JP2014050602A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない操作回数で、容易に運転とコースとを設定することができ、利便性が良好である洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯機の運転制御部16のCPU60は、記憶対象の運転につき、運転毎に、記憶対象であり、かつ設定されたコースを不揮発性メモリ63に記憶する。CPU60は、電源投入の指示を受け付けた場合、不揮発性メモリ63から直近に設定された初期表示対象の運転及びコースを読み出し、操作パネル15の表示部に表示する。CPU60は、運転の切り換えを受け付けた場合、不揮発性メモリ63から他の初期表示対象の運転及びコースを読み出し、操作パネル15の表示部に表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、水槽の内部で回転する回転ドラム内に乾燥風を循環させる乾燥風路を備え、電源が投入された場合に、洗濯運転及び乾燥運転等の運転、並びに運転の条件を示すコースの選択を受け付けて運転及びコースを設定するように構成されている洗濯機に関する。
近年広く普及しているドラム式の洗濯機は、有底円筒状の水槽を、横姿勢又は斜め横姿勢で筐体内に支持し、この水槽の内部に、同軸上にて回転する有底円筒状の回転ドラムを収容して構成されている。そして、洗濯機は水槽及び回転ドラム内に乾燥風を循環させる乾燥風路を備え、該乾燥風路には、回転ドラムの空気を吸い込む送風ファン、及び前記空気を加熱するヒータが設けられている。
水槽及び回転ドラムは、同側に開口する開口部を有しており、洗濯運転時に、洗濯物は、開口部を経て回転ドラムの内部に投入され、水槽及び回転ドラムの底部に溜まる洗濯水中に浸され、回転ドラムの回転による持ち上げ及び落下を繰り返し、落下時に回転ドラムの周面に叩きつけられて洗濯される。そして、乾燥運転時に、洗濯物は洗濯運転と同様に回転ドラムの回転による持ち上げ及び落下を繰り返され、乾燥風路を循環する乾燥風と繰り返し接触し、水分を奪われて乾燥させられる。
ユーザが以上のような洗濯機を使用する場合、まず、「電源入」キーを押圧し、運転を設定する。運転には、洗濯と乾燥とを行う「洗濯乾燥(以下、洗乾という)」、洗濯のみを行う「洗濯」、乾燥のみを行う「乾燥」等があり、ユーザは「運転切換」キーを押して所望の運転を選択する。
次に、コースを設定する。コースは、例えば洗濯の時間、すすぎの回数及び時間、脱水の時間、乾燥の時間等の各運転の条件を示すものであり、「標準」、「スピード」、「柔らか」、「わが家(流)」、「室内干し」、「念入り」、「ドライ」、「毛布」等が挙げられる。設定した運転によって選択可能なコースが決まり、ユーザは「コース切換」キーを押して所望のコースを選択する。
なお、運転とコースとの設定の順番は上記と逆の場合もある。
ユーザは、次回洗濯機を使用する場合には、再度所望の運転及びコースを設定する必要があり、操作回数が多く、操作が煩雑であるという問題があった。
この問題を解決するために、特許文献1には、ユーザが設定する給水、洗い、すすぎ、脱水工程のそれぞれの強弱、時間等を記憶して実行するメモリコースを備え、メモリコースの運転終了後、このメモリコースを引き続き自動的に設定するように構成された洗濯機の発明が開示されている。
特許文献2には、洗濯運転を行った場合、次回の電源投入時、標準コースでの洗濯運転を設定し、洗乾運転を行った場合、次回の電源投入時、標準コースでの洗乾運転を設定するように構成された洗濯機の発明が開示されている。
特許文献3には、洗濯物の状態に応じた複数の運転コースをよく使う運転コースとよく使わない運転コースとに区分して内蔵し、それらを選択的に実行可能な運転実行手段を備え、次回の電源投入時に運転実行手段が過去に実行した複数の運転コースのうち、使う運転コースに属する直近の運転コースを表示することにより、運転コースを設定し直すことなく、そのまま家庭環境に適した運転コースを実行できるようにした洗濯機の発明が開示されている。
特開平6−269591号公報 特開平10−225588号公報 特開2008−79951号公報
ユーザは、洗濯運転を行う場合はより汚れを落としやすくするために「念入りコース」を、洗乾運転を行う場合は時間短縮のために「スピードコース」を使用するというように、運転毎にコースを使い分けることを望むことが多い。
特許文献1の洗濯機においては、電源投入時に前回の運転内容を設定するので、運転及びコースを変更する場合、例えば上述のように2つの運転でコースを変える場合、他方のコースを新たに設定する必要があった。
特許文献2の洗濯機においては、電源投入時に、いずれの運転でもコースが「標準」に設定されるので、コースを変更したい場合、設定を切り換える必要があった。
特許文献3の洗濯機においては、例えば直近の運転とコースとである「洗濯」と「念入り」とを登録し、次回の電源投入時に該運転とコースとを表示するので、洗乾運転を行う場合、コースを「スピード」に切り換えて設定し直す必要があった。そして、洗乾運転で使用する「スピード」が登録された場合、次回の電源投入時に「洗乾」と「スピード」とが表示され、運転を「洗濯」に切り換える場合、コースを「念入り」に設定する必要があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、少ない操作回数で、容易に運転とコースとを設定することができ、利便性が良好である洗濯機を提供することを目的とする。
本発明に係る洗濯機は、洗濯物を収容する洗濯槽に供給される乾燥風が通流する乾燥風路を備え、電源が入った場合に、表示手段により、洗濯を行う洗濯運転、又は洗濯及び乾燥を行う洗濯乾燥運転を含む運転のうちの1つの運転と、運転条件が異なる複数のコースのうちの1つのコースとを表示部により表示し、運転及びコースの選択を受け付けて運転及びコースを設定するように構成されている洗濯機において、設定した運転とコースとを組み合わせて、運転毎に記憶部に記憶する記憶手段を備え、前記表示手段は、電源が入った場合に、前記記憶部に記憶された運転とコースとを前記表示部に表示するように構成されていることを特徴とする。
ここで、「電源が入った」場合とは、電源の投入を指示する指示を受け付ける操作部が押圧された場合をいう。
本発明においては、少ない操作回数で、容易に運転とコースとを設定することができ、利便性が良好である。
本発明に係る洗濯機は、前記記憶手段は、前記設定した運転とコースとの組み合わせが、所定の運転と所定のコースの組み合わせである場合に、前記記憶部に記憶し、前記所定の運転と所定のコースの組み合わせ以外である場合は、前記記憶部に記憶しないように構成されており、前記表示手段は、電源が入った場合に、前記記憶部に記憶された所定の運転と所定のコースとを前記表示部に表示するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、実施される可能性が高い所定の運転毎に、設定した所定のコースを記憶部に記憶し、次回の電源投入時に、記憶部に組み合わせて記憶された運転とコースとを表示するので、実施される可能性が高い運転とコースとが最初に表示され、即座に容易に設定することができる。また、表示後、運転を切り換える場合においても、記憶部に記憶された他の運転とコースとを候補として表示することで、少ない操作回数で、容易に運転とコースとを設定することができる。従って、利便性が良好である。
