JP2014049299A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】リテーナが不用意に離脱するのを防止する。
【解決手段】ハウジング10に形成されたロック部18は、リテーナ50の装着完了時に、突出方向基端側においてロック受け部64にロック片61の開き方向及び抜け方向で対向して配置される逆テーパ状の基端側係止面23と、突出方向先端側においてロック受け部64にロック片61の抜け方向で対向して配置され、且つ基端側係止面23よりも緩い傾斜角でロック受け部64にロック片61の開き方向で対向するか又は対向せずに配置される先端側係止面24とを有する。ロック片61の先端部に形成されたロック受け部64は、リテーナ50の装着完了時に、基端側係止面23に対面して配置される逆テーパ状の先端側係止受け面65と、先端側係止面24に対面して配置される基端側係止受け面66とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、端子金具を収容可能なハウジングと、ハウジングに装着され、装着完了時に端子金具をハウジングに対して抜け止めするリテーナとを備えている。ハウジングの側面にはロック部が突出して形成され、リテーナには撓み可能なロック片が延出して形成されている。また、ロック片の先端部には、ロック受け部が形成されている。
リテーナがハウジングに装着される過程では、ロック受け部がロック部に干渉してロック片が外側に弾性的に開き変形させられる。その後、リテーナがハウジングに正規装着されるに伴い、ロック片が内側に弾性的に閉じ変形して、ロック受け部がロック部に抜け方向で係止可能に配置され、これによってリテーナがハウジングに抜け止めされるようになっている。
ここで、ロック部は、突出方向の略全長に亘ってロック片の閉じ方向及び抜け方向に対向して配置される順テーパ状の係止面を有し、ロック受け部はリテーナの装着完了時に係止面に対面して配置される順テーパ状の係止受け面を有している。
特開2003−100376号公報(第13図)
上記従来のコネクタの場合、ロック片が閉じ方向に弾性復帰する際に、ロック部の係止面とロック受け部の係止受け面とが互いに摺動し合うことにより、ロック片の閉じ方向への復帰動作が円滑になされ、リテーナの良好な装着作業性が確保されるようになっていた。一方、係止面と係止受け面とがいずれも順テーパ状の形態とされているため、ロック片が外側に開き変形し易く、異物等の外力が加わったときに、リテーナがハウジングから不用意に離脱するおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、リテーナが不用意に離脱するのを防止することを目的とする。
本発明は、端子金具を収容可能なハウジングと、前記ハウジングに装着され、装着完了時に前記端子金具を前記ハウジングに対して抜け止めするリテーナとを備え、前記ハウジングの側面にはロック部が突出して形成され、前記リテーナには撓み可能なロック片が延出して形成され、前記ロック片の先端部にはロック受け部が形成されており、前記リテーナの装着過程では前記ロック部に前記ロック受け部が干渉して前記ロック片が開き方向に弾性変位し、前記リテーナの装着完了時には前記ロック片が閉じ方向に弾性変位して前記ロック部に前記ロック受け部が抜け方向に係止可能に配置され、これによって前記リテーナが前記ハウジングに抜け止めされるようになっているコネクタであって、前記ロック部は、前記リテーナの装着完了時に、前記ロック受け部に前記ロック片の開き方向及び抜け方向で対向して配置される逆テーパ状の基端側係止面と、突出方向先端側において前記ロック受け部に前記ロック片の抜け方向で対向して配置され、且つ前記基端側係止面よりも緩い傾斜角で前記ロック受け部に前記ロック片の開き方向で対向するか又は対向せずに配置される先端側係止面とを有し、前記ロック受け部は、前記リテーナの装着完了時に、前記基端側係止面に対面して配置される逆テーパ状の先端側係止受け面と、前記先端側係止面に対面して配置される基端側係止受け面とを有するところに特徴を有する。
リテーナの装着完了時に、ロック受け部の先端側係止受け面がロック部の基端側係止面に対面して配置され、ロック部の突出方向基端側ではロック片が開き変形し難い形態になるため、リテーナが不用意に離脱するのを防止することができる。一方、ロック受け部の基端側係止面がロック部の先端側係止面に対面して配置され、ロック部の突出方向先端側では基端側に比べてロック片が開き変形し易い形態になるため、メンテナンス等の事情に応じて、ハウジングからリテーナを取り外すことも可能となる。
