JP2013190056A - コア嵌設装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿孔と弁蓋との軸芯がずれていても筒状体の可撓性を利用して、長期に渡りコアを位置ずれすることなく安定的に嵌設状態に維持させることができ、かつコアの修理や交換が容易に行なえるコア嵌設装置を提供すること。
【解決手段】流体管1に穿設された穿孔Qに連通し該流体管の外周を密封状に被覆したケース2は分岐管12と、該分岐管12に密封状に接続される弁体5が収納可能な弁蓋3で構成され、該弁蓋3の分岐管12に接続される端面にコア40が取り付けられ、弁蓋3が分岐管12に接続されているときはコア40が前記穿孔Qに嵌設されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、流体管に穿設された穿孔に連通し該流体管の外周を密封状に被覆したケースと、前記穿孔に嵌設される筒状体のコアと、前記ケース内で前記コアを介して進退移動し流体管内を開閉する弁体と、を備えたコア嵌設装置に関する。
従来のコア嵌設装置は、ケースを流体管に取り付けられた分岐管と、該分岐管に密封状に接続される弁体が収納可能な弁蓋で構成し、流体管に穿孔装置により穿孔を穿設後、弁蓋が分岐管に接続されたときに弁蓋の下端部外周面に接着した防錆部材を施したコアの嵌設部が穿孔に嵌設されるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−13162号公報(第5頁、第3、4図)
しかしながら、特許文献1に記載のコアにあっては、ケーシングの一部として構成されている剛性のある弁蓋の下端部をコアの嵌設部として構成しているので、穿孔と弁蓋との軸芯がずれている場合に、コアが穿孔の全内周面に亘り的確に当接させることが困難であり、またコアの修理や交換の際には、弁蓋自体を交換する必要があるだけでなく、流体管に形成された穿孔のサイズが異なる場合に、穿孔のサイズに応じた下端部のサイズを有する弁蓋を用意する必要がありコスト高に成るという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、穿孔と弁蓋との軸芯がずれている場合でも筒状体の可撓性を利用して長期に渡りコアを位置ずれすることなく安定的に嵌設状態に維持させることができ、かつコアの修理や交換が容易に行なえるだけでなく、穿孔のサイズが異なる場合に、弁蓋全体を交換することなく穿孔のサイズに適したコアを選定して弁蓋に取り付けることができるコア嵌設装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のコア嵌設装置は、
流体管に穿設された穿孔に連通し該流体管の外周を密封状に被覆したケースと、前記穿孔に嵌設される筒状体のコアと、前記ケース内で前記コアを介して進退移動し流体管内を開閉する弁体と、を備えたコア嵌設装置であって、
前記ケースは、流体管に取り付けられた分岐管と、該分岐管に密封状に接続される弁体が収納可能な弁蓋で構成され、該弁蓋の分岐管に接続される端面にはコアが取り付けられ、弁蓋が分岐管に接続されているときはコアが前記穿孔に嵌設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、コアを弁蓋の分岐管に接続される端面に取り付けて、弁蓋を分岐管に接続した場合に、コアは両者の間に挟持される形で支持され、穿孔と弁蓋との軸芯がずれていても筒状体の可撓性を利用して、長期に渡りコアを位置ずれすることなく安定的に嵌設状態に維持させることができる。またコアが弁蓋に別部材として取り付けられているので、穿孔のサイズが異なる場合に、弁蓋全体を交換することなく穿孔のサイズに適したコアを選定して弁蓋に取り付ければよく、安価なコア嵌設装置を得ることができる。更に弁蓋が分岐管に接続されたときにコアが穿孔に嵌設されるので嵌設作業が容易に行うことができる。
本発明のコア嵌設装置は、
前記コアは薄肉板材で形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、薄肉板材で形成されているコアの可撓性により穿孔とコアとの相対的な芯ずれに対しても的確に対応できる。
本発明のコア嵌設装置は、
