JP2014050032A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】逆接防止トランジスタに損傷が生じることが抑制された半導体装置を提供する。
【解決手段】第1入力端子(11)及び第2入力端子(12)と、外部直流電源が第1入力端子及び第2入力端子に順接続された際、誘導性負荷(70)を駆動する負荷駆動部(20)と、外部直流電源が第1入力端子及び第2入力端子に逆接続された際、負荷駆動部への通電を抑制する逆接保護部(40)と、を有する半導体装置であって、逆接保護部は、逆接続時、第2入力端子と負荷駆動部との電気的接続を遮断する逆接防止トランジスタ(41)、及び、逆接続時、逆接防止トランジスタの損傷を抑制する保護トランジスタ(42)を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、順接続時、誘導性負荷を駆動する負荷駆動部と、逆接続時、負荷駆動部への通電を抑制する逆接保護部と、を有する半導体装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、直流電源とグランドとの間に、負荷と共に直列に接続された駆動用トランジスタに制御信号を出力することで、負荷をスイッチング駆動する負荷駆動装置が提案されている。この負荷駆動装置は、直流電源の極性が逆の状態で接続された場合に、通電を阻止する逆接続保護用素子を備えている。逆接保護用素子は、負側の電源線に挿入されている。
特開2008−276727号公報
ところで、直流電源の極性が逆の状態で接続されると、負荷に電流が流れる。そして、直流電源の接続が解除されても、負荷は電流を流し続けようとし、逆接保護用素子に電流が流れようとする。そのため、逆接保護用素子に損傷が生じる虞がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、逆接防止トランジスタに損傷が生じることが抑制された半導体装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、外部直流電源(60)が接続される第1入力端子(11)及び第2入力端子(12)と、第1入力端子が第2入力端子よりも高電位となるように、外部直流電源が第1入力端子及び第2入力端子に順接続された際、誘導性負荷(70)を駆動する負荷駆動部(20)と、第1入力端子が第2入力端子よりも低電位となるように、外部直流電源が第1入力端子及び第2入力端子に逆接続された際、負荷駆動部への通電を抑制する逆接保護部(40)と、を有する半導体装置であって、逆接保護部は、逆接続時、第2入力端子と負荷駆動部との電気的接続を遮断する逆接防止トランジスタ(41)、及び、逆接続時、逆接防止トランジスタの損傷を抑制する保護トランジスタ(42)を有しており、第1入力端子から第2入力端子に向かって、負荷駆動部、及び、逆接防止トランジスタが順次直列接続され、誘導性負荷が、負荷駆動部と第2入力端子との間に接続され、逆接防止トランジスタの制御電極が、第1入力端子に接続され、保護トランジスタが、逆接防止トランジスタの制御電極と負荷駆動部と電気的に接続された端子との間に接続され、保護トランジスタの制御電極が、第2入力端子に接続されており、逆接防止トランジスタ、及び、保護トランジスタそれぞれは、Nチャネル型MOSFET若しくはIGBTであることを特徴とする。
これによれば、逆接続時、保護トランジスタ(42)がON状態になり、逆接防止トランジスタ(41)がOFF状態になる。そして、誘導性負荷(70)と負荷駆動部(20)を介して、第2入力端子(12)から第1入力端子(11)に向かう方向に、電流が流れる。このような電流が流れている状態で、逆接続を解除すると、誘導性負荷(70)は起電力により電流を流し続けようとして、逆接防止トランジスタ(41)における第2入力端子(12)側の端子の電位を維持しようとする。しかしながら、この際、保護トランジスタ(42)がON状態となっているので、逆接防止トランジスタ(41)の制御電極に低電位が印加され、逆接防止トランジスタ(41)がOFF状態を維持する。このため、逆接防止トランジスタ(41)に電流が流れず、逆接防止トランジスタ(41)に損傷が生じることが抑制される。
