JP6072502B2 - 集塵ユニットおよびそれを備えた電気掃除機 - Google Patents
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前記除塵機構部は、前記フィルタ部に対して摺動可能な摺動部を有し、
前記カップカバーユニットは、略直線方向の力を回動方向の力に変換して前記摺動部に伝達させるように構成された除塵操作部を備えたことを特徴とする集塵ユニットが提供される。
これらの結果、使用者による掃除後のフィルタ除塵の頻度減少を抑制することができる。したがって、フィルタ部が目詰まりし難くなり、掃除機本体内の電動送風機にかかる負荷を小さく抑えて電動送風機の寿命を延ばすことができる。
前記除塵機構部は、前記フィルタ部に対して摺動可能な摺動部を有している。
前記カップカバーユニットは、略直線方向の力をレバーの回動方向の力に変換して前記摺動部に伝達させるように構成された除塵操作部を備えている。
(1)前記除塵操作部は、前記カップカバーユニットに回動可能に設けられたカップカバー軸と、該カップカバー軸の軸心に対して垂直方向に前記カップカバー軸に固定された除塵レバーと、前記除塵レバーを操作する除塵ハンドルとを有し、
前記除塵ハンドルは、前記除塵レバーの長手方向の予め定められた長さの範囲内で移動自在となるように前記除塵レバーに設けられ、前記除塵レバーを前記カップカバー軸に対して予め定められた角度の範囲で回動させたとき、略直線状の経路を移動するように構成されたものであってもよい。
このようにすれば、除塵ハンドルを除塵レバーの長手方向の予め定められた長さの範囲内で移動自在となるように除塵レバーに設けることにより、ハンドル操作が従来の回転操作から略直線方向の操作になるため、使用者の腕の負担を軽減できる。
前記除塵ハンドルは、前記除塵レバーの長手方向の予め定められた長さの範囲内で移動自在となるように前記長孔内に挿入されて前記除塵レバーに設けられたものであってもよい。
このようにすれば、簡単な機構で、ハンドル操作が従来の回転操作から略直線方向の操作になるため、使用者の腕の負担を軽減できる。また、除塵レバーを貫通する長孔の長さの範囲によって、除塵レバーの回動の範囲と除塵ハンドルの直線状の経路の範囲との関係を容易に調整することが可能になる。
このようにすれば、使用者はつまみ形の除塵ハンドルを操作方向に対して垂直につまんだ状態で操作できるため、使用者の指への負担が低減され、より簡易な動作でのフィルタ除塵を実現できる。
前記規制部材は、前記カップカバー軸に対して前記除塵レバーの回動範囲を中心角度80°〜100°の範囲に規制するものであってもよい。
このようにすれば、除塵レバーの回動をこの範囲内に制限することにより、直線状の経路の往復運動によって、簡易な除塵操作を実現することができる。この結果、使用者の除塵操作に対する煩わしさを低減することができる。
図1は、この発明の実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図、図2と図3は、図1に示す電気掃除機の掃除機本体の上面図と側面図である。
また、図3の側面図に示すようにリング状車輪140の中央開口を介して集塵ユニット500の集塵状況が目視による確認が可能である。
ここで、集塵ユニット500の旋回気流の中心軸が重力方向を向くとは、旋回気流の中心軸が真下を向いている必要はなく、集塵ユニット500が縦方向にて掃除機本体100に配置されていればよい。
同図に示すように、吸引ホース301からの空気流は、接続部306を介して電動送風機106の上方を通って集塵ユニット500へ流入する。
図12は図11に示す集塵ユニットの左側断面図であり、図13は図8に示す掃除機本体における空気流の流れを示す説明図であり、図14は図11に示す集塵ユニットを左斜め後方から見た斜視図である。また、図15は図11に示す集塵ユニットの分解図であり、図16は図11に示す集塵ユニットの左斜め前方から見た分解図である。
