JP2014045964A - 椅子及びその背もたれ - Google Patents

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Abstract

【課題】背フレーム材に可撓性シート材を取り付けた背もたれにおいて、取り付けの容易性を損なうことなく、可撓性シート材の取り付け強度を向上させる。
【解決手段】可撓性シート材8の側縁にはテープ状のサイド縁部材18aが取り付けられており、背フレーム材7には、サイド縁部材18aが嵌まるサイド嵌合溝22が形成されている。サイド縁部材18aには下向き鉤状の係合爪25が形成されており、背フレーム材7には、係合爪25が嵌合する第1係合部31を形成している。係合爪25はサイド縁部材18aを下向き動させることで第1係合部31に簡単に係合させることができるため、可撓性シート材8の取り付けの容易性は損なわれない。サイド縁部材18aの抜き外しに対して係合爪25が強い抵抗として作用するため、非常に高い取り付け強度を確保できる。
【選択図】図6

Description

本願発明は、背もたれ又は座若しくは両方をフレーム材に可撓性シート材が張られた構成としている椅子、及び椅子の背もたれに関するものである。
椅子において、背もたれや座をフレーム材にメッシュ材(ネット材)等の可撓性シート材が張られた構成にすることは広く行われている。その場合、可撓性シート材をフレーム材に取り付ける方法の一つとして、例えば特許文献1に開示されているように、可撓性シート材の周縁にテープ状の縁部材を縫着等で固定しておいて、この縁部材をフレーム材の外周に形成した溝条(長溝、嵌合溝)に嵌め込むことが行われている。
特開2006−110000号公報
可撓性シート材をフレーム材に取り付ける方法としては、フレーム材の周縁をフレーム材に溶着又は接着したり、フレーム材を樹脂で製造するにおいて可撓性シート材をインサート成形したり、或いは押さえ板を介して可撓性シート材の周縁を押さえ固定したりといった方法もあるが、特許文献1のように縁部材を溝条に嵌め込む方式を採用すると、溶着や接着、或いはインサート成形法に比べて、可撓性シート材の取り付けを簡単に行える利点や、可撓性シート材の交換が容易である利点、フレーム材と可撓性シート材との色等の組み合わせを任意に選択できる等の利点がある。
しかし、可撓性シート材に着座した人の体圧が掛かると縁部材には嵌合溝から抜けようとするため、可撓性シート材に大きな体圧が掛かっても嵌合溝から抜けないように保持する必要がある。この点については、嵌合溝の深さを深くしたり縁部材を厚くしてその剛性を高めたりすることが考えられるが、これらの方法では嵌合溝への縁部材の嵌め込みが厄介になるという問題がある。すなわち、抜け防止機能のアップと取り付けの容易性とが相反するという問題である。
これに対して本願出願人が特願2012−120664に開示したように、縁部材に設けた係合穴とフレーム材に設けた係合爪とを嵌め合わせる構成を採用すると、嵌合溝への縁部材の嵌め込みの容易性を確保しつつ抜け防止機能を向上できる利点がある。
本願発明は先願発明に開示された抜け防止機能を参考にしつつ、取り付けの容易性は損なうことなく抜け防止の更なるアップを図ったものである。
本願発明は椅子と背もたれとを含んでおり、椅子の発明は請求項1〜3で特定している。このうち請求項1は椅子の上位概念を成すもので、背もたれ又は座若しくは両方を、着座者の体圧を受ける可撓性シート材がフレーム材に取り付けられた構成にしている椅子において、前記可撓性シート材の周縁にテープ状の縁部材を取り付けている一方、前記フレーム材には、前記縁部材が外側から嵌まる嵌合溝を形成しており、前記可撓性シート材の左右両側部に取り付けた縁部材に、着座者の体圧が掛かる方向から見て内側に突出した鉤状の係合爪を設けている一方、前記フレーム材のうち前記嵌合溝の内部には前記係合爪が引っ掛かり係合する係合部を設けている。
