲートバルブという。)48によって隔離されている。
正圧移載室62内における正圧側ゲートバルブ48に隣接する部分には、第二のウエハ移載装置63が設置されており、第二のウエハ移載装置(以下、正圧ウエハ移載室という。)63は正圧の下でウエハを移載するように構成されている。
正圧ウエハ移載装置63はスカラ形ロボットによって構成されており、第二の基板支持具としてのツィーザ64によってウエハ1を保持することにより、搬送するように構成されている。
真空置換室筐体43は正圧移載室62内に設置されており、真空置換室44は正圧移載室62と第二のゲートバルブ(以下、正圧側ゲートバルブという。)48によって隔離されている。
正圧移載室62内における正圧側ゲートバルブ48に隣接する部分には、第二のウエハ移載装置63が設置されており、第二のウエハ移載装置(以下、正圧ウエハ移載室という。)63は正圧の下でウエハを移載するように構成されている。
正圧ウエハ移載装置63はスカラ形ロボットによって構成されており、第二の基板支持具としてのツィーザ64によってウエハ1を保持することにより、搬送するように構成されている。
図1および図2に示されているように、正圧移載室62の筐体61の正面壁にはウエハ搬入搬出口65が開設されており、ウエハ搬入搬出口65はウエハ1を正圧移載室62に対して搬入搬出し得るように構成されている。
ウエハ搬入搬出口65にはポッドオープナ70が設置されている。
ポッドオープナ70はポッド2を載置する載置台71と、載置台71に載置されたポッド2のキャップを着脱するキャップ着脱機構72とを備えており、載置台71に載置されたポッド2のキャップをキャップ着脱機構72によって着脱することにより、ポッド2のウエハ出し入れ口を開閉するようになっている。
ウエハ搬入搬出口65にはポッドオープナ70が設置されている。
ポッドオープナ70はポッド2を載置する載置台71と、載置台71に載置されたポッド2のキャップを着脱するキャップ着脱機構72とを備えており、載置台71に載置されたポッド2のキャップをキャップ着脱機構72によって着脱することにより、ポッド2のウエハ出し入れ口を開閉するようになっている。
図1および図3に示されているように、筐体61の前側には正圧を維持可能な気密性能を有する筐体73が隣接して設置されており、この筐体73によってポッド搬送室74が形成されている。
筐体(以下、ポッド搬送室筐体という。)73の前面にはポッドステージ75が設備されており、ポッドステージ75は外部搬送装置(図示せず)によって搬送されて来たポッド2が載置されるようになっている。
図3に示されているように、ポッド搬送室74には回転式の保管棚76が設置されており、保管棚76は複数個のポッド2を保管し得るように構成されている。
ポッド搬送室74のポッドステージ75と保管棚76およびポッドオープナ70との間には、ポッド搬送装置77が設置されている。ポッド搬送装置77はポッド2をポッドステージ75と保管棚76およびポッドオープナ70との間で搬送するように構成されている。
筐体(以下、ポッド搬送室筐体という。)73の前面にはポッドステージ75が設備されており、ポッドステージ75は外部搬送装置(図示せず)によって搬送されて来たポッド2が載置されるようになっている。
図3に示されているように、ポッド搬送室74には回転式の保管棚76が設置されており、保管棚76は複数個のポッド2を保管し得るように構成されている。
ポッド搬送室74のポッドステージ75と保管棚76およびポッドオープナ70との間には、ポッド搬送装置77が設置されている。ポッド搬送装置77はポッド2をポッドステージ75と保管棚76およびポッドオープナ70との間で搬送するように構成されている。
次に、前記構成に係るCVD装置を使用したICの製造方法における成膜工程を説明する。
これから成膜すべきウエハ1は25枚がポッド2に収納された状態で、成膜工程を実施するCVD装置10へ工程内搬送装置によって搬送されて来る。
図1および図3に示されているように、搬送されて来たポッド2はポッドステージ75の上に工程内搬送装置から受け渡されて載置される。
ポッドステージ75の上のポッド2は保管棚76へポッド搬送装置77によって搬送されて移載される。
図1および図3に示されているように、搬送されて来たポッド2はポッドステージ75の上に工程内搬送装置から受け渡されて載置される。
ポッドステージ75の上のポッド2は保管棚76へポッド搬送装置77によって搬送されて移載される。
その後、ポッド2はポッド搬送装置77によって搬送されて、ポッドオープナ70の載置台71の上に載置される。但し、ポッド2はポッドステージ75から直接的にポッドオープナ70に搬送される場合もある。
