JP2014046974A - 蓋閉め装置、および蓋閉め方法 - Google Patents

蓋閉め装置、および蓋閉め方法 Download PDF

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宏和 岩崎
Nobuaki Hiraki
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Abstract

【課題】外蓋を容器本体に対して適正に載置し、さらに押圧ローラで確実に蓋閉めして容器本体に的確に装着することができる蓋閉め装置、および蓋閉め方法を提供する。
【解決手段】容器本体8を上流から下流に向かって搬送する搬送手段1と、容器本体8の上方に外蓋18を載置する蓋載置手段3と、容器本体8の上方に載置された外蓋18に対して押圧力を付与し、外蓋18を押し下げて容器本体8に外蓋18を装着する押圧ローラ5とを備える。蓋載置手段3は、外蓋18の中央部Xが容器本体8の中央部Yよりも下流側に位置する位置ずれ姿勢となるように、外蓋18を容器本体8上に載置する。押圧ローラ5で位置ずれ姿勢にある外蓋18を受止めて上流側の装着準備姿勢に移行させたのち、押圧ローラ5により外蓋18の下流側から上流側に向かって順々に押圧力を付与して、容器本体8に外蓋18を装着するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容物が充填された容器本体に対して外蓋を自動的に装着するための蓋閉め装置、および蓋閉め方法に関する。本発明に係る蓋閉め装置および蓋閉め方法は、例えばカップゼリーの蓋閉め装置に適用される。
本発明における蓋閉め装置は、内容物が充填された容器本体を搬送する搬送装置と、容器本体の上方に外蓋を載置する蓋載置装置と、載置された外蓋に押圧力を付与して蓋閉めする押圧ローラとを備えるが、同様の蓋閉め装置は特許文献1乃至3に開示されており公知である。特許文献1および2の蓋閉め装置は、蓋閉め用の複数個の押えローラを備えており、各ローラーの高さ位置を下流側へ向かって漸次低くすることにより、押えローラで外蓋を徐々に押し下げて、外蓋を容器本体に装着している。特許文献3の蓋閉め装置においては、外蓋供給機構の下流側に、外蓋をカップ状容器に嵌着するための1個の押えローラが設けてある。そこでは、一方向へ搬送されるカップ状容器の上面に外蓋供給機構で外蓋を載置し、載置された外蓋を押えローラで上方から加圧して、外蓋をカップ状容器に装着している。
実公昭60−003047号公報(図1) 特開平01−153407号公報(図1) 特公平03−033574号公報(図3)
特許文献1および2の蓋閉め装置では、複数個の押えローラでプラスチック製の外蓋を徐々に押し下げるので、外蓋上面と押えローラとが接触することに由来する擦過傷が形成されやすい。このように擦過傷が形成されると、外蓋の上面に施された印刷表示が傷付けられて不鮮明になる。また、外蓋が透明体で形成されている場合には、外蓋の透明度が低下し、外観が損なわれてしまう。さらに、押えローラが複数個であると設備が大型化するのを避けられず、設備のメンテナンスにも手間がかかる。
特許文献3の蓋閉め装置では、押えローラが1個であるので、特許文献1および2のような擦過傷が形成される可能性は低く、設備が大型化することもない。しかし、外蓋をカップ状容器に載置する過程で、外蓋を適正に載置できないことがある。外蓋は、その一部がカップ状容器のトップシールの前端部に係合する状態で供給されて、カップ状容器の搬送力を利用してガイドプレートから引き出されるが、トップシール、または外蓋が弾性を備えているため、外蓋が正規の装着位置からずれることがある。このように、外蓋が装着位置からずれると、押えローラで上方から加圧したとしても、外蓋をカップ状容器に適正に装着することができず蓋閉め不良となる。また、装着位置からずれた外蓋を押えローラで上方から加圧すると、必要以上の加圧力が外蓋に作用し、外蓋の形成素材によっては割れが発生し破損するおそれがある。さらに、破損した外蓋でトップシールが破損されるおそれもある。
加えて、押えローラで外蓋を装着するとき、外蓋の下流端が押えローラに接触した瞬間に、外蓋がカップ状容器の上で傾き、同容器上面から脱落するおそれがある。詳しくは、押えローラの下端とコンベア上面との対向距離は、外蓋をカップ状容器に装着した状態の高さとほぼ同一に設定されている。しかし、外蓋がカップ状容器の上面に載置された状態の高さは前記対向距離よりも高いため、まず外蓋の下流端が押えローラに接触することになる。このとき、外蓋の下流端のみが押えローラで加圧されるので、外蓋の上流端が、押えローラと接触した外蓋の下流端を支点にして上方に浮き上がろうとする。これにより、外蓋がカップ状容器の上で傾き、同容器の上から脱落して外蓋をカップ状容器に装着することができなくなる。
本発明の目的は、外蓋を容器本体に対して適正に載置し、さらに押圧ローラで確実に蓋閉めして容器本体に的確に装着することができる蓋閉め装置、および蓋閉め方法を提供することにある。
本発明の目的は、容器本体の搬送姿勢が一様でない場合にも、外蓋を容器本体に対して適正に載置し、押圧ローラで的確に蓋閉めし装着することができる蓋閉め装置、および蓋閉め方法を提供することにある。
