JP2014055609A - 不断流穿孔処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体内の観察位置を極めて正確に特定できるようにした不断流穿孔処理装置を提供すること。
【解決手段】流体管1を密封状に囲繞する筐体2、作業弁3、穿孔作業装置4を利用して不断流状態で分岐工事や弁の取付け作業を行う不断流穿孔処理装置であって、筺体2には、筺体2の側面における流体管1と作業弁3との間の空間内に画像取得装置6を誘導する導入開口12が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、流体管を密封状に囲繞する筐体、作業弁、穿孔作業装置を利用して不断流状態で分岐工事や弁の取付け作業を行う不断流穿孔処理装置であって、作業時に筐体内のモニターが可能な不断流穿孔処理装置に関する。
従来の不断流穿孔処理装置は、給水本管(流体管)に取付けられた不断水分岐サドル(筐体)を不断水のまま分岐工事を行う際、一般的には工事の様子などが確認できない。そこで大型の不断水分岐サドルにあっては筐体の適所に点検窓を備えた構造のものも存在する。しかし点検窓を複数設けるには構造上の問題があるばかりか、点検できるポイントは限られることになる。
このような問題を解決すべく、作業弁側の通孔にシリンダを取付け、該シリンダに上下動可能に挿入されたピストンに光ファイバーケーブル(画像取得装置)を内蔵し、光ファイバーケーブルをシリンダの上方からピストンによって給水本管の分岐孔に向けて移動させ、サドル分水栓の分岐側通孔に設けられた作業弁を開放して光ファイバーケーブルを給水本管側に送り出し、不断流状態で給水本管内等を点検する装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4436165号公報(第3,4頁、第2図)
しかしながら、特許文献1にあっては、光ファイバーケーブルの挿入口をサドル分水栓における穿孔等を行う作業装置側に配置するために、シリンダの上方から長い光ファイバーケーブルを挿入移動させる構造のため、サドル分水栓内のいずれの部分をモニターしているのか、その観察位置の特定が困難であるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、筐体内の観察位置を極めて正確に特定できるようにした不断流穿孔処理装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の不断流穿孔処理装置は、
流体管を密封状に囲繞する筐体、作業弁、穿孔作業装置を利用して不断流状態で分岐工事や弁の取付け作業を行う不断流穿孔処理装置であって、
前記筺体には、当該筺体の側面における前記流体管と前記作業弁との間の空間内に画像取得装置を誘導する導入開口が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、前記流体管と前記作業弁との間の空間内に前記導入開口を介して画像取得装置を流体管の穿孔位置の近傍に直接導入可能であるため、画像取得装置の導入ストロークを短くでき、かつ導入開口も前記流体管の穿孔位置に近いことから、画像取得装置の導入量や導入方向が容易に把握でき、筐体内の観察位置を極めて正確に特定できる。
本発明の不断流穿孔処理装置は、
前記筺体の側面には、前記導入開口から当該筺体の外方に貫通し、外方から前記流体管と前記作業弁との間の空間内に前記画像取得装置を密封状態で導入可能な導入部が設けられ、前記導入部における前記導入開口の近傍には、開閉弁を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、導入部の開閉弁の閉状態において、導入部に画像取得装置を導入するとともに、導入部の開閉弁を開操作することで、流体管と作業弁との間の空間内に画像取得装置を密封状態で導入することができるため、画像取得装置の導入の度に比較的大型である作業弁の開操作を行う必要がなく、画像取得装置を不断流状態で流体管と作業弁との間の空間内に導入する作業を簡便にすることができる。
本発明の不断流穿孔処理装置は、
前記筐体は、前記画像取得装置の導入移動を所定の範囲のみ許容して規制する移動規制部を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、筐体が移動規制部を備えていることにより、画像取得装置の導入移動が予め定められた所定方向や所定量のみ導入移動が許容されているため、作業者の意に反して画像取得装置が移動規制部により導入移動が許容された所定の範囲以外に移動操作されることが防止され、確実に且つ容易に画像取得装置の操作を行うことができる。
