JP2006316525A - 物品情報の読出装置を備える什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 RFIDタグが取り付けられた少数の物品を、収納ユニットに収納して管理することに適し、かつ設置スペースを節約できる物品情報の読出装置を備える什器を提供すること。
【解決手段】 電動式の施解錠装置6が設けられた扉2を有し、物品情報が記憶されたRFIDタグ12が取り付けられた物品7を収納でき、RFIDタグ12の物品情報を読み出す読出装置17が内部に配置された収納ユニット3と、収納ユニット3の上面9または下面15に連結可能で、かつ読出装置17からの物品情報を記憶でき、物品情報と対応づけて物品へのアクセスが許可された個人認証情報が予め記憶された記憶手段と、個人認証用の認証端末23が設けられ、認証端末23からの個人認証情報が、予め記憶された個人認証情報と一致したときに、施解錠装置6を解錠する制御手段とを有する制御ユニット4とを備えるように什器1を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、物品情報の読出装置を備える什器に関する。
従来、複数の収納ブロックが設けられた棚本体に、複数の荷が収納されており、この荷に取り付けられたICタグに記憶された物品情報を、収納ブロック内部に配置された仕切板に取り付けられたタグリーダーによって読み出し、管理端末で管理することで、利用者が目的とする荷が収納された収納ブロックを検索できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−284700号公報(第3頁、第2図)
しかしながら、特許文献1にあっては、荷(物品)に取り付けられたICタグ(RFIDタグ)の物品情報を読み出すためのタグリーダー(読出装置)を備えた収納ブロック(収納ユニット)が、棚本体(什器)に多数設けられており、大量の荷を管理することには適しているが、システム規模が大きく棚本体が高価となってしまい、少数の荷を収納して管理することには適していない。かつ収納ブロックと管理端末(制御ユニット)が別体で構成されるため広い設置スペースを必要とする。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、RFIDタグが取り付けられた少数の物品を、収納ユニットに収納して管理することに適し、かつ設置スペースを節約できる物品情報の読出装置を備える什器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、
電動式の施解錠装置が設けられた扉を有し、物品情報が記憶されたRFIDタグが取り付けられた物品を収納できるとともに、前記RFIDタグの物品情報を読み出す読出装置が内部に配置された収納ユニットと、該収納ユニットの上面または下面に連結可能で、かつ前記読出装置からの物品情報を記憶できるとともに、物品情報と対応づけて物品へのアクセスが許可された個人認証情報が予め記憶された記憶手段と、個人認証用の認証端末と、該認証端末からの個人認証情報が、予め登録されている個人認証情報と一致したときに、前記施解錠装置を解錠する制御手段とを有する制御ユニットと、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、扉を施解錠可能な電動式の施解錠装置が設けられた収納ユニットと、個人認証用の認証端末が設けられた制御ユニットという簡単な組み合わせで、RFIDタグが取り付けられた物品を収納管理できるので、収納する物品が少数であっても、それに合わせた什器を構成でき、かつ制御ユニットが収納ユニットの上面または下面に連結されて設置されるので、什器の設置スペースを節約できる。また、収納されている物品はその物品へのアクセスが許されている者のみが施解錠装置を解錠状態にし得るので、重要書類等を厳重に管理できる。
本発明の請求項2に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、
前記収納ユニットの少なくとも背面板が電磁遮蔽材によって構成されており、前記読出装置が前記背面板から所定間隔離間されて配置され、その所定間隔を利用して、前記読出装置と制御ユニットとの配線が施されていることを特徴としている。
この特徴によれば、読出装置が背面板を構成する電磁遮蔽材から所定間隔離間されるので、読出装置とRFIDタグの送受信に使用される電磁波が、電磁遮蔽材に影響されることがなくなり、かつその所定間隔を利用して配線が行われるので、収納ユニット内部のスペースを有効に利用できる。
