JP2014049373A - コネクタの接続構造 - Google Patents

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光一 中山
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友和 山根
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Abstract

【課題】コネクタの接続作業時の安全性の確保と、インターロックの設置数を削減し、かつ、端子台の設計自由度を向上させること。
【解決手段】電線13の端末が接続される端子金具15を有するコネクタ1、該コネクタの先端部が挿入される挿入口7が設けられ、電気機器が収容されるケース5、該ケースに収納されて端子金具がそれぞれ接続される端子台3、該ケースに挿入されたコネクタの端子金具を端子台に接続する際に使用するケースの作業口9を開閉する蓋部11、電線から電気機器への通電の許容と阻止を切り替えるインターロックを備えるコネクタの接続構造において、インターロックは、コネクタの挿入方向の先端部に支持される第1インターロック部29と、蓋部に支持される第2インターロック部67を備え、これらは、コネクタの先端部がケース内に挿入され、かつ作業口が蓋部によって閉じられたときに、互いに電気的に接続可能に形成され、互いに接続されていないときは、電線から電気機器への通電を阻止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気機器を収納するケースの端子台にコネクタを接続するためのコネクタの接続構造に係り、特にインターロックを有するコネクタの接続構造に関する。
従来から、移動体としての自動車には、種々の電気機器が搭載されている。例えば、ハイブリッドカーや電気自動車には、三相交流のモータや、このモータにバッテリからの直流電力を交流電力に変換して供給するインバータ等の電気機器が搭載されている。これらの電気機器は、それぞれ別々のシールドケースに収納され、ケーブルを介して互いに接続される。ケーブルは、複数の電線と、これらの電線の端末に接続されるコネクタを備えている。コネクタは、複数の電線の端末にそれぞれ接続される複数の端子金具を有している。コネクタの端子金具は、シールドケースに収納される端子台と接続されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
シールドケースには、コネクタが挿入される挿入口と、挿入口に挿入されたコネクタの端子金具と端子台とをボルトによって締結するための作業口が設けられている。この作業口はシールドケースにボルトによって固定される蓋部を取り外すことで開口する。
ところで、この種のシールドケースの端子台にコネクタを接続する構造には、電線から電気機器への通電の許容と阻止を切り替えるインターロックが設けられている。このインターロックは、コネクタが挿入口を介してシールドケース内の所定位置まで挿入されているか否かを検知するインターロックと、作業口が蓋部によって閉じられているか否かを検知するインターロックの2つのインターロックから構成される。これらのインターロックは、いずれも一対のインターロック部(例えば、内部に導体が収納された筒状の部材)を備えており、この一対のインターロック部が互いに電気的に接続されたときにインターロックがオンになる。具体的には、両方のインターロックがオンしていないときは、電線から電気機器への導通が阻止され、両方のインターロックがオンのときは、電線から電気機器への導通が許容される。
例えば、前者のコネクタの挿入確認用のインターロックは、端子台とコネクタにそれぞれインターロック部が設けられ、後者の作業口の開閉確認用のインターロックは、端子台と蓋部にそれぞれインターロック部が設けられている。このように2つのインターロックを組み込むことにより、コネクタの接続作業時に、挿入口や作業口を通じて誤って端子台に作業者の手が触れたときの感電を防ぐことができる。
特開2011−124062号公報
しかしながら、このように2種類のインターロックを設けた場合、端子台に2つのインターロック部を設けなければならず、インターロック部を設けるスペースが大きくなることから、端子台とシールドケースの小型化が難しくなるという問題がある。また、2種類のインターロックを設けたことで、部品点数が増加し、製造コストの上昇を招くことになる。また、端子台に設けられるインターロック部は、例えばコネクタの挿入位置や挿入方向によって設置位置が制限されるため、端子台の設計自由度が制限されるといった問題がある。