ポッド2のキャップがキャップ着脱機構72によって取り外され、ポッド2のウエハ出し入れ口が開放される。
これと同時に、真空置換室44のウエハ搬入搬出口47が正圧側ゲートバルブ48によって開放される。
ポッド2のキャップがキャップ着脱機構72によって取り外され、ポッド2のウエハ出し入れ口が開放される。
これと同時に、真空置換室44のウエハ搬入搬出口47が正圧側ゲートバルブ48によって開放される。
ポッド2がポッドオープナ70により開放されると、正圧移載室62に設置された正圧ウエハ移載装置63はウエハ搬入搬出口65を通してポッド2からウエハ1を、ツィーザ64によってピックアップして正圧移載室62に搬入(ウエハローディング)し、さらに、真空置換室44へウエハ搬入搬出口47を通じて搬入するとともに、真空置換室44のホルダ55の上に移載(チャージング)する。
この移載作業中には、真空置換室44の待機室12側のウエハ搬入搬出口42、45は待機室側ゲートバルブ46によって閉じられており、待機室12の負圧状態(例えば真空状態)は真空置換室44の正圧にかかわらず維持されている。
この移載作業中には、真空置換室44の待機室12側のウエハ搬入搬出口42、45は待機室側ゲートバルブ46によって閉じられており、待機室12の負圧状態(例えば真空状態)は真空置換室44の正圧にかかわらず維持されている。
真空置換室44にウエハ1が移載されると、正圧側ゲートバルブ48が閉じられて、大気圧状態から真空状態への置換が実行される。
真空置換室44の圧力が待機室12の負圧と同圧化すると、待機室12側のウエハ搬入搬出口42、45が待機室側ゲートバルブ46によって開放される。
続いて、待機室12の負圧ウエハ移載装置38はウエハ搬入搬出口42、45を通して真空置換室44のホルダ55の上からウエハ1を、ツィーザ39によってピックアップして待機室12に搬入するとともに、着脱ステージ35に予め存置されたボート31にウエハ1を装填(チャージング)する。
真空置換室44からボート31にウエハ1が装填されると、待機室側ゲートバルブ46がウエハ搬入搬出口42、45を閉じる。
真空置換室44の圧力が待機室12の負圧と同圧化すると、待機室12側のウエハ搬入搬出口42、45が待機室側ゲートバルブ46によって開放される。
続いて、待機室12の負圧ウエハ移載装置38はウエハ搬入搬出口42、45を通して真空置換室44のホルダ55の上からウエハ1を、ツィーザ39によってピックアップして待機室12に搬入するとともに、着脱ステージ35に予め存置されたボート31にウエハ1を装填(チャージング)する。
真空置換室44からボート31にウエハ1が装填されると、待機室側ゲートバルブ46がウエハ搬入搬出口42、45を閉じる。
以上の作動が、予め指定された枚数分繰り返され、ボート31に未処理のウエハ1が装填される。
この際、待機室側ゲートバルブ46が開いて負圧ウエハ移載装置38によるウエハ1の搬出が可能となる前に、待機室側ゲートバルブ46に対向する位置のうち最も近い位置Aにツィーザ39が待機するように負圧移載装置39が制御される。
こうすることにより、待機室側ゲートバルブ46が開くと同時に、ウエハ1を真空置換室44に対して搬出させることができるので、搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
また、正圧側ゲートバルブ48を開いて正圧ウエハ移載装置63にて正圧移載室62から真空置換室44へ2枚目以降のウエハ1が搬入可能となる前に、予め、ポッドから未処理のウエハ1をツィーザ64によってピックアップしておき、正圧側ゲートバルブ48に対向する位置のうち最も近い位置Bに未処理のウエハ1を支持しつつ、ツィーザ64が待機するように正圧ウエハ移載装置63が制御される。
こうすることにより、正圧側ゲートバルブ48が開くと同時に、ウエハ1を真空置換室44に対して搬入させることができるので、搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
この際、待機室側ゲートバルブ46が開いて負圧ウエハ移載装置38によるウエハ1の搬出が可能となる前に、待機室側ゲートバルブ46に対向する位置のうち最も近い位置Aにツィーザ39が待機するように負圧移載装置39が制御される。
こうすることにより、待機室側ゲートバルブ46が開くと同時に、ウエハ1を真空置換室44に対して搬出させることができるので、搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
