JP2014058399A - 管理装置、管理方法および管理プログラム - Google Patents

管理装置、管理方法および管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】PCの貸出および返却を適切に管理すること。
【解決手段】本実施例に係る管理装置200は、学生による返却操作が行われ、貸し出したPCが格納部101に格納された場合に、PC識別番号と共に付属品情報を取得する。そして、管理装置200は、PC識別番号に対応する付属品情報と、PC管理テーブルとを基にして、PCおよびPCの付属品が返却されたか否かを判定する。また、管理装置200は、PCを遠隔起動してPCの動作確認を実行し、PCが故障しているか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、管理装置等に関する。
近年、大学の図書館などでは、学生にPC(Personal Computer)を貸し出すサービスを提供している。このシステムでは、自動的に施解錠するロッカーの各ボックスに、貸し出し対象となるPCを1台ずつ格納する。ロッカーの各ボックスには、PCの他に、マウスやACアダプタなどの付属品も一緒に格納される。
上記のシステムでは、学生がPCを借りる場合には、学生証に記憶された学生番号などの情報をロッカーに読み取らせ、認証を行う。認証に成功するとボックスが解錠され、学生は、PCおよび付属品を持ち出す。
また、学生がPCを返却する場合には、PCおよび付属品をもとのボックスの中に戻し、ボックスの扉を閉めることで返却が完了する。ボックスの扉が閉められると、自動的に施錠される。
なお、上記システムでは、防犯カメラをロッカーの外部に設置している。かかる防犯カメラの映像は、例えば、PCの貸出や返却が適切に行われているか否かを管理者が確認するために利用される。
特開2009−37275号公報 特開2011−54917号公報 特開2008−123494号公報 特開2007−310763号公報
しかしながら、上述した従来技術では、端末装置の貸出および返却を適切に管理することができないという問題があった。
例えば、上記のシステムでは、ロッカーのボックスの開閉をもって、PCおよび付属品が貸出、返却されたものと見なす運用である。このため、返却時に、学生がPCまたは付属品を適切にボックスに返却しない場合であっても、ボックスが閉じられた場合には、PCおよび付属品が返却されたと誤判定してしまう。
ここで、管理者が防犯カメラの映像を参照し、返却が適切に行われているか否かを確認することはある程度可能であるが、状況によっては、PCや付属品の映像が映らない場合もある。このため、防犯カメラを用いたとしても、返却が適切に行われているかを正確に確認することができていない。
また、防犯カメラの映像では、故障したPCが返却された場合に、かかる故障を検出することができないので、故障の発生したPCをそのまま、他の学生に貸し出す事態も起こりえる。
更に、PCは複数の学生に共用されるため、返却される度にPCの状態をリフレッシュしておくことが望ましいが、かかる作業にはある程度の手間がかかり、学生や管理者の負担となる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、端末装置の貸出および返却を適切に管理することができる管理装置、管理方法および管理プログラムを提供することを目的とする。
開示の管理装置は、記憶部と、返却処理部を有する。記憶部は、利用者を識別する利用者識別情報と、端末装置を識別する端末識別情報と、端末装置の付属品を識別する付属品識別情報とを対応付ける管理テーブルを記憶する。返却処理部は、利用者による返却操作が行われ、所定の格納場所の扉を開けた後に前記所定の格納場所の扉が閉められた場合に、返却操作を行った利用者の利用者識別情報、所定の格納場所から得られる端末識別情報および付属品識別情報と、管理テーブルとを基にして、端末装置および付属品が返却されたか否かを判定する。また、返却処理部は、所定の格納場所の端末装置を遠隔起動して該端末装置の動作確認を実行し、前記端末装置に故障が発生しているか否かを判定する。
開示の管理装置によれば、端末装置の貸出および返却を適切に管理することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係るシステムの構成を示す図である。 図2は、本実施例に係るロッカーの構成を示す図である。 図3は、貸出対象となるPCの構成を示す機能ブロック図である。 図4は、本実施例に係る管理装置の構成を示す図である。 図5は、貸出管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図6は、PC管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図7は、付属品管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図8は、利用者PCの表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 図9は、予約に関する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、PC貸出に関する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、PC返却に関する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、チェック処理の処理手順を示すフローチャート(1)である。 図13は、チェック処理の処理手順を示すフローチャート(2)である。 図14は、予約切り替え処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示する管理装置、管理方法および管理プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例に係るシステムの構成を示す図である。図1に示すように、このシステムは、利用者PC(Personal Computer)10、管理者PC20、ロッカー100、管理装置200を有する。利用者PC10、管理者PC20、ロッカー100、管理装置200は、ネットワーク50を介して相互に接続される。なお、以下の説明では、利用者の一例として学生を取り上げて説明を行うが、これに限定されるものではない。
利用者PC10は、貸出対象となるPCの予約を行う場合に学生が利用する端末である。学生が予約を行う場合には、利用者PCを操作して、予約確認を行う。
管理者PC20は、管理者が利用する端末である。管理者PC20は、貸出対象となるPCに関する各種の情報を、管理装置200から受信し、受信した情報を表示する。例えば、管理者PC20は、貸出対象となるPCの各種障害に関する情報を受信する。
ロッカー100は、貸出対象となるPC等を格納するロッカーである。図1に示す例では、ロッカー100は、格納部101a、101b、101c、タッチパネル102、読取部103、ネットワーク接続部110を有する。以下の説明では、適宜、格納部101a〜101cをまとめて、格納部101と表記する。
格納部101は、貸出対象となるPC、付属品等を格納する格納部であり、自動で施錠、開錠する扉を有する。
タッチパネル102は、学生が各種の情報を入力する場合に利用するタッチパネルである。学生は、タッチパネル102を操作して、PCの貸出時や返却時の操作を行う。
読取部103は、学生証等のIC(Integrated Circuit)カードから、学生を一意に識別する学生番号を読み取る装置である。読取部103は、例えば、ICカードリーダに対応する。
ネットワーク接続部110は、ロッカー100と、ネットワーク50とを接続するインターフェースである。
管理装置200は、ロッカー100との間でデータ通信を実行し、PCの貸出、返却を管理する装置である。管理装置200に関する具体的な説明は後述する。
