JP2014058172A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のヘッドユニット相互の間隔、各記録ヘッド相互の間隔の変動に起因する不具合を防止することか可能な液体噴射装置を提供する。
【解決手段】隣り合うヘッドユニット5U同士において第一方向に隣り合うノズル群のノズル17同士の第一方向における相対位置が、正規の形成ピッチに対して、ヘッドユニット5U同士の第一方向への相対的な変位量に対応するオフセット量δ1だけずれるように、各ヘッドユニット5Uが第二ヘッド取付部材15に取り付けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばインクジェット式記録ヘッドを備えた液体噴射装置に関するものであり、特に、複数の液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置に関するものである。
液体噴射装置は液体噴射ヘッドを備え、この液体噴射ヘッドから各種の液体を噴射する装置である。この液体噴射装置の代表的なものとして、例えば、インクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)を備え、この記録ヘッドから噴射対象物としての記録紙等に対して液体状のインクを液滴として噴射・着弾させてドットを形成することで記録を行うインクジェット式記録装置(以下、単にプリンターという)等の画像記録装置を挙げることができる。
この液体噴射装置は、近年においては、画像記録装置に限らず、例えばディスプレイ製造装置等の各種の製造装置にも応用されている。
上記プリンターは、紙や樹脂フィルムなどの記録媒体(液体噴射対象)の幅よりも短尺な記録ヘッド(所謂シリアルヘッド)と、この記録ヘッドをヘッド走査方向に往復移動させるヘッド移動機構と、記録媒体をヘッド走査方向に直交する方向に送り出して副走査を行う搬送機構等を備え、記録ヘッドの主走査でのインクの噴射と記録媒体の搬送(副走査)とを順次繰り返すことにより、記録媒体への画像等の記録を行うように構成されている。
しかしながら、この方式では、記録ヘッドの走査速度に限界があるため、例えば、比較的大きなサイズの記録媒体の全面に画像を記録するような場合には、それだけ多くの時間を要するという問題があった。
このため、近年では、ノズルを第一方向に複数列設してなるノズル群を有する記録ヘッドをキャリッジに対して第一方向に複数取り付け、これらの記録ヘッド群によって形成されるノズル群の第一方向における全長が記録媒体の最大記録幅に対応したヘッドユニットを、記録媒体に対して第一方向に移動させることなく当該第一方向に交差(理想的には直交する)する第二方向に相対的に移動させながらインクを噴射するように構成したものが提案されている(特許文献1)。
この構成によれば、シリアルヘッドを用いる構成と比較して記録時間を短縮化することができる。
特開2009−137091号公報
ところが、上記のように複数の記録ヘッドを用いて記録を行うプリンターでは、例えば、環境温度の変化や記録ヘッド自体の発熱により、ヘッドユニットを構成している各記録ヘッドやキャジッジが熱膨張するなどの原因により、キャリッジに固定されている各記録ヘッド相互の間隔が変動等する虞がある。
例えば、プリンター内部の温度が、キャリッジに各記録ヘッドを取り付ける工程における環境温度よりも上昇することにより、隣り合う記録ヘッドA,B同士の間隔が取り付け時の間隔よりも広がると、これに伴って、図8に示す模式図のように、各記録ヘッドのノズルも破線で示す位置から実線で示す位置に相対的に移動してしまう。
これにより、記録媒体上においてインクが本来の着弾位置からずれてドットの疎密が生じ、これが記録媒体に記録された画像に筋となって現れるので、記録品質が低下する虞があった。特に、同色のインクを用いて各記録ヘッドによって画像を印刷する場合に上記のような問題が生じる。
同様な問題は、複数の記録ヘッドをヘッド取付部材に対して第一方向に複数取り付けたヘッドユニットを、更にキャジッジに対して第一方向に複数配列したプリンターにおいても発生する。このプリンターにおいては、キャジッジにおける各ヘッドユニット相互の間隔が変動等するのと同時に、ヘッド取付部材における各記録ヘッド相互の間隔が変動等する虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のヘッドユニット相互の間隔が変動、更には各記録ヘッド相互の間隔の変動に起因する不具合を防止することか可能な液体噴射装置を提供することにある。
本発明に係る液体噴射装置では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