更に本発明において、逆接保護部は、保護トランジスタの制御電極と第2入力端子との間に設けられた抵抗(46)を有する構成が好適である。これによれば、逆接時と逆接続の解除時に、保護トランジスタ(42)の制御電極に流れる電流によって、保護トランジスタ(42)に損傷が生じることが抑制される。
また、逆接保護部は、抵抗と並列接続されたコンデンサ(47)を有する構成が好ましい。これによれば、逆接続時、逆接防止トランジスタ(41)の制御電極よりも早く、保護トランジスタ(42)の制御電極に電流が流れようとする。換言すれば、逆接防止トランジスタ(41)の制御電極よりも早く、保護トランジスタ(42)の制御電極の電位が上昇しようとする。そのため、保護トランジスタ(42)が、逆接防止トランジスタ(41)よりも早くON状態となり、逆接解除時、逆接防止トランジスタ(41)に電流が流れることが抑制される。これにより、第2抵抗にコンデンサが並列接続されていない構成と比べて、逆接防止トランジスタ(41)に損傷が生じることが抑制される。
保護トランジスタ(42)は、逆接防止トランジスタ(41)よりも、ON状態になる閾値電圧が低い構成が良い。これによれば、保護トランジスタ(42)が、逆接防止トランジスタ(41)よりも早くON状態となり、逆接解除時、逆接防止トランジスタ(41)に電流が流れることが抑制される。これにより、保護トランジスタ42が、逆接防止トランジスタ41よりも、閾値電圧が高い構成と比べて、逆接防止トランジスタ(41)に損傷が生じることが抑制される。
外部直流電源が順接続された際の半導体装置の概略構成を示す回路図である。 外部直流電源が逆接続された際の半導体装置の概略構成を示す回路図である。 半導体装置の概略構成を示す回路図である。 外部直流電源が順接続された際の半導体装置に流れる電流を説明するための回路図である。 外部直流電源が順接続された際の半導体装置に流れる電流を説明するためのタイミングチャートである。 保護トランジスタが除かれた半導体装置に外部直流電源が逆接続された際、半導体装置に流れる電流を説明するための回路図である。 図6に示す半導体装置から外部直流電源が除かれた際、半導体装置に流れる電流を説明するための回路図である。 保護トランジスタが除かれた半導体装置に外部直流電源が逆接続され、続いて、外部直流電源が除かれた際、半導体装置に流れる電流を説明するためのタイミングチャートである。 外部直流電源が逆接続された際、半導体装置に流れる電流を説明するための回路図である。 図9に示す半導体装置から外部直流電源が除かれた際、半導体装置に流れる電流を説明するための回路図である。 半導体装置に外部直流電源が逆接続され、続いて、外部直流電源が除かれた際、半導体装置に流れる電流を説明するためのタイミングチャートである。 半導体装置の変形例を示す回路図である。 半導体装置の変形例を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図11に基づいて、本実施形態に係る半導体装置を説明する。ちなみに、図1〜図4、図6、図7、図9、図10に記載の2つの太線は、制御ICと基板、及び、基板と基板外とを明示するための境界線である。左右に並ぶ二本の太線の内、左方に位置する太線よりも左側の領域が、制御ICであり、二本の太線の間の領域が、基板であり、右方に位置する太線よりも右側の領域が、基板外を示している。したがって、後述するゲートドライバ25、保護トランジスタ42、ショットキーバリアダイオード44、抵抗45,46、コンデンサ47それぞれが制御ICに設けられ、スイッチ素子21,22、還流ダイオード23,24、逆接防止トランジスタ41それぞれが基板に設けられている。また、入力端子11〜13が基板と基板外の境界(実質的には基板)に設けられ、外部直流電源60と誘導性負荷70とが基板外に設けられている。なお、図5、図8、図11は、本発明者が本実施形態に係る半導体装置100を実際に測定して得たデータをデフォルメしたものである。
