JP2014060818A - 励磁制御装置及び励磁制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部インピーダンスに応じた適切な励磁制御を行うことが可能な励磁制御装置及び励磁制御方法を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、同期機の励磁制御を行う励磁制御装置において、前記同期機の電機子端子電圧計測値および電機子電流計測値ならびにこれらの計測値から得られる無効電力計測値のそれぞれの時系列データから前記同期機の外部インピーダンスを算出する外部インピーダンス算出手段を備える。前記励磁制御装置は、前記外部インピーダンス算出手段により算出される外部インピーダンスに基づいて当該励磁制御装置の出力を調整するように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、同期機の励磁制御を行う励磁制御装置及び励磁制御方法に関する。
同期発電機などの同期機に設けられる励磁制御装置は、一般に、自動電圧調整機能(AVR)、不足励磁制限機能(UEL)、系統安定化機能(PSS)、過電流制限機能(OCL)等を備え、これらの機能を使用して同期機の励磁制御を行いながら、同期機を運転するようにしている。
ところで、同期発電機などの同期機の外部インピーダンス(外部リアクタンスを含む)の値は、接続される系統の状態の変化に伴って変わるものであり、同期機の励磁制御装置はその運転状態や系統構成,系統の状態の影響を受けるものである。
このため、従来、外部インピーダンスをある値に仮定した上で、励磁制御を行い、同期機を運転するようにしている。
特開平8−265979号公報
松村司郎・平山開一郎共著,「エネルギー産業における制御」,初版,2005年3月22日,コロナ社,p.163−167
例えば、三相短絡事故などの送電線に事故が生じ、電力系統保護装置が所定の送電線を隔離した場合、外部インピーダンスの値は変化し大きくなる。外部インピーダンスの変化に従い、同期発電機の定態安定度の領域も変わる。外部インピーダンスが大きくなると、定態安定度の領域が小さくなり、同期機に対する不足励磁制限機能の制限線が進相側になる可能性がある。外部インピーダンスをある値に仮定して不足励磁制限線を決定する方法を採用した場合、同期発電機が不安定な領域で運転される状態になる場合があり、これを避けるための有効な手段がない。
また、外部インピーダンスが大きくなると、これに伴って電力動揺の固有振動周波数が小さくなり、また、系統安定化機能の伝達関数に使用されているいくつかの係数も変化する。また、これらの変化に従って補修する位相も変わる。外部インピーダンスをある値に仮定し、系統安定化機能の伝達関数を決める方法を採用した場合、外部インピーダンスが変わっても系統安定化機能の伝達関数は変わらない。このため、適切な制御を行うことが難しくなり、不安定な運転になる可能性がある。
また、過電流制限機能においても、外部インピーダンスが大きくなると、過電流制限の制御を適切に行うことが難しくなり、不安定な運転になる可能性がある。
また、系統安定化機能のために必要な外部リアクタンスを推定する技術も提案されているが、周知の技術では計算に時間がかかり、また、繰り返す計算に初期値が必要となり、不適切な初期値を選定すると単に処理時間が長くなるだけではなく、間違い結果を出す可能性もある。
発明が解決しようとする課題は、外部インピーダンスに応じた適切な励磁制御を行うことが可能な励磁制御装置及び励磁制御方法を提供することにある。
実施形態の励磁制御装置は、同期機の励磁制御を行う励磁制御装置において、前記同期機の電機子端子電圧計測値および電機子電流計測値ならびにこれらの計測値から得られる無効電力計測値のそれぞれの時系列データから前記同期機の外部インピーダンスを算出する外部インピーダンス算出手段を備える。前記励磁制御装置は、前記外部インピーダンス算出手段により算出される外部インピーダンスに基づいて当該励磁制御装置の出力を調整するように構成されている。
一実施形態に係る発電所および電力系統の概略構成を示す構成図。 発電所と電力系統との関係を簡素化して示す構成図。 定態安定度の領域等を示す概念図。 同期発電機のベクトル図。 不足励磁制限機能(UEL)が図示された励磁制御装置の内部構成を示すブロック図。 図5中に示される外部インピーダンス算出装置の内部構成を示すブロック図。 系統安定化機能(PSS)が図示された励磁制御装置の内部構成を示すブロック図。 過電流制限機能(OCL)が図示された励磁制御装置の内部構成を示すブロック図。
