JP2014059584A - 物体視野を像視野に結像するための結像光学系及び物体視野を照明するための照明光学系 - Google Patents

物体視野を像視野に結像するための結像光学系及び物体視野を照明するための照明光学系 Download PDF

Info

Publication number
JP2014059584A
JP2014059584A JP2013252435A JP2013252435A JP2014059584A JP 2014059584 A JP2014059584 A JP 2014059584A JP 2013252435 A JP2013252435 A JP 2013252435A JP 2013252435 A JP2013252435 A JP 2013252435A JP 2014059584 A JP2014059584 A JP 2014059584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field
optical system
illumination
object field
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013252435A
Other languages
English (en)
Inventor
Mann Hans-Jurgen
ハンス ユルゲン マン
Zellner Johannes
ヨハネス ゼルナー
Dodoc Aurelian
オーレリアン ドドク
Pretorius Marco
マルコ プレトリアス
Menke Christoph
クリストフ メンケ
Ulrich Wilhelm
ヴィルヘルム ウルリッヒ
Endres Martin
マルティン エントレス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Carl Zeiss SMT GmbH
Original Assignee
Carl Zeiss SMT GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Carl Zeiss SMT GmbH filed Critical Carl Zeiss SMT GmbH
Publication of JP2014059584A publication Critical patent/JP2014059584A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/02Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system
    • G02B17/06Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system using mirrors only, i.e. having only one curved mirror
    • G02B17/0647Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system using mirrors only, i.e. having only one curved mirror using more than three curved mirrors
    • G02B17/0663Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system using mirrors only, i.e. having only one curved mirror using more than three curved mirrors off-axis or unobscured systems in which not all of the mirrors share a common axis of rotational symmetry, e.g. at least one of the mirrors is warped, tilted or decentered with respect to the other elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0905Dividing and/or superposing multiple light beams
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70233Optical aspects of catoptric systems, i.e. comprising only reflective elements, e.g. extreme ultraviolet [EUV] projection systems

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)

Abstract

【課題】結像光学系によって結像される視野にわたる結像誤差補正に対する高い要求が考慮されるような結像光学系を提供する。
【解決手段】物体平面11の物体視野9を像平面14の像視野13内に結像する複数のミラー(M1からM6;M1からM8)を備え、ミラー(M1からM6;M1からM8)のうちの少なくとも1つの反射面が、回転対称関数によって記述することができない自由曲面として構成され、物体視野9が、1よりも大きいアスペクト比x/yを有し、長手寸法xが、長手辺に沿って延び、横手寸法yが、短幅辺に沿って延び、前記物体視野9の最小横手寸法YSmimと最大横手寸法YSmaxとの0.9よりも小さい比を有する。
【選択図】図8