以下、ダストカップ501、内筒ユニット530、フィルタユニット550およびカップカバーユニット570について個別に説明する。
図12〜図16に示されるように、ダストカップ501は、底部を有する円筒形に形成されており、底部と対向する上方の前記開口部505と、筒形周面に塵埃を含む気流の前記流入口503とを有している。
さらに詳しく説明すると、ダストカップ501は、筒状部材502と、筒状部材502の下方開口部を塞ぐ底部材511とからなり、筒状部材502の周側面から該周側面の接線方向に沿って延びるように流入口503が形成されている。
また、流入口503の先端には掃除機本体側のダクト105との接続を確実にするフランジ503aが形成されると共に、筒状部材502の外周面における流入口503の近傍にフックレバー507の取付部504が設けられている。
図12〜図16に示されるように、内筒ユニット530は、複数の縦長スリットからなる流出口533bが円筒壁に形成されてなる内筒533と、内筒533の下端に設けられたフランジ形のダスト仕切り535と、内筒533の上端533aに設けられて内筒533の上方開口部を拡大させる漏斗状のカップカバー537とを有する。
ダスト仕切り535は、中心孔を有する円板形のフランジ部535aと、このフランジ部535aの外周端から上下方向に突出する大径筒部535bと、フランジ部535aの内周部から垂下する小径筒部535cとを有する。
図17は図11に示す集塵ユニットにおけるフィルタユニットの斜視図である。また、図18(A)は図18(B)のC−C矢視断面図であり、図18(B)はフィルタユニットにおけるフィルタ部の平面図であり、図18(C)はフィルタ部の正面図である。
フィルタユニット550は、フィルタ部551と、除塵機構部557とを備える。
フィルタ部551は、左右方向に交互に繰り返された山部と谷部を有する断面三角波形のフィルタ本体551aと、フィルタ本体551aと一体化されたフィルタ枠551bとを有している。
図19は図11に示す集塵ユニットにおけるカップカバーユニットの一部部品を取り外した状態を示す平面図であり、図20は図11に示す集塵ユニットにおけるカップカバーユニットの分解図であり、図21は図11に示す集塵ユニットにおけるカップカバーユニットの除塵ハンドルを操作した状態を示す説明図である。また、図22は11に示す集塵ユニットにおけるフィルタ本体の除塵状態を示す説明図であり、図23は図11に示す集塵ユニットにおけるフィルタ本体の別の除塵状態を示す説明図である。また、図24(A)は図11に示す集塵ユニットにおけるカップカバーハンドルが閉じた状態を示す説明図であり、図24(B)はカップカバーハンドルが開いた状態を示す説明図である。また、図25は図11に示す集塵ユニットにおけるカップカバーハンドルが開いた状態を説明する断面斜視図である。なお、図24(A)および(B)では、カップカバーユニット570を後から見た状態を示している。
除塵操作部585において、除塵レバー579の基端の下面には、第1連動ギア575の後述する嵌合孔575a1に嵌め込まれる軸部579aが設けられると共に、除塵レバー579の先端には長孔579bが形成されている。この長孔579bには、後述するカバー部材581を介して除塵ハンドル583の筒部583aが挿入され、この筒部583aに抜止め部材584が嵌め込まれる。
衝突部595は、カップカバーハンドル591とは別の部品からなり、除塵レバー579の基端に衝突可能なようにカップカバーハンドル591の下面から下方へ突出する形状に形成されている。本実施形態の場合、衝突部595は塵とり形状に形成されており、その上端がカップカバーハンドル591の下面に固定されている。
図14、図17および図19〜図22に示されるように、フィルタ本体551aの下面に付着した塵埃を除塵する際、使用者はカップカバーユニット570における除塵操作部585の除塵ハンドル583を指で摘んで左右方向に往復移動させる。このとき、除塵レバー579の先端には、除塵ハンドル583の筒部583aが挿入される長孔579bを有しているため、筒部583aは直線Ls上を移動することができる。したがって、使用者は除塵ハンドル583を左右へ直線的に移動させることができる。無論、カバー部材581のスリット581aに沿って緩やかな円弧状に除塵ハンドル583を往復移動させることもできる。
