JP2014055620A - 電磁ブレーキおよびそれを備えた乗客コンベア - Google Patents

電磁ブレーキおよびそれを備えた乗客コンベア Download PDF

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Abstract

【課題】電磁ブレーキにおいて、ブレーキライニングの摩耗があった場合でもアマチュアと電磁石の位置を自動調整する。
【解決手段】電磁石を収納するケースと、電磁ブレーキのハウジングに固定されるとともにケースをモータ軸の軸方向に移動可能に支持する案内ピンと、ケースに固定されるとともに電磁石とアマチュアとの間のモータ軸の軸方向の距離を所定範囲以内に制限する拘束ピンと、制動解除時に電磁石のモータ軸の軸方向の位置を保持し制動時に位置の保持を解除する位置保持部材とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁ブレーキ、ならびに、この電磁ブレーキを備えた乗客コンベアに関するものである。
一般に、エレベータ、エスカレータ、クレーン、工作機械などに適用されるモータには位置保持のための電磁ブレーキが備わっている。この電磁ブレーキは、モータ軸と共に回転するブレーキディスク、モータ台座に固定されているハウジング、ハウジングに対してモータ軸方向のみに移動可能なように支持されているアマチュア、アマチュアをブレーキディスクに向かって押しつける押しばね、ハウジングに固定されるとともに押しばねに抵抗してアマチュアをブレーキディスクから離す電磁石、ブレーキディスクとアマチュアとの間に配置されて両者のうちのいずれか一方に固定されているブレーキライニングとから構成されている。
このような電磁ブレーキはモータ停止時に制動力を発生させるものである。制動力を発生させるには電磁石への電流を遮断する。このとき、押しばねがブレーキディスクに向かってアマチュアを押しつけるので、ブレーキライニングとの間の摩擦力でブレーキディスクならびにモータ軸はハウジングに対して位置が保持されることになる。
一方、モータ回転時には電磁ブレーキの制動は解除される。制動解除するには電磁石へ所定の大きさの電流を流す。この電流によって電磁石から生じる磁力でアマチュアは吸引される。この吸引する荷重は押しばねがアマチュアをブレーキディスクに向かって押す荷重よりも大きく設定されているので、ブレーキライニングが離れ、摩擦力が生じなくなり、ブレーキディスクならびにモータ軸は回転可能となる。
また、ディスク式ではなくドラム式の電磁ブレーキに関する技術として、特許文献1では、アマチュア(プランジャ)のストロークを自動調整する構造が提供されている。
特開平8−59146号公報
しかしながら、一般的な電磁ブレーキでは実際にはモータと電磁ブレーキとの間で応答時間の差があるため、モータが完全に停止していない状態でブレーキライニングとの間の摩擦力が生じ、ブレーキライニングは摩耗していく。この摩耗によって、制動時にアマチュアはブレーキディスクに近づく、すなわち、アマチュアと電磁石との距離が遠くなり、次の2つの問題が生じる。
第一の問題点は、制動解除開始時に一時的なブレーキの引きずりが生じて、ブレーキライニングの摩耗の進行速度が加速度的に大きくなる点である。この原因を以下で説明する。電磁石から生じる磁力は距離の2乗に反比例する。したがって、ブレーキライニングの摩耗によって電磁石とアマチュアの距離が遠くなると、押しばねに打ち勝ってアマチュアを吸引するのに必要な磁力が大きくなる。さらに、電磁石には応答遅れがあり、電磁石から生じる磁力は時間に応じて大きくなって一定値に収束するという挙動を示す。したがって、アマチュアの吸引に必要な磁力が生じるまでの時間が長くなる。すると、モータが回転を開始してもアマチュアが押しばねで押し付けられて、ブレーキの引きずりが生じる。この引きずりはブレーキライニングの摩耗の原因となり、さらに電磁石とアマチュアの距離が遠くなる、という連鎖を繰り返す。なお、アマチュアが一定以上電磁石から離れると吸引に必要な磁力が生じなくなり、電磁石に吸引されなくなる、すなわち、制動を解除できなくなる。
第二の問題点は、制動開始時にアマチュアが押しばねで押される距離が長くなるためアマチュアの移動速度が大きくなり、ブレーキライニングがより大きな速度で衝突して騒音が大きくなることである。