図1に示したロッカー100の構成の一例について説明する。図2は、本実施例に係るロッカーの構成を示す図である。図2に示すように、ロッカー100は、格納部101a、101b、仕切105を有する。ロッカー100は、ネットワーク接続部110、待機電力計120、施開錠制御部130、RFID(Radio Frequency IDentification)リーダ140、無線アクセスポイント150、通信制御部170を有する。
ロッカー100の外壁100aは、無線通信電波を遮断する材質で覆われている。例えば、外壁100aは、アルミ製の外壁である。
格納部101a、101bは、図1に示した格納部101a、101bに対応する。ロッカー100は、格納部101a、101b以外のその他の格納部を有しても良い。
格納部101aは、貸出対象となるPC60a、マウス60b、ACアダプタ60cを格納する。マウス60b、ACアダプタ60cは、PC60aの付属品である。
PC60aには、RFIDタグ1aが貼付される。RFIDタグ1aは、PC60aを一意に識別するPC識別番号を記憶する。マウス60bには、RFIDタグ1bが貼付される。RFIDタグ1bは、マウス60bを一意に識別するマウス識別番号を記憶する。ACアダプタ60cには、RFICタグ1cが貼付されている。RFICタグ1cは、ACアダプタ60cを一意に識別するACアダプタ識別番号を記憶する。
格納部101aには、電源コンセント104aが配置される。電源コンセント104aは、電源を供給する装置である。学生は、PC60aを返却する場合には、ACアダプタ60cを用いて、PC60aと電源コンセント104aとを接続する。
格納部101bは、貸出対象となるPC61a、マウス61b、ACアダプタ61cを格納する。マウス61b、ACアダプタ61cは、PC61aの付属品である。
PC61aには、RFIDタグ2aが貼付される。RFIDタグ2aは、PC61aを一意に識別するPC識別番号を記憶する。マウス61bには、RFIDタグ2bが貼付される。RFIDタグ2bは、マウス61bを一意に識別するマウス識別番号を記憶する。ACアダプタ61cには、RFIDタグ2cが貼付されている。RFIDタグ2cは、ACアダプタ61cを一意に識別するACアダプタ識別番号を記憶する。
格納部101bには、電源コンセント104bが配置される。電源コンセント104bは、電源を供給する装置である。学生は、PC61aを返却する場合には、ACアダプタ61cを用いて、PC61aと電源コンセント104bとを接続する。電源コンセント104a,140bをまとめて適宜、電源コンセント104と表記する。
以下の説明では、格納部101a、101bをまとめて適宜、格納部101と表記する。また、図示は省略するが、格納部101は、自動的に施錠、開錠する扉を備えているものとする。また、PC60a、61aをPC、マウス60b、61bをマウス、ACアダプタ60c、61cをACアダプタと適宜表記する。
仕切板105は、無線通信電波が透過可能な仕切板である。例えば、仕切板105は、木製の仕切板またはメッシュ状のアルミ仕切板である。仕切板105は、無線通信電波を透過するため、RFIDリーダ140、無線アクセスポイント150は、格納部101の内部の装置とデータ通信可能となる。
ネットワーク接続部110は、図1に示したネットワーク接続部110に対応する。後述する通信制御部170は、ネットワーク接続部110を介して、管理装置200とデータ通信を実行する。
待機電力計120は、電源コンセント104の待機電力を計測し、待機電力の値を基にして、電源コンセント104にPCが接続されているか否かを判定する。待機電力計120は、判定結果を通信制御部170に出力する。
施開錠制御部130は、通信制御部170からの施錠命令または開錠命令に応じて、格納部101を施錠または開錠する。また、施開錠制御部130は、格納部101の扉の開閉状態を、通信制御部170に通知する。
RFIDリーダ140は、格納部101に格納されたPC、マウス、ACアダプタに貼付されたRFIDタグから、PC識別番号、マウス識別番号、ACアダプタ識別番号を読み取る装置である。RFIDリーダ140は、読み取った情報を、通信制御部170に出力する。
無線アクセスポイント150は、格納部101に格納されたPCと無線通信を実行する処理部である。無線アクセスポイント150は、PCから受信した情報を通信制御部170に出力する。無線アクセスポイント150は、通信制御部170から取得した情報を、格納部101に格納されたPCに送信する。後述する通信制御部170は、無線アクセスポイント150を利用して、格納部101のPCとデータ通信を実行する。
通信制御部170は、管理装置200とデータ通信を行い、管理装置200からの要求に応じた処理を実行する処理部である。ネットワーク接続部110、通信制御部170は、待機電力計120、施開錠制御部130、RFIDリーダ140、無線アクセスポイント150に接続される。また、通信制御部170は、図1に示したタッチパネル102、読取部103に接続される。以下において、通信制御部170の貸出時の処理、返却時の処理、チェック時の処理、初期マスタ更新時の処理について順に説明する。
「貸出時の処理」について説明する。通信制御部170は、学生がタッチパネル102を操作して、貸出要求を行った場合に、貸出時の処理を実行する。通信制御部170は、貸出要求を受け付けた後に、読取部103から、学生の学生番号を取得する。通信制御部170は、貸出要求と、学生番号とを対応付けた貸出要求情報を、管理装置200に送信する。
通信制御部170は、貸出要求情報を送信した後に、タッチパネル102にパスワード入力画面を表示し、パスワードの入力を受け付け、パスワードを管理装置200に送信する。通信制御部170は、パスワードが合致しない旨の情報を管理装置200から受信した場合には、再度パスワードの要求を行う。通信制御部170は、再度パスワードを要求した場合でも、パスワードが合致しない場合には、エラーを表示画面に表示させても良い。
通信制御部170は、パスワードを送信した後に、パスワードが合致した旨の情報を管理装置200から受信した場合には、施開錠制御部130に開錠命令を出力する。通信制御部170は、管理装置200に指定される格納部101を開錠させるものとする。通信制御部170は、開錠させた格納部101が閉じられた場合には、扉が閉められた旨の情報を管理装置200に送信し、施錠命令を施開錠制御部130に出力する。
ところで、通信制御部170は、貸出要求情報を送信した後に、予約がない旨の情報を管理装置200から受信した場合には、予約要求をタッチパネル102に表示させ、学生に予約を実行させる。予約を行う場合の処理手順は後述する。
また、通信制御部170は、貸出要求情報を送信した後に、複数の予約が存在する旨の情報を管理装置200から受信した場合には、該当する複数の予約をタッチパネル102に表示し、学生に予約を選択させる。通信制御部170は、選択された予約を識別する情報を、管理装置200に送信する。係る処理を行った後、通信制御部170は、上記のパスワードを受信した場合の処理を実行する。
「返却時の処理」について説明する。通信制御部170は、学生がタッチパネル102を操作して、返却要求を行った場合に、返却時の処理を実行する。通信制御部170は、返却要求を受け付けた後に、読取部103から、学生の学生番号を取得する。通信制御部170は、返却要求と、学生番号とを対応付けた返却要求情報を、管理装置200に送信する。
通信制御部170は、返却要求情報を送信した後に、管理装置200から、該当する予約が存在しない旨の情報を受信した場合には、予約が無い旨の情報を、タッチパネル102に表示させる。
通信制御部170は、返却要求情報を送信した後に、管理装置200から、予約は存在するものの、貸出実績時間が未登録である旨の情報を受信した場合には、貸し出し中ではない旨の情報を、タッチパネル102に表示させる。貸出実績時間に関する説明は後述する。
通信制御部170は、返却要求情報を送信した後に、複数の予約が存在する旨の情報を管理装置200から受信した場合には、該当する複数の予約をタッチパネル102に表示し、学生に予約を選択させる。通信制御部170は、選択された予約を識別する情報を、管理装置200に送信する。
通信制御部170は、返却要求情報を送信した後に、管理装置200から、開錠指示情報を受信する。開錠指示情報は、開錠対象となる格納部101を識別する情報を含む。通信制御部170は、施開錠制御部130に開錠命令を出力する。後述するように、格納部101を識別する情報は、例えば、ロッカー番号である。
