JP2010000698A - 記録ヘッドの製造方法および記録ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッドに対する記録媒体の搬送方向に傾きが含まれている状態であっても、白すじや黒すじが目立たない画像を出力可能なように工夫された千鳥型記録ヘッドを提供することである。
【解決手段】搬送方向(X方向)の上流側に配置された第1のチップ101が記録したドットと、下流側に配置された第2のチップ102の吐出口が記録したドットが、吐出口並び方向(Y方向)において、記録解像度よりも短い間隔で記録されるように、両チップを配置する。これにより、記録媒体の蛇行などが原因で、その搬送方向が傾いた場合であっても、特に目立ち易い画像上の白すじの発生を抑えることが出来る。
【選択図】図9

Description

本発明は、インクが吐出される吐出口を集積配列してなる記録ヘッドおよび当該記録ヘッドの製造方法に関する。より詳しくは、長尺な記録ヘッドを用いて記録を行う際に、記録ヘッドと記録媒体の相対的な移動のゆらぎや蛇行に起因して発生する白すじや黒すじを、極力目立たなくするような記録ヘッドの構成に関する。
複写装置や、ワードプロセッサ、コンピュータ等の情報処理機器および通信機器等の普及に伴い、それら機器の画像記録のための出力装置の一つとして、インクジェット方式によりデジタル画像の記録を行うインクジェット記録装置が普及している。インクジェット記録装置では、複数の吐出口を集積配列した記録ヘッドを用いて記録を行うが、近年の高解像度化や高速出力への要求に伴って、このような集積配列の技術は著しく進歩している。そして、記録媒体の幅に対応する多数の吐出口を高密度に配列して構成された長尺な記録ヘッドを用いるフルラインタイプのインクジェット記録装置も数多く提供されている。
長尺記録ヘッドを使用するフルラインタイプのインクジェット記録装置では、長尺記録ヘッドは記録装置に固定された状態で、個々の吐出口から一定の周波数でインクを滴として吐出する。同時に、記録媒体は吐出周波数と記録解像度に応じた一定速度で、吐出口の配列方向とは交差する方向に搬送される。すなわち、記録媒体のみの搬送動作によって、高解像な画像を高速に出力することが出来る。
このような長尺記録ヘッドでは、製造時の歩留まりを高めるために、より少ない数の吐出口を配したチップをまず製造し、当該チップの複数を更に組み合わせて製造する方法が提案されている。
図2は、特許文献1で開示されている長尺記録ヘッド7の吐出口配列を示した図である。図において、81〜86はそれぞれが2つずつの吐出口列を備えたチップである。長尺記録ヘッド7では、これらチップ81〜86が、記録媒体を搬送する方向の上流側と下流側に交互にずれつつも、Y方向に連続するように配置されている。
チップ81〜86は、いずれも同一の構成を有し、同じ種類のインクを吐出する。例えばチップ81は、Y方向に600dpiのピッチで吐出口が配列された吐出口列81Aと、これと同じピッチで吐出口が配列する吐出口列81Bを有し、これら2つの吐出口列はY方向に互いに半ピッチ(1200dpi分)ずれて配置されている。これにより、X方向に搬送される記録媒体には、1200dpiの解像度でドットを記録することが出来る。以下、このような同型のチップを互い違いに配置して製造される長尺の記録ヘッドを、本明細書では「千鳥型記録ヘッド」と称する。
一方、特許文献2には、Y方向において、個々のチップが互いに重複するオーバーラップ領域を設けるように、複数のチップを配置させた構成の千鳥型記録ヘッドが開示されている。
図3は、特許文献2に開示されている千鳥型記録ヘッドの吐出口配列を2つのチップ90および91について示した図である。同文献によれば、2つのチップ90および91が重複するオーバーラップ領域では、Y方向の同じ位置に2つのチップの4つの吐出口が配置されている。そして、X方向に搬送される記録媒体の1つの画素ラインに対し、2つのチップ上の4つの吐出口が代わる代わる記録を行うよう制御する記録方法が開示されている。