従来の電磁ブレーキではこれらの問題への対策として、ブレーキライニングの摩耗量を短い周期で点検し、必要に応じて制動時のアマチュアと電磁石の距離を調整する必要があった。
そして、エレベータ、エスカレータ、クレーン、工作機械など上記の電磁ブレーキを使った機械では上記の点検・調整作業を実施するために運転を休止する必要があり、特に駅舎内での乗客の輸送に大きな役割を果たすエスカレータを運転休止にすると乗客の利便性を著しく阻害する場合があった。
また、特許文献1では、アマチュア(プランジャ)のストロークを自動調整する技術を開示しているが、特許文献1では、コイルを固定したままアマチュアの移動範囲を自動調整する技術であるため、上記第二の問題点は解決できるものの、アマチュアの移動範囲の自動調整によりアマチュアの位置がコイルから外れるに従って力が弱まるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、ブレーキライニングの摩耗があった場合でもアマチュアと電磁石の位置を自動調整することができる電磁ブレーキおよびそれを備えた乗客コンベアを提供することである。
本発明の電磁ブレーキは、例えば、モータの回転軸である第一回転軸に対してスプラインで軸方向に移動可能に支持されたブレーキディスクと、前記ブレーキディスクに向けて第一圧縮ばねで押しつけられるアマチュアと、前記ブレーキディスクと前記アマチュアとの間に配置されて制動力を発生させるブレーキライニングと、前記第一圧縮ばねに抗して前記アマチュアを吸引する電磁石とを有する電磁ブレーキにおいて、前記電磁石を収納するケースと、前記電磁ブレーキのハウジングに固定されるとともに前記ケースを前記第一回転軸の軸方向に移動可能に支持する案内ピンと、前記ケースに固定されるとともに前記電磁石と前記アマチュアとの間の前記第一回転軸の軸方向の距離を所定範囲以内に制限する拘束ピンと、制動解除時に前記電磁石の前記第一回転軸の軸方向の位置を保持し制動時に前記位置の保持を解除する位置保持部材とを備えることを特徴とする。
また、本発明の乗客コンベアは、例えば、乗降口の間を循環往復するステップと、前記ステップを駆動するためのモータと、前記モータの停止時に前記ステップの位置を保持する電磁ブレーキと、乗客が把持するハンドレールと、前記ハンドレールを案内する欄干とを備えた乗客コンベアにおいて、前記電磁ブレーキとして上述した電磁ブレーキを用いることを特徴とする。
本発明によれば、ブレーキライニングの摩耗があった場合でもアマチュアと電磁石の位置を自動調整することができる。
実施例1の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動時を示す。 図1のラック、フック付近の詳細図である。 実施例1の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動解除時を示す。 図3のラック、フック付近の詳細図である。 従来の電磁ブレーキの断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動時を示す。 従来の電磁ブレーキの断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動解除時を示す。 従来の電磁ブレーキの断面図であり、ブレーキライニングが摩耗した状態での制動時を示す。 従来の電磁ブレーキの断面図であり、ブレーキライニングが摩耗した状態での制動解除時を示す。 実施例1の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗した状態での制動時を示す。 実施例1の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗した状態での制動解除時を示す。 実施例2の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動時を示す。 図11のラック、係合子付近の詳細図である。 図12のA方向から見た図である。 実施例2の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動解除時を示す。 図14のラック、係合子付近の詳細図である。 実施例3におけるラック付近の詳細図である。 実施例4における乗客コンベアの全体図である。
