JP2014061840A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体前部のケーブルにストレスがかかるのを抑制できる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】ヘッドパイプ4の前方に位置し、フォークアッパ6に取り付けられたガイド体84を備えている。ガイド体84は、ほぼU字状に形成され、ケーブルCAの左右方向の移動を規制する左右一対の側方規制部86L、86Rと、これら側方規制部86L、86Rの下端部86La,86Raを連結してケーブルCAの下方向への移動を規制する下方規制部88とを有している。左右一対の側方規制部86L、86Rは、正面視でヘッドパイプ4よりも左右方向の外側に位置している。ケーブルCAの一部がヘッドパイプ4と左側の側方規制部86Lとの間の第1隙間90を通過し、ケーブルCAの残部がヘッドパイプ4と右側の側方規制部86Rとの間の第2隙間92を通過する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車体フレームの前端部に支持されたハンドルにより操向する鞍乗型車両に関するものである。
自動二輪車のような鞍乗型車両では、車体フレームの前端のヘッドパイプにステアリングシャフトが回動自在に挿通され、ステアリングシャフトの上端にフォークアッパが取り付けられ、フォークアッパに操向用のハンドルが取り付けられている。ハンドルおよびフォークアッパには、種々のスイッチ、メータならびにクラッチ・アクセル等の操作具が配置され、それらのケーブルが、車体前部から導出されて後方のコントロール・ユニット、クラッチ等に接続される。その際、車体フレームの前端のヘッドパイプの左右両側に、ケーブル固定用の金具を取り付け、これらの金具で前記ケーブルを固定していた(例えば、特許文献1)。
特開平6−329070号公報
しかしながら、特許文献1では、ハンドルを回転操作すると、前記スイッチ、操作具等から取り出されたケーブルが、ハンドルおよびフォークアッパとともに回動するのに対し、ヘッドパイプに取り付けられた金具は回動しないため、金具によってケーブルにストレスがかかる。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、車体前部のケーブルにストレスがかかるのを抑制できる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の鞍乗型車両は、車体フレームの前端のヘッドパイプにステアリングシャフトが回動自在に挿通され、前記ステアリングシャフトの上端にフォークアッパが取り付けられ、前記フォークアッパに操向用のハンドルが取り付けられ、車体前部から後方に延びるケーブルを有する鞍乗型車両であって、前記ヘッドパイプの前方に位置し、前記フォークアッパに取り付けられたガイド体を備え、前記ガイド体は、ほぼU字状に形成されて前記ケーブルの左右方向の移動を規制する左右一対の側方規制部と、前記左右一対の側方規制部の下端部を連結して前記ケーブルの下方向への移動を規制する下方規制部とを有し、前記左右一対の側方規制部が、正面視で前記ヘッドパイプよりも左右方向の外側に位置し、前記ケーブルの一部が前記ヘッドパイプと左側の前記側方規制部との間の第1隙間を通過し、前記ケーブルの残部が前記ヘッドパイプと右側の前記側方規制部との間の第2隙間を通過する。
この構成によれば、ケーブルおよびガイド体がステアリングと一緒に回動するので、ガイド体によってケーブルにストレスがかかるのを抑制できる。さらに、U字状の簡単な構造のガイド体を一つ設けるだけであるので、ヘッドパイプの左右側に2つのケーブル固定金具を設ける場合に比べて、曲げ工数および溶接の工数が減るうえに、部品点数の削減にも繋がる。その結果、製造コストおよび組立コストが低下する。
本発明において、前記下方規制部は、平面視で車幅方向中央部が前方へ膨出したV字形であることが好ましい。ヘッドパイプは下方前方に傾斜して延びているが、この構成によれば、下方規制部の車幅方向中央部が前方へ膨出しているので、ガイド体がヘッドパイプに干渉するのを避けることができる。