具体的には、X方向の1ラインに配列する記録データを、予め用意されたマスクパターンを用いて複数の吐出口列に振り分けて記録している。この際、2つのチップがオーバーラップしていない領域については、94A、94Bの2列あるいは94C、94Dの2列に、記録データを振り分けている。オーバーラップ領域については、94A、94Bに加えて、94C、94Dの4列に、記録データを振り分けている。記録データを振り分ける際の分配率は、それぞれの吐出口列で均等にしても良いが、吐出口列に偏りを持たせても良い。また、オーバーラップ領域においては、当該分配率がチップの端部の吐出口から中央に向けて徐々に高まって行くように、グラデーションをかけたマスクパターンを用いることも出来る。
千鳥型記録ヘッドの製造工程においては、個々のチップの配置にどうしてもある程度の誤差が含まれ、個々のチップの境界部によって記録された画像領域では、黒すじや白すじが確認されることがある。しかし、このような場合でも、図に示すようにオーバーラップ領域を設けておけば、当該領域によって記録されるX方向に並ぶ画素ラインのそれぞれは、2つのチップから吐出される4種類のドットによって形成される。すなわち、2つのチップに多少のずれが含まれていても、このずれが一箇所に集中することがないので、黒すじや白すじの目立たない滑らかな境界領域を出力することが可能となる。また、上記境界部の画像劣化を抑制するために、境界部分を記録する吐出口から吐出されるインク滴の量を他と異ならせる方法なども提案されている。
なお、以上では、特許文献1や特許文献2を例に、1つのチップに2列の吐出口列を有する千鳥型記録ヘッドを用いて説明を行った。しかしながら、千鳥型記録ヘッドにおいては、必ずしも1つのチップに複数の吐出口列が備えられていなくても良い。少なくとも1列の吐出口列を備えたチップの複数を、X方向に交互にずらしながらY方向に連続するように配置させた構成であれば、本明細書では千鳥型記録ヘッドとして扱うことが出来る。そして、当該構成を満たした千鳥型記録ヘッドであれば、特許文献2に開示されるような効果を得ることも出来る。
特開2005−199696号公報 特開2005−199692号公報
しかしながら、千鳥型記録ヘッドを使用したインクジェット記録装置においては、記録ヘッドに対する記録媒体の搬送精度に伴う画像弊害も、近年問題視されつつある。特に、1200dpi以上の高解像な画像をロール紙などに記録するために、個々の吐出口を高密度に配置したフルラインタイプの千鳥型記録ヘッドを用いる場合には、記録媒体の蛇行が出力画像に大きな影響を与えることが確認されている。以下に、このような蛇行に起因する画像弊害について詳しく説明する。
図4は、記録媒体の蛇行による弊害を説明するための記録ヘッドの模式図である。図において、101、102および103は、千鳥型記録ヘッド100に配置され、1200dpiのピッチ(21μmの間隔)で配列する吐出口を有する連続した3つのチップであり、互いに4画素分のオーバーラップ領域を有している。記録媒体が吐出口配列方向(Y方向)に対し垂直な方向(X方向)に搬送される場合、第1のチップ101で記録するドットと第2のチップ102で記録するドットは、Y方向において21μmのピッチで規則正しく配列する。
図5(a)および(b)は、図4に示した千鳥型記録ヘッドを用い、35μmの径を有するドットを1つ記録した場合、および3つのドットを1200dpiの記録解像度でY方向に連続して記録した場合の、記録状態とその濃度分布をそれぞれ示した図である。1ドット単独では、図5(a)で示すようにドットの中心にピークを持つ濃度分布となるが、複数のドットが同図(b)のように21μmの間隔で規則正しく配置すると、Y方向においてほぼ一様な濃度値が連続する領域が形成される。
図6(a)〜(e)は、上記記録ヘッド100を用い、記録媒体が図4の波線矢印で示す正規の方向に搬送された場合と、実線矢印で示すような傾いた状態で搬送された場合の、ドットの記録状態とその濃度分布を、図5と同様に示した図である。ここでは説明のため、チップ101の吐出口で記録されたドットとチップ102の吐出口で記録されたドットを、異なる模様で示している。
図6(c)は、記録媒体が波線矢印で示す正規の方向に搬送された場合を示す図である。チップ101で記録されたドット群とチップ102で記録されたドット群は、同じチップ内の吐出口によって記録されたドットと同様に、Y方向に21μmの間隔を置いて規則正しく配置されている。よって、その濃度分布も図5(b)と同様、ほぼ一様な濃度値が連続する領域が形成される。
