JP2014058149A - 包装紙の接合装置および接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬剤分包装置において薬剤分包用の包装紙に先行して清掃用のシートを走行させ移動経路を清掃させるために、一定長さの清掃用シートを包装紙の先端部に接合する包装紙の接合装置およびその接合方法を提供することである。
【解決手段】包装紙11の先端部のガイド部13、清掃用のシート14の先端部を保持するシート保持部16および前記ガイド部13とシート保持部16との間を移動し得る接合ユニット22によって構成され、前記接合ユニット22は、包装紙11の先端部を把持し当該接合ユニット22の移動に伴ってその端部をシート14の先端部に重ねるチャック25、その重なり部分を熱融着により接合するヒーター28、熱融着による接合後、一定量包装紙11側に巻き取ったシート14を途中で切断するカッター26を備えた構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、ロール状の包装紙の先端部に、他の接合紙を接合する装置およびその接合方法に関し、例えば、使用によって巻き取り残量がなくなったロール状の包装紙の終端部に、他のロール状の包装紙から引き出した包装紙を接合する場合、薬剤分包用のロール状の包装紙から引き出した包装紙の先端部に、清掃用のシートを接合する場合などに使用される。
まず、薬剤分包装置において使用される分包用のロール状の包装紙に清掃用の清掃紙を接合する必要性について説明する。
薬剤分包装置は、図16に示したように、ロール状に巻き取られた分包用の包装紙1を順次引き出し、ヒートローラ2によって所定の間隔で熱融着することにより一方の側縁部が開放された袋部を形成し、薬剤投入部3から処方情報に基づく薬剤を袋部に投入した後、その開口部分を熱融着して薬剤を1服用分ずつ連続的に包装する装置である(特許文献1)。
分包用の包装紙1は、例えば、ポリエチレンラミネートグラシン紙、ポリエチレンラミネートセロファン紙などの片面に熱溶融成分からなる熱融着面を形成したものが使用される。この包装紙1は熱融着面を内側にして長さ方向に二つ折りされ、ロール状に巻き取られた状態で薬剤分包装置に掛けられる。図示のように、包装ユニット内の印刷部4において印刷が施され、その後加熱したヒートローラ2によって熱融着される。
ヒートローラ2は、回転しながら包装紙1を所定間隔で熱融着する軸方向加熱面2aと、袋状にした側縁部の開口を熱融着する円形加熱面2bとを有する。
特開2010−23999号公報
しかし、前記の薬剤分包装置を長時間使用すると、包装紙1の熱融着面の溶融成分がヒートローラ2の表面や包装紙1の移動経路に付着し、ヒートローラ2や移動経路が次第に汚れてくる。特に、加熱したヒートローラ2には包装紙1の溶融成分がこびり付き易い。このため、新しい包装紙1のロールに交換する際に、前記の汚れを取り除く清掃作業が必要となるが、その作業は手作業となるため甚だ困難で時間のかかる作業となる。
前記の清掃作業を不要とするか、または軽減させるために、本発明者は前記の溶融成分を取り除く清掃機能を付与した一定長さの清掃用のシートを薬剤分包用の包装紙の先端部に接合し、薬剤分包装置において分包を行う際に、その清掃用のシートを包装紙に先行して移動経路を走行させることにより自動的に清掃させようとする発想を得た。
このような機能をもった分包用の包装紙のロールを得るために、その包装紙の先端部に一定長さの清掃用のシートを効率よく接合する装置が必要となる。
その他、図17に示すように、包装紙1のロールの巻き取り残量がなくなり、薬剤分包装置内で包装紙1の終端部1aに、新たな包装紙1のロールの先端を接合する場合においても、同様の接合装置が必要となる。図17において、符号1bは、新たな包装紙1の先端部に接合された清掃用のシートを示している。また、符号2は、ヒートローラ、4は、包装ユニット内の印刷部を示している。
そこで、この発明は、一般的には包装紙のロールから引き出した包装紙の先端部又は包装紙の終端部に、他のシートを接合する装置とその接合方法、具体的には薬剤分包用の包装紙のロールから引き出した包装紙の先端部に清掃用のシートを接合する装置およびその接合方法、又は使用によって巻き取り残量がなくなった包装紙の終端部に、新たな包装紙の終端部を接合する装置およびその接合方法を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明に係る包装紙の接合装置は、ロール状の包装紙の端部に、他のシートの先端部を熱融着により接合する包装紙の接合装置において、前記包装紙を案内するガイド部と、前記包装紙の先端部の端部に対向させて保持するシート保持部と、前記ガイド部とシート保持部との間に設けられる接合ユニットとを有し、前記包装紙は熱融着面を有し、前記接合ユニットには、前記シートの端部を把持するチャックと熱融着用のヒーターが設けられ、前記チャックは前記シートの端部を把持し、前記シートの先端部に重なる位置において端部の把持を解除して前記熱融着面を内側にして前記シートの先端部との重なり部を形成し、前記重なり部に位置合わせした前記ヒーターによりその重なり部を熱融着するようにしたものである。
また、この発明は、ロール状に巻き取られた分包用の包装紙を順次引き出し、ヒートローラによって所定の間隔で熱融着することにより一方の側縁部が開放された袋部を形成し、薬剤投入部から処方情報に基づく薬剤を袋部に投入した後、その開口部分を熱融着して薬剤を1服用分ずつ連続的に包装する薬剤分包装置内で、ロール状の包装紙の終端部に、他のシートの先端部を、熱融着により接合する包装紙の接合装置において、前記包装紙を案内する包装紙ガイド部と、前記包装紙の端部に対向させてシートをガイドするシートガイド部と、前記包装紙ガイド部とシートガイドとの間に設けられる接合ユニットとを有し、前記包装紙は熱融着面を有し、前記接合ユニットには、前記包装紙の終端部と前記シートの端部を把持するチャックと熱融着用のヒーターが設けられ、、前記チャックは前記包装紙の終端部と前記シートの端部を把持し、それぞれの端部が重なる位置において端部の把持を解除して前記熱融着面を内側にして前記シートの先端部との重なり部を形成し、前記重なり部に位置合わせした前記ヒーターによりその重なり部を熱融着するようにしたものである。
また、この発明に係る包装紙の接合装置は、ロール状に巻いた他のシートの先端部を熱融着により接合する包装紙の接合装置において、前記包装紙を案内するガイド部と、前記シートの先端部を前記包装紙の端部に対向させて保持するシート保持部と、前記ガイド部とシート保持部との間を移動し得る接合ユニットとを有し、前記包装紙は熱融着面を有し、前記接合ユニットには、前記包装紙の端部を把持するチャックと熱融着用のヒーターが設けられ、前記チャックは前記包装紙の端部を把持して接合ユニットの移動により前記シートの先端部に重なる位置まで移動され、その位置において端部の把持を解除して前記熱融着面を内側にして前記シートの先端部との重なり部を形成し、前記重なり部に位置合わせした前記ヒーターによりその重なり部を熱融着するようにしたものである。
前記シートを接合する包装紙は、ロール状の包装紙より引き出され、その引き出した包装紙の先端部に前記シートの先端部を熱融着するように構成することができる。
前記接合ユニットのチャックとヒーターの間にカッターを設けた構成をとる場合がある。
また、前記包装紙のガイド部が上位、前記シート保持部が下位に設置され、前記ガイド部とシート保持部との間に昇降可能に前記接合ユニットが配置され、前記ガイド部から前記接合ユニットを経てシート保持部に至る範囲に、包装紙の移動経路が上下方向に設けられ、前記接合ユニットの前記チャック、カッター及びヒーターが上からこの順に所定の間隔をおいて設けられた構成をとることができる。