本発明において、前記左右一対の側方規制部が、前方視で、前記フォークアッパに支持された左右一対のフロントフォークの内側に位置していることが好ましい。この構成によれば、側方規制部が前方視でフロントフォークの内側に位置しているので、ガイド体とヘッドパイプとの間を通過するケーブルがフロントフォークの内側に位置するので、目立たなくなって、車両の外観が向上する。また、ケーブルが、ガイド体とフロントフォークとの間ではなく、ガイド体とヘッドパイプとの間を通過するので、ケーブルが擦れてフロントフォークを傷つけることが防止される。
側方規制部がフロントフォークの内側に位置している場合、前記ガイド体は前記フロントフォークよりも後方に配置されていることが好ましい。この構成によれば、下方前方に傾斜して延びるフロントフォークの後方に、ガイド体が配置されるので、ガイド体を目立たなくして、車両の外観を向上させることができる。
本発明において、さらに、前記ガイド体よりも前方で前記ケーブルを前記各隙間に導くサブガイドを備えていることが好ましい。この構成によれば、サブガイドを介してケーブルが各隙間に円滑に導かれる。
本発明において、前記ケーブルは、前記ハンドルの左右端部から車体後方に延びるケーブルを含むことが好ましい。ここで、ハンドルの左右端部とは、両グリップとその近傍部分をいう。ハンドルから取り出されたケーブルは、ハンドルとともに回動するが、この構成によれば、ガイド体もハンドルとともに回動するので、ケーブルにガイド体からのストレスがかかるのを効果的に抑制できる。
本発明の鞍乗型車両によれば、ケーブルおよびガイド体がステアリングと一緒に回動するので、ケーブルにガイド体からのストレスがかかるのを抑制できる。さらに、U字状の簡単な構造のガイド体を一つ設けるだけであるので、ヘッドパイプの左右側に2つのケーブル固定金具を設ける場合に比べて、部品点数が削減されるとともに、曲げ工数および溶接の工数が減少する。その結果、製造コストおよび組立コストが低下する。
本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両の一種である自動二輪車を示す側面図である。 同自動二輪車を示す正面図である。 同自動二輪車を示す平面図である。 同自動二輪車の前部における、部品を一部省略した平面図である。 同4の正面図である。 図4の側面図である。 同自動二輪車のケーブル保持構造を示す正面図である。 同ケーブル保持構造を示す平面図である。 同ケーブル保持構造を示す側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本明細書において、「左側」および「右側」は、車両に乗車した運転者から見た左右側をいう。図1は、本発明の第1実施形態にかかる鞍乗型車両の一種である自動二輪車を示す側面図である。自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を構成するメインフレーム1と、メインフレーム1の後部に連結されて後半部を構成するリヤフレーム2とを有している。
メインフレーム1の前端に、ヘッドパイプ4が取り付けられ、このヘッドパイプ4に回動自在に挿通されたステアリングシャフト(図示せず)を介して、フォークアッパ6およびフォークアンダ8がメインフレーム1に支持され、これらフォークアッパ6およびフォークアンダ8にフロントフォーク10が支持され、このフロントフォーク10の下端部に前輪12が支持されている。フロントフォーク10の上端部のフォークアッパ6にはハンドル14が取り付けられている。メータユニット15がハンドル14の前方に配置され、メータブラケット17を介してフォークアッパ6に支持されている。ヘッドパイプ4およびフロントフォーク10は、上方から前方下方に傾斜して延びている。
メインフレーム1は後ろ下がりに傾斜した後端部にスイングアームブラケット16が形成され、このスイングアームブラケット16にスイングアーム18の前端部がピボット軸20を介して揺動自在に支持されている。このスイングアーム18の後端部に後輪22が支持されている。メインフレーム1の中央部の下方位置にはエンジンEが前傾姿勢で搭載されており、このエンジンEによりチェーンのような伝達部材21を介して後輪22を駆動する。