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。
(基本的事項)
図1は、一実施形態に係る発電所および電力系統の概略構成を示す構成図である。
発電所には、同期発電機1が設けられる。同期発電機1には、励磁回路の一部を構成する界磁巻線2が備えられる。同期発電機1は、電力系統5との並列運転時に閉路する遮断器3および主変圧器4を介して電力系統5に接続される。界磁巻線2には、界磁遮断器6を介してサイリスタ整流器7が接続され、励磁回路が構成されている。サイリスタ整流器8は、主変圧器4の二次巻線側から得られる交流電圧を整流し、整流後の電圧をサイリスタ整流器7へ供給する。
励磁制御装置9は、サイリスタ整流器7への出力を調整することにより同期発電機1の励磁制御を行う。計器用変圧器10は、同期発電機1の電機子端子電圧VGを測定する。その測定結果は、励磁制御装置9へ供給される。計器用変流器11は、同期発電機1の電機子電流IGを測定する。その測定結果は、励磁制御装置9へ供給される。
励磁制御装置9は、基本的機能として不足励磁制限機能(UEL)92、系統安定化機能(PSS)93、過電流制限機能(OCL)94、および自動電圧調整機能(AVR)95を備えている。
自動電圧調整機能(AVR)95は、同期発電機1の励磁回路への電圧と電圧設定器90の電圧設定値を比較し、その偏差が小さくなるように励磁制御装置9の出力を制御する機能である。この自動電圧調整機能(AVR)95の出力に、系統安定化機能(PSS)93、不足励磁制限機能(UEL)92、および過電流制限機能(OCL)94の各出力信号を加算することにより、系統安定化や同期発電機の保護を行うことが可能となる。なお、系統安定化機能(PSS)93には種々な方式が適用可能であるが、ここでは例えばIEEE421.5に準拠する方式が適用される。
不足励磁制限機能(UEL)92は、同期発電機1の運転状態が能力曲線を逸脱しないように制御する機能である。すなわち、能力曲線の内側に一定のマージンを持たせた値で制限線を設定しておき、その設定より進相方向へ無効電力が変化したときに不足励磁制限機能(UEL)92が動作し、同期発電機1の励磁信号が強まる方向に移行するように、不足励磁制限機能(UEL)92の出力が自動電圧調整機能(AVR)95に加算されるようにする。
系統安定化機能(PSS)93は、同期発電機1が不安定な運転状態の時に自動電圧調整機能(AVR)95を通じてトータルシステムの制動トルク係数の負の値の部分を補償し、トータルシステムの制動トルク係数が正の値になるようにする機能である。通常時の同期発電機1は、制動トルク係数が正の値であり、安定に運転することができるが、自動電圧調整機能(AVR)95の状態によってはトータルシステムの制動トルク係数が負の値になり、不安定な運転状態となる可能性がある。そこで、系統安定化機能(PSS)93は、その不安定な運転状態の時に自動電圧調整機能(AVR)95を通じてトータルシステムの制動トルク係数の負の値の部分を補償し、トータルシステムの制動トルク係数が正の値になるようにする。
例えば、一機対無限大母線系統を想定し、同期発電機1のインピーダンスXdおよび外部インピーダンスXeが与えられるものとして、系統安定化機能(PSS)93を設計する。この場合、補償する位相は、次式で表すことができる。
Figure 2014060818
ただし、
Figure 2014060818
は、同期発電機1の内部電圧から無限大母線までの外部インピーダンスXeが純インピーダンスの場合の発電機界磁電圧と発電機q軸過渡電圧との関係を示す係数である。同期発電機1が系統に接続していない場合は、外部インピーダンスXeは無限大となるので、K=1となる。
は、回転子角を一定に保ったときのEq’変化に対する発電機電圧Vの変化の割合を示す係数である。
は、AVRのゲイン値を示す。
ωは、電力動揺の固有振動周波数を示す。Mは、回転子の慣性定数を示す。
は、d軸鎖交磁束を一定に保った時の回転子角変化に対する電気トルクTの変化の割合を示す係数である。
ωは、同期発電機の回転速度を示す。
過電流制限機能(OCL)94は、同期発電機1の電機子電流が過電流とならないように制限する機能である。すなわち、発電機電流が設定値よりも大きくならないようにするため、発電機無効電力が「遅相側」で減磁、「進相側」で増磁となるように自動電圧調整機能(AVR)95へ信号を与え、同期発電機1の電機子電流が同期発電機1の能力を超えないように制限する。
