JP5468890B2 - コネクタの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタハウジングに取り付けられたシールドシェルを有したシールドコネクタを、コネクタハウジングの挿入される挿入孔が設けられたシールドケースに取り付けるコネクタの取付構造に関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載されている。例えば、ハイブリッドカーや電気自動車には、三相交流のモータや、このモータにバッテリからの直流電力を交流電力に変換して供給するインバータ等の電子機器が搭載されている。これらモータとインバータを接続するために、例えば、モータに電線を介して接続されたシールドコネクタを、インバータのシールドケースに取り付けるコネクタの取付構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたコネクタの取付構造は、シールドコネクタと、シールドケースとを備えている。シールドコネクタは、電線に接続された端子金具と、端子金具を収容した絶縁性のコネクタハウジングと、コネクタハウジングに取り付けられた導電性のシールドシェルと、を備えている。シールドシェルは、コネクタハウジングに取り付けられるシェル本体と、シェル本体に連なりシールドケースに重ねられるブラケット部と、を備えている。ブラケット部には、ボルトを通すボルト孔が貫通している。
シールドケースは、導電性の金属材料で構成され、コネクタハウジングの挿入される挿入孔が設けられている。また、シールドケースのブラケット部が重ねられる部分には、ボルト孔と連通し、内面にねじ溝が形成されたボルト挿通孔が設けられている。
前述したシールドコネクタをシールドケースに取り付ける際には、シールドシェルのブラケット部をシールドケースに重ね、連通したボルト孔とボルト挿通孔にボルトをねじ込んで、シールドシェルをシールドケースにボルト締結している。
特開2003−317876号公報
しかしながら、前述のようにシールドシェルをシールドケースにボルト締結する際には、ボルトをねじ込むので、手間がかかるといった問題があった。また、ボルトをねじ込む際には専用の工具が必要になるので、作業性が悪いといった問題があった。また、ボルト孔がシェル本体を挟んだ両側に設けられている場合には、一方のボルト締結の際にシールドコネクタが回転してしまい、他方のボルト孔とボルト挿通孔が連通しなくなってしまう虞があった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、シールドコネクタをシールドケースに簡単かつ確実に取り付けることができるコネクタの取付構造を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、コネクタハウジングに取り付けられたシールドシェルを有したシールドコネクタと、前記コネクタハウジングの挿入される挿入孔が設けられたシールドケースと、を備えたコネクタの取付構造において、前記シールドケースが、前記挿入孔の外縁部に間隔をあけて立設した複数の立設部と、前記立設部に設けられた係止受け部と、を備え、前記シールドシェルが、前記立設部に重ねられる第2立設部を備えるとともに、前記立設部と前記第2立設部を挟持しかつ前記係止受け部に係止する挟持手段を備えたことを特徴としたコネクタの取付構造である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載されたコネクタの取付構造において、前記挿入孔に挿入された筒状の前記コネクタハウジングの開口を覆うカバーを備え、前記挟持手段が、前記カバーに連なり前記立設部と前記第2立設部を挟持する挟持部と、互いの間に前記挟持部を挟む一対の挟持片と、前記一対の挟持片の一端部同士を連結した連結片と、前記連結片に連なりかつ前記係止受け部に係止する係止部と、を有した挟持部材と、を備えたことを特徴としたコネクタの取付構造である。
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載されたコネクタの取付構造において、前記挿入孔に挿入された筒状の前記コネクタハウジングの開口を覆うカバーを備え、前記挟持手段が、前記カバーに連なり前記立設部と前記第2立設部を挟持する挟持部と、前記挟持部に連なりかつ前記係止受け部に係止する第2係止部と、を備えたことを特徴としたコネクタの取付構造である。