本発明に係る蓋閉め装置は、内容物Jが充填された容器本体8を上流から下流に向かって搬送する搬送手段1と、搬送手段1により搬送される容器本体8の上方に外蓋18を載置する蓋載置手段3とを備えている。また、搬送手段1上に回転自在に設置され、蓋載置手段3により容器本体8の上方に載置された外蓋18に対して押圧力を付与し、外蓋18を押し下げて容器本体8に外蓋18を装着する押圧ローラ5を備えている。蓋載置手段3は、外蓋18の中央部Xが容器本体8の中央部Yよりも下流側に位置する位置ずれ姿勢となるように、外蓋18を容器本体8上に載置する。押圧ローラ5で前記位置ずれ姿勢にある外蓋18を受止めて上流側の装着準備姿勢に移行させたのち、押圧ローラ5により外蓋18の下流側から上流側に向かって順々に押圧力を付与して、容器本体8に外蓋18を装着するように構成する。
容器本体8を、底壁9と、底壁9の外周から立ち上がる周側壁10と、周側壁10の上端外周に張り出し形成された水平状のフランジ壁11とを備え、上面に内容物Jの出入口としての上方開口12を有するカップ状に形成する。外蓋18は、容器本体8の上方を覆う主面壁19と、主面壁19の外周から下方に連設されてフランジ壁11の外周面を囲む外周壁部20とを備えている。外周壁部20の内面には外嵌装着状態においてフランジ壁11の外周面に係止される突部21を形成する。押圧ローラ5で位置ずれ姿勢にある外蓋18を受止めて上流側の装着準備姿勢に移行させたとき、外蓋18の外周壁部20が容器本体8のフランジ壁11の外周面に当接し、且つ外蓋18の突部21が容器本体8のフランジ壁11の外周面に係止されて外蓋18の上流側への移動限界が規制される。かかる規制状態から押圧ローラ5により外蓋18の主面壁19に対して下流側から上流側に向かって順々に押圧力を付与して、外周壁部20を拡開状に弾性変形して容器本体8に外蓋18を外嵌装着する。
搬送手段1に供給される容器本体8には、その上方開口12を覆うフィルム状の内蓋14を設ける。内蓋14は、フランジ壁11の外周形状と一致する主面部15と、主面部15から水平外方向に突出する突出部16とを備えている。外蓋18の主面壁19には、内蓋14の突出部16に対応する突出面23を形成する。蓋載置手段3が、外蓋18の中央部Xが容器本体8の中央部Xよりも下流側に位置する位置ずれ姿勢となるように、且つ内蓋14の突出部16と外蓋18の突出面23とが装着状態において一致するように、外蓋18を容器本体8上に載置する。
搬送手段1により搬送される容器本体8の内蓋14の突出部16の方向性を検知する検知手段4を備えている。蓋載置手段3がパラレルメカニズムであり、検知手段4により検知された容器本体8の方向性に応じて、外蓋18の中央部Xが容器本体8の中央部Yよりも下流側に位置する位置ずれ姿勢となるように、且つ内蓋14の突出部16と外蓋18の突出面23とが装着状態において一致するように、外蓋18を容器本体8上に載置する。
検知手段4を、容器本体8の外形形状を撮影するカメラ52と、カメラ52により撮影された撮影画像に基づいて内蓋14の突出部16の位置を含む容器本体8の方向性を認識する画像認識装置53とで構成する。
また、本発明に係る蓋閉め方法は、搬送手段1によって上流から下流に向かって搬送される容器本体8の上方に外蓋18を載置する外蓋載置工程と、押圧ローラ5により容器本体8の上方に載置された外蓋18に対して押圧力を付与し、外蓋18を押し下げて容器本体8に外蓋18を装着する外蓋装着工程とを含む。外蓋載置工程においては、外蓋18の中央部Xが容器本体8の中央部Yよりも下流側に位置する位置ずれ姿勢となるように、外蓋18を容器本体8上に載置する。押圧ローラ5で位置ずれ姿勢にある外蓋18を受止めて上流側の装着準備姿勢に移行させたのち、押圧ローラ5により外蓋18の下流側から上流側に向かって順々に押圧力を付与して、容器本体8に外蓋18を装着するようになっている。
本発明に係る蓋閉め装置においては、外蓋18を蓋載置手段3で、容器本体8に対して搬送方向の下流側へ位置ずれする状態で載置するようにした。また、容器本体8に載置された外蓋18を、押圧ローラ5で上流側の装着準備姿勢に移行させ、この状態の外蓋18に下流側から上流側に向かって順に押圧力を作用させて、外蓋18を容器本体8に装着できるようにした。これによれば、外蓋18が容器本体8に対して相対移動し、装着準備姿勢に移行して適正な装着位置に達した状態で、押圧ローラ5の押圧力を外蓋18に作用させるので、外蓋18を容器本体8に的確に装着することができる。また、外蓋18の下流側から上流側へ向かって押圧ローラ5の押圧力を順に作用させながら、外蓋18を容器本体8に押し下げるので、外蓋18を容器本体8に的確に装着することができる。外蓋18を容器本体8に装着する過程で、外蓋18が破損することもない。
底壁9、周側壁10、および水平のフランジ壁11を備えた容器本体8に対して、主面壁19、外周壁部20、および外周壁部20の内面に形成した突部21を備えた外蓋18を装着する場合には、以下のようにして外蓋18を容器本体8に装着する。まず、容器本体8の上方に外蓋18を位置ずれした姿勢で載置する。この載置状態では、外周壁部20の下縁がフランジ壁11の上流部側で受止められるため、図1に示すように、外蓋18の全体が搬送方向の下流側へ向かって前傾した姿勢になる。そのため、図7(a)に示すように、外蓋18の下流端は押圧ローラ5と接触せず、同ローラ5の下側に潜り込むので、外蓋18の主面壁19を押圧ローラ5に最初に接触させることができる。つまり、外蓋18の下流端ではなく、外蓋18の中央部Xに近い部分に押圧ローラ5の押圧力を作用させることができる。したがって、外蓋18が押えローラ5と接触した外蓋18の下流端を支点にして上方に浮き上がるのを避けて、容器本体8の上方で外蓋18が大きく傾いて脱落するのを防止でき、外蓋18を容器本体8に的確に装着することができる。
