JP2014055779A - お使い支援システム、保護者用端末装置、子供用携帯端末装置、お使い支援方法およびお使い支援プログラム - Google Patents

お使い支援システム、保護者用端末装置、子供用携帯端末装置、お使い支援方法およびお使い支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】幼い子供を大人(保護者)が遠隔で監視、誘導、支援できるようにし、お使いをする子供の安全を確保すると共に、大人の心配を低減させる。
【解決手段】保護者用端末装置1は、出発地から目的地までのルートであって、お使いに行く子供にとってより安全なルートをルート情報等提供サーバ4から取得する。保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2との間は、常時、通信回線を接続した状態を維持し、相互に通話を可能にし、また、子供用携帯端末装置2のカメラ部からの映像を保護者用端末装置1に送信して観視可能にする。また、子供用携帯端末装置2から定期的にGPS部等で取得する現在位置を保護者用端末装置1に送信し、これを保護者用端末装置1で監視して、子供用携帯端末装置2が安全なルートから外れた場合等を報知する。
【選択図】図1

Description

この発明は、幼い子供が一人で、あるいは、幼い子供だけで、お使いに行く場合に、子供の安全を守ると共に、保護者の心配を低減させるためのシステム、装置、方法、プログラムに関する。
従来から、子供や認知症患者等の弱者が、道に迷ったり、事故に遭遇したりしないようにするために種々の発明がなされている。例えば、後に記す特許文献1には、親の持つ通知端末と、子供の持つ監視対象端末と、通知サービスシステム(コンピュータ)とからなり、子供の行動を監視するシステムに関する発明が開示されている。また、後に記す特許文献2には、サーバ装置を介することなく、親の端末と子供端末とを用いて、子供の所在位置を監視する装置、方法に関する発明が開示されている。これらの発明を利用することにより、本来、居るべき場所に子供等の弱者が居ない場合等を迅速に検知し、いち早く子供等の居場所を特定して保護することが可能になるなど、その効果は大きなものがある。
特開2005−293255号公報 特開2010−081338号公報
ところで、大人(両親や祖父母等の保護者)が多忙、又は病気、病弱で買い物に行けない状況で、幼い子供が買い物を代行しなければならない状況は多々ある。しかし、普段、大人と共に行動している幼い子供だけで買い物に行く場合、何度も行っているお店に行く場合であっても道を間違う場合がある。また、幼い子供は買い物に不慣れであるため、買い間違いをしたり、お勘定を間違えたりするなどのこともよく起こる。また、幼い子供の場合、注意が惹かれるものがあると、その注意が惹かれるものに意識が集中してしまうといったこともある。このため、テレビ番組になるくらい、幼い子供を買い物に行かせた大人は「ハラハラドキドキ」する。
そこで、上述した特許文献1、2に開示された発明を利用することが考えられる。しかし、上述した特許文献1、2に記載の発明の場合、子供の所在を監視できても、子供が道を間違えた場合に正しい道に誘導したり、買い間違いやお勘定の間違いをしないように支援したりすることはできない。また、幼い子供が買い物に行く場合だけなく、幼い子供が近所の知人宅等に届け物をするなどと行ったいわゆるお使いを行う場合に、子どもの安全を守ると共に、保護者の心配を低減させるようにすることが望まれている。
以上のことに鑑み、この発明は、幼い子供がお使いをする場合に、より安全なルートを設定し、幼い子供を大人(保護者)が遠隔から監視、誘導、支援できるようにし、お使いをする子供の安全を確保すると共に、大人の心配を低減させることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のお使い支援システムは、
子供にお使いを依頼する保護者が用いる保護者用端末装置と、お使いに出かける子供が使用する子供用携帯端末装置とがネットワークを通じて接続されて形成されるお使い支援システムであって、
前記保護者用端末装置は、
前記子供用携帯端末装置と通信を行うための通信手段と、
出発地の入力を受け付ける出発地受付手段と、
目的地の入力を受け付ける目的地受付手段と、
前記出発地から前記目的地にお使いに出かける子供にとって、より安全な経路を取得する取得手段と、
前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、前記通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を示した地図情報を表示手段に表示する第1の表示制御手段と、
前記子供用携帯端末装置から常時送信され、前記通信手段を通じて受信する映像情報を表示手段に表示する第2の表示制御手段と、
前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、前記通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を監視し、前記取得手段により取得された前記経路から外れた場合に、これを報知する監視手段と、
前記通信手段を通じて前記子供用携帯端末装置との間で通話を行うようにする通話制御手段と
を備え、
前記子供用携帯端末装置は、
前記保護者用端末装置と通信を行うための無線通信手段と、
現在位置取得手段と、
所定のタイミング毎に前記現在位置取得手段を通じて現在位置を取得し、前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置に通知する現在位置通知手段と、
撮像手段と、
前記撮像手段を通じて得られる映像を、前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置に送信するようにする映像送信制御手段と、
前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置との間で通話を行うようにする通話処理手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明のお使い支援システムによれば、保護者が用いる保護者用端末装置と子供が用いる子供用携帯端末装置とがネットワークを通じて接続されて構成される。そして、保護者用端末装置においては、出発地受付手段を通じて受け付けた出発地から目的地受付手段を通じて受け付けた目的地にお使いに出かける子供にとって、より安全な経路を取得手段が取得する。この場合、取得手段は、自機が地図情報等の必要な情報を保持する場合には、自機が保持する情報から取得し、自機が地図情報等の必要な情報を保持していない場合には、通信手段を通じてネットワーク上のルート情報等の提供サーバから取得する。
さらに、保護者用端末装置においては、第1の表示制御手段が、子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、通信手段を通じて受信される当該子供用携帯端末装置の現在位置を示した地図情報を表示手段に表示する。また、第2の表示制御手段が、子供用携帯端末装置から常時送信され、通信手段を通じて受信される映像情報を表示手段に表示する。そして、保護者用端末装置においては、監視手段によって、子供用携帯端末装置の現在位置が取得手段により取得された経路から外れた場合等を検知して、これを報知する。また、通話制御手段が機能し、子供用携帯端末装置との間で常時通話が可能な状態にする。
一方、子供用携帯端末装置においては、現在位置通知手段が、所定のタイミング毎に現在位置取得手段を通じて自機の現在位置を取得して、無線通信手段を通じて保護者用端末装置に通知する。また、映像送信制御手段が、撮像手段を通じて得られる映像を、無線通信手段を通じて保護者用端末装置に送信するように制御する。また、通話処理手段が機能し、保護者用端末装置との間で常時通話が可能な状態にする。
このように、保護者用端末装置と子供用携帯端末装置とが協働することにより、保護者用端末装置を通じて、子供用携帯端末装置の現在位置を把握できると共に、子供用携帯端末装置の現在の状況を把握できる。また、子供用携帯端末装置が、取得した経路から外れた場合等を検知した場合には、その状態を、保護者用端末装置を通じて保護者に対し報知できる。そして、保護者用端末装置と子供用携帯端末装置との間での通話が常時可能な構成により、保護者は、子供用携帯端末装置を持つ子供を誘導し、支援でできる。すなわち、子供用携帯端末装置を持つ子供を、保護者は保護者用端末装置を通じて、監視し、誘導し、支援できる。
この発明によれば、幼い子供がお使いをする場合に、より安全なルートを設定することができる。そして、幼い子供を大人(保護者)が遠隔から監視、誘導、支援でき、お使いをする子供の安全を確保すると共に、大人の心配を低減させることができる。
実施の形態のお使い支援システムの概要を説明するための図である。 ルート情報等提供サーバ4の構成例を説明するためのブロック図である。 歩行者ネットワークDB406に格納される歩行者ネットワークデータの例を説明するための図である。 保護者用端末装置1の構成例を説明するためのブロック図である。 子供用携帯端末装置2の構成例を説明するためのブロック図である。 保護者用端末装置1のお使い支援処理を説明するためのフローチャートである。 図6に続くフローチャートである。 保護者用端末装置1のお使い支援処理で表示部106に表示される入力画面等の例を示す図である。 保護者用端末装置1のお使い支援処理で表示部106に表示される入力画面等の例を示す図である。 保護者用端末装置1のお使い支援処理で表示部106に表示される入力画面等の例を示す図である。 保護者用端末装置1のお使い支援処理で表示部106に表示される入力画面等の例を示す図である。 ルート情報等提供サーバ4において行われる処理を説明するためのフローチャートである。 子供用携帯端末装置2のお使い支援処理を説明するためのフローチャートである。 子供用携帯端末装置2のお使い支援処理で表示部208に表示される表示画面の例を示す図である。
以下、図を参照しながら、この発明のシステム、装置、方法、プログラムの一実施の形態について説明する。
[お使い支援システムの概要]
図1は、この実施の形態のお使い支援システムの概要を説明するための図である。図1において、点線で囲んで示した保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2とがお使い支援システムの基本構成となる。保護者用端末装置1は、お使いに行かせる子供の保護者が用いる通信機能を備えた端末装置であり、パーソナルコンピュータやタブレットPC(PCはパーソナルコンピュータの略称。)やスマートフォンと呼ばれる高機能携帯電話端末により実現される。
子供用携帯端末装置2は、お使いに行く子供が携帯する通信機能を備えた携帯端末装置であり、主には高機能携帯電話端末により実現される。子供用携帯端末装置2は、お使いに行く子供が、例えばストラップで首から提げ、後述もするが子供用携帯端末装置2が備えるアウト用カメラ部を通じて、子供の正面方向(進行方向)を撮影できるように固定されて持ち歩かれる。この場合、固定のために、子供の上着の胸ポケットに、アウト用カメラ部が露呈した状態で収納するようにしたり、あるいは、専用クリップを用いて、子供の衣服に固定したりすればよい。