請求項1に記載された発明によれば、挟持手段が立設部と第2立設部を挟持しかつ立設部に設けられた係止受け部に係止するので、シールドコネクタをシールドケースにボルト締結で固定する必要がない。したがって、シールドコネクタをシールドケースに簡単かつ確実に取り付けることができる。
請求項2に記載された発明によれば、カバーに連なる挟持部が立設部と第2立設部を挟持し、挟持部材が挟持部を挟んで係止孔に係止するので、シールドコネクタを挿入孔に挿入してカバーと挟持部材を取り付けることで、シールドコネクタをシールドケースに取り付ける(固定する)ことができる。したがって、シールドコネクタをシールドケースにボルト締結する必要がなく、シールドコネクタをシールドケースに簡単かつ確実に取り付けることができる。
請求項3に記載された発明によれば、カバーに連なる挟持部が立設部と第2立設部を挟持し、挟持部に連なる第2係止部が係止孔に係止するので、シールドコネクタを挿入孔に挿入してシールドコネクタに従来構成のカバーを取り付けることで、シールドコネクタをシールドケースに取り付ける(固定する)ことができる。したがって、シールドコネクタをシールドケースにボルト締結する必要がなく、さらに部品点数を増加させることなく、シールドコネクタをシールドケースに簡単かつ確実に取り付けることができる。
本発明の第1の実施形態にかかるコネクタの取付構造の分解斜視図である。 図1に示されたシールドコネクタが挿入孔に挿入された状態を示す斜視図である。 図2に示されたシールドコネクタがシールドケースに取り付けられた状態を示す斜視図である。 図1中のIV−IV線に沿った断面図である。 図4に示されたシールドコネクタがシールドケースに取り付けられた状態を示す断面図である。 (a)図1中のA部分を拡大して示す斜視図である。(b)図1中のB部分を拡大して示す斜視図である。 図1に示されたクリップを拡大して示す斜視図である。 図2に示された挟持部がシールドコネクタにさらに近づいた状態を示す、図2中のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図8に示された挟持部が立設部と第2立設部を挟持した状態を示す断面図である。 図9に示されたクリップの係止片が係止孔に係止する直前の状態を示す断面図である。 図10に示されたクリップの係止片が係止孔に係止した状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるコネクタの取付構造の挟持部と第2係止片を示す斜視図である。 図12に示された第2係止片が係止孔に係止した状態を示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態にかかるコネクタの取付構造1を図1ないし図11を参照して説明する。本発明の第1の実施形態にかかるコネクタの取付構造1は、例えば、図3に示すように、ハイブリッドカーや電気自動車に搭載された三相交流のモータに電線23を介して接続されたシールドコネクタ2を、インバータのシールドケース10に取り付けるための構造である。コネクタの取付構造1は、図1に示すように、シールドケース10と、シールドコネクタ2と、カバー5と、挟持手段8とを備えている。
シールドケース10は、インバータの表面に設けられている。シールドケース10は、図4に示すように、ケース本体11と、端子部12と、ハウジング部13とを備えている。ケース本体11は、導電性の金属材料で構成され、箱状に形成されている。ケース本体11には、図1に示すように、シールドコネクタ2の挿入される挿入孔14と、立設部15と、係止受け部としての係止孔19と、が設けられている。
挿入孔14は、ケース本体11の図1中で上方に配された上面11aに開口している。挿入孔14は、上面11a側に形成されてコネクタ2の中央部分(平板部42)の外形に略沿った大径部14aと、大径部14aの奥側に形成されてコネクタ2の先端部分(筒部32)の外形に略沿った小径部14bと、を備えている。また、挿入孔14の外縁部には、立設片14cが全周に亘って立設している。
立設部15は、矩形板状に形成され、上面11aから当該上面11aに直交(交差)する方向に立設している。立設部15は、挿入孔14の外縁部に一対(複数)設けられている。一対の立設部15は、互いの間に挿入孔14を位置付けるように設けられ、間隔をあけて相対している。一対の立設部15の互いに相対する表面を、以下では内面15aといい、内面15aの反対側の表面を外面15bという。係止孔19は、立設部15に設けられ、立設部15を貫通している。係止孔19は、直線孔状に形成され、立設部15の立設方向に直交(交差)する方向に沿って延びている。
