JP2014058790A - 制震ダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】改修工事やパネルダンパの交換が容易な独立柱にも設置することができ、低コストである制震ダンパ、その制震ダンパを備えた制震建物、及びその制震建物の生産方法を提供する。
【解決手段】パネル形状のパネルダンパP1を有し、このパネルダンパで地震時に建物の架構に入力される振動エネルギーを吸収することで建物の揺れを抑える制震ダンパD1において、パネルダンパP1を、構造計算上長期軸力を算定する柱C1に設置するとともに、この柱に掛かる軸力を支持する軸力支持機構S1を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、地震時に建物の架構に入力される振動エネルギーを吸収して建物の揺れを抑える制震ダンパ、その制震ダンパを備えた制震建物、及び制震建物の生産方法に関するものである。
従来、建物の揺れを抑える制震(制振)ダンパとして、低降伏点鋼からなり剪断降伏して塑性変形する鋼製パネルを備えた剪断型パネルダンパが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、間柱中央部に強度の低い鋼材からなるパネルダンパ(ウェブ9)を設け、このパネルダンパ(ウェブ9)に、強度の高い鋼材からなるフランジ5を取り付けるとともに強度の高い鋼材からなる横リブ10と、中央縦リブ11とを取り付け、その取付間隔を等価幅厚比で30〜70の範囲になるようにしたパネルダンパ(制震装置)が記載されている(特許文献1の図1等参照)。
しかし、特許文献1に記載のパネルダンパ(制震装置)は、剪断型ダンパとしての塑性変形能力が小さいうえ、中央縦リブ11はあるものの軸方向力(以下、軸力という)が入力された際に座屈するおそれが高く、座屈してしまうと剪断力に対して塑性変形領域が低下し、結果的に架構に入力される振動エネルギーをあまり吸収することができないといった問題があった。
また、パネルダンパに軸力が掛かる場合を考慮したものも知られている(例えば、特許文献2〜4)。特許文献2には、パネルダンパとしてH型鋼からなる鋼製部材15を設け、この鋼製部材15の表面にコンクリートの付着防止処理を施したうえ、軸方向の端部に発泡スチロールなどの潰れ易い弾性体16を噛まして隙間を設けることで、建物の建設中や、地震の際にパネルダンパに軸力が入力されないようにした制振間柱10が記載されている。
しかし、特許文献2に記載の制振間柱10は、断面がH型形状であるため剪断型ダンパとしての塑性変形能力が小さいうえ、大地震の際に弾性体16の厚み以上の軸方向の変形が生じた際には簡単に座屈してしまいそれ以上の振動エネルギーの吸収ができなくなるという問題があった(特許文献2の図1等参照)。
特許文献3には、極低降伏点鋼からなるパネルダンパ16を有する間柱と大梁との間にクリアランス38(隙間)を設け、摩擦力を小さくする減摩擦材を介して間柱を大梁に取り付けることで、地震時にパネルダンパ16に入力される軸力を低減した制震装置10が記載されている。
しかし、特許文献2に記載の制振間柱10と同様に、特許文献3に記載の制震装置10は、剪断型ダンパとしての塑性変形能力が小さいうえ、大地震の際にクリアランス38以上の軸方向の変形が生じた際には簡単に座屈してしまいそれ以上の振動エネルギーの吸収ができなくなるという問題があった(特許文献3の図1等参照)。
更に、特許文献4には、長期軸力を受ける軟鉄からなるH型形状の鋼材ダンパ5Aと、長期軸力を開放可能な形態で設置された軟鉄からなる平板状のパネルダンパ5Bとを上下階に交互に設け、ダンパに過大な軸力が入力されないようにした制震建物が記載されているが、このようなダンパを交互に設けたからといって地震時にパネルダンパ5B等に入力される軸力が無くなる訳ではなく、(特に、下階において)座屈による塑性変形能力の喪失を防ぐことができるとはいえなかった(特許文献4の図1等参照)。
