JP2014079457A - サイクロン式集塵ユニットおよびそれを備える電気掃除機 - Google Patents

サイクロン式集塵ユニットおよびそれを備える電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】塵埃がダストカップの底に溜まり易くフィルターを目詰まりさせ難い集塵ユニットを提供する。
【解決手段】塵埃を含んだ空気を流入させて内部で旋回させることにより塵埃を遠心分離して底部に溜める有底円筒状のダストカップと、前記ダストカップの上端部に着脱可能なカップカバーおよび前記ダストカップ内の空気の流出口を有する内筒ユニットとを備え、前記ダストカップは、塵埃を含んだ空気を内周に沿って旋回させる両端が開口した円筒状の側壁部材および該側壁部材の下端開口を気密に閉塞するように固定される底部材を有し、前記側壁部材は、その内周が上端側から下端側に向けて末広がりに形成されているサイクロン式集塵ユニット。
【選択図】図24

Description

この発明は、サイクロン式集塵ユニットおよびそれを備える電気掃除機に関する。
電動送風機を内装する本体部にサイクロン式の集塵ユニットを着脱自在に設けた電気掃除機であって、前記集塵部ユニットが、上面に開口面を有する断面円形の有底筒状に形成されるとともに周面に気流の流入口が設けられたダストカップを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図29は、特許文献1に示された従来の電気掃除機の本体を示す側面断面図、図30はその電気掃除機が備えるサイクロン式集塵ユニットの下部を示す側面断面図である。図29に示すように、掃除機本体712は後部に電動送風機716が配され、電動送風機716の後方には排気口717が開口する。電動送風機716の前方には集塵室719が設けられ、集塵室719内には着脱自在の集塵ユニット700が配される。集塵ユニット700の上面はキャップカバー740とキャップハンドル741で覆われている。キャップハンドル741を持ち上げると集塵ユニット700と掃除機本体712との係合が解けて集塵ユニット700が集塵室719から抜ける。
集塵ユニット700の前部には吸引ホース713からの気流が流入する流入口701aが設けられる。集塵ユニット700の上部背面には塵埃を除去した気流が流出する流出ダクト706が設けられる。流出ダクト706と電動送風機716との間はダクト715により連結される。矢印は空気の流れを示す。
図29および図30に示すように、集塵ユニット700は上端が開放された有底円筒状に形成されるとともに周面に気流の流入口701aが設けられたダストカップ701を備える。ダストカップ701は樹脂(例えばABS樹脂)で形成される。ダストカップ701の上端は着脱可能なカップカバー704で覆われる。カップカバー704の内部にはプリーツ状のフィルターを有するフィルターユニット705が配される。フィルターユニット705は平面視円形で、その上部にはフィルター上部のリブを叩打してフィルターに付着した塵埃を落下させる除塵機構部705aがフィルターに対して回動可能に設けられている。カップカバー704の底の中央部には貫通孔が形成され、貫通孔を囲んで内筒703が下方へ伸び、内筒703の下端にダスト仕切702が接続されている。ダスト仕切702の下端はダストカップ701の底から上方に向けて突出する部分と嵌合する。ダスト仕切702および内筒703はダストカップ701と同軸に配される。内筒703の周にはスリット状の流出口703aが形成されている。流出口703aには図示しないメッシュ状のフィルター(以下、メッシュフィルター)が取付けられている。フィルターユニット705の上方には流出ダクト706が形成されている。
集塵動作中は、流入口701aから塵埃を含んだ空気が流入する。流入した気流はダストカップ701の内周側壁部に沿って旋回する。大きな塵埃は旋回時の遠心力で前記内周側壁部に沿って旋回するうちに質量で降下して底部に溜まる。ダスト仕切702は底部に溜まった塵埃が舞い上がり流出口703aから流出するのを防止する。旋回した空気は流出口703aを経て内筒703を上昇し、フィルターユニット705を通過する。大きな塵埃は流出口703aのメッシュフィルターで捕捉され、微細な塵埃はフィルターユニット705で捕捉される。フィルターユニット705を上方へ通過した気流は流出ダクト706に沿って流れの向きを水平方向に変え、図示しない本体側のダクトへと導かれる。
ダストカップ701に溜まった塵埃を廃棄するときは、ダストカップ701上端を覆うカップカバー704を取り外し、ダストカップ701の天地を逆にして開口部505から塵埃を落下させる。
また、フィルターユニット705で捕捉された微細な塵埃がある程度以上蓄積するとフィルターユニット705の目詰まりが生じる。蓄積した塵埃を落とすためにフィルターユニットの上部に除塵機構部が設けられている。
特開2012−120561号公報
図30に示すようにダストカップ701は、有底円筒状の樹脂製部材であって、底部から上端へいくに従って径が大きくなるように形成される。
ところが、集塵動作中にダストカップ701の側壁部の内周に沿って旋回する塵埃には旋回による遠心力が作用する。側壁部の内周が上端方向に末広がりになるように傾斜していると、その遠心力の側壁部に沿う成分は塵埃をダストカップ701の内径がより大きな方向、即ち上端方向へ向けて移動させようとする。側壁部の内周が鉛直方向の場合に比べて塵埃はダストカップ701の底部に溜まり難くなり、流出口703aのメッシュフィルターやフィルターユニット705が目詰まりし易くなる。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、塵埃がダストカップの底に溜まり易くフィルターを目詰まりさせ難い集塵ユニットを提供するものである。
