JP2014044910A - ラッピングツール - Google Patents
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Abstract
【課題】 ジャンパー線の配線及びその変更作業において、その作業性を損なうことなく、隣接するラッピングポストとの短絡を防止できるラッピングツールの提供。
【解決手段】 ラッピングポストPから導線をすくい取る捕捉棒1と、その際、当該捕捉棒1における先端部の側方をその先端より前方から覆う絶縁性を有するサイドカバー2を備え、前記サイドカバー2は、その先端部に導線ラッピング部Wが出入りする孔7を備え、前記サイドカバー2の先端から捕捉棒1の先端に至る長さは、前記導線ラッピング部Wの長さ以下であり、前記サイドカバー2の内面と捕捉棒1の先端部との間隙は、前記導線Lの直径より広いことを特徴とするラッピングツール。
【選択図】 図1
【解決手段】 ラッピングポストPから導線をすくい取る捕捉棒1と、その際、当該捕捉棒1における先端部の側方をその先端より前方から覆う絶縁性を有するサイドカバー2を備え、前記サイドカバー2は、その先端部に導線ラッピング部Wが出入りする孔7を備え、前記サイドカバー2の先端から捕捉棒1の先端に至る長さは、前記導線ラッピング部Wの長さ以下であり、前記サイドカバー2の内面と捕捉棒1の先端部との間隙は、前記導線Lの直径より広いことを特徴とするラッピングツール。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電気通信設備の端子板や端子台(以下、端子台等と記す。)におけるジャンパー配線及びその変更作業に用いるラッピングツール(アンラッピング用を含む。)に関する。
電気通信設備の端子台等において、簡易に配線及びその変更を行うべく、ジャンパー線のラッピングが広く行われている。
ラッピング用の端子台等は、限られた領域において多様な配線を実現すべく、多種多様な回路に接続されたラッピングポストが多数密集して立設されている。
ラッピング用の端子台等は、限られた領域において多様な配線を実現すべく、多種多様な回路に接続されたラッピングポストが多数密集して立設されている。
ジャンパー線をラッピングポストに巻き付けるラッピング作業においては、下記特許文献1に記載の様に、被覆が剥がされ芯線が露出した接続領域の略全域を保持溝に収容しているため、隣接するラッピングポストとラッピングツール又は前記接続領域との短絡の虞は比較的少ない。
一方、ジャンパー線をラッピングポストから取り外すアンラッピング作業においては、ラッピングポストから前記接続領域の巻き付けを解除する際、ラッピングポストを中心に前記接続領域の螺旋が側方に拡幅し、隣接するラッピングポストとの間で短絡が生じる例が少なくない。
前記接続領域の巻き付けを解除する過程において前記接続領域の螺旋が隣接するラッピングポストに接触しなかったとしても、ラッピングポストから取り外された前記接続領域のラッピングツールへの巻き付きが不完全であった場合には、ジャンパー線を端子から引き抜く際に、前記接続領域がラッピングツールから外れ、他のラッピングポストに接触する場合もあった(図5(B)参照)。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、ジャンパー線の配線及びその変更作業において、その作業性を損なうことなく、隣接するラッピングポストとの短絡を防止できるラッピングツールの提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明によるラッピングツールは、ラッピングポストから導線をすくい取る捕捉棒と、その際、当該捕捉棒における先端部の側方をその先端より前方から覆う絶縁性を有するサイドカバーを備えるものであって、前記捕捉棒は、その先端部の端面に、前記ラッピングポストを回転自在に収める穴を備えると共に、その先端部に、導線ラッピング部の先端をすくう捕捉片と、当該捕捉片を先端とする螺旋状の誘導溝を備え、前記サイドカバーは、その先端部に導線ラッピング部が出入りする孔を備え、前記サイドカバーの先端から捕捉棒の先端に至る長さは、前記導線ラッピング部の長さ以下であり、前記サイドカバーの内面と捕捉棒の先端部との間隙は、前記導線の直径より広いことを特徴とする。
前記サイドカバーの先端部における内空部が先窄まりの構造を持ったラッピングツールとしてもよいし、前記サイドカバーを透視可能又は着脱自在としても良い。
