JP2004115213A - ファスナーテープ供給装置 - Google Patents

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    • B65H2301/46Splicing
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Abstract

【課題】現場作業者が行っていたファスナーテープロールの接合作業を代わりに行ってファスナーテープを確実に連続供給できて、しかも省スペース化が図れるファスナーテープ供給装置を提供する。
【解決手段】複数のファスナーテープロール6に巻回された長尺なファスナーテープ2を、所定の供給経路を走行させつつ順次自動的に接合して開閉式ファスナー付き包装体の製造装置に供給するファスナーテープ供給装置10である。前記ファスナーテープロールを回転自在に支持して前記ファスナーテープの巻き出しを許容する少なくとも一対の巻き出し手段22,22と、供給中の巻き出し手段から巻き出された先行ファスナーテープの尾端2eを検出する尾端検出手段53と、該尾端検出手段からの尾端検出信号に基づいて、前記尾端に、待機中の巻き出し手段から巻き出された後行ファスナーテープの先端2sを接合する接合手段32と、該接合手段の下流側に配置され、前記接合中における前記包装体製造装置へのファスナーテープの供給を継続すべく、先行ファスナーテープを予め蓄積する蓄積手段82とを備える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉式ファスナー付き包装体の製造装置に、ファスナーテープを供給するファスナーテープ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から湿布に用いる成形パップ剤は、二枚重ねのシートの四方を互いにシールしてなる四方シール包装体に収納されて市場に提供されている。そして、通常、この包装体の開封開口部には、開封後においても使用者が再封できるように、開閉式ファスナーが取り付けられている。
【0003】
この開閉式ファスナー付き包装体を製造するための包装体製造装置の概略斜視図を図16に示す。この製造装置110は、連続する帯状シート102,104の搬送経路に沿って順次設定された各処理セクションS120,S130,…S170にて所定の処理を行うことによって、前記包装体106を製造する。すなわち、前記処理セクションとしては、連続供給される二枚の帯状シート102,104を上下に重ね合わせる重ね合わせセクションS120、これら帯状シート102,104の間に閉状態のファスナーテープ2を連続させて介装するファスナーテープ介装セクションS130、このファスナーテープ2を前記帯状シート102,104にシーラ142で熱シールする第1シールセクションS140、この帯状シート102,104の幅方向の両端部をシーラ152で熱シールする第2シールセクションS150、この帯状シート102,104の長手方向の前後の部分をシーラ162で熱シールする第3シールセクションS160、および前記前後の熱シール部分にて帯状シート102,104を分断して包装体106毎に切り離す切断セクションS170が設定されている。
【0004】
一方、図17に、前記ファスナーテープ2を前記包装体製造装置110に連続供給するための従来の供給装置の側面図を示す。この供給装置210は、ファスナーテープロール6の巻き出し手段としての一つのワインダ220と、このワインダ220から巻き出されたファスナーテープ2を前記包装体製造装置110へ送り出して走行させるための走行ロール230とを備えている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。そして、その現場作業者は、ワインダ220からファスナーテープ2が無くなる直前に、以下の手順からなるファスナーテープロール6交換作業を行って、前記包装体製造装置110へのファスナーテープ2の供給を中断させずに新しいファスナーテープロール6からの供給に切り換えている。
【0005】
▲1▼ 先ず、前記ワインダ220のファスナーテープロール6の巻き残量が少なくなると、手作業によってワインダ220から残りのファスナーテープ2を全て巻き出して床面に放ちワインダ220を空ける。
▲2▼そして、この床面に放ったファスナーテープ2が供給バッファとして残っている間に、この空けたワインダ220に新しいファスナーテープロール6を取り付けるとともに、この取り付けたファスナーテープロール6の先端を前記巻き出し放ったファスナーテープ2の尾端に接合する。
この一連の交換作業を、ファスナーテープ2が巻き出し終わる度に行って、ファスナーテープ2を連続供給している。
【0006】
【特許文献1】
実公平4−51121号公報(第2頁、第2図)
【0007】
【特許文献2】
特開平8−118521号公報(第5−6頁、第12図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現場作業者は、ファスナーテープロール6の巻き残量を常に気にしながら別の作業も行わねばならず、作業ミスを起こす虞がある。また、前述のように、接合作業の全てが現場作業者の手作業によっているため、上記接合作業に要する実時間のバラツキも大きく、想定時間内に完了させることの確実性に乏しい。そして、仮に間に合わなかった場合には、ファスナーテープ2の供給が断たれて前記包装体製造装置110を停止せざるを得ず、その稼働停止による損害は大きい。
【0009】
また、前記ワインダ220を空にする際には、床面に放ったファスナーテープ2が絡まらないように、床面の所定範囲に亘って緩やかに曲げて置いておかなねばならず、その作業は繁雑であるとともに、床面に大きなスペースを要し設備の省スペース化を阻んでいる。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、現場作業者が行っていたファスナーテープロールの接合作業を代わりに行ってファスナーテープを確実に連続供給できて、しかも省スペース化が図れるファスナーテープ供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明の請求項1に係る発明は、複数のファスナーテープロールに巻回された長尺なファスナーテープを、所定の供給経路を走行させつつ順次自動的に接合して開閉式ファスナー付き包装体の製造装置に供給するファスナーテープ供給装置であって、前記ファスナーテープロールを回転自在に支持して前記ファスナーテープの巻き出しを許容する少なくとも一対の巻き出し手段と、供給中の巻き出し手段から巻き出された先行ファスナーテープの尾端を検出する尾端検出手段と、該尾端検出手段からの尾端検出信号に基づいて、前記尾端に、待機中の巻き出し手段から巻き出された後行ファスナーテープの先端を接合する接合手段と、該接合手段の下流側に配置され、前記接合中における前記包装体製造装置へのファスナーテープの供給を継続すべく、先行ファスナーテープを予め蓄積する蓄積手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
上記発明によれば、供給中の巻き出し手段から巻き出された先行ファスナーテープの尾端を、尾端検出手段が検出すると、この尾端検出信号に基づいて前記接合手段は、当該尾端に、待機中の巻き出し手段から巻き出された後行ファスナーテープロールの先端を接合する。また、この接合中には、接合手段の下流側に配置された蓄積手段が予め蓄えておいた前記先行ファスナーテープを前記包装体製造装置に供給する。従って、包装体製造装置へのファスナーテープの供給が途切れることはなく連続供給を確実に行うことができて、もって包装体製造装置の稼働の安定化が図れる。
また、尾端検出手段および接合手段を備えているので、現場作業者が従来行っていた、供給中のファスナーテープロールの尾端監視作業や、尾端と先端との接合作業を容易に行うことができて、省力化を図ることができる。
更には、接合中に前記包装体製造装置へ先行ファスナーテープを供給するための蓄積手段を備えているので、接合前に巻き出し手段から残りのファスナーテープを巻き出し放って供給バッファを形成しなくて良く、もって省力化を図ることができる。また、巻き出し放った先行ファスナーテープが床面の広範囲に亘って占めることも無く、省スペース化を図ることもできる。