本発明に係る液体噴射装置は、液体噴射対象に液体を噴射する複数のノズルが第一方向に一定の形成ピッチで列設されてなるノズル群を有する液体噴射ヘッドが第一ヘッド取付部材に前記第一方向に沿って複数配列されたヘッドユニットを前記第一方向に沿って第二ヘッド取付部材に複数取り付け、前記液体噴射対象に対し前記第一方向に交差する第二方向に相対的に移動しながら前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッド部を備える液体噴射装置であって、隣り合うヘッドユニット同士において前記第一方向に隣り合う同―種類の液体に対応するノズル群のノズル同士の第一方向における相対位置が同一ノズル群を構成する各ノズルの正規の形成ピッチに対して、ヘッドユニット同士の前記第一方向への相対的な変位量に対応するオフセット量だけずれるように各ヘッドユニットが前記第二ヘッド取付部材に取り付けられることを特徴とする。
なお、上記変位量は、液体噴射ヘッドの製造工程において第二ヘッド取付部材にヘッドユニットが取り付けられる作業が行われる際の環境温度から液体噴射動作において想定される装置内部の温度(規定温度)まで変化したときに生じる熱膨張によるヘッドユニット同士の第一方向における相対的な変位量である。
また、オフセット量は、上記変位量に基づいて定められた値であり、変位量と等しい値であっても良いし、変位量の誤差等を考慮して上記変位量から多少前後する値を採用しても良い。
上記構成によれば、液体噴射動作時において、例えば熱膨張によってヘッドユニット間の第一方向に隣り合うノズル同士が、第一方向において正規の形成ピッチで並ぶこととなり、液体噴射対象に着弾するドットの間隔も一定に揃えることができる。これにより、ドットの疎密を低減することができ、例えば、液体噴射対象に形成された画像等に筋が生じることを防止することができる。
また、前記ヘッドユニットのそれぞれにおいて、隣り合う液体噴射ヘッド同士において前記第一方向に隣り合う同―種類の液体に対応するノズル群のノズル同士の第一方向における相対位置が同一ノズル群を構成する各ノズルの正規の形成ピッチに対して、液体噴射ヘッド同士の前記第一方向への相対的な変位量に対応するオフセット量だけずれるように各液体噴射ヘッドが前記第一ヘッド取付部材に取り付けられることを特徴とする。
なお、上記変位量は、ヘッドユニットの製造工程において第一ヘッド取付部材に液体噴射ヘッドが取り付けられる作業が行われる際の環境温度から液体噴射動作において想定される装置内部の温度(規定温度)まで変化したときに生じる熱膨張による液体噴射ヘッド同士の第一方向における相対的な変位量である。
また、オフセット量は、上記変位量に基づいて定められた値であり、変位量と等しい値であっても良いし、変位量の誤差等を考慮して上記変位量から多少前後する値を採用しても良い。
上記構成によれば、液体噴射動作時において、例えば熱膨張によって液体噴射ヘッド間の第一方向に隣り合うノズル同士が、第一方向において正規の形成ピッチで並ぶこととなり、液体噴射対象に着弾するドットの間隔も一定に揃えることができる。これにより、ドットの疎密を低減することができ、例えば、液体噴射対象に形成された画像等に筋が生じることを防止することができる。
本発明の実施形態に係るプリンターの概略構成を説明する図である。 ヘッド部をノズル形成面側から見た拡大平面図である。 図2における領域Aを拡大して示した平面図である。 図2における領域Bを拡大して示した平面図である。 図2における領域Cを拡大して示した平面図である。 隣り合う記録ヘッド間のノズル列端部同士がオーバーラップする部分のノズルを用いて罫線の一部を形成する様子を説明する複式図である。 隣り合う記録ヘッド間のノズル列端部同士がオーバーラップする部分のノズルを用いて罫線の一部を形成する様子を説明する複式図である。 従来の構成において、隣り合う記録ヘッド間のノズル列端部同士がオーバーラップする部分のノズルを用いて罫線の一部を形成する様子を説明する複式図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているか、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
本実施形態では、液体噴射装置の一形態である画像記録装置、詳しくは、液体噴射ヘッドとしてインクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)を複数を搭載したインクジェット式プリンター(以下、プリンターという)を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンター1の概略構成を説明する図である。具体的には、図1(a)は、プリンター1の概略側面図、図1(b)はプリンター1の概略平面図、図1(c)はヘッド部5をノズル形成面側から見た概略一部平面図である。