Description

本出願は、「35 U.S.C.§119」e(1)の下で2009年6月24日出願の米国特許仮出願第61/219,823号明細書の利益を主張する。この米国特許仮出願及びドイツ特許出願DE 10 2009 030 501.7の内容は、引用によって組み込まれている。
本発明は、物体視野を像視野に結像するための結像光学系、物体視野を照明するための照明光学系、この種の照明光学系を有する照明系、この種の照明系及びこの種の結像光学系を有する投影露光系、この種の投影露光系を用いた微細構造化構成要素又はナノ構造化構成要素の製造方法、並びに本方法によって製造される微細構造化構成要素又はナノ構造化構成要素に関する。
投影露光系に使用するための結像光学系は、US 7,414,781 B2から公知である。この文献及び同じくWO 2007/128407Aからマイクロリソグラフィのための投影露光系に使用するための照明光学系は公知である。
米国特許仮出願第61/219,823号明細書 DE 10 2009 030 501.7 US 7,414,781 B2 WO 2007/128407A EP 1 950 594 A1 US 5,315,629
本発明の目的は、結像光学系によって結像される視野にわたる結像誤差の補正に対する高い要求が考慮されるような結像光学系を開発することである。
本発明による第1の態様により、この目的は、請求項1に開示する特徴を備えた結像光学系によって達成される。
本発明による結像光学系における物体視野は、特定の結像誤差に対してそれぞれの結像誤差に関連付けられた誤差仕様値よりも良好な値を有するそれぞれの結像光学系を用いて結像することができる2次元領域である。
結像誤差における誤差仕様値として、物体視野平面に光学的に計算された点パターンを有するビームの点パターンサイズを使用することができる。物体視野内では、これらの点パターンサイズ(スポットサイズ)は、誤差仕様値における例である1×10-4mmのrms(二乗平均平方根)値を超えてはならない。スポットサイズにおけるより小さい誤差仕様値、例えば、0.7×10-4mm、0.5×10-4mm、0.4×10-4mm、0.3×10-4mm、0.2×10-4mm、又は更に0.15×10-4mmさえも可能である。
小さい曲率半径を有する環状弧形視野は、第1の態様による自由曲面の同時使用により、物体視野にわたる特に精密な結像誤差補正の可能性をもたらす結像光学系をもたらす。本明細書では、「面(face)」という用語を「面(surface)」に対する同義語として使用する。弧形視野の境界を定める2つの部分円の半径は、250mmとすることができ、又は更に小さいとすることができる。像視野の小さい部分円半径に起因して、近似的に回転対称の基準面からごく僅かしか逸脱せず、従って、比較的容易に製造することができ、特に精密に測定することができる自由曲面の使用による結像誤差補正が可能である。
本出願に使用する「長手寸法」及び「横手寸法」という寸法名称は、説明する物体視野が1.0とは異なるアスペクト比を有することに従って適応させたものであり、従って、物体視野の長い長さと、それに対して横手に延びる短い長さとを常に定めることができる。長手寸法は、長い長さ又は長手辺に沿って延びている。横手寸法は、長手寸法に対して横手に短幅辺に沿って延びている。
第1の態様に従って形成される視野は、横手寸法比に起因して視野にわたって変化する横手寸法を有し、従って、最小横手寸法と最大横手寸法とを有する。この態様は、結像光学系の設計及び同じく物体視野を照明する照明光学系の設計に適応された視野形態に対して使用することができ、これらの視野形態では特に良好な結像品質を得ることができる。特に、均一な照明が比較的少ない経費で可能な視野形態を選択することができる。最小横手寸法と最大横手寸法との比は、0.85よりも小さく、0.8よりも小さく、0.7よりも小さく、0.6よりも小さく、0.5よりも小さく、0.4よりも小さく、0.3よりも小さいとすることができ、例えば、僅か0.2とすることができる。自由曲面は、回転対称基準面から結像光学系を使用する際の照明光の波長よりも大きく逸脱してもよい。この逸脱に関してUS 7,414,781 B2に示されていることが、回転対称基準面に対して自由曲面を特徴付けるこの種の逸脱に適用される。
使用される自由曲面は、静的な自由曲面、言い換えれば、アクチュエータの動的効果によって与えられるものではない自由曲面とすることができる。
本発明による更に別の態様により、冒頭に示した目的は、請求項2に開示する特徴を備えた結像光学系によって達成される。この場合、物体視野及び/又は像視野が逸脱する元の基準視野形態の鏡面対称性は、それぞれの視野平面に対して垂直かつ物体視野及び/又は像視野の横手寸法と平行な対称平面に関するものである。結像光学系が、スキャナとして設計された投影露光系に使用される場合には、鏡面対称視野形態及び/又は像視野から逸脱する物体視野は、それぞれの視野平面に対して垂直かつ特に中心横手寸法と平行に延びる平面に関して鏡面対称ではない。意外なことに、物体視野の鏡面対称性に対する要求の廃棄、及びこのようにして結像光学系の反射面の設計において特定の限度まで得られる更に別の自由度は、結像光学系の柔軟な設計の可能性、及びその像誤差補正において自由曲面の使用を全く必要としない像誤差補正の可能性をもたらすことが見出されている。付加的に可能な自由曲面の使用は、結像光学系の結像特性の更に別の改善を可能にする。鏡面対称性に異論を唱えることにより、例えば、短幅縁部から始まって反対の縁部に向けて単調に拡幅する物体視野及び/又は像視野がもたらされるように、例えば、この長手寸法に沿って単調に変化する横手寸法を有し、例えば、増大する横手寸法を有する物体視野及び/又は像視野を実現することができる。
光学系の設計に関する自由度は、ここでもまた、請求項3に記載の少なくとも1つの自由曲面を使用する場合に増大する。
請求項4に記載の自由曲面の記述が使用される場合にも同じことが適用される。
本発明の更に別の目的は、上述の態様に従って形成された物体視野の照明を可能にする照明光学系を提供することである。
この目的は、請求項5に開示する特徴を有する照明光学系によって達成される。
本発明による照明光学系の照明視野は、それぞれ関連する照明仕様値よりも良好な特定の照明パラメータ値を用いて照明される2次元領域である。例えば、照明パラメータとして照明強度を使用することができる。照明仕様値は、例えば、照明視野内で最大時に達することができる照明強度の0.9倍とすることができる。照明視野は、結像光学系の物体視野と一致することができる。
本発明による照明光学系は、変化する横手寸法を有する照明視野又は物体視野を照明する状況にある。最小横手寸法と最大横手寸法の比は、0.85よりも小さく、0.8よりも小さく、0.7よりも小さく、0.6よりも小さく、0.5よりも小さく、0.4よりも小さく、0.3よりも小さく、更に0.2とすることができる。本発明による照明光学系は、視野形成のための照明光を絞ることなく、横手寸法を変化させて、物体視野の照明が成功するように設計することができる。
請求項6に記載の照明光学構成要素の自由曲面設計の利点は、結像光学系を参照して上述したものに対応する。
物体視野又は照明視野の形態の以下の実施形態の変形は、結像光学系及び/又は照明光学系の対応する設計をもたらす。
請求項7に記載の物体視野は、曲線と、相対する長手線と、これらの2つの相対する線の端部を各場合に接続する2つの境界線とによって境界が定められる。長手線は、曲線、真っ直ぐに延びる線、又はそうでなければ少なくとも1つの変向点及び/又は少なくとも1つの不連続点又は非定常点を有する線とすることができる。結像光学系を使用する投影露光系がスキャナとして設計される場合には、曲線は、結像される物体点が物体視野内に入る際に通過する第1の物体視野境界線とすることができる。代替的に、曲線は、結像される物体点が物体視野を離れる際に通過する物体視野境界線とすることができる。曲線は、物体視野に対して凹又は凸に湾曲して延びることができる。物体視野は、物体視野と垂直に延びる基準軸から全体的に湾曲して離れる弧形視野として構成することができる。結像光学系が、回転対称反射面を有するミラーを用いて設計される場合には、基準軸は、結像光学系の光軸とすることができる。結像光学系が、反射面として少なくとも1つの自由曲面を有する場合には、基準軸は、少なくとも1つの自由曲面を近似する回転対称基準面の回転対称軸とすることができる。基準軸は、結像光学系の反射面の数学的に単純な形態記述(面関数)を可能にする起点になる軸とすることができる。物体視野は、変化する横手寸法を有することができる。この場合、結像光学系の設計において、光軸又は対応する基準軸の回りに湾曲する従来技術における従来の弧形視野と比較して新しい可能性を提供する。物体視野は、基準軸の回りに湾曲する弧形視野として設計することができ、この物体視野を変化する横手寸法を有するように形成することができる。曲線に相対する長手線は、凸又はそうでなければ凹に延びる線として物体視野の境界を定めることができる。この場合、曲線に相対する長手線は、基準軸から湾曲して離れることができ、又は基準軸の回りに湾曲することができる。
請求項8から請求項17に記載の視野形態構成は、結像誤差補正に関して、更に視野形態構成の効率的な照明に関して、ある一定の仕様を満たすのに有利であることが証明されている。意外な結果として示したように、狭窄部を有し、言い換えれば、この狭窄領域内で縮小する横手寸法を有する物体視野形態を特に対応するいかなる狭窄部も持たない視野ファセットミラーを有する照明光学系によって照明することができる。この場合、照明光学系内での結像比に起因して発生する個々の視野ファセット像の互いに対する回転は、物体視野上でのこれらの像の重ね合わせ中に使用することができる。結像光学系が、スキャナとして設計された投影露光系内に使用される場合には、物体視野の横手寸法は、走査方向と平行又は実質的に平行に延びることができる。この場合、物体視野の最小横手寸法と最大横手寸法の間の変化は、照明される物体視野によって走査されるレチクル上の点が物体視野の大きい横手寸法のレベル又は小さい横手寸法のレベルのいずれを通じて走査されるかに基づいてレチクル点の異なる照明期間をもたらす。これを走査長の視野依存変化とも呼ぶ。0.9よりも小さい物体視野の最小横手寸法と最大横手寸法の比は、10%を超える走査長の変化に対応する。物体視野の狭窄部、言い換えれば、最小横手寸法の領域は、走査方向と平行に延びる物体視野の対称軸の領域に存在することができる。
請求項18及び請求項19に記載のミラー数は、一方で結像誤差補正に関して、他方で結像光学系を通る照明光の全収量に関して特に有利な妥協点である。
請求項20に記載の波面誤差は、特に良好に結像する光学系をもたらす。
請求項21から請求項26に記載の照明光学系の利点は、結像光学系及び変化する横手寸法を有する視野を照明するための照明光学系を参照して上述したものに対応する。請求項22から請求項26に記載の視野ファセットの反射面の特定の境界形態に関して、それぞれの特定の形態は、視野ファセットミラーの視野ファセット反射面のうちの1つ、いくつか、又は全てに適用することができる。視野ファセットのうちの少なくとも1つは、物体視野と幾何学的に類似して構成しなくてもよい。これは、例えば、弓形視野ファセットが同様に弓形の物体視野、言い換えれば、幾何学的に類似する物体視野を照明する従来の照明光学系の構成からの決別である。本発明により、物体視野と幾何学的に類似して構成されない視野ファセットを併用すると、物体視野内で視野ファセットを互いに重ねて結像する後続光学系によってもたらされ、視野ファセット形態を変化させる結像効果をこの併用によって完全又は部分的に補償することができることが認識されている。視野ファセットの外側輪郭(視野ファセット境界)が、その構成において物体視野の外側輪郭と異なる場合には、視野ファセット形態は、物体視野形態に幾何学的に類似しない。
請求項27に記載の照明光学系では、視野ファセット縁部の投影が、一般的に存在する視野ファセットミラーの支持体板の法線方向に等しいという境界条件も放棄される。不均等に形成される投影面を可能にする新しい自由度に起因して、物体視野上での個々の視野ファセット像の重ね合わせ中にこれらの像の互いに対する結像比に起因して起こり得る回転の事前補償を提供することができる。
請求項28に記載の照明系、請求項29に記載の投影露光系、請求項32に記載の製造方法、及び請求項33に記載の微細構造化構成要素又はナノ構造化構成要素の利点は、一方で本発明による結像光学系を参照して既に上述したものに、他方で本発明による照明光学系を参照して既に上述したものに対応する。請求項30に記載の投影露光系では、物体視野の完全な照明が保証される。請求項31に記載の面積比は、照明光の効率的な利用をもたらす。照明視野は、サイズに関してより一層良好に適応させることができる。照明視野は、例えば、物体視野よりも僅か1%だけ大きいとすることができる。照明視野は、物体視野よりも5%を上回って大きいとすることができる。投影光学系とも呼ぶ投影露光系の結像光学系は、本発明による結像光学系とすることができる。
図面を用いて本発明の実施形態を以下により詳細に説明する。
照明光学系を断面に示し、投影光学系を非常に概略的に示すEUVマイクロリソグラフィのための投影露光系の概略図である。 図1に記載の照明光学系の視野ファセットミラーの平面図である。 図1に記載の照明光学系の更に別の視野ファセットミラー構成の平面図である。 図1に記載の投影露光系の投影光学系の構成を通る互いから分離した視野点の結像ビーム経路を含む断面図である。 図1に記載の照明光学系によって照明することができ、図4に記載の投影光学系によって結像することができる物体視野の平面図である。 図5のものと類似の物体視野を結像するための更に別の投影光学系構成を図4と類似の図に示す図である。 照明光学系の更に別の視野ファセットミラー構成のファセットブロックの詳細を図2及び図3と比較して非常に拡大して同様に平面図に示す図である。 図7に記載の構成にある視野ファセットによって照明することができる物体視野を結像するための更に別の投影光学系構成を図4と類似の図に示す図である。 図8に記載の投影光学系によって結像することができる物体視野の視野形態を図5と類似の図に示す図である。 それが結像する図9に記載の物体視野を含む図8に記載の投影光学系の結像品質を像視野にわたるスポットサイズ(rms値)の形態で再現するグラフである。 図8に記載の投影光学系の変形によって結像することができる物体視野の更に別の視野形態を図9と類似の図に示す図である。 それが結像する図11に記載の物体視野を含む図8に記載の投影光学系の結像品質を像視野にわたるスポットサイズ(rms値)の形態で再現する図10と類似のグラフである。 更に別の投影光学系構成を図4と類似の図に示す図である。 図13に記載の投影光学系によって結像することができる物体視野の視野形態を図5と類似の図に示す図である。 それが結像する図14に記載の物体視野を含む図13に記載の投影光学系の結像品質を像視野にわたるスポットサイズ(rms値)の形態で再現するグラフである。 図2及び図3に記載の視野ファセットミラーを使用する照明光学系によって照明することができる更に別の視野形態の概略図と共に図2及び図3の視野ファセットの方式にある視野ファセット上に配置された基準点の物体視野内での結像の重ね合わせをグラフに示す図である。 図1に記載の照明光学系の更に別の視野ファセットミラー構成の平面図である。 図17に記載の視野ファセットミラーを使用する照明光学系によって照明することができる更に別の視野形態の概略図と共に図17の視野ファセットの方式にある視野ファセット上に配置された基準点の物体視野内での結像の重ね合わせのグラフである。 図13に記載の投影光学系の変形によって結像することができる図18と類似の物体視野形態を図5と類似の図に示す図である。 それが結像する図19に記載の物体視野を含む図13に記載の投影レンズ系の変形において像視野にわたる図13に記載の投影光学系の結像品質を再現するグラフである。 図13に記載の投影光学系の更に別の変形によって結像することができる物体視野形態を照明するのに適する照明光学系の更に別の視野ファセットミラー構成のファセットブロックの詳細を図2及び図3と比較して非常に拡大して同様に平面図に示す図である。 図21に記載の視野ファセットによって照明することができる物体視野形態を図9と類似の図に示す図である。 それが結像する図22に記載の物体視野を含む図13に記載の投影レンズ系の変形において像視野にわたる図13に記載の投影光学系の結像品質を再現するグラフである。 図17に記載の視野ファセットミラーを使用する照明光学系によって照明することができる更に別の視野形態の概略図と共に図17の視野ファセットの方式にある視野ファセット上に配置された基準点の物体視野内での結像の重ね合わせのグラフである。 図24に記載の物体視野形態を結像することができる更に別の投影光学系構成を図4と類似の図に示す図である。 図25に記載の投影光学系によって結像することができる図24と類似の物体視野形態を図9と類似の図に示す図である。 それが結像する図26に記載の物体視野を含む図25に記載の投影レンズ系の変形において像視野にわたる図25に記載の投影光学系の結像品質を再現するグラフである。 更に別の物体視野形態を結像することができる更に別の投影光学系構成を図4と類似の図に示す図である。 図28に記載の投影光学系構成によって結像することができる物体視野形態を図9と類似の図に示す図である。 図29に記載の物体視野形態の半域のグラフであり、この物体視野の半域にわたってテレセントリック性値の分布を有するグラフである。 図29に記載の物体視野形態の半域のグラフであり、この物体視野の半域にわたって歪曲値の分布を有するグラフである。 図29に記載の物体視野形態の半域のグラフであり、この物体視野の半域にわたって波面値の分布を有するグラフである。
図1は、EUVマイクロリソグラフィのための投影露光系1を略示している。光源2としてEUV放射線源が使用される。この場合、EUV放射線源は、LPP(レーザ生成プラズマ)放射線源又はDPP(放電生成プラズマ)放射線源とすることができる。シンクロトロン又は自由電子レーザ(FEL)も可能な光源である。光源2は、5nmと30nmの間の範囲の波長を有するEUV有効放射線3を放出する。下記では、有効放射線3を照明光又は結像光とも表す。
光源によって放出された照明光3は、最初にコレクター4によって集光される。光源2の種類に基づいて、コレクター4は、楕円体ミラー又は多段コレクターとすることができる。コレクター4の後に、照明光3は中間焦点面5を通過し、次に、視野ファセットミラー6上に入射する。視野ファセットミラー6の実施形態に対しては、以下に詳細に以下に説明する。視野ファセットミラー6から、照明光3は瞳ファセットミラー7に向けて反射される。照明光束は、一方で視野ファセットミラー6のファセットと、他方で瞳ファセットミラー7のファセットとを用いて複数の照明チャンネルに分割され、視野ファセット又は瞳ファセットを有する厳密に1つのファセット対が、各照明チャンネルに関連付けられる。
