JP2005149343A - 物品情報の読出装置を備える什器 - Google Patents

物品情報の読出装置を備える什器 Download PDF

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Abstract

【課題】 什器に収納される物品の収納部の場所を利用者が容易に特定できる物品情報の読出装置を備える什器を提供すること。
【解決手段】 什器1の収納部102内にRFIDタグ30が付された物品14が収納され、予め読出装置44が配設された仕切板50に報知装置112を設けることにより、物品の収納部102の場所が検出されているので、この収納部102の場所を報知装置112によって利用者に対して報知でき、利用者に容易に物品の収納場所102を特定させることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、物品情報が記録されたRFIDタグの情報を読み出すための読出装置を備える什器に関する。
近年、什器に収納された物品の収納状態を管理するために、各物品に物品情報が記録されたRFIDタグを取り付け、RFIDタグの情報を読出装置で読み出し、この読み出した情報に基づいて各物品の収納状態を管理するものが種々に開発されている。
この一例として、什器内に収納される物品のRFIDタグに記録される物品情報を什器の棚板に配設した読出装置によって読み出し、この読み出した物品情報に基づいて物品の管理を行うことが出来るようにした什器がある(特許文献1参照)。
特開平7−182357号公報(段落0011−0022、第1−3図)
しかしながら、上記文献1のように物品情報によって什器に収納される物品の管理を行うものにおいて、利用者が実際に什器から物品を取り出す場合には、什器内を区画するどの収納部に利用者が目的とする物品が収納されているのかわからず、利用者自身で什器に収納される複数の物品から目的の物品を探し出す必要があることから、物品の取り出しに手間と時間が掛かることがあった。
そこで本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、什器に収納される物品の収納部の場所を利用者が容易に特定できる物品情報の読出装置を備える什器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、前面に形成された開口より、RFIDタグが取り付けられた物品が収納可能になっている収納部を備え、該収納部には物品情報が記録された前記RFIDタグの情報を読み出す読出装置が備えられる什器であって、少なくとも前記収納部を構成する背面板または側面板は電磁遮蔽材によって構成され、前記収納部は仕切板により複数に区画され、該仕切板には前記読出装置が配設されているとともに、物品の収納部の場所を利用者に報知可能な報知装置が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、予め読出装置が配設された仕切板に報知装置を設けることにより、物品の収納部の場所が検出されているので、物品の収納部の場所を報知装置によって報知させることで、収納部の場所を利用者に対して報知でき、利用者に容易に収納部の場所を特定させることができる。
本発明の請求項2に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、前記報知装置は前記仕切板の収納部開口側に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、報知装置が利用者に対面する収納部開口側に向くように仕切板に設けられるので、什器の開口側に利用者が近づくだけで容易に収納部の場所が認識できる。
本発明の請求項3に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1または2に記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、前記仕切板には区画される収納部に対応して報知可能な報知装置が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、より細かく物品の収納部の場所を報知装置によって特定することができる。
本発明の請求項4に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1乃至3のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、前記報知装置はランプまたはスピーカ、もしくはその両者であることを特徴としている。
