JP2014055362A - パイル構造を有する衣料用編地 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、防汚性と消臭性を有し、伸縮性や柔軟性、優れた風合い、蒸れ感防止性、などの着用快適性に優れ、特に、繰り返し洗濯における汚れ落ちと消臭持続性に優れた、衣料用編地を提供することを目的とする。
【解決手段】
カルボキシル基構造を分子中に有する改質セルロース系繊維を含み、パイル構造が、前記改質セルロース系繊維を含む糸条のパイル糸で構成されたループパイル層と、前記パイル糸と地糸とからなる地組織層とを有することを特徴とするパイル構造を有する衣料用編地。
【選択図】図1

Description

本発明は、防汚性と消臭性を有し、伸縮性や柔軟性、優れた風合い、蒸れ感防止性、などの着用快適性に優れ、特に、繰り返し洗濯における汚れ落ちと消臭持続性に優れた衣料用編地に関するものである。
従来、防汚性を有する繊維構造物は数多く提案されている。一般には、例えばポリエチレングリコールなどの親水基を有する親水性樹脂が付与されたり、親水基を含有したフッ素系撥水剤が付与されたもの、またこれら樹脂の両方が付与されたものが知られている。しかし、これらはいずれも十分な防汚性を有するとは言い難いものであった。
親水性樹脂が付与されたものは、洗濯による汚れ落ち改良に一定の効果はあるものの、大気中のNOxやSOxガス等の作用や、他の加工薬剤、たとえば蛍光増白剤や酸化防止剤との作用によって黄変が問題になることがあったり、繰り返しの洗濯により親水性樹脂が劣化してしまう傾向があった。
また、親水基を含有したフッ素系撥水剤が付与されたものは、水性でも油性でも液状の汚れは付きにくいが、粘度の高い体液、たとえば一般に女性器から分泌されるおりものと呼ばれるムチンを含む高粘度の分泌液などは、フッ素系撥水剤が付与されていないものと同様に付着し、また洗濯での汚れは、逆に落ちにくいこともあり、前述の親水性樹脂と同様の問題も解決できていなかった。
従来、防汚性と消臭性に優れた繊維構造物として、繊維の表面上に非結晶質過酸化チタン微粒子層、ゼオライト層およびアルキルシリケート層からなる群から選ばれる少なくとも1種の層を有し、さらにその表面に親水性樹脂またはフッ素系樹脂および光触媒半導体が付着していることを特徴とする繊維構造物が知られている。(特許文献1参照)
しかしながら、繊維の表面上に無機素材層を有するため、衣料用の布帛として用いる場合には風合いが硬くなる傾向があり、機能剤の付着により防汚性や消臭性を改良しているために、繰り返しの洗濯における汚れ落ちや消臭持続性についても十分とはいえないものであった。
また、本出願人は洗剤を用いない水洗濯による汚れ落ちや消臭性を改良する目的で、セルロース系繊維にカルボキシル基構造を導入する提案をしている。(特許文献2参照)
しかしながら、繰り返し洗濯による汚れ落ちや消臭の性能低下は依然改良が求められており、さらなる改良を検討した結果、本発明の構成を見出すに至った。
特開2000−119956号公報 WO2005/5711号公報
本発明は、防汚性と消臭性を有し、伸縮性や柔軟性、優れた風合い、蒸れ感防止性、などの着用快適性に優れ、特に、繰り返し洗濯における汚れ落ちと消臭持続性に優れた、衣料用編地を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のパイル構造を有する衣料用編地を提供する。
項1.カルボキシル基構造を分子中に有する改質セルロース系繊維を含み、パイル構造が、前記改質セルロース系繊維を含む糸条のパイル糸で構成されたループパイル層と、前記パイル糸と地糸とからなる地組織層とを有することを特徴とするパイル構造を有する衣料用編地。
項2.改質セルロース系繊維を含む糸条が紡績糸であることを特徴とする項1記載のパイル構造を有する衣料用編地。
項3.ループパイル層の単パイルループがツイストループ形状をなして地組織層に接続されていることを特徴とする項1又は2に記載のパイル構造を有する衣料用編地。