エンジンEは内燃機関であり、この実施形態では2気筒4サイクルの並列多気筒エンジンであり、クランクケース24と、クランクケース24から上方に突出したシリンダブロック26と、その上方のシリンダヘッド28とを有している。シリンダヘッド28の前面から取り出された2本の排気管30が、エンジンEの下方で集合され、後輪22の右側に配置された排気マフラ32に接続されている。
メインフレーム1の上部に燃料タンク34が配置されている。フロントフォーク10の前面にヘッドランプユニット40が支持されており、このヘッドランプユニット40に、ヘッドパイプ4およびフロントフォーク10上部の前方を覆う樹脂製のフロントカウル38が支持されている。フロントカウル38の後方上部で、メータユニット15の側方に左右一対の方向指示器42が装着されている。
エンジンEの前方斜め上方には、水のようなエンジン冷却媒体を放熱させるためのラジエータ44が配置されている。ラジエータ44は、上部が下部よりも若干前方へ偏位した前傾姿勢となっている。ラジエータ44の上方側方からラジエータ44の外側方およびエンジンのシリンダヘッド28の外側方にかけて延びる左右一対のサイドカウル(シュラウド)46,46が配置され、メインフレーム1に支持されている。サイドカウル46の下部は、エンジンEの下部の前方でロワカウル56に連なっている。ロワカウル56は、エンジンEの下部および排気管30を外側方から覆い、スイングアームブラケット16の下端まで延びている。
樹脂製のサイドカウル46の内側に、図2に示すように、フロントカウル38とサイドカウル46との車幅方向の隙間が塞ぐ樹脂製のインナカバー58が配置されている。図1に示すように、インナカバー58は、サイドカウル46の内側に配置されている。インナカバー58の後方にメインフレーム1を外側方から覆うアウタカバー59が配置されている。アウタカバー59の外表面はサイドカウル46の外表面と面一となっている。
リヤフレーム2の上部には、操縦者用シート60および同乗車用シート62が装着されている。操縦者用シート60の下方に、コントロール・ユニットCUが搭載され、その外側方がサイドカバー66により覆われている。
図3に示すように、ハンドル14の前方で、ハンドル14とメータユニット15との間にイグニッションスイッチ36が配置されている。左側のハンドル14にはクラッチレバー68が取り付けられ、このクラッチレバー68とエンジンEの後部のクラッチ70とがクラッチホース(ケーブルの一種)72により接続されている。また、左側のハンドルグリップ65Lのグリップ内側近傍の左側スイッチボックス74に、左側グリップスイッチ76が配置されている。左側グリップスイッチ76は、例えば左側方向指示器42のスイッチである。
右側のハンドルグリップ65Rはアクセルグリップ78であり、右側のハンドル14のグリップ内側近傍の右側スイッチボックス80に、右側グリップスイッチ82が配置されている。右側グリップスイッチ82は、例えば右側方向指示器42、ヘッドランプユニット40のスイッチである。
図4に示すように、車体前部に配置されたイグニッションスイッチ36、左右のグリップスイッチ76,82、アクセルグリップ78およびメータユニット15のハーネス(ケーブルの一種)36h,76h,82h,78h,15hが、燃料タンク34の下方でサイドカウル46の内側方を通って車体後方へ延び、エンジンEおよび電気系を制御するコントロール・ユニットCUに接続されている。これら各ハーネス36h,76h,82h,78h,15hとクラッチホース72とで、車体前部から後方に延びるケーブルCAを構成している。
図5および図6に示すように、前記ヘッドパイプ4の前方に、車体前部から後方に延びるケーブルCAを保持するガイド体84が配置されている。ガイド体84は単一物の線材を曲げ加工により成形したもので、図7に示すように、ほぼU字状に形成され、ケーブルCAの左右方向(車幅方向)の移動を規制する左右一対の側方規制部86L,86Rと、左右の側方規制部86L,86Rの下端部86La,86Raを連結してケーブルCAの下方向への移動を規制する下方規制部88とを有している。下方規制部88は、平面視で車幅方向中央部88aが前方へ膨出したV字形状を有している。