また、前記シート保持部が包装紙の送り方向の上流側に、前記包装紙のガイド部が包装紙の送り方向の下流側に設置され、前記ガイド部とシート保持部との間に移動可能に前記接合ユニットが配置され、前記ガイド部から前記接合ユニットを経てシート保持部に至る範囲に包装紙の移動経路が設けられ、前記接合ユニットの前記チャック、カッター及びヒーターが紙の送り方向の下流側からこの順に所定の間隔をおいて設けられた構成をとることができる。
前記包装紙は、予め片面に熱融着面が形成されるとともに、その熱融着面を内側にして長手方向に沿って二つ折りされ、前記チャックは前記移動経路の両側に配置された一対の開閉自在なエア吸引型のチャックにより構成されたものが適する。
前記シートは、予め片面に熱融着面が形成されるとともに、その熱融着面を内側にして長手方向に沿って二つ折りされた構成をとることができる。
前記包装紙が薬剤分包用であり、前記シートが清掃用であり、その清掃用のシートとしては不織布を使用することができる。
前記の装置を用いて行う接合方法を実施する接合工程は、ロール状の包装紙の端部に、シートの先端部を熱融着により接合する接合装置を用いて包装紙の端部にシートの先端部を接合する包装紙の接合方法において、前記接合装置は、包装紙のガイド部、シートの先端部を前記包装紙に対向させて保持するシート保持部、前記ガイド部とシート保持部の間を移動し得る接合ユニットによって構成され、前記接合ユニットは、前記包装紙の端部を把持するチャックおよび熱融着用のヒーターを有し、前記包装紙の端部にシートの先端部を接合する接合工程は、前記包装紙の端部をチャックにより把持する工程、前記チャックにより把持された包装紙の端部を前記接合ユニットの移動によって前記シートとの重なり部形成位置まで移動させる工程、前記チャックによる把持を開放して包装紙の端部をシートの先端部外側面に前記熱融着面を内側にして重ね熱融着のための重なり部を形成する工程、前記接合ユニットを熱融着位置まで移動させ前記ヒーターを前記重なり部の外側面に押し当てることにより熱融着を行う工程を順次実行するものである。
前記接合ユニットにカッターを設け、前記接合工程を実行するのに先立ち、前記接合ユニットを初期位置に保持した状態で一定量引き出した包装紙を前記カッターによって切断したのち、その切断端に前記チャックが揃う位置まで前記接合ユニットを下降させる予備工程を実施するようにしてもよい。
前記接合ユニットのカッターとヒーターの間において包装紙の移動経路を挟んでその両側にエア穴を有するエアパイプを配置し、前記チャックによる把持を開放して包装紙の先端部をシートの先端部外側面に前記熱融着面を内側にして重ね熱融着のための重なり部を形成する前記の工程を実行したのち、接合ユニットを熱融着位置まで上昇させる途中において前記エア穴を内向きにエアを吹き付け、前記重なり部を安定させる工程を実行するようにしてもよい。
なお、分包機内で、残量がなくなった包装紙ロールの終端部に、新ロールの包装紙の先端部を接合する場合には、前記カッターは不要である。
以上のように、この発明によれば、ロール状の包装紙を端部又は終端部に、他のシート、即ち、他のロール状の包装紙や清掃用のシートを自動的に接合できる効果がある。
この発明の一実施形態に係る包装紙の接続装置を示す斜視図である。 この発明の他の実施形態に係る包装紙の接続装置を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係る包装紙の接続装置の制御関係のブロック図である。 (A)から(C)は、この発明の一実施形態に係る包装紙の接続装置の準備工程を示す模式図である。 (D)および(E)は、この発明の一実施形態に係る包装紙の接続装置の準備工程を示す模式図である。 (A)から(C)は、この発明の一実施形態に係る包装紙の接続装置の接合工程を示す模式図である。 (D)から(F)は、この発明の一実施形態に係る包装紙の接続装置の接合工程を示す模式図である。 (G)から(I)は、この発明の一実施形態に係る包装紙の接続装置の接合工程を示す模式図である。 (J)は、この発明の一実施形態に係る包装紙の接続装置の接合工程を示す模式図である。 この発明の他の実施形態に係る包装紙の接続装置の準備工程を示す模式図である。 この発明の一実施形態に係る包装紙の接続装置によって得られる製品の一部省略斜視図である。 この発明の一実施形態に係る包装紙の接続装置によって得られる製品の一部省略斜視図である。 この発明に係るロール状の包装紙を用いた薬剤分包装置の一部省略概略図である。 この発明の他の実施形態に係る包装紙の接続装置を示す斜視図である。 この発明の他の実施形態に係る包装紙の接続装置の制御関係のブロック図である。 従来例の薬剤分包装置を示す一部省略概略図である。 分包機内で包装紙の終端部に新たなロール状の包装紙の先端部を接合する状態を示す概略図である。
以下、添付図面に基づきこの発明の実施形態に係る薬剤分包用のロール状の包装紙の先端部と、ロール状に巻いた清掃用のシートの端部とを接合する接合装置およびその装置を用いた接続方法について説明する。
図1に示したように、包装紙11は熱融着面が内側になるように長さ方向に二つ折りされロール状に巻き取られることにより包装紙ロール12を形成している。従来の場合と同様に、例えば、ポリエチレンラミネートグラシン紙、ポリエチレンラミネートセロファン紙などの片面に熱溶融成分からなる熱融着面を形成したものが使用される。
清掃用のシート14は、繊維がランダムに結合したシート、例えば不織布が好適であり、片面に熱溶融成分からなるヒートシール面が形成されたものが使用される。包装紙11と同幅に形成され、その熱融着面が内側になるように長さ方向に二つ折りされロール状に巻き取られ、清掃用ロール15となっている。清掃用のシート14は、二つ折りされた状態で後述のシート保持部16において自立状態に保持される腰の強さが得られるものであればよく、所定の腰の強さが得られる材質の場合には、二つ折りしないシングルのものであってもよい。
図1に示した接合装置において、包装紙11をロール状に巻き取った包装紙ロール12およびその包装紙ロール12のから引き出した包装紙の先端部を案内するガイド部13が装置の上位に設けられる。
前記のガイド部13と対向してその下位に、シート14をロール状に巻き取ったシートロール15およびそのシートロール15から引き出した先端部を自立状態に保持するシート保持部16が設けられる。前記のガイド部13とシート保持部16の間に、接合ユニット22が昇降可能に設けられる。
包装紙ロール12は固定軸17に取り付けられ、その固定軸17に巻き取り方向(矢印a参照)の駆動力が巻き取り駆動装置18から加えられる。巻き取り駆動装置18は引き出し方向(矢印b参照)には開放され、包装紙ロール12が自由に引き出される。
包装紙ロール12から引き出された包装紙11を接続ユニット22側へ送り出すガイド部13は、複数のガイドローラ19a、19bと、引き出し方向側のガイドローラ19bの下方に設置された引き出し用の駆動ローラ20aと従動ローラ20b、ガイドローラ19bと駆動ローラ20aの間に設置されたセンサー23a、駆動ローラ20aの下位(引き出し側)近傍に設置されたセンサー23bによって構成される。駆動ローラ20aは、ローラ駆動装置21により回転駆動され、駆動ローラ20aと従動ローラ20bの間に挟み込まれた包装紙11を引き出し方向に搬送する。センサー23a、23bは包装紙11の有無を検知する。センサー23aは包装紙11がガイドローラ19bと駆動ローラ20aの間に包装紙11が存在するか否かを検出し、センサー23bは駆動ローラ20aにより引き出された包装紙11の先端部が通過したか否かを検出する。
前記駆動ローラ20aと従動ローラ20bによって挟まれ鉛直下方に引き出される包装紙11が移動する経路およびその延長上の経路を移動経路24(図4(A)参照)と称する。
