JP2014050867A - 板状の筐体部材及びその射出成形方法 - Google Patents

板状の筐体部材及びその射出成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】射出成型時にはヒケを生じにくく、高強度の板状の筐体部材を提供する。
【解決手段】板状の筐体部材は、表面と裏面とを有する板状の筐体部材であって、裏面は、第1の面と、第1の面に対して高さが変化していると共に、蛇行する等高線を有する第2の面と、を含み、第2の面の蛇行する等高線から表面までの厚さは、第1の面から表面までの厚さと異なる。
【選択図】図1

Description

本開示は、板状の筐体部材及びその射出成形方法に関する。
ノートブック型パーソナルコンピュータの筐体部材には、薄型化、軽量化を実現するために、マグネシウム合金が用いられる場合がある。このマグネシウム合金は、比較的低融点であるので、射出成形によって筐体部材が形成される。金型表面に凸状形成部を設け、射出成形によって筐体表面に凹状形成部を形成し、この凹状形成部にリブとしての役割を担わせることによって強度を得る方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−334356号公報
金型表面に凸状形成部を設けて射出成形を行った場合、金型表面の深い部分と浅い部分とでは溶融材料の流れやすさが異なる。例えば、深い部分では速く、浅い部分では遅くなるため、深い部分と浅い部分との間では温度差を生じ、固化までの時間差が発生する場合がある。その結果、ヒケを生じてしまう場合があった。
また、筐体部材としては、薄型化、軽量化と共に、さらに強度が求められている。
本開示は、射出成型時にはヒケを生じにくく、高強度の板状の筐体部材を提供する。
本開示における板状の筐体部材は、表面と裏面とを有する板状の筐体部材であって、
前記裏面は、第1の面と、前記第1の面に対して高さが変化していると共に、蛇行する等高線を有する第2の面と、を含み、
前記第2の面の蛇行する等高線から前記表面までの厚さは、前記第1の面から前記表面までの厚さと異なる。
本開示における板状の筐体部材は、蛇行する等高線を有する第2の面を含むので、射出成型時にはヒケを生じにくく、高強度の板状の筐体部材として有効である。
実施の形態1に係る板状の筐体部材の裏面側の平面図である。 図1のA−A方向から見た断面構造を示す断面図である。 図1のB−B方向から見た断面構造を示す断面図である。 図2のC部分の拡大断面図である。 図4の段差部分の模式図である。 図1の板状の筐体部材の裏面側の斜視図である。 図1の板状の筐体部材の表面側の平面図である。 図7の板状の筐体部材の表面側の斜視図である。 図1の板状の筐体部材の中心に垂直方向から負荷を印加した際の降伏強度の分布を示す図である。 実施の形態1に係る板状の筐体部材の射出成形用の第1及び第2の金型を型締めした場合の断面構造を示す部分断面図である。 第1の金型の第1の面から第6の面の蛇行する段差の蛇行の中心方向に沿って溶融材料を射出する様子を示す模式図である。 実施の形態1に係る板状の筐体部材をディスプレイ部分に用いたノートブック型パーソナルコンピュータのディスプレイ部分を閉じた状態の外観を示す斜視図である。 実施の形態1に係る板状の筐体部材をディスプレイ部分に用いたノートブック型パーソナルコンピュータのディスプレイ部分を開けた状態の外観を示す斜視図である。
本開示における第1の態様に係る板状の筐体部材は、表面と裏面とを有する板状の筐体部材であって、
前記裏面は、第1の面と、前記第1の面に対して高さが変化していると共に、蛇行する等高線を有する第2の面と、を含み、
前記第2の面の蛇行する等高線から前記表面までの厚さは、前記第1の面から前記表面までの厚さと異なる。
第2の態様に係る板状の筐体部材は、上記第1の態様において、前記第2の面は、前記第1の面に隣接して蛇行する段差を有してもよい。
