JP2014079460A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルターユニットの目詰まりを確実にユーザーに知らせる。
【解決手段】塵埃を空気と共に吸引する吸引ホース部と、吸引された塵埃を溜める集塵容器と、前記集塵容器を通過した空気の流路に配置されるフィルターユニットと、前記吸引ホース部、前記ダストカップおよび前記フィルターユニットを経る流路に気流を発生させる電動送風機と、前記フィルターユニットの目詰まりを検出する目詰まり検出部と、前記吸引ホース部に配置され、前記電動送風機の起動および停止の操作を受付けかつ前記フィルターユニットの目詰まりに係る表示を行う手元操作部と、前記目詰まり検出部による目詰まりの検出に応答して前記手元操作部に目詰まりに係る表示を行わせる制御部とを備える電気掃除機。
【選択図】図22

Description

この発明は、手元操作部を有する吸引ホース部およびフィルターユニットを備える電気掃除機に関する。
電動送風機の吸込側に連通する風路に配置されるフィルターなどの目詰まりを検知する検知手段を備え、検知手段によって風路の目詰まりが検知された際に、制御手段が報知手段を作動させるとともに、電動送風機が停止した後も報知手段を所定時間作動させたままの状態とすることで、作業者に確実に目詰まりを報知ものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
風路の目詰まり状態を報知しておくと電気掃除機に吸引される風量が低下して仕事率が低下するので好ましくない。目詰まりを放置しておくと、やがて吸引用の電動送風機に十分な冷却風が送られず電動送風機が異常昇温しダメージを受ける。あるいは、異常昇温から電動送風機を保護する保護回路が設けられている場合、電動送風機が停止したり減速したりしてしまう。このような状態に至ることを防ぐため、フィルターユニットを振動させる除塵機構をモータ等で駆動し、目詰まりを軽減させるようにしたものもある。しかし、構造が複雑になることから、小型軽量タイプや廉価なものはユーザーの手によって除塵作業を行うようにしたものが多い。
ユーザーの手による除塵作業とは、例えば、ユーザーが手動で除塵機構を作動させるものである。また、ユーザーがフィルターユニットをブラシ等で清掃したり、水洗いしたり、交換したりする作業を含む。ユーザーによる除塵作業を要するものでは特に、目詰まりを確実にユーザーに知らせることが重要である。
また、モータ等で駆動される除塵機構を電気掃除機が備えていても、その除塵能力を超えてフィルターユニットに塵埃が蓄積することがある。そのような状態に至った場合、水洗い等ユーザーの手によるより強力な除塵作業の必要性をユーザーに報知することが重要である。その報知のために、掃除機本体に表示ランプを設けていた。
特開2005−131136号公報
しかし、集塵動作中は通常、掃除機本体は吸引ホース部で牽引されてユーザーの背面側に位置する。そのため、掃除機本体に表示ランプを設けた場合、ユーザーは集塵動作中その表示に気が付きにくいという側面がある。
その後、清掃が終了して集塵動作を停止させると、ユーザーは電気掃除機を片付けるために掃除機本体をみると考えられる。
ところが、その時点ではユーザーが目的としていた清掃が既に終了しており、ユーザーは掃除機にさほど注意を払わない傾向にあると考えられる。よって、掃除機本体の表示が見過ごされ易い傾向にあるといえる。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、フィルターユニットの目詰まりを確実にユーザーに知らせることができる電気掃除機を提供するものである。
この発明は、塵埃を空気と共に吸引する吸引ホース部と、吸引された塵埃を溜める集塵容器と、前記集塵容器を通過した空気の流路に配置されるフィルターユニットと、前記吸引ホース部、前記集塵容器および前記フィルターユニットを経る流路に気流を発生させる電動送風機と、前記フィルターユニットの目詰まりを検出する目詰まり検出部と、前記吸引ホース部に配置され、前記電動送風機の起動および停止の操作を受付けかつ前記フィルターユニットの目詰まりに係る表示を行う手元操作部と、前記目詰まり検出部による目詰まりの検出に応答して前記手元操作部に目詰まりに係る表示を行わせる制御部とを備える電気掃除機を提供する。
この発明の電気掃除機は、前記吸引ホース部に配置され、前記電動送風機の起動および停止の操作を受付けかつ前記フィルターユニットの目詰まりに係る表示を行う手元操作部と、前記目詰まり検出部による目詰まりの検出に応答して前記手元操作部に目詰まりに係る表示を行わせる制御部とを備えるので、フィルターユニットの目詰まりに係る表示をユーザーの手元で行うことにより目詰まりを確実にユーザーに知らせることができる。
即ち、集塵動作を終了する際、ユーザーは前記電動送風機を停止させる操作を行うため手元操作部をみて操作を行うと考えられる。この発明によれば、フィルターユニットの目詰まりに係る表示が手元操作部でなされるので、目詰まりの報知を確実にユーザーに認識させられる。
この発明の実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図である。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の平面図である。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の側面図である。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の第1の分解斜視図である(台車と車輪の周辺)。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の第2の分解斜視図である(電動送風機周辺)。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の第3の分解斜視図である(ダクト周辺)。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の第4の分解斜視図である(コードリール周辺)。 図2のA−A矢視断面図である。 集塵ユニットを外した状態での図2のA−A矢視断面図である。 集塵ユニットを外した状態での図2のA−A矢視断面図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットの外観斜視図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットの図2に示すA−A矢視断面図である。 図8に示す掃除機本体における空気流の流路を示す説明図である。 