前記コアは、穿孔に嵌設する嵌設部と弁蓋に取り付けられるフランジ部を備えた筒状体で構成され、該筒状体に弁体の回転止めよけスリットが形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、フランジ部によってコアを安定的に挟持させることができ、また筒状体に弁体の回転止めよけスリットが形成されているので、弁体はこのスリットを通してケースとの相対回転を止めることが可能であるはかりでなく、弁体の開閉作動時において、スリットを介して弁体の下方部と上方部間で流体が連通するので同圧用スリットとして機能し、弁操作が円滑に行える。更に筒状体にスリットが形成されているために可撓性能が向上し、嵌設部と穿孔との芯ずれに対してもより的確に対応できる。
本発明のコア嵌設装置は、
前記コアの嵌設部は、前記穿孔の略全内周面に亘り当接する防錆部材を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、コアの防錆部材を穿孔の略全内周面に亘り当接させることで、穿孔の防錆を確実にできる。
穿孔装置により穿孔を穿設している態様を示す正面断面図である。 弁体及び弁蓋を分岐部に設置する態様を示す正面断面図である。 コアの穿孔への嵌設状態を示す正面断面図である。 図3と同じく側断面図である。 コアの正面断面図である。 コアの側断面図である。 コアの平面図である。
本発明に係るコア嵌設装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係るコア嵌設装置につき、図1から図7を参照して説明する。図3に示されるように、本発明のコア嵌設装置10は、主として、内部を上水が流れる流体管1の上部に穿設される穿孔Qに連通し流体管1の外周を密封状に被覆して取り付けた分岐管12及びこの分岐管12に着脱自在に取り付けた弁蓋3と、流体管1の外周の下部を被覆するカバー11と、からなるケース2と、穿孔Qに嵌設される分岐管12に接続される弁蓋3の端面に取り付けた筒状体のコア40と、コア40を介して進退移動し流体管1内を開閉する仕切弁としての弁体5とを備えた、コア40が嵌設された装置である。
本実施例の流体管1は、断面視略円形状に形成されたダクタイル鋳鉄、その他鋳鉄、鋼等の金属製管から成り、内周面がモルタル層で被覆されている。尚、流体管の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、本実施例では流体管1内の流体は上水であるが、流体管の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管であっても構わない。
流体管1の外周面に固定に取り付けられるカバー11と分岐管12は、流体管1の管軸と略直交方向に延設されるいわゆる割T字管であって、カバー11のフランジ11a及び分岐管12の下フランジ12aを流体管1を挟む位置で対向させ、複数のボルト・ナット13により締結される。また、後述するように穿設する穿孔Qの外周には、穿孔Qを介し流体管1内からの溢流が生じることを防止するゴムリング22が分岐管12の内面と流体管1の外面との間に予め介設されている。尚、流体管1にカバー11と分岐管12を取り付けた後に、分岐管12内に流体圧を加えることで、流体管1の外面と分岐管12の内面との間隙の密封性を適宜確認してもよい。
先ず、図1に示されるように、分岐管12の上フランジ12bには、内部に作業弁36を配設した作業弁ケース35を密封状に接続し、この作業弁ケース35の上方には穿孔装置50を接続する。穿孔装置50は、図示しない駆動手段に接続され分岐管12内を流体管1に向け軸方向に伸出するとともに軸周りに回転する軸部材51と、軸部材51の先端に固設され流体管1を穿設する穿孔刃52aを備えたカッタ部材52と、から主として構成されており、カッタ部材52を流体管1の外面にアプローチして穿孔Qを穿設する。
そして、穿孔装置50による穿孔Qの穿設後、穿孔装置50を引き上げて作業弁ケース35の上方に配設させ、作業弁36によって分岐管12内を閉塞するとともに、図2に示されるように、穿孔装置50に替えて、弁体5を収納した弁蓋3を挿入機38に取り付けて外ケース37内に配設する。弁蓋3の先端面には取付ネジ6(図3)によりコア40のフランジ部40aが螺着されている。
この挿入機38を不断流状態で分岐管12内に向けて挿入することで、図3、4に示されるように、分岐管12の拡径上面部12cに弁蓋3を密封状に当接させる。このとき同時に、コア40の嵌設部40bも外周面が穿孔Qの内周面に沿って嵌設される。そして図3に示されるように、弁蓋3の先端面にコア40のフランジ部40aを螺着した取付ネジ6の頭部が分岐管12の拡径上面部12cと当接することを防ぐために、拡径上面部12cの内周部に逃げ溝12c’が形成されている。
