以下、本発明の洗濯機を図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のドラム式洗濯乾燥機を斜め上方から見た概略図である。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、外箱開口部106を前面部に有する外箱101を備えている。この外箱101の上部は天板115から成っている一方、外箱101の下部は底台116から成っている。
上記外箱開口部106は、外箱101にヒンジで回動自在に取り付けられたドア102で開閉されるようになっている。このドア102の一部は、回転ドラム104内を視認できるようにガラス等の透明部材から成っている。
また、上記外箱101の前面部の上部には操作パネル300が設けられている。この操作パネル300の裏側(水槽103側)には、ドラム式洗濯乾燥機の動作を制御する制御装置400(図2に示す)が設けられている。そして、上記操作パネル300への入力により、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程が連続して行われたり、各工程が単独で行われたりする。なお、上記洗い工程、すすぎ工程、脱水工程および乾燥工程は洗濯物の処理工程の一例である。
図2は、図1のII−II線から見た概略断面図である。
上記外箱101内には、有底筒形状の水槽103と、この水槽103内に回転可能に配置された有底円筒形状の回転ドラム104と、この回転ドラム104内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システム200と、その水槽103を弾性支持するサスペンション118とが設置されている。
上記水槽103は、後部が前部より下がるように配置されている。また、水槽103の前面部には、外箱開口部106に対向して開口する水槽開口部107が設けられている。
また、上記水槽103の後面(底部外面)には、制御装置400からの回転数制御を受けるモータ119が取付けられている。このモータ119は、ケース136と、このケース136内に配置されたロータ137およびステータ138とを有している。このステータ138はケース136に固定され、ロータ137は回転ドラム104の槽軸139に固定されている。
上記回転ドラム104の前面部には、水槽開口部107に対向して開口するドラム開口部108が設けられている。また、回転ドラム104の周壁の全体に渡って複数の小孔109(図2,図3では6個のみ図示する)が設けられている。また、回転ドラム104も、後部が前部より下がるように配置されている。
上記小孔109は、水槽103と回転ドラム104との間の空間と、回転ドラム104内の空間との間で洗濯水(水道水や風呂水等の水、または、洗剤等を含む水)や空気を流通させるための孔である。例えば、回転ドラム104が脱水回転すると、回転ドラム104内の洗濯水が小孔109から回転ドラム104外に出る。
また、上記回転ドラム104の内壁面には、半径方向内側に向かって突出するバッフル120が設けられている。このバッフル120は、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に配置されている。このようなバッフル120により、回転ドラム104の回転に伴って、洗濯物の持上げと落下とが繰り返される。例えば、洗い工程で回転ドラム104を回転させると、洗濯物をバッフル120で引っかけて持上げ、その持ち上げた洗濯物を洗濯液中に落下させることにより、洗濯物を洗浄できる。
また、上記ドラム103の前面部には、ドラム開口部108を外側から取り囲むように流体バランサ121が取り付けられている。
上記水槽103内の空間下部には送風ダクト203が配置されている。この送風ダクト203の前側の端部は、水槽開口部107の下縁とドラム開口部108の下縁との間に位置する送風口205となっている。一方、送風ダクト203の後側の端部は、ファンケース206の吹出口207に接続されている。
上記送風ダクト203内には、吹出口207からの空気を加熱する加熱装置202が配置されている。この加熱装置202は、ヒータケース208と、このヒータケース208に大部分が収容されたシーズヒータ209とで構成されている。
上記ヒータケース208は、金属製の本体と、その本体を固定する耐熱樹脂製のフレームとで構成されている。このフレームが送風ダクト203に連結している。
上記シーズヒータ209は、一部が水槽103内の洗濯水に浸かるように配置されているため、水槽103内の洗濯水を加熱することができる。
上記水槽開口部107には、ゴムや軟質樹脂等の弾性体からなるパッキン105が固着されている。これにより、ドア102を閉じると、ドア102がパッキン105に密着するから、水槽103内の液体が水槽103外へ漏れ出るのを防ぐことができる。
上記パッキン105は外箱開口部106と水槽開口部107とを接続しており、このパッキン105の内側の空間を洗濯物が通過する。つまり、上記パッキン105は、洗濯物を出し入れするアクセス路を形成する。また、パッキン105には蛇腹等が設けられ、水槽103の揺動に応じてたわみを生じて追従するようになっている。
上記水槽103の上部には、水槽103内に洗濯水を給水するための給水ダクト112の下端部が接続されている。一方、給水ダクト112の上端部は洗剤ケース111の下部に接続されている。この洗剤ケース111は、洗剤、漂白剤および柔軟剤を収容するものである。また、上記洗剤ケース111内には、給水接続口122からの水道水が給水される。
上記給水接続口122には水道の蛇口(図示せず)からの水道水が供給される。そして、給水接続口122に入った水道水は、洗濯用給水弁123の開放によって洗濯用給水路124を流れたり、乾燥用給水弁125の開放によって乾燥用給水路126を流れたりする。
上記洗濯用給水路124は、一端が洗濯用給水弁123に接続され、かつ、他端が洗剤ケース111に接続されている。
上記乾燥用給水路126は、一端が乾燥用給水弁125に接続され、かつ、他端が冷却ノズル127(図3に示す)に接続されている。より詳しくは、乾燥工程時、乾燥用給水弁125が開放し、水道水が乾燥用給水路126を流れて冷却ノズル127に到達する。
