JP2005298100A - 物品貸出期限管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品に管理情報を記録したRFIDタグを付すことにより、物品の貸出管理を自動的に行うことが可能となり、物品管理の省力化を実現した物品貸出期限管理システムを提供する。
【解決手段】 この物品貸出期限管理システム300は、図示しない物品を保管する保管棚31と、保管棚31に保管された物品の利用を許可された者が所持し、この許可された者に関する個人認証情報が記録されたIDカード200と、このIDカード200に対して個人認証情報の読み書きを行う保管棚リーダライタ100と、この保管棚リーダライタ100を制御する制御装置50と、LAN(ネットワーク)30に接続され相互に通信可能な社員Aが所持するPC(情報処理装置)34と、社員Bが所持するPC(情報処理装置)35と、管理者が所持するPC(情報処理装置)36と、制御装置50及びPC34、35、36からの情報をLAN30を介して統括管理するサーバ装置33とを備えて構成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、物品貸出期限管理システムに関し、さらに詳しくは、物品借用者の情報処理装置に物品借用者が借り受けている物品の貸し出し期限が超過したことをメールにより連絡して物品返却を督促できるようにした物品貸出期限管理システムに関するものである。
近年、ICカードと呼ばれる新しい情報記憶媒体が市場に広く出回っている。ICカードとは、クレジットカード、銀行カード、ポイントカード等のカード状あるいはシート状の形状を備え、カード内、或いはカード上にIC(Integrated Circuit)が組み込まれているものを総称した名称である。このICカードの応用として、構造的にはICカードと全く同様なRFID(Radio Frequency IDentification)タグを、ファイル及び書類に貼付して管理するファイル管理システムが注目されている。
従来のファイル管理システムにおいては、ファイルを保管する保管棚にどのようなファイルが現在保管され、どのようなファイルが貸し出されているかを把握することは可能であったが、貸出期限を管理して自動的にファイル借用者に返却を促すことまでは行われていなかった。そのため、返却期限が近づいた場合、或いは徒過した場合には、保管棚を統括管理する管理者が定期的に保管状態を検索して、未返却の本人に直接電話連絡して督促するか、メールにより督促していた。
また、緊急に閲覧を要するファイルを取り寄せる場合、保管棚を管理するサーバをアクセスして返却状態を検索し、閲覧ファイルが保管棚に存在するか否かをチェックする。そして、貸し出し中であれば借用者を検索してその借用者に返却の連絡をするといった操作を行っていた。
また従来技術として、特開2004−54620公報には、貸出品の返却予定日に顧客へ返却予定日であることを通知することにより貸出品毎に細かく返却期間を設定した営業ができるようにし、顧客の希望により指定した貸出品について返却状況が変わると即座に情報を通知する技術について開示されている。
特開2004−54620公報
しかし、従来のファイル管理システムは、貸出期限を管理して自動的にシステムがファイル借用者に対して返却を促すことまでは行われていなかったため、保管棚を統括管理する管理者が定期的に保管状態を検索して、未返却の本人に直接電話連絡して督促するかメールにより督促しなければならず、管理が煩わしく、督促のために多くの時間を要するといった問題がある。
また特許文献1に開示されている従来技術は、貸出処理部が定期的に顧客の通知先のメールアドレスを取り出し、次の営業日に返却予定の貸出品が有るか否かを調べ、有れば該当する利用者に電子メールを発信するものである。即ち、貸出処理部は入力された情報に基づいて返却予定日をメールするため、入力ミスによる不具合を避けることができない。