また、特許文献1〜4のように、パネルダンパ(制震ダンパ)を間柱に設けるものは多数開示されているが、座屈のおそれが高いため、構造計算上軸力を算定する一般の柱(軸力とは、長期、短期(風、地震)等の柱にかかる軸力全てを差す)にパネルダンパを設けることができなかった。そのため、マンションなどの建物の南面バルコニーや北面の共用廊下などの独立柱(建物の階高の全高に亘る壁が連接されていない中間部が露出した柱のことを指すものとする。以下同じ。)にパネルダンパを設けて、パネルダンパが屋外(外部)に露出するように取り付けることができなかった。従って、壁面内にあるパネルダンパを取り替えるのは困難であり、パネルダンパを設置する改修工事等も大掛かりなものとならざるを得ず、コストも高いものとなっていた。
特開平8−93263号公報 特開2002−364206号公報 特開2004−300782号公報 特開2002−201818号公報
そこで、本発明は、前記従来技術の問題を解決し、改修工事やパネルダンパの交換が容易な独立柱にも設置することができ、低コストである制震ダンパ、その制震ダンパを備えた制震建物、及びその制震建物の生産方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、パネル形状のパネルダンパを有し、このパネルダンパで地震時に建物の架構に入力される振動エネルギーを吸収することで建物の揺れを抑える制震ダンパにおいて、前記パネルダンパが構造計算上長期軸力を算定する柱に設置されているとともに、この柱に掛かる軸力を支持する軸力支持機構が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制震ダンパにおいて、前記軸力支持機構は、前記柱の前記パネルダンパ上方の上部柱下端に取り付けられたプレートと、前記柱の前記パネルダンパの下方の下部柱上端に取り付けられたプレートとが、水平方向に摺動自在に止め付けられることで前記柱に掛かる軸力を支持することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の制震ダンパにおいて、前記軸力支持機構は、前記パネルダンパを挟んで水平方向に左右一対設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の制震ダンパにおいて、前記パネルダンパは、前記軸力支持機構を挟んで水平方向に左右一対設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の制震ダンパにおいて、前記パネルダンパは、低降伏点鋼からなり、中央に行くに従って厚さが薄くなる凹レンズ形状であることを特徴とする。
請求項6に記載の制震建物の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の制震ダンパを有することを特徴とする。
請求項7に記載の制震建物の生産方法の発明は、地震時に建物の架構に入力される振動エネルギーを制震ダンパに吸収させて建物の揺れを抑える制震建物の生産方法において、建物の階高の全高に亘る壁が連接されていない中間部が露出した独立柱を立設する工程と、該独立柱の露出した中間部に請求項1ないし5のいずれかに記載の制震ダンパを設置する工程を有することを特徴とする。
本発明は、前記のようであって、請求項1に記載の発明によれば、パネル形状のパネルダンパを有し、このパネルダンパで地震時に建物の架構に入力される振動エネルギーを吸収することで建物の揺れを抑える制震ダンパにおいて、前記パネルダンパが構造計算上長期軸力を算定する柱に設置されているとともに、この柱に掛かる軸力を支持する軸力支持機構が設けられているので、ブレス型のダンパやシャーリンク型のダンパのように斜材を取り付ける必要がなく、窓や扉などの開口部を遮ることがないため、制震ダンパが眺望や出入りの障害とならない。