本発明の請求項3に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1または2に記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、
前記収納ユニットの少なくとも上面板には、着脱可能な蓋体が設けられた配線孔部が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、収納ユニットの上面板に配線孔部が形成されていることで、この配線孔部を利用して制御ユニットと外部機器との配線を容易に行うことができ、かつ収納ユニットの上面板に何も連結しないときには、蓋体によって配線孔部を隠蔽できる。
本発明の請求項4に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1ないし3のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、
前記収納ユニットを上下方向に複数連結できるとともに、該複数の収納ユニットを1つの前記制御ユニットにより制御できるようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、収納ユニットのみを増設していくことが可能となり、1つの制御ユニットによって複数の収納ユニットが制御できるので、什器の部品点数を減らすことができ、かつ什器の設置スペースを有効に利用できる。
本発明の請求項5に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1ないし4のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、
アクセスが許可された物品以外の物品が前記収納ユニットから取り出されたときに、前記制御ユニットは、取り出されてから所定時間経過後に、取り出し誤り報知を行う報知手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、収納ユニットから物品を取り出す使用者が、誤った物品を取り出したときに、取り出しが誤りであることを報知できる。そして所定時間経過後に報知を行うことで、頻繁に取り出し誤り報知が行われることを防ぐことができる。尚、ここで言う所定時間とは、使用者が誤った物品を取り出したことに気付き、再び物品を収納ユニットに戻す程度の時間が好ましい。
本発明の請求項6に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項5に記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、
前記記憶手段は、前記報知手段作動時に、報知手段の作動時刻、継続時間及び施解錠装置を解錠した個人認証情報を記憶することを特徴としている。
この特徴によれば、誰が、何時、どのくらいの時間、アクセスが許されていない物品を使用したかの履歴を残せる。
本発明の請求項7に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1ないし6のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、
前記制御手段は、前記施解錠装置が解錠された後、個人認証情報に基づいて認証端末を再認証した場合に、前記施解錠装置を施錠するように制御することを特徴としている。
この特徴によれば、施解錠装置を施錠するためのドア開閉検知スイッチや該スイッチのための回路を構築する必要がなく、既に設けられている認証情報用の信号回路を利用することで、施解錠装置の施錠が行える。
本発明に係る物品情報の読出装置を備える什器を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例1における什器を示す斜視図であり、図2は、実施例1における什器を示す正面図であり、図3は、図2における収納ユニットを示すA−A横断平面図であり、図4は、図2における制御ユニットを示すB−B横断平面図である。以下、図3及び図4の下方側を什器の正面側として説明する。
