JP2014050017A - 画像読取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートスルー方式の画像読取り装置において、原稿が重送された場合に読み取った画像の不良を未然に防止すること。
【解決手段】搬送経路上で原稿が重送されているか否かを検知する重送検知部と、原稿の表面画像を読み取る表面画像読取り部50と、原稿の裏面画像を読み取る裏面画像読取り部40と、を備えた画像読取り装置。重送検知部によって原稿が重送されていると検知された場合、センサSE1によって原稿D1,D2の先端から後端までの第1長さL1を検出し、センサSE2によって原稿D1,D2の先端から後端までの第2長さL2を検出し、L1,L2から変化量ΔLを算出し、変化量ΔLが所定範囲外であれば、表面画像データ及び裏面画像データを無効であると判断し、かつ、変化量ΔLが所定範囲内であれば、表面画像データ及び前記裏面画像データを有効であると判断する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像読取り装置、特に、原稿画像を光学的に読み取る画像読取り装置に関する。
一般に、原稿画像を光学的に読み取る画像読取り装置にあっては、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を一方向に移動する光学系によって読み取るプラテン方式と、静止している光学系の読取り位置を原稿を一方向に搬送しながら読み取るシートスルー方式とに大別される。シートスルー方式はプラテン方式に対して読取り生産性が高く、小型化、低コスト、低騒音という利点を有し、複写機などの画像形成装置に搭載されている。
また、前記シートスルー方式による画像読取り装置では、原稿トレイにセットされた原稿を1枚ずつ送り出して搬送し、該原稿の表面画像及び裏面画像をほぼ同時に読取ることが可能な利点を有している。しかしながら、シートスルー方式では、原稿トレイから原稿が2枚重なって送り出される不具合(以下、重送と記す)が発生するおそれがある。
従来では、前記重送を検出するためのセンサを設けることが一般的であり、重送を検知すると、ジャムした場合と同様に装置を停止させることが行われていた。しかし、いちいち装置を停止させてジャムした場合と同様の処理を行うようにすると、処理に時間を要し、処理時に原稿にダメージを与える場合がある。
近年の画像読取り装置では通紙性能が向上しており、重送状態でも原稿にダメージを与えることなく搬送される。このため、単に装置を停止させるよりも、搬送を継続して画像を読み取ってしまったほうが好ましい。特許文献1には、重送を検知すると、最先の原稿の画像を読み取った後、ユーザーに最先以外の原稿を再セットするように促し、最先以外の原稿を再読取りすることが記載されている。しかし、特許文献1では、原稿の片面画像を読み取ることしか考慮することはなく、原稿の両面画像を同時に読取る場合にまで言及することはない。また、特許文献2には、重送を検知すると、重送した原稿を第2排出部に排出し、残りの原稿は読取りを続け、全ての原稿を読み取った後に重送した原稿を再読取りして正しいページ位置に読み取った画像を挿入することが記載されている。しかし、この装置では、第2排出部を設ける必要があって装置が大型化するという問題点を有している。
ところで、原稿画像を読み取る際、画像不良が生じることは許されない。原稿の重なり具合によっては画像位置を誤って読み込んでしまうことが生じ得る。また、重送している原稿が読取り搬送中にずれることも考えられる。搬送ローラの構成や搬送経路の湾曲具合などにより、重送している原稿のいずれがずれているかも分からない。重送した原稿の画像を単に読み込んでしまうと、画像の位置ずれや画像の伸びなどの画像不良が発生してしまう。
特開2007−104578号公報 特開2011−066742号公報
本発明の目的は、シートスルー方式において、原稿が重送された場合に読み取った画像の不良を未然に防止できる画像読取り装置を提供することにある。
本発明の第1の形態である画像読取り装置は、
複数枚の原稿を積載するための原稿トレイと、
前記原稿トレイ上の原稿をピックアップして搬送経路を所定方向に搬送する搬送部と、
前記搬送経路上で原稿が重送されているか否かを検知する重送検知部と、
前記搬送経路上に備えられ、搬送されつつある原稿の表面画像を読み取る表面画像読取り部と、
前記搬送経路上に備えられ、搬送されつつある原稿の裏面画像を読み取る裏面画像読取り部と、
前記搬送経路上であって前記表面画像読取り部よりも搬送方向上流側に配置された第1原稿検知センサと、
前記搬送経路上であって前記裏面画像読取り部よりも搬送方向下流側に配置された第2原稿検知センサと、