また、情報を人手により入力するため手間がかかるといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、物品に管理情報を記録したRFIDタグを付すことにより、物品の貸出管理を自動的に行うことが可能となり、物品管理の省力化を実現した物品貸出期限管理システムを提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、物品の貸し出し期限を管理する物品貸出期限管理システムであって、前記物品を保管する保管棚と、前記物品に付されて該物品に係る管理情報を記憶したRFIDタグと、前記保管棚に保管された物品の利用を許可された者が所持し該許可された者に関する個人認証情報が記録されたIDカードと、該IDカードに対して前記個人認証情報の読み書き及び前記RFIDタグに対して前記管理情報の読み書きを行う保管棚リーダライタと、該保管棚リーダライタを制御する制御装置と、ネットワークに接続され相互に通信可能な情報処理装置と、前記制御装置及び情報処理装置からの情報を前記ネットワークを介して統括管理するサーバ装置と、を備え、前記サーバ装置は、前記保管棚に保管されている物品を前記IDカードの所持者に貸し出した場合、前記保管棚リーダライタから前記個人認証情報及び前記管理情報を受信することにより、当該物品を貸し出した日から当該物品に設定された貸出期限までに当該物品が前記保管棚に返却されたか否かを管理することを特徴とする。
本発明の物品貸出期限管理システムは、各物品にその物品に係る管理情報を記憶したRFIDタグが付されており、そしてサーバ装置には各物品の貸し出し期限がファイルごとに設定されている。またLAN等のネットワークにサーバ装置、制御装置、情報処理装置が接続され、物品を借り受ける利用者がIDカードを保管棚リーダライタに近接することにより、貸し出しの期限が管理される。尚、保管棚に備えられたアンテナにより保管棚リーダライタが管理情報を読み取るか、或いは保管棚リーダライタに物品を近接して読み取らせるようにしても構わない。
かかる発明によれば、サーバ装置は、保管棚に保管されている物品をIDカードの所持者に貸し出した場合、保管棚リーダライタから個人認証情報及び管理情報を受信することにより、当該物品を貸し出した日から当該物品に設定された貸出期限までに当該物品が保管棚に返却されたか否かを管理するので、返却期限の管理が自動的に行われ、省力化を実現することができる。
請求項2は、前記サーバ装置は、前記物品を貸し出してから当該物品に設定した貸出期限を超過しても当該物品が前記保管棚に返却されていない場合、前記ネットワークを介して当該物品を借り受けたIDカードの所持者の情報処理装置に対して当該物品を返却するように督促する旨のメールを送信することを特徴とする。
サーバ装置の記憶領域には少なくともファイル名と対応して貸出期限、貸出日、返却日、及び借用者が記憶されている。従って、サーバ装置は例えば定期的に貸出期限を超過しているファイルが存在するか否かをチェックして、もし存在すればそれに対応する借用者にメール連絡することができる。尚、借用者のメールアドレスを併せて記憶しておいても良い。
かかる発明によれば、サーバ装置は、物品を貸し出してから当該物品に設定した貸出期限を超過しても当該物品が保管棚に返却されていない場合、ネットワークを介して当該物品を借り受けたIDカードの所持者の情報処理装置に対して当該物品を返却するように督促する旨のメールを送信するので、サーバ装置が決められた時期に自動的に該当する借用者に督促して、期限切れを知らずに返却しない借用者を減少させることができる。
請求項3は、前記サーバ装置は、前記物品を貸し出してから当該物品に設定した貸出期限を超過しても当該物品が前記保管棚に返却されていない場合、前記ネットワークを介して当該物品を借り受けたIDカードの所持者の情報処理装置に対して当該物品を返却するように督促する旨のメールを送信すると共に、前記保管棚に保管されている物品を管理する情報処理装置に対して少なくとも当該物品を借り受けたIDカードの所持者の名前及び物品名をメール送信することを特徴とする。
貸出期限が超過して該当する借用者にメールしても、その本人が物品を保管棚に返却しない場合がある。そこで本発明では、物品を管理する物品管理者にもその旨をメールすることにより、その管理者から再度督促してもらうことにより返却率を高めることができる。
かかる発明によれば、サーバ装置は、物品を貸し出してから当該物品に設定した貸出期限を超過しても当該物品が保管棚に返却されていない場合、ネットワークを介して当該物品を借り受けたIDカードの所持者の情報処理装置に対して当該物品を返却するように督促する旨のメールを送信すると共に、保管棚に保管されている物品を管理する情報処理装置に対して少なくとも当該物品を借り受けたIDカードの所持者の名前及び物品名をメール送信するので、管理者から再度督促してもらうことが可能となり返却率を高めることができる。
