JP2023019172A - 鞍乗型車両のメータブラケット - Google Patents

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聡志 高谷
Satoshi Takatani
ファチャラフィシット・パノムワン
Phacharaphysit Panomwan
タウィチャイ・ジャクラウット
Tawichai Jakrawut
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Abstract

【課題】簡単な構造で、且つ、軽量化を実現できる鞍乗型車両のメータブラケットを提供する。【解決手段】鞍乗型車両のメータブラケット40は、車体の前部にメータ38を取り付ける。メータブラケット40は、車幅方向に延びる頂壁42と、頂壁42の車幅方向両端から下方に延びる一対の側壁44,44とを備えている。頂壁42にメータ40が取り付けられている。頂壁42および側壁44が、樹脂製の板材である。【選択図】図6

Description

本出願は、鞍乗型車両の車体の前部にメータを取り付けるメータブラケットに関するものである。
従来、自動二輪車のような鞍乗型車両では、鋼製の線材からなるメータブラケットを介してメータが車体に取り付けられている(例えば、特許文献1)。このようなメータブラケットに溶接された板金製のステーに、各種部品が支持される。
特開昭59-011928号公報
しかしながら、このような線材に板材を溶接したブラケット構造は、部品点数が増えて構造が複雑となる。また溶接痕が残る等の理由により、外観面の向上が求められる。しかも、線材および板材が鋼製であるから、高重量化し易い。
本出願の開示は、簡単な構造で、且つ、軽量化を実現できる鞍乗型車両のメータブラケットを提供する。
本開示の一形態では、鞍乗型車両のメータブラケットは、鞍乗型車両の車体の前部にメータを取り付けるメータブラケットであって、前記メータが取り付けられて車幅方向に延びる頂壁と、前記頂壁の車幅方向両端から下方に延びる一対の側壁とを備え、前記頂壁および前記側壁が、樹脂製の板材である。
本開示の鞍乗型車両のメータブラケットによれば、樹脂製の板材からなる頂壁および側壁で構成されているので、構造が簡単なうえに、軽量化を実現できる。
本開示の第1形態に係るメータブラケットを備えた鞍乗型車両の一種である自動二輪車を示す側面図である。 同自動二輪車の前部を示す側面図である。 同自動二輪車の前部を示す斜視図である。 同自動二輪車の前部におけるフロントカウルとメータを取り外した状態を前方斜め側方から見た斜視図である。 同自動二輪車の前部におけるフロントカウルとメータを取り外した状態を後方斜め側方から見た斜視図である。 同メータブラケットを示す斜視図である。 同自動二輪車の前部を示す正面図である。 同自動二輪車の前部の縦断面図である。
以下、本開示の好ましい形態について図面を参照しながら説明する。図1は本開示の第1形態に係るツールボックスを備えた鞍乗型車両の一種である自動二輪車の前部を示す側面図である。本明細書において、「右」、「左」は、車両に乗車した運転者から見た「右」、「左」をいう。また、「前」「後」とは、車両の進行方向の「前」「後」をいう。
本形態の自動二輪車は、未舗装道路、悪路等を走行可能なオフロードタイプの車両である。ただし、自動二輪車は、オフロードタイプに限定されない。自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を構成するメインフレーム1と、後半部を構成するリヤフレーム2とを有している。メインフレーム1は、前端のヘッドパイプ4から後方斜め下方に延びたのち、下方に湾曲して上下方向に延びている。リヤフレーム2は、メインフレーム1から後方に延びている。
ヘッドパイプ4にアッパブラケット5およびロアブラケット7を介してフロントフォーク6が支持されている。フロントフォーク6の下端部に前輪8が支持され、フロントフォーク6の上端部のアッパブラケット5にハンドル10が取り付けられている。