本発明の実施例1のコネクタの正面図である。 ロック受け部にロック部が乗り上げられた状態をあらわす断面図である。 ロック受け部がロック部の先端側係止面を摺動する状態をあらわす断面図である。 ロック受け部がロック部に係止された状態をあらわす断面図である。 ハウジングの正面図である。 ハウジングの側面図である。 リテーナの正面図である。 リテーナの平面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記ロック部の前記先端側係止面は、前記リテーナの装着完了時に、前記ロック受け部に前記ロック片の閉じ方向で対向して配置される順テーパ状の形態とされ、前記ロック受け部の前記基端側係止受け面は、前記先端側係止面に対面して配置される順テーパ状の形態とされている。リテーナの装着完了時に、ロック受け部の基端側係止受け面がロック部の先端側係止面に対面して配置され、ロック部の突出方向先端側ではロック片が支障なく開き変形する形態になるため、ハウジングからリテーナを容易に取り外すことができる。
前記基端側係止面及び前記先端側係止面が互いに連続して形成され、前記先端側係止受け面及び前記基端側係止受け面が互いに連続して形成されている。これにより、ロック部及びロック受け部が大型になるのが回避される。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図8によって説明する。本実施例のコネクタは、ハウジング10と、リテーナ50と、端子金具90とを備えている。
端子金具90は導電性金属板を曲げ加工等して一体に成形され、図2に示すように、図示しない相手端子金具のタブに挿入接続可能な筒状の接続部91と、接続部91の後方において電線の端末部に接続されるオープンバレル状のバレル部92とを有している。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図5に示すように、略角ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の上面に突出して形成されたロックアーム12とを有している。ハウジング10が図示しない相手ハウジングに嵌合されると、ロックアーム12が相手ハウジングを弾性的に係止して、両ハウジングが嵌合状態に保持されるようになっている。
ハウジング本体11の内部には、図5に示すように、上下2段で且つ幅方向に複数のキャビティ13が前後方向に延出して形成されている。キャビティ13の内壁下面には、撓み可能なランス14が前方へ突出して形成されている。ハウジング本体11の各キャビティ13内には後方から端子金具90が挿入され、正規挿入された端子金具90はランス14によって弾性的に係止されるようになっている。ハウジング本体11の前面には、各キャビティ13の開口周りに、相手側のタブを誘い込むことが可能なテーパ状の誘い込み面15が前方に拡開して形成されている。
また、ハウジング本体11には、図5に示すように、下段の各キャビティ13を挟んだ上下両側に、幅方向に延びる上下一対のスリット16が前方に開口して形成されている。上下両側のスリット16のうち、上側のスリット16には上段の各キャビティ13のランス14が撓み変形する空間が形成され、下段のスリット16には下段の各キャビティ13のランス14が撓み変形する空間が形成されている。
ハウジング本体11における両スリット16の下面には、各キャビティ13と対応する位置に、前後方向に延びる複数のガイド溝17が凹み形成されている。図5に示すように、各ガイド溝17のうち、上側のスリット16に対応する上側の各ガイド溝17は、下側の各キャビティ13に臨み、下側の各キャビティ13の誘い込み面15に開口する形態とされている。また、本実施例の場合、幅方向に3つ並ぶガイド溝17のうち、中央のガイド溝17が、図示左側のガイド溝17寄りにやや偏心して配置されている。
ハウジング本体11の両側面には、図5に示すように、ハウジング本体11の下端部から上段のキャビティ13に至るまでの高さ範囲に、前後方向に延びる一対の凹部19が凹み形成されている。ハウジング本体11の両凹部19は、ハウジング本体11の上下両端部から一段落ちた底面20を有している。図6に示すように、両凹部19の底面20には両スリット16の幅方向両端が開口している。
また、図5及び図6に示すように、両凹部19の底面20には、ハウジング本体11の前側で且つ下段の各キャビティ13とほぼ同じ高さ位置に、一対のロック部18が突出して形成されている。図2に示すように、ロック部18は、前後方向に関してランス14の前端よりも前方に位置し、凹部19の深さ範囲に収まる突出寸法を有している。
