JP2014042587A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルターの除塵と塵埃の圧縮とを独立に行い、かつ効果的な除塵動作と圧縮動作を実現する。
【解決手段】ダストカップと、電動送風機と、前記ダストカップに溜まった塵埃を圧縮する圧縮機構と、前記ダストカップから流出させた空気が通過するフィルターと、前記フィルターを振動させる除塵機構と、前記圧縮機構および前記除塵機構のいずれか一方を選択的に作動させる駆動機構と、集塵動作の開始および停止の操作を受付ける操作部と、前記操作に応答して前記電動送風機および前記駆動機構を制御する制御部とを備えるサイクロン式電気掃除機。
【選択図】図20

Description

この発明は、ダストカップとフィルターを有するサイクロン式の電気掃除機に係り、特にダストカップ内の塵埃の圧縮およびフィルターの除塵を行う電気掃除機に関する。
吸い込まれた空気を集塵容器で旋回させることにより塵埃を遠心分離するサイクロン式集塵ユニットを備える電気掃除機が知られている。集塵ユニットの集塵容器(ダストカップ)には,遠心分離された塵埃が収容される。ダストカップの体積を大型化させることなく塵埃の集積容量をできるだけ増加させるために、塵埃を圧縮する圧縮機構を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
この圧縮機構は、ダストカップと同軸に配置されてダストカップ内で回転可能な螺旋状の羽根を有する塵埃回転部(圧縮部材)を設け、この羽根を回動させて塵埃をダストカップの底部に向けて圧縮するものである。塵埃回転部は、スリット状の開口を有しその開口からダストカップ内の空気を流出させる内筒の下端に接続されている。
内筒の上端は、平面視略円筒状のフィルターを収容する塵埃受部(フィルター収容部)の漏斗状の底部に回動可能に取付けられている。前記フィルターは平面視略円状で、ダストカップから流出した空気を通過させるものである。
フィルターの上部には回動時にフィルターと衝突してフィルターを振動させることで、フィルターに付着した塵を落とす除塵機構が設けられている。略円筒状のフィルターの中心部には除塵機構の回動中心となる円筒軸を貫通させる貫通孔が設けられている。
フィルターがフィルター収容部に装着された状態で、この貫通孔を貫通する除塵部材の円筒軸の下端から下方へ伸びる部材が内筒の上端と係合しているので、除塵機構が回動するとその円筒軸と係合する内筒が回動する。その結果、内筒の下端に接続された塵埃回転部の羽根が回動し、ダストカップ内に収容された塵埃を底部へ向けて圧縮する。
このような機構により、除塵機構が回動してフィルターの除塵を行うとき、同時にダストカップ内の羽根が回動して塵埃の圧縮を行う。
特開2009−56039号公報 特開2010−12410号公報
従来の電気掃除機では、フィルターの除塵と塵埃の圧縮とが同時に行われ、両者が単独で行われることはなかった。しかし、フィルターの除塵と塵埃の圧縮は異なる機能であって目的を達成するために要する動作時間や好ましい動作のタイミングは必ずしも同一でない。
また、除塵機構はフィルターと衝突してフィルターを振動させるためにある程度の動作音が伴う。動作時間はできるだけ短いことが好ましい。よって、除塵は完了し圧縮のみのために両者を作動させることは動作音の観点から避けたいところである。
ところが、ダストカップ内の塵埃は清掃作業が完了する都度ユーザーに廃棄してもらい空にすることが好ましい。一方、フィルターにはダストカップ内で大半の塵埃が回収された後の空気が通過するので除塵は必ずしも清掃作業が完了する都度行う必要はない。即ち、望ましい圧縮動作の頻度は望ましい除塵動作の頻度よりも高い傾向にある。
よって、除塵機構の駆動源および駆動機構と圧縮機構の駆動源および駆動機構を別個にする構成が考えられる。しかし、両者に別個の駆動源および駆動機構を用意すると、コスト的な負担が増加し、また構成が複雑になってしまうおそれがある。
したがって、機構を複雑化させることなく、除塵動作と圧縮動作とを独立に行える構成および両者をそれぞれ好適なタイミングで実行させる制御が望まれている。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、フィルターの除塵と塵埃の圧縮とを独立に行い、かつ効果的な除塵動作と圧縮動作を実現できる手法を提供するものである。
この発明は、塵埃を含む気流を流入させ内部で旋回させることにより塵埃を遠心分離し、分離した塵埃を溜めるダストカップと、集塵動作時に前記気流を発生させる電動送風機と、前記ダストカップに溜まった塵埃を圧縮する圧縮機構と、前記ダストカップから流出させた空気が通過するフィルターと、前記フィルターを振動させる除塵機構と、前記圧縮機構および前記除塵機構のいずれか一方を選択的に作動させる駆動機構と、集塵動作の開始および停止の操作を受付ける操作部と、前記操作に応答して前記電動送風機および前記駆動機構を制御する制御部とを備えることを特徴とするサイクロン式電気掃除機を提供する。
この発明による電気掃除機は、フィルターの除塵と塵埃の圧縮とを独立に行うことができ、かつ、集塵動作の開始および停止の操作に応答して効果的な除塵動作と圧縮動作を実現することができる。
この発明の電気掃除機の一例を示す斜視図である。 図1に示される電気掃除機の本体部の斜視図である。 図3は図2に示される本体部の断面図である。 図2に示される本体部から集塵ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 図4に示される集塵ユニットの底蓋を開いた状態を示す斜視図である。 この発明の実施形態における集塵ユニットの斜視図である。 図6に示される集塵ユニットの断面図である。 図6に示される集塵ユニットの内部構成を説明する第1の説明図である。 図6に示される集塵ユニットの内部構成を説明する第2の説明図である。 この発明の実施形態における圧縮部材の羽根に形成された突起部の作用を模式的に示す説明図である。 この発明の実施形態におけるフィルターと除塵機構の構成を示す分解組立図である。 この発明の実施形態における除塵機構が組み付けられたフィルターの平面図である。 図12のB−B矢視断面図である。 除塵機構が反時計方向(逆転方向あるいは除塵方向)に軸回転する際に除塵部材がフィルターの上リブに当接する様子を説明する説明図である。 除塵機構が時計方向(正転方向あるいは圧縮方向)に軸回転する際に除塵部材がフィルターの上リブに当接する様子を説明する説明図である。 この発明の電気掃除機の電気的構成を示すブロック図である。 図16の電動送風機および除塵圧縮モータの駆動回路および電流検出回路の構成を示す回路図である。 図16の操作部および表示部の構成を示す回路図である。 この発明に係る操作部の例を示す外観図である。 この発明に係る制御部が、状況に応じて決定する除塵動作および圧縮動作の態様を示す説明図である。 この発明に係る制御部が集塵動作中に実行する圧縮動作の制御を示すフローチャートである。 この発明に係る制御部が集塵動作終了後に実行する除塵動作および圧縮動作の制御を示すフローチャートである。 この発明に係る制御部がゴミ量検知に係る報知を停止する制御のフローチャートである。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
≪電気掃除機の全体説明≫