前記の接合ユニット22には、上から順に所定の間隔をおいて、チャック25、カッター26、エアパイプ27およびヒーター28がいずれも前記移動経路24を挟んでその両側に一対ずつ設けられる。これらの各部材は、上下方向に一定の間隔をおいて接続ユニット22の図示しない支持部材に固定される。接合ユニット22の全体は昇降装置29によって上下方向に一体に移動するように駆動される。接続ユニット22の初期位置Lは、位置検出センサー55等の検知手段により検知される。
前記のチャック25は、図4に示したように、前記移動経路24の両側において一方が固定チャック25a、他方が可動チャック25bとなっているボックス形のものである。可動チャック25bは、固定チャック25aに対して平面視でV形に開いて開状態となり、平行状態に接近して閉状態となる。閉状態においても固定チャック25aと可動チャック25bの間には一定のすき間が存在する。可動チャック25bはチャック駆動装置31により駆動される。
各チャック25a、25bの対向面には、多数のエア穴32が設けられ、各チャック25a、25bはチャック用バルブ54を経て図示省略のエア吸引装置等の負圧源に接続される。チャック用バルブ54を開いて、各チャック25a、25bの内部エアを吸引することにより各対向内面において包装紙11の両面が吸着される。
カッター26は、移動経路24の両側に配置され、一方が固定刃26a、他方が可動刃26bとなっている。カッター駆動装置33によって可動刃26bを閉じることにより移動経路24上にある包装紙11またはシート14を切断する。
エアパイプ27は、後述の接合工程において必要とされる場合があるものであり、移動経路24の両側に平行に一対設けられ、内向きのエア穴32が設けられる。エア穴32は移動経路24の中間部分に向けて開放され、エアパイプ27の長さ方向に長い長穴となっている。エアパイプ27はエアパイプ用バルブ52を経て図示省略のエアコンプレッサ装置等の加圧源に接続される。
ヒーター28は、移動経路24を挟んだ両側に一対設けられ、ヒーター駆動装置34によって相互に接近・離反するように駆動される。ヒーター28を加熱駆動するための通電駆動回路は図示を省略している。
前記のシート保持部16は、シートロール15を回転自在に支持する固定軸36の上部に設けられ、下段にガイドクリップ37、その上段にガイドプレート38および補助ガイドクリップ40によって形成される。ガイドクリップ37、ガイドプレート38および補助ガイドクリップ40は図示省略の支持部材に固定され、補助ガイドクリップ40は、昇降装置40aによって、ガイドプレート38の両面を挟む上昇位置と、ガイドクリップ37の下方に下降する下降位置との間を昇降可能に設けられている。
ガイドクリップ37は、金属板の一端部をシート14の幅の半分程度を垂直の折り曲げ縁41で折り返すことにより抱持部42を形成したものである。抱持部42の内側には、シート14が摺接しつつ上下方向に移動できるすき間が形成される。そのすき間は前記の移動経路24の延長上にあり、シート14の厚さ方向の位置決めを行う。
また、シート14の折り曲げ辺14aが折り曲げ縁41の内側に接することにより、シート14の幅方向の位置決めが行われる。前記すき間の内面との摩擦と、シート14自体の腰の強さとによってシート14の上端部が自立状態に保持される。
ガイドプレート38は前記の移動経路24内に存在し、前記ガイドクリップ37によって自立状態に保持された二つ折りのシート14の先端部の開放縁に差し込まれ、シート14の対向した内側面に接触する。シート14の腰が十分に強い場合は、その上端部がガイドプレート38の両面に接触するが、腰の強さが十分でない場合、上端部にカールが生じガイドプレート38から離れる場合がある。
このガイドプレート38の両面からシート14の上端部が離れないようにするために、ガイドクリップ37によって自立状態に保持された二つ折りのシート14の先端部の開放縁にガイドプレート38に挿し込む際に、補助ガイドクリップ40を、昇降装置40aによってガイドプレート38の両面を挟む位置まで上昇させている。
補助ガイドクリップ40は、金属板の一端部をシート14の幅よりも少し狭い幅に垂直の折り曲げ縁40bで折り返すことにより抱持部40cを形成したものである。抱持部40cの内側には、ガイドプレート38の両面に摺接するシート14を挟んで上下方向に移動できるすきまが形成され、そのすき間は前記の移動経路24の延長上にある。
補助ガイドクリップ40は、接合ユニット22が下降して、接合作業が開始するまでの間、ガイドプレート38の位置まで上昇して、ガイドプレート38に差し込まれた二つ折りのシート14の先端部の開放縁がガイドプレート38から離れないように、ガイドプレート38にシート14を保持しておくためのものであり、接合ユニット22が下降して、接合作業が開始する際には、補助ガイドクリップ40も下降し、ガイドプレート38の下方位置に移動する。
このように、補助ガイドクリップ40は、接合作業が開始するまでの間、ガイドプレート38に差し込まれた二つ折りのシート14の先端部の開放縁がガイドプレート38から離れないようにするためのものであるが、この補助ガイドクリップ40に替え、図2に示すように、前記ガイドクリップ37によって自立状態に保持された二つ折りのシート14の先端部の開放縁に差し込まれたガイドプレート38の両面に向かって斜め下方から上方に向かってエアを吹き付ける一対のエアノズル39を設け、エアによってシート14の先端部の開放縁がガイドプレート38から離れないようにしてもよい。エアノズル39はエアノズル用バルブ53を経て図示省略のエアコンプレッサ装置等の加圧源に接続される。即ち、エアノズル39から適宜強さのエア39a(図10参照)をシート14の上端部に斜め下方から吹き付け、ガイドプレート38に押し付ける。これにより、シート14の上端部はガイドクリップ37によって一定高さに保持され、かつガイドプレート38の両面に密着した自立状態となる。
シート14の上端部が若干ガイドプレート38の上部に突き出し、その突き出し部14bは、二つ折りされた内面が互いに向かい合って立ち上がった状態に保持される。
なお、以上の説明では、包装紙ロール12とシートロール15が各1個、その間に1台の接合ユニット22を設けることにより1台の接合装置を構成するようにしているが、作業性を向上するため、複数台の接合装置を併設し、各駆動装置、固定軸等の共通化を図り連動させるように構成することができる。
図3は前記装置の制御関係を示すブロック図であり、前述の巻取り駆動装置18、ローラ駆動装置21、チャック駆動装置31、ヒーター駆動装置34、カッター駆動装置33、昇降装置29および昇降装置40aが制御装置51によりそれぞれの駆動が制御される。
前記制御装置51は、エアチャック25およびエアパイプ27に対するエアの供給・遮断を行うエアチャック用バルブ54およびエアパイプ用バルブ52の開閉動作を制御する。エアチャック用バルブ54は負圧源に接続され、エアパイプ用バルブ52は加圧源に接続される。
また、エアノズル39を設ける場合には、エアの供給・遮断を行うエアノズル用バルブ53の開閉動作を、制御装置51によって制御する。その場合、エアノズル用バルブ53は、加圧源に接続される。
さらに、センサー23a、23bおよび位置検出センサー55からの検知信号がそれぞれ制御装置51に入力され、制御装置51は、これらの検知信号に基づいて各種装置の駆動を制御する。
次に、包装紙ロール12を形成する包装紙11の先端部に、シートロール15を形成するシート14の先端部を接合する方法について、図4ないし図9を参照して説明する。
前記の接合方法を実施する工程は、接合のための準備工程とその後の接合工程に分けられる。準備工程を図4および図5に順に示し、接合工程を図6から図9に順に示す。
なお、準備工程の始めにおいて図1に示したように、手動により清掃紙14を予めシートロール15から引き出し、シート保持部16のガイドクリップ37に通し、その先端部をガイドプレート38の両面に接触させる。その先端の突き出し部14bがガイドプレート38の上端から若干突き出した状態で自立状態に保持される。
