JP2004005434A - レンタル商品返却受付システム及びレンタル商品の返却受付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンタル商品を貸出したレンタル店と異なる場所の返却受付専用窓口で返却を受付ける場合に生じるレンタル店への来店機会の減少と延滞料金の減少に対応するためのレンタル商品返却受付システムを提供する。
【解決手段】貸出情報管理システム20は、貸出管理データベース21、加算料金算出システム22、ポイント付与システム23、配送先指定システム24、広告情報送信システム25を含んで構成されている。レンタル商品が返却受付店舗10に返却されると、加算料金算出システム22は加算料金を算出して延滞料金の減少分を補完し、ポイント付与システム23は顧客にポイントを付与することでレンタル店への来店を促進する。配送先指定システム24はレンタル商品の最も効率的な配送先を指定し、広告情報送信システム25は顧客属性に合った広告を配信することにより来店を促進する。
【選択図】 図2
【解決手段】貸出情報管理システム20は、貸出管理データベース21、加算料金算出システム22、ポイント付与システム23、配送先指定システム24、広告情報送信システム25を含んで構成されている。レンタル商品が返却受付店舗10に返却されると、加算料金算出システム22は加算料金を算出して延滞料金の減少分を補完し、ポイント付与システム23は顧客にポイントを付与することでレンタル店への来店を促進する。配送先指定システム24はレンタル商品の最も効率的な配送先を指定し、広告情報送信システム25は顧客属性に合った広告を配信することにより来店を促進する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システム、及びレンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ・DVD・CDなどのレンタル店においては、店舗に貸出先や貸出期限に関する貸出情報管理用のコンピュータを設置し、貸出したビデオが返却されるとコンピュータを検索することで、貸出期限の確認や延滞料金の算出が行えるようになっている。しかし、これらのコンピュータは店舗毎に独立して使用されており、例えばあるレンタル店で借りたビデオを別のレンタル店で返却するということは、同一チェーンであっても受付けられていない。
【0003】
これは、レンタルビデオ店の多くがFC(フランチャイズ)店であるため、在庫管理や貸出管理が原則として店舗ごとに行われているためである。FC本部からは、新商品の情報提供を中心とした発注代行システムや会員情報や貸出情報の集計によるマーケッティング支援は行われているものの、在庫情報の統一管理までは行われていないのが一般的である。最近は、大手レンタルビデオチェーンがリアルタイム対応のPOSシステムによる売れ筋情報の提供や、全店共通のポイントカード導入の予定を発表しているが、これらはレンタル商品の相互受入れまでを含むものではない。
【0004】
このような状況に対して、インターネット等の通信ネットワークを通じてレンタル商品の貸出情報を管理することにより、希望するレンタル商品に関する情報を容易に取得できる発明が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
しかしながら、上記の特許文献1記載の発明はレンタル商品の貸出状況を管理することを目的とするものであり、上記の例に示したあるレンタル店で借りたビデオを別のレンタル店で返却するという課題を解決するものではない。一方、レンタカー業界においては実用的なニーズが高いこともあり、例えば同一メーカー系列の業者においては、複数店間の情報の共有により、借りた店とは異なる店に返却ができるいわゆる「乗り捨て」が可能になっている。従って、レンタルビデオについても在庫管理を統合して同一チェーンの他店で自由な返却を可能にすることは、技術的には実現し得るものと考えられる。
【0006】
【特許文献1】特開2002−56318号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の課題について、利用者の立場からは、ビデオを借りて観た後に返却期限内にレンタルビデオ店まで返しに行くことは、非常に面倒に感じることが多い。同一チェーンの他店で返却が可能になれば、例えば自宅の近くの店舗で借りたビデオを職場の近くの店舗で返却するといったことも可能になるため、レンタルビデオの利便性が非常に高まることになる。
【0008】
しかし、レンタルビデオ店の数は業界大手の業者であっても1,000店舗強であり(2001年3月末現在)、レンタルビデオ店間での他店返却を可能にしても利用者の利便性が著しく向上するとは限らない。これに対し、例えばコンビニエンスストアであれば業界大手クラスのチェーンであれば10,000店舗近い店舗網を有しており(2001年3月末現在)、これらの店舗を返却受付窓口として利用することができれば、利用者の利便性は著しく向上するものと考えられる。
【0009】
しかしながら、例えばコンビニエンスストアでの返却を可能にすると、レンタルビデオ店にとっては、顧客が来店する機会が減るという新たな問題が生じることとなってしまう。その結果、返却のために来店した顧客が目についた別のビデオを借りるといういわゆる「衝動借り」の機会が失われてしまうこととなり、売上高が大きく減少してしまうことも予想される。
【0010】
加えて、レンタルビデオ店では返却が面倒になって返却期限を超過した場合には延滞料金を支払わなければならないことが一般的であるが、この延滞料金がレンタルビデオ店にとっては一定の収益源になっている側面も否めないため、返却の利便性向上により延滞が減少すると、レンタルビデオ店は新たに別の収益源を求めなければならないという経営上の課題が生じることになってしまう。
【0011】
本発明は、レンタル商品を貸出した店舗と異なる場所の返却受付専用窓口において返却を受付ける場合に生じる、レンタル店への来店客の減少と延滞料金の減少という課題に対応することが可能な、レンタル商品返却受付システム及びレンタル商品の返却受付方法を提供することを目的とするものである。また、本発明は、上記の場合において生じ得る、返却されたレンタル商品をどこに配送するかという問題、また返却受付専用窓口において貸出しを希望する顧客への対応を解決することも目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する第一の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合の料金に加算される料金を算出する加算料金算出手段と、前記加算料金に関する情報を前記端末装置に送信する加算料金送信手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムである。また、第一の発明は、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、前記返却場所の分類に応じて加算する前記加算料金に関する情報を格納する加算料金格納手段と、を備えており、前記加算料金算出手段は前記加算料金格納手段の前記返却場所に対応する加算料金を参照して加算料金を算出することを特徴としてもよい。
【0013】
この発明においては、返却場所で受入れたレンタル商品を貸出情報と照合したうえで、貸出した店舗まで行かずに返却できることに対する手数料又は運送料に対応する料金として、返却場所別等の一定の基準に従った加算料金を算出して徴収することにより、レンタル店にとっては延滞料金に代わる収入源やコンビニエンスストア等の返却受付窓口に対する取扱い手数料の財源とすることができる。
【0014】
尚、返却受付窓口となる貸出場所と異なる場所とは、レンタル商品の受渡しが可能で、かつデータ通信の可能な端末装置を備えたサービス提供者が存在する場所であればよく、コンビエンスストアや鉄道駅の売店のような固定型の店舗であってもよいし、宅配便のようにレンタル商品の受渡しが可能な移動型のものであってもよい。また、貸出先とはレンタル商品を貸出す相手である顧客のことを、貸出タイトルとはビデオや音楽CDの作品名や作品コードのことを、貸出期限とは基本料金内でレンタル商品を返却する期限のことを、貸出料金とはレンタルの対価である利用にかかる基本料金のことを、貸出場所とはレンタル店などレンタル商品を貸出す場所の位置や名称のことをいう。
【0015】
上記の課題を解決する第二の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記返却されたレンタル商品の貸出先にポイントを付与するポイント付与手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムである。また、第二の発明は、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、前記返却場所の分類に応じて付与する前記ポイントに関する情報を格納するポイント格納手段と、を備えており、前記ポイント付与手段は前記ポイント格納手段の前記返却場所に対応するポイントを参照してポイントを付与することを特徴としてもよい。
【0016】
この発明においては、返却受付専用の店舗でレンタル商品を返却した顧客に対してポイントを付与することにより、レンタル店への来店を促し、レンタル店は返却受付専用窓口の設置による来店者数の減少を緩和することができる。尚、ここでのポイントとは、次回レンタル時の料金割引や景品との交換など、顧客に対する特典に関連付けられたサービスポイントのことをいう。
【0017】
上記の課題を解決する第三の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記返却されたレンタル商品の配送先を指定する配送先指定手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムである。また、第三の発明において、前記配送先指定手段は、前記返却されたレンタル商品の貸出場所、前記返却されたレンタル商品の貸出タイトルの在庫が不足している場所又は前記返却されたレンタル商品を受付けた場所に近いレンタル商品の貸出場所の少なくとも一つを配送先として指定することを特徴としてもよい。
【0018】
この発明においては、返却受付専用窓口に返却されたレンタル商品を返送する配送先について、当該レンタル商品の貸出しを行ったレンタル店に限定することなく、貸出管理の事情に応じた配送先を指定することで、レンタル店間の在庫調整等にも利用することができる。指定する配送先は、原則通りレンタル商品を貸出したレンタル店の他、返却された貸出タイトルの在庫が不足している店に優先的に配送してチェーン全体の在庫効率を高めたり、返却受付専用窓口から最短距離又は最短時間の店舗に配送することで配送効率を高めたりすることができる。
【0019】
上記の課題を解決する第四の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記貸出情報に対応した広告情報を前記端末装置に送信する広告情報送信手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムである。また、第四の発明は、前記貸出情報格納手段にはレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報が含まれており、前記属性情報に対応した広告情報を格納する広告情報格納手段と、前記返却情報を前記属性情報と照合して前記広告情報格納手段より対応する広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、を備えることを特徴としてもよい。
【0020】
この発明においては、貸出先である登録会員等の属性や貸出タイトルから登録会員等の嗜好に合致した広告情報を選択し、該当する広告情報を返却専用店舗に訪れた登録会員等に提供することにより、レンタル店への来店の促進や広告料収入による延滞料金に代わる収入の確保を図ることができる。従って、ここで用いられる広告情報は、広告料を支払う一般企業の広告であってもよいし、例えば新作ビデオ情報など来店を促すためのレンタル店独自の広告であってもよい。
【0021】
上記の課題を解決する第五の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記返却されたレンタル商品を貸出した場合に新たな貸出情報を前記貸出情報格納手段に書込む貸出情報書込手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムである。
【0022】
この発明においては、返却受付専用窓口として例えばコンビニエンスストアでレンタル商品が返却され、トラックなどの配送手段が到着するまで店内に展示しておいたところ新たな来店者が当該商品のレンタルを希望した場合に、コンビニエンスストアにおいても貸出の手続を行うことが可能となるため、顧客の利便性が向上するとともに、レンタル商品の回転率をさらに向上させることもできる。
【0023】
上記の第一〜第五の発明は、いずれもコンビニエンスストア等のレンタル商品の返却場所において、返却されたレンタル商品に関する情報を端末装置により読み取ったり入力したりすることにより返却情報を取得するよう構成しているが、それぞれの発明に対応して、レンタル商品を返却に訪れた顧客等が端末装置で貸出情報から返却情報を選択し、コンビニエンスストア等のレンタル商品の返却場所の窓口で返却されたレンタル商品が当該返却情報と合致することを確認するよう構成してもよい。
【0024】