同期発電機1が遅相側で運転している時の電機子端子電圧計測値Vgと電機子電流計測値Igとの関係は、次式で示すことができる。
Figure 2014060818
(2)式より電機子端子電圧計測値Vgを上げると電機子電流計測値Igも上がる。すなわち、送電線事故等により、電機子端子電圧計測値Vgが上がると電機子電流計測値Igが上がり、その値が過電流制限機能(OCL)94の設定値を超えた時に、過電流制限機能(OCL)94は自動電圧調整機能(AVR)95へ減磁信号を与え、電機子電流計測値Igを下げるようにする。
(実施形態が解決する課題)
図2は、発電所と電力系統との関係を簡素化して示す構成図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付している。
同期発電機1は、発電所主回路1Aおよび並列用遮断器3を介して主要変圧器4に接続され、さらに送電線5A、5B、5Cをそれぞれ介して電力系統5に接続されているものとする。
発電所主回路1A、並列用遮断器3のインピーダンスは主要変圧器4および電力系統5のインピーダンスに比べて小さいため、外部インピーダンスXeは主変圧器4および電力系統5のインピーダンスから算出するようにしてもよい。
ここで、三相短絡事故等の送電線における事故により、例えば電力系統保護装置(図示せず)が送電線5Bを隔離した場合、外部インピーダンスXeの値は変化し大きくなる。同期発電機1の定態安定度の領域も、次式に示すように外部インピーダンスXeの変化に伴って変化する。
Figure 2014060818
ここで、Pgは、同期発電機1の有効電力を示す。Qgは、同期発電機1の無効電力を示す。Vgは、同期発電機1の端子電圧計測値を示す。Xdは、同期発電機1のインピーダンスを示す。
図3は、定態安定度の領域等を示す概念図である。横軸に有効電力(ここでは、Pg/(Vg))をとり、縦軸に無効電力(ここでは、Qg/(Vg))をとっている。
能力曲線30は、同期発電機1の運転可能範囲を示す。定態安定度制限線31は、事故前の同期発電機1の定態安定の限界を示す。定態安定度制限線32は、事故後の同期発電機1の定態安定の限界を示す。不足励磁制限線33は、同期発電機1の不足励磁の限界を示す。
図3および(3)式からわかるように、外部インピーダンスXeが大きくなると、定態安定の領域が小さくなり、不足励磁制限線33が進相側になる可能性がある。
例えば、同期発電機1が図3中のポイントPで示される進相領域で運転しているときに、もし、外部インピーダンスXeをある値に仮定して不足励磁制限線を決定すると、同期発電機の運転が不安定領域で運転していても、警報や安定領域で運転するための対策をすることができない。このような課題は、後述する図5などの構成により解決することができる。
また、外部インピーダンスXeが大きくなると、電力動揺の固有振動周波数ωnが小さくなり、また、係数KとKも変化する。これらの変化に従って補修する位相も変わる。ここで、もし、外部インピーダンスXeをある値に仮定し、系統安定化機能(PSS)93の伝達関数を決めると、外部インピーダンスXeが変わっても系統安定化機能(PSS)93の伝達関数は変わらないため、不適切な制御を行ってしまい、不安定な運転をおこなってしまう可能性がある。このような課題は、後述する図6などの構成により解決することができる。
次に、過電流制限機能の制御方法について検証する。
図4は、過電流制限機能の検証に使用する同期発電機1のベクトル図である。
このベクトル図には、無限大母線電圧Vb、電機子端子電圧計測値Vg、電機子電流計測値Ig、有効電流Ip、および無効電流Iqの関係が示されている。このような関係から次式が得られる。
Figure 2014060818
ここで、有効電力Pg=一定と仮定し、電機子端子電圧計測値Vgの変化に対して電機子電流計測値Igが増減のいずれに変化するかを調べるため、(4)式を電機子端子電圧計測値Vgで微分して次式を得る。
Figure 2014060818
一般的に、
Figure 2014060818
が成立するため、
Figure 2014060818
の場合は、
Figure 2014060818
が正の値となり、電機子端子電圧計測値Vgが下がると電機子電流計測値Igも下がるが、
Figure 2014060818
の場合は、
Figure 2014060818
が負の値となり、電機子端子電圧計測値Vgは下がるが電機子電流計測値Igは上がる。
そのため、送電線事故等により外部インピーダンスXeが大きくなると、