この特徴によれば、利用者はランプによる表示効果によって一目で物品が収納される収納部を視認でき、あるいはスピーカから発する音によってすぐに利用者は物品が収納される収納部を特定することができる。
本発明の請求項5に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1乃至4のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、前記仕切板は収納部に対して、その取付位置を変更できることを特徴としている。
この特徴によれば、仕切板の位置を所望の位置に移動させても、収納部の場所を常に利用者に報知できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1に示されるように、本発明の実施例1の什器1が適用される物品管理システムの構成を示すブロック図が示されており、物品が収納される什器1は複数設置(本実施例では3台設置)されており、これら什器1は通信ケーブル2を介して中継装置11に接続されており、中継装置11は通信ケーブル2を介して什器アンテナ10に接続されている。
物品管理システムの管理や運用を行う管理コンピュータ3と、この管理コンピュータ3のデータ入出力やデータ表示を行う入力端末4とが、LANケーブル8を介して(本実施例ではLANを介して)相互接続されるとともに、通信ケーブル2を介して管理アンテナ9に接続されている。
一方、入力端末4は通信ケーブル2を介して、物品7に貼付または利用者認証カード6に内蔵されるRFIDタグからの電磁波を受信可能なRFIDリーダ/ライタ5に接続されている。什器アンテナ10と管理アンテナ9とは、無線によって相互接続されており、種々のデータの送受信が行えるようになっている。
什器1はラテラル200の上部に書庫100を載置した構成となっており、書庫100には上棚収納部101と下棚収納部102が形成され、ラテラル200には引き出し201、202、203、204が備えられており、これらの収納部にファイルやカルテ等の書類を収納するファイルケースや書籍等の物品7が収納されている。後述において詳述するが、什器1に収納されるファイルケースや書籍等の物品には、個々にRFIDタグが貼付されている。
書庫100の上棚収納部101や下棚収納部102には、後述において詳述するが読出装置としてのRFIDアンテナが配設されており、RFIDタグからの物品情報を含む電磁波を受信可能になっている。RFIDアンテナは通信ケーブル2、中継装置11、什器アンテナ10、管理アンテナ9を介して、管理コンピュータ3に接続されており、これら什器1に収納されるRFIDタグの物品情報のデータが管理コンピュータ3に送信されることで、管理コンピュータ3で複数の什器1に収納される物品の管理を一元的に行えるようになっている。
また、後述において詳述するが書庫100には、解錠ランプ115、施解錠装置117、スピーカ116、上棚指示ランプ111、下棚指示ランプ112が設けられており、前述のRFIDアンテナと同様に通信ケーブル2、中継装置11、什器アンテナ10、管理アンテナ9を介して、管理コンピュータ3に接続されており、管理コンピュータ3で一元的に什器1を制御可能になっている。
図2(a)に示されるように書庫100には、前面がガラス扉13によって構成されており、ガラス扉13は左右に開閉可能な引戸構造になっており、左右それぞれに形成された左手掛部13bや右手掛部13aで扉を開放できるようになっている。
正面下方には右側より、解錠ランプ115、施解錠装置117、スピーカ116が設けられている。施解錠装置117は手動によって外部から施解錠させることもできるが、通常は管理コンピュータ3からの制御データに基づいて、ガラス扉13の施解錠が行われるようになっている。ガラス扉13の解錠が行われると解錠ランプ115が点灯し、旋錠が行われると解錠ランプ115が消灯する構成になっている。スピーカ116は解錠ランプ115の代替手段として設けられており、ブザー等で報知できるようになっている。
図2(b)に示されるように、書庫100の収納部は棚板25によって、上棚収納部101と下棚収納部102とに区分されており、上棚収納部101にはファイルケース14、下棚収納部102には書籍15が収納されている。さらに下棚収納部102には仕切板50が取り付けられており、この仕切板50によって下棚収納部102が左右に区分され、下棚左収納部102b、下棚右収納部102aが形成される。
