JP2014043661A - カットデータ作成装置、カットデータ作成プログラム、及びミシン - Google Patents

カットデータ作成装置、カットデータ作成プログラム、及びミシン Download PDF

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Abstract

【課題】加工布が切断された場合の切断部の粗さを小さくするためのカットデータを作成するカットデータ作成装置、カットデータ作成プログラム、及びミシンを提供する。
【解決手段】複数の切断針の刃の向きが取得される。パターンを回転角度curR分回転させた場合の針落点が取得される(S35)。パターンに沿った切断線分の傾きと、切断針の刃の向きとの角度差である第一角度差T1が取得される(S40)。各針落点の第一角度差T1の総和である現在角度差総量M2が算出される(S42)。現在角度差総量M2が最小角度差総量M1より小さい場合(S45:YES)、特定回転角度retRに回転角度curRが代入される(S47)。S47の処理によって現在角度差総量M2が最も小さくなる特定回転角度retRが特定される。特定された特定回転角度retRの場合のカットデータが作成される。
【選択図】図9

Description

本発明は、指定されたパターンの切れ目を加工布に形成するために使用されるデータを作成するカットデータ作成装置、カットデータ作成プログラム、及びミシンに関する。
従来、縫針の代わりに切断針を針棒に装着可能なミシンが知られている。切断針は、先鋭状の刃を先端に備えている。ミシンは、切断針を装着した針棒を上下動させ、加工布に対して切断針を繰り返し突き刺して加工布を切断する。例えば、特許文献1に記載のミシンは、複数本の針棒を備え、そのうち2本の針棒に切断針が夫々装着されている。一方の切断針の方向は、加工布の経糸(縦糸)の延びる方向と直交している。他方の切断針の方向は、加工布の緯糸(横糸)の延びる方向と直交している。つまり、2つの切断針の刃の方向は、互いに直交する向きである。ミシンは、夫々の針棒を駆動して切断針を上下動させると共に、加工布を所定方向に移動させ、経糸と緯糸とを順次切断することによって、加工布を切断する。
特開平9−217261号公報
加工布上に切断により形成されるパターンは、種々の形状をしている。一方で、ミシンにおける切断針の向きは固定されており、例えば、前記従来のミシンにおける2つの切断針の先端の刃の方向は互いに直交する向きである。故に、パターンに沿って切断するための切断線分が延びる方向と、切断針の向きは異なる場合が多い。このため、切断針の刃が切断線分に沿わず、切断針でパターンが切断された場合に、パターンの切断部が粗くなる場合があるという問題点があった。
本発明の目的は、加工布が切断された場合の切断部の粗さを小さくするためのカットデータを作成するカットデータ作成装置、カットデータ作成プログラム、及びミシンを提供することである。
本発明の第一の態様に係るカットデータ作成装置は、多針ミシンの複数の針棒に先端に刃を備えた切断針を前記刃の向きが夫々異なるように装着し、又は、本縫いミシンの1つの針棒に前記切断針を前記刃の向きが夫々異なるように交換可能に装着し、前記針棒を駆動して前記切断針を上下動させ、加工布に前記切断針を繰り返し突き刺すことによって前記加工布に切れ目を形成するために使用されるカットデータを作成するカットデータ作成装置であって、前記針棒に装着される複数の前記切断針の前記刃の向きを取得する方向取得手段と、切断するパターンを予め設定された初期の姿勢から回転させた場合の複数の針落点を取得する針落点取得手段と、前記針落点取得手段によって取得された前記針落点における前記パターンに沿った切断線分の傾きと、前記方向取得手段によって取得された前記刃の向きとの角度差である第一角度差を算出する角度差算出手段と、前記角度差算出手段によって算出された前記第一角度差が最も小さい又は所定の第一閾値以下となる前記パターンの回転角度を特定する回転角度特定手段と、前記回転角度特定手段で特定した前記パターンの回転角度で前記パターンに沿って切れ目を形成するための前記カットデータを作成するカットデータ作成手段とを備えている。
この場合、カットデータ作成手段によって作成されたカットデータに従ってパターンに沿って切れ目を形成すれば、切断線分の傾きと切断針の刃の向きとの第一角度差が最も小さく、又は、所定の第一閾値以下になる。すなわち、切断針の刃の向きが切断線分の傾きに近づく。故に、加工布にパターンに沿って切れ目が形成された場合の切断部の粗さを小さくすることができる。
前記カットデータ作成装置において、前記角度差算出手段は、前記針落点取得手段によって取得された前記複数の針落点毎の前記第一角度差の総和を算出し、前記回転角度特定手段は、前記第一角度差の総和が最も小さい又は所定の第一閾値以下となる前記パターンの回転角度を特定してもよい。この場合、カットデータ作成手段によって作成されるカットデータは、第一角度差の総和が最も小さい又は所定の第一閾値以下となる前記パターンの回転角度で前記パターンに沿って切れ目を形成するためのカットデータとなる。故に、加工布にパターンに沿って切れ目が形成された場合の切断部の粗さを小さくすることができる。
前記カットデータ作成装置は、前記針落点取得手段によって前記複数の針落点が取得される場合の前記パターンの回転角度の範囲を、前記方向取得手段によって取得された前記複数の切断針同士の前記刃の向きの角度差である第二角度差の範囲を少なくとも含む範囲に決定する回転範囲決定手段を備え、前記針落点取得手段は、前記回転範囲決定手段によって決定された前記回転角度の範囲で、前記パターンを予め設定された初期の姿勢から回転させた場合の前記複数の針落点を取得してもよい。この場合、回転角度の範囲を、第二角度差を含む範囲に制限することができる。故に、パターンが360度の範囲で回転されて第一角度差が算出される場合に比べて、パターンが回転させた場合の針落点を取得する回数、及び第一角度差が算出される回数を低減することができる。よって、データ処理量を低減することができる。
前記カットデータ作成装置は、前記回転角度特定手段によって前記第一角度差の総和が所定の第一閾値以下となる前記回転角度が特定された場合に、前記パターンの回転を停止させる停止手段を備えてもよい。この場合、第一角度差の総和が第一閾値以下となる回転角度が特定された時点で、パターンの回転が停止される。故に、第一角度差の総和が最も小さくなるまでパターンの回転が継続されて第一角度差が算出される場合に比べて、データ処理量を低減することができる。
