JP2004272178A - 丁番 - Google Patents

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JP2004272178A
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Hidemi Kasashima
秀実 笠島
Hiroshi Miyaji
啓 宮地
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TEGA SEIKO CO Ltd
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Abstract

【課題】メガネ用の丁番に於いて、テンプルの閉じる角度をしっかり制限する事により、テンプルによるレンズへの傷の防止と、そして、テンプルに加わる過度の応力により発生する丁番部の故障を少なくする事。
【解決手段】オスコマ部(20)をそのコマ周壁背面部(22)に突出部(23)とそれに延設する軸心に平行に設けられた翼部分(24)と、更にそれらが後方に続く補強延長部(25)を一体的に設けられた第一のストッパー要素(26)を有する様にし、そして、メスコマ部(30)を各コマの周壁背面部分(32)から前記オスコマが嵌合されるメスコマ部スリット部(33)にかけて、該メスコマ部軸心に平行に一体的に設けられた突出部とそれに連設され後方に続く補強延長部(35)を有する様に設けられた第二のストッパー要素(36)を有する様し、そして、前記丁番を有するテンプルが回動軸を中心に閉じられた際に、第一と第二のストッパー要素が当接する事によりテンプル(41)の閉じ角度が制限される様に形成した。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メガネ用の丁番であって、特にテンプルの閉じる角度を制限する事により、テンプルによるレンズへの傷の防止と、そして、それに関連する丁番部の故障を少なくする為の丁番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、上記の様な技術としては、例えば、(i)実公平02−14026号、(ii)実公昭52−32202号、(iii)実開平04−1513号や、(iv)実公昭62−15791号等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記(i)実公平02−14026号、(ii)実公昭52−32202号、(iii)実開平04−1513号等の技術においては、何れもオスコマ部となる部分の周壁に突起部分を設け、メスコマ部となる部分にストッパー部分を形成する方法が取られている。しかし、これでは図7に示す如く、梃子の原理によりテンプルが閉じた位置から更に力Fを加えると、オスコマ部突起部分28には多大な力が加わり、突起部やコマが折れたり破損すると言う事故が多発していた。又、(iv)実公昭62−15791号の場合に於いては、その形状が特殊であり、複雑で大量生産には向かず、又突出部が大きくならざるを得ず、一般的ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明に於いては、上記課題を解決する為に、まず、テンプルのフロントフレームに対する閉じ角度を制限する為のオスコマ部とメスコマ部からなるメガネ用の丁番であって、オスコマ部はそのコマ周壁背面部に突出部とそれに延設する軸心に平行に設けられた翼部分と、更にそれらが後方に続く補強延長部を一体的に設けられた第一のストッパー要素を有される様にされ、そして、メスコマ部は各コマの周壁背面部分から前記オスコマが嵌合されるメスコマ部スリット部にかけて、該メスコマ部軸心に平行に一体的に設けられた突出部とそれに連設され後方に続く補強延長部を有する様に設けられた第二のストッパー要素を有する様にされ、そして、前記丁番が回動軸を中心に閉じられた際に、第一と第二のストッパー要素が当接する事によりテンプルの閉じ角度が制限される様に形成された事を特徴とする丁番を提供する事により、丁番全体で応力を分散させる事が出来る様にし、又製造方法も従来と変わりなく出来るように工夫した。
【0005】
次ぎに、前記丁番回動軸芯を偏心させる事により、丁番の閉じ角度を決定させる様にしたことにより、一つの型でテンプルの閉じ角度を調整出来る様にし単価を下げれるようにした。
【0006】
又、更に、オスコマ部とメスコマ部の第一及び第二のストッパー要素の各突出部の少なくとも一方を曲面に形成する事により、丁番に加わる応力の更なる分散を図った。以下、本発明の実施の形態を図に従い詳述する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第一の実施例の分解斜視図であり、オスコマ部20はそのコマ周壁背面部22の適宜箇所に突出部23とそれに延設する軸心に平行に設けられた翼部分24と、更にそれらが後方Bに続く補強延長部25が一体的に設けられた第一のストッパー要素26を有される様にされる。上記適宜箇所とはその閉じ角度等によって位置の決定がなされる。そして、次ぎに、メスコマ部30は各コマ31の周壁背面部分32から前記オスコマが嵌合されるメスコマ部スリット部33にかけて、該メスコマ部軸心に平行に一体的に設けられた突出部34とそれに連設され後方B’に続く補強延長部35を有する様に設けられた第二のストッパー要素36を有する様にされる。
【0008】
次ぎに、図2は図1の状態から組立てられた丁番部10の正面図で、図の複雑さを避けるため及び説明のし易さの為にネジの図示を省略してある。図2はテンプル41を開拡した状態で、図3はテンプル41を折畳んだ状態を表している。図2の如くテンプル41が開拡した状態では、テンプル41とヨロイ部40が当接する所で開拡が止まり、テンプル41を閉じてケース又はポケット等に収納する場合は図3の如く決められた閉じ角度βでキッチリ停止する。この閉じ角度βは図2の軸心Cからオスコマ部突出部23の当接箇所T’とメスコマ部突出部34の当接箇所Tと結んだ線t’及びtの間の角度αを180°から差し引いたものに等しく、前記突出部(23,34)のコマ周壁背面(22,32)での位置を変えることにより閉じ角度βの変化の決定も可能である。
【0009】
しかしもっと実際的で簡単な方法としては、請求項2に提案してある様に、図4、図5に示した如く、回動軸心CをC’の位置に偏心させる事により、テンプルの閉じ角度β’はもっと簡単に決定出来、沢山の型を用意する事無く製造でき安価に仕上る事となる。
【0010】
図6は本発明の丁番を装着したメガネを上部から見た平面図であり、図の様にフロントフレームが湾曲したメガネ、サングラス、ゴーグル、又は縁無しメガネに特にこの丁番は有効で、レンズ50やレンズ縁51を傷つけ無い様にする事が可能であり、又上記した様に応力Gに対しても従前のものより遥かに強く故障が少なくなった。
【0011】
図7は従前の技術に対する力の加わり方の説明図であって、例えば、具体的にこのテンプルの長さhを実際のテンプルの平均の長さ13から14cmとし、加わる力Fを約1kgとし、丁番の軸心から突起部28までの距離mを約0.4cmとすると、テンプルを折畳んだ状態から更に応力が掛かると、単純に計算しても約30kgから35kg近い応力が突起部28又はメスコマ部ストッパーに掛かることとなる。これでは長期間の使用にはとても耐えられない事になる。しかし本発明に於いては、図1に示した如く、丁番10の第一ストッパー26と第二ストッパー36が丁番の厚さ全体で応力を受け止める事により応力が分散され、更に、メスコマ部とオスコマ部両後方に補強延長部(25,35)が設けられているので非常に頑丈で故障の心配は少なくなった。又更に、両突出部(23,34)を曲面に形成する事により応力の分散は更に増し、当接部が僅かに狂っても互いに傷つけ合う事無く安心して使用出来る。
【0012】
図8は従来から現在迄一般的に丁番を製造する方法の説明用斜視図であって、この様に押し出し材60をカットして後切削等でコマ部を形成していく方法が取られている。一般的な丁番は左右対称であるので、押し出し材60一本でオスコマ部とメスコマ部が製造でき非常に安価に正確に作れるという利点がある。しかし、上記従来技術の欄で紹介した先行技術は何れも、特殊な形状であるのでこの方法では製造出来なく、製造単価が非常に高くついた。
【0013】
本発明の丁番は図9に示す様に、従前の方法と同じ様に押し出し材61をカットして左右オスコマ部とメスコマ部を切削して形成出来るので非常に安価に大量に生産可能となる。勿論、最初の押しだし材の型を作る分は少しの手間と費用が掛かるが殆ど気になるほどのものでは無い。
【0013】
本発明は、図によって具体化されたもので表現してあるが、図によって限定されるものではなく、請求の範囲によって解釈されるべき物である。
【0014】
【発明の効果】
以上の様に、本発明によると、フロントレンズを傷つけ無い様にテンプルの閉じ角度を簡単な構造で制限でき、且つ、安価で大量に製造が可能であり、その耐衝撃性も強く、長期間の使用に耐えられ、顧客満足度を多いに高める事になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の分解斜視図
【図2】図1からの開拡平面図
【図3】図2からの閉じた状態の平面図
【図4】本発明の他の実施例の開拡平面図
【図5】図4から閉じた状態の平面図
【図6】本発明の丁番をメガネに取付けた全体平面図
【図7】従来の課題を説明する参考図
【図8】従来の丁番の押し出し材による製造法斜視図
【図9】本発明の丁番の押し出し材による製造法斜視図
【符号の説明】
10…丁番、 20…オスコマ部、 21…オスコマ、 22…オスコマ周壁背面部、 23…オスコマ部突出部、 24…翼部分、 25…オスコマ部補強延長部、 26…第一ストッパー要素、 30…メスコマ部、 31…メスコマ、32…メスコマ周壁背面部、 33…メスコマ部スリット部、 34…メスコマ部突出部、 35…メスコマ部補強延長部、 36…第二ストッパー要素、 40…ヨロイ(フロントピース)、 41…テンプル、 50…レンズ、 51…レンズ縁、 60、61…押し出し材、 S…ネジ、 B、B’…後方、 T、T’…接点、 t、t’…線、 C…軸心、 C’…偏心された軸心