端子部12は、板金にプレス加工を施して得られ、複数(図示例では3つ)設けられている。複数の端子部12は、互いに間隔をあけた状態でハウジング部13に支持されて挿入孔14内に収容されている。端子部12は、図4に示すようにL字板状に形成され、インバータの電気部品と接続する機器接続部16と、シールドコネクタ2と接続する接続部17とを一体に備えている。機器接続部16は、平板状に形成され、シールドコネクタ2の挿入方向X(後述。矢印Xで示し、以下、単に挿入方向Xという)と平行に配されている。
接続部17は、平板状に形成され、機器接続部16の端部から当該機器接続部16と直交(交差)する方向に立設している。接続部17は、その平面方向が挿入方向Xに直交(交差)するように配されている。また、各端子部12の接続部17は、同一平面上に並んでいる。接続部17は、シールドコネクタ2が挿入孔14に挿入されると、シールドコネクタ2の後述の筒部32内に配され、後述する端子金具20の電気接触部22が重ねられて電気接触部22と接続する。また、接続部17の中央部には、電気接触部22の後述する孔22aと連通可能に設けられ、ボルト72を通す第2の孔17aが貫通している。
ハウジング部13は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。ハウジング部13は、挿入孔14内に配されて端子部12を支持する箱状の端子台18と、端子台18に連なりケース本体11にボルト締結されて取り付けられる取付片(図示せず)と、を備えている。端子台18の図4中の上面は、挿入方向Xに直交(交差)する方向に平坦に形成され、接続部17が重ねられる。端子台18即ちハウジング部13は、接続部17を、その平面方向が挿入方向Xと直交(交差)するように支持し、第2の孔17aが挿入方向Xに沿って開口するように支持する。
また、端子台18の上面には、端子部12とシールドコネクタ2の端子金具20を締結するボルト72のねじ込まれるボルト挿通孔18aが設けられている。ボルト挿通孔18aは、前記上面から凹に形成され、内面にねじ溝が形成されている。ボルト挿通孔18aは、前記上面に重ねられる接続部17の第2の孔17aと連通する位置に設けられている。
シールドコネクタ2は、図1及び図4に示すように、端子金具20(図4)と、コネクタハウジング30と、シールドシェル40と、シールドリング48とを備えている。
端子金具20は、板金にプレス加工を施して得られ、複数(図示例では3つ)設けられている。端子金具20は、略L字状に形成され、図4に示すように、電線23が接続される電線接続部21と、シールドケース10の端子部12と接続する電気接触部22と、を一体に備えている。電線23は、導電性の芯線と、芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた被覆電線である。電線23の端部は、皮剥きされて芯線が露出している。
電線接続部21は、平板状の底板部21aと、底板部21aに連なる複数の加締め片21bとを備えている。電線接続部21は、底板部21aに電線23の端部が重ねられ、加締め片21bが底板部21aとの間に芯線(と被覆部)を挟むことで、電線23と接続する。
電気接触部22は、平板状に形成され、底板部21aから当該底板部21aと直交(交差)する方向に立設している。電気接触部22の中央部には、ボルト72を通す孔22aが貫通している。電気接触部22は、その平面方向が挿入方向Xに直交(交差)するように配されている。また、各端子金具20の電気接触部22は、同一平面上に互いに間隔をあけて並んでいる。
前述した電気接触部22は、シールドコネクタ2が挿入孔14に挿入されると、図5に示すように、シールドケース10の接続部17に重ねられ、孔22aが第2の孔17aと連通する。そして、連通した孔22aと第2の孔17aに電気接触部22側(シールドコネクタ2側)から矢印Xに沿ってボルト72を通して当該ボルト72をボルト挿通孔18aにねじ込む。こうして、電気接触部22と接続部17をボルト72で締結し、端子金具20と端子部12を電気的及び機械的に接続する。