通信制御部170は、格納部101を開錠した後に、待機電流計120の判定結果を取得し、格納部101の電源コンセント104に、PCが接続されたか否かを確認する。通信制御部170は、電源コンセント104にPCが接続されていない場合には、電源コンセント104にPCを接続する依頼を、タッチパネル102に表示させる。
通信制御部170は、電源コンセント104にPCが接続された場合には、格納部101の扉を閉める依頼を、タッチパネル102に表示させる。通信制御部170は、格納部101の扉が閉められた場合には、扉が閉められた旨の情報を管理装置200に送信し、施錠命令を施開錠制御部130に出力する。
通信制御部170は、返却時の処理に続いて、チェック時の処理を実行する。以下では、「チェック時の処理」について説明する。通信制御部170は、チェック時の処理において、格納部101のPCを起動させる処理、PCの故障を検出する処理、PCを初期化する処理、PCの付属品が有るかを検出する処理を実行する。
通信制御部170が実行する「PCを起動させる処理」について説明する。通信制御部170は、管理装置200から起動指示を受信する。起動指示には、起動対象となるPCのMACアドレスが含まれる。通信制御部170は、MACアドレスを指定した起動命令を格納部101のPCに送信し、PCを起動させる。通信制御部170は、PCから、起動した回答を受信した場合には、起動が完了した旨を管理装置200に送信する。
一方、通信制御部170は、PCの起動に失敗した場合には、起動が不可能である旨の情報を管理装置200に送信する。
通信制御部170が実行する「PCの故障を検出する処理」について説明する。通信制御部170は、管理装置200から故障チェックの指示を受信する。通信制御部170は、格納部101のPCに、故障チェックを依頼し、応答を受信する。PCに故障がない場合には、故障がない旨を管理装置200に送信する。
一方、通信制御部170は、PCに故障が存在する場合には、故障が存在する旨の情報を管理装置200に送信する。
通信制御部170が実行する「PCを初期化する処理」について説明する。通信制御部170は、管理装置200から初期化マスタの要求を受信する。通信制御部170は、格納部101のPCに、初期化マスタを要求する。通信制御部170は、PCから初期化マスタを取得し、初期化マスタの情報を管理装置200に送信する。
通信制御部170は、初期化マスタの情報を管理装置200に送信した後に、初期化実行要求を受信した場合には、格納部101のPCに、初期化の実行を依頼し、応答を受信する。通信制御部170は、PCから初期化が完了した旨の情報を取得した場合には、初期化が完了した旨の情報を管理装置200に送信する。
一方、通信制御部170は、PCから初期化に失敗した旨の情報を取得した場合には、初期化に失敗した旨の情報を管理装置200に送信する。
通信制御部170は、初期化マスタの情報を管理装置200に送信した後に、初期化マスタの更新要求を受信した場合には、初期化マスタの更新要求に含まれる初期化マスタの情報を、PCに送信して、初期化マスタを更新させる。通信制御部170は、初期化マスタの更新が完了した旨の情報を取得した場合には、PCに対して、初期化の実行を依頼する。初期化の実行を依頼した後の処理は、上記の処理と同様である。
通信制御部170が実行する「PCの付属品が有るかを検出する処理」について説明する。通信制御部170は、RFIDリーダ140を利用して、格納部101に格納されたPC、マウス、ACアダプタに貼付されたRFIDタグから、PC識別番号、マウス識別番号、ACアダプタ識別番号を読み取る。通信制御部170は、PC識別番号、マウス識別番号、ACアダプタ識別番号の組の情報を、管理装置200に送信する。
次に、貸出対象となるPCの構成について説明する。貸出対象となるPCは、例えば、図2に示したPC60a、61a等に対応する。ここでは一例として、貸出対象となるPCをPC60として説明を行う。図3は、貸出対象となるPCの構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、PC60は、電源ユニット71、入力部72、表示部73、通信部74、記憶部75、制御部76を有する。
電源ユニット71は、PC60内の各装置に電源を供給する装置である。例えば、電源ユニット71は、通信部74、記憶部75、制御部76等に電源を供給する。また、電源ユニット71はバッテリを有し、電源コンセント等に接続された場合には、バッテリの充電を行う。
入力部72は、PC60に各種の情報を入力する入力装置である。例えば、入力部72は、キーボードやマウス、タッチパネル等に対応する。表示部73は、制御部76からの情報を表示する表示装置である。例えば、表示部73は、液晶ディスプレイ等に対応する。
通信部74は、無線によって外部の装置と接続する通信装置である。例えば、通信部74は、図2に示した無線アクセスポイント150を介して、通信制御部170とデータ通信を行う。また、後述する制御部76は、通信部74、無線アクセスポイント150を介して、通信制御部170とデータをやり取りする。
通信部74は、遠隔起動機能部74aを有する。遠隔起動機能部74aは、通信制御部170から起動命令を受信した場合に、PC60を起動させる処理部である。例えば、通信部74は、Wake On LAN(Local Area Network)等と同様の技術に基づいて、PC60を起動させれば良い。例えば、遠隔起動機能部74aは、自身に設定されたMACアドレスと、起動命令に含まれるMACアドレスとが等しい場合に、PC60を起動させるものとする。
遠隔起動機能部74aは、PC60が起動した場合には、起動した旨の応答を、通信制御部170に送信する。一方、遠隔起動機能部74aは、PC60の起動に失敗した場合には、起動に失敗した旨の応答を、通信制御部170に送信する。
記憶部75は、ユーザ情報75a、初期化マスタ情報75bを記憶する。記憶部75は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子などの記憶装置に対応する。
ユーザ情報75は、学生等がPC60を使用した際に記録した各種のユーザ情報である。初期化マスタ情報75bは、PC60を初期化する場合の、PC60に搭載する標準のOS(Operating System)や標準で搭載するプログラムを含む。
制御部76は、故障チェック部76a、初期化部76bを有する。制御部76は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、制御部76は、例えば、CPUやMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。
故障チェック部76aは、通信制御部170から故障チェックの指示を受信した場合に、PC60に故障が存在するか否かをチェックする処理部である。例えば、故障チェック部76aは、PC60に搭載されているはずのデバイスを認識出来ない場合や、記憶部75のデータにアクセス出来ない場合などに、故障と判定する。例えば、PC60に搭載されているはずのデバイスは、入力部72、表示部73、その他マザーボード上の各種装置に対応する。
故障チェック部76aは、PC60に故障が存在すると判定した場合には、故障が存在する旨の応答を通信制御部170に送信する。一方、故障チェック部76aは、PCに故障が存在しないと判定した場合には、故障が存在しない旨の応答を通信制御部170に送信する。
初期化部76bは、通信制御部170から初期化マスタの要求を受け付けた場合に、記憶部75に記憶された初期化マスタ情報75bを通信制御部170に送信する。また、初期化部76bは、通信制御部170から初期化マスタの情報を受信した場合には、受信した初期化マスタの情報によって、初期化マスタ情報75bを更新する。
初期化部76bは、通信制御部170から初期化の実行の依頼を受信した場合には、初期化マスタ情報75bを基にして、PC60の初期化を実行する。初期化部76bは、PC60の初期化が完了した場合には、初期化が完了した旨の情報を、通信制御部170に送信する。一方、初期化部76bは、PC60の初期化に失敗した場合には、PC60の初期化に失敗した旨の情報を、通信制御部170に送信する。