前記カットデータ作成装置は、前記角度差算出手段によって算出された前記複数の針落点毎の前記第一角度差が、所定の第二閾値より大きいか否かを判断する判断手段を備え、前記判断手段によって前記第一角度差が前記第二閾値より大きいと判断された場合に、前記角度差算出手段は、前記複数の針落点毎の前記第一角度差の算出を停止し、前記回転手段によって前記パターンが予め設定された初期の姿勢からさらに回転された後、前記第一角度差の算出を開始してもよい。この場合、第一角度差が第二閾値より大きいと判断されると、第一角度差の算出が停止され、パターンが回転された後に、回転された後の第一角度差が算出される。このため、回転角度特定手段によって回転角度が特定された場合に、切断線分と切断針の刃の向きとの第一角度差が第二閾値以下になる。故に、パターンに沿って加工布に切れ目が形成された場合の切断部の粗さを小さくすることができる。
本発明の第二の態様に係るカットデータ作成プログラムは、多針ミシンの複数の針棒に先端に刃を備えた切断針を前記刃の向きが夫々異なるように装着し、又は、本縫いミシンの1つの針棒に前記切断針を前記刃の向きが夫々異なるように交換可能に装着し、前記針棒を駆動して前記切断針を上下動させ、加工布に前記切断針を繰り返し突き刺すことによって前記加工布に切れ目を形成するために使用されるカットデータを作成するカットデータ作成装置において実行されるカットデータ作成プログラムであって、前記カットデータ作成装置のコントローラに、前記針棒に装着される複数の前記切断針の前記刃の向きを取得する方向取得ステップと、切断するパターンを予め設定された初期の姿勢から回転させた場合の複数の針落点を取得する針落点取得ステップと、前記針落点取得ステップによって取得された前記針落点における前記パターンに沿った切断線分の傾きと、前記方向取得ステップによって取得された前記刃の向きとの角度差である第一角度差を算出する角度差算出ステップと、前記角度差算出ステップによって算出された前記第一角度差が最も小さい又は所定の第一閾値以下となる前記パターンの回転角度を特定する回転角度特定ステップと、前記回転角度特定ステップで特定した前記パターンの回転角度で前記パターンに沿って切れ目を形成するための前記カットデータを作成するカットデータ作成ステップとを実行させる。この場合、加工布にパターンに沿って切れ目が形成された場合の切断部の粗さを小さくすることができる。
本発明の第三の態様に係るミシンは、多針ミシンの複数の針棒に先端に刃を備えた切断針を前記刃の向きが夫々異なるように装着し、又は、本縫いミシンの1つの針棒に前記切断針を前記刃の向きが夫々異なるように交換可能に装着し、前記針棒を駆動して前記切断針を上下動させ、加工布に前記切断針を繰り返し突き刺すことによって前記加工布に切れ目を形成するために使用されるカットデータを作成するミシンであって、前記針棒に装着される複数の前記切断針の前記刃の向きを取得する方向取得手段と、切断するパターンを予め設定された初期の姿勢から回転させた場合の複数の針落点を取得する針落点取得手段と、前記針落点取得手段によって取得された前記針落点における前記パターンに沿った切断線分の傾きと、前記方向取得手段によって取得された前記刃の向きとの角度差である第一角度差を算出する角度差算出手段と、前記角度差算出手段によって算出された前記第一角度差が最も小さい又は所定の第一閾値以下となる前記パターンの回転角度を特定する回転角度特定手段と、前記回転角度特定手段で特定した前記パターンの回転角度で前記パターンに沿って切れ目を形成するための前記カットデータを作成するカットデータ作成手段とを備えている。この場合、加工布にパターンに沿って切れ目が形成された場合の切断部の粗さを小さくすることができる。
ミシン1の斜視図である。 針棒7に装着された縫針51及び切断針52の正面図である。 刺繍枠84を保持する刺繍枠移動機構11の正面図である。 針落点データ93のデータ構成図である。 パターン91の初期状態の形状を示す図である。 ミシン1の電気的構成のブロック図である。 メイン処理のフローチャートである。 対応データ94のデータ構成図である。 回転角度決定処理のフローチャートである。 角度差計算処理のフローチャートである。 図5に示す初期状態のパターン91上の針落点QN、及び形成される切れ目を示す図である。 図11に示すパターン91が+15度回転した場合の針落点QN、及び形成される切れ目を示す図である。 カットデータ95のデータ構成図である。 本縫いミシン101の斜視図である。 図9の回転角度決定処理の変形例のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。まず、図1から図3を参照して、実施形態に係る多針ミシン(以下、単に「ミシン」という)1の構成について説明する。以下の説明では、図1の上側、下側、左斜め下側、右斜め上側、左斜め上側、右斜め下側を夫々、ミシン1の上側、下側、正面側、背面側、左側、右側とする。
図1に示すように、ミシン1の本体20は、支持部2と、脚柱部3と、アーム部4とを備える。支持部2は、平面視逆U字形に形成され、ミシン1全体を支持する。支持部2の上面には、前後方向に伸びる左右一対のガイド溝25がある。脚柱部3は、支持部2の後端部から上方へ立設されている。アーム部4は、脚柱部3の上端部から前方に延びる。アーム部4の先端には、針棒ケース21が左右方向に移動可能に装着されている。針棒ケース21の内部には、上下方向に伸びる10本の針棒7(針棒71〜80、図2参照)が左右方向に等間隔で配置されている。10本の針棒7のうち、縫製位置にある1本の針棒7が、針棒ケース21の内部に設けられた針棒駆動機構32(図6参照)によって上下方向に摺動される。針棒7の下端には、縫針51及び切断針52(図2参照)が着脱可能である。
図2に示す例では、縫針51(縫針511〜縫針516)は、10本の針棒7のうち、左側の6本(針棒75〜針棒80)に装着されている。ミシン1は、縫針51が装着された針棒7を上下方向に摺動することによって、縫針51を上下方向に繰り返し往復移動させる。これによってミシン1は、加工布100(図3参照)に縫製を行う。
10本の針棒7のうち右側の4本(針棒71〜74)には、切断針52(切断針521〜524)が縫針51の代わりに装着されている。切断針52は、加工布100(図3参照)の経糸(縦糸)及び緯糸(横糸)を切断するための刃を下方先端に備える。詳細は後述するが、切断針52の刃の向きが切断針521〜528毎に設定される。ミシン1は、切断針52が装着された針棒7を上下方向に摺動することによって、切断針52を上下方向に繰り返し往復移動させる。これによってミシン1は、加工布100(図3参照)の経糸及び緯糸を切断し、加工布100に切れ目を形成する。