本発明は、コネクタの接続作業時の安全性を確保しつつ、インターロックの設置数を削減し、かつ、端子台の設計自由度を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の電線の端末がそれぞれ接続される複数の端子金具を有するコネクタと、このコネクタの先端部が挿入される挿入口が設けられ、電気機器が収容されるケースと、このケースに収納されて端子金具がそれぞれ接続される端子台と、ケースに挿入されたコネクタの端子金具を端子台に接続する際に使用するケースの作業口を開閉する蓋部と、電線から電気機器への通電の許容と阻止を切り替えるインターロックとを備えるコネクタの接続構造において、インターロックは、コネクタの挿入方向の先端部に支持される導体を有する第1インターロック部と、蓋部に支持される導体を有する第2インターロック部とを備え、第1インターロック部と第2インターロック部は、コネクタの先端部がケース内に挿入され、かつ作業口が蓋部によって閉じられたときに、互いに電気的に接続可能に形成され、第1インターロック部と第2インターロック部が互いに接続されていないときは、電線から電気機器への通電を阻止し、第1インターロック部と第2インターロック部が互いに接続されているときは、電線から電気機器への通電を許容することを特徴とする。
これによれば、コネクタの先端部がケース内に挿入され、かつ作業口が蓋部によって閉じられたときに、はじめて第1のインターロック部と第2のインターロック部が電気的に接続される。ここで、インターロックは、第1のインターロック部と第2のインターロック部が電気的に接続されたときに、電線から電気機器への通電を許容するため、コネクタの先端部がケース内に挿入され、かつ作業口が蓋部によって閉じられるまでは、電線から電気機器への通電が阻止される。したがって、本発明では、第1のインターロック部と第2のインターロック部が接続されているか否かを検知する1つのインターロックを備えるだけで、コネクタの接続作業時の安全性を確保することができる。また、本発明では、端子台にインターロック部を設ける必要がないため、端子台の設計自由度を高めることができ、しかも端子台やケースの小型化を実現できる。
この場合において、第1インターロック部は、コネクタの先端部がケース内に挿入された状態で、作業口に向かって立ち上げて形成され、コネクタの先端部がケース内に挿入されてから、作業口が蓋部によって閉じられるときに、第1インターロック部と第2インターロック部が電気的に接続されるように構成してもよい。
これによれば、コネクタの挿入、蓋部の取り付けの順序によってのみ、第1のインターロック部と第2のインターロック部が接続されるため、作業手順の誤りを防ぎ、作業精度と作業時の安全性を高めることができる。
また、上記に代えて、インターロックは、第1インターロック部が、コネクタの挿入方向に延在して形成され、第2インターロック部が、蓋部に沿ってスライド可能に支持される支持部材の先端部に取り付けられ、コネクタがケースに挿入され、かつ作業口が蓋部によって閉じられた状態で、支持部材をスライドさせることにより、第1インターロック部と第2インターロック部が電気的に接続されてなるものとしてもよい。
さらに、上記に代えて、インターロックは、両端に開口部が設けられて全体としてL字状をなして端子台に支持される中継コネクタを備え、開口部の一方は、挿入口に挿入されるコネクタの第1インターロック部が接続可能に形成され、開口部の他方は、作業口を閉じた蓋部の第2インターロック部が接続可能に形成されてなり、第1インターロック部と第2インターロック部は、これらが中継コネクタの開口の両端にそれぞれ接続されたときに互いに電気的に接続されてなるものとしてもよい。
本発明によれば、コネクタの接続作業時の安全性を確保しつつ、インターロックの設置数を削減し、かつ、端子台の設計自由度を向上させることができる。