この発明は、塵埃を含んだ空気を流入させて内部で旋回させることにより塵埃を遠心分離して底部に溜める有底円筒状のダストカップと、前記ダストカップの上端部に着脱可能なカップカバーおよび前記ダストカップ内の空気の流出口を有する内筒ユニットとを備え、前記ダストカップは、塵埃を含んだ空気を内周に沿って旋回させる両端が開口した円筒状の側壁部材および該側壁部材の下端開口を気密に閉塞するように固定される底部材を有し、前記側壁部材は、その内周が上端側から下端側に向けて末広がりに形成されていることを特徴とするサイクロン式集塵ユニットを提供する。
さらに、この発明は前記集塵ユニットを備える電気掃除機を提供する。
この発明の集塵ユニットにおいて、ダストカップは塵埃を含んだ空気を内周に沿って旋回させる両端が開口した円筒状の側壁部材および該側壁部材の下端開口を気密に閉塞するように固定される底部材を有し、前記側壁部材は、その内周が上端側から下端側に向けて末広がりに形成されているので、塵埃に作用する遠心力の側壁部に沿う成分がその塵埃を下端側へ移動させるように作用して底部に溜まり易くなる。よって、流出口のフィルターやフィルター部が目詰まりし難くなる。
この発明の実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図である。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の平面図である。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の側面図である。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の第1の分解斜視図である(台車と車輪の周辺)。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の第2の分解斜視図である(電動送風機周辺)。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の第3の分解斜視図である(ダクト周辺)。 この発明の実施形態に係る掃除機本体の第4の分解斜視図である(コードリール周辺)。 図2のA−A矢視断面図である。 集塵ユニットを外した状態での図2のA−A矢視断面図である。 集塵ユニットを外した状態での図2のA−A矢視断面図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットの外観斜視図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットの図2に示すA−A矢視断面図である。 図8に示す掃除機本体における空気流の流路を示す説明図である。 この発明の実施形態に係るリング状車輪の詳細な構成を示す要部断面図である この発明の実施形態に係る配線板ケースの詳細な構成を示す要部断面図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットの分解斜視図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットの側面から見た分解図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットのカップカバーユニットを開放した状態での側面図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットのカップカバーユニットを開放した状態での図2に示すB−B矢視断面図である この発明の実施形態に係るフィルターユニットの外観斜視図である。 この発明の実施形態に係るダストカップを構成する側壁部材の外観斜視図で図である。 図21に示す側壁部材の垂直断面図である。 この発明の実施形態に係るダストカップを構成する底部材の外観斜視図である。 図21に示す側壁部材と図23に示す底部材が嵌め合わされた状態の垂直断面図である。 カップカバーユニットを閉じた状態の図19対応図である。 この発明の実施形態に係る集塵ユニットを下側から見たときの外観斜視図である。 図20と異なる態様のフィルターユニットの例を示す外観斜視図である。 図27のフィルターユニットを斜め下方から見た外観斜視図である。 従来の電気掃除機の側面断面図である。 従来の電気掃除機が備えるサイクロン式集塵ユニットの下部を示す側面断面図である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
〔電気掃除機の全体説明〕
図1はこの発明の実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図、図2と図3は図1に示す電気掃除機の掃除機本体の平面図と側面図である。
これらの図に示すように、電気掃除機1は、サイクロン方式の集塵ユニット500を離脱可能に内蔵した掃除機本体100と、吸引ホース部300とを備える。
吸引ホース部300は、吸引ホース301と、延長パイプ302と、延長パイプ302の先端に接続される吸入部303と、手元ハンドル304と、手元ハンドル304に付設された操作部305と、接続部306を備える。
吸引ホース301は接続部306を介して掃除機本体100の前方に離脱可能に接続され、ユーザーは手元ハンドル304を手で保持しながら延長パイプ302の先端の吸入部303を床面に接触させながら移動させることができる。
掃除機本体100は両側面に一対のリング状車輪140を、前方下部に自在車輪117をそれぞれ備えているので、使用者が手元ハンドル304を手で保持して移動するとき、掃除機本体100はその動作に追随することができる。