次に、図1に示した管理装置200の構成について説明する。図4は、本実施例に係る管理装置の構成を示す図である。図4に示すように、この管理装置200は、通信部201、入力部202、表示部203、記憶部204、制御部205を有する。
通信部201は、利用者PC10、管理者PC20、ロッカー100のネットワーク接続部110との間でデータ通信を実行する処理部である。通信部201は、例えば、通信装置に対応する。後述する制御部205は、通信部201を介して、利用者PC10、管理者PC20、ネットワーク接続部110と通信を行うものとする。
入力部202は、管理装置200に各種の情報を入力する入力装置である。例えば、入力部202は、キーボードやマウス、タッチパネル等に対応する。表示部203は、制御部205からの情報を表示する表示装置である。例えば、表示部203は、液晶ディスプレイ、タッチパネル等に対応する。
記憶部204は、貸出管理テーブル204a、PC管理テーブル204b、付属品管理テーブル204c、初期化マスタ情報204dを有する。記憶部204は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子などの記憶装置に対応する。
貸出管理テーブル204aは、学生に貸し出すPCの各種の情報を保持するテーブルである。図5は、貸出管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図5に示すように、この貸出管理テーブル204aは、貸出通番、学生番号、氏名、電話番号、メールアドレス、PC識別番号、貸出予定時間、返却予定時間、パスワード、貸出実績時間、返却実績時間、貸出不可フラグを対応付ける。
貸出通番は、各レコードを識別する情報である。学生番号は、学生を一意に識別する情報である。氏名は、学生の氏名である。電話番号は、学生の電話番号である。メールアドレスは、学生のメールアドレスである。PC識別番号は、PCを一意に識別する情報である。貸出予定時間は、該当するPCを貸し出す予定の時間である。返却予定時間は、該当するPCが返却される予定の時間である。パスワードは、学生にPCを貸し出す場合に、認証用に利用されるパスワードであり、管理装置200が予め発行する。貸出実績時間は、該当するPCを実際に貸し出した時間である。返却実績時間は、該当するPCが実際に返却された時間である。貸出不可フラグは、該当するPCが貸出可能であるか否かを示す情報である。例えば、貸出可能である場合には、貸出不可フラグが「OK」となり、貸出不可能である場合には、貸出不可フラグが「NG」となる。
PC管理テーブル204bは、貸出対象のPCが格納されたロッカーの情報等を保持するテーブルである。図6は、PC管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、このPC管理テーブル204bは、PC識別番号、MACアドレス、ロッカー番号、ステータスを対応付ける。PC識別番号は、PCを一意に識別する情報である。MACアドレスは、該当するPCのMAC(Media Access Control)アドレスである。ロッカー番号は、該当するPCが格納されているロッカーを一意に識別する情報である。例えば、ロッカー番号「101a」は、格納部101aに対応する。ロッカー番号「101b」は、格納部101bに対応する。ロッカー番号「101c」は、格納部101cに対応する。ステータスは、ロッカーに格納されたPCが貸出可能か否かの情報を示す。
付属品管理テーブル204cは、PCの付属品を管理するテーブルである。図7は、付属品管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図7に示すように、この付属品管理テーブル204cは、PC識別番号、マウス識別番号、ACアダプタ識別番号を対応付ける。例えば、PC識別番号「PC101」のPCの付属品となるマウスのマウス識別番号は「M101」となる。また、PC識別番号「PC101」のPCの付属品となるACアダプタのACアダプタ識別番号は「A101」となる。
初期化マスタ情報204dは、PCを初期化する場合の、PCに搭載する標準のOSや標準で搭載するプログラムを含む。なお、初期化マスタ情報204dは、PC毎に初期化マスタ情報を有していても良い。例えば、初期化マスタ情報204dは、PC識別番号と、初期化マスタの情報とを対応付けて保持しても良い。
制御部205は、予約処理部205a、貸出処理部205b、返却処理部205c、初期化マスタ更新部205dを有する。制御部205は、例えば、ASICや、FPGAなどの集積装置に対応する。また、制御部205は、例えば、CPUやMPU等の電子回路に対応する。
予約処理部205aは、貸出対象となるPCの予約に関する処理を実行する処理部である。例えば、予約処理部205aは、利用者PC10と相互にデータ通信を行って、予約処理を実行する。予約処理部205aは、利用者PC10から、予約可否の確認依頼を受信した場合に、PC管理テーブル204bを参照し、貸出可能となるPCが存在するか否かを判定する。予約処理部205aは、PC管理テーブル204bのステータスが貸出可能となるPCが存在する場合に、予約可能であると判定する。これに対して、予約処理部205aは、PC管理テーブル204bのステータスが貸出可能となるPCが存在しない場合に、予約不可能であると判定する。
予約処理部205aが、予約可能であると判定した場合の、予約処理部205aおよび利用者PC10の処理について説明する。予約処理部205aは、貸出可能なPCのPC識別番号をキーとして、貸出管理テーブル204aを参照し、該当するPCの空き状況の情報を、利用者PC10に送信する。
利用者PC10は、予約処理部205aから、空き状況の情報を受信した場合に、空き状況の情報を表示部203に表示する。図8は、利用者PCの表示部に表示される表示画面の一例である。図8のテーブル10aは、空き状況の情報を示すテーブルである。図8に示す例では、PC識別番号「PC101」のPCは、「9:00〜10:00」に貸し出される旨が表示されている。PC識別番号「PC102」のPCには、貸出の予約が入っていない旨が表示されている。PC識別番号「PC103」のPCは、「11:00〜12:00」に貸し出される旨が表示されている。
利用者PC10を利用する学生は、テーブル10aを参照し、入力装置を操作して、予約情報をテーブル10bに登録する。テーブル10bは、学生番号、電話番号、メールアドレス、PC識別番号、貸出予定時間、返却予定時間の入力欄を有する。このうち、PC識別番号には、学生が貸出を希望するPCのPC識別番号が登録される。また、学生は入力装置を操作して、該当するPCを借りる期間を、貸出予定時間と、返却予定時間によって指定する。利用者PC10は、テーブル10bに登録された予約情報を、予約処理部205aに送信する。
予約処理部205aは、予約情報を受信した場合に、予約情報に含まれるPC識別番号をキーにして、予約情報に含まれる学生番号、氏名、電話番号、メールアドレス、貸出予定時間、返却予定時間に情報を貸出管理テーブル204aに登録する。また、予約処理部205aは、ランダムにパスワードを生成し、該当するレコードのパスワードの欄に登録する。予約処理部205aは、生成したパスワードの情報を、予約情報の送信元となる利用者PC10に送信する。なお、この時点では、貸出実績時間および返却実績時間の項目には何も情報が登録されない。予約処理部205aは、上記処理を完了した後に、予約が完了した旨の情報を、利用者PC10に送信する。
なお、予約処理部205aは、予約情報に含まれる貸出予定時間と、返却予定時間との期間中に、他の予約入っている場合には、エラー情報を利用者端末PC10に送信して、テーブル10bの情報を修正させ、再度予約情報を取得しても良い。予約処理部205aは、予約情報に指定される内容で、予約ができない事象がある場合にも、同様に、エラー情報を利用者端末PC10に送信しても良い。
なお、学生は、利用者PC10以外を用いて、予約を行っても良い。例えば、学生は、
ロッカー100のタッチパネル102を操作して、予約を行う。学生がタッチパネル102を用いて予約を行う処理は、学生が利用者PC10を利用して予約を行う処理と同様である。