棚板25には上棚指示ランプ111、仕切板50には下棚指示ランプ112がそれぞれ設けられており、管理コンピュータ3からの制御データに基づいて、これらランプの点灯消灯が制御されるようになっている。
そこで、本実施例の什器1が適用された物品管理システムの物品の貸出方法に基づいて、上棚指示ランプ111と下棚指示ランプ112の説明すると、書籍15の貸出しを希望する利用者によって、図1に示される入力端末4より所望の書籍15がリストアップされ、貸出し予約が行われる。
管理コンピュータ3は入力端末4からの貸出し予約に基づいて、該当する書籍15が収納される什器1の収納場所(本実施例においては書庫100の下棚収納部とする)を特定する。
そして、管理コンピュータ3は特定された収納場所である書庫100の施解錠装置117に解錠信号、解錠ランプ115と下棚指示ランプ112に点灯信号を送信する。
管理コンピュータ3からの解錠信号に基づいて施解錠装置117が解錠され、点灯信号に基づいて図2(b)に示されるように、解錠ランプ115と下棚指示ランプ112が点灯される。
そこで、解錠ランプ115の点灯を目印に書籍15の収納場所まで利用者に移動してもらうとともに、すでに解錠信号によって解錠されたガラス扉13を利用者に開放してもらう。
下棚指示ランプ112は、前述の管理コンピュータ3からの点灯信号に基づいて、予め点灯していることから、利用者に対して下棚収納部102に貸出し予約された書籍15がある旨の報知がなされる。
利用者によって貸出し予約された書籍15が下棚収納部102から取り出されると、下棚収納部102に配設されたRFIDアンテナが、書籍15に貼付されたRFIDタグからの電磁波を受信できなくことから、管理コンピュータ3は書籍15の貸出しが行われたと判断し、貸出し完了となる。
また、利用者が誤って貸出し予約した書籍15とは違う書籍15を下棚収納部102から取り出した場合や、下棚収納部102に貸出し予約した書籍15とは違う他の書籍15が収納された場合には、管理コンピュータ3から下棚指示ランプ112やスピーカ116、解錠ランプ115に対してエラー信号を送信し、ランプの点滅やブザーによる報知を行うことで、利用者や管理者にエラー報知を行うようになっている。
次に、下棚収納部102に取り付けられた仕切板50と下棚指示ランプ112の構成と、RFIDアンテナとRFIDタグの関係を図3、図4、図5を用いて、さらに詳述して説明する。
図3に示されるように、書庫100の内部空間は電磁遮蔽材である棚板25によって上下に区画され、上棚収納部101、下棚収納部102が形成されている。下棚収納部102は、電磁遮蔽材である背面板17、側面板19、底板として構成されている棚板26、とガラス扉13から構成されている。下棚収納部102には、棚板25と棚板26の間に仕切板50が取り付けられ、仕切板50にはRFIDタグの読出装置に相当する仕切RFIDアンテナ44が配設されている。
この仕切板50の構成と取付構造を図4を用いて説明する。この図4は下棚収納部102の開口側である前面下方側より上方に棚板25、26を見上げた斜視図が示されている。
仕切板50は仕切本体51と蓋52からなり、内部に仕切RFIDアンテナ44納められている。仕切本体51の上部には、2つの突起51aが前後に所定の間隔をもって上方に延出するように形成されており、同様に下部にも2つの突起51bが前後に所定の間隔をもって下方に延出するよう形成されている。
仕切本体51の前面側上部には下棚指示ランプ112が設けられている。仕切本体51内部には仕切RFIDアンテナ44が所定の位置に配設されている。下棚指示ランプ112と仕切RFIDアンテナ44は、それぞれ通信ケーブル2に接続されており、これら通信ケーブル2は1つに束ねられて後面側下部から背面板17を介して外方に配線されている(図3参照)。
仕切本体51の前後面の内面側には条溝(図示略)が形成されており、蓋52が嵌挿されることで仕切板50を構成している。なお蓋52は、例えば書籍15の収納時における傷や故障等の発生を未然に防ぐ仕切RFIDアンテナ44の保護被膜の効果も有している。
棚板25の底部には、前後に所定の間隔をもって凸条部27が形成されており、凸条部27の頂部には取付穴27aが複数設けられている。棚板26の上部には、前後に所定の間隔をもって取付穴26aが複数設けられている。