また、正圧側ゲートバルブ48を開いて正圧ウエハ移載装置63にて正圧移載室62から真空置換室44へ2枚目以降のウエハ1が搬入可能となる前に、予め、ポッドから未処理のウエハ1をツィーザ64によってピックアップしておき、正圧側ゲートバルブ48に対向する位置のうち最も近い位置Bに未処理のウエハ1を支持しつつ、ツィーザ64が待機するように正圧ウエハ移載装置63が制御される。
こうすることにより、正圧側ゲートバルブ48が開くと同時に、ウエハ1を真空置換室44に対して搬入させることができるので、搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
ウエハ1のボート31への負圧ウエハ移載装置38による装填作業の間は、ボート搬入搬出口15がシャッタ16によって閉鎖されることにより、処理室21の高温ガスが待機室12に流入することは防止されている。
このため、装填途中のウエハ1および装填されたウエハ1が高温雰囲気に晒されることはなく、ウエハ1が高温雰囲気に晒されることによる自然酸化等の弊害の派生は防止されることになる。
このため、装填途中のウエハ1および装填されたウエハ1が高温雰囲気に晒されることはなく、ウエハ1が高温雰囲気に晒されることによる自然酸化等の弊害の派生は防止されることになる。
未処理のウエハ1への処理が第一ロット目である場合には、ボート31はボートチェンジャ32の第一アーム33によって支持台26のボート受け台30の上に搬送される。
ボート31が支持台26のボート受け台30に載置されると、待機室12と処理室21とが負圧状態で同圧化された後に、ボート搬入搬出口15はシャッタ16によって開けられる。
続いて、支持台26がボートエレベータ24によって上昇されて、ボート31が処理室21に搬入(ボートローディング)される。
ボート31が上限に達すると、シールキャップ27の上面の周辺部がボート搬入搬出口15をシール状態に閉塞するため、処理室21は気密に閉じられた状態になる。
このボート31の処理室21への搬入に際して、待機室12が真空状態に維持されることによって内部の酸素や水分が予め除去されているため、ボート31の処理室21への搬入に伴って外部の酸素や水分が処理室21に侵入することは確実に防止される。
続いて、支持台26がボートエレベータ24によって上昇されて、ボート31が処理室21に搬入(ボートローディング)される。
ボート31が上限に達すると、シールキャップ27の上面の周辺部がボート搬入搬出口15をシール状態に閉塞するため、処理室21は気密に閉じられた状態になる。
このボート31の処理室21への搬入に際して、待機室12が真空状態に維持されることによって内部の酸素や水分が予め除去されているため、ボート31の処理室21への搬入に伴って外部の酸素や水分が処理室21に侵入することは確実に防止される。
その後、処理室21は気密に閉じられた状態で、所定の圧力となるように排気管23によって排気され、ヒータユニット17によって所定の温度に加熱され、所定の原料ガスがガス供給管28によって所定の流量だけ供給される。
これにより、予め設定された処理条件に対応する所望のCVD膜がウエハ1に形成される。
これにより、予め設定された処理条件に対応する所望のCVD膜がウエハ1に形成される。
予め設定された成膜処理時間が経過すると、処理室21にある原料ガスを排気除去し、処理室21と待機室12とが負圧状態にて同圧化された後に、支持台26がボートエレベータ24によって下降されることにより、成膜済みのウエハ1を保持したボート31は負圧の状態になった待機室12に搬出(ボートアンローディング)される。
ボート31が待機室12に搬出されると、ボート搬入搬出口15がシャッタ16によって閉鎖され、処理室21と待機室12とは遮断される。
ボート31が待機室12に搬出されると、ボート搬入搬出口15がシャッタ16によって閉鎖され、処理室21と待機室12とは遮断される。
待機室12に搬出されたボート31はボートチェンジャ32の第二アーム34によって退避ステージ36まで搬送される。
その後、着脱ステージ35において待機しているボート31が第一アーム33によって支持台26のボート受け台30の上に搬送される。
その後、シャッタ16が開放され、ボート31がボートエレベータ24によって上昇されて、処理室21に搬入される。
その後、着脱ステージ35において待機しているボート31が第一アーム33によって支持台26のボート受け台30の上に搬送される。
その後、シャッタ16が開放され、ボート31がボートエレベータ24によって上昇されて、処理室21に搬入される。
