JP2014058267A - 車両の発電制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の発電機によるバッテリの充電及び非充電の切り替わりの頻度を抑えつつ、バッテリの充電残量を適正範囲内に維持すること。
【解決手段】発電ECU1のMPU11は、車載ネットワーク90などの通信媒体を通じて車載機器6の稼働状態に関する負荷情報を取得し、その負荷情報に基づいて車両の電力需要を算出する。さらに、MPU11は、現在のバッテリ9の充電残量の指標値と電力需要の算出値とに基づく充電開始条件の成立可否を判定する。この充電開始条件は、電力需要の算出値が相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、現在のバッテリ9の充電残量の指標値がより大きいときに成立する条件である。さらに、MPU11は、充電終了条件が成立するまで、オルタネータ8を制御することによってオルタネータ8によるバッテリ9の充電を実行する。
【選択図】図1
【解決手段】発電ECU1のMPU11は、車載ネットワーク90などの通信媒体を通じて車載機器6の稼働状態に関する負荷情報を取得し、その負荷情報に基づいて車両の電力需要を算出する。さらに、MPU11は、現在のバッテリ9の充電残量の指標値と電力需要の算出値とに基づく充電開始条件の成立可否を判定する。この充電開始条件は、電力需要の算出値が相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、現在のバッテリ9の充電残量の指標値がより大きいときに成立する条件である。さらに、MPU11は、充電終了条件が成立するまで、オルタネータ8を制御することによってオルタネータ8によるバッテリ9の充電を実行する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両においてバッテリと電気的に接続された発電機を制御してバッテリを充電する車両の発電制御装置に関する。
車両に搭載されたバッテリは、オルタネータによって充電される。オルタネータは、車両のバッテリと電気的に接続されており、エンジンから伝達される機械的運動エネルギーを電気エネルギーへ変換する発電機である。オルタネータ(発電機)は、車両の発電制御装置によって制御される。
例えば、特許文献1には、車両の発電制御装置が、車両の電気負荷に流れる負荷電流が増加したときに、負荷電流の増加に起因する発電機(オルタネータ)のトルクの増加量を予測し、予測したトルクの増加量に応じて発電機の励磁電流の制御及びエンジン出力の補正を行うことについて示されている。
また、従来の車両において、バッテリの状態が車両のECU(Electronic Control Unit)によって検出され、その検出結果に基づく各種の監視及び制御が行われている。例えば、特許文献2などにおいて、バッテリの充電残量の指標値であるSOC(State Of Charge)及びバッテリの劣化度を表すSOH(State OF Health)を算出する方法が示されている。なお、バッテリの充電残量は、バッテリの蓄電量の残量と同じ意味である。
一般に、SOCは、バッテリの満充電容量に対する充電残量の割合であり、SOCは、バッテリの定格満充電容量に対する実際の満充電容量の割合である。SOC及びSOHは、例えば、エンジン始動時などにおけるバッテリの出力電圧の測定値及び出力電流の測定値などに基づいて算出される。SOC及びSOHの算出方法は、特許文献2に示される方法の他、各種の方法が提案されている。
ところで、車両のバッテリは、充電残量が適正範囲を下回る状態で使用されると、顕著に劣化して寿命が大幅に短くなる。そのため、バッテリの充電残量が適正範囲を下回らないように、オルタネータ(発電機)によるバッテリの充電が適切に制御されることが望まれている。
また、オルタネータによるバッテリの充電が、バッテリの充電残量が適正範囲内における一定の設定値を下回るごとに行われると、以下に示されるような不都合が生じる。
第1の不都合は、車載機器の電力需要が大きい場合に、オルタネータがバッテリから機器への電流の流出を止めるのに十分な発電を行えない状態が一時的に発生し、バッテリの充電残量が一時的に適正範囲を下回ってしまう場合があることである。
第2の不都合は、第1の不都合を回避するために、一定の設定値が比較的大きな値に設定された場合に、バッテリの充電を行う状態と充電を行わない状態との切り替わりの頻度が高くなることである。バッテリの充電及び非充電の切り替え頻度が高くなると、オルタネータの出力変更に伴うエンジン出力の変動が頻発し、車両の乗り心地が悪化する。
本発明は、車両の発電機によるバッテリの充電及び非充電の切り替わりの頻度を抑えつつ、バッテリの充電残量を適正範囲内に維持することを目的とする。
本発明の第1態様に係る車両の発電制御装置は、以下に示される各構成要素を備える。
(1)第1の構成要素は、通信媒体を通じて車載機器の稼働状態に関する負荷情報を取得する負荷情報取得部である。
(2)第2の構成要素は、上記負荷情報に基づいて車両の電力需要を算出する電力需要算出部である。
(3)第3の構成要素は、現在のバッテリの充電残量の指標値と上記電力需要の算出値とに基づく充電開始条件の成立可否を判定する充電開始条件判定部である。ここで、上記充電開始条件は、上記電力需要の算出値が相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、現在の上記バッテリの充電残量の指標値がより大きいときに成立する条件である。
(4)第4の構成要素は、上記充電開始条件が成立してから予め定められた充電終了条件が成立するまで、上記バッテリと電気的に接続された車両の発電機を制御することによって上記発電機による上記バッテリの充電を実行する充電制御部である。
(1)第1の構成要素は、通信媒体を通じて車載機器の稼働状態に関する負荷情報を取得する負荷情報取得部である。
(2)第2の構成要素は、上記負荷情報に基づいて車両の電力需要を算出する電力需要算出部である。
(3)第3の構成要素は、現在のバッテリの充電残量の指標値と上記電力需要の算出値とに基づく充電開始条件の成立可否を判定する充電開始条件判定部である。ここで、上記充電開始条件は、上記電力需要の算出値が相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、現在の上記バッテリの充電残量の指標値がより大きいときに成立する条件である。
(4)第4の構成要素は、上記充電開始条件が成立してから予め定められた充電終了条件が成立するまで、上記バッテリと電気的に接続された車両の発電機を制御することによって上記発電機による上記バッテリの充電を実行する充電制御部である。
本発明の第2態様に係る車両の発電制御装置は、第1態様に係る車両の発電制御装置の一態様である。第2態様に係る車両の発電制御装置において、上記充電開始条件は、上記電力需要の算出値と予め定められた設定時間との積に相当する電力量が上記現在のバッテリの充電残量の指標値と予め定められた下限値との差に相当する電力量を上回るときに成立し、そうでないときに成立しない条件である。