前輪8にブレーキディスク26とブレーキキャリパ28が設けられている。ブレーキキャリパ28は、ブレーキホース25により、ハンドル10に設けられたマスタシリンダと接続されている。運転者がブレーキレバーを操作することで、マスタシリンダで油圧が発生し、この油圧がブレーキホース25を介してブレーキキャリパ28に伝達されてブレーキキャリパ28内のピストンを押す。このピストンが、ブレーキパッドをブレーキディスク26に押し付けることで、制動力が発生する。
メインフレーム1の後端部に、スイングアームブラケット12が設けられている。スイングアームブラケット12に、スイングアーム14が上下揺動自在に支持されている。スイングアーム14の後端部に、後輪16が取り付けられている。
メインフレーム1の下方でスイングアームブラケット12の前方に、駆動源であるエンジンEが配置され、車体フレームFRに支持されている。エンジンEの動力が動力伝達部材18を介して後輪16に伝達され、後輪16が駆動する。動力伝達部材18は、例えば、ドライブチェーンである。ただし、動力伝達部材18はドライブチェーンに限定されない。
メインフレーム1の上部に燃料タンク22が配置され、リヤフレーム2に操縦者が着座するシート24が装着されている。燃料タンク22は、エンジンEの真上で、ヘッドパイプ4の後方かつシート24の前方に配置されている。
車体の前部にヘッドランプ30が取り付けられている。本形態のヘッドランプ30はLEDランプである。ただし、ヘッドランプ30は、LEDランプに限定されず、ハロゲンランプであってもよい。ヘッドランプ30は、図4に示すヘッドランプステー32を介してアッパブラケット5およびロアブラケット7に支持されている。ヘッドランプステー32は、例えば、アルミ合金、鋼製等の金属製である。ただし、ヘッドランプステー32の材質はこれに限定されない。
ヘッドランプステー32は、金属製の線材からなるステー本体33を有している。本形態では、ステー本体33は、上方に開口したU字形状である。詳細には、ステー本体33は、車幅方向に延びる基部33aと、基部33aの両端から上方に延びる一対の枝部33b、33bとを有している。
ステー本体33の基部33aに上下方向に延びる連結ピン33aaが設けられている。本形態では、連結ピン33aaは車幅方向に並んで2つ設けられている。この連結ピンにゴムのような弾性部材を介してヘッドランプ30の下部を差し込むことにより、ヘッドランプ30の下部がヘッドランプステー32に連結される。
ステー本体33の各枝部33bの上端部が折れ曲がって前方に突出しており、この突出した部分に、金属製の板材からなる第1取付片33baが設けられている。第1取付片33baは、例えば、溶接によりステー本体33の枝部33bに接合されている。第1取付片33baは、枝部33bから下方に延びており、車幅方向を向くねじ孔33bbが形成されている。ねじ孔33bbは、例えば、溶接ナットにより構成されている。このねじ孔33bbにボルトのような締結部材35を締め付けることで、ヘッドランプ30の上部がヘッドランプステー32に連結される。以上により、ヘッドランプ30がヘッドランプステー32に取り付けられる。なお、図4では、一方(左側)の締結部材35のみを図示している。
ステー本体33の基部33aの車幅方向中央部に、下方に延びる第2取付片37が設けられている。第2取付片37は、金属製の板材からなり、ステー本体33の基部33aに溶接で連結されている。第2取付片37に、前後方向を向く挿通孔37aが形成されている。この挿通孔37aにボルトのような締結部材が挿通され、ロアブラケット7に設けられたねじ孔に締め付けられることにより、ヘッドランプステー32の下部がロアブラケット7に支持されている。