本発明に係るコネクタの接続構造の第1の実施形態のコネクタの分解斜視図である。 本発明に係るコネクタの接続構造に係る端子台の外観斜視図である。 本発明に係るコネクタの接続構造の第1の実施形態において、第1インターロック部と第2インターロック部とが接続される構造の分解斜視図である。 図3の構成が組み立てられた状態を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタの接続構造の第2の実施形態のコネクタの分解斜視図である。 本発明に係るコネクタの接続構造の第2の実施形態の蓋部の分解斜視図である。 図6の蓋部の動作を説明する図である。 本発明に係るコネクタの接続構造の第2の実施形態において、第1インターロック部と第2インターロック部とが接続される構造の斜視図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明を適用してなるコネクタの接続構造の第1の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態のコネクタの接続構造は、複数の電線と電気機器の端子台とを電気的に接続するためのものであり、例えば、ハイブリッドカーや電気自動車などに搭載されるモータやバッテリなどに一端が接続された複数の電線の他端に接続されるコネクタを所定の電気機器(例えば、インバータ)の端子台に接続するためのものである。なお、図1に示す矢印Xは、電線の配列方向、及び、コネクタの幅方向を示し、矢印Yは、電線の軸方向及びコネクタの挿入方向を示し、矢印Zは、電線の配列方向と直交する方向、及び、コネクタの厚み方向を示している。
図1に示すコネクタ1は、図2に示す端子台3に接続される。端子台3は、図2の点線で示す導電性のシールドケース5内に図示しないインバータとともに収納される。端子台3は、コネクタ1の電線とインバータを電気的に接続するためのものである。シールドケース5には、端子台3と対向する側壁にコネクタ1の先端部を挿入するための挿入口7と、挿入口7に挿入されたコネクタ1の端子金具を端子台3のバスバに接続する際に使用する作業口9と、作業口9を開閉する導電性の蓋部11が設けられる。作業口9は、端子台3のバスバ(後述)を下方に臨む位置に設けられ、端子台3と略同じ外形形状に形成される。蓋部11は、複数のボルトによってシールドケース5に固定され、コネクタ1の取付作業時には、これらのボルトを外すことでシールドケース5から取り外すことが可能になっている。
本実施形態のコネクタ1は、図1に示すように、2本の電線13と、これらの電線13の端末がそれぞれ圧着される端子金具15と、端子金具15を支持する絶縁性のハウジング17と、ハウジング17を収納する導電性のシールドシェル19と、シールドシェル19の外周面に沿って取り付けられるリング21と、電線13を保持するホルダ23と、ハウジング17の外周面に沿って取り付けられるパッキン25と、電線13の外周面に沿って取り付けられるゴム栓27と、ハウジング17に支持される第1インターロック部29を備えている。
ハウジング17は、図示しない貫通孔が設けられた平板状の端子ブロック31と、端子ブロック31の一方の面、つまりコネクタ1の挿入方向の面には、挿入口7と略同じ形状の外形形状を有する筒状部33が突出して形成され、筒状部33の内側には端子金具15が通される貫通孔35が並列に2個形成されている。筒状部33の外周面にはパッキン25が装着され、筒状部33の外周面と挿入口7の内周面との隙間がシールされる。
ハウジング17の他方の面、つまり端子ブロック31の筒状部33と反対側の面には、電線13が通される図示しない貫通孔を有する電線支持部37が形成される。電線支持部37の貫通孔に通された電線13の外周面にはそれぞれゴム栓27が装着され、電線13の外周面と電線支持部37の貫通孔の内周面との隙間がシールされる。ホルダ23は、各電線13をそれぞれ包み込む円環状の部材を連結するとともに、上下2つに分割可能に形成される。ホルダ23は、各電線13に取り付けられた後、電線13に沿って移動させることにより、電線支持部37に嵌着される。このとき、ホルダ23の外周部に設けられた被係止部39は、電線支持部37の外周部に設けられた係止部41に係止されるようになっている。
シールドシェル19は、ハウジング17の端子ブロック31と電線支持部37をそれぞれ包み込むように形成され、コネクタ1を挿入する側に折り曲げられた2つの取付部43を有している。各取付部43には、シールドシェル19をシールドケース5に取り付けるためのボルト孔45が設けられている。
端子金具15は、導電性を有する略矩形の平板材を加工して形成され、コネクタ1の挿入方向の先端側には、端子金具15を端子台3に固定するためのボルト孔47が設けられ、基端側には、電線13の露出した芯線が圧着接続される。