図1の符号1は、本発明が適用された什器であり、この什器1は、正面側に観音扉式の扉2を有する収納ユニット3と、この収納ユニット3の下面に連結される制御ユニット4とで構成されている。収納ユニット3の扉2には、取手5が設けられるとともに、この取手5の近傍には、電気信号によって施解錠される本実施例における施解錠装置としての電動式の電子錠6が設けられている。尚、この電子錠6は、停電時などの電気信号を電子錠6に送ることができない場合に、手動のキー操作によっても施解錠できるようになっている。更に、取手5の近傍には、什器1の使用者が目的とするファイル7が収納されることを報知する収納ユニットLED8が取り付けられている。
図1に示すように、収納ユニット3の上面板9には、配線孔部10が形成されており、この配線孔部10は、着脱可能な蓋体11によって隠蔽されている。この配線孔部10は収納ユニット3の上部に更に他の収納ユニットを重ねる場合や、後で述べる制御ユニット4や、外部機器(パソコン)等との情報の授受のための配線予備孔として形成されている。
図3に示すように、収納ユニット3の内部には、本実施例における物品としてのファイル7が収納されるようになっており、個々のファイル7には、RFIDタグ12が取り付けられている。尚、RFID(Radio Frequency IDentification、無線による識別)タグ12とは、記憶部を有するICチップと、記憶部に記憶された情報を送受信可能な無線アンテナと、から構成されている。
図3に示すように、収納ユニット3の扉2、側面板13、背面板14、上面板9及び下面板15は、金属等の電磁遮蔽材(EMS材)で構成されている。背面板14から所定間隔離間した位置には、硬質プラスチック材等の非電磁遮蔽材で構成された背面スペーサ16が設けられている。背面スペーサ16には、収納ユニット3内部のファイル7に取り付けられたRFIDタグ12に記憶された物品情報を読み出すための本実施例における読出装置としてのRFIDアンテナ17が取り付けられている。電磁遮蔽材で構成される背面板14から所定間隔(約40mm)離れた位置に、RFIDアンテナ17が配置されることで、RFIDアンテナ17とRFIDタグ12との送受信に使用される電磁波が、背面板14の影響を受けることなく、RFIDタグ12に記憶されている物品情報を正確に読み出せるようになっている。
図3に示すように、収納ユニット3の下面板15には、配線孔部18が形成されており、RFIDアンテナ17から延びる電気ケーブル19は、背面板14と背面スペーサ16との間の所定間隔を利用して配線されている。更に制御ユニット4が収納ユニット3の下面に連結されることで、収納ユニット3内部の前後方向及び左右方向の幅を有効に利用できる。尚、RFIDアンテナ17から延びる電気ケーブル19は、下面板15に形成された配線孔部18を通して、収納ユニット3の下面に連結された制御ユニット4に配線される。
図2に示すように、制御ユニット4は、内部に管理コンピュータ20を有し、正面側に操作パネル部21を有している。この操作パネル部21には、手動のキー操作を行うことによって、制御ユニット4内部の管理コンピュータ20の電源のON/OFFを行うためのシリンダ錠22が設けられている。また、什器1を使用する複数の使用者を識別するために、個人認証情報が記憶されたRFIDカード(図示略)を受け付ける本実施例における認証端末としてのカードリーダ23が設けられている。更に、什器1の制御状態を示す制御ユニットLED24や、使用者が暗証番号を入力するためのテンキー25が設けられている。尚、操作パネル部21の左側には、管理コンピュータ20で発生する熱を外部に放出するために、複数の小孔が形成されたメッシュ部26が設けられている。
図4に示すように、制御ユニット4の内部には、管理コンピュータ20が設けられており、この管理コンピュータ20には、電源ケーブル27や、操作パネル部21に接続される電気ケーブル28や、収納ユニット3の内部のRFIDアンテナ17から延設された電気ケーブル19が接続されている。また、管理コンピュータ20の基板上には、取り出し誤り報知を行う本実施例における報知手段としての電子ブザー29が取り付けられている。
更にこの管理コンピュータ20には、什器1の外部に設置されたパソコン(図示略)と無線通信を行うための無線LANカード30が取り付けられている。尚、制御ユニット4を構成する部品の少なくとも一部には、無線通信に使用される電磁波を通し易くするために、硬質プラスチック材等の非電磁遮蔽材が用いられている。