また、従来間柱に設置するしかできなかったパネルダンパを、マンションなどの建物の南面バルコニーや北面の共用廊下などに面した独立柱に設置して、屋外(外部)に露出するように取り付けることができるようになる。このため、万が一、大地震でパネルダンパが変形してそれ以上の振動エネルギーの吸収ができなくなった場合でも簡単にパネルダンパを交換するだけで建物の使用を続けることができ低コストであるうえ、既存の建物にパネルダンパを設置する改修工事等も容易であり、テナントや居住者が建物を使用したまま制震補強の改修工事等を行うことが可能である。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の制震ダンパにおいて、前記軸力支持機構は、前記柱の前記パネルダンパ上方の上部柱下端に取り付けられたプレートと、前記柱の前記パネルダンパの下方の下部柱上端に取り付けられたプレートとが、水平方向に摺動自在に止め付けられることで前記柱に掛かる軸力を支持するので、前記作用効果に加え、地震時に建物に作用する水平力だけを確実にパネルダンパに伝達して吸収することができ、建物の架構に損傷を及ぼす水平方向の横揺れを効果的に抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の制震ダンパにおいて、前記軸力支持機構は、前記パネルダンパを挟んで水平方向に左右一対設けられているので、前記作用効果に加え、より確実に前記柱に掛かる軸力を支持することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の制震ダンパにおいて、前記パネルダンパは、前記軸力支持機構を挟んで水平方向に左右一対設けられているので、前記効果に加え、パネルダンパの交換の際にも軸力支持機構が邪魔にならず、更に交換が容易である。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし3のいずれかに記載の制震ダンパにおいて、前記パネルダンパは、低降伏点鋼からなり、中央に行くに従って厚さが薄くなる凹レンズ形状であるので、前記作用効果に加え、パネルダンパの塑性変形能力が高く振動エネルギーの吸収量が大きいため、地震が繰り返し起きても原則パネルダンパの交換などのメンテナンス等が不要である。また、大地震が起きた場合であっても、凹レンズ形状の歪み具合を目視することでパネルダンパの交換の必要性の有無を判断することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5のいずれかに記載の制震ダンパを有するので、建物全体として前記作用効果を発揮することができる。
請求項7に記載の発明によれば、地震時に建物の架構に入力される振動エネルギーを制震ダンパに吸収させて建物の揺れを抑える制震建物の生産方法において、建物の階高の全高に亘る壁が連接されていない中間部が露出した独立柱を立設する工程と、該独立柱の露出した中間部に請求項1ないし5のいずれかに記載の制震ダンパを設置する工程を有するので、制震ダンパの部材の必要点数が少なくて済むため制震建物の建設コストを低減することができるうえ、独立柱に制震ダンパを露出した状態で設置が可能なため、工期が短くて済む点でもコストを低減することができ、大地震後も目視により制震ダンパの交換の必要性の有無を判断することができる。
本発明の実施の形態に係る制震建物を示す南立面図である。 本発明の実施例1に係る制震ダンパを示す鉛直断面図である。 同上のパネルダンパを示す正面図である。 同上の軸力支持機構を示す正面図である。 同上の軸力支持機構の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る制震ダンパの変形例を示す鉛直断面図である。 本発明の実施例2に係る制震ダンパを示す鉛直断面図である。 同上の制震ダンパのパネルダンパの構成を模式的に示す斜視図である。(A)は、剪断変形前を示し、(B)は、剪断変形後を示す。 本発明の実施例3に係る制震ダンパを示す鉛直断面図である。 同上の制震ダンパのパネルダンパの構成を示す斜視図である。