請求項4は、前記貸出期限は、前記物品の重要度により異なる期限を設定することを特徴とする。
貸出期限は全て同じにすることもできるが、貸し出す物品により重要度をつけその重要度により変えることが現実的である。即ち、重要な物品ほど貸出期限を短くして少しでも保管棚に保管されている期間を長くすることにより、紛失或いは盗難の確率を低くすることができる。
かかる発明によれば、貸出期限は、前記物品の重要度により異なる期限を設定するので、重要な物品ほど貸出期限を短くして少しでも保管棚に保管されている期間を長くすることにより、紛失或いは盗難の確率を低くすることができる。
請求項5は、前記貸出期限は、前記保管棚に保管されている物品を管理する情報処理装置により変更可能としたことを特徴とする。
また物品の貸出期限は一度設定した後、変更する可能性がある。例えば、棚卸時期に一旦返却してもらって棚卸を行う場合である。そのような時は、物品管理者は貸出期限に関係なく一斉に返却する期限を設定して借用者にメールにて連絡する。
かかる発明によれば、貸出期限は、保管棚に保管されている物品を管理する情報処理装置により変更可能としたので、必要な時に適宜全ての物品を返却させることが可能となる。
請求項6は、前記保管棚リーダライタは前記物品が貸し出された際に前記RFIDタグに前記物品の貸出期限を記憶し、前記情報処理装置に備えられたリーダライタにより前記物品の貸出期限を確認可能としたことを特徴とする。
物品が貸し出された際にRFIDタグに物品の貸出期限を同時に記憶しておけば、その物品を借り受けた利用者が自己の情報処理装置に接続したリーダライタによりその物品の貸出期限を確認することが容易にできる。
かかる発明によれば、保管棚リーダライタは物品が貸し出された際にRFIDタグに物品の貸出期限を記憶し、情報処理装置に備えられたリーダライタにより物品の貸出期限を確認可能としたので、物品を借り受けた利用者が容易に貸出期限を確認することができる。
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、サーバ装置は、保管棚に保管されている物品をIDカードの所持者に貸し出した場合、この貸し出した日から当該物品に設定された貸出期限までに当該物品が保管棚に返却されたか否かを管理するので、返却期限の管理が自動的に行われ、省力化を実現することができる。
また請求項2では、サーバ装置は、物品を貸し出してから当該物品に設定した貸出期限を超過しても当該物品が保管棚に返却されていない場合、ネットワークを介して当該物品を借り受けたIDカードの所持者の情報処理装置に対して当該物品を返却するように督促する旨のメールを送信するので、サーバ装置が決められた時期に自動的に該当する借用者に督促して、期限切れを知らずに返却しない借用者を減少させることができる。
また請求項3では、サーバ装置は、物品を貸し出してから当該物品に設定した貸出期限を超過しても当該物品が保管棚に返却されていない場合、ネットワークを介して当該物品を借り受けたIDカードの所持者の情報処理装置に対して当該物品を返却するように督促する旨のメールを送信すると共に、保管棚に保管されている物品を管理する情報処理装置に対して少なくとも当該物品を借り受けたIDカードの所持者の名前及び物品名をメール送信するので、管理者から再度督促してもらうことが可能となり返却率を高めることができる。
また請求項4では、貸出期限は、前記物品の重要度により異なる期限を設定するので、重要な物品ほど貸出期限を短くして少しでも保管棚に保管されている期間を長くすることにより、紛失或いは盗難の確率を低くすることができる。
また請求項5では、貸出期限は、保管棚に保管されている物品を管理する情報処理装置により変更可能としたので、必要な時に適宜全ての物品を返却させることが可能となる。
