JP2014060056A - 電極加工装置、及び電極加工方法 - Google Patents

電極加工装置、及び電極加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電極にシールを取り付けるとともに、当該取り付けが適切に行われているかを検査することのできる電極加工方法等を提供すること。
【解決手段】裏面用のシール上に電極を載置するとともに、電極上に表面用のシールを掛け渡し、裏面用のシール及び表面用のシールに圧力を加えて電極に対して仮貼りする。次いで、シールを切断して、表面及び裏面のシールに熱と圧力を加えて電極に熱圧着させた後、適切に熱圧着されているか検査する。
【選択図】図15

Description

本発明は、電池の電極にシールを取り付けるとともに、当該取り付けが適切に行われているかを検査する電極加工装置等の技術分野に関する。
従来、リチウムイオン二次電池(以下、「リチウムイオン電池」という。)の研究開発が盛んに行われている(例えば、特許文献1)。リチウムイオン電池は、高エネルギー密度、高電圧を有し、また充放電時にいわゆるメモリ効果を生じないことから、携帯機器、ノート型パソコン、ポータブル機器などの電子機器で幅広く採用されている。
一方で、電池の外装体が乾電池のように金属製の場合、電池の形状に合わせて電子機器を設計しなければならず、電子機器を小型化する上で弊害となっていた。そこで、電池形状の自由度を向上させるために、多層フィルムからなる袋状の外装体の開発が進められてきた(例えば、特許文献2)。
特開2012−94402号公報 特開2010−282985号公報
多層フィルムからなる袋状の外装容器が採用された電池では、容器の一部に電極を差し込み、その部分を熱で溶着(ヒートシール)することにより電極が取り付けられている。これにより、電極部分から内容物が流出することを防止している。このとき、特許文献2の図6に示されているように、キャストポリプロピレン(CPP:容器の最も内側の層を形成する)と金属との双方に対してヒートシール性を有する接着フィルム(シール)6を電極4に取り付けて介在させることにより、電極部での密封性を向上させている。シールが電極に適切に取り付けられていない場合、液漏れ事故などの重大な事故につながるおそれがある。そのため、シールが適切取り付けられているかについて厳格な検査が必要となっている。
そこで、本発明は、電極にシールを取り付けるとともに、当該取り付けが適切に行われているかを検査することのできる電極加工方法等を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、長方形状の表面及び裏面を有する平板型の電極における前記表面及び裏面にそれぞれ、前記表面及び裏面の短辺より細い帯状のシールを取り付ける電極加工装置であって、前記電極の裏面の2つの対向する短辺におけるそれぞれの中央を裏面用の前記シールが通るように、前記裏面用のシール上に前記電極を載置する載置手段と、前記電極の表面の2つの対向する短辺におけるそれぞれの中央を表面用の前記シールが通るように、前記電極上に前記表面用のシールを掛け渡す掛け渡し手段と、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールに対してそれぞれ前記電極方向に圧力を加えて、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを前記電極に対して仮貼りする仮貼り手段と、前記電極に対して仮貼りされた前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを、それぞれ前記電極から所定の長さだけはみ出す位置で切断する切断手段と、前記切断された裏面用のシール及び表面用のシールが前記電極に仮貼りされた状態で、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールに対してそれぞれ前記電極方向に熱と圧力を加えて、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを前記電極に対して熱圧着する熱圧着手段と、前記熱圧着手段により前記裏面用のシール及び表面用のシールが適切に熱圧着されているか否かを検査する検査手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、長方形状の表面及び裏面を有する平板型の電極における前記表面及び裏面にそれぞれ、前記表面及び裏面の短辺より細い帯状のシールを取り付ける電極加工方法であって、前記電極の裏面の2つの対向する短辺におけるそれぞれの中央を裏面用の前記シールが通