JP2015193061A - 削孔装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】取付管内から更生管に孔をあける削孔装置において、大きな屈曲角を有する取付管を通過し、且つ、削孔部を削孔反力に抗して支持することが可能な削孔装置を提供する。
【解決手段】フレキシブルシャフト2の先端部2aに接続されるシャフト連結部30と、関節部Aを有するユニバーサルジョイント20と、ガイド孔Bを有するガイド部Cと、ホールソー10と、ストッパー70と、を備えている。シャフト連結部30および基端側ヨーク22の保持部24は、ストッパー70がガイド部Cに当接した状態では、関節部Aがガイド孔Bから出るような長さに設定されている一方、先端側ヨーク23の保持部26は、ホールソー10がガイド部Cに当接した状態では、関節部Aがガイド孔Bに収容されるような長さに設定されている。
【選択図】図2
【解決手段】フレキシブルシャフト2の先端部2aに接続されるシャフト連結部30と、関節部Aを有するユニバーサルジョイント20と、ガイド孔Bを有するガイド部Cと、ホールソー10と、ストッパー70と、を備えている。シャフト連結部30および基端側ヨーク22の保持部24は、ストッパー70がガイド部Cに当接した状態では、関節部Aがガイド孔Bから出るような長さに設定されている一方、先端側ヨーク23の保持部26は、ホールソー10がガイド部Cに当接した状態では、関節部Aがガイド孔Bに収容されるような長さに設定されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、削孔装置に関し、特に、取付管が分岐接続された地中埋設管内に配設された更生管に、当該取付管内から孔をあける削孔装置に関するものである。
従来から、下水道管や上水道管などの地中埋設管が老朽化した場合に、開削を行うことなく、地中埋設管内に樹脂材料等からなる新管を配設して、地中埋設管を更生する工法が種々提案されている。この種の工法としては、例えば、折り畳んだ樹脂管を、地中埋設管内に引き込んだ後蒸気で加熱して円形に復元し、圧縮空気により地中埋設管と密着させて自立管を構築する工法や、地中埋設管の内側に樹脂製の更生管を製管し、両者の間に裏込め材を充填して、地中埋設管と更生管と裏込め材とが一体となった複合管を構築する工法が広く知られている。
ところで、例えば下水道管には、雨水桝に集まった雨水や汚水桝に集また汚水などを導入するために、これらの雨水桝や汚水桝と下水道管とを繋ぐ取付管が分岐接続されている。ところが、老朽化した下水道管を更生する場合には、地中埋設管と密着させて自立管を構築するにせよ、地中埋設管と更生管と裏込め材とが一体となった複合管を構築するにせよ、下水道管と取付管との接続口(以下、取付管接続口ともいう)が閉塞されることになる。それ故、取付管が分岐接続された地中埋設管内に、自立管や更生管を構築する工法を採用する場合には、閉塞された取付管接続口を開通させる必要がある。
ここで、更生の対象となる地中埋設管が例えばφ800を超えるような大口径のものであれば、当該地中埋設管内に構築された更生管等の内部に作業者が入り、閉塞された取付管接続口を更生管等の内側から開通させることができる。これに対し、更生の対象となる地中埋設管が例えばφ800以下の小口径のものだと、当該地中埋設管内に構築された更生管等の内部に作業者が入るのは困難なので、この場合には、更生管等に挿入した削孔装置を遠隔操作することにより、更生管等の内側から取付管接続口を開通させることが多い。
例えば、削孔装置を遠隔操作することにより、地中埋設管と密着させた自立管の内側から取付管接続口を開通させる場合には、自立管の取付管接続口に対応する部分が凹むことから、かかる凹みを目印として、自立管内から取付管接続口の位置を認識することができる。また、削孔装置を遠隔操作することにより、透光性を有する材料を用いた更生管の内側から取付管接続口を開通させる場合には、雨水桝等を介して地上に通じる取付管を通過した光を目印として、更生管内から取付管接続口の位置を認識することができる。
しかしながら、地中埋設管と更生管と裏込め材とが一体となった複合管を構築する場合や、更生管の材料が透光性を有しない場合には、更生管内から取付管接続口の位置を認識することが困難である。
このような問題を解決するために、例えば、更生管等に挿入した削孔装置とは別の削孔装置を地上に設置された雨水桝等から取付管内に挿入し、更生管における取付管接続口に対応する部位に、取付管内から目印となる仮孔をあけることが考えられる。もっとも、削孔装置を用いて取付管内から仮孔をあける場合には、ドリルやホールソー等の削孔部を、削孔反力に抗して如何に支持するかが問題となる。
