JP2014056118A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷領域外へのテストパターンの形成を画像印刷と並行して行う場合の画像設定を適切なタイミングで実行可能とする。
【解決手段】画像領域の副走査方向の長さが所定長さ以下の場合に、紙間を広げ、中間転写ベルトの紙間を広げた領域に対して各センサに対応するテストパターン群を形成する。CPUは、中間転写ベルトの紙間領域に形成された各テストパターン群のセンサの検知結果に基づき色ズレ補正処理を実行し、次ページの画像形成条件の設定を行う。画像領域の副走査方向の長さが所定長を超える場合には、CPUは、テストパターン群を画像領域と並行して形成し、当該テストパターン群のセンサの検知結果に基づき色ズレ補正処理を実行し、次ページの画像形成条件の設定を行う。
【選択図】図11

Description

本発明は、複数色のトナーを用いて画像形成を行う画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。
従来、光書き込みによって静電潜像を感光体上に形成し、これを現像して得たトナー画像を中間転写ベルトなどの中間転写体に一旦転写する動作を各色毎に行って、中間転写体上に各色のトナー画像を重ねた後、中間転写体から用紙に各色のトナー画像を転写して定着させることでカラー画像を得るようにした画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置において、形成される画像に対する色ズレ補正や濃度補正などの画像調整は、中間転写ベルト上にテストパターンを形成し、このテストパターンをセンサで検出することにより行うのが一般的である。一方で、このような画像調整を行う際には、用紙に対する通常の画像形成が行えないため、頻繁にこの画像調整を実施すると、用紙に対する画像形成が中断されるダウンタイムが増加し、効率的な画像形成を行うことができなくなってしまう。
特許文献1には、画像形成可能な主走査方向の最大画像幅が、使用可能な記録材の主走査方向の最大記録材幅と、濃度補正やレジストレーションずれ補正用の2箇所のパターン画像の記録材幅方向の長さとの和よりも小さい画像形成装置において、実際に使用する記録材の記録材幅が閾値以下の場合と閾値を超える場合とで、パターン画像を形成する領域を変えるようにした技術が開示されている。すなわち、使用する記録材の記録材幅が閾値以下の場合は非通紙部画像領域にパターン画像を形成し、閾値を超える場合は先行の記録材の後端と後続の記録材の先端との間の紙間に形成する。特許文献1によれば、濃度補正やレジストレーションずれ補正用のパターン画像を、最大通紙幅の外側に形成することによる画像形成装置の通紙幅方向のサイズの増大を防止すると共に、パターン画像を紙間に形成することによるスループットの低下を抑制することができる。
ところで、従来技術による、画像印刷と並行して印刷領域外にテストパターンを形成して画像調整する方法では、印刷画像とテストパターンが重ならないように、主走査方向の印刷画像サイズが所定サイズよりも小さいことを実行条件としており、副走査方向の印刷画像サイズは、実行条件としていなかった。
ここで、ページ単位で連続して画像を形成する場合について考える。この場合、現ページの次のページに対する画像形成条件の設定は、現ページの画像形成が終了したことを検知して行う。印刷画像と並行してテストパターンを形成する場合は、テストパターンの設定が次ページの設定と同時に行われることになる。
副走査方向の画像サイズを考慮せずに印刷画像と並行してテストパターンを形成する場合、印刷画像の形成が終了するタイミングと、テストパターンの形成が終了するタイミングとが不明となる。そのため、従来技術による、現ページの画像形成の終了を検知して次ページの画像設定を行う動作では、テストパターンの形成が終了していないにも関わらず、画像設定を行なってしまうおそれがあった。この場合、テストパターンの形成途中でテストパターンの形成条件が変化してしまう可能性があるという問題点があった。
上述した特許文献1では、主走査方向の紙サイズのみを判定条件としているため、副走査方向の画像サイズを考慮せずにテストパターンを形成した場合にテストパターンの形成終了タイミングが不明となってしまう。したがって、特許文献1においても、次ページの画像設定を適切なタイミングで実行することが難しく、テストパターンの形成途中でテストパターンの形成条件が変化してしまう可能性があるという問題は解決できていない。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであって、印刷領域外へのテストパターンの形成を画像印刷と並行して行う場合の画像設定を適切なタイミングで実行可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1の像担持体に対して画像データに従いトナー像を形成する像形成手段と、所定速度で駆動され、像形成手段で複数の第1の像担持体に対して形成されたトナー像が転写される第2の像担持体と、第2の像担持体に転写されたトナー像を所定速度で駆動される転写材に転写して画像形成を行う画像形成手段と、第2の像担持体の駆動方向に対して所定長さを持つテストパターン群を発生させるテストパターン発生手段と、所定長さと、画像データに従い印刷画像が形成される画像領域の、第2の像担持体の駆動方向の長さである副走査方向長さとの関係に基づき、テストパターン群を用いた像形成手段による像形成条件の調整の実行方法を決定する調整手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷領域外へのテストパターンの形成を画像印刷と並行して行う場合の画像設定を適切なタイミングで実行可能とすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に適用可能な画像形成装置の一例の構造を示す図である。 