請求項2の発明は、請求項1の発明を背もたれに具体化したもので、この背もたれは、前記フレーム材に可撓性シート材が取り付けられた構成であって、前記可撓性シート材の左右両側部に略上下長手の左右サイド縁部材を取り付け、前記可撓性シート材の上部に略左右横長のアッパー縁部材を取り付けており、前記サイド縁部材には上下複数個の下向き鉤状の係合爪と、上下の係合爪の間に形成された係合穴とが形成されており、前記フレーム材には、前記係合爪が嵌まる第1係合部と前記係合穴が嵌まる第2係合部とを形成している。
請求項3の発明は請求項2を具体化したものであり、この発明は、請求項2において、前記フレーム材は樹脂又は金属の成形品であり、前記フレーム材の左右側部に、前記嵌合溝に連通した前向き開口の逃がし穴を形成することによって前記第1係合部が形成されている。
椅子においてメッシュ状等の可撓性シート材をフレーム材に取り付けた構造にすることは背もたれと座とのいずれにも適用されているが、座はクッション性とフィット性の点からは臀部の形状に倣うように変形するのが好適であるのに対して、可撓性シート材は体圧が掛かっても弓形に伸び変形するに過ぎないため、座に適用した場合は身体へのフィット性が十分でない場合がある。他方、人の背は平面視で偏平に近い状態で緩く湾曲しているため、背もたれを可撓性シート材で構成すると人の背にフィットさせることができて好適である。
そこで、請求項4の発明は背もたれを対象にしたものであり、この背もたれは、着座者の背の体圧を受ける可撓性シート材とこれが取り付くフレーム材とを備えており、前記可撓性シート材の周縁のうち少なくとも上端部と左右側部とにテープ状の縁部材を取り付けている一方、前記フレーム材の上部と左右側部とには前記テープ状の縁部材が外側から嵌まる嵌合溝を形成している、という基本構成になっている。
そして、上記基本構成において、 前記可撓性シート材の左右両側部に取り付けた縁部材に、正面視で下向き鉤状の係合爪を前記フレーム材の嵌合溝に入り込むように設けている一方、前記フレーム材のうちその左右側部に設けた前記嵌合溝の内部には、前記係合爪が上から嵌め込まれることで引っ掛かり係合する係合部を設けており、かつ、前記可撓性シート材の下端部には、正面視略上向き凹の弓型で殆ど撓み変形しないロア補助部材が取り付けられており、前記ロア補助部材は、その左右両側部は前記フレーム材に前向き抜け不能に嵌まっており、左右両端部を支点にして下向きに回動させることでフレーム材に重ね装着されるようになっている。
本願発明ではテープ状の縁部材に鉤状の係合爪を設けているため、テープ状の縁部材が嵌合溝から抜けようとしても、係合爪がフレーム材の係合部に引っ掛かることで抜けが阻止される。また、係合爪は、背もたれの場合は上下方向からの移動で係合部に簡単に嵌合させることができ、座の場合は前後方向からの移動で係合部に簡単に嵌合させることができる。従って、可撓性シート材の取り付けの容易性は損なわれない。
よって、本願発明によると、可撓性シート材を、その取付の容易性を損なうことなく外れない状態に取り付けることができる。また、係合爪は可撓性シート材の位置決め機能も発揮するため、可撓性シート材を正確な姿勢に取り付けできると共に、使用しているうちに可撓性シート材がずれるといった不具合も防止できる。請求項2のように係合穴とを組み合わせると、抜け防止機能及び位置決め機能をより一層向上させることができて好適である。
フレーム材は樹脂又は金属を素材として金型装置で成形する成形品であることが多く、この場合の金型装置は、基本的には密着・離反する一対の型を備えている。そして、係合部を構成する手段としては、フレーム材に、嵌合溝に連通した溝穴を内周に開口した状態に形成するといったことも可能であるが、この場合は、金型装置には嵌合溝を形成するスライド型に加えて溝穴を形成するためのスライド型を必要とするため、金型装置が複雑化するという問題がある。