次に、再度図4を参照するに、記録媒体がX方向に対し角度を持った方向(−θ方向)に搬送される場合を考える。このとき、第2のチップ102によるドットは、第1のチップ101によるドットに対し、記録解像度に応じた間隔(21μm)よりも広い間隔をおいて記録され、搬送の傾きが大きいほどその間隔も大きくなる。すなわち、ドットの記録状態や濃度分布は、図6(d)や(e)のようになり、第1のチップ101で記録するドット群と第2のチップ102で記録するドット群との間に濃度の低い領域が現れる。
一方、記録媒体が+θ方向に搬送される場合、第1のチップ101で記録するドットと第2のチップ102で記録するドットは、記録解像度に応じた間隔(21μm)よりも狭い間隔をおいて記録され、搬送の傾きが大きいほどその間隔も小さくなる。すなわち、ドットの記録状態や濃度分布は、図6(a)や(b)のようになり、第1のチップ101で記録するドット群と第2のチップ102で記録するドット群との間に濃度の高い領域が現れる。
これに対し、チップ102と103の関係は、上述したチップ101とチップ102の関係と逆転する。すなわち、搬送方向が−θ方向に傾いた場合に濃度の高い領域が発生し、+θ方向に傾いた場合に濃度の低い領域が発生する。結果、記録媒体が正規の方向からずれて搬送されるとき、出力画像においては、各チップのつなぎ目で濃度の低い領域と濃度の高い領域が交互に現れる状態となる。そして、濃度の高い領域の濃度値が他の領域よりも所定量以上大きくなった場合に、当該領域は黒すじとなって視認され、濃度の低い領域の濃度値が他の領域よりも所定量以上小さくなった場合に、当該領域は白すじとなって視認される。
以上説明した搬送傾きによる弊害は、2つのチップ間のX方向の距離にも大きく影響を受ける。すなわち、図4を参照するに、チップ101とチップ102のX方向への距離Lが大きいほど、そのずれ量(チップ101とチップ102によって記録する2つのドットのY方向の間隔)は大きくなる。よって、より高い記録解像度を実現するために、更に多くの吐出口列をX方向に有するチップを用意した場合には、隣接するチップのX方向の両側に位置する吐出口列の距離Lが更に大きくなり、記録されるドットのずれ量もいっそう大きくなることが懸念される。
以上説明したような、搬送方向の傾きに起因する弊害については、特許文献2に開示されている方法を採用しても、完全に解決することは出来なかった。特許文献2のように、オーバーラップ領域においてチップの異なる複数の吐出口で画像を記録した場合、局所的な白すじや黒すじは現れ難くなるが、オーバーラップ領域全体の濃度が他の領域に比べて低くなり、バンド上の濃度むらが目立ってしまう場合もあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものである。よって、その目的とするところは、記録ヘッドに対する記録媒体の搬送方向に傾きが含まれている状態であっても、白すじや黒すじが目立たない画像を出力可能なように工夫された千鳥型記録ヘッドを提供することである。
そのために本発明においては、第1の方向に移動する記録媒体に対しインクを吐出する吐出口の複数が、前記第1の方向と交差する第2の方向に所定の間隔で配列された第1のチップおよび第2のチップを備え、前記第1のチップおよび前記第2のチップの前記複数の吐出口が前記第2の方向に連続して配列するように、前記第1のチップと前記第2のチップが前記第1の方向の上流側と下流側に配置する記録ヘッドの製造方法であって、前記記録媒体の移動する方向が前記第1の方向に対して変動する範囲を取得する工程と、前記変動範囲に基づいて、前記第2の方向に互いに隣接する画素を記録する前記第1のチップの吐出口と前記第2のチップの吐出口の前記第2の方向における距離を設定する設定工程と、前記距離に従って前記第1のチップと前記第2のチップを配置する配置工程とを有することを特徴とする。
また、第1の方向に相対的に移動する記録媒体に対しインクを吐出する吐出口の複数が、前記第1の方向と交差する第2の方向に所定の間隔で配列された第1のチップおよび第2のチップを備え、前記第1のチップおよび前記第2のチップの前記複数の吐出口が前記第2の方向に連続して配列するように、前記第1のチップと前記第2のチップが前記第1の方向の上流側と下流側に配置する記録ヘッドであって、前記第2の方向に互いに隣接する画素を記録する前記第1のチップの吐出口と前記第2のチップの吐出口の前記第2の方向における距離は、前記所定の間隔よりも小さく且つ0よりも大きいことを特徴とする。