一方、上記水槽103の下部には、送風ダクト203と連通し水槽103内の洗濯水を排水するための排水口128が設けられている。この排水口128は送風機201の下流側に位置している。また、排水口128には排水ダクト129の上端部が接続されている。一方、排水ダクト129の下端部は、フィルタ装置130を介して排水ホース131に接続されている。また、排水ダクト129を流れる液体は、フィルタ装置130を通ってから排水ホース131に流入できるようになっている。
上記排水ホース131には、排水モータ133によって開閉される排水弁134が設けられている。この排水弁134は、排水ダクト129の洗濯水を排水ホース131へ流すときには開放する一方、排水ダクト129の洗濯水を排水ホース131へ流さないときには閉鎖するように制御される。
上記乾燥システム200は、送風機201と、加熱装置202と、送風ダクト203と、後述する除湿用熱交換器204(図3に示す)とを有している。
図3は、図1のIII−III線から見た概略断面図である。
上記除湿用熱交換器204は、水槽103の後面下部に取り付けられた送風機201の上流側に配置されている。この除湿用熱交換器204は、前部が後部よりも高くなるように配置された金属プレート211と、この金属プレート211の両側部に取り付けられたステンレス製の固定部材212とを有している。
また、上記除湿用熱交換器204と送風機201との間の除湿用経路214には、金属糸を編んで網状としたフィルタ210が設置されている。
上記金属プレート211の前端部の上方には、冷却ノズル127が配置されている。乾燥工程時には、この冷却ノズル127から供給された水道水が金属プレート211の上面を流れて金属プレート211を冷却する。これにより、上記水道水および金属プレート211が、送風機201へ向かって流れる空気を冷却して、この空気が含む水分を効果的に凝縮させる。
上記送風機201は、水槽103の後面の下部に取り付けられている。そして、上記送風機201は、ファンケース206と、このファンケース206内に回転自在に配置された送風ファン212と、この送風ファン212を回転駆動するモータ213とを有している。この送風ファン212の回転駆動によって、除湿用熱交換器204で除湿された空気をファンケース206内に吸い込むことができる。
図4は上記操作パネル300の概略正面図である。なお、図4では、表示部305の表示を説明するため、使い方キー307などの全ての操作キーを表示状態にしている。
上記操作パネル300には、電源入スイッチ301、電源切スイッチ302、スタート一時停止スイッチ303およびロック解除スイッチ304が設けられている。この電源切スイッチ302、電源入スイッチ301、スタート一時停止スイッチ303およびロック解除スイッチ304のそれぞれは、タクトスイッチ(機械式スイッチ)からなっている。また、操作パネル300は、タッチパネル306を表側に有する一方、LEDなどからなる表示部306を裏側に有している。
上記表示部306は、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程および乾燥工程を設定するための複数の操作キーを表示する。より詳しくは、表示部306では、使い方キー307、コースキー308、ナビキー309、予約キー310、ふろ水キー311、除菌・防臭キー312、槽クリーンキー313、すすぎ1回キー314、洗いキー315、すすぎキー316、脱水キー317、乾燥キー318、ダウンキー319およびアップキー320が表示したりしなかったりする。なお、使い方キー307、コースキー308、ナビキー309、予約キー310、ふろ水キー311、除菌・防臭キー312、槽クリーンキー313、すすぎ1回キー314、洗いキー315、すすぎキー316、脱水キー317、乾燥キー318、ダウンキー319およびアップキー320は、操作キーの一例である。また、ナビキー309は、表示順序変更手段および順次表示開始手段の一例でもある。
また、上記表示部306は、ロック解除スイッチ304の操作で表示または非表示にされるドアロック表示部321と、使い方キー307の操作で表示または非表示にされる使い方表示部322と、コースキー308の操作で表示または非表示にされるコース表示部323と、予約キー310の操作で表示または非表示にされる予約表示部324と、ふろ水キー311の操作で表示または非表示にされるふろ水表示部325と、除菌・防臭キー312の操作で表示または非表示にされる除菌防臭表示部326と、槽クリーンキー313の操作で表示または非表示にされる槽クリーン表示部327と、すすぎ1回キー314の操作で表示または非表示にされるすすぎ1回表示部328とを含んでいる。また、表示部306は、洗いキー315、すすぎキー316、脱水キー317、乾燥キー318、ダウンキー319およびアップキー320の操作に関する情報を表示する時間等表示部329を含んでいる。本実施形態において、ロック解除スイッチ304の操作とは、ロック解除スイッチ304を1回または複数回押すことを意味する。また、使い方キー307などの操作とは、使い方キー307などに1回または複数回タッチするか、または、使い方キー307などを1回または複数回押すことを意味する。
図5は上記ドラム式洗濯乾燥機の制御ブロック図である。
上記制御装置400は、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダム アクセス メモリ)、ROM(リード オンリー メモリ)およびタイマなどを有するマイクロコンピュータや、入出力回路などで構成されている。この制御装置400には、水位センサ113,操作パネル300,モータ119,洗濯用給水弁123,乾燥用給水弁125,排水モータ133,回転センサ149,温度センサ150,プラズマクラスターイオン発生装置151,送風機201および加熱装置202などが接続されている。また、制御装置400は、水位センサ113,操作パネル300および回転センサ149,温度センサ150などからの信号に基づいて、モータ119,洗濯用給水弁123,乾燥用給水弁125,排水モータ133,プラズマクラスターイオン発生装置151,送風機201および加熱装置202などを制御する。なお、上記RAMは不揮発性メモリである。