ステー本体33の各枝部33bの上端部に、車幅方向内側に延びる第3取付片39が設けられている。第3取付片39は、金属製の板材からなり、本形態では第1取付片33baと一体に設けられている。つまり、第3取付片39と第1取付片33baが、1枚の板材を折り曲げ加工することで形成されている。第3取付片39に、前後方向を向く挿通孔39aが形成されている。この挿通孔39aにボルトのような締結部材が挿通され、アッパブラケット5に設けられたねじ孔に締め付けられることにより、ヘッドランプステー32の上部がアッパブラケット5に支持されている。以上により、ヘッドランプ30がヘッドランプステー32を介して車体に支持されている。図4のヘッドランプステー32の構成は、単なる一例であり、ヘッドランプステー32の構成はこれに限定されない。
図1に示す車体の前部に、樹脂製のフロントカウル34が設けられている。本形態のフロントカウル34は、ヘッドパイプ4よりも前方の領域を覆う小形のフロントカウルである。ただし、フロントカウル34は、ヘッドパイプ4の前方の領域からエンジンEの側方の領域を覆う大形のフロントカウルであってもよい。また、フロントカウル34はなくてもよい。フロントカウル34の外側方に、左右一対のシグナルランプ36が配置されている。
本形態のフロントカウル34は、ヘッドランプ30に着脱自在に取り付けられている。詳細には、図4に示すように、ヘッドランプ30は、上側カウル支持片30aと、下側カウル支持片30bとを有している。上側カウル支持片30aはヘッドランプ30の上面から上方に突出し、下側カウル支持片30bはヘッドランプ30の下面から下方に突出している。上側カウル支持片30aおよび下側カウル支持片30bは、車幅方向に並んで2つずつ設けられている。
上側カウル支持片30aおよび下側カウル支持片30bのそれぞれに、前後方向を向く取付孔30aa,30baが設けられている。これらの取付孔30aa,30baを介してタッピングスクリュのような締結部材により、図1のフロントカウル34がヘッドランプ30に着脱自在に取り付けられている。
車体の前部にメータ38が配置されている。詳細には、メータ38は、ヘッドランプ30の後方上方で、ハンドル10の前方下方に配置されている。メータ38は、走行速度、エンジン回転数等の車両の情報を表示する。
メータ38は、メータブラケット40を介して車体に支持されている。メータブラケット40は、ステアリング機構に、本形態ではアッパブラケット5に支持されている。メータブラケット40は樹脂製である。メータブラケット40は、例えば、ポリプロピレン(PP)、またはナイロン6(PA6)製である。ただし、メータブラケット40の材質はこれに限定されない。
本形態では、メータブラケット40は、ヘッドランプステー32と別体で構成されている。また、ヘッドランプステー32とメータブラケット40は異なる材質である。ただし、ヘッドランプステー32とメータブラケット40とが、同じ材質であってもよい。
図6に示すように、メータブラケット40は、車幅方向に延びる頂壁42と、頂壁42の車幅方向両端から下方に延びる一対の側壁44,44とを有している。頂壁42および側壁44は、樹脂製の板材からなる。本形態では、頂壁42および側壁44は、型成形による一体部品である。樹脂製であるから、軽量化を実現できるうえに、型成形品であるから、複雑な形状も成形可能である。また、型成形品であるから、部分的に肉厚を調整したり、リブを形成したりすることで、局所的な剛性調整、振動値調整等が可能である。
頂壁42は、後方斜め上方を向いた主面42aを有している。各側壁44は、車幅方向外側を向いた主面44aを有している。頂壁42の主面42aに、図1に示すメータ38が取り付けられている。また、側壁44の主面44aが、側面視で、ヘッドパイプ4とヘッドランプ30との隙間を塞いでいる。これにより、ヘッドランプステー32(図4)が外側方から見えなくなって、車両の外観が向上する。
図4に示すように、ヘッドランプ30が、メータブラケット40の内側に配置されている。詳細には、ヘッドランプ30は、正面視で、左右の側壁44,44の間で、頂壁42の下方に位置している。
図6に示すように、頂壁42の後縁に凹部46が形成されている。凹部46は、頂壁42の後縁から前方に切り欠かれた部分である。凹部46は、頂壁42の後縁の左右の両側部に設けられている。本形態では、凹部46は、矩形に切り欠かれているが、その角部は丸みを帯びている。
