JP2014058827A - 防水シートの敷設方法及び固定部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多数の係止用突起3を有する面ファスナー部材1、不透水性層13と前記係止用突起3に係止される被係止部を有する透水性層12とが積層された防水シート11、及び、一方の面に突出部6を有する固定部材4を準備する工程と、面ファスナー部材1を被敷設体21と固定部材4の他方の面とで挟むように、被敷設体21上に面ファスナー部材1及び固定部材4を配置する工程と、被敷設体21上に配置した面ファスナー部材1を固定部材4及び固定具7を用いて固定する工程と、防水シート11を面ファスナー部材1に押し当てて防水シート11の被係止部を面ファスナー部材1に係止する工程と、を有する防水シートの敷設方法により上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
準備工程は、多数の係止用突起3を有する面ファスナー部材1、不透水性層13と係止用突起3に係止される被係止部を有する透水性層12とが積層された防水シート11、及び、一方の面に突出部6を有する固定部材4、を準備する工程である。
面ファスナー部材1は、図1に示すように、多数(複数)の係止用突起3を有している。この面ファスナー部材1は、その係止用突起3により防水シート11を係止することができる。具体的には、係止用突起3は、防水シート11を構成する透水性層12の被係止部を引っ掛けて、又はその被係止部に絡んで、防水シート11を止める(係止する)ように作用する。こうした係止用突起3を備えた面ファスナー部材1は、面状の係止部材ということができ、透水性層12の被係止部を面で係止して保持することができる。面ファスナー部材1としては、例えば係止用フックを有したマジックテープ(登録商標)等のシート状部材を挙げることができる。
係止用突起3は、面ファスナー部材1の面のうち、防水シート11に向かい合う側の面に設けられている。こうした係止用突起3は、その面の全面に設けられていてもよいし、任意の位置に部分的に設けられていてもよい。その面のなかで、固定部材4が配置される位置の周囲(すなわち固定部材4が配置される箇所の近傍)に少なくとも設けられていることが好ましい。そうした位置の周囲に少なくとも設けられた係止用突起3は、後述する係止工程で、防水シート11の上から触感によって固定部材4の突出部6を探し当てたとき、その周囲の係止用突起3に防水シート11を容易に押し当てて係止することができる。特に、係止用突起3が面ファスナー部材1の全面に設けられていれば、固定部材4をどこに配置しても必ずその周囲に係止用突起3が設けられていることになるので好ましい。その結果、固定部材4を後述する配置工程で自由な位置に配置することができる。なお、係止用突起3は、面ファスナー部材1の両面に設けられてもよい。
面ファスナー部材1の構造形態の一例として、例えば図1及び図5に示すように、上記した多数(複数)の係止用突起3が基材2に設けられた面ファスナー部材1を挙げることができる。
帯状の面ファスナー部材1は、図1(B)及び図4に示すように、後述する固定部材4で固定された後に防水シート11を敷設する際、防水シート11の上から帯状の面ファスナー部材1の長さ方向に複数配置された固定部材4のそれぞれの位置を触感によって探し当てることができるので、帯状の面ファスナー部材1の位置を容易に把握することができる。
防水シート11は、図5に示すように、不透水性層13と透水性層12とが積層されたシートであり、詳しくは、不透水性層13と、係止用突起3に係止される被係止部を有する透水性層12とが積層されたシートである。この防水シート11は、被敷設体21に敷設されて、被敷設体21から漏れ出た水等の液体又は水蒸気等の気体が透過しないように止めるためのシートである。
透水性層12は、被係止部を有し、透水性を有する層(又はシート)である。この透水性層12は、防水シート11の面のうち面ファスナー部材1に向かい合う側の面に設けられている。そして、透水性層12の被係止部が面ファスナー部材1の係止用突起3に係止される。
不透水性層13は、透水性が無い又は乏しい層である。この不透水性層13は、透水性層12を透過した液体又は気体が、被敷設体21側の反対側(例えばコンクリート層15の側)に透過するのを防ぐために設けられる。その液体等は、不透水性層13の表面に沿って外部に排出されることになる。
