JP4046091B2 - レンタル品管理システム、店舗端末およびレンタル品管理プログラム - Google Patents

レンタル品管理システム、店舗端末およびレンタル品管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、レンタル品をユーザに貸し出すレンタル品管理システムに関し、特に、ユーザの通信端末から貸し出しの予約を行うことができるレンタル品管理システム、店舗端末およびレンタル品管理プログラムに関する。
従来のレンタル品管理システムの一例が、特許文献1に記載されている。このレンタル品管理システムは、会員証に設けられたIDタグ、レンタル品に設けられたIDタグ、会員証のIDタグおよびレンタル品のIDタグに対してデータの読み書きを行うリードライト手段、ならびにリードライト手段によって読み出されたデータによってレンタル品を管理する管理手段によって構成されている。
このような構成を有するレンタル品管理システムは次のように動作する。レンタル品であるビデオテープを貸し出す際に、リードライト手段が、会員証のIDタグに貸し出したビデオテープの情報を書き込むとともに、ビデオテープのIDタグに貸し出した会員の情報を書き込む。ビデオテープを返却する際は、ビデオテープのIDタグに書き込まれた会員の情報と会員証のIDタグの会員の情報を照会するとともに、会員証のIDタグに書き込まれたビデオテープの情報とビデオテープのIDタグの情報を照合し、それらが合致すれば、正規の会員に貸し出したビデオテープが返却されたことにする。
また、特許文献2には、ユーザが通信端末を用いてレンタル品を貸し出す業者であるレンタル業者のサーバに接続して、レンタル品の貸し出しと、配送と、レンタル品の返却のための回収とを要求するシステムが記載されている。
特開2001−92888号公報(第3−7頁、図1) 特開2002−133319号公報(第5−9頁、図1)
しかし、特許文献1に記載されているレンタル品管理システムは、レンタル品のレンタルの予約には対応していない。そのため、ユーザが借りたいレンタル品がレンタル店にあるか否かは、ユーザがレンタル店に行かなければわからないという問題がある。
また、特許文献2に記載されているシステムは、レンタル業者のサーバにレンタル品の貸し出し情報の入力はレンタル業者のサーバの管理者が行なうため、レンタル業者のサーバの管理者が誤った情報を入力したり、入力する情報の更新を怠ったりすると、レンタル可能なレンタル品の貸し出しができなかったり、レンタル中のレンタル品が貸し出し可能であるようにユーザの端末に表示され、ユーザが、レンタル品の貸し出しを要求してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、レンタル品のレンタルの予約に対応し、ユーザがレンタル店に出向くと確実にレンタル品を借りることができるレンタル品管理システム、店舗端末およびレンタル品管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるレンタル品管理システムは、レンタル店舗におけるレンタル対象品が陳列されている棚には、レンタル対象品に付随している無線情報記憶手段が記憶している情報を読み出すリーダライタが設置され、ユーザ端末からレンタル対象品の貸し出し予約の要求を通信ネットワークを介して受信する予約サーバと予約サーバが貸し出し予約の要求を受けたときに送信する予約済みであることを示すレンタル予約情報を受信した場合に、リーダライタに予約されたレンタル対象品に付随している無線情報記憶手段にレンタル予約情報を書き込ませる予約済み情報書込手段とを備えたことを特徴とする。
線情報記憶手段に予約済みであることを示す情報が記憶されていない場合に、その無線情報記憶手段が付随しているレンタル対象品を予約可能であるとする在庫情報を作成する在庫情報作成手段を備えていてもよい
在庫情報作成手段が、複数のレンタル店舗のそれぞれに設置され、予約サーバが、それぞれの在庫情報作成手段が作成した在庫情報にもとづいて、貸し出し予約されるレンタル対象品の所在(例えば、レンタル店舗)を確認するように構成されていてもよい。
予約サーバが、ユーザ端末が送信した情報にもとづいて、ユーザがレンタル対象品の貸し出しを希望する場所(例えば、貸し出し・返却店舗400)を特定するように構成されていてもよい。
予約サーバが、ユーザ端末が送信した情報にもとづいて、ユーザがレンタル対象品の返却を希望する(例えば、貸し出し・返却店舗400)を特定するように構成されていてもよい。
