JP2014079457A - サイクロン式集塵ユニットおよびそれを備える電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】塵埃を含んだ空気を流入させて内部で旋回させることにより塵埃を遠心分離して底部に溜める有底円筒状のダストカップと、前記ダストカップの上端部に着脱可能なカップカバーおよび前記ダストカップ内の空気の流出口を有する内筒ユニットとを備え、前記ダストカップは、塵埃を含んだ空気を内周に沿って旋回させる両端が開口した円筒状の側壁部材および該側壁部材の下端開口を気密に閉塞するように固定される底部材を有し、前記側壁部材は、その内周が上端側から下端側に向けて末広がりに形成されているサイクロン式集塵ユニット。
【選択図】図24
Description
集塵ユニット700の前部には吸引ホース713からの気流が流入する流入口701aが設けられる。集塵ユニット700の上部背面には塵埃を除去した気流が流出する流出ダクト706が設けられる。流出ダクト706と電動送風機716との間はダクト715により連結される。矢印は空気の流れを示す。
ダストカップ701に溜まった塵埃を廃棄するときは、ダストカップ701上端を覆うカップカバー704を取り外し、ダストカップ701の天地を逆にして開口部505から塵埃を落下させる。
また、フィルターユニット705で捕捉された微細な塵埃がある程度以上蓄積するとフィルターユニット705の目詰まりが生じる。蓄積した塵埃を落とすためにフィルターユニットの上部に除塵機構部が設けられている。
ところが、集塵動作中にダストカップ701の側壁部の内周に沿って旋回する塵埃には旋回による遠心力が作用する。側壁部の内周が上端方向に末広がりになるように傾斜していると、その遠心力の側壁部に沿う成分は塵埃をダストカップ701の内径がより大きな方向、即ち上端方向へ向けて移動させようとする。側壁部の内周が鉛直方向の場合に比べて塵埃はダストカップ701の底部に溜まり難くなり、流出口703aのメッシュフィルターやフィルターユニット705が目詰まりし易くなる。
さらに、この発明は前記集塵ユニットを備える電気掃除機を提供する。
図1はこの発明の実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図、図2と図3は図1に示す電気掃除機の掃除機本体の平面図と側面図である。
また、集塵ユニット500の流出ダクト571からの流出口と接続されるダクト105の流入口と吸引ホース部300の接続部306から横中継ダクト104aの流入口とが同一面側に形成されている。これは、掃除をする際に電動送風機106の吸引力により流入口が同一方向に引っ張られることで集塵ユニット500が安定する状態になりやすい。
横中継ダクト104aの側面には接続部306の端子(図示せず)を掃除機本体100と接続するターミナル部104c(図6参照)があって、外側から端子カバー123で覆われている。掃除機本体100のプリント配線板120と吸引ホース部300の操作部305とは、前記端子およびターミナル部104cを介した配線で接続される。
このように電動送風機106が前方にあることで重心が前になり、電動送風機106の下側に自在車輪117も設けることで、掃除をするときに電気掃除機本体100の前方が浮き上がることが抑制でき、ホース301の引っ張りによる電気掃除機本体100の移動が追随しやすくなる。
図12を参照すると、内筒ユニット530は、フィルターユニット550を収容する上部のカップカバー537、下部のダスト仕切り535およびその間を接続する内筒533からなる。内筒533が接続されるカップカバー537の底部には開口が形成されている。内筒533の周にはスリット状の流出口533bが形成され、流出口533bにはメッシュ状のフィルター(図示せず)が配置されている。ダスト仕切535は内筒533より外径の大きいフランジ部535a、フランジ部の外周を囲む大径筒部535bおよびダストカップ501の底面中央部に下端が接する小径筒部535cからなる。
ここで、集塵ユニット500の旋回気流の中心軸が重力方向を向くとは、旋回気流の中心軸が真下を向いている必要はなく、集塵ユニット500が縦方向にて掃除機本体100に配置されていればよい。
同図に示すように、吸引ホース301からの空気流は、接続部306を介して電動送風機106の上方を通って集塵ユニット500へ流入する。
本実施形態においては、リング状車輪140がその中央部において中央開口141を有する場合について説明したが、本発明は、それだけに限定されない。例えば、リング状車輪カバー112の代わりに、中央に開口を有さず掃除機本体100側面の中央部を覆うように構成された車輪カバーを用いてもよい。この場合には、該車輪カバーの内少なくとも一部を、例えば透明性を有する樹脂等で形成することによって、本実施形態と同様に、集塵ユニット500の集塵状況を目視可能とすることができる。また、このように構成することによって、掃除機本体100の横幅を小さく保ったまま、掃除機本体100の長手方向の剛性を補強することができる。
図16は集塵ユニット500の分解斜視図である。また、図17は、集塵ユニット500の側面から見た分解図である。図18は、カップカバーユニット570を開放した状態で集塵ユニット500を水平面Hに置いたときの前側から見た側面図であり、図19は集塵ユニット500の図2に示すB−B矢視断面図である。図20は、フィルターユニット550の外観斜視図である。図27および図28は、図20と異なる態様のフィルターユニット550の外観斜視図である。