この発明の実施形態に係るリング状車輪の詳細な構成を示す要部断面図である この発明の実施形態に係る配線板ケースの詳細な構成を示す要部断面図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットの分解斜視図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットの側面から見た分解図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットのカップカバーユニットを開放した状態での側面図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットのカップカバーユニットを開放した状態での図2に示すB−B矢視断面図である この発明の実施形態に係るフィルターユニットの外観斜視図である。 この発明の実施形態に係る電気掃除機の電気的構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態に係る操作部を示す外観図である。 図21の電動送風機の駆動回路および電流検出回路の構成を示す回路図である。 図21の操作部、ブラシ駆動モータに係る回路の詳細を示す回路図である。 この発明の実施形態に係る制御部が実行する目詰まりの検出と報知の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施形態に係る制御部が実行する目詰まりの検出と報知の処理を示すフローチャートである。 図20と異なる態様のフィルターユニットの例を示す外観斜視図である。 図27のフィルターユニットを斜め下方から見た外観斜視図である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
〔電気掃除機の全体説明〕
図1はこの発明の実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図、図2と図3は図1に示す電気掃除機の掃除機本体の平面図と側面図である。
これらの図に示すように、電気掃除機1は、サイクロン方式の集塵ユニット500を離脱可能に内蔵した掃除機本体100と、吸引ホース部300とを備える。
吸引ホース部300は、吸引ホース301と、延長パイプ302と、延長パイプ302の先端に接続される吸入部303と、手元ハンドル304と、手元ハンドル304に付設された操作部305と、接続部306を備える。
吸引ホース301は接続部306を介して掃除機本体100の前方に離脱可能に接続され、ユーザーは手元ハンドル304を手で保持しながら延長パイプ302の先端の吸入部303を床面に接触させながら移動させることができる。
掃除機本体100は両側面に一対のリング状車輪140を、前方下部に自在車輪117をそれぞれ備えているので、使用者が手元ハンドル304を手で保持して移動するとき、掃除機本体100はその動作に追随することができる。
掃除機本体100は、床面の塵挨を空気と共に吸入部303から延長パイプ302と吸引ホース301を介して集塵ユニット500へ吸引するようになっている。
ユーザーは掃除機本体100内部の集塵ユニット500の集塵状況をリング状車輪本体110の中央開口141から目で確認し、適宜、集塵ユニット500を掃除機本体100の上部から引出して集塵ユニット500に集められた塵挨を廃棄することができる。
掃除機本体100の後方上部には、図2に示すようにコードリール(後述)の電源コードの差込みプラグ131と、電源コードの引出し長さを調整するためのブレーキボタン132とが設けられている。
また、掃除機本体100は手提げハンドル115を備えるので、ユーザーは手提げハンドル115を把持し、掃除機本体100を持ち上げて運搬することが可能である。
図4〜図7は掃除機本体100の分解斜視図、図8は図2のA−A矢視断面図、図9は、掃除機本体100から集塵ユニット500を除去した状態の図8対応図、図10は図3のB−B矢視断面図である。これらの図を用いて掃除機本体100の構成を説明する。
掃除機本体100は、その下部を構成する細長い台車101(図4参照)と、台車101の前方に設置され電動送風機106(図5参照)を収容するための下部第1筐体102(図5参照)を備える。さらに、台車101の中央に設置され集塵ユニット500を収容すべく集塵室150を構成する第2筐体103(図4参照)と、台車の後方に設置されコードリール108を収容するための第3筐体107(図7参照)を備える。第3筐体107には排気口133が形成されている。
電動送風機106(図5および図8参照)は、下部第1筐体102の中にその回転軸方向、つまり送風方向が重力方向を向くように台座122(図5参照)を介して設置される。図6に示す下部第1筐体カバー104とダクト105が下部第1筐体102の上に装着される。
下部第1筐体カバー104(図6参照)は上面に横中継ダクト104aと縦中継ダクト104bとを備える。ダクト105はパッキン124を介して集塵ユニット500の流出ダクト571(図11参照)を縦中継ダクト104b(図6参照)に接続するために設けられている。
縦中継ダクト104bはダクト105を電動送風機106に接続するために設けられる。横中継ダクト104a(図6参照)の出入口にはそれぞれパッキン125と126が装着されている。
横中継ダクト104aは吸引ホース部300の接続部306(図1、図3および図10参照)を集塵ユニット500の流入口503(図11参照)にパッキン125と126を介して接続するために設けられている。
これによって、吸引ホース部300の接続部306から横中継ダクト104aを介して集塵ユニット500の流入口503に至る流路と、集塵ユニット500の流出ダクト571からダクト105および縦中継ダクト104bを介して電動送風機106に至る流路が形成される。
また、集塵ユニット500の流出ダクト571からの流出口と接続されるダクト105の流入口と吸引ホース部300の接続部306から横中継ダクト104aの流入口とが同一面側に形成されている。これは、掃除をする際に電動送風機106の吸引力により流入口が同一方向に引っ張られることで集塵ユニット500が安定する状態になりやすい。
横中継ダクト104aの側面には接続部306の端子(図示せず)を掃除機本体100と接続するターミナル部104c(図6参照)があって、外側から端子カバー123で覆われている。掃除機本体100のプリント配線板120と吸引ホース部300の操作部305とは、前記端子およびターミナル部104cを介した配線で接続される。