なお、子供用携帯端末装置2は、高機能携帯電話端末に限るものではなく、カメラ機能やGPS(Global Positioning System)機能等の必要な機能を備えた携帯電話端末でもよい。また、保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2とを接続するネットワーク3は、主にインターネットであるが、各通信機器からインターネットまでを接続する、例えば、携帯電話網、固定電話網、その他、種々のLAN(Local Area Network)等を含む。
そして、保護者がパーソナルコンピュータと高機能携帯電話端末とを所有している場合には、当該パーソナルコンピュータを保護者用端末装置1として用い、当該高機能携帯電話端末を子供に携帯される子供用携帯端末装置2として用いることができる。もちろん、子供用携帯端末装置2は、通常、子供に携帯させている子供専用の高機能携帯電話端末や携帯電話端末であってもよい。そして、保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2に対して、子供のお使いを支援するために連携するアプリケーション(以下、アプリと記載する。)を導入しておく。
そして、保護者用端末装置1が、地図データベース等の必要情報を備え、ルート探索機能等を備える場合には、ネットワーク3を通じて接続される保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2とによりお使い支援システムを構成できる。しかし、この実施の形態においては、保護者用端末装置1の負荷を軽減するため、ルート探索等の機能をネットワーク3に接続されたルート情報等提供サーバ4が備えるものとする。
すなわち、ルート情報等提供サーバ4は、ルート探索に必要となるデータベースを備え、例えば自宅などの出発地から店舗などの目的地までのルート(経路)であって、お使いに行く子供にとってより安全なルートを探索する機能を備える。また、ルート情報等提供サーバ4は、買い物が複数店舗になるような場合には、買い物ルート(買い物コース)を子供にとってより安全なルートを探索する機能を備える。さらに、ルート情報等提供サーバ4は、ネットワーク3上に設けられた、例えばチラシ情報や商品の価格情報などの情報を提供する種々の情報提供サイト5(1)、…を利用し、購入したい商品の取扱店舗や価格を検索し、その結果を提供する機能を備える。
また、子供用携帯端末装置2は、自機の現在位置を常時適切に取得できるように、ネットワーク3に接続された携帯位置情報サーバ6を利用できる。携帯位置情報サーバ6は、電話会社側に設けられ、各基地局の番号、各基地局の設置位置の緯度、経度などを管理すると共に、基地局から送られてくる携帯電話端末の端末識別情報や当該携帯電話端末からの電波の受信電界強度の情報から、携帯電話端末の位置を三角測量の手法を用いて算出して管理する機能を備える。また、携帯位置情報サーバ装置6は、算出した携帯電話端末の位置情報を当該携帯電話端末に送るなどの機能をも備える。
これにより、子供用携帯端末装置2は、GPS機能による現在位置の測位ができない場合であっても、携帯位置情報サーバ6の機能により、自機の現在位置を把握し、これを自機の現在位置として用いることができる。また、例えば、ルート情報等提供サーバ4が、携帯位置情報サーバ6の情報の提供を受けることによって、ルート情報等提供サーバ4を通じて、子供用携帯端末装置2の現在位置を保護者用端末装置1が確認することも可能となる。
そして、この実施の形態のお使い支援システムを利用する保護者は、まず、保護者用端末装置1を通じてルート情報等提供サーバ4にアクセスする。そして、自宅等のお使いに出かける子供の出発地と、店舗等の目的地(お使い先)とを保護者用端末装置1を通じて入力し、当該出発地から目的地までのルート(経路)探索をルート情報等提供サーバ4に対して依頼する。出発地は通常自宅等であるため、住所を入力することにより特定できる。また、目的地は例えば買い物をする店舗等が決まっている場合には、その店舗名や住所を入力することにより特定できる。また、店舗等の目的地を地図上で指定することもできるし、購入する商品の取扱店舗の一覧リストの提供をルート情報等提供サーバ4から受けて、当該一覧リストから目的地を選択することもできる。
ルート情報等提供サーバ4は、保護者用端末装置1からの出発地と目的地との提供を受けて、当該出発地から目的地までのルートであって、お使いに出かける子供にとってより安全なルートを探索し、探索したルートを保護者用端末装置1に提供する。保護者用端末装置1では、提供されたルートや提供されたルートを修正したルートを、子供がお使いに行くルートとして設定する。
そして、保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2との間に通信回線を接続し、常時通話が可能な状態を維持する。さらに、子供用携帯端末装置2から所定のタイミング毎にGPS機能等を通じて取得する子供用携帯端末装置2の現在位置を保護者用端末装置1に送信する。また、子供用携帯端末装置2は、自己のカメラ機能を用いて撮像した映像情報を接続された通信回線を通じて、常時、保護者用端末装置1に送信する。
保護者用端末装置1では、所定のタイミング毎に子供用携帯端末装置2から送信されてくる子供用携帯端末装置2の現在位置を受信し、設定したルートから外れていないか、また、移動が止まっていないか(停滞していないか)などを監視する。この監視処理において、子供用携帯端末装置2の現在位置が、ルート情報等提供サーバ4から提供されたルートから外れていたり、移動が停滞したいたりする場合には、これを報知する。また、保護者は、保護者用端末装置1を通じて、子供用携帯端末装置2から常時送信されてくる子供用携帯端末装置2のカメラ機能を用いて撮像された映像により、お使いに行った子供の現在の状況を確認できる。
そして、子供用携帯端末装置2を携帯(所持)する子供の移動ルートが、設定したルートから外れたり、移動が停滞していたりすることが報知されたとする。この場合には、接続されている通信回線を通じて通話を行い、当初のルートに戻るように音声により誘導したり、また、寄り道などしている場合には音声により注意したりできる。また、保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2とは、常時、通信回線が接続された状態である。このため、保護者とお使いにでた子供が直接に通話を行うだけでなく、保護者とお使い先の店舗の従業員等が通話を行って、商品の特定や支払の手助け(買い物の支援等)を行える。
このように、この実施の形態のお使い支援システムは、お使いをする子供にとって安全なお使いルート(経路)を探索して特定し、お使いにでた子供の監視、誘導、支援を適切に行える。なお、以下においては、幼い子供が、主に買い物に行く場合を例にして説明する。しかし、お使いは買い物に限るものではなく、知人宅に届け物をするなど、買い物以外の種々のお使いを幼い子供がする場合に、この発明を利用できる。
また、この実施の形態において、保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2との間の通信回線は、いわゆる無料通話アプリを利用して接続するものとする。保護者用端末装置1や子供用携帯端末装置2を用いて通信を行うユーザーが、パケット通信料が定額制となる契約を事前に電話会社と行っておけば、無料通話アプリを利用することにより基本的に無料で通話等の通信が行えるからである。なお、無料通話アプリには、例えば、NHN Japan社が提供する「LINE」やマイクロソフト社が提供する「skype(登録商標)」など、種々のものが存在している。もちろん、通話料が問題にならないのであれば、通常の電話回線を接続し、通話等の通信が可能な状態を維持するようにしてもよい。
また、図1においては、保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2とは、それぞれ1つずつしか示していないが、実際には、保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2とからなる多数のペアが存在し、これらがネットワーク3を通じて接続される。以下、この実施の形態のお使い支援システムを構成する主要機器の構成例等について説明する。
[ルート情報等提供サーバ4の構成例]
図2は、ルート情報等提供サーバ4の構成例を説明するためのブロック図である。図2において、通信I/F401は、ネットワーク3を通じて受信した信号を自機(ルート情報等提供サーバ4)が処理可能なデータに変換して取り込んだり、送信用の種々のデータをプロトコルに準拠した信号に変換して自機からネットワーク3に送出したりする。
制御部402は、ルート情報等提供サーバ4の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access Memory)がCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。制御部402は、種々のアプリケーションプログラムの実行部としても機能する。
記憶装置403は、記録媒体としてハードディスクを備え、種々のアプリケーションプログラムや種々の処理により得られたデータ等のハードディスクへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。地図DB404、POI(Point Of Interest)DB405、歩行者ネットワークDB406、店舗情報ファイル407のそれぞれは、ハードディスクなどの大容量記録媒体に形成され、所定のデータを記憶保持する。ここで、文字「DB」は、データベースの略称である。
地図DB404は、地図を描画するための例えばベクトルデータやラスタデータ、注記データ等の種々の地図情報(地図データ)を緯度・経度情報に対応付けて記憶保持する。具体的に、地図DB404に蓄積されている地図情報は、例えば、道路、鉄道、河川、山岳、施設、住宅、標識などの所定の種別毎(レイヤ毎)に形成されている。
POIDB405は、緯度・経度により特定される種々の店舗や種々の施設、あるいは、地形上の特徴点などである種々の拠点についての情報である拠点情報を記憶保持する。例えば、地図上に商品を販売する拠点(販売店舗)が存在する場合、その販売店舗は、どのような商品を販売する店舗なのか、規模はどれ位なのか、どのような顧客が多いのか等の詳細情報が整えられている。
歩行者ネットワークDB406は、ノードデータ及びリンクデータからなる歩行者ネットワークデータを記憶保持する。図3は、歩行者ネットワークDB406に格納される歩行者ネットワークデータの例を説明するための図である。図3Aは、歩行者ネットワークの一例を示している。歩行者ネットワークデータは、ノードデータとリンクデータとからなる。ノードデータは、ランドマーク、建物、施設、交差点、分岐点、屈曲点などの地点を表す。また、リンクデータは、ノードデータを結ぶ線分によって、歩道、地下街、アーケード、階段、建物内通路、横断歩道、歩道橋などの歩行者が通行可能なルート(歩行者が通行可能な部分)を示す。図3Aに示した歩行者ネットワークの例は、4つのノードデータ(N1〜N4)と4つのリンクデータ(L1〜L4)とによって構成されている。
