JP2002246436A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002246436A
JP2002246436A JP2001040096A JP2001040096A JP2002246436A JP 2002246436 A JP2002246436 A JP 2002246436A JP 2001040096 A JP2001040096 A JP 2001040096A JP 2001040096 A JP2001040096 A JP 2001040096A JP 2002246436 A JP2002246436 A JP 2002246436A
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pod
wafer
opener
stage
shelf
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JP2001040096A
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Tatsuhisa Matsunaga
建久 松永
Osamu Okafuji
修 岡藤
Koichi Noto
幸一 能戸
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体幅の増加を防ぎつつポッドステージを筐
体内に設置する。 【解決手段】 筐体2の内部にポッドステージ31と上
中下段のポッド棚24、25、26とポッドオープナ2
1の載置台22とを同一の垂直面内に含まれるように配
置し、ポッドステージ31と各ポッド棚24、25、2
6との間、各ポッド棚24、25、26とポッドオープ
ナ21との間でポッドを搬送するポッド搬送装置34を
ポッドステージ31とポッドオープナ21との間に設置
する。 【効果】 ポッドの搬送作業に際して、ポッド搬送装置
のポッドの搬送軌跡を垂直面に沿うように設定すれば済
むため、左右方向の移動幅を小さく設定でき、また、ポ
ッド搬送装置の構造や作動制御を簡単化することがで
き、ポッド搬送装置のイニシャルコストやランニングコ
ストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板処理装置に関
し、例えば、半導体素子を含む半導体集積回路が作り込
まれる半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に不純物
を拡散したり絶縁膜や金属膜等のCVD膜を形成したり
する拡散・CVD装置に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、ウエハ
に不純物を拡散したり絶縁膜や金属膜等のCVD膜を形
成したりする工程には、バッチ式縦形拡散・CVD装置
(以下、バッチ式CVD装置という。)が使用されてい
る。
【0003】ところで、バッチ式CVD装置を含む基板
処理装置において被処理基板である複数枚のウエハを収
納して搬送するためのキャリア(ウエハ収納容器)とし
ては、互いに対向する一対の面が開口された略立方体の
箱形状に形成されているカセットと、一つの面が開口さ
れた略立方体の箱形状に形成され開口面にキャップが着
脱自在に装着されるFOUP(front opening unified
pod 。以下、ポッドという。)とがある。ウエハのキャ
リアとしてポッドが使用される場合には、ウエハが密閉
された状態で搬送されることになるため、周囲の雰囲気
にパーティクル等が存在していたとしてもウエハの清浄
度は維持することができる。したがって、基板処理装置
が設置されるクリーンルーム内の清浄度をあまり高く設
定する必要がなくなるため、クリーンルームに要するコ
ストを低減することができる。そこで、最近のバッチ式
CVD装置においては、ウエハのキャリアとしてポッド
が使用されて来ている。
【0004】従来のバッチ式CVD装置として、キャリ
アを筐体の内部に対して投入排出するように構成されて
いるタイプのものがある(例えば、特開平11−386
2号公報参照)。すなわち、バッチ式CVD装置は、ウ
エハに所望の処理を施すプロセスチューブと、複数枚の
ウエハを保持してプロセスチューブに搬入搬出するボー
トと、ウエハがボートの間でウエハ移載装置によって授
