JP2014048274A - 膜厚測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定ヘッドの校正を迅速かつ容易に行うことができると共に、測定ヘッドの衝突のリスクを回避できる膜厚測定装置を提供する。
【解決手段】基板ステージ(2)と校正ステージ(3)とを同一の基台に設けている。校正ステージ(3)の上面(3c)の高さは、基板ステージ(2)に載置された製品基板(10)の上面(10c)の高さと同じである。
【選択図】図7

Description

この発明は、基板上の膜厚を測定する膜厚測定装置に関する。
従来、膜厚測定装置としては、特開平10−38821号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この膜厚測定装置では、測定ステージに基板を載置し、この基板上の膜厚を、X線反射率法を用いて測定している。
ところで、上記従来の膜厚測定装置では、膜から反射するX線を検出する検出器を校正しようとすると、この検出器を別の場所にある校正装置へ移動する必要があり、時間がかかり手間であった。また、この検出器の移動の際に、検出器が校正装置に衝突するおそれがあった。
特開平10−38821号公報
そこで、この発明の課題は、測定ヘッドの校正を迅速かつ容易に行うことができると共に、測定ヘッドの衝突のリスクを回避できる膜厚測定装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の膜厚測定装置は、
基台と、
上記基台に設けられると共に、成膜された製品基板を載置する基板ステージと、
上記基台に設けられると共に、校正試料を載置する校正ステージと、
上記基板ステージおよび上記校正ステージに対して第1方向に延在すると共に、上記基板ステージおよび上記校正ステージに対して第2方向に移動可能となるように上記基台に取り付けられるガントリーと、
上記ガントリーに上記第1方向に移動可能に取り付けられるスライダーと、
上記スライダーに固定されると共に、上記基板ステージに載置された上記製品基板の膜に1次X線を照射してこの膜から発生する蛍光X線を検出する測定ヘッドと、
上記測定ヘッドにより検出された上記蛍光X線の強度から上記膜の厚みを求める解析手段と、
上記測定ヘッドを上記校正ステージに移動し、上記校正ステージに載置された上記校正試料を用いて上記測定ヘッドの校正を行う測定機器校正手段と
を備え、
上記校正ステージの上面の高さは、上記基板ステージに載置された上記製品基板の上面の高さと同じであることを特徴としている。
ここで、上記製品基板は、基板と、この基板上に形成された一層以上の膜とを有する。
この発明の膜厚測定装置によれば、上記基板ステージと上記校正ステージとを同一の上記基台に設けているので、測定ヘッドの校正を迅速かつ容易に行うことができる。
また、上記校正ステージの上面の高さは、上記基板ステージに載置された上記製品基板の上面の高さと同じであるので、測定ヘッドを基板ステージから校正ステージへ移動する際に、測定ヘッドが校正ステージに衝突することを、回避できる。
また、一実施形態の膜厚測定装置では、
上記校正ステージの上面には、凹部が設けられ、
上記校正ステージの上面の高さは、上記校正ステージの上記凹部に嵌め込まれた上記校正試料の上面の高さと同じである。
この実施形態の膜厚測定装置によれば、上記校正ステージの上面の高さは、上記校正ステージの上記凹部に嵌め込まれた上記校正試料の上面の高さと同じであるので、測定ヘッドを基板ステージから校正ステージへ移動する際に、測定ヘッドが校正試料に衝突することを、回避できる。
また、一実施形態の膜厚測定装置では、上記校正ステージは、上記凹部に連通する上下方向の貫通孔を有する。
この実施形態の膜厚測定装置によれば、上記校正ステージは、上記凹部に連通する上下方向の貫通孔を有するので、凹部に校正試料を嵌め込むと、校正試料の直下に貫通孔が位置する。
これにより、上記測定ヘッドから1次X線を校正試料に照射して測定ヘッドの校正を行う際、多くの1次X線が透過しても、この透過した1次X線は、校正ステージの貫通孔を通過することになる。
したがって、この校正試料を透過した1次X線が、校正ステージを照射することを回避して、測定ヘッドが、この校正ステージを構成する物質から発生する蛍光X線を検出することを防止できる。したがって、測定ヘッドの校正を精度よく行うことができる。
また、一実施形態の膜厚測定装置では、
上記スライダーに固定されると共に、上記基板ステージに載置された上記製品基板のアライメントマークを検出するカメラと、
上記カメラの検出結果に基づいて、上記基板ステージに載置された上記製品基板の位置情報を補正する基板位置補正手段と、