頂壁42の中央部に、コネクタ挿通孔48が形成されている。本形態では、コネクタ挿通孔48は、矩形の貫通孔である。頂壁42におけるコネクタ挿通孔48の後側に、第1ボルト挿通孔50が形成されている。本形態では、第1ボルト挿通孔50は、コネクタ挿通孔48の右斜め後方と左斜め後方に設けられている。さらに、頂壁42におけるコネクタ挿通孔48の一側方(本形態では左側)に、ピン挿通孔52が形成されている。ピン挿通孔52は、左側の第1ボルト挿通孔50の左斜め前方に設けられている。頂壁42の前端部に、第2ボルト挿通孔54が形成されている。本形態では、第2ボルト挿通孔54は、左右の両端部に設けられている。
各側壁44の上部に、車幅方向を向く貫通孔56が形成されている。また、各側壁44における貫通孔56の下側に、嵌合孔58が形成されている。嵌合孔58は、楕円形の貫通孔である。さらに、各側壁44における嵌合孔58の下側に、第3ボルト挿通孔60が形成されている。
左側の側壁44の下端部に、ホース係止片62が形成されている。ホース係止片62は、側壁44から車幅方向外側に延びる突片である。本形態では、ホース係止片62は、型成形によりメータブラケット40と一体に形成されている。ホース係止片62は、弾性を有する爪部を有し、ブレーキホース25を上下方向に移動可能に把持する。つまり、ホース係止片62が、ハンドル10から延びるケーブルまたはホースの移動を規制する規制部材を構成している。本形態では、規制部材62によりブレーキホース25の移動が規制されているが、これに代えて、ハンドル10から延びるハーネス75または前輪8から延びるハーネス、ホース等を規制してもよい。
本形態では、メータブラケット40は、ヘッドランプステー32を介して車体に取り付けられている。詳細には、図4に示すように、ヘッドランプステー32の枝部33bの上端に第4取付片64が接合されている。本形態の第4取付片64は、金属製の板材からなり、ヘッドランプステー32の枝部33bに溶接で固着されている。第4取付片64に上下方向を向くねじ孔64aが形成されている。本形態では、ねじ孔64aは溶接ナットで構成されている。
図5に示すように、ヘッドランプステー32の枝部33bの上下方向の中間部に第5取付片66が接合されている。本形態の第6取付片64は、金属製の板材からなり、ヘッドランプステー32の枝部33bに溶接で固着されている。第5取付片66に車幅方向を向くねじ孔66aが形成されている。本形態では、ねじ孔66aは溶接ナットで構成されている。
ボルトのような締結部材68が、車幅方向外側からメータブラケット40の第3ボルト挿通孔60に挿通され、ヘッドランプステー32の第5取付片66のねじ孔66aに締め付けられている。これにより、メータブラケット40の上下方向中間部がヘッドランプステー32に支持される。
メータブラケット40の第2ボルト挿通孔54に、図4に示すボルトのような締結部材69が上方から挿通され、ヘッドランプステー32の第4取付片64のねじ孔64aに締め付けられている。これにより、メータブラケット40の上部がヘッドランプステー32に支持される。以上により、メータブラケット40が、ヘッドランプステー32に取り付けられる。
本形態におけるメータブラケット40をヘッドランプステー32に取り付ける取付構造は、単なる一例であり、取付構造は」これに限定されない。また、メータブラケット40は、ヘッドランプステー32を介さずに、車体、例えば、アッパブラケット5に直接取り付けられてもよい。
メータブラケット40の頂壁42に、メータ38が取り付けられている。詳細には、メータ38の背面のコネクタ部38a(図8)がメータブラケット40のコネクタ挿通孔48に挿入されるとともに、メータ38の背面の係合ピン38b(図8)がメータブラケット40のピン挿通孔52に嵌合される。メータ38のコネクタ部38aにはケーブルCA(図8)が接続される。ケーブルCAは、メータ38とメータ表示に必要な電子ユニットを接続する。メータ38の係合ピン38bは、例えば、メータブラケット40のピン挿通孔52に嵌合された筒状のゴムダンパに差し込まれる。これにより、メータ38が位置決めされる。