Figure 2014060818
になる場合がある。
もし、外部インピーダンスXeをある値に仮定し設定すると、過電流制限機能(OCL)94の制御が逆効果になり、同期機の運転が不安定な状態になる。
このことから、系統の状態の変化に伴い、外部インピーダンスXeの値は変わるものであり、同期発電機1の励磁制御はその運転状態や系統構成,系統の状態の影響を受けるものである。よって、適切な制御を行なうためには常に適切な外部インピーダンスXeの値を推定し適用することが望まれる。
このような課題は、後述する図7などの構成により解決することができる。
以下、図5乃至図7を参照して、実施形態に係る励磁制御装置9の内部構成について説明する。なお、ここでは実施形態を理解し易いものとするため、励磁制御装置9の内部構成を図5乃至図7にそれぞれ分けて示している。
図5は、不足励磁制限機能(UEL)が図示された構成を示している。図6は、図5中に示される外部インピーダンス算出装置の内部構成を示している。図7は、系統安定化機能(PSS)が図示された構成を示している。図8は、過電流制限機能(OCL)が図示された構成を示している。
図5乃至図7に示される励磁制御装置9は、電圧設定器90、アナログ/ディジタル変換装置91、不足励磁制限機能(UEL)92、系統安定化機能(PSS)93、過電流制限機能(OCL)94、自動電圧調整機能(AVR)95、外部インピーダンス算出装置96、およびデータ収集装置97を備えている。
アナログ/ディジタル変換装置91は、計器用変圧器10(図1)の出力VGおよび計器用変流器11(図1)の出力IGを、当該励磁制御装置9内部にて使用可能な電機子端子電圧計測値Vgおよび電機子電流計測値Igにそれぞれ変換すると共に、前述の出力VGおよび出力IGから有効電力Pgおよび無効電力Qgをそれぞれ算出する。
より具体的には、アナログ/ディジタル変換装置91は、計器用変圧器10(図1)の出力VGから同期発電機1の電機子端子電圧計測値Vgを検出(又は測定)する電圧検出部(又は電圧測定部)911と、計器用変流器11(図1)の出力IGから同期発電機1の電機子電流計測値Igを検出(又は測定)する電流検出部(又は電圧測定部)912と、電圧検出部911により検出される電機子端子電圧計測値Vgおよび電流検出部912により検出される電機子電流計測値Igから有効電力Pgを算出する有効電力算出部913と、電圧検出部911により検出される電機子端子電圧計測値Vgおよび電流検出部912により検出される電機子電流計測値Igから無効電力Qgを算出する無効電力算出部914とを有する。
データ収集装置97は、アナログ/ディジタル変換装置91から出力される各計測値、より具体的には、電圧検出部911により検出される電機子端子電圧計測値Vg、電流検出部912により検出される電機子電流計測値Ig、および無効電力算出部914により算出される無効電力計測値を収集・記憶してそれぞれの時系列データを生成する。
外部インピーダンス算出装置96は、データ収集装置97により生成される電機子端子電圧計測値Vgおよび電機子電流計測値Igならびに無効電力計測値Ggの各時系列データ{Vgi},{Igi},{Ggi}から同期発電機1の外部インピーダンスXeを算出する。その詳細については後で説明する。
自動電圧調整機能(AVR)95は、電圧検出部911により検出される電機子端子電圧計測値Vgと、電圧設定器90により予め定められた電圧設定値Vg*との偏差が小さくなるように当該励磁制御装置9の出力を制御する。
不足励磁制限機能(UEL)92(図5参照)は、少なくとも外部インピーダンス算出装置96により算出される外部インピーダンスXeに応じて、同期発電機1の不足励磁の限界を示す不足励磁制限線を変更する機能を有する。自動電圧調整機能(AVR)95の出力は、不足励磁制限機能(UEL)92により変更される不足励磁制限線に応じて調整される。
より具体的には、不足励磁制限機能(UEL)92は、外部インピーダンス算出装置96により算出される外部インピーダンスXeと、有効電力算出部913により算出される有効電力計測値Pgとから、同期発電機1の定態安定度限界特性を示すデータを算出するUEL特性算出部921と、有効電力算出部913により算出される有効電力Pgと、無効電力算出部914により算出される無効電力Qgとから、同期発電機1の不足励磁制限線を示すデータを算出して記憶するUEL制限線データ記憶部922と、UEL特性算出部921により算出される同期発電機1の定態安定度限界特性を示すデータと、UEL制限線データ記憶部922により記憶される同期発電機1の不足励磁制限線を示すデータとから、UEL伝達関数を決定し、その出力を自動電圧調整機能(AVR)95に供給するUEL伝達関数設定部923とを有する。
