JP2014052477A - メガネフレームのツル継手構造 - Google Patents

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Mikio Konaga
幹夫 小永
Shinya Konaga
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Abstract

【課題】 メガネのフロント部両側に折畳み出来るようにツルを取付けるツル継手構造の提供。
【解決手段】 一方側に2本の突片10a,10bを設け、この両突片間の凹部11に他方の突片13が嵌合すると共に軸ネジ8を介して連結し、上記両突片間の凹部底面18と突片13の基部との境界には滑らかに湾曲したR面19,19を形成し、また、凹部11に嵌る他方の突片13が起立する底面20,20との境界にも滑らかに湾曲するR面23,23を形成し、これら底面と突片外周との間の隙間を大きくしている。
【選択図】 図4

Description

本発明はメガネのフロント部両サイドに取付けてツルが何時までもガタ付くことなくスムーズに折畳み操作を行うことが出来るツル継手構造に関するものである。
メガネにはフロント部の両側にツルを備えていて折畳むことが出来る。すなわち、メガネを顔に掛ける場合に両ツルを開き、顔から外した場合には両ツルは折畳んで閉じられる。ところで、メガネのツルを連結している蝶番は非常に小さくなっていて、長いツルを支えるには大きな負担がかかる。小さい蝶番の摺動面には大きな面圧が作用し、その為にこの摺動面にチリやホコリなどの微粒子が侵入することで該摺動面の摩耗は早まってしまう。
特に近年のメガネフレームは軽くてバネ性に優れた材質が好まれる為に、この要求を満たす材質としてチタン材が多用されている。そして、蝶番もチタン製とされる場合が多く、このチタン製蝶番ではその摺動面の摩耗が特に著しい。そしてチタン製蝶番では切削加工された摺動面が鋳物のように微細な凹凸面となっていて、すなわち滑らかな面でないことから、この微細な凹凸面にチリやホコリなどの微粒子が侵入し易くなる。その結果、滑らかな折畳み操作が妨げられる。
そこで、従来ではこの小さな蝶番の摺動面にワッシャを介在することで滑らかな摺動をもたらし、磨耗を防止する対策が講じられている。特開2004−138718号に係る「メガネフレームのツル折畳み継手及び蝶番並びにワッシャ」は、互いに噛み合う一方の蝶片コマの軸穴にワッシャの筒部を嵌入し、該筒部に別のワッシャの筒部を嵌めて他方の蝶片コマと軸ネジを介して組み付けしている。しかし、小さな蝶番にさらに小さなワッシャを取付けて組付ける作業は容易でなく、生産性が悪くなる。勿論、製作コストは高く成ってしまう。
また、特開2002−207198に係る「メガネフレームのツル継手構造」は、ヨロイ先端には軸受けを備えると共に軸受けの軸穴には円形ツバを形成した軸を回転可能に嵌め、そして軸にはツルを連結して軸穴から外側に貫通したスライド溝に沿ってツルは開閉することが出来、スライド溝を形成するガイド片の一部にはツルが挿通する大きさの切欠き部を有し、そして軸部の外周面には押圧部を当接してバネ力を付勢した構造となっている。従って、ツルは折畳み操作に際してガタ付くことはないが、しかし構造が複雑になり、コストは必然的に高く成ってしまう。
特開2004−138718号に係る「メガネフレームのツル折畳み継手及び蝶番並びにワッシャ」 特開2002−207198に係る「メガネフレームのツル継手構造」
このように、従来のツル継手構造には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、すなわち、摺動面の摩耗を出来る限り抑制したツル継手構造を提供する。この場合、継手の摺動面に従来のようなワッシャを介在するか否かは自由であって、本発明は別の観点から摺動面にチリやホコリなどの微粒子の侵入を抑えてスムーズな折畳み操作を実現するように構成したツル継手構造である。
本発明に係るツル継手構造では、ツル側とフロント部側に互いに噛み合う凸部と凹部を夫々に有し、噛み合った凸部と凹部は軸ネジを中心として回転することが出来るように構成し、この基本的構造は従来のツル継手を同じである。ところで、本発明のツル継手構造の場合、凸部となる突片は本体から起立し、本体と突片の境界には滑らかなR面が形成されている。また、凹部を形成する2つの突片は凹部底面との境界にR面を形成している。