コネクタハウジング30は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。コネクタハウジング30は、図4に示すように、ハウジング本体31と、筒部32と、ハウジング本体31と筒部32を連結する連結部33と、を備えている。ハウジング本体31は、扁平な箱状に形成され、端子金具20の電線接続部21を収容する端子収容室31aが3つ(図4及び図5には1つのみ図示)設けられている。
端子収容室31aは、ハウジング本体31の連結部33から離れた側の側面から凹の溝状に形成され、図4中で上下方向に延びてハウジング本体31の上面に開口している。端子収容室31aは、互いに平行に設けられ、同一平面上に互いに間隔をあけて並んでいる。シールドコネクタ2は、端子収容室31aの長手方向、即ち図4等に示す矢印Xに沿って、挿入孔14に挿入される。矢印Xは、挿入方向Xをなしている。
筒部32は、筒状に形成され、その中心軸P(図4等に二点鎖線で示す)が端子収容室31aの長手方向と平行となる向きで、連結部33を介してハウジング本体31に連なっている。このため、中心軸Pは挿入方向Xと平行である。筒部32は、内側に電気接触部22の先端側を突出させて、電気接触部22の先端側を収容している。また、筒部32は、電気接触部22を、その平面方向が挿入方向Xと直交(交差)するように収容し、孔22aが挿入方向Xに沿って開口するように収容している。筒部32の外周面には、挿入孔14の内面に密着してシールドコネクタ2とシールドケース10の間を水密に保つパッキン32aが取り付けられている。
連結部33は、箱状に形成され、ハウジング本体31の図4中で下方の筒部32側の側面と、筒部32の図4中で上方のハウジング本体31側の外面と、に連なって、ハウジング本体31と筒部32を連結している。また、連結部33には、電気接触部22の基端側を通す孔部33aが貫通している。端子金具20は、電線接続部21が端子収容室31aに収容され、電気接触部22が孔部33aを通って筒部32内に突出する。
シールドシェル40は、導電性の金属材料で構成され、硬質な板金にプレス加工を施して得られる。シールドシェル40は、ハウジング本体31の図4中の上端部の外周に配された筒状の筒状部41と、筒状部41に連なり筒部32及び連結部33の端面に重ねられるフランジ状の平板部42と、第2立設部44と、を備えている。
平板部42は、挿入孔14の平面形状よりも一回り大きな外形に形成されている。平板部42には、筒部32を外部に開口させる孔部43が貫通している。平板部42の外縁部には、立設片45が全周に亘って立設している。
第2立設部44は、図1に示すように、互いの間に孔部43を位置付けるように一対設けられ、シールドケース10の立設部15に対応する位置に設けられている。第2立設部44は、立設片45から平板部42の外方向に延びた板状の延設片46と、延設片46から筒状部41側に立設した板状の重なり片47と、を備えている。重なり片47は、立設部15と略同じ形状に形成され、挿入方向Xと平行な方向に立設している。重なり片47の互いに相対する内面47aの反対側の外面47b間の間隔は、立設部15の内面15a間の間隔より僅かに狭くなっている。第2立設部44は、シールドコネクタ2が挿入孔14に挿入されると、図8に示すように、延設片46がケース本体11の上面11aと相対し、重なり片47が立設部15の内面15aに重ねられる。
シールドリング48は、導電性の金属材料で構成され、円環状に形成されている。シールドリング48は、シールドシェル40の筒状部41の外周に配され、縮径するように加締められて筒状部41に取り付けられている(図示例では、加締める前のシールドリング48を示している)。また、シールドリング48と筒状部41の間には、導電性の金属材料で筒状に形成されて電線23を覆う編組線等のシールド部材(図示せず)の端部が挟まれる。
カバー5は、図1に示すように、カバーハウジング51と、シールド部52と、を備えている。カバーハウジング51は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。カバーハウジング51は、肉厚板状に形成され、筒部32内に挿入可能な外形に形成されている。カバーハウジング51には、挿入孔14内に設けられたインターロック部(図示せず)とコネクタ接続することで、カバー5が取り付けられたことを検知するインターロック部55が設けられている。また、カバーハウジング51の外周には、筒部32の内面に密着して筒部32内を水密に保つパッキン51aが取り付けられている。