図2に示すように、制御ユニット4の内部の管理コンピュータ20に、使用者が所持するRFIDカード(図示略)に記憶される個人認証情報を登録する際には、無線通信を用いることで、パソコン(図示略)から無線LANカード30を介して管理コンピュータ20に登録できるようになっている。また、管理コンピュータ20は、収納ユニット3内部のRFIDアンテナ17を介して読み出された物品情報を記憶管理できるようになっている。
具体的に説明すると、制御ユニット4は、複数のRFIDカード(図示略)に記憶された各々の個人認証情報と、収納ユニット3内部に収納された複数のファイル7に取り付けられたRFIDタグ12に記憶された物品情報を対応づけて記憶管理(記憶手段)できるようになっており、各々の個人認証情報には、アクセスが許可されたファイル7の物品情報のみが対応づけて登録されるようになっている。
什器1の使用者が、収納ユニット3に内部の目的とするファイル7を取り出す場合には、先ず、使用者が所持しているRFIDカード(図示略)をカードリーダ23にかざす。すると、カードリーダ23は、RFIDカード(図示略)に記憶された個人認証情報を読み出し、読み出された個人認証情報が管理コンピュータ20に登録されている場合には、什器1の使用者が什器内の収納されているファイル7に対してアクセス権があると判断し、管理コンピュータ20は、収納ユニットLED8を点灯させる。そこでテンキー25に正しい暗証番号が打ち込まれると、管理コンピュータ20は、図示されていない制御手段により収納ユニット3の扉2の電子錠6に電気信号を送り解錠を行うようになっている。
そして、使用者が収納ユニット3の扉2を開放し、収納ユニット3内部に収納される複数のファイル7の内、使用者がアクセス許可されたファイル7を取り出すと、RFIDアンテナ17が、取り出されたファイル7に取り付けられたRFIDタグ12との電磁波を用いた送受信が行えなくなるので、管理コンピュータ20はファイル7が取り出されたことを記録できるようになっている。そして、使用者が収納ユニット3の扉2を閉鎖すると、管理コンピュータ20は制御手段により電子錠6に電気信号を送って、収納ユニットの扉2の施錠を行うようになっている。
尚、収納ユニット3内部に収納される複数のファイル7の内、使用者がアクセス許可されたファイル7以外のファイル7を誤って取り出すと、RFIDアンテナ17が、誤って取り出されたファイル7に取り付けられたRFIDタグ12との電磁波を用いた送受信が行えなくなるので、管理コンピュータ20は使用者が誤ったファイル7が取り出しされたことを把握できるようになっている。
更に、管理コンピュータ20は、誤って取り出されたファイル7に取り付けられたRFIDタグ12と、RFIDアンテナ17との電磁波の送受信が行えなくなってから所定時間経過後に、電子ブザー29(報知手段)を鳴らして取り出し誤り報知を行うようになっている。尚、使用者が収納ユニット3から誤ったファイル7を取り出して直ぐに電子ブザー29が鳴ると、取り出し間違いを起こすたびに頻繁に電子ブザー29が鳴ってしまい、使用者が不快に感じるようになる場合がある。しかしながら本発明の什器1は、使用者が誤ったファイル7を取り出して所定時間経過後に電子ブザー29を鳴らすようにしていることで、頻繁に電子ブザー29が鳴ることを防ぐことができる。
尚、誤ってファイル7が取り出されてから電子ブザー29が鳴るまでの所定時間は、使用者が誤ったファイル7を取り出したことに気付き、再びファイル7を収納ユニット3内部に戻すまでの時間(約5〜10秒程度)が好ましい。また、所定時間内に、再びファイル7が収納ユニット3内部に戻されたときは、誤って取り出されたファイル7に取り付けられたRFIDタグ12と、RFIDアンテナ17との電磁波を送受信が再開されるので、電子ブザー29は鳴らないようになっている。
また、制御ユニット4内部の管理コンピュータ20の記憶手段は、電子ブザー29の作動時に、電子ブザー29の作動時刻、継続時間及びそのときに施解錠装置を解錠した個人情報を記憶して、誰が、何時、どのくらいの時間、アクセスが許されていない物品を使用したかの履歴を残せるようにしている。
更に、管理コンピュータ20の記憶手段は、収納ユニット3に収納されるファイル7の収納日時や、取り出し日時、更に、RFIDカード(図示略)を所持している複数の使用者の内、いずれの使用者がファイル7を取り出したのか等の様々なファイル7の履歴情報の記憶ができるようになっている。尚、管理コンピュータ20に記憶されるファイル7の履歴情報は、無線LANカード30を用いた無線通信によって、什器1の外部に設置されるパソコン(図示略)に送信されるようになっており、管理者はパソコン(図示略)を用いてファイル7の履歴情報を確認できるようになっている。