受されるウエハ授受ポートと、キャリアが置かれるキャ
リアステージと、キャリアを一時的に保管するキャリア
棚と、キャリアをキャリアステージとキャリア棚との間
およびキャリア棚とウエハ授受ポートとの間で搬送する
ポッド搬送装置とを備えており、これらがクリーンルー
ムから隔絶された筐体の内部に設置されている。
【0005】そして、キャリアは筐体の内部に設置され
たキャリアステージに筐体の外部から投入され、キャリ
ア搬送装置によってキャリア棚に搬送されて一時的に保
管される。キャリア棚に保管されたキャリアはキャリア
搬送装置によってウエハ授受ポートに搬送される。ウエ
ハ授受ポートに搬送されたキャリアの複数枚のウエハは
ボートにウエハ移載装置によって装填(チャージング)
される。ボートに装填されたウエハはボートによってプ
ロセスチューブに搬入(ローディング)され、プロセス
チューブによって所望の処理を施される。処理されたウ
エハはボートによってプロセスチューブから搬出(アン
ローディング)される。処理済みのウエハはボートから
ウエハ移載装置によってディスチャージングされ、ウエ
ハ授受ポートの空のキャリアに戻される。処理済みのウ
エハを収納されたキャリアはキャリア搬送装置によって
キャリア棚に一時的に保管された後に、キャリアステー
ジに搬送される。キャリアステージに戻されたキャリア
はキャリアステージから筐体の外部へ排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、筐体内に設
置されるキャリアステージが二台のキャリアを左右横並
びに載置するように構成されている場合には、左右両方
のキャリアに対応するために、キャリア搬送装置には二
本のハンドを装備したり、一本のハンドが左右に首振り
作動するように構成したりする必要がある。
【0007】しかしながら、キャリア搬送装置に二本の
ハンドを装備したり一本のハンドが左右に首振り作動す
るように構成すると、筐体の幅(間口)が大きくなるた
め、筐体がバッチ式CVD装置の規格外になったり、イ
ニシャルコストやランニングコストが大きくなったりし
てしまう。
【0008】本発明の目的は、筐体の幅の増加を防止す
ることができる基板処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る基板処理装
置は、複数枚の基板を収納するポッドのキャップを開閉
するポッドオープナと、複数の前記ポッドを垂直方向に
並べて保管する複数のポッド棚とを備えており、前記ポ
ッドオープナと前記複数のポッド棚とは、ポッドオープ
ナの載置部に載置されるポッドの中心線の延長線と、各
ポッド棚に載置されるポッドの中心線の延長線とが一致
するように配置されていることを特徴とする。
【0010】前記した手段によれば、複数のポッド棚は
ポッドオープナの垂直方向に並んでいるため、複数のポ
ッドを筐体の幅を広げずに待機させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0012】本実施の形態において、本発明に係る基板
処理装置は、一回のバッチ処理の枚数が五十枚程度以下
の小バッチを取り扱うバッチ式CVD装置すなわち小バ
ッチ式縦形拡散・CVD装置(以下、小バッチ式CVD
装置という。)として構成されている。この小バッチ式
CVD装置は製品基板としてはプロダクトウエハを取り
扱うものとして構成されており、キャリアとしてはポッ
ドを取り扱うものとして構成されている。なお、以下の
説明において、前後左右は図2を基準とする。すなわ
ち、ポッド投入排出口30側が前側、その反対側が後
側、クリーンユニット17側が左側、その反対側が右側
とする。
【0013】図1〜図5に示されているように、小バッ
チ式CVD装置1は筐体2を備えており、筐体2の内部
の後端部の上部にはヒータユニット3が垂直方向に据え
付けられており、ヒータユニット3の内部にはプロセス
チューブ4が同心に配置されている。プロセスチューブ
4にはプロセスチューブ4内に原料ガスやパージガス等
を導入するためのガス導入管5と、プロセスチューブ4
内を真空排気するための排気管6とが接続されている。
【0014】筐体2の後端部の下部には送りねじ装置等
によって構成されたエレベータ7が設置されており、エ
レベータ7はプロセスチューブ4の真下に水平に配置さ
れたシールキャップ8を垂直方向に昇降させるように構