本発明に係る洗濯機は、前記記憶手段は、設定した運転が前記所定の運転と異なる第2の所定運転である場合に、該第2の所定運転と組み合わせて設定したコースを記憶し、前記表示手段は、運転の切り換えを受け付け、前記第2の所定運転が選択された場合、前記記憶部に前記第2の所定運転とともに記憶されたコースを表示するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、電源投入時に最初に表示された運転と異なる運転への切り換えを受け付け、該運転が前記第2の所定運転である場合に、該運転とともに記憶部に記憶したコースを表示するので、該運転につき選択される可能性が高いコースが表示され、少ない操作回数で、容易に運転とコースとを設定することができる。
本発明に係る洗濯機は、運転切換キーを操作することにより、優先順位が高い運転から順次候補として選択できるように構成されており、電源が入った場合に前記表示手段により運転とコースとが前記表示部に表示された後、運転切換キーを操作されたとき、前記運転が前記所定の運転の中で前記優先順位が低い運転であるときに、前記優先順位が高い所定の運転から順次選択できるように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、運転切換キーを操作された場合に、運転が所定の運転の中で優先順位が低い運転であるときに、切り換えのサイクルの次の運転ではなく、優先順位が高い運転に戻って該運転が表示されるので、切り換えの操作回数を減じることができる。
本発明に係る洗濯機は、コース切換キーを操作することにより各コースが、優先順位が高いコースから順次候補として選択できるように構成されており、電源が入った場合に前記表示手段により運転とコースとが前記表示部に表示された後、コース切換キーを操作されたとき、前記表示部に表示されているコースが前記所定のコースの中で前記優先順位が低いコースであるときに、前記優先順位が高い所定のコースから順次選択できるように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、コース切換キーを操作された場合に、表示部に表示されているコースが、優先順位が低いコースであるとき、切り換えサイクルの次のコースではなく、優先順位が高いコースに戻って該コースが表示されるので、切り換えの操作回数を減じることができる。
本発明に係る洗濯機は、前記表示手段は、電源が入った場合に、前記記憶部に直近に記憶された運転とコースとを前記表示部に表示するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、次回に実施される可能性が高い運転とコースとを最初に表示することができる。
本発明に係る洗濯機は、前記表示手段は、運転の切り換えを受け付け、切り換える運転が前記記憶部に記憶されている場合、該運転と組み合わせて前記記憶部に記憶されたコースを表示するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、電源投入時に最初に表示された運転と異なる運転への切り換えを受け付け、切り換える運転が記憶部に記憶されている場合、該運転とともに記憶部に記憶したコースを表示するので、該運転につき選択される可能性が高いコースが表示され、少ない操作回数で、容易に運転とコースとを設定することができる。
本発明に係る洗濯機は、前記記憶手段は、運転を開始する指示を受け付けた場合に、前記記憶部に運転とコースとを組み合わせて記憶するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、設定した運転とコースとが自動的に記憶部に記憶される。
本発明に係る洗濯機は、前記記憶手段は、前記記憶部に運転とコースとを組み合わせて記憶する指示を受け付けた場合に記憶するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、設定した運転とコースとがユーザの意思により記憶部に記憶される。
本発明に係る洗濯機は、複数の操作部を有し、前記記憶手段は、所定の操作部が操作された場合に記憶するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、設定した運転とコースとがユーザの意思により記憶部に記憶される。
本発明に係る洗濯機は、前記記憶手段は、電源の切断を受け付けた場合に、前記記憶部に運転とコースとを組み合わせて記憶するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、設定した運転とコースとが自動的に記憶部に記憶される。
本発明に係る洗濯機は、前記所定の運転は、洗濯運転又は洗濯乾燥運転であることを特徴とする。
本発明においては、使用頻度が高い洗濯運転又は洗乾運転について記憶部に記憶するので、電源投入時にいずれかの運転が表示された場合にそのまま実施される可能性が高く、利便性が良好である。
本発明によれば、実施される可能性が高い所定の運転毎に、設定したコースを記憶部に記憶し、次回の電源投入時に、記憶部に組み合わせて記憶された運転とコースとを表示するので、実施される可能性が高い運転とコースとが最初に表示され、即座に容易に設定することができる。また、初期表示後、運転を切り換える場合においても、記憶部に記憶された他の所定運転とコースとを候補として表示することで、少ない操作回数で、容易に運転とコースとを設定することができる。従って、利便性が良好である。
本発明の実施の形態1に係る洗濯機の外観を略示する斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る洗濯機の内部構成を略示する縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗濯機の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る操作パネルを示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る運転制御部のCPUによるメモリ更新の処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る運転制御部のCPUによるメモリ更新の処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における初期表示のサブルーチンに係るCPUの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るCPUによるメモリ更新の処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るCPUによるメモリ更新の処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るCPUによるメモリ更新の処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機の外観を略示する斜視図、図2は、実施の形態1に係る洗濯機の内部構成を略示する縦断面図である。
図2に示すように本発明に係る洗濯機は、外装を構成する外箱1の内部に水槽2及び洗濯物を収容し、洗濯、脱水を行う洗濯槽である回転ドラム3を備えている。水槽2は、一側に開口20を備える大径の有底円筒体であり、外箱1の底面に立設された複数本の支持脚21(1本のみ図示)により、開口20の側を上とし、水平面に対して軸心を傾けた傾斜姿勢を保って弾性的に支持されている。
外箱1の前面(図2の左側面)には、水槽2の開口20を臨む位置に、蓋体10によって開閉自在に洗濯物Aの投入口11が開設されており、投入口11と水槽2の開口20との間は、ベローズ12によって液密に封止されている。
水槽2の内部には、回転ドラム3が収容されている。回転ドラム3は、水槽2よりもやや小径の有底円筒体であり、一側の開口30を水槽2の開口20の内側に臨ませ、水槽2の底部中央に固設されたドラムモータ4の出力軸40の端部に連結してあり、ドラムモータ4の駆動により、水槽2の内部にて回転するように構成されている。