図2は、実施形態に適用可能なセンサの一例の構造を示す図である。 図3は、実施形態に適用可能な信号処理系の一例の構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態によるテストパターン列と、テストパターン列をセンサで検出した際のセンサの出力信号の例とを示す図である。 図5は、実施形態に適用可能な、テストパターン像を用いた色ズレ検出について説明するための図である。 図6は、実施形態による、テストパターン列の形成と中間転写ベルトに対する印刷画像の転写とを並行して行う処理を説明するための図である。 図7は、印刷画像の長さがテストパターン群の長さより短い場合の例について説明するための図である。 図8は、印刷画像の長さがテストパターン群の長さ以上である場合の例について説明するための図である。 図9は、実施形態による画像形成条件調整の一例の処理を示すフローチャートである。 図10は、実施形態の変形例によるテストパターン群の形成方法を説明するための図である。 図11は、実施形態の変形例による画像形成条件調整の一例の処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に適用可能な画像形成装置100の一例の構造を示す。
(実施形態に適用可能な構成)
画像形成装置100は、半導体レーザ、ポリゴンミラーなどの光学要素を含む光学装置102と、感光体ドラム、帯電装置、現像装置などを含む像形成部112と、中間転写ベルトなどを含む転写部122を含んで構成される。これら光学装置102、像形成部112および転写部122により、像形成手段および画像形成手段の機能が実現される。また、画像形成装置100の筐体内部に温度センサ150が設けられる。
光学装置102は、図示されない半導体レーザなどのレーザ光源から出射された光ビームをポリゴンミラー102cにより偏向させ、fθレンズ102bに入射させる。光ビームは、図1の例ではイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色に対応した数が出射される。各色の光ビームは、それぞれfθレンズ102bを通過した後、反射ミラー102aで反射され、WTLレンズ102dに入射される。
WTLレンズ102dは、光ビームを整形した後、反射ミラー102eへと光ビームを偏向させ、露光のために使用される光ビームLとして感光体ドラム104a、106a、108aおよび110aへと像状照射する。感光体ドラム104a、106a、108aおよび110aへの光ビームLの照射は、上述したように複数の光学要素を使用して行われるため、光ビームLの走査方向である主走査方向と、主走査方向に対して直交する副走査方向とに関して、タイミング同期が行われている。なお、副走査方向は、一般的には、感光体ドラム104a、106a、108aおよび110aの回転する方向として定義する。
感光体ドラム104a、106a、108aおよび110aは、それぞれアルミニウムなどの導電性ドラム上に、少なくとも電荷発生層と、電荷輸送層とを含む光導電層を備えている。光導電層は、それぞれ感光体ドラム104a、106a、108a、110aに対応して配設され、コロトロン、スコロトロンまたは帯電ローラなどを含んで構成される帯電器104b、106b、108bおよび110bにより表面電荷が付与される。
各帯電器104b、106b、108bおよび110bにより感光体ドラム104a、106a、108aおよび110a上に付与された静電荷は、それぞれ光ビームLにより像状露光され、静電潜像が形成される。感光体ドラム104a、106a、108aおよび110a上に形成された静電潜像は、それぞれ、現像スリーブ、現像剤供給ローラ、規制ブレードなどを含む現像器104c、106c、108cおよび110cにより現像され、現像剤像が形成される。
感光体ドラム104a、106a、108aおよび110a上に担持された現像剤は、搬送ローラ114a、114bおよび114cにより矢印Bの方向に駆動される中間転写ベルト114上に転写される。中間転写ベルト114は、C、M、YおよびK各色の現像剤を担持した状態で2次転写部へと駆動される。2次転写部は、2次転写ベルト118と、搬送ローラ118aおよび118bとを含んで構成される。2次転写ベルト118は、搬送ローラ118aおよび118bにより矢印Cの方向に駆動される。2次転写部には、給紙カセットなどの受像材収容部128から上質紙やプラスチックシートなどの受像材124が搬送ローラ126により供給される。
2次転写部は、2次転写バイアスを印加して、中間転写ベルト114上に担持された多色現像剤像を、2次転写ベルト118上に吸着保持された受像材124に転写する。受像材124は、2次転写ベルト118の搬送と共に定着装置120へと供給される。定着装置120は、シリコーンゴム、フッソゴムなどを含む定着ローラなどの定着部材130を含んで構成されていて、受像材124と多色現像剤像とを加圧加熱し、印刷物132として画像形成装置100の外部へと出力する。多色現像剤像を転写した後の中間転写ベルト114は、クリーニングブレードを含むクリーニング部116により転写残現像剤が除去された後、次の像形成プロセスへと供給されている。