例えば、特許文献1には、先端にドリルが取り付けられた可撓管と、可撓管の外周に長手方向に所定間隔をあけて装着される、取付管の内径よりも若干小さい外径を有する支持具とを備え、支持具を介して可撓管を取付管の内周面で支持することで、座屈に対する可撓管の剛性を増大させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、先端にドリルが取り付けられた可撓管を、筒状のケーシングによって取付管の軸線上に維持するとともに、可撓管を取り巻く環状の錘をケーシング内に複数収容することにより、ドリルに荷重を与えるようにした穿孔装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、穿孔刃が先端に連結される回転軸の軸受部材と、軸受部材の外周の片側に取り付けられたエアーバッグと反対側に張り出すように設けられた支持部材とからなる位置決め手段とを有し、膨張させたエアーバッグと支持部材とを管内周面に押し付けることにより、軸受部材を固定して穿孔刃を位置決めする技術が開示されている。
ところで、地上に設置された雨水桝等から地中に埋設された下水道管に至る取付管には、通常は少なくとも1か所で屈曲継手が用いられている。かかる継手として、45°を超える屈曲角を有する継手が用いられている場合や、自在継手が用いられている場合には、雨水桝等から挿入した削孔装置を、これらの継手を通過させながら取付管接続口まで到達させることが極めて困難となる。
これを上記各特許文献について見るに、先ず、特許文献1については、柔軟性を有する可撓管の外周に装着された支持具を、どのようにして所定間隔をあけて取付管内に配設するかがそもそも明らかではない。加えて、45°を超える屈曲角を有する継手が用いられている場合等には、支持具を取付管内に所定間隔をあけて配設することは、尚更困難であると解される。
また、特許文献2については、特許文献2の図1に示すような屈曲部を有さない取付管に適用することは可能と思われるが、45°を超える屈曲角を有する継手が用いられている場合等には、ケーシングや錘が継手を通過することは困難である。仮に、柔軟性を有するケーシングと厚さの薄い錘を用いることで、これらが継手を通過することができたとしても、仮孔の開削後に錘が収容されたケーシングが継手を通過することは困難であり、穿孔装置が取付管から抜けなくなるおそれがある。
さらに、エアーバッグと支持部材とを管内周面に押し付ける装置は、60°を超える屈曲角を有する取付管内を通過することが困難であることが一般的に知られているところ、特許文献3のものでは、適用可能な取付管が大幅に制限されるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、地中埋設管に分岐接続された取付管内から更生管に孔をあける削孔装置において、大きな屈曲角を有する取付管を通過するとともに、削孔部を削孔反力に抗して支持することが可能な削孔装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、略真っ直ぐに延びた姿勢または屈曲した姿勢をとることが可能な継手部の先端に削孔部を接続するとともに、折れ曲がった取付管内を通過し易い略球形のガイド部により、削孔部を支持するようにしている。
具体的には、本発明は、取付管が分岐接続された地中埋設管内に配設された更生管に、当該取付管内から孔をあける削孔装置を対象としている。
そして、上記削孔装置は、フレキシブルシャフトの先端部に基端部が接続される第1軸部と、第2軸部と、当該第1軸部の軸に対する当該第2軸部の軸の向きが可変となるように、当該第1軸部の先端部と当該第2軸部の基端部とを接続する関節部と、を有する継手部と、上記継手部を摺動自在且つ回転自在に支持するガイド孔が、球状体を貫いたような形状を有するガイド部と、上記ガイド孔を通り抜けた上記第2軸部の先端部に、当該第2軸部の軸と回転軸とが一致するように接続される、上記ガイド孔に挿入不能な大きさを有する削孔部と、上記第1軸部の基端部に設けられた、上記ガイド孔に挿入不能な大きさを有する規制部と、を備え、上記第1軸部は、上記規制部が上記ガイド部に当接した状態では、上記関節部が上記ガイド孔から出るような長さに設定されている一方、上記第2軸部は、上記削孔部が上記ガイド部に当接した状態では、上記関節部が上記ガイド孔に収容されるような長さに設定されていることを特徴としている。
この構成では、取付管に挿入された削孔装置が、例えば取付管における直線部に在る場合に、地上からフレキシブルシャフトを取付管内に押し込むと、継手部がガイド孔内で先端側に摺動する。これに伴って、第1軸部の基端部に設けられた規制部も先端側に移動するが、規制部はガイド孔に挿入不能な大きさを有していることから、規制部がガイド部(例えばガイド孔の周縁部)に当接する。すると、第1軸部は、規制部がガイド部に当接した状態では、関節部がガイド孔から出るような長さに設定されているので、関節部がガイド孔から先端側に出る。
関節部がガイド孔から出ると、第1軸部の軸に対する第2軸部の軸(および削孔部の回転軸)の向きは可変となるが、削孔装置の先端に位置する削孔部は、直線状の取付管の径路なりに進むので、継手部は、第1軸部の軸と第2軸部の軸とが一致するように、略真っ直ぐに延びた姿勢をとる。この状態で、フレキシブルシャフトを取付管内に更に押し込むと、規制部がガイド部を押すことから、ガイド部を含む削孔装置全体が、継手部が略真っ直ぐに延びた姿勢で取付管内を前進する。