るように、前記裏面用のシール上に前記電極を載置する載置工程と、前記電極の表面の2つの対向する短辺におけるそれぞれの中央を表面用の前記シールが通るように、前記電極上に前記表面用のシールを掛け渡す掛け渡し工程と、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールに対してそれぞれ前記電極方向に圧力を加えて、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを前記電極に対して仮貼りする仮貼り工程と、前記電極に対して仮貼りされた前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを、それぞれ前記電極から所定の長さだけはみ出す位置で切断する切断工程と、前記切断された裏面用のシール及び表面用のシールが前記電極に仮貼りされた状態で、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールに対してそれぞれ前記電極方向に熱と圧力を加えて、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを前記電極に対して熱圧着する熱圧着工程と、前記熱圧着手段により前記裏面用のシール及び表面用のシールが適切に熱圧着されているか否かを検査する検査工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、電極の表面及び裏面にそれぞれ裏面用のシール及び表面用のシールを熱圧着により取り付けることができるとともに、適切に熱圧着されているか否かを検査することができる。
リチウムイオン電池31の一例を示す図である。 電池パック33の壁面の断面図を示す図である。 シール34が電極32に圧着される様子を断面方向から示した例図である。 シール34が製造される様子を断面方向から示した例図である。 図1のV−V’線における断面図である。 シール34が適切に熱圧着されている電極32を示す例図である。(A)は電極32を上方から表した図であり、(B)は図6(A)のA−A’線における断面図である。 電極シール取付装置の概要を説明するための例図である。 (A)搬送台103に電極32が載置される際の様子を示す図である。(B)電極32が載置された搬送台103が移動している様子を示す図である。(C)搬送台103が下方にスライドする様子を示す図である。 電極32の上側からシール34を掛け渡している際の様子を示す図である。 電極32に対してシール34を仮貼りする直前の様子を示す図である。 電極32に対してシール34を仮貼りしている際の様子を示す図である。 仮貼りされたシール34の両端を切断する際の様子を示す図である。 シール34が仮貼りされた電極32を羽台111に載置する際の様子を示す図である。 搬送部113及び搬送部114を側方から見た際の例図である。 電極シール取付装置によるシール取付処理のフローチャートの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本実施形態は本願発明を電極シール取付装置に適用した場合の実施形態である。
まず、図1〜図6を用いて、本実施形態における電極シール取付装置の処理対象である電極及びシールについて説明する。電極シール取付装置の処理対象はリチウムイオン電池31の部品である。図1に示すように、リチウムイオン電池31は、電極32と電池パック33を有する。電池パック33は内部に電解質を保存する容器としての役割を果たし、その壁面は、図2に示すように、アルミニウム51、ナイロン52、ポリプロピレン53を含む3層構造となっている。なお、図2において、上(すなわち、アルミニウム51)側が容器の外側に対応し、下(すなわち、ポリプロピレン53)側が容器の内側に対応している。
電極32は、長方形状の表面及び裏面を有する平板型の電極であり、表面及び裏面には、図3に示すようにシール34が熱圧着(熱と荷重を加えて接着すること)されている。シール34は、図4に示すように、不織布62をポリプロピレン61で挟み込み、熱を加えながらプレスすることにより製造される。これにより、シール34は、ポリプロピレン61の中に不織布が埋もれているような状態になっている。
表裏にシール34が熱圧着された電極32は、図5に示すように、シール34に含まれるポリプロピレン61と、電池パック33のポリプロピレン53が接着するように電池パック33と熱圧着されて、電池パック33に取り付けられる。ポリプロピレン61とポリプロピレン53が適切に熱圧着することにより、電極32の近傍から電池パック33内部の電解質が流出しないようになっている。図6は、シール34が電極32の片面に対して適切に接着されている様子を示す図である。図6(A)に示すように、電極32に対してシール34が熱圧着されると、シール34に含まれるポリプロピレン61がはみ出る。このとき、ポリプロピレン61は光透過性であり、不織布62を視認することができる。また、図6(B)に示すように、ポリプロピレン61が不織布62を覆うように、電極32に対して接着している。