本実施形態のプリンター1(液体噴射装置)は、記録媒体(液体噴射対象)の一種である帯状の印刷テープ2に、後に切り抜いて用いられる単位画像、例えば、食品等の包装や瓶などの表面に貼付されるシール状のラベルを、インクジェット方式によって印刷するものである。
なお、印刷テープ2は、剥離紙つきのロール紙(連続紙)である。
そして、プリンター1は、印刷テープ2が連続する方向にラベルとなる画像が連続的に印刷する。
本実施形態におけるプリンター1は、不図示の制御ユニット(プリンターコントローラー)、搬送ユニット3、駆動ユニット4、及びヘッド部5により概略構成されている。
搬送ユニットは、印刷テープ2が連続する方向(第二方向。以下、搬送方向という。)に当該印刷テープ2を、上流側に配置された供給ロール7から下流側の巻き取りロール8側に撤送する(図1における黒い矢印で示す方向)。
この搬送ユニット3は、上下一対の繰り出しローラー9a、9bと、同じく上下一対の送り出しローラー10a、10bと、吸着テーブル11等から構成されている。繰り出しローラー9a、9bは、互いに印刷テープ2をニップした状態で図示しない駆動モーターによって回転して、供給ロール7から印刷テープ2を繰り出して印刷領域である吸着テーブル11側に送り込む。
吸着テーブル11は、印刷動作中において印刷テープ2を、インクが着弾する印刷面とは反対側の裏面から支持する部材である。この吸着テーブル11は、その上面全体に多数の吸引口13が開設されており、印刷動作中において当該上面に供給された印刷テープ2を、図示しない吸引機構により下方から吸引口13を通じて吸引して上面に密着させるように構成されている。また、吸着テーブル11の内部には、プラテンヒーター12が配設されている。このプラテンヒーター12は、後述するように、印刷動作前にプリンター1の内部温度が特定の温度になるまでプリンター内部の雰囲気を加熱したり、印刷テープ2に印刷された画像等の乾燥を促進させるために当該印刷テープ2を加熱したりする。
送り出しローラー10a、10bは、互いに印刷テープ2をニップした状態で図示しない駆動モーターによって回転して、印刷済みの印刷テープ2を印刷領域側から巻き取りロール8側に送り出す。印刷領域から送り出された印刷テープ2は、巻き取りロール8に巻き取られる。
駆動ユニット4は、印刷テープ2の搬送方向に対応する第二方向(ヘッド走査方向)にヘッド部5を移動させるための移動機構である。駆動ユニット4は、搬送方向に沿って延設されたガイドレール14を、吸着テーブル11の第一方向両側にそれぞれ1本ずつ合計2本備えており、このガイドレール14に沿ってヘッド部5をヘッド走査方向に移動させることができるようになっている。
ヘッド部(液体噴射ヘッド部)5は、ガイドレール14に案内されつつ駆動ユニット4によりヘッド走査方向に移動しながら、吸着テーブル11上に配置された印刷テープ2に対してインクを噴射して着弾させることにより、ドットを形成し、このドットの集まりにより印刷テープ2上に画像等を印刷する。
このヘッド部5の裏面側(吸着テーブル11側)に、キャリッジ(第二ヘッド取付部材)15に対して、例えば4つのヘッドユニット5Uが取り付けられて構成されている。
各ヘッドユニット5Uは、ヘッド取付板(第一ヘッド取付部材)6に、例えば3つ又は4つの記録ヘッド(液体噴射ヘッド)16を取り付けて構成されている。
つまり、ヘッド部5は、例えば15個の記録ヘッド16が、例えば4個のヘッドユニット5Uを介して、キャリッジ15に対して取り付けられた構成となっている。
図2は、ヘッド部5を底面側(ノズル形成面側)から見た平面図である。
図2に示すように、各記録ヘッド16は、キャリッジ15に対し、隣り合う記録ヘッド16同士がヘッド走査方向(図2における横方向)に互い違いに2段となるように、ヘッド走査方向に交差する第一方向(図2における縦方向)に沿って一定間隔に並べて配置されている。
より詳細には、ヘッド取付板6(j)に対して複数の記録ヘッド16(m)〜16(n)が、ヘッド取付板6(j―1)に対して記録ヘッド16(m−1)等が、ヘッド取付板6(j+1)に対して記録ヘッド16(n+1)等が、それぞれ配置固定されている。
そして、同一のヘッド取付板6内において、それぞれ、隣り合う記録ヘッド16同士がヘッド走査方向に互い違いに2段となるように、ヘッド走査方向に交差する第一方向に沿って一定間隔に並べて配置されている。
また、各ヘッド取付板6は、隣り合うヘッド取付板6同士がヘッド走査方向に沿って一列に配置されている。そして、各ヘッド取付板6における走査方向の最も一側に配置された記録ヘッド16は、隣り合うヘッド取付板6における最も他側に配置された記録ヘッド16に対して、ヘッド走査方向に2段となるように配置されている。