さらに、上記記録ヘッドを固定した状態で、ロール状に保持された記録媒体を連続的に搬送することによって、前記記録媒体に画像を記録することを特徴とする。
さらにまた、上記記録ヘッドを、前記記録媒体に対し前記第1の方向に相対的に移動させる主走査と、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送させる搬送動作とを、繰り返すことにより前記記録媒体に画像を記録することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の蛇行などが原因でその搬送方向が傾いた場合であっても、特に目立ち易い画像上の白すじの発生を抑えることが出来るので、長尺な千鳥型記録ヘッドを用いた場合であっても、高品位な画像を安定して出力することが可能となる。
以下に、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1(a)および(b)は、本発明の実施形態に採用するフルラインタイプのインクジェット記録装置の概略構成を説明するための上面図および断面図である。装置本体1には、記録媒体(ロール紙)21が、ロール回転体22に巻きつけられてロール状に保持されている。ロール紙21はインクジェット記録専用紙であり、インク吸収性を高めるためコート層が外側になるように巻かれている。
記録動作のコマンドが入力されると、ロール回転体22が矢印の方向に回転し、ロール回転体22から離れたロール紙21(記録媒体)は、規制板24によってその移動方向が規制された後、レジストセンサ23によってその先端が検知される。そして、レジストローラモータ45によって駆動されるレジストローラ31とこれに従動するレジスト上ローラ32のニップ部にロール紙21の先端が突き当たると、これらローラ対が斜行を補正しながら、記録ヘッド7が配置する記録部へロール紙21を搬送する。
ロール紙回転体22とレジストローラ31の間の記録媒体は、図ではテンションがかかった状態を示しているが、実際には不図示のループ検知センサの検出結果を利用して、両者の間に一定のループが形成されるように制御されている。これにより、レジストローラ31には、一定のバックテンションがかかり、搬送精度が劣化しないようになっている。
レジストローラ31の下流側は記録部であり、記録媒体の表面に対向する側に4つのインクジェット記録ヘッド7が配備されている。インクジェット記録ヘッド7は、第1の方向に相対的に移動する記録媒体に対し、インクを吐出することによってドットを記録する吐出口の複数が、第1の方向と交差する(例えば、直交する)第2の方向に所定の間隔で配列された第1のチップを有する。また、更に、その第1のチップと等しい構成を有し、第1の方向において第1のチップよりも下流側に配置された第2のチップを有している。そして、記録媒体に対して第2の方向に所定の間隔でドットを記録することが可能である。ここで、第1の方向は図のX方向に相当し、第2の方向は図のY方向に相当する。それぞれの記録ヘッドは、既に図2で説明した構成を有する千鳥型記録ヘッドである。本実施形態では、互いに異なる色のインクを吐出する(7n−1)、(7n)、(7n+1)および(7n+2)の4つの記録ヘッドを用意し、フルカラーの画像を記録媒体に形成可能としている。ただし、これら記録ヘッドの数やインクの種類、また個々のチップに配置される吐出口列の数は、本発明を限定するものではなく、用途に応じて様々に変更可能である。
それぞれの記録ヘッドの両側(間)には、その記録領域の浮きを押さえるための拍車42および拍車駆動ローラ41が配備され、拍車駆動ローラ41は拍車駆動ローラクラッチ43を介することにより、駆動ローラモータ44によって駆動されている。個々の記録ヘッド7が記録を行う領域には、記録媒体を下部から支えるためのプラテン29が配置され、プラテン29上のロール紙と接触する側には、記録媒体の下方への変位を防ぐためのリブが配備されている。
記録部のさらに下流側には、駆動ローラモータ44によって駆動される搬送ローラ33と、これに従動する搬送上ローラ34とが配備されている。記録後のロール紙21は、これらローラ対にニップされて排紙ガイド36へと導かれ、その後カッター等の後処理工程が施される。