前記表面画像読取り部及び前記裏面画像読取り部によって取得した表面画像データ及び裏面画像データに対して処理を行う画像処理部と、
制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記重送検知部によって原稿が重送されていると検知された場合、
前記第1原稿検知センサによって搬送方向における前記原稿の先端から後端までの第1長さを検出し、
前記第2原稿検知センサによって搬送方向における前記原稿の先端から後端までの第2長さを検出し、
前記第1検出長さと前記第2検出長さとを比較して変化量を算出し、前記変化量が所定範囲外であれば、前記表面画像読取り部及び前記裏面画像読取り部によって取得した表面画像データ及び裏面画像データを無効であると判断し、かつ、前記変化量が所定範囲内であれば、前記表面画像データ及び前記裏面画像データを有効であると判断すること、
を特徴とする。
本発明の第2の形態である画像読取り装置は、
複数枚の原稿を積載するための原稿トレイと、
前記原稿トレイ上の原稿をピックアップして搬送経路を所定方向に搬送する搬送部と、
前記搬送経路上で原稿が重送されているか否かを検知する重送検知部と、
前記搬送経路上に備えられ、搬送されつつある原稿の表面画像を読み取る表面画像読取り部と、
前記搬送経路上に備えられ、搬送されつつある原稿の裏面画像を読み取る裏面画像読取り部と、
前記搬送経路上であって前記表面画像読取り部よりも搬送方向上流側に配置された第1原稿検知センサと、
前記搬送経路上であって前記裏面画像読取り部よりも搬送方向下流側に配置された第2原稿検知センサと、
前記表面画像読取り部及び前記裏面画像読取り部によって取得した表面画像データ及び裏面画像データに対して処理を行う画像処理部と、
制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記重送検知部によって原稿が重送されていると検知された場合、
前記搬送経路を搬送されている原稿の先端が前記第1原稿検知センサで検知されてから前記第2原稿検知センサで検知されるまでの先端通過時間を検出し、
前記搬送経路を搬送されている原稿の後端が前記第1原稿検知センサで検知されてから前記第2原稿検知センサで検知されるまでの後端通過時間を検出し、
前記先端通過時間が所定範囲外であれば、前記表面画像読取り部によって取得した表面画像データを無効であると判断し、前記後端通過時間が所定範囲外であれば、前記裏面画像データを無効であると判断し、かつ、前記先端通過時間及び前記後端通過時間がそれぞれ所定範囲内であれば、前記表面画像データ及び前記裏面画像データを有効であると判断すること、
を特徴とする。
原稿の表裏両面画像を同時に読取り可能な前記画像読取り装置において、制御手段は、重送を検知した場合であっても表面画像及び裏面画像を読み取る。このとき、原稿の重なり具合(特に、搬送途中での重なり原稿のずれ)を検出し、その検出結果に応じて読み取った画像位置を確定させる。
第1の形態である画像読取り装置においては、重送状態で検出された第1検出長さと第2検出長さとを比較して変化量を算出し、この変化量が所定範囲外であれば、表面画像データ及び裏面画像データを無効であると判断するため、画像不良の発生が未然に防止される。
第2の形態である画像読取り装置は、重送状態にある原稿群の先端通過時間が所定範囲外であれば、表面画像データを無効であると判断し、後端通過時間が所定範囲外であれば、裏面画像データを無効であると判断するため、画像不良の発生が未然に防止される。
本発明によれば、シートスルー方式の画像読取り装置において、原稿が重送された場合に読み取った画像の不良を未然に防止できる。
一実施例である画像読取り装置を示す概略構成図である。 前記画像読取り装置の制御部を示すブロック図である。 第1制御例における重送状態を示すチャート図である。 第2制御例における重送状態を示すチャート図である。 画像読取り動作における制御手順(メインルーチン)を示すフローチャート図である。 画像読取り動作における制御手順(サブルーチンである重送モードでの読取り)を示すフローチャート図である。
以下、本発明に係る画像読取り装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、各図において同じ部材、部分には共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
(画像読取り装置の概略構成、図1参照)
まず、一実施例である画像読取り装置の概略構成について図1を参照して説明する。読取り光学系50はそれ自体周知のものであって、ランプ53とミラー54,55,56と、結像レンズ58と、撮像素子(CCD)59とで構成されている。ランプ53、ミラー54は第1スライダー51に搭載され、ミラー55,56は第2スライダー52に搭載されている。第1及び第2スライダー51,52は矢印Y方向に移動可能である。プラテンガラス10上に載置された原稿に関しては、第1スライダー51が速度Vで、第2スライダー52が速度V/2で矢印Y方向に移動することでその原稿の画像を読み取る。