他方、退避ステージ36に退避されたボート31は第二アーム34によって着脱ステージ35に搬送される。
真空置換室44が待機室12と同圧化されていることが確認されると、待機室側ゲートバルブ46が開放される。
続いて、負圧ウエハ移載装置38はボート31から処理済みのウエハ1をピックアップし、ウエハ搬入搬出口42、45を通して真空置換室44に搬出(ウエハアンローディング)するとともに、ウエハ1を真空置換室44のホルダ55の上に載置する。
待機室側ゲートバルブ46が閉じられた後に、真空置換室44が大気圧状態へ復帰され、正圧側ゲートバルブ48が開放される。
これと略同時に、ポッドオープナ70の載置台71に予め載置された空のポッド2が開放され、正圧ウエハ移載装置63がウエハ搬入搬出口47を通じて真空置換室44のウエハ1をピックアップし正圧移載室62に搬出するとともに、ポッド2に収納する。
真空置換室44が待機室12と同圧化されていることが確認されると、待機室側ゲートバルブ46が開放される。
続いて、負圧ウエハ移載装置38はボート31から処理済みのウエハ1をピックアップし、ウエハ搬入搬出口42、45を通して真空置換室44に搬出(ウエハアンローディング)するとともに、ウエハ1を真空置換室44のホルダ55の上に載置する。
待機室側ゲートバルブ46が閉じられた後に、真空置換室44が大気圧状態へ復帰され、正圧側ゲートバルブ48が開放される。
これと略同時に、ポッドオープナ70の載置台71に予め載置された空のポッド2が開放され、正圧ウエハ移載装置63がウエハ搬入搬出口47を通じて真空置換室44のウエハ1をピックアップし正圧移載室62に搬出するとともに、ポッド2に収納する。
以上の作動が、予め指定された枚数分繰り返される。
この際、待機室側ゲートバルブ46が開いて負圧ウエハ移載装置38による待機室12から真空置換室44へ2枚目以降の処理済みウエハ1が待機室12から真空置換室44へ搬出可能となる前に、予め、着脱ステージ35に存置された処理済みウエハ1を保持したボート31から処理済みウエハ1をピックアップしておき待機室側ゲートバルブ46に対向する位置のうち最も近い位置Aに処理済みウエハ1を支持しつつ、ツィーザ39が待機するように負圧移載装置39が制御される。
こうすることにより、待機室側ゲートバルブ46が開くと同時に、ウエハ1を真空置換室44に対して搬入させることができるので、搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
また、正圧側ゲートバルブ48を開いて正圧ウエハ移載装置63にてウエハ1が搬出可能となる前に、正圧側ゲートバルブ48に対向する位置のうち最も近い位置Bにツィーザ64が待機するように正圧ウエハ移載装置63が制御される。
こうすることにより、正圧側ゲートバルブ48が開くと同時に、ウエハ1を真空置換室44に対して搬出させることができるので、搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
この際、待機室側ゲートバルブ46が開いて負圧ウエハ移載装置38による待機室12から真空置換室44へ2枚目以降の処理済みウエハ1が待機室12から真空置換室44へ搬出可能となる前に、予め、着脱ステージ35に存置された処理済みウエハ1を保持したボート31から処理済みウエハ1をピックアップしておき待機室側ゲートバルブ46に対向する位置のうち最も近い位置Aに処理済みウエハ1を支持しつつ、ツィーザ39が待機するように負圧移載装置39が制御される。
こうすることにより、待機室側ゲートバルブ46が開くと同時に、ウエハ1を真空置換室44に対して搬入させることができるので、搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
また、正圧側ゲートバルブ48を開いて正圧ウエハ移載装置63にてウエハ1が搬出可能となる前に、正圧側ゲートバルブ48に対向する位置のうち最も近い位置Bにツィーザ64が待機するように正圧ウエハ移載装置63が制御される。
こうすることにより、正圧側ゲートバルブ48が開くと同時に、ウエハ1を真空置換室44に対して搬出させることができるので、搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
予め指定された枚数の成膜済みウエハ1のポッド2への収納が完了すると、ポッド2のキャップがポッドオープナ70のキャップ着脱機構72によってウエハ出し入れ口に装着され、ポッド2が閉じられる。
閉じられたポッド2は載置台71の上からポッド搬送装置77によって保管棚76またはポッドステージ75に搬送されて行く。