次に、図7〜図15を用いて本実施形態の電極シール取付装置1(「電極加工装置」の一例。)について説明する。
電極シール取付装置1は大きく分けて、仮貼り段階(第1段階)、熱圧着段階(第2段階)、検査段階(第3段階)の3段階の処理を行う。以下、各段階について詳細に説明する。なお、本実施形態の電極シール取付装置1は、2個の電極32を1セットとして各処理を行う。
[仮貼り段階(第1段階)]
まず、電極シール取付装置1は、処理前の電極32が載置されている待機台101から電極32を搬送部102に移す。搬送部102には電極32を搬送するための搬送台が設けられている。図8(A)に示すように、搬送台103には搬送時に電極32が水平方向にズレないように電極32を把持する爪104が4つ形成されている。電極シール取付装置1は、真空パッド100(「搬送手段」の一例。)を用いて電極32を待機台101から移す際に電極32が4つの爪104に把持されるように載置する。搬送台103における電極32が載置される部分の底面には、落下防止レール105に把持された裏面用のシール34Bが搬送方向に伸びている。シール34の上流側の端部はリール(図示しない)に巻かれているとともに、下流側は吸引装置109に吸引されている(後述するシール切断時を除く)。電極32が搬送台103に載置されると、搬送台103は、図8(B)に示すように、裏面用のシール34Bとともに搬送方向にスライドする。搬送台103は、図7に示す仮貼り部106の位置までスライドすると、図8(C)に示すように、下方にスライドする。このとき、シール34B及び落下防止レール105は下方にスライドしない。これにより、シール34B(落下防止レール105)の上に電極32が支持された状態となる。なお、シール34Bだけでは電極32を支持しきれずに電極32が落下してしまうおそれがあるため、落下防止レール105が用いられている。
搬送台103が下方にスライドすると直ぐに、図9に示すように、表面用のシール34Aの上流側が掛け渡し装置(図示しない。「掛け渡し手段」の一例。)により持ち上げられて、電極32の上方から表面用のシール34Aが掛け渡される。次いで、図10に示すように、下方にスライドした搬送台103が次の電極32を搬送するべく、搬送前の元の位置に戻るためにスライドすると直ぐに、電極32の上方と下方にそれぞれ設けられた仮貼りヘッド106A、106B(「仮貼り手段」の一例。)が電極32を挟み込むように駆動する(図11は挟み込んだ瞬間の様子を示す図である。)。このとき、仮貼りヘッド106A、106Bは、ポリプロピレン61が溶けるように熱を加えつつ(ポリプロピレン61は、電極32にシール34を仮貼りするための接着剤の役割を果たす。)、電極32を挟み込む。これにより、電極の上(表)に表面用のシール34Aが仮貼りされ、下(裏)に裏面用のシール34Bが仮貼りされる。なお、仮貼りが完了すると、電極32が落下するおそれがなくなることから、落下防止レール105も取り外される。
仮貼りが完了すると、図12(A)に示すように、電極32はシール34A、34Bが表面及び裏面に仮貼りされた状態で搬送台107に載置されて搬送方向にスライドし、カッター108(「切断手段」の一例。)の位置まで移動する。なお、搬送台107は、仮貼りが完了した電極32を搬送するためのものであり、搬送部102に設けられている。カッター107は、上刃108Aと下刃108Bの組を2組有しており、各組の刃がシール34A、34Bの前後をそれぞれ電極32から所定の長さhだけ、はみ出す位置で切断する(図12(B)は切断時の様子を示している。)。なお、シール34A、34Bは、下流側の端部が吸引装置109で吸引されており、カッター108により切断されると下流側の切れ端が吸引装置109に吸引されて廃棄されるようになっている。
[熱圧着段階(第2段階)]
図7に示すように、電極シール取付装置1は、真空パッド(図示しない。)により、仮貼り段階(第1段階)が完了した電極32を搬送部102から回転体110の羽台111に移す。回転体110には複数(本実施形態では8台)の羽台111が設けられている。図13に示すように、羽台111には、仮貼りされたシール34A、34Bを電極32に本貼りするための加熱ヘッド112A、112B(「熱圧着手段」の一例。)が設けられている。加熱ヘッド112A、112Bの電極32と接触する面には、それぞれシール34A、34Bが嵌まるように溝Mが設けられている。電極シール取付装置1は、加熱ヘッド112Bの溝Mにシール34Bが嵌まるように電極32を加熱ヘッド112Bに載置する。そして、電極32が加熱ヘッド112Bに載置されると、加熱ヘッド112Aが下りてきて電極32を挟み込む。これにより、加熱ヘッド112A、112Bはシール34A、34Bを電極32の表裏に熱圧着する。