シールド部52は、導電性の金属材料で構成され、硬質な板金にプレス加工を施して得られる。シールド部52は、カバーハウジング51にボルト固定されている。シールド部52は、カバーハウジング51の平面形状よりも一回り大きな平板状に形成されたプレート部53と、プレート部53の外縁全周からカバーハウジング51側に立設した立設片54と、を備えている。
前述したカバー5は、図3に示すようにシールドコネクタ2に重ねられると、カバーハウジング51がコネクタハウジング30の筒部32内に挿入され、立設片54が孔部43の外縁部に重ねられて、筒部32の開口35を覆う。カバー5は、端子部12と端子金具20の接続部分が外部に露出することを防止する。
挟持手段8は、挟持部6と、挟持部材としてのクリップ7とを備えている。挟持部6は、図1に示すように、カバー5に連なっている。挟持部6は、互いの間にカバー5を位置付けるように一対設けられ、立設部15及び第2立設部44に対応する位置に設けられている。挟持部6は、図6及び図8に示すように、カバー5の立設片54に連なりカバー5の外方向に延びた折れ板状の第2延設片61と、第2延設片61からカバー5の平面方向に直交(交差)する方向に立設した支持片62と、支持片62からカバー5の外方向に立設した第2連結片63と、第2連結片63に連なる第2挟持片64、65と、を備えている。なお、挟持部6は、立設片54に連なってシールド部52と一体に形成されているので、導電性を有している。
第2挟持片64、65は、図6に示すように、屈曲した帯板状に形成されている。第2挟持片64は、第2連結片63の支持片62が連なる外縁63aの両端にそれぞれ連なって2つ設けられている。第2挟持片65は、第2連結片63の外縁63aと相対する外縁63bに連なり、第2挟持片64と相対するように2つ設けられている。第2挟持片64、65は、長手方向の一端部64a、65aが第2連結片63に連なり、カバー5の平面方向に直交(交差)する方向に沿ってシールドコネクタ2に向かって延びている。第2挟持片64、65は、互いに間隔をあけて相対し、互いに略平行に設けられている。第2挟持片64、65は、他端部(先端部)64b、65bが互いに接離する方向に弾性変形自在に設けられている。
また、第2挟持片64、65は、一端部64a、65a側で、立設部15と重なり片47の合計の厚さよりも僅かに大きな間隔をあけているとともに、一端部64a、65aから他端部64b、65bに向かうにしたがって前記間隔が大きくなるように形成されている。また、第2挟持片64、65の他端部64b、65bには、それぞれ、互いに近づく方向に延びた接触片64c、65cが設けられている。
接触片64cは、接触片65cに近づくにしたがって第2連結片63に向かう方向に傾斜している。接触片65cは、接触片64cに近づくにしたがって第2連結片63に向かう方向に傾斜している。接触片64c、65c間の間隔は、立設部15と重なり片47の合計の厚さよりも小さい。挟持部6は、第2挟持片64、65が互いの間に立設部15と重なり片47を位置付け、接触片64c、65cが立設部15と重なり片47を挟持して、立設部15と第2立設部44を挟持する。
クリップ7は、導電性の金属材料で構成され、硬質な板金にプレス加工を施して得られる。クリップ7は、図7及び図9に示すように、全体として略コ字状に形成されている。クリップ7は、互いの間に挟持部6の第2挟持片64、65を挟む一対の挟持片71、72と、一対の挟持片71、72の一端部71a、72a同士を連結した連結片73と、連結片73に連なる係止部としての係止片74と、を備えている。
挟持片71は、矩形板状に形成され、一端部71aが連結片73に連なっている。挟持片72は、平面視コ字状の板状に形成され、一端部72aとしてのコ字状の両端部が連結片73に連なっている。挟持片71、72は、互いに間隔をあけて相対し、互いに平行に設けられている。挟持片71、72の互いに相対する内面間の間隔は、挟持部6の第2挟持片64、65の他端部64b、65bの外面間の間隔よりも僅かに小さくなっている。挟持片71、72の他端部(先端部)71b、72bは、互いに離れる方向に折り曲げられている。挟持片71、72は、他端部71b、72bが互いに接離する方向に弾性変形自在に設けられている。挟持片71、72は、互いの間に第2挟持片64、65を挟んで、挟持部6を挟む。
連結片73は、矩形板状に形成され、挟持片71、72と直交するように設けられている。連結片73は、外縁73aに挟持片71の一端部71aが連なり、外縁73aと相対する外縁73bに挟持片72の一端部72aが連なっている。