実施例1における穿孔作業装置によって流体管に穿孔部を穿設した状態を示す正面断面図である。 (a)は、実施例1における画像取得装置を示す底面図であり、(b)は、同じく側面図である。 画像取得装置を閉状態の開閉弁付近に待機させた状態を示す側断面図である。 密封状態の導入部内に画像取得装置を導入させた状態を示す側断面図である。 画像取得装置によって穿孔部の観測位置Aを観測した状態示す側断面図である。 画像取得装置によって穿孔部の観測位置Bを観測した状態示す側断面図である。 画像取得装置によって穿孔部の観測位置Cを観測した状態示す側断面図である。 画像取得装置のカメラを回動させた状態を示す側断面図である。 画像取得装置による穿孔部の確認作業の後、穿孔部に防錆コアを装着した状態を示す側断面図である。 実施例1における移動規制部の変形例を示す側断面図である。 実施例2における画像取得装置を示す側面図である。 実施例2における画像取得装置が収容部に収容された状態を示す側断面図である。 実施例2における画像取得装置が穿孔部を観測した状態を示す側断面図である。 実施例2における画像取得装置の変形例を示す側断面図である。
本発明に係る不断流穿孔処理装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る不断流穿孔処理装置につき、図1から図9を参照して説明する。図1に示されるように、流体管1は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面が粉体塗装あるいはモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは石綿、コンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、流体管の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、本実施例では流体管1内の流体は上水であるが、流体管の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
流体管1は、第1分割部材2aと第2分割部材2bとから成る本発明の筐体としてのケース体2によって狭圧されており、より詳しくは第1分割部材2aの内周面に設けられたシール部材13によって流体管1の外周面の一部が密封状に囲繞されている。尚、本発明のケース体は、3体以上の複数の分割されたケース体からなる分割構造であってもよいし、若しくは分割構造を有さず、鋳型、或いは、溶接加工や機械加工等で連続形成されていても構わない。更に尚、ケース体の材質はダクタイル鋳鉄等により構成されているが、上記で説明した流体管と同様に種々の材質であってもよい。
第1分割部材2aには、上方に延びる分岐部2cが形成されており、分岐部2cの端部に形成されたフランジ2dに作業弁3が取付けられ、更に、作業弁3には、穿孔作業装置4が設置されるようになっている。穿孔作業を行う際には、作業弁3を開放して穿孔作業装置4から延びる穿孔具4aにより流体管1に穿孔部1aを穿設する。
この穿孔作業装置4を用いた流体管1への穿孔作業の際に、第1分割部材2aと第2分割部材2bとによる挟圧が弱いなど、ケース体2の流体管1への固定が不十分な場合や、穿孔具4aのシャフト4bに歪みが生じている場合、穿孔具4aが流体管1に対し後述のように略直交する防食コア5の挿入方向Yからα度ズレた穿孔方向Xに穿孔具4aが進行してしまい、これによって穿孔部1aが所定より傾いてしまう問題や、芯ズレが生じてしまう問題がある。こうして穿孔部1aに芯ズレや傾きが生じると、例えば、穿孔部1aの露出した金属素地を防食する防食コア5(図9参照)を穿孔部1aに挿入して装着する際に、後述する防食コア5の挿入方向Yと穿孔部1aの穿孔方向Xが異なることから、防食コア5が適正な状態で装着できず、十分な防食機能を発揮できない状態となる。
そこで、本実施例の不断流穿孔処理装置においては、防食コア5を穿孔部1aに装着する前に、図2に示される画像取得装置6を流体管1と作業弁3との間の空間内に導入し穿孔部1aの穿孔状態を観測することで、流体管1に対する穿孔部1aの芯ズレ若しくは傾きの有無を調査する態様について説明する。
図2に示されるように画像取得装置6は、先端に配設されるヘッド部6aを備え、このヘッド部6aには、穿孔部1aを撮影するカメラ6bが設けられており、ヘッド部6aの後端部には、比較的剛性を有する材料から形成される操作軸6cが延設されている。この操作軸6cは、後述する蓋部材23の挿通孔23aに密封状に挿通されているとともに、操作軸6cの内部には、カメラ6bで撮影した画像データ送信する配線6dが挿通されており、配線6dは、操作軸6cの後端部から図示しないコンピュータに接続されるようになっている。更に、この操作軸6cの外周面には、操作軸6cの先端側から順に所定間隔離間する目印7a、7b、7cが示されており、操作軸6cにおける目印7cよりも後端側には、後述するストッパ部8が形成されている。尚、本実施例の目印は、操作軸6cの軸方向に所定間隔離間して3箇所示されているが、これに限られず、1箇所のみでもよいし、所望の数量で複数表示されるものでもよい。また、この目印7a、7b、7cについては、後述にて詳しく説明する。