また図2に示されるように、挿入機38の挿入に際し、分岐管12から分岐するホース39を介し、流体管1から流入する流体が外ケース37内へ排出され、作業弁36を境にして分岐管12側と外ケース37側とを等圧とすることができるため、挿入機38の挿入が容易である。
そして、図3に示されるように、弁蓋3を分岐管12に対し定置させるよう、リング状のフランジ9を弁蓋3の外周面に係合させ、固定ボルト16で弁蓋3の位置固定を行いながら、ボルト・ナット14でフランジ9と分岐管12の上フランジ12bとを締結する。このとき、弁蓋3は、上フランジ12bの内径より小径の外径を有しており、弁蓋3の下部の外周に沿ってOリング19が設けられていることにより、分岐管12の上端部内周面に沿って密封状に嵌挿されている。さらに、フランジ9は、その内周部が弁蓋3の外周部に係合することで、弁蓋3を上下方向に規制している。
図3、図4に示されるように、弁蓋3の頂部に貫通して穿設された挿通孔には、上端部を弁蓋3の外部に突出した回転ネジ4が回転自在に取り付けられている。押え板33は、弁蓋3の上端面にボルト34で固定され、回転ネジ4の抜出しを阻止しており、回転ネジ4は弁蓋3に対し正逆両方向に回転自在であるが上下動はしないように構成されている。回転ネジ4に螺合した図示していないネジこまが弁体5の上端部に形成されたガイド溝に嵌合しており、回転ネジ4の回転に応じネジこまが上下動し、このネジこまに追随して弁体5が上下動可能となっている。
弁体5は、鋳物や鋼材などにより形成された図示しない弁本体と、前記弁本体の略全面に亘り被覆して弾性材から成るゴム体7とを備える。弁体5における上側外面には、上下方向に沿った張出部8、8が延設されており、弁蓋3及び分岐管12の内面に設けられた溝部3a、3a’(図4)に沿って摺動可能になっている。上記のように構成された張出部8、8が溝部3a、3a’に摺動することで、回転ネジ4の回転に伴う弁体5の回転を規制できる。
前述したコア40は、本実施例において流体管1の管壁を穿孔形成した穿孔Qを防錆するために用いられる。図5ないし図7に示されるように、コア40は、上端にフランジ部40aを下端に嵌設部40bを有する平面視略円形状の周壁を有し内部が貫通形成された筒状体41から成り、嵌設部40bの外周面に防錆部材42が配設されている。嵌設部40b及び防錆部材42は、断面視略円形状の流体管1に径方向に穿設された穿孔Qの内周面形状に沿うように、周方向に曲線形状に形成されている。防錆部材42は筒状体41よりも軟質で弾性を有する例えばゴム材若しくはエラストマー等の樹脂材から成り、嵌設部40b外周面に接着されている。尚、防錆部材42は、例えば筒状体41の径より小径の嵌設部40bの段部外周面に熱溶着されていてもよい。
防錆部材42は、自然状態で穿孔Qよりも外径方向に突出形成され、縮径変形することで穿孔Qを通過し流体管1の内部に配置され、その先端側は嵌設部40bよりも長く延設され、弁体5が下方に移動して流体管1内を開閉する際に、嵌設部40bよりも長く延設された部分の内面が弁体5のゴム体7と弾性密着するので十分なシール性が確保される。更に延設された先端部42aはコア40の挿入時に穿孔Qに導入されやすいように内方に縮径するテーパが形成されている。
筒状体41は比較的硬質であるが薄肉の板材で構成され、例えばステンレス製のものであっても、あるいは縮径方向に変形可能な弾性を有する例えばポリエチレン等の樹脂材から成るものでもよい。このようにコア40は略円筒状の薄肉板材で構成されているため可撓性に富んでおり、コア40の嵌設部40bを穿孔Qに嵌設する際に、コア40の可撓性により穿孔Qとコア40との相対的な芯ずれに対しても撓みによって的確に対応できる。
また図5,図7に示すように、コア40の筒状体41には一対の回転止めよけスリット43,43が上下方向に形成されている。この一対のスリット43,43は、弁体5における上下方向に沿って設けられた張出部8、8と対応する位置に形成されており、弁体5の張出部8、8が分岐管12の内面に設けられた溝部3a’に沿って摺動可能する際に、張出部8、8を通過させる逃げ溝として機能するとともに、弁体の開閉作動時において回転止めよけスリット43,43を介して弁体5の下方部と上方部間で流体が連通することで同圧用スリットとして機能し、弁操作が円滑に行える。更に筒状体41にスリットが形成されているために可撓性能がより向上し、嵌設部40bと穿孔Qとの芯ずれに対してより一層的確に対応できる。