下部第1筐体102は後方に延出する配線板ケース102a(図5および図8参照)を備える。配線板ケース102aにはプリント配線板120が収容され、ケース底板119が装着される。なお、図5に示すように、下部第1筐体102は電動送風機106とプリント配線板120との間に挿入されるフィルター121を備える。フィルター121は樹脂製の多孔板である。
このように構成された下部第1筐体102(図5参照)は、台車101の前方に固定され、手提げハンドル115を有する上部第1筐体114(図6参照)がその上から装着される。
一方、台車101の中央に設置された第2筐体103(図4参照)は、上部に上部開口103aを、両側面に窓103bを、窓103bの周囲にリング状の窓枠103cをそれぞれ備える。
また、第2筐体103の底と台車101との間には、電動送風機106から排出される空気流を第3筐体107の方へ流すための下部流路138(図8参照)が形成される。
台車101の後方には、電源コード(図示しない)を引出し可能に巻回するコードリール108(図7参照)と、コードリール108を回転可能に支持するコードリール支持板127、128などが設けられ、それらが第3筐体107(図7参照)によって覆われる。
第3筐体107は、コードリール108をリール軸が台車101の長手方向に平行になるように収容する。また、第3筐体107は、電動送風機106により生成され下部流路138を流れる空気流をコードリール108を介して掃除機本体100の後方に排出するための排気口133を備える。これによって、コードリール108に巻回されている電源コードが通電時に冷却される。
図4に示す一対の円弧状の補強梁109は、第2筐体103のリング状の窓枠103aの上半分と結合するように台車101に固定されると共に、図9に示すように、上部第1筐体114と第3筐体107とを連結する。これによって掃除機本体100の長手方向の剛性が補強される。また、一対の補強梁109は、下方の第2筐体103と共に集塵ユニット500を収容する集塵室150を構成する。
そして、図4に示すように、半円弧状の補強梁109と台車101の両側からリング状車輪140、つまりリング状車輪ガイド111と、リング状車輪本体110と、リング状車輪カバー112と、円弧状化粧カバー113が取付けられる。
このように構成された掃除機本体100に対して、集塵ユニット500が、図8〜図10に示されるように掃除機本体100の上方から一対の補強梁109の間を、第2筐体103の上部開口103a(図4参照)を介して第2筐体103内へ装填される。
なお、自在車輪117は、電動送風機106の真下の位置に自在フレーム116(図4参照)を介して台車101の外側底面に回転・旋回自在に設けられる。
このように電動送風機106が前方にあることで重心が前になり、電動送風機106の下側に自在車輪117も設けることで、掃除をするときに掃除機本体100の前方が浮き上がることが抑制でき、吸引ホース301の引っ張りによる掃除機本体100の移動が追随しやすくなる。
このようにして、掃除機本体100では、台車101の前方(吸引ホース部300の接続側)から長手方向に一列に、電動送風機106、集塵ユニット500およびコードリール108が配列され、流路がそれらの上と下に設けられるので、掃除機本体100の幅寸法を最小にしている。
図11は、集塵ユニット500の外観斜視図である。図12は、集塵ユニット500の図2に示すA−A矢視断面図である。集塵ユニット500は、カップカバーユニット570、フィルターユニット550、内筒ユニット530および有底円筒状のダストカップ501を有する。
ダストカップ501は集塵状況が外部から目視可能なように透明または半透明の樹脂で形成される。図11に示すようにダストカップ501の前部の周面には吸引ホース部300(図1参照)からの空気流が流入する流入口503が設けられる。
図10を参照すると、吸引ホース部300の接続部306は、円筒状のダストカップ501の内部円周面にその接線方向から真直ぐに空気が流入するように掃除機本体100の中心から偏って屈曲している。
図12を参照すると、内筒ユニット530は、フィルターユニット550を収容する上部のカップカバー537、下部のダスト仕切り535およびその間を接続する内筒533からなる。内筒533が接続されるカップカバー537の底部には開口が形成されている。内筒533の周にはスリット状の流出口533bが形成され、流出口533bにはメッシュ状のフィルター(図示せず)が配置されている。ダスト仕切535は内筒533より外径の大きいフランジ部535a、フランジ部の外周を囲む大径筒部535bおよびダストカップ501の底面中央部に下端が接する小径筒部535cからなる。
電動送風機106が作動すると、空気流は接続部306と横中継ダクト104aを介してダストカップ501に周接線方向に真直ぐに流入し、ダストカップ501内に高速の旋回気流を形成する。
これにより、空気流に含まれる塵埃が遠心分離される。集塵ユニット500は、形成する旋回気流の中心軸が重力方向を向くように設置されているので、遠心分離された塵埃のうち、重いものは重力の作用によりフランジ部535aの下方に集積される。
ここで、集塵ユニット500の旋回気流の中心軸が重力方向を向くとは、旋回気流の中心軸が真下を向いている必要はなく、集塵ユニット500が縦方向にて掃除機本体100に配置されていればよい。
軽いものは空気流と共に流出口533bに配置されたメッシュ状フィルターで濾過される。また、微少な塵埃は流出口533bを介して内筒533を上昇しフィルターユニット550によりろ過される。フィルターユニット550は山部と谷部とが連続するプリーツフィルタから構成される。ろ過された空気流は流出ダクト571を介して電動送風機106へ吸引される。
図13は図8に示す掃除機本体100における空気流の流路を示す説明図である。
同図に示すように、吸引ホース301からの空気流は、接続部306を介して電動送風機106の上方を通って集塵ユニット500へ流入する。
流入した空気流は集塵ユニット500のダストカップ501内で旋回流となる。そして、集塵の遠心分離が行われた後、空気流は内筒533の内部を上昇し、フィルターユニット550を通過して電動送風機106を通り、集塵ユニット500の下方に台車101の縦方向に形成された下部流路138に入る。旋回軸は鉛直方向に対して上方がやや後方へ傾いている。図13のように側面から見た場合、接続部306からダストカップ501へ流入する流路は旋回軸とほぼ直交している。
そして、空気流は下部流路138中に設置された配線板ケース102aの中を、プリント配線板120を冷却しながら通過した後、コードリール108の中を通って分散される。分散された空気流は、第3筐体107の背面に設けられた排気口133から外へ排出される。