図1は本発明の実施形態に係る電気掃除機の斜視図、図2は図1に示される電気掃除機の本体部の斜視図、図3は図2に示される本体部の断面図である。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る電気掃除機1は、電動送風機11(図3参照)を備えた本体部10と、本体部10に着脱可能に装着されたサイクロン方式の集塵ユニット30と、本体部10の差込口12に着脱可能に装着された可撓性のホース3と、ホース3の先端に装着され操作部4を有するハンドル部5と、ハンドル部5に接続された剛性の延長パイプ6と、延長パイプ6の先端に接続されユーザーの操作により被清掃面上を移動する吸込口体7とから主に構成されている。
操作部4には電動送風機11の出力を切り替える出力切替スイッチや、電動送風機11を停止させる停止スイッチなどが設けられている。
図2に示されるように、本体部10には前方から後方に向かって、ホース3の差込口12、差込口12を介して流入した塵埃を分離し、集塵する集塵ユニット30、本体部10を持ち運ぶ際にユーザーが把持する取っ手13、掃除運転時にユーザーの移動に追従して本体部10を移動させる一対の主車輪14が順に配されている。
また、図3に示されるように、本体部10の前方側と後方側には本体部10を床面から浮かして本体部10のスムーズな移動を助ける補助車輪15,16がそれぞれ設けられている。
図3に示されるように、本体部10の後方側には電動送風機11が設けられ、電動送風機11と集塵ユニット30はダクト17によって繋がれている。また、本体部10の後部筐体18には電動送風機11から排出された空気を外部に放出するためのスリット状の第1排気口19が形成されている。
一方、本体部10の前方側の差込口12は、集塵ユニット30の前方側に設けられた流入口31に接続され、集塵ユニット30の上部後方に設けられた第2排気口32は本体部10のダクト17に接続されている。
これにより、電動送風機11が作動すると第2排気口32を介してダクト17と接続された集塵ユニット30内に負圧が発生し、塵埃を含んだ空気が吸込口体7、延長パイプ6、ホース3および差込口12を介して集塵ユニット30の流入口31から流入する。
このとき集塵ユニット30のダストカップ33内では旋回気流が発生して塵埃の分離がなされ、分離された塵埃はダストカップ33の底蓋34上に溜まる。塵埃が分離された後の気流は、メッシュフィルター(不図示)を通り内筒35に流入してからフィルター50を通過し、第2排気口32から本体部10内のダクト17へ流出する。なお、メッシュフィルターは、大きい祖塵などを捕集するものであり、これを通過した細かい塵埃はフィルター50により捕集される。
塵埃の分離がなされた後の気流には細かな塵埃が含まれている可能性があるが、フィルター50を通過することによって当該気流中の細かな塵埃はフィルター50に捕集され、きれいな空気が第2排気口32およびダクト17を介して第1排気口19から外部に排出される。
図4は図2に示される本体部から集塵ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。
図4に示されるように、本体部10は集塵ユニット30を着脱可能に収納するための集塵室20を有している。集塵室20は集塵ユニット30に対応した有底円筒状の空間で上部は開放されている。
集塵室20の前方上部にはホース3(図1参照)の差込口12の端が露出し、後方上部には電動送風機11(図3参照)と繋がったダクト17の端が露出している。
このような集塵室20に集塵ユニット30を上方から挿入すると、図3に示されるように本体部10の差込口12と集塵ユニット30の流入口31が接続されると共に、集塵ユニット30の第2排気口32と本体部10のダクト17が接続される。
図5は集塵ユニットの底蓋を開いた状態を示す斜視図である。
図5に示されるように、集塵室20から取り外された集塵ユニット30は、必要に応じて底蓋34を開くことにより、ダストカップ33内に溜まった塵埃を廃棄することができる。塵埃の廃棄後、底蓋34は再び閉じられ、集塵ユニット30は次回の掃除運転に備えて本体部10の集塵室20に装着される。
≪集塵ユニットおよび除塵機構の説明≫
図6は集塵ユニットの斜視図である。また、図7は集塵ユニットの断面図である。
図6に示されるように、集塵ユニット30は、塵埃の流入口31が形成された円筒状のダストカップ33と、ダストカップ33の底を開閉可能に塞ぐ底蓋34と、ダストカップ33の上方を塞ぐ上部カバー部42とから主に構成されている。
図6および図7に示されるように、流入口31はダストカップ33の周側面から該周側面の接線方向に沿って延びるように形成され、先端には差込口12(図6参照)との接続を確実にするフランジ31aが形成されている。
図5および図6に示されるように、上部カバー部42は、上述のハンドル36、前方化粧カバー37、後方化粧カバー38および取付ベース39によって主に構成され、取付ベース39の後部には第2排気口32が形成されている。ハンドル36にはユーザーが把持し易いように貫通孔36aが形成されている。
図7に示されるように、ダストカップ33の内部には、螺旋状の羽根43aを有する圧縮部材43と、スリット状の開口35aを有する内筒35が連動して軸回転するように設けられている。羽根43aを有する圧縮部材43はこの発明の圧縮機構に相当する。
また、内筒35の上部には内筒35と連通した漏斗状のフィルター収容部44が設けられ、フィルター収容部44の拡径部44aにフィルター50が収容されている。また、フィルター50の上部にはフィルター50に付着した塵埃の除去を行う除塵機構60がフィルター50に対して軸回転可能に設けられている。
図8および図9は集塵ユニットの内部構成を説明する説明図である。なお、図8および図9において、ダストカップと上部カバー部は図示が省略されている。
図9に示すように、圧縮部材の43の羽部43aの下面に複数の突起43bが設けられている。突起43bは、羽根43aが正転するときに前側の斜面が後側の斜面よりも急峻になるように形成されている。よって、羽根43aが正転するときは塵埃が突起43bに押され易く、逆に羽根43aが逆転するときは塵埃が突起43bに押されにくい。
図10は、突起部43bの作用を模式的に示す説明図である。図10で(a)は、羽根43aが矢印Aで示す正転方向、即ち塵埃を圧縮する方向に回転するときを示している。これに対し(b)は、除塵動作中に羽根43aが矢印Bで示す逆転方向に回転するときを示している。
羽根43aが正転するとき、突起43bは塵埃の圧縮を促進する。一方、除塵動作時には羽根43aが逆転するが、塵埃が圧縮部材43の隙間を逆流するのを防ぐものです。以上のように突起43bを構成することによって、圧縮部材43が正逆両方向に回転しても、圧縮した塵埃の逆流を防止することができる。
図8および図9に示されるように、圧縮部材43と内筒35は互いに同軸となるように結合され、内筒35の上端35bがフィルター収容部44の底面44bの中心に形成された底部開口44cに軸回転可能に嵌っている。
フィルター収容部44の拡径部44aは、フィルター50を収容するためにフィルター50よりも僅かに大きな直径を有し、拡径部44aの外側には除塵機構60を駆動させるための上下一対の第1ギア45および第2ギア46を収納したギアハウジング47が取り付けられている。