【0013】
請求項2に示す発明は、請求項1に記載のファスナーテープ供給装置において、前記接合手段は、先行ファスナーテープの尾端に後行ファスナーテープの先端を突き合わせるための突き合わせ手段と、該突き合わされた尾端と先端とを接合するための接続手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
上記発明によれば、突き合わせ手段によって、先行ファスナーテープの尾端に後行ファスナーテープの先端を突き合わせて、次いで接続手段によって、この突き合わされた尾端と先端とを接合する。すなわち、尾端と先端とを突き合わせて接合しているので、当該接合部は、尾端と先端とを重ね合わせて接合した場合のように接合部厚みが厚くなることを防止できて、もって接合部は柔軟な屈曲性を有する。従って、ファスナーテープの供給経路が曲がっていても、接合部は柔軟に屈曲して走行できて、供給経路からの脱線トラブルを防止でき、もって稼働の安定化が図れる。
【0015】
請求項3に示す発明は、請求項2に記載のファスナーテープ供給装置において、前記突き合わせ手段は、先行ファスナーテープの尾端を所定の突き合わせ位置に保持するための保持手段と、待機中の巻き出し手段から巻き出された後行ファスナーテープの先端を、所定の待機位置から前記突き合わせ位置へ切換移動する切換移動手段とを備えることを特徴とする。
上記発明によれば、保持手段によって先行ファスナーテープの尾端を所定の突き合わせ位置に保持する。そして、この保持された尾端に、後行ファスナーテープの先端を切換移動させることにより、当該先端を前記尾端に突き合わせるので、突き合わせ易く、もって、尾端と先端との突き合わせ精度を高めることができる。
【0016】
請求項4に示す発明は、請求項3に記載のファスナーテープ供給装置において、前記切換移動手段は、後行ファスナーテープの先端近傍を把持する把持手段を巻き出し手段毎に備え、各把持手段は、後行ファスナーテープの先端を前記突き合わせ位置に位置合わせして該ファスナーテープを供給するための供給ポジションと、巻き出し手段を待機させるための待機ポジションとを切換移動することを特徴とする。
上記発明によれば、前記把持手段は巻き出し手段毎に設けられるとともに、当該把持手段は、ファスナーテープを供給するための供給ポジションとは別に待機ポジションを有している。よって、待機中の巻き出し手段およびその把持手段の巻き出し準備を行い易い。
【0017】
請求項5に示す発明は、請求項4に記載のファスナーテープ供給装置において、前記供給ポジションの把持手段と前記保持手段との間に位置させて、先行ファスナーテープを切断する切断手段を固定配置し、該供給ポジションの把持手段および保持手段にて先行ファスナーテープを保持した状態で前記切断手段によって切断形成された新尾端を前記突き合わせ位置とすることを特徴とする。
上記発明によれば、切断手段によって先行ファスナーテープの尾端を切断形成して、当該新尾端を突き合わせ位置とするので、尾端を突き合わせ位置に位置合わせせずに済む。また、この切断手段は固定配置されているので、この切断形成された突き合わせ位置が経時的にずれることもなく、もって突き合わせ精度を高めることができる。
また、前記供給ポジションの把持手段および保持手段にて先行ファスナーテープを保持した状態で切断するので、確実に切断することができる。
【0018】
請求項6に示す発明は、請求項5に記載のファスナーテープ供給装置において、前記保持手段は、ロール間隙に挟んだファスナーテープを前記供給経路に沿って走行させる走行ロールであり、前記把持手段は、ロール間隙に挟んだファスナーテープを前記巻き出し手段から巻き出して前記供給経路に送り出す送り出しロールであり、これら保持手段および把持手段の間の供給経路に沿って前記突き合わせ位置および接合用テープ貼り付け手段が設定されていることを特徴とする。
【0019】
上記発明によれば、保持手段の走行ロールおよび把持手段の送り出しロールの駆動回転によって、先行ファスナーテープおよび後行ファスナーテープを供給経路に沿って移動させることができる。一方、この供給経路には前記突き合わせ位置および接合用テープ貼り付け手段が設定されている。よって、前記突き合わせ位置と接合用テープ貼り付け手段との、供給経路上における互いの設置場所がずれている場合でも、先行ファスナーテープの尾端と、この尾端に突き合わされる後行ファスナーテープの先端とを、供給経路に沿って突き合わせ位置から接合用テープ貼り付け手段へと移動させることができる。従って、突き合わせ位置と接合用テープ貼り付け手段との供給経路上における設置場所に何等縛られることなく、設備配置を自由に設定可能となる。
【0020】
請求項7に示す発明は、請求項6に記載のファスナーテープ供給装置において、前記保持手段は、その走行ロールと前記突き合わせ位置との間の供給経路に沿ってファスナーテープと相対移動可能に係合して前記供給経路に案内する第1案内部材を更に備え、前記把持手段は、その送り出しロールの下流に、送り出し方向に沿ってファスナーテープと相対移動可能に係合して前記送り出し方向に案内する第2案内部材を更に備え、前記供給ポジションにおいて前記第2案内部材は、前記第1案内部材に前記突き合わせ位置で突き合わされてファスナーテープの走行が可能に繋げられることを特徴とする。
【0021】
上記発明によれば、保持手段の第1案内部材は、走行ロールから突き合わせ位置までに亘って配されているので、この第1案内部材によって先行ファスナーテープの尾端は供給経路上に位置規制され、もって突き合わせ位置での前記尾端の保持安定性を高めることができる。一方、後行ファスナーテープの先端は、把持手段の第2案内手段によって位置規制されるとともに、この第2案内手段は、前記突き合わせ位置において第1案内手段に突き合わされる。従って、前記突き合わせ位置において、先行ファスナーテープの尾端と後行ファスナーテープの先端とを確実に突き合わせることが可能となり、もって突き合わせ精度を高めることができる。
また、前記突き合わせ位置において第1案内部材と第2案内部材とは、ファスナーテープの走行が可能に繋がれているので、後行ファスナーテープの先端は第2案内部材から第1案内部材へと速やかに誘導されて、その乗り移りを滑らかに行うことができる。
【0022】
請求項8に示す発明は、請求項4乃至7のいずれかに記載のファスナーテープ供給装置において、前記巻き出し手段が一対で配置され、前記切換移動手段は、前記巻き出し手段に対応する一対の把持手段と、該把持手段が取り付けられて、回転軸中心に揺動回転可能な揺動フレームとからなり、前記揺動回転方向に沿って、一つの供給ポジションと、該供給ポジションを挟んで一対の待機ポジションとが設定され、前記揺動フレームの揺動回転によって、両方の前記把持手段のポジション切換を同時に行うことを特徴とする。
上記発明によれば、一方の把持手段のポジション切り換えと同時に、他方の把持手段のポジションも切り換わるので、装置構成の簡略化が図れる。
【0023】
請求項9に示す発明は、請求項2乃至8のいずれかに記載のファスナーテープ供給装置において、前記ファスナーテープは、長尺な帯状部の幅方向中央に沿って雄型嵌合部が一体的に突出形成されてなる雄型テープと、長尺な帯状部の幅方向中央に沿って、前記雄型嵌合部に脱着可能に嵌合する雌型嵌合部が一体的に突出形成されてなる雌型テープとから構成されることを特徴とする。
【0024】
上記発明のファスナーテープを、請求項2乃至8のいずれかに記載のファスナーテープ供給装置に好適に適用することができる。すなわち、本請求項9に係るファスナーテープは、前記包装体製造装置の所定工程において、前記嵌合部を境として雄型テープと雌型テープとに分離される場合がある。しかし、先端と尾端とを突き合わせて接合するとともに、その突き合わせた部分を跨いで帯状部に接合用テープを貼り付けているので、前記嵌合部にて、ファスナーテープを雄型テープと雌型テープとに速やかに分離させることができる。
【0025】