項4.JIS L 1099(A−1法)における透湿度400g/m・h以上であることを特徴とする項1、2、又は3に記載のパイル構造を有する衣料用編地。
項5.ループパイル層厚hpが0.2mm以上3mm未満であることを特徴とする項1、2、3、又は4に記載のパイル構造を有する衣料用編地。
項6.地組織層厚hgが0.7mm以上4mm未満であることを特徴とする項1、2、3、4、又は5に記載のパイル構造を有する衣料用編地。
本発明の衣料用編地は、カルボキシル基構造を分子中に有する改質セルロース系繊維を含み、パイル構造が、前記改質セルロース系繊維を含む糸条のパイル糸で構成されたループパイル層と、前記パイル糸と地糸とからなる地組織層とを有することを特徴とするパイル構造を有している。これにより、防汚性と消臭性を有し、伸縮性や柔軟性、優れた風合い、蒸れ感防止性、などの着用快適性に優れ、特に、繰り返し洗濯における汚れ落ちと消臭持続性に優れている。
は本発明によるパイル構造を有する衣料用編地の断面構造の一例(模式図)、である。 パイル編組織の一例であり、2本の糸を用いた天竺編組織において一方の糸のみがパイルとして突出する組織の編成状態の模式図である。 本発明によるパイル構造を有する衣料用編地におけるパイル構造の例について、断面模式図(a)と、図示方向で撮影した拡大写真(b)(c)である。 本発明によるパイル構造を有する衣料用編地におけるパイル構造の例について、パイル層厚hp及び地組織層厚hgを示す写真及び説明図である。
以下、本発明によるパイル構造を有する衣料用編地を説明する。
本発明のパイル構造を有する衣料用編地は、カルボキシル基構造を分子中に有する改質セルロース系繊維を含んでいる。
これにより、酸性の悪臭物質と塩基性の悪臭物質との両方に基づく臭いを低減させることができる。
着衣の汚れ、臭いの原因の多くは、人体からの分泌物に起因するものであり、その他には洗濯後の乾燥が不十分となり雑菌が繁殖するような湿気に起因するもの、外的な汚れ、たとえば泥汚れや、食用油や機械油等の油汚れ等がある。
衣類の汚れ、臭いの原因となりうる人体からの分泌物等については、汗、尿、唾液、膣液、乳汁等の体液のほか、皮脂の付着等が挙げられる。
汗自体はほとんど無臭だが、汗をかく部位は温度と湿度が上がり、さらに過剰な皮脂が噴出しやすく、より皮膚常在菌が繁殖しやすくなる。この皮膚常在菌が、発汗により生じた皮膚分泌物を、短鎖脂肪酸、アンモニア等の成分に分解することによって、特有の不快な臭いを顕著に発生させる。尿自体もほとんど無臭だが、皮膚常在菌による分解でアンモニアが発生する。唾液は、アミラーゼやマルターゼ等の酵素を含み、食物残渣を分解し酸性分を発生させる。また唾液には尿素も含むことがあり、尿素分解酵素の働きによってアンモニアが発生する。
膣分泌粘液は、汗、皮脂、外陰部にあるバルトリン腺とスキーン腺からの分泌液、子宮内膜と卵菅からの液体、頸管粘液、剥離した細胞、膣壁自身からの分泌液等、多くの体液の混合物であり、ピリジン、スクアレン、尿素、酢酸(エタン酸)、酪酸(ブタン酸)、コレステロール等の複合アルコール、グリコール、ケトン、アルデヒド等を含んでいる。また、個人差はあるものの、前記以外の脂肪酸として、プロピオン酸(プロパン酸)、イソ吉草酸(ペンタン酸)等の短鎖脂肪酸を含む。
乳汁にも尿素は含まれ、同様にアンモニアを発生する。皮脂は分解され、脂肪酸を生成する。
このように人体からの分泌物に起因する臭いとしては酸性の悪臭物質と、塩基性の悪臭物質との両方を含むのである。
本発明においては、パイル構造を有する衣料用編地を構成するセルロース系繊維が、改質されてCOO基構造を有するため、自然界において多く存在しているNa(ナトリウム)イオンやH(水素)イオンに起因して、改質されたセルロース系繊維のCOO基構造を、いわばCOONaとCOOHの両方の形で有している。また、洗濯が行われるたびに、主には洗剤中のアルカリ剤に起因するNaが繰り返し供給され、また、水中に多く存在するHも繰り返し供給されることによって、酸性の悪臭物質と塩基性の悪臭物質との両方に基づく臭いを低減させる効果は繰り返しの洗濯によっても持続するのである。