第1ギア45は後述する除塵機構60のフレーム61に駆動力を伝達するためのギアであり、第2ギア46は本体部10の集塵室20に露出した除塵圧縮モータの出力ギア23(図4参照)から駆動力の伝達を受けるギアである。除塵圧縮モータ(図示せず)は、本体部10内の出力ギア23の付近に内蔵されている。第1ギア45と第2ギア46は互いに連動するようにギアハウジング47内で繋がれ、第1ギア45は拡径部44aの周壁に形成された側部開口44dから拡径部44a内に露出している。
上述のように集塵ユニット30が本体部10の集塵室20に装着されると、集塵ユニット30側の第2ギア46が集塵室20側の出力ギア23と噛み合い、出力ギア23の駆動力が第2ギア46を介して第1ギア45に伝達される。
除塵圧縮モータ、出力ギア23、第1ギア45及び第2ギア46はこの発明の駆動機構の構成要素の一例である。
図11はフィルターと除塵機構の構成を示す分解組立図である。
前出の図8および図11に示されるように、フィルター50は平面視円形で、中心に除塵機構60のフレーム61の回転軸66bを挿通させるための貫通孔51が形成された軸孔部52を有している。軸孔部52の上端と下端からは複数の上リブ53と下リブ54が放射状に延び、上リブ53と下リブ54の先端は軸孔部52と同心円をなす内環状部55に繋がっている。
軸孔部52、上リブ53、下リブ54および内環状部55によってHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルター(図示せず)を支持する骨格が形成されHEPAフィルターはプリーツ状に支持される。
また、内環状部55の外側には内環状部55と同心円をなす外環状部56が形成され、内環状部55と外環状部56との間には所定の間隔が空いている。
除塵機構60はフィルター50に対して軸回転するフレーム61と、フレーム61に弾性部材62を介して揺動可能に支持される3つの第1、第2および第3除塵部材63,64,65とから主に構成される。
フレーム61はフィルター50の軸孔部52に軸回転可能に嵌る軸部66と、軸部66の上端近傍から放射状に延びる3本の接続用腕部67と、同じく軸部66の上端近傍から放射状に延びる3本の第1、第2および第3軸支用腕部68,69,70と、接続用腕部67、並びに、第1、第2および第3軸支用腕部68,69,70の先端と繋がった平面視円形の環状部71とから構成されている。
図12は除塵機構が組み付けられたフィルターの平面図、図13は図12のB−B矢視断面図である。
前出の図11および図12に示されるように、第1、第2および第3軸支用腕部68,69,70には、軸部66と環状部71との間において第1、第2および第3除塵部材63,64,65を揺動可能に軸支するための第1、第2および第3軸支部68a,69a,70aがそれぞれ形成されている。
第1、第2および第3軸支部68a,69a,70aは断面半円状のカバー72によってそれぞれ覆われており、各カバー72の内面には弾性部材62の係止端62aと係合するための段差部72a(図14参照)がそれぞれ形成されている。
また、第1、第2および第3除塵部材63,64,65は、第1、第2および第3軸支部68a,69a,70aにそれぞれ軸支される本体部63a,64a,65aと、フィルター50に対してフレーム61が軸回転したときにフィルター50の上リブ53に連続的に当接するレバー状の当接部63b,64b,65bとを有している。
第1、第2および第3除塵部材63,64,65の本体部63a,64a,65aは、第1、第2および第3軸支部68a,69a,70aの軸端にそれぞれ回動可能に嵌る貫通部63a1,64a1,65a1と、当接部63b,64b,65bが上リブ53と当接して変位したときに弾性部材62の係止端62aと係合する係合部63a2,64a2,65a2とを有している。
第1、第2および第3軸支部68a,69a,70aは軸端にねじ穴68a1,69a1,70a1が形成されている。第1、第2および第3除塵部材63,64,65は、第1、第2および第3軸支部68a,69a,70aに弾性部材62がそれぞれ挿通された上で、貫通部63a1,64a1,65a1が第1、第2および第3軸支部68a,69a,70aの軸端に通され、フランジ付きの抜け止めネジ(図示せず)で止められる。
第1、第2および第3軸支部68a,69a,70aは、軸端が貫通部63a1,64a1,65a1よりも僅かに突出するように形成されているので、抜け止めネジのフランジと貫通部63a1,64a1,65a1との間には僅かな間隙が確保され、第1、第2および第3除塵部材63,64,65は第1、第2および第3軸支部68a,69a,70aに対して揺動可能に取り付けられる。
図11に示されるように、フレーム61の環状部71の下端近傍には被駆動ギア71aが形成されている。フレーム61の軸部66がフィルター50の軸孔部52に嵌められると、図8に示されるようにフィルター50の内環状部55と外環状部56との間にフレーム61の環状部71が嵌り、フレーム61はフィルター50に対して軸回転可能となる。このとき、フレーム61の環状部71に形成された被駆動ギア71aはフィルター50の外環状部56に形成された開口部56aから露出することとなる。
また、図9および図11に示されるように、フィルター50の軸孔部52に嵌められたフレーム61の軸部66の下端には環状の弾性シール材73を介してスクレーパ部材74が取り付けられる。スクレーパ部材74はフレーム61の軸回転に連動して回転する。
また、図9に示されるように、スクレーパ部材74の下端には内筒35に向かって突出する係合片74aが形成されている。一方、図8に示されるように内筒35の上端35bからは上方へ向かって突出する係合片35cが形成されている。
このため、除塵機構60が組み付けられたフィルター50をフィルター収容部44に収容すると、フレーム61の環状部71に形成された被駆動ギア71aが、フィルター収容部44内に露出した第1ギア45と噛み合うと共に、スクレーパ部材74の係合片74aが内筒35の係合片35cと係合する。
これにより、第1ギア45の駆動力によりフレーム61がフィルター50に対して軸回転すると、フレーム61の軸回転に連動してスクレーパ部材74、内筒35および圧縮部材43が全て同方向に軸回転する。フレーム61の回動を圧縮部材43に伝達するスクレーパ部材74、内筒35はこの発明の駆動機構の構成要素である。
なお、フレーム61の軸部66の上端にはユーザーが手で把持することを可能にする凹凸からなる把持部66aが形成されているので、ユーザー自身が手動でフレーム61を軸回転させることも可能である。
≪除塵部材の配置と動作≫
前出の図12および図13に示されるように、第1、第2および第3除塵部材63,64,65を揺動可能に支持する第1、第2および第3軸支部68a,69a,70aは、第1、第2および第3除塵部材63,64,65の当接部63b,64b,65bの先端63b1,64b1,65b1(図14参照)が上リブ53と平行に接触するように軸部66の中心に対する角度が決定されている。
図14は除塵機構のフレームがフィルターに対して反時計方向(逆転方向あるいは除塵方向)に軸回転する際に、第1、第2および第3除塵部材の当接部がフィルターの上リブに当接する様子を説明する説明図である。なお、第1、第2および第3除塵部材63,64,65は全て同一の構造を有し、上リブ53に対して同様に当接するので、以下の説明では第1除塵部材63のみを参照して説明する。また、以下の説明で参照されるフィルター50およびフレーム61については適宜前出の図を参照されたい。