回転ドラム3は、開口30の外側に周設された流体バランサ31を備えている。流体バランサ31は、回転ドラム3が回転した場合に、この回転に伴う振動を吸収して緩和する作用をなす。ドラムモータ4は、水槽2の底板の外側に連設されたモータ室41の内部に構成してある。ドラムモータ4の出力軸40は、水槽2の底板を液密に貫通し、該底板の中央に突出しており、回転ドラム3は、この突出端部に連結してある。
図2に示すように、回転ドラム3の周壁には、多数の小孔32が全面に亘って貫通形成されており、また、回転ドラム3の内面には、軸長方向に延びる複数のバッフル33が周方向に等配をなして突設されている。なお、図2には、図面の煩雑化を避けるべく、小孔32の一部と1つのバッフル33のみとを図示している。
図1に示すように、外箱1の前面には、蓋体10の近傍にドア開ボタン13が設けてある。また、蓋体10には、蓋体10の閉止時に押圧操作するための押圧部14が設けてある。蓋体10は、ドア開ボタン13の操作によって開放され、また周縁部を把持して閉操作し、押圧部14を外側から押すことにより閉止される。外箱1の前面に設けた投入口11は、水槽2及び回転ドラム3の開口20,30に臨ませてある。
外箱1の前面上部には操作パネル15が設置されている。操作パネル15は、運転内容を決定するための後述の操作ボタンB1,B2,・・・,B15と、複数の操作ボタンによって決定された運転内容に対応する文字及び/又は図形を表示する表示部D1,D2,・・・,D10とを有する(図4参照)。操作パネル15は、外箱1の内部における前下部に設けられている運転制御部16(図2参照)に接続してあり、操作パネル15が有する操作ボタンB1,B2,・・・,B15の中で押圧された操作ボタンを示す操作情報が運転制御部16へ与えられる。運転制御部16は、与えられた操作情報が示す操作ボタンに基づいて運転及びコースを設定し、設定した運転及びコースに基づいて、後述する洗濯運転、洗濯乾燥運転、及び乾燥運転等の運転を行う。
外箱1の後部上面には、水道への接続端となる給水口17が設けてあり、給水口17は、外箱1の内側に設けられた給水弁18に接続されている。給水弁18は、複数の給水出口を有する多連形の電磁弁である。給水弁18の第1給水出口は、給水管19を介して水槽2の底板近傍の上部周面に接続されている。
給水管19の中途には、銀イオン発生器22が設けられている。銀イオン発生器22は、給水管19を流れる水を滞留させる図示しない水溜め部と、電圧の印加によって銀イオンを水溜め部に滞留している水に溶出する図示しない対向電極とを有する。銀イオン発生器22、より具体的には対向電極夫々は、運転制御部16(図3参照)に接続されており、運転制御部16による対向電極間の電圧印加によって、銀イオンを水溜め部に滞留している水に溶出する。
給水弁18が第1給水出口に切換えられた場合、給水口17に流入した水は、給水弁18及び給水管19を経て水槽2の内部に供給され、洗い用の洗濯水、又は、すすぎ用のすすぎ水として使用される。尚、給水管19の中途に、銀イオン発生器22の他に、公知のように洗剤ケースを配置し、給水と共に適量の洗剤が導入されるように構成することができる。
また、水槽2には、最下位置となる底板近傍の周面に導水管23が接続されており、導水管23は、外箱1の内側における前下部に固定支持された筒形のフィルタケース24に接続されている。フィルタケース24の内部には、繊維屑等の異物を捕捉するリントフィルタ25が収容されている。フィルタケース24の下部は、排水弁26を介して外箱1の底面に沿って敷設された排水管27に接続されている。
排水弁26が開放された場合、水槽2内の洗濯水又はすすぎ水は、導水管23及びフィルタケース24を経て排水管27に排出される。水槽2内の洗濯水又はすすぎ水に含まれる異物は、フィルタケース24内のリントフィルタ25によって捕捉され、洗濯水又はすすぎ水から除去される。従って、異物が排水管27を経て下水管に排出される虞がないため、環境負荷の軽減を図ることができる。
洗濯機の洗濯運転では、洗濯物Aの洗い、すすぎ及び脱水が行われる。洗濯物Aの洗いは、外箱1前面の蓋体10により投入口11を開放して洗濯物Aを投入し、蓋体10を閉止した後に給水弁18を第1給水口に切換えて開放することによって水槽2の内部に洗濯水を供給し、ドラムモータ4の駆動によって回転ドラム3を回転せしめて実施される。
前述したように回転ドラム3の周壁には、多数の小孔32が貫通した状態で形成されており、回転ドラム3の内面には、複数のバッフル33が突設されている。このため、回転ドラム3の内部の洗濯物Aは、小孔32を経て回転ドラム3内に流入する洗濯水に浸され、バッフル33の作用による持ち上げ及び落下を含めて洗濯水と共に撹拌されて洗われる。洗濯物Aの洗いが終了した後、排水弁26が開放され、水槽2内の洗濯水は排水管27に排出される。
洗濯物Aのすすぎは、排水弁26を閉鎖した状態で、給水弁18を第1給水口に切換えて開放することによって水槽2の内部に、洗剤を含まないすすぎ水を供給し、ドラムモータ4の駆動によって回転ドラム3を回転せしめて実施される。洗濯物Aは、回転ドラム3内に溜まるすすぎ水に浸され、洗い運転時と同様に、回転ドラム3内での持ち上げ及び落下を繰り返すことですすがれる。
洗濯物Aの脱水は、すすぎを終了した後、排水弁26を開放し、回転ドラム3を回転せしめて実施される。回転ドラム3内の洗濯物は、回転ドラム3の内周面に張り付いた状態で回転し、洗濯物に含まれる水は、遠心力の作用により洗濯物から離脱して、回転ドラム3の周壁に設けた小孔32から導水管23及びフィルタケース24を経て排水管27に排出される。
洗濯物Aのすすぎ及び脱水は、交互に繰り返して複数回実施される。運転内容が銀イオンを含むすすぎ水で最終のすすぎを行うように決定してある場合、最終のすすぎでは、給水弁18を第1給水口に切換えて開放し、すすぎ水を、給水管19を介して水槽2の内部に供給している間に、運転制御部16は銀イオン発生器22の対向電極に電圧を印加する。これにより、すすぎ水に対向電極から銀イオンが溶出し、洗濯物Aは銀イオンが含まれるすすぎ水によってすすがれる。洗濯物Aがすすぎ水中の銀イオンと接触することによって、洗濯物Aの抗菌及び防臭が行われる。
また、洗濯機の乾燥運転は、前述した洗濯運転の洗い、すすぎ及び脱水が終了した後に実施される。この乾燥運転において、ドラムモータ4の駆動により回転ドラム3を回転させると共に、回転ドラム3の内部に乾燥風が循環せしめられる。
図2には、乾燥風の循環風路が略示してある。循環風路5は、水槽2の下部底面に開設された導出口50と、水槽2の開口20の周縁部に開設された導入口51とを、上行ダクト52及び前行ダクト53により連絡して構成されている。
上行ダクト52及び前行ダクト53夫々は、外箱1の内部における後側及び上側に配してある。上行ダクト52の下端部及び上端部夫々は、導出口50及び前行ダクト53の後端部に連結してある。前行ダクト53の前端部は、水槽2の前側上部の周縁に開口する導入口51に接続されている。
前行ダクト53の中途には、塵埃を捕捉するためのリントフィルタ54、乾燥風を起風する送風機55、及び、乾燥風を加熱するヒータ56が、後側から前側にこの順に介装してある。また、送風機55及びヒータ56の間を接続してある前行ダクト53の側壁には、プラズマクラスタイオン(Plasma Cluster Ion; PCI)を発生させて、前行ダクト53を通流する乾燥風にPCIを含ませるPCI発生器57が設けてある。
給水弁18の第2給水出口は、冷却水管58を介して上行ダクト52に沿って下方に延設されており、冷却水管58の下端は、上行ダクト52における下部の後壁に接続されている。