図3に示されるように、ケース体2の分岐部2cの側面には、分岐部2cの内周面側に開口する導入開口12が設けられており、この導入開口12を介して画像取得装置6が流体管1と作業弁3との間の空間内に導入可能になっている。また、この導入開口12から分岐部2cに対して導入部22が略垂直に延びて設けられており、導入部22内を通って流体管1と作業弁3との間の空間内に画像取得装置6が誘導されるようになっている。この導入部22は、導入開口12を開閉する開閉弁9が設けられており、導入部22における導入開口12と対向側の端部に前述した蓋部材23を密封状に取付けできるようになっている。
次いで、画像取得装置6を流体管1と作業弁3との間の空間内に導入して穿孔部1aを観測する方法について説明する。
上述したように、図3に示されるように、防食コア5の穿孔部1aへの装着作業を行った後、開閉弁9を閉操作した状態で画像取得装置6を開閉弁9付近に待機させ、次いで図4に示されるように、画像取得装置6の操作軸6cが挿通孔23aに挿通した状態の蓋部材23を導入部22における導入開口12と対向側の端部に接続して導入部22内を密封状態とし、更に開閉弁9を開操作して、操作軸6cを軸方向に押し込むことで画像取得装置6を導入開口12に向けて移動可能な状態にする。
このとき、操作軸6cは、蓋部材23の挿通孔23aの内周面に摺動するようになっている。そのため、画像取得装置6が挿通孔23aに規制されながら導入開口12に向けて導入移動される。また、操作軸6cは、比較的剛性を有する材料で形成されているため、操作軸6cが画像取得装置6のヘッド部6aの自重により下方向に撓曲することが防止されている。したがって、本実施例の挿通孔23aは、画像取得装置6の導入方向を規制する本発明の移動規制部となっている。
そして、図5に示されるように、操作軸6cに示される目印7aが挿通孔23aの縁部と重合するまで画像取得装置6を操作軸6cの軸方向に導入移動させると、画像取得装置6のカメラ6bが流体管1と作業弁3との間の空間内における所定の観測位置Aに配置され、観測位置Aから穿孔部1aを観測できるようになっている。
同様に、目印7bおよび7cが挿通孔23aの縁部と重合するまで画像取得装置6を操作軸6cの軸方向に導入移動させることにより、カメラ6bが観測位置BおよびCに配置され、観測位置BおよびCから穿孔部1aを観測できるようになっている。
また、操作軸6cに示される目印7cが挿通孔23aの縁部と重合するまで画像取得装置6が導入移動した時点で、前述した操作軸6cのストッパ部8が蓋部材23の端面23bに当接するようになっており、画像取得装置6の過挿入が防止され、ヘッド部6aが分岐部2cにおける導入開口12の対向側の内面に衝突してしまうのを防止するようになっている。したがって、本実施例の蓋部材23の端面23bは、画像取得装置6の導入量を規制する本発明の移動規制部となっている。
また、図8に示されるように、上述の手順により流体管1と作業弁3との間の空間内に配置された画像取得装置6は、操作軸6cを軸周りに回動させることによって、カメラ6bの角度を調整できるようになっており、例えば観測位置A,B,Cでそれぞれ操作軸6cを軸周りに回動させることで、穿孔部1aを様々な角度から観測することができ、観測できる情報量を増やすことができる。
観測位置A,B,Cでそれぞれ観測した穿孔部1aの画像データは、配線6dを介して前述したコンピュータに送られ、作業者がモニターできるようになっている。また、該コンピュータには、流体管1に対して適正に穿孔された穿孔部の座標データが記憶されており、観測位置A,B,Cでそれぞれ観測した穿孔部1aの画像データから座標データを作成し、これらの座標データを照会して、流体管1に穿孔された穿孔部1aに生じた芯ズレや傾きを検知することができるようになっている。尚、本実施例においてコンピュータが流体管1に穿孔された穿孔部1aに生じた芯ズレや傾きを検知する態様について説明しているが、例えば、作業者がモニターすることによって穿孔部1aに芯ズレや傾きを検知するようにしてもよい。
そして、前記コンピュータによって穿孔部1aに芯ズレや傾きが生じていることが検知した場合、穿孔部1aの芯ズレや傾きを考慮し、穿孔部1aが穿孔された穿孔方向Xと同軸方向に防食コア5を挿入するなどして正確に防食コア5を穿孔部1aに装着する作業を行い、防食コア5が穿孔部1aに対して防食機能を発揮する適正位置に装着する(図9参照)。