本発明の一実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
[制震建物]
先ず、図1を用いて、本発明の一実施の形態に係る制震建物について説明する。
本発明の実施の形態に係る制震建物Mは、RC造のマンション(共同住宅)であり、南面バルコニーの先端にあたる手摺に沿ってH型鋼からなる独立柱Cが複数立設され、それらを互いに繋ぐようにH型鋼からなる大梁Gが架け渡されて、フレーム状の制震補強用の架構Fが構築されている。そして、独立柱Cの階高の丁度半分辺りとなる中間部に後述の制震ダンパDが外部に露出するように取り付けられており、この架構Fに入力される地震の振動エネルギーを制震ダンパDが吸収することにより、制震建物M全体の揺れが抑えられる構造となっている。
制震補強用の架構Fや制震ダンパDの設置位置は、制震建物Mの立体的形状、重量、剛心位置や偏心率などの建物特性や、地震の無方向性(どの方角からも地震波が到来する可能性があること)などを考慮して、建物の横揺れを効果的に抑えられるように、南面バルコニー側においてなるべく立面的に左右対称となるように設定されている。
なお、制震補強用の架構Fを南面バルコニーの先端にあたる手摺に沿って設けたものを例示して説明したが、例えば、北面の共用廊下に沿って設けてもよく、要するに、架構Fの柱が建物の階高の全高に亘る壁が連接されていない中間部が露出した独立柱であり、架構Fの構築作業が建物の他の部位に極力影響を与えない間取りであればよい。
また、架構Fの構成要素としてH型鋼を例示して説明したが、角型鋼やRC造やSRC造の構成要素でもよく、所望の剛性を有し、後述の制震ダンパを取り付けることができる構造であればよい。
[制震ダンパ]
次に、図2〜図6を用いて、本発明の一実施の形態である実施例1に係る制震ダンパについて説明する。
制震ダンパD1は、図2に示すように、柱に掛かる軸力を支持する軸力支持機構S1と、この軸力支持機構S1を挟んで水平方向に左右一対設けられた、パネル形状のダンパである実施例1に係るパネルダンパP1と、から主に構成され、独立柱Cの制震ダンパD1より上方となる上部柱C1の下端プレートC10と、制震ダンパD1より下方となる下部柱C2の上端プレートC20と、の間に取り付けられ、軸力支持機構S1により独立柱Cに上下方向に掛かる圧縮・引張力(軸力)を支持して、上部柱C1、下部柱C2、間において軸力を伝達するとともに、パネルダンパP1により独立柱Cに水平方向に掛かる剪断力(水平力)を吸収して地震の際の建物の揺れを抑える機能を有している。
(パネルダンパ)
実施例1に係るパネルダンパP1は、図2、3に示すように、低降伏点鋼、好ましくは、降伏点が100N/mm程度あるいは225N/mm程度の極軟鉄からなる平板の中央部に、鉛直断面の外形線が円弧を描くように中央に行くに従って薄くなる凹レンズ状の窪みP10が形成された凹レンズ型剪断パネルダンパであり、上部柱C1の下端プレートC10と下部柱C2の上端プレートC20との間に、L型アングルなどを介してハイテンションボルトなどで止め付けられている。
勿論、パネルダンパP1は、下端プレートC10と上端プレートC20との間に固定されていればよく、溶接などで固着されていても構わないが、ハイテンションボルトなどの乾式・機械式の固定方法の方が、溶接工などの特殊作業員を必要とせず、取付作業が雨など天候に左右され難く、かつ万が一、大地震があった場合も交換が容易であり、低コストで工期が短くて済むため好ましい。