本発明の第3態様に係る車両の発電制御装置は、第1態様又は第2態様に係る車両の発電制御装置の一態様である。第3態様に係る車両の発電制御装置において、上記充電終了条件は、上記バッテリの充電を開始してからの経過時間が、上記電力需要の算出値と正の相関を有する設定充電時間を経過することを含む。
本発明の第4態様に係る車両の発電制御装置は、第1態様から第3態様のいずれかに係る車両の発電制御装置の一態様である。第4態様に係る車両の発電制御装置は、複数の上記車載機器各々の消費電力の情報が記録された消費電力情報記憶部をさらに備える。この場合、上記負荷情報取得部は、他の制御装置が複数の上記車載機器各々に対して出力する制御指令の情報を上記負荷情報として取得する。さらに、上記電力需要算出部は、上記消費電力情報記憶部に記録された情報と上記制御指令に対応する複数の上記車載機器各々の稼働状態とに基づく複数の上記車載機器各々の消費電力を合算することにより上記電力需要を算出する。
本発明の第5態様に係る車両の発電制御装置は、第1態様から第3態様のいずれかに係る車両の発電制御装置の一態様である。第5態様に係る車両の発電制御装置において、上記負荷情報取得部は、複数の他の制御装置各々が制御する上記車載機器の現在の消費電力の情報を上記負荷情報として上記他の制御装置各々から取得する。さらに、上記電力需要算出部は、上記負荷情報に基づく複数の上記車載機器の現在の消費電力を合算することにより上記電力需要を算出する。
上記の各態様に係る発明においては、現在のバッテリの充電残量の指標値と前記電力需要の算出値とに基づく充電開始条件が成立した場合に、車両の発電機によるバッテリの充電が実行される。その充電開始条件は、電力需要の算出値が相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、現在のバッテリの充電残量の指標値がより大きいときに成立する条件である。
即ち、上記の各態様に係る発明によれば、車載機器の電力需要が大きいほど、充電残量の指標値がより大きな段階でバッテリの充電が開始される。そのため、車載機器の電力需要が大きい場合において、オルタネータによるバッテリの充電の遅れによってバッテリの充電残量が一時的に適正範囲を下回る不都合は回避される。
さらに、上記の各態様に係る発明によれば、車載機器の電力需要が小さいほど、充電残量の指標値がより小さくなるまでバッテリの充電は開始されない。そのため、バッテリの充電残量の指標値が比較的大きな一定の設定値を下回るごとにバッテリの充電が実行される場合とは異なり、バッテリの充電を行う状態と充電を行わない状態との切り替わりの頻度は比較的低く抑えられる。
従って、上記の各態様に係る発明によれば、車両の発電機によるバッテリの充電及び非充電の切り替わりの頻度を抑えつつ、バッテリの充電残量を適正範囲内に維持することが可能となる。その結果、バッテリの充電残量が過剰に低下することによってバッテリの寿命が短くなることが回避される。さらに、車両の発電機の出力変更に伴うエンジン出力の変動が頻発することに起因する車両の乗り心地の悪化も回避される。
また、第2態様に係る発明において、充電開始条件は、電力需要の算出値と予め定められた設定時間との積に相当する電力量が現在のバッテリの充電残量の指標値と予め定められた下限値との差に相当する電力量を上回るときに成立し、そうでないときに成立しない条件である。このような充電開始条件が採用されれば、バッテリの充電残量が一時的に適正範囲を下回る不都合がより確実に回避される。
また、第3態様に係る発明において、充電終了条件は、バッテリの充電を開始してからの経過時間が、電力需要の算出値と正の相関を有する設定充電時間を経過することを含む。この場合、電力需要が大きいためにバッテリの充電速度が低下する場合には、バッテリの充電が比較的長時間継続され、電力需要が小さいためにバッテリの充電速度が速い場合には、バッテリの充電が比較的短時間で終了する。これにより、電力需要が大きい場合に、充電終了後の短時間のうちに充電が再開されることを回避することができる。
また、第4態様に係る発明において、車載機器の稼働状態に関する負荷情報は、他の制御装置が複数の車載機器各々に対して出力する制御指令の情報である。さらに、電力需要算出部が、予め記憶部に記録された車載機器各々の消費電力の情報と制御指令の情報とに基づいて、車両の電力需要を算出する。この場合、車載機器を制御する他の制御装置が電力需要算出のための特別な処理を行う必要がない。その結果、本発明を既存の車両制御システムに適用することが容易となる。
また、第5態様に係る発明において、車載機器の稼働状態に関する負荷情報は、複数の他の制御装置各々が制御する車載機器の現在の消費電力の情報である。この場合、車載機器を制御する他の制御装置において、管理下の車載機器の現在の消費電力を算出する機能が追加される必要がある。しかしながら、車両の発電制御装置自体の構成及び演算内容を簡略化できる効果が得られる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<第1実施形態>
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る車両の発電ECU1及びそれを含む車両制御システム10の構成について説明する。図1に示されるように、車両制御システム10は、発電ECU1、バッテリECU2、負荷ECU3、ゲートウェイECU4、バッテリ9、オルタネータ8、電圧制御回路7及び車載機器6などにより構成されている。なお、発電ECU1は、車両の発電制御装置の一例である。
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る車両の発電ECU1及びそれを含む車両制御システム10の構成について説明する。図1に示されるように、車両制御システム10は、発電ECU1、バッテリECU2、負荷ECU3、ゲートウェイECU4、バッテリ9、オルタネータ8、電圧制御回路7及び車載機器6などにより構成されている。なお、発電ECU1は、車両の発電制御装置の一例である。
<バッテリ>
バッテリ9は、車両に搭載された充電可能な蓄電池であり、車両における各種の電装機器に対して電力を供給する。バッテリ9は、イグニッションスイッチ60を介して複数の車載機器6と電気的に接続されている。イグニッションスイッチ60は、バッテリ9及びこれに並列に接続されたオルタネータ8から複数の車載機器6各々への電力供給ラインの接続と遮断とを選択的に切り替えるスイッチである。
バッテリ9は、車両に搭載された充電可能な蓄電池であり、車両における各種の電装機器に対して電力を供給する。バッテリ9は、イグニッションスイッチ60を介して複数の車載機器6と電気的に接続されている。イグニッションスイッチ60は、バッテリ9及びこれに並列に接続されたオルタネータ8から複数の車載機器6各々への電力供給ラインの接続と遮断とを選択的に切り替えるスイッチである。
<車載機器>
車載機器6は、車両に搭載された電装機器であり、バッテリ9の電力を消費する電力負荷である。例えば、電動窓もしくは電動シートなどを駆動するモータ、速度計などの各種の計器、空調機、オーディオ機器及び照明機器などが、車載機器6に含まれる。