本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。尚、各図および各実施例において、同一又は類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
図1は、実施例1の電磁ブレーキの断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動時を示す。図2は、図1のラック、フック付近の詳細図である。
実施例1では、電磁ブレーキのハウジング1はモータの固定子が取り付けられる部分であって、台座に固定されている。ハウジング1にはベアリング2が固定されていて、これを介してモータの回転子が取り付けられているモータの回転軸であるモータ軸3が回転可能に支持されている。モータ軸3にはスプライン4が加工されており、これを介して円盤状の部品であるブレーキディスク5がモータ軸3の軸方向に移動可能に支持されている。また、ハウジング1のモータ軸3を中心とする円周上には複数本の案内ピン6が固定されている。案内ピン6は固定板7とラック8とを固定するとともに、アマチュア9とケース10をモータ軸3の軸方向に移動可能に支持している。固定板7はモータ軸3との干渉を避けるために中心に穴を有する円環状の部品であり、そのブレーキディスク5側には摩擦材であるブレーキライニング11aが固定されている。アマチュア9は固定板7と同様に中心に穴を有する円環状の強磁性体部品であって、後述する拘束ピン12の軸部12aが通る穴部9aを有しており、ブレーキディスク5側にはブレーキライニング11bが固定されている。
ケース10には拘束ピン12、電磁石13、フック回転軸14が固定され、解放ばね15の一端が固定されている。拘束ピン12はボルト状部品であって、その先端12bがケース10に固定され、軸部12aがアマチュア9の穴部9aを貫通し、頭部12cの直径は穴部9aの直径よりも大きい。フック回転軸14はその軸周りに回転可能にフック16を支持する部品である。解放ばね15は圧縮ばねであって、一端はケース10に固定され、他端はフック16のレバー部先端16aを押している。フック16はフック回転軸14を挟んで一方にレバー部先端16aを有し、他方に爪部16bを有している強磁性体部品である。ラック8には爪部16bが噛み合って係合可能な歯形が形成されている。ラック8とアマチュア9との間には圧縮ばねである押しばね17が配置され、押しばね17の中を案内ピン6が貫通している。
図2にラック8、フック回転軸14、解放ばね15、フック16の詳細図を示す。尚、ラック8と、フック回転軸14と、解放ばね15と、フック16とにより、位置保持部材が構成される。
図1、図2において、制動時には電磁石13に電流を流さないので、押しばね17がアマチュア9をブレーキディスク5、固定板7に向かって押す。このとき、アマチュア9とブレーキディスク5はモータ軸3の軸方向に移動可能なので、ブレーキディスク5はブレーキライニング11a、11bに挟み込まれ、これらの間に摩擦力が生じる。このとき、アマチュア9はモータ軸3の軸周りの回転を案内ピン6で拘束され、案内ピン6と固定板7は台座に固定されたハウジング1に固定されているので、モータ軸3が制動される。
そして、フック16は解放ばね15に押されて爪部16bがラック8から離れるように回転する。これらの結果、位置保持部材によるケース10と、ケース10に固定された拘束ピン12、電磁石13のモータ軸3の軸方向の位置の保持が解除され、頭部12cがアマチュア9に引かれてハウジング1に向かって移動するとともに、電磁石13を収納するケース10も同様に移動する。すなわち、電磁石13とアマチュア9との間のモータ軸3の軸方向の距離は穴部9aの深さと軸部12aの長さで規定される所定値を上限として所定範囲以内に制限される。
図3は、実施例1の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動解除時を示す。図4は、図3のラック、フック付近の詳細図である。