上記スライダーに固定されると共に、上記基板ステージに載置された上記製品基板との距離を測定する変位センサと、
上記変位センサの測定値に基づいて、上記基板ステージに載置された上記製品基板と上記測定ヘッドとの間の距離が予め定められた一定値となるように、上記測定ヘッドの位置を調整するヘッド位置調整手段と
を備え、
上記測定機器校正手段は、上記測定ヘッド、上記カメラおよび上記変位センサを上記校正ステージに移動し、上記校正ステージに載置された上記校正試料を用いて上記測定ヘッド、上記カメラおよび上記変位センサの校正を行う。
この実施形態の膜厚測定装置によれば、上記カメラは、基板ステージに載置された製品基板のアライメントマークを検出し、上記基板位置補正手段は、このカメラの検出結果に基づいて、基板ステージに載置された製品基板の位置情報を補正する。そして、上記変位センサは、基板ステージに載置された製品基板との距離を測定し、上記ヘッド位置調整手段は、この変位センサの測定値に基づいて、基板ステージに載置された製品基板と測定ヘッドとの間の距離が一定値となるように、測定ヘッドの位置を調整する。
このように、上記測定ヘッドで膜厚を測定する前に、製品基板の位置情報を補正し、製品基板と測定ヘッドとの間の距離を一定値に調整するので、製品基板の膜厚の測定精度を一層向上できる。
また、上記測定機器校正手段は、上記測定ヘッド、上記カメラおよび上記変位センサの校正を行うので、測定ヘッド、カメラおよび変位センサの精度を向上できる。
この発明の膜厚測定装置によれば、上記基板ステージと上記校正ステージとを同一の上記基台に設け、上記校正ステージの上面の高さは、上記基板ステージに載置された上記製品基板の上面の高さと同じであるので、測定ヘッドの校正を迅速かつ容易に行うことができると共に、測定ヘッドの校正ステージへの衝突を回避できる。
本発明の一実施形態の膜厚測定装置を示す平面図である。 図1の矢印U方向からみた膜厚測定装置の側面図である。 変位センサの動作を説明する説明図である。 測定ヘッドの動作を説明する説明図である。 1次X線の照射により蛍光X線が発生する状態を説明する説明図である。 チタン膜とモリブデン膜におけるX線強度と膜厚との関係を示す表である。 図6Aのデータをプロットしたグラフである。 基板ステージと校正ステージとを示す側面図である。 校正ステージの平面図である。 校正ステージの断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態の膜厚測定装置を示す平面図である。図2は、図1の矢印U方向からみた側面図である。図1と図2に示すように、この膜厚測定装置は、基台1と、基板ステージ2と、校正ステージ3と、ガンドリー4と、スライダー5と、複数の測定機器21,22,23と、制御手段30とを有する。
上記基板ステージ2は、上記基台1に設けられ、複数に分割されたステージからなる。基板ステージ2上には、成膜された製品基板10が載置される。
上記基板ステージ2には、複数の空気孔2aが設けられ、この空気孔2aからエアを吸い込むことで、製品基板10を基板ステージ2に密着でき、一方、空気孔2aからエアを吹き出すことで、製品基板10を基板ステージ2から浮上できる。
上記製品基板10は、例えば、液晶ディスプレイに用いられる液晶TFTである。この製品基板10は、基板と、この基板上に形成された一層以上の膜とを有する。上記膜は、例えば、スパッタリング工法や蒸着工法やメッキ工法により、上記基板に成膜される。上記基板は、例えば、ガラス基板であり、上記膜は、例えば、アルミニウム、チタン、タングステン、モリブデンなどの金属膜である。
上記校正ステージ3は、上記基台1に設けられ、上記基板ステージ2とは別に設けられる。この校正ステージ3には、複数の凹部3aが設けられ、この凹部3aに様々な種類の校正試料60,70が嵌め込まれ、この校正試料60,70を用いて上記測定機器21,22,23の校正が行われる。
上記ガントリー4は、上記基板ステージ2および上記校正ステージ3に対して第1方向に延在する。ガンドリー4は、基板ステージ2および校正ステージ3に対して第2方向に移動可能となるように、基台1に取り付けられる。第1方向とは、矢印A方向をいい、第2方向とは、矢印B方向をいう。第1方向と第2方向とは、互いに直交する。
つまり、上記基台1には、第2方向(矢印B方向)に延在する2本のレール部6,6が設けられている。この2本のレール部6,6は、基板ステージ2および校正ステージ3を挟むように、配置されている。上記ガンドリー4は、この2本のレール部6,6に架け渡され、このレール部6,6に沿って第2方向に移動可能となる。
上記スライダー5は、上記ガントリー4に第1方向(矢印A方向)に移動可能に取り付けられる。このスライダー5には、上記測定機器としてのカメラ21、変位センサ22および測定ヘッド23が、固定されている。