瞳ファセットミラー7の下流に配置された後続光学系8は、照明光3を言い換えれば全ての照明チャンネルの光を物体視野9に向けて誘導する。視野ファセットミラー6、瞳ファセットミラー7、及び後続光学系8は、照明視野を照明するための照明光学系10の構成要素であり、照明視野は、物体視野9と一致し、従って、下記では物体視野とも呼ぶ。物体視野9は、照明光学系10の下流に配置された、投影露光系1の投影光学系12の物体平面11内に位置する。物体視野9の形態は、一方で以下に説明する照明光学系10の構成に、他方で投影光学系12の構成に依存する。図1に記載の全体の投影露光系1に対してはグローバル直交xyz座標系を用い、図2及びそれ以降では投影露光系1の個々の構成要素に対してローカル直交xyz座標系を使用する。投影光学系12により、図面には示していないレチクル上、言い換えれば、投影されるマスク上に配置された構造が縮小スケールで縮小されて像平面14の像視野13上に結像される。投影光学系12における縮小スケールは4倍である。他の縮小スケール、例えば、5倍、6倍、8倍、又は10倍が可能である。同様に図面内には示していないウェーハが像視野13の位置に配置され、このウェーハ上にレチクルの構造が伝達されて、微細構造化構成要素又はナノ構造化構成要素、例えば、半導体チップが製造される。
瞳ファセットミラー7と物体視野9の間の後続光学系8は、3つの更に別のEUVミラー15、16、17を有する。物体視野9の前の最後のEUVミラー1は、かすめ入射ミラーとして構成される。照明光学系10の別の実施形態では、後続光学系8は、より多い又はより少ないミラーを有することができ、又は完全に省くことさえ可能である。完全に省く場合には、照明光3は、瞳ファセットミラー7から物体視野9に直接もたらされる。
位置関係の例示を容易にするために、下記ではxyz座標系を使用する。図1では、x方向は、図面と垂直に、かつ図面に向かって延びている。図1のy方向は右に延び、z方向は図1では下向きに延びている。図2及びそれ以降においてローカル直交座標系を使用する範囲に対しては、各場合にローカル直交座標系は、図示の構成要素の反射面を測る。この場合x方向は、各場合に図1のx方向と平行である。図1のy方向に対する個々の反射面のy方向の角度関係は、それぞれの反射面の向きに依存する。
図2は、ファセットミラー6をより詳細に示している。図2に記載の視野ファセットミラー6は、湾曲視野ファセット18を有する視野ファセット配列を有する。これらの視野ファセット18は、図2の左から右に連続して番号が振られた合計で5つの列S1、S2、S3、S4、及びS5で配置される。5つの列S1からS5の各々には複数の視野ファセット群19が存在し、これらの視野ファセット群を視野ファセットブロックとも呼ぶ。視野ファセット18の配列は、図2に円形形態に示している、視野ファセットミラー6の支持体板20によって保持される。視野ファセット配列は、支持体板20の円形の境界内に内接する。支持体板20に対する法線は、xy平面に垂直に延びている。照明光3の遠視野の縁部は、この円形の境界と一致する。図2に記載の視野ファセットミラー6の弓形視野ファセット18は、全て同じ面積及びx方向の幅とy方向の高さとの同じ比を有し、言い換えれば、これらの弓形視野ファセット18は、全て同じx−yアスペクト比を有する。
図3は、投影露光系1において図2に記載の視野ファセットミラー6の代わりに使用される視野ファセットミラー6の更に別の構成を示している。図3に記載の視野ファセットミラー6は、図3の左から右に連続して番号が振られた列S1、S2、S3、S4で配置された合計で4つの個々の視野ファセット18を有する。2つの中心列S2、S3は、y方向に延びて一定のx長さを有する設置空間21によって互いから分離される。設置空間21も、光源2及びコレクター4の対応する構造によって構造的にもたらされる照明光束の遠視野遮光に対応する。4つのファセット列S1からS4は、各場合に全ての4つのファセット列S1からS4が、照明光3の円形に境界が定められた遠視野22内に位置することを保証するy長さを有する。視野ファセット18に対する支持体板20の縁部は、遠視野22の縁部と一致する。
視野ファセット18は、xy平面上への投影、言い換えれば、図6に記載の視野ファセットミラーによって照明することができる物体視野9の形態と類似のものとすることができる視野ファセットミラー6の主反射平面上への投影に関連して互いに合同の弧形態又は部分リング形態を有する。
物体視野9(同じく図5を参照されたい)は、13/1のx/yアスペクト比を有する。視野ファセット18のx/yアスペクト比は、13/1よりも大きいとすることができる。構成に基づいて、視野ファセット18のx/yアスペクト比は、例えば、26/1であり、一般的に20/1よりも大きい。
図3に記載の視野ファセットミラーは、合計で416個の視野ファセット18を有する。例えば、図2に記載の視野ファセットミラー6のようなこの種の視野ファセットミラー6の別の構成は、数十から例えば1000の間の範囲の個数の視野ファセット18を有することができる。
図3に記載の視野ファセットミラー6の視野ファセット18は、y方向に約3.4mmの長さを有する。視野ファセット18のy方向の長さは、特に2mmよりも大きい。視野ファセット18のx方向の長さは変化し、従って、この図に記載の視野ファセットミラー6の視野ファセット18のうちの一部のものは大きいx長さを有し、視野ファセット18のうちの一部のものは小さいx長さを有する。従って、図3に記載の視野ファセットミラー6の視野ファセット18は、視野ファセットミラーのxyベース平面上への投影に関するそのサイズに関して異なり、更に個々の視野ファセット対をz軸と平行な軸の回りの回転によって互いにずらし込むことができる場合はその向きに関して異なる。
視野ファセット18のうちの少なくとも2つの反射面の視野ファセットミラー6のベース平面、言い換えれば、xy平面でもある平面上への投影面は、これらの視野ファセット18が移動する範囲である弧の中心角に対するこれらの視野ファセット18のx方向に沿った異なる長さの理由からも異なる。別の表現をすると、図3に記載の視野ファセットミラー6の全ての視野ファセット18が、その弧形湾曲の同じ方位角方向の大きさを有するわけではない。
視野ファセット18のうちの少なくとも2つの反射面のxyベース平面上への投影がその形態に関して異なる視野ファセットミラー6の構成も可能である。従って、例えば、異なるy長さを有する視野ファセット18を使用することができる。
図3に記載の視野ファセットミラー6の416個全ての視野ファセット18の全体は73%の充填密度を有する。充填密度は、支持体板21上で照明される全面積に対する全ての視野ファセット18の面積の和として定められる。
図4は、物体視野9の中心と像視野13の中心とを含み、対応する物体視野の短幅辺と平行に延びる断面内に第1の構成の投影光学系12の光学設計を示している。図1を参照して上記に既に解説したものに対応する構成要素は同じ参照番号を有し、それらに対しては再度詳細には解説しない。
図4で互いに上下に位置し、y方向に互いから分離する5つの物体視野点から発する3つのそれぞれの個々のビーム23のビーム経路を示しており、これらの5つの物体視野点のうちの1つに属する3つの個々のビーム23は、各場合に、5つの物体視野点における3つの異なる照明方向に関連付けられる。9つの物体視野点のうちの1つに属するこれらの3つの個々のビーム23は、各場合に上側コマビーム及び下側コマビーム、並びに図4に参照番号24で同様に表す主ビームである。
個々のビーム23は、物体平面11から発して、最初に第1のミラーM1により、次に、更に別のミラーM2からM6によって反射される。すなわち、図4に記載の投影光学系12は6つの反射ミラーを有する。この場合ミラーM1からM6は、物体視野9と像視野13の間の結像ビーム経路におけるこれらのミラーの順序に従って順次番号が振られる。図4は、ミラーM1からM6の計算上の反射面のみを示している。ミラーM1からM6の基板及び支持体構成要素は示していない。これらのミラーは、照明光3の波長、例えば、EUVにおける波長に基づいて必要な場合に、その波長に対する高反射コーティングを担持する。照明光学系10及び投影光学系12内では、これらの光学系が実質的にアクロマティックな性質を有するので、互いに非常に異なる波長の放射線を誘導することができる。従って、例えば、これらの光学系10、12内で、調節レーザを誘導すること又は自動焦点システムを作動させることが、同時に照明光に対して作動されるこれらの光学系の作動波長とは非常に異なる波長を用いて可能である。従って、調節レーザは、632.8nm、248nm、又は193nmで作動させることができ、一方、同時に5nmと30nmの間の範囲の照明光が作動される。
ミラーM2、M3、及びM5は、凸の基本形態を有し、言い換えれば、凸の最適適合面によって記述することができる。ミラーM2の曲率半径は非常に大きく、図4に記載の図では殆ど平面ミラーに見える。ミラーM1、M4、及びM6は、凹の基本形態を有し、言い換えれば、凹の最適適合面によって記述することができる。以下に続く説明では、この種のミラーを単に凸又は凹として略式に表す。凹ミラーM3は、投影光学系12における像視野湾曲の良好な補正を保証する。
投影光学系12の6つ全てのミラーM1からM6は、回転対称関数によって記述することができない自由曲面として構成される。ミラーM1からM6のうちの少なくとも1つがこの種の反射自由曲面である投影光学系12の他の構成も可能である。
この種の自由曲面の製造は、EP 1 950 594 A1に説明されている。
自由曲面は、数学的に次式によって記述することができる。
Figure 2014059584
この場合、次式が成り立つ。
Figure 2014059584
Zは、自由曲面の矢高である。r2=x2+y2が適用される。
cは、対応する非球面の頂点曲率に対応する定数である。kは、対応する非球面の円錐定数に対応する。Cjは、単項式Xmnの係数である。一般的にc、k、及びCjの値は、投影光学系12内のミラーの望ましい光学特性に基づいて決定される。単項式の次数m+nは、必要に応じて変更することができる。より高次の単項式は、より良好な像誤差補正を有する投影光学系の設計をもたらすことができるが、計算することがより複雑であり、m+nは3と20超の間の値を使用することができる。
自由曲面は、例えば、光学設計プログラム「CODE V(登録商標)」のマニュアルに説明されているゼルニケ多項式によって数学的に記述することができる。代替的に、自由曲面は、2次元スプライン面を用いて記述することができる。この2次元スプライン面の例は、ベジェ曲面又は不均一有理基底スプライン(NURBS)である。2次元スプライン面は、例えば、xy平面内の点網(network of points)と、それに関連するz値とにより、又はこれらの点と、これらの点に関連する勾配とによって記述することができる。スプライン面のそれぞれの種類に基づいて、例えば、連続性及び微分可能性に関して特定の性質を有する多項式又は関数を用いた点網(network points)の間の内挿によって完全な面が得られる。この内挿の例は解析関数である。
投影光学系12の結像ビーム経路内で、物体視野点から発し、これらの物体視野点から発する主ビーム24に対して、各場合に同じ照明角度に関連付けられる個々のビームが交差する領域を瞳と呼ぶ。個々のビーム23のこれらの交点が位置する平面、又はこの平面上に厳密に位置する必要が全くないこれらの交点の空間分布に最近い平面を瞳平面と呼ぶことができる。
分離した物体視野点から発し、同じ照明方向に関連付けられる個々のビーム23は、物体平面11と第1のミラーM1との間で投影光学系12内に発散して進む。下記ではこれを投影光学系12の入射瞳の負の後側焦点とも呼ぶ。図4に記載の投影光学系12の入射瞳は、投影光学系12内に位置せず、物体視野9の前のビーム経路に位置する。それによって例えば照明光学系10の瞳構成要素、言い換えれば、例えば瞳ファセットミラー7をこの瞳構成要素と物体平面11の間に更に別の結像光学構成要素を存在させることを必要とせずに投影光学系12の前のビーム経路内の投影光学系12の入射瞳に配置することが可能になる。この場合、照明光学系10内で後続光学系8は不要である。
上記に対する代替として、入射瞳の正の後側焦点も可能であり、又は更に別の代替として、投影光学系12の物体側テレセントリックビーム経路も可能である。
9つの物体視野点の特定の照明方向に属する個々のビーム23は、ミラーM2とM3の間にある投影光学系12の瞳平面25内で交差する。瞳平面25は機械的にアクセス可能であり、従って、瞳平面25には、物体視野9と像視野13の間の照明光3の他のビーム経路を遮光又は妨害することなく開口絞りを配置することができる。
ミラーM1からM4は、物体視野9をミラーM4とM5の間に配置された中間像平面26に結像する。
ミラーM6と共に、中間像平面26からの照明光又は結像光3を像視野13に結像するミラーM5は、投影光学系12の瞳平面25と共役な更に別の瞳平面の近くに配置される。この更に別の瞳平面は、ミラーM5とミラーM6の間の結像光3のビーム経路に位置する。
図5は、図4に記載の投影光学系12の物体視野9の平面図を拡大して示している。それに関連する像視野13は、図4に記載の投影光学系12の縮小スケールだけ縮小されることにも関わらず、厳密に同じ形態を有する。物体視野9は、y方向に間隔YS(走査スロット長)だけ互いに平行に変位した2つの部分円27、28によって境界が定められた弧形視野の形態を有する。2つの部分円のうちの内側の部分円27は半径Rを有する。図4に記載の投影光学系12の第1の構成における物体視野9内の半径Rは400mmである。投影光学系12における像視野13の対応する半径Rは、縮小スケールに従って100mmである。
y方向に沿った物体視野9又は像視野13の長さは、物体視野9又は像視野13の短手寸法とも呼ぶ。
物体視野9は、各場合に部分円27、28の2つの端部を連結し、xy平面に対して垂直な物体視野9の鏡面対称平面31と平行に延びる2つの境界線29、30によっても境界が定められる。2つの境界線29、30は、互いに対して間隔XS、いわゆる走査スロット幅を有する。
図4に記載の投影光学系12のミラーM1からM6の反射面の光学設計データは、以下の表から推定することができる。これらの表のうちの最初のものは、物体平面11から始めて光学構成要素及び開口絞りに対して各場合に頂点曲率の逆数値(半径)と、ビーム経路内で隣接する要素のz間隔に対応する間隔値(厚み)とを提供している。第2の表は、ミラーM1からM6に対して上で与えられた自由曲面式における単項式Xmnの係数Cjを提供している。
N−radiusは、面の記述のために上で導入された以下の式に挿入された標準化値Rm+nを表す。
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584
図6は、投影露光系1において投影光学系12の代わりに使用することができる更に別の構成の投影光学系32を示している。図1から図5を参照して上記に既に解説したものに対応する構成要素又は参照変数は同じ参照番号を有し、再度詳細には解説しない。
基本的に図6に記載の投影光学系32の構造は、図4に記載の投影光学系12のものに対応する。実質的な相違点は、投影光学系32における物体視野の半径Rが250mmであることである。それに対応して像視野13の半径は62.5mmである。従って、物体視野9及び像視野13は、投影光学系12よりも投影光学系32において実質的により大きく湾曲する。
投影光学系32のミラーM1からM6の反射面の光学設計データは、図4に記載の投影光学系に関する表に対応する以下の表から推定することができる。
(表)
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584
図7は、照明光学系10の変形において図2又は図3に記載の視野ファセットミラー6の代わりに使用することができる更に別の視野ファセットミラーのファセットブロック19の詳細を示している。物体視野のチャンネル別照明のための図2又は図3に記載の視野ファセットミラー6の構成の視野ファセット18に従って使用される3つの視野ファセット33が示されている。視野ファセットミラー2及び3に関連して上記に既に解説したものに対応する構成要素は同じ参照番号を有し、再度詳細には解説しない。
視野ファセット33は、y方向と平行に延びる2つの真っ直ぐな短幅辺34、35によって境界が定められる。更に、視野ファセット33の各々は、真っ直ぐに延びる長手辺36と、凹に弓形に延びる長手辺37とによって境界が定められる。全体的に図7に示している視野ファセット33の図は、単一の架橋アーチを有する橋梁の側面図に似ている。
視野ファセット33のx/yアスペクト比は、図2及び図3に記載の視野ファセットミラー6の視野ファセット18に関連して上述したアスペクト比に対応する。
図8は、投影露光系1において投影光学系12の代わりに使用することができる2つの更に別の構成の投影光学系38に属する断面を示している。図8に記載の断面は、物体視野9の中心と像視野13の中心とを含み、同じく対応する物体視野の短幅辺と平行に延びている。図1から図7を参照して上述したものに対応する構成要素又は参照変数は同じ参照番号を有し、再度詳細には説明しない。2つの構成の投影光学系38は、ミラーの反射面の厳密な形態の説明の詳細に関してのみ異なり、これらの詳細な変更は、図8に記載の図では捉えることができない形態変化をもたらす。
投影光学系38は、物体視野9から始めて照明光3のビーム経路の順番にミラーM1からM8で表す合計で8つの反射ミラーを有する。同様にミラーM1からM8は全て、回転対称関数によって記述することができない反射自由曲面を有する。ミラーM1は、図8の図では殆ど平面ミラーに見えるような非常に大きい曲率半径を有する。ミラーM2、M4、M5、及びM8は、凹の基本形態を有する。ミラーM3、M6、及びM7は、凸の基本形態を有する。
一方でミラーM1からM8、及び他方でミラーM3からM8は、背中合わせに配置される。一方でミラーM2とM4、及び他方でミラーM1からM3は、z位置に関して隣接する高さの位置に配置される。
投影光学系38は、入射瞳の正の後側焦点を有する。投影光学系38の第1の瞳平面は、ミラーM2の領域に配置される。ミラーM2の反射面は、ミラーM2が投影光学系38における開口絞りの機能を同時に取り入れるように設計することができる。ミラーM4とM5の間には、投影光学系38の中間像領域39が位置する。ミラーM7とM8の間には、投影光学系38の更に別の瞳平面が位置する。
以下の表は、図9に示している自由形態の物体視野9を結像することができる上記に提供した自由曲面式に従う投影光学系38のミラーM1からM8の反射面の光学設計データを提供している。これらの表は、構造に関して図4に記載の投影光学系12に関する表に対応する。
(表)
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584