また、パネルダンパP1を形成する極軟鉄は、降伏点が低く、SS400やSM400等の普通鋼に比べて降伏点を越える力が加わると大きな伸び性能を示す、いわゆる塑性変形能力に優れた素材(鉄材)であるのに加え、パネルダンパP1の凹レンズ形状は、パネルダンパP1に加わる剪断力が増大していくと、一番厚みの薄い窪みP10の中央から塑性変形が始まり、次第にその塑性変形が窪みP10の外周縁部に向け放射線状に拡がっていくので、片寄ることなく満遍に窪みP10全体を塑性変形させることができるとともに、入り隅部をR加工した部分であるフィレットP11からもほぼ同時に塑性変形し、パネル全体にせん断変形が拡がり、塑性変形能力を格段に向上させるものである。
従って、パネルダンパP1は、地震時の振動エネルギーの吸収能力が非常に高いものとなっている。
このため、実施例1に係るパネルダンパP1によれば、地震が繰り返し起きても交換などのメンテナンス等が原則不要である。また、大地震が起きた場合であっても、窪みP10の歪み具合を目視することでパネルダンパP1の交換の必要性の有無を判断することができる。
(軸力支持機構)
本実施例に係る軸力支持機構S1は、図2、図4、図5に示すように、下端プレートC10に下方に向け立設された普通鋼からなる中鋼板プレートS10と、この中鋼板プレートS10を挟むように上端プレートC20に上方に向け立設された2枚一組の普通鋼からなる外鋼板プレートS11と、中鋼板プレートS10に形成された水平方向に長い長方形の長穴S12に嵌め込まれた正方形状の普通鋼板からなるスライド片S13と、から主に構成され、これらが外鋼板プレートS11及びスライド片S13それぞれに穿設された貫通孔で一本の軸S14により軸止め固定(軸着)されている。
勿論、軸力支持機構S1は、図示形態に限られず、中鋼板プレートS10と外鋼板プレートS11とが相対的に上下方向の移動が拘束され、且つ水平方向に摺動自在に止め付けられていればよく、軸S14の両端がリベット等で止め付けられていても構わないし、中鋼板プレートと外鋼板プレートとは、中外が逆であっても構わない。
また、下端プレートC10と中鋼板プレートS10、上端プレートC20と外鋼板プレートS11との接合は、独立柱Cの柱材を製作する際に工場等で溶接することにより接合されているが、ボルトやリベット等で機械的に接合しても構わない。
このような構成の軸力支持機構S1は、独立柱Cに掛かる軸力に対しては、上部柱C1と下部柱C2との間において力を伝達して支持するが、独立柱Cに掛かる剪断力に対しては、スライド片S13が長穴S12をスライド移動可能なため、上部柱C1と下部柱C2との間の水平変位を拘束することなく、摺動自在となっており、独立柱Cに掛かる剪断力だけをパネルダンパP1に効率よく伝達することができる。
このため、本実施例に係る軸力支持機構S1を併設することにより、座屈し易いため軸力に弱く従来間柱に設置するしかできなかったパネルダンパP1を、構造計算上長期軸力を算定する柱にも設置することが可能となった。
即ち、制震ダンパD1によれば、マンションなどの建物の南面バルコニーや北面の共用廊下などに面した独立柱CにパネルダンパP1を設置して、パネルダンパP1が屋外(外部)に露出するように取り付けることができるようになる。このため、万が一、大地震でパネルダンパP1が変形してそれ以上の振動エネルギーの吸収ができなくなった場合でも簡単にパネルダンパP1を交換するだけで建物の使用を続けることができ低コストであるうえ、既存の建物にパネルダンパP1を設置する改修工事等も容易であり、テナントや居住者が建物を使用したまま制震補強の改修工事等を行うことが可能である。
また、ブレス型のダンパやシャーリンク型のダンパのように斜材を取り付ける必要がなく、窓や扉などの開口部を遮ることがないため、制震ダンパD1が眺望や出入りの障害とならない。
以上のように、本実施例に係る制震ダンパD1を、軸力支持機構S1を挟んで水平方向にパネルダンパP1が左右一対設けられた場合を例示して説明したが、図6に示すように、制震ダンパD1’は、パネルダンパP1を挟んで水平方向に軸力支持機構S1が左右一対設けられたものであっても構わない。しかし、大地震の後にパネルダンパP1を交換することを考えると、工具等が外部から装着し易い、図2に示す軸力支持機構S1を挟んで水平方向にパネルダンパP1が左右一対設けられた場合の方が好ましい。