ハウジング17の先端部、つまり筒状部33の端面には、貫通孔35を有する2つの筒壁49が突出して形成される。また、筒状部33の端面には、第1インターロック部29が突出して形成される。第1インターロック部29は、四角筒状の筒壁を延在させて形成され、コネクタ1の挿入方向(Y方向)に延びる水平部51と、水平部51の先に連なって形成され、水平部51と直交する方向(Z方向)に立ち上がる鉛直部53を有している。第1インターロック部29は、鉛直部53の内部に、導体55が収納されている。導体55は、図示しないインターロック回路と電気的に接続される。第1インターロック部29は、コネクタ1の筒状部33が挿入口7から挿入された状態で、鉛直部53が作業口9に向かって立ち上がって形成される。
このようにして構成されるコネクタ1は、例えば、端子金具15が接続された各電線13をそれぞれハウジング17に挿入し、電線1が挿入されたハウジング17をシールドシェル19に収納することによって組み立てられる。組み立てられたコネクタ1は、図4に示すように、2つの端子金具15がそれぞれハウジング17の筒状部33の端面からコネクタ1の挿入方向(Y方向)に向かって同じ長さで突出し、互いに平行に配置される。第1インターロック部29が筒状部33の端面からコネクタ1の挿入方向(Y方向)に向かって突出する長さは、端子金具15が突出する長さよりも短くなっている。
端子台3は、導体である複数の平板状のバスバ57を絶縁支持する樹脂製の部材であり、囲い壁59a〜59cと、これらの隣り合う囲い壁59a〜59c同士を互いに連結する連結部61とが一体的に形成されている。囲い壁59a〜59cはそれぞれ底面63を取り囲んで形成される。囲い壁59aの底面63には2つの導電性のバスバ57が支持され、囲い壁59b、59cの底面63にはそれぞれ3つのバスバ57が支持される。各バスバ57は、底面63と当接する面にボルト孔65が設けられている。本実施形態では、囲い壁59aのバスバ57にコネクタ1を接続する例について説明する。
囲い壁59aの底面63に支持される2つのバスバ57は、いずれも矩形に形成され、インバータと電気的に接続される。底面63には、各バスバ57のボルト孔65と対向する位置にボルトが螺合する孔が形成されている。
次に、コネクタ1をシールドケース5及び端子台3に接続する手順について説明する。まず、蓋部11をシールドケース5に固定しているボルトを抜いて蓋部11を取り外すことにより、作業口9を全開にする。続いて、挿入口7からコネクタ1を挿入し、コネクタ1の挿入方向に面する端子ブロック31の端面をシールドケース5の挿入口7の周縁に当接させる。そして、シールドシェル19の取付部43のボルト孔45にボルトを通し、図示しないシールドケース5の孔に螺合させることで、コネクタ1をシールドケース5に固定する。
コネクタ1がシールドケース5に固定されると、シールドケース5の内部では、コネクタ1から突出する2本の端子金具15が、それぞれ端子台3のバスバ57と当接するか、或いは、端子台3と僅かの隙間をあけて対向して配置される。そして、開放された作業口9を介してそれぞれの端子金具15のボルト孔47に通された図示しないボルトを対向するバスバ57のボルト孔65に通し、ボルト孔65に通されたボルトを底面63の孔にそれぞれ螺合させることによって端子金具15をバスバ57に接続する。
一方、蓋部11は、第1インターロック部29と接続される第2インターロック部67を支持している。図3に示すように、蓋部11には、断面円形の貫通孔69が設けられ、蓋部11の一方の面、つまりシールドケース5の内側を向いた面には、貫通孔69の開口周縁から蓋部11と直交する方向に向かって角筒状の筒壁71が立設している。第2インターロック部67は、図示しない導体を内部に収納して角筒状に形成され、先端部を筒壁71の端面から突出させて、筒壁71内に支持される。
こうして第2インターロック部67を収納した貫通孔69の開口部は、円柱状のゴム栓73によって封止され、その上からキャップ75が装着される。キャップ75の外側面には被係止部77が形成され、蓋部11の開口周縁に設けられた係止部79と係止されることで、キャップ75の抜け止めがなされる。筒壁71から突出する第2インターロック部67は、コネクタ1をシールドケース5に挿入後、蓋部11によって作業口9を閉じるときに、第1のインターロック部29と接続可能に形成される。