また請求項6では、保管棚リーダライタは物品が貸し出された際にRFIDタグに物品の貸出期限を記憶し、情報処理装置に備えられたリーダライタにより物品の貸出期限を確認可能としたので、物品を借り受けた利用者が容易に貸出期限を確認することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の保管棚リーダライタの構成を示すブロック図である。この保管棚リーダライタ100は、外部にあり保管棚リーダライタ100に対してデータの授受を行う制御装置50と、外部の制御装置50とのデータの通信プロトコルを司る送受信装置1と、保管棚リーダライタ100全体の動作を制御する制御装置2と、制御装置2を動作させる手順を記憶したファームウェアと読み取ったデータを格納するメモリ装置3と、制御装置2からのデータを搬送波に乗せて変調する変調器4と、操作コマンドを入力する入力装置5と、制御装置2により制御された情報を表示する表示装置6と、制御装置2からの交流信号である電力供給用信号と変調器4からの書き込みコマンドを電力増幅する電力増幅器7と、ループアンテナ9から受信した搬送波から2値化データに変換する検波復調器8と、図示しないIDカードとの電力用搬送波とデータの授受をするループアンテナ9とを備えて構成されている。
次に、本構成による保管棚リーダライタ100の動作を説明する前に、対を成すIDカードの構成を先に説明しておく。図2は、一般的なIDカードの構成を示すブロック図である。本実施形態のIDカード200は、保管棚リーダライタ100からの電力用搬送波によりデータの授受をするループアンテナ20と、書き込みコマンド読み出しコマンドを生成する送受信回路21と、ループアンテナ20からの電力用搬送波を受け、それを整流して直流電力に変換する電力生成回路22と、制御用ファームウェアとデータの記憶を司るメモリ装置23と、制御回路26からの送信コマンドに搬送波を乗せて変調する変調器24と、送受信回路21からの搬送波データから2値化データに変換する検波器25と、IDカード200の全体の動作を制御する制御回路26と、を備えて構成されている。
次に、図1と図2を併せて参照してそれぞれ単独の動作について説明する。保管棚リーダライタ100は、図示しない電源が入れられると制御装置2のイニシャル動作後、メモリ装置3に記憶されたプログラムに従い動作を開始する。まず、初期化が行われる。次に、制御装置2は、IDカード200に供給する電力供給用信号と、ポーリング信号を交互に電力増幅器7から送信する。その信号は、ループアンテナ9から電磁波として外部に放射される。次に、IDカード200がリーダライタ100に近接すると、ループアンテナ20が電力供給用信号を受信し、電力生成回路22によりその搬送波を整流して直流電力に変換して、IDカード内の全ての回路に供給する。電力を供給されて制御回路26が駆動すると、メモリ装置23に格納されたプログラムに従って、制御を開始する。
次に、制御回路26は、まず送受信回路21からコマンドを検波器25で復調して2値化信号に変換し、そのコマンドを解析する。その結果自分が呼び出されていることを認識すると、レスポンスを変調器24により変調して送受信回路21を介してループアンテナ20から送信する。このレスポンスを保管棚リーダライタ100がループアンテナ9で受信して、検波復調器8で2値化コードに変換し、制御回路2により解析してIDカード200が規格に合致したIDカードであると認識する。それにより、以後保管棚リーダライタ100とIDカード200の間でポーリングが行われる。
図3は本発明の実施形態に係る物品貸出期限管理システムの構成を示すブロック図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。この物品貸出期限管理システム300は、図示しない物品を保管する保管棚31と、保管棚31に保管された物品の利用を許可された者が所持し、この許可された者に関する個人認証情報が記録されたIDカード200と、このIDカード200に対して個人認証情報の読み書きを行う保管棚リーダライタ100と、この保管棚リーダライタ100を制御する制御装置50と、LAN(ネットワーク)30に接続され相互に通信可能な社員Aが所持するPC(情報処理装置)34と、社員Bが所持するPC(情報処理装置)35と、管理者が所持するPC(情報処理装置)36と、制御装置50及びPC34、35、36からの情報をLAN30を介して統括管理するサーバ装置33とを備えて構成される。尚、LAN30が外部のインターネット37と接続して例えば、支社38や支店39とナットワークを構築してもよい。また、図3ではPCが3台接続されているが、これよりも少なくても多くても構わない。また、サーバ装置33がシステム全体を制御しているが、制御装置50が制御するようにしてもよい。また、各PCにリーダライタ34a、35a、36aを備えて借り受けた物品の貸出期限を確認できるようにしてもよい。