図3Bは、図3Aに示した歩行者ネットワークの場合のリンクデータの詳細な構成を示している。各リンクデータには、そのリンクを構成するノードの番号と、リンクコストと、リンク種別と、安全度評価とが対応付けられている。リンクコストは、そのリンクが表す歩道等を通行する際にユーザーにかかる負荷を表している。この実施の形態においてリンクコストは、そのリンクが表す歩道等の長さに応じて設定されている。なお、リンクコストは、そのリンクが表す歩道等を通行するのに要する時間に応じて設定されていてもよい。そして、リンクコストは、いわゆるダイクストラ法により、リンクコストが最小となる経路を探索する場合に参照される。
リンク種別は、当該リンク部分が、歩道、地下街、アーケード、階段、建物内通路、横断歩道、歩道橋などのどれであるかを示すものである。また、安全度評価は、各リンクについて、幼い子供だけで通行する場合にどの程度安全かを示す情報である。この実施の形態においては、4歳以上の子供だけで使用しても安全なリンクの安全度評価を「A」とし、4歳以下の子供が使用するには若干心配であるが、5歳以上の子供だけで使用しても安全なリンクの安全度評価は「B」とする。
また、信号機の点灯色の意味や横断歩道の意味などの基本的な交通ルールを理解している6歳以上の子供であれば使用しても安全なリンクの安全度評価を「C」とし、7歳以下の子供だけでは使用すべきでないリンクの安全度評価を「D」とする。このような、安全度評価は、例えば、自動車、バイク、自転車、人のそれぞれの交通量、歩行者専用のリンクか否か、過去の交通事故等の発生件数、歩行可能なリンクの道幅等の種々の条件を総合的に考慮して特定されて設定される。
そして、図3Bに示した例の場合、リンクL1は、ノード「N1、N2」により特定されるリンクコストが「60」の「歩道」であり、その安全度評価は「A」であることが示されている。また、リンクL2は、ノード「N2、N3」により特定されるリンクコストが「35」の「横断歩道」であり、その安全度評価は「C」であることが示されている。同様に、図3Bに示した例の場合、リンクL3は、ノード「N3、N4」により特定されるリンクコストが「60」の「歩道」であり、その安全度評価は「A」であることが示されている。また、リンクL4は、ノード「N4、N1」により特定されるリンクコストが「45」の「歩道橋」であり、その安全度評価は「B」であることが示されている。
図3Cは、図3Aに示した例の場合のノードデータの詳細な構成を示している。各ノードについては、そのノードの位置を示す緯度、経度と、ノード種別と、特記事項とが対応付けられている。ノード種別は、当該ノード部分が、ランドマーク、建物、施設、交差点、分岐点、屈曲点などのどれであるかを示すものである。また、特記事項は当該ノードについて特に把握しておくべき情報である。そして、図3Cに示した例の場合、ノードN1、N4は歩道橋端であり、階段が存在し、ノードN2、N3は横断報道端であり、信号機が存在することが示されている。
図3を用いて説明したように構成される歩行者ネットワークDB406に加えて、地図DB404、POIDB405の情報を加味し、出発地から目的地までの経路として、お使いに行く幼い子供が通行するより安全な経路が探索できる。
店舗情報ファイル407は、保護者用端末装置1からの商品リスト等に基づいて、目的とする商品を取り扱っている店舗の情報や当該商品の価格情報などを記憶保持する。店舗情報ファイル407に記憶保持される情報は、後述する店舗情報収集部409の機能により収集される。
ルート探索部408は、通信I/F401を通じて受信する保護者用端末装置1からの出発地と目的地とを含むお使いルートの探索要求に基づいて、当該出発地から目的地までのルートであって、子供がより安全に通行できるルートを探索する。子供が寄り安全に通行できるルートは、例えば、車道と分離された歩道か否か、リンク毎の交通量や交通事故の発生件数などに基づいて探索可能である。図3には示さなかったが、歩行者ネットワークDB406には、これらの情報も含まれているものとする。
また、この実施の形態においては、図3を用いて説明したように、歩行者ネットワークDB406には、子供の年齢に応じた安全度評価も付加されている。このため、当該安全度評価を用いることにより、ルート探索部408は、お使いに行く子供の年齢をも考慮して、より安全なお使いルートを探索できる。このように、ルート探索部408により行われるルート探索は、主に歩行者ネットワークDB406のデータが用いられる共に、必要に応じて地図DB404やPOIDB405のデータをも参照して行われる。
店舗情報収集部409は、通信I/F401を通じて受信する保護者用端末装置1からの買い物リストを含む候補店舗リストの提供要求に基づいて、当該買い物リストに含まれる商品の取扱店舗や販売金額に関する情報を収集する。店舗情報収集部409により収集された情報は、上述した店舗情報ファイル407に蓄積される。
一覧リスト作成部410は、店舗情報収集部409により収集され、店舗情報ファイル407に蓄積された情報に基づいて、買い物先となる可能性のある店舗の一覧リスト(候補店舗一覧リスト)を作成する。ここで作成された候補店舗一覧リストは、通信I/F401を通じて、対応する買い物リストの提供を要求してきた保護者用端末装置1に提供される。そして、当該候補店舗一覧リストから保護者用端末装置1のユーザーである保護者は、目的地となる店舗を選択できる。
このように、この実施の形態のルート情報等提供サーバ4は、保護者用端末装置1からの要求に応じて、出発地から目的地までのルートであって、お使いに行く子供が通行してより安全なルートを探索し、探索結果を保護者用端末装置1に提供する機能を有する。また、ルート情報等提供サーバ4は、保護者用端末装置1において、目的地となる店舗を適切に特定できるようにするため、目的とする商品を取り扱っている店舗の一覧リストである候補店舗一覧リストを作成し、これを保護者用端末装置1に提供する機能をも有する。
[保護者用端末装置1の構成例]
図4は、保護者用端末装置1の構成例を説明するためのブロック図である。この実施の形態において、保護者用端末装置1はパーソナルコンピュータにより実現される。図4において、通信I/F101は、ネットワーク3を通じて受信した信号を自機(保護者用端末装置1)が処理可能なデータに変換して取り込んだり、送信用の種々のデータをプロトコルに準拠した信号に変換して自機からネットワーク3に送出したりする。
制御部102は、保護者用端末装置1の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU、ROM、RAMがCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。具体的に制御部102は、種々のアプリケーションプログラムの実行部として、また、通話制御部、表示制御部などとして機能する。記憶装置103は、記録媒体としてハードディスクを備え、種々のアプリケーションプログラムや処理に必要なデータ、また、種々の処理により得られたデータ等のハードディスクへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。
操作部104は、アルファベットキー、数字キー、種々のファンクションキーなどからなるキーボードやいわゆるマウスと呼ばれるポインティングデバイスなどからなり、ユーザーからの操作入力を受け付けて、受け付けた情報を制御部102に供給する。時間制御部105は、現在年月日、現在曜日、現在時刻を管理する。
表示部106は、種々の画像データや映像データの供給を受けて、これを映像信号に変換し、当該映像信号に応じた画像や映像を自己の表示画面に表示する。カメラ部107は、いわゆるWebカメラとして機能するものであり、撮像レンズ、撮像素子、カメラ信号処理回路などを備え、被写体の映像(画像)を撮影し、これをデジタル信号の映像(画像)データとして取り込む。保護者用端末装置1においてカメラ部107は、保護者用端末装置1の操作者の撮影が可能な位置、例えば、操作者と対向する表示部106の表示画面の上側などの位置に設けられている。そして、カメラ部107を通じて取り込まれた映像データは、ネットワーク3を通じて通信回線を接続した例えば子供用携帯端末装置2に対してリアルタイムに送信することができる。これにより、いわゆるテレビ電話機能を実現できる。
マイクロホン108は、ユーザーからの音声を収音し、電気信号に変換して、これを音声入力部109に供給する。音声入力部109は、マイクロホン108からの音声信号を音声データ(デジタル信号)に変換し、これを制御部102に供給する。音声出力部110は、種々の音声データの供給を受けて、音声信号に変換し、これをスピーカ111に供給する。これにより、スピーカ111から当該音声データに応じた音声が放音される。
そして、この実施の形態の保護者用端末装置1においては、制御部102が通話制御部として機能し、マイクロホン108及び音声入力部109を通じて取り込んだ音声データを、通信I/F101を通じて、通信回線を接続した相手先に送信できる。また、制御部102が通話制御部として機能し、通信I/F101を通じて受信する、通信回線を接続した相手先からの音声データを、音声出力部110及びスピーカ111を通じて放音できる。このように、マイクロホン108及び音声入力部109と、音声出力部110及びスピーカ111とを制御部102が制御し、通話を行うことができる。
そして、ルート取得処理部121は、操作部104を通じて入力される出発地と目的地とを含むルート探索要求を形成し、これをルート情報等提供サーバ4に送信して、ルート情報等提供サーバ4から、お使いに行く子供が通行して安全なルートを取得する。候補店舗取得処理部122は、操作部104を通じて入力される買い物リストを含む、候補店舗一覧リストの提供要求を形成し、これをルート情報等提供サーバ4に送信して、ルート情報等提供サーバ4から候補店舗一覧リストを取得する。保護者用端末装置1の使用者は、候補店舗取得処理部122を通じて取得される候補店舗一覧リストを通じて、子供がお使いに行く店舗(目的地)を選択(入力)できる。
買い物金額計算部123は、候補店舗一覧リストから選択した店舗において、買い物リストに記載した商品を購入した場合の買い物金額を算出する。なお、買い物金額計算部123は、買い物を行う店舗が複数ある場合には、店舗毎の金額と、それら複数の店舗での買い物の合計金額とを計算できる。現在位置監視部124は、後述する子供用携帯端末装置2から所定のタイミング毎に送信されてくる子供用携帯端末装置2の現在位置を監視する。
具体的に、現在位置監視部124は、子供用携帯端末装置2からの現在位置が、ルート取得処理部121を通じて取得した子供がお使いに行くルートから外れていないか、また、当該ルート上であっても、移動が停滞していないかを判別する。そして、当該ルートから外れている場合や移動が停滞している場合には、音声出力部110およびスピーカ111を通じて所定の報知音や音声メッセージを放音して報知する。もちろん、報知音の放音と共に、表示部に表示メッセージを表示してもよい。