これに対し、取付管に挿入された削孔装置が、例えば取付管における屈曲角が45°を超える屈曲部を通過する際には、削孔装置の先端に位置する削孔部は、屈曲した取付管の径路なりに曲がろうとする。このとき、関節部がガイド孔から出ていれば、第1軸部の軸に対する第2軸部の軸(および削孔部の回転軸)の向きが可変であることから、第2軸部および削孔部が、関節部を中心として取付管の径路なりに曲がる。したがって、屈曲角が45°を超える屈曲部であっても、第2軸部および削孔部を容易に通過させることができる。
さらに、ガイド部の外形は管路を最も通過し易い略球状をなしていることから、ガイド部および当該ガイド部に収容されている第1軸部等も、第2軸部および削孔部に続いて屈曲部を容易に通過することができる。
このように、本発明に係る削孔装置は、直線状の取付管であろうと、屈曲角が45°を超える屈曲部を有する取付管であろうと、取付管内を容易に前進することができるので、かかる削孔装置を速やかに取付管接続口に到達させることができる。
ところで、取付管は、通常、上方または斜め上方から地中埋設管に接続されているので、取付管接続口に到達した削孔装置は、削孔部が下になった起立姿勢または傾斜姿勢をとる。ガイド部はガイド孔が球状体を貫いたような形状なので、ある程度の重量を有していることから、削孔装置が起立姿勢または傾斜姿勢をとると、ガイド部が自重によって継手部の基端側から先端側(下側)に移動する。削孔部は、ガイド孔に挿入不能な大きさを有していることから、ガイド部が下側に移動すると、削孔部がガイド部(例えばガイド孔の周縁部)に当接する。すると、第2軸部は、削孔部がガイド部に当接した状態では、関節部がガイド孔に収容されるような長さに設定されているので、関節部がガイド孔に収容される。
関節部がガイド孔に収容されると、関節部の屈曲が制限されるので、継手部は、第1軸部の軸と第2軸部の軸(および削孔部の回転軸)とが一致するように、真っ直ぐに延びる姿勢をとる。この状態で、フレキシブルシャフトを回転駆動させると、ガイド孔が継手部を回転自在に支持していることから、回転動力が継手部を介して削孔部に伝達され、削孔部が回転軸回りに回転する。このとき、削孔部は、ガイド部の重量によって、削孔反力に抗して削孔対象面に対して押え保持される。これにより、例えば裏込め材や更生管を貫通する仮孔(孔)を、取付管内から確実にあけることができる。
なお、取付管はφ150のものが一般的であるため、小型の削孔装置でなければ、取付管に挿入すること自体が困難となる一方、取付管接続口が完全に開通されるまでは、取付管内を流下した流下物は仮孔を通って更生管等に導入されるので、流下物等による閉塞を抑えるために、仮孔はφ80以上のものが望ましい。この点、本発明の削孔装置は、関節部を有する継手部と外形が略球状をなすガイド部とを組み合わせることで、削孔部やガイド部の直径が、取付管の内径の2/3程度であっても、屈曲角が45°を超える屈曲部を有する取付管内を容易に前進することができる。したがって、汎用性が高いφ150の取付管においても、φ80以上の仮孔を取付管内からあけることができる。
また、上記削孔装置では、上記関節部は、上記第1軸部の軸とそれぞれ直交し且つ互いに直交する2軸回りに屈曲するように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、第1軸部の軸回りの90°ごとの位置で、第1軸部の軸に対する第2軸部の軸および削孔部の回転軸の向きを可変とすることができる。このことと、ガイド孔が第1軸部を回転自在に支持していることとが相俟って、第2軸部の軸および削孔部の回転軸の向きを、第1軸部の軸と直交する360°何れの方向にも容易に変えることができる。したがって、例えば、45°を超える屈曲角を有する継手が用いられている場合や、自在継手が用いられている場合にも、これらの継手を通過しながら、削孔装置を取付管接続口まで容易に到達させることができる。
さらに、上記削孔装置では、上記削孔部は、先端部に削孔刃が設けられた円筒部を有していることが好ましい。
この構成によれば、仮孔の外周部のみを削り取ることから、例えば仮孔容積分をすべて削り取るツイストドリルに比べて削孔時間を短縮することができる。
また、上記削孔装置では、上記削孔刃の刃先が超硬チップからなることが好ましい。
この構成によれば、例えば、スチール補強材等を用いた強固な更生管等にも仮孔をあけることができる。
以上、説明したように本発明に係る削孔装置によれば、大きな屈曲角を有する取付管を通過することができるとともに、削孔部を削孔反力に抗して支持することができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係る削孔装置1による更生管5の削孔状態を説明する模式図である。この削孔装置1は、図1に示すように、取付管3が分岐接続された既設の下水道管(地中埋設管)4内に配設された更生管5に、取付管3内から仮孔(孔)9をあけるためのものである。なお、図1に示す更生管5は、下水道管4の内側に製管された樹脂製の更生管5であり、下水道管4と当該更生管5と両者4,5の間に充填された裏込め材6とが一体となった複合管を構成している。