図3を参照して物品貸出期限管理システムの概略動作を説明する。尚、本実施形態では、一例として図3に示すように社内の所定の場所に保管棚31と、それを制御する制御装置50と、保管棚リーダライタ100が設置され、LAN30によりサーバ装置33と複数のPCとが接続されている環境とする。また、LAN30は外部の支社38や支店39とインターネット37により接続されている。また、保管棚31には内部にアンテナが設置され、ファイルに付されたRFIDタグに記録された情報を読み取ることができ、且つ扉には制御装置50により制御される施開錠手段を備えているものとする。
例えば、社員が自己のIDカード(例えば社員証)200を保管棚リーダライタ100に近接する。保管棚リーダライタ100はIDカード200に記録されているIDコードを制御装置50の制御の下に読み取って、LAN30を介してサーバ装置33に送信する。サーバ装置33はIDコードが正規のIDコードであることを認識すると、制御装置50に対して保管棚31の施開錠手段を開錠するように指示する。それと同時にサーバ装置33のメモリ領域にそのIDコードを記憶する。そして社員が保管棚31の扉を開けて自分が借り受けるファイルを取り出す。そのときファイルに付されたRFIDタグに記録された情報は逐一制御装置50に送られる。そして社員が保管棚31の扉を閉めると、その時点でのファイル名(ファイルID)がサーバ装置33に送信され、保管棚31の扉が施錠される。サーバ装置33は社員のIDコードに対応したメモリ領域にファイル名と現在の日付を記憶する。
ファイルを借り受けた社員はそのファイルに設定された貸出期限内に保管棚31に返却すれば、その返却日が社員のIDコードに対応したメモリ領域に記憶される。しかし、貸出期限を超過しても返却しない場合は、サーバ装置33は定期的にメモリ領域を検索して期限超過の借用者のPCにLAN30を介して督促のメールを送信する。このとき同時に管理者36のPCにもこの旨をメールする。また、ファイルが外部の支社38や支店39に在籍する社員により持ち出された場合は、インターネット37を介してメールにより督促されるのは言うまでもない。
図4は本発明の物品貸出期限管理システムのサーバ装置が有するメモリの記憶領域に記憶された情報を説明するための図である。横軸はファイル名50と、そのファイル名を識別するためのファイルID51と、貸し出しの期間を規定する貸出期限52と、ファイルを貸し出した日付である貸出日53と、ファイルが保管棚31に返却された返却日54と、ファイルを借り受けた社員名(社員IDコード)55とから構成されている。尚、この他に各社員に対応したメールアドレスを記憶しても構わない。
例えば、2004年4月30日現在の記憶内容として説明する。サーバ装置33は内部に正確なカレンダー機能を有している。従って、貸出期限52を設定すると、貸出日53から返却日54までの時間を計算して貸出期限内か否かを判断することは容易である。図4では符号59に記憶されている内容は、各ファイルが期限内に返却された場合を表し、符号58はファイルが期限内であるがまだ返却されていない場合を表し、符号56、57は貸出期限が異なるファイルが期限が超過してもいまだに返却されていない場合を表している。
例えば符号59のファイルAはファイルID51が「aaa」であり、貸出期限52が1ヶ月である場合を表している。そして社員Sが2004.4.2に借り受け、2004.4.22に返却している。この場合は2004.4.2から2004.5.22までが貸出期限なので期限内に返却したことが分る。同様にファイルB、C、Dもそれぞれ社員P、A、Dにより期限内に返却しているのが分る。
また符号58の場合は、ファイルEはファイルID51が「eee」であり、貸出期限52が1ヶ月である場合を表している。そして社員Bが2004.4.25に借り受けたがまだ返却していない。この場合は2004.4.25から2004.5.25までが貸出期限なので現時点(2004年4月30日現在)は期限内であることが分る。
しかし、符号56の場合は、ファイルYはファイルID51が「yyy」であり、貸出期限52が2日である場合を表している。そして社員Hが2004.4.27に借り受けたがまだ返却していない。この場合は2004.4.27から2004.4.29までが貸出期限なので現時点(2004年4月30日現在)は期限超過であることが分る。
また符号57の場合は、ファイルXはファイルID51が「xxx」であり、貸出期限52が1週間である場合を表している。そして社員Sが2004.4.22に借り受けたがまだ返却していない。この場合は2004.4.22から2004.4.29までが貸出期限なので現時点(2004年4月30日現在)は期限超過であることが分る。