その後、特に図示しないが、前述したように再度画像取得装置6によって観測位置A,B,Cを確認することで防食コア5が穿孔部1aの適正位置に装着されているかを確認する。こうして、上述した防食コア5の装着作業を実施した後に再度画像取得装置6によって防食コア5が適正位置に装着されているかを確認して、防食コア5が防食機能を発揮する適正位置に確実に装着されたことが確認できた時点で全作業の完了とする。
以上説明したように、本発明の不断流穿孔処理装置は、ケース体2において流体管1と作業弁3との間に位置する分岐部2cの側面に画像取得装置6を誘導する導入開口12が設けられていることにより、流体管1と作業弁3との間の空間内に導入開口12を介して画像取得装置6を流体管1の穿孔部1aの穿孔位置の近傍に直接導入可能であるため、画像取得装置6の導入量や導入方向が容易に把握でき、ケース体2内の観察位置を極めて正確に特定できるばかりか、画像取得装置6の導入ストロークを短くでき導入時間を短縮することができる。
また、ケース体2における分岐部2cの側面には、分岐部2cに対して略垂直に延びる導入部22が設けられており、導入部22には開閉弁9が設けられていることにより、導入部22の開閉弁9の閉状態において、導入部22に画像取得装置6を導入するとともに、導入部22の開閉弁9を開操作することで、流体管1と作業弁3との間の空間内に画像取得装置6をケース体2の外方から密封状態で導入することができる。そのため、画像取得装置6の導入の度に比較的大型である作業弁3の開操作を行う必要がなく、画像取得装置6を不断流状態で流体管1と作業弁3との間の空間内に導入する作業を簡便にすることができる。
また、導入部22は、画像取得装置6を所定方向にのみ導入移動させる挿通孔23a(移動規制部)と、画像取得装置6を所定量のみ導入移動させる端面23b(移動規制部)と、を有する蓋部材23が接続されることにより、画像取得装置6が予め定められた所定方向や所定量のみ導入移動を許容されているため、作業者の意に反して画像取得装置6が所定の範囲以外に移動操作されることが防止され、確実に且つ容易に画像取得装置6の操作を行うことができる。
尚、本実施例において、蓋部材23の挿通孔23aおよび端面23bが本発明の移動規制部を構成しているがこれに限られず、例えば、図10に示されるように、導入部22’の内周面に、軸方向に延びる凹溝22a(移動規制部)を対向して2条形成するとともに、画像取得装置6’に、各凹溝22aにそれぞれ嵌合する2条の凸部6eを形成し、各凹溝22aに凸部6eをそれぞれ嵌合させる構成にしてもよい。これによれば、画像取得装置6’を凹溝22aに沿って導入移動させるともに、あえて画像取得装置6’を回動不能に規制して画像取得装置6’の画像取得範囲を限定することで、所定の穿孔部1a形状と実際の穿孔部1a形状とを正確に比較し易くすることもできる。
次に、実施例2に係る不断流穿孔処理装置につき、図11から図13を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
図11に示されるように、本実施例の画像取得装置61は、画像取得装置61の本体部61aと、本体部61aの先端部に所定角度傾斜して搭載され、標準のカメラレンズよりも画角の広い広角レンズを使用したカメラ61bと、カメラ61bを覆う透明性を有する材料から成るカバー61dと、から主に構成されている。本体部61aの外周面には、後述するように本発明の移動規制部である回動ギア11と噛合する複数の凹凸形状の噛合部61cが本体部61aの軸方向に沿って形成されている。また、この噛合部61cと対向側には、外径方向に張り出すストッパ部81が設けられている。
図12に示されるように、ケース体2’の分岐部21cの側面には、導入開口121から斜め上方に所定角度傾斜して断面視略コ字形状に延設される収容部21fが設けられており、収容部21fにはストッパ部81と対応する位置に溝部21gが形成されている。上述した画像取得装置61は、ストッパ部81が溝部21g内に嵌合して収容部21f内に密封状に収容されており、カメラ61bが穿孔部1aと略同軸方向を向いている。また、ケース体2’における収容部21fの近傍には、回動ギア11が内蔵されているとともに、回動ギア11を外方から操作可能な操作部11aが設けられている。
図13に示されるように、操作部11aを外方から操作して回動ギア11を回動させると、回動ギア11の回動が噛合部61cに伝わるようになるため、画像取得装置61が導入開口12に向けて導入移動されるようになる。画像取得装置61が導入移動されると、やがてストッパ部81が溝部21gの先端側の端部に干渉されるようになり、それ以上画像取得装置61が導入移動されることが防止される。この状態においては、画像取得装置61のカメラ61bが穿孔部1aの略中央部に配置されるようになる。