これに対して請求項3の構成を採用すると、逃がし穴を密着・離反する型によって成形できるため、専用のスライド型は必要がなく、このため金型装置の複雑化を防止してコストアップを抑制できる。また、フレーム材の内周に穴が開口するたことはないため、外観の悪化も防止できる(逃がし穴は可撓性シート材で隠れるので、外観上の問題はない。)。
さて、従来技術において、可撓性シート材の取り付けの最後の段階で当該可撓性シート材に強いテンションを掛けるのが厄介であったが、その理由は、縁部材が簡単に撓み変形するテープ状であって強く掴み難くて力を掛けにくいことと、可撓性シート材に取り付け後の状態よりも更に強いテンションが掛かるように縁部材を引っ張って、縁部材をフレーム材の外周に回り込ませなければならないこととに起因している。
これに対して請求項4の構成では、まず、可撓性シート材を弛ませた状態でテーパ状の縁部材をフレーム材の上部と左右側部との嵌合溝に嵌め込み、次いで、ロア補助部材を回動させてフレーム材に重ね合わせることで、可撓性シート材を強いテンションが掛かった状態でフレーム材に取り付けることができるが、ロア補助部材は剛性を有するため、レバーを倒すのと同様の操作で人が簡単に回動させることができる。このため、可撓性シート材を、強いテンションが掛かった状態にごく簡単に取り付けることができる。
なお、請求項4は背もたれに適用しているが、その思想は座にも適用できる。座に適用する場合は、可撓性シート材の後端部に回動式の補助部材を取り付けるのが好ましい。
(A)は実施形態に係る椅子の斜視図、(B)は背フレーム材の側面図である。 可撓性シート材を省略した状態での背もたれ及びその支持機構部の分離斜視図である。 (A)は背もたれの一部破断正面図、(B)は第2縁部材と補助部材との分離斜視図である。 背もたれの構成要素の分離正面図である。 (A)は図1(A)の VA-VA視断面図、(B)は図1(A)(B)の VB-VB視断面図、(C)は図4(A)の VIIIC-VIIIC断面図である。 図4のVIの矢印で示した部位の部分破断斜視図である。 (A)は図4に矢印VIIAで示した部位の破断分離斜視図であり、(B)はフレーム材の一部分離斜視図である。 図3(A)の VIII-VIII視断面図である。 (A)は図3(A)のIXA-IXIA視断面図、(B)は図3(A)のIXB-IXB 視断面図、(C)は図3 (A)のIXC-IXC 視断面図である。 (A)は背フレーム材と補助部材との分離斜視図、(B)は補助部材の斜視図である。 (A)は補助部材の斜視図、(B)は可撓性シート材の取り付け工程を示す斜視図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下では方向を特定するため前後や左右の文言を使用するが、これらは椅子に腰掛けた人を基準にしている。正面視は、椅子に腰掛けた人と対向した方向から見た状態である。
(1).椅子の概要
まず、主として図1〜4に基づいて概要を説明する。本実施形態の椅子は事務用に広く使用されている回転椅子であり、椅子は、ガスシリンダとしての脚支柱1を有する脚体と、脚支柱1で支持されたベース2を備えている。ベース2の上方には中間部材(図示せず)を介して座3が配置されている。また、ベース3には、図2に示すように後ろ向きに延びる傾動部材4が後傾動自在に連結されており、傾動部材4に背支持体5が固定されていて、背支持体5に背もたれ6が取り付けられている。なお、傾動部材4と背支持体5とは単一構造品とすることも可能である。脚支柱1は、放射方向に広がる枝足を有する脚本体の筒部に嵌まっており、枝足の先端にはキャスタを設けている。