系統安定化機能(PSS)93(図7参照)は、少なくとも外部インピーダンス算出装置96により算出される外部インピーダンスXeに応じて、系統安定化を行う伝達関数を変更する機能を有する。自動電圧調整機能(AVR)95の出力は、系統安定化機能(PSS)93により変更される伝達関数の出力に応じて調整される。
より具体的には、系統安定化機能(PSS)93は、外部インピーダンス算出装置96により算出される外部インピーダンスXe、有効電力Pg、無効電力Qg、電機子電流計測値Ig、および電機子端子電圧計測値Vgから、伝達関数の係数K(界磁電圧に対するq軸過渡電圧の割合)および係数K(界磁巻線磁束鎖交数変化に対する発電機変化分)を算出する系統−励磁系伝達関数ブロック係数算出部931と、系統−励磁系伝達関数ブロック係数算出部931により算出される係数KおよびKから、進み補償係数を算出する進み補償係数算出部932と、系統−励磁系伝達関数ブロック係数算出部931により算出される係数KおよびKから、遅れ補償係数を算出する遅れ補償係数算出部933と、進み補償係数算出部932の出力、遅れ補償係数算出部933の出力、有効電力Pg、および電機子端子電圧計測値Vgを入力し、系統安定化設定値を算出し伝達関数を設定するPSS伝達関数設定部934とを有する。
過電流制限機能(OCL)94(図8参照)は、少なくとも外部インピーダンス算出装置96により算出される外部インピーダンスXeに応じて、同期発電機1の過電流制限を有効にするか無効にするかを判定する機能を有する。自動電圧調整機能(AVR)95の出力は、過電流制限機能(OCL)94の判定結果に応じて調整される。
より具体的には、過電流制限機能(OCL)94は、外部インピーダンス算出装置96により算出された外部インピーダンスXe、無効電力Qg、および電機子電流計測値Igから、当該過電流制限機能(OCL)を有効とするか無効とするかを所定の基準により判別するOCL有効無効判別部941と、OCL有効無効判別部941により有効と判別された場合に当該過電流制限機能(OCL)を有効とし、無効電力Qgを入力して過電流制限設定値を算出し伝達関数を設定するUEL伝達関数設定部942とを有する。
図6は、外部インピーダンス算出装置96の内部構成を示すブロック図である。以下では、前述の図1乃至図5を参照しつつ、図6をも参照して、さらに励磁制御装置9をより詳細に説明する。
電力系統5の状態により、外部インピーダンスXeの値は変化する。適切な励磁制御を行なうためには外部インピーダンスXeの値を適切に更新することが望まれる。そこで、同期発電機1が運転中に適切な外部インピーダンスXeを推定するための手法を以下に説明する。
図2に示される構成において、外部インピーダンスXeは、同期発電機1から外へのインピーダンスと定義される。この場合、外部インピーダンスXeには主変圧器4などのインピーダンスも含まれる。
電機子端子電圧計測値Vgと無限大母線電圧Vbとの関係は次式で表される。
Figure 2014060818
(6)、(7)式の両辺を二乗して加算すると次式が得られる。
Figure 2014060818
(8)、(9)式の中の測定できる諸量は、電機子端子電圧計測値Vg、電機子電流計測値Ig、および同期無効電力Qgであり、計算される諸量は、無限大母線電圧Vbおよび外部インピーダンスXeである。
以下、外部インピーダンスXeの算出の仕組みを説明する。
アナログ/ディジタル変換装置91は、電圧検出部911により検出した電機子端子電圧計測値Vgおよび電流検出部912により検出した電機子電流計測値Igを、有効電力算出部913および無効電力算出部914に入力し、有効電力算出部913により有効電力Pgを算出し、無効電力算出部914により無効電力Qgを算出する。
データ収集装置97は、電圧検出部911で検出した電機子端子電圧計測値Vg、電流検出部912で検出した電機子電流計測値Ig、および無効電力算出部914で算出した無効電力Qgを一定周期で収集し、それぞれ、時系列データとしてのn組の電機子端子電圧計測値{Vgi}、電機子電流計測値{Igi}、および無効電力{Qgi}(但し、i=1,2,3…n)を生成して、外部インピーダンス算出装置96へ出力する。
図6に示されるように、外部インピーダンス算出装置96は、電流二乗変換装置961、無効電力変換装置962、および電流二乗変換装置963を有する。