係止片74は、帯板状に形成され、長手方向の一端部74aが連結片73の外縁73bに連なっている。係止片74は、連結片73から挟持片71、72と同方向に立設し、挟持片72の内側に配されている。係止片74は、挟持片71、72と平行に設けられているとともに、挟持片72よりも挟持片71寄りに配されている。係止片74の他端部(先端部)74bは、図9に示すように、挟持片71側に折り曲げられている。係止片74は、他端部74bが係止孔19に進入して、係止孔19に係止する。
前述した構成のコネクタの取付構造1において、シールドコネクタ2をシールドケース10に取り付ける際には、まず、図1に示すように、シールドコネクタ2をシールドケース10の上面11a側に配した後、矢印Xに沿ってシールドコネクタ2を挿入孔14に挿入する。
すると、図2及び図8に示すように、シールドシェル40の第2立設部44の延設片46がシールドケース10の上面11aと相対し、重なり片47が立設部15に重ねられる。また、シールドシェル40の平板部42の外縁部がシールドケース10の立設片14cと相対し、シールドシェル40の立設片45が立設片14cを囲むように配される。
また、シールドコネクタ2が挿入孔14内に挿入されると、図5に示すように、筒部32内にシールドケース10の端子部12が位置付けられて、端子金具20の電気接触部22が端子部12の接続部17に重ねられ、電気接触部22の孔22aが接続部17の第2の孔17aと連通する。そして、筒部32の開口35を通して、連通した孔22aと第2の孔17aにシールドコネクタ2側から矢印Xに沿ってボルト72を通してハウジング部13にねじ込んで、互いに重なり合った電気接触部22と接続部17をボルト72で締結する。
次いで、カバー5を矢印Xに沿ってシールドコネクタ2に近づけていく。すると、挟持部6の接触片64c、65cが立設部15の外面15b及び重なり片47の内面47aに乗り上げて、第2挟持片64、65が互いに離れる方向に弾性変形し、第2挟持片64、65の間に立設部15と重なり片47が進入していく。そして、カバー5がシールドコネクタ2に取り付けられると、図9に示すように、第2連結片63が立設部15の上面及び重なり片47の上面に重なり、第2挟持片64、65が弾性復元力によって立設部15と重なり片47を挟んで、立設部15と第2立設部44を挟持する。このとき、カバー5は、カバーハウジング51が筒部32内に挿入され、立設片54がシールドシェル40の孔部43の外縁部に重ねられて、筒部32の開口35を覆う。
最後に、クリップ7を矢印Xに沿ってシールドコネクタ2に近づけていき、挟持片71、72の間に挟持部6の第2挟持片64、65を挿入していく。すると、係止片74は、図10に示すように、他端部74bが第2挟持片65の間に露出した立設部15の外面15bに乗り上げて弾性変形する。その後、連結片73が第2連結片63の上面に重なる位置までクリップ7を押し込むと、係止片74の他端部74bが立設部15の外面15bを摺動した後に、図11に示すように、係止孔19に係止する。以上のようにして、立設部15と第2立設部44が密着した状態で、シールドコネクタ2がシールドケース10に取り付けられる(固定される)。
シールドコネクタ2がシールドケース10に取り付けられると、電線23から外部に漏洩する(または内部に流入する)電気的なノイズは、電線23を覆うシールド部材、シールドシェル40、ケース本体11を順次経てアースされる。また、電気接触部22及び接続部17から外部に漏洩する(または内部に流入する)電気的なノイズは、カバー5のシールド部52、シールドシェル40、ケース本体11を順次経てアースされる。このように、本実施形態におけるコネクタの取付構造1はシールド性を有しており、モータとインバータの接続のような高電圧の印加される部分の接続に特に有用である。
本実施形態によれば、カバー5に連なる挟持部6が立設部15と第2立設部44を挟持し、クリップ7が挟持部6を挟んで係止孔19に係止するので、シールドコネクタ2を挿入孔14に挿入してカバー5とクリップ7を取り付けることで、シールドコネクタ2をシールドケース10に取り付ける(固定する)ことができる。したがって、シールドコネクタ2をシールドケース10にボルト締結する必要がなく、シールドコネクタ2をシールドケース10に簡単かつ確実に取り付けることができる。