請求項10に示す発明は、請求項9にファスナーテープ供給装置において、前記第1および第2案内部材は、前記雄型テープの帯状部と雌型テープの帯状部との間隙に差し込まれたプレート部材であることを特徴とする。
上記発明によれば、プレート部材である第1および第2案内部材は、前記ファスナーテープの一対の帯状部の間隙に差し込まれている。従って、ファスナーテープを、その供給経路に沿って小さな抵抗で走行させつつ供給経路に案内することができる。
また、特に第1案内部材の設置範囲に後記接合用テープ貼り付け手段が配される場合にあっては、当該第1案内部材は、雄型および雌型テープの互いの帯状部の間隙に差し込まれている。このため後記接合用テープを帯状部へ貼り付ける際に、第1案内部材が邪魔することは無い。従って、接合用テープによる先行ファスナーテープと後行ファスナーテープとの接合を確実に行うことができる。
【0026】
請求項11に示す発明は、請求項2乃至10のいずれかに記載のファスナーテープ供給装置において、前記接続手段は、前記突き合わされた先行ファスナーテープの尾端と後行ファスナーテープの先端とに跨って接合用テープを貼り付けるための接合用テープ貼り付け手段であることを特徴とする。
上記発明によれば、接合用テープ貼り付け手段によって、前記突き合わされた、先行ファスナーテープの尾端と後行ファスナーテープの先端とに跨って接合用テープを貼り付ける。従って、先行ファスナーテープに後行ファスナーテープを確実に接合することができる。
【0027】
請求項12に示す発明は、請求項11に記載のファスナーテープ供給装置において、接合用テープは熱可塑性樹脂テープであり、前記接合用テープ貼り付け手段は、開閉動作して前記ファスナーテープの一対の帯状部を挟み込み可能な一対の狭圧面を有し、前記一対の狭圧面には、前記接合用テープを吸着支持するための吸引孔が形成されているともに、該接合用テープを加熱溶融するためのヒータが設けられていることを特徴とする。
上記発明によれば、前記一対の狭圧面が閉じた時に、前記接合用テープは帯状部に押し付けられるとともに、この状態で狭圧面のヒータによって加熱溶融され、これにより接合用テープは帯状部に溶着される。そして、前記一対の狭圧面が開く際には、前記接合用テープは狭圧面から離脱し、もって先行ファスナーテープと後行ファスナーテープとを速やかに接合可能となる。
また、接合用テープは加熱溶融して、ファスナーテープに貼着されるので、接合強度に優れる。
【0028】
請求項13に示す発明は、請求項11に記載のファスナーテープ供給装置において、前記接合用テープは、前記ファスナーテープの帯状部から側方にはみ出さない幅の、片面に粘着面を有する粘着テープであり、
前記接合用テープ貼り付け手段は、開閉動作して前記ファスナーテープの一対の帯状部を挟み込み可能な一対の狭圧面を有し、前記一対の狭圧面には、前記粘着面の裏側の非粘着面を吸着支持するための吸引孔が形成されていることを特徴とする。
【0029】
上記発明によれば、前記一対の狭圧面が閉じて開く際に、前記接合用テープの粘着面が帯状部に貼り付いて前記狭圧面から離脱し、よって先行ファスナーテープと後行ファスナーテープとを速やかに接合可能となる。また、接合用テープを吸着する吸引力の調整は、前記粘着面の粘着力に応じて容易に調整できるので、貼り付け時に接合用テープを確実に狭圧面から離脱させることができる。
また、接合用テープは、前記ファスナーテープの帯状部から側方にはみ出さない幅に設定されているので、当該接合用テープを帯状部に貼り付けて接合した際に、接合用テープを介して雄型テープと雌型テープとがくっついてしまうことはなく、もって雄型テープと雌型テープとの前記分離を速やかに行うことができる。
【0030】
請求項14に示す発明は、請求項2乃至10のいずれかに記載のファスナーテープ供給装置において、前記ファスナーテープは熱可塑性樹脂を素材とし、前記接続手段は、前記突き合わされた尾端と先端とを加熱して溶着するヒータであることを特徴とする。
上記発明によれば、突き合わされた尾端と先端とをヒータにて加熱溶着するので、前述の接合用テープは必要なく、装置構成の簡略化が図れる。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1〜図7は、本発明の第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の側面図であり、一連のファスナーテープの供給動作を説明するための概念図である。また、図8〜図10は、前記ファスナーテープ供給装置の一部である接合手段の拡大斜視図であり、ファスナーテープの接合動作を説明するための概念図である。図11および図12は、それぞれに図8中のXI−XI線矢視およびXII−XII線矢視の断面図である。図13は、接合用テープ貼り付け手段のテープ貼り付け動作を説明するための概念図であり、図13(a)に接合用テープ貼り付け前の状態を、図13(b)に貼り付け中の状態を、図13(c)に貼り付け後の状態をそれぞれ示す。尚、図13(a)は、図9中のA−A線矢視の断面図に、また図13(c)は、図10中のC−C線矢視の断面図にそれぞれ対応している。図14は、前記ファスナーテープ供給装置が供給するファスナーテープを、雄型テープと雌型テープとに分解して示す分解斜視図である。
【0032】
このファスナーテープ供給装置10は、開閉式ファスナー付き包装体の製造装置(不図示)に、前記ファスナーをテープ状に連続させつつ所定の供給経路を走行させて供給するものである。
【0033】
この供給経路は、図1に示すように、適宜間隔を隔てて配置された走行ロールとしての駆動回転する複数の水平ロール44,45にファスナーテープ2を掛け渡して鉛直面内に設定されており、その始点は後記巻き出し手段22であるとともに、終点は前記包装体製造装置である。本実施形態にあっては、前記供給経路は側面視略逆L字状に設定されており、つまりこの供給経路を走行するファスナーテープ2は、先ず、前記巻き出し手段22によって巻き出された後、鉛直上方へ送り出され、前記走行ロール44によって水平方向に方向転換された後、もう一つの走行ロール45に掛け回されて前記包装体製造装置へ供給されている。尚、この走行ロール44,45は、ロール間隙を隔てて対向配置された駆動ロール44a,45aと従動ロール44b,45bとから構成され、このロール間隙にファスナーテープ2を挟み込むことによって脱線等を防ぎ、その走行の安定化を図っている。
【0034】
前記ファスナーテープ2は樹脂からなり、図14の分解斜視図に示すように、長尺な帯状部3Aの幅方向中央に沿って雄型嵌合部3Bが一体的に突出形成されてなる雄型テープ3と、長尺な帯状部4Aの幅方向中央に沿って、前記雄型嵌合部3Bに脱着可能に嵌合する雌型嵌合部4Bが一体的に突出形成されてなる雌型テープ4とから構成される。そして、これら雄型テープ3と雌型テープ4とが嵌合してなるファスナーテープ2の全長は1000〜3000mというように長いため、図1に示す前記ファスナーテープ供給装置10への搬入は、これを筒状リールに巻き取ってなるファスナーテープロール6の形態でなされる。
【0035】
但し、ファスナーテープロール6は上述の限られた長さのものであるから、一つのファスナーテープロール6での連続供給には限りがある。このため、本実施形態のファスナーテープ供給装置10にあっては、前記略逆L字状の供給経路に沿って三つの処理セクションS20,S30,S80を順次設定することにより、供給中のファスナーテープロール6の尾端2eに、待機中のファスナーテープロール6の先端2sを接合し、もってファスナーテープ2が途中で途切れることの無い連続供給を可能にしている。尚、前記三つの処理セクションとは以下である。
【0036】
(1)ファスナーテープロール6からファスナーテープ2を巻き出すための巻き出し手段22が一対配された巻き出しセクションS20
(2)前記一対の巻き出し手段22,22のうちの、供給中の巻き出し手段22から巻き出された先行のファスナーテープ(以下、先行ファスナーテープと言う)2の尾端2eに、待機中の巻き出し手段22から巻き出された後行のファスナーテープ(以下、後行ファスナーテープと言う)2の先端2sを接合する接合セクションS30
(3)前記接合中における前記包装体製造装置へのファスナーテープ2の供給を継続すべく、先行ファスナーテープ2を予め蓄積する蓄積セクションS80