電磁ブレーキの制動解除時には電磁石13に電流を流すので、強磁性体部品であるアマチュア9とフック16のレバー部16cは、それぞれ押しばね17、解放ばね15による荷重に抗して電磁石13に向かって移動する。このとき、制動力を生み出すための押しばね17による荷重に対してフック16をラック8から離すための解放ばね15による荷重は十分に小さいので、レバー部16cの方が先に電磁石13に接触し、爪部16bがラック8に噛み込み、ケース10の位置を固定する。これに遅れて、アマチュア9が電磁石13に吸引され、ブレーキライニング11bがブレーキディスク5から離れ、両者の間に摩擦力が生じなくなるのでモータ軸3の制動が解除される。尚、このとき、ケース10と、ケース10に固定された拘束ピン12、電磁石13のモータ軸3の軸方向の位置は位置保持部材により保持されており、電磁石13とアマチュア9との間のモータ軸3の軸方向の距離は下限(この場合は0)となる。
次に、従来の電磁ブレーキでのブレーキライニングの摩耗に関する問題を説明する。
図5は、従来の電磁ブレーキの断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動時を示す。
従来の電磁ブレーキでは、拘束ピン12や位置保持部材を有していない。アマチュア29は案内ピン26にモータ軸3の軸方向に移動可能に支持されており、電磁石13を固定しているケース30は案内ピン26に固定され、圧縮ばねである押しばね37はケース30とアマチュア29との間に配置されている。制動時には電磁石13に電流を流さないので、押しばね37がアマチュア29をブレーキディスク5、固定板7に向かって押し、制動力が生じる。このとき、ケース30は案内ピンに固定されているので、実施例1とは異なり、位置が変わらない。
図6は、従来の電磁ブレーキの断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動解除時を示す。制動解除時には電磁石13に電流を流すので、強磁性体部品であるアマチュア29は押しばね37による荷重に抗して電磁石13に向かって移動する。その結果、ブレーキライニング11bがブレーキディスク5から離れて制動が解除される。
図7は、従来の電磁ブレーキの断面図であり、ブレーキライニングが摩耗した状態での制動時を示す。ブレーキライニング11a、11bが摩耗すると、押しばね37に押されたアマチュア29は図5の状態と比較すると電磁石13からの距離が遠くなる。電磁石が発生する磁力の大きさは電磁石からの距離の2乗に反比例するので、アマチュア29を電磁石13で吸引するには、すなわち、制動を解除するには、大きな磁力を発生できる電磁石が必要となる。前述のように、電磁石の応答遅れによってこの大きな磁力を発生するまでの時間、すなわち、電磁ブレーキの応答時間が長くなり、一時的にブレーキを引きずる可能性がある。
図8は、従来の電磁ブレーキの断面図であり、ブレーキライニングが摩耗した状態での制動解除時を示す。図6と比較するとブレーキライニング11bとブレーキディスク5との間隔が広がっており、この状態から制動すると押しばね37に押されてアマチュア29が移動する時間が長くなるので、ブレーキライニング11bのブレーキディスク5への衝突速度が大きくなり、騒音が大きくなる可能性がある。さらに、アマチュア29の移動距離が長くなるので、制動に要する時間、すなわち、電磁ブレーキの応答時間が長くなり、モータ軸3に外力が作用している場合にはモータ軸3が意図せずに回転する可能性がある。
次に、実施例1におけるブレーキライニング11bの摩耗があった場合のアマチュア9と電磁石13の位置の自動調整について説明する。
図9は、実施例1の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗した状態での制動時を示す。制動時には位置保持部材による位置の保持が解除されているため、押しばね17によってブレーキディスク5、固定板7に向かって押されたアマチュア9と共に、拘束ピン12によってケース10も移動していき、アマチュア9と電磁石13との間隔はブレーキライニング11a、11bが摩耗していない状態である図1と同一となる。その結果、制動を解除するのに必要な磁力もアマチュア9の移動距離も摩耗していない状態と同一となり、一時的なブレーキ引きずりが生じなくなる。さらに、ブレーキライニング11bの摩耗量の点検やその結果に応じた調整作業が不要となるとともに、電磁石13が発生する磁力およびその発生に必要な消費電力を低減することが可能となる。