つまり、第一の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、前記返却商品について前記貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合の料金に加算される料金を算出する加算料金算出手段と、前記加算料金に関する情報を前記端末装置に送信する加算料金送信手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムと構成することができる。前記端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、前記返却場所の分類に応じて加算する前記加算料金に関する情報を格納する加算料金格納手段と、を備えており、前記加算料金算出手段は前記加算料金格納手段の前記返却場所に対応する加算料金を参照して加算料金を算出することを特徴としてもよい。
【0025】
第二の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、前記返却商品の貸出先にポイントを付与するポイント付与手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムと構成することができる。前記端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、前記返却場所の分類に応じて付与する前記ポイントに関する情報を格納するポイント格納手段と、を備えており、前記ポイント付与手段は前記ポイント格納手段の前記返却場所に対応するポイントを参照してポイントを付与することを特徴としてもよい。
【0026】
第三の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、前記返却商品の配送先を指定する配送先指定手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムと構成することができる。前記配送先指定手段は、前記返却商品の貸出場所、前記返却商品の貸出タイトルの在庫が不足している場所又は前記返却商品を受付けた場所に近いレンタル商品の貸出場所の少なくとも一つを配送先として指定することを特徴としてもよい。
【0027】
第四の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、前記貸出情報に対応した広告情報を前記端末装置に送信する広告情報送信手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムと構成することができる。前記貸出情報格納手段にはレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報が含まれており、前記属性情報に対応した広告情報を格納する広告情報格納手段と、前記返却情報を前記属性情報と照合して前記広告情報格納手段より対応する広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、を備えることを特徴としてもよい。
【0028】
第五の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、前記返却商品を貸出した場合に新たな貸出情報を前記貸出情報格納手段に書込む貸出情報書込手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムと構成することができる。
【0029】
上記の第一〜第五の発明は、いずれも本システムに特有の機能である加算料金算出やポイント付与の機能をレンタル店側の管理用ホストに持たせるよう構成しているが、これらの機能は返却受付専用窓口の端末側に持たせて、レンタル店側の管理用ホストに対して返却情報や貸出情報と照合した照合情報を送受信するように構成することもできる。
【0030】
つまり、第一の発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合した照合情報を受付ける照合情報受付手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムとして構成し、前記照合情報には前記貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合の料金に加算される加算料金に関する情報が含まれていることを特徴とすることができる。前記レンタル商品の貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合にかかる料金に加算される料金を算出する加算料金算出手段を備えることを特徴としてもよい。
【0031】
第二の発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合した照合情報を受付ける照合情報受付手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムとして構成し、前記照合情報には、前記返却されたレンタル商品の貸出先に付与されたポイントに関するポイント情報が含まれることを特徴とすることができる。前記返却されたレンタル商品の貸出先にポイントを付与するポイント付与手段を備えることを特徴としてもよい。
【0032】
第三の発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合した照合情報を受付ける照合情報受付手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムとして構成し、前記照合情報には、前記返却されたレンタル商品の配送先を指定した配送先情報が含まれることを特徴とすることができる。
【0033】
第四の発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報を格納する属性情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、前記返却情報を前記属性情報と照合して対応する広告情報を受付ける広告情報受付手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムとして構成することができる。
【0034】
第五の発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合した照合情報を受付ける照合情報受付手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムとして構成し、前記返却されたレンタル商品を貸出した場合に、新たな貸出情報を前記貸出情報格納手段に送信する貸出情報送信手段を備えることを特徴とすることができる。
【0035】
上記の第一〜第五の発明は、それぞれ複数の発明を組み合わせて用いることもできる。例えば、第一の発明にかかる加算料金算出手段と第二の発明にかかるポイント付与手段のいずれをも含むように構成すると、延滞料金の減少とレンタル店への来店機会の減少という返却受付専用窓口を設けることによりレンタル店に生じる課題を、同時に解決することができる。
【0036】
また、本発明は、上記の第一〜第五の発明のそれぞれの構成に対応して、それぞれのレンタル商品返却受付システムを用いたレンタル商品の返却受付方法として構成することもできる。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の例では本発明の実施形態の一例として、レンタル商品としてはレンタルビデオを、貸出店舗はレンタルビデオ店を、返却受付店舗についてはコンビニエンスストアを対象として説明するが、本発明の実施の態様はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば返却受付店舗に代わって携帯通信端末を備えた宅配用車両のように移動型の設備を用いるものであってもよい。
【0038】
図1は、本発明にかかるレンタル商品返却受付システムの概要を示す図である。図2、図3は、本発明にかかるレンタル商品返却受付システムのそれぞれ第1、第2の実施形態を示す図である。図4は、本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる加算料金算出システムによる加算料金算出の例を示す図である。図5、図6、図7は、本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる貸出管理データベースの、それぞれ顧客情報テーブル、商品情報テーブル、貸出情報テーブルの例を示す図である。図8、図9は、本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれるそれぞれ加算料金データベース、広告情報データベースの例を示す図である。図10、図11、図12は、本発明のレンタル商品の返却受付方法における、それぞれ加算料金算出、ポイント算出、広告情報表示のフローチャートである。図13、図14は、本発明のレンタル商品の返却受付方法におけるそれぞれ顧客への返却候補商品表示、顧客からの返却商品選択を受付のフローチャートである。図15は、本発明のレンタル商品の返却受付方法における配送先指定のフローを示す図である。
【0039】
図1において、コンビニエンスストア等のレンタル商品の返却受付店舗には、返却商品受付用の端末が設置されており、この端末はインターネット等の通信ネットワークに接続されており、受付用端末で受信したデータは通信ネットワークを通じてレンタル事業者がレンタル商品を管理している貸出情報管理システムに送信されるよう構成されている。
【0040】
返却受付店舗でレンタル商品の返却を受付けると、受付けたレンタル商品の貸出先や貸出タイトルを貸出情報管理システムに問合せて貸出期限等を照合し、確認がとれた場合は所定の料金を徴収してレンタル商品の返却を受付ける。当該レンタル商品は、コンビニエンスストアであれば一般の商品配送で巡回しているトラック等を利用して、貸出先であるレンタルビデオ店に配送される。
【0041】
本発明の第1の実施形態について、図2を用いて説明する。返却受付店舗10と貸出情報管理システム20は、インターネット等の通信ネットワークを通じてデータの送受信が可能なように接続されている。また、貸出情報管理システム20は、貸出店舗30の貸出・返却端末31と直接接続されていてもよいし、貸出店舗40の貸出・返却端末41とインターネット等の通信ネットワークを通じて接続されていてもよい。貸出情報管理システム20は、貸出管理データベース21、加算料金算出システム22、ポイント付与システム23、配送先指定システム24、広告情報配信システム25及び制御部26の全部又は一部から構成されている。
【0042】
貸出管理データベース21には、顧客情報テーブル211、商品情報テーブル212又は貸出情報テーブル213が含まれている。配送先指定システム24は、店舗マップデータベース241又は店舗別在庫データベース242からデータを取得することができる。広告情報配信システム25は、広告情報データベース251からデータを取得することができる。
【0043】
顧客は例えばレンタルビデオ店である貸出店舗30でレンタルビデオを借りると、貸出・返却受付端末31では顧客の会員カードやレンタルビデオのバーコード等を読み取って、読み取った貸出情報を貸出管理データベース21に記録する。この情報は、貸出情報テーブル213に、貸出先、タイトル名、貸出店舗名、貸出期限などに区分されて記録される。
【0044】
図7は、貸出管理データベース21に含まれる貸出情報テーブル213の一例であるが、貸し出した商品毎に貸出コードを付したレコードが設けられ、会員カード等から読み取った顧客コード、レンタルビデオのバーコード等から読み取った商品コード、貸出・返却受付端末31等に付された貸出店コード、貸出・返却受付端末31からの入力等により指定された貸出期限が、それぞれについてのフィールドに記録されている。
【0045】
次に、顧客はビデオを返却する場合、貸出店舗30まで行かずに、例えば自宅から最寄りで営業時間も長いコンビニエンスストアなどの返却受付店舗10で返却するケースについて説明する。返却受付端末11で返却されたレンタルビデオのバーコード等を読み取ると、インターネット等の通信ネットワークを通じて当該データが送信され、貸出管理データベース21の商品情報テーブル212及び貸出情報テーブル213と照合し、貸出期限等を確認して、返却受付端末11に表示する。返却受付店舗10では、この情報を参照して返却受付けの可否を判断することができる。
【0046】
図6は、貸出管理データベース21に含まれる商品情報テーブル212の一例であるが、レンタルビデオ店が保有する商品毎に商品コードを付したレコードが設けられ、ビデオのタイトル名、入荷時期、当該ビデオを担当する店舗コード、当該ビデオの貸出状況と貸出状況を記録したデータと関連付けられた貸出コードが、それぞれについてのフィールドに記録されている。返却受付端末11で読取られた商品に該当する商品コードを商品情報テーブル212において検索し、該当する貸出コードを抽出して、図7の例に示した貸出情報テーブル213の当該貸出コードに対応するレコードに記録された貸出期限等のフィールドを参照することで、上記の貸出期限等を確認することができる。
【0047】
また、図7の例に示した貸出情報テーブル213には、貸出店コードが記録されている。レンタルビデオ店である貸出店舗30の貸出・返却受付端末31、コンビニエンスストア等の返却受付店舗10の返却受付端末11にそれぞれ識別コードを付しておき、この貸出店コードと対照することにより、返却されたレンタルビデオが当該貸出店舗に返却されたものか、同一レンタルビデオチェーンの他店舗に返却されたものか、コンビニエンスストア等の返却受付専用窓口に返却されたものか、を容易に判別することができる。