図14(a)に示されるように、第1除塵部材63は第1軸支部68aに弾性部材62を介して揺動可能に軸支されている。図14(a)に示される状態において、弾性部材62の両端にある係止端62aは、カバー72の段差部72aに係止されると共に本体部63aの係合部63a2にも係合している。
図14(a)に示される状態において、弾性部材62は圧縮力が加わっていない自由状態であり、第1除塵部材63は弾性部材62からの付勢力を受けていないが、当接部63bの先端63b1は上リブ53に接触している。
第1除塵部材63は、弾性部材62からの付勢力を受けていない状態において当接部63bの先端63b1が上リブ53と接触するように形成されているので、フレーム61がフィルター50に対して反時計方向に軸回転すると、図14(b)に示されるように当接部63bは上リブ53と深く干渉し、上リブ53を乗り越えるために大きく変位する。
この際、弾性部材62の一方の係止端62aはカバー72の一方の段差部72aに係止されると共に、他方の係止端62aは本体部63aの一方の係合部63a2に係合し、弾性部材62には圧縮力が加わる。弾性部材62が圧縮されることにより第1除塵部材63には抵抗力が加わる。
その後、さらにフレーム61が軸回転を継続すると、図14(c)に示されるように当接部63bの先端63b1が上リブ53の頂部に達し、弾性部材62は最大限に圧縮される。
そして、さらにフレーム61が軸回転を継続すると、図14(d)に示されるように当接部63bの先端63b1が上リブ53の頂部を乗り越え、弾性部材62の圧縮力が一気に開放される。
弾性部材62の圧縮力が開放されると、図14(e)に示されるように当接部63bは弾性部材62の付勢力により隣接する上リブ53を強く叩き、当該上リブ53に振動を与えてHEPAフィルター(図示せず)に付着した塵埃を振るい落とす。
以降は、上述したような動作が繰り返されることにより、第1除塵部材63は当接部63bが上リブ53に連続的に当接し、フィルター50の除塵を行う。
図15は除塵機構のフレームがフィルターに対して時計方向(正転方向あるいは圧縮方向)に軸回転する際に、第1、第2および第3除塵部材の当接部がフィルターの上リブに当接する様子を説明する説明図である。なお、第1、第2および第3除塵部材63,64,65は全て同一の構造を有し、上リブ53に対して同様に当接するので、以下の説明では第1除塵部材63のみを参照して説明する。また、以下の説明で参照されるフィルター50およびフレーム61については適宜前出の図を参照されたい。
図15(a)に示されるように、第1除塵部材63は、弾性部材62からの付勢力を受けていない状態において、本体部63aに繋がる当接部63bの根元63b2が上リブ53に接触している。
当接部63bは根元63b2が上リブ53に接触しているので、図15(b)および図15(c)に示されるように、フレーム61がフィルター50に対して時計方向(圧縮方向)に軸回転しても、僅かに変位するだけで上リブ53を乗り越えることができる。この際、弾性部材62が受ける圧縮力は僅かであり、第1除塵部材63は弾性部材62からの抵抗をほとんど受けない。
そして、さらにフレーム61が軸回転を続けると、図15(d)に示されるように当接部63bは弾性部材62からの付勢力により速やかに元の位置に戻される。
以降は、上述したような動作が繰り返されることにより、第1除塵部材63の当接部63bほとんど抵抗を受けることなく上リブ53を連続的に乗り越え、フレーム61はフィルター50に対してほぼ抵抗なく軸回転する。
以上のように、本実施形態では、除塵駆動モータを逆転方向に回転させた際にはフレーム61がフィルター50に対して反時計方向に回転し、第1、第2および第3除塵部材63,64,65の当接部63b,64b,65bがフィルター50の上リブ53に連続的に強く当接してフィルター50の除塵を行う。
一方、除塵駆動モータを正転方向に回転させた際にはフレーム61がフィルター50に対して時計方向に回転し、第1、第2および第3除塵部材63,64,65の当接部63b,64b,65bをフィルター50の上リブ53に強く当接させずに済み、除塵を抑えつつフレーム61の回転に連動する内筒35および圧縮部材43をダストカップ33内で軸回転させることができる。
圧縮部材43は螺旋状の羽根43aを有しているので、掃除運転中にダストカップ33内で正転方向に軸回転させることにより、気流から分離されてダストカップ33内の底部に溜まった塵埃を羽根43aで押圧して圧縮することができる。塵埃を圧縮することによって、集塵ユニットの集塵用量を増加させることができ、また、塵埃の廃棄を容易にできる。なお、圧縮部材43は中空円筒状の回転軸の外周に羽根43aが配置されており、回転軸の先端はシール部材を介して底蓋34に接する。除塵機構60によってフィルター50から振り落とされた粒子状の塵埃は、フィルター収容部44の底面44bに落下した後、スクレーパ部材74の下端に突出する係合片74aで底部開口44cへ向けて掃き集められる。掃き集められた塵埃は、底部開口44cから落下し、内筒35を経て圧縮部材43の下端に接する底蓋34と前記回転軸の内壁に囲まれた部分に溜まる。底蓋34が開けられると、回転軸内部に溜まった塵埃は落下し、回転軸外部の羽根43aで圧縮された塵埃と共に廃棄される。
≪電気的構成の説明≫
続いて、電気掃除機1の電気的構成を説明する。
図16は、この実施形態に係る電気掃除機の電気的構成を示すブロック図である。図16に示すように、電気掃除機1は、制御部220を中心として、操作部4、表示部224、ブザー部225、電動送風機11、送風機駆動回路222、送風機電流検出部222a、除塵圧縮モータ226、除塵圧縮駆動回路227、圧縮電流検出部227aおよび電源部223から構成される。
制御部220は、電気掃除機の制御プログラムがROMに格納されたマイクロコンピュータと周辺の回路からなり、本体部10内の図示しない回路基板に実装される。
操作部4は、図1に示すようにハンドル部5に設けられ、ホース3に埋め込まれた配線を介して制御部220と接続される。操作部4には、集塵動作を起動および停止するスイッチやユーザーの操作によって除塵動作を行うスイッチ等が設けられている。
図19は、この実施形態の操作部4を示す外観図である。図19に示すように、操作部4には、「切」ボタン101、「入」ボタン102の他に「強/弱」ボタン103、「ブラシ切/入」ボタン104および「フィルターお手入れ」ボタン105が配置されている。
「入」ボタン102が操作に応答して制御部220は電動送風機11を回転させて集塵動作を開始する。「切」ボタン101の操作に応答して制御部220は電動送風機11を停止させて集塵動作を停止する。さらに、ゴミ量およびフィルターの目詰まりの程度に応じて圧縮動作、除塵動作を行う。詳細は後述する。
集塵動作中の「強/弱」ボタン103の操作に応答して制御部220は電動送風機11の回転速度を切換えて吸引力を「強」から「弱」または「弱」から「強」へ切換える。また、集塵動作中の「ブラシ切/入」ボタン104の操作に応答して制御部220は、吸込口体7が有する電動回転ブラシ(図示せず)を回転させあるいは停止させる。
集塵動作が停止中、かつ「切」ボタン101操作後の圧縮動作および除塵動作が停止中に「フィルターお手入れ」ボタン105が操作されると、制御部220は、除塵圧縮モータ226を15秒間逆転させて除塵動作を行った後、5秒間正転させて圧縮動作を行う。即ち、手動除塵用の操作ボタンである。