図1〜図3に示すように、半導体装置100は、要部として、入力端子10と、負荷駆動部20と、逆接保護部40と、を有する。入力端子10は、外部直流電源60と誘導性負荷70(モータ)とを接続するためのものであり、負荷駆動部20は、入力端子10に外部直流電源60が順接続された際、誘導性負荷70を駆動するものである。また、逆接保護部40は、入力端子10に外部直流電源60が逆接続された際、負荷駆動部20への通電を抑制するものである。
入力端子10は、基板外に設けられた外部装置(外部直流電源60及び誘導性負荷70)と半導体装置100とを電気的に接続するためのものである。本実施形態に係る入力端子10は、3つの入力端子11〜13を有する。図1に示すように、順接続時、外部直流電源60の正側の端子が第1入力端子11に接続され、外部直流電源60の負側の端子が第2入力端子12に接続される。これとは反対の逆接続時、図2に示すように、外部直流電源60の負側の端子が第1入力端子11に接続され、外部直流電源60の正側の端子が第2入力端子12に接続される。そして、外部直流電源60の順接続、逆接続に関わらずに、第2入力端子12と第3入力端子13とに、誘導性負荷70の端子が接続される。ちなみに、順接続とは、第1入力端子11が第2入力端子12よりも高電位となるように、外部直流電源60が入力端子11,12に接続された状態であり、逆接続とは、第1入力端子11が第2入力端子12よりも低電位となるように、外部直流電源60が入力端子11,12に接続された状態である。
負荷駆動部20は、外部直流電源60が入力端子11,12に順接続された際、誘導性負荷70を駆動するものである。図1に示すように、第1入力端子11から第2入力端子12に向かって、負荷駆動部20、及び、後述する逆接防止トランジスタ41が順次直列接続されている。
本実施形態に係る負荷駆動部20は、ハイサイドスイッチ素子21とローサイドスイッチ素子22、及び、ハイサイドスイッチ素子21に並列接続されたハイサイド還流素子23とローサイドスイッチ素子22に並列接続されたローサイド還流素子24を有する。ハイサイドスイッチ素子21は、Pチャネル型MOSFETであり、ローサイドスイッチ素子22は、Nチャネル型MOSFETである。また、ハイサイド還流素子23は、ハイサイドスイッチ素子21の寄生ダイオードであり、ローサイド還流素子24は、ローサイドスイッチ素子22の寄生ダイオードである。そのため、ハイサイド還流素子23がハイサイドスイッチ素子21に逆並列接続され、ローサイド還流素子24がローサイドスイッチ素子22に逆並列接続されている。
図1に示すように、第1入力端子11から第2入力端子12に向かって、ハイサイドスイッチ素子21、ローサイドスイッチ素子22、及び、後述する逆接防止トランジスタ41が順次直列接続されている。そして、ハイサイドスイッチ素子21とローサイドスイッチ素子22の中点が第3入力端子13に接続されている。上記したように、誘導性負荷70は、入力端子12,13に接続されている。そのため、誘導性負荷70は、ハイサイドスイッチ素子21とローサイドスイッチ素子22の中点と第2入力端子12との間に接続されている。
本実施形態に係る負荷駆動部20は、上記した素子21〜24の他に、スイッチ素子21,22をON・OFF制御するゲートドライバ25を有する。図1に示すように、ゲートドライバ25の制御端子が、スイッチ素子21,22それぞれの制御電極(ゲート電極)に接続されている。スイッチ素子21,22は、ゲートドライバ25から出力される制御信号によって、同期整流(デッドタイムを挟むで、交互にON状態に制御)される。