また、必要に応じて制御装置51が昇降装置40aを制御して、図4(A)に示すように、補助ガイドクリップ40を上昇させ、補助ガイドクリップ40によってガイドプレート38を挟み、清掃紙14の先端の両面を強制的にガイドプレート38の両面に押し付け自立状態に保持させる。
また、エアノズル39を設置する場合には、必要に応じて制御装置51がエアバルブ用バルブ53を開放するように制御して、エアノズル39からエア39a(図10参照)を吹き出し、シート14の先端の両面を強制的にガイドプレート38の両面に押し付け自立状態に保持させる。
なお、連続的な製造工程に入ると、1回目の接続工程を終了した時点で、清掃紙14の先端部はガイドプレート38に接し、その上端から突き出し部14bが若干突き出した自立状態になっており、作業者の補助を必要としない。
準備工程は図4および図5に示した(A)から(E)の工程を順次実行する工程である。以下の説明において、接合ユニット22の上下方向の位置はその上端辺の高さによって規定するものとする。
まず、図4(A)の工程において、接続ユニット22はガイド部13に最も接近した高い位置である初期位置Lにあり、その初期位置Lは位置検出センサー55により検知され、その検知信号が制御装置51に入力される。なお、制御装置51は、検知センサー55の検知信号により、接続ユニット22が初期位置Lでないと判断する場合には、昇降装置29を駆動させ、位置検出センサー55の検知信号に応じて昇降装置29の駆動を停止させ、初期位置Lにセットする。そして、作業者が包装紙11を手動で引き出し、その先端部をガイド部13のガイドローラ19a、19bを経て、センサー23aの前面を通過させる。これによりセンサー23が包装紙11を検知し、制御装置51に検知信号が入力され、包装紙11の先端部が駆動ローラ20aと従動ローラ20bの直前まで位置していることを判断する。
この工程においては、チャック25、カッター26およびヒーター28はいずれも左右に広がった開状態にあり、エアパイプ27はこれらの開状態の位置に固定されている。これにより、後の接合工程において、ガイドプレート38を挟んだシート14の上端部を干渉の恐れ無く受け入れることができる。
図4(B)の工程において、前記センサー23aの検知信号によって、制御装置51は、ローラ駆動装置21を駆動し、駆動ローラ20aが駆動される。そして、駆動ローラ20aと従動ローラ20bとの間に包装紙11が挟み込まれ、駆動ローラ20aの回転により、両ローラ20a、20b間に挟み込まれた包装紙11がチャック25方向へ引き出される。包装紙11の先端部が駆動ローラ20aの下位近傍のセンサー23bを通過すると、その検知信号が制御装置51に与えられ、制御装置51は、包装紙11を所定量引き出すようにローラ駆動装置21を制御する。そして、包装紙11が接合ユニット22内の移動経路24を経て接合ユニット22の下方に適宜長さ引き出された時点で制御装置51は、ローラ駆動装置21の駆動を停止し、駆動ローラ20aの回転を停止して包装紙11の引き出しが停止される。包装紙11の引き出し長さは、例えば、ローラ駆動装置21にステッピングモータを用いた場合には、ステッピングモータに与えるパルス数を制御装置51で制御すればよい。
図4(C)の工程において、制御装置51は、ローラ駆動装置21の駆動を停止した後、カッター駆動装置33を駆動させるように制御する。カッター駆動装置33の駆動により、カッター26が動作し、包装紙11が切断される。これにより包装紙11の先端位置が定まる。切断端11aは廃棄される。切断された包装紙11の先端部は、チャック25の下端から一定長さS1だけ下方に露出する。これはチャック25とカッター26の間に上下方向の間隔があることによる。この状態でチャック25を閉じると、包装紙11の先端部がカールする等して接合不良の原因となる恐れがある。
図5(D)の工程において、制御装置51は、昇降装置29を駆動させ、接合ユニット22を初期位置LからS1だけ下降させることにより、先端部の露出の発生を防止する。S1の下降量は昇降装置29の駆動量を制御装置51が測定して制御する方法やS1の位置にセンサーを配置し、センサーの出力により昇降装置29を停止するなどの方法がとられる。以下のS2からS6の昇降量の制御も同様に行われる。
図5(E)の工程において、昇降装置29の下降後、制御装置51は、チャック駆動装置31を駆動させ、可動チャック25bを閉じる。可動チャック25bは二点鎖線の開位置から実線の閉位置へ移動し閉状態となる。閉状態において固定チャック25aおよび可動チャック25bは包装紙11の両面にそれぞれ一定の距離をおいて平行に対向する。その距離は、包装紙11の各面をエア吸引することができる距離である。この工程を実行すると準備工程が終了する。
なお、包装紙11の先端部がチャック25の部分に達するように包装紙11を適宜な方法で接続ユニット22の内部に引き出すことができる場合は前記の準備工程を省略し、包装紙11を接続ユニット22の内部に引き出しチャック25の部分まで引き出した状態からただちに接合工程に入ることができる。
接合工程は、図6から図9に示した(A)から(J)までの工程を順に実行する工程である。
まず、図6(A)の工程において、制御装置51は、チャック用バルブ54を開放するように制御し、チャック用バルブ54を開放することによってチャック25のエア吸引を行い、固定チャック25aと可動チャック25bにそれぞれ包装紙11の二つ折りされた両面を吸着させる。その吸着と同時に制御装置51は、チャック駆動装置31を動作させ、可動チャック25bを開位置まで開き、固定チャック25aとの間で包装紙11の先端部を平面視V形に開放する。チャック25が開状態になることにより、包装紙11の先端部はシート14の上端部を干渉することなく受け入れることができる大きさの開口Mが形成される。
図6(B)の工程において、制御装置51は、昇降装置29及びローラ駆動装置21を駆動させる。昇降装置29の駆動により、接合ユニット22をS2だけ下降させる。この接合ユニット22の下降時には、制御装置51は、昇降装置40aを駆動させ、補助ガイドクリップ40を、ガイドプレート38の下方位置で、接合ユニット22のヒーター28に干渉しない位置まで下降させておく。
これにより接合ユニット22は重なり位置43(図6(B)参照)の高さまで下降させる。その下降と同時にローラ駆動装置21により駆動ローラ20aが駆動され、接合ユニット22の下降に同期させながら包装紙11を引き出す。静止状態にあるガイドプレート38およびその両面に接触したシート14の上端部が、開状態にあるヒーター28およびカッター26の間を通過し、チャック25によって開放された包装紙11の先端部の開口Mに嵌合される。
なお、エアノズル39を設置した場合には、エアノズル39からのエア39aの吹き出しを行うことは、シート14の上端が接続ユニット22から離れる傾向がある場合にその自立を補助するために望ましいが、図6(B)の工程以降はシート14の上端が接続ユニット22の内部にあり、安定よく自立するので、制御装置51は、エアノズル用バルブ53を閉じ、その吹き出しを停止する。
言い替えれば、接合ユニット22が接合紙14の上端から離れている間(図4(A)から図5(E)、図6(A)の工程)は自立し難い場合があるので、補助ガイドクリップ40をガイドプレート38の位置まで上昇させ、あるいはエアノズル39からのエア39aの吹き出しを行うように制御装置51は、昇降装置40aの駆動を制御したり、エアノズル用バルブ53の開閉を制御したりする。
図6(C)の工程において、制御装置51は、チャック用バルブ54とチャック駆動装置31を制御し、チャック用バルブ54は閉じ、チャック駆動装置31を駆動する。チャック用バルブ54を閉じることによってチャック25のエア吸引を停止するとともに、チャック駆動装置31により可動チャック25bを閉状態とする。可動チャック25bが閉じることにより、包装紙11の先端部は、その自重によってガイドプレート38を挟んだ清掃紙14の先端部の外側面に沿う。これにより熱融着のための重なり部43が形成される。