本実施形態における、駆動ローラモータ44、レジストローラモータ45および記録ヘッドドライバ47は、動作制御部46によってその動作が制御されている。動作制御部46は、レジストローラ31に設けられたエンコーダセンサの情報より、レジストローラ31の回転量から記録媒体の搬送量や搬送速度を推測する。そして、その情報を用いてレジストローラ31や搬送ローラ33および拍車駆動ローラ41を制御して記録媒体の搬送速度を調整し、当該搬送速度に見合ったタイミングで画像データに基づいてヘッドドライバ47を駆動して各記録ヘッド7からインクを吐出させる。これにより、記録ヘッド7に対し相対的に移動する記録媒体に画像が記録される。
一般に、フルラインタイプの記録装置では、搬送ローラが記録媒体を引っ張る方向と給紙された記録媒体の移動方向を規制する手段(規制板)の兼ね合いで、ロール紙における初期の蛇行量(傾き)が定まる。そして、以上説明した機構の記録装置においては、搬送ローラ33およびレジストローラ31の軸振れや、これらローラとモータとの間の駆動力伝達系が原因となり、ロール紙21がY方向に変位しながら搬送される。但し、ロール紙の搬送方向を規制している規制板24には、上述したようなロール紙のループによる力が付加されて行き、ある限界に達するとその応力によって、記録媒体の変位方向が反対の方向に向けられるようになる。そして、このようなY方向への変位は、搬送ローラ33の周長や駆動力伝達系が有する大きな周期で変動し、その振幅も大きいが、搬送を継続していくことによって、徐々に安定していく傾向にある。
図7(a)は、本実施形態の記録装置において、ロール紙の搬送量と実測した変位量の関係を説明するための図である。横軸は、ロール紙を給紙した時点からの搬送量、縦軸はそれぞれの搬送量のタイミングにおける、Y方向への記録媒体の変位量を示している。搬送を継続することにより、変位量の振幅が小さくなって行くのが判る。すなわち、上述したような白すじや黒すじも、搬送の継続と共に目立たなくなっていくことが期待できる。
ところで、本発明者らの鋭意検討によれば、同程度のずれ量であっても白すじと黒すじでは、その目立ち方すなわち画像品位への影響の度合いが異なることが確認された。具体的に説明すると、本実施形態で採用する記録装置のように、1200dpiの記録解像度で35μmほどの径のドットで画像を記録した場合、白すじは図6(e)に示した程度、すなわち−10μmほどのずれで視認された。しかし、黒すじについては+10μmのずれでは視認されず、図6(a)に示したように、ほぼ1画素分に相当する+20μmほどのずれで視認された。すなわち、白すじの方が黒すじよりも記録媒体の傾きの許容範囲が狭いことが判った。
例えば、簡単のため、本実施形態で使用する記録ヘッド7が、図4に示すような構成であった場合を考える。図4の構成において、各チップは1列ずつの吐出口列を備えており、それぞれの吐出口列はY方向(第2の方向)に1200dpiのピッチで配列する複数の吐出口によって構成されている。そして、搬送方向の上流側に位置する第1のチップ101と、下流側に位置する第2のチップ102は、対応する吐出口がX方向(第1の方向)にL=20μmの距離を置くように配置されている。この際、第1のチップ101と第2のチップ102については、それぞれのチップが記録するドットのY方向のずれ量が−10μm以下になった箇所で白すじが発生し、+20μm以上になった箇所で黒すじが発生することになる。
図7(b)は、図7(a)の縦軸を、記録媒体の変位量から、図4の構成の記録ヘッドにおけるX方向に対する記録媒体の搬送角度(θ)に換算して示した図である。この場合、第1のチップ101と第2のチップ102について、搬送角度がCライン以下になった箇所では、2つのドットのずれ量が−10μm以下となり、白すじが発生する。一方、Aライン以上になった箇所では、2つのドットのずれ量が+20μm以上となり、黒すじが発生する。つまり、第1のチップ101と第2のチップ102については、Aライン以下Cライン以上の領域が、白すじや黒すじが発生しない許容領域となる。
一方、チップ102とチップ103については、蛇行量がDライン以下になった箇所で黒すじが発生し、Bライン以上になった箇所で白すじが発生することになる。つまり、チップ102とチップ103については、Bライン以下Dライン以上の領域が、白すじや黒すじが発生しない許容領域となる。結果、チップ101〜103を含む全てのチップで考えると、Bライン以下Cライン以上の範囲における搬送角度(θ)しか画像上許容することが出来ないことになる。