さらに、メータブラケット40の第1ボルト挿通孔50に、筒状のゴムダンパ70が装着されている。ゴムダンパ70の中空孔に、下方からボルトのような締結部材72がワッシャ74を介して挿通され、メータ38の背面のねじ孔に締め付けられている。以上により、メータブラケット40にメータ38が固定されている。なお、図4では、右側のゴムダンパ70、締結部材72、ワッシャ74のみが図示されている。ただし、メータ38の支持構造は、本形態の構造に限定されない。
図2に示すように、頂壁42の凹部46をハーネス75が通過している。ハーネス75は、ハンドル10から車体後方に延びるスイッチ類の電気ケーブルである。このようなケーブルは、例えば、スロットルケーブル、クラッチケーブル等である。ただし、ケーブルはこれらに限定されない。凹部46の角部は丸みを帯びているので、ハーネス75が保護される。
メータブラケット40の側壁44に、電装品の一種であるシグナルランプ36が支持されている。ただし、メータブラケット40の側壁44に支持される電装品は、シグナルランプ36に限定されず、例えば、フォグランプ等であってもよい。また、メータブラケット40の側壁44に、電装品以外の部品を支持してもよい。そのような部品は、例えば、ハーネスカプラ、サイドリフレクタ、バックミラー等である。さらに、メータブラケット40の頂壁42に、ETCアンテナ等の電装品を支持してもよい。
本形態では、シグナルランプ36は、メータブラケット40の側壁44にラバーマウントにより支持されている。詳細には、図6のメータブラケット40の嵌合孔58に、筒状のゴムダンパ76が装着されている。ゴムダンパ76の車幅方向内側端面に当て板78が当接し、車幅方向外側端面に図2のシグナルランプ36の取付部36aが当接している。ボルトのような締結部材80が、車幅方向外側からシグナルランプ36の取付部36aの取付孔36bおよび図6のゴムダンパ76の中空孔の順に挿通され、当て板78に設けられたねじ孔78aに締め付けられている。以上により、メータブラケット40にシグナルランプ36が固定されている。
なお、図6では、右側のゴムダンパ76、当て板78、締結部材80のみが図示されている。本形態では、当て板78はワッシャであり、ねじ孔78aはワッシャに接合された溶接ナットである。ただし、シグナルランプ36の支持構造は、本形態の構造に限定されない。
図8に示すように、本形態の自動二輪車は、光漏れ防止構造STを備えている。光漏れ防止構造STは、ヘッドランプ30の光がフロントカウル34の内部からライダーに向かうのを阻止する。また、本形態の光漏れ防止構造STは、フロントカウル34の内部に水が浸入するのを抑制する浸水防止構造としても機能する。
詳細には、フロントカウル34の内面に第1の遮蔽板82が設けられている。第1の遮蔽板82は、フロントカウル34の内側におけるヘッドランプ30の上方の領域に延びている。本形態では、第1の遮蔽板82は、フロントカウル34の前面の内側、すなわち後面に形成され、後方に突出している。本形態の第1の遮蔽板82は、補強用のリブを兼ねている。
メータブラケット40は、第2の遮蔽板84を有している。第2の遮蔽板84も、フロントカウル34の内側におけるヘッドランプ30の上方の領域に延びている。本形態では、メータブラケット40の頂壁42の上縁部84が第2の遮蔽板84を構成している。これら第1および第2の遮蔽板82,84により、光漏れ防止構造STが構成されている。つまり、第1の遮蔽板82と第2の遮蔽板84により、ラビリンス構造が構成され、ヘッド光漏れ防止構造STをランプ30からの光Lが斜め後方上方のライダーに向かうのを防いでいる。また、第1の遮蔽板82と第2の遮蔽板84により構成されるラビリンス構造によって、フロントカウル34の内側に雨水等の水Wが浸入するのを抑制できる。