掃除機本体100は、床面の塵挨を空気と共に吸入部303から延長パイプ302と吸引ホース301を介して集塵ユニット500へ吸引するようになっている。
ユーザーは掃除機本体100内部の集塵ユニット500の集塵状況をリング状車輪本体110の中央開口141から目で確認し、適宜、集塵ユニット500を掃除機本体100の上部から引出して集塵ユニット500に集められた塵挨を廃棄することができる。
掃除機本体100の後方上部には、図2に示すようにコードリール(後述)の電源コードの差込みプラグ131と、電源コードの引出し長さを調整するためのブレーキボタン132とが設けられている。
また、掃除機本体100は手提げハンドル115を備えるので、ユーザーは手提げハンドル115を把持し、掃除機本体100を持ち上げて運搬することが可能である。
図4〜図7は掃除機本体100の分解斜視図、図8は図2のA−A矢視断面図、図9は、掃除機本体100から集塵ユニット500を除去した状態の図8対応図、図10は図3のB−B矢視断面図である。これらの図を用いて掃除機本体100の構成を説明する。
掃除機本体100は、その下部を構成する細長い台車101(図4参照)と、台車101の前方に設置され電動送風機106(図5参照)を収容するための下部第1筐体102(図5参照)を備える。さらに、台車101の中央に設置され集塵ユニット500を収容するための第2筐体103(図4参照)と、台車の後方に設置されコードリール108を収容するための第3筐体107(図7参照)を備える。第3筐体107には排気口133が形成されている。
電動送風機106(図5および図8参照)は、下部第1筐体102の中にその回転軸方向、つまり送風方向が重力方向を向くように台座122(図5参照)を介して設置される。図6に示す下部第1筐体カバー104とダクト105が下部第1筐体102の上に装着される。
下部第1筐体カバー104(図6参照)は上面に横中継ダクト104aと縦中継ダクト104bとを備える。ダクト105はパッキン124を介して集塵ユニット500の流出ダクト571(図11参照)を縦中継ダクト104b(図6参照)に接続するために設けられている。
縦中継ダクト104bはダクト105を電動送風機106に接続するために設けられる。横中継ダクト104a(図6参照)の出入口にはそれぞれパッキン125と126が装着されている。
横中継ダクト104aは吸引ホース部300の接続部306(図1、図3および図10参照)を集塵ユニット500の流入口503(図11参照)にパッキン125と126を介して接続するために設けられている。
これによって、吸引ホース部300の接続部306から横中継ダクト104aを介して集塵ユニット500の流入口503に至る流路と、集塵ユニット500の流出ダクト571からダクト105および縦中継ダクト104bを介して電動送風機106に至る流路が形成される。
また、集塵ユニット500の流出ダクト571からの流出口と接続されるダクト105の流入口と吸引ホース部300の接続部306から横中継ダクト104aの流入口とが同一面側に形成されている。これは、掃除をする際に電動送風機106の吸引力により流入口が同一方向に引っ張られることで集塵ユニット500が安定する状態になりやすい。
横中継ダクト104aの側面には接続部306の端子(図示せず)を掃除機本体100と接続するターミナル部104c(図6参照)があって、外側から端子カバー123で覆われている。掃除機本体100のプリント配線板120と吸引ホース部300の操作部305とは、前記端子およびターミナル部104cを介した配線で接続される。
下部第1筐体102は後方に延出する配線板ケース102a(図5および図8参照)を備える。配線板ケース102aにはプリント配線板120が収容され、ケース底板119が装着される。なお、図5に示すように、下部第1筐体102は電動送風機106とプリント配線板120との間に挿入されるフィルター121を備える。フィルター121は樹脂製の多孔板である。
このように構成された下部第1筐体102(図5参照)は、台車101の前方に固定され、手提げハンドル115を有する上部第1筐体114(図6参照)がその上から装着される。
一方、台車101の中央に設置された第2筐体103(図4参照)は、上部に上部開口103aを、両側面に窓103bを、窓103bの周囲にリング状の窓枠103cをそれぞれ備える。
また、第2筐体103の底と台車101との間には、電動送風機106から排出される空気流を第3筐体107の方へ流すための下部流路138(図8参照)が形成される。
台車101の後方には、電源コード(図示しない)を引出し可能に巻回するコードリール108(図7参照)と、コードリール108を回転可能に支持するコードリール支持板127、128などが設けられ、それらが第3筐体107(図7参照)によって覆われる。
第3筐体107は、コードリール108をリール軸が台車101の長手方向に平行になるように収容する。また、第3筐体107は、電動送風機106により生成され下部流路138を流れる空気流をコードリール108を介して掃除機本体100の後方に排出するための排気口133を備える。これによって、コードリール108に巻回されている電源コードが通電時に冷却される。
図4に示す一対の円弧状の補強梁109は、第2筐体103のリング状の窓枠103aの上半分と結合するように台車101に固定されると共に、図9に示すように、上部第1筐体114と第3筐体107とを連結する。これによって掃除機本体100の長手方向の剛性が補強される。