第3の態様に係る板状の筐体部材は、上記第1の態様において、前記第2の面は、蛇行する傾斜面であってもよい。
第4の態様に係る板状の筐体部材は、上記第2の態様において、前記裏面は、前記第2の面に隣接して蛇行する段差を有する第3の面をさらに有し、前記第1の面、前記第2の面、前記第3の面の順に段階的に高さが単調増加または単調減少するように設定されていてもよい。
第5の態様に係る板状の筐体部材は、上記第4の態様において、前記第1の面から前記表面までの厚さと、前記第2の面から前記表面までの厚さと、前記第3の面から前記表面までの厚さと、は、段階的に単調増加または単調減少するように設定されていてもよい。
第6の態様に係る板状の筐体部材は、上記第4の態様において、前記表面は、前記裏面の前記第2の面に対応する箇所が、前記裏面の前記第1の面に対応する箇所及び前記第3の面に対応する箇所のうち、少なくとも一方の箇所よりも高く設定されていてもよい。
第7の態様に係る板状の筐体部材は、上記第1の態様において、前記裏面は、前記第1の面について、前記第2の面と反対側に、前記第1の面に対して高さが変化していると共に、蛇行する等高線を有する第3の面、をさらに含み、
前記第3の面の蛇行する等高線から前記表面までの厚さは、前記第1の面から前記表面までの厚さと異なるものとしてもよい。
第8の態様に係る板状の筐体部材は、上記第1の態様において、前記第3の面は、前記第1の面に隣接して蛇行する段差を有してもよい。
第9の態様に係る板状の筐体部材の射出成形方法は、第1の金型と、前記第1の金型に対して接離自在な第2の金型とを備えた射出成形金型を用意するステップであって、前記第1の金型は、第1の面と、前記第1の面に対して高さが変化していると共に、蛇行する等高線を有する第2の面と、を含み、前記第2の金型は、前記第1の金型と型締めした場合に、前記第1の金型の前記第1の面及び前記第2の面と対向する表面を含み、前記第1の金型の前記第2の面の蛇行する等高線と対向する前記第2の金型の前記表面との間隔は、前記第1の金型の前記第1の面と対向する前記第2の金型の前記表面との間隔と異なる、射出成形金型を用意するステップと、
前記第1の金型と前記第2の金型とを型締めするステップと、
前記第1の金型と前記第2の金型との間に形成される空洞部に、前記第1の金型の前記第2の面の蛇行する前記等高線の蛇行の中心方向に沿って溶融材料を射出し、冷却・固化させて成形材料を形成するステップと、
前記第1の金型と前記第2の金型とを型開きし、射出成形された前記成形材料からなる板状の筐体部材を取り出すステップと、
を含む。
第10の態様に係る板状の筐体部材の射出成形方法は、上記第9の態様において、前記第2の面は、前記第1の面に隣接して蛇行する段差を有してもよい。
第11の態様に係る板状の筐体部材の射出成形方法は、上記第9の態様において、前記第2の面は、蛇行する傾斜面であってもよい。
第12の態様に係る板状の筐体部材の射出成形方法は、上記第10の態様において、前記第1の金型は、前記第2の面に隣接して蛇行する段差を有する第3の面をさらに有し、前記第1の面、前記第2の面、前記第3の面の順に段階的に高さが単調増加または単調減少するように設定してもよい。
第13の態様に係る板状の筐体部材の射出成形方法は、上記第12の態様において、前記第1の金型の前記第1の面と対向する前記第2の金型の前記表面との間隔と、前記第1の金型の前記第2の面と対向する前記第2の金型の前記表面との間隔と、前記第1の金型の前記第3の面と対向する前記第2の金型の前記表面との間隔と、は、段階的に単調増加または単調減少するように設定してもよい。
第14の態様に係る板状の筐体部材の射出成形方法は、上記第12の態様において、前記第2の金型の前記表面は、前記第1の金型の前記第2の面に対応する箇所が、前記裏面の前記第1の面に対応する箇所及び前記第3の面に対応する箇所のうち、少なくとも一方の箇所よりも低く設定されていてもよい。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。なお、図面において、実質的に同一の部材には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