従って、電動送風機106から空気流に乗って外へ出ようとする騒音は、集塵ユニット500の下方に台車101の縦方向に形成された長い下部流路138によって減衰されると共に、下部流路138中の配線板ケース102aと第3筐体107内のコードリール108とによって分散・吸収される。これによって、掃除機本体100から外へ出る電動送風機106の騒音は効果的に低下する。
また、図13に示すように、空気流の流路は掃除機本体100の上部と下部に分けて設けられ、側面部分に設けられていないので、掃除機本体100の横幅は最小限に小さくなっている。
図14はリング状車輪140の詳細な構成を示す要部断面図である。図14はリング状車輪140の回転方向と垂直な方向の縦断面を示しており、紙面より見て左側が台車101側である。同図に示すように、リング状車輪140では、上側の補強梁109と下側の台車101とにわたって潤滑性を有するリング状車輪ガイド111が取り付けられる。
リング状車輪ガイド111の外周側には、リング状車輪本体110がリング状車輪ガイド111に対して摺動可能に嵌着されている。さらに、リング状車輪ガイド111及びリング状車輪本体110の外側には、リング状車輪カバー112が第2筐体103の窓枠103cへ固定され、リング状車輪本体110のリング状車輪ガイド111からの脱落を防止する。
そして、補強梁109の上部からリング状車輪140を覆うように円弧状化粧カバー113が取付けられる。このようにして中央開口141を中央有するリング状車輪140が形成される。
本実施形態においては、リング状車輪140がその中央部において中央開口141を有する場合について説明したが、本発明は、それだけに限定されない。例えば、リング状車輪カバー112の代わりに、中央に開口を有さず掃除機本体100側面の中央部を覆うように構成された車輪カバーを用いてもよい。この場合には、該車輪カバーの内少なくとも一部を、例えば透明性を有する樹脂等で形成することによって、本実施形態と同様に、集塵ユニット500の集塵状況を目視可能とすることができる。また、このように構成することによって、掃除機本体100の横幅を小さく保ったまま、掃除機本体100の長手方向の剛性を補強することができる。
図15は配線板ケース102aの詳細な構成を示す要部断面図である。同図に示すように、多数の通風孔を有する配線板ケース102aの内部に、電動送風機106を制御する制御部品と回路とを搭載したプリント配線板120が設置されている。
プリント配線板120は吊り下げ部材143により配線板ケース102a内で吊り下げられ、外部からの機械的な衝撃からプリント配線板120を保護するようになっている。
配線板ケース102aの底部は、多数の通風孔を有するケース底板119により閉鎖されている。配線板ケース102aおよびケース底板119の多数の通風孔は、下部流路138の中において電動送風機106からの空気流が配線板ケース102a内を通過し、プリント配線板120を効率よく冷却するようにするために設けられている。
配線板ケース102aの電動送風機106側の壁には前述のように樹脂製多孔板のフィルター121が設けられ、電動送風機106からモータ用ブラシなどの破片が配線板ケース102aへ侵入することを防止している。なお、吊り下げ部材143には弾性部材を用いることが好ましい。
〔集塵ユニットおよび除塵機構の説明〕
図16は集塵ユニット500の分解斜視図である。また、図17は、集塵ユニット500の側面から見た分解図である。図18はカップカバーユニット570を開放した状態を前側から見た側面図であり、図19は集塵ユニット500の図2に示すB−B矢視断面図である。図20は、フィルターユニット550の外観斜視図である。図27および図28は、図20と異なる態様のフィルターユニット550の外観斜視図である。
図16〜図20に示されるように、カップカバーユニット570は、カップカバー本体573の上側に略球面状に湾曲したカップカバーハンドル591およびカップカバーハンドルカバー597がカップカバー本体573を覆うように配置されている。カップカバー本体573の側面下端部にはヒンジ部573aが形成されており、カップカバー537の軸支部538bに軸支される。解除レバー538cをスライドさせてロックを解除することでカップカバーユニット570を上方へ開きカップカバー537に収容されたフィルターユニット550を露出させることができる。
カップカバーハンドル591の後端とカップカバーハンドルカバー597の間には、除塵ハンドル583が左右方向に摺動可能に設けられている。ユーザーが除塵ハンドル583を手でつまんで左右に往復させるとカップカバー本体573に対して揺動可能に軸支された図示しない除塵レバーが揺動する。除塵レバーの軸の下端には第1連動ギア575が取付けられている。カップカバーユニット570を閉じると第1連動ギア575と除塵フレーム553の上方の第2連動ギア554aとが歯合する。
また、カップカバー本体573は、フィルターユニット550を通過して上昇する気流を掃除機本体100の前方側のダクト105(図8参照)へ導く流出ダクト571を構成する。カップカバー本体573の前方端に流出ダクト571の下流端が開口する。
ダストカップ501は、周側面から該周側面の法線方向に沿って延びるように流入口503が形成され、先端には本体側の横中継ダクト104a(図10参照)との接続を確実にするフランジ503aが形成されている。ダストカップの上端の開口部505は、カップカバー537の傾斜面部537bの下方に形成された円形嵌合部537c(図19参照)と気密に嵌合し、フックレバー507によってカップカバー537に固定される。フックレバー507を解除することでダストカップ501とカップカバー537とが分離し、ダストカップ501に溜まった塵埃の廃棄を可能にする。
ダストカップの底面の中心部には、突起部511aが上方に向けて突出し、脚511f1および511f2が下方に向けて突出している(図19参照)。
漏斗状のカップカバー537は、傾斜面部537bの中心に底部開口537dを有する(図16参照)。底部開口537dの下方には内筒533が接続され、内筒533の下端にダスト仕切535が接続されている。ダスト仕切535はフランジ部535a、大径筒部535bおよび小径筒部535cからなり、小径筒部535cの下端は大径筒部535bよりも下方へ伸びている。ダストカップ501に内筒ユニット530が装着されると、小径筒部535cの下端がダストカップ501の突起部511aと嵌合する。このとき、内筒533およびダスト仕切535はダストカップ501と同軸に配される(図19参照)。
カップカバー537の傾斜面部537bの上方には矩形状の拡大部537aがあってフィルターユニット550を収容する。
フィルターユニット550は、フィルター部551と除塵機構部557からなる(図20参照)。