また、軸力支持に問題がないように配置すれば、軸力支持機構S1とパネルダンパP1とが一つずつの場合も可能である。
そして、パネルダンパP1は、環境温度変化(外気温など)による性能変化が少なく、南側バルコニーへの設置による制震効果も通年を通して同等の性能を発揮する。
次に、図7、図8を用いて、本発明の一実施の形態である実施例2に係る制震ダンパについて説明する。
実施例1に係る制震ダンパD1との相違点は、弾塑性ダンパタイプの凹レンズ型のパネルダンパP1が、粘弾性ダンパタイプのパネルダンパP2となっているだけであるので、主にパネルダンパP2について説明し、軸力支持機構などのその他の同一構成は、同一符号を付して説明を省略する。
実施例2に係る制震ダンパD2は、図7に示すように、柱に掛かる軸力を支持する軸力支持機構S1と、この軸力支持機構S1を挟んで水平方向に左右一対設けられた実施例2に係るパネルダンパP2と、から主に構成され、下端プレートC10と上端プレートC20との間に取り付けられ、軸力支持機構S1により独立柱Cに掛かる軸力を支持するとともに、パネルダンパP2により独立柱Cに掛かる剪断力(水平力)を吸収して地震の際の建物の揺れを抑える機能を有している。
このパネルダンパP2は、下端プレートC10に下方に向け立設された普通鋼からなる中鋼板プレートP20と、この中鋼板プレートP20を挟むように上端プレートC20に上方に向け立設された2枚一組の普通鋼からなる外鋼板プレートP21と、これらの中鋼板プレートP20と外鋼板プレートP21との間に嵌挿されたシート状の粘弾性体P22と、から主に構成されており、図8に示すように、中鋼板プレートP20と外鋼板プレートP21との相対的な水平変位に伴って粘弾性体P22が粘性を示しながら剪断変形することで独立柱Cに掛かる剪断力を吸収する仕組みとなった粘弾性ダンパタイプのパネルダンパである。
なお、この粘弾性体P22は、高分子材料(プラスチック、スチレン系エラストマ、アクリル系樹脂、高減衰ゴム等)が好適であり、粘性と弾性の両方の性質を示す物体から成形されたシート状(板状)の部材であればよい。
このような実施例2に係る制震ダンパD2によれば、実施例1に係る制震ダンパD1と同様に、軸力支持機構S1を併設することにより、軸力に弱く座屈し易いため従来間柱に設置するしかできなかったパネルダンパP2を、構造計算上長期軸力を算定する柱にも設置することが可能となった。
このため、マンションなどの建物の南面バルコニーや北面の共用廊下などに面した独立柱CにパネルダンパP2を設置して、パネルダンパP2が屋外(外部)に露出するように取り付けることができるようになり、既存の建物にパネルダンパP2を設置する改修工事等も容易であるうえ、テナントや居住者が建物を使用したまま制震補強の改修工事等を行うことが可能である。
また、ブレス型のダンパやシャーリンク型のダンパのように斜材を取り付ける必要がなく、窓や扉などの開口部を遮ることがないため、制震ダンパD2が眺望や出入りの障害とならない。
次に、図9、図10を用いて、本発明の一実施の形態である実施例3に係る制震ダンパについて説明する。
実施例1に係る制震ダンパD1との相違点は、弾塑性ダンパタイプの凹レンズ型のパネルダンパP1が、摩擦ダンパタイプのパネルダンパP3となっているだけであるので、主にパネルダンパP3について説明し、軸力支持機構などのその他の同一構成は、同一符号を付して説明を省略する。
実施例3に係る制震ダンパD3は、図9に示すように、柱に掛かる軸力を支持する軸力支持機構S1と、この軸力支持機構S1を挟んで水平方向に左右一対設けられた実施例3に係るパネルダンパP3と、から主に構成され、下端プレートC10と上端プレートC20との間に取り付けられ、軸力支持機構S1により独立柱Cに掛かる軸力を支持するとともに、パネルダンパP3により独立柱Cに掛かる剪断力(水平力)を吸収して地震の際の建物の揺れを抑える機能を有している。