また、上記制御装置400は、ユーザーが操作すべきでないキーを表示部306に表示させないで視認不可能な状態とし、ユーザーが操作すべき例えば使い方キー307などを表示部306に順次表示させる操作キー表示制御部400aを有する。この操作キー表示制御部400aは、既に設定された洗い工程などに係る洗いキー315などを表示部306に表示させない。また、操作キー表示制御部400aはソフトウェアで構成されている。なお、操作キー表示制御部400aは操作キー表示制御手段の一例である。
また、上記制御装置400は、例えば洗いキー315などで設定された例えば洗い工程などの情報を記憶するための情報記憶部400bを有している。この情報記憶部400bはソフトウェアで構成されている。なお、情報記憶部400bは情報記憶手段の一例である。
また、上記操作キー表示制御部400aは、情報記憶部400bで記憶された情報を、ユーザーが操作すべき例えば洗いキー315などと共に表示部306に表示させる。
以下、図6〜図18を用いて、操作キー表示制御部400aによる使い方キー307などの案内表示の一例について説明する。
上記ドラム式洗濯乾燥機が電源オフ状態のとき、操作パネル300は、図6に示すように、使い方キー307などの全ての操作キーが非表示となっている。
次に、上記電源入スイッチ301を押すと、ドラム式洗濯乾燥機が電源オン状態になって、図7に示すように、略全部の操作キーが表示される。
次に、上記ナビキー309を押すと、図8に示すように、使い方キー307およびナビキー309が表示される。このとき、使い方表示部322は「洗濯〜乾燥」を表示しているが、使い方キー307の操作により、使い方表示部322の表示の「洗濯〜乾燥」を、「リフレッシュ」、「お手入れ」、「個別運転」、「洗濯」および「乾燥」のいずれか一つを使い方表示部322に表示させることができるようになっている。
次に、上記使い方キー307を操作して、使い方表示部322に「洗濯」を表示させてから、予め設定された時間(例えば3秒)が経過すると、図9に示すように、使い方キー307が非表示になる一方、コースキー308が表示される。このとき、ナビキー309と、使い方表示部322の「洗濯」とは非表示にならず、コース表示部323は「標準」を表示する。ここで、コースキー308を操作することにより、コース表示部323の「標準」を、「静止」、「回転」、「ドライ」、「毛布」、「室内干し」、「念入り」、「柔らか」、「自分流」および「快速」のいずれか1つに変更することができるようになっている。
次に、上記コースキー308を操作して、コース表示部323に「念入り」を表示させてから、予め設定された時間(例えば3秒)が経過すると、図10に示すように、コースキー308が非表示になる一方、洗いキー315、ダウンキー319およびアップキー320が表示される。このとき、ナビキー309と、使い方表示部322の「洗濯」と、コース表示部323の「念入り」とは表示が維持される。
次に、上記ダウンキー319またはアップキー320を操作して、図11に示すように、時間等表示部329に「7分」を表示させる。
その後、上記時間等表示部329が「7分」を表示してから、予め設定された時間(例えば3秒)が経過すると、図12に示すように、洗いキー315と、時間等表示部329の「7分」とが非表示になる一方、すすぎキー316が表示される。このとき、ナビキー309と、ダウンキー319と、アップキー320と、使い方表示部322の「洗濯」と、コース表示部323の「念入り」とは表示が維持される。
次に、上記ダウンキー319またはアップキー320を操作して、図13に示すように、時間等表示部329に「注水2回」を表示させる。
その後、上記時間等表示部329が「注水2回」を表示してから、予め設定された時間(例えば3秒)が経過すると、図14に示すように、すすぎキー316と、時間等表示部329の「注水2回」とが非表示になる一方、脱水キー317が表示される。このとき、ナビキー309と、ダウンキー319と、アップキー320と、使い方表示部322の「洗濯」と、コース表示部323の「念入り」とは表示が維持される。
次に、上記ダウンキー319またはアップキー320を操作して、図15に示すように、時間等表示部329に「8分」を表示させる。
その後、上記時間等表示部329が「8分」を表示してから、予め設定された時間(例えば3秒)が経過すると、図16に示すように、脱水キー317と、ダウンキー319と、アップキー320と、時間等表示部329の「8分」とが非表示になる一方、ふろ水キー311が表示される。このとき、ふろ水表示部325は何も表示していないが、、図17に示すように、ふろ水キー311の操作により、ふろ水表示部325に、「洗い」または「すすぎ」の少なくとも一方を表示させることができるようになっている。また、ナビキー309と、使い方表示部322の「洗濯」と、コース表示部323の「念入り」とは表示が維持される。
その後、上記ふろ水表示部325に「洗い」および「すすぎ」を表示させてから、予め設定された時間(例えば3秒)が経過すると、図18に示すように、スタート一時停止スイッチ303の周縁部が点灯する。このスタート一時停止スイッチ303を押せば、ふろ水を使用する洗い工程が7分、ふろ水を使用するすすぎ工程が2回、脱水工程が8分、が順次念入りに行われる。
このように、ユーザーが操作すべき操作キーが表示部306に順次表示されるので、どの操作キーを操作すればいいのかが判り易い。したがって、ユーザーは複数の操作キーの操作をスムーズに順次行うことができる。
また、既に設定された処理工程に係る操作キーは表示部306に表示されないので、ユーザーが操作キーの操作で迷う可能性を低減できる。具体的に言えば、例えば使い方が設定された後、使い方キー307は表示部306に表示されないので、ユーザーはコースキー308を操作すべきことに容易に気付くことができる。
また、上記操作キー順次の表示はナビキー309の操作しなければ開始されない。したがって、したがって、ユーザーは所望のタイミングで操作キーの操作案内を受けることができる。
以下、図19〜図31のフローチャートにしたがって、制御装置400による表示制御について説明する。また、以下の説明で、操作キーの操作および選択とは、操作キーに1回または複数回タッチするか、または、操作キーを1回または複数回押すことを意味する。