削孔装置1は、モータ(図示せず)等の回転動力を伝達するフレキシブルシャフト2の先端に取り付けられていて、地上に設置された桝7から取付管3に挿入し、フレキシブルシャフト2を手作業で取付管3に押し込むことで、下水道管4と取付管3との接続口(以下、取付管接続口ともいう)8に到達するようになっている。
図2は削孔装置1の一部を断面図で示した側面図であり、図3は削孔装置1を図2のZ方向から見た図であり、図4は削孔装置1の分解図である。この削孔装置1は、図4に示すように、ホールソー10と、ユニバーサルジョイント20と、シャフト連結部30と、軸受40と、軸受ホルダ50と、ガイド球60と、ストッパー70と、を備えている。なお、以下の説明では、フレキシブルシャフト2が接続される側(図2および図4〜図6の右側)を基端側といい、各部材における基端側の端部を基端部といい、ホールソー10が設けられている側(図2および図4〜図6の左側)を先端側といい、各部材における先端側の端部を先端部という。
シャフト連結部30は、金属製であり、本体部31と、接続部32とを有している。本体部31は、円柱状に形成されている。本体部31の基端部には、フレキシブルシャフト2の先端部2aが差し込まれる接続孔33が形成されている。また、本体部31の基端部における外周部には、全周に亘って窪む環状凹部34が形成されている。さらに、本体部31の基端部には、軸方向と直交する方向に延び且つ環状凹部34と接続孔33とを連通するピン挿入孔35が形成されている。一方、接続部32は、本体部31よりも小径な円柱状に形成されていて、本体部31の先端側の端面からさらに先端側に延びている。接続部32の外周部には、軸方向の全長に亘って凹部36が形成されている。
このように構成されたシャフト連結部30は、フレキシブルシャフト2の先端部2aを接続孔33に差し込み、ピン挿入孔35に挿入した固定ピン(図示せず)を、フレキシブルシャフト2の先端部2aに形成されたピン挿入孔(図示せず)に差し込むことで、フレキシブルシャフト2の先端部2aに基端部が相対回転不能に接続される。
ユニバーサルジョイント20は、2つのヨーク22,23と、これら2つのヨーク22,23を結合する十字軸21とを有する一般的なものである。2つのヨーク22,23は、互いに直交する2軸回りに相対回動可能とされている。基端側ヨーク22は、シャフト連結部30の接続部32を保持する円筒状の保持部24と、当該保持部24から二股に延びて十字軸21を回動可能に支持するアーム部25とを有している。一方、先端側ヨーク23は、ホールソー10を保持する円筒状の保持部26と、当該保持部26から二股に延びて十字軸21を回動可能に支持するアーム部27とを有している。基端側ヨーク22および先端側ヨーク23の保持部24,26には、筒軸方向と直交する方向に延びるピン挿入孔28,29がそれぞれ形成されている。なお、円筒状の保持部24,26は、シャフト連結部30の本体部31の外径と略等しい外径を有している。
このように構成されたユニバーサルジョイント20は、シャフト連結部30の接続部32を円筒状の保持部24に差し込み、ピン挿入孔28に挿入した固定ピン(図示せず)を、接続部32の凹部36に差し込むことで、シャフト連結部30と相対回転不能に接続される。本実施形態では、シャフト連結部30および基端側ヨーク22の保持部24が、本発明でいうところの「フレキシブルシャフトの先端部に基端部が接続される第1軸部」に相当する。また、本実施形態では、先端側ヨーク23の保持部26が、本発明でいうところの「第2軸部」に相当する。さらに、本実施形態では、基端側ヨーク22のアーム部25の先端部、十字軸21および先端側ヨーク23のアーム部27の基端部が、本発明でいうところの「第1軸部の軸に対する第2軸部の軸の向きが可変となるように、第1軸部の先端部と第2軸部の基端部とを接続する関節部」に相当する。それ故、本実施形態では、シャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20が、本発明でいうところの「継手部」に相当する。なお、以下では、説明の便宜上、基端側ヨーク22のアーム部25の先端部、十字軸21および先端側ヨーク23のアーム部27の基端部を「関節部A」とも称する。
軸受40は、軸受本体部41と、保持器42と、鋼球43と、2つのストッパー44と、2つのシール部45と、を有している。軸受本体部41は、金属製であり、基端側ヨーク22の保持部24、先端側ヨーク23の保持部26およびシャフト連結部30の本体部31の外径よりも大きな内径を有する円筒状に形成されている。軸受本体部41の内周面における基端部および先端部には、筒径方向外側に窪む環状凹部46がそれぞれ形成されている。保持器42は、軸受本体部41の内径よりも外形が小さい円筒状に形成されていて、複数の鋼球43を保持するための複数の穴が形成されている。保持器42は、複数の鋼球43を保持した状態で、軸受本体部41に挿入されている。2つのストッパー44は、リング状に形成されていて、外周縁部が軸受本体部41の両端部の環状凹部46にそれぞれ差し込まれている。このように、軸受本体部41の基端側および先端側にストッパー44を取り付けることで、保持器42は2つのストッパー44の間でのみ軸方向に移動できるようになっている。各シール部45は、リング状に形成されていて、軸受本体部41の内周面およびストッパー44に接触するように、軸受本体部41の端部に嵌められている。このように、軸受本体部41の基端側および先端側にシール部45を取り付けることで、軸受本体部41内部への水等の浸入が抑えられるようになっている。