図1に示すように、アーム部4の前後方向中央部の右側には、操作部6が設けられている。操作部6は、液晶ディスプレイ15と、タッチパネル8と、スタート/ストップスイッチ41とを備える。液晶ディスプレイ15には、例えば、ユーザが指示を入力するための操作画像といった各種情報が表示される。タッチパネル8は、ユーザからの指示を受け付けるために用いられる。ユーザは、指や専用のタッチペンを用いてタッチパネル8の押圧操作を行う。以下、この操作を「パネル操作」と言う。タッチパネル8は指や専用のタッチペンで押圧された位置を検知し、ミシン1は、検知された押圧位置に応じた項目を判別する。ミシン1は、このようにして選択された項目を認識する。ユーザは、パネル操作によって、切断により形成するパターンや実行されるコマンドを選択できる。スタート/ストップスイッチ41は、縫製及び切断動作の開始又は停止を指示するためのスイッチである。
アーム部4の下方には、脚柱部3の下端部から前方へ延びる筒状のシリンダベッド10が設けられている。シリンダベッド10の先端部の内部には、釜(図示せず)が設けられている。釜は、下糸(図示せず)が巻回されたボビン(図示せず)を収納する。シリンダベッド10の内部には、釜駆動機構(図示せず)が設けられる。釜駆動機構(図示せず)は、釜を回転駆動する。シリンダベッド10の上面には、平面視矩形の針板16が設けられる。針板16には、縫針51が挿通される針穴36が設けられている。
アーム部4の上面の背面側には、左右一対の糸駒台12が設けられている。一対の糸駒台12には、針棒7の数と同じ10個の糸駒13を設置可能である。上糸38は、糸駒台12に設置された糸駒13から供給される。上糸38は、糸案内17と、糸調子器18と、天秤39等を経由して、針棒7の下端に装着された縫針51の針孔(図示せず)に供給される。
アーム部4の下方には、刺繍枠移動機構11(図3及び図6参照)のYキャリッジ23が設けられている。刺繍枠移動機構11は、様々な種類の刺繍枠84(図3参照)を着脱可能に支持する。刺繍枠84は、加工布100を保持する。刺繍枠移動機構11は、X軸モータ132(図6参照)及びY軸モータ134(図6参照)を駆動源として、刺繍枠84を前後左右に移動させる。
図3を参照して、刺繍枠84と刺繍枠移動機構11とについて説明する。刺繍枠84は、外枠81と、内枠82と、左右1対の連結部89とを備える。刺繍枠84は、外枠81と内枠82とで加工布100を挟持する。連結部89は、平面視矩形の中央部が矩形に切り抜かれた形状の板部材である。左方の連結部89は、螺子85によって内枠82の左部に固定され、右方の連結部89は、螺子86によって内枠82の右部に固定されている。
刺繍枠移動機構11は、ホルダ24と、Xキャリッジ22と、X軸駆動機構(図示せず)と、Yキャリッジ23と、Y軸移動機構(図示せず)とを備える。ホルダ24は、刺繍枠84を着脱可能に支持する。ホルダ24は、取付部90と、右腕部97と、左腕部98とを備える。取付部90は、左右方向に長い平面視矩形の板部材である。右腕部97は、前後方向に伸びる板部材であり、取付部90の右端に固定されている。左腕部98は、前後方向に伸びる板部材である。左腕部98は、取付部90の左部において、取付部90に対する左右方向の位置を調整可能に固定される。右腕部97は、刺繍枠84の右方の連結部89と係合し、左腕部98は、左方の連結部89と係合する。
Xキャリッジ22は、左右方向に長い板部材であり、一部分がYキャリッジ23の正面から前方に突出している。Xキャリッジ22には、ホルダ24の取付部90が取り付けられる。X軸駆動機構(図示せず)は、直線移動機構(図示せず)を備える。直線移動機構は、タイミングプーリ(図示せず)と、タイミングベルト(図示せず)とを備え、X軸モータ132を駆動源として、Xキャリッジ22を左右方向(X軸方向)に移動させる。
Yキャリッジ23は、左右方向に長い箱状である。Yキャリッジ23は、Xキャリッジ22を左右方向に移動可能に支持する。Y軸移動機構(図示せず)は、左右一対の移動体(図示せず)と、直線移動機構(図示せず)とを備える。移動体は、Yキャリッジ23の左右両端の下部に連結され、ガイド溝25(図1参照)を上下方向に貫通している。直線移動機構は、タイミングプーリ(図示せず)と、タイミングベルト(図示せず)とを備え、Y軸モータ134を駆動源として、移動体をガイド溝25に沿って前後方向(Y軸方向)に移動させる。移動体に連結されたYキャリッジ23と、Yキャリッジ23に支持されたXキャリッジ22とは、これに伴って前後方向(Y軸方向)に移動する。加工布100を保持する刺繍枠84をXキャリッジ22に装着した状態では、加工布100は、針棒7と、針板16(図1参照)との間に配置される。
ここで、図4および図5を参照し、パターン91と、予め定められている針落点QNについて説明する。以下の説明では、図5の右方向を「0度」とし、反時計回り方向の角度を「+(プラス)」とし、時計回り方向の角度を「−(マイナス)」とする。また、「0度」は、X軸方向と平行であるとする。図4に示すように、針落点データ93には、加工布100に複数の切れ目を形成してパターン91(図5参照)を切断する場合の複数の針落点QNの座標(X,Y)が登録されている。なお、針落点が刺繍枠84に保持された加工布100の中央になる場合の座標が原点(0,0)であるとする。針落点データ93は、EEPROM64(図6参照)に記憶されている。図5を示すように、パターン91は、四角形が「−15度」傾いた模様である。針落点データ93の針落点QN(N=1,2,3,4、・・・)は、パターン91に沿って配置されている(図11参照)。
図6を参照して、ミシン1の電気的構成について説明する。図6に示すように、ミシン1は、縫針駆動部120と、縫製対象駆動部130と、操作部6と、制御部60とを備える。縫針駆動部120は、主軸モータ122と、駆動回路121と、針棒ケース用モータ45と、駆動回路123とを備える。主軸モータ122は、針棒駆動機構32を駆動させて針棒7を上下方向に往復移動させる。駆動回路121は、制御部60からの制御信号に従って主軸モータ122を駆動する。針棒ケース用モータ45は、針棒ケース21を左右方向に移動させる。駆動回路123は、制御部60からの制御信号に従って針棒ケース用モータ45を駆動する。
縫製対象駆動部130は、X軸モータ132と、駆動回路131と、Y軸モータ134と、駆動回路133とを備える。X軸モータ132は、刺繍枠移動機構11を駆動させて刺繍枠84(図3参照)を左右方向に移動させる。駆動回路131は、制御部60からの制御信号に従ってX軸モータ132を駆動する。Y軸モータ134は、刺繍枠移動機構11を駆動させて刺繍枠84を前後方向に移動させる。駆動回路133は、制御部60からの制御信号に従ってY軸モータ134を駆動する。
操作部6は、タッチパネル8と、駆動回路135と、液晶ディスプレイ15と、スタート/ストップスイッチ41とを備える。駆動回路135は、制御部60からの制御信号に従って液晶ディスプレイ15を駆動する。
