JP2014058269A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成によって、光照射部の車両後方端部に導く光源からの光の量を増大させるとともに、薄型化が可能な車両用灯具を提供する。
【解決手段】光源34A,34Bおよび34Cからから射出される放射光Lを、導光体31に形成したレンズ部35によって平行光PLとすることにより、放射光Lの広がりが抑えられる。したがって、部品点数の少ない簡単な構成によって、導光部31が車両後方端部31Qに導く光源34A,34Bおよび34Cからの光の量を増大させるとともに、導光体31を薄型化できる。
【選択図】図1
【解決手段】光源34A,34Bおよび34Cからから射出される放射光Lを、導光体31に形成したレンズ部35によって平行光PLとすることにより、放射光Lの広がりが抑えられる。したがって、部品点数の少ない簡単な構成によって、導光部31が車両後方端部31Qに導く光源34A,34Bおよび34Cからの光の量を増大させるとともに、導光体31を薄型化できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用灯具に関する。
車両用灯具として、例えば、ドアミラー用灯具は、車両に取り付けられた状態のドアミラーの車両前方側のハウジングカバーに設けられる。ドアミラー用灯具は、透光性材料からなる導光体を備えており、導光体は、細長い形状を有しており、一端部がハウジングカバーの車両の前方に対応する前面部に、他端部はハウジングカバーの車両の側方に対応する側面部に配置されている。
ドアミラー用灯具は、導光体の長手方向に沿って並設される複数の、例えば、発光ダイオードからなる光源を備えている。これら光源からの光は導光体に照射される。
導光体は、光源からの光を導光体の他端部に導き、車両の後方からでも光源の点灯を認識できる。
導光体は、光源からの光を導光体の他端部に導き、車両の後方からでも光源の点灯を認識できる。
導光体の他端部(以下、車両後方端部と称する場合がある)に導かれる光量を多くするため、導光体の光源と対向する面にハーフミラー処理させることによって、光源からの光の一部をハーフミラー処理面で反射させ、この反射された光を光照射部の車両後方端部の近傍に導くようにしたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、発光ダイオードの前にプリズム体を設けて、配光角度範囲を調節する構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、発光ダイオードの前にプリズム体を設けて、配光角度範囲を調節する構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、光照射部の光源と対向する面にハーフミラー処理する構成では、製造工程が増えるとともに、構成が複雑化し、薄型化が困難である。
また、プリズム体を別途設けて、配光角度範囲を調節する構成においても、構成が複雑化し、薄型化が困難である。
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、部品点数を抑えた構成で、薄型化が可能な車両用灯具を提供することにある。
請求項1に記載の車両用灯具は、車両に設けられたドアミラーに取り付けられる車両用灯具であって、基板と、前記基板に設けられ放射光を射出する光源と、前記放射光を前記ドアミラーの前記車両の前方から側方に導き、前記車両の後方または後側方の少なくとも一方に向かって光を射出する導光体と、前記導光体に形成され、入射した前記放射光を平行光として、前記導光体に向けて射出するレンズ部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の車両用灯具は、前記レンズ部は、前記放射光を第1の方向に屈折して第1の平行光とする第1のレンズを備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の車両用灯具は、前記光源が、前記基板の実装面に設けられ、前記実装面と平行な方向に向かって放射光を射出することを特徴とする。
請求項4に記載の車両用灯具は、前記第1の方向は、前記実装面と平行な方向であることを特徴とする。
請求項5に記載の車両用灯具は、前記レンズ部は、前記第1の平行光を、前記第1の方向と直交する第2の方向に屈折して第2の平行光とし前記平行光として射出する第2のレンズを備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の車両用灯具は、前記レンズ部のレンズは、フレネルレンズであることを特徴とする。