車載機器6は、車両に搭載された電装機器であり、バッテリ9の電力を消費する電力負荷である。例えば、電動窓もしくは電動シートなどを駆動するモータ、速度計などの各種の計器、空調機、オーディオ機器及び照明機器などが、車載機器6に含まれる。
<ゲートウェイECU>
ゲートウェイECU4は、複数の系統の車載ネットワーク90各々と接続された通信中継装置である。ゲートウェイECU4は、複数の系統の車載ネットワーク90のいずれかに接続された負荷ECU3及びバッテリECU2と車載ネットワーク90を通じて通信可能である。ゲートウェイECU4が存在することにより、複数の系統の車載ネットワーク90に跨る情報伝送が可能である。車載ネットワーク90は、例えば周知のCAN(Controller Area Network)である。
ゲートウェイECU4は、複数の系統の車載ネットワーク90各々と接続された通信中継装置である。ゲートウェイECU4は、複数の系統の車載ネットワーク90のいずれかに接続された負荷ECU3及びバッテリECU2と車載ネットワーク90を通じて通信可能である。ゲートウェイECU4が存在することにより、複数の系統の車載ネットワーク90に跨る情報伝送が可能である。車載ネットワーク90は、例えば周知のCAN(Controller Area Network)である。
さらに、ゲートウェイECU4は、シリアル通信線91を通じたシリアル通信機能を備えている。ゲートウェイECU4は、複数の系統の車載ネットワーク90各々において伝送される情報を取得し、取得した情報をシリアル通信線91を通じて送信することができる。車両制御システム10においては、ゲートウェイECU4は、シリアル通信線91を介して発電ECU1と通信可能に接続されている。
<負荷ECU>
負荷ECU3は、1つ又は複数の車載機器6を制御する装置であり、通信媒体を通じて直接又は間接に接続されている。車両制御システム10においては、複数の負荷ECU3各々が複数の系統の車載ネットワーク90のいずれかに接続されており、複数の系統の車載ネットワーク90は、ゲートウェイECU4を介して相互に接続されている。さらに、ゲートウェイECU4は、シリアル通信線91によって発電ECU1と接続されている。
負荷ECU3は、1つ又は複数の車載機器6を制御する装置であり、通信媒体を通じて直接又は間接に接続されている。車両制御システム10においては、複数の負荷ECU3各々が複数の系統の車載ネットワーク90のいずれかに接続されており、複数の系統の車載ネットワーク90は、ゲートウェイECU4を介して相互に接続されている。さらに、ゲートウェイECU4は、シリアル通信線91によって発電ECU1と接続されている。
また、車両制御システム10においては、複数の負荷ECU3各々が複数の車載機器6各々に対して出力する制御指令の情報が、負荷ECU3から車載ネットワーク90、ゲートウェイECU4及びシリアル通信線91を通じて発電ECU1へ伝送される。
<バッテリECU>
バッテリECU2は、バッテリ9の状態を検出し、検出結果を車載ネットワーク90を通じて他の装置へ送信する装置である。例えば、バッテリECU2は、バッテリ9の出力電圧及び出力電流の測定値に基づいて、バッテリ9の充電残量の指標値であるSOC及びバッテリ9の劣化度を表すSOHなどのバッテリ9の状態値を算出する。
バッテリECU2は、バッテリ9の状態を検出し、検出結果を車載ネットワーク90を通じて他の装置へ送信する装置である。例えば、バッテリECU2は、バッテリ9の出力電圧及び出力電流の測定値に基づいて、バッテリ9の充電残量の指標値であるSOC及びバッテリ9の劣化度を表すSOHなどのバッテリ9の状態値を算出する。
バッテリECU2は、例えば、特許文献などにおいて提案されている公知の算出方法によってSOC及びSOHを算出する。また、バッテリECU2は、算出したSOCを少なくとも発電ECU1へ送信する。本実施形態においては、SOCの情報は、バッテリECU2から車載ネットワーク90、ゲートウェイECU4及びシリアル通信線91を通じて発電ECU1へ伝送される。
<オルタネータ>
オルタネータ8は、車両に搭載された発電機であり、三相交流発電機81と整流回路82とを含む。三相交流発電機81は、不図示のエンジンの駆動軸と連結されており、エンジンから伝達される機械的運動エネルギーを電気エネルギーへ変換する。
オルタネータ8は、車両に搭載された発電機であり、三相交流発電機81と整流回路82とを含む。三相交流発電機81は、不図示のエンジンの駆動軸と連結されており、エンジンから伝達される機械的運動エネルギーを電気エネルギーへ変換する。
より具体的には、三相交流発電機81が、機械的運動エネルギーから交流電力を生成し、整流回路82が、三相交流発電機81が生成した交流電力を全波整流によって直流電力へ変換する。なお、オルタネータ8は周知であるので、ここではオルタネータ8の詳細な説明は省略する。
オルタネータ8は、バッテリ9と電気的に並列に接続されている。そのため、オルタネータ8の出力電圧がバッテリ9の出力電圧とほぼ等しいレベルに調節されている場合、オルタネータ8及びバッテリ9がともに車載機器6に対して電力を供給する状態になる。
一方、オルタネータ8の出力電圧がバッテリ9の出力電圧よりも十分に高いレベルに調節されている場合、オルタネータ8が車載機器6とバッテリ9とに電力を供給する状態になる。これにより、バッテリ9がオルタネータ8によって充電される。
<電圧制御回路>
電圧制御回路7は、三相交流発電機81の出力電圧を発電ECU1から出力される設定電圧値に調節する回路である。具体的には、電圧制御回路7は、オルタネータ8の出力電圧の測定値を入力し、その測定値と設定電圧値との差に応じて三相交流発電機81の励磁コイルに流れる電流を調節する。
電圧制御回路7は、三相交流発電機81の出力電圧を発電ECU1から出力される設定電圧値に調節する回路である。具体的には、電圧制御回路7は、オルタネータ8の出力電圧の測定値を入力し、その測定値と設定電圧値との差に応じて三相交流発電機81の励磁コイルに流れる電流を調節する。
なお、オルタネータ8の出力電圧を制御する回路は周知であるので、ここでは電圧制御回路7の詳細な説明は省略する。
<発電ECU>
発電ECU1は、バッテリ9と電気的に接続されたオルタネータ8を制御してバッテリ9を充電する車両の発電制御装置である。発電ECU1は、電圧制御回路7を介してオルタネータ8を制御する。
発電ECU1は、バッテリ9と電気的に接続されたオルタネータ8を制御してバッテリ9を充電する車両の発電制御装置である。発電ECU1は、電圧制御回路7を介してオルタネータ8を制御する。
発電ECU1は、MPU(Micro Processor Unit)11、シリアル通信インターフェース12、RAM13、プログラム記憶部14、消費電力記憶部15及びPWM(Pulse Width Modulation)出力インターフェース16などを備えている。
<発電ECU:プログラム記憶部、消費電力記憶部、RAM>