改質されたセルロース分子中のCOONaの構造は酸性の悪臭物質の無臭化に寄与する。
その作用機構は明らかではないが、改質されたセルロースのカルボン酸構造が、主な酸性悪臭物質の酸よりも弱い酸であるので、酸性悪臭物質の酸、たとえば酢酸を例にとると、改質されたセルロースのカルボン酸構造に比べて比較的強酸と見なされるCHCOOH(悪臭物質)の構造が、CHCOONa(無臭)としてイオン交換するほうがより安定するからと考えられる。
また、改質されたセルロース分子中のCOOHの構造は塩基性の悪臭物質の無臭化に寄与する。その作用機構は明らかではないが、たとえばアンモニア(NH)を例にとると、改質されたセルロースのCOOHがNH(悪臭物質)を捕捉して−COONH(無臭)とされるからと考えられる。
また、皮膚常在菌は、病原性微生物の繁殖を抑制する働きをするが、本発明のパイル構造を有する衣料用編地においては、生成する酸性悪臭物質を処理しつつ、これら有益な皮膚常在菌をパイル構造のうちに適度に保持することで皮膚周辺の悪玉細菌を低減させることにも寄与する。これはセルロース分子中のCOO基構造とパイル構造の特異的な組み合わせ効果により、編地の透湿性が向上し、衣服内の湿度上昇を防ぐためと考えられる。
これにより、人体からの分泌液や分泌粘液をパイル構造内に内包して保持し、続いて拡散させることができ、肌面での不快な接触感を軽減することができる。また、パイル構造を有する編生地であることにより、着用者は着用部を前後左右自由自在に窮屈感なく動作させることが可能であり、同時に肌への適度なフィット感も保ち、パイル構造によって過度な摩擦も生じにくい。これはパイル高さ分が人体または編地の変移を吸収し、パイルと肌との接点の摺動を抑制できるためと考えられる。
本発明のパイル構造を有する衣料用編地は、該編地の少なくとも肌側面のほぼ全面に、該生地面から突出する方向にパイルを有することができる。
これにより、人体からの分泌液や分泌粘液をパイル構造内にすばやく取り込んで保持し、続いて生地面方向に拡散させることができ、肌面での不快感を軽減することができる。編地面内への液拡散、繊維糸内部への液拡散をともなって、スペーサー効果とも呼ぶべき、パイル構造による、肌面と、液面とを分離するような作用によるものと考えられる。
また、上記パイル構造はループパイルであることを特徴とする。ループパイルであることによって、パイルの立体構造が安定しやすくなる。ループパイルはループを形成する糸のトルクにより図3、図4に見られるような、ループパイル層の各単パイルがツイスト状ループを形成して地組織層に接続されることが好ましい。
この適度なトルクを発現するためにはループパイルを構成する糸条は、精紡工程を経ているか、あるいは撚糸工程を経ていることが好ましい。
ツイスト状ループ構造を有することにより、たとえば編地表面に弧状の渡し糸構造を有する編地に比べて、より高い立体構造を得られ、特に起立状態が安定しやすく好ましい。
本発明において、編地がループパイル構造を有することにより、スクアレンを含む油性汚れ(人工分泌液)の洗濯による除去率は、ループパイル構造を有しない場合に比べて向上する。
この作用機構は明らかではないが、本発明における上記パイル構造は、親水性のセルロース繊維表面を有するため、より平面構造を有し、ループパイル構造を有していない生地よりも、生地の表面がおりなす立体構造によって、親水性表面による油性汚れとの斥力を伴った、立体構造に基づく保持により、繊維内部への油性汚れの浸透を妨げているのではないかと推測される。
パイルループは親水性セルロース構造を有するため、分泌液に含まれる疎水性汚れは親水性繊維表面との斥力によりパイルのループ立体構造ひとつひとつの間に保持されやすく、洗濯により容易に除去可能とできると考えられる。分泌液に含まれる親水性汚れは親水性繊維がすみやかに吸収するが、洗濯時、親水性繊維はすみやかに繊維内部にまで水を引き込み、親水性汚れを水へ引き渡す役目を果たすことで親水性汚れをも容易に除去可能にしていると思われる。