表示部224は、本体部10の取っ手13の付近に配置されており、目詰まり検知に係る状態および警告表示用の「フィルター」ランプ111並びにゴミ量検知に係る警告およびエラー表示用の「ゴミ捨て」ランプ112が設けられている。
ブザー部225は、前述の回路基板に制御部220と共に実装されて操作部4の操作に応答して報知を行うと共に、ゴミ量検知や目詰まり検知に係る報知を行う。
送風機駆動回路222は、制御部220の制御に基づいて電動送風機11を駆動する回路である。この実施形態において電動送風機11には始動トルクが大きく高速回転に適したユニバーサルモータが適用される。送風機駆動回路222は電動送風機11の電流を検出する送風機電流検出部222aを含んでいる。検出した電流値は制御部220に入力される。電流値は、電動送風機の負荷の大きさと相関があり、設計段階でその相関特性が実験的に求められている。電動送風機の負荷の大きさは、フィルター50や内筒35の開口35aの目詰まりの程度によって変わるので、電動送風機11の電流を検出することによりフィルターの目詰まりが検出できる。
除塵圧縮駆動回路227は、制御部220の制御に基づいて除塵圧縮モータ226を駆動する回路である。この実施形態において除塵圧縮モータ226には直流モータが適用される。除塵圧縮駆動回路227は、除塵圧縮モータ226を正転、逆転および停止させる。除塵圧縮モータ226の電流を検出する圧縮電流検出部227aを含んでいる。圧縮機構を作動させるときの除塵圧縮モータ226の電流値の変化と除塵圧縮モータ226の負荷との間には相関がある。その詳細は前掲の特許文献2に述べられているので参照されたい。除塵圧縮モータ226の平均電流、うねり電流あるいはその周期に基づいて負荷の大きさを判断することができる。それらの全部または一部を組合せて負荷の大きさを判断してもよい。負荷の大きさは、ダストカップに溜まった塵埃の状態即ち多少の程度を示している。引いては、塵埃を廃棄する必要の程度を示す。
電源部223は、制御部220、表示部224、ブザー部225および除塵圧縮モータ226などに直流電源を提供する。
制御部220は、操作部4の各スイッチからの入力に応答し、送風機駆動回路222を介して電動送風機11を制御する。さらに、除塵圧縮駆動回路227を介して除塵圧縮モータ226の正転および逆転を制御する。また各種の入力処理あるいは表示等の制御を行う。送風機電流検出部222aは、電動送風機11に流れる電流を検出して制御部220へ入力する。圧縮電流検出部227aは、除塵圧縮モータ226に流れる電流を検出して制御部220へ入力する。
図17は、図16の電動送風機および除塵圧縮モータの駆動回路および電流検出回路の構成を示す回路図である。
図17は、制御部220、電動送風機11、その電流を検出する電流トランスCT1、電流トランスに接続された送風機電流検出部222a、除塵圧縮モータ226、ブリッジドライバ構成の除塵圧縮駆動回路227および除塵圧縮駆動回路227に流れる電流を検出する圧縮電流検出部227aを示している。図17で送風機駆動回路222は図示を省略しているが、AC電源の両極間に電動送風機11、トライアック素子および電流トランスCT1の一次側が直接に接続される。前記トライアックおよびそのトリガ回路が送風機駆動回路222に相当する。
送風機電流検出部222aの構成は次の通りである。電流トランスCT1の二次側巻き線には、一次側を流れる電流に相似な電流が流れる。二次側巻き線には分圧抵抗R1およびR2が直列に接続されており、二次側電流を相似な電圧に変換する。その電圧は制御部220のアナログ電圧入力ポートMMIには、比例した電圧が抵抗R1とR2の接続部分に発生する。その電圧を高入力抵抗の検出回路で受けてアナログ電圧入力ポートMMIに入力する。
制御部220の2値出力ポートJ1〜J4は、除塵圧縮駆動回路227のブリッジドライバを構成するスイッチ素子のFETトランジスタQ1、Q2、Q3およびQ4をそれぞれオンおよびオフさせる。Q1およびQ4をオン、Q2およびQ3をオフさせると直流モータである除塵圧縮モータ226は正転し圧縮動作が行われる。Q1およびQ4をオフ、Q2およびQ3をオンさせると除塵圧縮モータ226は逆転し除塵動作が行われる。圧縮電流検出部227aは、主としてシャント抵抗および増幅回路で構成され、除塵圧縮モータ226の電流と相似な電圧が制御部220のアナログ入力ポートJMIに入力される。
図18は、図16の操作部4および表示部224の構成を示す回路図である。図18で、操作部4の「切」ボタン101、「入」ボタン102、「強/弱」ボタン103、「ブラシ切/入」ボタン104および「フィルターお手入れ」ボタン105を押すと、対応するタクトスイッチSW101、SW102、SW103、SW104およびSW105がオンする。各タクトスイッチが押されると、各タクトスイッチに対応する抵抗R101、R102、R103、R104およびR105と抵抗R106により分圧された電圧が高抵抗入力のキー入力検知部229を経て制御部220のアナログ入力ポートに送られる。その電圧により、制御部220は押されたスイッチを認識する。
表示部224の「フィルター」ランプ111および「ゴミ捨て」ランプ112は、それぞれ制御部220の2値出力ポートに接続されたドライバQ1およびQ2により駆動される。
≪除塵機構および圧縮機構の制御≫
この発明の電気掃除機は、フィルターの除塵と塵埃の圧縮とを独立に行うことができるので、除塵動作および圧縮動作を実行する好ましい態様を以下に述べる。
図20は、この発明の一実施形態として、電気掃除機1の制御部220が実行する除塵動作および圧縮動作、それらの動作に関する報知の制御を示す説明図である。
図20で、上段の表は、ゴミ量検知部により検知されたダストカップ内のゴミ量に応じた圧縮動作および除塵動作を示している。ゴミ量は、圧縮電流検出部227aが圧縮動作中に検出した電流に基づいて制御部220が決定する。ゴミ量がレベル1(この発明の第1閾値に相当する)未満の場合、レベル1以上レベル2(この発明の第2閾値に相当する)未満の場合およびレベル2以上の3通りに分けて示している。レベル1および2は、設計段階で設計者が予め定めたゴミ量の閾値である。ゴミ量がレベル2以上になると、溜まった塵埃の廃棄をユーザーに促す報知を行う。
下段の表は、目詰まり検知部により検知されたフィルターの目詰まりの程度に応じた圧縮動作および除塵動作を示している。目詰まりの程度は、送風機電流検出部222aが集塵動作中に検出した電流に基づいて制御部220が決定する。目詰まりがレベル01(この発明の第1閾値に相当する)未満の場合、レベル01以上レベル02(この発明の第2閾値に相当する)未満の場合およびレベル02以上の3通りに分けて示している。レベル01および02は、設計段階で設計者が予め定めた目詰まりの閾値である。目詰まり検出部に係る第1および第2閾値は、ゴミ量検知部に係る第1および第2閾値と同じ名称であるが異なる閾値である。図20では両者の表記をレベル1とレベル01、レベル2とレベル02で区別している。制御部220は、集塵動作中に目詰まりのレベル01、02に応じた表示を行い、さらに目詰まりがレベル02以上になると、除塵動作を行う。
上段および下段の表中、左の列は集塵動作中の制御であり、右の列は集塵動作が停止した後の制御を示す。集塵動作は、操作部の「入」ボタン102が操作されたことに応答して制御部220が電動送風機11を回転させることによって開始される。そして、操作部の「切」ボタン101が操作されたことに応答して制御部220が電動送風機11を停止させることによって停止する。