貸出処理部205bは、図2に示した通信制御部170との間でデータ通信を実行して、PC貸出に関する各種の処理を実行する処理部である。まず、貸出処理部205bは、通信制御部170から貸出要求情報を受信し、貸出要求情報に含まれる学生番号と、貸出管理テーブル204aとを比較して、係る学生番号の学生が予約済みであるか否かを判定する。
例えば、貸出処理部205bは、貸出要求情報の学生番号と同一の学生番号を有するレコードが、貸出管理テーブル204aに存在する場合に、予約済みであると判定する。これに対して、貸出処理部205bは、貸出要求情報の学生番号と同一の学生番号を有するレコードが、貸出管理テーブル204aに存在しない場合には、予約が無いと判定する。
貸出処理部205bは、貸出要求情報の学生番号の学生の予約がない場合には、予約が無い旨の情報を、通信制御部170に送信する。この場合には、学生は、タッチパネル102を操作して、PCの予約を実行する。
これに対して、貸出処理部205bは、貸出要求情報の学生番号の学生の予約がある場合には、通信制御部170からパスワードの情報を受信する。貸出処理部205bは、貸出要求情報と、パスワードと、貸出管理テーブル204aとを比較して、パスワードが合致するか否かを判定する。
貸出処理部205bは、貸出管理テーブル204a内において、貸出要求情報の学生番号のレコードに含まれるパスワードと、通信制御部170から受信したパスワードが合致する場合に、パスワードが合致すると判定する。これに対して、貸出処理部205bは、貸出管理テーブル204a内において、貸出要求情報の学生番号のレコードに含まれるパスワードと、通信制御部170から受信したパスワードとが異なる場合には、パスワードが合致しないと判定する。
例えば、図5において、貸出要求情報の学生番号「S1001」に対応するレコードは、貸出通番「0001」の行のレコードである。そして、貸出通番「0001」のレコードに含まれるパスワードは「pass1001」となる。貸出処理部205bは、通信制御部170から受信したパスワードが「pass1001」であれば、パスワードが合致すると判定する。
貸出処理部205bは、パスワードが合致しない場合には、パスワードが合致しない旨の情報を、通信制御部170に出力する。
これに対して、貸出処理部205bは、パスワードが合致する場合には、貸出管理テーブル204aと、PC管理テーブル204bとを比較して、貸出対象のPCを格納するロッカー番号を判定する。例えば、貸出処理部205bは、貸出要求情報の学生番号に対応するレコードのPC識別番号を検出し、検出したPC識別番号をキーとして、PC管理テーブル204bから、ロッカー番号を検出する。
例えば、図5に示すように、貸出要求情報の学生番号「S1001」とすると、対応するレコードは、貸出通番「0001」の行のレコードである。そして、係るレコードに含まれるPC識別番号は「PC101」となる。また、図6に示すように、PC識別番号「PC101」に対応するロッカー番号は「101a」となる。
貸出処理部205bは、ロッカー番号の情報と、パスワードが合致した旨の情報とを、通信制御部170に出力する。通信制御部170は、取得したロッカー番号に対応する格納部101の扉を、施開錠制御部130に開錠させる。また、通信制御部170は、開錠させた格納部101が閉じられた場合には、扉が閉められた旨の情報を管理装置200に送信し、貸出処理部205bは、扉が閉められた旨の情報を受信する。
貸出処理部205bは、扉が閉められた旨の情報を受信した場合には、貸し出したPCのPC識別番号に対応するPC管理テーブル204bのステータスを「貸出中」に設定する。また、貸出処理部205bは、扉が閉められた旨の情報を受信した場合には、貸し出したPCのPC識別番号に対応する貸出実績時間に、貸し出した時間を登録する。
なお、貸出処理部205bは、貸出要求情報に含まれる学生番号に対して複数の予約が存在する場合には、複数の予約のうち、いずれかの予約を学生に選択させ、選択された予約に対して、上記処理を実行する。
返却処理部205cは、図2に示した通信制御部170との間でデータ通信を実行して、PC返却に関する各種の処理を実行する処理部である。まず、返却処理部205cは、通信制御部170から返却要求情報を受信し、返却要求情報に含まれる学生番号と、貸出管理テーブル204aとを比較して、係る学生番号の予約情報が存在するか否かを判定する。
例えば、返却処理部205cは、返却要求情報の学生番号と同一の学生番号を有するレコードが、貸出管理テーブル204aに存在する場合に、予約情報が存在すると判定する。これに対して、返却処理部205cは、返却要求情報の学生番号と同一の学生番号を有するレコードが、貸出管理テーブル204aに存在しない場合には、予約情報が存在しないと判定する。
返却処理部205cは、返却要求情報の学生番号に対する予約情報が存在しない場合には、貸出中ではない旨の情報を、通信制御部170に送信する。なお、返却処理部205cは、返却要求情報の学生番号に対する予約情報が存在するものの、貸出実績時間が未登録の場合にも、貸出中ではない旨の情報を、通信制御部170に送信する。
返却処理部205cは、予約情報が存在し、貸出実績時間が登録済みの場合には、貸出たPCが格納されていたロッカー番号を特定し、ロッカー番号を開錠指示情報に格納して、通信制御部170に送信する。
返却処理部205cは、返却要求情報の学生番号と、貸出管理テーブル204aと、PC管理テーブル204bとを基にして、ロッカー番号を特定する。例えば、図5に示すように、返却要求情報の学生番号を「S1001」とすると、対応するレコードは、貸出通番「0001」の行のレコードである。そして、係るレコードに含まれるPC識別番号は「PC101」となる。また、図6に示すように、PC識別番号「PC101」に対応するロッカー番号は「101a」となる。
返却処理部205cは、開錠指示情報を通信制御部170に送信した後に、通信制御部170との間でデータ通信を実行して、チェック時の処理を実行する。上記のように、チェック時の処理を行う場合には、返却されたPCは、該当する格納部101に格納され、電源コンセント104に接続されているものとする。なお、返却処理部205cは、通信制御部170と協働して、電源コンセント104に返却されたPCが接続されているか否かを判定し、電源コンセント104に接続された場合に、チェック時の処理を実行してもよい。
返却処理部205cが実行するチェック時の処理には、PCを起動させる処理、PCの故障を検出する処理、PCを初期化する処理、PCの付属品が有るかを検出する処理が含まれる。なお、返却処理部205cは、貸出管理テーブル204aの返却実績時間に、返却要求情報を受信した時刻を登録する。
返却処理部205cが実行する「PCを起動させる処理」について説明する。返却処理部205cは、起動対象となるPCのMACアドレスを指定した起動指示を、通信制御部170に送信する。返却処理部205cは、起動対象となるPCのMACアドレスを、下記のように検出する。返却処理部205cは、返却されたPCのPC識別番号をキーにして、PC管理テーブル204bから該当するMACアドレスを検出する。例えば、図6において、PC識別番号が「PC101」の場合には、MACアドレスは「01:01:01:01」となる。
返却処理部205cは、起動指示に対する応答を通信制御部170から受信する。PCの起動に失敗した旨の情報が応答に含まれる場合には、返却処理部205cは、PC管理テーブル204bのPC識別番号に対応するステータスを「起動不能」に更新する。また、返却処理部205cは、PC識別番号と対応付けて、起動不能である旨の情報を管理PC20に送信する。
返却処理部205cは、起動指示に対する応答を通信制御部170から受信し、起動が完了した旨の情報が応答に含まれる場合には、PCの故障を検出する処理に移行する。
返却処理部205cが実行する「PCの故障を検出する処理」について説明する。返却処理部205cは、起動したPCに対する故障チェック指示を通信制御部170に送信する。