逆接保護部40は、外部直流電源60が入力端子11,12に逆接続された際、負荷駆動部20への通電を抑制するものである。逆接保護部40は、逆接続時、第2入力端子12と負荷駆動部20との電気的接続を遮断する逆接防止トランジスタ41、及び、逆接続時、逆接防止トランジスタ41の損傷を抑制する保護トランジスタ42を有している。本実施形態に係る逆接防止トランジスタ41、及び、保護トランジスタ42それぞれは、Nチャネル型MOSFETである。したがって、トランジスタ41,42それぞれは、寄生ダイオードを有するが、図1に示すように、逆接防止トランジスタ41の寄生ダイオード43のみを記載し、保護トランジスタ42の寄生ダイオードの記載は、省略している。ちなみに、保護トランジスタ42は、逆接防止トランジスタ41よりも、ON状態になる閾値電圧が低く設定されている。
逆接保護部40は、上記したトランジスタ41,42の他に、ショットキーバリアダイオード44と、第1抵抗45と、第2抵抗46と、コンデンサ47と、を有する。上記したように、第1入力端子11から第2入力端子12に向かって、ハイサイドスイッチ素子21、ローサイドスイッチ素子22、及び、逆接防止トランジスタ41が順次直列接続され、誘導性負荷70は、ハイサイドスイッチ素子21とローサイドスイッチ素子22の中点と第2入力端子12との間に接続されている。また、図1に示すように、逆接防止トランジスタ41における負荷駆動部20と電気的に接続された端子(ソース端子)が、逆接続されたショットキーバリアダイオード44と第1抵抗45を介して、第1入力端子11に接続されている。そして、逆接防止トランジスタ41の制御電極(ゲート電極)が、第1抵抗45を介して、第1入力端子11に接続されている。これに対して、保護トランジスタ42は、逆接防止トランジスタ41のゲート電極とソース端子との間に接続され、そのゲート電極が、並列接続された第2抵抗46とコンデンサ47とを介して、第2入力端子12に接続されている。
この構成により、逆接防止トランジスタ41のゲート電極には、第1抵抗45によって電圧降下された第1入力端子11の電圧が印加され、ゲート電極とソース端子との間には、ショットキーバリアダイオード44のアノード電極とカソード電極間の電圧が印加される。また、保護トランジスタ42のゲート電極には、第2抵抗46とコンデンサ47とによって電圧降下された第2入力端子12の電圧が印加される。したがって、図1に示すように、外部直流電源60が入力端子11,12に順接続された場合、逆接防止トランジスタ41のゲート電極に正の電圧が印加され、保護トランジスタ42のゲート電極にGND電位が印加される。この結果、逆接防止トランジスタ41はON状態、保護トランジスタ42はOFF状態となる。また、外部直流電源60が入力端子11,12に逆接続された場合、逆接防止トランジスタ41のゲート電極にGND電位が印加され、保護トランジスタ42のゲート電極に正の電圧が印加される。そのため、逆接防止トランジスタ41はOFF状態、保護トランジスタ42はON状態となる。
次に、順接続時の半導体装置100の動作を図4及び図5に基づいて説明する。図5に示すタイミングチャートの横軸は時間、縦軸は、任意単位を示している。そして、図4及び図5に示すGHは、ハイサイドスイッチ素子21のゲート電極に入力される制御信号(電圧)を示し、GLは、ローサイドスイッチ素子22のゲート電極に入力される制御信号(電圧)を示している。また、GATEは、逆接防止トランジスタ41のゲート電極の電圧を示し、SOURCEは、逆接防止トランジスタ41のソース端子(負荷駆動部20側の端子)の電圧を示している。上記した全ての電圧は、図4に示すGNDを基準電位としている。
また、図4及び図5に示すIPは、ハイサイドスイッチ素子21を流れる電流を示し、INは、ローサイドスイッチ素子22やローサイド還流素子24に流れ込む電流を示している。また、IMは、誘導性負荷70に流れる電流(IPとINが加算された電流)を示し、IICは、制御ICから流れ出てくる電流を示している。最後に、INMは、逆接防止トランジスタ41を流れる電流(IICからINを減算した電流)を示している。
図4に示すように、外部直流電源60が入力端子11,12に順接続された場合、逆接防止トランジスタ41はON状態、保護トランジスタ42はOFF状態となる。また、ショットキーバリアダイオード44に逆電圧が印加されるので、図5に示すように、スイッチ素子21,22の挙動に限らず、逆接防止トランジスタ41のゲート電極の電圧であるGATEは一定となり、制御ICから流れ出てくる電流IICも一定となる。しかしながら、スイッチ素子21,22の挙動によって、ローサイドスイッチ素子22に流れ込む電流INは変動するので、逆接防止トランジスタ41を流れる電流INMも、スイッチ素子21,22の挙動によって、変動する。