Claims (3)

  1. テンプルのフロントフレームに対する閉じ角度を制限する為のオスコマ部とメスコマ部からなるメガネ用の丁番であって、オスコマ部はそのコマ周壁背面部に突出部とそれに延設する軸心に平行に設けられた翼部分と、更にそれらが後方に続く補強延長部を一体的に設けられた第一のストッパー要素を有する様にされ、そして、メスコマ部は各コマの周壁背面部分から前記オスコマが嵌合されるメスコマ部スリット部にかけて、該メスコマ部軸心に平行に一体的に設けられた突出部とそれに連設され後方に続く補強延長部を有する様に設けられた第二のストッパー要素を有する様にされ、そして、前記丁番コマを有するテンプルが回動軸を中心に閉じられた際に、第一と第二のストッパー要素が当接する事によりテンプルの閉じ角度が制限される様に形成された事を特徴とする丁番。
  2. 前記丁番回動軸芯を偏心させる事により、丁番の閉じ角度を決定させる様にした事を特徴とする請求項1記載の丁番。
  3. 前記、オスコマ部とメスコマ部の第一及び第二のストッパー要素の各突出部の少なくとも一方が曲面に形成された事を特徴をする請求項1記載の丁番。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014052477A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Onaga Megane:Kk メガネフレームのツル継手構造

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