例えば、ヘッド取付板6(j)の記録ヘッド16(m)は、ヘッド取付板6(j−1)の記録ヘッド16(m−1)に対して、第一方向において一部が重なるように、ヘッド走査方向の一側に配置されている。
一方、ヘッド取付板6(j)の記録ヘッド16(n)は、ヘッド取付板6(j+1)の記録ヘッド16(n+1)に対して、第一方向において一部が重なるように、ヘッド走査方向の他側に配置されている。
そして、ヘッド部5の全体としては、上述したように、全ての記録ヘッド16は、隣り合う記録ヘッド16同士がヘッド走査方向に互い違いに2段となるように、第一方向に沿って一定間隔に並べて配置されている。
そして、ヘッド部5の一回のヘッド走査方向への移動により印刷テープ2の全幅に渡ってインクを吐出することかできるように、即ち、各記録ヘッドのノズル17から成るノズル群の全長が、印刷テープ2の幅よりも大きくなるように各記録ヘッド16が配置されている。
ヘッド取付板6は、キャリッジ15に対して複数の記録ヘッド16を間接的に取り付けるために用いられる板状部材であって、例えば、キャリッジ15と同一の材料から形成される。
そして、図2に示すように、両鉤形や平行四辺形等に形成される。すなわち、複数のヘッド取付板6をキャリッジ15に対して第一方向に沿って一列に並べて配置した際には、隣接するヘッド取付板6同士が厚み方向においては重複(干渉)しないものの、第一方向において一部重複する形状になっている。
そして、上述したように、各ヘッド取付板6に対しては、複数の記録ヘッド16がヘッド走査方向に互い違いに2段となるように、第一方向に沿って一定間隔に並べて配置される。
なお、各ヘッド取付板6には、ヘッド走査方向の両端側にそれぞれ位置決め孔H1が形成されている(計2個)。また、キャリッジ15には、各ヘッド取付板6に対応して、8つの位置決め孔H2が形成されている。そして、キャリッジ15に対して各ヘッド取付板6を、それぞれ位置決め孔H1と位置決め孔H2が一致するように配置し、更に位置決め孔H1,H2に対してロケートピンRを挿入することで、ヘッド取付板6がキャリッジ15に対して高精度に位置決め固定される。
記録ヘッド16は、ノズル17に連通する圧力室や、この圧力室内のインクに圧力変動を生じさせる圧力発生手段を備えており(例えば、圧電振動子や発熱素子など。何れも図示せず)、制御ユニットからの駆動信号を圧力発生手段に印加して当該圧力発生手段を駆動することにより、ノズル17からインク(本発明における液体の一種)を噴射して印刷テープ2に着弾させる印刷動作(液体噴射動作)を行うように構成されている。
各記録ヘッド16のノズル形成面18には、インクを噴射するノズル17が第一方向に複数列設されてノズル列(ノズル群の一種。)が構成され、このノズル列がヘッド走査方向に複数、本実施形態においては4列形成されている。
1つのノズル列は、例えば360dpiに対応するピッチ、即ち、70μmの間隔で開設された360個のノズル17(#1)〜17(#360)から成る。そして、各記録ヘッド16では、インクの種類毎、つまり、インクの色毎に1つのノズル列が対応している。
本実施形態においては、イエローインク(Y)、マゼンタインク(M)、シアンインク(C)、及びブラックインク(K)の4色のインクに対応して、各記録ヘッド16には合計4列のノズル列がヘッド走査方向に並べて形成されている。
図3は、図2における領域Aを拡大して示した平面図である。
図4は、図2における領域Bを拡大して示した平面図である。
図5は、図2における領域Cを拡大して示した平面図である。
図3においては、ヘッド取付板6(j−1)の記録ヘッド16(m−1)とヘッド取付板6(j)の記録ヘッド16(m)のノズルの配置関係を例に挙げて説明する。
図4においては、ヘッド取付板6(j)の記録ヘッド16(n)とヘッド取付板6(j+1)の記録ヘッド16(n+1)のノズルの配置関係を例に挙げて説明する。
図5においては、ヘッド取付板6(j)の記録ヘッド16(n−1)及び記録ヘッド16(n)のノズルの配置関係を例に挙げて説明する。
また、他の隣り合うヘッド取付板(記録ヘッド)同士の組み合わせにおいても、以下に説明するように、ノズル列の端部同士がオーバーラップする配置関係となっている。
なお、図3〜図5では、紙面の上下方向が第一方向であり、更に紙面の上側が第一方向の一側、紙面の下側が第一方向の他側である。
図3に示すように、隣り合うヘッド取付板6の両端の記録ヘッド16同士は、ノズル列の端部の第一方向における位置がオーバーラップするように隣接している。
本実施形態においては、隣り合うヘッド取付板6(記録ヘッド16)のうち、第一方向の一側のヘッド取付板6(j−1)の記録ヘッド16(m−1)のノズル列において、他側の端部に位置する4つのノズル17(#357)、17(#358)、17(#359)、17(#360)の第一方向における配置領域に対し、他側のヘッド取付板6(j)の記録ヘッド16(m)のノズル列において一側の端部に位置する4つのノズル17(#1)、17(#2)、17(#3)、17(#4)の第一方向における配置領域がオーバーラップしている。