請求項7に記載の車両用灯具は、前記導光体は、前記平行光の反射面にプリズムを備えていることを特徴とする。
このような構成からなる車両用灯具によれば、簡単な構成によって、光照射部の車両後方端部に導く光源からの光の量を増大させるとともに、薄型化が可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1は、本発明が適用されるドアミラー20の概略外観図で、ドアミラー20を車両前方から観た図となっている。
また、図2は、ドアミラー20の概略分解図である。
なお、図1および図2では、x、y、z方向を示し、それぞれ、車両の前方方向、車両の幅方向、車両の高さ方向に一致させている。
また、図2は、ドアミラー20の概略分解図である。
なお、図1および図2では、x、y、z方向を示し、それぞれ、車両の前方方向、車両の幅方向、車両の高さ方向に一致させている。
図1および図2において、車両のドア10には、連結部11を介してドアミラー20が取り付けられている。ドアミラー20は、その外観において、車両の後方側に配置されるミラー21と、車両の前方側に配置されるハウジングカバー22とを備えている。このハウジングカバー22はたとえば不透明な材料で構成されている。
ハウジングカバー22の表面の一部には、ドアミラー20に取り付けられる車両用灯具であるサイドターンランプ装置30の導光体31が露出して配置されている。導光体31は、ハウジングカバー22のほぼ中央から車両の幅方向の外方側へ水平に延在する帯状の形状をなし、ハウジングカバー22の表面に形成された長孔22Aから露出している。
図2において、車両のドア10に設けられた連結部11にはドアミラーハウジング23が固定されている。ドアミラーハウジング23の車両の後方側の面にはアクチュエータ24を介してミラー21が取り付けられている。アクチュエータ24はミラー21の角度を調整できる機構からなっている。ドアミラーハウジング23の車両の前方側の面にはサイドターンランプ装置30が配置されている。
ハウジングカバー22は、ミラー21の鏡面を露出させ、ドアミラーハウジング23およびサイドターンランプ装置30を被うようにして、ドアミラーハウジング23に取り付けられている。
ハウジングカバー22は、ミラー21の鏡面を露出させ、ドアミラーハウジング23およびサイドターンランプ装置30を被うようにして、ドアミラーハウジング23に取り付けられている。
図3は、サイドターンランプ装置30の概略斜視図である。図3は、ドアミラー20に取り付けられた場合のサイドターンランプ装置30をドアミラーハウジング23側から観た斜視図である。
図4は、サイドターンランプ装置30の分解斜視図である。
図4は、サイドターンランプ装置30の分解斜視図である。
図3に示すように、ケース32があり、このケース32は互いに係合される下ケース32Dおよび上ケース32Uとから構成されている。このケース32には光源を搭載する回路基板33が内蔵されている。
サイドターンランプ装置30は、図1および図2に示したハウジングカバー22に対向する側に導光体31を備えている。
サイドターンランプ装置30は、図1および図2に示したハウジングカバー22に対向する側に導光体31を備えている。
図4は、上ケース32Uを下ケース32Dから外すとともに、光源34を搭載する回路基板33を下ケース32Dから離脱させた斜視図を示している。
図4において、回路基板33には、たとえば3個の発光ダイオードからなる光源34が下ケース32Dと対向した実装面に設けられている。3個の各光源34は、導光体31の一端部31Pから他端部31Q(以下、車両後方端部31Qと称する場合がある)に沿って、順次、光源34A、光源34B、光源34Cが設けられている。
図4において、回路基板33には、たとえば3個の発光ダイオードからなる光源34が下ケース32Dと対向した実装面に設けられている。3個の各光源34は、導光体31の一端部31Pから他端部31Q(以下、車両後方端部31Qと称する場合がある)に沿って、順次、光源34A、光源34B、光源34Cが設けられている。
下ケース32Dには、各光源34A、34B、34Cからの光を導くための導光体31がたとえば樹脂からなる透光性材料によって形成されている。ここで、下ケース32Dはたとえば樹脂からなる透光性材料によって構成され、導光体31は下ケース32Dと同材料で一体に成形されている。しかし、下ケース32Dは、導光体31と別体に形成され、透光性材料によって形成されていなくてもよい。
導光体31には、回路基板33を下ケース32Dに取り付けた場合に、光源34A、34B、34Cごとに設けられたレンズ部35が形成されている。