プログラム記憶部14は、MPU11によって実行されるプログラムが記録された不揮発性のメモリである。例えばROM又はフラッシュメモリなどがプログラム記憶部14として採用される。RAM13は、MPU11がプログラムを実行する前にプログラム記憶部14からロードされるプログラムを一時記憶する揮発性の高速メモリである。
プログラム記憶部14は、MPU11によって実行されるプログラムが記録された不揮発性のメモリである。例えばROM又はフラッシュメモリなどがプログラム記憶部14として採用される。RAM13は、MPU11がプログラムを実行する前にプログラム記憶部14からロードされるプログラムを一時記憶する揮発性の高速メモリである。
プログラム記憶部14に記録されたプログラムは、例えば、通信プログラム141、電力需要算出プログラム142、充電開始条件判定プログラム143、充電終了条件判定プログラム144及び充電制御プログラム145などの複数のプログラムモジュールを含む。これらプログラムモジュールに基づくMPU11の処理については後述する。
<発電ECU:消費電力記憶部>
消費電力記憶部15は、消費電力情報が記録された不揮発性のメモリである。例えばROM又はフラッシュメモリなどが消費電力記憶部15として採用される。プログラム記憶部14及び消費電力記憶部15は、例えばそれぞれ個別に設けられた不揮発性のメモリ又はそれら2つを兼ねる1つの不揮発性のメモリにより構成される。なお、消費電力記憶部15は、消費電力情報記憶部の一例である。
消費電力記憶部15は、消費電力情報が記録された不揮発性のメモリである。例えばROM又はフラッシュメモリなどが消費電力記憶部15として採用される。プログラム記憶部14及び消費電力記憶部15は、例えばそれぞれ個別に設けられた不揮発性のメモリ又はそれら2つを兼ねる1つの不揮発性のメモリにより構成される。なお、消費電力記憶部15は、消費電力情報記憶部の一例である。
消費電力記憶部15に記録された消費電力情報は、複数の車載機器6各々の消費電力の情報である。例えば、消費電力情報は、複数の車載機器6各々の識別情報と、各識別情報に対応する車載機器6の消費電力の情報とを含む。
また、車載機器6の消費電力の情報としては、以下に示されるような例が考えられる。第1の例における車載機器6の消費電力の情報は、バッテリ9と電気的に接続された全ての車載機器6が非稼働中であるときの総消費電力である総待機電力の情報と、車載機器6各々の稼働中の消費電力の情報とを含む。この場合、車載機器6各々の稼働中の消費電力の情報は、例えば、非稼働中の状態から稼働中の状態へ移行することによって増加する消費電力である。この場合、総待機電力と稼働中の車載機器6各々の消費電力との合算により、バッテリ9に接続された全ての車載機器6の消費電力である車両の電力需要を算出することができる。
第2の例における車載機器6の消費電力の情報は、車載機器6各々の非稼働中の消費電力の情報と、車載機器6各々の稼働中の消費電力の情報との両方を含む。この場合、車載機器6各々の稼働中の消費電力は車載機器6の定格消費電力である。この場合、非稼働中の車載機器6各々の消費電力と稼働中の車載機器6各々の消費電力との合算により、バッテリ9に接続された全ての車載機器6の消費電力である車両の電力需要を算出することができる。
また、消費電力記憶部5に記録された車載機器6の消費電力の情報が、消費電力そのものの値であること、或いはその他の消費電力の指標値であることが考えられる。例えば、車載機器6の消費電力の情報が、バッテリ9の満充電容量を単位時間で除算して得られる電力値に対する車載機器6の消費電力値の割合であることが考えられる。
<発電ECU:シリアル通信インターフェース>
シリアル通信インターフェース12は、シリアル通信線91を介してゲートウェイECU4と接続されており、シリアル通信線91を通じたゲートウェイECU4との通信の制御を行うインターフェースである。シリアル通信インターフェース12は、所定のシリアル通信プロトコルに従ってMPU11とシリアル通信線91に接続されたゲートウェイECU4との間のシリアル通信を中継する。
シリアル通信インターフェース12は、シリアル通信線91を介してゲートウェイECU4と接続されており、シリアル通信線91を通じたゲートウェイECU4との通信の制御を行うインターフェースである。シリアル通信インターフェース12は、所定のシリアル通信プロトコルに従ってMPU11とシリアル通信線91に接続されたゲートウェイECU4との間のシリアル通信を中継する。
<発電ECU:PWM出力インターフェース>
PWM出力インターフェース16は、MPU11の出力値に応じたPWM信号を出力するインターフェースである。MPU11がPWM出力インターフェース16に対して出力する信号の値は、オルタネータ8の出力電圧の設定値に相当する値である。
PWM出力インターフェース16は、MPU11の出力値に応じたPWM信号を出力するインターフェースである。MPU11がPWM出力インターフェース16に対して出力する信号の値は、オルタネータ8の出力電圧の設定値に相当する値である。
即ち、MPU11は、オルタネータ8の出力電圧の設定値を、PWM出力インターフェース16を通じて電圧制御回路7に対して出力する。電圧制御回路7は、MPU11からPWM出力インターフェース16を通じて入力したPWM信号が表す設定値に従って、オルタネータ8の出力電圧を制御する。
<発電ECU:MPU>
MPU11は、プログラム記憶部14からRAM13にロードされたプログラムを実行するプロセッサである。MPU11は、プログラムを実行することにより、負荷ECU3及びバッテリECU2から情報を取得し、取得した情報に基づくオルタネータ8の出力電圧を制御する発電制御処理を実行する。
MPU11は、プログラム記憶部14からRAM13にロードされたプログラムを実行するプロセッサである。MPU11は、プログラムを実行することにより、負荷ECU3及びバッテリECU2から情報を取得し、取得した情報に基づくオルタネータ8の出力電圧を制御する発電制御処理を実行する。
<発電制御処理>
以下、図2を参照しつつ、発電ECU1のMPU11による発電制御処理について説明する。図2は、発電ECU1のMPU11が実行する発電制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、図2において、S1,S2,…S8は処理の手順の識別符号である。
以下、図2を参照しつつ、発電ECU1のMPU11による発電制御処理について説明する。図2は、発電ECU1のMPU11が実行する発電制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、図2において、S1,S2,…S8は処理の手順の識別符号である。
MPU11は、例えば、車両のエンジンが始動するごとに、或いは、車両のエンジンが動作中における予め定められた周期で、図2に示される発電制御処理を実行する。
<ステップS1>