制御部60は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、EEPROM64と、入出力インターフェイス(I/O)66とを備え、これらは信号線65によって相互に接続されている。I/O66には、縫針駆動部120と、縫製対象駆動部130と、操作部6とが夫々接続されている。
CPU61は、ミシン1の主制御を司り、ROM62のプログラム記憶エリア(図示せず)に記憶された各種プログラムに従って、縫製に関わる各種演算及び処理を実行する。ROM62は、図示しないが、プログラム記憶エリアを含む複数の記憶エリアを備える。プログラム記憶エリアには、メインプログラムを含む、ミシン1を動作させるための各種プログラムが記憶されている。メインプログラムは、後述するメイン処理(図7参照)を実行するためのプログラムである。RAM63には、CPU61が演算処理した演算結果等を収容する記憶エリアが必要に応じて設けられる。EEPROM64には、針落点データ93(図4参照)の他、ミシン1が各種処理を実行するための各種パラメータが記憶されている。
図7を参照し、CPU61において実行されるメイン処理について説明する。メイン処理では、パターンに沿って加工布100に切れ目を形成する動作をミシン1に実行させるために必要な制御データであるカットデータ(例えば、図13のカットデータ95)が作成される。メイン処理は、ユーザがメイン処理を開始する指示を入力した場合に実行される。メイン処理を開始する指示は、例えば、パネル操作によって入力される。CPU61は、メイン処理のプログラムをROM62から読み出し、プログラムのコマンドに従ってメイン処理を実行する。
図7に示すように、切断針52の刃の向きが確定しているか否かが判断される(S11)。S11では、針棒7と切断針52の刃の向きとが対応付けられた対応データ94(図8参照)が確定しているか否かが判断されることよって、切断針52の刃の向きが確定しているか否かが判断される。対応データ94が確定している状態とは、対応データ94が記憶された後(S13、後述)、ユーザのパネル操作によって切断針52の刃の向きの入力を終了する操作が行われた状態である。切断針52の刃の向きが確定されていない場合(S11:NO)、切断針52の刃の向きが取得されたか否かが判断される(S12)。切断針52の刃の向きが取得されていない場合(S12:NO)、処理はS11に戻る。
ユーザはパネル操作によって、針棒7と、切断針52の刃の向きとの対応関係を入力する。例えば、図2に示すように、針棒71に刃の向きが「0度(°)」である切断針521を装着した場合、ユーザはパネル操作によって針棒71と切断針521の刃の向き「0度」とを対応付けて入力する。このとき、CPU61は、切断針52の向きが取得されたと判断し(S12:YES)、取得した刃の向きと針棒7との対応関係を、EEPROM64に記憶する(S13)。次いで、処理はS11に戻る。ユーザのパネル操作によって針棒71〜74のそれぞれに装着された切断針521〜524の刃の向きが入力されると、S13の処理によって図8に示す対応データ94がEEPROM64に記憶される。図8に示すように、対応データ94には、針棒71〜74に、それぞれ、切断針521〜524の刃の向き「0度」、「45度」、「90度」、及び「135度」が対応付けられる。なお、図8では、説明を分かり易くするために、刃の向きに対応する切断針521〜524をカッコ書きで示しているが、データとして対応データ94に記憶されなくてよい。
切断針52の刃の向きが確定された場合(S11:YES)、パターンが選択されたか否かが判断される(S14)。パターンが選択されていない場合(S14:NO)、S14が繰り返される。EEPROM64には、複数のパターンが記憶されている。該パターンの形状は、液晶ディスプレイ15に表示される。ユーザはパネル操作によって所望のパターンを選択する。以下の説明では、パターン91(図5参照)が選択された場合を例示しながら説明する。
パターン91が選択された場合(S16:YES)、選択されたパターン91に対応する針落点データ93(図4参照)がEEPROM64から読み出され、RAM62に記憶される(S15)。次いで、回転角度決定処理が実行される(S16)。
図9を参照して、回転角度決定処理について説明する。回転角度決定処理は、切断線分と切断針52の刃の向きとの角度差が小さくなるように、パターン91を回転させる角度を決定する処理である。対応データ94(図8参照)に記憶された切断針52の刃の向きに基づいて、回転範囲Rが決定される(S31)。より詳細には、複数の切断針52同士の刃の向きの角度差である第二角度差T2が算出される。そして、算出された第二角度差T2の範囲を少なくとも含む範囲に回転範囲Rが決定される。本実施形態の場合、切断針52の刃の向きは、それぞれ切断針521「0度」、切断針522「45度」、切断針523「90度」、切断針524「135度」である(図8参照)。このため、各切断針52同士の角度差は「45度」である。よって、第二角度差T2が「45度」と算出される。そして、算出された第二角度差T2から、回転範囲R「0度〜45度」が決定される。なお、回転範囲Rは、第二角度差T2の範囲を少なくとも含めばよく、例えば、回転範囲Rは、「0度〜55度」と決定されてもよい。
詳細は後述するが、本実施形態では、S61(図10参照)で算出される切断線分の傾きと、S62(図10参照)で選択される切断針52の刃の向きとの差である第一角度差T1が算出され(S63)、第一角度差T1に基づいて特定回転角度retR(後述)が設定される(S47)。切断針521の刃の向き「0度」は、「180度」及び「360度」と同じ向きである。切断針522の刃の向き「45度」は、「225度」と同じ向きである。切断針523の刃の向き「90度」は、「270度」と同じ向きである。切断針524の刃の向き「135度」は、「315度」と同じ向きである。すなわち、切断針521〜524の刃の向きは、45度間隔の「0度」、「45度」、「90度」、「135度」、「180度」、「225度」、「270度」、「315度」、及び「360度」の向きに相当する。このため、「0度〜45度」の範囲でパターン91を回転した場合の第一角度差T1と、「45度〜90度」、「90度〜135度」、「135度〜180度」、「180度〜225度」、「225度〜270度」、「270度〜315度」、及び「315度〜360度」の範囲でパターン91を回転した場合の第一角度差T1とは、同等の値となる。故に、「0度〜45度」の範囲で、第一角度差T1を算出すれば、「45度〜90度」、「90度〜135度」、「135度〜180度」、「180度〜225度」、「225度〜270度」、「270度〜315度」、及び「315度〜360度」の各範囲で第一角度差T1を算出する必要がない。このため、本実施形態では、「0度〜45度」を含む回転範囲Rでパターン91を回転させる。