また、挟持部6及びクリップ7が硬質な板金で構成されているので、シールドコネクタ2をシールドケース10に強固に固定できるとともに、シールドコネクタ2及びシールドケース10のシールド性を向上させることができる。また、シールドコネクタ2とシールドケース10をボルトで締結しないので、ボルト締結時に起こりうるシールドコネクタ2の回転を防止できる。
次に、本発明の第2の実施形態にかかるコネクタの取付構造を、図12及び図13を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本発明の第2の実施形態にかかるコネクタの取付構造は、シールドケース10と、シールドコネクタ2と、カバー5と、挟持手段9とを備えている。挟持手段9は、挟持部6と、第2係止部としての第2係止片66とを備えている。このコネクタの取付構造は、クリップ7を備えていないことと、第2係止片66が挟持部6に設けられていることが、第1の実施形態のコネクタの取付構造1と異なる。
第2係止片66は、第1の実施形態のクリップ7に設けられた係止片74と略同一構造であるが、本実施形態においては、図12に示すように、挟持部6に連なっている。第2係止片66は、帯板状に形成され、長手方向一端部66aが第2連結片63の外縁63bに連なっている。第2係止片66は、連結片73から第2挟持片64、65と同方向に立設し、第2挟持片65の間に設けられている。第2係止片66は、第2挟持片64、65と平行に設けられているとともに、第2挟持片64、65の一端部64a、65aと同一平面上に設けられている。第2係止片66の他端部(先端部)66bは、図13に示すように、第2挟持片64側に折り曲げられている。第2係止片66は、他端部66bが係止孔19に進入して、係止孔19に係止する。
本実施形態によれば、カバー5に連なる挟持部6が立設部15と第2立設部44を挟持し、挟持部6に連なる第2係止片66が係止孔19に係止するので、シールドコネクタ2を挿入孔14に挿入し従来構成のカバー5を取り付けることで、シールドコネクタ2をシールドケース10に取り付ける(固定する)ことができる。したがって、シールドコネクタ2をシールドケース10にボルト締結する必要がなく、さらにクリップ7を用いないので部品点数を増加させることなく、シールドコネクタ2をシールドケース10に簡単かつ確実に取り付けることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタの取付構造
2 シールドコネクタ
5 カバー
6 挟持部
7 クリップ(挟持部材)
8 挟持手段
9 挟持手段
10 シールドケース
14 挿入孔
15 立設部
19 係止孔(係止受け部)
30 コネクタハウジング
40 シールドシェル
44 第2立設部
66 第2係止片
71 挟持片
72 挟持片
73 連結片
74 係止片(係止部)

Claims (3)

  1. コネクタハウジングに取り付けられたシールドシェルを有したシールドコネクタと、前記コネクタハウジングの挿入される挿入孔が設けられたシールドケースと、を備えたコネクタの取付構造において、
    前記シールドケースが、前記挿入孔の外縁部に間隔をあけて立設した複数の立設部と、前記立設部に設けられた係止受け部と、を備え、
    前記シールドシェルが、前記立設部に重ねられる第2立設部を備えるとともに、
    前記立設部と前記第2立設部を挟持しかつ前記係止受け部に係止する挟持手段を備えたことを特徴とするコネクタの取付構造。
  2. 前記挿入孔に挿入された筒状の前記コネクタハウジングの開口を覆うカバーを備え、
    前記挟持手段が、
    前記カバーに連なり前記立設部と前記第2立設部を挟持する挟持部と、
    互いの間に前記挟持部を挟む一対の挟持片と、前記一対の挟持片の一端部同士を連結した連結片と、前記連結片に連なりかつ前記係止受け部に係止する係止部と、を有した挟持部材と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタの取付構造。
  3. 前記挿入孔に挿入された筒状の前記コネクタハウジングの開口を覆うカバーを備え、
    前記挟持手段が、前記カバーに連なり前記立設部と前記第2立設部を挟持する挟持部と、前記挟持部に連なりかつ前記係止受け部に係止する第2係止部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタの取付構造。
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