仕切板50を下棚収納部102に取り付けるには、所望の取付位置に対応する棚板25の取付穴27aと棚板26の取付穴26aを特定し、仕切板50を左右の一方に傾斜させながら突起51a、51bを取付穴27a、26aに挿通させ、棚板25、26の間に位置決め固定する。
次に、仕切板50を上方に持ち上げながら、特定された取付穴27aに突起51aを挿入させていき、棚板25、26と仕切板50との位置関係を垂直に保たせる。そして、仕切板50を垂直に保たせながら、特定された取付穴26aに突起51bを挿入させることで、図3に示されるように仕切板50は下棚収納部102に取り付けられ、仕切板50に配設された仕切RFIDアンテナ44は、常に背面板17から所定間隔(L1)で離間され、同様に棚板26からも所定間隔(L2)で離間される。
このことから、報知装置である下棚指示ランプ112が利用者に対面する下棚収納部102の開口側に向くように仕切板50に設けられるので、利用者は開口側に近づくだけで下棚指示ランプ112の点灯を視認でき、容易に物品の収納される収納部の場所が特定できる。
なお、RFIDアンテナと電磁遮蔽材との間隔については、RFIDアンテナからの電磁波を電磁遮蔽材から影響されることなくRFIDタグに受信させ、RFIDタグからの電磁波を電磁遮蔽材から影響されることなくRFIDアンテナに受信させるために、少なくともRFIDアンテナと電磁遮蔽材との間隔を40mm以上離間させることが好ましいことが実験的に検証されている。
そこで、本実施例においては図3に示されるように、仕切板50に配設される仕切RFIDアンテナ44と背面板17との間隔(L1)を50mmとし、仕切RFIDアンテナ44と棚板26との間隔(L2)を50mmとし、仕切RFIDアンテナ44とガラス扉13との間隔(L3)を50mmとし、図5に示した仕切RFIDアンテナ44の側面板19からの距離は、50mmとした(L4)の長さ以上にする。
なお、図3に示されるように本実施例の什器1では、非電磁遮蔽材であるガラス扉13が利用されているので、仕切RFIDアンテナ44とガラス扉13との間隔(L3)を設けなくとも、RFIDアンテナとRFIDタグとの電磁波の送受信には特に問題はないが、書庫100の前面扉がガラス扉13ではなく、特にスチール等の電磁遮蔽材によって構成される場合も想定して、予め電磁波が影響を受けないように間隔(L3)が設けられている。
図5に示されるように、下棚収納部102には下棚指示ランプ112の設けられた仕切板50が取り付けられており、この仕切板50によって下棚収納部102が下棚右収納部102aと下棚左収納部102bとに区画され、これら下棚右収納部102aと下棚左収納部102bには、書籍15が複数収納されており、書籍15の両側面にはRFIDタグ30が貼付されている。
棚板25、26に複数形成される取付穴27a,26aは、いずれの取付穴に仕切板50が取り付けられた場合であっても、常に左右の側面板19から仕切板50に配設される仕切RFIDアンテナ44を所定間隔(L4)以上離間させる構成になっている
このように、仕切板50がいずれの取付位置に取り付けられても、仕切RFIDアンテナ44は電磁遮蔽材で構成される背面板17、側面板19、棚板26から影響を受けることなく、下棚右収納部102aと下棚左収納部102bに収納される書籍15のRFIDタグ30との電磁波の送受信が行える。
つまり、仕切RFIDアンテナ44とRFIDタグ30から発生される電磁波が背面板17、左右の側面板19、棚板26等の電磁遮蔽材から影響を受けることがなく、電磁波の送受信が行え、RFIDタグ30の物品情報の読み出しが正確に行える什器1となっているので、仕切板50の位置を所望の位置に移動させても、下棚指示ランプ112の点灯によって、目的の書籍15が収納される下棚収納部102の場所を常に利用者に報知できる。
以上の説明により実施例1の下棚収納部102では、予め仕切板50に配設された読出装置に相当する仕切RFIDアンテナ44により、物品の収納場所である下棚収納部102が検出されているので、下棚収納部102の場所を報知装置に相当する下棚指示ランプ112によって報知させることで、下棚収納部102の場所を利用者に報知でき、利用者は容易に物品の収納場所である下棚収納部102を特定できる。
本発明の実施例2を図6、7を用いて説明する。なお、前記実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することとする。