以上のように構成された循環風路5には、送風機55が起風する乾燥風が循環し、この乾燥風は、ヒータ56によって加熱され、前行ダクト53を経て導入口51に達し、導入口51から回転ドラム3の内部に吹き込まれる。このとき、回転ドラム3の内部の洗濯物Aは、回転ドラム3の回転に伴って、周面のバッフル33の作用により持ち上げられ、図2の2点鎖線が示すように拡がって落下し、この間に前記乾燥風に繰り返し接触することによって乾燥せしめられる。
回転ドラム3に導入された乾燥風は、洗濯物Aから水分を奪って導出口50に導出され、上行ダクト52に戻り、上行ダクト52内を上昇して前行ダクト53内に移り、リントフィルタ54を通過する。これにより、乾燥風に含まれる塵埃はリントフィルタ54によって捕捉される。リントフィルタ54によって塵埃が除去された乾燥風は、ヒータ56によって再加熱されて回転ドラム3の内部に導入される。
乾燥運転が行われている間、給水弁18は第2給水口に切換えられており、排水弁26は開放されている。給水口17に供給された水は、冷却水管58を経て上行ダクト52の内部に流出し、導出口50に達する。導出口50に達した水は、水槽2に流入した後、導水管23及びフィルタケース24を経て排水管27に排出される。
導出口50に導出された乾燥風は、上行ダクト52の内部を流れる水に接触し、該水との熱交換によって冷却される。これにより、乾燥風に含まれる水分は凝縮されて除去される。このように除湿された乾燥風は、前述したようにヒータ56によって加熱される。加熱された高温低湿の乾燥風が回転ドラム3内を循環する。
PCI発生器57は、水槽2の除菌及び防臭を行う場合に用いられる。PCI発生器57は、図示しない放電電極及び誘電電極を有し、運転制御部16は、放電電極及び誘電電極間に高電圧を印加することによってコロナ放電を起こし、PCIを発生させる。
運転内容がPCIによって水槽2の除菌及び防臭を行うように決定してある場合、洗濯運転又は乾燥運転が終了した後に、運転制御部16は、送風機55を駆動させると共にPCI発生器57の放電電極及び誘電電極間に高電圧を印加する。PCI発生器57によって発生したPCIは、送風機55によって発生した乾燥風に含まれ、水槽2内に送り込まれる。水槽2内に送り込まれたPCIは、水槽2内の細菌に付着し、除菌する。更に、PCIは、水槽2内でカビ及び浮遊粒子を不活性化させると共に臭気成分を変性させる。これにより、水槽2内の除菌及び防臭が行われる。
図3は洗濯機の制御系の構成を示すブロック図である。運転制御部16は、CPU(Central Processing Unit)60、ROM(Read Only Memory)61、RAM(Random Access Memory)62、不揮発性メモリ63、タイマ及び入出力インターフェース(I/O)65を共有バスで接続してなるコンピュータである。
CPU60は、ROM61に記憶してある制御プログラムをRAM62に読み出して実行する。
不揮発性メモリ63は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)又はEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)等からなり、不揮発性メモリ63の記憶内容はCPU60によって書き換えることが可能である。 不揮発性メモリ63は、メモリ(領域)1、メモリ2、及びメモリ3の3つの記憶領域を有している。以下、後述する初期表示の対象運転(請求項の所定の運転)を「洗乾」又は「洗濯」とし、初期表示の対象コース(請求項の所定のコース)を「標準」、「スピード」、「柔らか」、「わが家(流)」、「室内干し」、「念入り」として説明する。CPU60は、運転として「洗乾」が設定され、同時に設定されたコースが記憶対象のコースである場合、該コースをメモリ1に記憶し、運転として「洗濯」が設定され、同時に設定されたコースが対象のコースである場合、該コースをメモリ2に記憶する。また、運転として「乾燥」(請求項の第2の所定運転)が設定され、同時に設定されたコースが記憶対象のコースである場合、該コースをメモリ3に記憶する。これらのメモリ間で、コースの登録が上書きし合うことはなく、メモリ1でコース登録した場合に、メモリ2でのコースの登録内容が消去されることはない。
入出力インターフェース65は、ドラムモータ4、給水弁18、排水弁26、送風機55、ヒータ56、銀イオン発生器22、PCI発生器57及び操作パネル15に接続されている。
CPU60は、入出力インターフェース65を介して、操作パネル15から受け付けた操作情報に基づいて運転内容を決定する。即ち、操作パネル15が有する複数の操作ボタンB1,B2,・・・,B15の操作によって運転内容が決定される。CPU60は、操作パネル15の表示部D1,D2,・・・,D10夫々に、決定してある運転内容に応じた文字及び/又は図形を表示する。
CPU60は、ユーザにより操作パネル15から電源の投入を受け付けた場合、不揮発性メモリ63から、直近の対象運転とコースとを読み出し、対応する運転を表示部D1に、対応するコースを表示部D2に表示する(以下、電源投入時の運転及びコースの表示を初期表示という)。即ち、前回の運転が対象運転であった場合、該対象運転及びコースを表示し、前回の運転が対象運転でなかった場合、直近の対象運転とコースとを表示する。そして、運転及びコースが初期表示の通りに設定されるか、又は操作ボタンB5及び/若しくは操作ボタンB6により運転及び/若しくはコースが切り換えられて設定される。操作ボタンB5が押圧され、他方の対象運転又は乾燥運転に切り換えられた場合、CPU60は、表示部D2に、切り換えられた運転に対応し、かつ不揮発性メモリ63に記憶してあるコースを表示する。CPU60は、切り換えられた運転が対象運転及び乾燥運転のいずれでもない場合、運転に応じたコースを後述するコース選択サイクルの優先順位が高いものから順次表示する。
CPU60は、ユーザにより操作パネル15から運転の開始を指示する開始指示を受け付けた場合、設定した運転内容に従って、ドラムモータ4、給水弁18、排水弁26、送風機55、ヒータ56、銀イオン発生器22及びPCI発生器57夫々の動作を制御し、運転内容に応じた洗濯運転及び洗乾運転等の運転を実施する。
図4は、操作パネル15を示す平面図である。操作パネル15の面上には、上述の操作ボタンB1,B2,・・・,B15及び表示部D1,D2,・・・,D10が設けられている。なお、図4において、銀イオン及びPCIに係るボタンは省略している。
操作パネル15は、操作ボタンB1,B2,・・・,B15夫々のいずれかが押圧された場合、押圧された操作ボタンを示す操作情報を運転制御部16へ通知する。操作ボタンB1,B2,B3,B4夫々は、表面に文字及び枠線が印刷されており、常に表示している。
操作ボタンB5,B6,・・・,B15夫々は、文字部分又は図形部分と、枠線部分とを有し、文字部分又は図形部分と、枠線部分とは透明の部材で構成され、その他の部分は非透過性の部材で構成されている。操作ボタンB5,B6,・・・,B15夫々の背面には図示しない光源、例えばLED(Light Emitting Diode)が配されており、各光源が点灯して、対応する操作ボタンに光が照射されることによって文字又は図形と枠線とが表示され、操作ボタンB5,B6,・・・,B15夫々が視認可能な状態となる。
運転制御部16のCPU60は、操作パネル15を介して、操作ボタンB5,B6,・・・,B15の後側に設けられた光源の点灯/消灯を行うことによって、操作ボタンB5,B6,・・・,B15夫々について表示/非表示の切換えを行う。なお、操作ボタンB5,B6,・・・,B15の少なくとも一部を常に表示することにしてもよい。
表示部D1,D2,・・・,D10夫々にも、一又は複数の文字部分又は図形部分が設けられており、文字部分及び図形部分は透明の部材で構成してあり、文字部分及び図形部分夫々の後側に図示しない光源が配置されている。光源が点灯して、対応する文字部分及び図形部分に光が照射されることによって、文字又は図形が表示される。