なお、アマチュア9の移動によって押しばね17の全長が伸び、押しばね17の発生荷重は低減するが、ブレーキライニングが摩耗していない状態での押しばね17の発生荷重に対してこの低減量が十分に小さくなるように押しばね17の自然長は設計されている。この自然長を確保するために案内ピン6の長さが過大となる場合には、案内ピン6を、押しばね17を取り付けるための第一案内ピンとラック8を取り付けるための第二案内ピンとに分割して設置し、電磁ブレーキのモータ軸3の軸方向長さを低減しても良い。
図10は、実施例1の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗した状態での制動解除時を示す。制動解除時は、レバー部16cが電磁石13に吸引されて爪部16bがラック8に係合し、位置保持部材による位置の保持が行われている。ブレーキライニング11a、11bが摩耗していない状態である図3と比較するとこの係合している位置はブレーキライニング11a、11bの総摩耗量と等しい距離だけ固定板7に近づいており、ブレーキライニング11a、11bとブレーキディスク5との間隔は摩耗していない状態と同一である。その結果、制動する時にブレーキライニング11a、11bがブレーキディスク5に衝突する速度も摩耗していない状態と同一となり、騒音は増大しない。
本実施例のように、モータの回転軸であるモータ軸3に対してスプライン4で軸方向に移動可能に支持されたブレーキディスク5と、ブレーキディスク5に向けて押しばね17で押しつけられるアマチュア9と、ブレーキディスク5とアマチュア9との間に配置されて制動力を発生させるブレーキライニング11bと、押しばね17に抗してアマチュア9を吸引する電磁石13とを有する電磁ブレーキにおいて、電磁石13を収納するケース10と、電磁ブレーキ13のハウジング1に固定されるとともにケース10をモータ軸3の軸方向に移動可能に支持する案内ピン6と、ケース10に固定されるとともに電磁石13とアマチュア9との間のモータ軸3の軸方向の距離を所定範囲以内に制限する拘束ピン12と、制動解除時に電磁石13のモータ軸3の軸方向の位置を保持し制動時にこの位置の保持を解除する位置保持部材とを備えることにより、ブレーキライニングの摩耗があった場合でもアマチュア9と電磁石13の位置を自動調整することができる。
また、これにより、ブレーキライニングの摩耗に起因する制動時のアマチュア9と電磁石13との距離の増大が生じないので、ブレーキライニングが使用限界まで摩耗する時期まで保全作業を不要にできるという利点がある。
さらに、前記距離が初期状態を保てるので、以下のような利点もある。まず、制動時のブレーキライニングへの衝突速度も初期状態を保て、騒音の増大を防げるという利点である。次に、電磁ブレーキの応答時間も初期状態を保て、ブレーキの引きずりが抑止され、ブレーキライニングの摩耗の進行速度が一定となり、ブレーキライニングの寿命予測精度が向上するという利点である。そして、前記距離の増加を考慮して電磁石のアマチュア吸引力を初期状態で必要な大きさよりも大きく設定する必要が無くなり、アマチュア吸引力の小さい、すなわち、消費電力が少ない電磁石を選定できるという利点である。
そして、エレベータ、エスカレータ、クレーン、工作機械など本発明の電磁ブレーキを使った機械はブレーキライニングの摩耗に対する点検・調整のために運転休止する必要がなくなり、利用者の利便性が向上できるという利点がある。
尚、実施例1では、位置保持部材として、案内ピン6に設けられたラック8と、ケース10に設けられたフック回転軸14と、フック回転軸14の周りに回転可能に支持されるとともに電磁石13に吸引されてフック回転軸14の周りに回転してラック8と噛み合うフック16と、ケース10に設けられてフック16をラック8から離す方向に加力する解放ばね15とで構成した例を示した。