成されている。シールキャップ8はプロセスチューブ4
の炉口である下端開口をシールするように構成されてい
るとともに、ボート9を垂直に支持するように構成され
ている。ボート9は基板としてのウエハWを複数枚(例
えば、五十枚程度以下)、中心を揃えて水平に配置した
状態で支持して、プロセスチューブ4の処理室に対して
エレベータ7によるシールキャップ8の昇降に伴って搬
入搬出するように構成されている。
【0015】図3および図5に示されているように、筐
体2の内部におけるボート9の前側領域にはボート9に
対してウエハWをチャージングおよびディスチャージン
グするウエハ移載装置10が設置されている。ウエハ移
載装置10はロータリーアクチュエータ11を備えてお
り、ロータリーアクチュエータ11は上面に設置された
第一リニアアクチュエータ12を水平面内で回転させる
ように構成されている。第一リニアアクチュエータ12
の上面には第二リニアアクチュエータ13が設置されて
おり、第一リニアアクチュエータ12は第二リニアアク
チュエータ13を水平移動させるように構成されてい
る。第二リニアアクチュエータ13の上面には移動台1
4が設置されており、第二リニアアクチュエータ13は
移動台14を水平移動させるように構成されている。移
動台14にはウエハWを下から支持するツィーザ15が
複数枚(本実施の形態においては五枚)、等間隔に配置
されて水平に取り付けられている。ウエハ移載装置10
は送りねじ装置等によって構成されたエレベータ16に
よって昇降されるようになっている。
【0016】なお、図3に示されているように、筐体2
の内部における左側壁にはクリーンエアを吹き出すクリ
ーンユニット17が設置されており、また、筐体2の内
部のウエハ移載装置10の左脇にはウエハWに切設され
たノッチの位置を合わせるノッチ合わせ装置18が設置
されている。
【0017】図1〜図5に示されているように、筐体2
の前後方向の中央部には筐体2の内部を前後に仕切る隔
壁19が左右方向に延在して垂直に構築されており、隔
壁19のウエハ移載装置10と対向する位置にはウエハ
Wを筐体2に対して搬入搬出するためのウエハポートと
してのウエハ搬入搬出口20が開設されている。ウエハ
搬入搬出口20にはポッドオープナ21が設置されてい
る。ポッドオープナ21はポッドを載置する載置台22
と、載置台22に載置されたポッドのキャップを着脱す
るキャップ着脱機構23とを備えており、載置台22に
載置されたポッドのキャップをキャップ着脱機構23に
よって着脱することにより、ポッドのウエハ出し入れ口
を開閉するように構成されている。載置台22の上面に
おける二等辺三角形の三つの頂角の位置には、ポッドの
下面に没設された位置決め穴(図示せず)に嵌入する位
置決め突起22aがそれぞれ突設されている。
【0018】図1、図2および図4に示されているよう
に、隔壁19の正面におけるウエハ搬入搬出口20の上
方には上中下段のポッド棚24、25、26が垂直方向
に一列に並ぶように設置されている。上中下段のポッド
棚24、25、26はいずれも同一の構造に構成され、
一部が切り欠かれた正方形枠形状の載置板27を備えて
おり、載置板27の上面における二等辺三角形の三つの
頂角の位置には、ポッドの位置決め穴に嵌入する位置決
め突起28がそれぞれ突設されている。そして、ポッド
オープナ21と上中下段のポッド棚24、25、26と
は、ポッドオープナ21の載置台22に載置されて位置
決めされたポッドの中心線の延長線と、上中下段のポッ
ド棚24、25、26に載置されて位置決めされたポッ
ドの中心線の延長線とが一致するように配置されてい
る。
【0019】図1〜図4に示されているように、筐体2
の正面壁2aにおけるウエハ搬入搬出口20に対向する
位置には、ポッドを筐体2に対して投入排出するための
ポッド投入排出口30が開設されており、筐体2の内部
におけるポッド投入排出口30に対向する位置にはポッ
ドステージ31が設置されている。つまり、ポッドステ
ージ31とポッドオープナ21の載置台22と上中下段
のポッド棚24、25、26とは同一の垂直面内に含ま
れるように配置されている。ポッドステージ31は平面
視が凹字形状の載置板32を備えており、載置板32の
上面における二等辺三角形の三つの頂角の位置には、ポ
ッドの位置決め穴に嵌入する位置決め突起33がそれぞ