そして、図4に示すように、半円弧状の補強梁109と台車101の両側からリング状車輪140、つまりリング状車輪ガイド111と、リング状車輪本体110と、リング状車輪カバー112と、円弧状化粧カバー113が取付けられる。
このように構成された掃除機本体100に対して、集塵ユニット500が、図8〜図10に示されるように掃除機本体100の上方から一対の補強梁109の間を、第2筐体103の上部開口103a(図4参照)を介して第2筐体103内へ装填される。
なお、自在車輪117は、電動送風機106の真下の位置に自在フレーム116(図4参照)を介して台車101の外側底面に回転・旋回自在に設けられる。
このように電動送風機106が前方にあることで重心が前になり、電動送風機106の下側に自在車輪117も設けることで、掃除をするときに電気掃除機本体100の前方が浮き上がることが抑制でき、ホース301の引っ張りによる電気掃除機本体100の移動が追随しやすくなる。
このようにして、掃除機本体100では、台車101の前方(吸引ホース部300の接続側)から長手方向に一列に、電動送風機106、集塵ユニット500およびコードリール108が配列され、流路がそれらの上と下に設けられるので、掃除機本体100の幅寸法を最小にしている。
図11は、集塵ユニット500の外観斜視図である。図12は、集塵ユニット500の図2に示すA−A矢視断面図である。集塵ユニット500は、カップカバーユニット570、フィルターユニット550、内筒ユニット530および有底円筒状のダストカップ501を有する。
ダストカップ501は集塵状況が外部から目視可能なように透明または半透明の樹脂で形成される。図11に示すようにダストカップ501の前部の周面には吸引ホース部300(図1参照)からの空気流が流入する流入口503が設けられる。
図10を参照すると、吸引ホース部300の接続部306は、円筒状のダストカップ501の内部円周面にその接線方向から真直ぐに空気が流入するように掃除機本体100の中心から偏って屈曲している。
図12を参照すると、内筒ユニット530は、フィルターユニット550を収容する上部のカップカバー537、下部のダスト仕切り535およびその間を接続する内筒533からなる。内筒533が接続されるカップカバー537の底部には開口が形成されている。内筒533の周にはスリット状の流出口533bが形成され、流出口533bにはメッシュ状のフィルター(図示せず)が配置されている。ダスト仕切535は内筒533より外径の大きいフランジ部535a、フランジ部の外周を囲む大径筒部535bおよびダストカップ501の底面中央部に下端が接する小径筒部535cからなる。
電動送風機106が作動すると、空気流は接続部306と横中継ダクト104aを介してダストカップ501に周接線方向に真直ぐに流入し、ダストカップ501内に高速の旋回気流を形成する。
これにより、空気流に含まれる塵埃が遠心分離される。集塵ユニット500は、形成する旋回気流の中心軸が重力方向を向くように設置されているので、遠心分離された塵埃のうち、重いものは重力の作用によりフランジ部535aの下方に集積される。
ここで、集塵ユニット500の旋回気流の中心軸が重力方向を向くとは、旋回気流の中心軸が真下を向いている必要はなく、集塵ユニット500が縦方向にて掃除機本体100に配置されていればよい。
軽いものは空気流と共に流出口533bに配置されたメッシュ状フィルターで濾過される。また、微少な塵埃は流出口533bを介して内筒533を上昇しフィルターユニット550によりろ過される。フィルターユニット550は山部と谷部とが連続するプリーツフィルタから構成される。ろ過された空気流は流出ダクト571を介して電動送風機106へ吸引される。
図13は図8に示す掃除機本体100における空気流の流路を示す説明図である。
同図に示すように、吸引ホース301からの空気流は、接続部306を介して電動送風機106の上方を通って集塵ユニット500へ流入する。
流入した空気流は集塵ユニット500のダストカップ501内で旋回流となる。そして、集塵の遠心分離が行われた後、空気流は内筒533の内部を上昇し、フィルターユニット550を通過して電動送風機106を通り、集塵ユニット500の下方に台車101の縦方向に形成された下部流路138に入る。
そして、空気流は下部流路138中に設置された配線板ケース102aの中を、プリント配線板120を冷却しながら通過した後、コードリール108の中を通って分散される。分散された空気流は、第3筐体107の背面に設けられた排気口133から外へ排出される。
従って、電動送風機106から空気流に乗って外へ出ようとする騒音は、集塵ユニット500の下方に台車101の縦方向に形成された長い下部流路138によって減衰されると共に、下部流路138中の配線板ケース102aと第3筐体107内のコードリール108とによって分散・吸収される。これによって、掃除機本体100から外へ出る電動送風機106の騒音は効果的に低下する。
また、図13に示すように、空気流の流路は掃除機本体100の上部と下部に分けて設けられ、側面部分に設けられていないので、掃除機本体100の横幅は最小限に小さくなっている。
図14はリング状車輪140の詳細な構成を示す要部断面図である。図14はリング状車輪140の回転方向と垂直な方向の縦断面を示しており、紙面より見て左側が台車101側である。同図に示すように、リング状車輪140では、上側の補強梁109と下側の台車101とにわたって潤滑性を有するリング状車輪ガイド111が取り付けられる。
リング状車輪ガイド111の外周側には、リング状車輪本体110がリング状車輪ガイド111に対して摺動可能に嵌着されている。さらに、リング状車輪ガイド111及びリング状車輪本体110の外側には、リング状車輪カバー112が第2筐体103の窓枠103cへ固定され、リング状車輪本体110のリング状車輪ガイド111からの脱落を防止する。