背もたれ6は、前後に開口した背フレーム材7と、これに取り付けられたメッシュ状の可撓性シート材8とを主要部材として構成されている。背フレーム材7は、上下方向に長い左右のサイドメンバー9と、左右サイドメンバー9の上端に繋がった正面視略水平姿勢のアッパーメンバー10と、左右サイドメンバー9の下端に繋がった正面視略水平姿勢のロアメンバー11とで構成されている。アッパーメンバー10は平面視で前向き凹状に湾曲している。
なお、本実施形態の背フレーム材7は樹脂の一体成形を採用しているが、アルミダイキャストのような金属製品を使用したり、板金加工品を使用したりすることも可能である。また、背フレーム材7は複数の部材を組み立てて構成することも可能である。
図1(B)に明示するように、背フレーム材7は、着座者の腰のあたりの高さに位置するランバーサポート部7aを有しており、ランバーサポート部7aは、最も前に位置するように側面視でくの字状に曲がっている。かつ、正面視では、ランバーサポート部7aの箇所の左右横幅が最も大きくて、ランバーサポート部7aから上下に行くに従って左右間隔が狭くなっている(ランバーサポート部7aが膨れた形状になっている。)。従って、正面視では、下膨れ六角形の外観を呈している。サイドメンバー9は、ランバーサポート部7aの箇所で最も左右横幅が大きくて、ランバーサポート部7aから上方と下方とに行くに従って左右幅が小さくなるように設定している。従って、背フレーム材7の外形と内形とは若干相違している。
本実施形態では、背フレーム材7は、初期角度を複数段階(例えば3段階)調節できるようになっている。すなわち、まず、図2に示すように、背フレーム材7のうちランバーサポート部7aの裏面部に左右横長の支軸12を一体に設ける一方、背支持体5に背フレーム材7の左右両側に立ち上がった角状の支柱部13を一体に設けて、支柱部13に、支軸12が嵌まる軸受け部14を一体に設けて、これにより、背フレーム材7が支軸12を中心にして前後回動し得るように設定している。
更に、背フレーム材7におけるロアメンバー11の左右中間部に、下向きに開口したケース状の可動受け部15を下向き突設する一方、背支持体5には、可動受け部15が上から嵌まる固定受け部16を一体に設け、固定受け部16と可動受け部15とに左右横長の操作レバー17を回転自在に挿通すると共に、操作レバー17のうち可動受け部15の内部に入り込んだ部位に、固定受け部16の内面に当接する周面カム(図示せず)を固定している。操作レバー17を回転すると、周面カム18による可動受け部15の支持位置が前後に変化し、これにより、背もたれ6の初期姿勢が複数段階に切り替えられる。操作レバー17にはグリップを設けているが、図では省略している。
可撓性シート材8は背フレーム材7の全体を覆っているので、背フレーム材7の外形と殆ど同じ形状になっており、可撓性シート材8も、着座した人の腰が当たる部分はランバーサポート部8aになっている(可撓性シート材8のランバーサポート部8aが、本来の意味でのランバーサポート部であると言える。)。
そして、図4に示すように、可撓性シート材8の側縁のうちランバーサポート部7aより上の部位にはテープ状の第1サイド縁部材18aを縫着で固定し、可撓性シート材8の側縁のうちランバーサポート部8aの箇所にはテープ状の第2サイド縁部材18bを縫着で固定し、可撓性シート材8の周縁のうち上端にはテープ状のアッパー縁部材19を縫着で固定し、可撓性シート材の下端部にテープ状のロア縁部材20を縫着で固定している。
サイド縁部材18a,18bは可撓性シート材8のプロフィールに倣っているものの基本的には上下方向に長い形態になっている。他方、アッパー縁部材19は基本的には左右横長の形態であるが、左右両端には可撓性シート材8の側縁に逢着された下向き足部19aを有しており、従って、正面視でコの字に近い形態になっている。ロア縁部材20は概ね作用横長の形態であり、このロア縁部材20を補助部材21に取り付けて、補助部材21を背フレーム材7の下部に装着している。