以上の如く、本発明によるラッピングツールによれば、ラッピングポストから前記接続領域の巻き付けを解除する際、ラッピングポストを中心に前記接続領域の螺旋が側方に拡幅しても、絶縁性を有するサイドカバーの存在により隣接するラッピングポストとの間で短絡が生じることを回避することができる他、ラッピングポストから解除された前記接続領域が、その解除を促したラッピングツールに巻き付く際のガイドとしての役割をも果たす。
また、前記サイドカバーの先端部における内空部に先窄まりの構造を与えることによって、ラッピングポストから取り外された前記接続領域のラッピングツールへの巻き付きが不完全であった場合において、ジャンパー線を端子から引き抜く際に、前記接続領域がラッピングツールから外れた場合にあっても、先端部において最も小径である開口部でジャンパー線が保持され、他のラッピングポストに接触することを回避することができる。
これらの結果、例えば、回線停止の虞があった通信ジャンパー線の配線作業が安全に行えることとなり、作業品質と作業効率が向上する。
更に、前記サイドカバーを透視可能とすることによって、ラッピングポストから取り外された前記接続領域のラッピングツールへの巻き付きを確認しながら、ラッピングポストから離脱したジャンパー線を確実に保持することができる。尚、前記サイドカバーを着脱自在とすれば、サイドカバーの劣化やジャンパー線の太さに応じて、大小適当なサイドカバーを交換しつつ使用することができる。
更に、前記サイドカバーを透視可能とすることによって、ラッピングポストから取り外された前記接続領域のラッピングツールへの巻き付きを確認しながら、ラッピングポストから離脱したジャンパー線を確実に保持することができる。尚、前記サイドカバーを着脱自在とすれば、サイドカバーの劣化やジャンパー線の太さに応じて、大小適当なサイドカバーを交換しつつ使用することができる。
以下、本発明によるラッピングツールの実施の形態を図面に基づき説明する。
ラッピング作業は、導線Lの被覆を取り除いた部分の基部をラッピングポストPの根元に配置し、当該根元から先端に向けて一方向に巻きあげる形で導線Lを締結するものである((図2参照)以下、この様にラッピングポストPに締結されている導線Lの被覆を取り除いた部分を導線ラッピング部Wと記す)。
ラッピング作業は、導線Lの被覆を取り除いた部分の基部をラッピングポストPの根元に配置し、当該根元から先端に向けて一方向に巻きあげる形で導線Lを締結するものである((図2参照)以下、この様にラッピングポストPに締結されている導線Lの被覆を取り除いた部分を導線ラッピング部Wと記す)。
図1に示す例は、ラッピングポストPから導線をすくい取る捕捉棒1と、その際、当該捕捉棒1における先端部の側方をその先端より前方から覆う絶縁性を有するサイドカバー2と、アンラッピング作業の際に操作する持ち手3を備える。
前記捕捉棒1は、鉄やステンレス等の金属からなり、その先端部の端面に、前記ラッピングポストPをその根元まで回転自在に収める穴4を備えると共に、その先端部に、導線ラッピング部Wの先端をすくう捕捉片5と、当該捕捉片5を先端とする螺旋状の誘導溝6を備える。
前記捕捉片5は、当該導線ラッピング部Wを先端側からめくり上げるための巻き付け解除方向へ下るスロープ(図1(A)参照)を、ラッピングポストPを中心として、ラッピングポストPの表面から遠心方向へ被覆が剥がされた導線Lの太さ以上の範囲で備える。
前記誘導溝6は、当該スロープに続いて螺旋状に刻まれた溝であって、当該例における誘導溝6は、前記捕捉片5で一巻き毎のピッチを広めた導線Lをその螺旋形状を徐々に遠心方向へ拡幅しつつ誘導する溝であって、前記捕捉棒1の先端側から徐々に又は段階的に大径となる様に刻設された螺旋形状の溝である。
当該例における前記サイドカバー2は、透視可能な合成樹脂等を先窄まりの筒状に成形してなり、その先端部に導線ラッピング部Wが出入りする孔7を備える。
前記サイドカバー2は、その基部が前記捕捉棒1の定位置に定着(側面のスロープ又はストッパー8への圧着など)することによって、前記捕捉棒1に対して着脱自在となる。
前記サイドカバー2の先端から捕捉棒1の先端に至る長さは、前記導線ラッピング部Wの先端を確実にめくり上げるために、前記導線ラッピング部Wの長さ以下とすることが必要である。
前記サイドカバー2は、その基部が前記捕捉棒1の定位置に定着(側面のスロープ又はストッパー8への圧着など)することによって、前記捕捉棒1に対して着脱自在となる。
前記サイドカバー2の先端から捕捉棒1の先端に至る長さは、前記導線ラッピング部Wの先端を確実にめくり上げるために、前記導線ラッピング部Wの長さ以下とすることが必要である。