図2に示すように、両ロック部18の前面は、突出端側(外側)に行くに従って後退するテーパ状の案内面21とされ、両ロック部18の突出端面(外端面)は、前後方向にほぼ沿った平坦面22とされている。
また、図2に示すように、両ロック部18の後面は、後述するロック受け部64を係止可能な係止面23、24とされている。本実施例の場合、係止面23、24は、両ロック部18の突出方向基端側(凹部19の底面20に近い側)に位置する基端側係止面23と、両ロック部18の突出方向先端側(凹部19の底面20から離れる側)に位置する先端側係止面24とからなり、先端側係止面24及び基端側係止面23がそれぞれ異なる方向に傾斜する形態とされている。
具体的には、両ロック部18の係止面23、24は、両ロック部18の基端寄りの位置に高さ方向にほぼ沿った線状の突条25を有し、突条25を境とする基端側に基端側係止面23を有し、先端側に先端側係止面24を有している。そして、基端側係止面23は、突条25に向けて凹部19の底面20から後退する逆テーパ状の形態とされ、先端側係止面24は、突出端(外端)に向けて突条25から前進する順テーパ状の形態とされている。先端側係止面24の形成範囲は、基端側係止面23の形成範囲よりも大きくされている。また、幅方向に対する基端側係止面23の傾斜角は、幅方向に対する先端側係止面24の傾斜角よりも大きくされている。
言い換えれば、図4に示すように、基端側係止面23は、リテーナ50の装着完了時に、ロック受け部64に対し、ハウジング10から離間する方向となる幅方向外側(後述するロック片61の開き方向A)で対向し、且つ後方(ロック片61の抜け方向B)で対向する逆テーパ面とされている。また、先端側係止面24は、リテーナ50の装着完了時に、ロック受け部64に対し、ハウジング10に近づく方向となる幅方向内側(ロック片61の閉じ方向C)で対向し、且つ後方(ロック片61の抜け方向B)で対向する順テーパ面とされている。
続いてリテーナ50について説明する。リテーナ50は合成樹脂製であって、ハウジング本体11に対して前方から装着可能とされている。図7に示すように、リテーナ50は、略矩形枠状の前枠部51を備えている。図1に示すように、前枠部51は、ハウジング本体11の両スリット16内及び両凹部19内に位置決め状態で嵌合可能とされている。
前枠部51の上壁52及び下壁53には、一対の板状の規制板54が後方へ略水平に突出して形成されている。両規制板54のうち、上側の規制板54は、装着時に上段の各キャビティ13のランス14の撓み動作を規制し、下段の規制板54は、装着時に下側の各キャビティ13のランス14の撓み動作を規制するようになっている。図8に示すように、規制板54には、前後方向に延びて後端に開口する複数の凹溝55、56、57が幅方向に間隔をあけて形成されている。各凹溝55、56、57は、幅方向に3つ並ぶランス14のうち、中央のランス14と図示左側のランス14との間に位置して前後方向に比較的長く延びる第1凹溝55と、中央のランス14と図示右側のランス14との間に位置して前後方向に極短く延びる第2凹溝56と、両端側のランス14と後述するロック片61との間に位置して前後方向に最も長く延びる一対の第3凹溝57とからなる。リテーナ50がハウジング10に装着されると、第1、第2凹溝55、56内に隣接するキャビティ13間の隔壁が進入して逃がされ、且つ、両第3凹溝57は両スリット16の両端開口と噛み合うように配置される。
また、図8に示すように、両規制板54には、複数のガイドリブ58が前後方向に延出して形成されている。各ガイドリブ58は、幅方向に間隔をあけて並んで配置され、詳細には、図示右側の第3凹溝57と隣接する位置に1つ、第1凹溝55を挟んだ両側の隣接位置に2つ、配置されている。そして、図1に示すように、各ガイドリブ58は、リテーナ50の装着時に各ガイド溝17内に位置決め状態で挿入されるようになっている。
図7及び図8に示すように、前枠部51の左右両側壁59には、一対の板状のロック片61が後方へ略垂直に突出して形成されている。両ロック片61は、前枠部51との連結位置を支点として内外に撓み変形可能とされている。図4に示すように、リテーナ50の装着完了時には、両ロック片61がハウジング本体11を抱持した状態で両凹部19内に嵌合して両凹部19の底面20に当接するようになっている。
両ロック片61の内面には、図7及び図8に示すように、両ロック片61の高さ方向略中央部で且つ上壁52及び下壁53との間に、前後方向に長く延びて前端に開口する一対のロック溝62が凹み形成されている。また、図2に示すように、両ロック片61の内面には、後述するロック受け部64を挟んでロック溝62とは反対側の位置に、前後方向に短く延びて後端に開口する一対の副ロック溝63が凹み形成されている。副ロック溝63の深さは、ロック溝62の深さより浅くされている。