運転制御部16のCPU60は、操作パネル15を介して、表示部D1,D2,・・・,D6の文字部分又は図形部分の後側に設けられた光源の点灯/消灯を行うことによって、表示部D1,D2,・・・,D10夫々において文字又は図形の表示/非表示の切換えを行う。
操作ボタンB1は、電源の投入を指示する電源投入指示を受け付けるために用いられる。
運転制御部16のCPU60は、操作ボタンB1が押圧された場合、電源投入指示を受け付け、洗濯機に接続してある商用電源からドラムモータ4、給水弁18、排水弁26、送風機55及びヒータ56への給電を可能にし、初期表示する運転及びコースを不揮発性メモリ63から読み出す。CPU60は、表示部D1において、運転に対応する文字を表示し、表示部D2において、コースに対応する文字を表示する。
操作ボタンB2は、洗濯機に接続される商用電源からの給電の遮断を指示する電源遮断指示を受け付けるために用いられる。
操作ボタンB3は、決定してある運転内容での運転の開始を指示する運転開始指示、又は、運転の一時的な停止を指示する運転停止指示を受け付けるために用いられる。
操作ボタンB4は、蓋体10のロックの解除を指示する解除指示を受け付けるために用いられる。
操作ボタンB5は、運転の切換えを指示する運転切換指示を受け付けるために用いられる。不揮発性メモリ63は、初期表示内容の他に現状の運転内容(以下、単に運転内容という)を記憶している。CPU60は、操作ボタンB5が押圧されて運転切換指示を受け付ける都度、設定する運転を「洗乾」、「洗濯」、「乾燥」、「個別(個別運転)」、「お手入れ」、「リフレッシュ」の順に変更する。CPU60は、変更した運転に対応する文字を、操作ボタンB5の上側に設けられた表示部D1に表示する。なお、この運転選択サイクルの順番は、後述するように初期表示の内容によって最初の項目に戻ることがある。
「洗濯」運転及び「乾燥」運転は、前述した洗濯運転及び乾燥運転を個別に行うものであり、「洗乾」運転は、洗濯運転及び乾燥運転の両方を行う運転である。「リフレッシュ」運転は、ぬいぐるみ、スカーフ又はブーツ等の洗濯することができない洗濯不可製品の除菌及び防臭を行う運転であり、洗濯不可製品が回転ドラム3内に投入してある状態で行われる。具体的には、PCI発生器57によりPCIを発生させ、送風機55を駆動して、PCI発生器57が発生したPCIを回転ドラム3へ送り込む。
「お手入れ」運転は、水槽2及び回転ドラム3を洗浄する運転であり、水槽2及び回転ドラム3の洗浄するための洗剤が投入された状態で行われる。
「個別」運転では、洗濯運転の洗い、すすぎ及び脱水、並びに乾燥運転の中からユーザによって選択された運転が行われる。CPU60は、洗い、すすぎ、脱水及び乾燥運転の中で実行する項目の決定と、選択された項目を実行する時間又は回数の決定と操作ボタンB8〜B15から受け付けて、受け付けた内容で運転を行う。操作ボタンB8、B9、B10、B11は、運転内容が「個別」に決定してある場合に、それぞれ乾燥、脱水、すすぎ、洗いの指示を受け付けるために用いられる。
操作ボタンB6は、運転に応じて表示してあるコースの変更(切換)を指示するコース切換指示を受け付けるために用いられる。設定可能なコースは、運転によって異なる。
CPU60は、操作ボタンB6が押圧されてコース変更指示を受け付ける都度、設定した運転に対応するコースを決定可能なコースの中で順次変更する。CPU60は、操作ボタンB6が押圧される都度、設定コースを、「標準」、「スピード」、「柔らか」、「わが家(流)」、「室内干し」、「念入り」、「ドライ」、「毛布」の順であって、かつ設定運転に対応して選択可能なコースに順次変更する。CPU60は、変更したコースに対応する文字を、操作ボタンB6の上側に設けられた表示部D2に表示する。なお、このコース選択サイクルの順番は、後述するように初期表示の内容によって最初の項目に戻ることがある。
「ドライ」コースは、ウール若しくはカシミヤ等のセーター、ブラウス、スカート又はスラックス等のデリケートな衣類の洗濯又は乾燥を行うコースである。「毛布」コースは、毛布又はカーペットカバー等の大きくて厚い洗濯物を丁寧に洗って、念入りにすすぎ、緩やかな温風で乾燥するコースである。「室内干し」コースは、短時間の部屋干しで洗濯物が乾燥するように、洗濯及び乾燥を行うコースである。
「念入り」コースは、泥汚れがひどい衣類を洗濯するコースであり、「念入り」コースが実施された場合、衣類は強く洗われてしっかりすすがれる。「柔らか」コースは、赤ちゃん用の衣類、又はタオル等の洗濯物を洗濯するコースであり、「柔らか」コースが実施された場合、洗濯物はごわつきを抑えた状態でふんわりと仕上げられる。
「わが家」コースは、ユーザによって、洗濯運転の洗い、すすぎ及び脱水と、乾燥運転との中で行う項目と、各項目を行う時間又は回数とが設定されたユーザ専用のコースである。「標準」コースは一般的な洗濯及び/又は乾燥を行うコースである。「スピード」コースは短時間で洗濯及び/又は乾燥を行うコースである。
操作ボタンB7は、操作ボタンB8〜B15の中の詳細内容の決定に係る操作ボタンの表示を指示する表示指示を受け付けるために用いられる。操作ボタンB15は、洗濯運転及び乾燥運転等の終了時刻の予約指示を受け付けるために用いられる。
操作ボタンB12,B13夫々は、表示部D6に表示されている時刻、時間又は回数等の数値の減少指示及び増加指示を受け付けるために用いられる。操作ボタンB14は、洗いを、ふろ水を用いる場合の洗いに変更する変更指示等を受け付けるために使用される。
以下、運転制御部16のCPU60によるメモリ更新処理について説明する。
図5及び図6は、CPU60によるメモリ更新の処理の手順を示すフローチャート、図7は初期表示のサブルーチンに係るCPU60の処理手順を示すフローチャートである。
CPU60は、まず、操作ボタン(電源入キー)B1の押圧によって電源投入指示を受け付けたか否かを判定する(S1)。CPU60は、電源投入指示を受け付けていないと判定した場合(S1:NO)、処理をステップS1に戻し、電源投入指示を受け付けるまで待機する。
CPU60は、電源投入指示を受け付けたと判定した場合(S1:YES)、操作パネル15において初期表示を行う(S2)。
図7に示すように、CPU60は、前回の運転が対象運転か否かを判定する(S201)。CPU60は、前回の運転が対象運転でないと判定した場合(S201:NO)、直近に記憶した対象運転に対応するメモリから設定したコースを読み出し、この運転を表示部D1に、コースを表示部D2に表示する(S202)。例えば前回の運転が「乾燥」であり、前々回の運転が「洗乾」である場合、メモリ1からコースを読み出して表示する。
CPU60は、前回の運転が対象運転であると判定した場合(S201:YES)、即ち、前回の運転が「洗乾」又は「洗濯」であると判定した場合、メモリ1又はメモリ2に記憶されたコースを読み出し、運転を表示部D1に、コースを表示部D2に表示する(S203)。
ステップS3において、CPU60は操作ボタンB5(運転切換キー)が押圧されたか否かを判定する。CPU60は操作ボタンB5が押圧されていないと判定した場合(S3:NO)、処理をステップS9へ進める。CPU60は操作ボタンB5が押圧されたと判定した場合(S3:YES)、初期表示の運転が「洗濯」であるか否かを判定する(S4)。
CPU60は、初期表示の運転が「洗濯」でないと判定した場合、即ち「洗乾」であると判定した場合(S4:NO)、運転選択サイクルの次の運転、即ち「洗濯」を表示する(S5)。このとき、メモリ2に記憶された「洗濯」のコースを表示部D1に表示する。
CPU60は初期表示の運転が「洗濯」であると判定した場合(S4:YES)、運転選択サイクルの次の「乾燥」ではなく、「洗乾」に一度、戻して表示する(S6)。このとき、メモリ1に記憶された「洗乾」のコースを表示部D1に表示する。