そして、補強梁109の上部からリング状車輪140を覆うように円弧状化粧カバー113が取付けられる。このようにして中央開口141を中央に有するリング状車輪140が形成される。
本実施形態においては、リング状車輪140がその中央部において中央開口141を有する場合について説明したが、本発明は、それだけに限定されない。例えば、リング状車輪カバー112の代わりに、中央に開口を有さず掃除機本体100側面の中央部を覆うように構成された車輪カバーを用いてもよい。この場合には、該車輪カバーの内少なくとも一部を、例えば透明性を有する樹脂等で形成することによって、本実施形態と同様に、集塵ユニット500の集塵状況を目視可能とすることができる。また、このように構成することによって、掃除機本体100の横幅を小さく保ったまま、掃除機本体100の長手方向の剛性を補強することができる。
図15は配線板ケース102aの詳細な構成を示す要部断面図である。同図に示すように、多数の通風孔を有する配線板ケース102aの内部に、電動送風機106を制御する制御部品と回路とを搭載したプリント配線板120が設置されている。
プリント配線板120は吊り下げ部材143により配線板ケース102a内で吊り下げられ、外部からの機械的な衝撃からプリント配線板120を保護するようになっている。
配線板ケース102aの底部は、多数の通風孔を有するケース底板119により閉鎖されている。配線板ケース102aおよびケース底板119の多数の通風孔は、下部流路138の中において電動送風機106からの空気流が配線板ケース102a内を通過し、プリント配線板120を効率よく冷却するようにするために設けられている。
配線板ケース102aの電動送風機106側の壁には前述のように樹脂製多孔板のフィルター121が設けられ、電動送風機106からモータ用ブラシなどの破片が配線板ケース102aへ侵入することを防止している。なお、吊り下げ部材143には弾性部材を用いることが好ましい。
〔集塵ユニットおよび除塵機構の説明〕
図16は集塵ユニット500の分解斜視図である。また、図17は、集塵ユニット500の側面から見た分解図である。図18は、カップカバーユニット570を開放した状態で集塵ユニット500を水平面Hに置いたときの前側から見た側面図であり、図19は集塵ユニット500の図2に示すB−B矢視断面図である。図20は、フィルターユニット550の外観斜視図である。図27および図28は、図20と異なる態様のフィルターユニット550の外観斜視図である。
図16〜図20に示されるように、カップカバーユニット570は、カップカバー本体573の上側に略球面状に湾曲したカップカバーハンドル591およびカップカバーハンドルカバー597がカップカバー本体573を覆うように配置されている。カップカバー本体573の側面下端部にはヒンジ部573aが形成されており、カップカバー537の軸支部538bに軸支される。解除レバー538cをスライドさせてロックを解除することでカップカバーユニット570を上方へ開きカップカバー537に収容されたフィルターユニット550を露出させることができる。
カップカバーハンドル591の後端とカップカバーハンドルカバー597の間には、除塵ハンドル583が左右方向に摺動可能に設けられている。ユーザーが除塵ハンドル583を手でつまんで左右に往復させるとカップカバー本体573に対して揺動可能に軸支された図示しない除塵レバーが揺動する。除塵レバーの軸の下端には第1連動ギア575が取付けられている。カップカバーユニット570を閉じると第1連動ギア575と除塵フレーム553の上方の第2連動ギア554aとが歯合する。
また、カップカバー本体573は、フィルターユニット550を通過して上昇する気流を掃除機本体100の前方側のダクト105(図8参照)へ導く流出ダクト571を構成する。カップカバー本体573の前方端に流出ダクト571の下流端が開口する。
ダストカップ501は、周側面から該周側面の法線方向に沿って延びるように流入口503が形成され、先端には本体側の横中継ダクト104a(図10参照)との接続を確実にするフランジ503aが形成されている。ダストカップの上端の開口部505は、カップカバー537の傾斜面部537bの下方に形成された円形嵌合部537c(図19参照)と気密に嵌合し、フックレバー507によってカップカバー537に固定される。フックレバー507を解除することでダストカップ501とカップカバー537とが分離し、ダストカップ501に溜まった塵埃の廃棄を可能にする。
ダストカップの底面の中心部には、突起部511aが上方に向けて突出し、脚511f1および511f2が下方に向けて突出している(図19参照)。
漏斗状のカップカバー537は、傾斜面部537bの中心に底部開口537dを有する(図16参照)。底部開口537dの下方には内筒533が接続され、内筒533の下端にダスト仕切535が接続されている。ダスト仕切535はフランジ部535a、大径筒部535bおよび小径筒部535cからなり、小径筒部535cの下端は大径筒部535bよりも下方へ伸びている。ダストカップ501に内筒ユニット530が装着されると、小径筒部535cの下端がダストカップ501の突起部511aと嵌合する。このとき、内筒533およびダスト仕切535はダストカップ501と同軸に配される(図19参照)。
カップカバー537の傾斜面部537bの上方には矩形状の拡大部537aがあってフィルターユニット550を収容する。
フィルターユニット550は、フィルター部551と除塵機構部557からなる(図20参照)。