返却処理部205cは、故障チェック指示に対する応答を通信制御部170から受信する。PCに故障が存在する旨の情報が応答に含まれる場合には、返却処理部205cは、PC管理テーブル204bのPC識別番号に対応するステータスを「故障有り」に更新する。また、返却処理部205cは、PC識別番号と対応付けて、PCに故障が存在する旨の情報を管理PC20に送信する。また、PCに故障が存在する場合には、返却処理部205cは、予約切り替え処理を実行する。予約切り替え処理の説明は後述する。
返却処理部205cは、故障チェック指示に対する応答を通信制御部170から受信し、故障が存在しない旨の情報を応答に含まれる場合には、PCを初期化する処理に移行する。
返却処理部205cが実行する「PCを初期化する処理」について説明する。まず、返却処理部205cは、通信制御部170に初期化マスタの情報を要求し、通信制御部170から初期化マスタの情報を受信する。
返却処理部205cは、通信制御部170から受信した初期化マスタの情報と、記憶部204に記憶された初期化マスタ情報204dとを比較して、各情報に差分が存在するか否かを判定する。
返却処理部205cは、各情報に差分が存在する場合には、記憶部204の初期化マスタ情報204dを、通信制御部170に送信して、初期化マスタの更新要求を行う。返却処理部205cは、初期化マスタの更新要求を行った後に、PCの初期化指示を通信制御部170に送信する。
一方、返却処理部205cは、各情報の差分が存在しない場合には、そのまま、PCの初期化指示を通信制御部170に送信する。
返却処理部205cは、初期化指示を通信制御部170に送信した後に、初期化指示に対応する応答を受信する。返却処理部205cは、初期化に失敗した旨の情報を取得した場合には、PC管理テーブル204bのPC識別番号に対応するステータスを「初期化失敗」に更新する。また、返却処理部205cは、PC識別番号と対応付けて、PCの初期化に失敗した旨の情報を管理PC20に送信する。また、PCの初期化に失敗した場合には、返却処理部205cは、予約切り替え処理を実行する。予約切り替え処理の説明は後述する。
返却処理部205cは、初期化指示に対する応答を通信制御部170から受信し、初期化が完了した旨の情報が応答に含まれる場合には、PCの付属品があるかを検出する処理に移行する。
返却処理部205cが実行する「PCの付属品が有るかを検出する処理」について説明する。返却処理部205cは、通信制御部170に対して、付属品有無のチェック指示を送信する。返却処理部205cは、付属品有無のチェック指示に対応する応答を、通信制御部170から受信する。返却処理部205cは、付属品有無のチェック指示に対応する応答と、付属品管理テーブル204cとを比較して、付属品が存在するか否かを判定する。
例えば、返却処理部205cは、応答に含まれるPC識別番号をキーにして、該PC識別番号に対応するマウス識別番号およびACアダプタ識別番号を特定する。そして、返却処理部205cは、特定したマウス識別番号およびACアダプタ識別番号が、応答に含まれている場合には、付属品が存在すると判定する。これに対して、返却処理部205cは、特定したマウス識別番号およびACアダプタ識別番号が、応答に含まれていない場合には、付属品が存在しないと判定する。
例えば、PC識別番号「PC101」のPCの付属品が存在するか否かを判定する場合には、応答にマウス識別番号「M101」およびACアダプタ識別番号「A101」が含まれるか否かを判定する。この場合には、返却処理部205cは、付属品有無のチェック指示の応答に、マウス識別番号「M101」およびACアダプタ識別番号「A101」が含まれる場合に、PC識別番号「PC101」の付属品が存在すると判定する。
返却処理部205cは、付属品が存在しないと判定した場合には、PC管理テーブル204bのPC識別番号に対応するステータスを「付属品不足」に更新する。また、返却処理部205cは、PC識別番号と対応付けて、PCの付属品が不足する旨の情報を管理PC20に送信する。また、返却処理部205cは、付属品が不足する場合には、予約切り替え処理を実行する。予約切り替え処理の説明は後述する。
返却処理部205cは、付属品が存在すると判定した場合には、PC管理テーブル204bのPC識別番号に対応するステータスを、貸出可能に更新する。また、返却処理部205cは、PC識別番号に対応する貸出管理テーブル204aの貸出不可フラグを「OK」に設定する。
次に、返却処理部205cが実行する「予約切り替え処理」について説明する。返却処理部205cは、PC管理テーブル204bを参照し、ステータスが、「故障有り」、「初期化失敗」、「付属品不足」となるレコードのPC識別番号を特定する。
返却処理部205cは、特定したPC識別番号と、貸出管理テーブル204aとを基にして、特定したPC識別番号に予約が存在するか否かを判定する。例えば、返却処理部205cは、貸出予定時間に、現時刻より後の時間が登録されている場合には、予約が存在すると判定する。
返却処理部205cは、予約が存在する場合には、予約振り替えが可能なPC識別番号を検索する。返却処理部205cは、予約振り替えが可能なPC識別番号によって、貸出管理テーブル204aのPC識別番号を更新する。
例えば、予約されたPC識別番号「PC101」に対する予約振り替えの一例について説明する。すなわち、PC識別番号「PC101」のステータスが「故障有り」、「初期化失敗」、「付属品不足」となっているものとする。返却処理部205cは、PC識別番号「PC101」の貸出予約時間から貸出予定時間までの間に貸出予定のない、PC識別番号を、貸出管理テーブル204aから検索する。例えば、PC識別番号「PC101」の貸出予約時間から貸出予定時間までの間に、PC識別番号「PC110(図示略)」貸出予定がない場合には、このPC識別番号「PC110」を、予約振り替え可能なPC識別番号として特定する。
返却処理部205cは、予約振り替えが可能なPC識別番号が存在しない場合には、該当するPC識別番号に対応する貸出不可フラグを「NG」に設定する。例えば、図5の1段目のレコードにおいて、PC識別番号「PC101」に対する予約振り替え可能なPC識別番号が存在しない場合には、返却処理部205cは、1段目のレコードの貸出不可フラグを「NG」に設定する。
ところで、返却処理部205cは、同時に複数のPCがロッカー100に返却された場合には、排他的に、各PCの付属品が返却されたか否かを判定しても良い。例えば、管理装置200は、PC60aとPC61aとがロッカー100に返却された場合には、PC60aに対して、返却要求情報に含まれる学生番号と、貸出管理テーブル204aとを比較して、係る学生番号の予約情報が存在するか否かを判定した後に、PC61aに対して、返却要求情報に含まれる学生番号と、貸出管理テーブル204aとを比較して、係る学生番号の予約情報が存在するか否かを判定しても良い。
初期化マスタ更新部205dは、初期化マスタ204dの更新に関する情報を取得した場合に、かかる情報を基にして初期化マスタ情報204dを更新する処理部である。
次に、本実施例1に係る管理装置200が実行する予約に関する処理の処理手順について説明する。図9は、予約に関する処理の処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、管理装置200は、利用者PC10から予約可否の確認依頼を受信し(ステップS101)、予約状況を確認する(ステップS102)。
管理装置200は、予約可能であるか否かを判定する(ステップS103)。管理装置200は、予約不可能である場合には(ステップS103,No)、予約が不可能である旨を利用者PC10に送信する(ステップS104)。
一方、管理装置200は、予約可能である場合には(ステップS103,Yes)、空き状況の情報を利用者PC10に送信する(ステップS105)。管理装置200は、利用者PC10から予約情報を受信し(ステップS106)、パスワードを生成する(ステップS107)。
管理装置200は、貸出管理テーブル204aを更新し(ステップS108)、予約が完了した旨を利用者PC10に送信する(ステップS109)。ここで、図9に示した処理では一例として、利用者PC10と管理装置200とのやり取りを示した。しかし、学生は、利用者PC10以外を用いて、予約を行っても良い。例えば、学生は、ロッカー100のタッチパネル102を操作して、図9と同様の処理手順により、予約を行っても良い。