また、本発明の改質されたセルロース系繊維は、パイル構造をなす繊維構造物中に、紡績糸として含まれていることが好ましい。
フィラメント糸に比べて紡績糸であることによって、単繊維の端部を多く有することにより、繊維表面積が大きくなる傾向にあり、パイル構造という大きく入り組んだ立体繊維構造ともあいまって、優れた悪臭物質低減効果を奏することができる。
精紡工程において撚りを与えることもしやすく、ポリエステルやナイロン、アクリル等の化合繊との混紡による紡績糸も容易に用いることができるメリットもある。
たとえば、セルロース系繊維を含む混紡糸中のポリエステルの混率の調整により、ポリエステルを増加させればパイルの立体構造がよりしっかりと保持しやすくできる。これにより前記したスペーサー効果がより期待できる。また、洗濯時の乾燥時間を低減させることができるため、改質されたセルロースに基づく悪臭物質低減効果とあいまって、雨期の部屋干し等、乾燥しにくい洗濯乾燥の環境においても、下着の乾きが悪いときの不快な臭いを軽減させることもできる。逆にポリエステルの混率を減少させれば、肌との生体適合性に優れるセルロース系繊維が多くなることから、化合繊による肌への異常をもたらしたことがあるような敏感肌の着用者にも適合しやすくなる。
ポリエステルの混紡による前記したような効果を望む場合には、セルロース系繊維を含む混紡糸中のポリエステルの混率の好ましい下限として5%、好ましい上限として65%が例示できる。5%より少ないと、ポリエステルの混用効果は期待できず、コスト的に無駄となりやすい。65%より多いと、改質されたセルロース系繊維に基づく悪臭低減効果が期待できなくなる上、洗濯による油性汚れの除去が難しくなる傾向がある。より好ましい下限としては10%、より好ましい上限としては45%である。
本発明のパイル構造を有する衣料用編地において、パイル層1pと、地組織層1gとの境界については、生地断面の拡大写真の画像解析等の手段により確認することができる。
地組織層1gにおいては、地組織層を構成する繊維糸は生地の平面方向に広がりを持って、複数の交差部を有する。一方で、パイル層1pにおいては、単パイル1spが、編地の平面方向においてそれぞれ独立しており、地組織層に単パイル1sp単位で接続している。
従って、編地の断面拡大写真において、両表面よりも厚み方向中央側よりに、画像濃淡の境界線を見出すことができる。この境界線と、無作為に選んだ単パイル10個の頂点と、の間の距離を平均した寸法をパイル高さhpと定義することができる。パイル高さはパイルの起立状態により変動することがあるので、パイル高さhpをより正確に求める場合には、スチームによりパイルの起立状態が安定化することを利用して、測定前処理として100℃のスチーマで3分間湿熱処理する前処理を採用するのが望ましい。
本発明のパイル構造を有する衣料用編地におけるパイル高さは、好ましい下限が0.2mm、好ましい上限が3mmである。0.2mmよりも低いと分泌液の肌への接触に基づく不快感が高まる傾向があったり、洗濯による汚れ落ちの程度が低下する傾向があるため好ましくない。3mmよりも高いと着用状態でパイルの起立状態が安定しづらく、かえって分泌液の肌への接触に基づく不快感が高まることがあり好ましくない。さらに好ましい下限は0.3mm、さらに好ましい上限は2.5mmである。
本発明のパイル構造を有する衣料用編地における地組織層とパイル層との糸種使いは同じでも良いし、異ならせても良い。
たとえば、図2に示すように地組織層を2種の糸使いで構成し、そのうちの一方の糸のみをパイル層に用いるように構成することができる。地組織層にはパイル層を構成する繊維糸よりも剛性の高い繊維糸を用いることにより、着用者の動作に追従する場合に、編目が極端に拡がり過ぎないよう調整することができる。このようにするため、地組織層にポリエステルやナイロン、アクリル等の化合繊糸を用いることができる。前記した化合繊糸は改質セルロース系繊維糸に比べて疎水性であるため、編地外側(肌側の反対側)へ分泌液が移行してシミ状に見えることを防ぎ、液滲みをより効果的に抑制することができる。