このパネルダンパP3は、図9及び図10に示すように、下端プレートC10に下方に向け立設されたステンレス板などの耐摩耗性の高い鋼材からなる中鋼板プレートP30と、この中鋼板プレートP30を挟むように上端プレートC20に上方に向け立設された2枚一組の普通鋼からなる外鋼板プレートP31と、これらの中鋼板プレートP30と外鋼板プレートP31との間に嵌挿された鋼材からなる一対の皿バネP32と、から主に構成され、これらがハイテンションボルトなどで皿バネP32を潰すように軸P33で圧力を掛けて止め付けられている。
また、中鋼板プレートP30には、図10に示すように、軸P33が水平にスライド移動(摺動)可能な大きさの水平方向に長い長穴P34が形成されており、中鋼板プレートP30と外鋼板プレートP31とが相対的に水平移動可能となっている。
このように、パネルダンパP3は、皿バネP32が潰されることにより発生する圧縮力により、中鋼板プレートP30と外鋼板プレートP31とが相対的に水平移動する際において、中鋼板プレートP30と皿バネP32との間に移動方向と反対方向の摩擦力を発生させ、この摩擦力で中鋼板プレートP30と外鋼板プレートP31との水平移動を減衰して独立柱Cに掛かる剪断力を吸収する仕組みとなった摩擦ダンパタイプのパネルダンパである。
なお、皿バネP32は、非線形弾性の性質を有するため、経年劣化によりボルトの締付力が弛緩した場合でも圧縮力はあまり小さくならないため、発生させる摩擦力も経時においてあまり変化せず、結果的に、パネルダンパP3の耐久性が高くなっている。
このような実施例3に係る制震ダンパD3によれば、実施例1に係る制震ダンパD1と同様に、軸力支持機構S1を併設することにより、軸力に弱く座屈し易いため従来間柱に設置するしかできなかったパネルダンパP3を、構造計算上長期軸力を算定する柱にも設置することが可能となった。
このため、マンションなどの建物の南面バルコニーや北面の共用廊下などに面した独立柱CにパネルダンパP3を設置して、パネルダンパP3が屋外(外部)に露出するように取り付けることができるようになり、既存の建物にパネルダンパP3を設置する改修工事等も容易であるうえ、テナントや居住者が建物を使用したまま制震補強の改修工事等を行うことが可能である。
また、ブレス型のダンパやシャーリンク型のダンパのように斜材を取り付ける必要がなく、窓や扉などの開口部を遮ることがないため、制震ダンパD3が眺望や出入りの障害とならない。
そして、パネルダンパP3は、環境温度変化(外気温など)による性能変化が少なく、南側バルコニーへの設置による制震効果も通年を通して同等の性能を発揮する。
(制震建物の生産方法)
次に、図1等を用いて、本発明の実施の形態に係る制震建物の生産方法について説明する。
前述の制震建物Mを、既存のRC造のマンションに架構F及び制震ダンパDを後から追加して構築する場合、即ち、制震補強の改修工事により架構F及び制震ダンパDを設置する場合で説明する。
ただし、前述の制震建物Mを新築工事で建設する場合も本発明を適用可能なことは云うまでもない。
先ず、図1で示したように、既存のRC造のマンションの南面バルコニーの先端にあたる手摺に沿って、H型鋼の上端に上端プレートC20が取り付けられた下部柱C2(図2等参照)を立設し、バルコニーの先端と接続して固定する。そして、H鋼の下端に前述の下端プレートC10が取り付けられた上部柱C1を、クレーン等の揚重機械で下部柱C2の上空に吊り上げた状態で、中鋼板プレートS10と外鋼板プレートS11とスライド片S13とを軸S14で軸止め固定することにより軸力支持機構S1を設置し、上部柱C1を、上階のバルコニーの先端と接続して固定する。