発電制御処理において、MPU11は、通信プログラム141を実行することにより、車載ネットワーク90及びシリアル通信線91を通じて車載機器の稼働状態に関する負荷情報を取得する(S1)。本実施形態においては、MPU11は、複数の負荷ECU3が複数の車載機器3各々に対して出力する制御指令の情報を負荷情報として取得する。なお、車載ネットワーク90及びシリアル通信線91は通信媒体の一例である。また、通信プログラム141を実行するMPU11は負荷情報取得部の一例である。
発電制御処理において、MPU11は、通信プログラム141を実行することにより、車載ネットワーク90及びシリアル通信線91を通じて車載機器の稼働状態に関する負荷情報を取得する(S1)。本実施形態においては、MPU11は、複数の負荷ECU3が複数の車載機器3各々に対して出力する制御指令の情報を負荷情報として取得する。なお、車載ネットワーク90及びシリアル通信線91は通信媒体の一例である。また、通信プログラム141を実行するMPU11は負荷情報取得部の一例である。
車載機器3に対する制御指令は、車載機器6の現在の稼働状態を表す。ここで言う現在の稼働状態は、現在及び現在に近い将来のいずれかの稼働状態を意味する。例えば、制御指令が車載機器3の起動指令である場合、その車載機器3は、動作中の状態である。また、制御指令が車載機器3の停止指令もしくは待機指令である場合、その車載機器3は、停止中もしくは待機中の状態である。
<ステップS2>
さらに、MPU11は、電力需要算出プログラム142を実行することにより、ステップS1で取得した負荷情報に基づいて車両の電力需要を算出する(S2)。本実施形態においては、MPU11は、まず、消費電力記憶部15に記録された消費電力情報と、負荷情報として取得した制御指令に対応する複数の車載機器6各々の現在の稼働状態と、に基づいて複数の車載機器6各々の消費電力を特定する。さらに、MPU11は、複数の車載機器6各々における現在の稼働状態での消費電力を合算することにより、車両の電力需要を算出する。なお、電力需要算出プログラム142を実行するMPU11は電力需要算出部の一例である。
さらに、MPU11は、電力需要算出プログラム142を実行することにより、ステップS1で取得した負荷情報に基づいて車両の電力需要を算出する(S2)。本実施形態においては、MPU11は、まず、消費電力記憶部15に記録された消費電力情報と、負荷情報として取得した制御指令に対応する複数の車載機器6各々の現在の稼働状態と、に基づいて複数の車載機器6各々の消費電力を特定する。さらに、MPU11は、複数の車載機器6各々における現在の稼働状態での消費電力を合算することにより、車両の電力需要を算出する。なお、電力需要算出プログラム142を実行するMPU11は電力需要算出部の一例である。
例えば、消費電力情報が、総待機電力の情報と車載機器6各々の稼働中の消費電力の情報とを含む場合、MPU11は、総待機電力と稼働中の車載機器6各々の消費電力とを合算することによって車両の電力需要を算出する。
一方、消費電力情報が、車載機器6各々の非稼働中の消費電力の情報と、車載機器6各々の稼働中の消費電力の情報との両方を含む場合、MPU11は、非稼働中の車載機器6各々の消費電力と稼働中の車載機器6各々の消費電力とを合算することによって車両の電力需要を算出する。
<ステップS3>
さらに、MPU11は、通信プログラム141を実行することにより、バッテリECU2からバッテリ9の状態の情報を取得する(S3)。ステップS3で取得されるバッテリ9の状態の情報には、少なくともバッテリ9の充電残量の指標値であるSOCが含まれている。
さらに、MPU11は、通信プログラム141を実行することにより、バッテリECU2からバッテリ9の状態の情報を取得する(S3)。ステップS3で取得されるバッテリ9の状態の情報には、少なくともバッテリ9の充電残量の指標値であるSOCが含まれている。
<ステップS4>
さらに、MPU11は、充電開始条件判定プログラム143を実行することにより、予め定められた充電開始条件の成立可否を判定する(S4)。充電開始条件は、現在のバッテリ9のSOCと電力需要の算出値とに基づく条件である。
さらに、MPU11は、充電開始条件判定プログラム143を実行することにより、予め定められた充電開始条件の成立可否を判定する(S4)。充電開始条件は、現在のバッテリ9のSOCと電力需要の算出値とに基づく条件である。
充電開始条件は、電力需要の算出値が相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、現在のバッテリ9のSOCがより大きいときに成立する条件である。以下、充電開始条件の具体例について説明する。
以下の説明において、SOCstは、現在のバッテリ9のSOC、即ち、充電開始条件の判定が行われる時点におけるバッテリ9のSOCである。また、PDは、ステップS2において算出された電力需要である。また、SOCst及びPDの単位は予め統一されている。例えば、SOCst及びPDの単位は、ワット、ジュール又はバッテリ9の満充電容量を単位時間で除算して得られる電力値に対する割合(%)などで統一されている。
充電開始条件の第1の例は、電力需要の算出値と予め定められた設定時間との積に相当する電力量が現在のバッテリ9のSOCと予め定められた下限値との差に相当する電力量を上回るときに成立し、そうでないときに成立しない条件である。
より具体的には、充電開始条件の第1の例は、次の(1)式を満たすことである。(1)式において、PDは電力需要の算出値、Tsは予め定められた設定時間、SOCstは現在のバッテリ9のSOC、SOCminはバッテリ9の充電残量における予め定められた下限値である。また、(1)式において、C1及びC2は、電力需要の算出値PDから導出される電力量の単位系とバッテリ9のSOCから導出される電力量の単位系とを一致させるための定数である。
C1×PD×Ts > C2×(SOCst−SOCmin) …(1)
(1)式は、車両の電力需要が電力需要の算出値PDで継続すればバッテリ9のSOCが設定時間Ts内に下限値SOCminを下回る場合に成立し、そうでない場合に成立しないことを示す条件式であるともいえる。なお、(1)式の他、(1)式を変形することにより得られる他の条件式が、充電開始条件の第1の例を表す条件式として採用されることも考えられる。
図3は、充電開始条件の第1の例が採用される場合における、その充電開始条件が成立するときの車両の電力需要の算出値(PD)とバッテリ9の充電残量の指標値(SOCst)との関係を模式的に表すグラフである。PD及びSOCstが図3における斜線の領域内に存在するときに充電開始条件が成立する。
図3からわかるように、充電開始条件の第1の例は、電力需要の算出値(PD)が相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、現在のバッテリ9のSOC(SOCst)がより大きいときに成立する条件の一例である。
一方、充電開始条件の第2の例は、車両の電力需要の算出値(PD)に対して正の相関を有する充電残量のしきい値(SOCsh)が予め設定されている状況下において、バッテリ9の充電残量の指標値(SOCst)が、電力需要の算出値(PD)に対応する充電残量のしきい値(SOCsh)を下回っていることである。