生地厚みは、例えばダイヤルシックネスゲージ(尾崎製作所社製)等を用いて測定することができる。本発明において、パイル構造を有する衣料用編地の生地厚みは、好ましい下限が0.9mm、好ましい上限が4mmである。0.9mmよりも薄いと分泌液を拡散保持させる効果が低下し、液滲みを生じやすくなる傾向があり好ましくない。4mmよりも厚いと衣服内が蒸れやすくなり、不快感をもたらす傾向があり好ましくない。特に好ましい下限は1.2mm、特に好ましい上限は3mmである。
本発明のパイル構造を有する衣料用編地を他の身生地と重畳して用いることは制限されない。縫製や接着により、自由度の高い衣服設計が可能である。
本発明において、パイル構造を有する衣料用編地の目付は、好ましい下限が100g/m、好ましい上限が300g/mである。100g/mより小さくなると分泌液の保持拡散性能が低下したり、消臭効果が不十分になったりする傾向があるため好ましくない。300g/mより大きくなると肌あたりの感触が硬くなったり、蒸れやすくなるため、不快感をもたらす傾向があり、好ましくない。より好ましい下限は150g/mである。
本発明において、パイル構造を有する衣料用編地の透湿度(JIS L 1099 A−1法)は、好ましい下限が400g/m・hである。400g/m・h以上とすることで、蒸れによる不快感を低減でき、洗濯後の乾燥も早く雑菌も繁殖しにくくなり、衣料用編地をより清潔に保つことができる。より好ましい下限は415g/m・h、特に好ましい下限は420g/m・hである。
本発明において、パイル構造を有する衣料用編地のパイル構造が、複数の直線列に並んだ、ループパイル構造を有し、該複数の直線列が、着用時における身体の前後方向に列が伸びている構造をとることができる。ここで、複数の直線列に並ぶという意味は、単パイル相互間の空隙があたかも連通する溝のように平行して並ぶことを示している。このパイル間の空隙がなす平行して並ぶ溝構造が、着用状態での前後方向に直線的に伸びていることにより、分泌液を特に股部や脇部において前後方向に効率的に分配することができる。また、股部片または脇部片が編生地であることにより、織生地に比較して自然な動作で溝構造がポンプのように伸縮動作可能であり、よりすばやく前後方向への液分散を行なうことができる。また、脚ぐりまたは袖ぐり開口部の端縁の接線方向に液分配できることにより、分泌液を開口部から漏らすことをより効果的に防ぐことができる。
単パイル相互間のピッチは、好ましい下限が0.3mmであり、好ましい上限が2mmである。0.3mmより小さくなると分泌液の拡散効果が低下する傾向があり好ましくない。2mmより大きくなると分泌液が肌に接触しやすくなる傾向があり好ましくない。より好ましい下限は0.4mmであり、より好ましい上限は1.5mmである。
交差方向(たとえば直角をなして交差する方向)いずれにもパイル構造が直線列に並ぶ場合には、第一の直線列方向の単パイル相互間ピッチが、第二の直線列方向の単パイル相互間ピッチよりも0.1mm程度以上短いほうが好ましい。特に0.15mm以上短いほうがさらに好ましい。これにより前記したパイル構造を有する衣料用編地のパイル構造が複数の直線列に並んだループパイル構造を有することによる液分配の効果が第一の直線列方向に機能しやすいためである。
本発明において、パイル構造を有する衣料用編地に用いられるセルロース系繊維に関して、セルロース分子がカルボキシル基構造を有する構造に改質されたセルロース系繊維とする方法は公知の方法が採用できる。たとえばセルロース分子にビニル化合物をグラフト共重合する方法、セルロース分子をカルボキシアルキル化する方法、N−オキシル化合物等の触媒を用いてセルロース分子中の水酸基を酸化を進行させてカルボキシル基とする方法、等が例示できる。セルロース系繊維原糸や原綿の状態で前記したような改質を行なっても良く、紡績糸、加工糸の状態で改質を行なっても良い。もちろん織編物等の繊維構造物化してから改質処理を行なっても差し支えない。好ましいのは、より高い改質効果が期待できる点で、織編物化した後に、改質処理する方法である。