<板状の筐体部材>
図1は、実施の形態1に係る板状の筐体部材10の裏面側の平面図である。図2は、図1のA−A方向から見た断面構造を示す断面図である。図3は、図1のB−B方向から見た断面構造を示す断面図である。図4は、図2のC部分の拡大断面図である。図5は、図4の段差部分の模式図である。この板状の筐体部材10は、表面3と裏面2とを有する。
裏面2は、第1の面2aと、第1の面2aと隣接して蛇行する段差4aを有する第2の面2bと、第2の面2bと隣接して蛇行する段差4bを有する第3の面2cと、第3の面2cと隣接して蛇行する段差4cを有する第4の面2dと、第4の面2dと隣接して蛇行する段差4dを有する第5の面2eと、第5の面2eと隣接して蛇行する段差4eを有する第6の面2fと、を含む。この板状の筐体部材10は、蛇行した波形の段差4a、4b、4c、4d、4eを有することを特徴とする。この蛇行する段差4aから段差4eまでの領域は、蛇行部6を構成する。この蛇行部6によって、応力による変形を抑制できる。具体的には、面内方向(面に平行な方向)に印加される応力を波形の蛇行部6によって左右方向に分散させることができ、面内方向の応力による変形を抑えることができる。また、この蛇行部6はリブの役目を果たすことによって、応力耐性を向上させることができ、板状の筐体部材10として高強度を得ることができる。
図9は、図1の板状の筐体部材10の中心12に垂直方向から負荷を印加した際の降伏強度の分布を示す図である。図9に示すように、降伏強度のピークが負荷を印加している中心12の他に蛇行部6を設けている2箇所14a、14bに生じていることがわかる。これは、中心12に負荷を印加した場合にも、中心以外の蛇行部6を設けた2箇所14a、14bにおいて負荷を支持していることを意味している。つまり、裏面2に蛇行部6を設けることによって、面に垂直方向から印加した応力に対する応力耐性を向上させることができる。
以下に、この板状の筐体部材10の構成要素について説明する。
<裏面>
板状の筐体部材10の裏面2は、上述のように、第1の面2aと、第2の面2bと、第3の面2cと、第4の面2dと、第5の面2eと、第6の面2fと、を含む。この板状の筐体部材10は、また、各面2a、2b、2c、2d、2e、2fの間には、それぞれ蛇行する波形の段差4a、4b、4c、4d、4eを有する。この蛇行する段差4aから段差4eまでの領域は、蛇行部6を構成する。
なお、ここでは蛇行する波形の段差4a、4b、4c、4d、4eを設けているが、少なくとも一つの蛇行する段差を含んでいればよい。複数の段差を設けた場合には、さらに強度を向上させることができる。
また、第1の面2aから表面3までの厚さd1、第2の面2bから表面3までの厚さd2、第3の面2cから表面3までの厚さd3、第4の面2dから表面3までの厚さd4、第5の面2eから表面3までの厚さd5、は互いに異なるように設定されている。この場合、厚さd1から厚さd5は、単調増加している。これによって連続する面の途中に凹部を設けないようにすることができ、さらに応力耐性を向上させることができる。
なお、この板状の筐体部材10では、中心に対して左右2箇所に蛇行部6を設けているが、蛇行部6は少なくとも1箇所に設ければよい。さらに、例えば、蛇行部6を4箇所に設けてもよい。
また、この板状の筐体部材10では、各面2a、2b、2c、2d、2e、2fの間に蛇行する段差4a、4b、4c、4d、4eをそれぞれ設けているが、蛇行する段差に限られず、各面は、蛇行する等高線を有するものであればよい。また、各面は、蛇行する等高線を有するもののうち、例えば、蛇行する傾斜面であってもよい。
<表面>
図7は、図1の板状の筐体部材10の表面3側の平面図である。また、図8は、図7の板状の筐体部材10の表面3側の斜視図である。