また、押圧ローラ5で外蓋18を上流側の装着準備姿勢に移行させた状態において、フランジ壁11の外周面に外蓋18の外周壁部20が当接し、且つ突部21がフランジ壁11に係止されて、外蓋18の上流側への移動を規制するようにした。このように、装着準備姿勢に移行した状態において外蓋18の移行限界を規制すると、外蓋18に押圧ローラ5で下流側から上流側に向かって順々に押圧力を作用させる間も、容器本体8に対して外蓋18を適正な装着位置に保持した状態にすることができる。したがって、外蓋18に適正な押圧力を作用させながら、外周壁部20を順次拡開変形させて、外蓋18を容器本体8に対して的確に外嵌装着できる。
内蓋14の突出部16と外蓋18の突出面23とが装着状態において一致するように外蓋18を容器本体8上に載置すると、外蓋18を容器本体8に対して外嵌装着した状態のとき、突出部16を突出面23で覆い隠して外面に露出するのを防ぐことができるので、商品の見栄えをよくすることができる。
検知手段4で容器本体8の突出部16の方向性を検知すると、内蓋14の外観形状が方向性を持つ場合であっても、検知手段4で検知した方向を基に、蓋載置手段3で外蓋18を適正な姿勢で載置することができる。詳しくは、搬送時の容器本体8の突出部16の向きが一定しない場合に、蓋載置手段3で外蓋18の突出面23の向きを調整して、外蓋18の突出面23の向きを内蓋14の突出部16の向きに一致させることができる。さらに、外蓋18を搬送方向下流側へ位置ずれした、適正な姿勢で容器本体8の上方に載置できる。また、蓋載置手段3としてパラレルメカニズムを用いると、シリアルメカニズム等の他の載置手段に比べて動作が高速であるため、搬送手段1による容器本体8の搬送速度を高くすることができ、蓋閉め装置の処理能力を向上させることができる。外蓋18を容器本体8へ向かって搬送する過程で、突出面23の向きを調整できることも、蓋閉め装置の処理能力を向上することに役立っている。
容器本体8の外形形状を撮影するカメラ52と、カメラ52により撮影された撮影画像に基づいて内蓋14の突出部16の位置を含む容器本体8の方向性を認識する画像認識装置53とで検知手段4を構成した。これによれば、カメラ52で撮影した容器本体8の撮影画像を画像認識装置53で解析することにより、容器本体8の方向性を非接触で高精度に検知することができる。したがって、内蓋14の突出部16と外蓋18の突出面23とが装着状態において一致する向きに、外蓋18の姿勢をパラレルメカニズム3で調整して容器本体8に載置できる。
また、本発明に係る蓋閉め方法は、搬送される容器本体8の上方に外蓋18を載置する外蓋載置工程と、押圧ローラ5により外蓋18を押し下げて容器本体8に外蓋18を装着させる外蓋装着工程とを含むものとした。外蓋載置工程においては、外蓋18を容器本体8に対して搬送方向の下流側へ位置ずれする状態で載置するようにした。外蓋装着工程においては、容器本体8に載置された外蓋18を、押圧ローラ5で上流側の装着準備姿勢に移行させ、この状態の外蓋18に下流側から上流側に向かって順に押圧力を作用させて、外蓋18を容器本体8に装着できるようにした。これによれば、外蓋18が容器本体8に対して相対移動し、装着準備姿勢に移行して適正な装着位置に達した状態で、押圧ローラ5の押圧力を外蓋18に作用させるので、外蓋18を容器本体8に的確に装着することができる。また、外蓋18の下流側から上流側へ向かって押圧ローラ5の押圧力を順に作用させながら、外蓋18を容器本体8に押し下げるので、外蓋18を容器本体8に的確に装着することができる。外蓋18を容器本体8に装着する過程で、外蓋18が破損することもない。
本発明の実施例1に係る蓋閉め装置の縦断側面図である。 実施例1に係る蓋閉め装置の装置構成を示す平面図である。 実施例1に係る内蓋が取付られた容器本体の平面図である。 実施例1に係る外蓋の平面図である。 実施例1に係る外蓋を容器本体に装着した状態を示す縦断側面図である。 実施例1に係る押圧ローラの上流側に容器本体が位置している状態の平面図である。 実施例1に係る蓋閉め動作を示す縦断側面図である。 実施例1に係るパラレルメカニズムを示す側面図である。 本発明の実施例2に係る蓋閉め装置の装置構成図である。 実施例2に係る押圧ローラの上流側に容器本体が位置している状態の平面図である。
(実施例1) 図1から図8に、本発明に係る蓋閉め装置を、カップゼリーの蓋閉め装置に適用した実施例1を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図中に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2において、蓋閉め装置は、第1コンベア(搬送手段)1と、同コンベア1に隣接して設置される第2コンベア2と、両コンベア1・2の上方に設置されるパラレルメカニズム(蓋載置手段)3、および検知手段4と、押圧ローラ5と、制御部6などで構成されている。押圧ローラ5は第1コンベア1上に回転自在に設置されている。両コンベア1・2の搬送方向は、図2に向かって左側が上流側、図2に向かって右側が下流側となっている。