次に、CPU60は操作ボタンB5が押圧されたか否かを判定する(S7)。
CPU60は、操作ボタンB5が押圧されていないと判定した場合(S7:NO)、処理をステップS9へ進める。
CPU60は操作ボタンB5が押圧されたと判定した場合(S7:YES)、運転選択サイクルの次の運転を表示し(S8)、処理をステップS7へ戻す。ここで、運転切換が洗濯(初期表示)→洗乾→洗濯と推移した場合、2回目の洗濯のコースは、初期表示が「標準」である場合、コース選択サイクルの次の「スピード」に、初期表示が「標準」以外である場合、「標準」に戻して表示される。運転切換が洗乾(初期表示)→洗濯→乾燥と推移した場合、「乾燥」表示時のコースは、メモリ3に記憶されたコースを表示する。設定運転が対象運転でも乾燥運転でもない場合、デフォルトのコースを優先順位の高いものから表示する。
CPU60は、ステップS9において、現在、表示部D1で表示されている運転を実施する運転として設定する。
次に、CPU60は、操作ボタンB6(コースキー)が押圧されたか否かを判定する(S10)。CPU60は、操作ボタンB6が押圧されていないと判定した場合(S10:NO)、処理をステップS18へ進める。
CPU60は操作ボタンB6が押圧されたと判定した場合(S10:YES)、設定運転が対象運転であるか否かを判定する(S11)。CPU60は設定運転が対象運転でないと判定した場合(S11:NO)、現在表示部D2に表示されているコースのコース選択サイクルの次のコースを表示し(S12)、処理をS16に進める。
CPU60は設定運転が対象運転であると判定した場合(S11:YES)、現在表示されているコースが「標準」であるか否かを判定する(S13)。CPU60は「標準」でないと判定した場合(S13:NO)、コース選択サイクルの次ではなく、「標準」に選択表示を戻して表示する(S14)。
CPU60は「標準」であると判定した場合(S13:YES)、コース選択サイクルの次のコースを表示する(S15)。
CPU60は、操作ボタンB6が押圧されたか否かを判定する(S16)。CPU60は、操作ボタンB6が押圧されたと判定した場合(S16:YES)、次のコースを表示し(S17)、処理をステップS16へ戻す。CPU60は操作ボタンB6が押圧されていないと判定した場合(S16:NO)、処理をステップS18へ進める。
ステップS18において、CPU60は、現在、表示部D2で表示されているコースを実施するコースとして設定する。
次に、CPU60は、操作ボタンB3(スタート一時停止ボタン)が押圧されたか否かを判定する(S19)。CPU60は、操作ボタンB3が押圧されていないと判定した場合(S19:NO)、処理をステップS19に戻し、操作ボタンB3が押圧されるまで待機する。
CPU60は操作ボタンB3が押圧されたと判定した場合(S19:YES)、設定運転が対象運転か否かを判定する(S20)。
CPU60は設定運転が対象運転でないと判定した場合(S20:NO)、設定運転は「乾燥」であるか否かを判定する(S21)。CPU60は設定運転が「乾燥」でないと判定した場合(S21:NO)、処理をステップS26へ進める。
CPU60は設定運転が「乾燥」であると判定した場合(S21:YES)、設定したコースが記憶対象のコースであるか否かを判定する(S22)。CPU60はコースが対象コースでないと判定した場合(S22:NO)、処理をステップS26へ進める。CPU60はコースが対象コースであると判定した場合(S22:YES)、メモリ3のコースを設定したコースに更新する(S23)。
CPU60は設定運転が対象運転であると判定した場合(S20:YES)、設定したコースが記憶対象のコースであるか否かを判定する(S24)。CPU60はコースが対象コースでないと判定した場合(S24:NO)、処理をステップS26へ進める。CPU60はコースが対象コースであると判定した場合(S24:YES)、設定運転に対応するメモリのコースを設定したコースに更新する(S25)。即ち設定運転が「洗乾」であればメモリ1のコースを、「洗濯」であればメモリ2のコースを更新する。
ステップS26において、CPU60は設定した内容に基づいて運転を実施し、処理を終了する。
以上のメモリ更新処理の内容を下記の表1に基づいて具体的に説明する。
Figure 2014050602
初期設定として、不揮発性メモリ63のメモリ1、メモリ2、メモリ3のそれぞれのコースは「標準」に設定されている。
1回目に電源が投入されたとき、初期表示は初期設定の通りに表示され、運転が「洗乾」、コースが「標準」である。ここで、運転が「洗乾」、コースが「スピード」に設定されたとする。メモリ1のコースが「スピード」に更新される。
2回目に電源が投入されたとき、直近の運転である「洗乾」に係るメモリ1が読み出され、初期表示は、運転が「洗乾」、コースが「スピード」とされる。ここで、運転が「洗濯」、コースが「念入り」に設定されたとする。メモリ2のコースが「念入り」に更新される。
3回目に電源が投入されたとき、直近の運転である「洗濯」に係るメモリ2が読み出され、初期表示は、運転が「洗濯」、コースが「念入り」とされる。ここで、運転が「乾燥」、コースが「柔らか」に設定されたとする。メモリ3のコースが「柔らか」に更新される。
4回目に電源が投入されたとき、直近の運転である「乾燥」は初期表示の対象の運転ではないので、直近の対象運転である「洗濯」に係るメモリ2が読み出され、初期表示は、運転が「洗濯」、コースが「念入り」とされる。ここで、運転が「洗乾」、コースが「スピード」に設定されたとする。メモリ1のコースは「スピード」が保持される。
5回目に電源が投入されたとき、直近の運転である「洗乾」に係るメモリ1が読み出され、初期表示は、運転が「洗乾」、コースが「スピード」とされる。
本実施の形態においては、次回も実施される可能性が高い対象運転毎に、設定したコースをメモリ1又はメモリ2に記憶し、次回の電源投入時に、設定運転に対応するメモリからコースを読み出して、表示部D1,D2に運転,コースを表示するので、即座に容易に運転及びコースを設定することができる。また、初期表示後、運転を切り換える場合においても、メモリ1又はメモリ2に記憶部に記憶された他方の対象運転に係るコースを候表示部D2に候補として表示し、さらに運転が「乾燥」に切り換えられたとき、表示部D2にメモリ3に記憶されたコースを表示するので、少ない操作回数で、容易に、ユーザが所望する運転内容に設定することができ、利便性が良好である。即ち、メモリ間で登録したコースが上書きされることはなく、運転毎に、実施される可能性が高いコースが表示される。
なお、不揮発性メモリ63への更新処理後は、運転終了以前に電源が切断されたとしても、更新内容は維持される。
そして、本実施の形態においては、設定した運転とコースとが操作ボタンB3を押圧することにより自動的に不揮発性メモリ63に記憶される。
さらに、本実施の形態においては、操作ボタンB5を操作された場合に、運転が対象運転の中で優先順位が低い「洗濯」であるとき、運転選択サイクルの次の項目の「乾燥」ではなく、優先順位が高い、即ち選択される可能性が高い「洗乾」に戻って、この「洗乾」が表示されるので、切り換えの操作回数を減じることができる。
また、本実施の形態においては、操作ボタンB6を押圧された場合に、表示部D2に表示されているコースが、優先順位が低いコースであるとき、コース選択サイクルの次のコースではなく、優先順位が高い、即ち選択される可能性が高い「標準」に戻って、この「標準」が表示されるので、切り換えの操作回数を減じることができる。
なお、本実施の形態においては、不揮発性メモリ63に直近に記憶された対象運転及びコースを表示する場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、複数回の運転及びコースの設定履歴に基づき、最も多く設定された運転及びコースを初期表示することにしてもよい。