この場合、可動チャック25bを閉じることなく、チャック25のエアの吸引を単に停止するだけでは、包装紙11の先端部がシート14の先端部外側面に確実に沿うとは限らず、安定した重なり部43が形成されない恐れがある。このような恐れを無くし、確実な重なり部43を形成するために、チャック25のエア吸引を停止するとともに可動チャック25bを一時的に閉状態にして、清掃紙14の先端部を包装紙11の先端部外側面に押し付ける。包装紙11の材質等によってそのような恐れのない場合は、次の工程である図6(C)および図7(D)の工程を省略してもよい。
図7(D)の工程において、制御装置51は、チャック駆動装置31を駆動させ、チャック駆動装置31によって可動チャック25bを開状態とする。可動チャック25bを開状態とすることで、次の工程の熱融着に際して接合ユニット22が上昇する際に重なり部43との干渉を生じないようにする。
図7(E)の工程において、制御装置51は、昇降装置29を駆動させ、接合ユニット22のヒーター28が重なり部43と一致する位置までS3だけ上昇させるように制御する。これによりヒーター28が熱融着位置に位置合わせされる。このとき、重なり部43において、外側の包装紙11の端部は自重で垂れ下がった自由状態にあるので、その先端縁がカールしたり浮き上がったりすることがあり、重なり部43の重なり態様が不安定になる恐れがある。
これを防止するために、制御装置51は、エアパイプ用バルブ52を開き、エアパイプ27のエア穴32(図1参照)から内向きに所要圧力のエアを吹き付け、自由状態にある包装紙11の先端部を内側に押し付けつつ接合ユニット22をヒートシール位置まで上昇させるようにすることが望ましい。包装紙11の材質によってそのようなカールの生じる恐れが無く、安定した重なり部43が維持される場合はエアの吹き出しを省略することができる。
図7(F)の工程において、制御装置51は、ヒーター駆動装置34を駆動させ、ヒーター駆動装置34により両側のヒーター28を閉じ、前記の重なり部43に所要時間押し当てることにより包装紙11の内側面のシール面を溶融させ、ヒートシールを行う。その熱融着により接合部44が形成され、包装紙11の先端部にシート14の先端部が接合されたことになる。尚、シート14の内面側にガイドプレート38が挿入された状態で熱融着されるので、接合部44のシート14の内側の熱融着面は融着されずに、両内面は離間した状態を保っている。
図8(G)の工程において、制御装置51は、巻き取り駆動装置18を駆動させる。包装紙11とともに、これに接合されたシート14を巻き取り駆動装置18の駆動により所定長さ、例えば1mを巻き取る。
図8(H)の工程において、昇降装置29により接合ユニット22をS4だけ上昇させ、ヒーター28をガイドプレート38の上方に位置させる。その後、制御装置51は、ヒーター駆動装置34を駆動させ、ヒーター28をシート14の両面に押し当てることにより、シート14の熱融着面を溶融させて熱融着を行う。この熱融着によってシート14の下端部に引き込み導入部45が形成される。
引き込み導入部45は、薬剤分包装置にシート14を引き込む際にその先端部が曲がったり腰折れしたりすることを防止する。シート14の材質によっては引き込み導入部45を設けることは不要となる場合がある。その場合は図8(H)の工程を省略し、次の工程に移行する。
図8(I)の工程において、昇降装置29を駆動して接合ユニット22をS5だけ下降させ、カッター26を引き込み導入部45の下端に位置させる。カッター駆動装置33によりカッター26の固定刃26bを駆動させ、シート14を引き込み導入部45の下端で切断する。引き込み導入部45を設けない場合は、引き込み導入部45を形成する位置の下端に相当する箇所で切断する。
図9(J)の工程において、制御装置51は、巻き取り駆動装置18を駆動して引き込み導入部45より巻き取り方向側のシート14を包装紙11とともに巻き取って最終製品とし、さらに制御装置51は、昇降装置29を駆動させ、接合ユニット22をS6だけ上昇させ初期位置Lに戻す。
図11は以上の工程によって包装紙ロール12の包装紙11の先端部に一定長さ(約1m)のシート14を接合部44によって接合した製品の一例である。シート14の先端部には引き込み導入部45が形成されている。
図12は以上の工程によって包装紙ロール12の包装紙11の先端部に一定長さ(約1m)のシート14を接合部44によって接合した製品の一例である。この図12に示すものは、シート14の先端部には引き込み導入部45を設けず、シート14の内面側の熱融着面は互いに接着しておらず、両者が離間した状態を保っている。
図13は前記の包装紙ロール12を用いた薬剤分包装置を示している。装置の構成は前述の従来例(図16参照)と同様であり、包装紙ロール12から包装紙11を順次引き出し、ヒートローラ48によって所定の間隔で熱融着することにより一方の側縁部が開放された袋部を形成する。薬剤投入部49から薬剤を袋部に投入した後、その開口部分を熱融着して薬剤を1包装分ずつ連続的に包装する。図示のように、包装ユニット内の印刷部50において印刷が施され、その後加熱したヒートローラ48によって熱融着される。
ヒートローラ48は、回転しながら包装紙11を所定間隔で熱融着する軸方向加熱面48aと、袋状にした側縁部の開口を熱融着する円形加熱面48bとを有する。
包装紙11がヒートローラ48およびそれ以降の移動経路を移動する際に不織布からなるシート14が先行的に移動し、ヒートローラ48およびその近辺の移動経路部材に接触する。ヒートローラ48の部分においては、二つ折りした不織布の外側の面が接触して、不織布からなるシート14のメッシュ状の繊維間に溶け出した溶融成分とメッシュ状の繊維とにより、ヒートローラ48に付着した汚れが効果的に不織布からなるシート14に絡み付き、高い清掃効果が得られる。ヒートローラ48の近辺の移動経路部材の汚れも同様に清掃される。
以上の実施形態は、薬剤分包用の包装紙ロール12の引き出し端部とシートロール15の引き出し端部の接合を行う接続装置および接続方法であるが、この接続装置および接続方法は、一般に包装紙ロールと他の包装紙ロールの引き出し端部相互の接合にも適用することができる。例えば、前記の包装紙ロール12が使用によって分量が減少した場合に、シートロール15に代えて同種の他の包装紙ロールを固定軸36(図1参照)に装着する。その包装紙ロールの先端部には不織布からなるシート14が所定長さ接続されており、引き出し端部をガイドクリップ37に通し、先端部を両側に開きガイドプレート38の両面に接触させる。必要に応じて補助ガイドクリップ40を、ガイドプレート38を挟む位置まで上昇させ、その先端部を自立状態に保持させる。
その後、前記と同様の工程を実行すれば、一方の包装紙ロールと他方の包装紙ロールの引き出し端部相互を接合することができる。接合した包装紙を最終端まで引き出して巻き取る場合は切断する必要はなく、そうでない場合は適宜な位置でカッター26により切断する。いずれの場合も使用によって減少した包装紙を適宜分量補充することができる。
上記の実施形態では、包装紙11に接合するシート14として、ロール状に巻き取ったシートロール15を使用したが、包装紙11に接合するシート14はロール状でなくてもよい。
次に、この発明の他の実施形態に係る接合装置およびその装置を用いた接続方法について、図14及び図15を参照して説明する。図14及び図15に示す装置は、薬剤分包用の包装紙を交換する際に、先の包装紙に適切に次の包装紙ロールから引き出した包装紙の先端部を接合するものである。この実施形態は、例えば、薬剤包装装置内に接合装置を設ける場合である。なお、上記した実施形態と同一部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は割愛する。