加熱ヘッド112A、112Bによる熱圧着処理は所定時間行われ、この間、羽台111は回転体110とともに回転する。所定時間が経過し、羽台111が所定の位置(図7の例ではEの位置で)まで回転すると加熱ヘッド112Aが上方に移動し、熱圧着処理は終了する。そして、羽台111が搬送部113の近傍まで回転してくると、真空パッド(図示しない。)により、電極32は搬送部113に移される。なお、熱圧着処理に要する時間に合わせて、回転体110の回転速度を調整することにより、羽台111が搬送部113の近傍に回転してくるまでに、熱圧着処理を完了することができる。
[検査段階(第3段階)]
図14に示すように、搬送部113及び搬送部114では、シール34A、34Bが電極32に適切に熱圧着されたか否かの検査が行われる。搬送部113では、まず、アライメント処理が行われる。アライメント処理は搬送部113上の予め定められた位置に2つの電極32を並べるための処理である。電極シール取付装置1では、各種検査を、電極32を表側又は裏側から撮影した画像に基づいて行うことから、画像から電極32の各部の位置を的確に把握するためにアライメント処理が重要となる。搬送部113では、電極32を表側から撮影した画像に基づいて検査を行う第1検査、第2検査及び第3検査が行われる。搬送部113での検査が完了すると、電極32を裏側から撮影した画像に基づいて検査を行うため、電極32をひっくり返した上で、搬送部114に載置する。搬送部114では、改めてアライメント処理が行われ、次いで、第2検査、第3検査及び第4検査が行われる。なお、第1検査は表側から撮影した画像からだけで検査を行うことができるので、搬送部114では検査が行われない。また、第4検査は、画像を用いた検査でないため搬送部113で行ってもよい。
第1検査では、電極32の耳に関する検査を行う。図6(A)に示すように、シール34における電極32から飛び出た部分を耳(耳は一つの電極32に二つある。)と呼ぶ。第1検査では、耳高さ不良検査、耳重なり不良検査、耳汚れ不良検査、耳異形不良検査、耳表裏ズレ不良検査をそれぞれ行う。耳高さ不良検査では、耳の高さhが規定の範囲内にあるかを検査する。具体的には電極32のエッジと、耳のエッジを特定し、両エッジ間の距離を測定する。耳重なり不良検査では、シール34が2枚以上重なって熱圧着されていないかを検査する。具体的には、シール34が2枚以上重なっている場合には、光の透過率が1枚の場合と比較して半分程度になることに基づいて、シール34部分の平均輝度値を算出して判定する。耳汚れ不良検査では、耳に異物が付着していないかを検査する。具体的には、耳の領域において輝度値が閾値以上に変化している部分があるかを判定する。耳異形不良検査では、シール34がカッター108により正常に切断されずに耳が破損していないかを検査する。当該不良が見つかった場合には、カッター108の刃の切れ味が低下しているおそれがあるので、刃を交換するようにオペレータに報知する。耳表裏ズレ不良検査では、電極32の表裏に熱圧着されたシール34がズレていないかを検査する。
第2検査では、電極32の表面に汚れ(異物)が付着していないかを検査する汚れ不良検査、電極32の表面のメッキがはげていないかを検査するムラ不良検査、及び、ポリプロピレン61がめくれて不織布62が露出していないかを検査するピン跡不良検査を行う。
第3検査では、はみ出し不良検査、マスキングズレ不良検査、シール斜行不良検査、キズ不良検査、樹脂付着不良検査、折れ不良検査を行う。はみ出し不良検査では、図6(A)に示すポリプロピレン61がはみ出た部分の長さを検査する。具体的には、シール34(不織布62)からはみ出た部分の長さ(電極32のエッジから、はみ出た部分のエッジまでの長さでもよい。)が製品の規格で定められた範囲内に収まっているか否かに基づいて判定する。マスキングズレ不良検査では、電極32のメッキ位置が正しいかを検査する。シール斜行不良検査では、シール34が電極32に対して斜行していないかを検査する。具体的には、2つの耳について電極32の端部(耳の根元部)からの長さを比較することにより検査している(両者の長さが異なれば斜行している可能性がある)。キズ不良検査では、電極にキズが入っていないかを検査する。樹脂付着不良検査では、加熱ヘッド112A、112Bに付着していたポリプロピレンが電極32に付着していないかを検査する。折れ不良検査では、電極32の四隅に折れが発生していないかを検査する(電極32を搬送台103に載置する際などに爪104に電極32の隅が接触して折れる場合があるため。)。