無線情報記憶手段は、例えば、RFIDである。
本発明による店舗端末は、ユーザ端末からレンタル対象品の貸し出し予約の要求を通信ネットワークを介して受信する予約サーバを含みレンタル対象品をユーザに貸し出すレンタル品管理システムにおけるレンタル店舗に設置される店舗端末であって、通信ネットワークを介して予約サーバに通信可能に接続され、予約サーバが貸し出し予約の要求を受けたときに送信する予約済みであることを示すレンタル予約情報を受信した場合に、レンタル店舗におけるレンタル対象品が陳列されている棚に設置されているリーダライタに、予約されたレンタル対象品に付随している無線情報記憶手段にレンタル予約情報を書き込ませる予約済み情報書込手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によるレンタル品管理プログラムは、コンピュータに、レンタル予約情報を予約サーバから受信する処理と、予約サーバからレンタル予約情報を受信した場合に、レンタル店舗におけるレンタル対象品が陳列されている棚に設置されているリーダライタに、予約されたレンタル対象品に付随している無線情報記憶手段にレンタル予約情報を書き込ませる処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、レンタル品の貸し出し数を増加させることができる。その理由は、複数のレンタル店中で1店でもレンタル対象品が存在すればユーザが出向くレンタル店でレンタル対象品を貸し出すことが可能であるため、レンタル機会損失が削減可能であるためである。
また、本発明によれば、ユーザの顧客満足度を向上させることができる。その理由は、わざわざレンタル店に出向いた後にレンタル対象品が存在せず借りられないということが判明するというケースが無くなるためである。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、レンタル品管理システム内には、インターネット200に接続されたユーザの情報通信端末であるユーザ端末101と、インターネット200に接続され、ユーザ端末101からレンタル品(レンタル対象品)の貸し出しの予約を受け付けるサーバである予約サーバ102と、レンタル店舗(レンタル店)300、レンタル店舗(レンタル店)310およびレンタル店舗(レンタル店)320と、貸し出し・返却店舗(レンタル店)400とが存在する。
レンタル店舗300,310,320には、予約サーバ102と通信回線で接続されてレンタル品の貸し出しの予約処理を行なうレンタル店舗端末103と、レンタル店舗端末103に接続され、レンタル品に付随している無線情報記憶部(無線情報記憶手段)302に貸し出しの予約の情報を記憶させるレンタル品管理部(在庫情報作成手段、予約済み情報書込手段)104とが設置されている。なお、店舗端末は、レンタル店舗端末103とレンタル品管理部104とを含むものとして実現される。
なお、店舗端末は、レンタル店舗に存在するレンタル対象品が予約可能であるか否かを示す在庫情報を、レンタル対象品に付随している無線情報記憶手段から情報を受信して作成する処理と、貸し出し予約がなされたレンタル対象品に付随している無線情報記憶手段に予約済みであることを示す情報を書き込む処理とをコンピュータに実行させるプログラムを搭載している。
また、予約サーバ102は、ユーザ端末101からレンタル対象品の貸し出し予約の要求を通信ネットワークとしてのインターネット200を介して受信すると、在庫情報にもとづいて、要求されたレンタル対象品が予約可能である判断した場合に、そのレンタル対象品の貸し出し予約の要求を受け入れる。
貸し出し・返却店舗(レンタル店)400には、予約サーバ102と通信回線で接続されてレンタル品の貸し出し・返却の管理を行なう貸し出し・返却店舗端末105と、貸し出し・返却店舗端末105に接続され、レンタル品の貸し出し・返却処理を行なうレンタル品貸し出し・返却部106とが設置されている。ここで、各レンタル品には無線情報記憶部302が付随しているものとするが、無線情報記憶部302については後述する。
予約サーバ102とレンタル店舗300、310、320および貸し出し・返却店舗400との間の通信回線は、LAN等の閉じた通信ネットワークでもよいし、インターネット200であってもよい。また、図1には、レンタル店舗300に設置されているレンタル店舗端末103およびレンタル品管理部104のみが示されているが、それらは、レンタル店舗300、310、320にも設置されている。以下、主として、レンタル店舗300に設置されているレンタル店舗端末103およびレンタル品管理部104を例にして説明を行う。