図7に示すように、光漏れ防止構造STが形成される車幅方向の範囲は、ヘッドランプ30の車幅方向の大きさと略同じである。つまり、第1の遮蔽板82および第2の遮蔽板84は、ヘッドランプ30の上方の領域をヘッドランプ30の車幅方向全範囲に渡って車幅方向に延びている。本形態では、メータブラケット40の頂壁42の上縁部84が第2の遮蔽板84を構成しているが、第2の遮蔽板84は、メータブラケット40に設けられたリブであってもよい。また、光漏れ防止構造STはなくてもよい。
上記構成によれば、図6に示すメータブラケット40が、樹脂製の板材からなる頂壁42および側壁44で構成されている。したがって、メータブラケット40の構造が簡単なうえに、軽量化を実現できる。
また、頂壁42と側壁44が型成形による一体部品である。したがって、部品点数を削減できるうえに、ブラケット40に継ぎ目がなくなるので、外観もよい。また、型成形品であるから、複雑な形状に成形が可能である。ただし、頂壁42と側壁44は、別体として、接着またはねじ止めで結合してもよい。
図3に示すように、側面視で、ヘッドランプ30とヘッドパイプ4の間の空間が側壁44により側方から覆われるので、車両の外観が向上する。また、側壁44にシグナルランプ36が支持されている。これにより、シグナルランプ36を支持するために別途ステーを設ける必要がないので、部品点数を低減できる。
図2に示すように、側壁44にホース係止片62が設けられ、ブレーキホース25の移動を規制している。これにより、ブレーキホース25を支持するために別途ステーを設ける必要がないので、部品点数を低減できる。本形態のようなオフロード車では、走行時に車体が上下に大きく動くので、これに伴いブレーキホース25も上下方向に大きく動く。このため、本形態のように、簡単な構造でブレーキホース25を支持できる構造は、オフロード車で特に好適である。
図4に示すように、メータブラケット40はヘッドランプステー32と別体である。これにより、ヘッドランプステー32およびメータブラケット40の配置、構造の自由度が向上する。また、ヘッドランプステー32とメータブラケット40を異なる材質で形成できるので、設計の自由度が一層向上する。さらに、メータブラケット40が樹脂で構成され、ヘッドランプステー32が金属で構成されているので、樹脂による軽量化と、金属による耐荷重性の向上を両立できる。
ヘッドランプ30およびヘッドランプステー32が、メータブラケット40の左右の側壁44,44の間で、頂壁42の下方の領域に配置されている。これにより、ヘッドランプ30、シグナルランプ36およびメータ38をコンパクトに配置できる。また、メータブラケット40の側壁44の貫通孔56から締結部材35を操作できる。したがって、ヘッドランプステー32およびメータブラケット40を取り外すことなく、ヘッドランプ30を車体から取り外すことができる。これにより、ヘッドランプ30のメンテナンス性が向上する。
図8に示すように、ヘッドランプ30からの光漏れを防止する光漏れ防止構造STが設けられているので、ヘッドランプ30からの光Lが運転者に向かうのを阻止できる。
本開示において、前述のとおり、前記頂壁および前記側壁が、型成形による一体部品であってもよい。この構成によれば、部品点数を削減できるうえに、ブラケットに継ぎ目がなくなるので、外観もよい。また、型成形品であるから、複雑な形状に成形が可能である。
前記頂壁が後方斜め上方を向いた主面を有し、前記側壁が車幅方向を向いた主面を有していてもよい。この構成によれば、側壁により、ヘッドランプとヘッドパイプの間の空間が側方から覆われるので、車両の外観が向上する。
前記側壁に、電装品が支持されていてもよい。この構成によれば、電装品を支持するために別途ステーを設ける必要がないので、部品点数を低減できる。
前記側壁に、ハンドルから延びるケーブルまたはホースの移動を規制する規制部材が設けられてもよい。この構成によれば、ケーブル、ホース等を支持するために別途ステーを設ける必要がないので、部品点数を低減できる。