このように構成された軸受40は、軸受本体部41の内部にシャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20を軸方向から挿入することが可能となっている。そうして、軸受本体部41の内部に挿入されたシャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20は、保持器42に保持された複数の鋼球43を介して、軸受本体部41に摺動自在且つ回転自在に支持される。これにより、本実施形態では、軸受本体部41の内部空間が、本発明でいうところの「継手部を摺動自在且つ回転自在に支持するガイド孔」に相当する。なお、以下では、説明の便宜上、軸受本体部41の内部空間を「ガイド孔B」とも称する。
軸受ホルダ50は、金属製であり、ホルダ本体部51と、底壁部52と、を有している。ホルダ本体部51は円筒状に形成されていて、その基端部に、円板状の底壁部52が一体に設けられている。すなわち、軸受ホルダ50は、有底筒状に形成されている。ホルダ本体部51は、軸受本体部41の外径よりも僅かに大きい内径を有している。ホルダ本体部51の外周部には、筒径方向内側に窪む断面矩形状の矩形凹部54が、筒径方向に対向して2つ形成されている。また、ホルダ本体部51の内周部における先端部には、全周に亘って筒径方向外側に窪む環状凹部55が形成されている。一方、底壁部52には、その中央部に貫通孔53が形成されている。この貫通孔53は、基端側ヨーク22の保持部24、先端側ヨーク23の保持部26およびシャフト連結部30の本体部31の外径よりも大きく、且つ、軸受本体部41の外径よりも小さい孔径を有している。
このように構成された軸受ホルダ50は、ホルダ本体部51の内部に軸受40を軸方向先端側から挿入した後、スナップリング56の外周縁部を環状凹部55に差し込むことで、軸受40を抜け出し不能に保持することが可能となっている。
ガイド球60は、第1部材61と、第2部材62と、を有している。第1部材61および第2部材62は共に、金属製の球体を、直径方向に延びる断面円形の貫通孔が貫くとともに、当該球体を、貫通孔の軸線を含む面に沿って切断したような形状を有している。第1部材61には、合わせ面64に垂直な方向に延び、且つ、内周部にねじ溝が切られたねじ孔66が形成されている。同様に、第2部材62には、合わせ面65に垂直な方向に延び、且つ、内周部にねじ溝が切られたねじ孔67が形成されている。そうして、第1部材61の合わせ面64と第2部材62の合わせ面65とを重ね合せて、締結ボルト69をねじ孔66,67に螺合させると、球体を断面円形の貫通孔63が貫いたような形状のガイド球60が形成される。この貫通孔63は、軸受ホルダ50のホルダ本体部51の外径と略等しい孔径を有している。また、第1部材61および第2部材62には、合わせ面64,65と垂直な方向に対向するように、貫通孔63の孔壁に相当する部位に、径方向外側に窪む断面矩形状の矩形凹部68がそれぞれ形成されている。
このように構成されたガイド球60は、ホルダ本体部51の2つの矩形凹部54に四角柱状のキーブロック57をそれぞれ挿入した後、これらのキーブロック57が第1部材61および第2部材62の矩形凹部68にそれぞれ嵌るように、第1部材61と第2部材62とでホルダ本体部51を挟むことで、軸受ホルダ50を貫通孔63内に抜け出し不能且つ回転不能に収容することが可能となっている。このように、軸受ホルダ50をガイド球60の貫通孔63に収容することで、軸受40、軸受ホルダ50およびガイド球60の三層構造からなり、且つ、全体として、ガイド孔Bが球状体を貫いたような形状を有する部材が形成される。すなわち、本実施形態では、軸受40、軸受ホルダ50およびガイド球60が、本発明でいうところの「継手部を摺動自在且つ回転自在に支持するガイド孔が、球状体を貫いたような形状を有するガイド部」に相当する。なお、以下では、説明の便宜上、軸受40、軸受ホルダ50およびガイド球60の三層構造からなる部材を「ガイド部C」とも称する。ガイド部Cは、金属製の略球状なので、ある程度の重量を有している。より詳しくは、ガイド部Cは、削孔反力に抗してホールソー10を削孔対象面に対して押え保持することが可能な重量に設定されている。
ホールソー(削孔部)10は、金属製であり、円筒部11と、保持部12と、接続部13と、を有している。保持部12は、基端側に向かって縮径する略切頭円錐状に形成されていて、先端側では円筒状のホルダ本体部51の内径よりも大きな外径を有している一方、基端側では先端側ヨーク23の保持部26の外径と略等しい外形を有している。保持部12の中央部には、センタードリル(図示せず)を挿入するための挿入孔14が形成されている。また、保持部12には、軸方向と直交する方向に延び挿入孔14まで達するピン挿入孔15が形成されている。保持部12は、ピン挿入孔15に挿入した固定ピン(図示せず)を、挿入孔14に挿入されたセンタードリルのピン挿入孔(図示せず)に差し込むことで、センタードリルを保持する。接続部13は、円柱状に形成されていて、保持部12の基端側の端面からさらに基端側に延びている。接続部13の外周部には、軸方向の全長に亘って凹部17が形成されている。