図14に示す実施形態は、例えば、一方の側縁部が開放された袋部を形成するヒートローラの上流側に配置された印刷部と包装紙ロール12を支持する固定軸17との間にこの接合装置が設けられる。包装紙11は、印刷部に搬送され、印刷部において所望の印刷が施され、更に、ヒートローラ迄搬送され、所定の間隔で熱融着することにより一方の側縁部が開放された袋部が形成される。
包装紙ロール12から包装紙11が引き出されて行き、包装紙11がなくなると、次の包装紙ロール12に交換する。このとき、包装紙11の終端部に新たに交換した包装紙ロール12から引き出した包装紙11の先端部を熱融着により接合する。この実施形態では、交換する包装紙ロール12の先端部には、前述した方法により、所定の長さの清掃用のシート14が熱融着により接続されている。尚、この包装紙ロール12には、先端部に引き込み導入部45が設けられていない図12に示す包装紙ロールが用いられる。このシート14の先端と包装紙11の終端部が熱融着により接合される。このため、この図14に示す装置においては、包装紙11の終端を検出するためのセンサー23cがヒーター28の上流側近傍に設けられ、制御装置51は、センサー23cにより、包装紙11の終端を検出するか或いは、図示しない包装紙11の終端が近づいたことを錠剤分包装置内の搬送機構を制御する制御装置に通知するためのマークや信号を検出すると、包装紙11の搬送を停止し、新たな包装紙ロール12の装着を促す。そして、ユーザにより、新たな包装紙ロール12に交換されると、この接合装置により、包装紙11の終端部に新たに交換した包装紙ロール12から引き出した包装紙11の先端の清掃用のシート14を熱融着により接合するように動作する。
図14に示したように、包装紙11は熱融着面が内側になるように長さ方向に二つ折りされロール状に巻き取られることにより包装紙ロール12を形成している。包装紙11は、ガイド部13’により案内され、図中矢印a方向に搬送される。このガイド部13’は、包装紙ロール12から見て装置の下流側に設けられる。そして、包装紙11は、図中矢印a方向に搬送される。包装紙11の終端部または終端が近いことがセンサー23c等により検出されると、後述するローラ駆動装置21の駆動が停止され、搬送紙11の搬送が停止されている。
前記のガイド部13’と対向してその上流側に、包装紙11をロール状に巻き取った接合するシートロールとしての包装紙ロール12およびその包装紙ロール12に先端に接合されたシート14の先端部を自立状態に保持するシート保持部16’が設けられる。前記のガイド部13’とシート保持部16’の間に、接合ユニット22’が設けられる。
新しい包装紙ロール12は、ユーザ(オペレータ)により、固定軸17に取り付けられて支持され、その先端部(シート14の部分)が引き出される。そして、引き出し方向側の上流側に設けられた引き出し用の駆動ローラ20a1と従動ローラ20b1の間に先端部を挟み込み、駆動ローラ20a1と従動ローラ20b1により引き出される。駆動ローラ20a1の上流側に設置されたセンサー23dにより、包装紙11に接合されたシート14の先端部をシート保持部16’の所定の位置まで搬送する。
ガイド部13’は、搬送用の駆動ローラ20a’と従動ローラ20b’、ガイドローラ19a、ガイドローラ19bと、駆動ローラ20a’の上流側近傍に設置されたセンサー23bによって構成される。
駆動ローラ20a’は、ローラ駆動装置21により回転駆動され、駆動ローラ20a’と従動ローラ20b’の間に挟み込まれた包装紙11を錠剤分包装置内に搬送する。センサー23bは包装紙11の有無を検知する。センサー23bは包装紙11が駆動ローラ20a’の直前に包装紙11の先端部が到達したか否かを検出する。この駆動ローラ20a’は、接合ユニット22’に設けられたセンサー23c等の出力により、包装紙11の終端部または終端が近いことを検出すると、駆動が停止され、包装紙11の終端部または終端近傍部が接合ユニット22’のヒーター28の上流側の所定の位置に停止する。
前記の接合ユニット22’には、下流側(図中上側)から順に所定の間隔をおいて、チャック25、およびヒーター28が前記移動経路を挟んでその両側に一対ずつ設けられる。そして、ヒーター28の上流側近傍に前述したセンサー23cが設けられている。これらの各部材は、上下方向に一定の間隔をおいて接続ユニット22の図示しない支持部材に固定される。
前記のチャック25は、前述したものと同様に、前記移動経路の両側において一方が固定チャック、他方が可動チャックとなっているボックス形のものである。可動チャックはチャック駆動装置31により駆動される。
各チャックの対向面には、多数のエア穴32が設けられ、各チャックはチャック用バルブ54を経て図示省略のエア吸引装置等の負圧源に接続される。チャック用バルブ54を開いて、各チャックの内部エアを吸引することにより各対向内面において、終端部の包装紙11の両面が吸着される。
ヒーター28は、移動経路を挟んだ両側に一対設けられ、ヒーター駆動装置34によって相互に接近・離反するように駆動される。
前記のシート保持部16’は、交換した包装紙ロール12を回転自在に支持する固定軸17の下流側(図中上側)に設けられ、上流側にガイドクリップ37、その下流側にガイドプレート38によって構成される。ガイドクリップ37及びガイドプレート38は図示省略の支持部材に固定される。このシート保持部16’は、移動装置39により、ガイドクリップ37、ガイドプレート38と一体に移動するように駆動される。シート保持部16’は、初期状態では、接合ユニット22’のヒーター28から上流側にガイドプレート38が位置するように位置決めされ、接合時には、ガイドプレート38がヒーター28の間に挿入される位置まで移動する。
ガイドクリップ37は、金属板の一端部を包装紙11の幅の半分程度を垂直の折り曲げ縁41で折り返すことにより抱持部42を形成したものである。抱持部42の内側には、包装紙ロール12の先端に接合されたシート14が摺接しつつ上下流方向に移動できるすき間が形成される。そのすき間は前記の移動経路の延長上にあり、シート14の厚さ方向の位置決めを行う。
また、シート14の折り曲げ辺が折り曲げ縁41の内側に接することにより、シート14の幅方向の位置決めが行われる。前記すき間の内面との摩擦と、シート14自体の腰の強さとによってシート14の先端部が自立状態に保持される。
ガイドプレート38は前記の移動経路内に存在し、前記ガイドクリップ37によって自立状態に保持された二つ折りのシート14の先端部の開放縁に差し込まれ、シート14の対向した内側面に接触する。
シート14の上端部が若干ガイドプレート38の上部に突き出し、その突き出し部14bは、二つ折りされた内面が互いに向かい合って立ち上がった状態に保持される。
図15は他の実施形態に係る記装置の制御関係を示すブロック図であり、ローラ駆動装置21、ローラ駆動装置21a、チャック駆動装置31、ヒーター駆動装置34及び移動装置39が制御装置51によりそれぞれの駆動が制御される。
前記制御装置51は、エアチャック25に対するエアの供給・遮断を行うエアチャック用バルブ54の開閉動作を制御する。エアチャック用バルブ54は負圧源に接続される。
さらに、センサー23b及び23cからの検知信号がそれぞれ制御装置51に入力され、制御装置51は、これらの検知信号に基づいて各種装置の駆動を制御する。
次に、従前の包装紙11の終端部に交換した新しい包装紙ロール12の先端に接合されたシート14の先端部を接合する方法について説明する。
図14に示すように、包装紙ロール12を固定軸17に固定し、包装紙ロール12から包装紙11の先端に接合されたシート14を引き出し、引き出し用の駆動ローラ20a1と従動ローラ20b1の間に包装紙11の先端に接合されたシート14の先端が挿入される。そして、制御装置51はローラ駆動装置21aを駆動し、包装紙11が引き出され、シート14が送られる。駆動ローラ20a1の上流側に設置されたセンサー23dの出力から包装紙11の先端に接合されたシート14の先端を検出すると、制御装置51は、所定時間ローラ駆動装置21aを駆動させ、シート14の先端部をシート保持部16’の所定の位置まで搬送した後、ローラ駆動装置21aの駆動を停止する。シート14は、シート保持部16’のガイドクリップ37を通り、その先端部がガイドプレート38の両面に接触する。そして、その先端の突き出し部14bがガイドプレート38の上端から若干突き出した状態で自立状態に保持される。