上記表示制御はドラム式洗濯乾燥機の電源オンに応じてスタートし、まず、図19に示すように、ステップS101で、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS101で、ナビキー309の操作があったと判定されると、ステップS102に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、再び、ステップS101を行う。なお、上記ナビキー309の操作は、後述するステップS901のナビキー309の長押しを含まない。
次に、ステップS102で、表示部306に使い方キー307を表示させる。
次に、ステップS103で、ユーザーによって事前に登録された使い方があるか否かを判定する。具体的には、ユーザーが、「リフレッシュ」、「お手入れ」、「個別運転」、「洗濯」、「乾燥」および「洗濯〜乾燥」のうちいずれかを事前に登録しているか否かを判定する。このステップS103で、「リフレッシュ」、「お手入れ」、「個別運転」、「洗濯」、「乾燥」および「洗濯〜乾燥」のうちいずれかが事前に登録されていると判定されると、ステップS104に進む一方、その登録がないと判定されると、図25のステップS201に進む。このステップS201に進んだ場合については後で詳述する。
次に、図19に示すように、ステップS104で、使い方キー307の操作により、ユーザーによって事前に登録された使い方が表示部306に表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。このステップS104で、使い方キー307の操作により、ユーザーによって事前に登録された使い方が表示部306に表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、ステップS105に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、ステップS151に進む。
上記ステップS151では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS151で、ナビキー309の操作があったと判定されると、ステップS105に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、ステップS104に戻る。
次に、ステップS105で、表示部306にコースキー308を表示させる。このとき、使い方キー307は非表示にされるが、ステップS104、ステップS151またはステップS201またはステップS251からステップS105に進むときに、使い方表示部322に表示されていた使い方の表示は維持される。
次に、図20に示すように、ステップS106で、ユーザーによって事前に登録されたコースがあるか否かを判定する。具体的には、ユーザーによって、「静止」、「回転」、「ドライ」、「毛布」、「室内干し」、「念入り」、「柔らか」、「自分流」、「標準」および「快速」のうちいずれか1つが事前に登録されているか否かを判定する。このステップS106で、ユーザーによって、「静止」、「回転」、「ドライ」、「毛布」、「室内干し」、「念入り」、「柔らか」、「自分流」、「標準」および「快速」のうちいずれか1つが事前に登録されていると判定されると、ステップS107に進む一方、その登録がないと判定されると、図26のステップS301に進む。このステップS301に進んだ場合については後で詳述する。
次に、図20に示すように、ステップS107で、コースキー308の操作により、ユーザーによって事前に登録されたコースが表示部306に表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。このステップS107で、コースキー308の操作により、ユーザーによって事前に登録されたコースが表示部306に表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、ステップS108に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、ステップS152に進む。
上記ステップS152では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS152で、ナビキー309の操作があったと判定されると、ステップS108に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、ステップS107に戻る。
次に、ステップS108で、表示部306に洗いキー315を表示させる。このとき、ダウンキー319またはアップキー320も表示されるが、コースキー308は非表示にされる。また、ステップS107、ステップS152、ステップS301またはステップS351からステップS108に進むときに、使い方表示部322に表示されていた使い方の表示は維持されると共に、コース表示部323に表示されていたコースの表示も維持される。
次に、ステップS109で、ユーザーによって事前に登録された洗い時間があるか否かを判定する。このステップS109で、ユーザーによって事前に登録された洗い時間があると判定されると、図21のステップS110に進む一方、ユーザーによって事前に登録された洗い時間がないと判定されると、図27のステップS401に進む。このステップS401に進んだ場合については後で詳述する。
次に、図21に示すように、ステップS110で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、ユーザーによって事前に設定された洗い時間が表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否を判定する。このステップS110で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、ユーザーによって事前に設定された洗い時間が表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、ステップS111に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、ステップS153に進む。