鞍乗型車両は、前記メータブラケットと、前記メータブラケットの内側に配置されたヘッドランプと、前記ヘッドランプを車体に取り付けるヘッドランプステーとを備えている。この構成によれば、ヘッドランプステーとメータブラケットを個別に設けることで、配置、構造の自由度が向上する。
この場合、前記ヘッドランプステーが前記メータブラケットとは異なる材質、例えば、金属であってもよい。この構成によれば、重量のあるヘッドランプを金属のような剛性の高い材質のステーで支持できるので、支持が安定する。
鞍乗型車両は、さらに、前記ヘッドランプに支持されて車両の前部を覆うフロントカウルを備え、前記フロントカウルは、前記ヘッドランプの上方の領域に延びる第1の遮蔽板を有し、前記メータブラケットは、前記ヘッドランプの上方の領域に延びる第2の遮蔽板を有していてもよい。この構成によれば、第1および第2の遮蔽板により、ヘッドランプからの光漏れを防止できる。
本開示は、以上の形態に限定されるものでなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記形態では、自動二輪車について説明したが、本開示のメータブラケットは自動二輪車以外の鞍乗型車両、三輪車、四輪バギー等にも適用可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
10 ハンドル
25 ブレーキホース(ホース)
30 ヘッドランプ
32 ヘッドランプステー
34 フロントカウル
36 シグナルランプ(電装品)
38 メータ
40 メータブラケット
42 頂壁
42a 頂壁の主面
44 側壁
44a 側壁の主面
62 ホース係止片(規制部材)
82 第1の遮蔽板
84 第2の遮蔽板

Claims (8)

  1. 鞍乗型車両の車体の前部にメータを取り付けるメータブラケットであって、
    前記メータが取り付けられて車幅方向に延びる頂壁と、
    前記頂壁の車幅方向両端から下方に延びる一対の側壁と、を備え、
    前記頂壁および前記側壁が、樹脂製の板材である鞍乗型車両のメータブラケット。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両のメータブラケットにおいて、前記頂壁および前記側壁が、型成形による一体部品である鞍乗型車両のメータブラケット。
  3. 請求項1または2に記載の鞍乗型車両のメータブラケットにおいて、前記頂壁は、後方斜め上方を向いた主面を有し、
    前記側壁は、車幅方向を向いた主面を有している鞍乗型車両のメータブラケット。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両のメータブラケットにおいて、前記側壁に、電装品が支持されている鞍乗型車両のメータブラケット。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両のメータブラケットにおいて、さらに、前記側壁に、ハンドルから延びるケーブルまたはホースの移動を規制する規制部材を備えた鞍乗型車両のメータブラケット。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のメータブラケットと、
    前記メータブラケットの内側に配置されたヘッドランプと、
    前記ヘッドランプを車体に取り付けるヘッドランプステーと、を備えた鞍乗型車両。
  7. 請求項6に記載の鞍乗型車両において、前記ヘッドランプステーが前記メータブラケットとは異なる材質である鞍乗型車両。
  8. 請求項6または7に記載の鞍乗型車両において、さらに、前記ヘッドランプに支持されて、車両の前部を覆うフロントカウルを備え、
    前記フロントカウルは、前記ヘッドランプの上方の領域に延びる第1の遮蔽板を有し、
    前記メータブラケットは、前記ヘッドランプの上方の領域に延びる第2の遮蔽板を有している鞍乗型車両。
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