図11は、実施例2の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動時を示す。図12は、図11のラック、係合子付近の詳細図である。図13は、図12のA方向から見た図である。実施例2では、位置保持部材の構成が実施例1とは異なっている。ここでは、実施例1と異なる部分を中心に説明をし、重複する部分は説明を省略する。
実施例2では、ラック8と、拘束子18と、係合子20とにより、位置保持部材が構成される。尚、位置保持部材は、さらに解除ばね19を備えていてもよい。
案内ピン46はハウジング1に固定され、アマチュア9とケース50をモータ軸3の軸方向に移動可能に支持するとともに、ラック8を固定している。拘束子18は強磁性体部品であり、モータ軸3の軸方向へ移動可能にケース50に支持され、解除ばね19によって電磁石13から離れる方向に加力されている。解除ばね19は一端をケース50に固定された圧縮ばねであって、前述の通り、他端は拘束子18に接続されている。係合子20は、モータ軸3の半径方向に移動可能にケース50に支持されており、係合子20は、拘束子18の傾斜面18aと平行な傾斜面20a、ならびに、拘束子18の軸部18bが貫通可能な溝部20b、ならびに、ラック8の歯と噛み合う形状の歯先20cを備えている。
図12、13に示すように、制動時には、解除ばね19によって拘束子18が電磁石13から離れる方向に移動し、係合子の歯先20cがラック8の歯の山8aに沿うように係合子20がラック8から遠ざかる方向へ変位し、拘束子18の軸部18bが係合子20の溝部20bに入る。このとき、位置保持部材による位置の保持が解除され、ブレーキライニング11a、11bの摩耗に応じてケース50が移動することが可能となる。
図14は、実施例2の断面図であり、ブレーキライニングが摩耗していない状態での制動解除時を示す。図15は、図14のラック、係合子付近の詳細図である。
制動解除時には、電磁石13に電流が流され、強磁性体部品である拘束子18が電磁石13に吸引されるので、拘束子18の傾斜面18aが係合子20の傾斜面20aに押し付けられ、係合子20がラック8に押し付けられ、係合子の歯先20cがラック8の歯の溝に入る。係合子20はケース50に対してモータ軸3の軸方向には拘束されているので、ケース50はラック8に固定される。実施例1と同様に、電磁石13にはアマチュア9も吸引されるが、解除ばね19の荷重は押しばね17の荷重に比べて十分に小さいので、アマチュア9よりも先に拘束子18が吸引される。したがって、係合子20がラック8に噛み合ってケース50の位置を固定したのち、アマチュア9が吸引される。これによって、制動解除時には位置保持部材による位置の保持が行われる。
このように、実施例2の位置保持部材は、案内ピン46に設けられたラック8と、ケース50にモータ軸3の半径方向に移動可能に支持されるとともにラック8と噛み合う係合子20と、ケース50にモータ軸3の軸方向に移動可能に支持されるとともに電磁石13によって吸引されて係合子20をラック8に押し当てる拘束子18とで構成される。また、位置保持部材は、ケース50に設けられて拘束子18を電磁石13から離す方向に加力する解除ばね19を更に有するようにしてもよい。
実施例2においても、実施例1と同様の効果を得ることができるとともに、実施例2では、ラック8とケース50との間の係合子20のせん断によってケース50を支持しているため、支持剛性を容易に高められるという特徴がある。
実施例2において、押しばね17の荷重、ラック8と係合子20の歯先20cとの間の摩擦力、係合子20とケース50との間の摩擦力、係合子の傾斜面20aと拘束子18の傾斜面18aとの間の摩擦力、そして、拘束子18とケース50との間の摩擦力のバランスが適切で、制動時に押しばね17の荷重のみによって拘束子18を電磁石13から離すことができる場合、解除ばね19を省略しても良い。
実施例3では、実施例1、2における様々な変形例について説明する。
図16は、実施例3におけるラック付近の詳細図である。変形例の一例として、実施例1、2において、図16に例示するように、ラック8の歯のピッチpと異なる間隔p’で配置され、互いに独立に変位可能な複数のフック16の爪部16b、あるいは、係合子20の歯先20cを設けても良い。具体的には、実施例1の場合は、フック16と解放ばね15とが互いに独立に複数組設けられており、複数組のフック16のモータ軸3の軸方向の間隔がラック8の歯のピッチと異なるようにする。実施例2の場合は、係合子20と拘束子18とが互いに独立に複数組設けられており、複数組の係合子20のモータ軸3の軸方向の間隔がラック8の歯のピッチと異なるようにする。この場合、ケース10、あるいはケース50は、ピッチpよりも細かい間隔でラック8に固定することができる。