Figure 2014059584
図9に記載の物体視野9は、視野ファセット33の形態に類似する視野形態を有する。図9に記載の物体視野9は、y方向と平行に延びて長さYSを有する2つの境界線29、30によって境界が定められる。更に、図9に記載の物体視野9は、真っ直ぐにx方向と平行に延びて長さXSを有する更に別の境界線40によって境界が定められる。XS/YSアスペクト比には、他の形態の物体視野9に関して既に上述したものが適用される。
図9に記載の物体視野9は、−300mmの曲率半径を有する部分円41の形態にある曲線によって第4の辺に対する境界が定められる。この曲率半径の負の符号をもたらす符号規則は、部分円41が、物体視野9を備えた結像光学系を使用する時に、一方で物体視野9を凸に延びる曲線として境界を定め、他方で物体視野9によってy方向に走査される物体点が、物体視野9を離れる際に通過する物体視野境界線であることを意味する。半径の絶対値は、自由曲面を示す上で基準軸として同時に使用される基準軸から出発して計算される。
図10は、X/Yグラフ内の結像品質の基準値として、図9に記載の物体視野9にわたって光学的に計算された点パターンを有するビームの点パターンサイズに関するrms(二乗平均平方根)値を示している。これらの点パターンをスポットサイズとも呼ぶ。rmsスポットサイズの値は、図10に示している円の直径によって与えられる。
図10に記載の図は、X方向よりもY方向に実質的に長く引き伸ばしたものである。最小rmsスポットサイズは、0.40011×10-4mmである。使用される物体視野の外側に位置する最大rmsスポットサイズは、4.5856×10-4mmである。
図10は、内側に図9に記載の物体視野9が内接する物体平面11の矩形区域内にrmsスポットサイズを示している。図10に記載のグラフから、rmsスポットサイズのサイズは、厳密に図9に記載の物体視野9の視野形態の領域内で非常に小さいことを推定することができる。
図9に記載の物体視野9は、図7に記載の視野ファセット33によって照明することができる。
図11に記載の視野形態を結像することができる更に別の構成の投影光学系38のミラーM1からM8の反射面の光学設計データに関する表を以下に再現する。これらの表も、図4に記載の投影光学系12に関する表に対応する。
(表)
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584