れ突設されている。ポッドステージ31に対してはポッ
ドがポッド投入排出口30を通して、図示しない工程内
搬送装置(AGVまたはOHT)によって投入および排
出されるようになっている。
【0020】図1〜図4に示されているように、筐体2
の内部のポッドステージ31とポッドオープナ21との
間にはポッド搬送装置34が設備されており、ポッド搬
送装置34はポッドをポッドステージ31とポッド棚2
4、25、26との間およびポッド棚24、25、26
とポッドオープナ21との間で搬送するように構成され
ている。ポッド搬送装置34はエレベータ35と、エレ
ベータ35によって昇降されるベース36と、ベース3
6に回転自在に支承されロータリーアクチュエータ37
によって回転駆動されるアーム38と、アーム38の自
由端部に回転自在に支承されてロータリーアクチュエー
タ39によって回転駆動されるホルダ40とを備えてお
り、ホルダ40の上面における二等辺三角形の三つの頂
角の位置には、ポッドの位置決め穴に嵌入する位置決め
突起41がそれぞれ突設されている。
【0021】以下、前記構成に係る小バッチ式CVD装
置の作用を説明する。初期の状態においては、図1に示
されているように、上中下段のポッド棚24、25、2
6のいずれにもポッドは載置されていない。
【0022】本実施の形態においては、図2〜図4に示
されているように、サイドダミーウエハWaを収納した
ポッド(以下、ダミーウエハ用ポッドPaという。)が
上段のポッド棚24に載置され、モニタウエハWbを収
納したポッド(以下、モニタウエハ用ポッドPbとい
う。)が中段のポッド棚25に載置される。
【0023】予め、上段のポッド棚24に載置されたダ
ミーウエハ用ポッドPaはポッド搬送装置34のホルダ
40によってピックアップされ、ポッドオープナ21に
搬送され、載置台22の上へプットダウンされて載置さ
れる。
【0024】ポッドオープナ21の載置台22に載置さ
れたダミーウエハ用ポッドPaは、キャップをキャップ
着脱機構23によって外されてウエハ出し入れ口を開放
される。続いて、予め指定された枚数のダミーウエハW
aがダミーウエハ用ポッドPaからウエハ移載装置10
によって引き出されてボート9に装填(チャージング)
される。この際、図5に示されているように、ダミーウ
エハWaはボート9の上端部および下端部に装填され
る。所定枚のダミーウエハWaが引き出されたダミーウ
エハ用ポッドPaは、ポッドオープナ21の載置台22
の上からポッド搬送装置34によってピックアップさ
れ、元の上段のポッド棚24に搬送されて載置される。
【0025】小バッチ式CVD装置1のプロダクトウエ
ハWcに対する成膜処理に際して、プロダクトウエハW
cを収納したポッド(以下、プロダクトウエハ用ポッド
Pcという。)が下段のポッド棚26に載置される。す
なわち、工程内搬送装置によって搬送されて来たプロダ
クトウエハ用ポッドPcは、ポッド投入排出口30から
筐体2の内部に投入され、ポッドステージ31の載置板
32の上に載置される。
【0026】ポッドステージ31のプロダクトウエハ用
ポッドPcは載置板32からポッド搬送装置34のホル
ダ40によってピックアップされ、下段のポッド棚26
に搬送され、載置板27の上にプットダウンされて載置
される。
【0027】下段のポッド棚26に供給されたプロダク
トウエハ用ポッドPcはポッド搬送装置34のホルダ4
0によってピックアップされ、ポッドオープナ21に搬
送され、載置台22の上へプットダウンされて載置され
る。
【0028】ポッドオープナ21の載置台22に載置さ
れたプロダクトウエハ用ポッドPcは、ウエハ出し入れ
口がキャップをキャップ着脱機構23によって外されて
開放される。続いて、プロダクトウエハ用ポッドPcに
収納された複数枚(通例、二十五枚)のプロダクトウエ
ハWcは、プロダクトウエハ用ポッドPcからウエハ移
載装置10によって引き出されてボート9に装填(チャ
ージング)されて行く。この際、図5に示されているよ
うに、プロダクトウエハWcはボート9のダミーウエハ
Waが装填された上端部と下端部との間である中央部に
装填される。
【0029】全てのプロダクトウエハWcがボート9に
装填されることによって空になったプロダクトウエハ用
ポッドPcは、ポッドオープナ21の載置台22の上か
らポッド搬送装置34によってピックアップされ、元の