図7に示すように、コア40のフランジ部40aには4つのネジ挿通用の孔44が設けられており、取付ネジ6をネジ挿通用の孔44を介して弁蓋3の先端面に螺着することでコア40が取り付けられる。ネジ挿通用の孔44の数は4つに限らず、3つ以下あるいは5つ以上でもよく、コア40が脱落しない程度とする。
上記構成を有するコア嵌設装置10において、コア40の穿孔Qへの嵌設について説明する。図1に示したように穿孔装置50により流体管1に穿孔Qを穿設した後に、穿孔装置50を引き上げて作業弁ケース35の上方に配設させ、作業弁36によって分岐管12内を閉塞するとともに、図3に示されるように、穿孔装置50に替えて、弁体5を収納した弁蓋3の先端面に取付ネジ6を介しコア40を取り付けた状態で弁蓋3を挿入機38に取り付け、挿入機38により弁蓋3を図3に示す位置まで下方に移動させ、弁蓋3の先端面を分岐管12の拡径上面部12cに密封状に当接させる。
このときコア40のフランジ部40aは弁蓋3の先端面を分岐管12の拡径上面部12cに挟持される形で支持され、支持管12側の流体はOリング19により弁蓋3外部に漏出することはない。また弁蓋3の先端面がコア40のフランジ部40aを介して分岐管12の拡径上面部12cに密封状に当接した時に、コア40の嵌設部40bが穿孔Qの内周面に沿って嵌設されるように、コア40の上下方向の長さは設定されている。
そしてコア40の嵌設部40bが穿孔Qの内周面に嵌設されるとき、コア40の軸芯と穿孔Qの軸芯がずれていても、薄肉板状のコア40の可撓性により穿孔Qとコア40との相対的な芯ずれに対しても撓みによって的確に対応できる。
またフランジ部40aと分岐管12の拡径上面部12cとの当接状態を維持するために、リング状のフランジ9を弁蓋3の外周面に係合させ、固定ボルト16で弁蓋3の位置固定を行いながら、ボルト・ナット14でフランジ9と分岐管12の上フランジ12bとを締結する。このようにしてコア40を弁蓋3に取付ネジ6で螺着した上で、両者の間に挟持される形で支持し、弁蓋3を固定ボルト16で固定するので、長期に渡りコア40を位置ずれすることなく安定的に嵌設状態に維持させることができる。
コア40の嵌設後は、図3、4に示すように弁体5が非上昇の回転ネジ4の回転により、弁体5の張出部8、8が弁蓋3の内面に設けられた溝部3aに沿って摺動しケース2内部をコア40に向けて進行移動する。その後弁体5の張出部8、8は一対のスリット43,43を介して分岐管12の内面に設けられた溝部3a’に沿って摺動し、最後に流体管1の管路を遮断することで弁体5が閉弁状態となる。
使用者が回転ネジ4を逆回転することにより、弁体5の閉鎖移動とは逆の上方への退行移動となり流路を開放できる。そしてこのような弁体5の開閉作動時において、スリットが弁体5の下方部と上方部間で流体が連通する同圧用スリットとして機能することができるので弁操作が円滑に行える。
以上説明したように本発明のコア嵌設装置は、流体管1に穿設された穿孔Qに連通し流体管1の外周を密封状に被覆したケース2と、穿孔Qに嵌設される筒状体のコア40と、ケース2内でコア40を介して進退移動し流体管1内を開閉する弁体5と、を備えたコア嵌設装置10であって、ケース2は、流体管1に取り付けられた分岐管12と、分岐管12に着密封状に接続される弁体5が収納可能な弁蓋3で構成され、弁蓋3の分岐管12に接続される端面にコア40が取り付けられており、弁蓋3が分岐管12に接続されたときにコア40が穿孔Qに嵌設される。これによりコア40を弁蓋3の分岐管12に接続される端面に取り付けて、弁蓋3を分岐管12に接続した場合に、コア40は両者の間に挟持される形で支持され、穿孔Qと弁蓋3との軸芯がずれていても筒状体の可撓性を利用して、長期に渡りコア40を位置ずれすることなく安定的に嵌設状態に維持させることができる。またコア40が弁蓋3に別部材として取り付けられているので、穿孔Qのサイズが異なる場合に、弁蓋3全体を交換することなく穿孔Qのサイズに適したコア40を選定して弁蓋3に取り付ければよく、安価なコア嵌設装置を得ることができる。また弁蓋3が分岐管12に接続されたときにコア40が穿孔Qに嵌設されるので嵌設作業を容易に行うことができる。
また、本発明のコア嵌設装置は、コア40が薄肉板材で形成されているので、コアの可撓性により穿孔とコアとの相対的な芯ずれに対しても的確に対応できる。