レンタル店舗端末103は、貸し出し可能なレンタル品を示す情報である在庫情報を記憶している。在庫情報は、未予約であって貸し出し可能なレンタル品のみを示す情報でもよいし、レンタル店舗300が保有している全てのレンタル品についての貸し出し可能または貸し出し不能を示す情報であってもよい。予約サーバ102は、例えば、ユーザ端末101がインターネット200を介して予約サーバ102と接続したときや、定期的に、レンタル店舗300、310、320において記憶されている在庫情報を収集する。また、ユーザが入力した予約情報に応じて予約希望のレンタル品等を示す予約指示を作成し、予約指示を、ユーザが希望したレンタル品を貸し出し可能なレンタル店舗のレンタル店舗端末103に送信する。以下、ユーザが希望したレンタル品を貸し出し可能なレンタル店舗は、レンタル店舗300であるとする。
レンタル店舗端末103は、表示手段(図示せず)に、予約指示に含まれるレンタル予約情報(予約対象のレンタル品や予約者等を示す情報)と貸し出し・返却店舗指定情報とを表示し、レンタル予約情報をレンタル品管理部104に出力する。レンタル店舗300の店員は、レンタル品管理部104を操作して、レンタル品に付随している無線情報記憶部302にレンタル予約情報を記憶させる。また、レンタル店舗300の店員は、レンタル店舗端末103の表示手段に表示された貸し出し・返却店舗指定情報を見て、レンタル品を貸し出し・返却店舗指定情報が示す貸し出し・返却店舗400に配送する。
貸し出し・返却店舗400では、店員が、レンタル店舗300から配送されたレンタル品を受け取り、ユーザがレンタル品を借りに来店すると、ユーザにレンタル品を引き渡す。また、ユーザがレンタル品を返却すると、貸し出し・返却店舗400の店員は、レンタル品を受け取ってレンタル店舗300に返却する。
なお、貸し出し・返却店舗400は複数あってよく、それぞれの貸し出し・返却店舗400は、予約サーバ102と通信回線で接続された貸し出し・返却店舗端末105と、レンタル品貸し出し・返却部106とをそれぞれ設置していてもよい。
無線情報記憶部302について説明する。それぞれのレンタル店舗300、レンタル店舗310およびレンタル店舗320は、DVD(登録商標)、CD(登録商標)、ビデオテープ等の記憶媒体に記憶された映画や音楽、ゲームソフトウェア等のレンタル品の在庫を持つ。
個々のレンタル品には、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)タグ等の無線情報記憶手段が付随されている。レンタル品管理部104およびレンタル品貸し出し・返却部106は、無線情報記憶手段に、無線通信で、レンタル品に関する情報やレンタル処理に必要な情報(例えば、貸し出し日、会員番号、レンタル費用、返却予定日、予約情報等)を記憶させる。また、RDIDタグには、各レンタル品を一意に特定するための情報も記憶されている。レンタル品管理部104は、無線情報記憶手段から予約済みか否かを示す情報を受信することができる。
なお、ここで「付随」とは、記憶媒体等に貼り付けられたものに限らず、表面につけられたり、印刷されたり、吊り下げられたり、内蔵されたりする場合など、記憶媒体等に付属していることが明らかな状態をいう。個々のレンタル品に無線情報記憶手段であるRFIDタグを付随させる例を、図2、図3、図4および図5に示す。
図2は、CDまたはDVD301に無線情報記憶手段である無線情報記憶部302が付随している形態の一例を示す説明図である。図2に示す例ではCDまたはDVD301に無線情報記憶部302を付随させている。図2に示す例では記憶媒体においてコンテンツが記憶されていない箇所であって、無線情報記憶部302が記憶している情報を、レンタル品管理部104またはレンタル品貸し出し・返却部106が情報を読み出すまたは情報を記憶させる際に影響を与えない箇所に無線情報記憶部302が付随されている。
図3は、CDケースまたはDVDケース401に無線情報記憶手段である無線情報記憶部402が付随している形態の一例を示す説明図である。図3に示す例では、CDケースまたはDVDケース401に無線情報記憶部402が付随されている。