具体的には、ヘッド取付板6(j−1)の記録ヘッド16(m−1)のノズル17(#357)に対して、ヘッド取付板6(j)の記録ヘッド16(m)のノズル17(#1)が対応関係にある。同様に、記録ヘッド16(m−1)のノズル17(#358)に対して記録ヘッド16(m)のノズル17(♯2)が対応し、記録ヘッド16(m−1)のノズル17(#359)に対して記録ヘッド16(m)のノズル17(#3)が対応し、記録ヘッド16(m−1)のノズル17(#360)に対して記録ヘッド16(m)のノズル17(#4)が対応している。
また、図4に示すように、ヘッド取付板6(j)の記録ヘッド16(n)のノズル列の一側端部と、ヘッド取付板6(j+1)の記録ヘッド16(n+1)のノズル列の他側端部とのオーバーラップの領域においても、同様に4組のノズル17が対応関係にある。
すなわち、ヘッド取付板6(j+1)の記録ヘッド16(n+1)のノズル17(#1)に対して、ヘッド取付板6(j)の記録ヘッド16(n)のノズル17(#357)が対応し、記録ヘッド16(n+1)のノズル17(#2)に対して記録ヘッド16(n)のノズル17(#358)が対応し、記録ヘッド16(n+1)のノズル17(#3)に対して記録ヘッド16(n)のノズル17(#359)が対応し、記録ヘッド16(n+1)のノズル17(#4)に対して記録ヘッド16(n)のノズル17(#360)が対応している。
更に、図5に示すように、同一のヘッド取付板6(j)内においても、隣り合う記録ヘッド16間で、一方のノズル列の一側端部と他方のノズル列の他側端部がオーバーラップの領域においても、同様に4組のノズル17が対応関係にある。
すなわち、ヘッド取付板6(j)の記録ヘッド16(n)のノズル17(#1)に対して、記録ヘッド16(n−1)のノズル17(#357)が対応し、記録ヘッド16(n)のノズル17(#2)に対して記録ヘッド16(n−1)のノズル17(#358)が対応し、記録ヘッド16(n)のノズル17(#3)に対して記録ヘッド16(n−1)のノズル17(#359)が対応し、記録ヘッド16(n)のノズル17(#4)に対して記録ヘッド16(n−1)のノズル17(#360)が対応している。
なお、図3〜図5では、便宜上、左側の記録ヘッドにおける最も右側(印刷テープ搬送方向の最も上流側)に位置するノズル列に位置するノズル列(本実施形態においてはブラックインク(K)に対応するノズル列)と、右側の記録ヘッドにおける最も左側(印刷テープ搬送方向の最も下流側)に位置するノズル列(本実施形態においてはイエローインク(Y)に対応するノズル列)との対応関係を示しているが、実際には、同一種類(同一色)に対応するノズル列同士が上記の対応関係となっている。
また、隣り合う記録ヘッド間でノズル列の端部同士がオーバーラップする領域のノズルの数は例示したものには限られない。勿論、ノズル列の端部同士がオーバーラップしない構成を採用することもできる。
ここで、従来では、隣り合うヘッド取付板(記録ヘッド)同士において第一方向に隣り合うノズル同士の第一方向の配置ピッチは、同一ノズル列を構成する各ノズルの形成ピッチPで一定となっていた(隣り合う記録ヘッド間でノズル列の端郎同士がオーバーラップする構成では、対応するノズル同士の中心の第一方向における位置が一致していた)。つまり、各ヘッド取付板6の記録ヘッド16のノズル17全体が第一方向において規定のピッチPで配置されるように、各記録ヘッド16がヘッド取付板6を介してキャジッジ15に取り付けられていた。
しかしながら、例えば、印刷動作時にプリンター内部の温度が上昇することにより、キャリッジ15、ヘッド取付板6又は記録ヘッド16が熱膨張することで、隣り合うヘッド取付板6又は記録ヘッド16の第一方向の相対位置が互いに離れる方に変動してしまう場合がある。これにより、ノズル17の配置ピッチが正規のピッチPから変わってしまうため、印刷テープ2に着弾するドットに疎密が生じ、印刷された画像等の画質が低下する虞があった。
これに対し、本実施形態に係るプリンター1では、隣り合うヘッド取付板6間で第一方向に隣り合うノズル17同士(オフセットしていない構成において隣り合う関係となるノズル同士を意味する。例えば、図3の例では、記録ヘッド16(n)のノズル17(#357)と記録ヘッド16(n+1)のノズル17(#2))の距離が互いに近づく方向にδ1だけオフセットされるように各ヘッド取付板6がキャリッジ15に配置される。