また、本発明のコア嵌設装置は、コア40が、穿孔Qに嵌設する嵌設部40bと弁蓋3に取り付けられるフランジ部40aを備えた筒状体41で構成され、筒状体41に弁体5の回転止めよけスリット43が形成されている。これによりフランジ部40aによってコア40を安定的に挟持させることができ、また筒状体41に弁体5の回転止めよけスリット43が形成されているので、弁体5はこのスリット43を通してケース2との相対回転を止めることが可能であるはかりでなく、弁体5の開閉作動時において、スリット43を介して弁体5の下方部と上方部間で流体が連通するので同圧用スリットとして機能し、弁操作が円滑に行える。更に筒状体41にスリット43が形成されているために可撓性能が向上し、嵌設部40bと穿孔Qとの芯ずれに対してもより的確に対応できる。
更に、本発明のコア嵌設装置は、コア40の嵌設部40bが、Q穿孔の略全内周面に亘り当接する防錆部材42を備えている。これによりコア40の防錆部材42を穿孔Qの略全内周面に亘り当接させることで、穿孔Qの防錆を確実にできる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、弁体としての弁体5は、ケース2内で回転ネジ4の軸方向に操作される仕切弁であったが、本発明の弁体は、これに限られず、例えば軸回りに回転操作されることで流路を遮断するいわゆるバタフライ弁等であってもよい。
また例えば、前記実施例では、流体管1が金属製の管であって、コア40が流体管1に穿設された穿孔Qを防錆する防錆部材42を備えた防錆用のコアであるが、流体管の材質若しくはコアの用途は必ずしも本実施例に限られず、例えば流体管が塩ビ管等の樹脂製の管であるとともに、コアが前記樹脂製の管に穿設された穿孔の周囲管壁の強度を増進する用途で設けられるステンレス製等のコアであっても構わない。
また例えば、前記実施例では、コア40が、ステンレス製の板材あるいはポリエチレン等の樹脂材から成っているが、コアを構成する部材の材質は、例えばゴム材であってもよいし、エラストマー等の他の材料から成るものでも構わない。
また例えば、前記実施例では、ケース2は、分岐管12と弁蓋3とカバー11で構成したが、分岐管12が流体管に固設されるもので有れば、カバー11を設けなくてもよい。
また例えば、前記実施例では、コア40の回転止めよけスリット43及び弁体5の張出部8の数を一対としたが、一対に限定されるものでなく3つ以上であってもよく、また調圧機能を向上させるために、回転止めよけスリット43が張出部8の数より多く設けるようにしてもよい。
1 流体管
2 ケース
3 弁蓋
5 弁体
10 コア嵌設装置
12 分岐管
40 コア
40a フランジ部
40b 嵌設部
42 防錆部材
43 回転止めよけスリット

Claims (4)

  1. 流体管に穿設された穿孔に連通し該流体管の外周を密封状に被覆したケースと、前記穿孔に嵌設される筒状体のコアと、前記ケース内で前記コアを介して進退移動し流体管内を開閉する弁体と、を備えたコア嵌設装置であって、
    前記ケースは、流体管に取り付けられた分岐管と、該分岐管に密封状に接続される弁体が収納可能な弁蓋で構成され、該弁蓋の分岐管に接続される端面にはコアが取り付けられ、弁蓋が分岐管に接続されているときはコアが前記穿孔に嵌設されていることを特徴とするコア嵌設装置。
  2. 前記コアは薄肉板材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコア嵌設装置。
  3. 前記コアは、穿孔に嵌設する嵌設部と弁蓋に取り付けられるフランジ部を備えた筒状体で構成され、該筒状体に弁体の回転止めよけスリットが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコア嵌設装置。
  4. 前記コアの嵌設部は、前記穿孔の略全内周面に亘り当接する防錆部材を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコア嵌設装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200200A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 株式会社水道技術開発機構 管切断面の防蝕装置及び防蝕方法

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