電流二乗変換装置961は、データ収集装置97からのn組の電機子電流計測値{Igi}を二乗計算する装置であり、二乗電機子電流計測値Uiを出力する。
無効電力変換装置962は、データ収集装置97からのn組の無効電力{Qgi}を無効電力Viに変換して出力する。
電圧二乗変換装置962は、データ収集装置97からのn組の電機子端子電圧計測値{Vgi}を二乗計算する装置であり、二乗電機子端子電圧計測値Wiを出力する。
これにより、(8)、(9)式は次式で表される。
Figure 2014060818
ここで、
Figure 2014060818
ある区間において、無限大母線系統Vbおよび外部インピーダンスXeをそれぞれ一定の値と見なし、電流二乗変換装置961で変換した二乗電機子電流計測値Uiと、無効電力データトランスファ962で変換した無効電力Viと、電圧二乗変換装置963で変換した二乗電機子端子電圧計測値Wiとの、n組のデータセットを使って、無限大母線系統Vbおよび外部インピーダンスXeの値をそれぞれ求める。
次のように、残差の二乗和SをVb2、Xeで偏微分して得られる式を0とする。
Figure 2014060818
(13)式を展開すると、次の式が得られる。
Figure 2014060818
ここで、
Figure 2014060818
(15)式をVb2について解き、(14)式に代入すると次式が得られる。
Figure 2014060818
ここで、
Figure 2014060818
データエラー算出装置964は、各々前記n組時系列データを平均値からの偏差を算出する。
A要素計算装置965は、データエラー算出装置964の出力データ、および電流二乗変換装置961で変換した二乗電機子電流計測値Uiを用い、(17)式により(16)式の3次方程式のA要素を算出する。
B要素計算装置966は、データエラー算出装置964の2種類の出力、電流二乗変換装置961で変換した二乗電機子電流計測値Ui、および無効電力変換装置962で変換した無効電力Viを用い、(18)式により(16)式の3次方程式のB要素を算出する。
C要素計算装置967は、データエラー算出装置964の2種類の出力、電流二乗変換装置961で変換した二乗電機子電流計測値Ui、無効電力変換装置962で変換した無効電力Viを用い、(19)式により(16)式の3次方程式のC要素を算出する。
D要素計算装置968は、データエラー算出装置964の出力データ、および電圧二乗変換装置963で変換した二乗電機子端子電圧計測値Wiを用い、(20)式により(16)式の3次方程式のD要素を算出する。
(16)式は3次方程式であり、例えばカルダーノの公式で解決できる。
3次方程式求解装置969は、(16)式の3次方程式を求解し、3次方程式の根を求める、すなわち外部インピーダンスXeを求める。
カルダーノの公式に従った3次方程式の求解について説明する。
まず、次のような判別式Hを計算する。
Figure 2014060818
ここで、
Figure 2014060818
判別式により、次のように根が異なる。
a. H > 0
Figure 2014060818
ここで
Figure 2014060818
b. H = 0 かつR < 0
Figure 2014060818
c. H = 0 かつR > 0
Figure 2014060818
d. H < 0
この場合は三つ根を持つ、一番大きい値を選定する。
Figure 2014060818
ここで、
Figure 2014060818
(23)式、(25)式、(26)式、もしくは(29)式により、外部インピーダンスXeが求められる。
図5に戻り、外部インピーダンス算出装置96で求めた外部インピーダンスXeを、不足励磁制限機能(UEL)92(図5参照)、系統安定化機能(PSS)93(図7参照)、過電流制限機能(OCL)94(図8参照)にそれぞれ入力する。
(不足励磁制限機能(UEL)92の制御)
まず、不足励磁制限機能(UEL)92の制御を説明する。
不足励磁制限機能(UEL)92は、同期発電機1の能力曲線と動態安定度、定態安定度の内側で一定のマージンを持つように制限線を設定する。その設定より進相方向へ無効電力が変化するときに不足励磁制限機能(UEL)92は動作し、発電機の励磁を強める方向の信号を自動電圧調整機能(AVR)95へ出力する。なお、定態安定度限界は前述の(3)式で決まる。