図5に示すように、時間t1から時間t2の間(以下、第1期間と示す)、スイッチ素子21,22の制御電極それぞれに、GND電位相当の制御信号(以下、Lo信号と示す)が入力される。これにより、第1期間において、ハイサイドスイッチ素子21がON状態になり、ローサイドスイッチ素子22がOFF状態になる。そのため、ハイサイドスイッチ素子21を流れる電流IPが増大し、誘導性負荷70を流れる電流IMも増大する。この時点で、ローサイドスイッチ素子22(ローサイド還流素子24)に向かう電流INは変動せず、逆接防止トランジスタ41を流れる電流INMも変動しない。なお、逆接防止トランジスタ41のソース端子の電圧であるSOURCEは数十〜数百mVだけグランド電位よりも高くなり、逆接防止トランジスタ41を流れる電流INMは、微量ながら流れる。
時間t2から時間t3の間(以下、第2期間と示す)、ハイサイドスイッチ素子21の制御電極に外部直流電源電圧相当の信号(以下、Hi信号と示す),ローサイドスイッチ素子22の制御電極にLo信号が入力される。これにより、第2期間において、スイッチ素子21,22それぞれがOFF状態になる。そのため、電流IPがゼロになり、電流IMが減少し始める。しかしながら、誘導性負荷70は、今まで流れていた電流と同一方向の電流を流そうとし、半導体装置100に回生電流が流れる。そのため、時間t2にて、SOURCEの電位が負の値となり、電流INMの電流の向きが逆転する。この結果、電流INMがローサイド還流素子24に流れ込み、電流INは急激に増大する。しかしながら、誘導性負荷70に蓄えられた電力の逓減にしたがって、SOURCEはゆっくりと逓減する。そのため、電流INMはゆっくり逓減し、電流INと電流IMもゆっくりと逓減する。
時間t3から時間t4の間(以下、第3期間と示す)、スイッチ素子21,22それぞれにHi信号が入力される。これにより、第3期間において、ハイサイドスイッチ素子21がOFF状態になり、ローサイドスイッチ素子22がON状態になる。そのため、電流IPはゼロのままであり、電流INはローサイドスイッチ素子22に流れ込む。この第3期間においても、誘導性負荷70は、今まで流れていた電流と同一方向の電流を流そうとし、半導体装置100に回生電流が流れる。しかしながら、誘導性負荷70に蓄えられた電力の逓減にしたがって、SOURCEはゆっくりと逓減する。そのため、電流INMはゆっくり逓減し、電流INと電流IMもゆっくりと逓減する。
時間t4から時間t5の間(以下、第4期間と示す)、ハイサイドスイッチ素子21の制御電極にHi信号,ローサイドスイッチ素子22の制御電極にLo信号が入力される。これにより、第4期間において、スイッチ素子21,22それぞれがOFF状態になる。そのため、電流IPはゼロのままであり、電流INはローサイド還流素子24に流れ込む。この第4期間においても、半導体装置100に回生電流が流れる。しかしながら、誘導性負荷70に蓄えられた電力の逓減にしたがって、SOURCEはゆっくりと逓減する。そのため、電流INMはゆっくり逓減し、電流INと電流IMもゆっくりと逓減する。
次に、保護トランジスタ42、第2抵抗46、コンデンサ47が除かれた半導体装置100における逆接続時の動作を図6及び図8に基づいて説明する。また、それに続いて、逆接接が解除された際の半導体装置100の動作を図7及び図8に基づいて説明する。ちなみに、図8に示すDRAINは、逆接防止トランジスタ41のドレイン端子(第2入力端子12側の端子)の電圧を示している。