また、前記サイドカバー2の内面と前記捕捉棒1の先端部との間隙は、前記導線ラッピング部WがラッピングポストPから離脱するに必要十分な量を遠心方向に拡幅する必要があることから、前記導線Lの直径より広いことが必要であって、好ましくは、導線Lの硬直性(太さ)に応じてその直径の1.5倍から2倍以上であることが求められる。尚、その上限は、端子台H等において隣接するラッピングポストPの間隔やサイドカバー2の厚みに応じて、アンラッピング作業において当該サイドカバー2がストレスなく回転する間隔として必然的に決まるものである。
前記持ち手3は、円筒状又は多角柱状の棒体であって、必要に応じて滑り止め措置を施したものである。当該持ち手3は、前記捕捉棒1の基端部にその一端を連結し、指先で摘んで回せば、前記捕捉棒1がその先端の穴4を中心として一体として回転させ得るものである。尚、当該持ち手3の他端に、ラッピングツール(これに限っては、アンラッピングを行うツールではない。)を同様に連結しても良い。
本発明は、以上の如く構成され、前記導線ラッピング部Wが形成されているラッピングポストPを、上記ラッピングツールの捕捉棒1の穴4に差し入れ、前記捕捉片5の先端を前記導線ラッピング部Wの上面で巻き付け解除方向へ滑らせることによって、当該捕捉片5のスロープが当該導線ラッピング部Wの先端を捕捉し、めくり上げることとなる。更に回転を継続すれば、当該捕捉片5がその回転に伴って前記導線ラッピング部Wの巻き線内に進入し、当該捕捉片5を通過した導線Lが当該捕捉片5のスロープに続く誘導溝6の径の広がりに応じて拡幅されつつ、次第に前記捕捉棒1の先端部に巻きとられ、前記サイドカバーの内部に保持・収容されることとなる。
以上の結果、従来、ラッピングポストP間での短絡の原因となっていた導線Lの被覆が剥がされた部分は、すべて、絶縁体であるサイドカバー2に包まれ、アンラッピング時における短絡事故が回避されることとなる。
P ラッピングポスト,W 導線ラッピング部,L 導線,H 端子台,
1 捕捉棒,2 サイドカバー,3 持ち手,4 穴,
5 捕捉片,6 誘導溝,7 孔,8 ストッパー,
1 捕捉棒,2 サイドカバー,3 持ち手,4 穴,
5 捕捉片,6 誘導溝,7 孔,8 ストッパー,
Claims (4)
- ラッピングポストから導線をすくい取る捕捉棒と、その際、当該捕捉棒における先端部の側方をその先端より前方から覆う絶縁性を有するサイドカバーを備え、
前記捕捉棒は、その先端部の端面に、前記ラッピングポストを回転自在に収める穴を備えると共に、その先端部に、導線ラッピング部の先端をすくう捕捉片と、当該捕捉片を先端とする螺旋状の誘導溝を備え、
前記サイドカバーは、その先端部に導線ラッピング部が出入りする孔を備え、
前記サイドカバーの先端から捕捉棒の先端に至る長さは、前記導線ラッピング部の長さ以下であり、
前記サイドカバーの内面と捕捉棒の先端部との間隙は、前記導線の直径より広いことを特徴とするラッピングツール。 - 前記サイドカバーの先端部における内空部が先窄まりであることを特徴とする前記請求項1に記載のラッピングツール。
- 前記サイドカバーは、透視可能であることを特徴とする前記請求項1又は請求項2のいずれかに記載のラッピングツール。
- 前記サイドカバーは、着脱自在であることを特徴とする前記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のラッピングツール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012187874A JP2014044910A (ja) | 2012-08-28 | 2012-08-28 | ラッピングツール |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2014044910A true JP2014044910A (ja) | 2014-03-13 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2014044910A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5084790U (ja) * | 1973-12-07 | 1975-07-19 | ||
JPS5346687A (en) * | 1976-10-07 | 1978-04-26 | Fujitsu Ltd | Wire wrapping rewinder |
JP3024855B2 (ja) * | 1992-03-16 | 2000-03-27 | 三共株式会社 | 水田用除草性組成物 |
-
2012
- 2012-08-28 JP JP2012187874A patent/JP2014044910A/ja active Pending
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