この板状の筐体部材10の表面3は、強度向上に関する様々な構造及び美観を得るための装飾等を設けてもよい。例えば、表面3に台形状の凸部を有するボンネット構造7を設けてもよい。また、この表面3のボンネット構造7の高低差部分に対応する裏面2に蛇行する段差4を設けてもよい。すなわち、図5に示すように、表面3において高低の差が生じる箇所において、裏面2に同様に高低の差を生じさせる際に段差4を設けてもよい。一例を具体的に挙げると、まず図5に示すように段差4において最も高い位置に存在する段差4aをボンネット構造7によって形成された表面3における高い位置の裏面に形成する。次いで段差4において最も低い位置に存在する4eを、当該ボンネット構造7において形成された表面3における高い位置と低い位置の間あるいは境界に形成する。表面3にボンネット構造7を設けることで、さらに高強度の板状の筐体部材10とすることができる。
また、表面3は、裏面2の第2の面2bに対応する箇所が、裏面2の第1の面2aに対応する箇所及び第6の面2fに対応する箇所のうち、少なくとも一方の箇所よりも高く設定されていてもよい。例えば、図5の断面図では、裏面2の第2の面2bに対応する表面3の箇所は、第6の面2fに対応する表面3の箇所よりも高く設定されている。なお、この表面の高低差は、ボンネット構造7の高低差の一部に対応させてもよい。
<板状の筐体部材の射出成形方法>
図10は、実施の形態1に係る板状の筐体部材の射出成形用の第1及び第2の金型20a、20bを型締めした場合の断面構造を示す部分断面図である。図11は、第1の金型20aの第1の面22aから第6の面22fの蛇行する段差24a、24b、24c、24d、24eの蛇行の中心方向に沿って溶融材料を射出する様子を示す模式図である。
(1)第1の金型20aと、第1の金型20aに対して接離自在な第2の金型20bとを備えた射出成形金型を用意する。
第1の金型20aは、第1の面22aと、第2の面22bと、第3の面22cと、第4の面22dと、第5の面22eと、第6の面22fと、を含む。第1の面22aから第6の面22fにかけて、階段状の段差24a、24b、24c、24d、24eを有する。それぞれの段差24a、24b、24c、24d、24eは、蛇行している。この蛇行する段差24aから段差24eまでの領域は、蛇行部26を構成する。
第2の金型20bは、第1の金型20aと型締めした場合に、第1の金型20aの第1の面22a、第2の面22b、第3の面22c、第4の面22d、第5の面22e、第6の面22fと対向する表面23を含む。
この場合において、第1の金型20aの第1の面22aと対向する第2の金型20bの表面23との間隔d1、第1の金型20aの第2の面22bと対向する第2の金型20bの表面23との間隔d2、第1の金型20aの第3の面22cと対向する第2の金型20bの表面23との間隔d3、第1の金型20aの第4の面22dと対向する第2の金型20bの表面23との間隔d4、第1の金型20aの第5の面22aと対向する第2の金型20bの表面23との間隔d5、は、互いに異なるように設定されている。
(2)第1の金型20aと第2の金型20bとを型締めする。
(3)第1の金型20aと第2の金型20bとの間に形成される空洞部に、第1の金型20aの蛇行する各段差24a、24b、24c、24d、24eの蛇行の中心方向(矢印)に沿って溶融材料を射出し(図11)、冷却・固化させて成形材料を形成する。このように段差24aの蛇行の中心方向にそって溶融材料を流し込むことによって、蛇行する波形の段差24a、24b、24c、24d、24eで溶融材料が左右に分散されるため、材料流れを均一にすることができる。つまり、厚肉部で大量に速く流れる溶融材料が薄肉部の方向に分散され、全体として材料流れが均一化される。この場合、各段差24a、24b、24c、24d、24eは、例えば、わずか数mm程度の厚さでしかないが、蛇行していることによって、材料流れに対してブレーキをかける障壁として働いているものと思われる。