図4は、ビデオテープ501に無線情報記憶手段である無線情報記憶部502が付随している形態の一例を示す説明図である。図4に示す例では、ビデオテープ501に無線情報記憶部502が付随されている。
図5は、ビデオテープケース601に無線情報記憶手段である無線情報記憶部602が付随している形態の一例を示す説明図である。図5に示す例では、ビデオテープケース601に無線情報記憶部602が付随されている。
レンタル店舗300、310、320において、レンタル品が陳列されている棚には、レンタル品に付随している無線情報記憶部302が記憶している情報を読み出すRFIDタグのリーダライタが設置されている。レンタル店舗端末103は、レンタル品管理部104に、例えば、所定の時間間隔ごとに、自動的に棚に置かれたレンタル品に付随している無線情報記憶部302が記憶している情報を読み出させて在庫のレンタル品を特定し、特定した在庫のレンタル品の情報にもとづいて在庫情報を生成する。従って、レンタル店舗端末103は、自動的に在庫情報を生成することができる。
なお、この実施の形態では、レンタル品に付随する無線情報記憶手段としてRFIDタグを例示するが、無線情報記憶手段はRFIDタグに限られず、ICカードやその他の、レンタル品に付されることが可能であり、情報を記憶でき、かつ、読出手段によって情報が読み出されるように形成できる他の記憶手段を採用してもよい。
ユーザ端末101、レンタル店舗端末103および貸し出し・返却店舗端末105は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報通信端末によって実現される。レンタル品管理部104およびレンタル品貸し出し・返却部106は、例えば、RFIDタグに情報を記憶させたり、RFIDタグが記憶している情報を読み取ったりするRFIDリーダライタによって実現される。
次に、本発明の実施の形態の動作について説明する。図6は、本発明の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
ユーザがパーソナルコンピュータや携帯電話機等の情報通信端末であるユーザ端末101を操作して、インターネットを介して予約サーバ102に接続する(ステップS101)。なお、ユーザは、この予約サーバ102に接続するために予め予約サーバ102、レンタル店舗300、310、320および貸し出し・返却店舗400を運営するレンタル会社の会員になっているものとする。
予約サーバ102は、レンタル可能なレンタル品名や、ユーザがユーザ端末101を操作して入力したレンタル品名が示す特定のレンタル品がレンタル可能か否か等をユーザ端末101の表示手段(図示せず)に表示させる。そして、ユーザは、ユーザ端末101を操作して、貸し出しを希望するレンタル品の、全レンタル店舗またはある地域内等にある複数のレンタル店舗300、310、320のレンタル品の在庫情報を確認する(ステップS102)。なお、予約サーバ102は、各レンタル店舗300、310、320のレンタル店舗端末103が記憶している在庫情報を読み込んで、または、あらかじめ読み込んで記憶している在庫情報にもとづいて、レンタル可能なレンタル品名の一覧を作成したり、ユーザが希望するレンタル品がレンタル可能か否か等を判断し、判断結果をユーザ端末101の表示手段に表示させる。
ユーザは、在庫情報を確認後、ユーザ端末101を操作してレンタル予約情報と貸し出し・返却店舗指定情報とを入力し、希望のレンタル品の予約操作を行う(ステップS103)。予約操作を行うと、ユーザ端末101はレンタル予約情報と貸し出し・返却店舗指定情報とをインターネットを介して予約サーバ102に送信し、予約サーバ102は、レンタル予約情報にもとづいて該当するレンタル品の在庫があるレンタル店舗300のレンタル店舗端末103にレンタル予約情報と貸し出し・返却店舗指定情報とを送信する予約指示を行う(ステップS104)。なお、貸し出し・返却店舗指定情報は、ユーザが入会したときに登録されていてもよい。
レンタル店舗端末103は、受信したレンタル予約情報と貸し出し・返却店舗指定情報とを表示手段に表示する。そして、レンタル店舗300の店員が、予約のための処理を行う(ステップS105)。予約のための処理は、例えばレンタル店舗300の店員が単にレンタル品を棚から手作業で取り出してもよいし、レンタル店舗端末103が、レンタル品が置かれた棚に設置されているリーダライタに、予約されたレンタル品に付随しているRFIDタグにレンタル予約情報を自動的に記憶させて、他のユーザに貸し出しできないようにした後、手作業で店員が棚から取り出してもよい。また、レンタル店舗300は、レンタル店舗300に来店したユーザがレンタル品を取り出して貸し出すことはできない予約専用店舗であって、全てのレンタル品を貸し出し・返却店舗400において予約処理によって貸し出してもよい。