次に、本実施例1に係る管理装置200が実行するPC貸出に関する処理の処理手順について説明する。図10は、PC貸出に関する処理の処理手順を示すフローチャートである。管理装置200は、通信制御部170から学生番号を受信する(ステップS111)。管理装置200は、学生番号をキーにして予約情報照会を実行する(ステップS112)。
管理装置200は、予約済みであるか否かを判定する(ステップS113)。管理装置200は、予約済みで無い場合には(ステップS113,No)、予約処理を実行する(ステップS114)。ステップS114の予約処理は、図9に示した予約に関する処理に対応する。
一方、管理装置200は、予約済みの場合には(ステップS113,Yes)、単一の学生番号に対して、複数の予約が存在するか否かを判定する(ステップS115)。管理装置200は、単一の学生番号に対して、複数の予約が存在しない場合には(ステップS115,No)、ステップS117に移行する。
一方、管理装置200は、単一の学生番号に対して、複数の予約が存在する場合には(ステップS115,Yes)、複数の予約に関する情報を通信制御部170に通知し、予約を選択させる(ステップS116)。
管理装置200は、通信制御部170にパスワードを要求し、パスワードを受信する(ステップS117)。管理装置200は、パスワードが一致するか否かを判定する(ステップS118)。管理装置200は、パスワードが一致しない場合には(ステップS118,No)、ステップS117に移行する。
一方、管理装置200は、パスワードが一致する場合には(ステップS118,Yes)、開錠指示を通信制御部170に送信する(ステップS119)。ステップS119において、開錠指示には、開錠対象となるロッカー番号が含まれる。管理装置200は、閉錠情報を通信制御部170から受信する(ステップS120)。
管理装置200は、貸出管理テーブル204aの貸出実績時間を登録し(ステップS121)、PC管理テーブル204bのステータスを貸出中に更新する(ステップS122)。
次に、本実施例1に係る管理装置200が実行するPC返却に関する処理の処理手順について説明する。図11は、PC返却に関する処理の処理手順を示すフローチャートである。図11に示すように、管理装置200は、通信制御部170から学生番号を受信する(ステップS131)。管理装置200は、学生番号をキーにして予約情報照会を実行する(ステップS132)。
管理装置200は、予約情報が存在するか否かを判定する(ステップS133)。管理装置200は、予約情報が存在しない場合には(ステップS133,No)、貸し出し中ではない旨の情報を通信制御部170に送信する(ステップS134)。
一方、管理装置200は、予約情報が存在する場合には(ステップS133,Yes)、複数の予約が存在するか否かを判定する(ステップS135)。管理装置200は、複数の予約が存在しない場合には(ステップS135,No)、ステップS137に移行する。
一方、管理装置200は、複数の予約が存在する場合には(ステップS135,Yes)、複数の予約に関する情報を通信制御部170に通知し、予約を選択させる(ステップS136)。
管理装置200は、選択された予約について、貸出実績時間が登録済みか否かを判定する(ステップS137)。管理装置200は、貸出実績時間が登録済みでない場合には(ステップS137,No)、貸し出し中ではない旨の情報を通信制御部170に送信する(ステップS134)。
一方、管理装置200は、貸出実績時間が登録済みの場合には(ステップS137,Yes)、開錠指示を通信制御部170に送信する(ステップS138)。ステップS138において、開錠指示には、開錠対象となるロッカー番号が含まれる。管理装置200は、電源コンセント104にPCが接続された後に、閉錠情報を通信制御部170から受信する(ステップS139)。
管理装置200は、貸出管理テーブル204aの返却実績時間を登録し(ステップS140)、チェック処理を実行する(ステップS141)。
次に、図11のステップS141に示したチェック処理の処理手順について説明する。図12および図13は、チェック処理の処理手順を示すフローチャートである。図12に示すように、管理装置200は、PC識別番号をキーにして、MACアドレスを特定する(ステップS201)。管理装置200は、MACアドレスを指定して起動指示を行い、応答を受信する(ステップS202)。
管理装置200は、PCが起動したか否かを判定する(ステップS203)。管理装置200は、PCが起動しない場合には(ステップS203,No)、ステータスを起動不可に更新し(ステップS204)、起動が不可である旨の情報を管理者PCに通知する(ステップS205)。
一方、管理装置200は、PCが起動した場合には(ステップS203,Yes)、PCの故障チェックを指示して応答を受信する(ステップS206)。管理装置200は、PCが故障か否かを判定する(ステップS207)。
管理装置200は、PCが故障している場合には(ステップS207,Yes)、ステータスを故障有りに更新し(ステップS208)、予約切り替え処理を実行する(ステップS209)。管理装置200は、故障有りである旨の情報を管理者PC20に通知する(ステップS210)。
一方、管理装置200は、PCが故障していない場合には(ステップS207,No)、初期化マスタ差分チェックを実行する(ステップS211)。ステップS211において、管理装置200は、PCの初期化マスタの情報を通信制御部170から受信する。
管理装置200は、PCの初期化マスタの情報と、初期化マスタ情報204dとに差分が存在するか否かを判定する(ステップS212)。管理装置200は、差分が存在しない場合には(ステップS212,No)、図13のステップS214に移行する。
一方、管理装置200は、差分が存在する場合には(ステップS212,Yes)、初期化マスタ情報204dを通信制御部170に送信し、初期化マスタを更新させる(ステップS213)。
図13の説明に移行する。管理装置200は、初期化を指示して応答を受信する(ステップS214)。管理装置200は、初期化が完了したか否かを判定する(ステップS215)。管理装置200は、初期化が完了しなかった場合には(ステップS215,No)、ステータスを初期化失敗に更新する(ステップS216)。管理装置200は、予約切り替え処理を実行し(ステップS217)、初期化失敗である旨の情報を管理者PC20に通知する(ステップS218)。
一方、管理装置200は、初期化が完了した場合には(ステップS215,Yes)、付属品の有無のチェックを指示し、応答を受信する(ステップS219)。管理装置200は、付属品が存在するか否かを判定する(ステップS220)。
管理装置200は、付属品が存在しない場合には(ステップS220,No)、ステータスを付属品不足に更新する(ステップS221)。管理装置200は、予約切り替え処理を実行し(ステップS222)、付属品不足である旨の情報を管理PC20に通知する(ステップS223)。
一方、管理装置200は、付属品が存在する場合には(ステップS220,Yes)、ステータスを貸出可能に変更する(ステップS224)。
次に、図12のステップS209、図13のS217、S222に示した予約切り替え処理の処理手順について説明する。図14は、予約切り替え処理の処理手順を示すフローチャートである。図14に示すように、管理装置200は、故障したPC、初期化の完了しないPCまたは付属品の無いPCのPC識別番号を特定する(ステップS301)。
管理装置200は、特定したPC識別番号に対する予約が存在するか否かを判定する(ステップS302)。管理装置200は、特定したPC識別番号に対応する予約が存在しない場合には(ステップS302,No)、処理を終了する。
一方、管理装置200は、特定したPC識別番号に対応する予約が存在する場合には(ステップS302,Yes)、予約状況を確認し(ステップS303)、貸出不可PCを確認する(ステップS304)。管理装置200は、予約振り替えが可能であるか否かを判定する(ステップS305)。
管理装置200は、予約振り替えが不可能である場合には(ステップS305,No)、貸出不可フラグをNGに更新する(ステップS306)。管理装置200は、貸出不可である旨の情報を管理者PC20に通知し(ステップS307)、ステップS302に移行する。