Figure 2014059584

Figure 2014059584
図11に記載の物体視野9は、図9に記載の物体視野9と合同の形態を有する。ここでもまた、図11に記載の物体視野9は、y方向と平行に延びる境界線29、30、並びに同様に真っ直ぐにx方向と平行に延びる境界線42によって境界が定められる。
図11に記載の物体視野9は、第4の辺に対してR=300mmの半径を有する部分円43の形態にある曲線によって境界が定められる。この曲率半径の符号は正である。この正の符号は、部分円43が、一方で凹に物体視野9の境界を定め、他方でスキャナとして設計された投影露光系内での使用中にy方向に走査される物体点が物体視野9内に入る際に通過する物体視野境界線を表すことを意味する。半径の絶対値は、自由曲面を示す上で基準軸として同時に使用される基準軸から出発して計算される。
図11に記載の物体視野9の視野形態も、図7に記載の視野ファセット33によって照明することができる。
図12は、図11に記載の視野形態を結像することができる投影光学系38のそれぞれの変形におけるrmsスポットサイズのX/Y分布を図10と類似の図に示している。
最小rmsスポットサイズは、0.39618×10-4mmである。使用される物体視野9の外側に位置する最大rmsスポットサイズは、3.932×10-4mmである。
図12は、図11に記載の物体視野9が内接する物体平面11の矩形領域内にrmsスポットサイズを示している。図12に記載のグラフから、rmsスポットサイズのサイズは、厳密に図11に記載の物体視野9の視野形態の領域内で非常に小さいことを推定することができる。
図13は、物体視野9の中心と像視野13の中心とを含み、以下に説明する対応する物体視野の短幅辺に対して同じく平行に延びる断面を示している。図1から図12を参照して上述したものに対応する構成要素及び参照番号は同じ参照番号を有し、それらに対しては再度詳細には説明しない。
図3に記載の投影光学系44は、基本構造に関して、図4に記載の投影光学系12又は図6に記載の投影光学系32に対応し、同様に6つのミラーM1からM6を有する。
図14に記載の物体視野9を照明することができる第1の構成の投影光学系44のミラーM1からM6の反射面の光学設計データは、図4に記載の投影光学系12に関する表に対応する以下の表から推定することができる。
(表)
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584
図14に記載の物体視野9は、2つの短幅辺境界線29、30と、曲線として構成された2つの長手辺の部分円45、46とによって境界が定められる。2つの部分円45、46は、互いからの間隔YSを有する。2つの短幅辺境界線29、30は、互いからの間隔XSを有する。
2つの部分円45、46は、各場合に100mmの曲率半径を有する。この曲率半径における符号は正であり、この正の符号は、部分円45が凸に物体視野9の境界を定め、部分円46が凹に物体視野9の境界を定め、同時にスキャナとして設計された投影露光系内での使用中に、y方向に走査される物体点が、物体視野9内に入る際に部分円45を通過し、物体視野9を離れる際に部分円46を通過することを意味する。
図15は、図14に記載の物体視野9にわたる結像品質の基準値としてrmsスポットサイズを図10と類似の図に示している。この図においても同じくrmsスポットサイズが、図14に記載の物体視野9の視野形態の領域内で最小であることが分る。
最小rmsスポットサイズは、0.13621×10-4mmである。使用される物体視野9の外側に位置する最大rmsスポットサイズは8.0063×10-4mmである。
図15は、図14に記載の物体視野9が内接する物体平面11の矩形領域内にrmsスポットサイズを示している。図15に記載のグラフから、rmsスポットサイズのサイズは、厳密に図14に記載の物体視野9の視野形態の領域内で非常に小さいことを推定することができる。
図16は、物体視野9の形態の更に別の変形を示している。図16に記載の物体視野9は、図2及び図3に記載の視野ファセットミラー6によって照明することができ、US 5,315,629の図4に記載の結像光学系によって結像することができる。
図16に記載の物体視野9は、変化する短手寸法YSを有する弓形である。図16に記載の物体視野9は、短幅辺境界線29、30において最大短手寸法YSmaxを有し、物体視野9の鏡面対称平面31の位置において最小短手寸法YSmimを有する。比YSmim/YSmaxは約0.65である。
図16に記載の図では、y寸法をx寸法と比較して非常に伸ばして示している。実際には、図16に記載の物体視野9のx/yアスペクト比は、図16に記載の図に表したものよりも非常に大きい。
図16に記載の物体視野9を照明する視野ファセット18は、y方向に一定の長さを有する。変化する短手寸法を有する図16に記載の物体視野9は、これらの視野ファセット18により、照明光学系10内の個々の照明チャンネルが有する異なる結像効果に基づいて照明される。これらの個々の照明チャンネルは、個々の視野ファセット18の瞳ファセットミラー7の瞳ファセットへの割り当てからもたらされる。
この異なる結像効果は、それぞれの視野ファセット18上の基準点48の系列47によって明らかになり、これらの基準点48の系列47の像を図16の物体平面11内に描き入れている。基準点48は、視野ファセット18上にその長手辺縁部に沿って等距離で配置される。長手辺縁部の一方に沿って11個のそのような基準点48が配置される。照明チャンネルが有する異なる結像効果に起因して、基準点48は、鏡面対称平面31からのその間隔に依存してy方向に拡幅する長さを有する点系列47で結像される。瞳ファセットミラー7の瞳ファセットは、鏡面対称平面31の領域内での基準点48の重ね合わせが可能な限り良好であるような向きに配置される。
鏡面対称平面31からの拡幅する間隔と共に拡幅する点系列47のこのy長さに起因して、図16に記載の物体視野9の形態は、外向きに拡幅する横手長さYSを有する弧形視野としてもたらされる。
点系列47のy方向の長さは、鏡面対称平面31からのその間隔と共に線形に拡幅する。
図16に記載の物体視野9内で重ね合わされる視野ファセット18の個々の像は、それぞれの照明チャンネルを通じた結像に基づいて、経路YSmimの中心に位置する軸Bの回りに回転される。
図17は、照明光学系10において視野ファセットミラー6の代わりに使用することができる更に別の構成の視野ファセットミラー49を示している。図17に記載の視野ファセットミラー49は、図2及び図3に記載の視野ファセットミラー6とは視野ファセット50の形態及び配列に関して異なる。視野ファセット50は矩形であり、各場合に、図2及び図3に記載の視野ファセット18のアスペクト比に対応する同じx/yアスペクト比を有する。視野ファセット50は、視野ファセット18と同様に視野ファセットミラー49の反射面を予め決定し、4つの列S1、S2、S3,及びS4にグループ分けされる。列S1からS4内では、視野ファセット50も、図2に記載の視野ファセットミラー6の視野ファセット群19の方式で視野ファセットの群又はブロック51で配置される。視野ファセットミラー49のファセット配列は、2つの中心ファセット列S2、S3の間、及び中心に配置されたファセット行の間にいかなるファセットも配置されない中間空間52を有し、これは、光源2の遠視野のこれらの領域が、対応して形成されたコレクター4の保持スポークによって遮光されるからである。
図18は、図17に記載の視野ファセットミラー49によって照明することができる物体視野9の更に別の視野形態を図16と類似の図に示している。
図18に記載の物体視野9は、近似的に蝶の形態を有する。図18に記載の物体視野9も、短幅辺では境界線29、30によって境界が定められる。長手辺では、図18に記載の物体視野9は、凹に延びる曲線53、54によって境界が定められる。図19に記載の物体視野9も、yz平面と平行に延びる鏡面対称平面31に対して対称である。
図18に記載の物体視野9の短手寸法は、鏡面対称平面31の高さにおける最小値YSmimから2つの境界線29、30の高さにおける最大値YSmaxまでの間で変化する。比YSmim/YSmaxは約0.65である。
図18も、物体視野9に結像され、視野ファセット50上の基準点48の系列47を示している。長手辺縁部に沿って与えられた基準点とは別に、図18に記載の物体視野9上の結像比を明確にするために、視野ファセット50の長手辺の間で中心に配置された基準点48mの像を同様に示している。物体視野9上での個々の視野ファセット50の像の重ね合わせは、瞳ファセットミラー7の瞳ファセットの傾斜角度により、この場合にそれぞれの視野ファセットの像の中心点が図18に記載の物体視野9の中心点Bに重ね合わされるように調節される。この点Bは、yz平面と平行に延びる鏡面対称平面31上に位置し、更に、xz平面と平行に延びる図18に記載の物体視野9の更に別の鏡面対称平面55上に延びている。
次に、それぞれの瞳ファセットへの視野ファセット50の割り当てに起因する個々の照明チャンネルにおける結像比により、全ての視野ファセット像の重ね合わせが図18に記載の物体視野9の蝶形の構成をもたらすように、中心点Bの回りの個々の視野ファセットの傾斜が生成される。この場合、点系列47のy方向の長さは、鏡面対称平面31からの点系列47の間隔と共に線形に拡幅する。視野ファセット50の形態は、照明される物体視野9の形態と幾何学的に類似のものではない。
図19は、図18に記載の物体視野9と類似の視野を一定の縮尺で示している。図19に記載の物体視野9の長手辺境界を定める2つの凹曲線53、54は、各場合に200mmの曲率半径を有する。この場合、上述した符号規則に従って曲線53は、+200mmの曲率半径を有し、曲線54は−200mmの曲率半径を有する。これらの符号は、曲線53が、物体視野9の境界を凹に定め、スキャナとして構成された投影露光系内での使用中にy方向に走査される物体点が物体視野9内に入る際に通過する物体視野境界線であり、曲線54も同様に物体視野9の境界を凹に定めるが、同時に、走査される物体点が物体視野9を離れる際に通過する物体視野境界線であることによる。
図19に記載の物体視野は、図19に記載の物体視野9では0.2である最小短手寸法YSmimと最大短手寸法YSmaxの間の比によって図18に記載の物体視野とは異なる。
図18及び図19に記載の物体視野形態を結像することができる図13に記載の投影光学系44のミラーM1からM6の反射面の光学データは、図4に記載の投影光学系に関する表に構造に関して対応する以下の表から推定することができる。
(表)
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584
図20は、図19に記載の物体視野9にわたるrmsスポットサイズの推移を図10と類似の図に示している。
最小rmsスポットサイズは、0.12567×10-4mmである。使用される物体視野9の外側に位置する最大rmsスポットサイズは、4.0369×10-4mmである。
図20は、図19に記載の物体視野が内接する物体平面11の矩形領域内にrmsスポットサイズを示している。図20に記載のグラフから、rmsスポットサイズの値は、厳密に図19に記載の物体視野9の視野形態の領域内で非常に小さいことを推定することができる。
図21は、照明光学系10において視野ファセットミラー6、49の代わりに使用することができる更に別の変形の視野ファセットミラーの視野ファセットブロックの詳細を図7と類似の図に示している。図21に記載の視野ファセットブロック19は、樽形の反射面を有する視野ファセット56を有する。視野ファセット56は、各場合に同じ形態を有し、真っ直ぐに延びて同じ長さを有する短幅辺57、58と、凸に弓形に延びる長手辺59、60とによって境界が定められる。視野ファセット56の各々は、その反射面形態に関してyz平面と平行に延びる第1の鏡面対称平面61に対して鏡面対称であり、一方、xz平面と平行に延びる更に別の鏡面対称平面62に対して鏡面対称である。2つの弓形長手辺59、60は同じ曲率半径を有する。
図21に記載の視野ファセット56を有する視野ファセットミラーによって照明することができる図22に示している物体視野9を結像することができる投影光学系44のミラーM1からM6の反射面の光学設計データは、図4に記載の投影光学系12に関する表に構造に関して対応する以下の表から推定することができる。
(表)
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584
図22に記載の物体視野は、その形態に関して視野ファセット56の形態に対応し、短幅辺境界29、30の線と、各場合に500mmの曲率半径を有する凸の部分円の形態にある曲線63、64とによって境界が定められる。図22に記載の物体視野9も変化する短手寸法を有し、最小値YSmimは、縁部、言い換えれば、境界線29、30の高さに存在し、最大値YSmaxは、中心、言い換えれば、鏡面対称平面31のレベルに存在する。図22に記載の物体視野9の場合の比YSmim対YSmaxは、0.57である。
図23は、図22に記載の物体視野9にわたるrmsスポットサイズを図10と類似のグラフに示している。
最小rmsスポットサイズは0.82307×10-5mmである。使用される物体視野9の外側に位置する最大rmsスポットサイズは、1.8553×10-4mmである。
図23は、図22に記載の物体視野9が内接する物体視野11の矩形領域内にrmsスポットサイズを示している。図23に記載のグラフから、rmsスポットサイズの値は、厳密に図22に記載の物体視野9の視野形態の領域内で非常に小さいことを推定することができる。
図24は、図17に記載の視野ファセットミラー49による矩形視野ファセット50によって照明することができる物体視野9の更に別の形態を図16と類似の図に示している。
図24に記載の物体視野9は楔形である。図に関連してこれまでに説明した全ての他の物体視野形態とは対照的に、図24に記載の物体視野9は、yz平面と平行に延びる中心平面31に関して鏡面対称ではない。図24に記載の物体視野9は、長さYSmimを有する短い短幅辺境界線65と、長さYSmaxを有する長い短幅辺境界線66とによって境界が定められる。2つの境界線65、66は、y方向と平行に延びている。更に、図24に記載の物体視野9はまた、ほぼ真っ直ぐに延びるが、x軸に対してある角度で延びる2つの境界線67、68によって境界が定められる。図24に記載の物体視野9における比YSmim対YSmaxは、0.49である。
図24に記載の物体視野9の照明も、視野ファセット50の像の重ね合わせによって発生する。関連付けられた瞳ファセットの対応する傾斜調節により、視野ファセット像は、図24の左の境界線65の領域内に重ね合わされる。物体平面内で個々の視野ファセット50を重ねるのに使用する様々な照明チャンネルが有する異なる結像効果(点Bの回りの傾斜)に起因して、線形に増大する重ね合わせのy逸脱が右縁部に向けて、言い換えれば、図24に記載の物体視野9の境界線66に向けて達成され、これをここでも視野ファセット50の長手辺に沿って配置された基準点48の系列47によって示し、そのパターンを図24に同様に描き入れている。これらの系列47のy長さは、右に向けて線形に拡幅する。図24に記載の楔形態の物体視野9がその結果である。
図25は、図24に記載の楔形の物体視野形態を結像することができる投影光学系69を示している。図25に記載の投影光学系69は、基本構造に関して図4に記載のものに対応する。
下記の表には、楔形物体視野形態を結像することができる投影光学系69のミラーM1からM6の反射面の光学設計データを同じく示しており、像平面14内の楔形物体視野形態の像長さは、図26に示している。投影光学系49に関するこれらの以下の表も、構造に関して図4に記載の投影光学系12に関する表に対応する。
(表)
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584