縁部材18,19,20は、それぞれポリプロピレンシートのような樹脂シートを打ち抜き加工又は曲げ加工するか、又はポリプロピレン等の樹脂を素材にした成形品である。サイド縁部材18,19と補助部材21は背フレーム材7に倣った正面形状になっている。アッパー縁部材19は背フレーム材7から分離した状態では下向き凹の弓形になっているが、これは、背フレーム材7のアッパーメンバー10が平面視で前向き凹状に湾曲しているためである。アッパー縁部材19左右両端には、背フレーム材7におけるサイドメンバー9の上端部に嵌まる足部19aを設けている。
図4では、各縁部材18,19,20を可撓性シート材8の手前に表示しているが、背フレーム材7に取り付けるに当たっては、矢印で示すサイド縁部材18a,18bは可撓性シート材8の後ろに隠れるように後ろ折り返されて、アッパー縁部材19も、矢印で示すように、可撓性シート材8の後ろに隠れるように下向きに折り返される。ロア縁部材20は背フレーム材7に取り付けられた状態でも可撓性シート材8の手前に位置しており、補助部材21の裏面に固定されている。
図1(B)に示すように(図5も参照)、背フレーム材7のサイドメンバー9には左右外向きに開口したサイド嵌合溝22が形成されており、アッパーメンバー10には、斜め後ろ向きに開口したアッパー嵌合溝23が形成されている。可撓性シート材8のサイド縁部材18a,18bはその全体がサイド嵌合溝22に外側から嵌まっており、アッパー縁部材19のうち足部19aはサイド嵌合溝22の上部に嵌まって、その他の部位はアッパー嵌合溝23に嵌まっている。
図4に示すように、第1サイド縁部材18aには、その上部と下部とに下向き鉤状の係合爪25が形成されており、上下係合爪25の間の部位に上下複数個(2個)の係合穴26が形成されている。敢えて述べるまでもないが、係合爪25は、可撓性シート材8を背フレーム材7に取り付けた状態で背もたれ6の内側に向いている。係合穴26は上下長邸の長穴になっている。
アッパー縁部材19のうち左右横長の部位には、外向きに開口した位置決め溝27を形成している(アッパー縁部材19は下向きに折り返されるので、背フレーム材7に取り付けた後は、背もたれ6の内側に向いて開口する)。アッパー縁部材19の足部19aにも、内向きに開口した位置決め溝27を形成している。また、アッパー縁部材19のコーナー部には変形を容易ならしめるため、多数(複数)の弱化用溝28を形成している。また、アッパー縁部材19の足部19aにも、位置決め及び抜け防止のために係合穴26を形成している。
第2サイド縁部材18bのうち屈曲部には外向きに開口した弱化用溝28が多数(複数)形成されている。また、第2サイド縁部材18bのうちその下部には係合穴26が形成されている。
(2).背もたれの詳細
次に、図5以下の図面も参照して背もたれ6の詳細を説明する。図5(B)に示すように、フレーム材7のサイドメンバー9はランバーサポート部7aの近傍部を除いて菱形に近い平断面形状になっており、前面は内側に位置に行くに従って後ろにずれるように傾斜している。外周面のうち手前側の部位に既述のサイド嵌合溝22が形成されている。また、サイドメンバー9の前面には、肉厚を均等化するための多数の凹所30が上下に並んで形成されている。
既に述べたように、サイド縁部材18a,18bは背フレーム材7のサイド嵌合溝22に嵌まっている。その基本状態を図5(C)で示している。可撓性シート材8はサイド嵌合溝22から折り返された姿勢で張られており、可撓性シート材8に作用したテンションでサイド縁部材18a,18bはサイド嵌合溝22に押さえ付けられる状態になるため、サイド縁部材18a,18bはサイド嵌合溝22から抜け難い状態になっている。