レンタル店舗300の店員は、レンタル店舗端末103の表示手段に表示された貸し出し・返却店舗指定情報を見て、貸し出し・返却店舗指定情報が示す貸し出し・返却店舗400にレンタル品を配送する(ステップS106)。ここで、貸し出し・返却店舗400は、ユーザがレンタル品を受け取る店舗とレンタル品を返却する店舗とが同一の店舗でもよいし、それぞれ別の店舗でも良い。両方の店舗の指定はユーザが貸し出し・返却店舗指定情報で指定してもよいし、予めユーザ毎にレンタル品を受け取る店舗とレンタル品を返却する店舗とを設定しておいて、設定された店舗を予約サーバ102が記憶していてもよい。
ユーザが貸し出し・返却店舗指定情報で指定した貸し出し・返却店舗400に出向くと、貸し出し・返却店舗400の店員は、レンタル品の貸し出し処理を行う(ステップS107)。レンタル品の貸し出し処理は、例えば、貸し出し・返却店舗400の店員がレンタル品貸し出し・返却部106を操作してレンタル店舗300から配送されたレンタル品に付随している無線情報記憶部302に、貸し出しに必要な情報(例えば、会員番号、貸し出し日、返却予定日等)を記憶させるといった処理である。
ユーザはレンタル品を持ち帰り、その後貸し出し・返却店舗400に返却する。すると、貸し出し・返却店舗400の店員はレンタル品貸し出し・返却部106を操作してレンタル品に付随している無線情報記憶部302が記憶しているレンタル情報を読み込ませ、レンタル情報を貸し出し・返却店舗端末105に出力させる。貸し出し・返却店舗端末105は、レンタル情報に含まれる貸し出し日と返却予定日との情報にもとづいてレンタル料金や延滞料金等の料金を算出し、貸し出し・返却店舗400の店員は料金をユーザに請求する、返却処理を行なう(ステップS108)。また、貸し出し・返却店舗400の店員はレンタル品貸し出し・返却部106を操作してレンタル品に付随している無線情報記憶部302に予め記憶されているレンタル品情報を読み取らせ、貸し出し・返却店舗端末105に出力させる。貸し出し・返却店舗端末105は、返却されたレンタル品のレンタル品情報を予約サーバ102に送信する。
貸し出し・返却店舗400の店員は、レンタル品をレンタル店舗300に返却する(ステップS109)。
この実施の形態によれば、ユーザがユーザ端末101を操作して予めレンタル品の貸し出しの予約を行なうため、レンタル会社は、ユーザが貸し出し・返却店舗400に出向くと、ユーザが希望したレンタル品を貸し出すことができる。また、無線情報記憶手段を用いて確実な在庫管理を行うことができる。
なお、この実施の形態ではレンタル店舗300、310、320と貸し出し・返却店舗400が別の店舗である例について述べたが、本発明はこれらが同一の店舗であっても適用可能である。例えば、貸し出し・返却店舗400が、レンタル店舗としての機能を兼ね備えていてもよい。
その場合、レンタル店舗端末103と貸し出し・返却店舗端末105とは、同じ機能を有する端末(つまり、レンタル店舗端末103としての機能と、貸し出し・返却店舗端末105としての機能とを有する端末)である。また、貸し出し・返却店舗400を含む全てのレンタル店舗は、レンタル品管理部104とレンタル品貸し出し・返却部106を有する。そして、予約サーバ102は、レンタル店舗300、310、320、貸し出し・返却店舗400を対象として、レンタル品の在庫を管理する。また、この場合には、ユーザがレンタルを希望するレンタル品が、貸し出し・返却店舗400において貸し出し可能なレンタル品として存在していた場合には、上記の配送のステップは実行されない。
本発明は、レンタルビデオビジネス会社や、レンタルゲームソフトウェアビジネス会社、レンタルCDビジネス会社、レンタルDVDビジネス会社等におけるレンタル品の貸し出し管理に適用することできる。
本発明の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。 CDまたはDVDに無線情報記憶部が付随している形態の一例を示す説明図である。 CDケースまたはDVDケースに無線情報記憶部が付随している形態の一例を示す説明図である。 ビデオテープに無線情報記憶部が付随している形態の一例を示す説明図である。 ビデオテープケースに無線情報記憶部が付随している形態の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