そこで、凸部が凹部に嵌入して噛み合って組み合わされた場合、突片外周と凹部底面との間に形成される隙間は大きくなり、同じく凹部を構成する両突片の外周と凸部本体底面との間に形成される隙間は大きくなる。従来のツル継手の場合、継手部を小さくする為に、これら隙間は出来る限り小さく抑えた寸法としているが、本発明では逆に大きな隙間に設定している。ところで、本発明のツル継手構造として、ツル端とフロント部側に直接凸部と凹部を形成して軸ネジにて連結することも可能であるが、一般的には蝶番として構成する。
本発明のツル継手構造では、本体から起立して互いに噛み合うことが出来る突片の基部にはR面が形成され、その為に凸部外周と凹部底面との間に形成される隙間は大きく、また凹部を構成する両突片の外周と凸部本体底面との間の隙間が大きく成っている。従って、この隙間にホコリやチリが入ってR面に堆積する場合、互いに噛み合う凹部と凸部の摺動面に侵入することが抑制され、ひいては摺動面の摩耗を抑制することが出来、結果的にツルの折畳み操作を何時までもスムーズに行なうことが出来る。
そして、滑らかなR面に堆積したチリやホコリは隙間が大きい為に洗浄機にかけることで簡単に洗い落とすことが出来る。すなわち、R面ではなくコーナーが角張っているならば、コーナーにこびり付いて洗い落とすことは容易でなく、その為にツルの折畳み操作に伴って回転する突片外周が堆積したチリやホコリを引き摺って、摺動面に入り込むことに成る。一方、突片の基部にR面を形成することで継手部の強度は高くなる。
本発明のツル継手構造を備えたメガネフレーム。 本発明のツル継手構造を構成する蝶番を示す具体例。 蝶番を構成する各蝶片を示す具体例。 蝶番の縦断面拡大図。
図1は本発明のツル継手構造を備えたメガネフレームを示す実施例である。同図に示すメガネフレームは金属製であって、フロント部1の両側にはツル2,2が蝶番3,3を介して連結し、その為に、ツル2,2は折畳むことが出来る。フロント部1はレンズが嵌る両リム4,4が連結部材5にて左右対称を成して連結され、フロント部1の両側には概略L形をしたヨロイ6,6がロウ付けされている。
上記ツル2,2は該ヨロイ6,6と蝶番3,3を介して繋がれ、該蝶番3,3を介して折畳むことが出来る。蝶番3はヨロイ6にロウ付けされている蝶片7aとツル2にロウ付けされている蝶片7bから成り、両蝶片7a,7bは軸ネジ8にて連結している。
図2は本発明に係るツル継手構造を構成する蝶番を示す実施例であり、同図の(a)、(b)は向きを違えて表している。蝶番は2つの部材を繋ぐと共に屈曲する為に使用される継手部材であり、図1に示すようにメガネフレームのツルを連結する場合に従来から多用されている。
図3は蝶番を分解して蝶片7aと蝶片7bを分離した状態で表している。蝶番の蝶片7aはフロント部側のヨロイ6にロウ付けされ、蝶片7bはツル2にロウ付けされる。そして、蝶片7aは本体9から所定の間隔をおいて2つの突片10a,10bを平行に起立し、両突片10a,10bの間には凹部11を有し、他方の蝶片7bは本体12から1つの突片13を起立して凸部14を形成している。ここで、上記凹部11の幅寸法は凸部14がガタ付くことなく嵌合することが出来る大きさとしている。すなわち、凸部14が嵌る凹部11の公差は非常に厳しく設定されている。
そして、上記蝶片7aの両突片10a,10bの一方突片10aには軸ネジ8が嵌る軸穴15を、他方突片10bには軸ネジ8が螺合する為のネジ穴16を有している。また、凸部14を形成する突片13には軸ネジ8が嵌る軸穴17を設けている。そこで、凸部14を形成する突片13を、凹部11を形成する両突片10a,10b間に嵌入し、軸穴15,17に軸ネジ8を嵌めてネジ穴16に螺合するならば図2に示す蝶番3と成る。
このように、蝶番3としての基本形態は従来の蝶番と共通しているが、本発明では蝶片7aの場合、凹部11の底面18と突片10a,10bとの境界にはR面19,19を形成している。R面19,19の大きさは半径r=0.3mm以上としている。また、突片13の基部と底面20,20との境界にはR面を有し、R面の大きさは半径r=0.3mm以上としている。従来の蝶番ではこのR面はなくて角張っている。