円筒部11は、保持部12の先端側の端面からさらに先端側に延びている。円筒部11の先端部には、図3に示すように、12個の削孔刃16が周方向に間隔をあけて設けられている。これらの削孔刃16の刃先は超硬チップでそれぞれ構成されている。このように、削孔刃16が周方向に間隔をあけて設けるとともに、超硬チップからなる刃先を用いることによって、ホールソー10は、屈強な鋼製補強材をも貫通できるようになっている。
このように構成されたホールソー10は、ガイド孔Bを通り抜けて先端側に出たユニバーサルジョイント20の保持部26に接続部13を差し込み、ピン挿入孔29に挿入した固定ピン(図示せず)を、接続部13の凹部17に差し込むことで、ユニバーサルジョイント20と相対回転不能に接続される。なお、保持部26に接続部13を差し込むことから、保持部26の筒軸とホールソー10の回転軸とは一致している。
ストッパー(規制部)70は、金属製であり、シャフト連結部30の本体部31の外径よりも僅かに大きい内径を有し、且つ、軸受ホルダ50の貫通孔53の孔径よりも大きな外径を有する円環状に形成されている。ストッパー70には、径方向に延びるねじ孔71が2つ形成されている。このストッパー70は、シャフト連結部30の本体部31の基端部に当該ストッパー70を嵌め、ねじ孔71にねじ(図示せず)を螺合させて、当該ねじの先端をシャフト連結部30の環状凹部34に嵌めることで、シャフト連結部30に対し軸方向に抜け出し不能に取り付けられる。
以上のように構成された削孔装置1では、上述の如くシャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20をガイド孔Bに挿入することが可能となっている。これに対し、軸受ホルダ50のホルダ本体部51の内径よりも大きな外径を有するホールソー10、および、軸受ホルダ50の貫通孔53の孔径よりも大きな外径を有するストッパー70は、ガイド孔Bに挿入不能となっている。これにより、先端側にホールソー10が接続される一方、基端側にストッパー70が取り付けられた、シャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20は、軸受40から抜け出さないようになっている。
先端側ヨーク23の保持部26は、図5に示すように、ホールソー10がホルダ本体部51の先端部に当接した状態では、関節部Aがガイド孔Bに収容されるような長さに設定されている。そうして、関節部Aがガイド孔Bに収容された状態では、ユニバーサルジョイント20の屈曲が規制される。それ故、ホールソー10がホルダ本体部51の先端部に当接した状態では、シャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20は、シャフト連結部30の軸とホールソー10の回転軸とが一致するように、真っ直ぐに延びる直線姿勢をとる。
一方、シャフト連結部30および基端側ヨーク22の保持部24は、図2および図6に示すように、ストッパー70が軸受ホルダ50の底壁部52に当接した状態では、関節部Aがガイド孔Bから先端側に出るような長さに設定されている。そうして、関節部Aがガイド孔Bから先端側に出た状態では、ユニバーサルジョイント20がシャフト連結部30の軸とそれぞれ直交し且つ互いに直交する2軸回りに屈曲可能となる。このことと、ガイド孔Bがシャフト連結部30および基端側ヨーク22の保持部24を回転自在に支持していることとが相俟って、ホールソー10の回転軸の向きを、シャフト連結部30の軸と直交する360°何れの方向にも容易に変えることができる。それ故、ストッパー70が軸受ホルダ50の底壁部52に当接した状態では、シャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20は、シャフト連結部30の軸に対するホールソー10の回転軸の向きが可変となるように、直線姿勢または関節部Aで折れ曲がった屈曲姿勢をとる。
次に、取付管3内における削孔装置1の動きについて説明する。
図7(a)は削孔装置1が取付管3における直線部を通過する状態を示している。削孔装置1を取付管3に挿入した後、地上からフレキシブルシャフト2を取付管3内に手作業で押し込むと、シャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20がガイド孔Bを先端側に摺動する。これに伴って、ストッパー70も先端側に移動するが、ストッパー70は軸受ホルダ50の底壁部52に当接し、関節部Aがガイド孔Bから先端側に出る。