Figure 2014059584
これまでに説明した投影レンズ系に関する光学設計データとは対照的に、投影光学系69に関する設計データでは、x寸法に奇数のべき数を有し、言い換えれば、物体視野9の長手寸法に又は図25による図平面に対して垂直な寸法に奇数のべき数を有する単項式Xnmの係数も存在する。
図26に記載の物体視野9は、楔形態に関して図24に記載の物体視野9に対応する。像平面14内での境界線65の像は、1mmの長さYSmimを有する。像平面14内での境界線66の像は、3mmの長さYSmaxを有する。従って、図26に記載の物体視野9及びそれに関連付けられた像視野13におけるYSmaxに対するYSmimの比は、0.33である。像平面14における2つの境界線65、66の像は、互いに対して26mmの間隔XSを有する。
次に、図27は、図26に記載の物体視野9にわたるrmsスポットサイズの推移を図10と類似のグラフに示している。
最小rmsスポットサイズは、0.11318×10-4mmである。使用される物体視野9の外側に位置する最大rmsスポットサイズは、0.65788×10-4mmである。
図27は、図26に記載の物体視野9が内接する物体平面11の矩形領域内にrmsスポットサイズを示している。図27に記載のグラフから、rmsスポットサイズに対する値は、厳密に図26に記載の物体視野9の視野形態の領域内で非常に小さいことを推定することができる。
図28は、図29の平面図に示している物体視野9を結像することができる更に別の構成の投影光学系70を示している。図29に記載の物体視野9は、図示の平面図では男性のための首元の装飾品として着用されるボウタイに類似し、図18に示している矩形の視野ファセットの傾斜像の重ね合わせに適応される。
基本構造に関して、投影光学系70も図4に記載の投影光学系12に類似するが、6つのミラーM1からM6の厳密な配列に関して投影光学系12との一部の相違点を有する。
すなわち、投影光学系70における物体視野9とミラーM1の間のビーム経路は、物体平面11と像平面14の間の間隔との比較において、投影光学系12におけるものよりも著しく短い。更に、投影光学系70では、図28に記載の図におけるミラーM2は十分に明瞭に目視可能に凹である。投影光学系70は、入射瞳の正の後側焦点を有する。投影光学系70内の第1の瞳平面は、ミラーM2の領域に配置され、従って、ミラーM2の反射面は、開口絞りの形態を取り入ることができる。
投影光学系70における中間像平面71は、ミラーM6に隣接して配置される。
一方でミラーM1とM6、他方でM3とM6は、背中合わせに配置される。
投影光学系70のミラーM1からM6の反射面の光学データは、図4に記載の投影光学系に関する表に対応する以下の表から推定することができる。
(表)
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584
(表)
Figure 2014059584
投影光学系70によって結像される図29に記載の物体視野9は、ここでもまた、yz平面と平行に延びる鏡面対称平面31に関して鏡面対称であり、xにおいて偶数のべき数を有する項は、同様に専ら投影光学系70のミラーM1からM6の反射面の自由曲面記述に寄与する。
図29に記載の物体視野9は、図18に記載の物体視野9に類似する。図18に記載の物体視野9おいて弓形に延びる長手辺境界とは対照的に、図29に記載の物体視野9には、曲折して延びる長手辺境界線72、73が存在する。従って、図29に記載の物体視野9は、2つの台形の半視野74、75の合成体と理解することができ、図29の半視野74は、鏡面対称平面31の左に示し、半視野75は、鏡面対称平面31の右に示している。図29に記載の物体視野9は、図18に記載の物体視野9と同様に、xz平面と平行に延びる鏡面対称平面55に対しても鏡面対称である。
図29に記載の物体視野9の最小横手長さYSmimは、鏡面対称平面31の高さの位置に存在する。図29に記載の物体視野9は、2つの境界線29、30の高さの位置に最大横手長さYSmaxを有する。図29に記載の物体視野9における比YSmim対YSmaxは、0.5である。
図29に記載の物体視野9は、視野ファセットミラー49の矩形の視野ファセット50によってほぼ照明することができる。
図30は、各場合に相対値が個々の等高線に関連付けられたある一定の等高線推移にある半視野75にわたるテレセントリック性値の推移を示している。最大テレセントリック性値は約3である。テレセントリック性値は、mradで測定された照明光3の光束焦点の像平面14上への垂直入射からの逸脱として定められる。
図31は、同様に半視野75にわたる歪曲値を同じく等高線図に示している。歪曲は、約0mmの最小値と約2.2mmの最大値の間で変化する。
図32は、半視野75にわたる波面値を同じく等高線図に示している。この波面値は、約12mλの最小値と約28mλの最大値の間で変化し、λは、13.5nmの照明光3の波長を表す。
鏡面対称平面31に関する半視野74内のテレセントリック性、歪曲、及び波面の推移は、図30から図32に示しているものに対して鏡面対称に示されている。
微細構造化構成要素又はナノ構造化構成要素を生成するために、投影露光系1は以下の通りに使用される。最初に、レチクルとウェーハが準備される。次に、レチクル上の構造が投影露光系1を用いてウェーハの感光層上に投影される。更に、感光層を現像することによってウェーハ上に微細構造がもたらされ、すなわち、微細構造化構成要素が生成される。
投影露光系1は、スキャナとして実施される。この場合に、レチクルは、投影露光中にy方向に連続して変位する。代替的に、レチクルがy方向に段階的に変位するステッパとしての構成も可能である。
投影露光系1がスキャナとして構成される場合には、走査方向は、物体視野9の横手寸法と平行に延びる。
3 照明光
9 物体視野
10 照明光学系
11 物体平面
13 像視野
14 像平面