更に、本実施形態に係るプリンター1では、同一のヘッド取付板6内で隣り合うヘッド取付板6間で第一方向に隣り合うノズル17同士(オフセットしていない構成において隣り合う関係となるノズル同士を意味する。例えば、図5の例では、記録ヘッド16(n−1)のノズル17(#2)と記録ヘッド16(n)のノズル17(#357))の距離が互いに近づく方向にδ2だけオフセットされるように各記録ヘッド16がヘッド取付板6に配置される。
このオフセット量δ1,δ2は、例えば、印刷動作時のキャジッジ15、ヘッド取付板6又は記録ヘッド16の熱膨張によって隣り合うヘッド取付板6(記録ヘッド16)同士が第一方向へ相対的に変位する量に基づいて定められている。つまり、隣り合うヘッド取付板(記録ヘッド)同士において第一方向に隣り合うノズル同士の第一方向における相対位置が、同一ノズル列を構成する各ノズルの正規の形成ピッチ(本実施形態では70μm)に対し、印刷動作時の熱膨張等によるヘッド取付板同士又は記録ヘッド同士の第一方向への相対的な変位量に対応するオフセット量δ1,δ2だけずらされている。
したがって、隣り合うヘッド取付板(記録ヘッド)同士において第一方向に隣り合うノズル同士の第一方向の配置ピッチP′は、P−δ1又はP−δ2で表される。
例えば、記録ヘッド間の変位量は、ヘッド部5の製造工程において、各記録ヘッド16がヘッド取付板6に取り付けられ、さらにこのヘッド取付板6がキャリッジ15に取り付けられる作業が行われる際の環境温度(例えば、23℃)から印刷動作において想定されるプリンター1内部の温度(規定温度)までΔT℃だけ変化したときに生じる熱膨張によるヘッド取付板6同士及び記録ヘッド同士の相対的な変位量である。
例えば、キャリッジ15の第一方向の全長をL、ヘッド取付板6の配置ピッチをHPとし、キャリッジ15の線膨張係数をα(1/℃)、ヘッド取付板6の線膨張係数をβ(1/℃)とすると、
変位量D1=(α×L×ΔT)+(β×HP×ΔT)
で表される。
同様に、例えば、ヘッド取付板6の第一方向の全長をM、記録ヘッド16の配置ピッチをHQとし、ヘッド取付板6の線膨張係数をβ(1/℃)、記録ヘッド16の線膨張係数をγ(1/℃)とすると、
変位量D2=(β×M×ΔT)+(γ×HQ×ΔT)
で表される。
そして、オフセット量δ1,δ2の値は、この変位量D1、D2を考慮して定められる。
例えば、δ1,δ2の値が、印刷動作時の熱膨張によるヘッド取付板同士、記録ヘッド同士の第一方向への相対的な変位量D1,D2と等しい値であっても良いし(δ1=D1,δ2=D2)、変位量の誤差や他の要因によるヘッド間の変位を考慮して上記変位量から多少前後する値を採用しても良い(δ1=D1+α、δ2=D2+β)。
本実施形態においては、δ1=D1、δ2=D2が採用される。
なお、隣り合うヘッド取付板6同士の配置ピッチをオフセット量δ1だけずらすために、キャリッジ15に形成されている8つ(4対)の位置決め孔H2の配置ピッチHPが一定ピッチではなく、一定の配置ピッチHPからオフセット量δ1だけ段階的にずれたピッチとなっている。つまり、ヘッド取付板6同士の配置ピッチをHPとすると、8つ(4対)の位置決め孔H2の第一方向の配置ピッチは、HP、HP−δ1、HP−2×δ1となっている。
これにより、ヘッド取付板6同士の配置ピッチを確実にオフセット量δ1だけずらした状態で、キャリッジ15に各ヘッド取付板6が位置決め固定される。
同様に、ヘッド取付板6に対する記録ヘッド16の位置決め固定方法も、不図示の位置決め孔とロケートピン等により行われている。
次に、上記構成のプリンター1の動作について説明する。
印刷が開始される前のヘッド部5は、ホームポジションで待機している。そして、本実施形態では、プリンター1の内部の温度が規定温度(熱膨張により隣り合うヘッド取付板6同士が第一方向へ相対的にδ1、記録ヘッド16同士が第一方向へ相対的にδ2だけ変位する温度)になるまで、プラテンヒーター12によって加熱が行われる。
これにより、キャリッジ15、ヘッド取付板6及び記録ヘッド16に熱膨張を生じさせて、可及的に早い段階で、ヘッド取付板間、記録ヘッド間の配置ピッチを正規のピッチPに揃えることができる。
したがって、より迅速に印刷動作を開始することが可能となる。
そして、印刷動作が開始されると、ヘッド部5は、駆動ユニット4によって印刷テープ2の搬送方向の下流側から上流側ヘガイドレール14に沿って走査される。この走査により、例えば、所定の色で第一方向に並ぶドット列から成る罫線を印刷し、この罫線をヘッド走査方向(第二方向)に連続して形成することにより、印刷テープ2の所定の範囲を塗りつぶす場合について説明する。
図6は、隣り合う記録ヘッド間のブラックインク(K)に対応するノズル列端部同士がオーバーラップする部分の各ノズル17で罫線の一部を印刷する様子を説明する模式図である。