図20に示す実施形態では、圧縮動作は集塵動作中および集塵動作停止後に行う。一方、除塵動作は集塵動作の停止後にのみ行う。集塵動作中はフィルター50を気流が通過するので、フィルター50から取り除かれた粒子が気流にのって排気されるおそれがある。集塵動作が停止しているときは、フィルター50から振り落とされた粒子は重力に従って落下し、フィルター収容部44の底部開口44cから落下して圧縮部材43の回転軸の内壁と底蓋34に囲まれた部分に溜まる。
上段の表について説明する。まず、集塵動作中の制御を説明する。集塵動作中、ゴミ量がレベル1未満であれば制御部220は間欠的に圧縮動作を行う。例えば、除塵圧縮モータ226を5秒間正転させた後5秒間停止させ、これを繰り返す。制御部は、正転中に圧縮電流検出部228が検出した電流をメモリに記憶しておき、予め定められた期間の履歴に基づいてゴミ量を決定する。なお、間欠的な圧縮動作の際の除塵圧縮モータの正転期間および/または停止期間の設定を予め定められた手順の操作により変更できるようにしてもよい。例えば、標準設定では5秒間正転5秒間停止であるところ、これを停止期間を10秒あるいは20秒に設定できるようにする。また、正転期間を3秒、10秒に設定できるようにする。ユーザーの好みや使用環境に応じて圧縮動作の不足や過剰な圧縮を防ぐことができる。
集塵が進んでゴミ量がレベル1以上レベル2未満になると、制御部220は除塵圧縮モータ226を連続的に正転させる(常時圧縮動作)。さらに集塵が進んでレベル2以上になると、制御部は常時圧縮動作を継続すると共に「ゴミ捨て」ランプ112を点灯させかつブザーによる警告音を発する。この報知は、集塵動作停止後の除塵動作を予告する意味がある。
続いて、操作部の「切」ボタン101が操作され集塵動作を停止した後の処理を説明する。
集塵動作停止時のゴミ量がレベル1未満の場合、停止後5秒間除塵圧縮モータ226を正転させて圧縮動作を行って、塵埃が廃棄しやすい状態にする。また、除塵動作を行う際に、圧縮された塵埃が戻る状況がもし発生した場合でも圧縮した状態に戻せるためでもある。勿論圧縮動作の5秒は一例である。
集塵動作停止時のゴミ量がレベル1以上レベル2未満の場合、停止後10秒間除塵圧縮モータ226を正転させて圧縮動作を行う。勿論10秒は一例であり、レベル1未満の場合よりも長い期間もしくは等しい期間に設定される。レベル1未満の場合よりも長く圧縮動作を行うことにより、より多量の塵埃があっても確実に圧縮して廃棄しやすい状態にする。
集塵動作停止時のゴミ量がレベル2以上の場合、停止後15秒間除塵圧縮モータ226を逆転させて除塵動作を行った後、5秒間正転させて圧縮動作を行う。同時に、「ゴミ捨て」ランプ112を点灯させかつブザーによるエラー音を発する。エラー音は集塵動作中の警告音よりもよりユーザーの注意をひくようにすると好ましい。例えば、警告音は「ピピー」を断続的に繰り返し、エラー音は「ピピピピ…」を連続的に繰り返す。集塵動作中はユーザーが掃除を継続しても煩わしさを感じさせないが、集塵動作停止後は塵埃の廃棄を忘れさせないようにするためである。エラー音は、操作部4の何れかのスイッチを操作することで停止させる。変形例として、集塵ユニット30の着脱を検出する検出部を設け、集塵ユニット30が取り外されたことに応答してエラー音を停止させてもよい。
次に、目詰まり検知に応じた圧縮動作および除塵動作の制御を説明する。まず、集塵動作中は目詰まりの程度に応じた表示を行う。目詰まりの程度がレベル01未満であれば「フィルター」ランプ111を消灯させるが、レベル01以上02未満になると「フィルター」ランプ111を点灯させる。さらに、レベル02以上になると「フィルター」ランプ111を点滅させる。この報知は、集塵動作停止後の除塵動作を予告する意味がある。
続いて集塵動作停止後の処理を説明する。集塵動作停止時の目詰まりの程度がレベル02未満の場合、停止後5秒間除塵圧縮モータ226を正転させて圧縮動作を行う。なお、ゴミ量検知に基づく制御と重複する場合は入念な方に従う。例えば、ゴミ量検知がレベル1未満で目詰まりの程度がレベル01未満の場合、除塵動作停止後に5秒間の圧縮動作を行う。両者を合計して10秒間の圧縮動作を行う訳ではない。ゴミ量検知がレベル1以上2未満で目詰まりの程度がレベル02未満の場合、入念な方の10秒間の圧縮動作を行う。
目詰まりの程度がレベル02以上の場合は除塵圧縮モータ226を15秒間逆転させて除塵動作を行った後5秒間正転させて圧縮動作を行う。
なお報知に関して、ゴミ量がレベル2以上の報知と目詰まり検知に基づく報知が重複する場合はゴミ量レベル2以上の報知を優先し目詰まりの報知を隠すようにしてもよい。このようにすれば、塵埃の廃棄を分かり易くユーザーに報知して確実に廃棄を行わせることができる。
≪フローチャート≫
以上の圧縮動作および除塵動作の制御をフローチャートで説明する。
図21は、この発明に係る制御部が集塵動作中に実行する圧縮動作の制御を示すフローチャートである。
図22は、この発明に係る制御部が集塵動作終了後に実行する除塵動作および圧縮動作の制御を示すフローチャートである。
また、図23は、この発明に係る制御部がゴミ量検知に係る報知を停止する制御のフローチャートである。
図21〜22に示す制御の他、制御部220は集塵動作の開始および終了や手動除塵など種々の制御を行うがそれらは省略する。
図21で、制御部220は「入」ボタン102が操作されたか監視し(ステップS11)、操作がされたら電動送風機11を回転させて集塵動作を開始する(図示せず)。集塵動作中に制御部220は圧縮電流検出部227aにより検出された電流の履歴に基づくゴミ量のレベルを監視する。ゴミ量がレベル1未満であれば(ステップS13のNo)、制御部220は除塵圧縮モータ226を間欠的に正転させて圧縮動作を行い(ステップS15)、その後ルーチンはステップS25へ進んで「切」ボタン101の操作を監視する。「切」ボタン101が操作されなければ(ステップS25のNo)、ルーチンは前述のステップS13へ戻りゴミ量の監視を続ける。なお、集塵動作中は前記ステップS15が繰り返し実行され得るが既に間欠的な圧縮動作中であればそれを単に継続させる。
説明をステップS13に戻す。ゴミ量がレベル1以上の場合(ステップS13のYes)、次にゴミ量がレベル2以上か否かを判断する。レベル2未満であれば(ステップS17のNo)、制御部220は除塵圧縮モータ226を連続的に正転させて圧縮動作を行い(ステップS19)、その後ルーチンはステップS25へ進んで「切」ボタン101の操作を監視する。なお、集塵動作中は前記ステップS19が繰り返し実行され得るが既に連続的な圧縮動作中であればそれを単に継続させる。
前記ステップS17で、ゴミ量がレベル2以上の場合(ステップS17のYes)、制御部220は除塵圧縮モータ226を連続的に正転させて圧縮動作を行う(ステップS21)と共に「ゴミ捨て」ランプ112を点灯させかつブザー部225を鳴動させて警告音を発する(ステップS23)。その後ルーチンはステップS25へ進んで「切」ボタン101の操作を監視する。なお、集塵動作中は前記ステップS21および23が繰り返し実行され得るが既に連続的な圧縮動作中であればそれを単に継続させ、「ゴミ捨て」点灯中であればそれを継続させる。
以上が集塵動作中の圧縮動作の制御である。