以下、これら三つの処理セクションS20,S30,S80について詳述する。
【0037】
===(1)巻き出しセクションS20===
巻き出しセクションS20は前記供給経路の始点に設定され、ここには前記一対の巻き出し手段として一対のワインダ22,22が設置されている。
この二つのワインダ22,22は、前記ファスナーテープロール6を回転自在に支持してファスナーテープ2の巻き出しを許容する水平回転軸22a,22aをそれぞれに備え、その回転軸22a,22aの方向を前記走行ロール44,45に揃えて並列配置されている。そして、これらワインダ22,22のうちの一方が巻き出し供給中には、残る他方が待機するようになっており、つまり前記供給経路へ二つのワインダ22,22が交互に巻き出し供給するようになっている。よって、この待機中に余裕をもってリール交換作業を行うことができて、すなわち待機中のワインダ(以下、待機ワインダと言う)22から、巻き出し終わって空になった筒状リールを取り外し、代わりに新しいファスナーテープロール6を取り付けるという作業を行うことができる。このリール交換作業は、現場作業者が手作業で行っても良いが、省力化の観点からは、リール自動交換装置を備えて、ワインダ22の空リールをファスナーテープロール6に自動交換するのが好ましい。
【0038】
この待機ワインダ22のリール交換作業は、供給中のワインダ(以下、供給ワインダと言う)22から先行ファスナーテープ2を巻き出し終わるまでになされ、この巻き出し終了時には、図4に示すように、前記先行ファスナーテープ2の尾端2eに、前記待機ワインダ22から巻き出された後行ファスナーテープ2の先端2sが接合されるようになっている。尚、この接合処理は、後述する接合セクションS30にてなされる。
【0039】
===(2)接合セクションS30===
図4に示すように、接合セクションS30は、前記始点から鉛直上方へ向かう供給経路の範囲に設定されており、ここには前記接合処理を行う接合手段32として、先行ファスナーテープ2の尾端2eに後行ファスナーテープ2の先端2sを突き合わせるための突き合わせ手段42と、この突き合わされた尾端2eと先端2sとに跨って接合用テープを貼り付けるための接合用テープ貼り付け手段72とが配置されている。
【0040】
−−−(a)突き合わせ手段−−−
前記突き合わせ手段42は、図3に示すように、供給ワインダ22から巻き出し終わった先行ファスナーテープ2の尾端2eを、供給経路上の定められた突き合わせ位置Cに一時停留させて保持するための保持手段44と、図4に示すように、待機ワインダ22から巻き出された後行ファスナーテープ2の先端2sを、所定の待機位置から前記突き合わせ位置Cへと切換移動する切換移動手段46とを備えている。
【0041】
図3に示すように、前記保持手段44には、供給経路を鉛直方向から水平方向に転向するための前記走行ロール44が兼用されている。そして、この走行ロール44の鉛直方向を向いたロール間隙に先行ファスナーテープ2は挟まれて、その尾端2eは鉛直下方を向きながら、供給経路上の前記突き合わせ位置Cに停留されて保持される。
【0042】
但し、この走行ロール44だけでは先行ファスナーテープ2を片持ち状態で保持することになるため、前記走行ロール44から下方に離れて位置する前記尾端2eの保持安定性に欠ける。そのため、図8の接合手段32の拡大斜視図に示すように、この走行ロール44から突き合わせ位置Cまでの範囲に亘る供給経路に沿わせて第1案内部材45,45が固設されており、これによってファスナーテープ2は供給経路から側方に逸れないようになっている。
【0043】
この第1案内部材45は、矩形のプレート部材であり、その長手方向を供給経路に沿わせて、ファスナーテープ2の幅方向の両脇に一対が配されている。そして、図11に図8中のXI−XI線矢視の断面図を示すが、これら一対のプレート部材45は、それぞれに、ファスナーテープ2の両脇にある、雄型テープ3の帯状部3Aと雌型テープ4の帯状部4Aとの間隙に側方から差し込まれていて、もって図8に示すようにファスナーテープ2の鉛直方向の移動を許容しつつ、側方への移動を規制するようになっている。そして、これにより、ファスナーテープ2の尾端2eは供給経路上のみを移動可能に位置規制される結果、前記突き合わせ位置Cでの尾端2eの保持安定性は高められる。
【0044】
一方、図3に示すように前記切換移動手段46は揺動フレーム48を本体とし、この揺動フレーム48は、その揺動回転軸49周りに、前記供給経路と同一の鉛直面と平行に揺動回転するようになっている。そして、その駆動は、前記揺動回転軸49に接続されたラック&ピニオン機構(不図示)を介してエアシリンダによってなされる。すなわち、揺動回転軸49にはピニオンギアが固設されているとともに、これに噛み合うラックギアは前記エアシリンダによって一方向の往復動作をし、これにより揺動フレーム48は時計回りおよび反時計回りに所定角度だけ揺動回転する。
【0045】
この揺動フレーム48には、前記一対のワインダ22,22に対応させて一対の把持手段52,52が、前記揺動回転軸49から等距離の位置に取り付けられている。この把持手段52は、先行ファスナーテープ2の尾端2eに後行ファスナーテープ2の先端2sを突き合わせる際に、当該後行ファスナーテープ2の先端2s近傍を把持して当該先端2sを保持するためのものであり、本実施形態にあっては、ロール間隙にてファスナーテープ2を挟み込む送り出しロール52を用いている。この送り出しロール52は、その回転軸を前記走行ロール44,45と平行にしつつ、その幅方向の中央を前記供給経路に揃えて配されている。そして、この送り出しロール52のうちの一方は駆動ロール52aで他方は従動ロール52bであり、この駆動ロール52aの回転によって、ワインダ22からファスナーテープ2を巻き出して供給経路に送り出す機能も奏する。この駆動ロール52aは、減速機等を介して接続された駆動モータ(不図示)により回転する。
【0046】
これら一対の把持手段52,52に対しては、揺動フレーム48の揺動回転方向に沿って、1箇所に前記一対の把持手段に共通の供給ポジションPSが、またこれを挟む2箇所には把持手段52,52毎に待機ポジションPW1,PW2が設定されており、図3および図4に示すように、前記揺動回転によってこれら把持手段52,52は供給ポジションPSと待機ポジションPW1,PW2との間を二値的に切換え移動するようになっている。詳細には、前記鉛直な供給経路上に一致させて、前記供給ポジションPSが設定されている一方で、この供給ポジションPSから時計回りに90°回転した位置に一方の把持手段52のための待機ポジションPW2が、また前記供給ポジションPSから反時計回りに90°回転した位置には他方の把持手段52のための待機ポジションPW1が設定されている。そして、このようにポジションが設けられた切換移動手段46によれば、一方の把持手段52のポジション切り換えと同時に、他方の把持手段52のポジションも切り換わるので、ポジション切換用のアクチュエータを共用できてその数を削減可能となる。
【0047】
また、図1および図4に示すように、前記供給ポジションPSにおいては、どちらの把持手段52,52も、そのロール間隙が供給経路上に位置しつつ、そのロール間隙の方向が前記供給経路とほぼ平行な鉛直方向を向いており、もってワインダ22から巻き出されたファスナーテープ2を供給経路に沿わせて抵抗無く送り出し可能となっている。また、図4に示す待機ワインダ22の把持手段52に保持された後行ファスナーテープ2の先端2sも、供給ポジションPSにおいては供給経路上に位置しつつ供給経路に平行な鉛直上方を向くため、鉛直下方を向いて供給経路上の突き合わせ位置Cに保持された前記先行ファスナーテープ2の尾端2eに速やかに突き合わせ可能となる。
【0048】