そして、上記測定機器21,22,23は、ガンドリー4の可動範囲Z1により、基板ステージ2および校正ステージ3の第2方向(矢印B方向)の全範囲をカバーできる。また、上記測定機器21,22,23は、スライダー5の可動範囲Z2により、基板ステージ2および校正ステージ3の第1方向(矢印A方向)の全範囲をカバーできる。
上記制御手段30は、基板位置補正手段31と、ヘッド位置調整手段32と、解析手段33と、測定機器校正手段34とを有する。
上記カメラ21は、基板ステージ2に載置された製品基板10のアライメントマークを検出する。このアライメントマークは、カメラ21で判別可能なマークであり、例えば、製品基板10の四隅に設けられる。
上記基板位置補正手段31は、上記カメラ21の検出結果に基づいて、基板ステージ2に載置された製品基板10の平面方向(第1、第2方向)の位置情報を補正する。具体的に述べると、上記基台1には、製品基板10の周囲の各辺を押圧するように、複数のクランプ7が設けられている。クランプ7により製品基板10を所定の位置に固定後、カメラ21にてアライメントマークを検出し、この検出結果に基づいて、基板位置補正手段31によって、製品基板10の位置情報を補正する。
上記変位センサ22は、図3に示すように、基板ステージ2に載置された製品基板10との高さ方向の距離を測定する。変位センサ22は、例えば赤外線などの光線を用いて、製品基板10の予め定めた測定ポイントPとの距離を測定する。
上記ヘッド位置調整手段32は、上記変位センサ22の測定値に基づいて、基板ステージに載置された製品基板10と測定ヘッド23との間の距離が予め定められた一定値となるように、測定ヘッド23の高さ方向の位置を調整する。具体的に述べると、製品基板10の測定ポイントPと測定ヘッド23の受発光部23aとの間の高さ方向の距離が、2mm±30μmとなるように、調整される。
また、上記ヘッド位置調整手段32は、測定ヘッド23の高さ方向の位置を調整した後、測定ヘッド23が製品基板10の測定ポイントPを測定できる位置に、測定ヘッド23を移動する。
上記測定ヘッド23は、図4に示すように、X線照射部231と蛍光X線検出部232とを有する。
上記X線照射部231は、受発光部23aから製品基板10の測定ポイントPへ、1次X線51を照射する。1次X線51は、例えば、ロジウムや、モリブデンや、タングステンなどである。すると、図5に示すように、製品基板10の基板11上の膜12は、1次X線51の照射により、蛍光X線52を発生する。
上記蛍光X線検出部232は、上記膜12から発生した上記蛍光X線52を、受発光部23aから検出する。蛍光X線検出部232は、例えば、シリコンドリフト検出器である。
上記解析手段33は、上記測定ヘッド23により検出された上記蛍光X線52の強度から上記膜12の厚みを求める。具体的に述べると、解析手段33は、プリアンプ331とマルチ・チャンネル・アナライザ(以下、MCAという)332とを有する。
上記プリアンプ331は、蛍光X線検出部232から出力される電気信号を増幅する。上記MCA332は、プリアンプ331で増幅された電気信号を解析する。MCA332では、蛍光X線検出部232から出力されたエネルギーを選別し、パルスを計測することで、膜12を構成する元素のX線強度を求める。そして、このX線強度に基づいて、既知のデータから、膜12の厚みを求める。なお、MCA332を用いているため、膜12に混入する異物や不純物を検出できる。
例えば、上記膜12が、チタン膜、または、モリブデン膜である場合、X線強度と膜厚との関係は、図6Aと図6Bに示すような関係となる。
なお、上述では、単層の膜(図5)の厚みの測定を説明したが、複数層の膜の厚みを測定することもできる。この場合、各膜から発生する蛍光X線を測定ヘッド23によって検出し、解析手段33によって、各膜を構成する各元素のX線強度を求め、このX線強度に基づいて、各膜の厚みを求める。さらに、この各元素のX線強度から、各元素の組成比をも、求めることができる。
上記測定機器校正手段34は、図1に示すように、上記測定機器21,22,23を校正ステージ3に移動して、測定機器21,22,23の校正を行う。測定機器21,22,23の校正は、所定間隔で、行う。この所定間隔とは、例えば、1日に1回の校正を行うといった所定時間毎や、所定枚数の製品基板10の膜厚を測定した後に校正を行うといった所定処理数毎である。
上記校正ステージ3には、第1校正試料60と第2校正試料70とが、設置されている。第1校正試料60は、例えば、測定ヘッド23の蛍光X線検出部232のゲインを調整するための試料である。第2校正試料70は、例えば、各測定機器21,22,23のオフセット量を調整するための試料である。