前記ステップS25で、「切」ボタン101が操作された場合(ステップS25のYes)、ルーチンは図22に示すステップS31へ進み、集塵動作停止後の圧縮動作および除塵動作の制御を行う。制御部220は、電動送風機11の回転を停止させて集塵動作を停止する(図示せず)。また、目詰まり検知に基づく表示を行っている場合「フィルター」ランプ111を消灯させる(図示せず)。そして、「切」ボタン101が操作された時点におけるゴミ量の判定に応じた制御を行う(ステップS31およびS37)。
ゴミ量がレベル1未満の場合(ステップS31のNo)、制御部220は目詰まり検知に基づく除塵動作の要請があるかを調べる。即ち、「切」ボタン101が操作された時点における目詰まりの程度がレベル02未満か否かを調べる(ステップS33)。レベル02以上であれば、目詰まり検知に基づく除塵動作を実行すべく(ステップS33のNo)、ルーチンは図23に示すステップS61へ進む。除塵動作の手順は後述する。
目詰まりの程度がレベル02未満であれば(ステップS33のYes)、制御部220は目詰まり検知に基づく除塵動作の要請がないと判断し、除塵圧縮モータ226を5秒間正転させて圧縮動作を行う(ステップS35)。圧縮動作が終了すると、停止後の一連の制御が完了する。その後、ルーチンは図21のステップS11へ進み、集塵動作の開始トリガである「入」ボタン102の操作を監視する。
一方、ゴミ量がレベル1以上かつレベル2未満の場合(ステップS37のNo)、制御部220は目詰まり検知に基づく除塵動作の要請があるかを調べる(ステップS39)。判断は、前述のステップS33と同様、ボタン102が操作された時点における目詰まりの程度がレベル02未満か否かに基づく。レベル02以上であれば、目詰まり検知に基づく除塵動作を実行すべく(ステップS39のNo)、ルーチンは図23に示すステップS61へ進む。
目詰まりの程度がレベル02未満であれば(ステップS39のYes)、制御部220は目詰まり検知に基づく除塵動作の要請がないと判断し、除塵圧縮モータ226を10秒間正転させて圧縮動作を行う(ステップS41)。圧縮動作が終了すると、停止後の一連の制御が完了する。その後、ルーチンは図21のステップS11へ進み、「入」ボタン102の操作を監視する。
さらにまた、ゴミ量がレベル2以上の場合(ステップS37のYes)、制御部220は、除塵圧縮モータ226を15秒間逆転させて除塵動作を行う(ステップS43)。また、「ゴミ捨て」ランプ112を点灯させ、かつブザー部225を鳴動させてエラー報知を行う(ステップS45)。除塵動作が終了を待って(ステップS47)、制御部220は除塵圧縮モータ226を今度は5秒間正転させて圧縮動作を行う(ステップS49)。圧縮動作が終了すると、停止後の一連の制御が完了する。その後、ルーチンは図23に示すステップS51へ進み、操作部4の何れかの操作ボタンが操作されたかを監視する。操作された場合は、「ゴミ捨て」ランプ112を消灯させ、ブザー部225の鳴動を停止させる(ステップS53)。これで集塵動作停止後の一連の制御が完了する。
続いて、制御部220は操作されたのが「入」ボタン102か否かを判断する(ステップS55)。「入」ボタン102が操作された場合(ステップS55のYes)、ルーチンは図21のステップS13へ戻り、集塵動作中の処理を行う。また、制御部は電動送風機11をスタートさせる(図示せず)。「入」ボタン102以外操作された場合(ステップS55のNo)、ルーチンは図21のステップS11へ戻り、集塵動作開始のトリガである「入」ボタン102の操作を監視する。
最後に、ステップS61以降の目詰まり検知の要請に基づく除塵動作について述べる。除塵動作を行う場合、制御部220は、除塵圧縮モータ226を15秒間逆転させて除塵動作を行う(ステップS61)。除塵動作が終了を待って(ステップS63)、制御部220は除塵圧縮モータ226を今度は5秒間正転させて圧縮動作を行う(ステップS65)。圧縮動作が終了すると、停止後の一連の制御が完了する。その後、ルーチンは図21のステップS11へ進み、「入」ボタン102の操作を監視する。
以上が除塵動作および圧縮動作の制御の説明である。
≪実施形態の変形例および発明の好ましい態様≫
以上のように、この発明の電気掃除機は、塵埃を含む気流を流入させ内部で旋回させることにより塵埃を遠心分離し、分離した塵埃を溜めるダストカップと、集塵動作時に前記気流を発生させる電動送風機と、前記ダストカップに溜まった塵埃を圧縮する圧縮機構と、前記ダストカップから流出させた空気が通過するフィルターと、前記フィルターを振動させる除塵機構と、前記圧縮機構および前記除塵機構のいずれか一方を選択的に作動させる駆動機構と、集塵動作の開始および停止の操作を受付ける操作部と、前記操作に応答して前記電動送風機および前記駆動機構を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
この発明において、圧縮機構は、正転方向へ駆動されるときにダストカップに溜まった塵埃を圧縮して塵埃の収容量を増大させ廃棄を容易にするものであればよい。その具体的な態様は、例えば、ダストカップ内で軸回転する螺旋状の回転羽根であるが、これに限定されない。実施形態において、圧縮機構は、螺旋状の羽根を有し除塵圧縮モータの駆動によりダストカップ内で軸回転し、正転方向に軸回転するときダストカップ内の塵埃を羽根で底部へ押圧する圧縮部材に相当する。除塵圧縮モータが逆転方向に回転するとき、羽根は圧縮方向と逆の方向へ軸回転する。
また、除塵機構は、逆転方向へ駆動されるときにフィルターを振動させてフィルターに付着した塵をフィルターから取り除くものであればよい。その具体的な態様は、例えば、回動時にフィルターに当接してフィルターを振動させるものである。実施形態において、除塵機構は、除塵圧縮モータの駆動によりフィルター上方で回動し、逆転方向に回動時つづら折り状に配置されたHEPAフィルターのリブ部に除塵部材を強く当接させてHEPAフィルターを振動させる。正転方向に回動時、除塵部材がHEPAフィルターのリブ部を軽く乗越えるので除塵動作はほとんど行われない。
駆動機構は、駆動源である除塵圧縮モータの動力を圧縮機構および除塵機構に伝達して正転および逆転させるものであればよい。実施形態において、駆動機構は、構成要素として出力ギア、第1ギア、第2ギア、スクレ−パ部材および内筒を含む。
除塵圧縮モータは、正逆両回転可能なモータであって圧縮機構および除塵機構を駆動するものであればよい。除塵圧縮モータは、正転時に圧縮機構を正転方向に回転させて圧縮動作を行わせ、逆転時に除塵機構を逆転方向に回転させて除塵動作を行わせる。除塵圧縮モータとしては直流モータが適用可能であるがこれに限定されず、例えば、ステッピングモータであってもよい。除塵圧縮モータの起動および停止、正転および逆転は制御部によって制御される。
制御部は、操作部が受け付けた操作に応答して電動送風機を回転および停止させて集塵動作を開始および終了させ、除塵圧縮モータを正転、逆転および停止させて圧縮動作および除塵動作を行わせるものであればよい。その具体的な態様は、電気掃除機の制御プログラムがROMに格納されたマイクロコンピュータと周辺の回路であるが、必ずしもこれに限定されない。例えばCPUが制御してもよいし、機能の全部または一部がハードウェアの回路で構成されてもよい。
以下、この発明の好ましい態様について説明する。
前記駆動機構は、正転及び逆転を切替えることが可能であるとともに、正転および逆転を切替えることで前記圧縮機構および前記除塵機構のいずれか一方を選択的に作動させてもよい。このようにすれば、除塵機構と圧縮機構の駆動源および駆動機構を別個に用意する必要がないのでコスト的な負担が小さくまた構成が単純になる。