従前の包装紙11は、センサー23c等の出力によりその終端部または終端が近いことが検出されると、ローラ駆動装置21の駆動が停止し、包装紙11の終端部は、ヒーター28の上流側に位置した状態で停止する。
この状態においては、チャック25およびヒーター28はいずれも左右に広がった開状態にある。これにより、後の接合工程において、ガイドプレート38を挟んだシート14の先端部を干渉の恐れ無く受け入れることができる。
そして、制御装置51は、チャック駆動装置31を駆動させ、可動チャックを閉じる。閉状態において、前述と同様に、固定チャックおよび可動チャックは包装紙11の両面にそれぞれ一定の距離をおいて平行に対向する。その距離は、包装紙11の各面をエア吸引することができる距離である。
次に、接合工程について説明する。接合工程に入ると、まず、制御装置51は、チャック用バルブ54を開放するように制御し、チャック用バルブ54を開放することによってチャック25のエア吸引を行い、固定チャックと可動チャックにそれぞれ包装紙11の二つ折りされた両面を吸着させる。その吸着と同時に制御装置51は、チャック駆動装置31を動作させ、可動チャックを開位置まで開き、固定チャックとの間で包装紙11の先端部を平面視V形に開放する。チャック25が開状態になることにより、包装紙11の終端部は交換された包装紙ロール12先端に接合されたシート14の先端部を干渉することなく受け入れることができる大きさの開口が形成される。
続いて、制御装置51は、ローラ駆動装置21a及び移動装置39を駆動させ、ローラ駆動装置21aによるシート14の移動に同期して、移動装置39がヒーター28側に移動する。この動作により、シート14の間に入り込んだガイドプレート38とともに、シート14の先端部が接合ユニット22’の重なり位置まで移動される。この結果、シート14の先端部14bが、ガイドプレート38とともに開状態にあるヒーター28の間を通過し、チャック25によって開放された包装紙11の終端部の開口に嵌合される。
その後、制御装置51は、チャック用バルブ54とチャック駆動装置31を制御し、チャック用バルブ54は閉じ、チャック駆動装置31を駆動する。チャック用バルブ54を閉じることによってチャック25のエア吸引を停止するとともに、チャック駆動装置31により可動チャックを閉状態とする。可動チャックが閉じることにより、包装紙11の終端部は、挿入されたシート14の先端部の外側面に沿う。これにより熱融着のための重なり部が形成される。
続いて、制御装置51は、ヒーター駆動装置34を駆動させ、ヒーター駆動装置34により両側のヒーター28を閉じ、前記の重なり部に所要時間押し当てることにより包装紙11の内側面のシール面を溶融させ、ヒートシールを行う。その熱融着により接合部が形成され、包装紙11の終端部に交換した包装紙ロール12の清掃紙14の先端部が接合されたことになる。接合後、制御装置51は、移動装置39を駆動し、紙保持部16’は、初期状態に復帰させ動作を終了する。このようにして、前の包装紙11の終端部に交換した新しい包装紙ロール12を形成する包装紙11の先端部が接続され、錠剤分包装置の包装紙ロールの交換が完了する。
上記した実施形態では、ローラ駆動装置21aと移動装置39により、清掃紙14とガイドプレート38をヒーター28の位置まで移動させているが、この動作をユーザ(オペレータ)が行うことにより、ローラ駆動装置21a及び移動装置39を省略することができる。すなわち、包装紙ロール12からの用紙をガイドクリップ37に案内するローラを設け、包装紙ロール12から引き出したシート14をガイドクリップ37の間に送り、ガイドプレート38をシート14の間に挟み込む。この状態で、紙保持部16’をシート14とともに下流側に移動させ、ヒーター28にガイドプレート38が入り込む位置で停止させる。清掃紙14の先端部14bが、ガイドプレート38とともに開状態にあるヒーター28の間を通過し、チャック25によって開放された包装紙11の終端部の開口に嵌合される。
その後、ユーザ(オペレータ)が、接合動作を指示することで。制御装置51は、チャック用バルブ54とチャック駆動装置31を制御し、チャック用バルブ54は閉じ、チャック駆動装置31を駆動する。チャック用バルブ54を閉じることによってチャック25のエア吸引を停止するとともに、チャック駆動装置31により可動チャックを閉状態とする。可動チャックが閉じることにより、包装紙11の終端部は、挿入されたシート14の先端部の外側面に沿う。これにより熱融着のための重なり部が形成される。
続いて、制御装置51は、ヒーター駆動装置34を駆動させ、ヒーター駆動装置34により両側のヒーター28を閉じ、前記の重なり部に所要時間押し当てることにより包装紙11の内側面のシール面を溶融させ、ヒートシールを行う。その熱融着により接合部が形成され、包装紙11の終端部に交換した包装紙ロール12の清掃紙14の先端部が接合されたことになる。接合後、ユーザ(オペレータ)は、紙保持部16’を、初期状態に復帰させる。このようにして、前の包装紙11の終端部に交換した新しい包装紙ロール12を形成する包装紙11の先端部が接続され、錠剤分包装置の包装紙ロールの交換が完了する。
11 包装紙
11a 切断端
12 包装紙ロール
13 ガイド部
14 シート
14a 折り曲げ辺
14b 突き出し部
15 シートロール
16 シート保持部
17 固定軸
18 巻き取り駆動装置
19a、19b ガイドローラ
20a 駆動ローラ
20b 従動ローラ
21 引き出し駆動装置
22 接合ユニット
23a センサー
23b センサー
24 移動経路
25 チャック
25a 固定チャック
25b 可動チャック
26 カッター
26a 固定刃
26b 可動刃
27 エアパイプ
28 ヒーター
29 昇降装置
31 チャック駆動装置
32 エア穴
33 カッター駆動装置
34 ヒーター駆動装置
35 リミットスイッチ
36 固定軸
37 ガイドクリップ
38 ガイドプレート
39 エアノズル
39a エア
40 補助ガイドクリップ
40a 昇降装置
40b 折り曲げ縁
40c 抱持部
41 折り曲げ縁
42 抱持部
43 重なり部
44 接合部
45 引き込み導入部
48 ヒートローラ
48a 軸方向加熱面
48b 円形加熱面
49 薬剤投入部
50 印刷部
51 制御装置
52 エアパイプ用バルブ
53 エアノズル用バルブ
54 チャック用バルブ
55 位置検出センサー

Claims (19)

  1. ロール状の包装紙の端部に、他のシートの先端部を熱融着により接合する包装紙の接合装置において、前記包装紙を案内するガイド部と、前記包装紙の先端部に対向させて保持するシート保持部と、前記ガイド部とシート保持部との間に設けられる接合ユニットとを有し、前記包装紙は熱融着面を有し、前記接合ユニットには、前記包装紙の端部を把持するチャックと熱融着用のヒーターが設けられ、前記チャックは前記包装紙の端部を把持し、前記シートの先端部に重なる位置において端部の把持を解除して前記熱融着面を内側にして前記シートの先端部との重なり部を形成し、前記重なり部に位置合わせした前記ヒーターによりその重なり部を熱融着することを特徴とする包装紙の接合装置。