次に、実施例2に係る物品情報の読出装置を備える什器につき、図5及び図6を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図5は、実施例2における什器を示す正面図であり、図6は、図5における什器を示すC−C縦断側面図である。
図5に示すように、実施例2における什器31には、3つの収納ユニット32が上下方向に連結されるようになっており、制御ユニット33が中段の収納ユニット32と下段の収納ユニット32との間に挟まれるように連結されている。尚、制御ユニット33が連結される位置は、上段の収納ユニット32の上面や、上段の収納ユニット32と中段の収納ユニット32との間や、下段の収納ユニット32の下面であってもよく、使用者が使い易い位置に制御ユニット33を配置できるようになっている。
図6に示すように、各々の収納ユニット32内部に配置されるRFIDアンテナ34から延びる電気ケーブル35は、収納ユニット32の上面板36及び下面板37に形成された配線孔部38、39を利用して配線されるとともに、背面板40とRFIDアンテナ34が取り付けられる背面スペーサ41との間の所定間隔を利用して配線されている。尚、上段に配置される収納ユニット32の上面板36に形成された配線孔部38は、蓋体42によって隠蔽されており、什器31の見栄えが向上するようになっている。
図6に示すように、各々の収納ユニット32は、1つの制御ユニット33で制御できるようになっており、収納ユニット32のみを増設していくことが可能となっている。また、制御ユニット33及び収納ユニット32が上下方向に連結されるので、什器31の上下方向の設置スペースを有効に利用でき、かつ1つの制御ユニット33によって複数の収納ユニット32が制御できるので、什器31の部品点数を減らすことができる。
また、この什器31は、RFIDタグ43が取り付けられたファイル44を収納する収納ユニット32と、使用者が所持するRFIDカード(図示略)のカードリーダ45が設けられた制御ユニット33という簡単な組み合わせで、複数のファイル44を収納管理できるので、収納管理するファイル44が少数であっても、ファイル44の数量に合わせた什器31を構成でき、全体構成が小さくて安価な什器31を提供できる。更に、制御ユニット33や収納ユニット32が上下方向に連結されて設置されるので、什器31を設置するための水平方向のスペースを節約できるようになっている。
什器31の使用者が目的とするファイル44を取り出す場合には、使用者が所持しているRFIDカード(図示略)をカードリーダ45にかざす。すると、カードリーダ45により読み出された個人認証情報が管理コンピュータ48に登録されている場合には、管理コンピュータ48は什器の使用者が什器31内の収納されているファイル44に対してアクセス権があると判断し、アクセス権があるファイル44が収納されている収納ユニットLED46を点灯させる。そこでテンキー47に正しい暗証番号が打ち込まれると、管理コンピュータ48は、該当するファイル44が収納される収納ユニット32の扉49の電子錠50に電気信号を送り解錠を行うようになっている。
尚、複数設置されている収納ユニット32の内、1つの収納ユニット32のみに、使用者がアクセスが許可されたファイル44が収納される場合には、該当する収納ユニット32の収納ユニットLED46が点灯するとともに、該当する収納ユニット32の電子錠50のみが解錠されるようになっている。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、収納ユニット3と制御ユニット4が、それぞれ別体として構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、収納ユニット3と制御ユニット4を一体とした構成としてもよい。
また、前記実施例では、収納ユニット3と制御ユニット4を、そのまま什器1として使用していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、棚状の什器内に、収納ユニット3と制御ユニット4を収納させて使用することもできる。
また、前記実施例では、制御ユニット4内部の管理コンピュータ20が無線LANカード30を搭載し、無線通信を用いて什器1の外部に設置されたパソコンと情報の送受信を行っていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理コンピュータ20と什器1の外部に設置されたパソコンとを有線LANケーブルで接続することで、情報の送受信を行うようにしてもよい。尚、収納ユニット3の上面板9に形成した配線孔部10から有線LANケーブルを導出して管理コンピュータ20とパソコンとを接続してもよい。