COO基の含有有無は公知の分析方法により定性確認できるし、COO基の量は、全COO基をCOOH基とし、水酸化ナトリウム水溶液(0.1N)に浸漬して全COOH基をCOONa基に置換した後、その置換に使用されたNaを定量することにより求めることができる。置換に使用されたNa量は、編地を浸漬した水酸化ナトリウム水溶液(0.1N)を、例えば、塩酸(0.1N)を使用して滴定することにより、定量することができる。
本発明において、パイル構造を有する衣料用編地の吸湿率は、好ましい下限が5%であり、好ましい上限が20%である。5%よりも低いと分泌液の保持性能が十分に発揮できなかったり、洗濯による汚れ落ちがしにくくなる傾向があり好ましくない。20%を超えると洗濯後の乾燥に時間がかかりすぎたり、衣料用編地を清潔に保てなくなる傾向があり好ましくない。
本発明において、編地の吸湿率は、下記式(1)により求めることができる。
吸湿率(%)=〔(公定重量)÷(絶乾重量)−1〕×100 (1)
上記式(1)において、絶乾重量は、例えば、編地小片を秤量ビンに入れて105℃で2時間乾燥させた後に秤量し、予め秤量しておいた秤量ビンの重量を差し引くことにより算出することができる。また、公定重量は、例えば、秤量ビンに入れて絶乾重量を測定した編地小片を温度20℃、湿度65%RHの雰囲気に24時間放置した後に秤量し、秤量ビンの重量を差し引くことにより算出することができる。絶乾重量及び公定重量の測定には、例えば、10×20cm程度の大きさの生地小片等を使用することができる。秤量は、重量が一定になるまで繰り返し行う。
以下に実施例を掲げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。
(実施例1)
図2の編組織において、図中白色糸として図示した糸に精紡工程を経て製造された綿紡績糸42番手を、図中黒色糸として図示した糸に同じく綿紡績糸42番手を用いて、生地片面全体に複数の直線列に並んだループパイルを有する編生地1Aを製造した。さらに、綿セルロース分子をカルボキシメチル化処理する加工(モノクロル酢酸ナトリウム175g/l及び水酸化ナトリウム175〜60g/lの水溶液処理液中に生地を浸漬し、60℃に加熱して1時間処理を行った後、水洗して未反応物を除去)を施しCOO基含有の改質綿からなる編生地1AT(図4、生地厚み1.6mm、パイル層厚hp0.7mm、地組織層厚hg0.9mm、透湿度(JIS L 1099 A−1法)420g/m・h、吸湿率8.2%)とした。また、パイル面の単パイル間のコース方向ピッチは0.8mm、ウエール方向(直線列方向)ピッチは0.6mmであった。
(実施例2)
図2の編組織において、図中白色糸として図示した糸に精紡工程を経て製造されたCOO基含有の改質綿紡績糸42番手を、図中黒色糸として図示した糸にポリエステルフィラメント84dtex/48fを用いて、生地片面全体に複数の直線列に並んだループパイルを有する編生地1B(生地厚み1.4mm、パイル層厚hp0.7mm、地組織層厚hg0.7mm、透湿度(JIS L 1099 A−1法)423g/m・h、吸湿率7.0%)を製造した。また、パイル面の単パイル間のコース方向ピッチは0.7mm、ウエール方向(直線列方向)ピッチは0.5mmであった。
(実施例3)
図2の編組織において、図中白色糸として図示した糸に精紡工程を経て製造されたCOO基含有の改質綿紡績糸42番手を、図中黒色糸として図示した糸にポリエステルフィラメント84dtex/48fを用いて、生地片面全体に複数の直線列に並んだループパイルを有する編生地1C(生地厚み1.2mm、パイル層厚hp0.6mm、地組織層厚hg0.6mm、透湿度(JIS L 1099 A−1法)423g/m・h、吸湿率7.1%)を製造した。また、パイル面の単パイル間のコース方向ピッチは0.7mm、ウエール方向(直線列方向)ピッチは0.5mmであった。