図3および図5に示すように、容器本体8は、底壁9と、底壁9の外周から立ち上がる周側壁10と、周側壁10の上端外周に張り出し形成された水平状のフランジ壁11とを備えた、カップ状のプラスチック成形品からなる。フランジ壁11はリング状に形成されており、その内縁がゼリー(内容物)Jの出入口として機能する上方開口12となっている。容器本体8には、上方開口12を覆うようにフィルム状の内蓋14が設けられている。内蓋14は、優弧円状の主面部15と、主面部15から水平方向に突出する略三角形状の突出部16とを備えている。主面部15はフランジ壁11の上面に溶着されて、容器本体8内に収容したゼリーJを密封している。突出部16は内蓋14を容器本体8に溶着した状態において、容器本体8から舌辺状に突出しており、内蓋14を取り外す際に手指で掴めるようになっている。
図4および図5に示すように、外蓋18は、容器本体8の上方を覆う主面壁19を備えた全体が透明なプラスチック成形品である。主面壁19は、優弧円状のカバー面22と、カバー面22から水平方向に突出する略三角形状の突出面23とで構成されており、平面視において液滴状に形成されている。主面壁19には、同壁19の周囲から下方に向かって連接される外周壁部20が設けられている。外周壁部20は、カバー面22から連接される3/4円弧状の円弧壁20aと、突出面23から連接されるV字状のV字壁20bとで構成されている。円弧壁20aの内面の6個所には、突部21が内向きに突出する状態で断続的に形成してあり、外蓋18を容器本体8に外嵌装着した状態における各突部21は、フランジ壁11の外周面と係止して外蓋18の装着状態を維持している。突部21は、カバー面22の下面からフランジ壁11、内蓋14、および後述する表示体24の厚み分だけ下方の位置に形成されている。
主面壁19の内面には、商品名等が印刷された主面壁19と同形状の表示体24が配置されている。カバー面22の中央部分は円形に膨出形成されて、その周縁部が表示体24の上面に当接しており、全体の断面が横長のハット形に形成されている。図5に示すように、外蓋18を容器本体8に外嵌装着した状態では、外周壁部20がフランジ壁11の外周面に当接して、突部21がフランジ壁11の外周面の下端に係止している。
第1コンベア1では容器本体8にゼリーJが充填され、上方開口12を内蓋14で密閉した状態の容器本体8が、搬送端へ向かって搬送される。図2に示すように、第1コンベア1は、上流端および下流端のコンベアローラに巻き掛けられた第1コンベアベルト26と、下流側のコンベアローラを回転駆動する第1モーター27とで構成されている。第1モーター27には第1エンコーダ28が設けられており、第1モーター27の駆動状態は、第1エンコーダ28を介して制御部6へフィードバックされている。容器本体8は、第1コンベア1の最上流側に設置された容器供給装置1Aで第1コンベアベルト26上に等間隔毎に載置される。容器供給装置1Aは、容器本体8の突出部16の方向を揃えることなく、ランダムな向きで各容器本体8を第1コンベアベルト26上に供給する。
図2に示すように、外蓋18を搬送する第2コンベア2は、上流端および下流端のコンベアローラに巻き掛けられた第2コンベアベルト30と、下流側のコンベアローラを回転駆動する第2モーター31とで構成されている。第2モーター31には第2エンコーダ32が設けられており、第2モーター31の駆動状態は、第2エンコーダ32を介して制御部6へフィードバックされている。外蓋18は、第2コンベア2の最上流側に設置された蓋供給装置2Aで、第2コンベアベルト30上に等間隔毎に載置される。蓋供給装置2Aは、外蓋18の突出面23の方向を揃えることなく、ランダムな向きで各外蓋18を第2コンベアベルト30上に供給する。
図2に示すように、第1コンベア1上の下流側には、押圧ローラ5が設置されている。押圧ローラ5は、円管状のローラ本体35と、ローラ本体35の両端に配置される軸部36とからなる。押圧ローラ5は、軸部36がローラ支持台37にベアリングを介して回転自在に軸支されており、ローラ本体35が第1コンベアベルト26の上面と対向するように設置されている。押圧ローラ5は、モーター等を含む回転駆動構造は備えず、第1コンベア1で搬送される容器本体8に載置された外蓋18との接触摩擦によってのみ回転する。ローラ本体35の下端と、第1コンベアベルト26の上面との対向距離は、外蓋18が容器本体8に外嵌装着された状態の全高と同じか、先の全高より僅かに小さく設定されている。
図2に示すように、押圧ローラ5の上流側には、第2コンベア2で搬送される外蓋18を、第1コンベア1で搬送される容器本体8の上方に載置するパラレルメカニズム3が設置されている。図2および図8に示すように、パラレルメカニズム3は、架台39に固定されるベース40と、ベース40の下面に配置される3個の駆動モーター41と、各モーター41で駆動される3組のアームユニット42と、各アームユニット42で支持されるハンド部43などで構成する。ハンド部43の下面側にはチャック体44が設けられており、チャック体44はハンド部43に対して旋回できるように設けられている。
図8に示すように、駆動モーター41はサーボモーターと減速機とを一体に備え、モーターブラケットを介してベース40に組み付けられており、その出力軸にアームユニット42の上端が連結されている。アームユニット42は、駆動アーム45と、駆動アーム45の旋回運動をハンド部43に伝動する一対の平行なロッド46とで構成する。ロッド46の上端および下端は、それぞれボール継手を介して駆動アーム45およびハンド部43に連結されている。両ロッド46は、不図示のばねで互いに接近する向きに付勢されている。各アームユニット42を駆動モーター41で駆動することにより、ハンド部43を所定の3次元空間内で自由に変位操作することができる。