下段のポッド棚26に搬送されて載置される。
【0030】次いで、中段のポッド棚25に予め載置さ
れたモニタウエハ用ポッドPbが、ポッド搬送装置34
のホルダ40によってピックアップされ、ポッドオープ
ナ21に搬送され、載置台22の上へプットダウンされ
て載置される。
【0031】ポッドオープナ21の載置台22に載置さ
れたモニタウエハ用ポッドPbは、ウエハ出し入れ口が
キャップをキャップ着脱機構23によって外されて開放
される。続いて、指定された枚数のモニタウエハWbが
プロダクトウエハ用ポッドPcからウエハ移載装置10
によって引き出されてボート9に装填される。この際、
図5に示されているように、モニタウエハWbはボート
9の予め指定された場所に装填される。指定されたモニ
タウエハWbがボート9に装填されたモニタウエハ用ポ
ッドPbは、ポッドオープナ21の載置台22の上から
ポッド搬送装置34によってピックアップされ、元の中
段のポッド棚25に搬送されて載置される。
【0032】図5に示されているように、ダミーウエハ
Wa、プロダクトウエハWcおよびモニタウエハWbが
予め指定された枚数(例えば、三十枚〜三十二枚)がボ
ート9に装填されると、ボート9はエレベータ7によっ
て上昇されてプロセスチューブ4の処理室に搬入され
る。ボート9が上限に達すると、ボート9を保持したシ
ールキャップ8の上面の周辺部がプロセスチューブ4を
シール状態に閉塞するため、処理室は気密に閉じられた
状態になる。
【0033】プロセスチューブ4の処理室は気密に閉じ
られた状態で、所定の圧力となるように排気管6によっ
て排気され、ヒータユニット3によって所定の温度に加
熱され、所定の原料ガスがガス導入管5によって所定の
流量だけ供給される。これにより、予め設定された処理
条件に対応する所望の膜がダミーウエハWa、プロダク
トウエハWcおよびモニタウエハWbに形成される。
【0034】予め設定された処理時間が経過すると、ボ
ート9がエレベータ7によって下降されることにより、
処理済みのダミーウエハWa、プロダクトウエハWcお
よびモニタウエハWbを保持したボート9が元の待機位
置に搬出される。
【0035】ボート9が待機位置に搬出されると、ま
ず、処理済みのプロダクトウエハWcがウエハ移載装置
10によってディスチャージングされて、ポッドオープ
ナ21の載置台22に載置されたプロダクトウエハ用ポ
ッドPcに収納される。なお、下段のポッド棚26に載
置されたプロダクトウエハ用ポッドPcは処理中にポッ
ドオープナ21の載置台22にポッド搬送装置34によ
って搬送されて載置されている。
【0036】次いで、中段のポッド棚25に載置された
モニタウエハ用ポッドPbがポッドオープナ21の載置
台22にポッド搬送装置34によって搬送されて載置さ
れる。続いて、処理済みのモニタウエハWbがウエハ移
載装置10によってディスチャージングされて、ポッド
オープナ21の載置台22に載置されたモニタウエハ用
ポッドPbに収納される。モニタウエハWbを戻された
モニタウエハ用ポッドPbは、キャップ着脱機構23に
よってキャップを装着された後に、ポッドオープナ21
から元の中段のポッド棚25にポッド搬送装置34によ
って搬送されて載置される。
【0037】処理済みプロダクトウエハWcのプロダク
トウエハ用ポッドPcへの収納作業が完了すると、プロ
ダクトウエハWcが一杯になったプロダクトウエハ用ポ
ッドPcはキャップ着脱機構23によってキャップを装
着される。続いて、プロダクトウエハ用ポッドPcはポ
ッドオープナ21の載置台22から下段のポッド棚26
に搬送されて戻される。
【0038】他方、ボート9の処理済みのダミーウエハ
Waは複数処理回数使用されるため、予め指定された回
数に達する迄はボート9に残される。
【0039】下段のポッド棚26に戻されたプロダクト
ウエハ用ポッドPcは、ポッドステージ31へポッド搬
送装置34によって搬送されて載置される。そして、ポ
ッドステージ31に載置されたプロダクトウエハ用ポッ
ドPcは筐体2の外部へ、ポッド投入排出口30から工
程内搬送装置によって取り出され、次の工程へ搬送され
て行く。
【0040】以降、前述した作用が繰り返されて、プロ
ダクトウエハWcが例えば二十五枚ずつ、小バッチ式C
VD装置1によってバッチ処理されて行く。
【0041】なお、処理済みのモニタウエハWbを収納