関節部Aがガイド孔Bから出ると、ユニバーサルジョイント20が2軸回りに屈曲可能となるが、削孔装置1の先端に位置するホールソー10は、直線状の取付管3の径路なりに進むので、シャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20は、シャフト連結部30の軸とホールソー10の回転軸とが一致するように、真っ直ぐに延びる直線姿勢をとる。この状態で、フレキシブルシャフト2を取付管3内に更に押し込むと、ストッパー70がガイド部Cを押すことから、ガイド部Cを含む削孔装置1全体が、シャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20が略真っ直ぐに延びた姿勢で取付管3内を前進する。
次いで、図7(b)は削孔装置1が取付管3における屈曲部を通過する状態を示している。取付管3に挿入された削孔装置1が、取付管3における屈曲角が45°を超える屈曲部(図7(b)では屈曲角が60°の屈曲部)を通過する際には、削孔装置1の先端に位置するホールソー10は、屈曲した取付管3の径路なりに曲がろうとする。このとき、関節部Aがガイド孔Bから出ていれば、ホールソー10の回転軸の向きを、シャフト連結部30の軸と直交する360°何れの方向にも容易に変えることが可能であることから、ホールソー10および先端側ヨーク23の保持部26が、関節部Aを中心として取付管3の径路なりに曲がる。したがって、屈曲角が45°を超える屈曲部であっても、ホールソー10および先端側ヨーク23を容易に通過させることができる。
さらに、ガイド球60の外形は管路を最も通過し易い略球状をなしていることから、ガイド部Cおよび当該ガイド部Cに収容されているシャフト連結部30等も、ホールソー10および先端側ヨーク23に続いて屈曲部を容易に通過することができる。このように、本実施形態の削孔装置1は、直線状の取付管3であろうと、屈曲角が45°を超える屈曲部を有する取付管3であろうと、取付管3内を容易に前進することができるので、削孔装置1を速やかに取付管接続口8に到達させることができる。
図7(c)は削孔装置1が取付管接続口8に到達した状態を示している。取付管3は、図7(c)に示すように、通常、斜め上方から下水道管4に接続されているので、取付管接続口8に到達した削孔装置1は、ホールソー10が下になった傾斜姿勢をとる。削孔装置1が傾斜姿勢をとると、図7(d)に示すように、ガイド部Cが自重によって、シャフト連結部30の基端側からユニバーサルジョイント20の先端側に移動する。ガイド部Cが下側に移動すると、ホールソー10がホルダ本体部51の先端部に当接し、関節部Aがガイド孔Bに収容される。関節部Aがガイド孔Bに収容されると、関節部Aの屈曲が制限されるので、シャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20は、シャフト連結部30の軸とホールソー10の回転軸とが一致するように、真っ直ぐに延びる姿勢をとる。
この状態で、フレキシブルシャフト2を回転駆動させると、ガイド孔Bがシャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20を回転自在に支持していることから、回転動力がシャフト連結部30およびユニバーサルジョイント20を介してホールソー10に伝達され、ホールソー10が回転軸回りに回転する。
すると、先ず、センタードリルによって穿孔(図示せず)があけられ、この穿孔を中心として、12個の削孔刃16が裏込め材6および更生管5を削孔する。このとき、ホールソー10は、ガイド部Cの重量によって、削孔反力に抗して削孔対象面に対して押え保持される。これにより、例えば裏込め材6や更生管5を貫通する仮孔9を、取付管3内から確実にあけることができる。
なお、削孔装置1は、ユニバーサルジョイント20と外形が略球状をなすガイド部Cとを組み合わせることで、ホールソー10の径やガイド球60の直径が、取付管3の内径の2/3程度であっても、屈曲角が45°を超える屈曲部を有する取付管3内を容易に前進することができる。したがって、本実施形態の削孔装置1によれば、汎用性が高いφ150の取付管3においても、φ80以上の仮孔9を、取付管3側からあけることができる。このように、比較的大きいφ80以上の仮孔9をあけることが可能となるので、取付管接続口8が完全に開通されるまでの間、取付管3内を流下した流下物が仮孔9を通っても、流下物等によって仮孔9が閉塞されるのを抑えることができる。
また、削孔装置1は、ホールソー10の回転軸の向きを、シャフト連結部30の軸と直交する360°何れの方向にも容易に変えることが可能であることから、例えば、屈曲角が45°を超える(例えば屈曲角が60°の)自在継手であっても、容易に通過することができる。