ここで、用いられる音声メッセージや表示メッセージは、例えば、「お子様がルートから外れました。注意してください。」、「お子様の移動が停滞しています。注意してください。」などのものとなる。また、移動の停滞は、移動がほぼ停止している場合だけではない。例えば、ルートを構成するリンク毎に移動に係る時間を把握しておくことにより、この移動に係る時間を基準にして、お使いに出かけた子供の移動速度が遅い場合に、移動が停滞していると判別して報知することもできる。
なお、ルート取得処理部121、候補店舗取得処理部122、買い物金額計算部123、現在位置監視部124の各機能は、制御部102において実行されるソフトウェアによって、制御部102の機能として実現することももちろん可能である。
このような構成を有する保護者用端末装置1は、詳しくは後述する保護者用端末装置1用のお使い支援アプリケーション(お使い支援アプリ)が実行された場合に、主に子供用携帯端末装置2と協働することにより、お使いに行く子供とその保護者を支援できる。具体的に、保護者用端末装置1は、お使いに行く子供にとってより安全なルートをルート情報等提供サーバ4から取得し、お使いに出かけた子供の現在位置を監視して、当該ルートから外れた場合や移動が停滞している場合に、その状態を保護者に対して報知できる。また、後述もするが、子供用携帯端末装置2からリアルタイムに送信されてくる子供用携帯端末装置2のカメラ部を通じて撮影された映像を表示部106に表示して監視できるようにし、子供用携帯端末装置2を持つ子供の状況を把握できる。
また、保護者用端末装置1は、子供がお使いに行く店舗を選択するために、候補店舗一覧リストをルート情報等提供サーバ4から取得して保護者(ユーザー)に提供したり、買い物金額を計算したりする機能を備える。さらに、保護者用端末装置1は、子供用携帯端末装置2との間に通信回線を接続し、リアルタイムに通話を行うことにより、お使いに出かけた子供を誘導したり、支援したりできる。
[子供用携帯端末装置2の構成例]
図5は、子供用携帯端末装置2の構成例を説明するためのブロック図である。この実施の形態において、子供用携帯端末装置2は高機能携帯電話端末により実現される。図5において、無線通信部201は、ネットワーク3を通じて受信した信号を自機(子供用携帯端末装置2)が処理可能なデータに変換して取り込んだり、送信用の種々のデータをプロトコルに準拠した信号に変換して自機からネットワーク3に送出したりする。無線通信部201には、送受信アンテナ201Aが接続されている。
制御部202は、子供用携帯端末装置2の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU、ROM、RAMがCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。また、制御部202は、種々のアプリケーションプログラムの実行部としても機能する。記憶装置203は、記録媒体として不揮発性メモリを備え、種々のアプリケーションプログラムや処理に必要なデータ、また、種々の処理により得られたデータ等の不揮発性メモリへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。
操作部204は、子供用携帯端末装置2に設けられたハードウェアキーからなり、ユーザーからの操作入力を受け付けて、受け付けた情報を制御部202に供給する。操作部204に設けられたハードウェアキーは例えば電源のオン/オフキーや基本機能を実行するための幾つかのファンクションキー等である。時間制御部205は、現在年月日、現在曜日、現在時刻を管理する。
センサ部206は、加速度センサや方位センサ(地磁気センサ)を備える。加速度センサは、子供用携帯端末装置2の例えば姿勢を特定するために子供用携帯端末装置2の傾きを検出する。方位センサは、地磁気を検出することにより、子供用携帯端末装置2がどちらの方向を向いているかを検出する。この方位センサにより、後述するアウト用カメラ部210を用いて撮影を行う場合には、どちらの方向を撮影しているのかが検出できる。なお、センサ部206は、3軸(前後、左右、上下)の加速度センサ他、加速度センサと角速度センサを組み合わせた6軸センサが用いられる場合もある。
GPS部207およびGPSアンテナ207Aは、自機の現在位置を測位する。表示部208は、種々の画像データや映像データの供給を受けて、これを映像信号に変換し、当該映像信号に応じた画像や映像を自己の表示画面に表示する。また、表示部208の表示画面に貼付されたタッチパネル209は、表示画面に表示される情報と共に、いわゆるソフトウェアキーを構成する。したがって、制御部202は、タッチパネル209からのユーザーの指示位置を示す情報と当該指示位置に対応する表示部208の表示画面上に表示された情報とに基づいて、ユーザーからの指示入力が認識できるようになっている。
アウト用カメラ部210とイン用カメラ部211とは、いずれも撮像レンズ、撮像素子、カメラ信号処理回路などを備え、被写体の画像(映像)を撮影し、これをデジタル信号の画像(映像)データとして取り込むものである。そして、アウト用カメラ部210は、表示部208の表示画面とは反対側の面に設けられ、目的とする被写体を撮影するためのものである。また、イン用カメラ部211は、表示部208の表示画面の上部などに設けられ、主に子供用携帯端末装置2の操作者の画像を撮影するためのものである。このイン用カメラ部211により、いわゆるテレビ電話機能を実現できる。
現在位置通知部212は、所定のタイミング毎に、主にGPS部207を通じて自機の現在位置を取得し、これを無線通信部201および送受信アンテナ201Aを通じて、保護者用端末装置1に送信する機能を実現する。なお、この実施の形態の現在位置通知部212は、GPS部207を通じて現在位置が取得できない場合には、無線通信部201を通じて、上述した携帯位置情報サーバ6から自機の現在位置を取得し、これを通知する機能をも有する。通話処理部213、受話器213R、送話器213Sは、制御部202の制御の下、無線通信部201と協働し、子供用携帯端末装置2の電話機能を実現する。
なお、現在位置通知部212の機能は、制御部102において実行されるソフトウェアによって、制御部102の機能として実現することももちろん可能である。
このような構成を有する子供用携帯端末装置2は、詳しくは後述する子供用携帯端末装置2用のお使い支援アプリケーション(お使い支援アプリ)が実行された場合に、主に保護者用端末装置1と協働することにより、お使いに行く子供とその保護者を支援できる。具体的に、子供用携帯端末装置2は、保護者用端末装置1との間に通信回線を接続し、所定のタイミング毎にGPS部207を通じて取得する自機の現在位置を保護者用端末装置1に送信し、保護者用端末装置1において監視対象とすることができる。
また、保護者用端末装置1との間に接続された通信回線を通じて、アウト用カメラ部210やイン用カメラ部211を通じて撮影された映像を保護者用端末装置1に送信し、保護者用端末装置1を通じて、子供用携帯端末装置2を所持する子供の状況を把握できる。そして、必要に応じて、保護者用端末装置1との間に接続された通信回線を通じて通話を行うことにより、お使いに出かけた子供を誘導し、支援できる。
[お使い支援システムを構成する各機器で行われる処理]
次に、この実施の形態のお使い支援システムを構成する、保護者用端末装置1、子供用携帯端末装置2、ルート情報等提供サーバ4の各機器で行われる処理について、フローチャート等を参照しながら具体的に説明する。
[保護者用端末装置1の処理]
まず、保護者用端末装置1において行われる処理について説明する。図6、図7は、保護者用端末装置1において、保護者用端末装置1用のお使い支援アプリが実行された場合に行われる、お使い支援処理を説明するためのフローチャートである。また、図8〜図11は、図6、図7に示すお使い支援処理で保護者用端末装置1の表示部106に表示される入力画面等の例を示す図である。
この実施の形態の保護者用端末装置1においては、例えば、所定のメニューからお使い支援アプリを実行する項目が選択されると、制御部102は、図6、図7のフローチャートに示す保護者用端末装置1用のお使い支援処理を実行する。そして、制御部102は、まず、所定のURL(Uniform Resource Locator)を用いてルート情報等提供サーバ4が提供するお使い支援サイトにアクセスする(ステップS101)。そして、当該支援サイトから入力画面等の必要な情報の提供を受けて、当該入力画面を表示部106に表示する(ステップS102)。
図8Aは、ステップS102で表示部106に表示される入力画面の一例を説明するための図である。当該入力画面は、出発地の住所の入力欄R1と、お使いに行く子供の生年月日の入力欄R2と、店舗等の目的地の指定方法を選択するための2つのチェックボックスを備える。当該2つのチェックボックスは、目的地を、名称、住所、地図により直接指定する場合のチェックボックスR3と、目的地を買い物リストに応じた候補店舗一覧リストから選択する場合のチェックボックスR4である。そして、当該入力画面の右下端部には、「終了」ボタンと「OK」ボタンとが設けられている。
通常、出発地は、自宅などの住所が既知の場所であるため、入力欄R1には出発地の住所を入力することにより当該出発地の位置を特定できる。なお、保護者用端末装置1が高機能携帯電話端末である場合、高機能携帯電話端末はGPS機能等の現在位置の測位機能を備えているので、当該機能により測位される緯度・経度を用いるようにすることもできる。入力欄R2には、お使いに行く子供の生年月日を入力することによって、お使いに行く子供の年齢を正確に把握できる。これにより、図2を用いて説明した歩行者ネットワークDBの情報に基づき、子供の年齢に応じたより安全なルートの探索を行うことができる。
また、目的地は、例えば、「お店Xに行って○○を買う。」と言うように既に決まっている場合と、買う物は決まっているが、それが何処で売っているか分からないなど、買うお店が決まっていない場合とがある。そこで、前者の場合には、チェックボックスR3にチェックを入れ、後者の場合には、チェックボックスR4にチェックを入れることになる。
そして、制御部102は、操作部104を通じて図8Aに示した入力画面に対する情報の入力を受け付ける(ステップS103)。ステップS103の入力受け付け処理は、当該入力画面の右下端部の「終了」ボタンが選択されるか、必要情報のすべてが入力され、かつ、当該入力画面の右下端部の「OK」ボタンが選択されるまで行われる。ステップS103の処理の後、制御部102は、ステップS103の処理において「終了」ボタンが選択されたか否かを判別する(ステップS104)。
ステップS104の判別処理において、「終了」ボタンが選択されたと判別したときには、制御部102は、表示部106の表示をお使い支援アプリが実行される前の状態に戻すなどの所定の終了処理を実行する(ステップS105)。そして、この図6、図7に示すお使い支援処理(お使い支援アプリ)を終了させる。
また、ステップS104の判別処理において、「終了」ボタンは選択されていないと判別したときには、制御部102は、店舗等の目的地の指定方法は、直接指定か否かを判別する(ステップS106)。すなわち、ステップS106の判別処理は、図8Aに示した入力画面において、チェックボックスR3が選択されているか(直接指定か)、あるいは、チェックボックスR4が選択されているか(候補店舗一覧リストからの選択か)を判別するものである。