コネクタ1が挿入口7から挿入された後、作業口9が蓋部11によって閉じられると、図4に示すように、蓋部11に支持された第2インターロック部67が第1インターロック部29の鉛直部53の開口に挿入される。第2インターロック部67が第1インターロック部29に挿入されると、第1インターロック部29と第2インターロック部67は互いに電気的に接続される。なお、図3、4では、蓋部11を実際の形状の一部で表している。
本実施形態のインターロックは、電線13からインバータへの通電の許容と阻止を切り替えるためのものであり、第1インターロック部29と、第2インターロック部67と、これらのいずれかと接続されるインターロック回路を備える。インターロック回路は、第1インターロック部29と第2インターロック部67が互いに電気的に接続されているか否かを電気的に検知する機能を有しており、第1インターロック部29と第2インターロック部67が電気的に接続されていないときは、電線13からインバータへの通電を阻止し、電気的に接続されているときは、電線13からインバータへの通電を許容する。
本実施形態によれば、コネクタ1の筒状部33を挿入口7を介してシールドケース5内の所定位置まで挿入後、作業口9が蓋部11によって閉じられることにより、第2インターロック部67は、作業口9に向かって立ち上げられる第1インターロック部29の鉛直部53の開口に差し込まれる(図4)。すると、第1インターロック部29と第2インターロック部67が電気的に接続され、これらが電気的に接続されたことをインターロックが検知すると、電線13からインバータへの通電が許容される。
このように、本実施形態によれば、第1インターロック部29と第2インターロック部67が電気的に接続されているか否かを検知するインターロックを1つ備えるだけで、コネクタ1の挿入の有無と作業口9の開閉の両方を検知することができる。そして、コネクタ1が挿入口7から挿入され、かつ作業口9が蓋部11によって閉じられているときだけ、電線13からインバータへの通電が許容されるため、コネクタ1の接続作業時の安全性を確保することができる。よって、例えば、挿入口7と作業口9のいずれか一方が開放されたままの状態で、作業者が端子台3のバスバ57に触れたとしても、電線13とインバータは通電されていないため、感電を防ぐことができる。しかも、本実施形態では、インターロックの設置数が1個で済むため、部品点数を削減して製品コストを低減することができる。また、本実施形態では、従来のように、端子台3にインターロックの構成部品を設ける必要がないため、端子台3の設計自由度を高めることができ、端子台3やシールドケース5の小型化を実現できる。
また、本実施形態では、コネクタ1を挿入口7から挿入後、作業口9を蓋部11によって閉じない限り、コネクタ1と蓋部11をそれぞれ適正な位置に組み付けることができない。すなわち、蓋部11によって作業口9を閉じてから、コネクタ1を挿入口7に挿入した場合、構造上、第1インターロック部29と第2インターロック部67が干渉してしまうため、蓋部11が適正な位置に組み付けられても、コネクタ1を適正な位置に組み付けることができなくなる。したがって、本実施形態によれば、組み付け作業の精度と作業の安全性を高めることができる。
本実施形態では、第2インターロック部67が第1インターロック部29に挿入されることでこれらが接続される例を説明したが、第1インターロック部29と第2インターロック部67が直接電気的に接続される構成であれば、この例に限定されるものではない。例えば、本実施形態とは逆に、第1インターロック部29が第2インターロック部67に挿入されるようになっていてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明を適用してなるコネクタの接続構造の第2の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態のコネクタの接続構造が第1の実施形態と相違する点は、インターロックを構成する第1インターロック部と第2インターロック部の接続構造にある。以下、第1の実施形態と相違する点を中心に具体的に説明する。
本実施形態のインターロックは、第1インターロック部81と、第2インターロック部83と、第1インターロック部81と接続されるインターロック回路を備える。第1インターロック部81は、図5に示すように角筒状に形成され、図示しない導体が内部に収納されている。第1インターロック部81は、コネクタ85の筒状部33の端面からコネクタ1の挿入方向(Y方向)に突出して設けられ、2つの筒壁49の間に配置されている。