また、カップカバー本体573は、フィルターユニット550を通過して上昇する気流を掃除機本体100の前方側のダクト105(図8参照)へ導く流出ダクト571を構成する。カップカバー本体573の前方端に流出ダクト571の下流端が開口する。
ダストカップの底面の中心部には、突起部511aが上方に向けて突出し、脚511f1および511f2が下方に向けて突出している(図19参照)。
カップカバー537の傾斜面部537bの上方には矩形状の拡大部537aがあってフィルターユニット550を収容する。
フィルター部551は、HEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)を用いたフィルター本体551aと可撓性のフィルター枠551bとで構成される。フィルター枠551bは、カップカバー537の拡大部537aに嵌る平面視略矩形の枠部551b3と、枠部551b3の対向する一対の辺に沿って並ぶ側端部551a2と、フィルター枠551bの中央部にあって除塵軸554を挿通させる筒部551b1とを有する(図19および図20参照)。
なお、図20に示すフィルターユニットは、摺動部553aおよび除塵ワイパー555を3個備えている。これに対し、図27および図28に示すフィルターユニット550は、摺動部553aを6個備えている。また、除塵ワイパー555を6個備えている。除塵ハンドル583の移動範囲が限られており、その移動範囲内で効率よく除塵を行うために摺動部553aを6個にしている実施例である。
なお、除塵フレーム553には、ノブ553b2が備えられている。ユーザーはカップカバーユニット570を開いてフィルターユニット550の上部を露出させ、ノブ553b2を摘んで除塵フレーム553を回動させることもできる。
以上のようにしてフィルター部551の除塵が行われる。小径筒部535cの下端は、ダストカップ501の突起部511aと嵌合する。突起部511aの外周面には、外周凹部511bが形成されている。外周凹部511bには、リング状のパッキン511e(図12および図19参照)が嵌められる。
図21は、この発明の実施形態に係るダストカップを構成する側壁部材の外観斜視図であり、図22は側壁部材の垂直断面図である。図23は、ダストカップを構成する底部材の外観斜視図である。図24は、側壁部材と底部材が嵌め合わされた状態の垂直断面図である。図25はカップカバーユニット570を閉じた状態の図19対応図である。図26は集塵ユニット500を下側から見た外観斜視図である。
図21〜図26を用いてダストカップ501の構成を説明する。
ダストカップ501は、流入口503および取付部504を有する両端開放円筒状の側壁部材502の下端嵌合部502aと底部材511の上端嵌合部511dとが嵌め合わされ、超音波融着によって気密に接合されて構成される。さらに、フックレバー507が取付部504に取付けられる。
なお、上端嵌合部511dの内径は側壁部材502の下端嵌合部502aの内径と等しいかそれ以下ある。
前記底部材は、前記内筒ユニットが前記ダストカップに装着されたとき前記内筒の下端部と嵌合する突起部が一体に形成されてもよい。このようにすれば、突起部を底部材と一体で形成することが可能になる。
この発明の好ましい態様は、ここで示した複数の態様のうち何れかを組み合わせたものも含む。
この発明において、ダストカップの側壁部材と底部材は、いずれも樹脂製の部材である。好ましくは透明または半透明な樹脂製の部材である。具体的にはABS樹脂が適用可能であるがこれに限定されるものでなく、例えばポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂なども適用可能である。前述した実施形態においてはABS樹脂が適用されるものとする。
側壁部材は、内周を形成する金型の抜き方向を下端方向として上端側から下端側に向けて内周が末広がりに形成される。
側壁部材と底部材は、例えば超音波融着によって接合されて一体となり、有底円筒状のダストカップを構成する。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
Claims (5)
- 塵埃を含んだ空気を流入させて内部で旋回させることにより塵埃を遠心分離して底部に溜める有底円筒状のダストカップと、
前記ダストカップの上端部に着脱可能なカップカバーおよび前記ダストカップ内の空気の流出口を有する内筒ユニットとを備え、
前記ダストカップは、塵埃を含んだ空気を内周に沿って旋回させる両端が開口した円筒状の側壁部材および該側壁部材の下端開口を気密に閉塞するように固定される底部材を有し、
前記側壁部材は、その内周が上端側から下端側に向けて末広がりに形成されていることを特徴とするサイクロン式集塵ユニット。 - 前記底部材は、前記内筒ユニットが前記ダストカップに装着されたとき前記内筒の下端部と嵌合する突起部が一体に形成されている請求項1に記載の集塵ユニット。
- 前記突起部は、外周に可撓性のシール部材を嵌める外周凹部が形成されている請求項2に記載の集塵ユニット。
- 前記底部材は、底部に溜まった塵埃の旋回を防ぐリブが一体に形成されている請求項1〜3の何れか一つに記載の集塵ユニット。
- 請求項1〜4の何れか一つに記載の集塵ユニットを備える電気掃除機。
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2012
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