不安定運転を防ぐため、まず、同期発電機1が運転中に、UEL特性算出装置921に、外部インピーダンス算出装置96で算出した外部インピーダンスXeおよび有効電力Pgを入力し、(3)式により、同期発電機1の定態安定度限界特性の無効電力Qgを算出する。
それと同時に、UEL制限線記憶部922に、有効電力Pgを入力し、不足励磁制限線により無効電力Ggを算出する。さらに、UEL制限線記憶部922に、UEL特性算出装置921で算出した定態安定度限界特性の無効電力QgとUEL制限線記憶部922で求めた限線無効電力とを比較し、どちらが大きい方をUEL伝達関数設定部923に入力し伝達関数を設定する。
(系統安定化機能(PSS)93の制御)
次に、系統安定化機能(PSS)93の制御を説明する。
上述のように、外部インピーダンスXeが変わると、自動電圧調整機能(AVR)95の特徴も変わる。それによって、補償する部分も変わる。
系統−励磁系伝達関数ブロック係数算出装置931は、外部インピーダンス算出装置96で算出した外部インピーダンスXeを入力し、係数K,K,Kを更新する。次に、算出した係数K,K,Kを用い、前述の(1)式により、補償する位相を更新する。
補償する位相部分が求まれば、それを進み補償係数算出部932および遅れ補償係数算出部933にそれぞれ入力し、新たな進み遅れの補償係数を算出する。
進み補償係数算出装置932により算出される進み補償係数、および遅れ補償係数算出装置933により算出される遅れ補償係数を、PSS伝達関数設定部934に入力し、進み−遅れ補償を設定する。
(過電流制限機能(OCL)94の制御)
次に、過電流制限機能(OCL)94の制御を説明する。
上述のように過電流制限機能(OCL)94を行なうためには、無効電力Qgの値を考慮する必要がある。
OCL有効無効判別装置941は、外部インピーダンス算出装置96で算出した外部インピーダンスXe、および電流検出部912で検出した電機子電流計測値Igを用い、過電流制限機能(OCL)94の判定基準Qgoを前述の(30)式で計算し、計算した過電流制限機能(OCL)94の判定基準Qgoを、無効電力算出部914で算出した無効電力Qgと比較し、無効電力算出部914で算出した無効電力Qgが、計算した過電流制限機能(OCL)94の判定基準Qgoより大きければ、過電流制限機能(OCL)94に有効信号を出力し、一方、無効電力算出部914で算出した無効電力Qgが、計算した過電流制限機能(OCL)94の判定基準Qgoより小さければ、過電流制限機能(OCL)94に無効信号を出力する。
UEL伝達関数設定部942は、OCL有効無効判別部941から有効信号が出力される場合には、当該過電流制限機能(OCL)を有効とし、一方、OCL有効無効判別部941から無効信号が出力される場合には、当該過電流制限機能(OCL)を無効とするように伝達関数を設定する。
自動電圧調整機能(AVR)95は、電圧設定器90の電圧設定値と同期発電機1の励磁回路への出力電圧との偏差を小さくする信号に対し、不足励磁制限機能(UEL)92(図5参照)、系統安定化機能(PSS)93(図7参照)、過電流制限機能(OCL)94(図8参照)からそれぞれ入力されてくる信号を加算した上で、同期発電機1の励磁回路へ出力する。
以上詳述したように、各実施形態によれば、外部インピーダンスに応じた適切な励磁制御を行うことが可能な励磁制御装置および励磁制御方法を提供することができる。
例えば、三相短絡事故などの送電線に事故が生じ、電力系統保護装置が所定の送電線を隔離し、外部インピーダンスの値は変化し大きくなった場合であっても、同期発電機が不安定な領域で運転される状態を避けることができる。
また、外部インピーダンスが大きくなると、これに伴って電力動揺の固有振動周波数が小さくなり、また、系統安定化機能の伝達関数に使用されているいくつかの係数も変化し、また、これらの変化に従って補修する位相も変わるが、そのような場合であっても、系統安定化機能の伝達関数を適切に変え、適切な制御を行うことができ、安定した運転を維持することができる。