実施形態による画像形成装置100は、形成される画像の画質調整のために、中間転写ベルト114に対して色ズレ補正用テストパターンを形成する。各感光体ドラム104a、106a、108aおよび110aの中間転写ベルト114の駆動方向に対して下流側には、中間転写ベルト114に形成された当該色ズレ補正用テストパターンを検知するため、センサ115a、115bおよび115cが設けられる。センサ115a、115bおよび115cは、色ズレ補正用テストパターンをより早く検知できるように、中間転写ベルト114の駆動方向に対して最も下流側の感光体ドラム104aに対してできるだけ近付けて配置される。
図2は、実施形態に適用可能なセンサ115a、115bおよび115cの一例の構造を示す。なお、これらセンサ115a、115bおよび115cは、同一の構成が適用できるので、以下では、これらを特に区別する必要のない限り、センサ115a、115bおよび115cをセンサ115として記述する。
図2において、センサ115は、1の発光素子602と、2の受光素子603および604とを有する。発光素子602は、例えば赤外光LED(Light Emitting Diode)であり、発光した赤外光で中間転写ベルト114を照射する。レーザ発光素子を発光素子602として用いてもよい。受光素子603および604は、例えばそれぞれフォトトランジスタである。受光素子603および604としてフォトダイオードを適用し、出力を増幅して用いてもよい。
この例では、受光素子603は、発光素子602から出射された赤外光が中間転写ベルト114で鏡面反射した正反射光を受光する位置に設けられ、受光素子604は、正反射光を受光しない位置に設けられる。すなわち、受光素子604は、発光素子602から出射された赤外光が中間転写ベルト114で拡散反射された拡散反射光を受光する。また、発光素子602からの赤外光と、赤外光の中間転写ベルト114からの正反射光および拡散反射光との光路に、集光レンズ605が設けられる。
なお、図2では、正反射光を受光する受光素子603と、拡散反射光を受光する受光素子604とをそれぞれ設けているが、これはこの例に限定されず、検知する対象や必要な情報によっては何れか一方のみを設けてもよい。
図3は、実施形態に適用可能な、画像形成装置100における信号処理系の一例の構成を示す。なお、ここでは、画像形成装置100の全構成のうち、実施形態に関わりの深い、色ズレ量検出のための構成を中心に示している。
CPU(Central Processing Unit)10は、ROM(Read Only Memory)12に予め記憶されたプログラムに従い、RAM(Random Access Memory)11をワークメモリとして用いて所定の演算処理を行うと共に、本実施形態によるパターン検知処理を制御する。また、CPU10は、データバスを介してI/Oポート13に接続される。I/Oポート13は、後述するFIFOメモリ部18a、18bおよび18cからのデータの読み出しや、データバスを介したデータ転送を制御する。さらに、CPU10に対して、温度センサ150による筐体内部の温度を検出した検出結果が供給される。
なお、ROM12に記憶される上述のプログラムには、中間転写ベルト114にカラー画像を形成する際の画像形成条件を補正する補正処理を実行するモジュールや、中間転写ベルト114にテストパターン列を形成する際の主走査方向の位置ズレ量を算出する算出処理を実行するモジュールなど、テストパターン列の補正処理を含む各種の処理を実行するためのモジュールを含む。
ROM12には、さらに、画像形成装置100の各部の動作条件を設定するための設定値や、当該設定値に対する画像形成装置100内部の温度に応じた補正値なども、予め記憶される。例えば、レーザ光源の駆動電流やポリゴンミラー102cの回転速度、各感光体ドラム104a、106a、108aおよび110aの回転速度、中間転写ベルト114の駆動速度などの各設定値と、各設定値の画像形成装置100内の温度に応じた各補正値が、ROM12に予め記憶される。
信号処理部30a、30bおよび30cは、それぞれセンサ115a、115bおよび115cに関する信号処理を行う。すなわち、信号処理部30aは、発光量制御部14aと、増幅部15aと、フィルタ部16aと、A/D変換部17aと、FIFO(First In First Out)メモリ部18aと、サンプリング制御部19aとを有する。発光量制御部14aの出力がセンサ115aの発光素子602aに供給され、センサ115aの受光素子603aおよび604aの出力が増幅部15aに供給される。
同様に、信号処理部30bは、発光量制御部14bと、増幅部15bと、フィルタ部16bと、A/D変換部17bと、FIFOメモリ部18bと、サンプリング制御部19bとを有する。発光量制御部14bの出力がセンサ115bの発光素子602bに供給され、センサ115bの受光素子603bおよび604bの出力が増幅部15bに供給される。また、信号処理部30cは、発光量制御部14cと、増幅部15cと、フィルタ部16cと、A/D変換部17cと、FIFOメモリ部18cと、サンプリング制御部19cとを有する。発光量制御部14cの出力がセンサ115cの発光素子602cに供給され、センサ115cの受光素子603cおよび604cの出力が増幅部15cに供給される。