【0048】
上記のように貸出情報の確認がされると、加算料金算出システム22が作動し、必要な延滞料金や返却受付店舗の利用手数料としての加算料金が算出される。加算料金算出システム22は、上記のように返却されたレンタルビデオがどの場所で返却されたのかを判別するとともに、加算料金データベース221に定義された料金体系を参照して加算料金を算出する。
【0049】
図8では、加算料金データベース221に定義された料金体系の一例を示している。左側の定義では、同一チェーンの他店舗に返却する場合は50円、返却専用店舗で返却する場合は100円が一律に加算されることとなる。右側の定義では、同一チェーンの他店舗に返却する場合は50円が一律に加算されるが、本件加算料金が返却専用店舗で返却することによる延滞料金の減少対策であることを鑑みて、延滞が生じていて延滞料金がかかる場合の加算料金は0円であるが、延滞が生じておらず延滞料金がかからない場合には200円を加算するよう設定されている。
【0050】
上記の加算料金の算出方法について、図4によりさらに詳しく説明する。ビデオの貸出料が3泊4日で400円、延滞料が1日200円と設定されていて貸出料金を貸出時に支払った場合、貸出店舗に返却する(1)の場合は、貸出期限内であれば追加料金は発生せず、1日延滞すると延滞料金200円を支払うことになる。次に、コンビニエンスストアなどの返却専用店舗で返却し加算料金を延滞の有無に関わらず一律100円と設定する(2)の場合は、貸出期限内であれば追加料金は加算料金の100円、1日延滞すると延滞料金200円と加算料金100円を合計した300円を支払うことになる。最後に、コンビニエンスストアなどの返却専用店舗で返却し加算料金を延滞が発生しない場合は一律200円と設定する(3)の場合は、貸出期限内であれば追加料金は加算料金の200円、1日延滞すると延滞料金の200円を支払うことになる。
【0051】
この加算料金は、返却専用店舗に対する手数料の財源として、また返却専用店舗の設置により貸出期限内に返却されるケースが増加するためにレンタル店の延滞料収入が減少することに対する新たな収入源として、設けられるものである。一般的には、前者の目的を重視するならば(2)のように、後者の目的を重視するならば(3)のように算出することが好ましいと考えられるが、レンタル店の事情により加算料金算出システム22は自由に設定できるよう構成すればよい。
【0052】
このように算出された加算料金に関する情報は、通信ネットワークを通じて返却受付店舗10に送信され、出力端末12に表示される。出力端末12は、ディスプレイに加算料金を表示するよう構成してもよいし、レシート等に打ち出して表示するよう構成してもよい。
【0053】
また、返却受付店舗10からの返却情報について貸出情報との確認がされると、ポイント付与システム23が作動し、返却した貸出先に与えるポイントが算出される。算出されたポイントは貸出管理データベース21の顧客情報テーブル211に記録される。図5は、貸出管理データベース21に含まれる顧客情報テーブル211の一例を示したものであるが、貸出先である顧客毎に顧客コードを付したレコードが設けられ、顧客の属性を記録するフィールドとあわせて、付与されたポイントを記録するためのフィールドが設けられている。
【0054】
このようにして算出されたポイントに関する情報は、通信ネットワークを通じて返却受付店舗10に送信され、出力端末12に表示される。出力端末12では、ディスプレイにポイントを表示するよう構成してもよいし、加算料金等と合わせて顧客に渡すレシートに打ち出すよう構成してもよい。
【0055】
さらに、貸出情報の確認がされると、配送先指定システム24が作動し、貸出管理データベース21、店舗マップデータベース241又は店舗別在庫データベース242を参照して、返却された商品の配送先が指定される。配送先に関する情報は通信ネットワークを通じて返却受付店舗10に送信され、出力端末12に表示される。出力端末12は、ディスプレイにポイントを表示する構成をとってもよいし、配送先指定用のシール等に打ち出せるよう構成してもよい。
【0056】
レンタルビデオ店によっては、返却されたビデオを貸出した店舗に返却する他に、同一チェーン内で当該ビデオのタイトルの在庫が不足している店舗に返却して欲しい場合や、同一チェーン内で最寄りの店舗に返却して欲しい場合も考えられる。貸出店が管理するホスト側が指定した店舗に関する情報を返却受付店舗に送信することにより、例えば当該店舗に関する情報をシールで打ち出してレンタルビデオに貼付することとすれば、配送先を容易に特定することができる。
【0057】
ここで、図15を用いて、配送先指定のフローについて説明する。レンタル商品の返却を受付けた(S50)後に、配送先を指定するのに以下の3つの方法のいずれかを設定することができる。返却されたレンタル商品から、貸出先及び貸出タイトルを検出し(S511)、貸出管理データベース21を検索して参照すると(S512)、貸出情報の中から貸出店舗を特定して検出することができる(S513)。この貸出店舗を配送先に指定し(S54)、返却受付店舗10に送信して配送先として出力してもよい(S55)。または、返却されたレンタル商品から貸出タイトルを検出し(S521)、店舗別在庫データベース242を検索すると(S522)、当該タイトルの在庫が不足している店舗を特定して検出することができる(S523)。この店舗を配送先に指定し(S54)、返却受付店舗10に送信して配送先として出力してもよい(S55)。または、店舗マップデータベース241を検索すると(S531)、当該返却受付店舗から最寄りの貸出店舗を特定して検出することができる(S532)。最寄りの店舗は、配送距離又は配送時間のいずれを基準にしてもよい。この店舗を配送先に指定し(S54)、返却受付店舗10に送信して配送先として出力してもよい(S55)。
【0058】
返却受付店舗は、返却を受付けたレンタルビデオ等を、他の商品で使用するトラックや宅配便等に乗せて配送する。特にコンビニエンスストアであれば、商品輸送用のトラックや宅配便の集荷用トラックが巡回しているので、これらを利用すると効率的である。
【0059】
しかしながら、宅配便等のトラックが到着するまでには通常は一定のタイムラグが生じるため、その間に返却されたレンタルビデオを店内に展示することとしてもよい。特にビデオの新タイトルであれば、コンビニエンスストアの来客が即時に貸し出しを希望することも考えられるため、これに対応できるよう入力端末13を設けて貸出情報を貸出情報管理システム20に送信できるよう構成し、新たな貸出の受付を可能にしてもよい。このように構成すると、顧客の利便性が高まるだけでなく、貸出店にとっても在庫の回転率がさらに向上するという効果が生じる。
【0060】
また、返却受付店舗10からの返却情報について貸出情報との確認がされると、広告情報送信システム25が作動し、レンタル商品の返却に訪れた顧客に提供する広告情報に関するデータを広告情報データベース251から抽出して、出力端末12に送信する。広告情報の送信は、例えば以下の手順により行われる。
【0061】
貸出情報管理システム20において、返却受付店舗10から返却されたレンタルビデオについての商品コードを受信すると、在庫情報テーブル212の商品コードから貸出コードを特定し、貸出情報テーブル213を参照して顧客コードを特定する。顧客情報テーブルについて該当する顧客コードのレコードを参照すると、例えば図5に示したように、性別や年齢などの属性を特定することができる。図9は、広告情報データベース251に含まれる属性に対応する広告コンテンツを定義したテーブルの一例であるが、上記で特定した属性をこのテーブルに対応させることにより、当該顧客に対して表示すべき広告コンテンツを特定することができる。
【0062】
このテーブルにおいて、それぞれの属性に対して効果的な広告コンテンツを定義しておくことにより、レンタル商品の返却に訪れた顧客に対して効果的な広告を表示することができる。また、広告情報データベース251には、それぞれの広告コンテンツコードに対応した広告コンテンツを表示するための文字データや画像データも格納されている。
【0063】
広告コンテンツとして、貸出し対象であるビデオを用いることとすると、返却受付店舗の設置によるレンタルビデオ店への来店客減少への対策とすることができる。広告の効果をより高めるためには、広告の有無に対応した貸出実績にかかる統計を用いて広告効果を分析する分析エンジンを設置し、広告情報データベース251に含まれる属性に対応する広告コンテンツの定義を修正するよう構成してもよい。
【0064】
図3は、本発明の第2の実施形態を示す図である。この実施形態においては、加算料金算出システム22、ポイント付与システム23、配送先指定システム24及び広告情報送信システム25が、返却受付店舗10側に設置されている。これらのシステムは返却受付店舗にのみ必要な固有のシステムであるため、返却受付店舗10内に設置し、必要な貸出情報について通信ネットワークを通じて貸出店舗が管理するシステムを参照するよう構成しても、同様の効果を生じさせることができる。
【0065】
本発明のレンタル商品の返却受付方法における加算料金算出のフローについて、図10のフローチャートを用いて説明する。まず、返却受付店舗において返却されたレンタル商品について、当該商品の商品コードと返却を受け入れた場所に関する識別情報を受信する(S01)。商品コードを参照して当該商品にかかる貸出情報を抽出し(S02)、貸出記録がされているか否かを確認する(S03)。貸出記録がされていない場合には、返却受付店舗の端末にエラーを表示するための情報を送信する(S04)。
【0066】
貸出記録がされている場合は、当該商品の貸出期限を参照する(S05)。貸出期限内の返却か否かを判断し(S06)、貸出期限を超えている場合には、所定の延滞料金に関する情報を参照する(S07)。貸出期限を超えていない場合、また貸出期限を超えていて延滞料金を算出した後には、返却を受け入れた場所に関する識別情報に対応する加算料金を加算料金データベースで参照し(S08)、当該加算料金に該当する場合は延滞料金を加算して、追加料金を算出する(S09)。追加料金は、返却受付店舗の端末に表示するための情報として送信される(S10)。
【0067】
本発明のレンタル商品の返却受付方法におけるポイント算出のフローについて、図11のフローチャートを用いて説明する。まず、返却受付店舗において返却されたレンタル商品について、当該商品の商品コードを受信する(S11)。商品コードを参照して当該商品にかかる貸出情報を抽出し(S12)、貸出記録がされているか否かを確認する(S13)。貸出記録がされていない場合には、返却受付店舗の端末にエラーを表示するための情報を送信する(S14)。
【0068】
貸出記録がされている場合は、当該商品について該当する顧客情報を参照する(S15)。また、当該顧客に付与すべきポイントをポイント付与システムにおいて参照し(S16)、該当するポイントを当該顧客に付与するために当該顧客に関する顧客情報に記録する(S17)。付与されたポイントは、返却受付店舗の端末に表示するための情報として送信される(S18)。
【0069】
本発明のレンタル商品の返却受付方法における広告情報表示のフローについて、図12のフローチャートを用いて説明する。まず、返却受付店舗において返却されたレンタル商品について、当該商品の商品コードを受信する(S21)。商品コードを参照して当該商品にかかる貸出情報を抽出し(S22)、貸出記録がされているか否かを確認する(S23)。貸出記録がされていない場合には、返却受付店舗の端末にエラーを表示するための情報を送信する(S24)。
【0070】
貸出記録がされている場合は、当該商品について該当する顧客情報を参照する(S25)。当該顧客情報より顧客の属性に関する情報を抽出し(S26)、広告情報データベースで顧客の属性に応じて提供する広告を指定した広告対応表を参照する(S27)。広告対応表から属性に応じた広告を特定すると、広告コンテンツ表示するためのデータを広告情報データベースから抽出する(S28)。抽出されたデータは、返却受付店舗の端末に広告を表示するための情報として送信される(S29)。
【0071】
次に、図13及び図14を用いて、レンタル商品を返却する顧客が初めに返却すべき商品に関する情報を抽出し、返却受付店舗において当該情報と返却された商品が合致する場合に返却を受け入れるよう構成する場合のフローについて説明する。これまでの例においては、レンタル商品の返却受付店舗において、返却されたレンタル商品に関する情報を端末装置により読み取ったり入力したりすることにより返却情報を取得するよう構成しているが、このケースにおいては、レンタル商品を返却に訪れた顧客が端末装置で貸出情報から返却情報を選択し、レンタル商品の返却受付店舗において返却されたレンタル商品が当該返却情報と合致する場合に、レンタル商品を受け入れるよう構成される。
【0072】
図13においては、まず顧客が返却受付店舗の端末を操作することにより、自己の氏名や会員コード等を入力することにより特定された顧客コードを受信する(S31)。顧客コードから該当する貸出情報を参照して(S32)、返却受付店舗の端末に当該顧客に貸し出しているレンタル商品に関する貸出リストを表示するための情報が送信される(S33)。
【0073】