  2. ロール状に巻き取られた分包用の包装紙を順次引き出し、ヒートローラによって所定の間隔で熱融着することにより一方の側縁部が開放された袋部を形成し、薬剤投入部から処方情報に基づく薬剤を袋部に投入した後、その開口部分を熱融着して薬剤を1服用分ずつ連続的に包装する薬剤分包装置内で、ロール状の包装紙の終端部に、他のシートの先端部を、熱融着により接合する包装紙の接合装置において、前記包装紙を案内する包装紙ガイド部と、前記包装紙の端部に対向させてシートをガイドするシートガイド部と、前記包装紙ガイド部とシートガイドとの間に設けられる接合ユニットとを有し、前記包装紙は熱融着面を有し、前記接合ユニットには、前記包装紙の終端部と前記シートの端部を把持するチャックと熱融着用のヒーターが設けられ、前記チャックは前記包装紙の終端部と前記シートの端部を把持し、それぞれの端部が重なる位置において端部の把持を解除して前記熱融着面を内側にして前記シートの先端部との重なり部を形成し、前記重なり部に位置合わせした前記ヒーターによりその重なり部を熱融着するようにした包装紙の接合装置。
  3. ロール状の包装紙の端部に、ロール状に巻いた他のシートの先端部を熱融着により接合する包装紙の接合装置において、前記包装紙を案内するガイド部と、前記シートの先端部を前記包装紙の端部に対向させて保持するシート保持部と、前記ガイド部とシート保持部との間を移動し得る接合ユニットとを有し、前記包装紙は熱融着面を有し、前記接合ユニットには、前記包装紙の端部を把持するチャックと熱融着用のヒーターが設けられ、前記チャックは前記包装紙の端部を把持して接合ユニットの移動により前記シートの先端部に重なる位置まで移動され、その位置において端部の把持を解除して前記熱融着面を内側にして前記シートの先端部との重なり部を形成し、前記重なり部に位置合わせした前記ヒーターによりその重なり部を熱融着することを特徴とする包装紙の接合装置。
  4. 前記包装紙は、ロール状に巻いた包装紙ロールより引き出され、その引き出した包装紙の先端部に前記シートの先端部を熱融着することを特徴とする請求項2又は3に記載の包装紙の接合装置。
  5. 前記接合ユニットのチャックとヒーターの間にカッターを設けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の包装紙の接合装置。
  6. 前記包装紙のガイド部が上位、前記シート保持部が下位に設置され、前記ガイド装置とシート保持部との間に昇降可能に前記接合ユニットが配置され、前記ガイド装置から前記接合ユニットを経てシート保持部に至る範囲に包装紙の移動経路が上下方向に設けられ、前記接合ユニットの前記チャック、カッター及びヒーターが上からこの順に所定の間隔をおいて設けられたことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の包装紙の接合装置。
  7. 前記シート保持部が紙の送り方向の上流側に、前記包装紙のガイド部が包装紙の送り方向の下流側に設置され、前記ガイド部とシート保持部との間に移動可能に前記接合ユニットが配置され、前記ガイド部から前記接合ユニットを経てシート保持部に至る範囲に包装紙の移動経路が設けられ、前記接合ユニットの前記チャック、カッター及びヒーターが紙の送り方向の下流側からこの順に所定の間隔をおいて設けられたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の包装紙の接合装置。
  8. 前記包装紙は、予め片面に熱融着面が形成されるとともに、その熱融着面を内側にして長手方向に沿って二つ折りされ、前記チャックは前記移動経路の両側に配置された一対の開閉自在なチャックにより構成されたことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の包装紙の接合装置。
  9. 前記シートは、予め片面に熱融着面が形成されるとともに、その熱融着面を内側にして長手方向に沿って二つ折りされたことを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の包装紙の接合装置。
  10. 前記カッターとヒーターの間に、前記移動経路を挟む一対のエアパイプが設けられ、各エアパイプに前記移動経路に向けたエア穴が設けられたことを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載の包装紙の接合装置。
  11. 前記シート保持部が、前記シートの先端部のガイドクリップおよびその上部に設けられたガイドプレートによって構成され、前記ガイドクリップおよびガイドプレートは前記移動経路の延長上に固定され、前記ガイドクリップは前記シートの一方の側縁部を抱持してこれを自立状態に保持し、前記ガイドプレートは前記シートの上端部内側面に接触してその位置決めを行うことを特徴とする請求項2〜10のいずれかに記載の包装紙の接合装置。
  12. 前記ガイドプレートの両側にエアノズルが設けられ、そのエアノズルから噴出されるエアをガイドプレート両側面に沿った前記シートの外側面に吹き付け、当該シートの上端部を前記ガイドプレートに押し付けることを特徴とする請求項11に記載の包装紙の接合装置。
  13. 前記包装紙が薬剤分包用であり、前記シートが清掃用であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかにに記載の包装紙の接合装置。
  14. 前記清掃用のシートが不織布であることを特徴とする請求項13に記載の包装紙の接合装置。
  15. 包装紙の端部に、他のシートの先端部を熱融着により接合する包装紙の接合装置を用いて包装紙の端部にシートの先端部を接合する包装紙の接合方法において、前記接合装置は、包装紙のガイド部、シートの先端部を前記包装紙に対向させて保持するシート保持部、前記ガイド部とシート保持部の間を移動し得る接合ユニットによって構成され、前記接合ユニットは、前記包装紙の端部を把持するチャックおよび熱融着用のヒーターを有し、前記包装紙の端部にシートの先端部を接合する接合工程は、前記包装紙の端部をチャックにより把持する工程、前記チャックにより把持された包装紙の端部を前記接合ユニットの移動によって前記シートとの重なり部形成位置まで移動させる工程、前記チャックによる把持を開放して包装紙の端部をシートの先端部外側面に前記熱融着面を内側にして重ね熱融着のための重なり部を形成する工程、前記接合ユニットを熱融着位置まで移動させ前記ヒーターを前記重なり部の外側面に押し当てることにより熱融着を行う工程を順次実行することを特徴とする包装紙の接合方法。
  16. 前記接合ユニットが前記シートの先端から離れている間に、前記シート保持部に保持されたシートの先端部両面にエアを吹き付けてその自立状態を安定させることを特徴とする請求項15に記載の包装紙の接合方法。
  17. 前記接合ユニットにカッターを設け、前記接合工程を実行するに先立ち、前記接合ユニットを初期位置に保持した状態で一定量引き出した包装紙を前記カッターによって切断したのち、その切断端に前記チャックが揃う位置まで前記接合ユニットを移動させる予備工程を実施することを特徴とすることを特徴とする請求項15又は16に記載の包装紙の接合方法。
  18. 前記接合ユニットのカッターとヒーターの間において包装紙の移動経路を挟んでその両側にエア穴を有するエアパイプを配置し、前記チャックによる把持を開放して包装紙の端部をシートの先端部外側面に前記熱融着面を内側にして重ね熱融着のための重なり部を形成する前記の工程を実行したのち、接合ユニットを熱融着位置まで移動させる途中において前記エア穴から内向きにエアを吹き付け、前記重なり部を安定させることを特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載の包装紙の接合方法。
  19. 前記チャックが一対の開閉自在なエア吸引型のチャックにより構成され、前記チャックにより把持された包装紙の端部を前記接合ユニットの移動によって前記シートとの重なり部形成位置まで移動させる工程を実行したのち、前記チャックを一時的に閉じて包装紙の端部をシートの先端部に押し付けその後チャックを開くことを特徴とする請求項15〜18のいずれかに記載の包装紙の接合方法。
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