以降、前述した作用が繰り返されることにより、ポッド2に収納されたウエハ1が連続してバッチ処理されて行く。
閉じられたポッド2は載置台71の上からポッド搬送装置77によって保管棚76またはポッドステージ75に搬送されて行く。
以降、前述した作用が繰り返されることにより、ポッド2に収納されたウエハ1が連続してバッチ処理されて行く。
前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
1) 待機室を常に真空雰囲気に維持し、ボートの処理室への搬入を真空雰囲気によって実施することにより、ウエハの表面および処理済みの成膜の表面に自然酸化膜が生成されたり、異物等が付着したりするのを防止することができる。
2) 待機室とは別に真空置換室を設けることにより、ポッド内の大気が待機室に混入するのを防止することができるので、待機室を常に低酸素濃度および低水分(H2 O)濃度に維持することができる。
3) 真空置換室の容積を小さく設定することにより、真空置換室の真空引きの時間および真空状態から大気圧状態への置換時間を短縮することができるので、スループットを高めることができる。
4) 正圧移載室から真空置換室へ2枚目以降のウエハが搬入可能となる前に、予め、ポッドから未処理のウエハをツィーザによってピックアップしておき、正圧側ゲートバルブに対向する位置のうち最も近い位置に未処理のウエハを支持しつつ、ツィーザが待機するように正圧ウエハ移載装置が制御されるので、正圧側ゲートバルブが開くと同時に、ウエハを真空置換室に対して搬入させることができるので、搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
5) 待機室から真空置換室へ2枚目以降の処理済みウエハが待機室から真空置換室へ搬出可能となる前に、予め、着脱ステージに存置された処理済みウエハを保持したボートから処理済みウエハをピックアップしておき待機室側ゲートバルブに対向する位置のうち最も近い位置に処理済みウエハを支持しつつ、ツィーザが待機するように負圧移載装置が制御されるので、待機室側ゲートバルブが開くと同時に、ウエハを真空置換室に対して搬入させることができるので、搬送待ち時間を短縮することができ、その分、スループットを向上させることができる。
6) プロダクトウエハが50枚とモニタウエハが3枚とで1バッチが53枚の場合であってポッド2が3個の場合を具体例にして説明する。
ウエハの投入時において、ポッド2の1枚目は平行動作とならないので、時間がそのまま計上される。正圧ウエハ移載装置63のツィーザ64の最接近待機位置Aからポッド2へウエハ1を取りに行って戻って来るまでの所要時間は、12分間程度かかる。
12秒×(53−3)枚=600秒
また、負圧ウエハ移載装置38のツィーザ39の最接近待機位置Bから着脱ステージ35のボート31にウエハ1取りに行って戻って来るまでの所要時間は、24分程度かかる。
24秒×(53)枚=1272秒
したがって、1バッチトータルは、600+1272=1872秒である。すなわち、31、2分の搬送時間の短縮が図れる。
ウエハの投入時において、ポッド2の1枚目は平行動作とならないので、時間がそのまま計上される。正圧ウエハ移載装置63のツィーザ64の最接近待機位置Aからポッド2へウエハ1を取りに行って戻って来るまでの所要時間は、12分間程度かかる。
12秒×(53−3)枚=600秒
また、負圧ウエハ移載装置38のツィーザ39の最接近待機位置Bから着脱ステージ35のボート31にウエハ1取りに行って戻って来るまでの所要時間は、24分程度かかる。
24秒×(53)枚=1272秒
したがって、1バッチトータルは、600+1272=1872秒である。すなわち、31、2分の搬送時間の短縮が図れる。
図5は本発明の他の実施の形態である真空置換室を示している。
本実施の形態が前記実施の形態と異なる点は、真空置換室筐体43に真空置換室44内にプラズマを生成させるプラズマ生成装置56を付帯した点である。
本実施の形態によれば、真空置換室44内にプラズマ57を生成させることができるので、自然酸化膜の無い高機能成膜処理を実施することができる。
図6は本発明の別の他の実施の形態である真空置換室を示している。
本実施の形態が前記実施の形態と異なる点は、真空置換室58が複数枚のウエハ1を収納し得るように大きい容積に構成されているとともに、複数枚のウエハ1を保持するホルダ59を備えている点である。
本実施の形態によれば、真空置換室58において複数枚のウエハ1を一括して収容することができるので、CVD装置のスループットをより一層高めることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、ボートチェンジャ等は省略することができる。