当該貸出リストが返却受付店舗の端末に表示されると、顧客はその中から返却したい商品を選択する。それぞれの商品には貸出情報と関連付けられた貸出コードが付与されており、選択された商品に関する貸出コードを受信すると(S34)、当該貸出コードに対応する貸出情報が、返却受付店舗の端末に表示するための情報として送信される(S35)。送信された貸出情報は、返却受付店舗に置いて返却シートとして出力できるよう構成すると、返却受付店舗では当該返却シートと返却しようとする商品を対比することにより、返却商品の受け入れの可否を判断することができる。必要な加算料金を算出して合わせて表示するよう設定されば、返却受付店舗の窓口において当該返却シートを参照して加算料金を収納することもできる。
【0074】
図14においては、上記の返却シートともに顧客が返却しようとする商品を受け取った返却受付店舗の窓口より、当該商品にかかる商品コードについてバーコード等を読取ることにより受信する(S41)。当該商品コードを参照して当該商品にかかる貸出情報を抽出し(S42)、貸出記録がされているか否かを確認する(S43)。貸出記録がされていない場合には、返却受付店舗の端末にエラーを表示するための情報を送信する(S44)。
【0075】
貸出記録がされている場合は、返却受付店舗の端末に表示するための情報として、当該貸出情報を送信する(S45)。ここで用いられる端末は、顧客が操作するための端末ではなく、返却される商品を受け入れる返却受付店舗の窓口において参照可能な端末が用いられる。上記の返却シートに加算料金等が表示されていない場合には、ここで表示するよう構成してもよい。表示した貸出情報に対して、返却受付店舗の端末より商品の返却受け入れについての確認情報を受信すると(S46)、当該商品の貸出情報について返却済みの記録がされる(S47)。
【0076】
【発明の効果】
本発明により、レンタルビデオ店などのレンタル店にいては、返却受付専用窓口を設けた場合のレンタル店への来店機会の減少と延滞料金の減少という課題を解決することができるため、コンビニエンスストアのように店舗数が多く営業時間の長い返却受付窓口を設置することにより、顧客サービスの向上を図ることができる。
【0077】
レンタルビデオ店などのレンタル店の顧客にとっても、例えばコンビニエンスストアのように営業時間が長くかつ店舗数が多い店舗においてレンタルビデオの返却が可能になると、面倒な返却の手間が改善されて、利便性が大幅に向上することになる。
【0078】
また、返却受付窓口で返却を受け入れたレンタル商品について、レンタル店の在庫事情等に対応した配送先を指定したり、返却受付窓口での貸出をも可能にすることにより、レンタル店の在庫効率を向上させたり、顧客の利便性を高めることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムの概要を示す図である。
【図2】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムの第1の実施形態を示す図である。
【図3】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムの第2の実施形態を示す図である。
【図4】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる加算料金算出システムによる加算料金算出の例を示す図である。
【図5】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる貸出管理データベースの顧客情報テーブルの例を示す図である。
【図6】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる貸出管理データベースの商品情報テーブルの例を示す図である。
【図7】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる貸出管理データベースの貸出情報テーブルの例を示す図である。
【図8】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる加算料金データベースの例を示す図である。
【図9】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる広告情報データベースの例を示す図である。
【図10】本発明のレンタル商品の返却受付方法における加算料金算出のフローチャートである。
【図11】本発明のレンタル商品の返却受付方法におけるポイント算出のフローチャートである。
【図12】本発明のレンタル商品の返却受付方法における広告情報表示のフローチャートである。
【図13】本発明のレンタル商品の返却受付方法における顧客への返却候補商品表示のフローチャートである。
【図14】本発明のレンタル商品の返却受付方法における顧客からの返却商品選択を受付けるフローチャートである。
【図15】本発明のレンタル商品の返却受付方法における配送先指定のフローを示す図である。
【符号の説明】
10 返却受付店舗
11 返却受付端末
12 出力端末
13 入力端末
14 制御部
20 貸出情報管理システム
21 貸出管理データベース
211 顧客情報テーブル
212 商品情報テーブル
213 貸出情報テーブル
22 加算料金算出システム
221 加算料金データベース
23 ポイント付与システム
24 配送先指定システム
241 店舗マップデータベース
242 店舗別在庫データベース
25 広告情報配信システム
251 広告情報データベース
26 制御部
30 貸出店舗
31 貸出・返却受付端末
40 貸出店舗
41 貸出・返却受付端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システム、及びレンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ・DVD・CDなどのレンタル店においては、店舗に貸出先や貸出期限に関する貸出情報管理用のコンピュータを設置し、貸出したビデオが返却されるとコンピュータを検索することで、貸出期限の確認や延滞料金の算出が行えるようになっている。しかし、これらのコンピュータは店舗毎に独立して使用されており、例えばあるレンタル店で借りたビデオを別のレンタル店で返却するということは、同一チェーンであっても受付けられていない。
【0003】
これは、レンタルビデオ店の多くがFC(フランチャイズ)店であるため、在庫管理や貸出管理が原則として店舗ごとに行われているためである。FC本部からは、新商品の情報提供を中心とした発注代行システムや会員情報や貸出情報の集計によるマーケッティング支援は行われているものの、在庫情報の統一管理までは行われていないのが一般的である。最近は、大手レンタルビデオチェーンがリアルタイム対応のPOSシステムによる売れ筋情報の提供や、全店共通のポイントカード導入の予定を発表しているが、これらはレンタル商品の相互受入れまでを含むものではない。
【0004】
このような状況に対して、インターネット等の通信ネットワークを通じてレンタル商品の貸出情報を管理することにより、希望するレンタル商品に関する情報を容易に取得できる発明が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
しかしながら、上記の特許文献1記載の発明はレンタル商品の貸出状況を管理することを目的とするものであり、上記の例に示したあるレンタル店で借りたビデオを別のレンタル店で返却するという課題を解決するものではない。一方、レンタカー業界においては実用的なニーズが高いこともあり、例えば同一メーカー系列の業者においては、複数店間の情報の共有により、借りた店とは異なる店に返却ができるいわゆる「乗り捨て」が可能になっている。従って、レンタルビデオについても在庫管理を統合して同一チェーンの他店で自由な返却を可能にすることは、技術的には実現し得るものと考えられる。
【0006】
【特許文献1】特開2002−56318号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の課題について、利用者の立場からは、ビデオを借りて観た後に返却期限内にレンタルビデオ店まで返しに行くことは、非常に面倒に感じることが多い。同一チェーンの他店で返却が可能になれば、例えば自宅の近くの店舗で借りたビデオを職場の近くの店舗で返却するといったことも可能になるため、レンタルビデオの利便性が非常に高まることになる。
【0008】
しかし、レンタルビデオ店の数は業界大手の業者であっても1,000店舗強であり(2001年3月末現在)、レンタルビデオ店間での他店返却を可能にしても利用者の利便性が著しく向上するとは限らない。これに対し、例えばコンビニエンスストアであれば業界大手クラスのチェーンであれば10,000店舗近い店舗網を有しており(2001年3月末現在)、これらの店舗を返却受付窓口として利用することができれば、利用者の利便性は著しく向上するものと考えられる。
【0009】
しかしながら、例えばコンビニエンスストアでの返却を可能にすると、レンタルビデオ店にとっては、顧客が来店する機会が減るという新たな問題が生じることとなってしまう。その結果、返却のために来店した顧客が目についた別のビデオを借りるといういわゆる「衝動借り」の機会が失われてしまうこととなり、売上高が大きく減少してしまうことも予想される。
【0010】
加えて、レンタルビデオ店では返却が面倒になって返却期限を超過した場合には延滞料金を支払わなければならないことが一般的であるが、この延滞料金がレンタルビデオ店にとっては一定の収益源になっている側面も否めないため、返却の利便性向上により延滞が減少すると、レンタルビデオ店は新たに別の収益源を求めなければならないという経営上の課題が生じることになってしまう。
【0011】
本発明は、レンタル商品を貸出した店舗と異なる場所の返却受付専用窓口において返却を受付ける場合に生じる、レンタル店への来店客の減少と延滞料金の減少という課題に対応することが可能な、レンタル商品返却受付システム及びレンタル商品の返却受付方法を提供することを目的とするものである。また、本発明は、上記の場合において生じ得る、返却されたレンタル商品をどこに配送するかという問題、また返却受付専用窓口において貸出しを希望する顧客への対応を解決することも目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する第一の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合の料金に加算される料金を算出する加算料金算出手段と、前記加算料金に関する情報を前記端末装置に送信する加算料金送信手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムである。また、第一の発明は、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、前記返却場所の分類に応じて加算する前記加算料金に関する情報を格納する加算料金格納手段と、を備えており、前記加算料金算出手段は前記加算料金格納手段の前記返却場所に対応する加算料金を参照して加算料金を算出することを特徴としてもよい。
【0013】
この発明においては、返却場所で受入れたレンタル商品を貸出情報と照合したうえで、貸出した店舗まで行かずに返却できることに対する手数料又は運送料に対応する料金として、返却場所別等の一定の基準に従った加算料金を算出して徴収することにより、レンタル店にとっては延滞料金に代わる収入源やコンビニエンスストア等の返却受付窓口に対する取扱い手数料の財源とすることができる。
【0014】
尚、返却受付窓口となる貸出場所と異なる場所とは、レンタル商品の受渡しが可能で、かつデータ通信の可能な端末装置を備えたサービス提供者が存在する場所であればよく、コンビエンスストアや鉄道駅の売店のような固定型の店舗であってもよいし、宅配便のようにレンタル商品の受渡しが可能な移動型のものであってもよい。また、貸出先とはレンタル商品を貸出す相手である顧客のことを、貸出タイトルとはビデオや音楽CDの作品名や作品コードのことを、貸出期限とは基本料金内でレンタル商品を返却する期限のことを、貸出料金とはレンタルの対価である利用にかかる基本料金のことを、貸出場所とはレンタル店などレンタル商品を貸出す場所の位置や名称のことをいう。
【0015】
上記の課題を解決する第二の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記返却されたレンタル商品の貸出先にポイントを付与するポイント付与手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムである。また、第二の発明は、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、前記返却場所の分類に応じて付与する前記ポイントに関する情報を格納するポイント格納手段と、を備えており、前記ポイント付与手段は前記ポイント格納手段の前記返却場所に対応するポイントを参照してポイントを付与することを特徴としてもよい。
【0016】
この発明においては、返却受付専用の店舗でレンタル商品を返却した顧客に対してポイントを付与することにより、レンタル店への来店を促し、レンタル店は返却受付専用窓口の設置による来店者数の減少を緩和することができる。尚、ここでのポイントとは、次回レンタル時の料金割引や景品との交換など、顧客に対する特典に関連付けられたサービスポイントのことをいう。
【0017】