図4は、充電開始条件の第2の例が採用される場合における、その充電開始条件が成立するときの車両の電力需要の算出値(PD)とバッテリ9の充電残量の指標値(SOCst)との関係を模式的に表すグラフである。PD及びSOCstが図4における斜線の領域内に存在するときに充電開始条件が成立する。
図4からわかるように、充電開始条件の第2の例も、電力需要の算出値(PD)が相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、現在のバッテリ9のSOC(SOCst)がより大きいときに成立する条件の一例である。
ステップS4において、充電開始条件が成立しないと判定された場合、MPU11は処理を前述したステップS1へ戻す。一方、ステップS4において、充電開始条件が成立すると判定された場合、MPU11は処理を以下に示されるステップS5へ移行させる。
<ステップS5>
充電開始条件が成立する場合、MPU11は、充電制御プログラム145を実行することにより、オルタネータ8によるバッテリ9の充電を実行する(S5)。より具体的には、MPU11は、電圧制御回路7を通じて、バッテリ9と電気的に接続されたオルタネータ8の出力電圧をバッテリ9の定格出力電圧よりも高いレベルに調節することにより、オルタネータ8によるバッテリ9の充電を実行する。
充電開始条件が成立する場合、MPU11は、充電制御プログラム145を実行することにより、オルタネータ8によるバッテリ9の充電を実行する(S5)。より具体的には、MPU11は、電圧制御回路7を通じて、バッテリ9と電気的に接続されたオルタネータ8の出力電圧をバッテリ9の定格出力電圧よりも高いレベルに調節することにより、オルタネータ8によるバッテリ9の充電を実行する。
前述したように、オルタネータ8の出力電圧の昇圧は、バッテリ9の定格出力電圧よりも高い設定値を表すPWM信号が、MPU11から電圧制御回路7へ出力されることによって行われる。これにより、バッテリ9の充電が開始される。そして、MPU11は、予め定められた充電終了条件の成立可否を判定しつつ、充電開始条件が成立してから充電終了条件が成立するまで、バッテリ9の充電を継続させる。なお、充電制御プログラム145を実行するMPU11は充電制御部の一例である。
<ステップS5,S6>
MPU11は、バッテリ9の充電中において、充電終了条件判定プログラム144を実行することにより、予め定められた充電終了条件の成立可否を判定する(S5,S6)。なお、充電終了条件判定プログラム144を実行するMPU11は充電開始条件判定部の一例である。
MPU11は、バッテリ9の充電中において、充電終了条件判定プログラム144を実行することにより、予め定められた充電終了条件の成立可否を判定する(S5,S6)。なお、充電終了条件判定プログラム144を実行するMPU11は充電開始条件判定部の一例である。
本実施形態においては、充電終了条件は、バッテリ9の充電を開始してからの経過時間が、電力需要の算出値PDと正の相関を有する設定充電時間Tcを経過すること、を含む。なお、その充電終了条件は、充電終了のための十分条件である。
より具体的には、ステップS5において、MPU11は、記電力需要の算出値PDに基づいて、その電力需要の算出値PDと正の相関を有する設定充電時間Tcを導出する(S6)。この場合、電力需要の算出値PDが相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、設定充電時間Tcは相対的に大きくなる。
例えば、電力需要の算出値PDから設定充電時間Tcを導出する方法を定める充電時間情報が、プログラム記憶部14又は消費電力記憶部15などのメモリに予め記録されていることが考えられる。充電時間情報は、例えば、電力需要の算出値PDから設定充電時間Tcを導出する算出式の情報又はルックアップテーブなどである。
さらに、ステップS6において、MPU11は、バッテリ9の充電を開始してからの経過時間Tpが、電力需要の算出値PDと正の相関を有する設定充電時間Tcを経過したか否かを判定する。即ち、バッテリ9の充電を開始してからの経過時間Tpが設定充電時間Tcを経過した場合に充電終了条件が成立し、そうでない場合には充電終了条件は成立しない。MPU11は、充電終了条件が成立するまで、ステップS6の処理を随時実行する。
そして、充電終了条件が成立した場合、MPU11は、充電制御プログラム145を実行することにより、オルタネータ8によるバッテリ9の充電を終了させる(S8)。より具体的には、MPU11は、電圧制御回路7を通じて、バッテリ9と電気的に接続されたオルタネータ8の出力電圧を基準電圧に調節することにより、オルタネータ8によるバッテリ9の充電を終了させる。基準電圧は、バッテリ9の定格出力電圧と同等の電圧である。
前述したように、オルタネータ8の出力電圧の降圧は、バッテリ9の定格出力電圧と同等の設定値を表すPWM信号が、MPU11から電圧制御回路7へ出力されることによって行われる。これにより、バッテリ9の充電が終了する。そして、MPU11は、ステップS8の処理の終了後、処理を前述したステップS1へ戻す。
<効果>
発電ECU1においては、現在のバッテリの充電残量の指標値SOCstと電力需要の算出値PDとに基づく充電開始条件が成立した場合に、オルタネータ8によるバッテリ9の充電が実行される。その充電開始条件は、電力需要の算出値PDが相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、SOCstがより大きいときに成立する条件である。
発電ECU1においては、現在のバッテリの充電残量の指標値SOCstと電力需要の算出値PDとに基づく充電開始条件が成立した場合に、オルタネータ8によるバッテリ9の充電が実行される。その充電開始条件は、電力需要の算出値PDが相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、SOCstがより大きいときに成立する条件である。
即ち、発電ECU1によれば、車載機器6の電力需要が大きいほど、充電残量の指標値SOCstがより大きな段階でバッテリ9の充電が開始される。そのため、車載機器6の電力需要が大きい場合において、オルタネータ8によるバッテリ9の充電の遅れによってバッテリ9の充電残量が一時的に適正範囲を下回る不都合は回避される。
さらに、発電ECU1によれば、車載機器6の電力需要が小さいほど、充電残量の指標値SOCstがより小さくなるまでバッテリ9の充電は開始されない。そのため、バッテリ9の充電残量の指標値SOCstが比較的大きな一定の設定値を下回るごとにバッテリ9の充電が実行される場合とは異なり、バッテリ9の充電を行う状態と充電を行わない状態との切り替わりの頻度は比較的低く抑えられる。
従って、発電ECU1が採用されれば、オルタネータ8によるバッテリ9の充電及び非充電の切り替わりの頻度を抑えつつ、バッテリ9の充電残量を適正範囲内に維持することが可能となる。その結果、バッテリ9の充電残量が過剰に低下することによってバッテリ9の寿命が短くなることが回避される。さらに、オルタネータ8の出力変更に伴うエンジン出力の変動が頻発することに起因する車両の乗り心地の悪化も回避される。