また、本実施例ではカードリーダによる個人認証情報の読み出しと、テンキーによる暗証番号の打ち込みで什器の使用者が物品にアクセスできるかどうかを判断しているが、カードリーダかテンキーのどちらか一方だけで認証作業をするようにしても良い。
更にまた、本実施例では扉の施錠を扉2の閉鎖を検知して電子錠6に施錠信号を送っているが、解錠後、個人認証情報を認証端末で再認証させると、施解錠装置が施錠するようにしても良い。このようにすれば、施解錠装置を施錠するためのドア開閉検知スイッチや該スイッチのための回路を構築する必要がなく、既に設けられている認証情報用の信号回路を利用することができる。
実施例1における什器を示す斜視図である。 実施例1における什器を示す正面図である。 図2における収納ユニットを示すA−A横断平面図である。 図2における制御ユニットを示すB−B横断平面図である。 実施例2における什器を示す正面図である。 図5における什器を示すC−C縦断側面図である。
符号の説明
1 什器
3 収納ユニット
4 制御ユニット
6 電子錠(施解錠装置)
7 ファイル(物品)
8 収納ユニットLED
9 上面板
10 配線孔部
11 蓋体
12 RFIDタグ
14 背面板
17 RFIDアンテナ(読出装置)
20 管理コンピュータ
23 カードリーダ(認証端末)
29 電子ブザー(報知手段)
31 什器
32 収納ユニット
33 制御ユニット
34 RFIDアンテナ(読出装置)
36 上面板
38、39 配線孔部
40 背面板
42 蓋体
43 RFIDタグ
44 ファイル(物品)
45 カードリーダ(認証端末)
48 管理コンピュータ
50 電子錠(施解錠装置)

Claims (7)

  1. 電動式の施解錠装置が設けられた扉を有し、物品情報が記憶されたRFIDタグが取り付けられた物品を収納できるとともに、前記RFIDタグの物品情報を読み出す読出装置が内部に配置された収納ユニットと、該収納ユニットの上面または下面に連結可能で、かつ前記読出装置からの物品情報を記憶できるとともに、物品情報と対応づけて物品へのアクセスが許可された個人認証情報が予め記憶された記憶手段と、個人認証用の認証端末と、該認証端末からの個人認証情報が、予め登録されている個人認証情報と一致したときに、前記施解錠装置を解錠する制御手段とを有する制御ユニットと、を備えることを特徴とする物品情報の読出装置を備える什器。
  2. 前記収納ユニットの少なくとも背面板が電磁遮蔽材によって構成されており、前記読出装置が前記背面板から所定間隔離間されて配置され、その所定間隔を利用して、前記読出装置と制御ユニットとの配線が施されている請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える什器。
  3. 前記収納ユニットの少なくとも上面板には、着脱可能な蓋体が設けられた配線孔部が形成される請求項1または2に記載の物品情報の読出装置を備える什器。
  4. 前記収納ユニットを上下方向に複数連結できるとともに、該複数の収納ユニットを1つの前記制御ユニットにより制御できるようにした請求項1ないし3のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器。
  5. アクセスが許可された物品以外の物品が前記収納ユニットから取り出されたときに、前記制御ユニットは、取り出されてから所定時間経過後に、取り出し誤り報知を行う報知手段を備える請求項1ないし4のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器。
  6. 前記記憶手段は、前記報知手段作動時に、報知手段の作動時刻、継続時間及び施解錠装置を解錠した個人認証情報を記憶する請求項5に記載の物品情報の読出装置を備える什器。
  7. 前記制御手段は、前記施解錠装置が解錠された後、個人認証情報に基づいて認証端末を再認証した場合に、前記施解錠装置を施錠するように制御する請求項1ないし6のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器。
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