101 ユーザ端末
102 予約サーバ
103 レンタル店舗端末
104 レンタル品管理部
105 貸し出し・返却店舗端末
106 レンタル品貸し出し・返却部
200 インターネット
300、310、320 レンタル店舗
301 CDまたはDVD
302、402、502、602 無線情報記憶部
400 貸し出し・返却店舗
401 CDケースまたはDVDケース
501 ビデオテープ
601 ビデオテープケース

Claims (8)

  1. レンタル対象品をユーザに貸し出すレンタル品管理システムにおいて、
    レンタル対象品には、無線通信で情報が書き込まれるとともに無線通信で情報を送信することが可能な無線情報記憶手段が付随され、
    レンタル店舗におけるレンタル対象品が陳列されている棚には、レンタル対象品に付随している無線情報記憶手段が記憶している情報を読み出すリーダライタが設置され
    ユーザ端末からレンタル対象品の貸し出し予約の要求を通信ネットワークを介して受信する予約サーバと
    前記予約サーバが貸し出し予約の要求を受けたときに送信する予約済みであることを示すレンタル予約情報を受信した場合に、前記リーダライタに予約されたレンタル対象品に付随している無線情報記憶手段に前記レンタル予約情報を書き込ませる予約済み情報書込手段とを備えた
    ことを特徴とするレンタル品管理システム。
  2. 線情報記憶手段に予約済みであることを示す情報が記憶されていない場合に、その無線情報記憶手段が付随しているレンタル対象品を予約可能であるとする在庫情報を作成する在庫情報作成手段を備えた
    請求項項記載のレンタル品管理システム。
  3. 在庫情報作成手段は、複数のレンタル店舗のそれぞれに設置され、
    予約サーバは、それぞれの在庫情報作成手段が作成した在庫情報にもとづいて、貸し出し予約されるレンタル対象品の所在を確認する
    請求項記載のレンタル品管理システム。
  4. 予約サーバは、ユーザ端末が送信した情報にもとづいて、ユーザがレンタル対象品の貸し出しを希望する場所を特定する
    請求項1から請求項のうちいずれか1項記載のレンタル品管理システム。
  5. 予約サーバは、ユーザ端末が送信した情報にもとづいて、ユーザがレンタル対象品の返却を希望する場所を特定する
    請求項1から請求項のうちいずれか1項記載のレンタル品管理システム。
  6. 無線情報記憶手段は、RFIDである
    請求項1から請求項のうちいずれか1項記載のレンタル品管理システム。
  7. ユーザ端末からレンタル対象品の貸し出し予約の要求を通信ネットワークを介して受信する予約サーバを含みレンタル対象品をユーザに貸し出すレンタル品管理システムにおけるレンタル店舗に設置される店舗端末であって、
    通信ネットワークを介して前記予約サーバに通信可能に接続され、
    前記予約サーバが貸し出し予約の要求を受けたときに送信する予約済みであることを示すレンタル予約情報を受信した場合に、レンタル店舗におけるレンタル対象品が陳列されている棚に設置されているリーダライタに、予約されたレンタル対象品に付随している無線情報記憶手段に前記レンタル予約情報を書き込ませる予約済み情報書込手段を備えた
    ことを特徴とする店舗端末。
  8. ユーザ端末からレンタル対象品の貸し出し予約の要求を通信ネットワークを介して受信すると予約済みであることを示すレンタル予約情報を送信する予約サーバを含みレンタル対象品をユーザに貸し出すレンタル品管理システムにおけるレンタル店舗に設置される店舗端末に搭載されるレンタル品管理プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記レンタル予約情報を前記予約サーバから受信する処理と、
    前記予約サーバからレンタル予約情報を受信した場合に、レンタル店舗におけるレンタル対象品が陳列されている棚に設置されているリーダライタに、予約されたレンタル対象品に付随している無線情報記憶手段に前記レンタル予約情報を書き込ませる処理と
    を実行させることを特徴とするレンタル品管理プログラム。
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