但し、前記把持手段の送り出しロール52だけでは、図4に示すように、後行ファスナーテープ2の先端2sを片持ち状態で保持することになるため、この送り出しロール52の出側から離れて位置する前記先端2sの保持安定性に欠ける結果、供給ポジションPSにおいて前記先端2sを突き合わせ位置Cに位置させる際の位置合わせ精度が悪くなる。このため、図8に示すように、この送り出しロール52の出側である下流には、送り出し方向であるロール間隙の方向に沿ってファスナーテープ2と相対移動可能に係合してこれを案内する第2案内部材55が配されている。図12に、図8中のXII−XII線矢視の断面図を示すが、この第2案内部材55も前記第1案内部材45と同じプレート部材であり、ファスナーテープ2の帯状部3A,4A同士の間隙に側方から介装されてファスナーテープ2の幅方向の両脇に一対が配されている。
【0049】
そして、図8に示すように、待機ポジションPW1,PW2においては、前記ロール間隙が水平方向を向くことからこの第2案内部材55の先端も水平方向を指向するようになっているが、そこから90°回転した供給ポジションPSにおいては、ロール間隙と共に第2案内部材55も鉛直方向を指向し、その先端は、前記第1案内部材45の下端に一直線に突き合わされるようになっている。よって、これら案内部材45,55同士の突き合わせによって、後行ファスナーテープ2の先端2sを前記先行ファスナーテープ2の尾端2eに確実に突き合わせ可能となり、もって突き合わせ精度を高めることができる。また、第1案内部材45と第2案内部材55とは突き合わされているので、これら案内部材45,55とファスナーテープ2の帯状部3A,4Aの間隙との係合を介して、後行ファスナーテープ2の先端2sは、第2案内部材55から第1案内部材45へと滑らかに乗り換え可能となっている。
【0050】
尚、図3に示すように、前記待機ワインダ22の巻き出し準備の一つとして、後行ファスナーテープ2の先端2sを、待機ポジションPW2の把持手段52から出側に、前記突き合わせ位置C相当分だけ引き出しておくことがあるが、この引き出しは、前記第2案内部材55(図3中では不図示)を目安になされる。これは、図8に示すように、供給ポジションPSでの第2案内部材55の先端位置が前記突き合わせ位置Cに一致しているためであり、もって前記引き出し準備は、後行ファスナーテープ2の先端2sが第2案内部材55の先端に一致するように引き出すことで容易に行うことができる。
【0051】
一方で、先行ファスナーテープ2の尾端2eを突き合わせ位置Cに位置合わせする方法としては、前記供給経路に沿って先行ファスナーテープ2を走行させて突き合わせ位置Cに尾端2eが到達した際に、その走行を停止させる方法等が挙げられる。しかし、本実施形態にあっては、前記位置合わせをより簡単かつ確実に実施する目的で、図2に示すように、前記突き合わせ位置Cに、先行ファスナーテープ2の尾端側部分を切断する切断手段62を配置するとともに、図2に示すように、この切断手段62を上下に横断させた状態で先行ファスナーテープ2を切断することにより、図3に示すように前記突き合わせ位置Cに新しい尾端2e(以下、新尾端と言う)を形成するようにしている。
【0052】
この切断手段62は、いわゆるギロチンカッタであり、前記突き合わせ位置Cにおける供給経路を水平に横断して固設された一枚の固定刃62aと、この固定刃62aに向けて水平移動可能な移動刃62bとから構成され、これら両刃62a,62bによって先行ファスナーテープ2を挟み込んでその幅方向に沿って切断するようになっている。
【0053】
この先行ファスナーテープ2の切断は、図2に示すように供給ワインダ22からの巻き出し終了時に先行ファスナーテープ2を把持手段52と保持手段44とで停留保持した状態で実施され、つまり供給ポジションPSにて供給ワインダ22から巻き出していた把持手段52と保持手段44との両方の駆動回転を停止した状態でなされる。そして、これら把持手段52と保持手段44との間の突き合わせ位置Cに配された前記ギロチンカッタ62によって、図3に示すように切断形成された新尾端2eに後行ファスナーテープ2の先端2s近傍を把持する待機ポジションPW2の把持手段52が供給ポジションPSへ切換わることによって、図4に示すように当該後行ファスナーテープ2の先端2sが突き合わされる。そして、図5に示すように、この突き合わせ状態を維持しつつ当該突き合わせ部分2esを供給経路に沿って接合用テープ貼り付け手段72に移動するようになっている。尚、この突き合わせ部分2esの移動は、保持手段44と把持手段52とを等速同期回転することによってなされる。一方で、切除された先行ファスナーテープ2の旧尾端側の部分は、把持手段52に把持されたまま、前記ポジション切り換えに伴って供給ポジションPSから待機ポジションPW1へと移動され、この待機ポジションPW1にて把持手段52から取り外される。
【0054】
尚、前記供給ワインダ22からの巻き出し終了は、図2に示すように、各把持手段52のロール間隙の直近入側に固設された尾端検出手段53によって検知される。この尾端検出手段53には、レーザセンサ等の非接触センサが使用される。そして、この尾端検出手段53を尾端2eが通過して尾端検知信号が発信されると、この尾端2eが供給ポジションPSの把持手段52のロール間隙から出側に出てしまう前に、把持手段52および保持手段52は駆動回転を停止し、もって当該把持手段52によって尾端2e近傍が把持された状態で先行ファスナーテープ2は停留保持される。
【0055】
−−−(b)接合用テープ貼り付け手段−−−
前記接合用テープ貼り付け手段72は、図8に示すように、前記供給経路における突き合わせ位置Cの下流に配されている。そして、図9に示すように、前記把持手段52と保持手段44との等速同期回転によって突き合わせ状態で送り出されてきた尾端2eと先端2sの突き合わせ部分2esに跨って、図10に示すように接合用の粘着テープ(以下、接合用テープと言う)8,8を貼り付けるものである。
【0056】
接合用テープ8,8は、片面にのみ粘着面を有するセロハンテープ、ガムテープ、ビニールテープ等といった通常の粘着テープであり、図10中のC−C線矢視の断面図である図13(c)に示すように、前記ファスナーテープ2の雄型テープ3および雌型テープ4のそれぞれの帯状部3A,4Aに、前記突き合わせ部分2esに跨って貼り付けられる。
【0057】
尚、突き合わせ部分2esを接合状態に維持可能な程度の粘着力を有すれば、テープの種類は上記例に限るものではない。但し、接合用テープ8,8の幅に関しては、図13(c)に示すように前記ファスナーテープ2の帯状部3A,4Aから側方にはみ出さない幅であるのが好ましい。この理由は、前記雄型テープ3と雌型テープ4とが嵌合してなる開閉式ファスナーテープ2にあっては、図16に示す前記包装体製造装置110の所定工程において、嵌合部3B,4Bを境に雄型テープ3と雌型テープ4とに分離する場合があるが、ファスナーテープ2の帯状部3A,4Aから幅方向に接合用テープ8,8がはみ出していると、このはみ出し部同士がくっついてしまう結果、雄型テープ3と雌型テープ4とを分離し難くなるからである。ちなみに、上記所期工程の一例としては、前述した第1シールセクションS140が挙げられる。そして、このセクションS140の前に予め雄型テープ3と雌型テープ4とを分離しておかないと、このセクションS140にてファスナーテープ2を帯状シート102,104にシーラ142で熱シールした際に、雄型および雌型テープ3,4の嵌合部3B,4B同士までもが溶着されてしまい、開閉式ファスナーとして機能しなくなってしまうからである。
【0058】
ここで前記図9、図10および図13を参照しつつ、前記接合用テープ貼り付け手段72を説明する。尚、前述したが、図13(a)は図9中のA−A線矢視の断面図に、図13(c)は図10中のC−C線矢視の断面図にそれぞれ対応している。
【0059】
この接合用テープ貼り付け手段72は、開閉動作してファスナーテープ2の一対の帯状部3A,4Aを挟み込み可能な一対の狭圧面74,74を有する。この一対の狭圧面74,74は、その長手方向が供給経路に沿った鉛直矩形面であり、エアシリンダを駆動源とするリンク機構(不図示)によって図13に示すように開閉動作する。また、各狭圧面74,74には、複数の吸引孔76,76,…76が長手方向に沿って形成されており、真空ポンプ(不図示)によって前記狭圧面74,74に接合用テープ8,8の非粘着面を吸着可能となっている。尚、この狭圧面74に通気性弾性シート状部材を貼着固定して、当該狭圧面74を、帯状部形状に倣って柔軟に変形しつつ挟み込み可能にしても良く、この素材としては、スポンジゴム等の多孔質弾性材が好適である。