(実施例4)
図2の編組織において、図中白色糸として図示した糸にCOO基含有の改質綿70%とポリエステル30%からなる精紡工程を経て製造された混紡紡績糸42番手を、図中黒色糸として図示した糸にポリエステルフィラメント84dtex/48fを用いて、生地片面全体に複数の直線列に並んだループパイルを有する編生地1D(綿55%:ポリエステル45%、生地厚み1.5mm、パイル層厚hp0.8mm、地組織層厚hg0.7mm、透湿度(JIS L 1099 A−1法)428g/m・h、吸湿率6.7%)を製造した。また、単パイル間のコース方向ピッチは0.9mm、ウエール方向(直線列方向)ピッチは0.7mmであった。
(比較例1)
図2の編組織において、図中白色糸として図示した糸に綿(未改質)70%とポリエステル30%からなる混紡紡績糸42番手を、図中黒色糸として図示した糸にポリエステルフィラメント84dtex/48fを用いて、生地片面全体にループパイルを有する編生地1E(綿55%:ポリエステル45%、生地厚み1.5mm、パイル層厚hp0.8mm、地組織層厚hg0.7mm、透湿度(JIS L 1099 A−1法)390g/m・h、吸湿率4.9%)を製造した。また、単パイル間のコース方向ピッチは0.9mm、ウエール方向ピッチは0.7mmであった。
(比較例2)
図2の編組織において、図中白色糸として図示した糸に綿(未改質)70%とポリエステル30%からなる混紡紡績糸42番手を、図中黒色糸として図示した糸にポリエステルフィラメント84dtex/48fを用いて、生地片面全体にループパイルを有する編生地1F(生地厚み1.5mm、パイル層厚hp0.8mm、地組織層厚hg0.7mm)を製造した。編生地1FにSR加工を施し編生地1FT(透湿度(JIS L 1099 A−1法)398g/m・h、吸湿率5.9%)を得た。ここでSR加工は、生地を親水性ポリエステル系のSR加工剤(ナイスポールPR−99、日華化学社製)3%owfにNKアシストNY(日華化学社製)を1%owfを添加した処理液に浸漬させた後、パッダ−を用いて絞り率100%で絞り、次いで、100℃で3分間乾燥した後、180℃で30秒間加熱した。また、単パイル間のコース方向ピッチは0.9mm、ウエール方向ピッチは0.7mmであった。
(比較例3)
綿(未改質)42番手の糸を用いて、フライス編組織でパイル構造を有していない編生地1G(生地厚み1.1mm)を製造した。さらに、綿セルロース分子をカルボキシメチル化処理する加工(モノクロル酢酸ナトリウム175g/l及び水酸化ナトリウム175〜60g/lの水溶液処理液中に生地を浸漬し、60℃に加熱して1時間処理を行った後、水洗して未反応物を除去)を施しCOO基含有の改質綿からなる編生地1GT(透湿度(JIS L 1099 A−1法)430g/m・h、吸湿率8.2%)とした。
(評価)
実施例1〜4、比較例1〜3について以下のように汚れ落ち評価、白度低下試験、消臭試験を行った。結果を表1に示す。
(汚れ落ち評価)人工汚れの洗濯後残留率評価
試験布に、パイルを有する場合はパイル面側から、スクアレン1%owf、オレイン酸10%owf、ゼラチン2.5%owfを付着させた後、通常の家庭用洗濯機を用いて、洗剤(花王社製、アタック)を0.67g/Lの濃度となるように加え洗濯を行った。洗濯後の各試験布を天日で5時間乾燥した後、試験布上に残存するオレイン酸をメタノールで抽出し、ガスクロマトグラフによりオレイン酸の残留量を測定し、オレイン酸残留率(%)を求めた。数値が小さいほど汚れ落ちが良いことを示す。
(白度低下試験)人工汗汚れ付着〜洗濯・乾燥、の3回繰り返し