除塵ハンドル583を左右へ往復移動させることにより、軸部579aを中心として除塵レバー579が左右方向に回動(揺動)し、それにより除塵レバー579と連結した第1連動ギア575がカップカバー軸575aを中心として回動する。
除塵フレーム553が回動する際、圧縮バネ577bが縮むまたは撓むことで摺接部材553a3が上リブ551a1に乗り上がる。
また、開示はないが、ダストカップに底蓋を設けて、この底蓋が開閉する開閉機構を設け、ダストカップ内の塵埃を捨てる際に、開閉機構により底蓋を開けて塵埃を捨てるようにしてもよい。
図26はフィルタユニットの他の実施形態を示す斜視図であり、図27は図26のフィルタユニットを下方から見た斜視図である。なお、図26と図27において、図17中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
本発明の集塵ユニットにおいて、除塵機構部の摺動部の数および除塵ワイパーの数は特に限定されるものではない。例えば、図26と図27に示すように、フィルタユニット1550における除塵機構部1557は、摺動部553aおよび除塵ワイパー555をそれぞれ6個ずつ備えていてもよい。これにより、除塵ハンドル583(図21参照)の移動範囲が限られていても、その移動範囲内で効率よく除塵を行うことができる。
100:掃除機本体
500:集塵ユニット
570:カップカバーユニット
573:カップカバー本体
579:除塵レバー
579a:軸部
579b:長孔
581:カバー部材
581a:スリット
583:除塵ハンドル
583a:筒部
585:除塵操作部
Ls:直線
Claims (4)
- 塵埃を含んだ気流の流入口および旋回気流によって該塵埃を分離した後の空気を排気する開口部を有するダストカップと、該ダストカップの開口部を覆うフィルタ部と、該フィルタ部を除塵する除塵機構部と、前記除塵機構部および前記フィルタ部を覆うと共に気流の排出口を有するカップカバーユニットとを備え、
前記除塵機構部は、前記フィルタ部に対して摺動可能な摺動部を有し、
前記カップカバーユニットは、略直線方向の力を回動方向の力に変換して前記摺動部に伝達させるように構成された除塵操作部を備え、
前記除塵操作部は、前記カップカバーユニットに回動可能に設けられたカップカバー軸と、該カップカバー軸の軸心に対して垂直方向に前記カップカバー軸に固定された除塵レバーと、前記除塵レバーを操作する除塵ハンドルとを有し、
前記除塵ハンドルは、前記除塵レバーの長手方向の予め定められた長さの範囲内で移動自在となるように前記除塵レバーに設けられ、前記除塵レバーを前記カップカバー軸に対して予め定められた角度の範囲で回動させたとき、略直線状の経路を移動するように構成されたことを特徴とする集塵ユニット。 - 前記除塵レバーは、前記カップカバー軸の方向に貫通した長孔を有し、
前記除塵ハンドルは、前記除塵レバーの長手方向の予め定められた長さの範囲内で移動自在となるように前記長孔内に挿入されて前記除塵レバーに設けられた請求項1に記載の集塵ユニット。 - 前記除塵ハンドルは、指でつまむためのつまみ面を有し、前記カップカバー軸に対して予め定められた角度の範囲で前記除塵ハンドルを回動させたとき、前記略直線状の経路に対して前記つまみ面が垂直に保たれるように、前記除塵レバーの先端部に回動可能に設けられている請求項1または2に記載の集塵ユニット。
- 請求項1〜3のいずれか1つに記載の集塵ユニットおよび電動送風機を内蔵する掃除機本体と、この掃除機本体と接続された吸込口体とを備えた電気掃除機。
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