上記ステップS153では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS153で、ナビキー309の操作があったと判定されると、ステップS111に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、ステップS110に戻る。
次に、ステップS111で、表示部306にすすぎキー316を表示させる。このとき、ステップS110、ステップS153、ステップS401またはステップS451からステップS111に進むときに、時間等表示部329に表示されていた洗い時間や、洗いキー315を非表示にするが、ダウンキー319またはアップキー320の表示は維持する。なお、使い方表示部322に表示されていた使い方の表示、および、コース表示部323に表示されていたコースの表示も維持する。
次に、ステップS112で、ユーザーによって事前に登録されたすすぎ回数があるか否かを判定する。このステップS112で、ユーザーによって事前に登録されたすすぎ回数があると判定されると、ステップS113に進む一方、ユーザーによって事前に登録されたすすぎ回数がないと判定されると、図28のステップS501に進む。このステップS501に進んだ場合については後で詳述する。
次に、図21に示すように、ステップS113で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、ユーザーによって事前に設定されたすすぎ回数が表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否を判定する。このステップS113で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、ユーザーによって事前に設定されたすすぎ回数が表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、図22のステップS114に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、図21のステップS154に進む。
上記ステップS154では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS154で、ナビキー309の操作があったと判定されると、図22のステップS114に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、図21のステップS113に戻る。
次に、図22に示すように、ステップS114で、表示部306に脱水キー317を表示させる。このとき、すすぎキー316と、ステップS113、ステップS154、ステップS501またはステップS551からステップS111に進むときに、時間等表示部329に表示されていたすすぎ回数や、すすぎキー316を非表示にするが、ダウンキー319またはアップキー320の表示は維持する。なお、使い方表示部322に表示されていた使い方の表示、および、コース表示部323に表示されていたコースの表示も維持する。
次に、ステップS115で、ユーザーによって事前に登録された脱水時間があるか否かを判定する。このステップS115で、ユーザーによって事前に登録された脱水時間があると判定されると、ステップS116に進む一方、ユーザーによって事前に登録された脱水時間がないと判定されると、図29のステップS601に進む。このステップS601に進んだ場合については後で詳述する。
次に、ステップS116で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、ユーザーによって事前に設定された脱水時間が表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否を判定する。このステップS113で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、ユーザーによって事前に設定された脱水時間が表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、図23のステップS117に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、図22のステップS155に進む。
上記ステップS155では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS155で、ナビキー309の操作があったと判定されると、図23のステップS117に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、図22のステップS116に戻る。
次に、図23に示すように、ステップS117で、表示部306にふろ水キー311を表示させる。このとき、ステップS116、ステップS155、ステップS601またはステップS651からステップS117に進むときの時間等表示部329の脱水時間、脱水キー317、ダウンキー319およびアップキー320を非表示にする。なお、使い方表示部322に表示されていた使い方の表示、および、コース表示部323に表示されていたコースの表示は維持する。
次に、ステップS118で、ユーザーによって事前に登録されたふろ水設定があるか否かを判定する。このステップS118で、ユーザーによって事前に登録されたふろ水設定があると判定されると、ステップS119に進む一方、ユーザーによって事前に登録されたふろ水設定がないと判定されると、図30のステップS701に進む。このステップS701に進んだ場合については後で詳述する。
次に、図23に示すように、ステップS119で、ふろ水キー311の操作により、ユーザーによって予め設定されたふろ水設定が表示部306に表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。このステップS119で、ふろ水キー311の操作により、ユーザーによって予め設定されたふろ水設定が表示部306に表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、図24のステップS120に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定すると、図23のステップS156に進む。