図6に示すように、外部直流電源60が入力端子11,12に逆接続された場合、逆接防止トランジスタ41はOFF状態になり、逆接防止トランジスタ41を流れる電流IDはゼロになる。また、逆接防止トランジスタ41のドレイン端子は第2入力端子12に接続されているので、外部直流電源60の電圧が印加される。そして、逆接防止トランジスタ41のソース端子は第1入力端子11に接続されているので、GND電位になる。なお、この逆接時、ゲートドライバ25は動作せず、スイッチ素子21,22それぞれはOFF状態になっている。
逆接続時、半導体装置100には、図6に実線矢印で示す電流が流れる。すなわち、誘導性負荷70とハイサイド還流素子23とを介して、外部直電流電源60の正側から負側へと向かう電流が流れる。逆接続が解除されると、誘導性負荷70に蓄えられた電力のために、誘導性負荷70は、図7に実線矢印で示す電流を流そうとする。すなわち、誘導性負荷70は、逆接防止トランジスタ41とローサイド還流素子24とを介して、第2入力端子12から第3入力端子13へと向かう電流を流そうとする。したがって、図8に示すように、逆接防止トランジスタ41のドレイン端子に、誘導性負荷70の特性によって定められる逆起電力が印加される。そして、ソース端子の電圧が急激に下がり、ゲート電極の電圧が変動しないにも関わらず、GATEとSOURCE間の電圧VGSが閾値電圧以上に上昇する。これにより、電流IDが流れ、逆接防止トランジスタ41が損傷してしまう。
次に、半導体装置100における逆接続時の動作を図9及び図11に基づいて説明する。また、それに続いて、逆接接が解除された際の半導体装置100の動作を図10及び図11に基づいて説明し、本実施形態に係る半導体装置100の作用効果を説明する。
図9に示すように、外部直流電源60が入力端子11,12に逆接続された場合、逆接防止トランジスタ41はOFF状態、保護トランジスタ42はON状態となり、逆接防止トランジスタ41を流れる電流IDはゼロになる。
逆接続時、半導体装置100には、図6と同様にして、図9に実線矢印で示す電流が流れる。この逆接続が解除されると、誘導性負荷70に蓄えられた電力のために、誘導性負荷70は、図7に実線矢印で示す電流を流そうとする。しかしながら、上記したように、保護トランジスタ42はON状態になっている。そのため、逆接防止トランジスタ41のゲート電極に低電位が印加され、GATEとSOURCE間の電圧VGS≒0となる。このため、逆接防止トランジスタ41に電流は流れず、逆接防止トランジスタ41に損傷が生じることが抑制される。以上が、本実施形態に係る半導体装置100が主として奏する作用効果である。
また、本実施形態に係る逆接保護部40は、保護トランジスタ42のゲート電極と第2入力端子12との間に設けられた第2抵抗46を有する。これによれば、逆接続の解除時に、保護トランジスタ42のゲート電極に流れる電流によって、保護トランジスタ42に損傷が生じることが抑制される。
逆接保護部40は、第2抵抗46と並列接続されたコンデンサ47を有する。これによれば、逆接続時、逆接防止トランジスタ41のゲート電極よりも早く、保護トランジスタ42のゲート電極に電流が流れようとする。換言すれば、逆接防止トランジスタ41のゲート電極よりも早く、保護トランジスタ42のゲート電極の電位が上昇しようとする。そのため、保護トランジスタ42が、逆接防止トランジスタ41よりも早くON状態となり、逆接解除時、逆接防止トランジスタ41に電流が流れることが抑制される。これにより、第2抵抗にコンデンサが並列接続されていない構成と比べて、逆接防止トランジスタ41に損傷が生じることが抑制される。
保護トランジスタ42は、逆接防止トランジスタ41よりも、ON状態になる閾値電圧が低くなっている。これによれば、保護トランジスタ42が、逆接防止トランジスタ41よりも早くON状態となり、逆接解除時、逆接防止トランジスタ41に電流が流れることが抑制される。これにより、保護トランジスタが、逆接防止トランジスタよりも、閾値電圧が高い構成と比べて、逆接防止トランジスタ41に損傷が生じることが抑制される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では、逆接防止トランジスタ41、及び、保護トランジスタ42それぞれは、Nチャネル型MOSFETである例を示した。しかしながら、図12に示すように、保護トランジスタ42がIGBTである構成を採用することもできる。また、図13に示すように、逆接防止トランジスタ41がIGBTである構成を採用することもできる。