回転角度curR及び特定回転角度retRがそれぞれ「0」に設定される(S32)。設定された回転角度curR及び特定回転角度retRは、RAM63に記憶される。回転角度curRは、パターン91の初期の状態(図5参照)からの回転角度を表すパラメータである。特定回転角度retRは、後述するS47によって更新されるパラメータであり、針落点QN毎の切断線分と切断針52の刃の向きとの角度差の総和(後述する現在角度差総量M2)が最も小さくなる場合の回転角度を表している。
次いで、最小角度差総量M1が最大値に設定される(S33)。設定された最小角度差総量M1はRAM62に記憶される。最小角度差総量M1は、繰り返し測定される現在角度差総量M2(後述)のうち、最も値が小さくなった現在角度差総量M2を記憶しておくためのパラメータである。S33では、最小角度差総量M1は、回転範囲Rの最大値(本実施形態では45度)とパターン91の針落点QNの数を乗算した値に設定される。なお、S33で設定される最小角度差総量M1の値は、最初にS45(後述)が実行される際に現在角度差総量M2より大きい値となるように設定すればよく、例えば、任意の値(例えば、10000など)に設定してもよい。次いで、変数Nが「1」に設定される(S34)。設定された変数Nは、RAM63に記憶される。
パターン91を予め設定された初期の姿勢(図5参照)から回転角度curR分回転させた場合の複数の針落点QN(N=1、2、3、4、・・・・)が取得される(S35)。回転角度curRが「0」の時は、初期の姿勢であるので、初期設定の針落点データ93(図4参照)の針落点QNが取得される。回転角度curRが「0」より大きい場合は、初期状態の針落点データ93(図4参照)の針落点から回転角度curR分回転後の針落点QNの座標が計算される。回転角度curRが「0」より大きい場合に新たに算出された針落点QNを含む針落点データ93は、RAM63に記憶される。すなわち、S15でRAM63に記憶された針落点データ93が更新される。なお、回転の中心点は、特に限定されず、パターン91の中心でもよいし、パターン91の右下の一点でもよい。本実施形態では、パターン91の中心が回転の中心点であるとする。
次いで、針落点Q1の座標が、P0(X,Y)に設定される(S36)。本実施形態では、初期状態の針落点データ93(図4参照)における針落点Q1の座標は(X1,Y1)であるので、P0(X,Y)=Q1(X1,Y1)に設定される。次いで、変数Nがインクリメントされる(S37)。次いで、現在角度差総量M2が「0」に設定される(S38)。現在角度差総量M2は、パターン91が初期の状態から回転角度curR分回転された場合の、各針落点における切断線分と切断針52の刃の向きとの角度差の総和を表すパラメータである。
次いで、変数Nに対応する針落点QN(N=1、2、3、4、・・・・)が、P1(X,Y)に設定される(S39)。例えば、変数N=2の場合、P1(X,Y)=Q2(X2,Y2)に設定される。次いで、角度差計算処理が実行される(S40)。
図10を参照して、角度差計算処理について説明する。角度差計算処理は、第一角度差T1(後述)を算出する処理である。図10に示すように、針落点QNにおけるパターン91に沿った切断線分の傾きが算出される(S61)。S61では、P0(X,Y)とP1(X,Y)とを結ぶ直線の角度が算出されることで、切断線分の傾きが算出される。例えば、P0(X,Y)がQ1(X1,Y1)であり、P1(X,Y)がQ2(X2,Y2)である場合、P0(X,Y)とP1(X,Y)とを結ぶ直線の角度は75度である。このため、切断線分の傾きは「75度」と算出される。
次いで、対応データ94における切断針52の刃の向き(図8参照)のうち、S61で算出された切断線分の傾きに最も近い刃の傾きが選択される(S62)。例えば、切断線分の傾きが「75度」の場合、切断針52の刃の向き「90度」が選択される。次いで、S61で算出された切断線分の傾きと、S62で選択された切断針52の刃の向きとの差の絶対値が算出され、第一角度差T1に設定される(S63)。これによって、第一角度差T1が「15度」に設定される。
次いで、角度差計算処理が終了され、処理は回転角度決定処理(図9参照)に戻る。S63で算出された第一角度差T1が第二閾値K2より大きいか否かが判断される(S41)。第二閾値K2は、後述するS19(図7参照)でカットデータが作成される場合に、切断線分の傾きと切断針52の向きとの角度差が大きすぎる針落点が無くなるようにするために予め設定されている。第二閾値K2は、EEPROM64に記憶されている。第二閾値K2は、例えば「20度」である。
第一角度差T1が第二閾値K2より大きくない場合(S41:NO)、現在角度差総量M2と第一角度差T1との和が算出され、新たな現在角度差総量M2に設定される(S42)。次いで、QN(N=1、2、3、4、・・・)が、最後の針落点であるか否かが判断される(S43)。
最後の針落点QNでない場合(S43:NO)、P0(X,Y)にP1(X,Y)が代入される(S44)。次いで、処理はS37に戻る。すなわち、Nがインクリメントされ(S37)、次の針落点QNの座標と一つ前の針落点QNの座標とから、切断線分の傾きが算出される(S61)。第一角度差T1が算出され(S63)、算出された第一角度差T1が現在角度差総量M2に加えられる(S42)。全ての針落点QNについての第一角度差T1から現在角度差総量M2が算出された場合、現在角度差総量M2は、S35で回転された全ての針落点QNにおける第一角度差T1の総和を表している。
S43で最後の針落点QNであると判断されると(S43:YES)、現在角度差総量M2が最小角度差総量M1より小さいか否かが判断される(S45)。現在角度差総量M2が最小角度差総量M1より小さい場合(S45:YES)、最小角度差総量M1が現在角度差総量M2に設定される(S46)。すなわち、最小角度差総量M1が、今まで測定した現在角度差総量M2のうち、最も小さい値に設定される。
次いで、現在の回転角度curRが特定回転角度retRに代入される(S47)。すなわち、今まで測定した現在角度差総量M2のうち、現在角度差総量M2が最も小さい場合の回転角度curRが、特定回転角度retRに設定される(S45:YES、S47)。次いで、回転角度curRに「1」が加えられ新たな回転角度curRに設定される(S48)。すなわち、回転角度curRが1度分増加する。なお、回転角度curRが1度分増加するのは例示であり、例えば、0.5度分増加してもよい。
現在角度差総量M2が最小角度差総量M1より小さくない場合にも(S45:NO)、S48が実行される。すなわち、現在角度差総量M2が最小角度差総量M1より小さくない場合には、S47で特定回転角度retRが更新されることはなく、回転角度curRが増加する(S48)。