このように導入開口12の斜め上方から穿孔部1aに向けて画像取得装置61を導入移動させることで、穿孔部1aの略中央部にカメラ61bを配置することができるため、画角の広いカメラ61bによって穿孔部1aに接近した位置で穿孔部1aの全体を観測することができる。
そして、画像取得装置61によって穿孔部1aの観測が完了した後、操作部11aを外方から操作して回動ギア11を回動させると、図12に示されるように、回動ギア11の回動が噛合部61cに伝わるようになるため、画像取得装置61が収容部21f内に向けて導出移動するとともに、画像取得装置61が導出移動されると、やがてストッパ部81が溝部21gの後端側の端部に干渉されるようになり、それ以上画像取得装置61が導出移動されることが防止される。
この状態においては、画像取得装置61は、画像取得装置61が収容部21fから分岐部2c’に突出しない収容位置に配置されるようになる。これによれば、画像取得装置61が分岐部2c’に突出しないため、画像取得装置61を取外さなくても作業弁3側から分岐部2c’内で種々の作業を行うことが可能となっている。
尚、実施例2における画像取得装置の変形例を説明すると、図14に示されるように、画像取得装置62は、本体部61aの先端部に所定角度傾斜して搭載されるカメラ62bを備えており、カメラ62bは穿孔部1aの略中央部に配置された際に、穿孔部1aの内周面に対して略垂直を向いて4箇所設けられている。この各々のカメラ62bは、穿孔部1aの周方向に略90度ずつ離間して配置されており、穿孔部1aの略中央部に配置されて穿孔部1aの全体を観測することができるようになっている。尚、カメラの設置数は、必ずしも4箇所に限られず、2,3又は5箇所以上の所定数であってもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、穿孔作業装置によって流体管1に穿孔される穿孔部に防食コアを装着する前に、穿孔部に対して芯ズレや傾きが生じていないかを画像取得装置を用いて確認する態様について説明したが、これに限らず、例えば、穿孔部に対して不断流のまま、弁や防食コア等を取付ける際に画像取得装置によって確認しながら取付け作業を行う態様に使用されてもよいし、穿孔部に弁や防食コア等を取付けた後に適正に取付けられたかを像取得装置を用いて確認する態様に使用されてもよい。
また、画像取得装置は、コンピュータに画像データを送信するための配線を備えていたが、画像取得装置内に無線通信装置を備え、無線通信によって前記コンピュータが前記画像データを受信できるようにしてもよい。
また、前記実施例では、第1分割部材2aの上方に延びる分岐部2cに作業弁3が取付けられているが、本発明の作業弁は、例えば流体管の側方(横方)に分岐する分岐部を備えた筐体に設けられ、当該分岐部を開閉する仕切弁であっても構わない。
1 流体管
1a 穿孔部
2,2’ ケース体(筐体)
3 作業弁
4 穿孔作業装置
5 防食コア
6,6’ 画像取得装置
7a,7b,7c 目印
8 ストッパ部
9 開閉弁
11 回動ギア(移動規制部)
22,22’ 導入部
22a 凹溝(移動規制部)
23a 挿通孔(移動規制部)
23b 端面(移動規制部)
61,62 画像取得装置
81 ストッパ部
121 導入開口

Claims (3)

  1. 流体管を密封状に囲繞する筐体、作業弁、穿孔作業装置を利用して不断流状態で分岐工事や弁の取付け作業を行う不断流穿孔処理装置であって、
    前記筺体には、当該筺体の側面における前記流体管と前記作業弁との間の空間内に画像取得装置を誘導する導入開口が設けられていることを特徴とする不断流穿孔処理装置。
  2. 前記筺体の側面には、前記導入開口から当該筺体の外方に貫通し、外方から前記流体管と前記作業弁との間の空間内に前記画像取得装置を密封状態で導入可能な導入部が設けられ、前記導入部における前記導入開口の近傍には、開閉弁を備えていることを特徴とする請求項1に記載の不断流穿孔処理装置。
  3. 前記筐体は、前記画像取得装置の導入移動を所定の範囲のみ許容して規制する移動規制部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の不断流穿孔処理装置。
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KR20160121349A (ko) * 2015-06-09 2016-10-19 장남종 부단수 할정자관

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