本実施形態では、逆接保護部40が、トランジスタ41,42の他に、ショットキーバリアダイオード44と、第1抵抗45と、第2抵抗46と、コンデンサ47と、を有する例を示した。しかしながら、逆接保護部40は、ショットキーバリアダイオード44と、第1抵抗45と、第2抵抗46と、コンデンサ47と、を有していなくとも良い。また、ショットキーバリアダイオード44に代えて、通常のダイオードを採用することもできる。
11・・・第1入力端子
12・・・第2入力端子
20・・・負荷駆動部
40・・・逆接保護部
41・・・逆接防止トランジスタ
42・・・保護トランジスタ
60・・・外部直流電源
70・・・誘導性負荷
100・・・半導体装置

Claims (5)

  1. 外部直流電源(60)が接続される第1入力端子(11)及び第2入力端子(12)と、
    前記第1入力端子が前記第2入力端子よりも高電位となるように、前記外部直流電源が前記第1入力端子及び前記第2入力端子に順接続された際、誘導性負荷(70)を駆動する負荷駆動部(20)と、
    前記第1入力端子が前記第2入力端子よりも低電位となるように、前記外部直流電源が前記第1入力端子及び前記第2入力端子に逆接続された際、前記負荷駆動部への通電を抑制する逆接保護部(40)と、を有する半導体装置であって、
    前記逆接保護部は、逆接続時、前記第2入力端子と前記負荷駆動部との電気的接続を遮断する逆接防止トランジスタ(41)、及び、逆接続時、前記逆接防止トランジスタの損傷を抑制する保護トランジスタ(42)を有しており、
    前記第1入力端子から前記第2入力端子に向かって、前記負荷駆動部、及び、前記逆接防止トランジスタが順次直列接続され、
    前記誘導性負荷が、前記負荷駆動部と前記第2入力端子との間に接続され、
    前記逆接防止トランジスタの制御電極が、前記第1入力端子に接続され、
    前記保護トランジスタが、前記逆接防止トランジスタの制御電極と前記負荷駆動部と電気的に接続された端子との間に接続され、
    前記保護トランジスタの制御電極が、前記第2入力端子に接続されており、
    前記逆接防止トランジスタ、及び、前記保護トランジスタそれぞれは、Nチャネル型MOSFET若しくはIGBTであることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記逆接保護部は、前記保護トランジスタの制御電極と前記第2入力端子との間に設けられた抵抗(46)を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記逆接保護部は、前記抵抗と並列接続されたコンデンサ(47)を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記保護トランジスタは、前記逆接防止トランジスタよりも、ON状態になる閾値電圧が低いことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記負荷駆動部は、ハイサイドスイッチ素子(21)とローサイドスイッチ素子(22)、及び、前記ハイサイドスイッチ素子に並列接続されたハイサイド還流素子(23)と前記ローサイドスイッチ素子に並列接続されたローサイド還流素子(24)を有しており、
    前記第1入力端子から前記第2入力端子に向かって、前記ハイサイドスイッチ素子、前記ローサイドスイッチ素子、及び、前記逆接防止トランジスタが順次直列接続され、
    前記誘導性負荷が、前記ハイサイドスイッチ素子と前記ローサイドスイッチ素子の中点と前記第2入力端子との間に接続されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の半導体装置。
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