そして、図2に示すように、両ロック片61の後端部(先端部)の内面には、一対のロック受け部64が形成されている。ロック受け部64の前面はロック溝62の奥面で構成され、ロック受け部64の後面が副ロック溝63の奥面で構成され、ロック受け部64の先端面(内端面)は両ロック片61の内面で構成されている。つまり、ロック受け部64はロック片61の厚み範囲に形成されている。
両ロック受け部64の後面は、内側に行くに従って前進するテーパ状の案内受け面68とされ、両ロック受け部64の内端面は、前後方向にほぼ沿ったフラット面69とされている。
両ロック受け部64の前面は、リテーナ50の装着完了時に、ロック部18の係止面23、24と対面して配置される係止受け面65、66とされている。係止受け面65、66は、両ロック受け部64の内側に位置して基端側係止面23とほぼ平行に対面可能な先端側係止受け面65と、両ロック受け部64の外側に位置して先端側係止面24とほぼ平行に対面可能な基端側係止受け面66とからなり、基端側係止受け面66及び先端側係止受け面65がそれぞれ異なる方向に傾斜する形態とされている。
そして、図2に示すように、両ロック受け部64の係止受け面65、66は、両ロック受け部64の内端側(先端側)に高さ方向にほぼ沿った線状の凹条67を有し、凹条67を境とする内側に先端側係止受け面65を有し、外側に基端側係止受け面66を有している。先端側係止受け面65は、凹条67に向けてフラット面69から後退する逆テーパ状の形態とされ、基端側係止受け面66は、外側端(ロック溝62の溝底)に向けて凹条67から前進する順テーパ状の形態とされている。また、基端側係止受け面66の形成範囲は、先端側係止受け面65の形成範囲よりも大きくされ、幅方向に対する先端側係止受け面65の傾斜角は、幅方向に対する基端側係止受け面66の傾斜角よりも大きくされている。
図4に示すように、先端側係止受け面65は、リテーナ50の装着完了時に、基端側係止面23に対面して配置されるものであって、ハウジング10に近づく方向となる幅方向内側(ロック片61の閉じ方向C)に向かう進行方向に対向し、且つ前方(ロック片61の装着方向D)に向かう進行方向に対向する逆テーパ面とされている。また、基端側係止受け面66は、リテーナ50の装着完了時に、先端側係止面24に対面して配置されるものであって、ハウジング10から離間する方向となる幅方向外側(ロック片61の開き方向A)に向かう進行方向に対向し、且つ前方(ロック片61の装着方向D)に向かう進行方向に対向する順テーパ面とされている。
次に、本実施例の作用効果を説明する。
組み付けに際し、ハウジング本体11の各キャビティ13内に後方から端子金具90が挿入され、続いて、ハウジング本体11に前方からリテーナ50が装着される。リテーナ50の装着過程では、各ガイドリブ58が各ガイド溝17内に前方から進入してその装着動作が案内がなされ、且つ、両ロック片61が両凹部19に前方から進入して両ロック受け部64が両ロック部18に干渉し、両ロック受け部64の案内受け面68が両ロック部18の案内面21を摺動して、両ロック片61が外側に弾性的に開き変形させられる。図2に示すように、両ロック受け部64が両ロック部18の平坦面22を摺動する段階では、両ロック片61が最も外側に拡開した状態となる。
その後、リテーナ50が装着完了位置に至ると、両規制板54が各ランス14の撓み空間に進入して各ランス14の撓み動作が規制され、これによって各キャビティ13内に挿入された端子金具90が各ランス14と両規制板54とによって実質的に二重係止される。また、図3から図4にかけて示すように、リテーナ50が装着完了位置に至ると、両ロック片61が内側に弾性的に閉じられ、その変位過程で、両ロック受け部64が両ロック部18の先端側係止面24を摺動する。図4に示すように、両ロック片61がほぼ自然状態にまで復帰すると、両ロック受け部64のフラット面69が凹部19の底面20に当接するとともに、両先端側係止受け面65が両基端側係止面23に対面して配置され、両基端側係止受け面66が両先端側係止面24に対面して配置される。この状態からリテーナ50が少し前方へ戻ると、両先端側係止受け面65が両基端側係止面23に当接するとともに、両基端側係止受け面66が両先端側係止面24に当接して、リテーナ50の前方への離脱が規制されるようになっている。