フィルター部551は、HEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)を用いたフィルター本体551aと可撓性のフィルター枠551bとで構成される。フィルター枠551bは、カップカバー537の拡大部537aに嵌る平面視略矩形の枠部551b3と、枠部551b3の対向する一対の辺に沿って並ぶ側端部551a2と、フィルター枠551bの中央部にあって除塵軸554を挿通させる筒部551b1とを有する(図19および図20参照)。
筒部551b1、側端部551a2および枠部551b3によってフィルター本体551aを支持する骨格が形成される。フィルター本体551aはプリーツ状に形成されて上端には複数の上リブ551a1が平行に延び、側端部551a2および筒部551b1に接合されて支持される。
フィルター部551の上部にはフィルター部551に付着した塵埃の除去を行う除塵機構部557として、フィルター部551に対して軸回転可能な除塵フレーム553が設けられている。除塵フレーム553は筒部551b1を貫通する除塵軸554(図19参照)でフィルター部551に対して回転自在に支持されている。除塵フレーム553の中心部の上面には第2連動ギア554aが形成されている。さらに、除塵フレーム553は、中心部から放射状に伸びる複数のアーム部553bおよびアーム部553bの先端に連なる円形リング部553cを有している。さらに、アーム部553bとは別に中心部と円形リング部553cとの間に複数の摺動部553aが配置されている(図20、図27および図28参照)。
なお、図20に示すフィルターユニットは、摺動部553aおよび除塵ワイパー555を3個備えている。これに対し、図27および図28に示すフィルターユニット550は、摺動部553aを6個備えている。また、除塵ワイパー555を6個備えている。除塵ハンドル583の移動範囲が限られており、その移動範囲内で効率よく除塵を行うために摺動部553aを6個にしている実施例である。
摺動部553aには、下端部の形状が半球状の摺接部材553a3がコイルバネ553a2に吊り下げられた状態で収容されている。摺接部材553a3は棒状の部材であって上端部にはコイルバネ553a2の下端部が巻回されている。コイルバネ553a2の上端部は下端部よりも巻き径が大きく、コイルバネ553a2を側面から見るとT字形の形状を有している。除塵フレーム553の中心部と円形リング部553cとの間に架かる摺動部553aには貫通孔553eが形成されている。コイルバネ553a2が巻き回された摺接部材553a3は貫通孔553eに上方から挿入される。コイルバネ553a2の上端部の巻き径は貫通孔553eの径よりが大きく、摺接部材553a3はコイルバネ553a2に吊り下げられる。摺接部材553a3の下端は除塵フレーム553の下面から所定の長さだけ突出する。貫通孔553eの上方からキャップ部材553a1がはめ込まれ、コイルバネ553a2の上端部は摺動部553aとキャップ部材553a1とに挟まれて固定される。
除塵フレーム553が回動すると摺接部材553a3下端の半球状の部分がフィルター本体551aの上リブ551a1に当接する。さらに回動すると、コイルバネ553a2が撓みながら上リブ551a1を通過する。そのとき摺接部材553a3に当接する上リブ551a1が振動しフィルター本体551aに付着した塵埃が落下する。
カップカバーユニット570が閉じられた状態で、第2連動ギア554aは第1連動ギア575と歯合する。ユーザーが除塵ハンドル583を左右に往復させると、カップカバー本体573内にある図示しない除塵レバーおよびそれに固定された第1連動ギア575が時計方向および反時計方向に交互に回動する。第1連動ギア575の回動に伴ってそれに歯合する第2連動ギア554aと一体で除塵フレーム553が回動する。除塵フレーム553が回動すると、フィルター本体551aの上リブ551a1が摺動部553aの除塵部材により叩打される。これにより、フィルター部551に捕集された塵埃がカップカバー537の傾斜面部537bに脱落する。
なお、除塵フレーム553には、ノブ553b2が備えられている。ユーザーはカップカバーユニット570を開いてフィルターユニット550の上部を露出させ、ノブ553b2を摘んで除塵フレーム553を回動させることもできる。
除塵軸554の下方には傾斜面部537bを掃く除塵ワイパー555が取り付けられる。除塵ワイパー555は除塵フレーム553の軸回転に連動して回転する。傾斜面部537bに脱落した塵埃は除塵ワイパー555で掃かれ、底部開口537dから内筒533を介して小径筒部535cの内側へ落下する。
以上のようにしてフィルター部551の除塵が行われる。小径筒部535cの下端は、ダストカップ501の突起部511aと嵌合する。突起部511aの外周面には、外周凹部511bが形成されている。外周凹部511bには、リング状のパッキン511e(図12および図19参照)が嵌められる。
〔ダストカップの構成〕
図21は、この発明の実施形態に係るダストカップを構成する側壁部材の外観斜視図であり、図22は側壁部材の垂直断面図である。図23は、ダストカップを構成する底部材の外観斜視図である。図24は、側壁部材と底部材が嵌め合わされた状態の垂直断面図である。図25はカップカバーユニット570を閉じた状態の図19対応図である。図26は集塵ユニット500を下側から見た外観斜視図である。
図21〜図26を用いてダストカップ501の構成を説明する。
ダストカップ501は、流入口503および取付部504を有する両端開放円筒状の側壁部材502の下端嵌合部502aと底部材511の上端嵌合部511dとが嵌め合わされ、超音波融着によって気密に接合されて構成される。さらに、フックレバー507が取付部504に取付けられる。