【0060】
そして、図9に示すように、供給経路を走行する前記突き合わせ部分2esが、この狭圧面74の長手方向の中央に到着して停留している間に、図13(b)に示すように、この突き合わせ部分2esの雄型テープ3の帯状部3Aに一方の狭圧面74が当接するとともに、雌型テープ4の帯状部4Aに他方の狭圧面74が当接して、もってこれら狭圧面74,74によってファスナーテープ2の突き合わせ部分2esを軽く挟み込むようになっている。そして、この挟み込み時に、各狭圧面74,74に吸着支持されていた各接合用テープ8,8の粘着面が各帯状部3A,4Aに貼着するとともに、図13(c)に示すようにこれら狭圧面74,74が開く際には、これら接合用テープ8,8は、各狭圧面74,74からファスナーテープ2へと乗り移り、もって、図10に示すように、これら接合用テープ8,8は突き合わせ部分2esに跨って貼り付けられるようになっている。尚、前記狭圧面74の吸引力は、接合用テープ8,8の重さを支持できる程度で、かつ前記接合用テープ8,8の粘着力よりも小さい力に設定され、もって接合用テープ8,8の前記乗り移りを確実に行えるようになっている。
【0061】
この接合用テープ8,8による突き合わせ部分2esの接合が終了したら、前記保持手段44および把持手段52の駆動回転によって、後行ファスナーテープ2は供給経路に沿って走行させられて、もってこの後行ファスナーテープ2を巻き出している前記待機ワインダ22が供給ワインダとなってファスナーテープ2を前記包装体製造装置に供給する。
【0062】
尚、以上説明してきた一連の接合処理の間は、ファスナーテープ2は前記接合処理に合わせて供給経路を移動するため、前記包装体製造装置110の処理速度に合わせた同期供給を行うことはできない。このため、これを解決すべく、前記接合処理の間には、後述する蓄積セクションS80が、包装体製造装置110への供給バッファとなってファスナーテープ2を同期供給するようになっている。
【0063】
===(3)蓄積セクション===
図1に示すように、蓄積セクションS80は、前記保持手段44によって鉛直方向から水平方向に転向された供給経路の範囲に設定されている。そして、この蓄積セクションS80は、前記接合処理に要する時間以上の先行ファスナーテープ2を供給可能につづら折り状に蓄えておく供給バッファとして機能する。つまり、接合処理以外の時間には、先行ファスナーテープ2のつづら折りの折り返しスパンSを大きくして蓄積し、接合処理中には、前記スパンSを小さくして包装体製造装置110にファスナーテープ2を供給する。そして、これにより、上流の接合セクションS30からのファスナーテープ2の供給量と、下流の包装体製造装置110からのファスナーテープ2の要求量との不釣り合いを吸収するようになっている。
【0064】
本実施形態にあっては、この蓄積セクションS80には、蓄積手段としてダンサーロール82が配置されている。このダンサーロール82は、供給経路と同じ鉛直面内に所定間隔を隔てて同高に並設された三つの固定ロール84,84,84と、これら固定ロール84,84,84の間にそれぞれ一つずつ配された鉛直方向に昇降移動可能な二つの移動ロール86,86とから構成される。三つの固定ロール84,84,84は、前記走行ロール44,45と平行な回転軸を有し、これに掛け回された先行ファスナーテープ2の走行によって従動回転する。また、この固定ロール84と平行な回転軸の二つの移動ロール86,86は、これらを従動回転自在に軸支する本体88によって互いに相対移動不可能に連結されており、この本体88は、鉛直なガイドロッド(不図示)によって上下昇降可能に案内されている。
【0065】
そして、上流の前記接合セクションS30から連続するファスナーテープ2は、これら固定ロール84,84,84と移動ロール86,86とに順次巻き掛けられており、もって移動ロール86が固定ロール84よりも下方に位置することによって、ファスナーテープ2は、下方に凸の二つの折り返し部を形成するようになっている。この折り返し部のスパンSの調整は、移動ロール86の上下昇降によってなされ、その上下昇降移動は、接合セクションS30からのファスナーテープ2の供給量と、包装体製造装置110からのファスナーテープ2の要求量との間の不釣り合い量に基づいて制御される。
【0066】
ここで、この移動ロール86の昇降制御について説明すると、移動ロール86の上下昇降移動を検知するために、上限検知センサ89uと下限検知センサ89dとの二つの位置センサを有し、これらのうちの特に下限検知センサ89dに基づいて上下昇降移動するようになっている。
【0067】
この下限検知センサ89dに関しては、下限下位置89dd、およびこれよりも若干上に位置する下限上位置89duのふたつの位置検出が可能に構成されている。そして、前記接合処理以外の時間には、この下限検知センサ89dの検知結果に基づいて、前記移動ロール86はほぼ下限位置に位置するように制御される。詳細に説明すると、基本的に保持手段44および把持手段45の駆動回転によるファスナーテープ2の供給量(送り出し量)は、常に包装体製造装置110の要求量(処理能力)よりも若干多くなるようにしている。従って、移動ロール86は常に自重によって下方に移動するように付勢されている。但し、前記下限下位置89ddまで下降すると、これを前記下限検知センサ89dが検知して、ファスナーテープ2の供給たる送り出しを停止すべく前記保持手段44および把持手段45の駆動回転を停止する。そして、この状態では、包装体製造装置110にファスナーテープ2は引っ張られるため移動ロール86は自重に抗して上昇していき、下限上位置89duまで上昇すると、これを前記下限検知センサ89dが検知する。すると、再び保持手段44および把持手段52の駆動回転を再開し、もってファスナーテープ2を送り出させる。このような駆動回転の停止および再開を繰り返して移動ロール86を所定の下限位置に位置させるようにしている。
【0068】
一方、前記接合処理中は、保持手段44および把持手段45によるファスナーテープ2の送り出し量が包装体製造装置110の要求量よりも圧倒的に少ないために、移動ロール86は上昇し続ける。但し、この接合処理中は、前記下限検知センサ89dの下限上位置89duの検知信号に対してマスク処理をするようになっており、つまり下限上位置89duを検知しても、保持手段44および把持手段45の駆動回転を停止しないようになっている。従って、保持手段44および把持手段45は、接合処理のペースでファスナーテープ2を送り出す一方で、量的に不釣り合いの分だけ、移動ロール86は上昇し続ける。そして、接合処理が完了すると、前記マスク処理は解除されて、これにより保持手段44および把持手段45は、移動ロール86が下限下位置に到達するまで駆動回転を続ける。
【0069】
尚、前記上限検知センサ89uは、接合セクションS30からファスナーテープ2を送り出せないという供給異常になったことを、前記移動ロール86の位置によって検知するものである。つまり、この供給異常時には、包装体製造装置110側へとファスナーテープ2が引っ張られるのみとなってしまうため、移動ロール86が最上限に到達するが、これを上限検知センサ89uが検知する。そして、検知した場合には、供給異常とみなして、包装体製造装置110自体の運転を緊急停止するようになっている。
【0070】
尚、前記昇降制御は、上記に限るものではなく、例えば、ダンサーロール82に掛け渡されたファスナーテープ2の張力が常に一定値となるように移動ロール86の上下位置を昇降調整する張力一定制御を適用することもできる。
【0071】
===(4)全体動作説明===
図1乃至図7のファスナーテープ供給装置の側面図を用いて、一連のファスナーテープの供給動作を説明する。先ず、説明の前提の初期状態であるが、図1中の左のワインダ(以下、左ワインダと言う)22が先行ファスナーテープ2を供給中で、図中右のワインダ(以下、右ワインダと言う)22が待機中である状態とする。