さらに、上記の説明では、作業者が桝7に手を入れて、フレキシブルシャフト2を取付管3内に手作業で押し込めることを想定して、削孔装置1を取付管接続口8に到達させる手順について説明した。しかし、例えば小型(φ200)の公共枡にφ150の取付管3が取り付けられているような場合には、上下に延びるφ200の筒(公共枡)の底部からφ150の取付管3が水平に延びることから、作業者が公共枡に手を入れて、フレキシブルシャフト2を取付管3内に手作業で押し込むことが困難となる。この場合には、例えば可撓性を有する金属棒(図示せず)の先端部をガイド球60に取り付け、公共枡の外からかかる金属棒を取付管3に押し込んで、削孔装置1を取付管接続口8に到達させるようにしてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神または主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神または主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記実施形態では、本発明の削孔装置1を下水道管4に適用したが、取付管3が分岐接続された地中埋設管であれば、これに限らず、例えば水道管等に本発明の削孔装置1を適用してもよい。
また、上記実施形態では、軸受40としてボールベアリングタイプのものを用いたが、これに限らず、例えば、ユニバーサルジョイント20およびシャフト連結部30と孔壁との間に油膜を形成する滑り軸受タイプのものを用いてもよい。
さらに、上記実施形態では、軸受40、軸受ホルダ50およびガイド球60の三層構造からなるガイド部Cを用いたが、軸受ホルダ50とガイド球60とを一体に形成し、この一体形成品と軸受40の二層構造からなるガイド部を用いてもよいし、軸受40、軸受ホルダ50およびガイド球60を一体に形成したガイド部を用いてもよい。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、削孔装置が大きな屈曲角を有する取付管を通過することができるとともに、削孔部を削孔反力に抗して支持することができるので、取付管が分岐接続された地中埋設管内に配設された更生管に、当該取付管内から孔をあける削孔装置に適用して極めて有益である。
1 削孔装置
2 フレキシブルシャフト
3 取付管
4 下水道管(地中埋設管)
5 更生管
9 仮孔(孔)
10 ホールソー(削孔部)
11 円筒部
16 削孔刃
21 十字軸(関節部(継手部))
24 基端側ヨークの保持部(第1軸部(継手部))
25 基端側ヨークのアーム部(関節部(継手部))
26 先端側ヨークの保持部(第2軸部(継手部))
27 先端側ヨークのアーム部(関節部(継手部))
30 シャフト連結部(第1軸部(継手部))
40 軸受(ガイド部)
50 軸受ホルダ(ガイド部)
60 ガイド球(ガイド部)
70 ストッパー(規制部)
A 関節部
B ガイド孔
C ガイド部
2 フレキシブルシャフト
3 取付管
4 下水道管(地中埋設管)
5 更生管
9 仮孔(孔)
10 ホールソー(削孔部)
11 円筒部
16 削孔刃
21 十字軸(関節部(継手部))
24 基端側ヨークの保持部(第1軸部(継手部))
25 基端側ヨークのアーム部(関節部(継手部))
26 先端側ヨークの保持部(第2軸部(継手部))
27 先端側ヨークのアーム部(関節部(継手部))
30 シャフト連結部(第1軸部(継手部))
40 軸受(ガイド部)
50 軸受ホルダ(ガイド部)
60 ガイド球(ガイド部)
70 ストッパー(規制部)
A 関節部
B ガイド孔
C ガイド部
Claims (4)
- 取付管が分岐接続された地中埋設管内に配設された更生管に、当該取付管内から孔をあける削孔装置であって、
フレキシブルシャフトの先端部に基端部が接続される第1軸部と、第2軸部と、当該第1軸部の軸に対する当該第2軸部の軸の向きが可変となるように、当該第1軸部の先端部と当該第2軸部の基端部とを接続する関節部と、を有する継手部と、
上記継手部を摺動自在且つ回転自在に支持するガイド孔が、球状体を貫いたような形状を有するガイド部と、
上記ガイド孔を通り抜けた上記第2軸部の先端部に、当該第2軸部の軸と回転軸とが一致するように接続される、上記ガイド孔に挿入不能な大きさを有する削孔部と、
上記第1軸部の基端部に設けられた、上記ガイド孔に挿入不能な大きさを有する規制部と、を備え、
上記第1軸部は、上記規制部が上記ガイド部に当接した状態では、上記関節部が上記ガイド孔から出るような長さに設定されている一方、上記第2軸部は、上記削孔部が上記ガイド部に当接した状態では、上記関節部が上記ガイド孔に収容されるような長さに設定されていることを特徴とする削孔装置。 - 上記請求項1に記載の削孔装置において、
上記関節部は、上記第1軸部の軸とそれぞれ直交し且つ互いに直交する2軸回りに屈曲するように構成されていることを特徴とする削孔装置。 - 上記請求項1または2に記載の削孔装置において、
上記削孔部は、先端部に削孔刃が設けられた円筒部を有していることを特徴とする削孔装置。 - 上記請求項3に記載の削孔装置において、
上記削孔刃の刃先が超硬チップからなることを特徴とする削孔装置。
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- 2014-03-31 JP JP2014072399A patent/JP6267040B2/ja active Active
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