上記ステップS156では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS156で、ナビキー309の操作があったと判定されると、図24のステップS120に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、図23のステップS119に戻る。
次に、図24に示すように、ステップS120で、乾燥を行う予定であるか否かを判定する。すなわち、ステップS120で、洗濯物の乾燥を行うための設定がされているか否かを判定する。このステップS120で、洗濯物の乾燥を行うための設定がされていないと判定すると、ステップS124に進む。なお、洗濯物の乾燥を行うための設定がされている場合としては、例えば、使い方キー307の操作により、使い方表示部322に「洗濯〜乾燥」を表示させている場合がある。
次に、ステップS121で、表示部306に乾燥キー318を表示させる。このとき、ふろ水キー311を非表示にするが、ステップS119、ステップS156、ステップS701またはステップS751からステップS120に進むときにふろ水表示325に表示されたふろ水設定の表示は維持される。なお、使い方表示部322に表示されていた使い方の表示、および、コース表示部323に表示されていたコースの表示も維持される。
次に、ステップS122で、ユーザーによって事前に登録された乾燥時間があるか否かを判定する。このステップS122で、ユーザーによって事前に登録された乾燥時間があると判定されると、ステップS123に進む一方、ユーザーによって事前に登録された乾燥時間がないと判定されると、図31のステップS801に進む。このステップS801に進んだ場合については後で詳述する。
次に、ステップS123で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、ユーザーによって事前に設定された乾燥時間が表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否を判定する。このステップS123で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、ユーザーによって事前に設定された乾燥時間が表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、ステップS124に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、ステップS157に進む。
上記ステップS157では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS157で、ナビキー309の操作があったと判定されると、ステップS124に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、ステップS123に戻る。
最後に、ステップS124で、スタート一時停止スイッチ303の周縁部を点灯させる。
上記ステップS103からステップS201に進んだ場合、まず、図25に示すように、ステップS201で、使い方キー307の操作により、メーカー推奨の使い方が使い方表示部322に表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。このステップS201で、使い方キー307の操作により、メーカー推奨の使い方が使い方表示部322に表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、図19のステップS105に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、図25のステップS251に進む。なお、メーカー推奨の使い方は、ドラム式洗濯乾燥機の製造時に予め設定された使い方であってもよいし、ドラム式洗濯乾燥機の出荷後に例えばインターネットを介して設定された使い方であってもよい。
上記ステップS251では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS251で、ナビキー309の操作があったと判定されると、図19のステップS105に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、図25のステップS201に戻る。
上記ステップS106からステップS301に進んだ場合、まず、図26に示すように、ステップS301で、コースキー308の操作により、メーカー推奨のコースがコース表示部323に表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。このステップS301で、コースキー308の操作により、メーカー推奨のコースがコース表示部323に表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、図20のステップS108に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、図26のステップS351に進む。なお、メーカー推奨のコースは、ドラム式洗濯乾燥機の製造時に予め設定されたコースであってもよいし、ドラム式洗濯乾燥機の出荷後に例えばインターネットを介して設定されたコースであってもよい。
上記ステップS351では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS351で、ナビキー309の操作があったと判定されると、図20のステップS108に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、図25のステップS301に戻る。