また、充電開始条件の第1の例は、電力需要の算出値PDと予め定められた設定時間Tsとの積に相当する電力量が現在のバッテリの充電残量の指標値SOCstと予め定められた下限値SOCminとの差に相当する電力量を上回るときに成立し、そうでないときに成立しない条件である。
充電開始条件の第1の例が採用されれば、バッテリ9の充電残量が一定時間後に適正範囲を下回るか否かが高い精度で推定されるため、バッテリ9の充電残量が一時的に適正範囲を下回る不都合がより確実に回避される。
また、発電ECU1において、充電終了条件は、バッテリ9の充電を開始してからの経過時間Tpが、電力需要の算出値PDと正の相関を有する設定充電時間Tcを経過することを含む。この場合、電力需要が大きいためにバッテリ9の充電速度が低下する場合には、バッテリ9の充電が比較的長時間継続され、電力需要が小さいためにバッテリ9の充電速度が速い場合には、バッテリ9の充電が比較的短時間で終了する。これにより、電力需要が大きい場合に、充電終了後の短時間のうちに充電が再開されることを回避することができる。
また、発電ECU1において、車載機器6の稼働状態に関する負荷情報は、負荷ECU3(他の制御装置)が複数の車載機器6各々に対して出力する制御指令の情報である。さらに、MPU11が、予め消費電力記憶部15に記録された車載機器6各々の消費電力の情報と制御指令の情報とに基づいて、車両の電力需要を算出する。この場合、車載機器6を制御する負荷ECU3が電力需要算出のための特別な処理を行う必要がない。その結果、発電ECU1を既存の車両制御システムに適用することが容易となる。
<第2実施形態>
次に、図5を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る発電ECU1A及びそれを含む車両制御システム10Aの構成について説明する。発電ECU1Aは、図1に示された発電ECU1と比較して、シリアル通信インターフェース12が車載LAN(Local Area Network)インターフェース12Aへ置き換えられ、さらに消費電力記憶部15が省略された構成を有している。図5において、図1に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、発電ECU1A及び車両制御システム10Aにおける発電ECU1及び車両制御システム10と異なる点についてのみ説明する。
次に、図5を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る発電ECU1A及びそれを含む車両制御システム10Aの構成について説明する。発電ECU1Aは、図1に示された発電ECU1と比較して、シリアル通信インターフェース12が車載LAN(Local Area Network)インターフェース12Aへ置き換えられ、さらに消費電力記憶部15が省略された構成を有している。図5において、図1に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、発電ECU1A及び車両制御システム10Aにおける発電ECU1及び車両制御システム10と異なる点についてのみ説明する。
図5に示されるように、車両制御システム10Aは、発電ECU1A、バッテリECU2、負荷ECU3、バッテリ9、オルタネータ8、電圧制御回路7及び車載機器6などにより構成されている。なお、発電ECU1Aは、車両の発電制御装置の一例である。
<発電ECU:車載LANインターフェース>
車載LANインターフェース12Aは、車載ネットワーク90を介してバッテリECU2及び複数の負荷ECU3と接続されており、車載ネットワーク90を通じたバッテリECU2及び複数の負荷ECU3各々との通信の制御を行うインターフェースである。車載LANインターフェース12Aは、CANなどの車載ネットワーク90の通信プロトコルに従ってMPU11と車載ネットワーク90に接続されたバッテリECU2及び負荷ECU3各々との間のデータ通信を中継する。
車載LANインターフェース12Aは、車載ネットワーク90を介してバッテリECU2及び複数の負荷ECU3と接続されており、車載ネットワーク90を通じたバッテリECU2及び複数の負荷ECU3各々との通信の制御を行うインターフェースである。車載LANインターフェース12Aは、CANなどの車載ネットワーク90の通信プロトコルに従ってMPU11と車載ネットワーク90に接続されたバッテリECU2及び負荷ECU3各々との間のデータ通信を中継する。
また、車両制御システム10Aにおいては、複数の負荷ECU3各々が制御する車載機器6の現在の消費電力の情報が、負荷ECU3から車載ネットワーク90を通じて発電ECU1Aへ伝送される。
負荷ECU3各々は、図2のステップS2において発電ECU1のMPU11が実行する処理と同様の処理を行うことにより、自装置の制御対象である車載機器6の現在の消費電力の情報を導出する。さらに、導出された負荷ECU3ごとの車載機器6の現在の消費電力の情報は、車載ネットワーク90を通じて負荷ECU3各々から発電ECU1AのMPU11へ伝送される。
<発電制御処理>
以下、図6を参照しつつ、発電ECU1AのMPU11による発電制御処理について説明する。図6は、発電ECU1AのMPU11が実行する発電制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、図2において、S10,S20,S3〜S8は処理の手順の識別符号である。
以下、図6を参照しつつ、発電ECU1AのMPU11による発電制御処理について説明する。図6は、発電ECU1AのMPU11が実行する発電制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、図2において、S10,S20,S3〜S8は処理の手順の識別符号である。
MPU11は、例えば、車両のエンジンが始動するごとに、或いは、車両のエンジンが動作中における予め定められた周期で、図6に示される発電制御処理を実行する。
<ステップS10>
発電制御処理において、発電ECU1AのMPU11は、通信プログラム141を実行することにより、車載ネットワーク90を通じて車載機器の稼働状態に関する負荷情報を取得する(S10)。本実施形態においては、MPU11は、複数の負荷ECU3各々が制御する車載機器6の現在の消費電力の情報を負荷情報として取得する。なお、車載ネットワーク90は通信媒体の一例である。また、通信プログラム141を実行するMPU11は負荷情報取得部の一例である。
発電制御処理において、発電ECU1AのMPU11は、通信プログラム141を実行することにより、車載ネットワーク90を通じて車載機器の稼働状態に関する負荷情報を取得する(S10)。本実施形態においては、MPU11は、複数の負荷ECU3各々が制御する車載機器6の現在の消費電力の情報を負荷情報として取得する。なお、車載ネットワーク90は通信媒体の一例である。また、通信プログラム141を実行するMPU11は負荷情報取得部の一例である。