本実施形態では、線材として鋼線が用いられているが、これに限定されず、例えば、樹脂製であってもよい。また、線材の断面形状は丸形、すなわち円形、楕円形または面取りされた角形状であることが好ましい。このような形状であると、接触によってケーブルCAを摩耗させない。
左右の側方規制部86L,86Rの上端部86Lb,86Rbが、フォークアッパ6(図6)に取り付けられた前記メータブラケット17に溶接により固着され、メータの保持を兼ねるケーブル保持構造体85を構成している。ケーブル保持構造体85の詳細は後述する。ガイド体84をフォークアッパ6に直接溶接して、フォークアッパ6と一体に形成してもよい。
図6に示すように、ガイド体84は、側面視で、ヘッドパイプ4の前端面にほぼ重なる位置で、かつ、フロントフォーク10よりもやや後方に配置されている。また、図5に示すように、左右一対の側方規制部86L,86Rが、正面視でヘッドパイプ4よりも左右方向の外側に位置し、かつ、左右一対のフロントフォーク10,10の内側に位置している。つまり、図7に示すように、左右方向におけるヘッドパイプ4と左右の側方規制部86L,86Rとの間にそれぞれ第1および第2隙間90,92が形成されている。
ガイド体84よりも前方に、ケーブルCAを各隙間90,92に導く左右のサブガイド94,96が設けられている。本実施形態では、サブガイド94,96は鋼線を折り曲げることにより構成され、左側のサブガイド94が矩形に、右側のサブガイド96が三角形状に形成されている。ただし、サブガイド94,96の材質、形状は、これに限定されない。さらに、サブガイド94,96は左右の一方のみに設けてもよく、あるいは、なくてもよい。
図7〜9を用いてケーブル保持構造体85の詳細を説明する。図8に示すように、前記メータブラケット17と、これに溶接で固着された前記ガイド体84およびサブガイド94,96と、メータブラケット17に設けられてヘッドランプユニット40を支持するヘッドランプブラケット98とを有している。ヘッドランプブラケット98は、平板からなり、メータブラケット17に溶接により一体化されている。
メータブラケット17は、フォークアッパ6への取付部を構成する2つのブラケット取付部材100,100と、メータユニット15(図9)が支持されるメータ取付部材102とを有し、ブラケット取付部材100,100とメータ取付部材102とが、ガイド体84よりも太い鋼線からなる連結部材104により接続されている。ブラケット取付部材100,100およびメータ取付部材102は平板を折り曲げて形成され、それぞれ連結部材104に溶接により固着されている。
2つのブラケット取付部材100,100は左右方向に並んで配置され、各ブラケット取付部材100,100には上下方向に貫通したボルト挿通孔100a,100aが形成されている。図9に示すように、左右のブラケット取付部材100,100の後部に、左右の側方規制部86L,86Rの上端部86Lb,86Rbが溶接により固着されている。図9では、左側のブラケット取付部材100のみ示している。図8に示すように、左右のブラケット取付部材100,100の前部に、左右のサブガイド94,96がそれぞれ溶接により固着されている。
左右のブラケット取付部材100,100の下面に、左右の連結部材104,104の後端部がそれぞれ溶接により固着されている。各連結部材104は、図9に示すように、ブラケット取付部材100から前方斜め上方に延びる延設部104aと、延設部104aの前端で折れ曲がって前方または前方斜め下方に向かって延びるメータ取付部材固定部104bと、メータ取付部材固定部104bの前端部で下方に折れ曲がって延びるヘッドライトブラケット固定部104cとを有している。
メータ取付部材固定部104bの上面に、メータ取付部材102が溶接により固着されている。メータ取付部材102は、メータ取付部材固定部104bに固着される被支持部102aと、取付状態でライダーの方を向いたメータ取付面102bとを有している。図8に示すように、メータ取付面102bには複数のボルト挿通孔102baおよびハーネス取出部102bbが形成されている。本実施形態では、ボルト挿通孔102baは3つ設けられ、ハーネス取出部102bbは大きく切り欠かれた切欠部からなっている。