図6に示すように、蓋部11は、有底の丸穴87が形成され、丸穴87の底面89には直線状の貫通溝91が設けられる。貫通溝91は、溝の長手方向に沿って両側面が段付き形状をなして形成され、貫通溝91の段付き形状と係合し合う支持部材93のスライド部95がスライド可能に支持される(図7)。
支持部材93は、帯状の金属板材を加工して形成される。図7に示すように、支持部材93は、貫通溝91のスライド方向と直交する方向に延在して設けられ、その延在する先を略直角に折り曲げた先に第2インターロック部83が取り付けられる。第2インターロック部83は角筒状に形成され、作業口9が蓋部11によって閉じられたときに、第1インターロック部81と同軸上に配置されるように形成される。蓋部11は、スライド部95が貫通溝91に支持された状態で丸穴87に円筒状のキャップ97が取り付けられる。キャップ97の外周面には、オーリング99が装着され、キャップ97の外周面と丸穴87の内周面との隙間がシールされるようになっている。
本実施形態では、コネクタ85の筒状部33が挿入口7からシールドケース5内の所定位置まで挿入された状態で作業口9が蓋部11によって閉じられる。このとき、第2インターロック部83は、支持部材93を介して、キャップ97が取り付けられていない蓋部11によって支持されている。また、支持部材93のスライド部95は、コネクタ85から最も離れた貫通溝91の一端部に支持されている。
次に、支持部材93のスライド部95を貫通溝91に沿って図7の矢印の方向、つまりコネクタ85に近づける方向にスライドさせて貫通溝91の他端部に位置させる。これにより、第2インターロック部83は第1インターロック部81に冠着され、第1インターロック部81と第2インターロック部83が電気的に接続される。なお、第1インターロック部81と第2インターロック部83が接続された後は、第1の実施形態と同様、インターロックの動作によって電線13からインバータへの通電が許容される。
続いて、蓋部11の丸穴87には、オーリング99が装着されたキャップ97が取り付けられる。図6に示すように、キャップ97の裏面、つまり丸穴87の底面89と対向する面には、スライド部95が係止された貫通溝91の隙間を埋めるように形成される突起部101が設けられている。したがって、スライド部95を貫通溝91の他端部に位置させてからキャップ97を取り付けることで、突起部101が貫通溝91に挿入され、貫通溝91内でスライド部95の位置が固定される(図8)。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様、第1インターロック部81と第2インターロック部83が電気的に接続されているか否かを検知するインターロックを1つ備えるだけで、コネクタ85の挿入の有無と作業口9の開閉の両方を検知することができる。そして、コネクタ85が挿入口7から挿入され、かつ作業口9が蓋部11によって閉じられているときだけ、電線13からインバータへの通電が許容されるため、コネクタ1の接続作業時の安全性を確保することができる。
また、本実施形態では、第1の実施形態と同様、インターロックの設置数が1個で済むため、部品点数を削減することができ、しかも、蓋部11の構成を簡単かつ小型化することができるため、製造コストを低減することができる。また、本実施形態では、従来のように、端子台3にインターロックの構成部品を設ける必要がないため、端子台3の設計自由度を高めることができ、端子台3やシールドケース5の小型化を実現できる。
(第3の実施形態)
次に、本発明を適用してなるコネクタの接続構造の第3の実施形態について説明する。本実施形態のコネクタの接続構造が第1の実施形態と相違する点は、インターロックを構成する第1インターロック部と第2インターロック部とが中継コネクタを介して接続される点にある。以下、第1の実施形態と相違する点を中心に具体的に説明する。
中継コネクタは、端子台3に固定又は接続されて支持されるとともに、両端に開口部が設けられ全体としてL字状をなして形成される。コネクタは、基本的に第2の実施形態と同様の構成を有しており、例えば、図5に示すように、筒状部33の端面から第1インターロック部をコネクタの挿入方向(Y方向)に突出させて支持する。蓋部は、基本的に第1の実施形態と同様の構成を有しており、例えば、図3に示すように、蓋部と直交する方向に第2インターロック部を立設させて支持する。