フィルター部551は、HEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)を用いたフィルター本体551aと可撓性のフィルター枠551bとで構成される。フィルター枠551bは、カップカバー537の拡大部537aに嵌る平面視略矩形の枠部551b3と、枠部551b3の対向する一対の辺に沿って並ぶ側端部551a2と、フィルター枠551bの中央部にあって除塵軸554を挿通させる筒部551b1とを有する(図19および図20参照)。
筒部551b1、側端部551a2および枠部551b3によってフィルター本体551aを支持する骨格が形成される。フィルター本体551aはプリーツ状に形成されて上端には複数の上リブ551a1が平行に延び、側端部551a2および筒部551b1に接合されて支持される。
フィルター部551の上部にはフィルター部551に付着した塵埃の除去を行う除塵機構部557として、フィルター部551に対して軸回転可能な除塵フレーム553が設けられている。除塵フレーム553は筒部551b1を貫通する除塵軸554(図19参照)でフィルター部551に対して回転自在に支持されている。除塵フレーム553の中心部の上面には第2連動ギア554aが形成されている。さらに、除塵フレーム553は、中心部から放射状に伸びる複数のアーム部553bおよびアーム部553bの先端に連なる円形リング部553cを有している。さらに、アーム部553bとは別に中心部と円形リング部553cとの間に複数の摺動部553aが配置されている(図20、図27および図28参照)。
なお、図20に示すフィルターユニットは、摺動部553aおよび除塵ワイパー555を3個備えている。これに対し、図27および図28に示すフィルターユニット550は、摺動部553aを6個備えている。また、除塵ワイパー555を6個備えている。除塵ハンドル583の移動範囲が限られており、その移動範囲内で効率よく除塵を行うために摺動部553aを6個にしている実施例である。
摺動部553aには、下端部の形状が半球状の摺接部材553a3がコイルバネ553a2に吊り下げられた状態で収容されている。摺接部材553a3は棒状の部材であって上端部にはコイルバネ553a2の下端部が巻回されている。コイルバネ553a2の上端部は下端部よりも巻き径が大きく、コイルバネ553a2を側面から見るとT字形の形状を有している。除塵フレーム553の中心部と円形リング部553cとの間に架かる摺動部553aには貫通孔553eが形成されている。コイルバネ553a2が巻き回された摺接部材553a3は貫通孔553eに上方から挿入される。コイルバネ553a2の上端部の巻き径は貫通孔553eの径よりが大きく、摺接部材553a3はコイルバネ553a2に吊り下げられる。摺接部材553a3の下端は除塵フレーム553の下面から所定の長さだけ突出する。貫通孔553eの上方からキャップ部材553a1がはめ込まれ、コイルバネ553a2の上端部は摺動部553aとキャップ部材553a1とに挟まれて固定される。
除塵フレーム553が回動すると摺接部材553a3下端の半球状の部分がフィルター本体551aの上リブ551a1に当接する。さらに回動すると、コイルバネ553a2が撓みながら上リブ551a1を通過する。そのとき摺接部材553a3に当接する上リブ551a1が振動しフィルター本体551aに付着した塵が落下する。
カップカバーユニット570が閉じられた状態で、第2連動ギア554aは第1連動ギア575と歯合する。ユーザーが除塵ハンドル583を左右に往復させると、カップカバー本体573内にある図示しない除塵レバーおよびそれに固定された第1連動ギア575が時計方向および反時計方向に交互に回動する。第1連動ギア575の回動に伴ってそれに歯合する第2連動ギア554aと一体で除塵フレーム553が回動する。除塵フレーム553が回動すると、フィルター本体551aの上リブ551a1が摺動部553aの除塵部材により叩打される。これにより、フィルター部551に捕集された塵埃がカップカバー537の傾斜面部537bに脱落する。
なお、除塵フレーム553には、ノブ553b2が備えられている。ユーザーはカップカバーユニット570を開いてフィルターユニット550の上部を露出させ、ノブ553b2を摘んで除塵フレーム553を回動させることもできる。
除塵軸554の下方には傾斜面部537bを掃く除塵ワイパー555が取り付けられる。除塵ワイパー555は除塵フレーム553の軸回転に連動して回転する。傾斜面部537bに脱落した塵埃は除塵ワイパー555で掃かれ、底部開口537dから内筒533を介して小径筒部535cの内側へ落下する。
以上のようにしてフィルター部551の除塵が行われる。小径筒部535cの下端は、ダストカップ501の突起部511aと嵌合する。突起部511aの外周面には、外周凹部511bが形成されている。外周凹部511bには、リング状のパッキン511e(図12および図19参照)が嵌められる。
〔電気的構成の説明〕
続いて、電気掃除機1の電気的構成を説明する。
図21は、この実施形態に係る電気掃除機の電気的構成を示すブロック図である。図21に示すように、電気掃除機1は、制御部220を中心として、昇温検出部222b、操作部305、ブザー部225、電動送風機106、送風機駆動回路222、送風機電流検出部222a、ブラシ駆動モータ211、ブラシ駆動回路221および電源部223から構成される。
制御部220は、電気掃除機の制御プログラムがROMに格納されたマイクロコンピュータと周辺の回路からなり、掃除機本体100内のプリント配線板120に実装される。
操作部305は、図1に示すように手元ハンドル304に設けられ、吸引ホース301に埋め込まれた配線、ターミナル部104c(図6参照)を介してプリント配線板120と接続される。操作部305には、集塵動作を制御するボタンスイッチや表示ランプが設けられている。
図22は、この実施形態の操作部305を示す外観図である。図21および図22に示すように、操作部305には、「切」ボタン231、「入」ボタン232の他に「強/弱」ボタン233、「ブラシ切/入」ボタン234および「フィルターお手入れ」ランプ235が配置されている。
「入」ボタン232の操作に応答して制御部220は電動送風機106を回転させて集塵動作を開始する。「切」ボタン231の操作に応答して制御部220は電動送風機106を停止させて集塵動作を停止する。
集塵動作中の「強/弱」ボタン233の操作に応答して制御部220は電動送風機106の回転速度を切換えて吸引力を「強」から「弱」または「弱」から「強」へ切換える。また、集塵動作中の「ブラシ切/入」ボタン234の操作に応答して制御部220は、吸入部303が有する電動回転ブラシ(図示せず)を駆動するブラシ駆動モータ211を回転させあるいは停止させる。