このようにサーバ装置33はメモリの記憶領域を定期的に検索することにより、符号56、57の社員H、社員Sが貸出期限を超過してもファイルY、ファイルXを返却していないことを検出することができる。そして、LAN30を介して社員H、社員Sが所持するPCに督促のメールを送信する。それと共に、管理者が所持するPC36にもその旨のメール(詳細は後述する)を送信することにより管理者も状況を把握することができ、返却が遅れた場合に更に社員H、社員Sに督促してもらうことが可能となる。
図5は管理者が所持するPC36に送信するメールの一例を示す図である。例えば、図4を例にとると「04.4.30現在、以下の社員に貸し出したファイルが貸出期限を過ぎております。」の文書の下に、横軸に社員名60と、その社員を特定する社員IDコード61と、各社員が所持するPCのメールアドレス62と、貸出期限が超過したファイル名63とを表すようにする。例えば社員Hの場合は、社員IDコード61の欄に「hab」、メールアドレス「xx@xx」、ファイル名「ファイルY」と表示する。これを見た管理者は社員HがファイルYを返却していないので、メールアドレス「xx@xx」に管理者の立場から更にプッシュすることができる。
図6は本発明の実施形態に係る物品貸出期限管理システムの貸出動作を説明するフローチャートである。まず社員が自己の社員証を保管棚リーダライタ100に近接する。保管棚リーダライタ100は社員証に記録されているIDコードを制御装置50の制御の下に読み取って、LAN30を介してサーバ装置33に送信する。サーバ装置33はIDコードが正規のIDコードであることを認識すると(S1でYESのルート)、制御装置50に対して保管棚31の施開錠手段を開錠するように指示する(S2)。それと同時にサーバ装置33のメモリ領域にそのIDコードを記憶する(S3)。そして社員が保管棚31の扉を開けて自分が借り受けるファイルを取り出す(S4)。そのときファイルに付されたRFIDタグに記録された情報は逐一制御装置50に送られる。そして社員が保管棚31の扉を閉めると(S5でYESのルート)、その時点でのファイル名(ファイルID)がサーバ装置33に送信され(S6)、保管棚31の扉が施錠される(S7)。サーバ装置33は社員のIDコードに対応したメモリ領域にファイル名と現在の日付を記憶する(S8)。尚、ステップS1によりサーバ装置33がIDコードが正規のIDコードでないと判断した場合は(S1でNOのルート)、正規のIDでない旨を表示して終了する(S9)。ここで、社員がファイルを借り受けて退場する際に、借り受けたファイルを保管棚リーダライタ100に近接することにより、そのファイルに付されたRFIDタグに貸出期限を記録するようにしても良い。
図7は本発明の実施形態に係る物品貸出期限管理システムの返却動作を説明するフローチャートである。まず社員が自己の社員証を保管棚リーダライタ100に近接する。保管棚リーダライタ100は社員証に記録されているIDコードを制御装置50の制御の基に読み取って、LAN30を介してサーバ装置33に送信する。サーバ装置33はIDコードが正規のIDコードであることを認識すると(S11でYESのルート)、制御装置50に対して保管棚31の施開錠手段を開錠するように指示する(S12)。ファイルを借り受けた社員はそのファイルを保管棚31に返却すると(S13でYESのルート)、その返却日が社員のIDコードに対応したメモリ領域に記憶される(S14)。尚、ステップS11によりサーバ装置33がIDコードが正規のIDコードでないと判断した場合は(S11でNOのルート)、正規のIDでない旨を表示して終了する(S15)。
図8は本発明の実施形態に係る物品貸出期限管理システムの督促動作を説明するフローチャートである。サーバ装置33は、定期的にメモリ内の貸し出したファイルを検索する(S21)。その過程でファイルの貸出期限が超過したファイルが存在するか否かを検索し(S22)、貸出期限が超過したファイルが存在すると(S22でYESのルート)、サーバ装置33は期限超過の借用者のPCにLAN30を介して督促のメールを送信する。このとき同時に管理者36のPCにもこの旨をメールする(S23)。そして全ての期限超過の借用者に対するメールが終了すると(S24でYESのルート)、一覧表(図5参照)を管理者が所持するPC36にメールする(S25)。