上記ステップS109からステップS401に進んだ場合、まず、図27に示すように、ステップS401で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、メーカー推奨の洗い時間が時間等表示部329に表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。このステップS401で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、メーカー推奨の洗い時間が時間等表示部329に表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、図21のステップS111に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、図27のステップS451に進む。なお、メーカー推奨の洗い時間は、ドラム式洗濯乾燥機の製造時に予め設定された洗い時間であってもよいし、ドラム式洗濯乾燥機の出荷後に例えばインターネットを介して設定された洗い時間であってもよい。
上記ステップS451では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS451で、ナビキー309の操作があったと判定されると、図21のステップS111に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、図27のステップS401に戻る。
上記ステップS112からステップS501に進んだ場合、まず、図28に示すように、ステップS501で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、メーカー推奨のすすぎ回数が時間等表示部329に表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。このステップS501で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、メーカー推奨のすすぎ回数が時間等表示部329に表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、図22のステップS114に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、図28のステップS551に進む。なお、メーカー推奨のすすぎ回数は、ドラム式洗濯乾燥機の製造時に予め設定されたすすぎ回数であってもよいし、ドラム式洗濯乾燥機の出荷後に例えばインターネットを介して設定されたすすぎ回数であってもよい。
上記ステップS551では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS551で、ナビキー309の操作があったと判定されると、図22のステップS114に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、図28のステップS501に戻る。
上記ステップS115からステップS601に進んだ場合、まず、図29に示すように、ステップS601で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、メーカー推奨の脱水時間が時間等表示部329に表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。このステップS601で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、メーカー推奨の脱水時間が時間等表示部329に表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、図23のステップS117に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、図29のステップS651に進む。なお、メーカー推奨の脱水時間は、ドラム式洗濯乾燥機の製造時に予め設定された脱水時間であってもよいし、ドラム式洗濯乾燥機の出荷後に例えばインターネットを介して設定された脱水時間であってもよい。
上記ステップS651では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS651で、ナビキー309の操作があったと判定されると、図23のステップS117に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、図29のステップS601に戻る。
上記ステップS118からステップS701に進んだ場合、まず、図30に示すように、ステップS701で、ふろ水キー311の操作により、メーカー推奨のふろ水設定がふろ水表示部325に表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。このステップS701で、ふろ水キー311の操作により、メーカー推奨のふろ水設定がふろ水表示部325に表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、図24のステップS120に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、図30のステップS751に進む。なお、メーカー推奨のふろ水設定は、ドラム式洗濯乾燥機の製造時に予め設定されたふろ水設定であってもよいし、ドラム式洗濯乾燥機の出荷後に例えばインターネットを介して設定されたふろ水設定であってもよい。
上記ステップS751では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS751で、ナビキー309の操作があったと判定されると、図24のステップS120に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、図30のステップS701に戻る。