図6に示すように、オーバーラップする領域で罫線の一部を印刷する場合、まずヘッド走査方向の先方に位置する記録ヘッド16(この例では、16(m))の偶数番のノズル17(この例ではノズル17(#2)及びノズル17(#4))からインクを噴射して印刷テープ2上にドットを形成する。
次に、ノズル列同士の第二方向の距離だけヘッド部5と印刷テープ2とが相対的に移動した時点で、ヘッド走査方向の後方に位置する記録ヘッド16(この例では、16(m−1))の奇数番のノズル17(#357)及びノズル17(#359))からインクを噴射して印刷テープ2上にドットを形成する。
このようにして、隣り合う記録ヘッドからインクがそれぞれ噴射されて印刷テープ2上に形成されたドットが第一方向に沿って並ぶ。これらのドット群によって第一方向に延びる罫線が印刷される。
ここで、本実施形態に係るプリンター1では、隣り合うヘッド取付板6同士において第一方向に隣り合うノズル同士の第一方向における相対位置が、同一ノズル列を構成する各ノズルの正規の形成ピッチPに対し、印刷動作時の熱膨張等によるヘッド取付板6同士の第一方向への相対的な変位量に対応するオフセット量δ1だけずらされている。
更に、同一のヘッド取付板6内で隣り合う記録ヘッド16同士において第一方向に隣り合うノズル同士の第一方向における相対位置が、同一ノズル列を構成する各ノズルの正規の形成ピッチPに対し、印刷動作時の熱膨張等による記録ヘッド16同士の第一方向への相対的な変位量に対応するオフセット量δ2だけずらされている。
したがって、印刷動作時には、前記熱膨張によって、ヘッド取付板6間及び記録ヘッド16間において、第一方向に隣り合うノズル同士が正規のピッチPで並ぶこととなり、印刷テープ2に着弾するドットの間隔も一定に揃えることができる。
これにより、ドットの疎密を低減することができ、印刷された画像等に筋が生じることを防止することができる。
なお、ヘッド走査方向の先方に位置する記録ヘッド16の奇数番のノズル17(この例ではノズル17(♯1)及びノズル17(#3))からインクを噴射して印刷テープ2上にドットを形成した後、ヘッド走査方向の後方に位置する記録ヘッド16の偶数番のノズル17(この例ではノズル17(#358)及びノズル17(#360))からインクを噴射して印刷テープ2上にドットを形成する場合もある。
上述した実施形態に係るプリンター1では、隣り合うヘッド取付板6同士において第一方向の配置ピッチが正規の配置ピッチHPに対して、段階的にオフセット量δ1ずつ減るようにずらした例について説明したが、これに限らない。
逆に、隣り合うヘッド取付板6同士の第一方向の配置ピッチを正規の配置ピッチHPに対して、段階的にオフセット量δ1ずつ増やすようにずらしてもよい。
或いは、予め実験などにより、各ヘッド取付板6同士に発生する第一方向の配置ピッチずれ量を計測しておき、そのずれ量に応じて、オフセット量の増減が混在するようにしてもよい。すなわち、各ヘッド取付板6同士に発生する第一方向の配置ピッチずれ量は、一定の傾向が存在するので、このずれ量の発生の傾向を把握することで、適格な配置を求めることが可能である。
同様に、同一のヘッド取付板6内で隣り合う記録ヘッド16同士において第一方向の配置ピッチが正規の配置ピッチHQに対して、段階的にオフセット量δ2ずつ減るようにずらした例について説明したが、これに限らない。
逆に、隣り合う記録ヘッド16同士の第一方向の配置ピッチを正規の配置ピッチHQに対して、段階的にオフセット量δ2ずつ増やすようにずらしてもよい。
或いは、予め実験などにより、同一のヘッド取付板6内で記録ヘッド16同士に発生する第一方向の配置ピッチずれ量を計測しておき、そのずれ量に応じて、オフセット量の増減が混在するようにしてもよい。すなわち、記録ヘッド16同士に発生する第一方向の配置ピッチずれ量は、一定の傾向が存在するので、このずれ量の発生の傾向を把握することで、適格な配置を求めることが可能である。
例えば、ヘッド部5をガイドレール14に沿って走査すると、ヘッド部5の姿勢が蛇行(水平方向において回転)する場合がある。つまり、ヘッド部5がガイドレール14(走査方向)に対して常に直交するのではなく、例えば1度(deg)程度の振幅(角度)で振れながら移動する現象がみられる。
このような場合には、ヘッド部5をガイドレール14対して、やや傾く(例えば89度程度)ように交差配置する。これにより、ヘッド部5が振れながら移動したとても、ヘッド部5がガイドレール14(走査方向)に対して、常に90度以上の角度で交差しないようになる。つまり、図7に示すように、ヘッド部5が走査方向(紙面左右方向)に対して、常に88〜90度の角度で交差するように配置する。
この状態は、図6に示す状態、すなわち熱膨張等によりヘッド取付板6(記録ヘッド16)同士の第一方向への相対的な変位量が発生した状態と実質的に同一である。