一方、管理装置200は、予約振り替えが可能である場合には(ステップS305,Yes)、予約振り替え可能なPC識別番号に変更し、貸出不可フラグを更新する(ステップS308)。管理装置200は、変更後のPC識別情報を利用者PC10に送信し(ステップS309)、ステップS302に移行する。
次に、本実施例1に係る管理装置200の効果について説明する。管理装置200は、学生による返却操作が行われ、貸し出したPCが格納部101に格納された場合に、PC識別番号と共に付属品情報を取得する。例えば、付属品情報は、マウス識別番号、ACアダプタ識別番号に対応する。そして、管理装置200は、PC識別番号に対応する付属品情報と、PC管理テーブル204bとを基にして、PCおよびPCの付属品が返却されたか否かを判定する。また、管理装置200は、PCを遠隔起動してPCの動作確認を実行し、PCが故障しているか否かを判定する。管理装置200が、かかる一連の処理を実行することで、PCの貸出および返却を適切に管理することができる。
また、管理装置200は、格納部101に格納されたPCが電源コンセント104に接続されたか否かを判定し、PCが電源に接続されていると判定した場合に、チェック処理を実行する。このため、PCに対するチェック処理を適切に実行することができる。
また、管理装置200は、複数のPCが返却された場合に、排他的に各PCの付属品が返却されたか否かを判定する。例えば、管理装置200は、PC60aとPC61aとがロッカー100に返却された場合に、PC60aおよびPC61aの付属品が返却されたか否かを判定した後に、PC60aおよびPC60aの付属品が返却されたか否かを判定する。このため、複数のPCが返却された場合でも、各PCの付属品が返却されたか否かを正確に判定することができる。
また、管理装置200は、無線通信電波を遮蔽する外壁100aおよび内部に無線通信電波を透過する仕切板105を有するロッカー100と、ロッカー100内部の通信制御部170を用いて、ロッカー100内部に返却されたPCを遠隔起動する。このため、人手を使うことなく安全に、返却されたPCの起動確認等を行うことができる。
また、管理装置200は、PCに貼付されたタグからPC識別番号を取得し、マウスに貼付されたタグからマウス識別番号を取得し、ACアダプタに貼付されたタグからACアダプタ識別番号を取得するので、PCの付属品が返却されたか否かを正確に判定することができる。
また、本願発明では、例えば、大学構内等の図書館での学生へのPC貸出返却業務を自動化することができるため、図書館従業員の貸出業務工数を削減することができる。また、本願発明では、PC貸出返却処理において、利用者に特別な操作を要求しないため、利用者は簡単に操作を行うことができる。
ところで、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部あるいは一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部がCPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施例では一例として、PCの返却および貸出を管理する場合について説明したがこれに限定されるものではない。例えば、PC以外の電子機器、例えば、携帯電話、PDF(Portable Document Format)、タブレット端末等であっても、本願発明を同様に適用することができる。
10 利用者PC
20 管理者PC
100 ロッカー
200 管理装置

Claims (7)

  1. 利用者を識別する利用者識別情報と、端末装置を識別する端末識別情報と、前記端末装置の付属品を識別する付属品識別情報とを対応付ける管理テーブルを記憶する記憶部と、
    利用者による返却操作が行われ、所定の格納場所の扉を開けた後に前記所定の格納場所の扉が閉められた場合に、前記返却操作を行った利用者の利用者識別情報、前記所定の格納場所から得られる端末識別情報および付属品識別情報と、前記管理テーブルとを基にして、端末装置および付属品が返却されたか否かを判定し、
    前記所定の格納場所の端末装置を遠隔起動して該端末装置の動作確認を実行し、前記端末装置に故障が発生しているか否かを判定する返却処理部と
    を有することを特徴とする管理装置。
  2. 前記返却処理部は、前記所定の格納領域に格納された端末装置が電源供給装置に接続されているか否かを判定し、前記端末装置が電源供給装置に接続されている場合に、前記端末装置の動作確認を実行することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記返却処理部は、利用者が複数の端末装置を返却する際に、第1端末装置に対応する第1格納場所の扉を開けた後に該第1格納場所の扉が閉められ場合に、返却操作を行った利用者の利用者識別情報、前記第1格納場所から得られる第1端末識別情報および第1付属品識別情報と、前記管理テーブルとを基にして、第1端末装置および第1付属品が返却されたか否かを判定した後に、
    第2端末装置に対応する第2格納場所の扉を開けた後に該第2格納場所の扉が閉められ場合に、返却操作を行った利用者の利用者識別情報、前記第2格納場所から得られる第2端末識別情報および第2付属品識別情報と、前記管理テーブルとを基にして、第2端末装置および第2付属品が返却されたか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の管理装置。
  4. 前記格納場所の外壁は、無線通信電波を遮断する素材で覆われ、
    前記格納場所の内部は、前記端末装置および付属品を格納する第1格納場所と、前記端末装置と無線通信を行う無線通信装置を格納する第2格納場所と、前記第1格納場所と第2格納場所とを区切り、無線通信電波が透過可能な仕切板とを有し、
    前記返却処理部は、前記無線通信装置を利用して、端末装置を遠隔起動して該端末装置の動作確認を実行することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  5. 前記端末装置は端末装置識別情報を記憶するタグが貼付され、前記付属品は付属品識別情報を記憶するタグが貼付され、前記第2格納場所は、前記タグに記憶された情報を読み取る読み取り装置を更に格納し、
    前記返却処理部は、前記読み取り装置を利用して、前記端末識別情報および付属品識別情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  6. コンピュータが実行する管理方法であって、
    利用者による返却操作が行われ、所定の格納場所の扉を開けた後に前記所定の格納場所の扉が閉められた場合に、前記返却操作を行った利用者の利用者識別情報、前記所定の格納場所から得られる端末識別情報および付属品識別情報と、利用者を識別する利用者識別情報と端末装置を識別する端末識別情報と前記端末装置の付属品を識別する付属品識別情報とを対応付ける管理テーブルとを基にして、端末装置および付属品が返却されたか否かを判定し、
    前記所定の格納場所の端末装置を遠隔起動して該端末装置の動作確認を実行し、前記端末装置に故障が発生しているか否かを判定する
    各処理を実行することを特徴とする管理方法。
  7. コンピュータに、
    利用者による返却操作が行われ、所定の格納場所の扉を開けた後に前記所定の格納場所の扉が閉められた場合に、前記返却操作を行った利用者の利用者識別情報、前記所定の格納場所から得られる端末識別情報および付属品識別情報と、利用者を識別する利用者識別情報と端末装置を識別する端末識別情報と前記端末装置の付属品を識別する付属品識別情報とを対応付ける管理テーブルとを基にして、端末装置および付属品が返却されたか否かを判定し、
    前記所定の格納場所の端末装置を遠隔起動して該端末装置の動作確認を実行し、前記端末装置に故障が発生しているか否かを判定する
    各処理を実行させることを特徴とする管理プログラム。
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