されて中段のポッド棚25に戻されたモニタウエハ用ポ
ッドPbは、中段のポッド棚25からポッドステージ3
1に搬送される。そして、処理済みのモニタウエハWb
は筐体2の外部へ、ポッド投入排出口30から工程内搬
送装置によって取り出され、欠陥検査工程等へ搬送され
て行く。
【0042】また、ダミーウエハWaは繰り返しの使用
によって反りや汚染が許容値以上になった時期におい
て、ボート9から取り出されてダミーウエハ用ポッドP
aに収納され、上段のポッド棚24を経由してポッドス
テージ31に搬送される。そして、使用済みのダミーウ
エハWaは筐体2の外部へ、ポッド投入排出口30から
工程内搬送装置によって取り出され、ダミーウエハ交換
工程等へ搬送されて行く。
【0043】ところで、ポッドステージ31と上中下段
のポッド棚24、25、26とポッドオープナ21の載
置台22とが同一の垂直面内に含まれるように配置され
ていることにより、前述した各ポッドPa、Pb、Pc
の搬送作業に際して、ポッド搬送装置34の各ポッドP
a、Pb、Pcの搬送軌跡は当該垂直面に沿うように設
定すれば済むため、左右方向の移動幅を小さく設定する
ことができる。つまり、本実施の形態によれば、筐体2
の左右方向の幅(間口)を小さく設定することができ
る。
【0044】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0045】1) ポッドオープナと上中下段のポッド棚
とをポッドオープナの載置部に載置されるポッドの中心
線の延長線と、上中下段のポッド棚に載置されるポッド
の中心線の延長線とが一致するように配置することによ
り、ポッドオープナと上中下段のポッド棚との間のポッ
ドの搬送作業に際して、ポッド搬送装置のポッドの搬送
軌跡を垂直面に沿うように設定すれば済むため、左右方
向の移動幅を小さく設定することができ、また、ポッド
搬送装置の構造や作動の制御を簡単化することができ、
ポッド搬送装置のイニシャルコストやランニングコスト
を低減することができる。
【0046】2) ポッドステージと上中下段のポッド棚
とポッドオープナの載置台とを同一の垂直面内に含まれ
るように配置することにより、ポッドの搬送作業に際し
て、ポッド搬送装置のポッドの搬送軌跡を当該垂直面に
沿うように設定すれば済むため、左右方向の移動幅を小
さく設定することができ、また、ポッド搬送装置の構造
や作動制御を簡単化することができ、ポッド搬送装置の
イニシャルコストやランニングコストを低減することが
できる。
【0047】3) 筐体の左右方向の幅(間口)を小さく
設定することにより、筐体がバッチ式CVD装置の規格
の範囲外になるのを防止することができ、また、筐体の
容積を小さく設定することにより、フットプリント(占
有床面積)を小さくしてクリーンルームの有効活用を図
ることができ、CVD装置のイニシャルコストやランニ
ングコストを低減することができる。
【0048】4) ポッドオープナと上中下段のポッド棚
とを垂直線上に配置することにより、上中下段のポッド
棚を設置することによる占拠面積の増加を回避すること
ができる。
【0049】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変
更が可能であることはいうまでもない。
【0050】例えば、上中下三段のポッド棚を設置する
に限らず、上下二段のポッド棚を設置してもよい。この
場合には、一方のポッド棚に載置されるポッドによって
モニタウエハを取り扱うように設定することができる。
【0051】また、四段以上のポッド棚を設置してもよ
い。この場合には、二十五枚以上のウエハを取り扱うこ
とができる。
【0052】バッチ式CVD装置は成膜処理に使用する
に限らず、酸化膜形成処理や拡散処理等の処理にも使用
することができる。
【0053】前記実施の形態ではバッチ式CVD装置の
場合について説明したが、本発明はこれに限らず、基板
処理装置全般に適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
筐体の幅の増加を防止することができるため、フットプ
リント(占有床面積)を小さくすることができ、さら
に、イニシャルコストやランニングコストを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である小バッチ式CVD