このように、各信号処理部30a、30bおよび30cは、同一の構成を有するため、以下では、各信号処理部30a、30bおよび30cを信号処理部30aで代表させて説明を行う。
センサ115aでは、2つの受光素子603aおよび604aのうち、正反射光を受光する受光素子603aを用いて、後述する、中間転写ベルト114上に形成されるテストパターンの検出を行うものとする。
センサ115aにおいて、発光素子602aから出射された赤外光の反射光が受光素子603aで受光されると、受光素子603aは、受光した赤外光の強度に応じたアナログ検知信号を出力する。このアナログ検知信号は、増幅部15aで増幅され、フィルタ16aによってライン検知の信号成分が選択的に通過され、A/D変換部17aに供給されディジタル検知データに変換される。A/D変換部17aで変換された検知データのサンプリングは、サンプリング制御部19aにより制御される。A/D変換部17aでサンプリングされた検知データは、FIFOメモリ部18aに格納される。
サンプリング制御部19aは、1つのテストパターンの検知が終了すると、FIFOメモリ部18aに格納された当該テストパターンの検知データは、FIFOメモリ部18aから出力される。FIFOメモリ部18aから出力された検知データは、I/Oポート13を介してCPU10およびRAM11に供給される。CPU10は、ROM12に記憶されたプログラムに従い、上述の色ズレ量など各種ズレ量を算出する。
CPU10は、テストパターンの検知結果から算出された色ズレ量を補正するための色ズレ補正値を求める。CPU10は、求められたこの色ズレ補正値分の補正を行うために、書き込み開始タイミングや画素クロック周波数の変更などを、書込制御部21に対して設定する。
書込制御部21は、例えばVCO(Voltage Controlled Oscillator)を利用したクロックジェネレータといった、出力周波数を詳細に設定できる構成を備えており、この出力を画素クロックとして用いている。書込制御部21は、この画素クロックを基準に、コントローラ20から転送される画像データに応じてLD点灯制御部22を制御し、この制御に従いLD点灯制御部22が図示されないレーザ光源の点灯を制御して、感光体ドラム104a、106a、108aおよび110aに対する画像の書き込みを行う。なお、コントローラ20は、CPUが搭載され、この画像形成装置100の全体の動作を制御する。
書込制御部21が、CPU10により色ズレ補正値に基づき設定された書き込みタイミングや画素クロック周波数で感光体ドラム104a、106a、108aおよび110aに対する画像の書き込みを行うことで、色ズレ補正値分の補正が施された画像形成を行うことができる。
なお、CPU10は、受光素子603aからのアナログ検知信号を適当なタイミングでモニタし、モニタ結果に基づき、発光素子602aから出射される赤外光のレベルを制御するための制御信号を生成し、この制御信号をI/Oポート13を介して発光量制御部14aに供給する。発光量制御部14aは、この制御信号に応じて発光素子602aの発光量を制御する。これにより、発光素子602aから出射される赤外光のレベルを略一定とすることができ、中間転写ベルト114や図示されないレーザ光源の劣化などが起こっても、テストパターンの検知を確実に行うことが可能となる。
図4は、テストパターン列と、テストパターン列をセンサで検出した際のセンサの出力信号の例とを示す。図4(b)に示されるように、テストパターン列210は、複数のテストパターン像201、201、…、各センサ115a、115bおよび115cの位置に従い、副走査方向に沿って3列に並べられて構成される。このとき、テストパターン像201は、例えば8個を一組として副走査方向に沿って並べられる。各テストパターン像201は、感光体ドラム104a、106a、108aおよび110aの主走査方向に対して水平にY、K、M、C各色の順に形成される各パターン(水平パターン)と、当該主走査方向に対して45°の角度を以ってY、K、M、C各色の順に形成される各パターン(斜めパターン)とを含む。なお、水平パターンおよび斜めパターンの色の並びは、他の順序でもよい。
このように各テストパターン列210が形成された中間転写ベルト114が副走査方向に搬送されると、各センサ115a、115bおよび115cは、図4(b)に示される軌跡202a、202bおよび202cに従い、各テストパターン列210上を移動する。
図4(a)は、例えばセンサ115aが軌跡202aを移動した際の、当該センサ115aの出力信号の例を示す。検出センサ115aは、水平パターンと斜めパターン以外の部分では中間転写ベルト114を検出する。例えば、中間転写ベルト114が白色の場合、その検出レベルを基準レベルとすると、色付きの水平パターンと斜めパターンの箇所では検出レベルが低下し、ロー(Low)状態となる。ロー状態の判定は、検出レベルが例えば予め定められたスレッショルド電圧レベルVth以下であるか否かで判定する。CPU10は、このセンサ115aの出力のロー状態を検知することで、各パターンを検出する。
図5を用いて、テストパターン像201を用いた色ズレ検出について説明する。副走査方向の色ズレを算出するには、水平パターン203を使用し、基準色である色Kと他の色Y、MおよびCとのパターン間隔(y1,m1,c1)をそれぞれ計測する。そして、計測結果を基準色に対する各色それぞれの理想距離と比較することで、副走査方向の色ズレを算出することができる。