しかしながら実際の記録装置においては、記録媒体の搬送方向がそのような範囲に収まるように搬送精度を向上させることは困難であり、特に記録開始から初期の画像において、白すじや黒すじがどうしても出現してしまう状況にあった。
これに対し、本発明者らは、許容領域の中心(例えばAラインとCラインの中心)に対し、実際の搬送角度の振幅の中心(θ=0°)がずれていることに着目した。そして、実際に第1のチップ101と第2のチップ102が記録するドット間のずれ量の振幅を、許容領域の中心すなわちAラインとCラインの平均値に位置させるように、第1のチップ101と第2のチップ102の配置を変更することが有効であると判断した。具体的には、蛇行の発生していない正規の搬送方向においても、若干黒すじが発生する方向に、第1のチップ101と第2のチップ102をずらして配置させるのである。
図8は、上記許容領域に対する第1のチップ101と第2のチップ102のずらし量を説明するための図である。各チップが記録するドットのずれ量が−10μm〜+20μmの範囲が本実施形態における許容領域であり、その平均値は+5μmとなる。よって、本実施形態の記録ヘッドでは、第1のチップ101と第2のチップ102を+5μmずらして配置させる。
図9は、本実施形態の記録ヘッドにおける各チップの配置状態を図4と比較しながら説明するための図である。第1のチップ101と第2のチップ102は、両者の重複領域がより広くなる方向(黒すじの方向)に配置される。具体的には、Y方向において互いに隣接する画素を記録する第1のチップ101の吐出口104と第2のチップ102の吐出口105が、所定の間隔(21μm)よりも5μm短い間隔でY方向に位置するように、チップ101と第2のチップ102が配置される。一方、チップ102とチップ103についても、やはり両者の重複領域がより広くなる方向に配置される。すなわち、Y方向において互いに隣接する画素を記録するチップ102の吐出口106とチップ103の吐出口107が、所定の間隔(21μm)よりも5μm短い間隔でY方向に位置するように、チップ102とチップ103が配置される。本実施形態の記録ヘッドでは、記録ヘッド上の全てのチップ間で上記関係が満たされるように、各チップが配置されている。
以上説明した様に各チップを記録ヘッドに配置することにより、再度図7(b)を参照するに、第1のチップ101と第2のチップ102については、搬送角度がFライン以下になった箇所で白すじが発生し、Eライン以上になった箇所で黒すじが発生する様になる。つまり、第1のチップ101と第2のチップ102については、Eライン以下Fライン以上の領域が許容領域となる。一方、チップ102とチップ103についても、搬送角度がFライン以下になった箇所で黒すじが発生し、Eライン以上になった箇所で白すじが発生するようになる。つまり、チップ102とチップ103についても、Eライン以下Fライン以上の領域が許容領域となる。結果、チップ101〜103を含む全てのチップで考えた場合でも、Eライン以下Fライン以上の範囲の搬送角度を画像上許容することが可能となり、Bライン以下Cライン以上であった従来から、搬送角度の許容範囲を大きく広げることができる。
すなわち、記録媒体の搬送角度(θ)についても従来ほど高い精度を求められることもなくなり、初期の画像においても、比較的早い段階で白すじや黒すじの現れない正常な画像を出力することが可能となる。
(その他の実施形態)
以上では、搬送角度の変化が図7(a)および(b)のように予測できる記録装置に搭載する記録ヘッドの構成について説明した。しかしながら、実際の搬送角度の変動範囲や変位する方向は、装置製造時のばらつきなどに起因して、記録装置ごとに異なる場合もある。このような場合に対応するため、本実施形態では、個々の記録装置の搬送精度に対応するように、個々の記録ヘッドにおける複数のチップの配置を記録ヘッドの製造工程にて調整する。具体的に説明すると、まず、個々の記録装置について、例えば図7(a)および(b)のような記録媒体の搬送の変動範囲の情報を取得する。次に、取得した変動範囲に基づいて、Y方向において互いに隣接する画素を記録する第1のチップの吐出口と第2のチップの吐出口のY方向における距離を、通常の吐出口のピッチよりも短い間隔に設定する。その後、設定された距離を実現するように、第1のチップと第2のチップを配置する。