チャック体44は、不図示のエアホースで負圧源と接続されており、チャック体44に負圧源から負圧を供給することにより外蓋18を吸引保持できるようになっている。ハンド部43の3次元変位に追随しながら、チャック体44に旋回動力を伝動するために、伸縮自在なボールスプライン軸と、その上下端に連結したユニバーサルジョイントとで旋回駆動軸47が構成されている。上側のユニバーサルジョイントは旋回モーター48の出力軸に、下側のユニバーサルジョイントはチャック体44の旋回軸にそれぞれ連結されている。旋回駆動軸47を駆動する旋回モーター48はベース40の上面に配置されており、先の駆動モーター41と同様にサーボモーターと減速機とで構成されている。これにより、チャック体44はハンド部43に対して旋回できるように構成されている。パラレルメカニズム3の動作は制御部6により制御されている。
図2に示すように、パラレルメカニズム3の上流側に隣接するように、検知手段4が設けられている。具体的には、第1コンベア1で搬送される容器本体8の内蓋14の突出部16の方向を検知する検知手段4A(4)と、第2コンベア2で搬送される外蓋18の突出面23の方向を検知する検知手段4B(4)とが設けらている。検知手段4Aは、第1コンベア1の上方に設置されて容器本体8の外形形状を撮影するカメラ52と、カメラ52により撮影された撮影画像に基づいて内蓋14の突出部16の方向を検知する画像認識装置53とで構成されている。容器本体8が第1コンベア1で搬送されてカメラ52の下方を通過するとき、カメラ52は容器本体8を撮影し、その撮影画像を画像認識装置53へと送出する。画像認識装置53は撮影画像を受け取ると、容器本体8の中央部Yを中心として、コンベアの搬送方向である基準線に対して、突出部16の先端位置と中央部Yとを結ぶ仮想線の角度が、プラス方向あるいはマイナス方向にどれだけ変位しているかを算出し、算出した変位角度を制御部6へと送出する。
検知手段4Bは、第2コンベア2の上方に設置されて外蓋18の外形形状を撮影するカメラ56と、カメラ56により撮影された撮影画像に基づいて外蓋18の突出面23の方向を検知する画像認識装置57とで構成されている。検知手段4Bは、外蓋18が第2コンベア2で搬送されてカメラ56の下方を通過するとき、カメラ56で外蓋18を撮影し、その撮影画像を画像認識装置57へと送出する。画像認識装置57は撮影画像を受け取ると、外蓋18の中央部Xを中心として、コンベアの搬送方向である基準線に対して、突出面23の先端位置と中央部Xとを結ぶ仮想線の角度が、プラス方向あるいはマイナス方向にどれだけ変位しているかを算出し、算出した変位角度を制御部6へと送出する。
両検知手段4A・4Bは算出した変位角度に加えて、容器本体8および外蓋18の搬送位置と両コンベア1・2上の前後方向の載置位置の情報も制御部6に送出する。制御部6は、受け取った搬送位置と、第1エンコーダ28および第2エンコーダ32のフィードバック信号から算出した各コンベア1・2の送り量とを関連付けることにより、各コンベア1・2で搬送される容器本体8および外蓋18の搬送位置を特定している。これにより、制御部6は、パラレルメカニズム3による外蓋18のピックアップ、旋回、および載置などの各動作を制御することができる。
次に蓋閉め装置の動作について説明する。容器本体8と外蓋18とは、それぞれ容器供給装置1Aおよび蓋供給装置2Aで各コンベア1・2上に載置され下流へ向かって搬送される。まず、容器本体8および外蓋18の方向性とコンベア上の搬送位置などを特定する検知工程を行なう。検知工程では、検知手段4A・4Bで容器本体8の内蓋14の突出部16、および外蓋18の突出面23の変位角度を算出し制御部6へと送出する。同時に、両者8・18の搬送方向に対する搬送位置、および両コンベアベルト26・30の前後方向の載置位置を制御部6へと送出する。制御部6は、受け取った変位角度、搬送位置および載置位置を、検知手段4A・4Bで検知した容器本体8および外蓋18に関連付けて記憶する。搬送位置に関しては、第1および第2エンコーダ28・32からのフィードバック信号に基づいてリアルタイムで位置情報を更新しながら両者8・18の搬送位置を特定する。
検知工程が終了して、容器本体8および外蓋18が所定の蓋載置位置に達すると外蓋載置工程を行なう。外蓋載置工程では、制御部6は、内蓋14の突出部16および外蓋18の突出面23の変位角度が一致した状態で、外蓋18の中央部Xが容器本体18の中央部Yよりも下流側に位置する位置ずれ姿勢となるようにパラレルメカニズム3を制御して、外蓋18を容器本体8上に載置する。具体的には、パラレルメカニズム3の各駆動モーター41を制御して、蓋載置位置に達した外蓋18をチャック体44で吸引保持してピックアップする。このとき、外蓋18の搬送位置と、第2コンベアベルト30に対する前後方向の載置位置とは、前段の検知工程で特定されているので、チャック体44の中心と外蓋18の中央部Xとが一致するように、チャック体44で外蓋18をピックアップすることができる。