この状態では、この左ワインダ22の把持手段52は供給ポジションPSに位置し、先行ファスナーテープ2は、前記把持手段52および保持手段44の駆動回転によって、前記左ワインダ22から巻き出されて連続的に供給経路を定常走行している。尚、この時には、ダンサーロール82によるファスナーテープ2の蓄積動作も完了しており、もって、先行ファスナーテープ2は、前記巻き出し速度と等速でダンサロール82を走行している。
一方、右ワインダ22は、ファスナーテープロール6を取り付けたリール交換作業の完了状態で待機しており、その把持手段52は待機ポジションPW2に位置しつつ、前記ファスナーテープロール6から巻き出された後行ファスナーテープ2の先端2s近傍をそのロール間隙にて把持している。尚、このロール間隙から出側に引き出された後行ファスナーテープ2の先端2sの引き出し量の調整は、前記第2案内部材55を目安に調整済みであり、もって供給ポジションPSに切換移動した際には、当該先端2sは突き合わせ位置Cに位置するようになっている。
【0072】
次いで、図2に示すように左ワインダ22からの巻き出しが進んで終了すると、この先行ファスナーテープ2の尾端2eは、左ワインダ22の把持手段52の入側を通過し、この通過を前記尾端検知センサ53が検知する。すると、前記尾端2eが把持手段52を通過する前に前記把持手段52および保持手段44の駆動回転を停止し、これによって接合セクションS30にある先行ファスナーテープ2の走行を停止する。但し、この走行停止と同時に、接合セクションS30の下流のダンサーロール82が作動して、その移動ロール86,86の上昇によるファスナーテープ2の供給動作を開始し、もって包装体製造装置110へのファスナーテープ2の供給は前記走行停止前の供給速度を維持しつつ継続される。
【0073】
そして、左ワインダ22の把持手段52および保持手段44によって先行ファスナーテープ2を停留保持した状態で、図3に示すように突き合わせ位置Cのギロチンカッタ62にて先行ファスナーテープ2を切断し、前記突き合わせ位置Cに新尾端2eを形成する。
【0074】
次いで、図4に示すように揺動フレーム48を駆動して、待機ポジションPW2に位置する右ワインダ22の把持手段52を供給ポジションPSに切換移動する。そして、右ワインダ22の把持手段52に把持された後行ファスナーテープ2の先端2sが、前記突き合わせ位置Cに移動して、もって前記先行ファスナーテープ2の前記新尾端2eに突き合わされる。尚、このポジション切換によって、今まで供給ポジションPSに位置していた左ワインダ22の把持手段52は、待機ポジションPW1へと切換移動される。
【0075】
次いで、図5に示すように右ワインダ22の把持手段52および保持手段44を、互いに等速同期回転させることによって、前記尾端2eと先端2sとの突き合わせ状態を維持しつつ当該突き合わせ部分2esを供給経路に沿って接合用テープ貼り付け手段72へと走行させ、その狭圧面74の長手方向の中央に到着したら走行停止する。そして、その一対の狭圧面74,74に接合用テープ8,8を吸着支持した状態で、図6に示すようにこれら狭圧面74,74を閉じて、これら狭圧面74,74によって前記突き合わせ部分2esの帯状部3A,4Aの両面を挟む。すると、前記接合用テープ8,8の粘着面が突き合わせ部分2esを跨って貼り付き、図7に示すように次に狭圧面74,74が開く際には、当該狭圧面74,74からファスナーテープ2に接合用テープ8,8が移着し、もって突き合わせ部分2esが接合される。
【0076】
次いで、前記保持手段44および把持手段52の駆動回転によって、後行ファスナーテープ2の定常走行を再開して、ファスナーテープ2を前記包装体製造装置100に供給する。また、前記定常走行の再開と同時に、前記ダンサーロール82は、ファスナーテープ2の供給動作を停止し、その移動ロール86が下降する蓄積動作を開始し、所定スパンSの折り返し部を蓄積できたらこの蓄積動作を停止する。
また、待機中となった左ワインダ22ではリール交換作業がなされる。そして、以下、図示していないが、新たに取り付けたファスナーテープロール6の先端2s近傍を左ワインダ22の把持手段52に把持させて、次の接合処理までこの状態で待機する。
以降、これを繰り返して、ファスナーテープ2を連続供給する。
【0077】
===第2実施形態===
図15は、本発明に係る第2実施形態に係る接合用テープ貼り付け手段の斜視図である。尚、図15においては、前記第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して示し、その同じ構成部分の説明は省略する。
【0078】
前記第1実施形態では、接合用テープ8,8として粘着テープを用いていたところ、本第2実施形態では、接合用テープ8’,8’に熱可塑性樹脂テープを使用し、当該接合用テープ8’,8’を前記ファスナーテープ2の帯状部3A,4Aに加熱溶着する点で相違する。
【0079】
すなわち、本第2実施形態に係る接合用テープ貼り付け手段72’の狭圧面74,74には、前記吸引孔76,76,…76に加えて、当該狭圧面74,74に吸着した接合用テープ8’,8’を加熱溶融するためのヒータとしてインパルスシーラが設けられている。このインパルスシーラは、前記狭圧面74の幅方向の両端縁に沿って突出する一対の熱接着刃型75,75であり、この熱接着刃型75,75が内蔵するニクロム線(商標)に瞬間的に大電流を流すことによって、この熱接着刃型75,75と当接する前記接合用テープ8’の幅方向の両端縁を加熱可能になっている。そして、前記一対の狭圧面74,74が閉じた時に、前記接合用テープ8’,8’は、それぞれに帯状部3A,4Aに押し付けられるとともに、この押し付け状態で前記インパルスシーラによって加熱溶融され、これにより接合用テープ8’,8’の幅方向の両端縁は帯状部3A,4Aに溶着される。そして、前記一対の狭圧面74,74が開く際には、前記接合用テープ8’,8’は狭圧面74,74から離脱し、もって先行ファスナーテープの尾端2eと後行ファスナーテープの先端2sとを速やかに接合する。
【0080】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
本実施形態においては、巻き出し手段としてのワインダを一対設けたが、一対以上であればこれに限るものではなく、例えば三つ設けて、三つのワインダから順番にファスナーテープを巻き出して供給するようにしても良い。
本実施形態においては、接続手段として、接合用テープを貼り付ける接合用テープ貼り付け手段を示したが、先行ファスナーテープの尾端と後行ファスナーテープの先端とを接合可能であれば、これに限るものではない。例えば、前記接続手段として、前記突き合わされた尾端と先端とを溶かして接合するヒータを用いても良い。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、現場作業者が行っていたファスナーテープロールの接合作業を代わりに行ってファスナーテープを確実に連続供給できて、しかも省スペース化が図れるファスナーテープ供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の側面図であり、一連のファスナーテープの供給動作を説明するための概念図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の側面図であり、一連のファスナーテープの供給動作を説明するための概念図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の側面図であり、一連のファスナーテープの供給動作を説明するための概念図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の側面図であり、一連のファスナーテープの供給動作を説明するための概念図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の側面図であり、一連のファスナーテープの供給動作を説明するための概念図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の側面図であり、一連のファスナーテープの供給動作を説明するための概念図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の側面図であり、一連のファスナーテープの供給動作を説明するための概念図である。