そこで、ヘッド部5のガイドレール14(走査方向)に対する傾きに応じて、上述したオフセット量δ1,δ2を段階的に減らすように調整することで、ヘッド部5のガイドレール14に対する傾きを補正することが可能となる。つまり、ヘッド取付板6間及び記録ヘッド16間において、第一方向に隣り合うノズル同士が正規のピッチPで並ぶこととなり、印刷テープ2に着弾するドットの間隔も一定に揃えることができる。
これにより、ドットの疎密を低減することができ、印刷された画像等に筋が生じることを防止することができる。
なお、記録ヘッド16の配置レイアウトや、記録ヘッド16の配置個数などについては、上記各実施形態において例示したものには限られず、任意の構成を採用することができる。
また、上記実施形態では、プラテンヒーター12によって、上記の規定温度になるまでプリンター内部の雰囲気を加熱する構成を例示したが、これには限れない。
プラテンヒーター12を用いずに、プリンター内部の温度が規定温度になるまで、印刷動作を待機する構成を採用することもできる。
なお、上述した実施形態においては、液体噴射装置としてインクジェットプリンターを例にして説明したが、インクジェットプリンターに限られず、複写機及びファクシミリ等の装置であってもよい。
また、上述した実施形態においては、被記録媒体の一例としてロール状の印刷テープ2を挙げて説明したが、単票紙やフィルム材でもあってもよい。
また、上述の実施形態においては、液体噴射装置として、インク等の液体を噴射する液体噴射装置を例にして説明したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に適用することができる。液体噴射装置が噴射可能な液体は、機能材料の粒子が分散又は溶解されている液状体、ジェル状の流状体を含む。
また、上述した実施形態において、液体噴射装置から噴射される液体としては、インクのみならず、特定の用途に対応する液体を適用可能である。液体噴射装置に、その特定の用途に対応する液体を噴射可能な噴射ヘッドを設け、その噴射ヘッドから特定の用途に対応する液体を噴射して、その液体を所定の物体に付着させることによって、所定のデバイスを製造可能である。
例えば、液体噴射装置は、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、及び面発光ディスプレイ(FED)の製造等に用いられる電極材、色材等の材料を所定の分散媒(溶媒)に分散(溶解)した液体(液状体)を噴射する液体噴射装置に適用可能である。
また、流体噴射装置としては、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
1…プリンター(液体噴射装置)、 2…印刷テープ(液体噴射対象)、 5…ヘッド部(液体噴射ヘッド部)、 5U…ヘッドユニット、 6…ヘッド取付板(第一ヘッド取付部材)、 15…キャリッジ(第二ヘッド取付部材)、 16…記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 17…ノズル、 P…形成ピッチ、 δ1,δ2…オフセット量。

Claims (2)

  1. 液体噴射対象に液体を噴射する複数のノズルが第一方向に一定の形成ピッチで列設されてなるノズル群を有する液体噴射ヘッドが第一ヘッド取付部材に前記第一方向に沿って複数配列されたヘッドユニットを前記第一方向に沿って第二ヘッド取付部材に複数取り付け、前記液体噴射対象に対し前記第一方向に交差する第二方向に相対的に移動しながら前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッド部を備える液体噴射装置であって、
    隣り合うヘッドユニット同士において前記第一方向に隣り合う同―種類の液体に対応するノズル群のノズル同士の第一方向における相対位置が同一ノズル群を構成する各ノズルの正規の形成ピッチに対して、ヘッドユニット同士の前記第一方向への相対的な変位量に対応するオフセット量だけずれるように各ヘッドユニットが前記第二ヘッド取付部材に取り付けられることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記ヘッドユニットのそれぞれにおいて、隣り合う液体噴射ヘッド同士において前記第一方向に隣り合う同―種類の液体に対応するノズル群のノズル同士の第一方向における相対位置が同一ノズル群を構成する各ノズルの正規の形成ピッチに対して、液体噴射ヘッド同士の前記第一方向への相対的な変位量に対応するオフセット量だけずれるように各液体噴射ヘッドが前記第一ヘッド取付部材に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
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