(4)第1の金型20aと第2の金型20bとを型開きし、射出成形された成形材料からなる射出成形品(板状の筐体部材10)を取り出す。
以上によって、板状の筐体部材10を得ることができる。
この板状の筐体部材10の射出成形方法によれば、第1の金型32の表面に蛇行部26を設けているので、溶融材料の流れを均一化することができ、温度差を生じにくくできるので、ヒケの発生を抑制できる。
以下に、この板状の筐体部材の射出成形方法において用いる各構成部材について説明する。
<第1の金型>
第1の金型20aは、第1の面22aと、第2の面22bと、第3の面22cと、第4の面22dと、第5の面22eと、第6の面22fと、を含む。第1の面22aから第6の面22fにかけて、階段状の段差24a、24b、24c、24d、24eを有する。それぞれの段差24a、24b、24c、24d、24eは、蛇行している。段差24a、24b、24c、24d、24eの厚さは、例えば、数mmとすることができる。この蛇行する段差24aから段差24eまでの領域は、蛇行部26を構成する。
<第2の金型>
第2の金型20bは、第1の金型20aと型締めした場合に、第1の金型20aの第1の面22a、第2の面22b、第3の面22c、第4の面22d、第5の面22e、第6の面22fと対向する表面23を含む。第1の金型20aの第1の面22aと対向する第2の金型20bの表面23との間隔d1、第1の金型20aの第2の面22bと対向する第2の金型20bの表面23との間隔d2、第1の金型20aの第3の面22cと対向する第2の金型20bの表面23との間隔d3、第1の金型20aの第4の面22dと対向する第2の金型20bの表面23との間隔d4、第1の金型20aの第5の面22aと対向する第2の金型20bの表面23との間隔d5、は、単調増加するように設定されている。
<溶融材料>
溶融材料は、例えば、マグネシウム合金等の低融点金属合金の溶融材料を用いることができる。なお、溶融材料は、マグネシウム合金に限られるものではない。
<ノートブック型パーソナルコンピュータ>
図12は、実施の形態1に係る板状の筐体部材10をディスプレイ部分に用いたノートブック型パーソナルコンピュータ30のディスプレイ部分を閉じた状態の外観を示す斜視図である。図13は、実施の形態1に係る板状の筐体部材10をディスプレイ部分に用いたノートブック型パーソナルコンピュータ30のディスプレイ部分を開けた状態の外観を示す斜視図である。
このノートブック型パーソナルコンピュータ30は、ディスプレイ22を保持するディスプレイ部分に用いた板状の筐体部材(上部筐体)10と、下部筐体20とを備える。上部筐体である板状の筐体部材10は、蛇行部6を有するため、高強度であるので、ノートブック型パーソナルコンピュータ30の強度を高めることができる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、射出成型時にはヒケを生じにくく、高強度の板状の筐体部材に適用可能である。具体的には、ノートブック型パーソナルコンピュータ等の電子機器用の板状の筐体部材などに、本開示は適用可能である。
2 裏面
2a 第1の面
2b 第2の面
2c 第3の面
2d 第4の面
2e 第5の面
2f 第6の面
3 表面
4a、4b、4c、4d、4e 段差
6 蛇行部
7 ボンネット構造
10 筐体部材
12 応力中心
14 降伏強度ピーク点
20a 第1の金型
20b 第2の金型
22a 第1の面
22b 第2の面
22c 第3の面
22d 第4の面
22e 第5の面
22f 第6の面
23 第2の金型表面
24a、24b、24c、24d、24e 段差
26 蛇行部

Claims (14)

  1. 表面と裏面とを有する板状の筐体部材であって、
    前記裏面は、第1の面と、前記第1の面に対して高さが変化していると共に、蛇行する等高線を有する第2の面と、を含み、