ところで、仮に、ロック片61に外部から異物等が干渉し、又はリテーナ50全体に幅方向へのこじり力が作用して、ロック片61に開き方向の外力が付与されても、ロック部18の基端側で先端側係止受け面65と基端側係止面23とがロック片61の開き方向に抗して緊密に当接し合うことになるため、ロック片61がロック部18から外れるのが阻止される。その結果、リテーナ50がハウジング10から不用意に離脱するのが防止される。
一方、メンテナンス等の事情に応じて、ハウジング10からリテーナ50を取り外す際には、ハウジング本体11の凹部19内に後方から図示しない治具の先端部を挿入し、治具の先端部をロック受け部64とロック部18との間に差し込むようにする。すると、図3に示すように、ロック受け部64がロック部18の先端側係止面24を摺動して、ロック片61が外側に円滑に開き変形させられる。この場合、ロック受け部64が先端側係止面24を摺動する距離は、ロック受け部64が基端側係止面23を摺動する距離よりも長くされているため、ロック片61の開き動作が良好になされる。したがって、本実施例によれば、ハウジング10からリテーナ50を支障なく取り外すことができる。
また、基端側係止面23と先端側係止面24とが互いに連続して形成され、且つ先端側係止受け面65と基端側係止受け面66とが互いに連続して形成されているため、ロック部18及びロック受け部64が大型になるのが回避される。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ロック部の先端側係止面は、基端側係止面よりも幅方向に対する傾斜角が緩い逆テーパ状の形態であってもよく、あるいは幅方向に沿った形態であってもよい。また、ロック受け部の基端側係止受け面は、先端側係止受け面よりも幅方向に対する傾斜角が緩い逆テーパ状の形態であってもよく、あるいは幅方向に沿った形態であってもよい。
(2)リテーナは、ハウジングに対して側方から装着されるサイドタイプのものであってもよい。この場合、リテーナは、装着完了位置で端子金具に抜け方向で当接可能な抜け止め部を有するものであるとよい。
(3)リテーナは、ハウジングに浅く装着されて端子金具のキャビティ内への挿抜を許容する仮係止位置と、ハウジングに深く装着されて端子金具のキャビティからの抜けを規制する本係止位置とに移動可能とされるものであってもよい。
10…ハウジング
18…ロック部
23…基端側係止面
24…先端側係止面
50…リテーナ
61…ロック片
64…ロック受け部
65…先端側係止受け面
66…基端側係止受け面
90…端子金具

Claims (3)

  1. 端子金具を収容可能なハウジングと、
    前記ハウジングに装着され、装着完了時に前記端子金具を前記ハウジングに対して抜け止めするリテーナとを備え、
    前記ハウジングの側面にはロック部が突出して形成され、前記リテーナには撓み可能なロック片が延出して形成され、前記ロック片の先端部にはロック受け部が形成されており、前記リテーナの装着過程では前記ロック部に前記ロック受け部が干渉して前記ロック片が開き方向に弾性変位し、前記リテーナの装着完了時には前記ロック片が閉じ方向に弾性変位して前記ロック部に前記ロック受け部が抜け方向に係止可能に配置され、これによって前記リテーナが前記ハウジングに抜け止めされるようになっているコネクタであって、
    前記ロック部は、前記リテーナの装着完了時に、前記ロック受け部に前記ロック片の開き方向及び抜け方向で対向して配置される逆テーパ状の基端側係止面と、突出方向先端側において前記ロック受け部に前記ロック片の抜け方向で対向して配置され、且つ前記基端側係止面よりも緩い傾斜角で前記ロック受け部に前記ロック片の開き方向で対向するか又は対向せずに配置される先端側係止面とを有し、
    前記ロック受け部は、前記リテーナの装着完了時に、前記基端側係止面に対面して配置される逆テーパ状の先端側係止受け面と、前記先端側係止面に対面して配置される基端側係止受け面とを有することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロック部の前記先端側係止面は、前記リテーナの装着完了時に、前記ロック受け部に前記ロック片の閉じ方向で対向して配置される順テーパ状の形態とされ、前記ロック受け部の前記基端側係止受け面は、前記先端側係止面に対面して配置される順テーパ状の形態とされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記基端側係止面及び前記先端側係止面が互いに連続して形成され、前記先端側係止受け面及び前記基端側係止受け面が互いに連続して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
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