Claims (33)

  1. 物体平面(11)の物体視野(9)を像平面(14)の像視野(13)内に結像する複数のミラー(M1からM6;M1からM8)を備えた結像光学系(12;32;38;44;69;70)であって、
    ミラー(M1からM6;M1からM8)のうちの少なくとも1つの反射面が、回転対称関数によって記述することができない自由曲面として構成され、
    物体視野(9)が、1よりも大きいアスペクト比(x/y)を有し、長手寸法(x)が、長手辺に沿って延び、横手寸法(y)が、短幅辺に沿って延び、
    前記物体視野(9)の最小横手寸法YSmimと最大横手寸法YSmaxとの0.9よりも小さい比、
    を特徴とする結像光学系。
  2. 物体平面(11)の物体視野(9)を像平面(14)の像視野(13)に結像する複数のミラー(M1からM6)を備えた結像光学系(69)であって、
    物体視野(9)及び/又は像視野(13)が、鏡面対称視野形態から逸脱する、
    ことを特徴とする結像光学系。
  3. 前記ミラー(M1からM6)のうちの少なくとも1つに関する反射面が、回転対称関数によって記述することができない自由曲面として構成されることを特徴とする請求項2に記載の結像光学系。
  4. 前記物体視野(9)は、アスペクト比を有し、
    前記物体視野(9)は、1よりも大きいアスペクト比(x/y)を有し、長手寸法(x)が、長手辺に沿って延び、横手寸法(y)が、短幅辺に沿って延び、
    前記ミラー(M1からM6)の前記反射面は、前記物体視野(9)の前記長手寸法(x)において奇数のべき数を有する項を有する面関数によって記述することができる、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の結像光学系。
  5. 物体平面(11)の照明視野(9)を照明するための照明光学系(10)であって、
    照明視野(9)が1よりも大きいアスペクト比を有し、かつ長手寸法(x)が長手辺に沿って延び、かつ横手寸法(y)が短幅辺に沿って延びるようなに照明光(3)を誘導する照明光学系(10)の構成要素の構成を備え、
    物体視野(9)の最小横手寸法YSmimと最大横手寸法YSmaxとの0.9よりも小さい比、
    を特徴とする照明光学系。
  6. 前記照明光(3)を誘導する照明光学系(10)の前記構成要素のうちの少なくとも1つの反射面が、回転対称関数によって記述することができない自由曲面として構成されることを特徴とする請求項5に記載の照明光学系。
  7. 前記物体又は照明視野(9)は、
    曲線(41;46;63)と、
    前記曲線(41;46;63)に相対する長手線(40;45;64)と、
    前記曲線(41;46;63)と前記長手線(40;45;64)の2つの端部を各場合に接続する2つの境界線(29,30)と、
    によって境界が定められる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光学系。
  8. 前記曲線(41;46;63;27;43;45)は、部分円の形態を有することを特徴とする請求項7に記載の光学系。
  9. 前記曲線(27,28;45,46,53,54)は、最大で300mmである半径を有することを特徴とする請求項8に記載の光学系。
  10. 前記曲線(41;43)に相対する前記長手線(40;42)は、真っ直ぐに延びることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の光学系。
  11. 前記曲線(27;45;53;63)に相対する前記長手線(28;46;54,64)は、湾曲に延びることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の光学系。
  12. 湾曲に延びる前記長手線(28;45;53;63)は、弓形に延びることを特徴とする請求項11に記載の光学系。
  13. 前記曲線(46;27)に相対する前記長手線(45;28)は、部分円の形態で延びることを特徴とする請求項12に記載の光学系。
  14. 前記曲線(46;27)に相対する前記長手線(45;28)は、最大で300mmである半径を有することを特徴とする請求項13に記載の光学系。
  15. 前記物体又は照明視野(9)は、楔形態を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光学系。
  16. 前記物体又は照明視野(9)は、2つの台形の半視野(74,75)から構成されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光学系。
  17. 前記物体又は照明視野(9)は、狭窄部を有することを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の光学系。
  18. 前記結像光学系(12;32;38;44;69;70)は、少なくとも6つのミラー(M1からM6;M1からM8)を有することを特徴とする請求項1から請求項4又は請求項7から請求項17のいずれか1項に記載の光学系。
  19. 前記結像光学系(38)は、厳密に8つのミラー(M1からM6;M1からM8)を有することを特徴とする請求項18に記載の光学系。
  20. 最大で1nm(rms値)である前記物体視野(9)内の波面誤差を特徴とする請求項1から請求項4又は請求項6から請求項19のいずれか1項に記載の結像光学系。
  21. 反射面を備えた複数の視野ファセット(18;50)を有する視野ファセットミラー(6;49)と、
    前記視野ファセットミラー(6;49)の前記視野ファセット(18;50)の結像を前記照明視野(9)において重ねるための後続光学系(7,8)と、
    を特徴とする請求項5から請求項17のいずれか1項に記載の照明光学系。
  22. 前記視野ファセット(18;33;50;56)のうちの少なくとも1つの前記反射面は、前記照明視野(9)と幾何学的に類似した方式で構成されないことを特徴とする請求項21に記載の照明光学系。
  23. 前記視野ファセット(50)のうちの少なくとも1つの前記反射面の境界が、矩形であることを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の照明光学系。
  24. 前記視野ファセット(18)のうちの少なくとも1つの前記反射面の境界が、弓形であることを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の照明光学系。
  25. 前記視野ファセット(56)のうちの少なくとも1つの前記反射面の境界が、樽形であることを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の照明光学系。
  26. 前記視野ファセット(33)のうちの少なくとも1つの前記反射面の境界が、真っ直ぐに延びる長手辺(36)と弓形に延びる長手辺(37)とで構成されることを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の照明光学系。
  27. 前記視野ファセットミラー(6)のベース平面(xy)上への前記視野ファセット(18)のうちの少なくとも2つの前記反射面の投影面が、以下のパラメータ:
    サイズ、
    形態、
    向き、
    のうちの少なくとも1つに関して異なることを特徴とする請求項21から請求項26のいずれか1項に記載の照明光学系。
  28. 請求項5から請求項27のいずれか1項に記載の照明光学系(10)と、
    EUV光源(2)と、
    を有することを特徴とする照明系。
  29. 請求項28に記載の照明系と、
    物体視野(9)を像視野(13)に結像するための請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の結像光学系(12;32;38;44;69;70)と、
    を有することを特徴とする投影露光系。
  30. 前記照明光学系(10)は、該照明光学系(10)によって照明される照明視野(9)が、前記結像光学系(12;32;38;44;69;70)の物体視野(9)を完全に包含するように構成されることを特徴とする請求項29に記載の投影露光系。
  31. 前記照明視野(9)は、前記物体視野(9)の面積よりも最大で5%大きい面積を有することを特徴とする請求項30に記載の投影露光系。
  32. 微細構造化構成要素を製造する方法であって、
    レチクルとウェーハを準備する段階と、
    請求項29から請求項31のいずれか1項に記載の投影露光系(1)を用いて前記レチクル上の構造を前記ウェーハの感光層上に投影する段階と、
    前記ウェーハ上に微細構造を製造する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  33. 請求項32に記載の方法に従って生成された微細構造化構成要素。
JP2013252435A 2009-06-24 2013-12-05 物体視野を像視野に結像するための結像光学系及び物体視野を照明するための照明光学系 Pending JP2014059584A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US21982309P 2009-06-24 2009-06-24
DE102009030501A DE102009030501A1 (de) 2009-06-24 2009-06-24 Abbildende Optik zur Abbildung eines Objektfeldes in ein Bildfeld sowie Beleuchtungsoptik zur Ausleuchtung eines Objektfeldes
DE102009030501.7 2009-06-24
US61/219,823 2009-06-24

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012516619A Division JP5485384B2 (ja) 2009-06-24 2010-06-08 物体視野を像視野に結像するための結像光学系及び物体視野を照明するための照明光学系

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014059584A true JP2014059584A (ja) 2014-04-03

Family

ID=43298912

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012516619A Active JP5485384B2 (ja) 2009-06-24 2010-06-08 物体視野を像視野に結像するための結像光学系及び物体視野を照明するための照明光学系
JP2013252435A Pending JP2014059584A (ja) 2009-06-24 2013-12-05 物体視野を像視野に結像するための結像光学系及び物体視野を照明するための照明光学系

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012516619A Active JP5485384B2 (ja) 2009-06-24 2010-06-08 物体視野を像視野に結像するための結像光学系及び物体視野を照明するための照明光学系