外蓋18をピックアップしたのち、パラレルメカニズム3を駆動して、吸着保持した外蓋18を容器本体8の上方に移送する。この移送中に、検知手段4Aで検知した突出部16の変位角度と、検知手段4Bで検知した突出面23の変位角度とが一致するように、旋回モーター48を駆動してチャック体44でピックアップした外蓋18を回転させる。次に、両者16・23の変位角度が一致した状態で、外蓋18の中央部Xが容器本体8の中央部Yよりも下流側に位置した状態で、外蓋18を容器本体8の上方に僅かな隙間を介して位置させる。このとき、前段の検知工程で容器本体8の前後方向の載置位置は特定されているので、両中央部X・Yの載置位置を搬送方向に対して一致させることができる。この状態で、チャック体44での吸着保持を解除することにより、外蓋18は位置ずれ姿勢となるように容器本体8の上方に載置される。
位置ずれ姿勢に載置された外蓋18は、図1に示すように、上流側よりも下流側が低い前傾姿勢となっている。具体的には、外蓋18の中央部Xが容器本体18の中央部Yよりも下流側に位置する位置ずれ姿勢のとき、外蓋18の外周壁部20の上流端が容器本体8の上方開口12の上方に位置し、外蓋18の主面壁19が容器本体8の下流端の上方に位置する。したがって、外蓋18は、容器本体8に主面壁19の下面に装着された表示体24と、上流端あるいはその近傍の外周壁部20で接触した状態で載置されて前傾姿勢となる。外蓋18が載置された容器本体8は、後段の外蓋装着工程へと送られる。
外蓋装着工程では、容器本体8に載置された外蓋18を、押圧ローラ5で受止めて上流側の装着準備姿勢に移行させ、その状態で外蓋18の下流側から上流側に向かって順々に押圧力を付与して、外蓋18を容器本体8に外嵌装着する。詳しくは、外蓋18および容器本体8が、第1コンベア1で搬送されると、図7(a)に示すように、外蓋18の下流端は押圧ローラ5の下側に潜り込み、主面壁19が押圧ローラ5と接触して、同ローラ5で受止められる。そのため、外蓋18の下流側への移動が制限され、容器本体8だけが下流側へと搬送されて、図7(b)に示すように、外蓋18の外周壁部20と容器本体8のフランジ壁11の外周面とが当接する。同時に突部21がフランジ壁11の外周面に係合して、外蓋18の全体を適正な装着位置で装着準備姿勢に保持する。以後、外蓋18と容器本体8は一体的に下流側に搬送され、図7(c)および(d)に示すように、押圧ローラ5により下流側から上流側に向かって順次押圧力が加えられる。押圧ローラ5の押圧力が加わるのに伴って、外蓋18の外周壁部20が順次拡開変形されて、突部21がフランジ壁11の外周を乗り越えて同壁11の下面側に係止する。全ての突起21がフランジ壁11の下端に係止された状態では、外蓋18は確りと容器本体8に装着された状態となる。
以上のように、本発明に係る蓋閉め装置は、外蓋18をパラレルメカニズム3で、容器本体8に対して搬送方向の下流側へ位置ずれする状態で載置するようにした。また、容器本体8に載置された外蓋18を、押圧ローラ5で上流側の装着準備姿勢に移行させ、この状態の外蓋18に下流側から上流側に向かって順に押圧力を作用させて、外蓋18を容器本体8に装着できるようにした。これによれば、外蓋18が容器本体8に対して相対移動して装着準備姿勢に移行して適正な装着位置に達した状態で、押圧ローラ5の押圧力を外蓋18に作用させるので、外蓋18を容器本体8に的確に装着することができる。また、外蓋18の下流側から上流側へ向かって押圧ローラ5の押圧力を順に作用させながら、外蓋18を容器本体8に押し下げるので、外蓋18を容器本体8に的確に装着することができる。外蓋18を容器本体8に装着する過程で、外蓋18が破損することもない。
底壁9、周側壁10、および水平のフランジ壁11を備えた容器本体8に対して、主面壁19、外周壁部20、および外周壁部20の内面に形成した突部21を備えた外蓋18を装着する場合には、以下のようにして外蓋18を容器本体8に装着する。まず、容器本体8の上方に外蓋18を位置ずれした姿勢で載置する。この載置状態では、外周壁部20の下縁がフランジ壁11の上流部側で受止められるため、外蓋18の全体が搬送方向の下流側へ向かって前傾した姿勢になる。そのため、外蓋18の下流端は押圧ローラ5と接触せず、同ローラ5の下側に潜り込むので、外蓋18の主面壁19を押圧ローラ5に最初に接触させることができる。つまり、外蓋18の下流端ではなく、外蓋18の中央部Xに近い部分に押圧ローラ5の押圧力を作用させることができる。したがって、外蓋18が押圧ローラ5と接触した外蓋18の下流端を支点にして上方に浮き上がるのを避けて、容器本体8の上方で外蓋18が大きく傾いて脱落するのを防止でき、外蓋18を容器本体8に的確に装着することができる。
押圧ローラ5で外蓋18を上流側の装着位置に移行させた状態において、フランジ壁11の外周面に外蓋18の外周壁部20が当接し、且つ突部21がフランジ壁11に係止されて、外蓋18の上流側への移動を規制するようにした。このように、装着位置において外蓋18の移行限界を規制すると、外蓋18に押圧ローラ5で下流側から上流側に向かって順々に押圧力を作用させる間も、容器本体8に対して外蓋18を装着位置に保持した状態にすることができる。したがって、外蓋18に適正な押圧力を作用させながら、外周壁部20を順次拡開変形させて、外蓋18を容器本体8に対して的確に外嵌装着できる。