図5(a)に、図3に示したサイドターンランプ装置30のXY平面における断面図、(b)にXY平面と直交する面における垂直断面図を示した。XY平面と直交する面は、光源34Cとレンズ部35とを切断する面である。
また、図6(a)は、図5(a)におけるレンズ部35付近の拡大断面図、図6(b)は、図5(b)におけるレンズ部35付近の拡大断面図である。
図5(a)に、図3に示したサイドターンランプ装置30のXY平面における断面図、(b)にXY平面と直交する面における垂直断面図を示した。XY平面と直交する面は、光源34Cとレンズ部35とを切断する面である。
また、図6(a)は、図5(a)におけるレンズ部35付近の拡大断面図、図6(b)は、図5(b)におけるレンズ部35付近の拡大断面図である。
図5および図6において、光源34Cは、回路基板33の実装面33Aに設けられ、実装面33Aと平行な方向に向かって放射光Lを射出する。光源34B,34Aも同様に、実装面33Aと平行な方向に向かって放射光Lを射出する。
レンズ部35は、導光体31に形成され、入射した放射光Lを平行光PLとして、導光体31に向けて再度射出する。放射光L、平行光PL等の光の光路は、図中実線矢印で示した。
レンズ部35は、導光体31に形成され、入射した放射光Lを平行光PLとして、導光体31に向けて再度射出する。放射光L、平行光PL等の光の光路は、図中実線矢印で示した。
レンズ部35は、放射光Lを第1の方向としての実装面33Aに平行な方向に屈折して第1の平行光PL1とする第1のレンズ35Aを備えている。
また、レンズ部35は、第1の平行光L1を、第1の方向と直交する第2の方向に屈折して第2の平行光L2とし平行光PLとする第2のレンズ35Bを備えている。したがって、光源34A,34Bおよび34Cから実装面33Aと平行な方向に向かって射出された放射光Lは、レンズ部35によって平行光PLとして射出される。
ここで、第1のレンズ35Aおよび第2のレンズ35Bは、例えば、フレネルレンズを用いることができる。
また、レンズ部35は、第1の平行光L1を、第1の方向と直交する第2の方向に屈折して第2の平行光L2とし平行光PLとする第2のレンズ35Bを備えている。したがって、光源34A,34Bおよび34Cから実装面33Aと平行な方向に向かって射出された放射光Lは、レンズ部35によって平行光PLとして射出される。
ここで、第1のレンズ35Aおよび第2のレンズ35Bは、例えば、フレネルレンズを用いることができる。
第1のレンズ35Aに用いるフレネルレンズの設計は、光源34A,34Bおよび34Cから第1のレンズ35Aまでの距離と放射光Lの広がりに応じて適宜することができる。
また、第2のレンズ35Bに用いるフレネルレンズの設計は、第1のレンズ35Aからの距離と第2の平行光L1の広がりに応じて適宜することができる。
また、第2のレンズ35Bに用いるフレネルレンズの設計は、第1のレンズ35Aからの距離と第2の平行光L1の広がりに応じて適宜することができる。
図5(a)において、レンズ部35から射出された平行光PLは、導光体31が外部と接する反射面31Aにおいて反射して向きを変え、次に反射面31Bで反射し、端部31Qから射出される。
ここで、平行光PLの反射面31A,31Bに、装飾のため、あるいは反射方向を調節するプリズムを形成してもよい。
ここで、平行光PLの反射面31A,31Bに、装飾のため、あるいは反射方向を調節するプリズムを形成してもよい。
図7は、本実施形態におけるサイドターンランプ装置30を取り付けたドアミラー20の一例を示した。(a)は、前方から見た図であり、(b)は後方から見た図である。図7でも図1および図2と同様に、x、y、z方向を示し、それぞれ、車両の前方方向、車両の幅方向、車両の高さ方向に一致させている。
図7において、ハウジングカバー22の表面の一部に露出しているサイドターンランプ装置30の導光体31の車両のZ方向の厚みをT、車両の幅方向の幅をWとする。
図7において、ハウジングカバー22の表面の一部に露出しているサイドターンランプ装置30の導光体31の車両のZ方向の厚みをT、車両の幅方向の幅をWとする。
以上述べた実施形態によれば、光源34A,34Bおよび34Cからから射出される放射光Lを、導光体31に形成したレンズ部35によって平行光PLとすることにより、放射光Lの広がりが抑えられる。したがって、部品点数の少ない簡単な構成によって、導光体31が車両後方端部31Qに導く光源34A,34Bおよび34Cからの光の量を増大させるとともに、図7に示したTを薄く、Wを狭くできる。