主走査方向の色ズレを算出するには、各色について、水平パターン203の各線と斜めパターン204の各線との間隔(y2,k2,m2,c2)をそれぞれ計測する。斜めパターン204の各線は、主走査方向に対して45°の角度を持っているため、計測された間隔の、基準色(色K)と他の色Y、MおよびCとの差分が各色Y、MおよびCそれぞれの主走査方向の色ズレ量となる。例えば、色Yの主走査方向における色ズレ量は、k2−y2で求められる。このようにして、テストパターン像201を用いて副走査方向および主走査方向の色ズレ(レジストズレ)量を取得することができる。
このような色ズレ量の検出処理は、例えば、少なくとも1つのテストパターン像201を用いて実行することが可能である。複数のテストパターン像201を用いて各色について色ズレ量の検出を行うことで、色ズレ補正処理をより精度よく行うことができる。例えば、複数のテストパターン像201を用いて算出された色ズレ量に対して、平均値処理などの統計的処理を施して、各色の色ズレ量を算出することが考えられる。
また、上述した色ズレ量の検出処理を、主走査方向に位置の異なるセンサ115a、115bおよび115cを用いてそれぞれ行うことで、各ズレ量について、主走査方向および副走査方向それぞれの成分を検出することができる。例えば、スキュー成分であれば、センサ115aおよびセンサ115cでそれぞれ検知される副走査方向の色ズレ量の差分を算出することで取得可能である。また、センサ115bに対応するパターンをさらに形成することで、センサ115aおよび115b、ならびに、センサ115bおよび115cそれぞれで主走査方向のズレの差分を算出することで、倍率誤差偏差を取得可能である。
このように、センサ115a、115bおよび115cから出力される複数のテストパターン列210の検出結果を組み合わせて処理することで、主走査レジストズレ、副走査レジストズレ、スキュー補正および主走査方向の倍率誤差偏差といった複数の項目の補正による画像形成条件の調整が可能となる。
なお、印刷時の画質などの調整を行うためのテストパターンは、色ズレ補正用のテストパターン像201以外にも様々な種類のものが存在する。この場合、色ズレ補正を行う際には、色ズレ補正用のテストパターン像201のみを形成するようにすることで、他の画質調整に用いるテストパターンの形成を行うことで消費されるトナーを節約することができる。
次に、テストパターン列210の形成と、中間転写ベルト114に対する印刷画像の転写とを並行して行う処理について、図6を用いて説明する。中間転写ベルト114に対してテストパターン列210の形成と印刷画像220の転写とを並行して行う場合、センサ115a、115bおよび115cのうち主走査方向の両端に位置するセンサ115aおよび115cを、印刷画像220による画像領域の外端部に対応する位置に配置する。テストパターン列210については、各テストパターン列210のうち、主走査方向の両端側の2のテストパターン列210を形成し、主走査方向の中央のセンサ115bに対応するテストパターン列210を形成しない。
また、図6の例では、テストパターン列210を、8個のテストパターン像201を一組として、複数組のテストパターン像201を連続して配置して構成している。
このように、中間転写ベルト114に対する印刷画像220の転写と、テストパターン列210の形成とを並行して行い、テストパターン列210の検出結果に基づき印刷画像220の画質調整を行うことで、画質調整を実行することによる印刷動作の停止期間、所謂ダウンタイムの発生を抑制することができ、画像形成装置100の生産性が向上される。
なお、図6に示されるように、主走査方向の中央のセンサ115bの出力を用いない方式では、主走査レジストズレ、副走査レジストズレおよびスキュー補正が可能である一方で、主走査方向の倍率誤差偏差については補正できない。
(実施形態による処理)
次に、実施形態による画像形成条件の調整処理について説明する。実施形態による画像形成装置100は、上述の図6に示したように、中間転写ベルト114に対するテストパターン列210の形成と、印刷画像220の転写とを並行して行う。このとき、画像形成装置100は、例えばテストパターン列210において、連続する8個のテストパターン像201を単位として、画像形成条件の調整を行うものとする。すなわち、画像形成装置100は、連続する8個のテストパターン像201の検出結果に対して平均値処理などの統計処理を行なって、各色の色ズレ量を求め、画像形成条件の調整に必要な複数の項目の補正値を算出する。
以下、画像形成条件の調整を行う単位である、連続する8個のテストパターン像201を、テストパターン群と呼ぶ。
中間転写ベルト114に対してテストパターン列210の形成と印刷画像220の転写とを並列して行い、且つ、画像形成条件の調整を所定数のテストパターン像201によるテストパターン群を単位として行う場合、印刷画像220が形成される領域を示す画像領域の副走査方向の長さと、テストパターン群の長さとの関係に応じて、処理が別れる。すなわち、実施形態においては、画像領域の副走査方向の長さと、テストパターン群の長さとの関係に応じて、画像形成条件の調整の実行方向を決定する。
なお、画像領域のあるページに対する画像形成条件の設定は、当該ページの前ページの画像領域が終了したことをトリガとして行われるものとする。ここでの画像形成条件の設定には、テストパターン像201を形成する際の形成条件の設定も含まれる。また、画像領域は、副走査方向の長さが印刷画像220の副走査方向の長さと等しい、印刷画像220の形成が行われる領域としてもよいし、印刷画像220が転写される転写材(印刷用紙)の副走査方向の長さに対応する領域としてもよい。画像領域は、例えばコントローラ20により生成される画像領域信号により示される。