検知手段4A(4)で容器本体8の突出部16の方向性を検知すると、内蓋14の外観形状が方向性を持つ場合であっても、検知手段4Aで検知した方向を基に、パラレルメカニズム3で外蓋18を適正な姿勢で載置することができる。詳しくは、搬送時の容器本体8の突出部16の向きが一定しない場合に、パラレルメカニズム3で外蓋18の突出面23の向きを調整して、外蓋18の突出面23の向きを内蓋14の突出部16の向きに一致させることができる。さらに、外蓋18を搬送方向下流側へ位置ずれした、適正な姿勢で容器本体8の上方に載置できる。また、内蓋14の突出部16と外蓋18の突出面23とが装着状態において一致するように外蓋18を容器本体8上に載置すると、外蓋18を容器本体8に対して外嵌装着した状態のとき、突出部16を突出面23で覆い隠して外面に露出するのを防ぐことができるので、商品の見栄えをよくすることができる。加えて、パラレルメカニズム3は、シリアルメカニズム等の他の載置手段に比べて動作が高速であるため、搬送手段1による容器本体8の搬送速度を高くすることができ、蓋閉め装置の処理能力を向上させることができる。
容器本体8の外形形状を撮影するカメラ52と、カメラ52により撮影された撮影画像に基づいて内蓋14の突出部16の位置を含む容器本体8の方向性を認識する画像認識装置53とで検知手段4A(4)を構成した。これによれば、カメラ52で撮影した容器本体8の撮影画像を画像認識装置53で解析することにより、容器本体8の方向性を非接触で高精度に検知することができる。したがって、内蓋14の突出部16と外蓋18の突出面23とが装着状態において一致する向きに、外蓋18の姿勢をパラレルメカニズム3で調整して容器本体8に載置できる。
本発明に係る蓋閉め方法は、搬送される容器本体8の上方に外蓋18を載置する外蓋載置工程と、押圧ローラ5により外蓋18を押し下げて容器本体8に外蓋18を装着させる外蓋装着工程とを含むものとした。外蓋載置工程においては、外蓋18を位置ずれ姿勢となるように容器本体8上に載置した。さらに、外蓋装着工程においては、押圧ローラ5により、位置ずれ姿勢にある外蓋18を上流側の装着準備姿勢に移行させたのち、押圧ローラ5により外蓋18の下流側から上流側に向かって順々に押圧力を付与して、容器本体8に外蓋18を装着した。これによれば、外蓋18が容器本体8に対して相対移動して装着準備姿勢に移行して適正な装着位置に達した状態で、押圧ローラ5の押圧力を外蓋18に作用させるので、外蓋18を容器本体8に的確に装着することができる。また、外蓋18の下流側から上流側へ向かって押圧ローラ5の押圧力を順に作用させながら、外蓋18を容器本体8に押し下げるので、外蓋18を容器本体8に的確に装着することができる。外蓋18を容器本体8に装着する過程で、外蓋18が破損することもない。
(実施例2) 図9および図10に、本発明に係る蓋閉め装置を、カップゼリーの蓋閉め装置に適用した実施例2を示す。本実施例では、外蓋載置工程の前段に、容器本体8を回転させて、外蓋装着工程へ搬送される容器本体8の向きを同じにする容器整列工程を追加した点が先の実施例1と異なる。容器整列工程では、前段の検知工程で算出された容器本体8の変位角度に基づいて、内蓋14の突出部16の向きを、例えば、図10に示すように、搬送方向下流側に一致するようにパラレルメカニズム3のチャック体44で吸着保持して容器本体8を回転させる。容器整列工程を行なったのち、外蓋載置工程で外蓋18を位置ずれ姿勢に載置したのち、後段の外蓋装着工程へと搬送する。これら以外の点は、先の実施例1と同様であるので、同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
このように、容器整列工程を行なうと、外蓋装着工程を容器本体8および外蓋18の姿勢が常に同じ状態で行なうことができるので、外蓋装着工程を安定して行なうことができる。したがって、外蓋18の外嵌装着状態をばらつくことなく一定に揃えることができ、例えば、カップゼリーの箱詰め作業をより少ない手間で簡便に行える。加えて、内蓋14の突出部16の向きを、図10に示すように、搬送方向下流側に一致するように整列すると、最も安定した状態で外蓋装着工程を行なうことができる。
詳しくは、突出部16と突出面23の向きを搬送方向下流側に指向させると、外蓋18が容器本体8の装着位置に位置したとき、円弧壁20aとV字壁20bとの接続部の2点で外周壁部20をフランジ壁11の外周面と当接させることができる。また、円弧壁20aの両端部に位置する突起21の端部21aがフランジ壁11の外周面の下端に係止されて、外蓋18の移動限界を規制することができる。これにより、確りと容器本体8の装着位置に保持した状態で、押圧ローラ5により下流側から上流側に向かって順次押圧力を加えることができるので、確実に外蓋18を容器本体8に装着することができる。
上記の各実施例では、検知手段4を各コンベア1・2に設けたが、検知手段4Aまたは検知手段4Bのいずれか一方だけを設けることができる。例えば、第1コンベア1に検知手段4Aを設ける場合には、突出面23の向き、および前後方向の載置位置を一致させた状態で、外蓋18を蓋供給装置2Aで第2コンベアベルト30上に載置する。さらに、蓋供給装置2Aから制御部6に対して載置した位置情報を送出することにより、パラレルメカニズム3での外蓋載置工程を実行することができる。逆に、第2コンベア2に検知手段4Bを設ける場合には、突出部16の向き、および前後方向の載置位置を一致させた状態で、容器本体8を容器供給装置1Aで第1コンベアベルト26上に載置する。さらに、容器供給装置1Aから制御部6に対して載置した位置情報を送出することにより、パラレルメカニズム3での外蓋載置工程を実行することができる。容器整列工程での、容器本体8の向きは、任意の方向とすることができる。