また、第一角度差T1が第二閾値K2より大きい場合にも(S41:YES)、S48が実行される。すなわち、第一角度差T1が第二閾値K2より大きい場合には、繰り返し実行されるS40の実行が停止されて第一角度差T1の算出(S63)の算出が停止される。そして、S35でパターン91がさらに回転された後、第一角度差T1の算出(S63)が開始される。
S48が実行された後、回転角度curRが回転範囲Rを超えたか否かが判断される(S49)。回転角度curRが回転範囲Rを超えていない場合(S49:NO)、処理はS34に戻る。すなわち、S48で設定された新たな回転角度curR分回転されたパターン91の針落点QNが取得され(S35)、現在角度差総量M2が算出される(S42)。そして、現在角度差総量M2が最小角度差総量M1より小さい場合(S42:YES)、特定回転角度retRが更新される(S47)。
図11は、パターン91が初期状態(図5参照)の時の針落点QNと、各針落点QNにおいてS62で選択された切断針52によって切れ目が形成された場合の切れ目とを示している。図11では説明のため、各切断針521〜524によって形成される切れ目の一部に、切断針521〜524に対応する符号を付してある(後述する図12も同様)。図11に示すように、パターン91が初期状態の場合、切断針521と切断針523とによってパターン91に切れ目が形成される。この場合、切れ目同士の間に隙間が存在する。このため、図11に示す状態で、パターン91に沿って加工布100に切れ目が形成されると、パターン91の縁が粗くなってしまう。なお、図11では説明の都合上、針落点QN同士の間隔を大きくし、隙間が大きく見えるようにしているが、実際には、加工布100の経糸と緯糸とを切断できる間隔の隙間である。このため、パターン91の縁が粗くなるものの、パターン91の内側の領域は切り抜かれた状態となる。
図12は、S48によって回転角度curRが「15」に設定され、S35によってパターン91が「15度」分回転された状態の針落点QNを示している。図12に示すように、切断針521と切断針523によってパターン91に切れ目が形成される。この場合、切断針521,523とパターン91の縁とが同じ向きを向いている。このため、図12に示す状態で、パターン91に沿って加工布100に切れ目が形成されると、パターン91の縁の粗さが小さくなる。
回転角度curRが回転範囲Rを超えた場合(S49:YES)、回転角度決定処理が終了され、メイン処理(図7参照)に戻る。現在の回転角度curRが、特定回転角度retRと同じか否かが判断される(S17)。現在の回転角度curRが、特定回転角度retRと同じである場合(S17:YES)、後述するS19が実行される。現在の回転角度curRが、特定回転角度retRと同じでない場合(S17:NO)、パターン91を予め設定された初期の姿勢から特定回転角度retR分回転させた場合の複数の針落点QN(N=1、2、3、4、・・・)が取得される(S18)。複数の針落点QNの取得方法は、S35と同様である。取得された針落点QNは、RAM63に記憶される。具体例の場合、図12に示す針落点QNの座標が取得される。
次いで、カットデータが作成される(S19)。S19では、S61と同様の処理によって、各針落点QNにおける切断線分の傾きが算出される。各針落点QNにおける切断線分の傾きに最も近い刃の向きを有する切断針52が決定される。決定された切断針52が装着されている針棒7が、各針落点QNと対応付けられてカットデータとしてRAM63に記憶される。初期状態(図5参照)から15度分回転されたパターン91(図12参照)の場合、図13に示すカットデータ95が作成される。図13では、説明を分かり易くするために、針棒7に対応する切断針521〜524をカッコ書きで示しているが、データとしてカットデータ95に記憶されなくてよい。なお、S19では、S18が実行された場合、S18で取得された針落点QNが使用され、S18が実行されていない場合、S35で取得された針落点QNが使用される。カットデータ95が作成された後、メイン処理が終了される。
例えば、スタート/ストップスイッチ41が押下されると、S19で作成されたカットデータ95に従って加工布100に切れ目が形成され、図12に示すパターン91が切断される。図12に示すように、初期状態(図5参照)から15度分回転されたパターン91の縁は、針棒71,73に装着された切断針521,523の向きと同じ向きを向いている。このため、切断部の粗さを小さくすることができる。
以上のように、本実施形態における処理が行われる。本実施形態のS19で作成されるカットデータは、初期状態から特定回転角度retR分回転されたパターン91に沿って切れ目を形成するためのカットデータである。特定回転角度retRは、S47によって、第一角度差T1の総和(現在角度差総量M2)が最も小さいパターンの回転角度に設定されている。このため、CPU61がカットデータに従ってパターン91に沿って切れ目を形成することで、各針落点QNにおける切断線分の傾きと切断針52の刃の向きとの第一角度差T1の総和を最も小さくことができる。すなわち、針落点QN全体の切断線分の傾きに切断針52の刃の向きが近づく。故に、加工布100がパターン91に沿って切れ目が形成された場合の切断部の粗さを小さくすることができる。
また、回転範囲Rが決定され(S31)、回転範囲Rでパターン91が回転された場合の第一角度差T1の総和(現在角度差総量M2)が最も小さいパターン91の回転角度が特定される(S47)。回転範囲Rは、複数の切断針52同士の刃の向きの角度差である第二角度差T2を少なくとも含む範囲に設定されている。このため、S35によって針落点QNを取得する場合の回転角度の範囲を、第二角度差T2を含む範囲に制限することができる。故に、パターン91が360度の範囲で回転されて針落点QNと第一角度差T1が取得される場合に比べて、S35でパターン91が回転された場合の針落点QNを取得する回数、及びS63で第一角度差T1が算出される回数等を低減することができる。よって、CPU61のデータ処理量を低減することができ、カットデータ95を作成する動作を高速化することができる。
また、第一角度差T1が第二閾値K2より大きい場合には(S41:YES)、S40の実行が停止されて第一角度差T1の算出(S63)の算出が停止される。そして、S35でパターン91がさらに回転された後、第一角度差T1の算出(S63)が開始される。すなわち、第一角度差T1が第二閾値K2より大きいと判断された時点で、残りの針落点QNにおける第一角度差T1の算出が中止され、S47で特定回転角度retRが設定されない。このため、残りの針落点QNを算出する処理がなくなり、CPU61のデータ処理量を低減することができる。また、S47で特定回転角度retRが設定されるのは、全ての針落点QNにおいて第一角度差T1が第二閾値K2以下となる場合である。このため、S18で特定回転角度retR分パターン91を回転させる場合に、各針落点QNにおける切断線分と切断針の刃の向きとの第一角度差T1が第二閾値K2以下となる。故に、S19で作成されるカットデータ95に従ってパターン91に沿って加工布100に切れ目が形成された場合に、切断部の粗さを小さくすることができる。