ところで、図2のように、蝶片7aと蝶片7bとが組み合わされて蝶番3と成った場合、蝶片7bの突片13の外周と蝶片7aの底面18との間には大きな隙間21を形成している。すなわち、両突片10a,10bと底面18の境界にはR面19が形成されることで、このR面19に干渉しないように突片10a,10bの突出高さを大きくし、その為に隙間21はR面19のない従来の蝶番に比較して大きい。
同じく、蝶片7aの突片10a,10bの外周と蝶片7bの底面20,20との間には大きな隙間22,22を形成している。すなわち、両突片13と本体底面20の境界にはR面23,23が形成されることで、このR面23,23に干渉しないように突片13の突出高さを大きくし、その為に隙間22,22はR面23,23のない従来の蝶番に比較して大きい。
図4は蝶番3の縦断面を示す拡大図であり、蝶片7bの突片13は蝶片7aの両突片10a,10bの間に形成している凹部11に嵌入し、そして該突片13と両突片10a,10bを連結する為の軸ネジ8が嵌っている。従って、蝶片7aと蝶片7bは軸ネジ8を中心として回転することで屈曲し、突片10a,10bと突片13は摺動面24,24を回転摺動することが出来る。
そして、凹部底のR面19,19、及び突片13の基部に形成したR面23,23にはチリやホコリの堆積物25が固着している。本発明の蝶番3では、突片13の外周と凹部底面18間の隙間21は大きく、また突片10a,10bの外周と蝶片7bの本体底面20との隙間22は大きく成っている。従って、R面19,19,23,23に堆積した堆積物25,25・・・が突片13,10a,10bの外周面に接することはない。その為に蝶片7a,7bの屈曲、すなわち突片13,10a,10bの回転に際して摺動面24,24に堆積物25が侵入し難くなる。
一方、滑らかな曲面と成っているR面19,19,23,23に堆積した堆積物25,25・・・はこびり付くことなく、比較的簡単に洗い落とすことが出来る。そして、凹部11の入口となる突片10a,10bの内面側コーナーの一部を切欠いてC面26,26が設けられ、その為に突片13はクリアランスが非常に小さい凹部11に嵌入し易くしている。
1 フロント部
2 ツル
3 蝶番
4 リム
5 連結部材
6 ヨロイ
7 蝶片
8 軸ネジ
9 本体
10 突片
11 凹部
12 本体
13 突片
14 凸部
15 軸穴
16 ネジ穴
17 軸穴
18 底面
19 R面
20 底面
21 隙間
22 隙間
23 R面
24 摺動面
25 堆積物
26 C面

Claims (2)

  1. メガネのフロント部両側に折畳み出来るようにツルを取付けるツル継手構造において、該継手構造は一方側に2本の突片を設け、この両突片間の凹部に他方の突片が嵌合すると共に軸ネジを介して連結し、上記両突片間の凹部底面と突片の基部との境界には滑らかに湾曲したR面を形成し、また、凹部に嵌る他方の突片が起立する底面との境界にも滑らかに湾曲するR面を形成し、これら底面と突片外周との間の隙間を大きくすることで、底面に堆積するチリやホコリの堆積物が軸ネジを中心として回転する突片外周に届かないようにしたことを特徴とするツル継手構造。
  2. 上記継手として蝶番を用いた請求項1記載のツル継手構造。





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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0669933U (ja) * 1993-03-16 1994-09-30 石本眼鏡有限会社 眼鏡用の蝶番
JP2002014303A (ja) * 2000-04-25 2002-01-18 Hoya Corp リムレス眼鏡
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JP2012141359A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kowa Co 眼鏡フレーム

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