上記の課題を解決する第三の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記返却されたレンタル商品の配送先を指定する配送先指定手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムである。また、第三の発明において、前記配送先指定手段は、前記返却されたレンタル商品の貸出場所、前記返却されたレンタル商品の貸出タイトルの在庫が不足している場所又は前記返却されたレンタル商品を受付けた場所に近いレンタル商品の貸出場所の少なくとも一つを配送先として指定することを特徴としてもよい。
【0018】
この発明においては、返却受付専用窓口に返却されたレンタル商品を返送する配送先について、当該レンタル商品の貸出しを行ったレンタル店に限定することなく、貸出管理の事情に応じた配送先を指定することで、レンタル店間の在庫調整等にも利用することができる。指定する配送先は、原則通りレンタル商品を貸出したレンタル店の他、返却された貸出タイトルの在庫が不足している店に優先的に配送してチェーン全体の在庫効率を高めたり、返却受付専用窓口から最短距離又は最短時間の店舗に配送することで配送効率を高めたりすることができる。
【0019】
上記の課題を解決する第四の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記貸出情報に対応した広告情報を前記端末装置に送信する広告情報送信手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムである。また、第四の発明は、前記貸出情報格納手段にはレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報が含まれており、前記属性情報に対応した広告情報を格納する広告情報格納手段と、前記返却情報を前記属性情報と照合して前記広告情報格納手段より対応する広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、を備えることを特徴としてもよい。
【0020】
この発明においては、貸出先である登録会員等の属性や貸出タイトルから登録会員等の嗜好に合致した広告情報を選択し、該当する広告情報を返却専用店舗に訪れた登録会員等に提供することにより、レンタル店への来店の促進や広告料収入による延滞料金に代わる収入の確保を図ることができる。従って、ここで用いられる広告情報は、広告料を支払う一般企業の広告であってもよいし、例えば新作ビデオ情報など来店を促すためのレンタル店独自の広告であってもよい。
【0021】
上記の課題を解決する第五の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記返却されたレンタル商品を貸出した場合に新たな貸出情報を前記貸出情報格納手段に書込む貸出情報書込手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムである。
【0022】
この発明においては、返却受付専用窓口として例えばコンビニエンスストアでレンタル商品が返却され、トラックなどの配送手段が到着するまで店内に展示しておいたところ新たな来店者が当該商品のレンタルを希望した場合に、コンビニエンスストアにおいても貸出の手続を行うことが可能となるため、顧客の利便性が向上するとともに、レンタル商品の回転率をさらに向上させることもできる。
【0023】
上記の第一〜第五の発明は、いずれもコンビニエンスストア等のレンタル商品の返却場所において、返却されたレンタル商品に関する情報を端末装置により読み取ったり入力したりすることにより返却情報を取得するよう構成しているが、それぞれの発明に対応して、レンタル商品を返却に訪れた顧客等が端末装置で貸出情報から返却情報を選択し、コンビニエンスストア等のレンタル商品の返却場所の窓口で返却されたレンタル商品が当該返却情報と合致することを確認するよう構成してもよい。
【0024】
つまり、第一の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、前記返却商品について前記貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合の料金に加算される料金を算出する加算料金算出手段と、前記加算料金に関する情報を前記端末装置に送信する加算料金送信手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムと構成することができる。前記端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、前記返却場所の分類に応じて加算する前記加算料金に関する情報を格納する加算料金格納手段と、を備えており、前記加算料金算出手段は前記加算料金格納手段の前記返却場所に対応する加算料金を参照して加算料金を算出することを特徴としてもよい。
【0025】
第二の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、前記返却商品の貸出先にポイントを付与するポイント付与手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムと構成することができる。前記端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、前記返却場所の分類に応じて付与する前記ポイントに関する情報を格納するポイント格納手段と、を備えており、前記ポイント付与手段は前記ポイント格納手段の前記返却場所に対応するポイントを参照してポイントを付与することを特徴としてもよい。
【0026】
第三の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、前記返却商品の配送先を指定する配送先指定手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムと構成することができる。前記配送先指定手段は、前記返却商品の貸出場所、前記返却商品の貸出タイトルの在庫が不足している場所又は前記返却商品を受付けた場所に近いレンタル商品の貸出場所の少なくとも一つを配送先として指定することを特徴としてもよい。
【0027】
第四の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、前記貸出情報に対応した広告情報を前記端末装置に送信する広告情報送信手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムと構成することができる。前記貸出情報格納手段にはレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報が含まれており、前記属性情報に対応した広告情報を格納する広告情報格納手段と、前記返却情報を前記属性情報と照合して前記広告情報格納手段より対応する広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、を備えることを特徴としてもよい。
【0028】
第五の発明は、レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、前記返却商品を貸出した場合に新たな貸出情報を前記貸出情報格納手段に書込む貸出情報書込手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムと構成することができる。
【0029】
上記の第一〜第五の発明は、いずれも本システムに特有の機能である加算料金算出やポイント付与の機能をレンタル店側の管理用ホストに持たせるよう構成しているが、これらの機能は返却受付専用窓口の端末側に持たせて、レンタル店側の管理用ホストに対して返却情報や貸出情報と照合した照合情報を送受信するように構成することもできる。
【0030】
つまり、第一の発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合した照合情報を受付ける照合情報受付手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムとして構成し、前記照合情報には前記貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合の料金に加算される加算料金に関する情報が含まれていることを特徴とすることができる。前記レンタル商品の貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合にかかる料金に加算される料金を算出する加算料金算出手段を備えることを特徴としてもよい。
【0031】
第二の発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合した照合情報を受付ける照合情報受付手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムとして構成し、前記照合情報には、前記返却されたレンタル商品の貸出先に付与されたポイントに関するポイント情報が含まれることを特徴とすることができる。前記返却されたレンタル商品の貸出先にポイントを付与するポイント付与手段を備えることを特徴としてもよい。
【0032】
第三の発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合した照合情報を受付ける照合情報受付手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムとして構成し、前記照合情報には、前記返却されたレンタル商品の配送先を指定した配送先情報が含まれることを特徴とすることができる。
【0033】
第四の発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報を格納する属性情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、前記返却情報を前記属性情報と照合して対応する広告情報を受付ける広告情報受付手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムとして構成することができる。
【0034】
第五の発明は、レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、前記返却情報を前記貸出情報と照合した照合情報を受付ける照合情報受付手段と、を備えたレンタル商品返却受付システムとして構成し、前記返却されたレンタル商品を貸出した場合に、新たな貸出情報を前記貸出情報格納手段に送信する貸出情報送信手段を備えることを特徴とすることができる。
【0035】
上記の第一〜第五の発明は、それぞれ複数の発明を組み合わせて用いることもできる。例えば、第一の発明にかかる加算料金算出手段と第二の発明にかかるポイント付与手段のいずれをも含むように構成すると、延滞料金の減少とレンタル店への来店機会の減少という返却受付専用窓口を設けることによりレンタル店に生じる課題を、同時に解決することができる。
【0036】
また、本発明は、上記の第一〜第五の発明のそれぞれの構成に対応して、それぞれのレンタル商品返却受付システムを用いたレンタル商品の返却受付方法として構成することもできる。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の例では本発明の実施形態の一例として、レンタル商品としてはレンタルビデオを、貸出店舗はレンタルビデオ店を、返却受付店舗についてはコンビニエンスストアを対象として説明するが、本発明の実施の態様はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば返却受付店舗に代わって携帯通信端末を備えた宅配用車両のように移動型の設備を用いるものであってもよい。
【0038】
図1は、本発明にかかるレンタル商品返却受付システムの概要を示す図である。図2、図3は、本発明にかかるレンタル商品返却受付システムのそれぞれ第1、第2の実施形態を示す図である。図4は、本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる加算料金算出システムによる加算料金算出の例を示す図である。図5、図6、図7は、本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる貸出管理データベースの、それぞれ顧客情報テーブル、商品情報テーブル、貸出情報テーブルの例を示す図である。図8、図9は、本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれるそれぞれ加算料金データベース、広告情報データベースの例を示す図である。図10、図11、図12は、本発明のレンタル商品の返却受付方法における、それぞれ加算料金算出、ポイント算出、広告情報表示のフローチャートである。図13、図14は、本発明のレンタル商品の返却受付方法におけるそれぞれ顧客への返却候補商品表示、顧客からの返却商品選択を受付のフローチャートである。図15は、本発明のレンタル商品の返却受付方法における配送先指定のフローを示す図である。
【0039】
図1において、コンビニエンスストア等のレンタル商品の返却受付店舗には、返却商品受付用の端末が設置されており、この端末はインターネット等の通信ネットワークに接続されており、受付用端末で受信したデータは通信ネットワークを通じてレンタル事業者がレンタル商品を管理している貸出情報管理システムに送信されるよう構成されている。
【0040】