また、過電流制限機能においても、外部インピーダンスが大きくなった場合であっても、過電流制限の制御を適切に行うことができ、安定した運転を維持することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…同期発電機、2…界磁巻線、3…遮断器、4…主変圧器、5…電力系統、6…界磁遮断器、7…サイリスタ整流器、8…励磁電源変圧器、9…励磁制御装置、10…計器用変圧器、11…計器用変流器、90…電圧設定器、91…アナログ/ディジタル変換器、911…電圧検出部、912…電流検出部、913…有効電力算出部、914…無効電力算出部、92…不足励磁制限機能(UEL)、921…UEL特性算出部、922…UEL制限線記憶部、923…UEL伝達関数設定部、93…系統安定化機能(PSS)、931…系統−励磁系伝達関数ブロック係数算出部、932…進み補償係数算出部、933…遅れ補償係数算出部、934…PSS伝達関数設定部、94…過電流制限機能(OCL)、941…OCL有効無効判別部、942…UEL伝達関数設定部、95…自動電圧調整機能(AVR)、96…外部インピーダンス算出装置、961…電流二乗変換装置、962…無効電力変換装置、963…電圧二乗変換装置、964…データエラー算出装置、965…A要素計算装置、966…B要素計算装置、967…C要素計算装置、968…D要素計算装置、969…3次方程式求解装置、97…データ収集装置。

Claims (7)

  1. 同期機の励磁制御を行う励磁制御装置において、
    前記同期機の電機子端子電圧計測値および電機子電流計測値ならびにこれらの計測値から得られる無効電力計測値のそれぞれの時系列データから前記同期機の外部インピーダンスを算出する外部インピーダンス算出手段を備え、
    前記外部インピーダンス算出手段により算出される外部インピーダンスに基づいて当該励磁制御装置の出力を調整するように構成されていることを特徴とする励磁制御装置。
  2. 前記同期機の電機子端子電圧計測値を検出する電圧検出手段と、
    前記同期機の電機子電流計測値を検出する電流検出手段と、
    前記電圧検出手段により検出される電機子端子電圧計測値および前記電流検出手段により検出される電機子電流計測値から無効電力を算出する無効電力算出手段と、
    前記電圧検出手段により検出される電機子端子電圧計測値、前記電流検出手段により検出される電機子電流計測値、および前記無効電力算出手段により算出される無効電力計測値を収集してそれぞれの時系列データを生成するデータ収集手段と、
    をさらに備え、
    前記外部インピーダンス算出手段は、前記データ収集手段により生成される電機子端子電圧計測値および電機子電流計測値ならびに無効電力計測値の各時系列データから前記同期機の外部インピーダンスを算出することを特徴とする請求項1に記載の励磁制御装置。
  3. 前記電圧検出手段により検出される電機子端子電圧計測値と、予め定められた電圧設定値との偏差が小さくなるように当該励磁制御装置の出力を制御する自動電圧調整手段をさらに備え、
    前記外部インピーダンス算出手段により算出される外部インピーダンスに基づいて前記自動電圧調整手段の出力が調整されることを特徴とする請求項1又は2に記載の励磁制御装置。
  4. 少なくとも前記外部インピーダンス算出手段により算出される外部インピーダンスに応じて、前記同期機の不足励磁の限界を示す不足励磁制限線を変更する不足励磁制限手段をさらに備え、
    前記不足励磁制限手段により変更される不足励磁制限線に応じて前記自動電圧調整手段の出力が調整されることを特徴とする請求項3に記載の励磁制御装置。
  5. 少なくとも前記外部インピーダンス算出手段により算出される外部インピーダンスに応じて、系統安定化を行う伝達関数を変更する系統安定化手段をさらに備え、
    前記系統安定化手段により変更される伝達関数の出力に応じて前記自動電圧調整手段の出力が調整されることを特徴とする請求項3又は4に記載の励磁制御装置。
  6. 少なくとも前記外部インピーダンス算出手段により算出される外部インピーダンスに応じて、前記同期機の過電流制限を有効にするか無効にするかを判定する過電流制限手段をさらに備え、
    前記過電流制限手段の判定結果に応じて前記自動電圧調整手段の出力が調整されることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の励磁制御装置。
  7. 同期機の励磁制御を行う励磁制御装置に適用される励磁制御方法であって、
    外部インピーダンス算出手段により、前記同期機の電機子端子電圧の計測値および電機子電流の計測値ならびにこれらの計測値から得られる無効電力の計測値のそれぞれの時系列データから前記同期機の外部インピーダンスを算出し、
    前記外部インピーダンス算出手段により算出される外部インピーダンスに基づいて当該励磁制御装置の出力を調整する
    ことを特徴とする励磁制御方法。
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