実施例1の下棚収納部102においては、図5に示されるように、1つの仕切RFIDアンテナ44で下棚右収納部102aと下棚左収納部102bに収納される書籍15のRFIDタグ30と電磁波の送受信を行っているが、本実施例においては、下棚右収納部102aと下棚左収納部102bとに収納される書籍15のRFIDタグ30の電磁波を別個に区画して送受信ができるようにしたものである。
図6に示されるように、仕切板50によって左右に区画される下棚左収納部102bと下棚右収納部102aには、RFIDタグ30が貼付された書籍15が複数収納されている。
図7に示されるように、仕切板50の前面側には、下棚右指示ランプ112a、下棚左指示ランプ112bが上下に設けられている。これら下棚右指示ランプ112a、下棚左指示ランプ112bは通信ケーブルに接続され、背面板17を介して外方に配線されている。
仕切板50の仕切本体51と蓋52の間には、仕切本体51側から仕切RFIDアンテナ46、磁性体21、電磁遮蔽材60、磁性体21、仕切RFIDアンテナ45が順に介挿され多層状に配設されている。
電磁遮蔽材60は金属板によって構成されており、左右の仕切RFIDアンテナ46、45からそれぞれ発生する電磁波に対して、電磁遮蔽材60から磁界を逆向きに発生させることで、左右の仕切RFIDアンテナ46、45の電磁波が互いに干渉することを防ぐ特性を有している。
左右の仕切RFIDアンテナ46、45と電磁遮蔽材60との間に介挿される磁性体21は、電磁遮蔽材60から発生する磁界が左右の仕切RFIDアンテナ46、45から発生する電磁波に与える影響を防ぐ特性を有している。
このことから、電磁遮蔽材60の両側面に磁性体21を左右の仕切RFIDアンテナ46、45の間に介挿させることにより、下棚左収納部102bに収納される書籍15の物品情報を仕切RFIDアンテナ46、下棚右収納部102aに収納される書籍15の物品情報を仕切RFIDアンテナ45で、それぞれ別個に区画して受信できる。また、RFIDタグ30との電磁波の送受信に関わる仕切RFIDアンテナ46、45負荷も互いのに分散されるので、RFIDタグ30の物品情報の読み出しが正確に行える。
そこで、図7に示されるように、書庫100の収納部は棚板25によって、上棚収納部101と下棚収納部102とに区分されており、上棚収納部101にはファイルケース14、下棚収納部102には書籍15が収納されている。さらに下棚収納部102には仕切板50が取り付けられており、この仕切板50によって下棚収納部102が左右に区分され、下棚左収納部102b、下棚右収納部102aが形成される。
棚板25には上棚指示ランプ111、仕切板50には下棚右指示ランプ112a、下棚左指示ランプ112bがそれぞれ設けられており、管理コンピュータ3からの制御データに基づいて、これらランプの点灯消灯が制御されるようになっている。
そこで、本実施例の什器1が適用された物品管理システムの物品の貸出方法に基づいて、下棚右指示ランプ112a、下棚左指示ランプ112bの作用を説明する。書籍15の貸出しを希望する利用者によって、図1に示される入力端末4より貸出し予約が行われると、管理コンピュータ3では、貸出し予約された書籍15の収納される書庫100の収納場所(本実施例においては書庫100の下棚右収納部102aとする)を特定する。
そして、管理コンピュータ3は特定された収納場所である書庫100の施解錠装置117に解錠信号、解錠ランプ115と下棚右指示ランプ112aに点灯信号を送信する。管理コンピュータ3からの解錠信号に基づいて施解錠装置117が解錠され、点灯信号に基づいて図7に示されるように解錠ランプ115と下棚右指示ランプ112aが点灯される。
そこで、解錠ランプ115の点灯を目印として、利用者に書籍15の収納場所まで移動してもらうとともに、すでに解錠信号によって解錠されたガラス扉13を利用者に開放してもらう。
下棚右指示ランプ112aは、前述の管理コンピュータ3からの点灯信号に基づいて、予め点灯していることから、利用者に対して下棚右収納部102aに貸出し予約された書籍15がある旨の報知がされる。
下棚右収納部102aから貸出し予約された書籍15が取り出されると、RFIDアンテナが、書籍15に貼付されたRFIDタグからの電磁波を受信できなくことから、管理コンピュータ3は書籍15の貸出しが行われたと判断し、貸出し完了となる。
以上の説明により実施例2の下棚収納部102では、読出装置に相当する仕切RFIDアンテナ46、45との間に、電磁遮蔽材60の両側面に磁性体21を備えた電磁波干渉防止部材が介挿されることで、隣接する仕切RFIDアンテナ46、45の電磁波が互いに干渉することがなく、それぞれ別個に区画された収納部相当する下棚左収納部102bと下棚右収納部102aに収納される物品の情報を区画毎に受信できる。