「フィルターお手入れ」ランプ235は、赤色のLEDランプで、制御部220の制御下で目詰まり検知に係る警告表示を行う。
ブザー部225は上部第1筐体114の内側に配置され、制御部220の制御下で操作部305のボタンスイッチ類の操作に応答して音を発し、また目詰まり検知に係る報知音を発する。
なお、変形例としてブザー部225によるブザー音に代えて音声を報知するようにしてもよい。その場合、電気掃除機1はブザー部225に代えて音声合成回路、合成された音声信号を増幅する増幅回路、増幅された音声信号を音波に変換するスピーカーおよび音声合成のデータを予め格納する不揮発性メモリを備える。
送風機駆動回路222は、制御部220の制御に基づいて電動送風機106を駆動する回路である。この実施形態において電動送風機106には始動トルクが大きく高速回転に適したユニバーサルモータが適用される。送風機駆動回路222は電動送風機106の電流を検出する送風機電流検出部222aを含んでいる。検出した電流値は制御部220に入力される。電流値は、電動送風機の負荷の大きさと相関があり、設計段階でその相関特性が実験的に求められている。電動送風機の負荷の大きさは、フィルター本体551aや流出口533bに配置されるメッシュ状フィルターの目詰まりの程度によって変わるので、電動送風機106の電流を検出することによりフィルターの目詰まりが検出できる。
昇温検出部222bは、電動送風機106を通過した後の空気流の温度を検出する。温度検出にはサーミスタが適用できる。昇温検出部222bはプリント配線板120に実装される。プリント配線板120は、電動送風機106の傍の下流側に配置されるので(図5および図8参照)、昇温検出部222bによりプリント配線板120を通過する気流の温度を検出し、その温度に基づいて電動送風機106の異常昇温を検出することができる。
ブラシ駆動モータ211は、吸入部303(図1参照)の電動回転ブラシ(図示せず)を駆動する小型のDCモータであり、電動回転ブラシの横に配置される。ブラシ駆動回路221は、ブラシ駆動モータ211のドライバ回路であり、プリント配線板120に実装される。
電源部223は、制御部220、操作部305、ブザー部225などに直流電源を提供する。
制御部220は、操作部305の各ボタンスイッチからの入力に応答し、送風機駆動回路222を介して電動送風機106を制御する。また各種の入力処理あるいは表示等の制御を行う。送風機電流検出部222aは、電動送風機106に流れる電流を検出して制御部220へ入力する。
図23は、図21の電動送風機の駆動回路および電流検出回路の構成を示す回路図である。制御部220、電動送風機106、その電流を検出する電流トランスCT1、電流トランスに接続された送風機電流検出部222aを示している。図23で送風機駆動回路222は図示を省略しているが、AC電源の両極間に電動送風機106、トライアック素子および電流トランスCT1の一次側が直接に接続される。前記トライアックおよびそのトリガ回路が送風機駆動回路222に相当する。
送風機電流検出部222aの構成は次の通りである。電流トランスCT1の二次側巻き線には、一次側を流れる電流波形に相似な電流波形が表われる。二次側巻き線には分圧抵抗R1およびR2が直列に接続されており、二次側電流波形を分圧した電圧波形を抵抗R1とR2の接続部分に発生させる。検出回路はその電圧波形を高入力抵抗で受けてアナログ電圧入力ポートMMIに出力する。制御部220は、アナログ入力ポートMMIに入力された検出回路からの電圧波形をサンプリングしてA/D変換する。A/D変換された各サンプリング電圧値を処理した結果に基づいて、電動送風機106の電流の大きさを取得し、目詰まりの程度を決定する。
図24は、操作部305、ブラシ駆動モータ211に係る回路の詳細を示す回路図である。図21および図22に示す「切」ボタン231、「入」ボタン232、「強/弱」ボタン233および「ブラシ切/入」ボタン234を押すと、それに対応する図24のタクトスイッチSW101、SW102、SW103およびSW104がそれぞれオンする。各タクトスイッチが押されると、各タクトスイッチに対応する抵抗R101、R102、R103およびR104と抵抗R105により分圧された電圧が高抵抗入力のキー入力検知部229を経て制御部220のアナログ入力ポートに送られる。その電圧により、制御部220は押されたスイッチを認識する。
操作部305の「フィルターお手入れ」ランプ235は、制御部220の2値出力ポートに接続されたドライバQ1により駆動されて点灯する。
ブラシ駆動モータ211は、制御部220の異なる2値出力ポートに接続されたドライバQ2により駆動される。ドライバQ2がオンするとブラシ駆動モータ211に電源部223の電圧VCCが印加され回転する。
図24のCN1は、ターミナル部104c(図6参照)に対応する。CN1より上側が吸引ホース部300であり、下側が掃除機本体100である。
〔目詰まりの検出と報知に係る制御〕
この実施形態に係る電気掃除機は、集塵動作中に電動送風機106の電流を検出することによりフィルターユニットの目詰まりを検知し、ユーザーに報知する。目詰まりの検出と報知に係る制御を、フローチャートを用いて説明する。
図25および図26は、制御部220が実行する目詰まりの検出と報知の処理を示すフローチャートである。なお、並行して実行されるブラシ駆動モータ211の制御や「強/弱」ボタンの操作の監視とその操作に応答した電動送風機106の速度切換の処理等は図示および説明を省略している。
図25で、制御部220は「入」ボタン232が操作されたか監視する(ステップS11)。ユーザーが手元ハンドル304を手で持って「入」ボタン232を操作したら制御部220はそれに応答して(ステップS11のYes)電動送風機106を回転させて集塵動作を開始する(ステップS13)。集塵動作中、制御部220は昇温検出部222bにより検出された温度に基づき電動送風機106が異常昇温していないかを監視する(ステップS15)。
例えば、吸入部303の全部または一部が塞がれた状態が続くと高速回転する電動送風機106への冷却風が減少し異常昇温が発生する。制御部220は昇温検出部222bにより検出された温度を予め定められた閾値と比較し、温度が閾値を超えたら(ステップS15のNo)、電動送風機106を減速させるように制御し(ステップS21)、「フィルターお手入れ」ランプ235を点滅させる(ステップS23)。さらに、ユーザーに異常を知らせて迅速に対処させるためにブザー部225を鳴動させる(ステップS25)。その後、ルーチンはステップS37へ進む。