<ステップS20>
さらに、発電ECU1AのMPU11は、電力需要算出プログラム142を実行することにより、ステップS1で取得した負荷情報に基づいて車両の電力需要を算出する(S20)。本実施形態においては、MPU11は、負荷ECU3各々から取得した負荷情報に基づく複数の車載機器6の現在の消費電力を合算することにより電力需要を算出する。なお、電力需要算出プログラム142を実行するMPU11は電力需要算出部の一例である。
さらに、発電ECU1AのMPU11は、電力需要算出プログラム142を実行することにより、ステップS1で取得した負荷情報に基づいて車両の電力需要を算出する(S20)。本実施形態においては、MPU11は、負荷ECU3各々から取得した負荷情報に基づく複数の車載機器6の現在の消費電力を合算することにより電力需要を算出する。なお、電力需要算出プログラム142を実行するMPU11は電力需要算出部の一例である。
<ステップS3〜S8>
そして、発電ECU1AのMPU11は、発電ECU1のMPU11と同様に、ステップS3〜S8の処理を実行する。
そして、発電ECU1AのMPU11は、発電ECU1のMPU11と同様に、ステップS3〜S8の処理を実行する。
<効果>
発電ECU1Aが採用された場合、発電ECU1が採用される場合と同様の効果が得られる。但し、発電ECU1Aにおいて、車載機器6の稼働状態に関する負荷情報は、複数の負荷ECU3各々が制御する車載機器6の現在の消費電力の情報である。この場合、車載機器6を制御する負荷ECU3において、管理下の車載機器6の現在の消費電力を算出する機能が追加される必要がある。
発電ECU1Aが採用された場合、発電ECU1が採用される場合と同様の効果が得られる。但し、発電ECU1Aにおいて、車載機器6の稼働状態に関する負荷情報は、複数の負荷ECU3各々が制御する車載機器6の現在の消費電力の情報である。この場合、車載機器6を制御する負荷ECU3において、管理下の車載機器6の現在の消費電力を算出する機能が追加される必要がある。
しかしながら、発電ECU1Aが採用された場合、発電ECU1A自体の構成及び演算内容を簡略化できる効果が得られる。
なお、本発明に係る車両の発電制御装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態を自由に組み合わせること、或いは実施形態を適宜、変形すること又は一部省略することによって構成されることも可能である。
1,1A 発電ECU(車両の発電制御装置)
2 バッテリECU
3 負荷ECU(他の制御装置)
3 車載機器
4 ゲートウェイECU
5 消費電力記憶部
6 車載機器
7 電圧制御回路
8 オルタネータ(車両の発電機)
9 バッテリ
10,10A 車両制御システム
11 MPU
12 シリアル通信インターフェース
13 RAM
14 プログラム記憶部
15 消費電力記憶部(消費電力情報記憶部)
16 PWM出力インターフェース
60 イグニッションスイッチ
81 三相交流発電機
82 整流回路
90 車載ネットワーク(通信媒体)
91 シリアル通信線(通信媒体)
141 通信プログラム(負荷情報取得部)
142 電力需要算出プログラム(電力需要算出部)
143 充電開始条件判定プログラム(充電開始条件判定部)
144 充電終了条件判定プログラム
145 充電制御プログラム(充電制御部)
12A 車載LANインターフェース
S1〜S8,S10,S20 ステップ(処理手順の識別符号)
2 バッテリECU
3 負荷ECU(他の制御装置)
3 車載機器
4 ゲートウェイECU
5 消費電力記憶部
6 車載機器
7 電圧制御回路
8 オルタネータ(車両の発電機)
9 バッテリ
10,10A 車両制御システム
11 MPU
12 シリアル通信インターフェース
13 RAM
14 プログラム記憶部
15 消費電力記憶部(消費電力情報記憶部)
16 PWM出力インターフェース
60 イグニッションスイッチ
81 三相交流発電機
82 整流回路
90 車載ネットワーク(通信媒体)
91 シリアル通信線(通信媒体)
141 通信プログラム(負荷情報取得部)
142 電力需要算出プログラム(電力需要算出部)
143 充電開始条件判定プログラム(充電開始条件判定部)
144 充電終了条件判定プログラム
145 充電制御プログラム(充電制御部)
12A 車載LANインターフェース
S1〜S8,S10,S20 ステップ(処理手順の識別符号)
Claims (5)
- 通信媒体を通じて車載機器の稼働状態に関する負荷情報を取得する負荷情報取得部と、
前記負荷情報に基づいて車両の電力需要を算出する電力需要算出部と、
現在のバッテリの充電残量の指標値と前記電力需要の算出値とに基づく充電開始条件の成立可否を判定する充電開始条件判定部と、
前記充電開始条件が成立してから予め定められた充電終了条件が成立するまで、前記バッテリと電気的に接続された車両の発電機を制御することによって前記発電機による前記バッテリの充電を実行する充電制御部と、を備え、
前記充電開始条件は、前記電力需要の算出値が相対的に小さい場合よりも大きい場合の方が、前記現在のバッテリの充電残量の指標値がより大きいときに成立する条件である、車両の発電制御装置。 - 請求項1に記載の車両の発電制御装置であって、
前記充電開始条件は、前記電力需要の算出値と予め定められた設定時間との積に相当する電力量が前記現在のバッテリの充電残量の指標値と予め定められた下限値との差に相当する電力量を上回るときに成立し、そうでないときに成立しない条件である、を備える車両の発電制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両の発電制御装置であって、
前記充電終了条件は、前記バッテリの充電を開始してからの経過時間が、前記電力需要の算出値と正の相関を有する設定充電時間を経過することを含む、車両の発電制御装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両の発電制御装置であって、
複数の前記車載機器各々の消費電力の情報が記録された消費電力情報記憶部をさらに備え、
前記負荷情報取得部は、他の制御装置が複数の前記車載機器各々に対して出力する制御指令の情報を前記負荷情報として取得し、
前記電力需要算出部は、前記消費電力情報記憶部に記録された情報に基づいて、複数の前記車載機器各々が前記制御指令に対応する稼働状態において消費する電力を合算することにより前記電力需要を算出する、車両の発電制御装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両の発電制御装置であって、
前記負荷情報取得部は、複数の他の制御装置各々が制御する前記車載機器の現在の消費電力の情報を前記負荷情報として前記他の制御装置各々から取得し、
前記電力需要算出部は、前記負荷情報に基づく複数の前記車載機器の現在の消費電力を合算することにより前記電力需要を算出する、車両の発電制御装置。
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