すなわち、画像領域が印刷画像220が形成される領域とした場合、印刷画像220の形成終了タイミングは、画像領域信号がネゲートされるタイミングである。例えば、画像領域信号が例えばロー(L:Low)状態で1ページ分の印刷画像220の転写が行われる期間であることを示す場合、L状態の画像領域信号がネゲートされてハイ(H:High)状態とされるタイミングが、1ページ分の印刷画像220の形成終了のタイミングを示す。したがって、各色の画像領域信号をサンプリングすることで、各色の印刷画像220の形成終了のタイミングを知ることができ、次ページの画像条件設定を適切なタイミングで行うことができる。
しかしながら、画像領域の副走査方向の長さと、テストパターン群の長さとの大小関係が不明な場合は、画像領域の終端に対応する時点tK2でテストパターン群の形成が終了していない状態が発生し得る。
図7を用いて、画像領域の長さがテストパターン群の長さより短い場合の例について説明する。図7の例では、例えば色Kに関して、画像領域信号(K)が時点tK1でL状態となり印刷画像220の形成開始が示される。その後、時点tK2で画像領域信号(K)がネゲートされてH状態となり、1ページ分の印刷画像220の形成が終了したことが示される。その後、画像領域間に指定された所定の時間を経て時点tK5で画像領域信号(K)がアサートされ、次ページの印刷画像220の形成が開始される。なお、当該所定の時間は、画像条件設定に要する時間よりも長い時間に設定される。
一方、図7の例では、テストパターン群の長さが画像領域の副走査方向の長さよりも長いため、時点tK1に画像領域信号(K)がアサートされ、印刷画像220が形成開始されると同時にテストパターン群の形成が開始される。そして、画像領域信号(K)がネゲートされ印刷画像220の形成が終了した時点tK2以降の時点tK3に、テストパターン群の形成が終了することになる。
ここで、上述したように、画像形成条件の設定は、画像領域信号(K)がネゲートされた時点tK2から開始され、所定の時間を経て時点tK4で設定が終了する。画像形成条件の設定開始の時点tK2において、テストパターン群の形成が未だ終了していない。そのため、テストパターン群が形成途中であるにも関わらず、テストパターン群の画像形成条件が次ページの画像形成条件に変更されてしまうおそれがある。
このように、テストパターン群に対する画像形成条件の設定が適切に行われていないと、テストパターン群の形状がテストパターン群の途中で変化してしまい、各種色ズレ検出が正しく行われなくなり、形成される印刷画像220の画像品質を劣化させてしまうおそれがある。
図8を用いて、画像領域の長さがテストパターン群の長さ以上である場合の例について説明する。この場合、時点tK10で画像領域信号(K)がアサートされ、印刷画像220と同時に形成が開始されたテストパターン群は、画像領域信号(K)がネゲートされて印刷画像220の形成が終了する時点tK12より前に、確実に形成が終了している(時点tK11参照)。
したがって、画像領域信号(K)のネゲートをトリガとして開始される、テストパターン群の検出結果に基づく画像形成条件の設定は、当該テストパターン群の検出が全て終了した後に開始されることになる。そのため、図7を用いて説明したような、テストパターン群が形成途中であるにも関わらず、テストパターン群の画像形成条件が次ページの画像形成条件に変更されてしまう事態は発生しない。
時点tK12で開始された画像形成条件設定が時点tK13で終了する。時点tK12から印刷画像220間に指定された所定の時間を経て、画像形成条件設定が終了した時点tK13以降の時点tK14から、時点tK12〜時点tK13で設定された画像形成条件設定に従い、次ページの印刷画像220の形成と、テストパターン群の形成とが開始される。
図9は、実施形態による画像形成条件調整の一例の処理を示すフローチャートである。この図9のフローチャートにおける各処理は、CPU10がROM12から読み出したプログラムにより画像形成装置100の各部を制御することにより実行される。なお、以下では、画像領域が印刷画像220による画像形成の領域であるものとし、画像領域信号は、当該領域の副走査方向に関する期間を示すものとする。
図9のフローチャートの処理の実行に先立って、CPU10は、画像形成装置100内の各部の状態を監視する。ステップS100で、CPU10は、監視結果に基づき画像形成装置100の状態が色ズレ補正を実行する実行条件を満たすか否かを判定する。実行条件は、例えば画像形成装置100の温度や、印刷枚数の累計などである。若し、画像形成装置100の状態が実行条件を満たしていないと判定した場合、CPU10は、ステップS100の処理を再び実行する。
若し、画像形成装置100の状態が色ズレ補正を実行する実行条件を満たしていると判定した場合、CPU10は、処理をステップS101に移行させる。ステップS101で、CPU10は、現在印刷ジョブにより指示されている画像領域(例えば印刷画像220)の副走査方向の長さが予め定められた長さよりも長いか否かが判定される。予め定められた長さは、例えば、テストパターン群の長さである。
若し、副走査方向の長さが予め定められた長さ以下であると判定した場合、CPU10は、中間転写ベルト114に対するテストパターン群の形成を行わず、色ズレ補正処理を実行しない。これにより、図7を用いて説明したような、テストパターン群が形成途中であるにも関わらず、テストパターン群の画像形成条件が次ページの画像形成条件に変更されてしまう事態は発生しない。