この場合、例えば、実際の搬送角度の変動範囲すなわち変位量の振幅が大きい場合にはずらし量を大きく、変位量の振幅が小さい場合にはずらし量も小さくすることが出来る。また、搬送角度が+方向あるいは−方向のどちらか一方に偏きがちな記録装置の場合は、その方向で白すじが発生し難いように、第1のチップと第2のチップのずらし量と、第2のチップと第3のチップのずらし量を異ならせるように配置してもよい。
なお、以上の実施形態では、特許文献2によって解決されたなった黒すじや白すじによる画像弊害を抑制するための構成として本発明の特徴構成を説明してきたが、本発明は上述した特許文献2のような従来の技術と併用して実施することも可能である。すなわち、個々のチップを互いに重複領域が広がる方向にずらして配置しながらも、各重複領域においては、特許文献2に開示されているように、チップの異なる複数の吐出口によって画像を記録するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、35μmの径を有するドットを用い1200dpiの記録解像度で画像を記録する場合を例に、個々のチップの重複領域を5μmほど増加させる内容で説明した。しかしながら、上記数値は、無論本発明を限定するものではない。ドット径の大きさや黒すじおよび白すじの目立ち方は、記録媒体やインクの種類によって、様々に変化する。それぞれの状況において、白すじや黒すじが目立たない許容領域を判断し、これら許容領域が個々のチップの組み合わせでなるべく等しくなるように、各チップの配置が調整されれば、本発明の範疇に含まれる。
さらに、以上では、フルラインタイプの記録装置を例に説明してきたが、本発明はこのようなタイプの記録装置に限定されるものでもない。どのようなタイプの記録装置で実施されるにせよ、使用される記録ヘッドが複数のチップで構成される千鳥型記録ヘッドであれば、本発明は有効に機能する。フルラインタイプの記録装置では、記録媒体を連続的に搬送する駆動ローラの周囲長を周期とした低周波で大きな振幅の画像劣化が目立ち易いので、特に本発明の効果が発揮され易いタイプと言える。しかし、記録媒体に対する記録ヘッドの主走査と、記録媒体の搬送動作を交互に繰り替えることによって画像を記録するシリアルタイプであっても本発明を好適に採用することは出来る。シリアルタイプの場合、記録ヘッドの主走査(記録媒体に対する相対的な移動)を支持するガイドシャフトに対する記録ヘッドの自重などによって主走査方向の傾きが変動し、上述した実施形態と同様に黒すじや白すじが発生する。このような場合に対しても、上記実施形態で説明したように、千鳥型記録ヘッドの個々のチップの配置を調整することにより、黒すじや白すじを目立たなくすることが出来る。
(a)および(b)は、本発明の実施形態に採用するフルラインタイプのインクジェット記録装置の概略構成を説明するための上面図および断面図である。 特許文献1で開示されている長尺記録ヘッドの吐出口配列を示した図である。 特許文献2に開示されている千鳥型記録ヘッドの吐出口配列を2つのチップ90および91について示した図である。 記録媒体の蛇行による弊害を説明するための記録ヘッドの模式図である。 (a)および(b)は、図4に示した千鳥型記録ヘッドを用い、35μmの径を有するドットを1つ記録した場合、および3つのドットを1200dpiの記録解像度でY方向に連続して記録した場合の、記録状態とその濃度分布をそれぞれ示した図である。 (a)〜(e)は、記録ヘッド100を用い、記録媒体が図4の波線矢印で示す正規の方向に搬送された場合と、実線矢印で示すような傾いた状態で搬送された場合の、ドットの記録状態とその濃度分布を示した図である。 (a)は、本実施形態の記録装置において、ロール紙の搬送量と実測した変位量の関係を説明するための図である。(b)は、同図(a)の縦軸を、記録媒体の変位量から、記録媒体の搬送角度に換算して示した図である。 許容領域に対するチップ101とチップ102のずらし量を説明するための図である。 本実施形態の記録ヘッドにおける各チップの配置状態を図4と比較しながら説明するための図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置本体
7 記録ヘッド
21 ロール紙
22 ロール紙回転体
23 レジストセンサ
24 規制板
29 プラテン
31 レジストローラ