第4検査では、厚み不良検査を行う。厚み不良検査では、レーザ変位計(図示しない)により被検査物の厚みを計測することにより、電極32が2枚以上重なっていないか、或いはシール34が2枚(表裏一枚ずつ)より多く重なっていないかを検査する。
なお、第1検査、第2検査及び第3検査は、搬送部113、114に設けられたカメラ(図示しない)により撮影された画像をパソコン(図示しない)に取り込み、当該画像について検査プログラム(画像解析して各種検査を実現するプログラム)を実行することにより行う。また、第4検査は、搬送部114に設けられたレーザ変位計により測定された測定結果をパソコン(図示しない)に取り込み、当該測定結果について検査プログラム(レーザ変位計による測定結果から電極32又はシール34の重なり不良がないかを判定するプログラム)を実行することにより行う。なお、カメラ、パソコン(CPU)及びレーザ変位計は「検査手段」の一例である。
また、パソコンのCPUは、検査プログラムを実行して、耳異形不良検査の結果を不良と判定した場合には、カッター108の刃の切れ味が低下しているおそれがあるので、刃を交換すべき旨のメッセージをディスプレイに表示させる。これにより、耳異形不良の電極32が継続して製造されることを防止することができる。
搬送部114での検査が完了すると、電極32は保管台115に移される。
次に、図15を用いて、電極シール取付装置1によるシール取付処理について説明する。
まず、電極シール取付装置1は、処理前の電極32を待機台101から搬送部102へ移す(ステップS1)。次いで、電極シール取付装置1は、電極32を搬送部102の搬送台103により仮貼り部106に移送し、仮貼り部106にてシール34の仮貼り処理を行う(ステップS2)。次いで、電極32を搬送部102の搬送台107によりカッター108がある部分まで移送し、仮貼りされたシール34をカッター108で切断する(ステップS3)。
次いで、電極シール取付装置1は、電極32を搬送部102から羽台111に移す(ステップS4)。次いで、電極シール取付装置1は、加熱ヘッド112A、112Bにより電極32とシール34に対して熱圧着処理を行う(ステップS5)、熱圧着処理が完了すると、電極シール取付装置1は、電極32を羽台111から搬送部113に移す(ステップS6)。
次いで、電極シール取付装置1は、アライメント処理を行い(ステップS7)、第1検査・第2検査・第3検査を行う(ステップS8)。次いで、電極シール取付装置1は、電極32をひっくり返しながら、搬送部113から搬送部114へ移す(ステップS9)。次いで、電極シール取付装置1は、アライメント処理を行い(ステップS10)、第2検査・第3検査・第4検査を行う(ステップS11)。次いで、電極シール取付装置1は、電極32を搬送部114から保管台115へ移す(ステップS12)。
以上説明したように、本実施形態の電極シール取付装置1(「電極シール取付装置」の一例)は、長方形状の表面及び裏面を有する平板型の電極32における表面及び裏面にそれぞれ、表面及び裏面の短辺より細い帯状のシール34を取り付ける。具体的には、真空パッド100(「載置手段」の一例)が、電極32の裏面の2つの対向する短辺におけるそれぞれの中央を裏面用のシール34Bが通るように、裏面用のシール34B上に電極32を載置し、掛け渡し装置(図示しない。「掛け渡し手段」の一例。)が、電極32の表面の2つの対向する短辺におけるそれぞれの中央を表面用のシール34Aが通るように、電極32上に表面用のシール34Aを掛け渡す。次いで、仮貼りヘッド106A、106B(「仮貼り手段」の一例。)が、裏面用のシール34B及び表面用のシール34Aに対してそれぞれ電極32の方向に圧力を加えて、裏面用のシール34B及び表面用のシール34Aを電極32に対して仮貼りし、カッター108(「切断手段」の一例。)が、電極32に対して仮貼りされた裏面用のシール34B及び表面用のシール34Aを、それぞれ電極32から所定の長さhだけはみ出す位置で切断する。次いで、加熱ヘッド112A、112B(「熱圧着手段」の一例。)が、切断された裏面用のシール34B及び表面用のシール34Aが電極32に仮貼りされた状態で、裏面用のシール34B及び表面用のシール34Aに対してそれぞれ電極32の方向に熱と圧力を加えて、裏面用のシール34B及び表面用のシール34Aを電極32に対して熱圧着して、カメラ、パソコン(CPU)及びレーザ変位計等(「検査手段」の一例。)が、加熱ヘッド112A、112Bにより裏面用のシール34B及び表面用のシール34Aが適切に熱圧着されているか否かを検査する。