一方、シートスルー方式による場合、光学系50を図1に示す読取り位置Aに静止させた状態で行われる。ここで、シートスルー方式による画像読取りに際して原稿を読取り位置Aに搬送する原稿搬送部3について説明する。
原稿搬送部3は、原稿トレイ21と、ピックアップローラ22と、給紙ローラ23a及び捌きローラ23bと、中間搬送ローラ対24と、レジストローラ対25と、第1読取りローラ対26と、第2読取りローラ対27と、第3読取りローラ対28と、排出ローラ対29と、排出トレイ30とで構成されている。各種ローラとガイド板によって搬送経路が形成されている。
原稿は複数枚のものが表面を上側にしてトレイ21上に積載され、トレイ21に設けたセンサSE11,SE12などによってそのサイズが検出される。センサSE1,SE2などによるトレイ21上での原稿サイズ(定型サイズ)の検出機構は周知である。
原稿は、最上層のものからピックアップローラ22によってピックアップされ、給紙ローラ23aと捌きローラ23bとの間を1枚に捌かれて矢印a方向に給紙される。その後、原稿は、中間搬送ローラ対24を介して、かつ、レジストローラ対25で斜行補正を施され、読取りローラ対26,27,28の順に搬送され、排出ローラ対29からトレイ30上に排出される。なお、原稿を1枚ずつ捌いて給紙する動作、及び、レジストローラ対25による原稿のレジスト動作(斜行補正)は従来から周知であり、それらの詳細は省略する。
搬送経路には、重送検知センサSE5、第1原稿検知センサSE1、第2原稿検知センサSE2及び裏面画像読取り用の密着型イメージセンサ40が配置されている。重送検知センサSE5は、例えば、搬送経路を挟んで配置された超音波の発信素子と受信素子とからなり、給紙ローラ23aと中間搬送ローラ対24との間に配置されている。原稿が通過する際の受信素子の出力レベル(超音波の原稿透過率)によって、1枚の原稿が搬送されたのか、2枚の原稿が搬送されたのかを検知することができる。なお、近年では原稿給紙能力が向上しており、重送は2枚重ねが通常であり、3枚以上の重送は実質的に考慮する必要はない。
搬送経路を搬送される原稿は、前記読取り光学系50によって読取り位置Aにて表面の画像を読み取られる。密着型イメージセンサ40は、読取りローラ対27,28の間に配置されている。搬送される原稿は、密着型イメージセンサ40によって読取り位置Bにて裏面の画像を読み取られる。
第1原稿検知センサSE1は、搬送経路上であって読取り光学系50による読取り位置Aよりも搬送方向上流側(第1読取りローラ対26の直後)に配置されている。第2原稿検知センサSE2は、搬送経路上であって密着型イメージセンサ40による読取り位置Bの搬送方向下流側(排出ローラ対29の直前)に配置されている。
(制御部、図2参照)
前記画像読取り装置の制御部は、図2に示すように、CPU60を中心として構成されている。CPU60には前記センサSE1,SE2,SE5,SE11,SE2などからの検知信号が入力される。また、CPU60は、スライダ51,52の駆動回路61、照明光源であるランプ53の駆動回路62、搬送用ローラ類の駆動回路63を制御する。さらに、CPU60は読み取った画像データを処理する画像データ処理部64を制御する。
(第1制御例、図3参照)
ここで、前記画像読取り装置による第1制御例を説明する。この第1制御例において、CPU60は、重送検知センサSE5によって原稿D1,D2が重送されていると検知された場合、第1原稿検知センサSE1によって搬送方向bにおける原稿D1,D2の先端から後端までの第1検出長さL1を検出するとともに、第2原稿検知センサSE2によって搬送方向bにおける原稿D1,D2の先端から後端までの第2検出長さL2を検出する。そして、第1検出長さL1と第2検出長さL2とを比較して以下の式で表わされる変化量ΔLを算出する。
変化量ΔL={(L2−L1)/L1}×100(%)
前記変化量ΔLが所定範囲外であれば、読取り光学系50で読み取った表面画像データ、及び密着型イメージセンサ40で読み取った裏面画像データを無効であると判断する。一方、前記変化量ΔLが所定範囲内であれば、表面画像データ及び裏面画像データを有効であると判断する。以上の制御によって、原稿が重送された場合に読み取った画像の不良を未然に防止することができる。