本実施形態において、ミシン1が本発明の「カットデータ作成装置」及び「ミシン」に相当する。CPU61が本発明の「コントローラ」に相当する。S12及びS13の処理を行うCPU61が本発明の「方向取得手段」に相当する。S35の処理を行うCPU61が本発明の「針落点取得手段」に相当する。S63及びS42の処理を行うCPU61が本発明の「角度差算出手段」に相当する。S47の処理を繰り返して特定回転角度retRを特定する処理を行うCPU61が「回転角度特定手段」に相当する。S31の処理を行うCPU61が本発明の「回転範囲決定手段」に相当する。S12及びS13の処理が本発明の「方向取得ステップ」に相当する。S35の処理が本発明の「針落点取得ステップ」に相当する。S63及びS42の処理が本発明の「角度差算出ステップ」に相当する。S47の処理を繰り返して特定回転角度retRを特定する処理が「回転角度特定ステップ」に相当する。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、パターン91及び針落点データ93は予めEEPROM64に記憶されていたが、これに限定されない。例えば、CPU61は、ユーザが任意に作成したパターンから所定間隔で針落点を決定し、針落点データ93を作成してもよい。
また、第一角度差T1が第二閾値K2より大きい場合には(S41:YES)、S40の実行が停止されて第一角度差T1の算出(S63)の算出が停止されていた。しかし、パターンの形状、及び使用できる切断針52の刃の向きとの組み合わせによって、回転範囲R内の全ての回転角度curRで、第一角度差T1が第二閾値K2より大きくなる場合があり得る。この場合、S47が実行されず、特定回転角度retRが特定されない。この場合、第二閾値K2の値をさらに大きくして、再び回転角度決定処理(図9参照)を実行してもよい。
また、カットデータ95(図13参照)には、針落点QNと針棒7とが対応付けられていたが、これに限定されない。例えば、カットデータ95には、針落点QNと切断針52の刃の向きとが対応付けられてもよい。また、カットデータ95には、針落点QNと、切断針52の刃の向きに応じた切断針52の種類を示す記号(例えば、切断針52の品番)等が対応付けられてもよい。
また、S47によって、特定回転角度retRが、第一角度差T1の総和(現在角度差総量M2)が最も小さいパターンの回転角度に設定されていたが、これに限定されない。例えば、特定回転角度retRは、複数の針落点QNのうち、1又は複数の特定の針落点QNの第一角度差T1が最も小さくなる回転角度に設定されてもよい。この場合でも、特定の針落点QNでは、パターンに沿って切れ目が形成されるので、切断部の粗さを小さくすることができる。
また、回転範囲Rが決定され(S31)、パターン91の回転範囲が制限されていたが(S49:YES)、これに限定されない。例えば、回転範囲Rを決定することなく、0度〜360度の範囲でパターン91を回転させてもよい。
また、本発明の「カットデータ作成装置」がミシン1であったが、これに限定されない。例えば、「カットデータ作成装置」は、携帯端末やパーソナルコンピュータ等の装置でもよい。そして、該装置が備えるCPUがメイン処理を実行してもよい。この場合、例えば、作成したカットデータ95をミシンに転送して、ミシンが切れ目の形成動作を実行してもよい。
また、ミシン1は多針ミシンであったが、これに限定されない。例えば、図14に示す本縫いミシン101であってもよい。本縫いミシン101には、ミシン1の場合と同様に、加工布100を狭持した刺繍枠841を装着可能である。本縫いミシン101は、アーム部401に1つの針棒7を備えている。針棒7には、縫針51又は切断針52を装着可能である。針棒7には、刃の向きが異なる複数の切断針52のうちの1つが装着される。すなわち、針棒7には、刃の向きが「0度」、「45度」、「90度」、「135度」の切断針521〜524のうちの何れか1つが装着される。そして、本縫いミシン101のCPUがメイン処理(図7参照)を実行し、カットデータを作成する。この場合、カットデータとして、針落点QNと切断針52の刃の向きとが対応付けられたデータを作成する。本縫いミシン101がカットデータにパターン91に沿って切れ目を形成する場合において、切断針52の刃の向きを変更する必要がある場合、切断針52の刃の向きを液晶ディスプレイ151に表示してユーザに切断針52の交換を促す。ユーザは、針棒7に装着されている切断針52を取り外し、液晶ディスプレイ151に表示された刃の向きと一致する切断針52を針棒7に装着する。そして、本縫いミシン101は、交換された切断針52を使用して、カットデータに従ってパターン91に沿って加工布100に切れ目を形成する。
また、回転範囲Rの範囲で現在角度差総量M2が最も小さくなる回転角度curRが特定回転角度retRに設定されていた(S47)。しかし、現在角度差総量M2が所定の第一閾値K1以下となる回転角度curRが特定回転角度retRに設定されてもよい。以下、この変形例について説明する。
図15は、図9の回転角度決定処理にS71の処理を追加したフローチャートである。S71の処理以外は図9の場合と同様なので説明は省略する。図15に示すように、S47の処理が実行された後、現在角度差総量M2が第一閾値K1以下であるか否かが判断される(S71)。第一閾値K1は、予め設定され、EEPROM64に記憶されている。現在角度差総量M2が第一閾値K1以下でない場合(S71:NO)、S48が実行される。現在角度差総量M2が第一閾値K1以下である場合(S71:YES)、回転角度決定処理が終了される。そして、カットデータ95が作成される(S19)。
本変形例の場合、現在角度差総量M2が第一閾値K1以下となる特定回転角度retRが特定された時点で(S47、S71:YES)、S35が実行されず、パターン91の回転が停止される。故に、第一角度差T1の総和が最も小さくなるまでパターン91の回転が継続されて第一角度差T1が算出される場合に比べて、CPU61のデータ処理量を低減することができる。
また、本変形例では、CPU61がカットデータに従ってパターン91に沿って切れ目を形成することで、各針落点QNにおける切断線分の傾きと切断針52の刃の向きとの第一角度差T1の総和を第一閾値K1以下に抑えることができる。すなわち、針落点全体の切断線分の傾きに切断針52の刃の向きが近づく。故に、加工布100がパターン91に沿って切れ目が形成された場合の切断部の粗さを小さくすることができる。