本実施形態の電極シール取付装置1によれば、電極32の表面及び裏面にそれぞれ裏面用のシール34B及び表面用のシール34Aを熱圧着により取り付けることができるとともに、適切に熱圧着されているか否かを検査することができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
1 電極シール取付装置
11 制御部
12 記憶部
13 インターフェース部
14 表示部
15 操作部
31 リチウムイオン電池
32 電極(被検査物)
33 電池パック
34 シール
51 アルミニウム
52 ナイロン
53 ポリプロピレン
61 ポリプロピレン
62 不織布
100 真空パッド
101 待機台
102 搬送部
103 搬送台
104 爪
105 落下防止レール
106 仮貼り部
106A、B 仮貼りヘッド
107 搬送台
108 カッター
109 吸引装置
110 回転体
111 羽台
112A、112B 加熱ヘッド
113、114 搬送部
115 保管台

Claims (2)

  1. 長方形状の表面及び裏面を有する平板型の電極における前記表面及び裏面にそれぞれ、前記表面及び裏面の短辺より細い帯状のシールを取り付ける電極加工装置であって、
    前記電極の裏面の2つの対向する短辺におけるそれぞれの中央を裏面用の前記シールが通るように、前記裏面用のシール上に前記電極を載置する載置手段と、
    前記電極の表面の2つの対向する短辺におけるそれぞれの中央を表面用の前記シールが通るように、前記電極上に前記表面用のシールを掛け渡す掛け渡し手段と、
    前記裏面用のシール及び前記表面用のシールに対してそれぞれ前記電極方向に圧力を加えて、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを前記電極に対して仮貼りする仮貼り手段と、
    前記電極に対して仮貼りされた前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを、それぞれ前記電極から所定の長さだけはみ出す位置で切断する切断手段と、
    前記切断された裏面用のシール及び表面用のシールが前記電極に仮貼りされた状態で、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールに対してそれぞれ前記電極方向に熱と圧力を加えて、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを前記電極に対して熱圧着する熱圧着手段と、
    前記熱圧着手段により前記裏面用のシール及び表面用のシールが適切に熱圧着されているか否かを検査する検査手段と、
    を備えることを特徴とする電極加工装置。
  2. 長方形状の表面及び裏面を有する平板型の電極における前記表面及び裏面にそれぞれ、前記表面及び裏面の短辺より細い帯状のシールを取り付ける電極加工方法であって、
    前記電極の裏面の2つの対向する短辺におけるそれぞれの中央を裏面用の前記シールが通るように、前記裏面用のシール上に前記電極を載置する載置工程と、
    前記電極の表面の2つの対向する短辺におけるそれぞれの中央を表面用の前記シールが通るように、前記電極上に前記表面用のシールを掛け渡す掛け渡し工程と、
    前記裏面用のシール及び前記表面用のシールに対してそれぞれ前記電極方向に圧力を加えて、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを前記電極に対して仮貼りする仮貼り工程と、
    前記電極に対して仮貼りされた前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを、それぞれ前記電極から所定の長さだけはみ出す位置で切断する切断工程と、
    前記切断された裏面用のシール及び表面用のシールが前記電極に仮貼りされた状態で、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールに対してそれぞれ前記電極方向に熱と圧力を加えて、前記裏面用のシール及び前記表面用のシールを前記電極に対して熱圧着する熱圧着工程と、
    前記熱圧着手段により前記裏面用のシール及び表面用のシールが適切に熱圧着されているか否かを検査する検査工程と、
    を含むことを特徴とする電極加工方法。
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