32 レジスト上ローラ
33 搬送ローラ
34 搬送上ローラ
36 排紙ガイド
41 拍車駆動ローラ
42 拍車
43 拍車駆動ローラクラッチ
44 駆動ローラモータ
45 レジストローラモータ
46 動作制御部
47 ヘッドドライバ
81〜84 チップ
81A、81B 吐出口列
100 記録ヘッド
101〜103 チップ

Claims (11)

  1. 第1の方向に移動する記録媒体に対しインクを吐出する吐出口の複数が、前記第1の方向と交差する第2の方向に所定の間隔で配列された第1のチップおよび第2のチップを備え、
    前記第1のチップおよび前記第2のチップの前記複数の吐出口が前記第2の方向に連続して配列するように、前記第1のチップと前記第2のチップが前記第1の方向の上流側と下流側に配置する記録ヘッドの製造方法であって、
    前記記録媒体の移動する方向が前記第1の方向に対して変動する範囲を取得する工程と、
    前記変動範囲に基づいて、前記第2の方向に互いに隣接する画素を記録する前記第1のチップの吐出口と前記第2のチップの吐出口の前記第2の方向における距離を設定する設定工程と、
    前記距離に従って前記第1のチップと前記第2のチップを配置する配置工程と
    を有することを特徴とする記録ヘッドの製造方法。
  2. 前記設定工程は、前記変動範囲に基づいて、前記距離を前記所定の間隔よりも小さく且つ0よりも大きい値に設定することを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッドの製造方法。
  3. 前記設定工程は、前記変動範囲が大きいほど前記距離を小さくすることを特徴とする請求項2に記載の記録ヘッドの製造方法。
  4. 前記配置工程では、前記第1のチップの複数と前記第2のチップの複数を、前記距離に従って、前記第2の方向に連続するように前記第1の方向の上流側と下流側に交互に配置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録ヘッドの製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかの製造方法によって製造されたことを特徴とする記録ヘッド。
  6. 第1の方向に相対的に移動する記録媒体に対しインクを吐出する吐出口の複数が、前記第1の方向と交差する第2の方向に所定の間隔で配列された第1のチップおよび第2のチップを備え、
    前記第1のチップおよび前記第2のチップの前記複数の吐出口が前記第2の方向に連続して配列するように、前記第1のチップと前記第2のチップが前記第1の方向の上流側と下流側に配置する記録ヘッドであって、
    前記第2の方向に互いに隣接する画素を記録する前記第1のチップの吐出口と前記第2のチップの吐出口の前記第2の方向における距離は、前記所定の間隔よりも小さく且つ0よりも大きいことを特徴とする記録ヘッド。
  7. 前記第1のチップおよび前記第2のチップの前記複数の吐出口が前記第2の方向に連続して配列するように、前記第1のチップの複数と前記第2のチップの複数が前記第1の方向の上流側と下流側に交互に配置することを特徴とする請求項6に記載の記録ヘッド。
  8. 前記第1のチップおよび前記第2のチップの前記複数の吐出口が前記第2の方向に前記記録媒体の幅に対応する領域だけ連続して配列することを特徴とする請求項6または7に記載の記録ヘッド。
  9. 請求項8に記載のインクジェット記録ヘッドを固定した状態で、ロール状に保持された記録媒体を連続的に搬送することによって、前記記録媒体に画像を記録することを特徴とする記録装置。
  10. 請求項6または7に記載の記録ヘッドを、前記記録媒体に対し前記第1の方向に相対的に移動させる主走査と、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送させる搬送動作とを、繰り返すことにより前記記録媒体に画像を記録することを特徴とする記録装置。
  11. 互いに異なる色のインクを吐出する複数の前記記録ヘッドを、前記第1の方向に配置させることにより、前記記録媒体にフルカラーの画像を記録することが可能なことを特徴とする請求項9または10に記載の記録装置。
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