そして、対象運転及び対象コースの項目も上述した項目に限定されるものではない。また、運転選択サイクル及びコース選択サイクルにおいて順番が最初に戻る場合も、上述の場合に限定されるものではない。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る洗濯機は、CPU60によるメモリ更新の処理が実施の形態1に係る洗濯機のメモリ更新の処理と異なること以外は、実施の形態1に係る洗濯機と同様の構成を有する。
実施の形態2に係る洗濯機は、操作パネル15に、不揮発性メモリ63へのコース登録を受け付けるための操作ボタンB16(不図示)を有する。
図8は、CPU60によるメモリ更新の処理の手順を示すフローチャートである。
CPU60は、まず、操作ボタンB1の押圧によって電源投入指示を受け付けたか否かを判定する(S31)。CPU60は、電源投入指示を受け付けていないと判定した場合(S31:NO)、処理をステップS31へ戻す。
CPU60は、電源投入指示を受け付けたと判定した場合(S31:YES)、不揮発性メモリ63に記憶された運転及びコースに基づき、実施の形態1と同様にして初期表示を行う(S32)。
CPU60は実施の形態1と同様にして運転を設定し(S33)、コースを設定する(S34)。
CPU60は、操作ボタンB16の押圧によってコースの登録の指示を受け付けたか否かを判定する(S35)。CPU60はコースの登録を受け付けていないと判定した場合(S35:NO)、処理をステップS42へ進める。
CPU60はコースの登録を受け付けたと判定した場合(S35:YES)、設定運転が対象運転か否かを判定する(S36)。CPU60は設定運転が対象運転でないと判定した場合(S36:NO)、設定運転は「乾燥」であるか否かを判定する(S37)。CPU60は設定運転が「乾燥」でないと判定した場合(S37:NO)、処理をステップS42へ進める。
CPU60は設定運転が「乾燥」であると判定した場合(S37:YES)、設定したコースが記憶対象のコースであるか否かを判定する(S38)。CPU60はコースが対象コースでないと判定した場合(S38:NO)、処理をステップS42へ進める。CPU60はコースが対象コースであると判定した場合(S38:YES)、メモリ3のコースを設定したコースに更新する(S39)。
CPU60は設定運転が対象運転であると判定した場合(S36:YES)、設定したコースが記憶対象のコースであるか否かを判定する(S40)。CPU60はコースが対象コースでないと判定した場合(S40:NO)、処理をステップS42へ進める。CPU60はコースが対象コースであると判定した場合(S40:YES)、設定運転に対応するメモリのコースを設定したコースに更新する(S41)。即ち設定運転が「洗乾」であればメモリ1のコースを、「洗濯」であればメモリ2のコースを更新する。
ステップS42において、CPU60は設定した内容に基づいて運転を実施し、処理を終了する。
本実施の形態においては、設定した運転とコースとがユーザの意思により、不揮発性メモリ63に記憶される。従って、次回の電源投入時に前記運転とコースとが初期表示された場合、該運転及びコースがそのまま設定される可能性も高く、利便性が良好である。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る洗濯機は、CPU60によるメモリ更新の処理が実施の形態1に係る洗濯機のメモリ更新の処理と異なること以外は、実施の形態1に係る洗濯機と同様の構成を有する。
実施の形態3に係る洗濯機においては、所定の操作ボタンが所定の方法で押圧された場合に、不揮発性メモリ63へのコース更新処理が行われる。例えば洗濯運転でのコース選択時、又は運転時に特定の操作ボタンが押圧された場合、選択中又は運転中のコースがメモリ2において登録され、洗乾運転でのコース選択中又は運転中に特定の操作ボタンが押圧された場合、選択中又は運転中のコースがメモリ1において登録される。特定のキー押し操作の具体例として、運転内容の選択に影響しないキーを押す操作[コース選択時に操作ボタンB4(ロック解除キー)を押す]、連続してキーを押す操作[操作ボタンB15(予約キー)を2回続けて押す]、2つのキーを同時に押圧する操作[予約キーを押しながら操作ボタンB6(コースキー)を押す、予約キーを押しながら操作ボタンB3(スタート一時停止キー)を押して運転スタートさせる]、キーを長押しする操作[予約キーを3秒押し続ける、運転開始時にスタート一時停止キーを3秒押し続ける]、運転中にキーを押す操作[運転中にコースキーを押す]等が挙げられる。
図9は、CPU60によるメモリ更新の処理の手順を示すフローチャートである。
CPU60は、まず、操作ボタンB1の押圧によって電源投入指示を受け付けたか否かを判定する(S61)。CPU60は、電源投入指示を受け付けていないと判定した場合(S61:NO)、処理をステップS61へ戻す。
CPU60は、電源投入指示を受け付けたと判定した場合(S61:YES)、不揮発性メモリ63に記憶された運転及びコースに基づき、実施の形態1と同様にして、初期表示を行い(S62)、運転を設定し(S63)、コースを設定する(S64)。
CPU60は、上述の所定の操作ボタンが操作されたか否かを判定する(S65)。CPU60は所定の操作ボタンが操作されていないと判定した場合(S65:NO)、処理をステップS72へ進める。
CPU60は所定の操作ボタンが操作されたと判定した場合(S65:YES)、設定運転が対象運転か否かを判定する(S66)。CPU60は設定運転が対象運転でないと判定した場合(S66:NO)、設定運転は「乾燥」であるか否かを判定する(S67)。CPU60は設定運転が「乾燥」でないと判定した場合(S67:NO)、処理をステップS72へ進める。
CPU60は設定運転が「乾燥」であると判定した場合(S67:YES)、設定したコースが記憶対象のコースであるか否かを判定する(S68)。CPU60はコースが対象コースでないと判定した場合(S68:NO)、処理をステップS72へ進める。CPU60はコースが対象コースであると判定した場合(S68:YES)、メモリ3のコースを設定したコースに更新する(S69)。
CPU60は設定運転が対象運転であると判定した場合(S66:YES)、設定したコースが記憶対象のコースであるか否かを判定する(S70)。CPU60はコースが対象コースでないと判定した場合(S70:NO)、処理をステップS72へ進める。CPU60はコースが対象コースであると判定した場合(S70:YES)、設定運転のメモリのコースを設定したコースに更新する(S71)。即ち設定運転が「洗乾」であればメモリ1のコースを、「洗濯」であればメモリ2のコースを更新する。
ステップS72において、CPU60は設定した内容に基づいて運転を実施し、処理を終了する。
本実施の形態においては、設定した運転とコースとがユーザの意思により、不揮発性メモリ63に記憶される。従って、次回の電源投入時に前記運転とコースとが初期表示された場合、該運転及びコースがそのまま設定される可能性も高く、利便性が良好である。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る洗濯機は、CPU60によるメモリ更新の処理が実施の形態1に係る洗濯機のメモリ更新の処理と異なること以外は、実施の形態1に係る洗濯機と同様の構成を有する。
実施の形態4に係る洗濯機においては、操作ボタンB2(電源切キー)が押圧された場合に、電源切断処理を行う前に、不揮発性メモリ63へのコース更新処理が行われる。又は主電源が切断された場合に、副電源によりCPU60が不揮発性メモリ63へのコース更新処理を行うことにしてもよい。