1 搬送手段(第1コンベア)
3 蓋載置手段(パラレルメカニズム)
4 検知手段
5 押圧ローラ
8 容器本体
9 底壁
10 周側壁
11 フランジ壁
12 上方開口
14 内蓋
15 主面部
16 突出部
18 外蓋
19 主面壁
20 外周壁部
21 突部
23 突出面
52 カメラ
53 画像認識装置
J 内容物(ゼリー)
X 中央部
Y 中央部

Claims (6)

  1. 内容物が充填された容器本体を上流から下流に向かって搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記容器本体の上方に外蓋を載置する蓋載置手段と、
    前記搬送手段上に回転自在に設置され、前記蓋載置手段により前記容器本体の上方に載置された前記外蓋に対して押圧力を付与し、該外蓋を押し下げて前記容器本体に前記外蓋を装着させる押圧ローラと、
    を備える蓋閉め装置であって、
    前記蓋載置手段は、前記外蓋の中央部が前記容器本体の中央部よりも下流側に位置する位置ずれ姿勢となるように、前記外蓋を前記容器本体上に載置しており、
    前記押圧ローラで前記位置ずれ姿勢にある前記外蓋を受止めて上流側の装着準備姿勢に移行させたのち、該押圧ローラにより前記外蓋の下流側から上流側に向かって順々に押圧力を付与することで、前記容器本体に前記外蓋が装着されるように構成されていることを特徴とする蓋閉め装置。
  2. 前記容器本体が、底壁と、該底壁の外周から立ち上がる周側壁と、該周側壁の上端外周に張り出し形成された水平状のフランジ壁とを備え、上面に前記内容物の出入口としての上方開口を有するカップ状に形成されており、
    前記外蓋は、前記容器本体の上方を覆う主面壁と、該主面壁の外周から下方に連設されて前記フランジ壁の外周面を囲む外周壁部とを備えており、
    前記外周壁部の内面には外嵌装着状態において前記フランジ壁の外周面に係止される突部が形成されており、
    前記押圧ローラで前記位置ずれ姿勢にある前記外蓋を受止めて上流側の装着準備姿勢に移行させたとき、該外蓋の前記外周壁部が前記容器本体の前記フランジ壁の外周面に当接し、且つ前記外蓋の前記突部が前記容器本体の前記フランジ壁の外周面に係止されて前記外蓋の上流側への移動限界が規制され、かかる規制状態から前記押圧ローラにより前記外蓋の前記主面壁に対して下流側から上流側に向かって順々に押圧力が付与されることにより、前記外周壁部が拡開状に弾性変形されて前記容器本体に前記外蓋が外嵌装着されるようになっている、請求項1記載の蓋閉め装置。
  3. 前記搬送手段に供給される前記容器本体には、その前記上方開口を覆うフィルム状の内蓋が設けられており、
    前記内蓋は、前記フランジ壁の外周形状と一致する主面部と、主面部から水平外方向に突出する突出部とを備えており、
    前記外蓋の主面壁には、前記内蓋の突出部に対応する突出面が形成されており、
    前記蓋載置手段が、外蓋の中央部が容器本体の中央部よりも下流側に位置する位置ずれ姿勢となるように、且つ前記内蓋の突出部と前記外蓋の突出面とが装着状態において一致するように、前記外蓋を前記容器本体上に載置するようになっている、請求項2記載の蓋閉め装置。
  4. 前記搬送手段により搬送される前記容器本体の前記内蓋の前記突出部の方向性を検知する検知手段を備え、
    前記蓋載置手段がパラレルメカニズムであり、前記検知手段により検知された前記容器本体の方向性に応じて、前記外蓋の中央部が前記容器本体の中央部よりも下流側に位置する位置ずれ姿勢となるように、且つ前記内蓋の突出部と前記外蓋の突出面とが装着状態において一致するように、前記外蓋を前記容器本体上に載置するようになっている、請求項3記載の蓋閉め装置。
  5. 前記検知手段が、前記容器本体の外形形状を撮影するカメラと、該カメラにより撮影された撮影画像に基づいて前記内蓋の突出部の位置を含む前記容器本体の方向性を認識する画像認識装置とで構成されている、請求項4記載の蓋閉め装置。
  6. 搬送手段によって上流から下流に向かって搬送される容器本体の上方に、外蓋を載置する外蓋載置工程と、
    押圧ローラにより前記容器本体の上方に載置された前記外蓋に対して押圧力を付与し、該外蓋を押し下げて前記容器本体に前記外蓋を装着させる外蓋装着工程と、
    を含み、
    前記外蓋載置工程においては、前記外蓋の中央部が前記容器本体の中央部よりも下流側に位置する位置ずれ姿勢となるように、前記外蓋を前記容器本体上に載置しており、
    前記押圧ローラで前記位置ずれ姿勢にある前記外蓋を受止めて上流側の装着準備姿勢に移行させたのち、該押圧ローラにより前記外蓋の下流側から上流側に向かって順々に押圧力を付与することで、前記容器本体に前記外蓋が装着されるようになっていることを特徴とする蓋閉め方法。
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WO2019230900A1 (ja) * 2018-06-01 2019-12-05 川崎重工業株式会社 蓋部材取付装置及びシステム

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