変化量ΔLについて説明すると、例えば、本画像読取り装置がオフィス向けの複合機能を備えた画像形成装置(ファクシミリ機能や他の情報処理機器との通信機能などを備えている)に搭載されているのであれば、変化量ΔLは0.5に設定される。即ち、ΔL≦0.5であれば、読み取った表面画像データ及び裏面画像データを有効であると判断し、ΔL>0.5であれば、それらを無効であると判断する。また、本画像読取り装置が商業印刷機器として用いられる画像形成装置に搭載されているのであれば、変化量ΔLは0.15に設定される。つまり、変化量ΔLは、用途に合った仕様を基に決めればよく、固定値ではなく、ユーザーや印刷条件に応じて可変としてもよい。
また、センサSE1,SE2は読取り位置A,Bに近い位置に配置されるほうが、長さL1,L2を精度よく検出することができる。本実施例では、長さL1,L2を検出するためのセンサSE1,SE2を既存の原稿検出センサにて兼用している。既存のセンサにて代用することで、新たに専用のセンサを設ける必要がなく、コストの上昇を抑えることができる。また、検出精度が特に劣ることもない。
(第2制御例、図4参照)
ここで、前記画像読取り装置による第2制御例を説明する。この第2制御例において、CPU60は、重送検知センサSE5によって原稿D1,D2が重送されていると検知された場合、搬送方向bにおける原稿D1,D2の先端が第1原稿検知センサSE1で検知されてから第2原稿検知センサSE2で検知されるまでの先端通過時間t1を検出し、この先端通過時間t1が所定範囲外であれば、1枚目の原稿D1が搬送途中でずれたのであるから、読取り光学系50によって読み取った表面画像データを無効であると判断する。また、搬送方向bにおける原稿D1,D2の後端が第1原稿検知センサSE1で検知されてから第2原稿検知センサSE2で検知されるまでの後端通過時間t2を検出し、この後端通過時間t2が所定範囲外であれば、2枚目の原稿D2が搬送途中でずれたのであるから、密着型イメージセンサ40で読み取った裏面画像データを無効であると判断する。一方、先端通過時間t1及び後端通過時間t2がそれぞれ所定範囲内であれば、表面画像データ及び裏面画像データを有効であると判断する。以上の制御によって、原稿が重送された場合に読み取った画像の不良を未然に防止することができる。
通過時間tの理論値は(搬送距離)/(搬送速度)である。本第2制御例において、搬送距離とはセンサSE1,SE2間の距離であり、搬送速度は予め設定されている。有効・無効の判断基準となる所定範囲(時間)については、前記第1制御例と同様に、本画像読取り装置が搭載される画像形成装置の仕様に基づいて決定すればよい。この所定範囲(時間)は、固定値ではなく、ユーザーや印刷条件に応じて可変としてもよい。
(制御手順、図5及び図6参照)
前記画像読取り装置における制御手順は図5及び図6に示すとおりである。即ち、読取り動作は、まず、トレイ21から原稿の給紙を開始し(ステップS1)、センサSE5にて重送が検知されると(ステップS2でYES)、重送モードでの読取りを実行する(ステップS3)。その後、重送リカバリーモードを実行する(ステップS4)。重送リカバリーモードとは、重送して無効と判断された画像データの原稿を再度トレイ21にセットして画像の再読込みを実行する処理である。従来でも採用されている処理であり、その詳細は省略する。一方、重送されていないのであれば(ステップS2でNO)、通常モードでの読取りを実行する(ステップS5)。
次に、前記ステップS3で実行されるサブルーチン(前記第2制御例での重送モードでの読取り)を説明する。まず、センサSE1を重送原稿D1,D2の先端が通過すると(ステップS11でYES)、1枚目の原稿D1の表面画像及び2枚目の原稿D2の裏面画像の読取り開始タイミングを決定する(ステップS12)。続いて、原稿D1,D2の先端がセンサSE1からセンサSE2まで通過する時間t1の測定を開始する(ステップS13)。
センサSE1を重送原稿D1,D2の後端が通過すると(ステップS14でYES)、前記表面画像及び前記裏面画像の読取り領域を決定するとともに(ステップS15)、原稿D1,D2の後端がセンサSE1からセンサSE2まで通過する時間t2の測定を開始する(ステップS16)。
その後、先端通過時間t1が所定時間内であれば(ステップS17でYES)、読取り光学系50で読み取った表面画像データを有効と判断し、表面画像データの領域を確定する(ステップS18)。先端通過時間t1が所定時間外であれば(ステップS17でNO)、表面画像データを無効と判断する(ステップS19)。
次に、裏面画像も読取るモードが設定されており(ステップS20でYES)、後端通過時間t2が所定時間内であれば(ステップS21でYES)、密着型イメージセンサ40で読み取った裏面画像データを有効と判断し、裏面画像データの領域を確定する(ステップS22)。後端通過時間t2が所定時間外であれば(ステップS21でNO)、裏面画像データを無効と判断する(ステップS23)。
(他の実施例)