更に、抜け防止及び位置決めのため、図6に示すように、背フレーム材7を構成するサイドメンバー9には、係合爪25が引っ掛かり嵌合する第1係合部31を形成している。第1係合部31は仕切り壁状の形態であり、サイド嵌合溝22と前向きに開口した凹所30とを連通させことで形成している。従って、凹所30が請求項に記載した逃がし穴に相当する。敢えて述べるまでもないが、第1係合部31の上は係合爪25を嵌脱自在な長溝穴32になっており、長溝穴32の下端を凹所30の底面より高くすることで第1係合部31が形成されている。
図7(A)に示すように、サイド嵌合溝22には、第1サイド縁部材18a等の係合穴25に対応した爪状の第2係合部33を形成している。サイドメンバー9の第2係合部33は、サイド嵌合溝22に連通した逃がし穴34を形成することでサイド嵌合溝22の内部に突出した形態としており、サイド縁部材18a,18bの嵌め込みをガイドするため、サイド縁部材18a,18bが当たる面は傾斜面になっている。すなわち、第2係合部33の箇所では、サイド嵌合溝22は奥に行くに従って溝幅が狭くなっている。
サイド縁部材18は、可撓性シート材8を押し潰すように弾性変形させることでサイド嵌合溝22に押し込まれて、押し込み切ると、係合穴26が第2係合部33に嵌まると共に、可撓性シート材8が戻り変形することで、係合穴26が第2係合部33に嵌まった状態が保持される。図では可撓性シート材8を薄く表示しているが、可撓性シート材8は立体構造の編地であって実際にはある程度の厚さを持っているため、係合穴26が第2係合部33に嵌まった状態はしっかり保持される。アッパー縁部材19に設けた位置決め溝27は、嵌合溝22,23の底部に形成したリブ(図示せず)に嵌合する。
背フレーム材7のアッパーメンバー10は、平面視で手前に向けて凹となるように湾曲しており、図5(A)に示すように、前面は前向き凸に緩く湾曲したプロフィールになっている。アッパーメンバー10のアッパー嵌合溝23とサイドメンバー9のサイド嵌合溝22とは一連に連続している。
次に、補助部材21とその取り付け構造を説明する。補助部材21は樹脂の成形品であり、背フレーム材7の前面のうち、ロアメンバー11の全体とサイドメンバー9の下端部とに重なっている。従って、左右両端は上向き部21aになっており、正面視では上向き凹の弓形の外観を呈している。また、図10に示すように、背フレーム材7の可動受け部15はロアメンバー11の前面までかかっているので、補助部材21には、可動受け部15を逃がすための下向き開口のセンター凹所36を形成している。
例えば図10に示すように、背フレーム材7の下端部には補助部材21が重なる段部37が形成されており、このため、段部37の内側は土手部38になっている。敢えて述べるまでもないが、サイドメンバー9の前面と補助部材21の前面とは滑らかに連続するように設定されている。
例えば図3(B)から理解できるように、ロア補助部材21はロア補助部材20の前面に重なっている。ロア縁部材20は基本的にはロア補助部材21に似た形態であり、左右中間部にはロア補助部材21と同様に可動受け部15を逃がすための下向き開口のセンター凹所39を形成している。
ロア縁部材20は左右全長にわたって補助部材21より幅狭になっており、補助部材21には、ロア縁部材20が後ろから重なる平坦部21bを形成している。ロア縁部材20の左右両端部は幅広部20aになっており、このため、ロア補助部材21の平坦部21bの左右両端部も内周側に向けて入り込んだ幅広部21cになっている。
ロア縁部材20をロア補助部材21に取り付ける(固定する)手段として、本実施形態では、図3(B)や図8に示すように、ロア補助部材21に設けた頭付き係合突起37にロア縁部材20の係合穴41を嵌め込む構造を採用している。
ロア補助部材21は、基本的には板を曲げたような形態を成しており、例えば図10に示すように、ロア補助部材21における左右上向き部21aの上端には、左右横長で両端支持方式のボス体42を一体に形成している。ボス体42の下方は空間になっているが、空間を塞ぐことも可能である。