衣類の着用、洗濯の繰り返しによる白度低下に関する加速試験として、試験布を、塩化ナトリウム20.0g/L、塩化アンモニウム17.5g/L、尿素5.0g/L、酢酸2.5g/L、乳酸15.0g/Lを含有する人工汗溶液に5分間浸漬し、マングルで絞った後、40℃で1時間乾燥した。その後、洗剤(花王社製、アタック)を0.67g/Lの濃度となるように加え洗濯を行った。洗濯後の各試験布を天日で5時間乾燥した。当該操作を3度繰り返す前後で、分光光度計(WHITE EYE3000、サカタインクス社製)を用いて白度を測定し、前後の測定値差から白度低下量を求めた。白度低下量の数値が小さいほど、衣類の着用〜洗濯の繰り返しで変色しにくいことを示す。
白度は、CIELAB表色系のL*値及びb*値から下記式(2)によって算出される値である。
白度=L*値−3×b*値 (2)
(消臭試験)
500mL(実容積625mL)の三角フラスコにマグネチィックスターラーバーを入れ、編地を4cm×5cmに切り取った試験布に糸をつけ、糸の端を三角フラスコの外側にセロハンテープで止めることにより、試験布を三角フラスコ内に吊り下げた。次いで、アンモニア消臭の場合には2%アンモニア溶液を、酢酸消臭の場合には3%酢酸溶液をそれぞれマイクロピペットで5μL、三角フラスコの内側壁に垂らした。2重のラップで覆ったシリコン栓ですばやく三角フラスコを密栓し、更にそのラップを3重にした輪ゴムで密栓した。その後、マグネチィックスターラーで攪拌しながら20℃、120分間放置した。120分放置した後、ラップがはがれないようにしてシリコン栓を拔き、測定用シリコン栓付検知管(ガステック社製、No.3La/アンモニア用:ガステック社製、No.81/酢酸用)を用いて三角フラスコ内のガス濃度を測定した。同様の試験を、試験布を三角フラスコ内に吊り下げない状態で行い、これをブランク測定値とした。下記式(2)を用いて洗濯していない試験布(新品)と、家庭用洗濯洗剤を用いて30回繰り返し洗濯を行った後の試験布(洗濯30回後)について消臭率(%)を求め、下記の基準により評価した。
消臭率(%)=〔(ブランク測定値−試験布測定値)/ブランク測定値〕×100 (2)
◎:消臭率90%以上
○:消臭率80%以上90%未満
△:消臭率50%以上80%未満
×:消臭率50%未満
本発明によれば、防汚性と消臭性を有し、伸縮性や柔軟性、優れた風合い、蒸れ感防止性、などの着用快適性に優れ、特に、繰り返し洗濯における汚れ落ちと消臭持続性に優れた衣料用編地を提供することができる。
1 :パイル構造を有する衣料用編地
1sp:単パイル
1p :パイル層
1g :地組織層

Claims (6)

  1. カルボキシル基構造を分子中に有する改質セルロース系繊維を含み、
    パイル構造が、前記改質セルロース系繊維を含む糸条のパイル糸で構成されたループパイル層と、前記パイル糸と地糸とからなる地組織層とを有することを特徴とするパイル構造を有する衣料用編地。
  2. 改質セルロース系繊維を含む糸条が紡績糸であることを特徴とする請求項1記載のパイル構造を有する衣料用編地。
  3. ループパイル層の単パイルループがツイストループ形状をなして地組織層に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパイル構造を有する衣料用編地。
  4. JIS L 1099(A−1法)における透湿度400g/m・h以上であることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載のパイル構造を有する衣料用編地。
  5. ループパイル層厚hpが0.2mm以上3mm未満であることを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載のパイル構造を有する衣料用編地。
  6. 地組織層厚hgが0.7mm以上4mm未満であることを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5に記載のパイル構造を有する衣料用編地。
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