図10は、CPU60によるメモリ更新の処理の手順を示すフローチャートである。
CPU60は、まず、操作ボタンB1の押圧によって電源投入指示を受け付けたか否かを判定する(S81)。CPU60は、電源投入指示を受け付けていないと判定した場合(S81:NO)、処理をステップS81へ戻す。
CPU60は、電源投入指示を受け付けたと判定した場合(S81:YES)、不揮発性メモリ63に記憶された運転及びコースに基づき、実施の形態1と同様にして、初期表示を行い(S82)、運転を設定し(S83)、コースを設定する(S84)。そして、設定した運転及びコースに基づいて運転を実施する(S85)。
CPU60は、操作ボタンB2の押圧による電源の切断の指示を受け付けたか否かを判定する(S86)。CPU60は電源の切断の指示を受け付けていないと判定した場合(S86:NO)、処理をステップS86へ戻す。
CPU60は電源の切断の指示を受け付けたと判定した場合(S86:YES)、設定運転が対象運転か否かを判定する(S87)。CPU60は設定運転が対象運転でないと判定した場合(S87:NO)、設定運転は「乾燥」であるか否かを判定する(S88)。CPU60は設定運転が「乾燥」でないと判定した場合(S88:NO)、電源を切断して処理を終了する。
CPU60は設定運転が「乾燥」であると判定した場合(S88:YES)、設定したコースが記憶対象のコースであるか否かを判定する(S89)。CPU60はコースが対象コースでないと判定した場合(S89:NO)、電源を切断して処理を終了する。
CPU60はコースが対象コースであると判定した場合(S89:YES)、メモリ3のコースを設定したコースに更新し(S90)、電源を切断して処理を終了する。
CPU60は設定運転が対象運転であると判定した場合(S87:YES)、設定したコースが記憶対象のコースであるか否かを判定する(S91)。CPU60はコースが対象コースでないと判定した場合(S91:NO)、電源を切断して処理を終了する。
CPU60はコースが対象コースであると判定した場合(S91:YES)、設定運転のメモリのコースを設定したコースに更新する。即ち設定運転が「洗乾」であればメモリ1のコースを、「洗濯」であればメモリ2のコースを更新し(S92)、電源を切断して処理を終了する。
本実施の形態においては、設定した運転とコースとが自動的に不揮発性メモリ63に記憶され、利便性が良好である。
以上、説明した実施の形態は本発明の例示であり、本発明は特許請求の範囲に記載された事項及び特許請求の範囲の記載に基づいて定められる範囲内において種々変更した形態で実施することができる。
1 外箱
2 水槽
3 回転ドラム
4 ドラムモータ
5 循環風路
15 操作パネル
B1、B2、・・・、B15 操作ボタン
D1、D2、・・・、D10 表示部
16 運転制御部
60 CPU(記憶手段、表示手段)
63 不揮発性メモリ(記憶部)

Claims (12)

  1. 洗濯物を収容する洗濯槽に供給される乾燥風が通流する乾燥風路を備え、電源が入った場合に、表示手段により、洗濯を行う洗濯運転、又は洗濯及び乾燥を行う洗濯乾燥運転を含む運転のうちの1つの運転と、運転条件が異なる複数のコースのうちの1つのコースとを表示部により表示し、運転及びコースの選択を受け付けて運転及びコースを設定するように構成されている洗濯機において、
    設定した運転とコースとを組み合わせて、運転毎に記憶部に記憶する記憶手段を備え、
    前記表示手段は、電源が入った場合に、前記記憶部に記憶された運転とコースとを前記表示部に表示するように構成されていることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記記憶手段は、前記設定した運転とコースとの組み合わせが、所定の運転と所定のコースの組み合わせである場合に、前記記憶部に記憶し、前記所定の運転と所定のコースの組み合わせ以外である場合は、前記記憶部に記憶しないように構成されており、
    前記表示手段は、電源が入った場合に、前記記憶部に記憶された所定の運転と所定のコースとを前記表示部に表示するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記記憶手段は、設定した運転が前記所定の運転と異なる第2の所定運転である場合に、該第2の所定運転と組み合わせて設定したコースを記憶し、
    前記表示手段は、運転の切り換えを受け付け、前記第2の所定運転が選択された場合、前記記憶部に前記第2の所定運転とともに記憶されたコースを表示するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  4. 運転切換キーを操作することにより、優先順位が高い運転から順次候補として選択できるように構成されており、
    電源が入った場合に前記表示手段により運転とコースとが前記表示部に表示された後、運転切換キーを操作されたとき、前記運転が前記所定の運転の中で前記優先順位が低い運転であるときに、前記優先順位が高い所定の運転から順次選択できるように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の洗濯機。
  5. コース切換キーを操作することにより各コースが、優先順位が高いコースから順次候補として選択できるように構成されており、
    電源が入った場合に前記表示手段により運転とコースとが前記表示部に表示された後、コース切換キーを操作されたとき、前記表示部に表示されているコースが前記所定のコースの中で前記優先順位が低いコースであるときに、前記優先順位が高い所定のコースから順次選択できるように構成されていることを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記表示手段は、電源が入った場合に、前記記憶部に直近に記憶された運転とコースとを前記表示部に表示するように構成されていることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記表示手段は、運転の切り換えを受け付け、切り換える運転が前記記憶部に記憶されている場合、該運転と組み合わせて前記記憶部に記憶されたコースを表示するように構成されていることを特徴とする請求項1、2、4、又は5に記載の洗濯機。
  8. 前記記憶手段は、運転を開始する指示を受け付けた場合に、前記記憶部に運転とコースとを組み合わせて記憶するように構成されていることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の洗濯機。
  9. 前記記憶手段は、前記記憶部に運転とコースとを組み合わせて記憶する指示を受け付けた場合に記憶するように構成されていることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の洗濯機。
  10. 複数の操作部を有し、
    前記記憶手段は、所定の操作部が操作された場合に記憶するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の洗濯機。
  11. 前記記憶手段は、電源の切断を受け付けた場合に、前記記憶部に運転とコースとを組み合わせて記憶するように構成されていることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の洗濯機。
  12. 前記所定の運転は、洗濯運転又は洗濯乾燥運転であることを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の洗濯機。
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