なお、本発明に係る、画像読取り装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、原稿搬送経路の構成やトレイ21,30の構成などは任意である。また、シートスルー方式専用の画像読取り装置であってもよい。
以上のように、本発明は、画像読取り装置に有用であり、特に、原稿が重送された場合に読み取った画像の不良を未然に防止できる点で優れている。
3…原稿搬送部
21…原稿トレイ
40…密着型イメージセンサ
50…読取り光学系
60…CPU
61…LED駆動回路
64…画像処理部
A,B…読取り位置
b…原稿搬送方向
SE1,SE2…原稿検出センサ
SE5…重送検知センサ

Claims (3)

  1. 複数枚の原稿を積載するための原稿トレイと、
    前記原稿トレイ上の原稿をピックアップして搬送経路を所定方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送経路上で原稿が重送されているか否かを検知する重送検知部と、
    前記搬送経路上に備えられ、搬送されつつある原稿の表面画像を読み取る表面画像読取り部と、
    前記搬送経路上に備えられ、搬送されつつある原稿の裏面画像を読み取る裏面画像読取り部と、
    前記搬送経路上であって前記表面画像読取り部よりも搬送方向上流側に配置された第1原稿検知センサと、
    前記搬送経路上であって前記裏面画像読取り部よりも搬送方向下流側に配置された第2原稿検知センサと、
    前記表面画像読取り部及び前記裏面画像読取り部によって取得した表面画像データ及び裏面画像データに対して処理を行う画像処理部と、
    制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記重送検知部によって原稿が重送されていると検知された場合、
    前記第1原稿検知センサによって搬送方向における前記原稿の先端から後端までの第1長さを検出し、
    前記第2原稿検知センサによって搬送方向における前記原稿の先端から後端までの第2長さを検出し、
    前記第1検出長さと前記第2検出長さとを比較して変化量を算出し、前記変化量が所定範囲外であれば、前記表面画像読取り部及び前記裏面画像読取り部によって取得した表面画像データ及び裏面画像データを無効であると判断し、かつ、前記変化量が所定範囲内であれば、前記表面画像データ及び前記裏面画像データを有効であると判断すること、
    を特徴とする画像読取り装置。
  2. 前記処理部は、前記表面画像データに関しては原稿の先端を基準に画像データを抽出し、前記裏面画像データに関しては原稿の後端を基準に画像データを抽出すること、を特徴とする請求項1に記載の画像読取り装置。
  3. 複数枚の原稿を積載するための原稿トレイと、
    前記原稿トレイ上の原稿をピックアップして搬送経路を所定方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送経路上で原稿が重送されているか否かを検知する重送検知部と、
    前記搬送経路上に備えられ、搬送されつつある原稿の表面画像を読み取る表面画像読取り部と、
    前記搬送経路上に備えられ、搬送されつつある原稿の裏面画像を読み取る裏面画像読取り部と、
    前記搬送経路上であって前記表面画像読取り部よりも搬送方向上流側に配置された第1原稿検知センサと、
    前記搬送経路上であって前記裏面画像読取り部よりも搬送方向下流側に配置された第2原稿検知センサと、
    前記表面画像読取り部及び前記裏面画像読取り部によって取得した表面画像データ及び裏面画像データに対して処理を行う画像処理部と、
    制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記重送検知部によって原稿が重送されていると検知された場合、
    前記搬送経路を搬送されている原稿の先端が前記第1原稿検知センサで検知されてから前記第2原稿検知センサで検知されるまでの先端通過時間を検出し、
    前記搬送経路を搬送されている原稿の後端が前記第1原稿検知センサで検知されてから前記第2原稿検知センサで検知されるまでの後端通過時間を検出し、
    前記先端通過時間が所定範囲外であれば、前記表面画像読取り部によって取得した表面画像データを無効であると判断し、前記後端通過時間が所定範囲外であれば、前記裏面画像データを無効であると判断し、かつ、前記先端通過時間及び前記後端通過時間がそれぞれ所定範囲内であれば、前記表面画像データ及び前記裏面画像データを有効であると判断すること、
    を特徴とする画像読取り装置。
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