装置を示す一部省略斜視図である。
【図2】ポッドの保管状態を示す一部省略斜視図であ
る。
【図3】その平面断面図である。
【図4】そのポッド棚側の部分を示す側面断面図であ
る。
【図5】プロセスチューブ側の部分を示す側面断面図で
ある。
【符号の説明】
W…ウエハ(基板)、Wa…ダミーウエハ(ダミー基
板)、Wb…モニタウエハ(モニタ基板)、Wc…プロ
ダクトウエハ(製品基板)、Pa…ダミーウエハ用ポッ
ド、Pb…モニタウエハ用ポッド、Pc…プロダクトウ
エハ用ポッド、1…小バッチ式CVD装置(基板処理装
置)、2…筐体、2a…正面壁、3…ヒータユニット、
4…プロセスチューブ、5…ガス導入管、6…排気管、
7…エレベータ、8…シールキャップ、9…ボート、1
0…ウエハ移載装置、11…ロータリーアクチュエー
タ、12…第一リニアアクチュエータ、13…第二リニ
アアクチュエータ、14…移動台、15…ツィーザ、1
6…エレベータ、17…クリーンユニット、18…ノッ
チ合わせ装置、19…隔壁、20…ウエハ搬入搬出口、
21…ポッドオープナ、22…載置台、22a…位置決
め突起、23…キャップ着脱機構、24…上段のポッド
棚、25…中段のポッド棚、26…下段のポッド棚、2
7…載置板、28…位置決め突起、30…ポッド投入排
出口、31…ポッドステージ、32…載置板、33…位
置決め突起、34…ポッド搬送装置、35…エレベー
タ、36…ベース、37…ロータリーアクチュエータ、
38…アーム、39…ロータリーアクチュエータ、40
…ホルダ、41…位置決め突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能戸 幸一 東京都中野区東中野三丁目14番20号 株式 会社日立国際電気内 Fターム(参考) 5F031 CA02 CA11 DA08 DA17 EA14 EA20 FA01 FA03 FA11 FA12 FA15 GA35 GA49 HA67 KA14 KA20 MA02 MA28 NA10 5F045 AF19 BB08 BB10 DP19 DQ05 EK06 EM10 EN04 EN05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板を収納するポッドのキャッ
    プを開閉するポッドオープナと、複数の前記ポッドを垂
    直方向に並べて保管する複数のポッド棚とを備えてお
    り、前記ポッドオープナと前記複数のポッド棚とは、ポ
    ッドオープナの載置部に載置されるポッドの中心線の延
    長線と、各ポッド棚に載置されるポッドの中心線の延長
    線とが一致するように配置されていることを特徴とする
    基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
    て、前記ポッドが載置されるポッドステージとを備えて
    おり、このポッドステージと前記ポッドオープナと前記
    複数のポッド棚とは、ポッドステージに載置されたポッ
    ドの中心線と、ポッドオープナの載置部に載置されたポ
    ッドの中心線と、各ポッド棚に載置されたポッドの中心
    線とが同一の垂直面内に含まれるように配置されている
    ことを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 複数枚の基板を収納するポッドのキャッ
    プを開閉するポッドオープナと、このポッドオープナの
    垂直方向に配置されて複数の前記ポッドを垂直方向に並
    べて保管する複数のポッド棚と、ポッドを前記複数のポ
    ッド棚と前記ポッドオープナとの間で垂直面内の前後方
    向の移動によって搬送するポッド搬送装置とを備えてい
    ることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板処理装置であっ
    て、前記ポッドが載置されるポッドステージをさらに備
    えており、前記ポッド搬送装置は前記ポッドを前記ポッ
    ドステージと前記ポッド棚および/または前記ポッドオ
    ープナとの間で垂直面内の前後方向の移動によって搬送
    するよう構成されていることを特徴とする基板処理装
    置。
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