図7に示すように、上記校正ステージ3の上面3cの高さは、上記基板ステージ2に載置された上記製品基板10の上面10cの高さと同じである。
図8と図9に示すように、上記校正ステージ3の上面3cの高さは、上記校正ステージ3の上記凹部3aに嵌め込まれた第1校正試料60の上面60cの高さと同じである。なお、第1校正試料60以外の他の校正試料(例えば、第2校正試料70)についても、同様に、校正ステージ3の上面3cの高さは、これらの校正試料の上面の高さと同じである。
上記校正ステージ3は、上記凹部3aに連通する上下方向の貫通孔3bを有する。つまり、凹部3aに第1校正試料60を嵌め込むと、この第1校正試料60の直下に貫通孔3bが位置する。
次に、上記構成の膜厚測定装置の動作を説明する。
図1に示すように、まず、上記製品基板10が、膜厚測定装置の右方向(矢印R方向)から基板ステージ2上に、搬送される。基板ステージ2上に搬送された製品基板10は、クランプ7により所定の位置に固定される。その後、カメラ21にてアライメントマークを検出し、この検出結果に基づいて、基板位置補正手段31によって、製品基板10の位置情報を補正する。
その後、上記製品基板10の複数の測定ポイントのうちの第1の測定ポイントにおいて、変位センサ22により、第1の測定ポイントと変位センサ22との間の高さ方向の距離を測定する。そして、上記ヘッド位置調整手段32は、この測定値に基づいて、第1の測定ポイントと測定ヘッド23との間の距離が一定値となるように、測定ヘッド23の高さ方向の位置を調整する。
その後、上記測定ヘッド23は、ヘッド位置調整手段32により、第1の測定ポイントの直上に移動され、製品基板10の膜に1次X線を照射してこの膜から発生する蛍光X線を検出する。そして、上記解析手段33は、この検出された蛍光X線の強度から膜の厚みを求める。
その後、上記製品基板10の他の測定ポイントについても、同様に、測定ヘッド23の高さを調整してから、測定ヘッド23によって他の測定ポイントの膜厚を測定する。
このようにして、上記製品基板10の全ての測定ポイントの膜厚を測定し、この測定結果に基づいて、製品基板10が不良品であるか否かを判断する。
その後、上記測定機器校正手段34は、所定間隔で、上記測定機器21,22,23を校正ステージ3に移動して、校正試料60,70を用いて測定機器21,22,23の校正を行う。
上記構成の膜厚測定装置によれば、上記基板ステージ2と上記校正ステージ3とを同一の上記基台1に設けているので、測定機器21,22,23の校正を迅速かつ容易に行うことができる。
また、上記校正ステージ3の上面3cの高さは、上記基板ステージ2に載置された上記製品基板10の上面10cの高さと同じであるので、測定機器21,22,23を基板ステージ2から校正ステージ3へ移動する際に、測定機器21,22,23が校正ステージ3に衝突することを、回避できる。
また、上記校正ステージ3の上面3cの高さは、上記校正ステージ3の上記凹部3aに嵌め込まれた上記校正試料60,70の上面60cの高さと同じであるので、測定機器21,22,23を基板ステージ2から校正ステージ3へ移動する際に、測定機器21,22,23が校正試料60,70に衝突することを、回避できる。
また、上記校正ステージ3は、上記凹部3aに連通する上下方向の貫通孔3bを有するので、凹部3aに校正試料60,70を嵌め込むと、校正試料60,70の直下に貫通孔3bが位置する。
これにより、上記測定ヘッド23から1次X線51を校正試料60,70に照射して測定ヘッド23の校正を行う際、多くの1次X線51が透過しても、この透過した1次X線51は、校正ステージ3の貫通孔3bを通過することになる。
したがって、この校正試料60,70を透過した1次X線51が、校正ステージ3を照射することを回避して、測定ヘッド23が、この校正ステージ3を構成する物質から発生する蛍光X線52を検出することを防止できる。したがって、測定ヘッド23の校正を精度よく行うことができる。
これに対して、校正ステージ3に貫通孔3bが存在しない場合、校正試料の測定をするとき、本来測定したい校正試料の物質からの蛍光X線のエネルギーと、校正ステージ3の物質からの蛍光X線のエネルギーとが近似していれば、測定精度に悪影響を与える。
また、蛍光X線分析法により膜厚を求めるので、製品基板10の膜12の微小領域を測定できて、膜厚の測定精度を向上できる。また、蛍光X線分析法では、X線反射率法に比べて、膜厚の測定時間を短縮できる。
また、上記測定ヘッド23は、上記基板ステージ2に対して第1方向および第2方向に移動可能であるので、この測定ヘッド23で、製品基板10の複数箇所の膜厚を測定できる。これにより、大型の製品基板10の膜厚測定に好適となる。