固定部材4は、図1〜図5に示すように、板状部5と、板状部5の一方の面に設けられた突出部6とを有している。その突出部6は、防水シート11の上から固定部材4の位置を容易に探し当てることができるように作用する。こうした固定部材4は面ファスナー部材の上に配置されるので、その固定部材4の位置を触感によって容易に探し当てることにより、防水シート11の上から面ファスナー部材1の位置を正確に把握することができる。
板状部5は、図1〜図5に示すように、後述する固定工程で、面ファスナー部材1を被敷設体21に固定具7を用いて固定する際の当て板として働く板状の部材である。この板状部5は、後述する固定具7を用いて固定される。
突出部6は、図1〜図5に示すように、板状部5の一方の面に形成されている。その一方の面は、後述する配置工程で、板状部5の防水シート11と向かい合う側の面である。その面に形成された突出部6は、後述する係止工程で、防水シート11の上から、手で触ることで容易に探し当てることができる。探し当てた突出部6は、防水シート11の上から、固定部材4の位置を把握するのに利用できる。
配置工程は、図1(A)に示すように、面ファスナー部材1を被敷設体21と固定部材4の他方の面とで挟むように、被敷設体21上に面ファスナー部材1及び固定部材4を配置する工程である。ここで、「他方の面」とは、固定部材4の両面のうち、突出部6が設けられていない側の面である。この配置工程では、被敷設体21上に、面ファスナー部材1と固定部材4をこの順番で積層して配置する。
固定工程は、図1(B)に示すように、面ファスナー部材1を被敷設体21に固定する工程であり、詳しくは、被敷設体21上に配置した面ファスナー部材1を、固定部材4及び固定具7を用いて被敷設体21に固定する工程である。
係止工程は、図1(C)に示すように、防水シート11を面ファスナー部材1に押し当てて防水シート11の被係止部を面ファスナー部材1に係止する工程である。具体的には、この係止工程では、防水シート11を構成する透水性層12の側の面を面ファスナー部材1に押し当て、その面ファスナー部材1に設けられている係止用突起3で、その透水性層12の被係止部を引っ掛けて、又はその被係止部に絡んで、防水シート11を止める(係止する)工程である。
コンクリート層打設工程は、図5に示すように、上記した係止工程の後に、被敷設体21に敷設した防水シート11の上にコンクリート層15を設ける工程である。
2 基材
3 係止用突起
4 固定部材
5 板状部
6 突出部
7 固定具
11 防水シート
12 透水性層
13 不透水性層
15 コンクリート層
21 被敷設体
Claims (6)
- 被敷設体に防水シートを敷設する防水シートの敷設方法であって、
多数の係止用突起を有する面ファスナー部材、不透水性層と前記係止用突起に係止される被係止部を有する透水性層とが積層された防水シート、及び、一方の面に突出部を有する固定部材、を準備する工程と、
前記面ファスナー部材を前記被敷設体と前記固定部材の他方の面とで挟むように、前記被敷設体上に前記面ファスナー部材及び前記固定部材を配置する工程と、
前記被敷設体上に配置した前記面ファスナー部材を前記固定部材及び固定具を用いて固定する工程と、
前記防水シートを前記面ファスナー部材に押し当てて前記防水シートの前記被係止部を前記面ファスナー部材に係止する工程と、を有することを特徴とする防水シートの敷設方法。 - 前記面ファスナー部材が帯状であり、前記面ファスナー部材の長さ方向に複数の前記固定部材を配置する、請求項1に記載の防水シートの敷設方法。
- 前記被敷設体が、トンネルの地山又は該地山の表面に形成したコンクリート層である、請求項1又は2に記載の防水シートの敷設方法。
- 前記防水シートを前記面ファスナー部材に係止する工程の後に、前記防水シートの上にコンクリート層を設ける工程を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の防水シートの敷設方法。
- 被敷設体に防水シートを敷設するために、前記防水シートを係止する面ファスナー部材を前記被敷設体に固定する固定部材であって、
板状部と、該板状部の一方の面に設けられた突出部とを有することを特徴とする固定部材。 - 前記突出部が、前記板状部の端部を折り曲げて又は丸めて形成されている、請求項5に記載の固定部材。
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