ステップS106の判別処理において、直接指定が選択された(チェックボックスS3がチェックされている)と判別したとする。この場合、制御部102は、目的地入力画面の提供をルート情報等提供サーバ4に要求して取得し、当該目的地入力画面を表示部106に表示する(ステップS107)。図8Bは、ステップS107で表示部106に表示される目的地入力画面の一例を説明するための図である。当該目的地入力画面は、出発地の表示欄R11と、お使いに行く子供の年齢の表示欄R12と、目的地名称の入力欄R13と、目的地住所の入力欄R14と、出発地を含む地図の表示欄R15とを備えている。また、当該目的地入力画面の左下端部には、「終了」ボタンと「OK」ボタンとが設けられている。
出発地の表示欄R11には、図8Aに示した入力画面の出発地の住所の入力欄R1に入力された出発地の住所が表示される。また、お使いに行く子供の年齢の表示欄R12には、お子様の生年月日の入力欄R2に入力欄に入力された生年月日と時間制御部105の現在年月日とから求められるお使いに行く子供の年齢が表示される。そして、目的地名称の入力欄R13には、子供がお使いに行く店舗等の名称が、また、目的地住所の入力欄R14には、子供がお使いに行く店舗等の住所が入力できる。また、出発地を含む地図の表示欄R15には、出発地の住所の表示欄に表示された住所地を含む地図が表示され、当該地図上において店舗等の目的地を指示することも可能となる。
そして、制御部102は、操作部104を通じて、図8Bに示した目的地入力画面に対する入力を受け付ける(ステップS108)。このステップS108の入力受け付け処理は、当該目的地入力画面の左下端部の「終了」ボタンが選択されるか、目的地が入力され、かつ、当該入力画面の左下端部の「OK」ボタンが選択されるまで行われる。ここで、目的地の入力は、入力欄R13への目的地となる店舗等の名称の入力と、入力欄R14への目的地となる店舗等の住所の入力と、出発地を含む地図の表示欄R15に表示された地図上における目的地となる店舗等の指示のいずれかにより行われる。
これらの内のいずれかの入力が行われることにより、目的地の住所を特定できる。この場合、入力欄R13への目的地となる店舗等の名称の入力や出発地を含む地図の表示欄R15に表示された地図上における目的地となる店舗等の指示が行われた場合には、表示用にルート情報等提供サーバ4から提供され地図情報に基づいて、目的地の住所を特定できる。また、目的地となる店舗の入力された名称や指示された地図上の位置情報を、目的地を特定する情報としてルート情報等提供サーバ4に提供するようにしてもよい。
なお、目的地名称の入力欄R13や目的地住所の入力欄R14に情報の入力がされた場合には、それらにより特定される目的地が、出発地を含む地図の表示欄R15に表示された地図上にも区別可能に表示される。
ステップS108の処理の後、制御部102は、ステップS108の処理において「終了」ボタンが選択されたか否かを判別する(ステップS109)。ステップS109の判別処理において、「終了」ボタンが選択されたと判別したときには、制御部102は、上述もしたように、所定の終了処理を実行し(ステップS105)、この図6、図7に示すお使い支援処理(お使い支援アプリ)を終了させる。
また、ステップS109の判別処理において、「終了」ボタンは選択されていないと判別したとする。この場合、制御部102は、ルート取得処理部121を制御し、入力された出発地の住所と、特定された目的地の住所と、お使いに行く子供の年齢とを含む、お使いルートの探索要求を形成し、これをルート情報等提供サーバ4に送信する(ステップS110)。この後、制御部102は、通信I/F101を通じて、ルート情報等提供サーバ4から送信されてくるルート探索の結果得られたルート情報を受信し、ルート取得処理部121を制御し、受信したルート情報を表示部106に表示する(ステップS111)。ステップS111においては、詳しくは後述するが出発地から目的地までのルートを示す地図が表示される。
そして、制御部102は、操作部104を通じて、表示したルート情報に対する入力を受け付ける(ステップS112)。このステップS112においては、得られたルート情報の修正指示、お使い支援処理の終了指示、当該ルート情報の決定指示等が受け付けられる。
一方、ステップS106の判別処理において、目的地の指定方法として、候補店舗一覧リストから選択する方法が選択された(チェックボックスS4がチェックされている)と判別したとする。この場合、制御部102は、買い物リスト入力画面の提供をルート情報等提供サーバ4に要求して取得し、当該買い物リスト入力画面を表示部106に表示する(ステップS113)。図9Aは、ステップS113で表示部106に表示される買い物リスト入力画面の一例を説明するための図である。
当該買い物リスト入力画面は、図9Aに示すように、出発地の表示欄R11と、お使いに行く子供の年齢の表示欄R12と、品名欄と数量欄を有する買い物リストの入力欄R21とを備えている。また、当該買い物リスト入力画面の右下端部には、「終了」ボタンと「OK」ボタンとが設けられている。出発地の表示欄R11と、お使いに行く子供の年齢の表示欄R12とには、図8Bを用いて説明した場合と同様に、図8Aの入力画面への入力情報に応じた出発地の住所と、お使いに行く子供の年齢が表示される。そして、買い物リストの入力欄R21には、1以上の買い物対象の商品の品名および数量が入力可能になっている。
そして、制御部102は、操作部104を通じて、図9Aに示した買い物リスト入力画面に対する入力を受け付ける(ステップS114)。このステップS114の入力受け付け処理は、当該買い物リスト入力画面の右下端部の「終了」ボタンが選択されるか、1以上の品名および数量が入力された、かつ、当該買い物リスト入力画面の右下端部の「OK」ボタンが選択されるまで行われる。なお、図9Aに示した買い物リスト入力画面では、「頭痛薬XXXXX」と「バナナ」が購入対象として入力され、それぞれの購入数量は「1」であることが入力されている。
ステップS114の処理の後、制御部102は、ステップS114の処理において「終了」ボタンが選択されたか否かを判別する(ステップS115)。ステップS115の判別処理において、「終了」ボタンが選択されたと判別したときには、制御部102は、上述もしたように、所定の終了処理を実行し(ステップS105)、この図6、図7に示すお使い支援処理(お使い支援アプリ)を終了させる。
また、ステップS115の判別処理において、「終了」ボタンは選択されていないと判別したとする。この場合、制御部102は、候補店舗取得処理部122を制御し、入力された出発地の住所と、買い物リストの入力欄R21に入力された品名と数量とを含む、候補店舗一覧リストの提供要求を形成し、これをルート情報等提供サーバ4に送信する(ステップS116)。この後、制御部102は、通信I/F101を通じて、ルート情報等提供サーバ4から送信されてくる候補店舗一覧リストを受信し、候補店舗取得処理部122を制御して、受信した候補店舗一覧リストを表示部106に表示する(ステップS117)。
図9Bは、ステップS117において、保護者用端末装置1の表示部106に表示される候補店舗一覧リストの表示画面を説明するための図である。当該候補店舗一覧リストの表示画面は、図9Bに示すように、出発地の表示欄R11と、お使いに行く子供の年齢の表示欄R12と、店舗名欄、取扱商品欄、価格欄を有する候補店舗一覧リストの表示欄R31とを備えている。また、当該候補店舗一覧リストの表示画面の下端部には、「地図」ボタンと「終了」ボタンと「OK」ボタンとが設けられている。
当該候補店舗一覧リストの表示画面において、出発地の表示欄R11と、お使いに行く子供の年齢の表示欄R12とには、図8Bを用いて説明した場合と同様に、図8Aの入力画面への入力情報に応じた出発地の住所と、お使いに行く子供の年齢が表示される。そして、候補店舗一覧リストの表示欄R31には、ルート情報等提供サーバ4から提供された候補店舗一覧リストが表示される。この候補店舗一覧リストは、図9Aに示した買い物リストに入力された、購入しようとしている商品の取扱店舗と、各取扱店舗での取扱商品と、各取扱店舗における取扱商品の価格とが表示される。
保護者用端末装置1のユーザーは、図9Bに示したように標示される候補店舗の一覧リストを参照し、子供にお使いに行かせる店舗(目的地)を選択することができる。そして、図9Bに示した候補店舗一覧リストは、出発地の近隣の店舗であって、図9Aに示した買い物リストにおいて入力された商品を取り扱っている店舗の一覧リストである。そして、図9Bに示すように、「スーパーE」では、「頭痛薬を580円」で、また、「バナナを5本198円」で販売しており、「薬局D」では、「頭痛薬を620円」で販売していることが示されている。また、図9Bに示すように、「八百屋A」では、「バナナを1房268円」で販売しており、「コンビニB」では、「頭痛薬を680円」で、また、「バナナを2本168円」で販売していることが示されている。
そして、制御部102は、図9Bに示した候補店舗一覧リストの表示画面に対する入力を受け付ける(ステップS118)。このステップS118の入力受け付け処理は、当該買い物リスト入力画面の右下端部の「終了」ボタンが選択されるか、1以上の候補店舗が選択され、かつ、当該候補店舗一覧リストの表示画面の右下端部の「OK」ボタンが選択されるまで行われる。
具体的に目的地となる1以上の店舗の指定は、図9Bに示した候補店舗一覧リストを参照し、例えば、目的とする店舗名の表示欄にマウスを用いてカーソル位置付け、クリック操作を行うなどの所定の選択操作を行うことになる。また、図9Bに示した候補店舗一覧リストだけでは、出発地と各店舗との位置関係が分からない。そこで、候補店舗一覧リストの表示画面の下端側に設けられた「地図」ボタンを選択した場合には、出発地と各候補店舗とを含む地図を表示できる。
図10Aは、ステップS118の処理において、「地図」ボタンが選択された場合に、表示部106に表示される地図の表示例を説明するための図である。図10Aに示す地図は、図9Bに示した候補店舗一覧リストの情報を、地図上に示した情報であり、出発地および各候補店舗の位置と、各候補店舗での取扱商品とその価格とが地図上に表示された情報となっている。
この図10Aに示したように表示される地図情報を参照することにより、保護者用端末装置1のユーザーは、出発地からの距離をも考慮して、目的地となる店舗を指定できる。この場合、図10Aの各店舗の表示位置に、マウスを用いてカーソル位置付け、クリック操作を行うなどの所定の選択操作を行うことにより、目的地となる1以上の店舗を指定できる。なお、図10Aにおいて、下端部に示した「戻る」ボタンが選択された場合には、図9Bに示した候補店舗一覧リストの表示画面に戻り、地図上で店舗が選択され、「OK」ボタンが選択された場合には、目的地となる店舗の選択が行われたと判別される。
このように、ステップS118では、「終了」ボタンの選択や、図9Bに示した候補店舗一覧リストを用いて、あるいは、図10Aに示した候補店舗を含む地図情報を用いて、目的地となる店舗の選択(指定)を行うことができる。