【図8】前記第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の一部である接合手段の拡大斜視図であり、ファスナーテープの接合動作を説明するための概念図である。
【図9】前記第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の一部である接合手段の拡大斜視図であり、ファスナーテープの接合動作を説明するための概念図である。
【図10】前記第1実施形態に係るファスナーテープ供給装置の一部である接合手段の拡大斜視図であり、ファスナーテープの接合動作を説明するための概念図である。
【図11】図8中のXI−XI線矢視の断面図である。
【図12】図8中のXII−XII線矢視の断面図である。
【図13】前記第1実施形態に係る接合用テープ貼り付け手段のテープ貼り付け動作を説明するための概念図であり、図13(a)に接合用テープ貼り付け前の状態を、図13(b)に貼り付け中の状態を、図13(c)に貼り付け後の状態をそれぞれ示す。
【図14】前記ファスナーテープ供給装置が供給するファスナーテープを、雄型テープと雌型テープとに分解して示す分解斜視図である。
【図15】第2実施形態に係る接合用テープ貼り付け手段の拡大斜視図であり、ファスナーテープの接合動作を説明するための概念図である。
【図16】開閉式ファスナー付き包装体を製造するための包装体製造装置の概略斜視図である。
【図17】従来のファスナーテープ供給装置の側面図である。
【符号の説明】
2 ファスナーテープ、先行ファスナーテープ、後行ファスナーテープ
2s 後行ファスナーテープの先端
2e 先行ファスナーテープの尾端
6 ファスナーテープロール
10 ファスナーテープ供給装置
22 巻き出し手段、ワインダ
32 接合手段
82 蓄積手段、ダンサーロール

Claims (14)

  1. 複数のファスナーテープロールに巻回された長尺なファスナーテープを、所定の供給経路を走行させつつ順次自動的に接合して開閉式ファスナー付き包装体の製造装置に供給するファスナーテープ供給装置であって、
    前記ファスナーテープロールを回転自在に支持して前記ファスナーテープの巻き出しを許容する少なくとも一対の巻き出し手段と、
    供給中の巻き出し手段から巻き出された先行ファスナーテープの尾端を検出する尾端検出手段と、
    該尾端検出手段からの尾端検出信号に基づいて、前記尾端に、待機中の巻き出し手段から巻き出された後行ファスナーテープの先端を接合する接合手段と、
    該接合手段の下流側に配置され、前記接合中における前記包装体製造装置へのファスナーテープの供給を継続すべく、先行ファスナーテープを予め蓄積する蓄積手段とを備えたことを特徴とするファスナーテープ供給装置。
  2. 前記接合手段は、先行ファスナーテープの尾端に後行ファスナーテープの先端を突き合わせるための突き合わせ手段と、該突き合わされた尾端と先端とを接合するための接続手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のファスナーテープ供給装置。
  3. 前記突き合わせ手段は、先行ファスナーテープの尾端を所定の突き合わせ位置に保持するための保持手段と、待機中の巻き出し手段から巻き出された後行ファスナーテープの先端を、所定の待機位置から前記突き合わせ位置へ切換移動する切換移動手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載のファスナーテープ供給装置。
  4. 前記切換移動手段は、後行ファスナーテープの先端近傍を把持する把持手段を巻き出し手段毎に備え、
    各把持手段は、後行ファスナーテープの先端を前記突き合わせ位置に位置合わせして該ファスナーテープを供給するための供給ポジションと、巻き出し手段を待機させるための待機ポジションとを切換移動することを特徴とする請求項3に記載のファスナーテープ供給装置。
  5. 前記供給ポジションの把持手段と前記保持手段との間に位置させて、先行ファスナーテープを切断する切断手段を固定配置し、
    該供給ポジションの把持手段および保持手段にて先行ファスナーテープを保持した状態で前記切断手段によって切断形成された新尾端を前記突き合わせ位置とすることを特徴とする請求項4に記載のファスナーテープ供給装置。
  6. 前記保持手段は、ロール間隙に挟んだファスナーテープを前記供給経路に沿って走行させる走行ロールであり、
    前記把持手段は、ロール間隙に挟んだファスナーテープを前記巻き出し手段から巻き出して前記供給経路に送り出す送り出しロールであり、
    これら保持手段および把持手段の間の供給経路に沿って前記突き合わせ位置および接合用テープ貼り付け手段が設定されていることを特徴とする請求項5に記載のファスナーテープ供給装置。
  7. 前記保持手段は、その走行ロールと前記突き合わせ位置との間の供給経路に沿ってファスナーテープと相対移動可能に係合して前記供給経路に案内する第1案内部材を更に備え、前記把持手段は、その送り出しロールの下流に、送り出し方向に沿ってファスナーテープと相対移動可能に係合して前記送り出し方向に案内する第2案内部材を更に備え、前記供給ポジションにおいて前記第2案内部材は、前記第1案内部材に前記突き合わせ位置で突き合わされてファスナーテープの走行が可能に繋げられることを特徴とする請求項6に記載のファスナーテープ供給装置。
  8. 前記巻き出し手段が一対で配置され、
    前記切換移動手段は、前記巻き出し手段に対応する一対の把持手段と、該把持手段が取り付けられて、回転軸中心に揺動回転可能な揺動フレームとからなり、前記揺動回転方向に沿って、一つの供給ポジションと、該供給ポジションを挟んで一対の待機ポジションとが設定され、
    前記揺動フレームの揺動回転によって、両方の前記把持手段のポジション切換を同時に行うことを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載のファスナーテープ供給装置。
  9. 前記ファスナーテープは、長尺な帯状部の幅方向中央に沿って雄型嵌合部が一体的に突出形成されてなる雄型テープと、長尺な帯状部の幅方向中央に沿って、前記雄型嵌合部に脱着可能に嵌合する雌型嵌合部が一体的に突出形成されてなる雌型テープとから構成されることを特徴とする請求項2乃至8のいずれかに記載のファスナーテープ供給装置。
  10. 前記第1および第2案内部材は、前記雄型テープの帯状部と雌型テープの帯状部との間隙に差し込まれたプレート部材であることを特徴とする請求項9に記載のファスナーテープ供給装置。
  11. 前記接続手段は、前記突き合わされた先行ファスナーテープの尾端と後行ファスナーテープの先端とに跨って接合用テープを貼り付けるための接合用テープ貼り付け手段であることを特徴とする請求項2乃至10のいずれかに記載のファスナーテープ供給装置。
  12. 前記接合用テープは熱可塑性樹脂テープであり、
    前記接合用テープ貼り付け手段は、開閉動作して前記ファスナーテープの一対の帯状部を挟み込み可能な一対の狭圧面を有し、前記一対の狭圧面には、前記接合用テープを吸着支持するための吸引孔が形成されているともに、該接合用テープを加熱溶融するためのヒータが設けられていることを特徴とする請求項11に記載のファスナーテープ供給装置。
  13. 前記接合用テープは、前記ファスナーテープの帯状部から側方にはみ出さない幅の、片面に粘着面を有する粘着テープであり、
    前記接合用テープ貼り付け手段は、開閉動作して前記ファスナーテープの一対の帯状部を挟み込み可能な一対の狭圧面を有し、前記一対の狭圧面には、前記粘着面の裏側の非粘着面を吸着支持するための吸引孔が形成されていることを特徴とする請求項11に記載のファスナーテープ供給装置。
  14. 前記接続手段は、前記突き合わされた尾端と先端とを熱溶着するヒータであることを特徴とする請求項2乃至10のいずれかに記載のファスナーテープ供給装置。
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