側壁部材502は、内径が上方の開口部505側から下方の下端嵌合部502aに向かうにつれて次第にやや大きくなっている。段差はない。ダストカップは樹脂製であり、側壁部材502の内周壁面を形成する金型の抜き方向は下方向である。内周壁面の中心軸を鉛直方向と一致させたとき、内周壁面は鉛直方向に対して0.1〜1.2度の範囲で傾いており、下方へ向かうほど中心軸から遠ざかる。好ましい傾き確度は0.2〜0.9度であり、より好ましい傾き確度は0.5度である。ダストカップの底に向かうほど内径が大きいので、旋回気流に沿って旋回する塵埃が底の方へ向かいやすくなる。
ただし、傾き角度が大き過ぎるとダストカップ501の天地を逆にして塵埃を開口部505から下方へ落下させようとするときに塵埃が落下しにくくなる。繊維や毛髪などを含む塵埃は旋回気流によってリング状に圧縮されダストカップ501の底部に溜まる。この状態でダストカップ501を天地を逆にし、溜まった塵埃を開口部505から落下させようとする場合塵埃が溜まる底部の内径に比べて開口部505の内径が小さすぎると、塵埃が内周壁面の途中でつかえてしまう。よって、傾き角度には好適な範囲がある。また、内周壁面は塵埃の落下を妨げる段差を形成せず滑らかに傾斜させることが極めて好ましい。
底部材511は、内径が上端嵌合部511dから底に向かって次第に内径が小さくなり平坦な底面につながる皿状の部材である。底部材511の中心部には上方に向けて突起部511aが形成されている。突起部511aの外周面には、外周凹部511bが形成されている。突起部511aおよび外周凹部511bは、底部材511と一体で成型される。外周凹部511bには、リング状のパッキン511e(図19および図24参照)が嵌められる。
なお、上端嵌合部511dの内径は側壁部材502の下端嵌合部502aの内径と等しいかそれ以下ある。
パッキン511eはゴム等の弾性部材からなり、内筒ユニット530が装着された状態で小径筒部535cの下端部の内壁をシールする。除塵機構部557を作動させるとフィルター本体551aから落下させた微細な塵埃が小径筒部535cの内側に落下して溜まる(図19参照)。パッキン511eによって小径筒部535cの下端部内壁と突起部511aとがシールされるので、溜まった微細な塵埃がダストカップ501の底部に漏れ出して気流で舞い上がることがない。もしパッキン511eのシールがなければ、漏れ出した微細な塵埃が気流で舞い上がり、フィルター部551を目詰まりさせてしまう。
また、底部材511の平坦な底面にはリブ511cが底部材511と一体で形成されている。リブ511cは、底面から上方に向けて突出し、底面上に溜まった塵埃、特に繊維や毛髪が旋回気流によって底面上を移動するのを防止する。リブ511cによって旋回が阻止された塵埃はリブ511cの手前で気流により圧縮される。集塵の進行につれてこの塵埃は次第に大きな塊になり、廃棄しやすい状態でダストカップ501の底部に溜まる。
さらに、底部材511の平坦な底面には下方に向けて突出する脚511f1および511f2が底部材511と一体で形成されている。脚511f1および511f2は、集塵ユニット500が水平面に置かれたとき軸支部538bのある側がやや上方に持ち上がって傾くように形成されている(図18、図19および図25参照)。この傾きがあることによって、カップカバーユニット570が開放された状態でも重心が安定し集塵ユニット500が倒れにくくなっている。
図19からわかるように集塵ユニット500は下半分よりも上半分に質量が集中しているため比較的重心が高い位置にある。カップカバーユニット570を開放すると重心は軸支部538bのある側に偏り不安定になりやすい。しかし、脚511f1、511f2が、集塵ユニット500を傾けるのでより安定が保たれやすい。よって、カップカバーユニット570を開放した状態でノブ553b2を操作してフィルター部551の除塵を行ったり、フィルターユニット550、内筒ユニット530を着脱したりする操作が行いやすい。
図26に示すように、脚511f1および511f2はダストカップ501の底面の3箇所に形成されている。軸支部538bの直下に中央の脚511f1が、その両側に距離を置いて左右の脚511f2が形成されている。脚511f1は左右両側の脚511f2よりも高い。脚511f2があることによって軸支部538bの軸に沿う方向の安定性が保たれる。
以上に述べたように、この発明の集塵ユニットは、塵埃を含んだ空気を流入させて内部で旋回させることにより塵埃を遠心分離して底部に溜める有底円筒状のダストカップと、前記ダストカップの上端部に着脱可能なカップカバーおよび前記ダストカップ内の空気の流出口を有する内筒ユニットとを備え、前記ダストカップは、塵埃を含んだ空気を内周に沿って旋回させる両端が開口した円筒状の側壁部材および該側壁部材の下端開口を気密に閉塞するように固定される底部材を有し、前記側壁部材は、その内周が上端側から下端側に向けて末広がりに形成されていることを特徴とする。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
前記底部材は、前記内筒ユニットが前記ダストカップに装着されたとき前記内筒の下端部と嵌合する突起部が一体に形成されてもよい。このようにすれば、突起部を底部材と一体で形成することが可能になる。
前記突起部は、外周に可撓性のシール部材を嵌める外周凹部が形成されていてもよい。従来のダストカップのように側壁部と底部を一体で形成した場合、底部の突起部に外周凹部を有する形状を一体形成するのは難しく複数の部材を接合して実現しなければならないところ、この発明によれば側壁部材と別に底部材を形成するので外周凹部を有する突起部を底部材と一体で形成することが可能になる。