本変形例において、S71の処理を行うCPU61が本発明の「停止手段」に相当する。なお、S47によって、特定回転角度retRが、現在角度差総量M2が第一閾値K1以下となるに設定されていたが、これに限定されない。例えば、特定回転角度retRは、複数の針落点QNのうち、1又は複数の特定の針落点QNの第一角度差T1が、所定の閾値以下となる回転角度に設定されてもよい。この場合でも、特定の針落点QNでは、パターンに沿って切れ目が形成されるので、切断部の粗さを小さくすることができる。
1,101 ミシン
7 針棒
51 縫針
52 切断針
61 CPU
91 パターン
93 針落点データ
95 カットデータ
100 加工布

Claims (7)

  1. 多針ミシンの複数の針棒に先端に刃を備えた切断針を前記刃の向きが夫々異なるように装着し、又は、本縫いミシンの1つの針棒に前記切断針を前記刃の向きが夫々異なるように交換可能に装着し、前記針棒を駆動して前記切断針を上下動させ、加工布に前記切断針を繰り返し突き刺すことによって前記加工布に切れ目を形成するために使用されるカットデータを作成するカットデータ作成装置であって、
    前記針棒に装着される複数の前記切断針の前記刃の向きを取得する方向取得手段と、
    切断するパターンを予め設定された初期の姿勢から回転させた場合の複数の針落点を取得する針落点取得手段と、
    前記針落点取得手段によって取得された前記針落点における前記パターンに沿った切断線分の傾きと、前記方向取得手段によって取得された前記刃の向きとの角度差である第一角度差を算出する角度差算出手段と、
    前記角度差算出手段によって算出された前記第一角度差が最も小さい又は所定の第一閾値以下となる前記パターンの回転角度を特定する回転角度特定手段と、
    前記回転角度特定手段で特定した前記パターンの回転角度で前記パターンに沿って切れ目を形成するための前記カットデータを作成するカットデータ作成手段と
    を備えたことを特徴とするカットデータ作成装置。
  2. 前記角度差算出手段は、前記針落点取得手段によって取得された前記複数の針落点毎の前記第一角度差の総和を算出し、
    前記回転角度特定手段は、前記第一角度差の総和が最も小さい又は所定の第一閾値以下となる前記パターンの回転角度を特定することを特徴とする請求項1に記載のカットデータ作成装置。
  3. 前記針落点取得手段によって前記複数の針落点が取得される場合の前記パターンの回転角度の範囲を、前記方向取得手段によって取得された前記複数の切断針同士の前記刃の向きの角度差である第二角度差の範囲を少なくとも含む範囲に決定する回転範囲決定手段を備え、
    前記針落点取得手段は、前記回転範囲決定手段によって決定された前記回転角度の範囲で、前記パターンを予め設定された初期の姿勢から回転させた場合の前記複数の針落点を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載のカットデータ作成装置。
  4. 前記回転角度特定手段によって前記第一角度差の総和が所定の第一閾値以下となる前記回転角度が特定された場合に、前記パターンの回転を停止させる停止手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のカットデータ作成装置。
  5. 前記角度差算出手段によって算出された前記複数の針落点毎の前記第一角度差が、所定の第二閾値より大きいか否かを判断する判断手段を備え、
    前記判断手段によって前記第一角度差が前記第二閾値より大きいと判断された場合に、前記角度差算出手段は、前記複数の針落点毎の前記第一角度差の算出を停止し、前記回転手段によって前記パターンが予め設定された初期の姿勢からさらに回転された後、前記第一角度差の算出を開始することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカットデータ作成装置。
  6. 多針ミシンの複数の針棒に先端に刃を備えた切断針を前記刃の向きが夫々異なるように装着し、又は、本縫いミシンの1つの針棒に前記切断針を前記刃の向きが夫々異なるように交換可能に装着し、前記針棒を駆動して前記切断針を上下動させ、加工布に前記切断針を繰り返し突き刺すことによって前記加工布に切れ目を形成するために使用されるカットデータを作成するカットデータ作成装置において実行されるカットデータ作成プログラムであって、
    前記カットデータ作成装置のコントローラに、
    前記針棒に装着される複数の前記切断針の前記刃の向きを取得する方向取得ステップと、
    切断するパターンを予め設定された初期の姿勢から回転させた場合の複数の針落点を取得する針落点取得ステップと、
    前記針落点取得ステップによって取得された前記針落点における前記パターンに沿った切断線分の傾きと、前記方向取得ステップによって取得された前記刃の向きとの角度差である第一角度差を算出する角度差算出ステップと、
    前記角度差算出ステップによって算出された前記第一角度差が最も小さい又は所定の第一閾値以下となる前記パターンの回転角度を特定する回転角度特定ステップと、
    前記回転角度特定ステップで特定した前記パターンの回転角度で前記パターンに沿って切れ目を形成するための前記カットデータを作成するカットデータ作成ステップと
    を実行させることを特徴とするカットデータ作成プログラム。
  7. 多針ミシンの複数の針棒に先端に刃を備えた切断針を前記刃の向きが夫々異なるように装着し、又は、本縫いミシンの1つの針棒に前記切断針を前記刃の向きが夫々異なるように交換可能に装着し、前記針棒を駆動して前記切断針を上下動させ、加工布に前記切断針を繰り返し突き刺すことによって前記加工布に切れ目を形成するために使用されるカットデータを作成するミシンであって、
    前記針棒に装着される複数の前記切断針の前記刃の向きを取得する方向取得手段と、
    切断するパターンを予め設定された初期の姿勢から回転させた場合の複数の針落点を取得する針落点取得手段と、
    前記針落点取得手段によって取得された前記針落点における前記パターンに沿った切断線分の傾きと、前記方向取得手段によって取得された前記刃の向きとの角度差である第一角度差を算出する角度差算出手段と、
    前記角度差算出手段によって算出された前記第一角度差が最も小さい又は所定の第一閾値以下となる前記パターンの回転角度を特定する回転角度特定手段と、
    前記回転角度特定手段で特定した前記パターンの回転角度で前記パターンに沿って切れ目を形成するための前記カットデータを作成するカットデータ作成手段と
    を備えたことを特徴とするミシン。
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