返却受付店舗でレンタル商品の返却を受付けると、受付けたレンタル商品の貸出先や貸出タイトルを貸出情報管理システムに問合せて貸出期限等を照合し、確認がとれた場合は所定の料金を徴収してレンタル商品の返却を受付ける。当該レンタル商品は、コンビニエンスストアであれば一般の商品配送で巡回しているトラック等を利用して、貸出先であるレンタルビデオ店に配送される。
【0041】
本発明の第1の実施形態について、図2を用いて説明する。返却受付店舗10と貸出情報管理システム20は、インターネット等の通信ネットワークを通じてデータの送受信が可能なように接続されている。また、貸出情報管理システム20は、貸出店舗30の貸出・返却端末31と直接接続されていてもよいし、貸出店舗40の貸出・返却端末41とインターネット等の通信ネットワークを通じて接続されていてもよい。貸出情報管理システム20は、貸出管理データベース21、加算料金算出システム22、ポイント付与システム23、配送先指定システム24、広告情報配信システム25及び制御部26の全部又は一部から構成されている。
【0042】
貸出管理データベース21には、顧客情報テーブル211、商品情報テーブル212又は貸出情報テーブル213が含まれている。配送先指定システム24は、店舗マップデータベース241又は店舗別在庫データベース242からデータを取得することができる。広告情報配信システム25は、広告情報データベース251からデータを取得することができる。
【0043】
顧客は例えばレンタルビデオ店である貸出店舗30でレンタルビデオを借りると、貸出・返却受付端末31では顧客の会員カードやレンタルビデオのバーコード等を読み取って、読み取った貸出情報を貸出管理データベース21に記録する。この情報は、貸出情報テーブル213に、貸出先、タイトル名、貸出店舗名、貸出期限などに区分されて記録される。
【0044】
図7は、貸出管理データベース21に含まれる貸出情報テーブル213の一例であるが、貸し出した商品毎に貸出コードを付したレコードが設けられ、会員カード等から読み取った顧客コード、レンタルビデオのバーコード等から読み取った商品コード、貸出・返却受付端末31等に付された貸出店コード、貸出・返却受付端末31からの入力等により指定された貸出期限が、それぞれについてのフィールドに記録されている。
【0045】
次に、顧客はビデオを返却する場合、貸出店舗30まで行かずに、例えば自宅から最寄りで営業時間も長いコンビニエンスストアなどの返却受付店舗10で返却するケースについて説明する。返却受付端末11で返却されたレンタルビデオのバーコード等を読み取ると、インターネット等の通信ネットワークを通じて当該データが送信され、貸出管理データベース21の商品情報テーブル212及び貸出情報テーブル213と照合し、貸出期限等を確認して、返却受付端末11に表示する。返却受付店舗10では、この情報を参照して返却受付けの可否を判断することができる。
【0046】
図6は、貸出管理データベース21に含まれる商品情報テーブル212の一例であるが、レンタルビデオ店が保有する商品毎に商品コードを付したレコードが設けられ、ビデオのタイトル名、入荷時期、当該ビデオを担当する店舗コード、当該ビデオの貸出状況と貸出状況を記録したデータと関連付けられた貸出コードが、それぞれについてのフィールドに記録されている。返却受付端末11で読取られた商品に該当する商品コードを商品情報テーブル212において検索し、該当する貸出コードを抽出して、図7の例に示した貸出情報テーブル213の当該貸出コードに対応するレコードに記録された貸出期限等のフィールドを参照することで、上記の貸出期限等を確認することができる。
【0047】
また、図7の例に示した貸出情報テーブル213には、貸出店コードが記録されている。レンタルビデオ店である貸出店舗30の貸出・返却受付端末31、コンビニエンスストア等の返却受付店舗10の返却受付端末11にそれぞれ識別コードを付しておき、この貸出店コードと対照することにより、返却されたレンタルビデオが当該貸出店舗に返却されたものか、同一レンタルビデオチェーンの他店舗に返却されたものか、コンビニエンスストア等の返却受付専用窓口に返却されたものか、を容易に判別することができる。
【0048】
上記のように貸出情報の確認がされると、加算料金算出システム22が作動し、必要な延滞料金や返却受付店舗の利用手数料としての加算料金が算出される。加算料金算出システム22は、上記のように返却されたレンタルビデオがどの場所で返却されたのかを判別するとともに、加算料金データベース221に定義された料金体系を参照して加算料金を算出する。
【0049】
図8では、加算料金データベース221に定義された料金体系の一例を示している。左側の定義では、同一チェーンの他店舗に返却する場合は50円、返却専用店舗で返却する場合は100円が一律に加算されることとなる。右側の定義では、同一チェーンの他店舗に返却する場合は50円が一律に加算されるが、本件加算料金が返却専用店舗で返却することによる延滞料金の減少対策であることを鑑みて、延滞が生じていて延滞料金がかかる場合の加算料金は0円であるが、延滞が生じておらず延滞料金がかからない場合には200円を加算するよう設定されている。
【0050】
上記の加算料金の算出方法について、図4によりさらに詳しく説明する。ビデオの貸出料が3泊4日で400円、延滞料が1日200円と設定されていて貸出料金を貸出時に支払った場合、貸出店舗に返却する(1)の場合は、貸出期限内であれば追加料金は発生せず、1日延滞すると延滞料金200円を支払うことになる。次に、コンビニエンスストアなどの返却専用店舗で返却し加算料金を延滞の有無に関わらず一律100円と設定する(2)の場合は、貸出期限内であれば追加料金は加算料金の100円、1日延滞すると延滞料金200円と加算料金100円を合計した300円を支払うことになる。最後に、コンビニエンスストアなどの返却専用店舗で返却し加算料金を延滞が発生しない場合は一律200円と設定する(3)の場合は、貸出期限内であれば追加料金は加算料金の200円、1日延滞すると延滞料金の200円を支払うことになる。
【0051】
この加算料金は、返却専用店舗に対する手数料の財源として、また返却専用店舗の設置により貸出期限内に返却されるケースが増加するためにレンタル店の延滞料収入が減少することに対する新たな収入源として、設けられるものである。一般的には、前者の目的を重視するならば(2)のように、後者の目的を重視するならば(3)のように算出することが好ましいと考えられるが、レンタル店の事情により加算料金算出システム22は自由に設定できるよう構成すればよい。
【0052】
このように算出された加算料金に関する情報は、通信ネットワークを通じて返却受付店舗10に送信され、出力端末12に表示される。出力端末12は、ディスプレイに加算料金を表示するよう構成してもよいし、レシート等に打ち出して表示するよう構成してもよい。
【0053】
また、返却受付店舗10からの返却情報について貸出情報との確認がされると、ポイント付与システム23が作動し、返却した貸出先に与えるポイントが算出される。算出されたポイントは貸出管理データベース21の顧客情報テーブル211に記録される。図5は、貸出管理データベース21に含まれる顧客情報テーブル211の一例を示したものであるが、貸出先である顧客毎に顧客コードを付したレコードが設けられ、顧客の属性を記録するフィールドとあわせて、付与されたポイントを記録するためのフィールドが設けられている。
【0054】
このようにして算出されたポイントに関する情報は、通信ネットワークを通じて返却受付店舗10に送信され、出力端末12に表示される。出力端末12では、ディスプレイにポイントを表示するよう構成してもよいし、加算料金等と合わせて顧客に渡すレシートに打ち出すよう構成してもよい。
【0055】
さらに、貸出情報の確認がされると、配送先指定システム24が作動し、貸出管理データベース21、店舗マップデータベース241又は店舗別在庫データベース242を参照して、返却された商品の配送先が指定される。配送先に関する情報は通信ネットワークを通じて返却受付店舗10に送信され、出力端末12に表示される。出力端末12は、ディスプレイにポイントを表示する構成をとってもよいし、配送先指定用のシール等に打ち出せるよう構成してもよい。
【0056】
レンタルビデオ店によっては、返却されたビデオを貸出した店舗に返却する他に、同一チェーン内で当該ビデオのタイトルの在庫が不足している店舗に返却して欲しい場合や、同一チェーン内で最寄りの店舗に返却して欲しい場合も考えられる。貸出店が管理するホスト側が指定した店舗に関する情報を返却受付店舗に送信することにより、例えば当該店舗に関する情報をシールで打ち出してレンタルビデオに貼付することとすれば、配送先を容易に特定することができる。
【0057】
ここで、図15を用いて、配送先指定のフローについて説明する。レンタル商品の返却を受付けた(S50)後に、配送先を指定するのに以下の3つの方法のいずれかを設定することができる。返却されたレンタル商品から、貸出先及び貸出タイトルを検出し(S511)、貸出管理データベース21を検索して参照すると(S512)、貸出情報の中から貸出店舗を特定して検出することができる(S513)。この貸出店舗を配送先に指定し(S54)、返却受付店舗10に送信して配送先として出力してもよい(S55)。または、返却されたレンタル商品から貸出タイトルを検出し(S521)、店舗別在庫データベース242を検索すると(S522)、当該タイトルの在庫が不足している店舗を特定して検出することができる(S523)。この店舗を配送先に指定し(S54)、返却受付店舗10に送信して配送先として出力してもよい(S55)。または、店舗マップデータベース241を検索すると(S531)、当該返却受付店舗から最寄りの貸出店舗を特定して検出することができる(S532)。最寄りの店舗は、配送距離又は配送時間のいずれを基準にしてもよい。この店舗を配送先に指定し(S54)、返却受付店舗10に送信して配送先として出力してもよい(S55)。
【0058】
返却受付店舗は、返却を受付けたレンタルビデオ等を、他の商品で使用するトラックや宅配便等に乗せて配送する。特にコンビニエンスストアであれば、商品輸送用のトラックや宅配便の集荷用トラックが巡回しているので、これらを利用すると効率的である。
【0059】
しかしながら、宅配便等のトラックが到着するまでには通常は一定のタイムラグが生じるため、その間に返却されたレンタルビデオを店内に展示することとしてもよい。特にビデオの新タイトルであれば、コンビニエンスストアの来客が即時に貸し出しを希望することも考えられるため、これに対応できるよう入力端末13を設けて貸出情報を貸出情報管理システム20に送信できるよう構成し、新たな貸出の受付を可能にしてもよい。このように構成すると、顧客の利便性が高まるだけでなく、貸出店にとっても在庫の回転率がさらに向上するという効果が生じる。
【0060】
また、返却受付店舗10からの返却情報について貸出情報との確認がされると、広告情報送信システム25が作動し、レンタル商品の返却に訪れた顧客に提供する広告情報に関するデータを広告情報データベース251から抽出して、出力端末12に送信する。広告情報の送信は、例えば以下の手順により行われる。
【0061】
貸出情報管理システム20において、返却受付店舗10から返却されたレンタルビデオについての商品コードを受信すると、在庫情報テーブル212の商品コードから貸出コードを特定し、貸出情報テーブル213を参照して顧客コードを特定する。顧客情報テーブルについて該当する顧客コードのレコードを参照すると、例えば図5に示したように、性別や年齢などの属性を特定することができる。図9は、広告情報データベース251に含まれる属性に対応する広告コンテンツを定義したテーブルの一例であるが、上記で特定した属性をこのテーブルに対応させることにより、当該顧客に対して表示すべき広告コンテンツを特定することができる。
【0062】
このテーブルにおいて、それぞれの属性に対して効果的な広告コンテンツを定義しておくことにより、レンタル商品の返却に訪れた顧客に対して効果的な広告を表示することができる。また、広告情報データベース251には、それぞれの広告コンテンツコードに対応した広告コンテンツを表示するための文字データや画像データも格納されている。
【0063】
広告コンテンツとして、貸出し対象であるビデオを用いることとすると、返却受付店舗の設置によるレンタルビデオ店への来店客減少への対策とすることができる。広告の効果をより高めるためには、広告の有無に対応した貸出実績にかかる統計を用いて広告効果を分析する分析エンジンを設置し、広告情報データベース251に含まれる属性に対応する広告コンテンツの定義を修正するよう構成してもよい。
【0064】
図3は、本発明の第2の実施形態を示す図である。この実施形態においては、加算料金算出システム22、ポイント付与システム23、配送先指定システム24及び広告情報送信システム25が、返却受付店舗10側に設置されている。これらのシステムは返却受付店舗にのみ必要な固有のシステムであるため、返却受付店舗10内に設置し、必要な貸出情報について通信ネットワークを通じて貸出店舗が管理するシステムを参照するよう構成しても、同様の効果を生じさせることができる。
【0065】
本発明のレンタル商品の返却受付方法における加算料金算出のフローについて、図10のフローチャートを用いて説明する。まず、返却受付店舗において返却されたレンタル商品について、当該商品の商品コードと返却を受け入れた場所に関する識別情報を受信する(S01)。商品コードを参照して当該商品にかかる貸出情報を抽出し(S02)、貸出記録がされているか否かを確認する(S03)。貸出記録がされていない場合には、返却受付店舗の端末にエラーを表示するための情報を送信する(S04)。