図9に示すように、ヘッドランプブラケット固定部104cの前面に、ヘッドランプブラケット98が溶接により固着されている。ヘッドライトブラケット98は、ヘッドランプブラケット固定部104cに固着される被支持部98aと、ヘッドランプユニット40が取り付けられるヘッドランプ取付片98bとを有している。ヘッドランプ取付片98bには、ボルト挿通孔98baが形成され、ヘッドランプ取付片98bにおけるヘッドランプユニット40が取り付けられる面と反対側の面に、溶接ナット98bbが固着されている。
つぎに、ケーブル保持構造体85の車体への組付けについて説明する。まず、図7に示すように、メータブラケット17に、ガイド体84、サブガイド94,96およびヘッドランプブラケット98を溶接により取り付けて一体化し、ケーブル保持構造体85のアセンブリAsを構成する。つづいて、図8に示すように、フォークアッパ6の下面にブラケット取付部材100,100を当接させ、ボルトのような締結部材(図示せず)をボルト挿通孔100aに下方から挿通し、フォークアッパ6に形成されたねじ孔(図示せず)に締め付けることで、アセンブリAsを車体に取り付ける。
つぎに、図9に示すメータ取付面102bにメータユニット15の背面を当接させ、下方からボルトのような締結部材(図示せず)をボルト挿通孔102baに挿通し、メータユニット15に形成されたねじ孔(図示せず)に締め付けることで、メータユニット15をアセンブリAsに取り付ける。
さらに、ヘッドランプ取付片98bに別途ブラケット106を介して、ヘッドランプユニット40の上部が支持される。具体的には、ブラケット106の貫通孔106aにボルト108を挿通し、溶接ナット98bbに締め付けて、ブラケット106をアセンブリAsに取り付ける。つづいて、ボルトのような締結部材(図示せず)を用いてヘッドランプユニット40の上部をブラケット106に支持する。ヘッドランプユニット40の下部は、公知の支持手段によりフロントフォーク10またはフォークアンダ8に支持される。
図5に示すように、メータユニット15のハーネス15hは、ハーネス取出部102bbから取り出されて第1隙間90を通ったのち、図4に示すように、後方に延びてコントロール・ユニットCUに接続される。また、図5に示すように、イグニッションスイッチ36のハーネス36hは、第2隙間92を通ったのち、図4に示すように、後方に延びてコントロール・ユニットCUに接続される。
図3に示すように、左側グリップ65Lからの左側グリップスイッチ76のハーネス76hおよびクラッチホース72が左側のサブガイド94に案内されて第1隙間90に導かれ、右側グリップ65Rからの右側グリップスイッチ82のハーネス82hおよびアクセルグリップ78のハーネス78hが右側のサブガイド96に案内されて第2隙間92に導かれている。
図4に示すように、左側グリップ65Lからのケーブルである左側グリップスイッチ76のハーネス76hおよびクラッチホース72は、図5の第1隙間90を通過したあと、後方に延びてコントロール・ユニットCUに接続される。一方、図4の右側グリップ65Rからのケーブルである右側グリップスイッチ82のハーネス82hおよびアクセルグリップ78のハーネス78hは、図5の第2隙間92を通過したあと、後方に延びてコントロール・ユニットCUに接続される。
上記構成において、図5に示すケーブルCAおよびガイド体84がステアリングの際に一緒に回動するので、ケーブルCAがハンドル14から取り出したものを含んでいても、ケーブルCAにガイド体84との接触によるストレスがかかるのを抑制できる。図7に示すように、U字状の簡単な構造の単一物のガイド体84を設けるだけであるので、ヘッドパイプ4の左右側に2つのケーブル固定金具を設ける場合に比べて、部品点数が削減されるとともに、曲げ工数および溶接の工数が減少する。特に、ケーブル保持構造体85がメータユニット15の保持を兼ねているので、メータユニット15の保持部材を別途設ける場合と比較して、部品点数および組立工数が減少する。