そして、ステップS118の処理の後、制御部102は、ステップS118の処理において「終了」ボタンが選択されたか否かを判別する(ステップS119)。ステップS119の判別処理において、「終了」ボタンが選択されたと判別したときには、制御部102は、上述もしたように、所定の終了処理を実行し(ステップS105)、この図6、図7に示すお使い支援処理(お使い支援アプリ)を終了させる。
また、ステップS119の判別処理において、「終了」ボタンは選択されていないと判別したとする。この場合、制御部102は、買い物金額計算部123を制御して、ステップS118で選択された店舗で目的とする商品を目的とする数量分購入した場合の買い物金額(支払金額)を計算して、表示し、保護者用端末装置1のユーザーに通知する(ステップS120)。この場合、図9Aに示した買い物リストの品名と数量、および、図9Bあるいは図10Aを用いて選択された店舗とその店舗での取扱商品とその価格情報とに基づいて、各店舗での買い物金額を計算する。また、複数の店舗を選択した場合には、各店舗での買い物金額と共に、それらの合計金額も計算してユーザーに提示する。
これにより、お使いに行く子供に預ける金額も正確に把握でき、お金が不足するといった不都合を防止できる。また、複数の店舗で買い物をする場合には、各店舗に支払う金額を封筒などに小分けして子供に持たせることができ、お使いに行く子供も迷わずに支払を行うことができる。
ステップS120の処理の後において、制御部102は、ステップS110の処理に進む。この場合、制御部102は、上述もしたように、ルート取得処理部121を制御して、ステップS108で入力された出発地の住所と、お使いに行く子供の年齢と、ステップS118で選択された目的地の住所とを含む、お使いルートの探索要求を形成し、これをルート情報等提供サーバ4に送信する(ステップS110)。この後、保護者用端末装置1においては、上述もしたように、ルート情報等提供サーバ4から送信されてくるルート探索の結果得られたルート情報を受信し、これを表示部106に表示する(ステップS111)。
図10Bは、ステップS111において表示されるルート探索の結果得られたルート情報の表示例を説明するための図である。この図10Bに示すルート情報の表示例は、出発地から目的地までのルートを示す地図が表示されたものである。そして、図10Bの表示例の場合には、出発地を星印で示し、目的地がコンビニBである場合の例を示している。そして、出発地から目的地であるコンビニBまでのルートが実線矢印RT1で示されると共に、当該ルートを構成する各リンクを子供が徒歩で移動する場合に掛かると予想される移動時間も表示される。なお、ルートRT1は、ルート情報等提供サーバ4において、お使いに行く子供が通行してより安全であるルートとして歩行者ネットワークDB406のデータが用いられて探索されたものである。
そして、図10Aに示した出発地から目的地までのルートを示す地図の表示画面においては、その下端側に「終了」ボタンと「OK」ボタンとが設けられており、ステップS112では、これらいずれかのボタンの選択や、必要がある場合には、探索されたルートの変更の指示入力を行うことができる(ステップS112)。
ステップS112の入力受け付け処理の後、制御部102は、図7のステップS121の処理に進む。そして、制御部102は、ステップS121の処理において「終了」ボタンが選択されたか否かを判別する(ステップS121)。ステップS121の判別処理において、「終了」ボタンが選択されたと判別したときには、制御部102は、上述もしたように、所定の終了処理を実行し(ステップS105)、この図6、図7に示すお使い支援処理(お使い支援アプリ)を終了させる。
また、ステップS121の判別処理において、「終了」ボタンは選択されていないと判別したとする。この場合、制御部102は、ステップS111においてルート情報等提供サーバ4から提供を受け、ステップS112で確定したルート情報を記憶装置103に記憶して、お使いに行く子供が通行するルートを設定する(ステップS122)。ここで、設定されるルート情報は、具体的には、例えば、図10Bを用いて説明したルート情報RT1を含む地図情報である。
そして、制御部102は、通信I/F101、表示部106、音声入力部109、音声出力部110を制御し、子供用携帯端末装置2との間に通信回線を接続して、リアルタイム通信を開始する(ステップS123)。すなわち、保護者用端末装置1からは、マイクロホン108を通じて集音し、音声入力部109でデジタル信号に変換された音声データやカメラ部107を通じて撮影された映像の映像データを、また、確定した買い物リスト等のテキストデータを子供用携帯端末装置2に送信する。また、子供用携帯端末装置2から送信されてくる映像データや音声データを受信し、映像データについては、表示部106の監視画面の該当エリアに表示し、受信した音声データは、音声出力部110を通じてスピーカ111から放音する。
図11は、当該監視画面の一例を説明するための図である。図11に示すように、当該監視画面は、子供用携帯端末装置2のアウト用カメラ部210により撮影される映像の表示エリアAR1と、子供用携帯端末装置2のイン用カメラ部211により撮影される映像の表示エリアAR2とを有する。さらに、当該監視画面は、ステップS122で設定したルート情報を含む地図情報の表示エリアAR3を有する。
表示エリアAR3には、ステップS122で設定された出発地から目的地までのルート情報を含む地図情報と共に、子供用携帯端末装置2からの現在位置に基づいて、子供用携帯端末装置2の現在位置を示すマークが表示される。この図11に示す監視画面に表示される情報に基づいて、保護者用端末装置1のユーザーである保護者は、お使いに行かせた子供の現在位置と、当該子供の現在の状況(様子)を把握できる。また、図11において、表示エリアAR3の下側に示したように、例えば、「出発地に戻りました。」などと言うように、お使いに行った子供の動静に関するメッセージ等が表示できるようにされている。
そして、制御部102は、子供用携帯端末装置2から所定のタイミング毎に送信されてくる子供用携帯端末装置2の現在位置を受信して、表示エリアAR3に表示されている地図上に子供用携帯端末装置2の現在位置を示すマークを表示する(ステップS124)。この後、制御部102は、現在位置監視部124を制御して、子供用携帯端末装置2が設定したルートから外れていないか、あるいは、移動が停滞していないかなどのチェックを行なう(ステップS125)。
そして、制御部102は、ステップS125の現在位置チェックに基づき、子供用携帯端末装置2の現在位置が設定したルートから外れていたり、移動が停滞していたりするために、報知が必要か否かを判別する(ステップS126)。ステップS126の判別処理において、報知は必要ないと判別したときには、ユーザーからの操作入力を受け付ける(ステップS127)。このステップS127では、お使いに出かけた子供が戻ってきた場合に操作される、図11に示した監視画面の右下端部に設けられている「終了」ボタンの選択操作が受け付けられる。
そして、制御部102は、「終了」ボタンが操作されたか否かを判別し(ステップS128)、操作されていないと判別したときには、ステップS124からの処理を繰り返す。また、ステップS128の判別処理において、「終了」ボタンが選択されたと判別したとする。この場合、制御部102は、子供用携帯端末装置2との間に接続した通信回線を解放したり、監視画面を消去したりするなどの所定の終了処理を実行し(ステップS129)、この図6、図7に示す処理を終了する。
また、ステップS126の判別処理において、報知が必要であると判別したとする。この場合、制御部102は、音声出力部110およびスピーカ111を通じて報知音を放音したり、表示部106に報知メッセージを表示したりするなどの報知処理を開始する(ステップS130)。そして、制御部102は、ユーザーからの確認入力を受け付けるようにし(ステップS131)、確認入力がされたか否かを判別する(ステップS132)。
ステップS132の判別処理において、確認入力はされていないと判別したときには、制御部102は、ステップS131からの処理を繰り返し、報知処理を継続する。また、ステップS132の判別処理において、確認入力がされたと判別したときには、報知処理を終了させ(ステップS133)、ステップS124からの処理を繰り返す。これにより、報知音や報知メッセージにより、お使いに出かけた子供が、設定したルートから外れたり、移動が停滞していたりすることを知った保護者用端末装置1のユーザーは、まず、報知処理を停止させる。そして、接続されている通信回線を通じて通話を行うことにより、子供を当初のルートに戻すように誘導したり、道草をしないように注意したりできる。
なお、保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2との間では、ステップS123の処理以降、通信回線が接続されたままであるので、目的地に到着した場合に、目的地での買い物の支援を音声により行うことができる。また、必要に応じて、保護者用端末装置1と子供用携帯端末装置2とを通じて、店舗の従業員の方と通話を行って、お使いに行かせた子供を支援することができる。
また、図8Bに示した目的地入力画面においては、説明を簡単にするため、目的地名称の入力欄R13や目的地住所の入力欄R14には、1つの目的地に応じ情報の入力を行う場合を説明したが、これに限るものではない。例えば、カンマで区切るなどして、複数の目的地の名称や住所を入力することにより、複数の目的地を指定することもできる。また、図9Bの候補店舗一覧リストや図10Aの候補店舗の地図表示を用いても、複数の候補店舗を目的地として指定することができる。
この場合、出発地の住所と、複数の目的地の特定した住所とを含む、ルート探索要求を形成して、ルート情報等提供サーバ4に送信する。そして、ルート情報等提供サーバ4では、出発地から当該複数の目的地を巡る場合に、より安全なルート探索し、その結果を送信してくる。したがって、安全性を重視しているため、最短経路ではないルートが探索される場合もある。
[ルート情報等提供サーバ4の処理]
次に、ルート情報等提供サーバ4で行われる処理について説明する。図12は、ルート情報等提供サーバ4において行われる処理を説明するためのフローチャートである。この図12に示す処理は、ルート情報等提供サーバ4において常時行うようにされている処理である。
すなわち、ルート情報等提供サーバ4においては、保護者用端末装置1からのアクセスを受け付けるようにし(ステップS201)、保護者用端末装置1からのアクセスを受け付けたか否かを判別する(ステップS202)。ステップS202の判別処理において、保護者用端末装置1からのアクセスを受け付けていないと判別したときには、ステップS201からの処理を繰り返し、保護者用端末装置1からのアクセスの到来を待つことになる。
そして、ステップS202の判別処理において、保護者用端末装置1からのアクセスを受け付けたと判別したときには、ルート情報等提供サーバ4の制御部402は、図8Aに示した入力画面をアクセス元の保護者用端末装置1に提供する(ステップS203)。そして、入力画面を提供した保護者用端末装置1からの要求を受け付けるようにし(ステップS204)、終了指示を受け付けたか否かを判別する(ステップS205)。