Tを薄くすることにより、外観上の見栄えが良くなる。また、Wを狭くすることにより、外観上の見栄えが良くなるとともに、ミラー21の可動幅が広がる。
Tを薄くすることにより、外観上の見栄えが良くなる。また、Wを狭くすることにより、外観上の見栄えが良くなるとともに、ミラー21の可動幅が広がる。
上述した実施態様では、光源34の数、および各光源34に対応するレンズ部35の数は、3個とした。しかし、この数は限定されることはなく、2個あるいは3個以上であってもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10……ドア、11……連結部、20……ドアミラー、21……ミラー、22……ハウジングカバー、23……ドアミラーハウジング、24……アクチュエータ、
30……サイドターンランプ装置、31……導光体、31A,31B……反射面、31P……光照射部の一端部、31Q……光照射部の他端部(車両後方端部)、32……ケース、32D……下ケース、32U……上ケース、33……回路基板、33A……実装面、34,34A,34B,34C……光源、35……レンズ部、35A……第1のレンズ、35B……第2のレンズ。
30……サイドターンランプ装置、31……導光体、31A,31B……反射面、31P……光照射部の一端部、31Q……光照射部の他端部(車両後方端部)、32……ケース、32D……下ケース、32U……上ケース、33……回路基板、33A……実装面、34,34A,34B,34C……光源、35……レンズ部、35A……第1のレンズ、35B……第2のレンズ。
Claims (7)
- 車両に設けられたドアミラーに取り付けられる車両用灯具であって、
基板と、
前記基板に設けられ放射光を射出する光源と、
前記放射光を前記ドアミラーの前記車両の前方から側方に導き、前記車両の後方または後側方の少なくとも一方に向かって光を射出する導光体と、
前記導光体に形成され、入射した前記放射光を平行光として、前記導光体に向けて射出するレンズ部とを備えた
ことを特徴とする車両用灯具。 - 前記レンズ部は、前記放射光を第1の方向に屈折して第1の平行光とする第1のレンズを備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。 - 前記光源が、前記基板の実装面に設けられ、前記実装面と平行な方向に向かって放射光を射出する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。 - 前記レンズ部は、前記第1の平行光を、前記第1の方向と直交する第2の方向に屈折して第2の平行光とし前記平行光として射出する第2のレンズを備えている
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。 - 前記第1の方向は、前記実装面と平行な方向である
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。 - 前記レンズ部のレンズは、フレネルレンズである
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両用灯具。 - 前記導光体は、前記平行光の反射面にプリズムを備えている
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車両用灯具。
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JP2007191059A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具、車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置 |
JP2011219044A (ja) * | 2010-04-14 | 2011-11-04 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用ランプ付ミラー装置 |
JP2011259006A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Stanley Electric Co Ltd | 原稿読取用光源装置 |
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2012
- 2012-09-19 JP JP2012205503A patent/JP2014058269A/ja active Pending
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