図8に示すように、ガイド体84の下方規制部88の車幅方向中央部が前方へ膨出しているので、下方前方に傾斜して延びるヘッドパイプ4に、ガイド体84が干渉するのを避けることができる。
図5に示すように、側方規制部86L,86Rが、前方視でフロントフォーク10の内側に位置しているので、ガイド体84とヘッドパイプ4との間を通過するケーブルCAがフロントフォーク10の内側に位置するから、目立たなくなって、車両の外観が向上する。また、ケーブルCAが、ガイド体84とフロントフォーク10との間ではなく、ガイド体84とヘッドパイプ4との間を通過するので、ケーブルCAがフロントフォーク10に擦り付けられるのを防止できる。
図6に示すように、下方前方に傾斜して延びるフロントフォーク10の後方に、ガイド体84が配置されるので、ガイド体84を目立たなくして、車両の外観を向上させることができる。
図5に示すように、ガイド体84よりも前方にサブガイド94,96が設けられているので、サブガイド94,96を介してケーブルCAが各隙間90,92に円滑に導かれる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記実施形態では、ネイキッドタイプの自動二輪車について説明したが、フルカウル等の他のタイプの自動二輪車にも適用できる。また、自動二輪車に限らず、三輪車、四輪バギー等の他の鞍乗型車両にも適用できる。さらに、ヘッドランプユニット40用のケーブルまたはABSケーブルをガイド体84で案内するようにすることもできる。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
FR 車体フレーム
4 ヘッドパイプ
5 ステアリングシャフト
6 フォークアッパ
10 フロントフォーク
14 ハンドル
84 ガイド体
86L,86R 側方規制部
88 下方規制部
90 第1隙間
92 第2隙間
94,96 サブガイド
CA ケーブル

Claims (6)

  1. 車体フレームの前端のヘッドパイプにステアリングシャフトが回動自在に挿通され、前記ステアリングシャフトの上端にフォークアッパが取り付けられ、前記フォークアッパに操向用のハンドルが取り付けられ、車体前部から後方に延びるケーブルを有する鞍乗型車両であって、
    前記ヘッドパイプの前方に位置し、前記フォークアッパに取り付けられたガイド体を備え、
    前記ガイド体は、ほぼU字状に形成されて前記ケーブルの左右方向の移動を規制する左右一対の側方規制部と、前記左右一対の側方規制部の下端部を連結して前記ケーブルの下方向への移動を規制する下方規制部とを有し、
    前記左右一対の側方規制部が、正面視で前記ヘッドパイプよりも左右方向の外側に位置し、
    前記ケーブルの一部が前記ヘッドパイプと左側の前記側方規制部との間の第1隙間を通過し、
    前記ケーブルの残部が前記ヘッドパイプと右側の前記側方規制部との間の第2隙間を通過する鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、前記下方規制部は、平面視で車幅方向中央部が前方へ膨出したV字形である鞍乗型車両。
  3. 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、前記左右一対の側方規制部が、前方視で、前記フォークアッパに支持された左右一対のフロントフォークの内側に位置している鞍乗型車両。
  4. 請求項3に記載の鞍乗型車両において、前記ガイド体は前記フロントフォークよりも後方に配置されている鞍乗型車両。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両において、さらに、前記ガイド体よりも前方で前記ケーブルを前記各隙間に導くサブガイドを備えた鞍乗型車両。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両において、前記ケーブルは、前記ハンドルの左右端部から車体後方に延びるケーブルを含む鞍乗型車両。
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