ステップS205の判別処理において、終了指示を受け付けていないと判別したときには、制御部402は、受け付けた要求に応じて関連する各部を制御し、要求に応じた処理を実行する(ステップS206)。このステップS206では、図8Bに示した目的地入力画面の提供、図9Aに示した買い物リスト画面の提供、候補店舗一覧リストの作成、送信、ルート探索と結果の送信などの処理が行われることになる。そして、ステップS206の処理の後においては、ステップS204からの処理を繰り返す。また、ステップS205の判別処理において、終了指示を受け付けたと判別したときには、制御部402は、アクセス元の保護者用端末装置1との間の接続を解放し(ステップS207)、ステップS201からの処理を繰り返す。
このように、ルート情報等提供サーバ4は、保護者用端末装置1からの要求に応じて、保護者用端末装置1が必要な情報を、保護者用端末装置1に対して提供することができる。
[子供用携帯端末装置2の処理]
次に、子供用携帯端末装置2において行われる処理について説明する。図13は、子供用携帯端末装置2において、子供用携帯端末装置2用のお使い支援アプリが実行された場合に行われるお使い支援処理を説明するためのフローチャートである。また、図14は、図13に示すお使い支援処理で子供用携帯端末装置2の表示部208に表示される表示画面の例を示す図である。
この実施の形態の子供用携帯端末装置2においては、例えば、所定のメニューからお使い支援アプリを実行する項目が選択されると、制御部202は、図13のフローチャートに示す子供用携帯端末装置2用のお使い支援処理を実行する。まず、制御部202は、無線通信部201を制御し、対応する保護者用端末装置1との間に通信回線を接続し、リアルタイム通信を開始する(ステップS301)。
このステップS301の処理により、保護者用端末装置1との間で、映像データ、音声データ、テキストデータの双方向通信が可能となる。子供用携帯端末装置2においては、保護者用端末装置1からの映像データや音声データを受信して、これを出力する。また、子供用携帯端末装置2のアウト用カメラ部210、イン用カメラ部211が捉えている映像の映像データ、マイクロホン213Sが集音した音声の音声データの保護者用端末装置1への送信を行う。
図14は、子供用携帯端末装置2のステップS301の処理以降において、子供用携帯端末装置2の表示部208に表示される表示画面の例について説明するための図である。図14に示すように、子供用携帯端末装置2の表示部208には、保護者用端末装置1のカメラ部107が捉えている保護者の映像が、第1の表示エリアAR21に表示される。また、保護者用端末装置1から送信されたテキスト情報の買い物リストが、表示部208の第2の表示エリアAR22に表示される。また、保護者用端末装置1からの音声データが、通話処理部213を通じてスピーカ213Rから放音される。
この後、制御部202は、現在位置通知部212を制御し、時間制御部205の機能により計測される所定のタイミング毎に、GPS部207を通じて自機の現在位置を取得し、これを保護者用端末装置1に送信する処理を開始する(ステップS302)。なお、当該所定のタイミングは、例えば、10秒毎、20秒毎のように、適宜のタイミングとすることができる。
この後、操作入力を受け付けるようにし(ステップS303)、終了操作が行われたか否かを判別し(ステップS304)、所定の終了操作は行われていないと判別したときには、ステップS303からの処理を繰り返す。また、ステップS303の判別処理で、所定の終了操作が行われたと判別したときには、表示画面を元に戻すなどの所定の終了処理を行って(ステップS305)、この図13に示した子供用携帯端末装置2用のお使い支援処理を終了させる。
このように、子供用携帯端末装置2においては、子供用携帯端末装置2用のお使い支援処理を開始させることにより、対応する保護者用端末装置1との間に通信回線を接続し、映像データ、音声データ、テキストデータの送受を行えるようにする。また、所定のタイミング毎に、自機の現在位置を保護者用端末装置1に通知する。これらのリアルタイム通信は、終了操作が行われるまで継続して行われる。
これにより、子供用携帯端末装置2は、保護者用端末装置1に対して、自機の現在位置を所定のタイミング毎に通知できると共に、必要に応じて保護者用端末装置1との間で映像、音声による通信を行って、誘導を受けたり、支援を受けたりすることができる。また、必要に応じて、子供用携帯端末装置2を店舗の従業員の方などに利用してもらい、保護者用端末装置1の保護者と通話を行うことにより、子供のお使いの支援を行える。
[実施の形態の効果]
上述したように、ルート探索を行い、子供がお使いに出かけて、お使いを済ませ、帰宅するまでを管理できるシステムを実現できる。そして、自宅等に残る保護者が用いる保護者用端末装置1と、お使いに行く子供が所持する子供用携帯端末装置2とを通じて、お使いに行く幼い子供を大人(保護者)が遠隔から監視、誘導、支援できる。また、出発地から目的地までのルートは、より安全なルートが探索できるので、事前にできるだけ危険を回避した状態で、子供をお使いに出すことができる。すなわち、お使いをする子供の安全を確保すると共に、大人の心配を低減させることができる。
[変形例]
なお、上述した実施の形態においては、ルート情報等提供サーバ4を用いるシステムとしたが、これに限るものではない。例えば、図2を用いて説明したルート情報等提供サーバ4のルート探索部408、店舗情報収集部409、一覧リスト作成部410の機能を、保護者用端末装置1に持たせ、ルート情報等提供サーバ4を用いない構成とすることもできる。この場合、必要となるエリアの地図データ、POIデータ、方向者ネットワークデータ等を、保護者用端末装置1に用意しておけばよい。もちろん、ルート探索部408、店舗情報収集部409、一覧リスト作成部410の機能を保護者用端末装置1に持たせ、必要となるエリアの地図データ、POIデータ、方向者ネットワークデータ等を、ネットワーク3上の所定のサーバ装置から提供を受けるようにすることも可能である。
また、上述した実施の形態では、徒歩だけでお使いに行く場合を例にして説明したが、これに限るものではない。路線バスや鉄道と行った交通機関を利用して目的地に行く場合にも、この発明を用いることができる。この場合、歩行者ネットワークDB406の情報を、交通機関を考慮したものとすればよい。
[その他]
上述した実施の形態からも分かるように、保護者用端末装置の通信手段の機能は、保護者用端末装置1の通信I/F101が実現し、保護者用端末装置の出発地受付手段、目的地受付手段の機能は、保護者用端末装置1の操作部104が実現している。また、保護者用端末装置の取得手段の機能は、保護者用端末装置1のルート取得処理部121が、また、保護者用端末装置の第1、第2の表示制御手段の機能は、保護者用端末装置1の制御部102が実現している。また、保護者用端末装置の監視手段の機能は、保護者用端末装置1の現在位置監視部124が実現し、保護者用端末装置の通話制御手段の機能は、保護者用端末装置1の制御部102が実現している。
また、保護者用端末装置のリスト受け付け手段の機能は、保護者用端末装置1の操作部104が実現し、保護者用端末装置の一覧リスト取得手段の機能は、保護者用端末装置1の候補店舗取得処理部122が実現している。また、保護者用端末装置の支払金額取得手段の機能は、保護者用端末装置1の買い物金額計算部123が実現している。
また、子供用携帯端末装置の無線通信手段の機能は、子供用携帯端末装置2の無線通信部201が実現し、子供用携帯端末装置の現在位置取得手段の機能は、子供用携帯端末装置2のGPS部207が実現している。また、子供用携帯端末装置の現在位置通知手段の機能は、子供用携帯端末装置2の現在位置通知部212が実現し、子供用携帯端末装置の撮像手段の機能は、子供用携帯端末装置2のアウト用カメラ部210、イン用カメラ部211が実現している。まあ、子供用携帯端末装置の映像送信制御手段の機能は、子供用携帯端末装置2の制御部202が実現し、子供用携帯端末装置の通話処理手段の機能は、子供用携帯端末装置2の主に通話処理部213が実現している。
また、図6、図7、図12、図13を用いて説明した処理が、この発明のお使い支援方法の一実施の形態に対応する。また、主に図6、図7を用いて説明した処理が、保護者用端末装置1で実行されるお使い支援プログラムの一実施の形態に対応し、主に図13を用いて説明した処理が、子供用携帯端末装置2で実行されるお使い支援プログラムの一実施の形態に対応する。
1…保護者用端末装置、101…通信I/F、102…制御部、103…記憶装置、104…操作部、105…時間制御部、106…表示部、107…カメラ部、108…マイクロホン、109…音声入力部、110…音声出力部、111…スピーカ、121…ルート取得処理部、122…候補店舗取得処理部、123…買い物金額計算部、124…現在位置監視部、2…子供用携帯端末装置、201…無線通信部、201A…送受信アンテナ、202…制御部、203…記憶装置、204…操作部、205…時間制御部、206…センサ部、207…GPS部、207A…GPSアンテナ、208…表示部、209…タッチパネル、210…アウト用カメラ部、211…イン用カメラ部、212…現在位置通知部、213…通話処理部、213R…スピーカ(受話器)、213S…マイクロホン(送話器)、3…ネットワーク、4…ルート情報等提供サーバ、401…通信I/F、402…制御部、403…記憶装置、404…地図DB、405…POIDB、406…歩行者ネットワークDB、407…店舗情報ファイル、408…ルート探索部、409…店舗情報収集部、410…一覧リスト作成部、5…情報提供サイト、6…携帯位置情報サーバ

Claims (8)

  1. 子供にお使いを依頼する保護者が用いる保護者用端末装置と、お使いに出かける子供が使用する子供用携帯端末装置とがネットワークを通じて接続されて形成されるお使い支援システムであって、
    前記保護者用端末装置は、
    前記子供用携帯端末装置と通信を行うための通信手段と、
    出発地の入力を受け付ける出発地受付手段と、
    目的地の入力を受け付ける目的地受付手段と、
    前記出発地から前記目的地にお使いに出かける子供にとって、より安全な経路を取得する取得手段と、
    前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、前記通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を示した地図情報を表示手段に表示する第1の表示制御手段と、
    前記子供用携帯端末装置から常時送信され、前記通信手段を通じて受信する映像情報を表示手段に表示する第2の表示制御手段と、
    前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、前記通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を監視し、前記取得手段により取得された前記経路から外れた場合に、これを報知する監視手段と、
    前記通信手段を通じて前記子供用携帯端末装置との間で通話を行うようにする通話制御手段と
    を備え、
    前記子供用携帯端末装置は、