また、上記カメラ21、上記基板位置補正手段31、上記変位センサ22および上記ヘッド位置調整手段32を備えるので、測定ヘッド23で膜厚を測定する前に、製品基板10の位置情報を補正し、製品基板10と測定ヘッド23との間の距離を一定値に調整できて、製品基板10の膜厚の測定精度を一層向上できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、測定機器21,22,23のうちの少なくとも測定ヘッド23を校正するようにしてもよい。また、カメラ21や変位センサ22や省略して、測定ヘッド23のみを設けるようにしてもよい。
また、ガントリー4の延在方向である第1方向と、ガントリー4の移動方向である第2方向とは、互いに直交しないで、交差するようにしてもよい。
また、カメラ21、変位センサ22および測定ヘッド23の数量は、一つに限らず、複数であってもよい。
また、校正ステージ3には、2つの校正試料60,70を設置しているが、校正試料の数量の増減は、自由である。また、他の種類の校正試料であってもよく、例えば、X線強度のドリフトを校正するための校正試料であってもよい。
また、本発明の膜厚測定装置にて、小型の製品基板の膜厚を測定するようにしてもよく、また、液晶TFT以外に、有機ELなどの半導体基板の膜厚を測定するようにしてもよい。
1 基台
2 基板ステージ
3 校正ステージ
3a 凹部
3b 貫通孔
3c 上面
4 ガントリー
5 スライダー
6 レール部
7 クランプ
10 製品基板
10c 上面
21 カメラ
22 変位センサ
23 測定ヘッド
30 制御手段
31 基板位置補正手段
32 ヘッド位置調整手段
33 解析手段
34 測定機器校正手段
60 第1校正試料
60c 上面
70 第2校正試料
A 第1方向
B 第2方向

Claims (4)

  1. 基台と、
    上記基台に設けられると共に、成膜された製品基板を載置する基板ステージと、
    上記基台に設けられると共に、校正試料を載置する校正ステージと、
    上記基板ステージおよび上記校正ステージに対して第1方向に延在すると共に、上記基板ステージおよび上記校正ステージに対して第2方向に移動可能となるように上記基台に取り付けられるガントリーと、
    上記ガントリーに上記第1方向に移動可能に取り付けられるスライダーと、
    上記スライダーに固定されると共に、上記基板ステージに載置された上記製品基板の膜に1次X線を照射してこの膜から発生する蛍光X線を検出する測定ヘッドと、
    上記測定ヘッドにより検出された上記蛍光X線の強度から上記膜の厚みを求める解析手段と、
    上記測定ヘッドを上記校正ステージに移動し、上記校正ステージに載置された上記校正試料を用いて上記測定ヘッドの校正を行う測定機器校正手段と
    を備え、
    上記校正ステージの上面の高さは、上記基板ステージに載置された上記製品基板の上面の高さと同じであることを特徴とする膜厚測定装置。
  2. 請求項1に記載の膜厚測定装置において、
    上記校正ステージの上面には、凹部が設けられ、
    上記校正ステージの上面の高さは、上記校正ステージの上記凹部に嵌め込まれた上記校正試料の上面の高さと同じであることを特徴とする膜厚測定装置。
  3. 請求項2に記載の膜厚測定装置において、
    上記校正ステージは、上記凹部に連通する上下方向の貫通孔を有することを特徴とする膜厚測定装置。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載の膜厚測定装置において、
    上記スライダーに固定されると共に、上記基板ステージに載置された上記製品基板のアライメントマークを検出するカメラと、
    上記カメラの検出結果に基づいて、上記基板ステージに載置された上記製品基板の位置情報を補正する基板位置補正手段と、
    上記スライダーに固定されると共に、上記基板ステージに載置された上記製品基板との距離を測定する変位センサと、
    上記変位センサの測定値に基づいて、上記基板ステージに載置された上記製品基板と上記測定ヘッドとの間の距離が予め定められた一定値となるように、上記測定ヘッドの位置を調整するヘッド位置調整手段と
    を備え、
    上記測定機器校正手段は、上記測定ヘッド、上記カメラおよび上記変位センサを上記校正ステージに移動し、上記校正ステージに載置された上記校正試料を用いて上記測定ヘッド、上記カメラおよび上記変位センサの校正を行うことを特徴とする膜厚測定装置。
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