前記ステップS15で、検出された温度が閾値以内であれば(ステップS15のYes)、ルーチンはステップS33へ進み、制御部220は送風機電流検出部222aにより検出された電流に基づきフィルターユニット550の目詰まりのレベルを監視する(ステップS33)。即ち、制御部220は送風機電流検出部222aにより検出された電流を予め定められた閾値と比較し、電流が一定の期間閾値を超えたら(ステップS33のYes)、「フィルターお手入れ」ランプ235を点灯させる(ステップS35)。その後、ルーチンはステップS37へ進む。検出された電流が閾値を超えなければ(ステップS33のNo)、「フィルターお手入れ」ランプ235を点灯させずにルーチンはステップS37へ進む。
「フィルターお手入れ」ランプ235は、ユーザーが手で持つ手元ハンドル304の操作部305にあるので、掃除機本体100にある場合に比べてユーザーの目にとまりやすい。集塵動作中は通常、掃除機本体100は吸引ホース部300で牽引されてユーザーの背面側に位置するのに対して操作部305はユーザーの手元に位置するからである。
ステップS37で制御部220は、「切」ボタン231が操作されたか否かを監視する。「切」ボタン231が操作されなければ(ステップS37のNo)、ルーチンは前述のステップS13へ戻り目詰まりの監視を続ける。なお、集塵動作中は前記ステップS13〜S35が繰り返し実行され得る。その場合、ステップS13およびS21の処理については、既に電動送風機106が回転していれば特段の処理をせずに回転速度を維持したままで回転を単に継続させる。また、ステップS23およびS35の処理については、「フィルターお手入れ」ランプ235が表示中であれば特段の処理をせずに単にその表示を継続させる。ステップS25の処理については、既にブザーが鳴動していれば特段の処理をせずに単にその鳴動を継続させる。
以上が集塵動作中の圧縮動作の制御である。
前記ステップS37で、「切」ボタン231が操作された場合(ステップS37のYes)、制御部220は、集塵動作停止後の報知の制御を行う。まず、電動送風機106の回転を停止させて集塵動作を停止させる(ステップS39)。そして、目詰まり検知に基づく報知を行っているか否かを調べる(ステップS41)。報知を行っていない場合(ステップS41のNo)、ルーチンは前述のステップS11へ戻って「入」ボタン232の操作を監視する。
一方、目詰まり報知を行っている場合(ステップS41のYes)、制御部220は、「フィルターお手入れ」ランプ235の表示を消灯させずに、予め定められた期間その表示を継続させる(ステップS43)。変形例として集塵動作中の点灯表示をその期間中は点滅表示に代えてもよい。
さらに、制御部220は、その表示を継続させる期間中、ブザー部225を断続的に鳴動させるように制御する(ステップS45)。
「切」ボタン231を押して集塵動作を終了させた後、ユーザーは電気掃除機1に注意を払わなくなる傾向にあると考えられる。そこで、前述のようにある期間表示を継続させかつブザー音により注意を促す。このようにして、フィルターユニットの目詰まりをユーザーに確実に知らせるようにする。
予め定められた期間が終了したら(図26のステップS47のYes)、制御部220は「フィルターお手入れ」ランプを消灯させ、かつブザー部225の鳴動を停止させる(ステップS49)。そして、ルーチンは前述のステップS11に戻って「入」ボタン232の操作を監視する。予め定められた期間の一例は5秒であり、他の一例は10秒である。
一方、その期間が終了する前に(ステップS47のNo)、操作部305の何れかのボタンが押されたら(ステップS51)、その時点で制御部220は「フィルターお手入れ」ランプ235を消灯させ、かつブザー部225の鳴動を停止させる(ステップS53)。「切」ボタン231操作後の報知音がうるさいと感じるユーザーは、何れかの操作ボタンを押すことによって報知を停止させることができる。続いて、制御部220は、操作されたボタンが「入」ボタン232か否かを調べる(ステップS55)。「入」ボタン232でなければ(ステップS55のNo)ルーチンは前述のステップS11に戻って「入」ボタン232の操作を監視する。操作されたボタンが「入」ボタン232であれば(ステップS55のYes)、制御部220は電動送風機106を起動して集塵動作を開始させ、ルーチンはステップS13へ戻る。
以上が、目詰まりの検出と報知に係る処理である。
以上に述べたように、この発明の電気掃除機は、塵埃を空気と共に吸引する吸引ホース部と、吸引された塵埃を溜める集塵容器と、前記集塵容器を通過した空気の流路に配置されるフィルターユニットと、前記吸引ホース部、前記集塵容器および前記フィルターユニットを経る流路に気流を発生させる電動送風機と、前記フィルターユニットの目詰まりを検出する目詰まり検出部と、前記吸引ホース部に配置され、前記電動送風機の起動および停止の操作を受付けかつ前記フィルターユニットの目詰まりに係る表示を行う手元操作部と、前記目詰まり検出部による目詰まりの検出に応答して前記手元操作部に目詰まりに係る表示を行わせる制御部とを備えることを特徴とする。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
前記制御部は、目詰まりに係る前記表示を行わせているとき、前記手元操作部が受付けた停止の操作に応答して前記電動送風機を停止させた後、予め定められた期間前記表示を継続させた後に表示を停止させてもよい。このようにすれば、停止の操作後ユーザーは電気掃除機に注意を払わなくなる傾向があるところ、操作後の所定期間手元の表示を行うことによってフィルターの目詰まりをユーザーに確実に知らせることができる。
また、音による報知をおこなう音響報知部をさらに備え、前記制御部は、前記手元操作部が受付けた停止の操作に応答して予め定められた期間前記表示と共に前記音響報知部に音の報知を行わせてから表示と報知をやめるように制御してもよい。このようにすれば、操作後の所定期間は手元の表示に加えて音による報知を行うことによってフィルターの目詰まりをユーザーにより確実に知らせることができる。
前記音響報知部は、実施形態においてブザー部に相当するものである。
さらにまた、前記電動送風機の異常昇温を検出する昇温検出部をさらに備え、前記制御部は、前記電動送風機が作動中の異常昇温検出に応答して電動送風機の回転速度を低減させ、前記手元操作部に表示を行わせると共に前記音響報知部に報知を行わせるように制御してもよい。このようにすれば、吸入部が密閉されて電動送風機の温度が異常に上昇した場合は異常昇温を表示と音で速やかにユーザーに報知して吸入部を開放する等の適切な対処を促すことが可能になる。
さらに、前記制御部は、前記手元操作部が受付けた停止の操作に応答して前記電動送風機を停止させた後、予め定められた期間表示および報知を行わせてから表示と報知をやめるように制御してもよい。