また、変形例の他の例として、制動解除時にブレーキライニング11bを適正な距離だけブレーキディスク5から離すために、制動時のアマチュア9と電磁石13との間の距離が拘束ピン12の規定する上限の値になるように、アマチュア9と電磁石13との間にモータ軸3の軸方向に図示しない圧縮ばねを配置しても良い。
また、変形例の更に他の例として、案内ピン6、または、ラック8にケース10、あるいは、ケース50の移動量を計測する図示しないセンサを設けてブレーキライニング11a、11bの摩耗量を間接的に計測可能としても良い。また、このセンサをリミットスイッチとし、ケースの位置が所定の位置に来た場合にブレーキライニング11が摩耗限界に達したことを出力するように簡素化しても良い。このような構成とすることで、容易に摩耗限界に達する時期を予測するための情報を得たり、摩耗限界に達したことを検知することができるようになる。
次に、図17を用いて実施例1から3の電磁ブレーキを適用した乗客コンベアの実施例を説明する。図17は、実施例4における乗客コンベアの全体図である。乗客コンベアは2箇所の乗降口51a、51bの間を循環往復するステップ52と、ステップ52の移動方向に沿って設けられた欄干56とを備え、このステップ52に乗せた乗客を乗り口から降り口まで輸送する機械である。ステップ52を循環往復させて駆動する駆動装置53は、乗降口51aの下の機械室54、あるいは、ステップ52の下に配置されていて、主にモータ、減速機、電磁ブレーキで構成される。
従来の電磁ブレーキを適用した場合、その点検・保全作業を実施するためには、乗客コンベアの運転を休止し、乗降口51aの蓋、あるいは、ステップ52を外す必要があった。そのため、長時間にわたって乗客コンベアを利用できなくなり、特に、乗客コンベアによる乗客輸送の割合が大きい駅においては乗客の利便性を著しく阻害する場合があった。
これに対し、駆動装置53のモータを制動するのに実施例1から3の電磁ブレーキを適用した場合、ブレーキライニング11a、11bの摩耗に対して、点検・調整作業が不要になるので乗客コンベアの運転を休止する必要がなくなる。
さらに、実施例3のケースの位置を計測することでブレーキライニング11a、11bの摩耗量を間接的に計測するセンサの出力端子、あるいは、このセンサの一種として、実施例3のブレーキライニング11a、11bが摩耗限界に達したことを出力するリミットスイッチの出力端子を、乗客コンベアのキースイッチなどが設置されている操作パネル55やその近傍に配置しても良い。このような構成とすることで、長時間の運転休止が必要となる乗降口51aの蓋の開放を実施せずに、センサやリミットスイッチの出力を得ることができるようになる。
そして、前記センサの出力、あるいは、前記リミットスイッチの出力を通信回線によって乗客コンベアの外部に通信する図示しない通信部を備えても良い。このような構成とすることで、例えば、保全センタでブレーキライニングの摩耗状態を計測・検知できるようになり、この作業に伴う乗客コンベアの運転休止が完全に不要となるので、乗客の利便性はさらに向上する。
また、図17では乗客コンベアの一例としてエスカレータを例に説明したが、乗客コンベアとしては動く歩道でも良い。また、乗客コンベアに限られず、エレベータ、クレーン、工作機械などに電磁ブレーキを適用してもよい。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、これまでの各実施例で説明した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。