一方、ステップS101で、印刷画像220の副走査方向の長さが予め定められた長さより大きいと判定した場合、CPU10は、処理をステップS102に移行し、印刷画像220の形成と並行して、中間転写ベルト114に対する、センサ115aおよび115cに対応するテストパターン群の形成を開始する。
CPU10は、センサ115aおよび115cの出力に基づきテストパターン群を検知する(ステップS103)。そして、次のステップS104で、図5を用いて説明したようにして、検知されたテストパターン群の情報に基づき主走査方向および副走査方向の色ズレ量を求め、求めれた各色ズレ量から、各種の補正値を算出する。補正値を算出すると、CPU10は、次のステップS105で補正対象のページの印刷画像220の形成に対してステップS104で算出された補正値を反映させる。
このように、実施形態によれば、画像領域の副走査方向の長さが予め定められた長さ以下であると判定した場合に、中間転写ベルト114に対するテストパターン群の形成を行わず、色ズレ補正処理を実行しないようにしている。その結果、テストパターン群の形成途中で画像形成条件が次ページの画像形成条件に変更されてしまう事態が発生しない。その一方で、画像領域の副走査方向の長さが予め定められた長さ以下である場合には、一切、色ズレ補正の処理が行われないことになり、画像品質が低下してしまうおそれがある。
なお、実施形態では、画像領域を印刷画像220により形成される画像の領域としているが、これはこの例に限定されず、画像領域を印刷画像220が転写される転写材の領域としてもよい。
この場合、転写材の副走査方向の長さがテストパターン群の長さより長い場合に、所定がステップS102に移行される。また、転写材の副走査方向の長さがテストパターン群の長さ以下である場合に、テストパターン群の形成および色ズレ補正処理を行わないことになる。またこの場合、テストパターン群は、転写材の副走査方向の外側に形成されることになる。
(実施形態の変形例)
次に、実施形態の変形例について説明する。実施形態の変形例では、図10に例示されるように、画像領域の副走査方向の長さが予め定められた長さ以下であると判定した場合に、紙間を広げ、中間転写ベルト114の紙間を広げた領域に対してセンサ115a、115bおよび115cにそれぞれ対応するテストパターン群を形成する。ここで、紙間とは、あるページの印刷画像220が転写される転写材と、次ページの印刷画像220が転写される転写材との、副走査方向の間隔をいう。CPU10は、中間転写ベルト114の紙間を広げた領域に形成された各テストパターン群のセンサ115a、115bおよび115cの検知結果に基づき色ズレ補正処理を実行し、次ページの画像形成条件の設定を行う。
図11は、実施形態の変形例による画像形成条件調整の一例の処理を示す。この図11のフローチャートにおける各処理は、CPU10がROM12から読み出したプログラムにより画像形成装置100の各部を制御することにより実行される。
図11のフローチャートの処理の実行に先立って、CPU10は、画像形成装置100内の各部の状態を監視し、監視結果に基づき画像形成装置100の状態が色ズレ補正を実行する実行条件を満たすか否かを判定する(ステップS110)。若し、画像形成装置100の状態が実行条件を満たしていないと判定した場合、CPU10は、ステップS110の処理を繰り返す。
若し、画像形成装置100の状態が色ズレ補正を実行する実行条件を満たしていると判定した場合、CPU10は、処理をステップS111に移行させる。ステップS111で、CPU10は、現在印刷ジョブにより指示されている画像領域(例えば印刷画像220)の副走査方向の長さが予め定められた長さ(例えばテストパターン群の長さ)よりも長いか否かが判定される。
若し、画像領域の副走査方向の長さが予め定められた長さ以下であると判定した場合、CPU10は、処理をステップS113に移行させる。ステップS113で、CPU10は、紙間を所定以上に広げる制御を行う。例えば、CPU10は、コントローラ20に対して紙間を広げる指示を出す。コントローラ20は、この指示を受けて、印刷画像220が転写される転写材の副走査方向の間隔が所定の間隔以上になるように、画像形成装置100の光学装置102、像形成部112および転写部122の動作を制御する。
紙間は、例えば、印刷画像220が転写される転写材(印刷用紙)の副走査方向のサイズと、画像形成装置100の所定位置に設けられた、転写材の先頭位置を検知する位置検知センサの出力と、転写材の搬送速度とに基づき制御することが可能である。
CPU10は、ステップS113で、紙間を広げる制御を行うと共に、中間転写ベルト114の紙間の領域に対してテストパターン群を形成する。例えば、CPU10は、図10を用いて説明したように、センサ115a、115bおよび115cそれぞれに対応する位置にテストパターン群を形成させる。このとき、CPU10は、紙間の長さが、副走査方向に少なくとも1のテストパターン群が形成可能であると共に、テストパターン群の検知終了後に、検知結果に基づく画像形成条件調整のための補正値算出処理が完了可能な長さとなるように制御する。このような紙間の長さは、例えば画像形成装置100の装置の仕様情報として、予めROM12に記憶される。中間転写ベルト114の紙間の領域にテストパターン群が形成されたら、処理がステップS114に移行される。