【0066】
貸出記録がされている場合は、当該商品の貸出期限を参照する(S05)。貸出期限内の返却か否かを判断し(S06)、貸出期限を超えている場合には、所定の延滞料金に関する情報を参照する(S07)。貸出期限を超えていない場合、また貸出期限を超えていて延滞料金を算出した後には、返却を受け入れた場所に関する識別情報に対応する加算料金を加算料金データベースで参照し(S08)、当該加算料金に該当する場合は延滞料金を加算して、追加料金を算出する(S09)。追加料金は、返却受付店舗の端末に表示するための情報として送信される(S10)。
【0067】
本発明のレンタル商品の返却受付方法におけるポイント算出のフローについて、図11のフローチャートを用いて説明する。まず、返却受付店舗において返却されたレンタル商品について、当該商品の商品コードを受信する(S11)。商品コードを参照して当該商品にかかる貸出情報を抽出し(S12)、貸出記録がされているか否かを確認する(S13)。貸出記録がされていない場合には、返却受付店舗の端末にエラーを表示するための情報を送信する(S14)。
【0068】
貸出記録がされている場合は、当該商品について該当する顧客情報を参照する(S15)。また、当該顧客に付与すべきポイントをポイント付与システムにおいて参照し(S16)、該当するポイントを当該顧客に付与するために当該顧客に関する顧客情報に記録する(S17)。付与されたポイントは、返却受付店舗の端末に表示するための情報として送信される(S18)。
【0069】
本発明のレンタル商品の返却受付方法における広告情報表示のフローについて、図12のフローチャートを用いて説明する。まず、返却受付店舗において返却されたレンタル商品について、当該商品の商品コードを受信する(S21)。商品コードを参照して当該商品にかかる貸出情報を抽出し(S22)、貸出記録がされているか否かを確認する(S23)。貸出記録がされていない場合には、返却受付店舗の端末にエラーを表示するための情報を送信する(S24)。
【0070】
貸出記録がされている場合は、当該商品について該当する顧客情報を参照する(S25)。当該顧客情報より顧客の属性に関する情報を抽出し(S26)、広告情報データベースで顧客の属性に応じて提供する広告を指定した広告対応表を参照する(S27)。広告対応表から属性に応じた広告を特定すると、広告コンテンツ表示するためのデータを広告情報データベースから抽出する(S28)。抽出されたデータは、返却受付店舗の端末に広告を表示するための情報として送信される(S29)。
【0071】
次に、図13及び図14を用いて、レンタル商品を返却する顧客が初めに返却すべき商品に関する情報を抽出し、返却受付店舗において当該情報と返却された商品が合致する場合に返却を受け入れるよう構成する場合のフローについて説明する。これまでの例においては、レンタル商品の返却受付店舗において、返却されたレンタル商品に関する情報を端末装置により読み取ったり入力したりすることにより返却情報を取得するよう構成しているが、このケースにおいては、レンタル商品を返却に訪れた顧客が端末装置で貸出情報から返却情報を選択し、レンタル商品の返却受付店舗において返却されたレンタル商品が当該返却情報と合致する場合に、レンタル商品を受け入れるよう構成される。
【0072】
図13においては、まず顧客が返却受付店舗の端末を操作することにより、自己の氏名や会員コード等を入力することにより特定された顧客コードを受信する(S31)。顧客コードから該当する貸出情報を参照して(S32)、返却受付店舗の端末に当該顧客に貸し出しているレンタル商品に関する貸出リストを表示するための情報が送信される(S33)。
【0073】
当該貸出リストが返却受付店舗の端末に表示されると、顧客はその中から返却したい商品を選択する。それぞれの商品には貸出情報と関連付けられた貸出コードが付与されており、選択された商品に関する貸出コードを受信すると(S34)、当該貸出コードに対応する貸出情報が、返却受付店舗の端末に表示するための情報として送信される(S35)。送信された貸出情報は、返却受付店舗に置いて返却シートとして出力できるよう構成すると、返却受付店舗では当該返却シートと返却しようとする商品を対比することにより、返却商品の受け入れの可否を判断することができる。必要な加算料金を算出して合わせて表示するよう設定されば、返却受付店舗の窓口において当該返却シートを参照して加算料金を収納することもできる。
【0074】
図14においては、上記の返却シートともに顧客が返却しようとする商品を受け取った返却受付店舗の窓口より、当該商品にかかる商品コードについてバーコード等を読取ることにより受信する(S41)。当該商品コードを参照して当該商品にかかる貸出情報を抽出し(S42)、貸出記録がされているか否かを確認する(S43)。貸出記録がされていない場合には、返却受付店舗の端末にエラーを表示するための情報を送信する(S44)。
【0075】
貸出記録がされている場合は、返却受付店舗の端末に表示するための情報として、当該貸出情報を送信する(S45)。ここで用いられる端末は、顧客が操作するための端末ではなく、返却される商品を受け入れる返却受付店舗の窓口において参照可能な端末が用いられる。上記の返却シートに加算料金等が表示されていない場合には、ここで表示するよう構成してもよい。表示した貸出情報に対して、返却受付店舗の端末より商品の返却受け入れについての確認情報を受信すると(S46)、当該商品の貸出情報について返却済みの記録がされる(S47)。
【0076】
【発明の効果】
本発明により、レンタルビデオ店などのレンタル店にいては、返却受付専用窓口を設けた場合のレンタル店への来店機会の減少と延滞料金の減少という課題を解決することができるため、コンビニエンスストアのように店舗数が多く営業時間の長い返却受付窓口を設置することにより、顧客サービスの向上を図ることができる。
【0077】
レンタルビデオ店などのレンタル店の顧客にとっても、例えばコンビニエンスストアのように営業時間が長くかつ店舗数が多い店舗においてレンタルビデオの返却が可能になると、面倒な返却の手間が改善されて、利便性が大幅に向上することになる。
【0078】
また、返却受付窓口で返却を受け入れたレンタル商品について、レンタル店の在庫事情等に対応した配送先を指定したり、返却受付窓口での貸出をも可能にすることにより、レンタル店の在庫効率を向上させたり、顧客の利便性を高めることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムの概要を示す図である。
【図2】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムの第1の実施形態を示す図である。
【図3】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムの第2の実施形態を示す図である。
【図4】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる加算料金算出システムによる加算料金算出の例を示す図である。
【図5】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる貸出管理データベースの顧客情報テーブルの例を示す図である。
【図6】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる貸出管理データベースの商品情報テーブルの例を示す図である。
【図7】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる貸出管理データベースの貸出情報テーブルの例を示す図である。
【図8】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる加算料金データベースの例を示す図である。
【図9】本発明にかかるレンタル商品返却受付システムに含まれる広告情報データベースの例を示す図である。
【図10】本発明のレンタル商品の返却受付方法における加算料金算出のフローチャートである。
【図11】本発明のレンタル商品の返却受付方法におけるポイント算出のフローチャートである。
【図12】本発明のレンタル商品の返却受付方法における広告情報表示のフローチャートである。
【図13】本発明のレンタル商品の返却受付方法における顧客への返却候補商品表示のフローチャートである。
【図14】本発明のレンタル商品の返却受付方法における顧客からの返却商品選択を受付けるフローチャートである。
【図15】本発明のレンタル商品の返却受付方法における配送先指定のフローを示す図である。
【符号の説明】
10 返却受付店舗
11 返却受付端末
12 出力端末
13 入力端末
14 制御部
20 貸出情報管理システム
21 貸出管理データベース
211 顧客情報テーブル
212 商品情報テーブル
213 貸出情報テーブル
22 加算料金算出システム
221 加算料金データベース
23 ポイント付与システム
24 配送先指定システム
241 店舗マップデータベース
242 店舗別在庫データベース
25 広告情報配信システム
251 広告情報データベース
26 制御部
30 貸出店舗
31 貸出・返却受付端末
40 貸出店舗
41 貸出・返却受付端末
Claims (38)
- レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、
返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、
前記貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合の料金に加算される料金を算出する加算料金算出手段と、
前記加算料金に関する情報を前記端末装置に送信する加算料金送信手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、
前記返却場所の分類に応じて加算する前記加算料金に関する情報を格納する加算料金格納手段と、を備えており、
前記加算料金算出手段は前記加算料金格納手段の前記返却場所に対応する加算料金を参照して加算料金を算出することを特徴とする請求項1記載のレンタル商品返却受付システム。 - レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、
返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、
前記返却されたレンタル商品の貸出先にポイントを付与するポイント付与手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、
前記返却場所の分類に応じて付与する前記ポイントに関する情報を格納するポイント格納手段と、を備えており、
前記ポイント付与手段は前記ポイント格納手段の前記返却場所に対応するポイントを参照してポイントを付与することを特徴とする請求項3記載のレンタル商品返却受付システム。 - レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、
返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、前記返却されたレンタル商品の配送先を指定する配送先指定手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 前記配送先指定手段は、前記返却されたレンタル商品の貸出場所、前記返却されたレンタル商品の貸出タイトルの在庫が不足している場所又は前記返却されたレンタル商品を受付けた場所に近いレンタル商品の貸出場所の少なくとも一つを配送先として指定することを特徴とする請求項5記載のレンタル商品返却受付システム。
- レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、
返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、
前記貸出情報に対応した広告情報を前記端末装置に送信する広告情報送信手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 前記貸出情報格納手段にはレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報が含まれており、
前記属性情報に対応した広告情報を格納する広告情報格納手段と、
前記返却情報を前記属性情報と照合して前記広告情報格納手段より対応する広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
を備えることを特徴とする請求項8記載のレンタル商品返却受付システム。 - レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、
返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合する返却情報照合手段と、
前記返却されたレンタル商品を貸出した場合に新たな貸出情報を前記貸出情報格納手段に書込む貸出情報書込手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 前記返却されたレンタル商品の貸出先にポイントを付与するポイント付与手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のレンタル商品返却受付システム。
- 前記返却されたレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、