前記実施の形態ではCVD装置について説明したが、酸化装置や拡散装置、アニール装置および熱処理装置等の基板処理装置全般に適用することができる。
また、ウエハを処理する場合について説明したが、液晶パネルや磁気ディスク、光ディスク等の基板全般について適用することができる。
1…ウエハ(基板)、2…ポッド(キャリア)、10…CVD装置(基板処理装置)、11…耐圧筐体、12…待機室、13…排気管、14…不活性ガス供給管、15…ボート搬入搬出口、16…シャッタ、17…ヒータユニット、18…プロセスチューブ、19…アウタチューブ、20…インナチューブ、21…処理室、22…マニホールド、23…排気管、24…ボートエレベータ、25…アーム、26…支持台、27…シールキャップ、28…ガス供給管、29…回転軸、30…ボート受け台、31…ボート(基板保持具)、32…ボートチェンジャ、33…第一アーム、34…第二アーム、35…着脱ステージ、36…退避ステージ、37…ウエハ移載装置用エレベータ、38…負圧ウエハ移載装置(第一のウエハ移載装置)、39…ツィーザ(第一の基板支持具)、40…保守点検口、41…扉、42…ウエハ搬入搬出口、43…真空置換室筐体(第二の耐圧筐体)、44…真空置換室、45…ウエハ搬入搬出口、46…待機室側ゲートバルブ(第一のゲートバルブ)、47…ウエハ搬入搬出口、48…正圧側ゲートバルブ(第二のゲートバルブ)、49…排気管、50…開閉弁、51…不活性ガス供給管、52…開閉弁、53…真空計、54…大気圧センサ、55…ホルダ、61…筐体、62…正圧移載室(大気室)、63…正圧ウエハ移載装置(第二のウエハ移載装置)、64…ツィーザ(第二の基板支持具)65…ウエハ搬入搬出口、70…ポッドオープナ、71…載置台、72…キャップ着脱機構、73…ポッド搬送室筐体、74…ポッド搬送室、75…ポッドステージ、76…保管棚、77…ポッド搬送装置、56…プラズマ生成装置、57…プラズマ、58…真空置換室、59…ホルダ。
Claims (1)
- 基板保持具に保持された基板を処理する処理室と、
前記処理室の下方に連設されて真空排気される待機室と、
前記待機室と第一のゲートバルブを介して連設された真空置換室と、
前記待機室の前記基板保持具と前記真空置換室との間で第一の基板支持具にて前記基板を支持しつつ移載する第一の基板移載装置と、
前記真空置換室と第二のゲートバルブを介して連設された大気室と、
前記基板を第二の基板支持具にて支持しつつ前記大気室と前記真空置換室との間で授受する第二の基板移載装置とを備えており、
前記待機室から前記真空置換室へ処理済みの基板を搬出する際には、前記第一のゲートバルブが開いて前記第一の基板支持具にて前記基板が搬出可能となる前に、前記第一のゲートバルブに対向する位置に前記処理済みの基板を前記第一の基板支持具が支持しつつ待機するように前記第一の基板移載装置を制御し、
および/または、
前記大気室から前記真空置換室へ未処理基板を搬入する際には、
前記第二のゲートバルブを開いて前記第二の基板支持具にて前記基板が搬入可能となる前に、前記第二のゲートバルブに対向する位置に前記未処理基板を前記第二の基板支持具にて支持しつつ待機するように前記第二の基板移載装置を制御することを特徴とする基板処理装置。
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JP2006060803A JP2007242764A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 基板処理装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023130984A1 (zh) * | 2022-01-04 | 2023-07-13 | 江苏微导纳米科技股份有限公司 | 晶圆处理设备、晶圆处理系统及控制方法 |
-
2006
- 2006-03-07 JP JP2006060803A patent/JP2007242764A/ja active Pending
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WO2023130984A1 (zh) * | 2022-01-04 | 2023-07-13 | 江苏微导纳米科技股份有限公司 | 晶圆处理设备、晶圆处理系统及控制方法 |
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