中継コネクタの一方の開口部は、挿入口7に挿入されるコネクタの第1インターロック部が接続可能に形成され、他方の開口部は、作業口9を閉じた蓋部の第2インターロック部が接続可能に形成される。中継コネクタは、第1インターロック部と第2インターロック部がそれぞれ接続されたときに、これらを互いに電気的に接続するようになっている。また、第1の実施形態と同様、第1インターロック部と第2インターロック部が互いに接続されると、インターロックの動作によって電線13からインバータへの通電が許容されるようになっている。
本実施形態によれば、基本的に上記の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、1つの中継コネクタを備えるだけで、コネクタと蓋部の構成を簡単化することができるため、結果として、部品点数が削減され、製品コストを低減することができる。
1,85 コネクタ
3 端子台
5 シールドケース
7 挿入口
9 作業口
11 蓋部
13 電線
15 端子金具
17 ハウジング
29,81 第1インターロック部
55 導体
57 バスバ
63 底面
67,83 第2インターロック部
87 丸穴
89 底面
91 貫通溝
93 支持部材
97 キャップ
101 突起部

Claims (4)

  1. 複数の電線の端末がそれぞれ接続される複数の端子金具を有するコネクタと、前記コネクタの先端部が挿入される挿入口が設けられ、電気機器が収容されるケースと、該ケースに収納されて前記端子金具がそれぞれ接続される端子台と、前記ケースに挿入された前記コネクタの前記端子金具を前記端子台に接続する際に使用する前記ケースの作業口を開閉する蓋部と、前記電線から前記電気機器への通電の許容と阻止を切り替えるインターロックとを備えるコネクタの接続構造において、
    前記インターロックは、前記コネクタの挿入方向の先端部に支持される導体を有する第1インターロック部と、前記蓋部に支持される導体を有する第2インターロック部とを備え、前記第1インターロック部と前記第2インターロック部は、前記コネクタの先端部が前記ケース内に挿入され、かつ前記作業口が前記蓋部によって閉じられたときに、互いに電気的に接続可能に形成され、前記第1インターロック部と前記第2インターロック部が互いに接続されていないときは、前記電線から前記電気機器への通電を阻止し、前記第1インターロック部と前記第2インターロック部が互いに接続されているときは、前記電線から前記電気機器への通電を許容することを特徴とするコネクタの接続構造。
  2. 前記第1インターロック部は、前記コネクタの先端部が前記ケース内に挿入された状態で、前記作業口に向かって立ち上げて形成され、
    前記コネクタの先端部が前記ケース内に挿入されてから、前記作業口が前記蓋部によって閉じられるときに、前記第1インターロック部と前記第2インターロック部が電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタの接続構造。
  3. 前記インターロックは、前記第1インターロック部が、前記コネクタの挿入方向に延在して形成され、前記第2インターロック部が、前記蓋部に沿ってスライド可能に支持される支持部材の先端部に取り付けられ、
    前記コネクタが前記ケースに挿入され、かつ前記作業口が前記蓋部によって閉じられた状態で、前記支持部材をスライドさせることにより、前記第1インターロック部と前記第2インターロック部が電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタの接続構造。
  4. 前記インターロックは、両端に開口部が設けられて全体としてL字状をなして前記端子台に支持される中継コネクタを備え、
    前記開口部の一方は、前記挿入口に挿入される前記コネクタの前記第1インターロック部が接続可能に形成され、前記開口部の他方は、前記作業口を閉じた前記蓋部の前記第2インターロック部が接続可能に形成されてなり、
    前記第1インターロック部と前記第2インターロック部は、これらが前記中継コネクタの前記開口の両端にそれぞれ接続されたときに互いに電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタの接続構造。
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