背フレーム材7の段部37のうち左右両端の上端には、ヒンジ手段として、ロア補助部材21のボス体42を手前から覆う庇体30を下向きに突設している。このため、ロア補助部材21は、ボス体42を庇体43の内側に嵌め込むことにより、図11(B)に示すように、ボス体40を中心にして下向きに回動させて背フレーム材7に重ね合わせることができる。
庇体43はボス体42が回動可能に嵌まる軸受け凹所を形成する手段であるが、単なる凹所とすることも可能である。また、雌雄の関係を逆にして、段部37に軸部のような突起を形成して、ロア補助部材21に凹部を形成することも可能である。また、ボス体42や庇体43を形成せずに、段部37の左右上端にロア補助部材21の左右上端を当てることを利用して、ロア補助部材21を回動させることが可能である。但し、実施形態のように庇体43後ろにボス体42が下方から入り込む方式(上下方向からの嵌合方式)を採用すると、ロア補助部材21の左右上端は手前に離反不能に保持される利点がある。
ロア補助部材21は、背フレーム材7から前向き離脱不能に保持されている必要がある。そこで、本実施形態では、ロア補助部材21の保持手段として、図9,10に示すように、ロア補助部材21に、左右内側に位置した第1係止爪44と左右外側に位置した第2係止爪45とを後ろ向きに突設し、これら係止爪44,45をロアメンバー11に形成した第1係合凹所46(部図8参照)及び第2係合凹所47(図9(B)参照)に噛み合わせている。ロアメンバー11の係合凹所47は爪状の形態を成している。係止爪44,45は、弾性に抗して変形してから戻ることで、係合凹所47に噛み合う。
ロア補助部材21は、ロアメンバー11の段部37に嵌まっていることで基本的には位置決めされているが、更に、例えば図8のとおり、ロア補助部材21には複数の位置決め突起48を設けている一方、背フレーム材7には、位置決め突起48が嵌まる位置決め穴49を形成している。このため、補助部材21は上下左右にずれ不能の状態にしっかりと保持されている。
以上の構成において、背フレーム材7への可撓性シート材8の取り付けは、まず、アッパー縁部材19とサイド縁部材18a,18bとを背フレーム材7の嵌合溝22,23に嵌め込んでから、ロア補助部材21を下向きに回動させて背フレーム材7に重ね装着する、という手順で行われる。そして、サイド縁部材18a,18bを取り付ける段階では可撓性シート材8には強いテンションは掛かっておらず、係合爪25を上から下に簡単にずらし移動できることと、ロア補助部材21の回動操作も軽い力で簡単に行えることとにより、可撓性シート材8の取り付けを簡単に行える。
そして、サイド縁部材18aをサイド嵌合溝22から抜き外すような力が作用しても、係合爪25の引っ掛かり作用により、抜き外し対する高い抵抗が生じるため、極めて高い取り付け強度を確保できる。また、係合爪25は位置決め機能も発揮するため、使用しているうちにずれるような不具合も生じない。
例えば図4や図7に示すように、背フレーム材7におけるサイドメンバー9のうちランバーサポート部7aよりも上側の部位に上下長手で前向きに開口した長溝51を形成し、この長溝51にゴム板等の軟質弾性板52を嵌め込んでいる。軟質弾性板52は可撓性シート材8で押さえ保持されているので、長溝51に嵌まったままであっても脱落することはない。
さて、椅子の背もたれ6は机の天板の上下両方方向に広がっており、このため、椅子を机の内部に収納するに際して背もたれの中途高さ位置が天板に当たることがある。これが繰り返し行われると、可撓性シート材が傷ついて、甚だしい場合は可撓性シート材が破れてしまうことがある。