    前記第2の面の蛇行する等高線から前記表面までの厚さは、前記第1の面から前記表面までの厚さと異なる、板状の筐体部材。
  2. 前記第2の面は、前記第1の面に隣接して蛇行する段差を有する、請求項1に記載の板状の筐体部材。
  3. 前記第2の面は、蛇行する傾斜面である、請求項1に記載の板状の筐体部材。
  4. 前記裏面は、前記第2の面に隣接して蛇行する段差を有する第3の面をさらに有し、前記第1の面、前記第2の面、前記第3の面の順に段階的に高さが単調増加または単調減少するように設定されている、請求項2に記載の板状の筐体部材。
  5. 前記第1の面から前記表面までの厚さと、前記第2の面から前記表面までの厚さと、前記第3の面から前記表面までの厚さと、は、段階的に単調増加または単調減少するように設定されている、請求項4に記載の板状の筐体部材。
  6. 前記表面は、前記裏面の前記第2の面に対応する箇所が、前記裏面の前記第1の面に対応する箇所及び前記第3の面に対応する箇所のうち、少なくとも一方の箇所よりも高く設定されている、請求項4に記載の板状の筐体部材。
  7. 前記裏面は、前記第1の面について、前記第2の面と反対側に、前記第1の面に対して高さが変化していると共に、蛇行する等高線を有する第3の面、をさらに含み、
    前記第3の面の蛇行する等高線から前記表面までの厚さは、前記第1の面から前記表面までの厚さと異なる、請求項1に記載の板状の筐体部材。
  8. 前記第3の面は、前記第1の面に隣接して蛇行する段差を有する、請求項7に記載の板状の筐体部材。
  9. 第1の金型と、前記第1の金型に対して接離自在な第2の金型とを備えた射出成形金型を用意するステップであって、前記第1の金型は、第1の面と、前記第1の面に対して高さが変化していると共に、蛇行する等高線を有する第2の面と、を含み、前記第2の金型は、前記第1の金型と型締めした場合に、前記第1の金型の前記第1の面及び前記第2の面と対向する表面を含み、前記第1の金型の前記第2の面の蛇行する等高線と対向する前記第2の金型の前記表面との間隔は、前記第1の金型の前記第1の面と対向する前記第2の金型の前記表面との間隔と異なる、射出成形金型を用意するステップと、
    前記第1の金型と前記第2の金型とを型締めするステップと、
    前記第1の金型と前記第2の金型との間に形成される空洞部に、前記第1の金型の前記第2の面の蛇行する前記等高線の蛇行の中心方向に沿って溶融材料を射出し、冷却・固化させて成形材料を形成するステップと、
    前記第1の金型と前記第2の金型とを型開きし、射出成形された前記成形材料からなる板状の筐体部材を取り出すステップと、
    を含む、板状の筐体部材の射出成形方法。
  10. 前記第2の面は、前記第1の面に隣接して蛇行する段差を有する、請求項9に記載の板状の筐体部材の射出成形方法。
  11. 前記第2の面は、蛇行する傾斜面である、請求項9に記載の板状の筐体部材の射出成形方法。
  12. 前記第1の金型は、前記第2の面に隣接して蛇行する段差を有する第3の面をさらに有し、前記第1の面、前記第2の面、前記第3の面の順に段階的に高さが単調増加または単調減少するように設定される、請求項10に記載の板状の筐体部材の射出成形方法。
  13. 前記第1の金型の前記第1の面と対向する前記第2の金型の前記表面との間隔と、前記第1の金型の前記第2の面と対向する前記第2の金型の前記表面との間隔と、前記第1の金型の前記第3の面と対向する前記第2の金型の前記表面との間隔と、は、段階的に単調増加または単調減少するように設定される、請求項12に記載の板状の筐体部材の射出成形方法。
  14. 前記第2の金型の前記表面は、前記第1の金型の前記第2の面に対応する箇所が、前記裏面の前記第1の面に対応する箇所及び前記第3の面に対応する箇所のうち、少なくとも一方の箇所よりも低く設定されている、請求項12に記載の板状の筐体部材。
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