前記底部材は、底部に溜まった塵埃の旋回を防ぐリブが一体に形成されていてもよい。このようにすれば、リブを底部材と一体で形成することが可能になる。
この発明の好ましい態様は、ここで示した複数の態様のうち何れかを組み合わせたものも含む。
この発明についてもう少し具体的に述べておく。
この発明において、ダストカップの側壁部材と底部材は、いずれも樹脂製の部材である。好ましくは透明または半透明な樹脂製の部材である。具体的にはABS樹脂が適用可能であるがこれに限定されるものでなく、例えばポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂なども適用可能である。前述した実施形態においてはABS樹脂が適用されるものとする。
側壁部材は、内周を形成する金型の抜き方向を下端方向として上端側から下端側に向けて内周が末広がりに形成される。
側壁部材と底部材は、例えば超音波融着によって接合されて一体となり、有底円筒状のダストカップを構成する。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:電気掃除機、 100:掃除機本体、 101:台車、 102:下部第1筐体、 102a:配線板ケース、 103:第2筐体、 103a:上部開口、 103b:窓、 103c:窓枠、 104:下部第1筐体カバー、 104a:横中継ダクト、 104b:縦中継ダクト、 104c:ターミナル部、 105:ダクト、 106:電動送風機、 107:第3筐体、 108:コードリール、 109:補強梁、 110:リング状車輪本体、 111:リング状車輪ガイド、 112:リング状車輪カバー、 113:円弧状化粧カバー、 114:上部第1筐体、 115:手提げハンドル、 116:自在フレーム、 117:自在車輪、 119:ケース底板、 120:プリント配線板、 121:フィルター、 122:台座、 123:端子カバー、 124、125、126:パッキン、 127、128:コードリール支持板、 131:差込みプラグ、 132:ブレーキボタン、 133:排気口、 138:下部流路、 140:リング状車輪、 141:中央開口、 143:吊り下げ部材、 300:吸引ホース部、 301:吸引ホース、 302:延長パイプ、 303:吸入部、 304:手元ハンドル、 305:操作部、 306:接続部、 500:集塵ユニット、 501:ダストカップ、 502:側壁部材、 502a:下端嵌合部、 503:流入口、 503a:フランジ、 504:取付部、 505:開口部、 507:フックレバー、 511:底部材、 511a:突起部、 511b:外周凹部、 511c:リブ、 511d:上端嵌合部、 511e:パッキン、 511f1、511f2:脚、 530:内筒ユニット、 533:内筒、 533b:流出口、 535:ダスト仕切、 535a:フランジ部、 535b:大径筒部、 535c:小径筒部、 537:カップカバー、 537a:拡大部、 537b:傾斜面部、 537c:円形嵌合部、 537d:底部開口、 538b:軸支部、 538c:解除レバー、 550:フィルターユニット、 551:フィルター部、 551a:フィルター本体、 551a1:上リブ、 551a2:側端部、 551b:フィルター枠、 551b1:筒部、 551b3:枠部、 553:除塵フレーム、 553a:摺動部、 553a1:キャップ部材、 553a2:コイルバネ、 553a3:摺接部材、 553b:アーム部、 553b2:ノブ、 553c:円形リング部、 553e:貫通孔、 554:除塵軸、 554a:第2連動ギア、 555:除塵ワイパー、 557:除塵機構部、 570:カップカバーユニット、 571:流出ダクト、 573:カップカバー本体、 573a:ヒンジ部、 575:第1連動ギア、 583:除塵ハンドル、 591:カップカバーハンドル、 597:カップカバーハンドルカバー、 700:集塵ユニット、 701a:流入口、 701:ダストカップ、 702:ダスト仕切、 703:内筒、 703a:流出口、 704:カップカバー、 705:フィルターユニット、 705a:除塵機構部、 706:流出ダクト、 712:掃除機本体、 713:吸引ホース、 715:ダクト、 716:電動送風機、 717:排気口、 719:集塵室、 740:キャップカバー、 741:キャップハンドル

Claims (5)

  1. 塵埃を含んだ空気を流入させて内部で旋回させることにより塵埃を遠心分離して底部に溜める有底円筒状のダストカップと、
    前記ダストカップの上端部に着脱可能なカップカバーおよび前記ダストカップ内の空気の流出口を有する内筒ユニットとを備え、
    前記ダストカップは、塵埃を含んだ空気を内周に沿って旋回させる両端が開口した円筒状の側壁部材および該側壁部材の下端開口を気密に閉塞するように固定される底部材を有し、
    前記側壁部材は、その内周が上端側から下端側に向けて末広がりに形成されていることを特徴とするサイクロン式集塵ユニット。
  2. 前記底部材は、前記内筒ユニットが前記ダストカップに装着されたとき前記内筒の下端部と嵌合する突起部が一体に形成されている請求項1に記載の集塵ユニット。
  3. 前記突起部は、外周に可撓性のシール部材を嵌める外周凹部が形成されている請求項2に記載の集塵ユニット。
  4. 前記底部材は、底部に溜まった塵埃の旋回を防ぐリブが一体に形成されている請求項1〜3の何れか一つに記載の集塵ユニット。
  5. 請求項1〜4の何れか一つに記載の集塵ユニットを備える電気掃除機。
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