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9182578B2 (ja)
EP (1) EP2446313A2 (ja)
JP (2) JP5485384B2 (ja)
KR (1) KR101473536B1 (ja)
CN (1) CN102483516B (ja)
DE (1) DE102009030501A1 (ja)
WO (1) WO2010149487A2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009030501A1 (de) 2009-06-24 2011-01-05 Carl Zeiss Smt Ag Abbildende Optik zur Abbildung eines Objektfeldes in ein Bildfeld sowie Beleuchtungsoptik zur Ausleuchtung eines Objektfeldes
DE102011080437A1 (de) * 2010-09-30 2012-04-05 Carl Zeiss Smt Gmbh Abbildendes optisches System für die Mikrolithographie
DE102012207866A1 (de) * 2012-05-11 2013-11-14 Carl Zeiss Smt Gmbh Baugruppe für eine Projektionsbelichtungsanlage für die EUV-Projektionslithografie
DE102012208064A1 (de) 2012-05-15 2013-11-21 Carl Zeiss Smt Gmbh Beleuchtungsoptik für die EUV-Projektionslithographie
DE102013213564A1 (de) 2013-07-11 2015-01-15 Carl Zeiss Smt Gmbh Optische Hohlwellenleiter-Baugruppe
DE102013218749A1 (de) 2013-09-18 2015-03-19 Carl Zeiss Smt Gmbh Beleuchtungssystem sowie Beleuchtungsoptik für die EUV-Projektionslithografie
DE102014203187A1 (de) * 2014-02-21 2015-08-27 Carl Zeiss Smt Gmbh Beleuchtungsoptik für die Projektionslithografie
DE102014217612A1 (de) * 2014-09-03 2016-03-03 Carl Zeiss Smt Gmbh Beleuchtungoptik für die Projektonslithograpfie
DE102015221984A1 (de) * 2015-11-09 2017-05-11 Carl Zeiss Smt Gmbh Abbildende Optik zur Abbildung eines Objektfeldes in ein Bildfeld sowie Projektionsbelichtungsanlage mit einer derartigen abbildenden Optik
DE102017118438A1 (de) * 2017-08-14 2019-02-14 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Optisches System für eine Empfängereinheit einer Laserabtastvorrichtung, Empfängereinheit, Laserabtastvorrichtung und Fahrzeug
US11042097B1 (en) 2019-12-31 2021-06-22 Soulnano Limited Multi-mirror UV-LED optical lithography system

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11312639A (ja) * 1998-01-30 1999-11-09 Canon Inc 照明光学装置及び投影露光装置
JP2005012169A (ja) * 2003-05-22 2005-01-13 Canon Inc 露光装置及びデバイス製造方法
WO2008149178A1 (en) * 2007-06-07 2008-12-11 Carl Zeiss Smt Ag Catoptric illumination system for microlithography tool

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5315629A (en) 1990-10-10 1994-05-24 At&T Bell Laboratories Ringfield lithography
US5777724A (en) * 1994-08-24 1998-07-07 Suzuki; Kazuaki Exposure amount control device
JP3348928B2 (ja) * 1993-08-26 2002-11-20 株式会社ニコン 走査露光方法、走査型露光装置、及び露光量制御装置
JPH08130180A (ja) * 1994-10-28 1996-05-21 Nikon Corp 露光方法
US6229595B1 (en) 1995-05-12 2001-05-08 The B. F. Goodrich Company Lithography system and method with mask image enlargement
DE10053587A1 (de) * 2000-10-27 2002-05-02 Zeiss Carl Beleuchtungssystem mit variabler Einstellung der Ausleuchtung
US6573978B1 (en) 1999-01-26 2003-06-03 Mcguire, Jr. James P. EUV condenser with non-imaging optics
EP1093021A3 (en) * 1999-10-15 2004-06-30 Nikon Corporation Projection optical system as well as equipment and methods making use of said system
JP2001185480A (ja) 1999-10-15 2001-07-06 Nikon Corp 投影光学系及び該光学系を備える投影露光装置
JP2002015979A (ja) 2000-06-29 2002-01-18 Nikon Corp 投影光学系、露光装置及び露光方法
TW594043B (en) 2001-04-11 2004-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Reflection type optical apparatus and photographing apparatus using the same, multi-wavelength photographing apparatus, monitoring apparatus for vehicle
US20030235682A1 (en) * 2002-06-21 2003-12-25 Sogard Michael R. Method and device for controlling thermal distortion in elements of a lithography system
JP2004029625A (ja) 2002-06-28 2004-01-29 Nikon Corp 投影光学系、露光装置及び露光方法
JP2004126510A (ja) * 2002-08-06 2004-04-22 Mitsubishi Electric Corp 反射型光学系
JP4581639B2 (ja) * 2003-11-13 2010-11-17 株式会社ニコン 可変スリット装置、照明装置、露光装置、及びデバイスの製造方法
JP2005172988A (ja) 2003-12-09 2005-06-30 Nikon Corp 投影光学系および該投影光学系を備えた露光装置
JP4224640B2 (ja) 2004-03-29 2009-02-18 オリンパス株式会社 蛍光分光分析装置
JP4387902B2 (ja) * 2004-09-09 2009-12-24 キヤノン株式会社 反射型投影光学系、当該投影光学系を有する露光装置、並びに、デバイス製造方法
US7136214B2 (en) 2004-11-12 2006-11-14 Asml Holding N.V. Active faceted mirror system for lithography
EP1828829B1 (de) 2004-12-23 2012-08-22 Carl Zeiss SMT GmbH Hochaperturiges objektiv mit obskurierter pupille
TWI308644B (en) 2004-12-23 2009-04-11 Zeiss Carl Smt Ag Hochaperturiges objektiv mlt obskurierter pupille
DE102005042005A1 (de) 2004-12-23 2006-07-06 Carl Zeiss Smt Ag Hochaperturiges Objektiv mit obskurierter Pupille
KR100604942B1 (ko) * 2005-06-18 2006-07-31 삼성전자주식회사 비축상(off-axis) 프로젝션 광학계 및 이를 적용한극자외선 리소그래피 장치
DE102005034829A1 (de) * 2005-07-26 2007-02-01 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Mikroskop mit einer Operationsspaltlampe mit Laserlichtquelle
DE102006043251A1 (de) * 2005-09-13 2007-03-15 Carl Zeiss Smt Ag Mikrolithographie-Projektionsobjektiv, Projektionsbelichtungsanlage mit einem derartigen Objektiv, Herstellungsverfahren mikrostrukturierter Bauteile mit einer derartigen Projektionsbelichtungsanlage sowie mit diesem Verfahren hergestelltes Bauteil
EP1924888B1 (en) * 2005-09-13 2013-07-24 Carl Zeiss SMT GmbH Microlithography projection optical system, method for manufacturing a device and method to design an optical surface
JP4990287B2 (ja) * 2005-10-18 2012-08-01 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 波長が193nm以下の照明システム用集光器
DE102006020734A1 (de) 2006-05-04 2007-11-15 Carl Zeiss Smt Ag Beleuchtungssystem für die EUV-Lithographie sowie erstes und zweites optisches Element zum Einsatz in einem derartigen Beleuchtungssystem
EP1950594A1 (de) 2007-01-17 2008-07-30 Carl Zeiss SMT AG Abbildende Optik, Projektionsbelichtunsanlage für die Mikrolithographie mit einer derartigen abbildenden Optik, Verfahren zur Herstellung eines mikrostrukturierten Bauteils mit einer derartigen Projektionsbelichtungsanlage, durch das Herstellungsverfahren gefertigtes mikrostrukturiertes Bauelement sowie Verwendung einer derartigen abbildenden Optik
JP2008258461A (ja) 2007-04-06 2008-10-23 Canon Inc 反射型縮小投影光学系、露光装置及びデバイスの製造方法
DE102007033967A1 (de) * 2007-07-19 2009-01-29 Carl Zeiss Smt Ag Projektionsobjektiv
US20090040493A1 (en) 2007-08-09 2009-02-12 Hideki Komatsuda Illumination optical system, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
DE102009030501A1 (de) 2009-06-24 2011-01-05 Carl Zeiss Smt Ag Abbildende Optik zur Abbildung eines Objektfeldes in ein Bildfeld sowie Beleuchtungsoptik zur Ausleuchtung eines Objektfeldes

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11312639A (ja) * 1998-01-30 1999-11-09 Canon Inc 照明光学装置及び投影露光装置
JP2005012169A (ja) * 2003-05-22 2005-01-13 Canon Inc 露光装置及びデバイス製造方法
WO2008149178A1 (en) * 2007-06-07 2008-12-11 Carl Zeiss Smt Ag Catoptric illumination system for microlithography tool

Also Published As

Publication number Publication date
KR20120087876A (ko) 2012-08-07
CN102483516A (zh) 2012-05-30
JP2012531055A (ja) 2012-12-06
US9182578B2 (en) 2015-11-10
JP5485384B2 (ja) 2014-05-07
KR101473536B1 (ko) 2014-12-16
EP2446313A2 (en) 2012-05-02
US20120147347A1 (en) 2012-06-14
CN102483516B (zh) 2015-09-30
WO2010149487A2 (en) 2010-12-29
DE102009030501A1 (de) 2011-01-05
WO2010149487A3 (en) 2011-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5485384B2 (ja) 物体視野を像視野に結像するための結像光学系及び物体視野を照明するための照明光学系
CN107810446B (zh) 将物场成像至像场中的成像光学单元,以及包括这种成像光学单元的投射曝光设备
JP5077724B2 (ja) マイクロリソグラフィツール用の反射照明システム
JP5525550B2 (ja) マイクロリソグラフィ用の照明光学系及び光学系
TWI468838B (zh) 成像光學系統與包含此類型成像光學系統之用於微影的投影曝光裝置
JP5938043B2 (ja) 結像光学系
TWI714524B (zh) 用於投影微影的照明光學單元、光瞳琢面反射鏡、光學系統、照明系統、投影曝光裝置、用以產生一微結構組件之方法以及微結構組件
KR101144458B1 (ko) 마이크로 인쇄술용 조명 시스템
TWI691798B (zh) Euv投影微影的照明光學單元
CN108292032B (zh) 将物场成像到像场中的成像光学单元,以及包括这种成像光学单元的投射曝光设备
JP5597246B2 (ja) 結像光学系及びこの種の結像光学系を備えたマイクロリソグラフィ用の投影露光装置
JP2012504320A (ja) 2つ以上の動作状態を有するマイクロリソグラフィ投影露光装置
CN113168114A (zh) 投射光刻的照明光学系统
JP5854295B2 (ja) マイクロリソグラフィ用の照明光学系及び光学系
TW202414108A (zh) 用於將物場成像到像場的成像euv光學單元
CN117441116A (zh) 成像光学单元

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141029

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150610