本発明の保管棚リーダライタの構成を示すブロック図である。 一般的なIDカードの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る物品貸出期限管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の物品貸出期限管理システムのサーバ装置が有するメモリの記憶領域に記憶された情報を説明するための図である。 管理者が所持するPC36に送信するメールの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る物品貸出期限管理システムの貸出動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る物品貸出期限管理システムの返却動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る物品貸出期限管理システムの督促動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
30 LAN、31 保管棚、33 サーバ装置、34、35、36 PC、34a、35a、36a リダライタ、37 インターネット、38 支社、39 支店、50 制御装置、100 保管棚リーダライタ、200 IDカード、300 物品貸出期限管理システム

Claims (6)

  1. 物品の貸し出し期限を管理する物品貸出期限管理システムであって、
    前記物品を保管する保管棚と、前記物品に付されて該物品に係る管理情報を記憶したRFIDタグと、前記保管棚に保管された物品の利用を許可された者が所持し該許可された者に関する個人認証情報が記録されたIDカードと、該IDカードに対する前記個人認証情報の読み書き、及び前記RFIDタグに対する前記管理情報の読み書きを行う保管棚リーダライタと、該保管棚リーダライタを制御する制御装置と、ネットワークに接続され相互に通信可能な情報処理装置と、前記制御装置及び情報処理装置からの情報を前記ネットワークを介して統括管理するサーバ装置と、を備え、
    前記サーバ装置は、前記保管棚に保管されている物品を前記IDカードの所持者に貸し出した場合、前記保管棚リーダライタから前記個人認証情報及び前記管理情報を受信することにより、当該物品を貸し出した日から当該物品に設定された貸出期限までに当該物品が前記保管棚に返却されたか否かを管理することを特徴とする物品貸出期限管理システム。
  2. 前記サーバ装置は、前記物品を貸し出してから当該物品に設定した貸出期限を超過しても当該物品が前記保管棚に返却されていない場合、前記ネットワークを介して当該物品を借り受けたIDカードの所持者の情報処理装置に対して当該物品を返却するように督促する旨のメールを送信することを特徴とする請求項1に記載の物品貸出期限管理システム。
  3. 前記サーバ装置は、前記物品を貸し出してから当該物品に設定した貸出期限を超過しても当該物品が前記保管棚に返却されていない場合、前記ネットワークを介して当該物品を借り受けたIDカードの所持者の情報処理装置に対して当該物品を返却するように督促する旨のメールを送信すると共に、前記保管棚に保管されている物品を管理する情報処理装置に対して少なくとも当該物品を借り受けたIDカードの所持者の名前及び物品名をメール送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の物品貸出期限管理システム。
  4. 前記貸出期限は、前記物品の重要度により異なる期限を設定することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の物品貸出期限管理システム。
  5. 前記貸出期限は、前記保管棚に保管されている物品を管理する情報処理装置により変更可能としたことを特徴とする請求項4に記載の物品貸出期限管理システム。
  6. 前記保管棚リーダライタは前記物品が貸し出された際に前記RFIDタグに前記物品の貸出期限を記憶し、前記情報処理装置に備えられたリーダライタにより前記物品の貸出期限を確認可能としたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の物品貸出期限管理システム。
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