    前記保護者用端末装置と通信を行うための無線通信手段と、
    現在位置取得手段と、
    所定のタイミング毎に前記現在位置取得手段を通じて現在位置を取得し、前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置に通知する現在位置通知手段と、
    撮像手段と、
    前記撮像手段を通じて得られる映像を、前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置に送信するようにする映像送信制御手段と
    前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置との間で通話を行うようにする通話処理手段と
    を備えることを特徴とするお使い支援システム。
  2. 請求項1に記載のお使い支援システムであって、
    前記保護者用端末装置は、
    買い物リストの入力を受け付けるリスト受付手段と、
    前記買い物リストに基づいて、候補店舗一覧リストを取得する一覧リスト取得手段と
    を備え、
    前記目的地受付手段は、取得された前記候補店舗一覧リストから目的地となる1以上の店舗の選択入力を受け付けることにより、目的地の入力を受け付けることを特徴とするお使い支援システム。
  3. 請求項2に記載のお使い支援システムであって、
    前記保護者用端末装置は、
    前記目的地受付手段を通じて選択された1以上の店舗において、リスト受付手段を通じて入力された前記買い物リストに応じて買い物した場合の支払金額を取得する支払金額取得手段を備えることを特徴とするお使い支援システム。
  4. 子供にお使いを依頼する保護者が用いる保護者用端末装置と、お使いに出かける子供が使用する子供用携帯端末装置とがネットワークを通じて接続されて形成されるお使い支援システムの前記保護者用端末装置であって、
    前記子供用携帯端末装置と通信を行うための通信手段と、
    出発地の入力を受け付ける出発地受付手段と、
    目的地の入力を受け付ける目的地受付手段と、
    前記出発地から前記目的地にお使いに出かける子供にとって、より安全な経路を取得する取得手段と、
    前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、前記通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を示した地図情報を表示手段に表示する第1の表示制御手段と、
    前記子供用携帯端末装置から常時送信され、前記通信手段を通じて受信する映像情報を表示手段に表示する第2の表示制御手段と、
    前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、前記通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を監視し、前記取得手段により取得された前記経路から外れた場合に、これを報知する監視手段と、
    前記通信手段を通じて前記子供用携帯端末装置との間で通話を行うようにする通話制御手段と
    を備えることを特徴とする保護者用端末装置。
  5. 子供にお使いを依頼する保護者が用いる保護者用端末装置と、お使いに出かける子供が使用する子供用携帯端末装置とがネットワークを通じて接続されて形成されるお使い支援システムの前記子供用携帯端末装置であって、
    前記保護者用端末装置は、出発地受付手段を通じて出発地の入力を受け付け、目的地受付手段を通じて目的地の入力を受け付け、前記出発地から前記目的地にお使いに出かける子供にとって、より安全な経路を取得手段が取得し、前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を示した地図情報を、第1の表示制御手段が表示手段に表示し、前記子供用携帯端末装置から常時送信され、前記通信手段を通じて受信する映像情報を第2の表記制御手段が表示手段に表示し、監視手段が、前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、前記通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を監視し、取得した前記経路から外れた場合に、これを報知し、通話制御手段が、通信手段を通じて前記子供用携帯端末装置との間で通話を行うようにすることができるものであり、
    前記保護者用端末装置と通信を行うための無線通信手段と、
    現在位置取得手段と、
    所定のタイミング毎に前記現在位置取得手段を通じて現在位置を取得し、前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置に通知する現在位置通知手段と、
    撮像手段と、
    前記撮像手段を通じて得られる映像を、前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置に送信するようにする映像送信制御手段と、
    前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置との間で通話を行うようにする通話処理手段と
    を備えることを特徴とする子供用携帯端末装置。
  6. 子供にお使いを依頼する保護者が用いる保護者用端末装置と、お使いに出かける子供が使用する子供用携帯端末装置とがネットワークを通じて接続されて形成されるお使い支援システムで用いられるお使い支援方法であって、
    前記保護者用端末装置においては、
    出発地受付手段を通じて出発地の入力を受け付ける出発地受付工程と、
    目的地受付手段を通じて目的地の入力を受け付ける目的地受付手段と、
    前記出発地から前記目的地にお使いに出かける子供にとって、より安全な経路を取得手段が取得する取得工程と、
    前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を示した地図情報を、第1の表示制御手段が表示手段に表示する第1の表示制御工程と、
    前記子供用携帯端末装置から常時送信され、前記通信手段を通じて受信する映像情報を第2の表記制御手段が表示手段に表示する第2の表示制御工程と、
    監視手段が、前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、前記通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を監視し、前記取得工程において取得した前記経路から外れた場合に、これを報知する監視工程と、
    通話制御手段が、通信手段を通じて前記子供用携帯端末装置との間で通話を行うようにする通話制御工程と
    を有し、
    前記子供用携帯端末装置は、
    現在位置通知手段が、所定のタイミング毎に現在位置取得手段を通じて現在位置を取得し、無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置に通知する現在位置通知工程と、
    映像送信制御手段が、撮像手段を通じて得られる映像を、前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置に送信するようにする映像送信制御工程と
    通信処理手段が、前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置との間で通話を行うようにする通話処理工程と
    を有することを特徴とするお使い支援方法。
  7. 子供にお使いを依頼する保護者が用いる保護者用端末装置と、お使いに出かける子供が使用する子供用携帯端末装置とがネットワークを通じて接続されて形成されるお使い支援システムの前記保護者用端末装置に搭載されたコンピュータが実行するお使い支援プログラムであって、
    出発地受付手段を通じて出発地の入力を受け付ける出発地受付ステップと、
    目的地受付手段を通じて目的地の入力を受け付ける目的地受付ステップと、
    前記出発地から前記目的地にお使いに出かける子供にとって、より安全な経路を取得手段が取得する取得ステップと、
    前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を示した地図情報を、第1の表示制御手段が表示手段に表示する第1の表示制御ステップと、
    前記子供用携帯端末装置から常時送信され、前記通信手段を通じて受信する映像情報を第2の表記制御手段が表示手段に表示する第2の表示制御ステップと、
    監視手段が、前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、前記通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を監視し、前記取得ステップにおいて取得した前記経路から外れた場合に、これを報知する監視ステップと、
    通話制御手段が、通信手段を通じて前記子供用携帯端末装置との間で通話を行うようにする通話制御ステップと
    を実行することを特徴とする保護者用端末装置のお使い支援プログラム。
  8. 子供にお使いを依頼する保護者が用いる保護者用端末装置と、お使いに出かける子供が使用する子供用携帯端末装置とがネットワークを通じて接続されて形成されるお使い支援システムの前記子供用携帯端末装置に搭載されたコンピュータが実行するお使い支援プログラムであって、
    前記保護者用端末装置は、出発地受付手段を通じて出発地の入力を受け付け、目的地受付手段を通じて目的地の入力を受け付け、前記出発地から前記目的地にお使いに出かける子供にとって、より安全な経路を取得手段が取得し、前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を示した地図情報を、第1の表示制御手段が表示手段に表示し、前記子供用携帯端末装置から常時送信され、前記通信手段を通じて受信する映像情報を第2の表記制御手段が表示手段に表示し、監視手段が、前記子供用携帯端末装置から所定のタイミング毎に送信され、前記通信手段を通じて受信する当該子供用携帯端末装置の現在位置を監視し、取得した前記経路から外れた場合に、これを報知し、通話制御手段が、通信手段を通じて前記子供用携帯端末装置との間で通話を行うようにすることができるものであり、
    現在位置通知手段が、所定のタイミング毎に現在位置取得手段を通じて現在位置を取得し、無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置に通知する現在位置通知ステップと、
    映像送信制御手段が、撮像手段を通じて得られる映像を、前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置に送信するようにする映像送信制御ステップと
    通信処理手段が、前記無線通信手段を通じて前記保護者用端末装置との間で通話を行うようにする通話処理ステップと
    を実行することを特徴とする子供用携帯端末装置のお使い支援プログラム。
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