1:ハウジング、2:ベアリング、3:モータ軸、4:スプライン、5:ブレーキディスク、6:案内ピン、7:固定板、8:ラック、8a:歯の山、9:アマチュア、9a:穴部、10:ケース、11a、11b:ブレーキライニング、12:拘束ピン、12a:軸部、12b:先端、12c:頭部、13:電磁石、14:フック回転軸、15:解放ばね、16:フック、16a:レバー部先端、16b:爪部、16c:レバー部、17:押しばね、18:拘束子、18a:傾斜面、18b:軸部、19:解除ばね、20:係合子、20a:傾斜面、20b:溝部、20c:歯先、26:案内ピン、29:アマチュア、30:ケース、37:押しばね、46:案内ピン、50:ケース、51a、51b:乗降口、52:ステップ、53:駆動装置、54:機械室、55:操作パネル、56:欄干。

Claims (11)

  1. モータの回転軸である第一回転軸に対してスプラインで軸方向に移動可能に支持されたブレーキディスクと、前記ブレーキディスクに向けて第一圧縮ばねで押しつけられるアマチュアと、前記ブレーキディスクと前記アマチュアとの間に配置されて制動力を発生させるブレーキライニングと、前記第一圧縮ばねに抗して前記アマチュアを吸引する電磁石とを有する電磁ブレーキにおいて、
    前記電磁石を収納するケースと、前記電磁ブレーキのハウジングに固定されるとともに前記ケースを前記第一回転軸の軸方向に移動可能に支持する案内ピンと、前記ケースに固定されるとともに前記電磁石と前記アマチュアとの間の前記第一回転軸の軸方向の距離を所定範囲以内に制限する拘束ピンと、制動解除時に前記電磁石の前記第一回転軸の軸方向の位置を保持し制動時に前記位置の保持を解除する位置保持部材とを備えることを特徴とする電磁ブレーキ。
  2. 前記位置保持部材は、前記案内ピンに設けられたラックと、前記ケースに設けられた第二回転軸と、前記第二回転軸の周りに回転可能に支持されるとともに前記電磁石に吸引されて前記第二回転軸の周りに回転して前記ラックと噛み合うフックと、前記ケースに設けられて前記フックを前記ラックから離す方向に加力する第二圧縮ばねとで構成されることを特徴とする請求項1に記載の電磁ブレーキ。
  3. 前記フックと前記第二圧縮ばねとが互いに独立に複数組設けられており、前記複数組のフックの前記第一回転軸の軸方向の間隔が前記ラックの歯のピッチと異なることを特徴とする請求項2に記載の電磁ブレーキ。
  4. 前記位置保持部材は、前記案内ピンに設けられたラックと、前記ケースに前記第一回転軸の半径方向に移動可能に支持されるとともに前記ラックと噛み合う係合子と、前記ケースに前記第一回転軸の軸方向に移動可能に支持されるとともに前記電磁石によって吸引されて前記係合子を前記ラックに押し当てる拘束子とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の電磁ブレーキ。
  5. 前記係合子と前記拘束子とが互いに独立に複数組設けられており、前記複数組の係合子の前記第一回転軸の軸方向の間隔が前記ラックの歯のピッチと異なることを特徴とする請求項4に記載の電磁ブレーキ。
  6. 前記位置保持部材は、前記ケースに設けられて前記拘束子を前記電磁石から離す方向に加力する第三圧縮ばねを有することを特徴とする請求項4または5に記載の電磁ブレーキ。
  7. 前記ケースの位置を計測するセンサを有することを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の電磁ブレーキ。
  8. 前記センサは、前記ケースの位置が所定の位置に達したことを検出するリミットスイッチであることを特徴とする請求項7に記載の電磁ブレーキ。
  9. 乗降口の間を循環往復するステップと、前記ステップを駆動するためのモータと、前記モータを制動する電磁ブレーキと、前記ステップの移動方向に沿って設けられた欄干とを備えた乗客コンベアにおいて、前記電磁ブレーキが請求項1から8の何れかに記載の電磁ブレーキであることを特徴とする乗客コンベア。
  10. 前記欄干に設けられた操作パネルを有し、
    前記電磁ブレーキが請求項7または8に記載の電磁ブレーキであり、
    前記センサの出力を出力する端子を前記操作パネルに有することを特徴とする請求項9に記載の乗客コンベア。
  11. 前記電磁ブレーキが請求項7または8に記載の電磁ブレーキであり、
    前記センサの出力を外部に通信する通信部を有することを特徴とする請求項9または10に記載の乗客コンベア。
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