一方、ステップS111で、画像領域の副走査方向の長さが予め定められた長さより大きいと判定した場合、CPU10は、処理をステップS112に移行させ、画像領域における印刷画像220の形成と並行して、中間転写ベルト114に対する、センサ115aおよび115cに対応するテストパターン群の形成を開始する。
次のステップS114で、CPU10は、センサ115aおよび115c(ステップS112からステップS114に移行した場合)、または、センサ115a、115bおよび115c(ステップS113からステップS114に移行した場合)の出力に基づきテストパターン群を検知する。そして、次のステップS115で、図5を用いて説明したようにして、検知されたテストパターン群の情報に基づき主走査方向および副走査方向の色ズレ量を求め、求めれた各色ズレ量から、各種の補正値を算出する。補正値を算出すると、CPU10は、次のステップS116で補正対象のページの印刷画像220の形成に対してステップS115で算出された補正値を反映させる。
このように、実施形態の変形例によれば、画像領域の副走査方向の長さが予め定められた長さよりも短い場合に、テストパターン群を、画像領域と並行して形成せずに、紙間を広げて、広げられた紙間の領域に形成するようにしている。紙間を広げるためスループットは低下するが、色ズレ補正処理が実行されるため画像品質の低下が防がれる。
なお、実施形態の変形例では、画像領域を印刷画像220により形成される画像の領域としているが、これはこの例に限定されず、画像領域を印刷画像220が転写される転写材の領域としてもよい。
上述の実施形態および実施形態の変形例は、本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 I/Oポート
30a,30b,30c 信号処理部
100 画像形成装置
104a,106a,108a,110a 感光体ドラム
114 中間転写ベルト
115a,115b,115c センサ
201 テストパターン像
210 テストパターン列
220 印刷画像
特開2006-293240号公報

Claims (7)

  1. 第1の像担持体に対して画像データに従いトナー像を形成する像形成手段と、
    所定速度で駆動され、前記像形成手段で複数の前記第1の像担持体に対して形成された前記トナー像が転写される第2の像担持体と、
    前記第2の像担持体に転写された前記トナー像を前記所定速度で駆動される転写材に転写して画像形成を行う画像形成手段と、
    前記第2の像担持体の駆動方向に対して所定長さを持つテストパターン群を発生させるテストパターン発生手段と、
    前記所定長さと、前記画像データに従い印刷画像が形成される画像領域の、前記第2の像担持体の駆動方向の長さである副走査方向長さとの関係に基づき、前記テストパターン群を用いた前記像形成手段による像形成条件の調整の実行方法を決定する調整手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記調整手段は、
    前記画像領域の前記副走査方向長さが前記所定長さより大きい場合に、前記第2の像担持体の該画像領域の該駆動方向に沿った外側に前記テストパターン群を形成し、該テストパターン群を検知して検知結果に基づき前記像形成手段による像形成条件を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記調整手段は、
    前記画像領域の前記副走査方向長さが前記所定長さ以下の場合に、前記転写材の駆動を制御して前記転写材の前記駆動方向の間隔を予め定められた長さ以上に広げ、該駆動方向に沿った該転写材の後端から次の該転写材の先頭の間に前記テストパターン群を形成し、該テストパターン群を検知して検知結果に基づき前記像形成手段による像形成条件の調整を実行する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整手段は、
    前記画像領域の前記副走査方向長さが前記所定長さ以下の場合に、前記テストパターン群を用いた像形成条件の調整を実行しない
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像領域は、前記画像データに従い形成される印刷画像の領域である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像領域は、前記印刷画像が転写される転写材の領域である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 第1の像担持体に対して画像データに従いトナー像を形成する像形成ステップと、
    所定速度で駆動される第2の像担持体に転写された、前記像形成ステップにより複数の前記第1の像担持体に対して形成された前記トナー像を、該所定速度で駆動される転写材に転写して画像形成を行う画像形成ステップと、
    前記第2の像担持体の駆動方向に対して所定長さを持つテストパターン群を発生させるテストパターン発生ステップと、
    前記所定長さと、前記画像データに従い印刷画像が形成される画像領域の、前記第2の像担持体の駆動方向の長さである副走査方向長さとの関係に基づき、前記テストパターン群を用いた前記像形成ステップによる像形成条件の調整の実行方法を決定する調整ステップと
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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