前述の作業をもう一本の柱において繰り返し、その後、それらの独立柱C同士の間に大梁Gを架け渡し、その作業を下階から上階に向けて繰り返すことで、制震補強に必要な架構Fを構築する。この独立柱Cと大梁Gとの接合は、通常のハイテンションボルトなどによる摩擦接合や溶接などの一般的な接合方法で構わない。そして、前述の実施例1〜3のいずれかの実施例に係るパネルダンパP1〜P3を設置することで、制震ダンパD(D1〜D3)を設置して制震建物Mを構築する。
このパネルダンパP1〜P3を設置する工程は、軸力支持機構S1を設置する工程と同時期に行っても構わない。
また、既存建物と架構Fの接続には、既存建物の梁から架構Fへ接続用の水平伝達部材(増設スラブや水平トラス等)を介して接続してもよい。
このような制震建物の生産方法によれば、従来の間柱に設置するタイプや、ブレス型、シャーリンク型の制震ダンパと比べて、制震ダンパDの部材の必要点数が少なくて済むため制震建物Mの建設コストを低減することができる。
また、仕上げ工事が必要な壁等が連接されていない独立柱Cに制震ダンパDを露出した状態で設置するので、壁材などの仕上げ・化粧工事の撤去や新設工事が低減され、工期が短くて済むためコストを低減することができる。それに加え、大地震後も目視により制震ダンパの交換の必要性の有無を判断することができる。
以上のように、本発明の実施の形態に係る制震建物、制震ダンパ、制震建物の生産方法について説明したが、パネルダンパは、実施例1〜3に例示したように、弾塑性ダンパタイプ、粘弾性ダンパタイプ、摩擦ダンパタイプのいずれのタイプのダンパであっても良いことは云うまでも無く、パネル形状で柱に設置可能なものは、本発明に係る軸力支持機構を併設することで本発明を適用することができる。
また、制震建物もRC造のマンションに限られず、S造、SRC造など独立柱を設置可能な間取りの建物であれば本発明を適用することができる。
M 制震建物
C 独立柱
D(D1,D1’D2,D3) 制震ダンパ
S1 軸力支持機構
S10 中鋼板プレート(プレート)
S11 外鋼板プレート(プレート)
P1,P2,P3 パネルダンパ
P10 (凹レンズ形状の)窪み
P11 フィレット(入り隅部をR加工した部分)

Claims (7)

  1. パネル形状のパネルダンパを有し、このパネルダンパで地震時に建物の架構に入力される振動エネルギーを吸収することで建物の揺れを抑える制震ダンパにおいて、
    前記パネルダンパが構造計算上長期軸力を算定する柱に設置されているとともに、この柱に掛かる軸力を支持する軸力支持機構が設けられていることを特徴とする制震ダンパ。
  2. 前記軸力支持機構は、前記柱の前記パネルダンパ上方の上部柱下端に取り付けられたプレートと、前記柱の前記パネルダンパの下方の下部柱上端に取り付けられたプレートとが、水平方向に摺動自在に止め付けられることで前記柱に掛かる軸力を支持する請求項1に記載の制震ダンパ。
  3. 前記軸力支持機構は、前記パネルダンパを挟んで水平方向に左右一対設けられている請求項1又は2に記載の制震ダンパ。
  4. 前記パネルダンパは、前記軸力支持機構を挟んで水平方向に左右一対設けられている請求項1又は2に記載の制震ダンパ。
  5. 前記パネルダンパは、低降伏点鋼からなり、中央に行くに従って厚さが薄くなる凹レンズ形状である請求項1ないし4のいずれかに記載の制震ダンパ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の制震ダンパを有することを特徴とする制震建物。
  7. 地震時に建物の架構に入力される振動エネルギーを制震ダンパに吸収させて建物の揺れを抑える制震建物の生産方法において、建物の階高の全高に亘る壁が連接されていない中間部が露出した独立柱を立設する工程と、該独立柱の露出した中間部に請求項1ないし5のいずれかに記載の制震ダンパを設置する工程を有することを特徴とする制震建物の生産方法。
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