したがって、それぞれ別個に区画された収納部(下棚右収納部102a、下棚左収納部102b)に収納される物品の情報を区画毎に配設された読出装置(仕切RFIDアンテナ45、46)によって受信できるので、より細かく物品の収納部(下棚右収納部102a)の場所が特定可能となり、報知装置(下棚右指示ランプ112a)によって収納部の場所(下棚右収納部102a)の報知が行われる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例1では、物品の収納部の場所を報知する手段として、仕切板50に設けられた下棚指示ランプ112の点灯による表示効果によって、利用者は一目で書籍15が収納される下棚収納部112aの場所を視認できしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、書庫116に設けられたスピーカ117から発する音によって利用者に報知を行うことで、利用者に物品の収納部の場所を特定させても良い。
また、上記実施例1,2では、下棚収納部102に取り付けられる仕切板50が1つであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、報知装置が設けられた仕切板を複数備えるようにしても良い。
本発明の実施例1における什器が適用された物品管理システムの構成を示すブロック図である。 (a)は、本発明の什器を示す正面図である。 (b)は、什器の扉を開放した状態を示す正面図である。 図1の什器のA―A線の縦断面図である。 仕切板の分解組立と仕切板の取付を示す斜視図である。 図3の什器のB−B線の平面断面図である。 本発明の実施例2である什器の平面断面図である。 図6の什器のC−C線の正面図である。
符号の説明
1 什器
2 通信ケーブル
3 管理コンピュータ
4 入力端末
5 RFIDリーダ/ライタ
6 利用者認証カード
7 物品
8 LANケーブル
9 管理アンテナ
10 什器アンテナ
11 中継装置
13 ガラス扉
13a 右手掛部
13b 左手掛部
14 ファイルケース
15 書籍
17 背面板(電磁遮蔽材)
21 磁性体
25 棚板(電磁遮蔽材)
25a 取付穴(仕切板の取付位置)
26 底板の棚板(電磁遮蔽材)
26a 取付穴(仕切板の取付位置)
27 凸条部
30 RFIDタグ
44 仕切RFIDアンテナ(読出装置)
45 右側の仕切RFIDアンテナ(読出装置)
46 左側の仕切RFIDアンテナ(読出装置)
50 仕切板
51 仕切板本体
51a 突起
51b 突起
52 蓋
100 書庫
101 上棚収納部(収納部)
102 下棚収納部(収納部)
102a 下棚右収納部(収納部)
102b 下棚左収納部(収納部)
111 上棚指示ランプ
112 下棚指示ランプ
112a 下棚右指示ランプ
112b 下棚左指示ランプ
115 解錠ランプ
116 スピーカ
117 施解錠装置
200 ラテラル
201、202 引き出し
203、204 引き出し

Claims (5)

  1. 前面に形成された開口より、RFIDタグが取り付けられた物品が収納可能になっている収納部を備え、該収納部には物品情報が記録された前記RFIDタグの情報を読み出す読出装置が備えられる什器であって、少なくとも前記収納部を構成する背面板または側面板は電磁遮蔽材によって構成され、前記収納部は仕切板により複数に区画され、該仕切板には前記読出装置が配設されているとともに、物品の収納部の場所を利用者に報知可能な報知装置が設けられている。
  2. 前記報知装置は前記仕切板の収納部開口側に設けられている請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える什器。
  3. 前記仕切板には区画される収納部に対応して報知可能な報知装置が設けられる請求項1または2に記載の物品情報の読出装置を備える什器。
  4. 前記報知装置はランプまたはスピーカ、もしくはその両者である請求項1乃至3のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器。
  5. 前記仕切板は収納部に対して、その取付位置を変更できる請求項1乃至4のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器。
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