前記音響報知部は、音声による報知を行うものであってもよい。このようにすれば、音声によりフィルターユニットの手入れを行う必要があることをユーザーに確実に報知することができる。
この発明の好ましい態様は、ここで示した複数の態様のうち何れかを組み合わせたものも含む。
この発明についてもう少し具体的に述べておく。吸引ホース部は、集塵動作の起動および停止の操作および目詰まりに係る表示を行う手元操作部を有し、必要に応じて一端に吸入部が嵌められ他端が掃除機本体に接続される。目詰まりに係る表示は、ユーザーにフィルターユニットの目詰まりを解消するための除塵作業を行うように促す。この発明の電気掃除機は、ユーザーがフィルターユニットの目詰まりに係る表示を行うため、この発明の電気掃除機は目詰まり検出部を備えてフィルターユニットの目詰まりを検出する。
前述した実施形態における送風機電流検出部は、この発明における目詰まり検出部の一形態であるが前記目詰まり検出部その態様に限定されるものでなく、他の手法を用いてフィルターユニットの目詰まりを検出してもよい。
また、前述した実施形態の操作部は、この発明における手元操作部の一形態であるが前記手元操作部はその態様に限定されるものでない。
さらに、前述した実施形態のダストカップは、この発明における集塵容器の一形態であるが、前記集塵容器はその態様に限定されるものでない。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:電気掃除機、 100:掃除機本体、 101:台車、 102:下部第1筐体、 102a:配線板ケース、 103:第2筐体、 103a:上部開口、 103b:窓、 103c:窓枠、 104:下部第1筐体カバー、 104a:横中継ダクト、 104b:縦中継ダクト、 104c:ターミナル部、 105:ダクト、 106:電動送風機、 107:第3筐体、 108:コードリール、 109:補強梁、 110:リング状車輪本体、 111:リング状車輪ガイド、 112:リング状車輪カバー、 113:円弧状化粧カバー、 114:上部第1筐体、 115:手提げハンドル、 116:自在フレーム、 117:自在車輪、 119:ケース底板、 120:プリント配線板、 121:フィルター、 122:台座、 123:端子カバー、 124、125、126:パッキン、 127、128:コードリール支持板、 131:差込みプラグ、 132:ブレーキボタン、 133:排気口、 138:下部流路、 140:リング状車輪、 141:中央開口、 143:吊り下げ部材、 150:集塵室、 211:ブラシ駆動モータ、 220:制御部、 221:ブラシ駆動回路、 222:送風機駆動回路、 222a:送風機電流検出部、 222b:昇温検出部、 223:電源部、 225:ブザー部、 229:キー入力検知部、 231:「切」ボタン、 232:「入」ボタン、 233:「強/弱」ボタン、 234:「ブラシ切/入」ボタン、 235:「フィルターお手入れ」ランプ、 300:吸引ホース部、 301:吸引ホース、 302:延長パイプ、 303:吸入部、 304:手元ハンドル、 305:操作部、 306:接続部、 500:集塵ユニット、 501:ダストカップ、 503:流入口、 503a:フランジ、 505:開口部、 507:フックレバー、 511a:突起部、 511b:外周凹部、 511e:パッキン、 511f1、511f2:脚、 530:内筒ユニット、 533:内筒、 533b:流出口、 535:ダスト仕切、 535a:フランジ部、 535b:大径筒部、 535c:小径筒部、 537:カップカバー、 537a:拡大部、 537b:傾斜面部、 537c:円形嵌合部、 537d:底部開口、 538b:軸支部、 538c:解除レバー、 550:フィルターユニット、 551:フィルター部、 551a:フィルター本体、 551a1:上リブ、 551a2:側端部、 551b:フィルター枠、 551b1:筒部、 551b3:枠部、 553:除塵フレーム、 553a:摺動部、 553a1:キャップ部材、 553a2:コイルバネ、 553a3:摺接部材、 553b:アーム部、 553b2:ノブ、 553c:円形リング部、 553e:貫通孔、 554:除塵軸、 554a:第2連動ギア、 555:除塵ワイパー、 557:除塵機構部、 570:カップカバーユニット、 571:流出ダクト、 573:カップカバー本体、 573a:ヒンジ部、 575:第1連動ギア、 583:除塵ハンドル、 591:カップカバーハンドル、 597:カップカバーハンドルカバー

Claims (5)

  1. 塵埃を空気と共に吸引する吸引ホース部と、
    吸引された塵埃を溜める集塵容器と、
    前記集塵容器を通過した空気の流路に配置されるフィルターユニットと、
    前記吸引ホース部、前記集塵容器および前記フィルターユニットを経る流路に気流を発生させる電動送風機と、
    前記フィルターユニットの目詰まりを検出する目詰まり検出部と、
    前記吸引ホース部に配置され、前記電動送風機の起動および停止の操作を受付けかつ前記フィルターユニットの目詰まりに係る表示を行う手元操作部と、
    前記目詰まり検出部による目詰まりの検出に応答して前記手元操作部に目詰まりに係る表示を行わせる制御部とを備える電気掃除機。
  2. 前記制御部は、目詰まりに係る前記表示を行わせているとき、前記手元操作部が受付けた停止の操作に応答して前記電動送風機を停止させた後、予め定められた期間前記表示を継続させた後に表示を停止させる請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 音による報知をおこなう音響報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記手元操作部が受付けた停止の操作に応答して予め定められた期間前記表示と共に前記音響報知部に音の報知を行わせてから表示と報知をやめるように制御する請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記電動送風機の異常昇温を検出する昇温検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記電動送風機が作動中の異常昇温検出に応答して電動送風機の回転速度を低減させると共に前記手元操作部に表示を行わせかつ前記音響報知部に報知を行わせるように制御する請求項3に記載の電気掃除機。
  5. 前記音響報知部は、音声による報知を行う請求項3または4に記載の電気掃除機。
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