前記返却場所の分類に応じて付与する前記ポイントに関する情報を格納するポイント格納手段と、を備えており、
前記ポイント付与手段は前記ポイント格納手段の前記返却場所に対応するポイントを参照してポイントを付与することを特徴とする請求項10記載のレンタル商品返却受付システム。 - 前記返却されたレンタル商品の配送先を指定する配送先指定手段を備えることを特徴とする請求項10又は11記載のレンタル商品返却受付システム。
- 前記配送先指定手段は、前記返却されたレンタル商品の貸出場所、前記返却されたレンタル商品の貸出タイトルの在庫が不足している場所又は前記返却されたレンタル商品を受付けた場所に近いレンタル商品の貸出場所の少なくとも一つを配送先として指定することを特徴とする請求項12記載のレンタル商品返却受付システム。
- 前記貸出情報に対応した広告情報を送信する広告情報送信手段を備えることを特徴とする請求項10乃至13いずれかに記載のレンタル商品返却受付システム。
- 前記貸出情報格納手段にはレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報が含まれており、前記属性情報に対応した広告情報を格納する広告情報格納手段と、
前記返却情報を前記属性情報と照合して前記広告情報格納手段より対応する広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
を備えることを特徴とする請求項14記載のレンタル商品返却受付システム。 - 前記返却されたレンタル商品を貸出した場合に新たな貸出情報を前記貸出情報格納手段に書込む貸出情報書込手段を有することを特徴とする請求項10乃至15いずれかに記載のレンタル商品返却受付システム。
- レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、
返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、
前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、
前記返却商品について前記貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合の料金に加算される料金を算出する加算料金算出手段と、
前記加算料金に関する情報を前記端末装置に送信する加算料金送信手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 前記端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、
前記返却場所の分類に応じて加算する前記加算料金に関する情報を格納する加算料金格納手段と、を備えており、
前記加算料金算出手段は前記加算料金格納手段の前記返却場所に対応する加算料金を参照して加算料金を算出することを特徴とする請求項17記載のレンタル商品返却受付システム。 - レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、
返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、
前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、
前記返却商品の貸出先にポイントを付与するポイント付与手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 前記端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付ける返却場所情報受付手段と、
前記返却場所の分類に応じて付与する前記ポイントに関する情報を格納するポイント格納手段と、を備えており、
前記ポイント付与手段は前記ポイント格納手段の前記返却場所に対応するポイントを参照してポイントを付与することを特徴とする請求項19記載のレンタル商品返却受付システム。 - レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、
返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、
前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、
前記返却商品の配送先を指定する配送先指定手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 前記配送先指定手段は、前記返却商品の貸出場所、前記返却商品の貸出タイトルの在庫が不足している場所又は前記返却商品を受付けた場所に近いレンタル商品の貸出場所の少なくとも一つを配送先として指定することを特徴とする請求項21記載のレンタル商品返却受付システム。
- レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、
返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、
前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、
前記貸出情報に対応した広告情報を前記端末装置に送信する広告情報送信手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 前記貸出情報格納手段にはレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報が含まれており、前記属性情報に対応した広告情報を格納する広告情報格納手段と、
前記返却情報を前記属性情報と照合して前記広告情報格納手段より対応する広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
を備えることを特徴とする請求項23記載のレンタル商品返却受付システム。 - レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
レンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段と、
返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合して前記貸出先又は貸出タイトルに対応する返却候補のリスト情報を前記端末装置に送信するリスト情報送信手段と、
前記リスト情報から選択された返却商品に関する情報を前記端末装置より受付ける返却商品情報受付手段と、
前記返却商品を貸出した場合に新たな貸出情報を前記貸出情報格納手段に書込む貸出情報書込手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報を格納する貸出情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、
前記返却情報を前記貸出情報と照合した照合情報を受付ける照合情報受付手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 前記照合情報には前記貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合の料金に加算される加算料金に関する情報が含まれていることを特徴とする請求項26記載のレンタル商品返却受付システム。
- 前記レンタル商品の貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合にかかる料金に加算される料金を算出する加算料金算出手段を備えることを特徴とする請求項26記載のレンタル商品返却受付システム。
- 前記照合情報には、前記返却されたレンタル商品の貸出先に付与されたポイントに関するポイント情報が含まれることを特徴とする請求項26記載のレンタル商品返却受付システム。
- 前記返却されたレンタル商品の貸出先にポイントを付与するポイント付与手段を備えることを特徴とする請求項26記載のレンタル商品返却受付システム。
- 前記照合情報には、前記返却されたレンタル商品の配送先を指定した配送先情報が含まれることを特徴とする請求項26記載のレンタル商品返却受付システム。
- レンタル商品を貸出した場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付システムであって、
返却されたレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付ける返却情報受付手段と、
前記返却情報をレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報を格納する属性情報格納手段に送信する返却情報送信手段と、
前記返却情報を前記属性情報と照合して対応する広告情報を受付ける広告情報受付手段と、
を備えたレンタル商品返却受付システム。 - 前記返却されたレンタル商品を貸出した場合に、新たな貸出情報を前記貸出情報格納手段に送信する貸出情報送信手段を備えることを特徴とする請求項26記載のレンタル商品返却受付システム。
- レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付方法であって、
コンピュータが返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付けるステップと、
前記コンピュータが前記端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付けるステップと、
前記コンピュータが前記返却情報を記憶装置に格納されたレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報と照合するステップと、
前記コンピュータが前記貸出場所に前記レンタル商品を返却する場合の料金に加算される加算料金を記憶装置に格納された前記返却場所の分類に応じて加算する加算料金に関する情報を参照して算出するステップと、
前記コンピュータが算出した加算料金に関する情報を前記端末装置に送信するステップと、
を有するレンタル商品の返却受付方法。 - レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付方法であって、
コンピュータが返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付けるステップと、
前記コンピュータが前記端末装置よりレンタル商品の返却場所に関する情報を受付けるステップと、
前記コンピュータが前記返却情報を記憶装置に格納されたレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報と照合するステップと、
前記コンピュータが前記返却されたレンタル商品の貸出先に記憶装置に格納された前記返却場所の分類に応じて付与するポイントに関する情報を参照してポイントを付与するステップと、
を有するレンタル商品の返却受付方法。 - レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付方法であって、
前記コンピュータが返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付けるステップと、
前記コンピュータが前記返却情報を記憶装置に格納されたレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報と照合するステップと、
前記コンピュータが前記返却されたレンタル商品の配送先として前記返却されたレンタル商品の貸出場所、前記返却されたレンタル商品の貸出タイトルの在庫が不足している場所又は前記返却されたレンタル商品を受付けた場所に近いレンタル商品の貸出場所の少なくとも一つを指定するステップと、
を有するレンタル商品の返却受付方法。 - レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付方法であって、
コンピュータが返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付けるステップと、
前記コンピュータが前記返却情報を記憶装置に格納されたレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報と照合するステップと、
前記コンピュータが前記貸出情報に対応した記憶装置に格納されたレンタル商品に関する貸出先の属性又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに関する属性情報に対応した広告情報を抽出して前記端末装置に送信するステップと、
を有するレンタル商品の返却受付方法。 - レンタル商品を貸出場所と異なる場所で返却を受付けるための返却受付方法であって、
コンピュータが返却場所に設置された端末装置よりレンタル商品の貸出先又は貸出タイトルのうち少なくとも一つに対応する返却情報を受付けるステップと、
前記コンピュータが前記返却情報を記憶装置に格納されたレンタル商品に関する貸出先、貸出タイトル、貸出期限、貸出料金又は貸出場所のうち少なくとも一つに関する貸出情報と照合するステップと、
前記コンピュータが返却された前記レンタル商品を貸出した場合に新たな貸出情報を前記記憶装置に書込むステップと、
を有するレンタル商品の返却受付方法。
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