上記ステップS122からステップS801に進んだ場合、まず、図31に示すように、ステップS801で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、メーカー推奨の乾燥時間が時間等表示部329に表示された状態で、予め設定された時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する。このステップS801で、ダウンキー319またはアップキー320の操作により、メーカー推奨の乾燥時間が時間等表示部329に表示された状態で、予め設定された時間が経過したと判定されると、図24のステップS124に進む一方、その状態で、上記予め設定された時間が経過していないと判定されると、図31のステップS851に進む。なお、メーカー推奨の乾燥時間は、ドラム式洗濯乾燥機の製造時に予め設定された乾燥時間であってもよいし、ドラム式洗濯乾燥機の出荷後に例えばインターネットを介して設定された乾燥時間であってもよい。
上記ステップS851では、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS851で、ナビキー309の操作があったと判定されると、図24のステップS124に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、図31のステップS801に戻る。
図19〜図31のフローチャートを使って説明した表示制御は、操作キー表示制御部400aによる操作キーの表示の順序がデフォルトのときのものであるが、この操作キーの表示の順序は変更できると共に、操作キーに対応する設定値(例えば操作キーが洗い方キーであれば、リフレッシュなど)を事前に登録しておくことができる。
以下、図32のフローチャートにしたがって、操作キーの表示の順序の変更と、操作キーに対応する設定値の事前の登録とについて説明する。
まず、ステップS901で、ナビキー309の長押しがあったか否かを判定する。このステップS901で、ナビキー309の長押しがあったと判定するとステップS902に進む一方、ナビキー309の長押しがあったと判定されると、再び、ステップS901を行う。ここで、ナビキー309の長押しとは、ナビキー309を予め設定された時間(例えば3秒)タッチまたは押し続けることを意味する。
次に、ステップS902で、表示部306に全ての操作キーを表示させる。すなわち、表示部306の表示状態を図4に示すようにする。
次に、ステップS903で、ナビキー309以外の操作キーの操作があったか否かを判定する。このステップS903で、操作キーの操作があったと判定すると、ステップS904に進む一方、操作キーの操作がないと判定すると、再び、ステップS903に行う。
次に、ステップS904で、ナビキー309の操作があったか否かを判定する。このステップS151で、ナビキー309の操作があったと判定されると、ステップS905に進む一方、ナビキー309の操作がないと判定されると、ステップS903に戻る。
次に、ステップS905で、操作された操作キーと設定値を保持する。より詳しくは、操作された操作キー(例えば使い方キー307)と、その操作キーで設定された設定値(例えばリフレッシュ)を保持する。
次に、ステップS906で、スタート一時停止スイッチ303の操作があったか否かを判定する。このステップS906で、スタート一時停止スイッチ303の操作があったと判定すると、ステップS907に進む一方、スタート一時停止スイッチ303の操作がないと判定すると、ステップS903に戻る。
最後に、ステップS907で、保持した情報を登録する。より詳しくは、ステップS905で保持された操作キーおよび設定値を、保持した順番と共に、記憶装置400のRAMに記憶させる。
その結果、ナビキー309の操作により、ステップS906で保持した順番で、つまり、ユーザーが設定した順番で、操作キーが表示部306に表示される。したがって、上記操作キーの操作案内をユーザーにあったものにして、使い勝手を向上させることができる。
例えば、ユーザーが、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間を自分の好みで設定し、さらに、ふろ水ポンプの動作設定を行いたい場合、最初に脱水時間を設定した後、洗い時間およびすすぎ回数を設定することなく、ふろ水設定を行おうとしても、ふろ水キーを受け付けつけないなど、操作順序により、操作キーの操作に制限がかかることがあるが、このような制限がかからないようにすることができる。
また、仮に、高齢者の要望を聞いた人が操作キーの設定を、操作キーの表示の順序と、操作キーに対応する設定値を事前に登録しておけば、高齢者が自動運転しか使えない状況を解消することができる。
また、ユーザーが設定した順番で、操作キーが表示部306に表示されるとき、操作キーに対応する設定値が登録されていれば、その設定値も表示部306に表示される。したがって、ユーザーは、その設定値を参考にして、操作キーを操作することができる。したがって、ユーザーは洗い工程などを適切に設定することが可能になる。
上記実施形態では、ドラム式洗濯乾燥機に本発明を適用していたが、縦型洗濯乾燥機に本発明を適用したり、乾燥機能を有さないドラム式洗濯機または縦型洗濯機に適用してもよい。
上記実施形態では、ナビキー309の長押しすることで、操作キーに対応する設定値を事前に登録していたが、ユーザーが前回した設定した設定値を制御装置400のRAMに記憶させておき、その設定値が次回の操作時に表示部306に表示されるようにしてもよい。具体的に言うと、例えば、図6〜図18を使って説明した操作を行って洗濯をすれば、次回に、ステップS101のナビキー309の操作を行うと、図8〜図18で設定した設定値が表示部306に自動的に表示されるようにしてもよい。
上記実施形態では、操作キー表示制御部400aおよび情報記憶部400bは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、および増幅器等のハードウェアで構成してもよい。
上記実施形態では、ナビキー309を表示順序変更手段および順次表示開始手段の一例にしていたが、ナビキー309を表示順序変更手段および順次表示開始手段の一方だけの一例としてもよい。このようにする場合、表示順序変更手段および順次表示開始手段の他方の一例となる操作キーを操作パネル300に設けてもよい。
本発明の具体的な一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記実施形態と上述の変形例とを適宜組み合わせたものを本発明の一実施形態としてもよい。