この点、本実施形態では軟質弾性板52は机の天板に当たる高さ位置に配置しているため、背もたれが天板に衝突しても可撓性シート材が傷つくことはない。ガスシリンダ付きの椅子では背もたれは座と一緒に昇降するので、軟質弾性板52は、背もたれの昇降ストロークの全範囲で天板に当たるような上下長さに設定している。なお、図1,2では軟質弾性体52及び長溝51は表示しておらず、背フレーム材7は図4とは僅かに相違している。
本実施形態ではサイド縁部材を上下2つの部材に分離構成したが、全体を1本のみで構成したり、逆3本以上に分割したりしてもよい。また、サイド縁部材とアッパー縁部材とを一体構造にすることも可能である。また、回動式の補助部材を使用せずに、ロア縁部材を背フレーム材に設けた嵌合溝に直接嵌め込むことも可能である。更に、回動式等のロア補助部材を使用する場合、テープ状のロア縁部材を使用せずに可撓性シート材を直接取り付けることも可能である。
本願発明は椅子に具体化できる。従って、産業上利用できる。
6 背もたれ
7 背フレーム材
8 可撓性シート材
9 サイドメンバー
10 アッパーメンバー
11 ロアメンバー
18a 第1サイド縁部材
18b 第2サイド縁部材
19 アッパー縁部材
20 ロア縁部材
21 補助部材
22 サイド嵌合溝
23 アッパー嵌合溝
25 係合爪
26 係合穴
21 第1係合部
33 第2係合部

Claims (4)

  1. 背もたれ又は座若しくは両方を、着座者の体圧を受ける可撓性シート材がフレーム材に取り付けられた構成にしている椅子であって、
    前記可撓性シート材の周縁にテープ状の縁部材を取り付けている一方、前記フレーム材には、前記縁部材が外側から嵌まる嵌合溝を形成しており、前記可撓性シート材の左右両側部に取り付けた縁部材に、着座者の体圧が掛かる方向から見て内側に突出した鉤状の係合爪を設けている一方、前記フレーム材のうち前記嵌合溝の内部には前記係合爪が引っ掛かり係合する係合部を設けている、
    椅子。
  2. 背もたれを前記フレーム材に可撓性シート材が取り付けられた構成にしており、
    前記可撓性シート材の左右両側部に略上下長手の左右サイド縁部材を取り付け、前記可撓性シート材の上部に略左右横長のアッパー縁部材を取り付けており、前記サイド縁部材には上下複数個の下向き鉤状の係合爪と、上下の係合爪の間に形成された係合穴とが形成されており、前記フレーム材には、前記係合爪が嵌まる第1係合部と前記係合穴が嵌まる第2係合部とを形成している、
    請求項1に記載した椅子。
  3. 前記フレーム材は樹脂又は金属の成形品であり、前記フレーム材の左右側部に、前記嵌合溝に連通した前向き開口の逃がし穴を形成することによって前記第1係合部が形成されている、
    請求項2に記載した椅子。
  4. 着座者の背の体圧を受ける可撓性シート材とこれが取り付くフレーム材とを備えており、前記可撓性シート材の周縁のうち少なくとも上端部と左右側部とにテープ状の縁部材を取り付けている一方、前記フレーム材の上部と左右側部とには前記テープ状の縁部材が外側から嵌まる嵌合溝を形成している構成であって、
    前記可撓性シート材の左右両側部に取り付けた縁部材に、正面視で下向き鉤状の係合爪を前記フレーム材の嵌合溝に入り込むように設けている一方、前記フレーム材のうちその左右側部に設けた前記嵌合溝の内部には、前記係合爪が上から嵌め込まれることで引っ掛かり係合する係合部を設けており、
    かつ、前記可撓性シート材の下端部には、正面視略上向き凹の弓型で殆ど撓み変形しないロア補助部材が取り付けられており、前記ロア補助部材は、その左右両側部は前記フレーム材に前向き抜け不能に嵌まっており、左右両端部を支点にして下向きに回動させることでフレーム材に重ね装着される、
    椅子の背もたれ。
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