また、前記制御部は、集塵動作中において、前記圧縮機構を作動させるように前記駆動機構を制御してもよい。このようにすれば、集塵動作中にダストカップに溜まった塵埃を圧縮して塵埃の収容能力を高めることができる。また、集塵動作中は除塵機構を作動させないため小さな動作音塵埃を圧縮することができる。
前記ダストカップに溜まった塵埃の量を検出するゴミ量検知部をさらに備え、前記制御部は、集塵動作中において、前記ゴミ量検知部により検出されたゴミ量が予め定められた第1閾値未満のときは前記圧縮機構を間欠的に作動させ、第1閾値以上のときは前記圧縮機構を連続的に作動させるように前記駆動機構を制御してもよい。このようにすれば、塵埃の量が第1閾値より少ないときは、間欠的に圧縮動作を実行させることで過剰な圧縮動作に伴う電力の消費を抑え、駆動機構を長持ちさせ、駆動に伴う動作音が常時発生することのないようにできる。
前記ゴミ量検知部は、前記圧縮機構の作動中に前記除塵圧縮モータの負荷の大きさに基づいて前記ダストカップに溜まった塵埃の量を検出してもよいが、これに限定されるものでない。
さらに、前記制御部は、集塵動作中において前記圧縮機構を間欠的に作動させた後前記操作部が集塵動作の停止の操作を受付けたときは、その操作の後予め定められた第1期間前記圧縮機構を作動させ、前記圧縮機構を連続的に作動させた後前記操作部が集塵動作の停止の操作を受付けたときは、その操作の後前記第1期間より長い第2期間圧縮機構を作動させるように前記駆動機構を制御してもよい。このようにすれば、ダストカップに第1閾値以上の塵埃が溜まったときは、第1閾値未満のときより長い期間圧縮動作を行って塵埃をしっかりと圧縮することができる。
そのうえさらに、前記制御部は、集塵動作中において、前記ゴミ量検知部により検出された塵埃の量が前記第1閾値より大きい第2閾値以上であることを検知した後集塵動作の停止の操作を受付けたときは、その操作の後予め定められた第3期間前記除塵機構を作動させてもよい。このようにすれば、ダストカップに溜まった塵埃が満杯のときは一部の塵埃がダストカップから流出してフィルターに付着する可能性を考慮し、除塵動作を行ってフィルターの目詰まりを防止することができる。
さらに、前記制御部は、第3期間前記除塵機構を作動させた後、予め定められた第4期間前記圧縮機構を作動させてもよい。このようにすれば、除塵動作と圧縮動作の両方を実行して廃棄にそなえることができる。
この発明の好ましい態様は、ここで示した複数の態様のうち何れかを組み合わせたものも含む。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:電気掃除機
3:ホース
4:操作部
5:ハンドル部
6:延長パイプ
7:吸込口体
10:本体部
11:電動送風機
12:差込口
13:取っ手
14:主車輪
15、16:補助車輪
17:ダクト
18:後部筐体
19:第1排気口
20:集塵室
23:出力ギア
30:集塵ユニット
31:流入口
31a:フランジ
32:第2排気口
33:ダストカップ
34:底蓋
35:内筒
35a:開口
35b:上端
35c:係合片
36:ハンドル
36a:貫通孔
37:前方化粧カバー
38:後方化粧カバー
39:取付ベース
42:上部カバー部
43:圧縮部材
43a:羽根
44:フィルター収容部
44a:拡径部
44b:底面
44c:底部開口
44d:側部開口
45:第1ギア
46:第2ギア
47:ギアハウジング
50:フィルター
51:貫通孔
52:軸孔部
53:上リブ
54:下リブ
55:内環状部
56:外環状部
56a:開口部
60:除塵機構
61:フレーム
62:弾性部材
62a:係止端
63:第1除塵部材
63a、64a、65a:本体部
63a1、64a1、65a1:貫通部
63a2、64a2、65a2:係合部
63b、64b、65b:当接部
63b1:先端
63b2:根元
64:第2除塵部材
65:第3除塵部材
66:軸部
66a:把持部
66b:回転軸
67:接続用腕部
68:第1軸支用腕部
68a:第1軸支部
68a1,69a1,70a1:ねじ穴
69:第2軸支用腕部
69a:第2軸支部
70:第3軸支用腕部
70a:第3軸支部
71:環状部
71a:被駆動ギア
72:カバー
73:弾性シール材
74:スクレーパ部材
74a:係合片
90:塵埃
101:「切」ボタン
102:「入」ボタン
103:「強/弱」ボタン
104:「ブラシ切/入」ボタン
105:「フィルターお手入れ」ボタン
111:「フィルター」ランプ
112:「ゴミ捨て」ランプ
220:制御部
222:送風機駆動回路
222a:送風機電流検出部
223:電源部
224:表示部
225:ブザー部
226:除塵圧縮モータ
227:除塵圧縮駆動回路
227a:圧縮電流検出部
229:キー入力検出部

Claims (7)

  1. 塵埃を含む気流を流入させ内部で旋回させることにより塵埃を遠心分離し、分離した塵埃を溜めるダストカップと、
    集塵動作時に前記気流を発生させる電動送風機と、
    前記ダストカップに溜まった塵埃を圧縮する圧縮機構と、
    前記ダストカップから流出させた空気が通過するフィルターと、
    前記フィルターを振動させる除塵機構と、
    前記圧縮機構および前記除塵機構のいずれか一方を選択的に作動させる駆動機構と、
    集塵動作の開始および停止の操作を受付ける操作部と、
    前記操作に応答して前記電動送風機および前記駆動機構を制御する制御部とを備えることを特徴とするサイクロン式電気掃除機。
  2. 前記駆動機構は、正転及び逆転を切替えることが可能であるとともに、正転および逆転を切替えることで前記圧縮機構および前記除塵機構のいずれか一方を選択的に作動させる請求項1に記載のサイクロン式電気掃除機。
  3. 前記制御部は、集塵動作中において、前記圧縮機構を作動させるように前記駆動機構を制御する請求項1または2に記載のサイクロン式電気掃除機。
  4. 前記ダストカップに溜まった塵埃の量を検出するゴミ量検知部をさらに備え、
    前記制御部は、集塵動作中において、前記ゴミ量検知部により検出された塵埃の量が予め定められた第1閾値未満のときは前記圧縮機構を間欠的に作動させ、第1閾値以上のときは前記圧縮機構を連続的に作動させるように前記駆動機構を制御する請求項3に記載のサイクロン式電気掃除機。
  5. 前記制御部は、集塵動作中において前記圧縮機構を間欠的に作動させた後前記操作部が集塵動作の停止の操作を受付けたときは、その操作の後予め定められた第1期間前記圧縮機構を作動させ、前記圧縮機構を連続的に作動させた後前記操作部が集塵動作の停止の操作を受付けたときは、その操作の後前記第1期間より長い第2期間圧縮機構を作動させるように前記駆動機構を制御する請求項4に記載のサイクロン式電気掃除機。
  6. 前記制御部は、集塵動作中において、前記ゴミ量検知部により検出された塵埃の量が前記第1閾値より大きい第2閾値以上であることを検知した後集塵動作の停止の操作を受付けたときは、その操作の後予め定められた第3期間前記除塵機構を作動させる請求項4または5に記載のサイクロン式電気掃除機。
  7. 前記制御部は、第3期間前記除塵機構を作動させた後、予め定められた第4期間前記圧縮機構を作動させる請求項6に記載のサイクロン式電気掃除機。
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